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エレン「お前がいたから...」

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  1. 1 : : 2016/03/23(水) 10:59:24
    エレンの傭兵物語の三作目調査兵団編(完結編?)となります
    本作品はエレミカで書かせていただきますのでよろしくお願いします
    何か意見質問要望等ありましたらコメントしてください
    それでは本作品もよろしくお願いします!
    ネタバレ注意です
  2. 2 : : 2016/03/23(水) 11:01:15
    http://www.ssnote.net/archives/44042#bottom
    ↑前話です!こちらもよろしくお願いします!

    明日から書き始めようと思いますのでよろしくお願いします!
  3. 3 : : 2016/03/23(水) 14:08:21
    エレミカ続編!期待してるぜ若者✨✨
  4. 5 : : 2016/03/24(木) 07:54:08
    こちらで無関係と思ったり読みにくくなると思ったりしたコメントは申し訳ありませんが非表示にさせて頂きます!折角のコメントを消すのはしのびないですがご理解ください!

    >>3
    ありがとうございます!期待に添えるよう頑張ります!
  5. 6 : : 2016/03/24(木) 08:14:14
    あらすじ...

    傭兵部隊サーペントの一員として訓練兵団での訓練を始めたエレンとミカサ...そこで同じサーペントでムー帝国にスパイとして潜伏していたレオンハート一族の子アニ・レオンハートと出会う。彼女はムー帝国の戦士として壁の中に来た。そしてムー帝国の狙いが壁の中の人類の全滅と座標の奪取である事と同じ戦士としてライナー、ベルトルトがいる事を告げる。またエレン達はクリスタが王族であることを突き止めその傍らにいつもいるユミルにも違和感を感じていた...850年アニを通じて壁の破壊を止めようとしたエレン達であったがアニがスパイであることが既にバレており逆に嵌められて扉に穴を開けられてしまう。エレンの硬質化とミカサの鋼鉄の巨人によって窮地を脱したエレン達であったが既のところでライナー達を取り逃がしてしまう。その後入団式においてエレンは人類を守るという決意を改めて固め調査兵団へ入団するのであった...
  6. 7 : : 2016/03/24(木) 10:37:34
    期待
  7. 8 : : 2016/03/24(木) 16:47:47
    入団した次の日...

    エルヴィン「それではこれから...調査兵団の顔合わせと班分けを始める!新兵は前へ」

    「ハッ!」

    その日は調査兵団の団員との顔合わせだった

    昨日の入団式で入団した新兵は進み出る

    エルヴィン「自己紹介しろ」

    エレン「ハッ!エレン・イェーガーであります!」

    エレンから順位の通り名乗っていく

    そこにはエレン、ミカサは勿論、アルミンやサシャ、コニー、ジャン等がいた

    そして...

    クリスタ、ユミル、アニもいた

    驚くべきことに今年の成績上位者はマルコとライナーたち以外は調査兵団に入団した

    そしてその事は調査兵団を歓喜させたと言う

    エルヴィン「それでは各自の班を発表する」

    いよいよか...

    エレンは身構える

    これによってこれかどう動くかが決まる...

    エルヴィン「ネス班アルミン・アルレルト!」

    同期の班が決まっていく

    その中でエレン、ミカサ、アニは一向に呼ばれない

    そしてその三人だけが最後に残る

    エルヴィン「最後だ...リヴァイ班」

    一同「!?」

    エルヴィン「エレン・イェーガー!ミカサ・アッカーマン!アニ・レオンハート!」

    調査兵「え...リヴァイ班...?」「新兵が...?」

    エルヴィン「それでは班ごとに分かれて説明を受けろ!」

    一同「ハッ!」

    ざわめきを残して調査兵団は解散した
  8. 9 : : 2016/03/24(木) 16:48:06
    >>7
    ありがとうございます!
  9. 10 : : 2016/03/25(金) 10:03:43
    数時間後エレン達はリヴァイ班の面々とリヴァイ班の本拠地である旧調査兵団本部に向かっていた

    リヴァイ班...調査兵団特別作戦班はその実行する作戦の重要性から他の調査兵とは離れた場所にある寂れた古城を拠点としていた

    馬上のエレンは見えてきたその施設のボロさに驚く

    呆然としているエレンに隣で馬に乗っている人物が声をかけてくる

    ???「調子に乗るなよ新兵...逸材だかなんだか知らんがお前達のような小便臭いガキにリヴァイ兵長が付きっきりになるなどー」ガリッ

    そして盛大に舌を噛んだ


    拠点にて

    ???「乗馬中にペラペラ喋ってれば...」

    さっきの人が説教をされている横でエレン達は馬の世話をしていた

    エレン(何にせよ...リヴァイさんの班に来られたのは良かった...話がしやすい...)

    安堵するエレンは話している二人の方を見る

    ???「...舌を噛み切って死ねば良かったのに...」

    ???「戦友へ向ける冗談にしては笑えないな...」

    噛んだ人はオルオ・ボザト...討伐数39体討伐補佐9体

    説教をした人はペトラ・ラル...討伐数10体討伐補佐48体

    どちらもそれなりの戦果を挙げている...

    しかしエレンとしてはどうも頼りなく見えた

    なぜなら...

    エレン・イェーガー...トロスト区での戦績討伐数46体討伐補佐0体

    ミカサ・アッカーマン...トロスト区での戦績討伐数22体討伐補佐14体

    アニ・レオンハート...トロスト区での戦績討伐数15体討伐補佐22体

    そして公式の記録としてはエレンとアニは超大型、鎧の撃退という戦績があるからだ

    エレン(この人達...どれくらい強いんだろうか...?)

    普通の調査兵の力を知らないエレン達は困惑している

    そこへリヴァイ兵長がやってきた

    リヴァイ「おい新兵...ちょっとこい...」

    リヴァイに呼ばれエレン達はリヴァイの部屋に行った
  10. 11 : : 2016/03/26(土) 18:34:32
    リヴァイ「グリシャさんから話は聞いている」

    エレン「じゃあ...俺達がここにいるのは...?」

    リヴァイ「ああ...俺がエルヴィンを通じて指名した」

    エレアニミカ「ありがとうございます」

    リヴァイ「構わない...どこまでわかったか報告しろ...」

    エレン「ハッ!」

    エレンはこれまでの事を全て話した

    リヴァイ「そうか...」

    ミカサ「どうしますか...?」

    グリシャの言う通り指示を仰ぐ

    リヴァイ「......グリシャさんが言うには奴らは早急に攻めては来ないらしい...通常通りの訓練をしとけ...」

    エレアニミカ「ハッ!」

    リヴァイ「それと...三ヶ月後に壁外調査がある...もしかしたらそこを狙われるかもしれん...準備しておけ...」

    エレアニミカ「ハッ!」

    エレン達は解散して各自の部屋へ戻った
  11. 12 : : 2016/03/27(日) 07:56:41
    期待なう!
  12. 13 : : 2016/03/27(日) 12:24:19
    >>12
    ありがとうございます!
  13. 14 : : 2016/03/27(日) 13:25:29
    その次の日から訓練が始まった

    訓練兵団の時とは比べ物にならないくらいの質と量にその苛酷さに驚く新兵も少なくはなかった

    しかしそれ以上に...


    エレン「ハッ!」ザクッ

    ミカサ「...」ズバッ

    アニ「ふん!」ザシュッ

    ナンダアノシンペイ....? リヴァイハンノシンペイダ... ウゴキガスゲェ...


    調査兵達の驚きの方がすごかったという...


    ミカサ「エレン...」

    ある日訓練終了後ミカサはエレンに話しかけた

    エレン「ん?どうした?」

    ミカサ「ちょっと立体機動装置の調子が悪い気がして...見てもらってもいい?」

    エレン「ああ...前の巨人化で調子が狂ったんかな...いいぞ」

    エレンはミカサの立体機動をチェックしていく

    エレン「そういえば珍しいな...ミカサが俺に訓練のことで頼むなんて」

    ふと気づいて話しかける

    ミカサ「どうしてもわからなくて...ごめん...」

    エレン「そうか...別にいいぞ!お前の頼みなら」

    ミカサ「ありがとう...」

    エレン「おう」

    そのままなんとも言えない空気が流れる

    エレン「そ、そういえばそのマフラー!いつも着けてるけど暑くないのか...?」

    話題がやっと見つかって慌てて喋るエレン

    ミカサ「うん...エレンがくれた大切なもの...だから...」

    エレン「そうか...ありがとな...嬉しいよ」ニカッ

    ミカサ「うん///」

    そしてまた沈黙...

    エレン(くそ...父さんのせいで妙に意識しちゃう...)

    エレンの頭の中はグリシャの意味深な言葉と表情でいっぱいだった

    対するミカサも

    ミカサ(かっこいいな...///)

    こんな状態では会話ができるはずもなくエレンの弄る立体機動装置のカチャカチャという音が虚しく響く

    エレン「よし!これで大丈夫だと思う!」

    点検と微調整を終えたエレンはミカサに装置を渡す

    ミカサ「ありがとう」ニコッ

    エレン「...」ガバッ

    ミカサ「え、エレン?」

    気づくとエレンはミカサを抱きしめていた

    エレン「俺がさ...守るから...」

    そう呟く

    大切にしろよ...

    その言葉がエレンにそうさせていた

    ミカサ「うん///」

    エレン「人類もだけど...お前もな...」

    ミカサ「!」///

    不意をつく言葉に真っ赤になるミカサ

    そこでエレンは自分のやってることに気づく

    エレン「あ...すまなかったな///」パッ

    ミカサを離す

    ミカサ「大丈夫...私も頑張る...///」

    エレン「ああ...」

    それぞれの決意を固め来るべき日に備える二人であった...
  14. 15 : : 2016/03/27(日) 18:47:34
    期待なう!エレミカっぽくなってきたぁ!
  15. 16 : : 2016/03/27(日) 21:50:05
    >>15
    ありがとうございます!お待たせいたしました笑
  16. 17 : : 2016/03/27(日) 22:41:34
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    カラネス区の扉が開いていく

    エルヴィン「第57回壁外調査を開始する!前進せよ!!!」

    掛け声を聞いた兵が次々と扉をくぐり抜けていく

    新兵入団の三ヶ月後に壁外調査は予定通りに敢行された

    今回の壁外調査ではカラネス区からシガンシナ区までの兵站拠点づくりを目標としていた

    みな緊張した面持ちで馬を走らす

    エルヴィン「長距離索敵陣形!展開!!」

    その声を聞いたエレンはクリスタの方に、ミカサとアニはユミルの方に向かう


    〜数日前〜

    リヴァイ「今回の壁外調査で新兵には実戦経験を積んでもらう事にした...こいつらは索敵班に回す」

    リヴァイ「だが新兵だけだと色々と不都合があるだろうからお前らも前線に出てサポートしてやってくれ...」

    リヴァイ班のミーティングでリヴァイはそう告げる

    エルド・ぺトラ・オルオ・グンタ「ハッ!」

    リヴァイ「じゃあ新兵だけ残れ」

    エルド達が退出ししばらく経ってからリヴァイは再び話し出す

    リヴァイ「指令を出す...テメェらはクリスタとユミルの監視及び護衛をやれ...」

    エレン「?ユミルも...ですか?」

    リヴァイ「ああ...」

    ミカサ「何故ですか...?何か彼女についてわかった事でも...?」

    リヴァイ「ああ...前の壁外調査で...巨人と会話したと書かれたイルゼという調査兵の手帳を見つけた...」

    アニ「巨人との対話...?」

    リヴァイ「それによるとその巨人はユミルの民...と言ったらしい...奴の名前と同じだ...」

    エレン「それだけですか?他にその手帳には...?」

    リヴァイ「ない...だが何が正しいのかわからない今の状況だと...とりあえず可能性のあるものは残した方がいいと考えた...」

    エレン「わかりました...」


    〜現在〜

    エレン(正しい道はわからない...けど...光があるならそこに向かう...リヴァイさんの判断は正しい...だから...俺は最善を尽くす...)

    もうあの時みたいに...力を出せずにみんなを死なせるなんてことは...絶対にしない...!

    エレンは同じ索敵のオルオ、ぺトラとともにその任に就く

    第57回壁外調査が今始まった...
  17. 18 : : 2016/03/28(月) 13:31:45
    期待なう!
  18. 19 : : 2016/03/28(月) 16:19:33
    >>18
    ありがとうございます!
  19. 20 : : 2016/03/28(月) 16:51:49
    ズシンズシンズシンズシン

    オルオ「おい...まただ...」

    ぺトラ「ええ...」

    エレン「五体目...ですか...」パシュゥゥゥゥ

    エレン達右翼索敵は今日五体目の奇行種と対峙していた

    信煙弾を撃ったあとエレンが指示する

    エレン「やります...!お二人は足を...!」

    ぺトラ「了解」パシュッ

    オルオ「しくじんじゃねぇぞ!ガキ!」パシュッ

    エレン「はい!」パシュッ

    オルペト「はっ!」ズバッ

    エレン「やっぱり...調査で生き残ってるだけあるな...俺も!」シュー

    エレン「くたばれ!」ザクッ

    奇行種「」シュゥゥゥゥ

    ぺトラ「流石ね!エレン!」←本日討伐補佐3

    オルオ「ふん...まだまだだな...」←本日討伐1補佐2

    エレン「ありがとうございます!すいません!」←本日討伐4補佐1

    ぺトラ「何言ってんのよ!リヴァイ兵長の命令無視してお手本だーとか言って勝手に最初のやつ倒したくせに...」

    オルオ「は?お手本は必要だろうが!」

    エレン「まぁまぁ...早く行かないと陣形崩れますよ...」

    いつもの喧嘩の仲裁に入る

    エレン(それにしても多いな...しかも奇行種...奴らの仕業...?)

    エレンはクリスタがいる方を見る

    エレン(まぁ臨機応変に...だな!)


    その頃...

    ミカサ「フッ!」ズバッ

    アニ「はっ!」ザクッ

    巨人「」シュゥゥゥゥ

    エルド・グンタ「」

    ミカサ(これで4体...)

    アニ(数が多いね...)

    エルド「ふ、二人とも流石だな...」←本日討伐及び補佐0

    グンタ「ああ...いいコンビだ...」←本日討伐及び補佐0

    ミカサ「ありがとうございます」←本日討伐2補佐2

    アニ「どうも...」←本日討伐2補佐2

    ミカサ達左翼索敵も右翼と同様に奇行種が多かった

    ミカサ「というか...これ...目的地からどんどんズレてません...?」

    ミカサが気づく

    エルド「ああ...だいぶ離れている...このままだと...巨大樹の森につくな...」

    アニ「巨大樹の森...」

    グンタ「まぁ命令だ...いくぞ...」

    調査兵団は本来の目的地とは違う巨大樹の森に向かっていた
  20. 21 : : 2016/03/28(月) 22:39:47
    エルヴィン「伝達を頼む...これより中央の班及びリヴァイ班は巨大樹の森に入る...その他の班は巨人を中に入れないようにしろ...と」

    エルヴィンは指示を伝える

    その護衛の任に就いていたリヴァイはエルヴィンに問う

    リヴァイ「おい...どういう事だ...?」

    エルヴィン「おそらく壁を襲撃した巨人及びその壁を修復した巨人は...人が操っている...」

    リヴァイ「!?」

    エルヴィン「直接か...または指示を与えて間接的にか...そこはわからないが少なくとも奴らには知性がある...」

    エルヴィン「そして奴らは壁の破壊に失敗した...その直後の壁外調査を狙うのは当然だろう...?」

    エルヴィン「今日は奇行種が多いしな...確信がもてた...奴らはあの森にいる...」

    リヴァイ「なぜだ...」

    エルヴィン「森のほうから来る巨人が周りと比べて極端に少ない...あそこなら巨人も沢山隠れられるだろうしな...」

    リヴァイ「いいだろう...お前の判断を信じよう...だが俺は俺の班員を待つ...いいな?」

    エルヴィン「ああ...構わない...先に行く...」


    右翼

    オルオ「森に...突っ込むのか...?」

    ぺトラ「私達はどうしたら...?」

    エレン「あ...人が来ました!」

    クリスタ「伝達です!中央の班及びリヴァイ班は巨大樹の森に入りその他は巨人を森に入れるなとのことです!」

    エレン「ありがとうクリスタ!(クリスタの護衛はどうするんだ...?)オルオさんぺトラさん行きましょう!」

    オルペト「ああ(ええ)」

    クリスタ「エレン!皆さん気をつけて!」

    エレン「(あの表情...奪還作戦の時の人たちと同じ...)...ちょっと先に行ってください!」

    オルオ「おい!お前ぺトラ「わかったわ!」...ぺトラ!!」

    ぺトラ「うるさい!オルオ!後でねエレン!」

    エレン「はい!」

    エレンはクリスタの元へ馬を走らせる

    エレン「クリスタ!いいか!俺はお前の生い立ちを知っている!」

    クリスタ「え!?」

    エレン「後で説明する!だから今はとにかく生き残ってくれ!死ぬなよ!」

    エレンはクリスタが顔に死ぬ覚悟の表情を浮かべていたのに気づいていた

    クリスタ「!?わかった...」

    エレン(よし...これで一応はいいだろう...)

    エレンはリヴァイの元へ走った
  21. 22 : : 2016/03/29(火) 19:52:12
    エレン「遅れました!」

    エレンは巨大樹の森の入口に着いた

    リヴァイ「ああ...これから指示を出す...オルオ、ぺトラ、エルド、グンタはこのまま中に入ってエルヴィンについていけ...」

    オルぺトエルグン「ハッ!」

    リヴァイ「行け!」

    パシュッパシュッ

    リヴァイ「アニとミカサはこのまま戻ってユミルとクリスタの護衛をしろ...エレンはついてこい...」

    エレミカアニ「はいっ!」

    ミカサとアニは戻っていった

    エレン「団長は...気づいたんですか...?」

    リヴァイ「ああ...状況がどう動くかわからない...警戒を怠るなよ...グリシャさんが座標を連れてこない限り...なんともならん...」パシュッ

    エレン「ええ」パシュッ

    エレン達はエルヴィンの後を追った
  22. 23 : : 2016/03/29(火) 19:52:34
    期待してます
  23. 24 : : 2016/03/29(火) 19:53:48
    >>23
    ありがとうございます!コメント嬉しいです!!!
  24. 25 : : 2016/03/30(水) 18:54:52
    エルヴィンの予測とは違い森の中はとてもひっそりとしていた

    エレン(おかしい...巨人どころか動物もいない...?)パシュッ

    エレンはそう思いながらエルヴィン達に追いつく

    リヴァイとエレンが追いついたことを確認したエルヴィンは待機の信煙弾を撃つ

    リヴァイが地面に降りて馬に乗っているエルヴィンに近づく

    リヴァイ「なにもいない...異常だなエルヴィン...」

    そう告げる

    エルヴィン「ああ...ミケ...どうだ...?」

    エルヴィンは後ろにいたミケに問いかける

    ミケ「巨人は今のところいない...」クンクン

    それを聞いたエレンは警戒を強めた

    エレン(巨人の匂いがしないってことは...)

    リヴァイ(今はまだ人か...)

    同じ考えに至ったのかエレンとリヴァイはアイコンタクトをとる

    その時



    ピカッ!!!!!!!!!



    森全体が光に包まれる

    そして次の瞬間...

    そこら中に巨人がいた
  25. 26 : : 2016/03/31(木) 15:42:34
    エレン「な...!?」

    エレンは...エレンだけでなく調査兵団全員が驚く

    そんな中エルヴィンだけは冷静だった

    エルヴィン「総員立体機動に移れ!!!周囲の巨人を片付けろ!!!」

    その命令にその場にいる全調査兵が動き出す

    パシュッパシュッパシュッパシュッ

    アンカーの射出音が辺りに響き渡り...戦闘が始まった...



    エレン(まずい...人から巨人になったってことは...全員知性巨人か...)パシュッ

    リヴァイ(めんどくせぇ...)パシュッ

    調査兵はどんどんと巨人に立ち向かっていく

    そして......犠牲を払いつつも巨人を倒していく

    エレン(え...?こいつら...無知性...?なんで...?)ザクッ

    リヴァイ(どういう事だ...?)シュパッザクッズバッ

    人がいきなり巨人化して戦うなら...普通は知性巨人のはずだ...

    そうじゃないってことは...

    巨人化の秘薬...?いや...秘薬でも打ったらできるのは知性巨人だ...

    人が無知性巨人になるには...技術の暴走でしかありえない...

    そう考えながらもエレンは次々と巨人を狩っていった
  26. 27 : : 2016/04/01(金) 11:07:23
    エレミカ期待なう!
  27. 28 : : 2016/04/01(金) 12:53:29
    刹那さんこんにちは!
    初コメさせて頂きます!
    期待ですよ!
  28. 29 : : 2016/04/01(金) 17:36:31
    >>27 >>28
    ありがとうございます!!
  29. 30 : : 2016/04/01(金) 17:53:13
    数十分後付近の巨人は多大な犠牲を払いながらも全て討伐された

    リヴァイ「どうするんだエルヴィン...?」

    リヴァイが立体機動でエルヴィンに近づき話しかける

    エルヴィン「...どうやら私の作戦は読まれていた様だ...全員に告ぐ!このまま壁に帰還する!」


    エレン(帰還か...)

    エレンはエルヴィンの指示を受けてリヴァイ班の先輩と立体機動で馬まで向かう

    エレン(アイツら...何の目的でこんな事を....調査兵団の全滅なら知性巨人を投入すればいい筈だし...)

    リヴァイ「おいエレン...どう思う...?」

    リヴァイが話しかけてくる

    エレン「わかりません...何であんなことが...」

    リヴァイ「ああ...無知性の巨人があんなに湧くなんてな...」

    エレン「ええ...父に報告しないと...」

    そこまで言ったところで入口まで戻る

    エレン達は馬に乗り換えて帰還への道を駆けた
  30. 31 : : 2016/04/01(金) 22:52:10
    エレン達は先を走っていたエルヴィンの班に追いつく

    全員悲痛な顔で馬を走らせている

    無理もない...

    先の巨人の襲撃を受けたのは森の中だけではなかった...

    外にいた班も巨人に襲われた

    もはや長距離索敵陣形は展開できず各々が必死に馬を走らせていた

    リヴァイ「エレン...アイツらのところへ行け...嫌な予感がする...」

    リヴァイがエレンに命令した

    エレン「追撃ですか...?馬の速さには追いつけないと思いますが...了解です!」

    エレンはミカサたちのところへ向かった

    そこには...104期のみんながいた

    ミカサ「エレン!」

    エレン「お前ら...無事だったか...!?」

    アニ「何とかね...殆どのやつは...精神をやられてる...」チラッ


    サシャ「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」

    コニー「くそ...」ポロポロ

    ジャン「畜生...畜生...」ポロポロ

    クリスタ「...」マッサオ

    ユミル「...」


    エレン「もしかしたら...追撃があるかもしれない...備えろとリヴァイさんが...」

    ミカアニ「わかった...」

    エレン(ここまでやられるとは...クソッ)

    その時......

    ピカッ!!!!!

    再び巨人化の光が広がる

    エレン「!?」

    前方に...鎧の巨人が現れた...
  31. 32 : : 2016/04/03(日) 09:19:24
    エレン「鎧の巨人...」

    ミカサ「エレン!私が!」

    エレン「やめろミカサ!この状況ではダメだ!前方へ行く!脚の関節をやるぞ!」

    エレン、ミカサ、アニは前方へ馬を走らせる

    その時...

    鎧の巨人化が合図になったのか全方向から巨人化の光が発せられた

    エレン(待ち伏せ...だと...?てことは...今度こそ...知性巨人!)

    現れた巨人が一斉に走り出す

    エルヴィン「クソッ...応戦する!活路を見つけたものは壁に撤退せよ!」ジャキン!

    リヴァイ「チッ...テメェら...」シャキン! パシュッ

    エレン「ミカサ!アニ!戻って二人を守れ!俺が周りをやる!」シャキン!

    平地での不利な戦闘ながら調査兵団の先輩は次々と立体機動に移る

    104期の新兵は...

    サシャ「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」

    コニー「あ......」

    ジャン「嘘だろ...」

    クリスタ「......」

    ユミル「まじかよ...」

    戦意喪失し呆然としている

    ミカサ「みんな...」

    ミカサとアニが駆け寄る

    既に戦端は開いており調査兵は初めての知性巨人相手に次々と''殺されて''いく

    アルミン「殺してる...?食べるんじゃなくて...?...知性がある...?」ブツブツ

    アルミンはひたすら何か呟いている

    アニ「ミカサ...私達もやらないと...!」シャキン!

    ミカサ「ええ...私が囮になる...アニがうなじを...」シャキン!

    ミカサとアニも抜刀する

    アルミン「ミカサ!アニ!」

    アルミンが声をかけてきた

    アルミン「あの巨人には...おそらく知性がある...囮は使えない...足からやれば何とかなるかも...」

    そう作戦を言う

    アニ「足から...なるほど...」

    ミカサ「ありがとう..アルミン...」

    アルミン「アンカーをなるべく体に刺さないで...平地だから...危ないけど...」シャキン!

    アルミンも抜刀する

    アニ「アンタは...大丈夫なのかい...?」チラッ

    アニは呆然としている同期を見る

    アルミン「うん...あの時のあの人(エレン)みたいに...僕も戦う!」

    ミカサ「行こう」パシュッ

    迫り来る巨人の群れに...三人はアンカーを放った
  32. 33 : : 2016/04/03(日) 22:24:51
    エレンは周りの巨人と戦っていた

    巨人「キャー!」ブン

    エレン「クソッ...アンタらには恨みはないけど...」パシュッ シュー!

    エレンは巨人の合間を縫うように翔ぶ

    エレン「今はまだ死ねない!」ザクッ

    フェイントをかけながら巨人を倒す

    調査兵「な...ワイヤーを...!?」ベチャ

    調査兵「や...やめr!」グチャ

    周りで戦っている調査兵は次々と殺されていく

    エレン「このままじゃ......アイツらのとこに行くか...」パシュッ

    エレンはミカサたちの所に向かった
  33. 34 : : 2016/04/03(日) 22:26:43
    相変わらず戦闘が苦手なのとネタが思い浮かばないため更新が大幅に遅れるかもしれません...申し訳ないです!
  34. 35 : : 2016/04/03(日) 23:58:38
    待ってますよ
  35. 36 : : 2016/04/05(火) 19:03:59
    >>35
    ありがとうございます!

    続き書きます
  36. 37 : : 2016/04/05(火) 19:25:48
    エレミカ至高。

    期待してます✨
  37. 38 : : 2016/04/05(火) 19:44:11
    アルアニ「はぁぁぁ!」ザザザザザザズバッ

    巨人「」グラッ

    ミカサ「ふんっ」ガキン!

    アニ「硬質化!?」

    ミカサ「もう一回ッ!!」ズバッ

    巨人「」シュゥゥゥ

    アルミン「やった!」

    ミカサたちはやっと巨人を1体倒す

    アニ「やっと1体...だいぶきついね...」

    ミカサ「ええ...殆どが硬質化を使う...刃が足りなくなるかも...」

    仲間が倒されたことに気づいた周りの巨人が三人に向かってくる

    アルミン「こんなに...一体だけでも厄介なのに...」

    ミカサ「やるしかない...」ギロ

    ミカサが睨んだ瞬間...巨人の一体が突然倒れる

    アニ「何...?」

    アンカーを撃つ独特の音が連続して聞こえその度に巨人が倒れていく

    トン

    巨人を一掃し地面に降り立ったのは

    ミカサ「エレン!!」

    エレンだった

    エレン「大丈夫か?」

    エレンが尋ねる

    ミカサ「ええ...」

    アルミン「これ...どうやって...?」

    エレン「ん?ああ...倒す巨人じゃない巨人にアンカーを刺すんだよ...そうすれば気づかれずにうなじを狙える...」

    アニ「そんな芸当...あんたにしかできないね...w」

    ミカサ「やっぱりエレンは強い...」

    エレン「ありがとな...他の奴らは...?」

    アニ「あそこだよ...」

    アニが指さす先には馬に乗ったままの104期生がいた

    エレン「ひとまず無事なんだな...」

    アルミン「うん...みんな放心してる...恐怖に屈したんだ...」

    エレン「チッ...お前ら馬は?」

    ミカサ「ある...」

    エレン「なら他の奴ら連れて前にいけ...俺が援護する...鎧をどうにかしないと...」

    アルミン「僕が彼らを説得する...エレンは先に行っててくれ...」

    アルミンは同期の元へ駆け出す

    アルミン(みんなを...助けなきゃ...!)
  38. 39 : : 2016/04/05(火) 19:44:28
    >>37
    ありがとうございます!
  39. 40 : : 2016/04/06(水) 22:06:13
    学校が始まったので更新が遅れるかも知れませんが一日一回は更新できるようにするので引き続きよろしくお願いします!
  40. 41 : : 2016/04/08(金) 19:45:42
    アルミン「みんな聞いて!」

    項垂れている104期の仲間にアルミンが声を掛ける

    アルミン「このままじゃ...君達は今君たちの考えている最悪の事態に陥る!このまま何もしなければ...ここで死ぬ!」

    サシャ「ひっ!」

    アルミン「でも...まだ僕達は選べる!生き残る道を!ジャン!知りたいんだろ?ライナー達の事...」

    ジャン「.......ああ...」

    アルミン「このままじゃできないよ!戦わないと!鎧の巨人がすぐそこにいる!チャンスだろ?」

    アルミン「ジャンだけじゃない!みんなも!ここで死にたくないだろ?なら戦おうよ!人類の為だけじゃなくて...自分のためにも!」

    項垂れていた顔を皆少しずつ上げていく

    コニー「だよな...」

    サシャ「はい...」

    ジャン「クソ...」

    アルミン「行くよ!みんな!」

    アルミンが先頭を切ってエレン達の方へ駆けていく

    後ろから続く馬の音を聞いてアルミンは思った





    憧れの人(エレン)に少しは近づけたのかな...?




  41. 42 : : 2016/04/10(日) 22:27:26
    パシュッ シュー ズバッズバッ

    エレン「クッソ...先行くほど多い...」ズバッ

    ミカサ「エレン!アルミン達が来る!」パシュッ

    アニ「固い...」ガキン

    エレン「アルミン...アイツもなかなかやるな!」パシュッズバッパシュッズバッ

    ミカサ「!?鎧が見えた!!」

    エレン達は最前部にたどり着いた

    そこには鎧の巨人とその周りを翔ぶ影が一つ

    エレン「リヴァイさん!」パシュッ

    周りの巨人はミカサやまだ生き残っている調査兵団の実力者達に任せて鎧の巨人に標的を変える

    ガキン!!

    関節を削ごうとしたエレンの刃は折れてしまった

    エレン「なに!?」

    鎧の巨人「」ビキビキビキ

    リヴァイ「硬質化だ...情報になかったぞ...」

    エレン「俺だって初めて知りましたよ!!クソ!」パシュッ

    ドーン!鎧の巨人の拳を避け同時攻撃を仕掛ける

    エレリヴァ「はぁぁぁぁぁぁ!!」ガキン!!

    エレン「ライナァァァァ!!!」シューズバッ

    瞬時に刃を代えて連撃をする

    エレン(硬質化の持続力はミカサの方が上...付け焼刃だな...)

    頭をフル回転させながらエレンは鎧の巨人に立ち向かった
  42. 43 : : 2016/04/11(月) 23:03:27
    エレンが来た...

    鎧の中でライナーは思う

    戦士長の言う通りに...

    因縁は...ここで断ち切る!!!

    グオオオォォォォォォォ!!!

    来い...ベルトルト!!!



    グオオオォォォォォォォ!!!

    腕を切りつけたエレンは鎧の巨人の叫び声を聞いた

    エレン(なんかの合図か...?)

    視線を少し上げると空から何かが落ちてくるのを見つける

    それをエレンが理解した時...辺りは白い光に包まれた
  43. 44 : : 2016/04/13(水) 18:34:48
    ミカサ「何!?」

    閃光で閉じていた瞼を明けたミカサは辺りを巨大な結晶が包んでいることに驚いた
    ※柱の上に平面が載っかっている所を想像してください

    アニ「エレン?」

    それは紛れもなくエレンの硬質化による結晶だった

    アルミン「あ...あれは...超大型巨人!?」

    アルミン達の頭上には超大型巨人がいた...

    プシュー

    音と蒸気とともに結晶の中心からエレンが出てくる

    アルミン「エレン!?なんで?どういう事!?」

    エレン「話は後だ...アイツらが動きを止めている間に撤退するぞ...」

    アルミンがもう一度辺りを見渡すと巨人たちは結晶の柱の中にいた

    エルヴィン「総員撤退!!!!!」

    好機と見たか団長が指示を出すのが聞こえる

    リヴァイ「チッ...行くぞ...」

    生き残っている兵は全員馬で駆け出していく




    ???「あーらら...上手くやられちゃったみたいだね...」

    ???「ジークセンシチョウ...ドウシマスカ...」

    ジーク「まぁ投入は早いけど...戦士はみんな囚われてるから...無知性を投入するか...」タルヒョイ

    ブーン!!

    ジーク「第2ラウンドだね」ニヤ

    ビリビリビリ!!ピカッ!!!!

    再び目を覆う閃光...そして....

    リヴァイ「またか...」

    エレン「クソッ...」

    再び巨人が調査兵団の前に立ちはだかった
  44. 45 : : 2016/04/15(金) 22:22:17
    この時点で調査兵団で生き残っているのは僅かに30人ほど...

    こんな人数で新たに現れた巨人に対抗できるはずがない...

    一人...また一人と食われていく

    エレン「クソッ...無知性なだけマシだけど!」ハァハァ パシュッ

    ミカサ「ガスが少ない...」パシュッ

    アルミン(このままじゃ...全滅する...どうすれば...)

    その時...

    一体の巨人の手が...

    ある人物を握った...

    アニ「!!!!!クリスタ!!」

    エレン「な...マズイ!」パシュッ

    巨人「」アーン

    巨人がその華奢な体を口の中に入れようとしたその瞬間...

    ピカッ!!!!!

    再び閃光が走った

    そしてその巨人の手に何かが噛み付く

    それは...

    いやそれも巨人だった

    手を噛みちぎったその巨人はクリスタを掴んで巨人から距離をとる

    エレン「あれは...知性巨人...?だとすると戦士じゃないはず...なら...あれはユミルなのか...?」

    あまりの事にエレンの動きが止まる

    その時...

    ???「エレンッ!!!危ない!!!」

    何者かが空中で俺を蹴飛ばす

    そして...さっきまで俺のいた空間は...

    巨人によって食われた

    エレン「ガッ!!」

    地面に落ちた俺はすかさず元いた位置を見る

    そこには...

    巨人と...






    その口にくわえられているアルミンがいた......





    巨人「ゴックン」

    そのアルミンが巨人の体に消える

    エレン「あ...ぁぁ.........ああ............!」

    言葉にならない声が出る

    なんで...なんで...なんで...

    助けられなかった...

    あっという間に...一人の命が...

    よくも...アルミンを!!!!!

    エレン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」ビリビリビリ!!!
  45. 46 : : 2016/04/15(金) 22:33:10
    (アルミンside)

    アルミン「エレンッ!!!危ない!!!」

    空中で動きを止めたエレンに巨人が襲いかけるのを見て咄嗟にエレンに近づいて蹴る

    アルミン「ッ!!!!!」

    代わりに自身が食われる

    そして自分の運命を悟る

    エレンの方を見ると...彼は無事だったようだった...


    よかった


    薄れいく意識の中そう思う


    恩返しはできた...


    達成感...かどうかはわからないがそんな気持ちが全身を巡る


    父さん...母さん...じいちゃん...僕もそっちへ行くよ...


    ねぇ...僕は...エレンに近づけたかな...?


    その視界にエレンを捉えたまま想う











    ありがとう......僕のヒーロー(エレン)!!!



  46. 47 : : 2016/04/15(金) 22:47:48
    アルミン、お前の仇はラブ(自分)が取る!

    期待です
  47. 48 : : 2016/04/19(火) 21:05:51
    >>47
    ありがとうございます!
  48. 49 : : 2016/04/19(火) 21:14:59
    期待しています
  49. 50 : : 2016/04/19(火) 21:28:41
    (エレンside)


    エレン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」ビリビリビリ

    俺が叫んだ次の瞬間

    周囲の巨人が全てアルミンを喰らった巨人に襲いかかる

    リヴァイ「退却するぞ!!!」

    何が起こってるのかわからない調査兵団ににリヴァイさんが声をかける

    その言葉を聞き全員死にものぐるいで馬を操る

    エレン「くっ...」

    俺も必死に駆けた

    生かしてくれたアルミン想いを背負って

























    ジーク「今の......座標か...?」

    荷運び巨人「エエ...デスガ...」

    ジーク「そうだね...俺と同じ...ってことはイェーガーだろうね...」

    荷運び巨人「ドウシマスカ?」

    ジーク「作戦を練り直そう...どのみちこのままじゃ無理だ...戦士を連れ戻すぞ...」

    荷運び巨人「ハイ...」
  50. 51 : : 2016/04/19(火) 21:29:01
    >>49
    ありがとうございます!
  51. 52 : : 2016/04/20(水) 20:06:42
    俺達は壁に帰還できた...

    だが...その代償はあまりにも大きいものだった

    オイオイ...デカケテイッタトキニハコンナニスクナクナカッタヨナ?

    アア...コンカイハモウスウジュウモイナイゾ...

    ヒデェモンダ...

    そんな声が聞こえる

    エレン「くっ...」

    そんな声に...命を落とした仲間が蘇る

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    アルミン「エレンッ!!危ない!!」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    そして俺は唇を強く噛む

    俺は...無力だった...

    何もできず...翻弄されて...失った...

    街の人の心無い言葉を背に受け...調査兵団は帰還したのであった
  52. 53 : : 2016/04/21(木) 17:32:30
    エレアニ好きの同志よ!期待しておるぞ!
  53. 54 : : 2016/04/21(木) 20:40:29
    >>53
    ありがとうございます!
    こちらはエレミカとなっておりますのでよろしければエレアニと
    なっている「想い」もご覧になってください!
  54. 55 : : 2016/04/21(木) 21:06:01
    その後...今まで以上の人数不足から調査兵団は事実上の解散を余儀なくされた

    もはや民衆も調査兵団に見向きもしなくなり

    訓練兵もそんな民衆やほぼ全ての兵を一回の遠征で失った事実を見て調査兵団へ入ることは無かった

    そんな中でも

    エルヴィン団長を含める生き残った者達は

    散っていった仲間のために

    再び立ち上がることを決意した

    その為調査兵団本部において会議が開かれた

    あの時のことについて...



    エルヴィン「エレン...まず君から話を聞かせてもらう...」

    エレン「........はい...」

    エレンは語った...今までのこと全てを

    リヴァイがそれを許可していた

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    前日

    エレン「どうしましょう...」

    ミカサ「うん......」

    リヴァイ「テメェがあんなとこで使っちまうからな...」

    アニ「でも...あれで私達は助かった...」

    リヴァイ「だが......バサバサ

    エレン「鳥?まさか父さん?」

    エレンは鳥につけられていた紙をとる

    エレン「『話は聞いた。今の少数の調査兵団なら信用できるだろう。全てを打ち明けなさい。こちらも上手くいった。』」

    ミカサ「上手くいった!?すごい...」

    エレン「指示に従うしかないですね...」

    リヴァイ「ああ...いいだろう...」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  55. 56 : : 2016/04/21(木) 21:07:57
    続きを書く気が全然起きない...駄作に突き進んでる気がする...
    またしばらく考える時間をください...
    続きはもしかしたら別の作品二つ書き終えてからになるかもしれないです

    ごめんなさい!
  56. 57 : : 2016/04/21(木) 21:10:26
    エレミカ期待してたんだけどなぁ

    残念!
  57. 58 : : 2016/04/21(木) 21:47:16
    >>57
    ごめんなさい!頭の中がゴチャゴチャしてるので整理し直してきます!
    お望み通りの至高のエレミカになるよう目指しますので引き続きよろしくお願いします!
  58. 59 : : 2016/04/21(木) 22:05:30
    おう!頑張れ若者!
  59. 60 : : 2016/04/21(木) 22:08:52
    応援してるで~
  60. 61 : : 2016/04/21(木) 22:41:12
    >>59 >>60
    ありがとうございます!応援してくださる皆様に恥じない作品になるよう頑張ります!!
  61. 62 : : 2016/04/21(木) 22:48:05
    頑張ってください!我が恩師よ!貴方なら素晴らしい作品ができるでしょう!
  62. 63 : : 2016/04/22(金) 08:08:32
    頑張ってください!我が恩師よ!貴方なら素晴らしい作品ができるでしょう!
  63. 64 : : 2016/04/22(金) 10:35:50
    ファイト!
    貴方ならできますよー!
    応援してますっ✨期待なう!
  64. 65 : : 2016/04/22(金) 19:34:50
    >>62 >>63 >>64
    ありがとうございます!皆様のコメント本当にありがたいです!
    素晴らしい作品に仕上げて見せますのでよろしくお願いします!
  65. 66 : : 2016/04/30(土) 22:06:58
    アイディア整理終了して帰ってきました!(笑)
    こんなに更新開けてしまって応援して下さる方いるかわかりませんが続き書いていきます!
  66. 67 : : 2016/04/30(土) 22:47:19
    エルヴィン「そんなことが...これが...世界の真実...」

    全てを聞き終えたエルヴィンが呟く

    リヴァイ「ああ...そうだ...」

    エルヴィン「そうか...レンズ君...本当か...?君は...」

    クリスタ「......ええ」

    エルヴィン「...まぁ一旦置いておこう...ユミル...君の話を聞こう...」

    ユミル「ああ...」


    まずは...私の本名から言おう...

    私のフルネームは...





    ユミル・レイス





    初代レイス王の妹

    そして...元無知性巨人...





    私は...あの時...技術の暴走で巨人になったものの1人だった

    当時巨人化の秘薬を打っていたのは初代レイス王とその直系...

    私にはなかった




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    107年前

    バタン!!

    ユミル「兄さん!!外で国民が巨人化している!一体何が!?」

    レイス王「技術の暴走だ...何者かに盗まれた...」

    ユミル「治せないの!?」

    レイス王「無理だ...秘薬は全て廃棄してしまった...」

    ユミル「くっ...」

    レイス王「ユミル!逃げるぞ!このままじゃお前まで...」

    ユミル「......私はこの国に残る」

    レイス王「何!?」

    ユミル「巨人に変わっても...みんなはみんな...この国の民だ!」

    レイス王「な...お前!」

    ユミル「兄さんは座標で無事な国民を...私は最後まで見届ける...」ダッ

    ユミルは国全体が見渡せる城のベランダに立つ

    体が...段々巨人化していく...

    その内...ユミルの意識も眠りにつくように消えていった
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    私は100年くらい壁外を彷徨い...数年前に人としての意識を取り戻した...

    恐らく...巨人化の遺伝子を持っている...巨人化能力者を食ったんだろう...

    その後...壁の中に忍び込み...

    たまたま立ち寄った教会でクリスタのことを聞いた...

    実は...兄妹と言っても私と兄さんは腹違いだったから...

    クリスタを気になって...

    それで訓練兵になった

    ユミル「その後はお前らの知っての通りだ...」
  67. 68 : : 2016/04/30(土) 23:05:13
    期待なう!
  68. 69 : : 2016/04/30(土) 23:15:01
    至高のエレミカ期待してます✨
  69. 70 : : 2016/05/01(日) 09:04:06
    >>68 >>69
    ありがとうございます!期待に応えられるように頑張ります!
  70. 71 : : 2016/05/01(日) 19:29:25
    クリスタ「それじゃ...ユミルは...私の親戚...」

    ユミル「遠い...遠いな...」

    エルヴィン「そうか...それで...君はこれからどうするんだ?」

    ユミル「クリスタを守る...私がここにいる理由はそれだけだよ...」

    エレン「座標か...?」

    ユミル「ああ...」

    ハンジ「どういう事?」

    エレン「座標の力は...遺伝子で受け継がれる...レイスの直系であるクリスタにも...その力はあるはずだ...」

    クリスタ「え?」

    エレン「無論巨人の力もな...おそらく覚醒してないだけだろう...」

    ユミル「ああ...」

    エルヴィン「という事は...巨人化できるのは6人...」

    ミカサ「私達の両親がこの壁の王...フリーダ女王を連れてくるそうなので...おそらくはもう4人」

    エルヴィン「座標か!」

    リヴァイ「ああ...現な...」

    エルヴィン「これなら......」

    エレン「何とかなるかもしれない...だが...確証はない...」

    エルヴィン「だがやるしかあるまい...」

    リヴァイ「だろうな...」

    エルヴィン「そうと決まれば...作戦を立てよう...」
  71. 72 : : 2016/05/02(月) 19:58:02
    俺は与えられた自室のベッドに横たわっていた

    俺に...こんな力が......

    先程の会話を思い出す

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    エルヴィン「そう言えば...巨人が巨人を襲う...あれは何だったんだ...?」

    エレン「わかりません...」

    エルヴィン「ユミルは?」

    ユミル「あれは...聞いたことしかないが...仮の座標...言わば''指標''だ...」

    エレン「指標?」

    ユミル「ああ...当時技術を手にしたサーペントは...座標の技術までは手に入れてなかった...」

    ユミル「そして...おそらく独自で開発した...それが指標...」

    ユミル「この力はサーペントの頭領である一族のみに与えられた」

    エレン「頭領?」

    アニ「イェーガー家かい?」

    ユミル「そう...あの時指標を使ったのはお前だろう...エレン...」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    指標...

    無知性巨人を操る力...

    イェーガー家の人間で覚醒したもののみが使える...

    エレン「なんで...今まで.....」

    一人天井を見つめてぼやく




    もっと早く覚醒してれば...




    もっと早く使えていれば...




    アルミンを...




    あんなに多くの人を...




    死なせずに済んだのに......




    俺は...何も守れなかった...




    何度目かわからない無力さと後悔




    俺は......




    コンコン

    ドアからノックが聞こえる

    エレン「開いてる」

    そう告げると

    ミカサが入ってきた
  72. 73 : : 2016/05/03(火) 22:08:23
    ミカサ「エレン...」

    ミカサがベッドのそばに来て座る

    エレン「ミカサか...なんだ...?」

    ミカサ「いや...特に......大丈夫?」

    エレン「なにが?」

    ミカサ「アルミンのこと...それに...指標の力のこと...」

    エレン「.........大丈夫なわけねぇだろ」

    いつもそばにいてくれたミカサだから...

    本音がこぼれる

    エレン「俺が弱かったから...」

    ミカサ「違う...エレンだけのせいじゃない...」

    エレン「でもアルミンが死んだのは!!」

    ミカサ「エレンは...優しすぎる...」

    その言葉に押し黙らされる

    ミカサ「いつもそう...私達を...私を傷つけないように...自分一人で抱え込んで...」

    ミカサ「だから...もういい...私は大丈夫だから...」

    ミカサ「エレンの苦しみを...私にも背負わせて...」

    エレン「ミカサ......」

    俺は体を起こす

    エレン「ありがとう...すまん...」

    俺はそばで座っているミカサを抱きしめる

    ミカサ「大丈夫...大丈夫...」

    俺の頭をなでるその感触に

    俺は母親を思い出す

    少し安心して...

    俺の目から涙が出た
  73. 74 : : 2016/05/04(水) 19:54:27
    エレン「俺は...」

    ポツリと話し始める

    エレン「お前がいたから...





    ここまでこれた...





    お前がそばにいてくれたから...





    だから...ありがとう...」

    ミカサ「ううん...私も...エレンがいたから頑張れた...」

    俺達は強く抱きしめあう

    エレン「今度こそ......守ろう......一緒に......」

    エレン「お前と二人なら...できる...」

    ミカサ「ええ...」










    そして...

    いよいよ運命の日が...

    幕を開ける...
  74. 75 : : 2016/05/04(水) 20:02:03
    期待!頑張ってください!!!!
  75. 76 : : 2016/05/04(水) 21:50:07
    >>75
    ありがとうございます!
  76. 77 : : 2016/05/05(木) 20:03:03
    頑張って〜!期待してるよ!
  77. 78 : : 2016/05/05(木) 20:47:36
    >>77
    ありがとうございます!

    皆様の期待本当に嬉しいです!感謝!
  78. 79 : : 2016/05/05(木) 21:12:10
    シリアスの極意を知る我が師よ…
    期待ですぞ!!
  79. 80 : : 2016/05/05(木) 21:17:32
    >>79
    ありがとうございます!シリアスの極意は...まだまだ模索中ですよww
  80. 81 : : 2016/05/05(木) 21:33:18
    エルヴィン「第58回壁外調査を開始する!前進せよ!」

    成功しても...失敗しても...おそらく最後になるであろう壁外調査

    その扉が開く...

    前回もみたその光景...

    違うのは...周りにいる人が極端に少ないこと...

    そして...

    声援の代わりに罵声が浴びせられていること

    「これ以上まだ俺達の税金を無駄にする気かよ!!」「早く巨人に食われちまえ!!」

    石とともに色々な言葉が投げつけられる

    エレン(こんな人達を...守るのか...)

    自らが下した選択

    その矛盾さに呆れを通り越して笑いがこみ上げる

    ミカサ「エレン...」

    俺の表情を読み取ったのかミカサが心配そうに声をかけてくる

    エレン「大丈夫だ...お前と一緒だからな...」

    そう言って前を見据える

    ミカサ「エレン!!あれ!!」

    再び少し弾んだ声でミカサが俺の名前を呼んだ

    その指さす先を見た時

    俺の胸は高なった



    大人の後ろから覗き込む子供達...

    その目は...明らかに大人達とは違う...

    期待...そして憧れ...

    そんな目だった

    その眼差しが...

    俺の心にあった暗い塊に光を当てる


    そうだった...

    始まりは...ただの憧れだった...

    自由を手にするため翼を掲げ駆けていく調査兵団...

    守るだけじゃない...外の世界に出るために...




    俺はここ(調査兵団)に来たんだ...!





    エレン「行くぞ...あの子達のためにも...」

    次の世代のために...自由を...!

    ミカサ「ええ!」

    俺は...かつて見た調査兵達のように駆け出した
  81. 82 : : 2016/05/06(金) 20:35:57
    しばらく進み市街地を抜けたところで陣形を展開する

    前回よりも規模の小さい陣形

    だが俺達は1体も巨人を見ることは無かった

    リヴァイ「気づかれているな...」

    エルヴィン「ああ...斥候がいるんだろう...」

    リヴァイ「まとめて倒すつもりなのか...」

    エルヴィン「さぁな...どう思いますか...グリシャさん...」

    そう...今回は壁内サーペントも全勢力を投入していた

    グリシャ「そうかもしれないですね...だが...奴らはこちらが座標を連れてきているとは夢にも思わないでしょう...」

    エルヴィン「そうだといいですね...それに全てがかかっている...」

    座標による知性巨人の支配

    この作戦の根幹だ

    グリシャ「そして指標...未知の力だが...エレンがどれだけ使いこなせるか...」

    心配そうに息子の名前を呼ぶグリシャ

    リヴァイ「まぁ...あいつ次第ですね...」

    一行は進路をあの巨大樹の森へと設定し進軍した
  82. 83 : : 2016/05/07(土) 19:36:02
    荷運び巨人「ジークセンシチョウ...ヤツラガカベヲデマシタ...」

    ジーク「そうか...予想される進路は...?」

    荷運び巨人「オソラクココデス...」

    ジーク「殺されに来たのか...命乞いに来たのか...はたまた作戦があるのか...」

    木の上のジークは立ち上がる

    ジーク「戦士諸君に命ずる!敵がもうすぐここへ来る!迎え撃つ準備をしろ!因縁はここで断ち切る!」

    オオォォォォ!!!!!

    巨大樹の森に声が響き渡る

    ジーク「ライナー!ベルトルト!今度こそ働いてもらうぞ...」

    失敗は二度と許さない

    そんな冷徹な目を向ける

    ライナー「え...ええ...」

    ベルトルト「はい...」

    二人は指示通りの場所へ向かう

    ジーク(作戦...あの座標を使うのか...?)

    ジークも自分の向かうべき場所へ移動を始めた
  83. 84 : : 2016/05/07(土) 20:47:34
    続きが楽しみです
  84. 85 : : 2016/05/07(土) 21:32:56
    面白すぎる!もう最高です!!
  85. 86 : : 2016/05/09(月) 19:13:27
    >>84 >>85
    ありがとうございます!!!!
  86. 87 : : 2016/05/09(月) 20:04:34
    エレンたちは再び巨大樹の森へと入った

    エレン「さぁ...いよいよだ...」

    俺達は周りを警戒しながら進んでいく

    ミカサ「音がしない...静かすぎる...」

    エレン「ああ...来るか...?」

    その時...





    ドゴォ!!!





    突如空から巨大な岩が落ちてくる

    エレン「なっ!?」

    ミカサ「エレン!!!」

    ドッカーン!!!ドッカーン!!!

    続けざまに何発も

    エルヴィン「立体機動に移れ!!!」

    その声に全員立体機動で飛び上がる

    グリシャ「徹底的にやるつもりか!?」

    エルヴィン「森全体を!?女王様は無事か!?」

    リヴァイ「さぁな...来るぞ!!」



    ピカッ!!!!!



    眩しい光が辺りに広がり

    ドォォォォォン!!!!!

    巨人が出現した
  87. 88 : : 2016/05/11(水) 18:02:25
    ピカッ!!!!!

    ドォォォォォン!!!!!


    ユミル「巨人化の光!?」

    アニ「動き出した!」

    フリーダ「いよいよですね...」



    巨大樹の森の入口...

    そこにはユミル、アニ、フリーダ、クリスタ...そしてアッカーマン夫妻がいた

    ミカサ父「作戦通りに...まだしばらくは待機です...」

    フリーダ「ええ...わかっています...」

    クリスタ「作戦...」

    クリスタは昨日のことを思い返す
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    フリーダ「では...私は見つからないよう入口で待機ですね?」

    エルヴィン「その通りです...女王様は我々の希望ですので...最後の最後まで隠れていただきたい...」

    エルヴィン「護衛には何人かつけさせていただきます...」

    グリシャ「万が一のことを考えまして覚醒する可能性のあるクリスタ...いえヒストリア様もご一緒に...」

    フリーダ「分かりました...全ては獣の巨人...皇帝が出現してからですね...?」

    エルヴィン「そうです...信煙弾を上げるのでそれを合図に...」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    クリスタ「成功するのかな...?」

    誰にも気づかれないようにポツリと呟く

    ユミル「成功する...いや...成功しなきゃいけないんだ...」

    ユミルには聞こえたみたいだ

    ユミル「私達が犯した罪を...償わないと...」

    クリスタは決意に満ちた顔を森に向けるユミルを見つめた

    クリスタ「そう.....それが...レイスの宿命......」

    ユミル「すまない...お前達に...こんな重荷を......」

    クリスタ「やるしかない...」

    クリスタもまた決意を固めた
  88. 89 : : 2016/05/11(水) 18:41:12
    先生ガンバって下さい
    めちゃんこ期待してます
  89. 90 : : 2016/05/12(木) 07:28:42
    >>89
    ありがとうございます!
  90. 91 : : 2016/05/13(金) 20:14:41
    巨人 ドシンドシンドシン!

    あちこちから巨人が迫る

    エレン「無知性か...」

    グリシャ「エレン!!指標を!!」

    エレン「わかった...うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

    あの時のように俺は叫んだ

    全ての巨人を追い払うために

    この世界を...救うために...





    巨人「がぁぁぁぁ!」





    構わずに巨人が迫り来る

    エレン「な!?」

    ミカサ「失敗!?」

    グリシャ「クソッ!!!」

    タスケテー!! ギャァァァァ!!!

    あの時生き残ったものでも...次々と巨人の手に落ちていく

    リヴァイ「仕方ねぇ...やるしかねぇぞ!!」

    俺達は飛び回る

    ジャン「んのやろう!!!」ザシュ

    コニー「わぁぁぁぁ!!!」ザクッ

    サシャ「キャァァァァァ!」パシュッ

    巨人「」シュゥゥゥ

    何だかんだ104期はしぶとい

    リヴァイ「はぁぁぁぁぁ!!!」ザクズバ!!

    ハンジ「ヒャッホーイ!!」ズババッ

    グリシャ「フッ!!!」ズバッ

    こちらも次々と巨人を狩っていく

    エレン「クソッ!クソッ!クソッ!」ズバッ

    俺は無我夢中で巨人を切り刻む




    なんで...なんで!!




    何でこんな時に!!




    俺は...全ての思いを巨人にぶつける




    これ以上.......




    エレン「俺達の邪魔をすんなぁぁぁぁぁぁ!!!!!」パシュッ




    ミカサ「エレン!危ない!」

    ''あの時''のように声がする


    アルミン!?


    そう思いあたりを見渡す俺の視界に入ったのは...




















    ミカサの後ろにいる巨人だった



















    エレン「ミカサァァァ!!!」パシュッ

    俺はアンカーを撃つ

    巨人の手がミカサに迫る






















    間に合わない...?





















    その時...

    俺の体の中で何かが弾けた
  91. 92 : : 2016/05/13(金) 20:23:24
    うおおおおお!!そこで切るのかああああ!!
    ヤバい!!めっちゃ期待!!
  92. 93 : : 2016/05/13(金) 21:49:03
    >>92
    ありがとうございます!実は征服王さんの切り方見て勉強させていただいてます!
    なのでそう言っていただけて嬉しいです!
  93. 94 : : 2016/05/13(金) 21:56:03
    刹那先生素晴らしい
  94. 95 : : 2016/05/13(金) 22:27:29
    >>94
    ありがとうございます!



    言い忘れましたが来週考査がありまして勉強しないといけないので更新スピードが落ちるかも知れません!申し訳ありません!
  95. 96 : : 2016/05/15(日) 20:49:47
    ーーーーー

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    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    数日前

    エレン「バーサーカー?」

    グリシャ「そう...イェーガー一族の特性...それが''狂戦士(バーサーカー)''」

    エレン「特性って...ミカサの体の支配とかってやつか?てかイェーガーは指標が特性なんじゃないのか?」

    グリシャ「いや...指標は後から遺伝子に組み込まれた力らしい...イェーガーの中で訓練した強いものだけが覚醒できる力...それがこの力だ」

    エレン「どう言うものなんだ?」

    グリシャ「お前も体験しただろう?気持ちが極端に高ぶった時急に頭が冴えて何でもできるようになるって感覚だ」

    エレン「ああ...あれか...何か体の中で何かが弾ける感じがする奴だろ?」

    グリシャ「そうだ...これはアッカーマンの体の支配とは違い常時発動してる訳では無い...」

    グリシャ「その代わり運動性能が体の支配とは格段に違う...体の支配は脳から体へ感覚が伝わる時間が極端に短縮されるが...」

    グリシャ「バーサーカーは外から脳へ...つまり感じて動くようになる...考えないから格段に動きが速い」

    エレン「でもいつもは使えないんだろ?」

    グリシャ「訓練すれば任意のタイミングで発動できるが...まだ無理だな...」

    エレン「そうか...」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーー

    ーーーーー


    パシュッ!シュウウゥゥゥゥ!

    ズバッ!ザクッ!シャキンッ!!

    巨人×2「」シュゥゥゥ





















    ミカサ「エ...エレン...?」

    あまりの出来事にミカサの思考は一瞬フリーズする

    エレンを襲おうとしていた巨人...そしてミカサを襲おうとしていた巨人...

    2体ともうなじを削がれていた...

    エレン「俺の女に...手ぇ出すな!!」

    そのうなじを削いだ本人が言い放つ

    クリアな思考で状況を把握しエレンは立体機動を操った
  96. 97 : : 2016/05/15(日) 23:30:49
    最高過ぎます!!ハイ!スター付けます!!
  97. 98 : : 2016/05/16(月) 07:15:08
    >>97
    ありがとうございます!!!
  98. 99 : : 2016/05/20(金) 18:36:23
    巨人の討伐は大体片付いた

    あの戦いを生き延びただけあり巨人に捕食されたものは殆どいなかった

    リヴァイ「エルヴィン...どうするんだ...」

    エルヴィン「向こうの出方によるが...おそらく...」

    グリシャ「女王様を呼びに行った方が良さそうですね...」

    エルヴィン「ええ...」

    グリシャ「行ってきます...ここは頼みます...」パシュッ

    辺りに再び静寂が訪れる

    ミカサ「エレン!」シュー

    ミカサがエレンに駆け寄る

    エレン「大丈夫か?」

    ミカサ「ええ...エレンは?」

    エレン「大丈夫だ...こんな所で...止まってられねぇよ...」

    ミカサ「......さっきはありがとう...」

    エレン「気にするな...守るって決めたから...お前と一緒に...」


    エレン「だから...お前を絶対死なせたりしない...」


    ミカサ「ええ...私も...エレンだけは...絶対に...」

    エレン「ありがとな...でも気負うなよ...」

    二人は木の上で遠くを見つめる

    巨人が飛んできた方向を

    そして見た





    ピカッ!!!!!!!!!





    巨人化の光を
  99. 100 : : 2016/05/20(金) 19:57:37
    待ってましたあぁぁぁぁぁ!!

  100. 101 : : 2016/05/20(金) 21:01:33
    今気付きました…100コメゲット!!ヤッター!!!
  101. 102 : : 2016/05/20(金) 22:00:07
    >>100
    お待たせしました(笑)



    来週中には書き上げます!
  102. 103 : : 2016/05/23(月) 21:51:54
    アニ「巨人化の光!?」

    ユミル「ああ...二度目ってことは前と同じ...知性だな...」

    フリーダ「私の出番ですね...」

    話し合う彼女達の元にグリシャが駆けつける

    グリシャ「女王様...作戦が次の段階へ進みました...お願いします...」

    アニたちは馬でまだ倒された巨人の蒸気が漂う森の中を駆け抜ける















    エレン「巨人化...知性か...」

    バーサーカーを発動させたままエレンが呟く

    その表情は...まさに獲物を狙う狩人といったところか...

    ミカサ「これで...もう本当に最後...」

    ミカサも呟く

    エレン「ああ...生き残る...そして...あの子達のために...」

    出掛けに見えた子供の眼を思い出す

    エレン「つくろう...平和な世界を...」パシュッ

    あるべき姿に...戻す...

    エレンとミカサは接近する巨人の群れに近づいていった












    エルヴィン「...来たか」

    リヴァイ「ああ...行くぞ」パシュッ

    大した同様も見せず...二人は飛び立った














    ジャン「あいつら...また...」

    サシャ「本当に......ライナーもベルトルトも...」

    呆然とする二人を置いて

    コニー「クソ......」パシュッ

    コニーが立体機動で飛び立つ

    ジャン「!コニー」

    コニー「やるしかねぇんだろ!?そんくらい馬鹿にだってわかるぞ!」シュゥゥ

    叫びながらコニーは消えていった

    ジャン「わかってんだよ...そんくらい!!」パシュッ

    サシャ「ま、待ってください!」パシュッ

    ジャンもサシャも飛び立つ

    ケジメをつけるために
  103. 104 : : 2016/05/23(月) 21:56:19
    うおおおおおおおおお!!もはや楽しみの一つとなったこのSS!!
    恐ろしく期待です!!!

  104. 105 : : 2016/05/23(月) 22:00:11
    弟子にして下さいm(_ _)m
  105. 106 : : 2016/05/24(火) 23:14:22
    >>104
    ありがとうございます!
    >>105
    弟子はとる主義じゃないんです(笑)自分もまだまだですので
    そう言っていただけてありがたいです!
  106. 107 : : 2016/05/29(日) 22:24:59
    エレミカ「はぁぁぁぁぁ!!」ガリッ!




    ピカッ!!!!!!!!!




    二人が巨人化する

    エレン(駆逐してやる...!)

    ミカサ(一匹残らず...!)

    「ギャァァァァァァァ!!!!!」

    二体の巨人が空に向かって咆哮する

    そして...

    戦闘が始まった...



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    エルヴィン「あくまで君たちの巨人化は女王が来るまでの時間稼ぎだ...命を大事にな...」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    黒髪の巨人「アアァァァァァ!!」ドガバキ

    巨人「」シュゥゥゥ

    鋼鉄の巨人「......」ガキゴキ

    巨人「」シュゥゥゥ

    エレンとミカサはその圧倒的な戦闘力で敵を潰していく

    リヴァイ「ふん!」ザクザクザクザク

    巨人「」シュゥゥゥ

    勿論ここまで生き残った調査兵団もなかなかの精鋭...

    犠牲を出しつつも戦況はやや壁内勢力の方が押している




















    獣の巨人「あーあ...だいぶ押されてるね...」

    獣の巨人は森から少し離れたところで樽を握っていた...

    獣の巨人「はぁ今度こそ頼むよ...ベルトルトにライナー...」

    そういって樽を森へと放り投げた
  107. 108 : : 2016/05/29(日) 22:34:54
    もう最高です…自分もこんなエレミカを書きたい…
    やはりエレミカ最強です!!
  108. 109 : : 2016/05/29(日) 22:38:30
    弟子にして下さいm(_ _)m(2度目)

    先生最高です
  109. 110 : : 2016/06/01(水) 22:54:17
    >>108
    ありがとうございます!

    >>109
    弟子は取らない主義なんです。ありがとうございます!
  110. 111 : : 2016/06/03(金) 22:10:29
    ピカッ!!!!!





    辺り一面に三度目の閃光

    エレン(まさか...また超大型巨人!?)

    黒髪巨人「グアァァァァァ」ビキビキビキ












    その場にいる者全てが目を開けた時...











    目の当たりにしたのは...











    広がった結晶と...












    その中心に立つ鎧の巨人だった










    ミカサ(エレン!?)

    リヴァイ「どういう...ことだ...?」

    エルヴィン「......嵌められた」
  111. 112 : : 2016/06/03(金) 22:21:00
    楽しみ過ぎる!!
  112. 113 : : 2016/06/04(土) 21:53:26
    >>112
    ありがとうございます!
  113. 114 : : 2016/06/04(土) 22:21:20
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ライナー「俺が...樽の中に...?」

    ジーク「そう...エレンが仮の座標を持ってたんじゃアトランティスには攻め込めないでしょ?無知性の力は侮れない...」

    ベルトルト「だから...前回みたいに樽を投げることでエレンの結晶を使わせて...体力を削る...?」

    ジーク「冴えてるね...エレンのところに落ちて硬質化で結晶を砕きエレンを引っ張り出して殺す...君の任務だ...」

    ライナー「はい」

    ジーク「残りはベルトルトに任せる...温情は今回で最後だ...失敗したら...命はないよ...」

    ライベル「!はい」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ライナー(甘いなエレン...この勝負...もらった!!!)

    鎧の巨人「グオォォォォォ!!!」ビキビキ

    バキン!!!!!




    ミカサ(!!?エレン!?)

    鋼鉄の巨人「アアアァァァァァァ!!!」ズシンズシン

    知性巨人「アアアァァァ!」

    ミカサ(くっ...邪魔!!!)



    リヴァイ「クソッ...」スッ

    エルヴィン「やめろリヴァイ...今からじゃ間に合わん...」

    リヴァイ「だが...まだ助かるかもしれない!俺が巨人化すれば!」

    エルヴィン「待つんだ!エレンの指標が使えなかった今...彼には大して価値は残っていない...」

    リヴァイ「な...おmエルヴィン「まだ勝負どこじゃない...耐えるんだ!」

    リヴァイ「......ちっ」
  114. 115 : : 2016/06/12(日) 22:11:17
    放置気味で申し訳ありません!明日からまた再開します!
  115. 116 : : 2016/06/13(月) 22:20:05
    ライナー(お前を食って...この戦いを終わらせる...!)

    バリバリバリ!!

    エレン(硬質化が......剥がされている......?)

    エレンは鎧の巨人によってそのうなじから取り出された

    ミカサ(エレン!!!!!)

    エレン(ダメだ......動けねぇ......)

    鎧の巨人「」アーン





    ビリビリビリビリビリ!!!!!






    辺り一帯に電流が走る

    いや...

    正確には...

    巨人化の遺伝子を持っている者の頭に...

    何かはわからない...

    だが何かが駆け巡った...



    ライナー(な...!?)

    ミカサ(これは...?)

    リヴァイ(座標!?)


    エレン(あ...れは......?)

    エレンの見るその先には...

    馬に乗った女王が手を前にかざしていた
  116. 117 : : 2016/06/18(土) 09:07:00
    獣の巨人「な...座標...!?」

    森から遠く離れた場所でもそれを感じることはできた

    荷運び巨人「センシチョウ!?コレハ...」

    獣の巨人「わからない...絶好のチャンスか...はたまた最大のピンチか...」

    獣の巨人「座標は知性巨人と人間だけに...エレンの仮の座標は無知性だけに...聞く」

    獣の巨人「そして...両方殺せれば...俺達の悲願は確実に叶う...」

    獣の巨人「ベルトルトの出番か...?」












    女王フリーダ・レイスによって支配された巨人は動きを止め

    しばしの静寂が訪れる

    アニ「女王様...エレンを...」

    フリーダ「わかりました...」

    スッと手を振る

    ライナー(な...体が......)

    捉えられていたエレンはそっと地面に置かれた

    それをグリシャが回収する

    グリシャ「大丈夫かエレン?」

    エレン「状況を見ろ...大丈夫なわけないだろ...」

    その軽口にグリシャは少し安心した
  117. 118 : : 2016/06/18(土) 17:12:12
    期待です!
    ところで…何があったんですか?
  118. 119 : : 2016/06/24(金) 21:03:03
    >>118
    ありがとうございます!
    わかりません(笑)
  119. 120 : : 2016/07/02(土) 17:44:44
    獣の巨人「今しかなさそうだ...うだうだしてたらやられるね...」ヒョイ

    ブン!!!!









    エレン「な!!?」

    空中に放り投げられた数十個の樽

    エレン達めがけて落ちてくる

    ミカサ「まさか!あの中にベルトルト!?」

    アニ「まずい!!!」

    クリスタ「お姉ちゃん!!!」

    フリーダ「無理よ!意識が集中出来ない!どれだかわかんないと止められない!!!」

    エルヴィン「総員!!!身を隠せ!!!」





    ピカッ!!!!!!!!!!!!!!!
  120. 121 : : 2016/07/08(金) 23:21:22
    光...そして熱...





    巨大樹の森はほとんどその形を留めず





    エレン「あぁ...」

    グリシャ「かはっ」

    ミカサ「 はぁ...はぁ...」プシュー





    調査兵団もほぼ壊滅状態にあった





    エルヴィン「やられた...ここでか...」

    リヴァイ「チッ」プシュー

    エルヴィン「助かったリヴァイ...」


    アニ「くっ...」プシュー

    フリーダ「大丈夫?クリスタ?」

    クリスタ「う、うん」ケホッケホッ


    ジャン「大丈夫か!?」

    コニー「サ、サシャが!」

    サシャ「い...たいです.....うっ」
  121. 122 : : 2016/07/19(火) 22:23:43
    そしてそれを見下ろすように立つ超大型巨人...






    どんな力も及ばない...''絶対''をそれは体現していた





    エレン「こいつらに......」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    避難民「うわー!!!助けてー!!!」


    トーマス「う...あ...」


    アルミン「エレンッ!危ない!」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「もう...絶対.....誓ったんだ...だから...」


    体の中で何かが弾ける

    すっかり馴染みになったその感覚と...

    残った力を振り絞って...

    傭兵は立ち上がる


    ミカサ「エレン...」

    グリシャ「......」


    フリーダ「......この力の高まりは...まさか...ケホッケホッ」チドバッ

    クリスタ「お姉ちゃん!?」


    エレン「.........下がれ!!!」

    ビリビリビリビリ!!!!!!!!!!!!!!!
  122. 123 : : 2016/07/21(木) 22:23:13
    さすがですね!!この先どうなるのか凄く楽しみです!!
  123. 124 : : 2016/07/29(金) 20:24:27
    >>123
    ありがとうございます!
  124. 125 : : 2016/07/29(金) 20:33:00
    ベルトルト(な!?)

    ライナー(なんだと...?)


    ミカサ「え.....?」

    リヴァイ「巨人共が...」

    エルヴィン「...後退...している...?」


    ほぼ壊滅状態の森

    だからこそわかる...

    その場にいる敵の巨人...知性無知性関係なく...

    ジリジリと後退していた...


    アニ「ざ...座標...?」

    クリスタ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

    ミカサ父「女王様!?」

    フリーダ「ハァ...ハァ...ま...ずい...」ドバッ












    異変を感じ取ったのは彼らだけではない

    獣の巨人「座標...いや...先程より強力...?何が...起こって...?」ドシンドシン

    荷運び巨人「センシチョウ...」

    獣の巨人「.......もう残弾はないだろ?決着をつける...」

    荷運び巨人「ハイ...」ドシンドシン


  125. 126 : : 2016/07/29(金) 20:50:20
    体中にみなぎる未知の力...

    これは...なんだ...?

    わからない...

    だがわかることもある...

    エレン「......巨人化を解け」

    手をかざして命令を告げる

    ビリビリビリビリと電流が流れる感覚の後...

    音と蒸気を上げ巨人から次々に人が出てくる

    グリシャ「エ...レン...」

    ミカサ「エレン...」

    これから何をすればいいのだろう...?

    疲れのせい...かどうかわからないがまったく頭が働かない...


    ドシンドシンと遠くから音がする

    足音...?

    そう理解するより先に...

    毛むくじゃらの巨人が目に入る

    こいつらも...

    手をかざし命令を口にする

    エレン「巨人化を解け」
  126. 127 : : 2016/07/29(金) 20:57:35
    ドォォォン!

    例の巨人の後ろを駆けていた四足歩行の巨人がつんのめって倒れた

    プシュゥゥゥ

    その音が聞こえる中獣...それを彷彿させる巨人はまっすぐこちらへ駆けてくる

    エルヴィン「座標が...効いてない...?」

    そしてそれが近づくにつれ

    巨人化を解いた者達が歓喜の声を上げる

    センシチョウダ!!カッタ!!

    そして...その巨人が森へ...森の残骸へ踏み込んだ

    獣の巨人「だいぶこっぴどくやられたねぇ...」

    リヴァイ「な!?喋る!?」

    獣の巨人「......君がエレン君かー...座標を覚醒するとはね...」

    エレン「......何の...話だ...!」
  127. 128 : : 2016/07/30(土) 07:45:05
    獣の巨人「巨人化の能力を持つ者はたまに座標を覚醒する...確率は低いけどね...」

    獣の巨人「君の場合は仮の座標もあったから覚醒しやすかったんだろう...」

    エレン「は!?座標は王家の人間のみが開発したって...!」

    獣の巨人「違うね...あれはただの偶然の産物...一旦覚醒すればそれは子供へと受け継がれていく...今の王の誕生ってわけだ...」

    獣の巨人「仮の座標も同じ...たまたま覚醒した...いや危機を感じて必然的に覚醒したんだろう...」

    エレン「仮の座標...指標の事か...!」

    獣の巨人「無知性巨人を操る能力...俺の場合は無知性巨人を出現させる能力...」

    獣の巨人「座標を持たない俺達が...外で生き残る最後の力...座標の影響を受けない...そういう力」

    獣の巨人「まぁ御託はもういい...決着をつけよう...」

    エレン「決着...」ガリッ

    ピカッ!!!!!
  128. 129 : : 2016/08/19(金) 22:12:55
    オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

    ガアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!


    焼けた森に響き渡る二つの咆哮

    それが合図だというように

    二つの巨体が激しくぶつかる

    それによる衝撃にあたりの地面が揺れ

    地を這う者達はその戦いを遠巻きに見つめる

    ミカサ「エレン...」

    グリシャ「これで...全てが決まる...」

    エルヴィン「もうこれ以上の策は...向こうもこちらもないだろう...」

    リヴァイ「ああ...ここで...」


    アニ「......」

    ユミル「結局...最後は託すしかないのか...」

    フリーダ「そう...ね...」ゴホッ

    クリスタ「お姉ちゃん!無理はしないで!」


    ライナー「戦士長...」

    ベルトルト「......僕達の...旅を...ここで...」



  129. 130 : : 2016/08/19(金) 22:19:51
    待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
    (ベルさん…もう原作では……)
  130. 131 : : 2016/08/20(土) 19:08:37
    ↑ネタバレですよ‼︎
    まぁ…ベル何とかさんは…もう…

    あと、続きを心待ちにしたおります‼︎
  131. 132 : : 2016/08/28(日) 19:34:08
    >>130
    ですね...
    >>131
    ありがとうございます!
  132. 133 : : 2016/08/28(日) 19:42:41
    無関係な人を巻き込んで...











    自分たちの勝手な都合で...











    あんなにも多くの人を......











    許せない......











    ここで...











    罪を償え.......!

    黒髪巨人「ガアァァァァァァァァァァァ!!!」











    お前に何がわかる...











    こんなに危険な壁の外で...











    テメェらの作った力のせいで...











    生まれた時から俺達は...











    その報いを受けさせることの...











    何が悪い...!

    獣の巨人「ウォォォォォォォォォォ!!!」












    バキッ!!グシャ!!ドン!!ゴキッ!!ドカッ!!











    エレン(強い......)

    ジーク(でも......)

    エレジー(負けられない...!!!)












    ドコッ!!!!!!!!!!!!!!!
  133. 134 : : 2016/08/28(日) 19:49:30
    相対する二体の巨人が放った一撃は...











    互いの顔にあたり...











    それぞれその反動で後退する












    ミカサ「エレン!!!」











    ライベル「戦士長!!!」







































    プシュゥゥゥゥ!




























    エルヴィン「やったのか......?」











    宙に煙が立ち上り...











    その元にいたのは...























    獣の巨人だった...
  134. 135 : : 2016/08/28(日) 20:06:10





































    (十年後)


    男の子「お父さーん!!早く早く!!」

    いつもの場所に向かう男の子

    太陽の光がその黒髪に反射している

    エレン「はえーよ!転ぶぞ!」

    わが子を見つめエレンは微笑む

    ミカサ「気をつけて!!アルミン!!」

    そのそばでミカサが声をかける

    先を行く子供...アルミン・イェーガーはいつもの所で目を輝かせる

    アルミン「お父さん!!早く早く!!超綺麗だぜ!!!」











    あの後...ジーク率いる帝国軍は降伏

    女王フリーダはそれを受け入れ二つの国は長い時を経てついに終戦協定を結んだ

    帝国の民は修復されたウォールマリアに受け入れられ安全を手にした

    そして帝国軍と調査兵団による無知性巨人討伐隊が組まれ全てが倒されたのが五年前...

    人類はついに壁の外への進出を果たした

    サーペントは解散

    その後エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンは結婚

    同年に生まれた子供をアルミンと名付けた











    エレン「綺麗だな...」

    エレンは海を見つめて呟く

    ミカサ「ええ...」

    アルミン「泳いでくる!!!」

    エレン「気をつけろよ!」

    駆け出す息子を見つめエレンはまた微笑む

    ミカサ「よかったね...」

    ふとミカサがつぶやく

    エレン「ああ...お前がいたから...な......」

    明るい光が三人を照らしていた





























    (fin)
  135. 136 : : 2016/08/28(日) 20:11:56
    これにてエレンの傭兵物語シリーズを終了にしますっ!!!!!!!!!!!!!!!

    思えばこのシリーズを書き始めたのが5ヶ月前..ダラダラと進めてきました
    正直書くのが物凄くしんどい作品でしたが終わらせられたのは楽しみに待っていてくださった皆様のおかげです!
    本当にありがとうございました!

    最後の方無理やり終わらせてしまって申し訳ないです...(回収できてない伏線が...泣)

    それでもここまでお付き合いいただいた皆様には本当に感謝しかないです!!!
    ありがとうございました!

    また別の作品もよろしくお願いします!
  136. 137 : : 2016/08/28(日) 21:04:01
    乙です~(^^)
  137. 138 : : 2016/08/28(日) 22:55:39
    >>137
    ありがとうございます!
  138. 139 : : 2018/01/14(日) 16:14:59
    最高!
  139. 140 : : 2018/01/18(木) 21:42:52
    >>139
    ありがとうございます!


    これももう一年前の作品になるんですね……w
  140. 141 : : 2018/03/05(月) 19:25:30
    素晴らしい
  141. 142 : : 2018/03/27(火) 10:01:34
    >>141
    だいぶ古い作品ながらコメントありがとうございます!
  142. 143 : : 2018/04/21(土) 21:39:57
    ereani&88さんぐらいすばらしい!!
  143. 144 : : 2018/04/24(火) 17:17:51
    >>143
    ありがとうございます!!
    師匠は私の憧れなのでそう言って頂けて嬉しいです!
  144. 145 : : 2018/12/12(水) 17:59:48
    ちゃゆと完結してるSS久しぶりに見たなぁ…
    作者さん神作作ってくれてありがとう!!!!
    (≧∀≦)/
  145. 146 : : 2019/01/23(水) 12:18:48
    >>145
    こちらこそ読んでいただき、ありがとうございました!
  146. 147 : : 2020/03/07(土) 01:19:53
    アルミンの死はこの時の為に…か
    いい話でした!ありがとうございました!!
    そしてお疲れ様でした!!!!!

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stardust

刹那

@stardust

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エレンの傭兵物語 シリーズ

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