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  1. 1 : : 2016/03/11(金) 20:46:20
    オリジナル設定多数。
    キャラ崩壊・・・在ります。


    下手くそですが・・上記をご理解の上、お付き合い頂きます様お願い申し上げます。
  2. 2 : : 2016/03/11(金) 20:48:24





    『国連事務総長、戦闘状態の収束を宣言』










    近くの新聞屋の配達員だろう男性が小脇に号外の束を抱えて人々に手渡した。


    通行人は皆群がるようにその号外を受け取ると、胸を撫で下ろす様な安堵の表情を浮かべる。
    中には感極まって叫びだす人も居るくらいだ。




    彼女は、次々に配られる号外を受け取ると、道行く人々と同じく安堵の表情を浮かべていた。


    号外の内容は、今朝出かけに見たTVニュースで知っていた。
    だが出社を急いでいたためにそこまで詳しくは理解していなかった。


    今日は大事なプレゼンの在る日だったので、本当に聞きかじっただけだった。


    しかし・・・やっとこれでこの抑圧された生活が終わりそうだ。
    この生活が始ってからというもの・・・本当に生き辛かった。
    物はなんでも不足気味だったし、仕事にも支障が出るし・・・



    それもやっと終わる・・・。



    文面を読み、内容に若干の疑問を差し挟みながらも彼女はその号外を折りたたみカバンの中にしまう。


    目の前の信号が青に変わった。




    スーツをそつなく着こなし、腰まである長い黒髪を翻すと、凛としたその赤い瞳を輝かせながら彼女は颯爽と歩き出した。
    春霞の青空の下、スラリとした長身の彼女はヒールの足音をその空へと響かせた。

  3. 3 : : 2016/03/11(金) 20:51:17



    東京 新宿----------




    摩天楼が立ち並び、世界の中でも1、2を争う程のこの街も、あの戦闘が起きてからと言うもの、エネルギーの枯渇から病院や高齢者施設、電車を動かすための最低限の電力以外は頻繁に計画停電でカットされ、軍事関係、物流関係の車両に優先的に燃料が回されるため一般にはなかなか出回らず、燃料不足から来る自家用車の減少。



    自然と人の往来は減り・・・昔からは考えられないほど静まり返った街になってしまった。



    人々の往来は職場に向かう者だけとなり、かつての活気は何処へやら・・・




    その昔は昼夜を問わず人で溢れ返り、衛星軌道上からでもその街の光を確認できてしまうくらいにエネルギーに満ち、それは同時に治安の悪化を招くほどの活気となっていた。




    街の空気は汚れ、夜になっても星を見ることが出来ず、寂しさを紛らわすために集まる人で繁華街はごった返していた。


    そう、『戦闘』が始るまでは------------
  4. 4 : : 2016/03/11(金) 21:25:11









    かつての大地震の教訓を活かし、原子力によるエネルギー開発の規制を強化、原子力によるパワープラントの安全性は向上した。


    しかし結果としてそれ以上のプラントの開発は難しくなり、経年劣化と共に廃炉へと追い込まれるプラントも少なくなかった。


    新たな原子力パワープラントの建設には超えなければならないハードルは高く、事実上、新規に開かれるプラントは皆無となってしまう。




    政府は代替エネルギーの開発に尽力したが思うように上手く行かず、結局化石燃料や天然ガスなどによる火力発電などでエネルギー需要を補った。



    相変わらずの政府による先延ばし政策の『ツケ』は思わぬ形で払わされる事となる。









    ある時、近海で漁業を行っていた船舶集団が一隻残らず沈没する事故が発生した。

    船員の殆どは脱出するだけの時間も与えられず海底に没していた。



    なんとか救命ボートで生き残り保護された人々は口々に化け物にやられたと繰り返していた。


    船自体が海底数百メートル以上の場所に沈没してしまったために原因究明は目撃証言に頼らざるを得ず、しかし救助された船員の証言はあまりの突飛さに信頼性を欠いていた。


    船員は精神鑑定を受ける羽目となり、結局その事件は突然の高波による船同士の衝突という事で片付けられるはずだったのだが--------







    その調査結果に異を唱える大学教授がいた。
    彼は救出された乗組員の精神鑑定を受け持った中の一人で、彼らの言っている話にいくつかの共通点があることに気が付いた。




    早速海洋学に詳しい研究者の友人に調査を依頼。
    海底に沈んでいる船舶を無人探査艇にて調査。



    そこには強い衝撃などで空けられたと思われる無数の破口、まるで噛み千切られたのではないかと思われる歯形のような損傷。


    しかも事故当時、その海域ないしは近海で高波が発生するような現象は確認されていない。




    最早事故と考える事が不自然と思われる証拠の数々・・・




    二人が調査結果を報告書に纏め、提出使用とした矢先、同じような事件が日本近海のみならず、世界の各海域で起こるようになった。



    それまでは漁船や小型船舶が中心だった沈没事故も、大型船、分けても物資輸送船やタンカー、LNGタンカーなどが頻繁に姿を消すようになってくると状況は一変した。


    救出された乗員の目撃談はどれも皆『化け物にやられた』『突然の砲撃を受けた』『一つ目のシャチか鯨のような化け物に集団で・・・』

    などと口走り、中には精神錯乱で喋る事もままならないものまで出た。



    各国は独自に調査を開始・・・そして先の報告書が提出されるに至り、世界は認めたくない事実に直面せざるおえなくなる。
  5. 5 : : 2016/03/13(日) 15:28:47


    各国は公海上を航行する艦船、とりわけ商船、輸送船関連に護衛を付ける様になった。


    自国の国益を守る事に必死になっていた。




    未だ海上での遭難事故の原因は特定されず、以前に日本の大学教授や海洋学者から提出された調査報告書も信憑性に欠けていた。



    1990年代に始ったソマリアの内戦。
    それを契機に数多く報告されたソマリア沖での海賊行為。

    スエズ運河・紅海・地中海を経由する商船などの脅威となったこの海賊行為と今回の遭難事故も同じようなものだとその時点で各国は考えていたのだ。





    しかし、米海軍がタンカー護衛の最中に遭難事故の首謀者たる存在と交戦したことで、信憑性に欠けるとされた報告書が事実である事を決定付けた。


    正におぞましいものを見るような・・・化け物と表現される意味を理解できるほどの姿形。



    シャチか小型の鯨のような・・・・大きな一つの『目』を持ち、大きく開かれた口から覗く大砲から雨のように降り注ぐ砲弾。

    現代のイージス艦が搭載しているMk45 5インチ砲では殆ど効いておらず、対艦ミサイルに関しても当たれば効いているが、何せ対象物が小さく高速で移動するのでレーダーで捕捉することも大変である。


    ましてやまるで人・・・女性が海の上に立って手に持っている大砲で攻撃してくる。
    米海軍はパニックに陥り、統制の取れた戦闘どころの話ではない。



    人が海の上に立つ・・・?
    あの鯨に足が生えたようなものは・・・?

    グロテスクな・・・なんとも表現できない・・・バランスボールに手足を付けて、大きな口をあけている・・・

    ましてや頭に笠を被ったような女からは、その笠の部分からなにやら小型の飛翔体が飛び立ち・・・




    米軍が交戦を動画で記録し、それがネットの動画サイトに流出、全世界に広がった。



    結局その戦闘で殆どの商船、タンカーは沈められ、戦闘艦艇も半数近くが中破以上の被害を受けた。


    惨敗である。
  6. 6 : : 2016/03/13(日) 16:06:27






    『ゴーストフリート』


    米海軍の中ではこんな呼称で呼ばれ始めた。
    どちらにしても一体なんなのか全く理解できなかった。


    テロの類でもなければ、指揮系統もはっきりしない。
    ましてやその目的も何処の国が後ろで糸を引いているのかすらわからない。


    CIAやMI6、CBPなどが必死になって情報を得ようと動いたが、結局何の情報も無く、海上交通路はただズタズタにされるだけだった。




    一番割りを食うのは日本である。

    原子力政策の見直し、エネルギー問題の先送りによる火力発電所の復活、今回の海上交通路遮断・・・・

    国内の経済は見通しの立たないくらいの重い空気に包まれ、次第に電力、物資は不足して行った。



    アメリカやロシア、中国やヨーロッパなどは自らの国の中に油田があり、広い国土による農業、牧畜なども行える。
    EU各国はロシアや中国との陸続きで、燃料は確保しやすい。



    ましてや他国は自国の国益を守る事で精一杯・・・・。


    アメリカも今まで自らの国土が戦場になった経験が無い以上、すぐ沿岸で起きるこれらの事件に対する防衛体制の為、日本に駐屯している兵力の半分を引き上げた。




    まさに余力も回せない状態だった。





    日本は『深海棲艦』と俗称されたその敵から自国の国益を自力で守るよう、海外各国、言うなれば米国に再軍備を強く要請された。

    中国や韓国は過去の歴史問題からそのことを問題視したが、彼らも余力を裂く事は出来ない。


    ましてや隣国、防共協定を結んだ方が何かと都合が良い。
    米国の強い説得に応じざるおえなかった。



    正に背に腹は変えられないのだ。



    此処に憲法改正、集団的自衛権の法制化を行い、新たに『国防軍』が誕生した。



    『日本軍』の復活である。
  7. 7 : : 2016/03/13(日) 16:09:33
    新しいスレです

    http://www.ssnote.net/archives/44186

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