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アナザーゲーム〜プロローグ編〜

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  1. 1 : : 2016/03/01(火) 15:39:03
    オリジナルです。

    まだまだ文構成や表現など下手くそですがよろしくお願いします。

  2. 2 : : 2016/03/01(火) 15:42:45
    その日




    ようやくわかった気がする。




    お爺ちゃんやお婆ちゃんが言っていたこと




    俺たちは軽くみすぎていた



    こんな地獄と知っていたら



    もっと違っていたのかもな…




    後悔しても遅い



    俺達は燃えさかる家の前で泣くこともできず



    ただ




    ただ




    見ていることしかできなかった。




    これが「人を殺す」という事なんだ



    これは


    戦争
  3. 3 : : 2016/03/01(火) 16:00:28
    時を遡ること1時間前




    「お?健太郎いま朝飯か?」




    いかにも体育会系のような体つきをした1人の高校生が問いかける




    「あぁ。母さんが夜勤明けでまだ寝ててな」




    「ふぅん。大変だなぁ…母子家庭だろ?おまえんち」




    「あぁ。だから俺もバイトして少しは生活の足しになんないとな」




    「お前モテるんだからそこらへんの女に貢がせればいいじゃん」




    「それに何と言ってもお前の妹の楓ちゃん!」




    「マジかわいいよなぁ…紹介しろよー!」




    「俊介…お前本当ドクズだな」




    呆れた顔で言うと俊介は苦笑いで答える。




    「ドクズってなんだよ!」




    「本当のことだろ?」ニヤリ




    これが何時もの日常




    ガラガラガラ




    中年の男性が見るからに青ざめた顔で入ってくる




    健太郎「ん?」




    俊介「せんせー!どうしたんですかー?」




    先生は少し黙ってから口を開いた




    先生「みんな、落ち着いて聞いて欲しい。」




    先生「この町はもう終わるんだ。」




    健太郎「!?」


    俊介「!?」


    みんな「!?」




    先生「これからは戦争になると思われる。」




    先生「そうすれば当然君たちも命を落とすことになるだろう。」




    ブロロロロロ




    先生「よってこれからは戦争で生き残るための訓練のメニューになる」




    ブロロロロロロロロロ




    先生「まだ整理できてないと思うがみんn…」








    ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ











    ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン












  4. 4 : : 2016/03/01(火) 16:13:06
    健太郎 (あれ…俺…どうして…)




    「………う」




    「………ろう」




    「…たろう」




    「健太郎!!!!!」




    健太郎「!?」




    健太郎「俊…介」




    健太郎「っ!?」



    俊介「お前右目が…」




    そっと右目に手を当てると何とも言えない生暖かく痛々しいほど真っ赤の血が出ていた




    健太郎「ガラスか…」




    健太郎「そうだ!みんなは?」




    俊介「俺たちだけみたいだ。見ろよみんなあの瓦礫の下だ」




    俊介「健太郎立てるか?」




    健太郎「足は大丈夫みたいだ」




    健太郎「は、はは…」




    俊介「初めて見たよこれが…」





    健太郎 俊介「地獄絵図…」











    健太郎「とりあえずここにいたらやべぇ」




    健太郎「どこかに移動しよう。とりあえず俺とお前の家に行こう」




    俊介「そうだな」
  5. 5 : : 2016/03/01(火) 17:04:42
    あなたは第三次世界大戦とかある世界に生きてるんですか?私小説って自分の体験を書くカテゴリなんですが。
  6. 6 : : 2016/03/01(火) 17:09:45
    すみません
  7. 7 : : 2016/03/01(火) 17:39:55
    >>5さんそんなに言わなくてもいいじゃないですか。期待です。
  8. 8 : : 2016/03/01(火) 19:29:25
    ありがとうございますm(_ _)m

  9. 9 : : 2016/03/01(火) 20:37:46
    俊介「よっと」




    健太郎「気をつけろよ。さっきの爆発でそこら辺粉々だからな」




    俊介「わぁーってるって」




    健太郎「ここからじゃ俊介の家の方が近いな…先そっち行こう」




    俊介「あぁ。」





    あたり一面粉々になった家のはへんだらけでまともにあることすら難しい。




    生存しているのが奇跡と言っていいだろう




    健太郎「俊介!あとどれくらいだ?」




    俊介「もう着く!ほらあの角を曲がったところだ!」




    健太郎「俊介…その…わかってると思うけど」




    俊介「あぁ。わかってる。」




    俊介「覚悟は出来てる」




    健太郎「よし。行こう」




    俊介「ふぅぅ…」




    大きく深呼吸をしたあと歩き出した




  10. 10 : : 2016/03/03(木) 16:36:14
    俊介「………………」




    健太郎「しゅ………」




    俊介「は………」




    俊介「覚悟はしてきたつもりだったんだがな…」




    俊介「これ…予想以上にきついな…」




    健太郎「………………」





    俊介「健太郎…行こう」




    健太郎「あぁ…」












  11. 11 : : 2016/03/03(木) 16:46:38
    ドゴォォォン

    ドゴォォォン


    あちこちで爆音が響いている




    ただ悲鳴は聞こえない




    やはり俺たちが生き残れたのは奇跡と言っていいだろう




    俊介「お!ラジオ発見!ラッキー!」




    俊介は無理に明るくしている気がした




    俊介「健太郎!ラジオってどうやるんだ?」




    健太郎「えっと…ここをこうして…」




    健太郎「これでダイヤルを回すと…」




    ジジジジジジジジ




    「こ………の天気は…………のちは………でせん……日和……る……でしょう………続い………のコーナー………す。……さんお願………ます……」





    健太郎「……おい…これはどういうことだ?」




    俊介「なんで…こんな非常時なのに……」




    健太郎「……………」




    俊介「……………」




    俊介「け、健太郎のうちはもうすぐだよな?」




    健太郎「あ、あぁ」




    健太郎「っ!?」




    ダッ




    健太郎は全力で走り出した




    俊介「おい!どうし…!?」




    そこにはものすごい勢いで燃え盛る住宅地があった



  12. 12 : : 2016/03/03(木) 16:53:04
    ハァハァハァ



    健太郎「母さん!楓!頼む…生きててくれ!」




    ハァハァハァ




    ピタ




    ハァハァハァ



    健太郎「…………っ……」




    俊介「健太郎…」




    健太郎は燃え盛る自宅の前で立ちすくんでいた












    夜になりより一層世界は地獄に変わったのだと再認識させられる




    俊介「…………もう寝ようぜ」



    俊介「この山は多分安全だろうから」



    俊介「明日は東京に行ってみよう。何かわかるかもしれないしな」



    健太郎「あぁ…………」




    健太郎「おやすみ」



    俊介「おやすみ」












    俊介「うっ………………うぅうぁ…………」


    俊介「かぁちゃん…とおちゃん…………」


    俊介「ぐ……うぅうぁ…………」





    健太郎「っ……………」
  13. 13 : : 2016/03/03(木) 22:10:27
    夜が明けて気づいたことがある。




    まずこれはどこの国との戦争なのか




    本当にこれは戦争なのか





    先生が言っていた通り戦争だとしたら日本国憲法第9条はどうなるのだろう。




    わからないことだらけだが




    知る必要があると思った




    それを知るには




    生きて



    生きて



    生き抜かなければいけない。




    このまま



    何も知らないまま




    悪戯に殺されてたまるか




    必ず一矢報いてやる




    そう決意した。


  14. 14 : : 2016/03/03(木) 22:16:06
    ドォォォン


    ドォォォン


    ドォォォン




    今日も何処かが攻撃されている




    健太郎「よし。いくぞ!」




    俊介「健太郎、近くに敵がいないとは限らないからほらあそこのデパートで何か武器を調達しよう。」




    健太郎「そうだな。」




    デパート内




    俊介「敵は…いないようだな」



    健太郎「気を抜くなよ。」




    俊介「おい。ここ…」




    健太郎「あぁ。」




    健太郎「防犯グッズの販売店だ」




    健太郎俊介「………」ニッ




    目を合わせて笑みをこぼす




    健太郎「生きるぞ絶対に。」




    俊介「当たり前だ。」
  15. 15 : : 2016/03/04(金) 20:50:34
    超期待!!!!!!!!!頑張って!
  16. 16 : : 2016/03/04(金) 20:51:00
    期待

    がんば
  17. 17 : : 2016/03/05(土) 23:14:54
    ありがとうございます!
  18. 18 : : 2016/03/07(月) 00:36:26
    もうどれくらい歩いただろう




    もう4〜五時間ほど歩いている




    昨日から何も食べていない。




    精神的にも限界に来ていた









    俊介「なぁ健太郎」




    健太郎「ん?」




    俊介「おかしくねぇか?」




    健太郎「なにが?」




    俊介「攻撃されたのは最初の一回のみ」




    俊介「あれからもう1日追撃もしてこないんだぜ?」




    俊介「生き残りはいないとでも思ってんのか?」




    健太郎「そう言われればそうだな」




    健太郎「それに凄まじい威力だが全滅させるにはやや足りない気がするんだ。」




    健太郎「考えられるのはあの主砲が一発だけしか打てないのかもしくは、、、」





    健太郎「この町の殲滅よりももっと…」




    健太郎「そう、もっと重要な何か、、、この相手にとって予想外のことが起きた…!?」





    俊介「まぁそう考えるのが妥当だな…」




    健太郎「…………!?」




    健太郎「俊介!!」




    俊介「うぉ!どうしたんだよ」




    健太郎「さっき何か重要なことが起きてこの町の殲滅を途中で止めたという仮説を話したよな?」





    俊介「あ、あぁ。」




    健太郎「もうあれから2日経ってる。」




    俊介「………」




    俊介「まさか!?」




    健太郎「あぁ、そのまさかだ。」




    健太郎「俺の言った仮説が万が一正しかったとしてもしその「「重要な何か」」の用事が済んだのだとしたら。」




    俊介「奴らはこの町の殲滅に…」




    健太郎「戻ってくる。」








  19. 19 : : 2016/03/08(火) 23:23:38
    健太郎「俊介!急いで隠れられる場所を探すんだ!」




    俊介「お、おう!」




    ハァハァハァハァ




    俊介「!?」




    俊介は何かを感じ取ったかのように後ろを振り返る




    そこには目の細いベレー帽をかぶり落ち着いた雰囲気の中年の男性がいた




    俊介「な、なんだ、、、あんたも生き残りか」




    ??「ここでなにを?」



    健太郎「………っ」




    ??「ここでなにを?」




    俊介「あぁ、もうすぐ敵が帰ってくるんで隠れ家を探しててな」




    ??「ほほぉ…」




    ??「なるほどねぇ」




    健太郎「俊介!!!!そいつから離れろ!」




    俊介「はぁ?なに言ってんだよ健太郎」




    俊介「やっと生き残りに会えたのに」




    健太郎「いいから早く!」




    ??「ふふふ…」




    俊介「ん?どうしたんd…




    ドォォォォン








    ポタポタ




    ポタポタ




    俊介「………………え?」




    俊介は本能的にお腹に手を当てようとするがそこには生ぬるい感触があり、お腹を見下ろすと



    自分のお腹に大きな穴が空いていることに気づく




    俊介「え…おぃ…う……ろ…………」




    ゴボォ…




    ドサッ




    俊介は崩れ落ちた




    大量の血を流しながら




    健太郎「あ、あぁぁ………あぁ…」




    健太郎「俊………介…………?」



  20. 20 : : 2016/03/09(水) 16:10:17
    健太郎「俊介!!!!!!!!!!!!」




    健太郎「おい!俊介!しっかりしろ!待ってろ今助けてやるから!」




    俊介「け…たろう……」ゴフッ




    健太郎「いいから喋るな!」




    俊介「俺さ…」ゴフッ




    俊介「うれじがっだんだよ…」



    俊介「ともだぢの…いながっだおれを…」




    俊介「ともだぢにじてぐれて!」




    健太郎「しゅんすけぇ…」




    俊介「しゅんすげって呼んでぐれて…」




    俊介「すげー、、、うれじかっt……




    ??「まだ喋ってるよこの豚」




    ドォォォォォォォォォン




    とんでもない爆音とともに俊介の頭を吹き飛ばし大量の血しぶきが飛び散った




    ??「ふぅ静かになった。次は君だよ?」




    健太郎「…………………」




    健太郎は静かに立ち上がった




    明らかな殺気を放ちながら




    健太郎「…………おい…ジジィ……」




    健太郎「殺す……てめぇを…」




    健太郎「ぶっ殺す!!!!!!!!!!!」




  21. 21 : : 2016/03/09(水) 16:31:38
    ドォォォォン




    ドォォォォン




    ドォォォォン




    ??「ほほぉ…3発も避けるとはやるねぇ」




    健太郎「くそ!(どういう事だ!?手のひらから大砲?銃?くそっ、どうなってやがる…)」




    ??「じゃあこれはどうかな?」スッ




    見知らぬ男は両手を前に翳した




    健太郎「まさか…」




    ??「そのまさかだよw」




    ドドォォォン




    ドドォォォン



    ドドォォォン



    懸命に避け続けていた健太郎だったが、1発が足元にあたりとてつもない衝撃によって吹き飛ばされた




    健太郎「ガハッ………」




    ??「ん〜、、、あっけないねぇ…」




    ??「まぁ、死んでくれ」











    健太郎「くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!」




    健太郎「死んでたまるか!殺されてたまるか!あいつの…俊介の仇は俺が取る!!!!!」




    ??「バァ〜イバァーイ」




    健太郎「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」





    ドォォォォォォォォォン




  22. 22 : : 2016/03/09(水) 16:35:58
    ??「…………………」




    健太郎「………………」




    ??「ふ、ふふふ…バカな…なぜ貴様…が…」




    ドサッ




    その男は地面に倒れこんだ




    俊介同様腹に大きな穴がありており大量に血が出ている




    健太郎「ハァハァハァハァハァハァハァハァ」




    グッ




    小さくガッツポーズしたその姿は




    何処か寂しそうな面影を見せていた









    ???「ふぅ〜ん。やるじゃん………!」









    アナザーゲーム〜プロローグ編〜


    完結
  23. 23 : : 2016/03/09(水) 16:39:09
    一応これでプロローグ編は完結です。


    次の話しはもう少し時間がかかるかもです。


    遅くなりましたがコメントもらえると嬉しいです。



    続編の話がまとまり次第ここにURLを貼っておきます。


    これからもよろしくお願いします。
  24. 24 : : 2016/06/20(月) 01:38:06
    お待たせしました。

    続編の考えがようやくまとまったので書こうと思います。


    よろしくお願いいたします

    次回作⤵︎

    http://www.ssnote.net/archives/46622

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kenisan

けにさん。

@kenisan

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