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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

人間と喰種の境界線

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  1. 1 : : 2016/01/20(水) 02:04:39
    今回…作り直し&オリジナルストーリー+オリキャラ



    などなどキャラ崩壊してます…



    お気に入りして欲しいけど完結したらお気に入りハズすのはウザい



    コメントください(期待以外でも)




    感想などはどんどんください



    他に何かあるかな…ないわ



    ついでに言うと長い間書いてなかったのでリハビリを兼ねてます






  2. 2 : : 2016/01/20(水) 02:05:26
    人の夢と書いて儚い



    では喰種の夢は……?






    エト「いつまでそこに居るの…」



    「…」


    エト「アオギリにニートはいらないんだけど」


    「仕事か?」


    エト「そっ…ヨロシクね」


    「はぁ…メンドくさ」


    エト「なんか言ったぁ?」


    「いえ何も…」


    エト「…」


    「…」


    (怒ると怖えぇぇぇー)



    「さて仕事すっかな」



    今物語が動き出す…
  3. 3 : : 2016/01/20(水) 02:06:10
    20区 あんていく



    雪海「また11区…」


    トーカ「仕事中…だっての」


    雪海「あー…」


    トーカ「あー…じゃないお客さん居ないからってサボんな」


    雪海「じゃあ休憩しますね…」


    トーカ「アンタねぇ…」ピキピキ


    芳村「まぁまぁ…トーカちゃん」


    トーカ「店長!こいつに甘やかし過ぎません⁉︎」


    芳村「雪海ちゃんはまだここに来て日が浅いわけだから」


    トーカ「またそれですか…はぁ」


    雪海「?」


    トーカ「はぁ…こんな事なら助けるんじゃなかったな」


    雪海「あの時はありがとうございます」


    トーカ「はいはい…」


    カランカラン



    トーカ「いらっしゃいませー…ってアンタか」


    「お前かって客に向かって失礼じゃねえか?トーカ」


    トーカ「客がアンタじゃなきゃもっとちゃんと相手してるよ」


    「さいですか…って見かけない顔だな新人か?」


    トーカ「そうだけど…手ェ出すなよ?」



    「出さねえよ⁉︎」


    トーカ「はっどうだか…」


    「お前からそんな風に思われてたなんてお兄ちゃんショックだなぁ」


    トーカ「誰がお前の妹だよ‼︎」


    「あれ?腹違いの妹設定…」


    トーカ「設定って言った⁉︎」


    「それはそうと…店長は?」


    トーカ「店長ならアンタ見た瞬間逃げてった」


    「また暗殺失敗か〜まぁいいや」


    トーカ「…やっぱアンタはアンタだよね」


    「どうした急に?」


    トーカ「いや別に…」


    「変な奴だな…っとコーヒー1つ頼むわ」


    トーカ「はい…雪海よろしく」


    「新人にコーヒー任せるってお前…」


    トーカ「べ、別に私は最近店長に任せっきりでコーヒーの注ぎ方忘れたとかそんなんじゃないから!」


    「いや…俺を殺す気なのかと」チラッ


    トーカ「ん?」チラッ


    雪海「出来ました…」



    それはコーヒーとは言えないモノだった


    まずコーヒーの色は黒だカフェオレとかならまだしも…いやカフェオレでさえあんな色はない


    それに熱々の湯気の代わりに緑の湯気に無気味な泡が出ている


    俺を殺す気か…



    トーカ「アンタ…どうやって作ったの」


    雪海「…」


    トーカ「いや黙るなよ‼︎」


    雪海「…なんか適当に?」


    「適当に作った飲み物を客に飲ませようとするなよ」


    雪海「だって店長から」




    回想


    芳村「いいかい?私が逃げたらこの呪いのレシピのコーヒーを彼に飲ませるんだ」


    芳村「大丈夫…君は可愛いからもしかしたらころりいくかもしれない」



    回想終了



    「ころいくかもじゃねえよ⁉︎逝くかボケ‼︎」


    トーカ「店長…見損ないましたよ」


    「はぁ…仕事も出来ないコーヒーも出来ない今日も1日無駄したな」


    トーカ「いつものことだろ」


    「ウルセェよ…さてじゃあな」


    トーカ・雪海「また来てくださいね」営業スマイル


    「2度と来るか‼︎そして何だその変わりようは」
  4. 4 : : 2016/01/20(水) 15:22:54
    ここで注意…カット、ペーストしてたら間違えて消した



    なのでここの間変です



    11区



    エト「それで〜?」


    蓮「あの雪海って奴がリゼ持ちだろうな」


    エト「…私が頼んだのはリゼ持ちの確保なんだけどなぁ」


    蓮「いやそう言われても…」


    エト「ちゃんと頼まれた事はして欲しいんだけどな…」


    蓮「悪かったよ…」


    エト「もうタタラさんに言いつけてやる…」


    蓮「はぁ…まぁいったな」


    そして数分後


    タタラ「蓮…もう少し真面目にやったらどうだ」


    蓮「はいはい…」



    タタラ「はぁ…」
  5. 5 : : 2016/01/20(水) 15:24:17
    蓮「はぁ…ニート最高」


    アヤト「またサボってんのか」


    蓮「当たり前だろ…?」


    アヤト「いやいや当たり前じゃねえから…暇なら俺に修行付けてくれよ」


    蓮「んーじゃ取り敢えず有馬殺してこい」


    アヤト「無理だわ‼︎」


    蓮「んじゃ無理だな…俺がお前に出来る事はもう何もない」


    アヤト「役立たずだな…はぁ」


    蓮「…」



    ……



    タタラ「この前の件だが」


    蓮「はいはい…俺の責任で任務失敗ってことで良いぞ〜」


    タタラ「いつもすまないな…」


    蓮「別に良いさどうせ俺なんて…部下に舐められて捨てられて背後からグサッと」


    タタラ「流石にそこまではないだろう」


    蓮「はぁぁ…仕事くれニート気分が削がれた」


    タタラ「分かった…ある医者の護衛だ」


    蓮「1番面倒なのきたな」


    タタラ「この任務はアヤトにしてもらおうと思ったが…お前がやる気なのは良いことだ」


    蓮「じゃあ行ってくる」


    タタラ「待て…場所とか分かってるのか?」


    蓮「もう頭に叩きんでる」


    タタラ「…フッ流石だな」


    何故奴はやる気を出さないのか…


    能ある鷹は爪を隠す…



    日本の偉人は良いことを言う
  6. 6 : : 2016/01/20(水) 15:25:28
    蓮「ここか…」


    20区 総合病院



    受付「ご用件は?」


    蓮「嘉納とかいう医者に会いに来た」


    受付「生憎現在嘉納は…」


    蓮「いいから何処だ?」ニコッ


    受付「あちらです…」ビクビク


    蓮「ありがとね…お姉さん」スタスタ


    受付「ううっ…」



    蓮「はぁ…だから護衛とかは好きじゃない」


    敵味方関係なく怪しまれるし…スパイ活動の次に護衛は嫌いだ



    蓮「まぁ…引き受けた以上はやるかな」


    受付の人が指差した場所はココだが…騙されたな



    護衛×2人「…」



    蓮「早速無駄な手間が増えた」


    マスクから俺は1人がシロ、もう1人をクロと名付ける


    蓮「クロさんこちら〜手の鳴る方へ」


    クロ「…」バッ


    蓮「まぁ当然だけど…」


    シロ「ふんっ!」ヒュッ


    蓮「2人できちゃうよね…」パシッ


    クロ・シロ「つ、強い」ビクッ


    蓮「さて…どうやって誤解を解いたらいいのやら」



    どう誤解を解くか考えていると男性の声が聞こえる


    「シロ、クロ…その人は客人だ此方へ案内しなさい」


    シロ・クロ「はい…パパ」


    蓮「…」



    シロ・クロ「どうぞ…こちらへ」


    蓮「あぁ」


    どうやら今度はちゃんと案内されるらしい
  7. 7 : : 2016/01/20(水) 15:27:16

    しばらくこの2人について行く



    蓮「そう言えば…お前らは双子なのか?」


    シロ「うん…」


    蓮「へぇー喰種にしては珍しいな」


    クロ「私達は元人間だから…」


    蓮「元人間…?」ピクッ


    クロの言葉に反応し立ち止まる


    クロ「ある男に復讐する為…私達は」


    シロ「復讐する力を手に入れた」


    クロ・シロ「それで私達は人間を辞めた」



    蓮「復讐ねぇ…」


    シロ「貴方は人を恨んだことはある?」


    クロ「喰種を恨んだことはある?」


    蓮「両方ないな…俺にはその感情はない」


    シロ「私達はある男を恨み…復讐したい」


    クロ「でも…私達には恨むことしかできなかっただから」


    蓮「喰種になって…力を得て…お前らは復讐出来たか?」


    クロ・シロ「出来てない」


    蓮「仮に復讐出来たとして…お前らは復讐の先その未来はどうするんだ?」


    クロ・シロ「復讐さえ出来たらそれで良い」


    蓮「そうか…残念だな」


    シロ「貴方には関係ないでしょ?」


    蓮「まぁな…お前らが色々話してくれたから俺なりに話したつもりだ」


    クロ「貴方は私達に復讐以外の道を歩んで欲しいの?」


    蓮「…分からん」


    無責任な言葉…でも少しだけ



    ほんの少しだけ私達はホッとした



    私達は喰種になってから迷っていた…もしこのまま話してて私達が選んだ事に否定をされたら


    私達の選んだ事に賛成されたら…



    多分私達はこの人に強く当たってたと思う



    悩みとは時に誰にも触れてほしくない時もあるそれでも話したい気持ちもある


    人間でも喰種でも矛盾な考えは変わらないようだ
  8. 8 : : 2016/01/20(水) 15:27:40
    嘉納「ようこそ…」


    蓮「手荒な歓迎だったな」


    嘉納「それは悪いと思っているよ…最近何かと物騒でね」


    蓮「まぁ別にいいが…お前は何から追われてるんだ?」


    嘉納「何か…そうだね主に言えばピエロと白鳩に狙われてるよ」


    蓮「ピエロに白鳩…?」


    嘉納「何かとこちらを探ってるようでね?クロとシロだけでは護衛の範囲が広いそこでアオギリに護衛を頼んだってわけさ」


    蓮「ピエロ連中に狙われるなんて運が悪いな」


    嘉納「まぁ色々手を出してしまってね」


    蓮「さて…無駄話はこれくらいにして俺は何をすればいい?」


    嘉納「…何かあったときの為の護衛とあんていくの店の新人を調べて欲しい」


    蓮「…分かった何かあればこの鈴を鳴らせ」



    そう言って蓮は嘉納、シロ、クロに黒い鈴を渡す


    嘉納「話は済んだから私はこれで失礼するよ…他に何かあれば2人に聞いてくれ」


    蓮「あぁ」




    ……


    シロ「この鈴は?」


    蓮「呼び鈴みたいなもんだ…あ、それ鳴らす時耳塞げよ?凄い音するから」


    クロ「でも何で私達まで」


    蓮「サービスだ…何かピンチになったら鳴らせ威嚇にもなるしな」


    蓮「さて久々の仕事仕事…」



    シロ・クロ「…」
  9. 9 : : 2016/01/20(水) 15:28:12
    蓮「ってそう言えば2度と来るか!って言ったんだった…どうしよ」


    シロ「まだこんなところに居たの?」


    蓮「まぁなってお前1人か?」


    シロ「うん」


    蓮「じゃあ2人であんていく行くぞ」


    シロ「え…」


    ……



    蓮「てな訳で来たぞ」


    トーカ「帰れ!」


    蓮「そんな冷たいこと言うなよ俺とお前の仲だろ?」


    シロ「…」ピクッ


    トーカ「どんな仲だよ…」


    蓮「店長はまた居ねえのか」


    トーカ「アンタが来るたびに隠れて逃げてるよ」


    蓮「そか…ところで新人さんは?」


    トーカ「今普通のコーヒー作りの練習」


    蓮「そか…」


    シロ「仲良さそうだけど…ここに来たことあるの?」ヒソヒソ


    蓮「まぁそれなりに…」ヒソヒソ


    トーカ「なんかあの子に用事?」


    蓮「まぁそんなところだ」
  10. 10 : : 2016/01/20(水) 15:41:47
    雪海「何ですか用事って」


    蓮「お前はいつから喰種になった?」


    雪海「いつから…ここに雇われた時からですかね」


    蓮「そうか…」チラッ


    シロ「…」コクッ


    蓮「赫子は出せるようになったか?」


    雪海「出せないです…」


    蓮「出すコツは己の力を信じる事だ…またお前を見に来る」


    雪海「はぁ…」


    蓮「トーカまたなー」


    トーカ「はいはい」


    蓮「行くぞ」


    シロ「うん…」



    こうして時々彼らはあんていくに来るようになった
  11. 11 : : 2016/01/21(木) 00:28:39
    日常からの悲劇



    それは唐突に起こりうる事



    人の場合は



    事故や通り魔



    財布を無くす、好きな人が彼氏と歩いている



    でも喰種の悲劇はそんな生ぬるいものじゃなく


    絶体絶命とでも言わんばかりの悲劇



    摩琉「ちょっとお話を聞かせもらってもよろしいでしょうか」



    彼は喰種捜査官…何でこんな時に出会ってしまったのだろうか



    雪海「いやあの…アルバイトがありますので」


    摩琉「お時間は取らせませんから…」ニタァ



    雪海「あの…」



    何で喰種捜査官に声を掛けられたか…それは数分前の事



    私は少し遅刻気味だった為急いで走っていた


    焦ってたので鞄のチャックを開けたままだったことに気づかずそしてさっき…運の悪い事に捜査官にぶつかってしまった



    そして喰種のマスクが鞄から出た



    悲劇と言っていいレベルと言えるだろう


    素顔がバレた喰種の未来は


    死だけだ…



    どんなに強い喰種もマスクをする


    でも…まだ大丈夫



    こいつを殺せば




    雪海「…」赫眼



    摩琉「赫眼…か」クククッ


    雪海「今ここで殺すっ!」


    私だって鍛えてきた…捜査官だって人間なんだ喰種になった私なら



    そんな甘い考えで捜査官と対峙した



    摩琉「動きは良いが…ふっ戦い慣れしてないようだなぁ」ニヤニヤ


    雪海「くっ」


    経験の差というやつか…スピードなどはこちらが上でも攻撃の筋を完全に読まれている


    これでは攻撃が入らない


    摩琉「赫眼はどうした?ん?」


    雪海「…」


    摩琉「まさか赫子を使えないって事はあるまいまぁ出したところで貴様程度の実力じゃ私には勝てないがね?」


    人を小馬鹿にする態度で私はイライラするが



    赫子が出せない以上…その事まで悟られては勝機がない


    雪海「赫子なんて使わなくても…勝てる」


    摩琉「そうかいっ!」


    雪海「ふんっ!」


    再び戦闘が開始される


    相手はクインケ…?を使わないところを見ると壊れているのか


    それともハンデと言わんばかりの態度か



    雪海「…!」


    トーカが言ってた…どんなに強くても弱点はあるって



    雪海「ココ…」


    攻撃を避け足を払い捜査官の首根っこを掴み綺麗な背負い投げができた



    摩琉「グッ…」


    捜査官はギリギリのところで受け身を取るもかなりのダメージを負う


    摩琉「貴様程度の喰種にクインケを使わされるとはな」


    捜査官はフラフラになりながらも立ち上がり…クインケケースからクインケを取り出す



    雪海「…」


    かなりマズイ…フラフラだとしてもこちらには武器も何もない


    一旦引くか…少しずつ相手に気付かれずに後ろに足を



    「お待たせしました…ん?」


    背の高い…ガタイの良い男が捜査官に話しかける



    摩琉「亜門くん…ちょうど良かった私はこいつに少々苦戦してね少し君に任せて良いかね?」


    亜門「分かりました…」


    雪海「…」


    彼もまたクインケを持っている



    そして起動し…あぁもう無理だ



    諦めようとした


    だってこんなにも運の悪い…不運塗れの私に


    勝ち目があるだろうか



    何処が悪かったのか…



    こんな事になるなら遅刻すれば良かった


    死を覚悟に逃げれば良かった


    あぁ死が近づく…



    心が折れ…戦意喪失


    目を瞑り今までの事を振り返っていた
  12. 12 : : 2016/01/21(木) 00:29:42
    人間の時の日常



    学校ではイジメられ自殺未遂をした


    担任や先生達は見て見ぬ振り


    親は仕事ばかりで私の事を見てくれない


    近所からは怪我ばかりして不気味だと言われ



    誰も私の事なんて見てくれなかった



    嘉納とかいう医者に出会い


    そして私は喰種になる選択をした



    でも決して良い選択じゃなかった


    人が人を喰らう…


    人の食事が喰べれない


    いじめっ子たちに先生達に復讐しても何も得られない



    ただ虚しい…ツマラナイ


    喰種になれば何か変わると思ってたのに


    ちょうど橋の真ん中で悩んでいた為声を掛けられた



    トーカ「何してんのそんなところで」


    雪海「?」


    トーカ「自殺とか変なこと考えてないでしょうねアンタ」


    雪海「自殺か…」


    トーカ「いやちょっ!」


    私の言葉に反応しトーカは私の体を押さえつける


    トーカ「喰種の自殺なんて辞めてよ…夢見悪いな」


    雪海「何で私が喰種って」


    トーカ「はぁ…ほらついてきな」


    私の言葉を無視しトーカは私の手を引っ張りあんていくへ迎え入れてくれた



    新しい日常を手に入れた



    でも…もう残念


    私の新しい日常は



    悲劇へと変わってしまった
  13. 13 : : 2016/01/21(木) 14:09:06
    雪海「…」


    私はただ待っていた


    死が来るのを…


    でも…いくら待っても来ない



    不思議に思って目を開けた


    蓮「…」


    雪海「貴方は」


    蓮「何だ…気絶でもしてたかと思ったぜ?」


    雪海「ココは?」


    蓮「さっきの場所から少し離れた場所だ…」



    そこでやっと私はこの人に助けられた事を知る


    雪海「あの…ありがと」



    蓮「別に礼には及ばない…お前に死なれたら困るからな」


    雪海「?」


    蓮「コッチの話だ…ところで捜査官に顔は?」


    雪海「1人、見られたあの上司みたいな人に」


    蓮「…最悪な状況だな」


    っと話をしている時だった


    赫子らしきものがこちらへ飛んでくる


    蓮「ぐっぉっ⁉︎」


    彼は体を捻りギリギリでかわす


    摩琉「ほぅコレを避けるか」ニタァ


    蓮「チッ…撒けてなかったか」


    亜門「喰種が喰種を助けるなど虫唾が走るな」


    蓮「…おいお前今なんて言った?」


    亜門「聞こえなかったか?喰種が喰種を助けるなど虫唾が走ると言ったんだ」


    っと言い終えた捜査官を殴り飛ばす


    蓮「俺はお前の言葉に虫唾が走るよ…クソッタレが」


    亜門「ふんっ…」



    対してダメージを負わず再び起き上がる



    蓮「結構ガチめにぶっ飛ばしたのにな…」


    摩琉「私を忘れてないかねぇ〜?」


    蓮「忘れてねえよ…」


    捜査官の追撃を躱し距離を取る



    私を抱えながら戦い…続ける限り彼は不利でしかない



    雪海「降ろして…私も戦う」


    蓮「大丈夫か…?」


    雪海「ピンチになったら援護して」


    蓮「あぁ…分かった」


    私の無理な頼みを了承し…私は顔を見られている方の捜査官へ
  14. 14 : : 2016/01/21(木) 14:11:01
    摩琉「まだ動けるとはな…」


    雪海「諦めただけで…傷なんて負ってないから」



    摩琉「傷ならコレからたくさんくれてやる」



    捜査官はクインケをこちらに向ける


    雪海「…」


    人間で言うところのマシンガンみたいな武器


    でも見た感じ避けられる…燃料切れを待って一気に畳み掛ける



    摩琉「赫子はどうした〜?クククッ」



    雪海「相性が悪くて使えない」


    摩琉「ふんっ…つまらんな」


    私の言葉を信じた…心理戦的にはまだ互角



    摩琉「まぁ…赫子を出させるのも1つの華と言うものだな」ニヤァ



    クインケの攻撃は連続して放たれたり狙い打ってくる



    この2つを重心的に考えればどう動けば避ければ隙ができるか



    いくつか考えつくも…やはり経験が浅い私でさえ無闇に突っ込む事が出来ない



    摩琉「ふむ避けるのはいっちょ前だな…」



    雪海「それはどうも…」


    だから私は賭けた



    喋る時の隙を突くことを



    捜査官のクインケを持っている手の方を蹴飛ばし捜査官はクインケを離す



    摩琉「チッ…」


    捜査官の舌打ちが聞こえる…



    捜査官の左手を掴み左へ投げ込む為に力を入れる



    捜査官がそれに気付き抵抗を取ろうと足を踏ん張る



    私は捜査官の左手をガッチリ掴み力を入れながら私は捜査官の足を蹴る



    捜査官は踏ん張るも左手の遠心力を利用し簡単に投げ飛ばした



    蓮「おーやるじゃねえか」


    彼も私の技術を見て感心してくれた


    亜門「摩琉さん!」


    摩琉「グハッ…はぁ」


    捜査官は血を出しながら立ち上がろうとするも2度めの投げ飛ばしでかなり身体にきているようだ


    亜門は摩琉の方へ駆け寄ろうとするも蓮に阻まれる


    蓮「おっと…行かせねえぞ」



    亜門「くっ…」



    亜門では蓮を突破し摩琉の元へ行くには非常に困難であった



    それでも亜門は蓮を突破しようと奮闘する
  15. 15 : : 2016/01/21(木) 14:11:32
    摩琉「まだ…まだ……死ぬわけには」


    必死に立ち上がり


    執念の塊に思える行動


    普通の人間ならばそれこそ動けない死を待つだけの存在


    なのに彼は立ち上がり必死に戦おうとする



    雪海「…」


    再び恐怖を覚える…


    何でこの人はまだ立てるのか…


    雪海「でも…私だって」



    譲れないものがある…その為には


    どんな非道な事も人を殺してでも譲れない



    捜査官にとどめを刺し…捜査官は倒れた



    雪海「はぁ…はぁ…」


    蓮「潮時だな…」


    彼は私を抱えあんていくへ


    私は彼に落ち着きと安心を感じ眠りについた




    ……



    亜門「摩琉さん…」



    彼の問いかけに捜査官は答えない


    亜門「…」


    ただその身体が冷たくなるのは感じる


    何も出来なかった…自分に後悔



    そして自分の力のなさ…不甲斐なさを身をもって感じた



    上司の死後…彼はどう成長していくのか




    何故か真戸が摩琉と言うオリキャラに変わりましたが


    さほど変わらない気もするし修正するのもだるいのでそのままにします
  16. 16 : : 2016/01/21(木) 22:59:31
    100*\(^o^)/*



    そしてコメが来ないお



    かと言って名無しの期待もそんな…



    そして文句言いながら


    更新するのであった



    20区 あんていく



    トーカ「あ、すみません今!ってアンタか」


    蓮「酷い変わりようだな…」


    トーカ「…雪海?」


    蓮「捜査官に見つかったみたいでな…顔を見られた」


    トーカ「顔を⁉︎それってヤバいんじゃ」


    蓮「まぁその捜査官は殺したが…恐らくさらに捜査官が送り込まれるだろうな」


    トーカ「でも良かったこいつが無事で…アンタが助けてくれたんでしょ?ありがと」


    蓮「別に俺は特別な事をしてないしな…っとほら起きろ」


    雪海「あと5分…」


    蓮「あと5分か…っていや起きろよ」


    雪海「ん…」


    蓮「あ、これお兄さんからのプレゼント」


    雪海「クインケ…?」


    蓮「体術をソコソコやるようだけど…赫子出せないなら意味ないからな」


    蓮「まぁ…使いこなせないなら赫子出せるように努力するんだな」


    トーカ「アンタ…どっからそんなもん」


    蓮「知り合いが元CCGのクインケマニアでそいつから貰ったもんだ」


    トーカ「ふーん…」


    蓮「んじゃ俺は人待たせてるからまたな」


    雪海・トーカ「またのお越しをお待ちしてます」


    蓮「何でいつも最後だけ客対応なんだよ…」





    クインケ



    雪蓮レートA+


    甲赫の剣ぽい
  17. 17 : : 2016/01/22(金) 02:06:21
    よっしゃ久々にやっていくお



    目指せ7スレ更新




    蓮「はぁ…疲れた寝よ」


    久々に働いた



    働き過ぎと言っても過言ではない



    嘉納の護衛に捜査官の相手…


    はぁ…ニートの俺には割とキツイ


    多分…こんな時はいつもの夢だ



    ……



    人間時代


    蓮「死ねよ…」



    不良共「か、勘弁してください…」


    蓮「は?お前らから俺に喧嘩売ってきたんだろ?」


    当時の俺は見た目とかで不良に絡まれてた


    不良共「それはその…」


    蓮「今日は死ぬまで帰さねえよ」


    まだ息のある不良を殴り…不良共全員を半殺し


    もしかしたら死んだ奴もいるかもしれないがまぁ自業自得だ


    そして俺は帰ろうとした時彼女に出会った



    「貴方って強いのねぇ」


    蓮「だったら?」


    「私強い人大好きなの…遊ばない?」ニコッ


    蓮「悪いけど…タイプじゃない」



    「…げんが」


    蓮「は?」


    ボソッと言った一言に俺は振り向く



    「人間風情が良い度胸ね♡」


    蓮「お…お前まさか」


    噂で聞いた事があった


    でも、そんなのニュースとかネットでしか無くて


    蓮「喰種…なのか?」


    人を喰らう化け物


    人の何倍も力があり…人の皮を被っている


    たったその程度の噂…普通は信じない


    俺もその1人だったが彼女の眼は人とは違う赤だった



    「その表情…素敵ね」


    「ゾクゾクしちゃう…やっぱり人が恐怖する姿は素敵」


    蓮「化け物が…」


    「化け物…?面白い事言うのね?人は皆こう言うのよ?喰種って」


    蓮「くそッ…」


    俺があんな奴に敵うはずがない


    逃げないと…


    必死で逃げ…人が居る場所を探すが



    蓮「がっ⁉︎」


    蹴られたような強い衝撃を受け横へ倒れる



    「喰種の赫子は初めてよねぇ…最初は痛くないようにするから」


    「お腹の中優しく掻き混ぜてあげるわねウフフ」


    蓮「ひぃぃぃ…」


    なんて情けない声を出すんだ俺は



    でも絶対勝てない相手…待っているのは死と絶望


    あぁもう死ぬんだ…



    蓮「最後の…足掻きでも」


    ドギギ…ドォォォン



    必死に立ち上がるもまた強い衝撃を受け俺は軽く意識が飛ぶ



    「…あら?死んじゃったかしらね〜もう少し遊んで楽しませて欲しかったのにねぇ?」
  18. 18 : : 2016/01/22(金) 02:08:29
    俺はそして喰種になった



    詳しい経緯は知らない



    気付けば手当てを受けてた


    夢でも見ていたかのような…でも現実だった


    俺の腹部ら辺に凄いあざ…そして何より手術痕が残っていた



    「大丈夫ですか?」


    蓮「お、お前は?」


    「あ、ご紹介が遅れました…金木 研です」


    蓮「お前が俺を助けてくれたのか…?」


    金木「い、いえ…僕はただ部屋を貸しただけでここの大家さんが君を見つけてくれたんだよ」


    蓮「大家…?」


    金木「あ、君が目覚めたから大家さん呼ばないと…詳しくは大家さんに聞いたら良いよ僕なんかより事情とか知ってるだろうし」


    蓮「あぁ…」



    「やぁ…調子はどうだい?」


    蓮「大丈夫…じゃないな」


    「ふむ…手術は成功したと思ってたんだがね」


    蓮「…あの喰種とかいう化け物はどうした?」


    「彼女なら拘束しているよ…友人に預けるんだ」


    蓮「…俺は喰種になったのか」


    「そうだね…じゃないと君は今頃死んでいた」


    蓮「そうか…ありがとう」


    「どういたしまして」


    蓮「大家…名前は?」


    「安久だ」


    蓮「覚えとく…」



    そろそろ眼が覚めるな…
  19. 19 : : 2016/01/22(金) 02:11:37
    蓮「朝か」


    エト「いや昼だからね?」


    蓮「…起こせよ」


    エト「起きなかったのは蓮だからね…ほら仕事」


    蓮「はいはい」


    エト「…またあの夢見てたの?」


    蓮「まぁな…」


    エト「汗ビッショリだからコレで拭いて行ってらしゃい」


    蓮「ありがとうな」



    エト「べ、別に素直にお礼言われても嬉しくないし」プイッ


    蓮「…」



    喰種になった俺は最初は死ぬ程悩んだり苦しんだりしたが


    今では仲間もできて俺は1人じゃないことに気づかされた


    大切な者を守る為に



    戦う
  20. 20 : : 2016/01/22(金) 19:19:33
    2スレ更新したら寝てた…



    第1章完結



    第2章喰種の痛み




    金木 研



    喰種捜査官だったとは思わなかった


    しかも年も俺とそんなに変わらないと言うのに一等捜査官


    俺があの化け物だって知ったら殺されてたな…



    かと言って俺には行く宛もなければ…誰かのコネもない



    ただ歩いてた



    すると白い包帯を巻いた少女に会った



    「変わった匂いだね」



    蓮「匂い…?」


    「そう…美味しそうな匂い」


    蓮「お前も…喰種とか言う化け物かよ」


    「化け物だけど…」ヒュッ



    蓮「ど…」


    「君もその化け物だよ?」


    一瞬で目の前にいた少女が背後に回り俺の耳元に



    「私と同じ…化け物」



    蓮「っ…!」


    振り向けば少女はおらず目の前へ移動していた


    「ヒトでもない…喰種でもない存在」


    「貴方の居場所は無いに等しいね?」


    蓮「…人だった頃と大して変わらねえ今生きてる事に変わりはないからな」


    「良い考え…だね」


    「でも今生きる為には絶対的な力が無いと生きてけないよ?」


    蓮「そうだな…」


    少女との会話は不思議な感覚で


    まるで鏡の自分と話しているような気分だった
  21. 21 : : 2016/01/22(金) 19:19:58
    「気に入った♡殺すのはまた今度にしてあげる」



    少女はそう言って消えるように何処かへ行った



    蓮「変な奴に好かれるな」


    決して良い思いじゃない…



    ただ…その好意を否定するのはもう辞めようと思った



    またしばらく歩いた



    20区



    蓮「何処だここ…」



    見知らぬ道を通って来たせいか人知らぬ道へと出た


    ふと近くで良い匂いがする



    蓮「向こうか…」


    その匂いにつられてまたさらに知らぬ道へと歩む


    そこへ近づけば近づくほど…自分の食欲が湧きどんな食べ物かと想像を膨らませた



    そして俺は…見てしまった



    喰種の喰い場を



    「なに…?欲しいの?」



    彼女は人を喰っていた…そして彼女の目は赤い


    蓮「は…ははっ」


    そして初めて自分が化け物だという事を自覚した


    人の匂いに釣られノコノコと誘い込まれた自分


    そして…彼女なりの優しさか?右腕らしき者をこちらへ渡してくる


    「遠慮しなくて良いから…喰いなよ」


    蓮「…」


    「…なに?喰べないの?」


    彼女は不思議に思ったのかこちらの顔を覗く



    「アンタ変わってるね…左目だけって」


    蓮「無理だ…」



    あまりにも衝撃的な…事に何も考えることが出来なかった俺は彼女からその肉を受け取り喰べた



    「やっぱ欲しかったんだね…じゃあ」



    彼女は去り…俺1人がその場にいた



    初めて人を喰べた


    昂揚感に満ち不思議だ…



    俺はその場から離れなかった



    そこで寝て一夜を過ごした


    「アンタ…何してんの?」



    蓮「…」


    「こんな所で寝たら風邪ひくでしょ…もうこっち来なよ」


    彼女の言うままそちらへ向かう


    あの時の俺は…何もかも考える事を放棄し廃人になりかけていたのかもしれない



    「ココが私が働いてる店…ついて来て」



    あんていく



    トーカ「いらっしゃいませ…ほらここに座って」



    蓮「…」


    トーカ「コーヒー持ってくるね…」


    蓮「…」


    数分後


    トーカ「ほら…シャキッとしろよ」


    蓮「いただきます」


    トーカ「コーヒーにいただきますっていうか知らないけど…」


    蓮「いや悪い…」


    トーカ「何だ…普通に喋れるじゃん」


    コーヒーを飲み緊張が溶けたのか…それかトーカの優しさに理性を取り戻したか


    俺はまともに喋れるようになっていた



    そして色々喋った


    喰種に会ったこと…そして自分が喰種になった事を


    彼女もそれを理解し受け止めてくれた


    そして


    トーカ「私も喰種何だ…別にアンタと同じようにして喰種になったわけじゃないけど」


    トーカ「良かったらまた来なよ…」



    蓮「あぁ…お前に会いにまた来る」


    トーカ「そっ…」プイッ


    蓮「今日はありがとな…今度はちゃんとお客としてくる」


    トーカ「ありがとうございました…」
  22. 22 : : 2016/01/22(金) 19:22:32
    彼女の優しさに触れ喰種も悪くないと思った



    少なくとも人間だった時の俺と比べれば


    彼女のように手を差し伸べてくれる人間などいなかった


    ずっと1人…


    気分が良く…口元がニヤける



    だから俺は気付かなかった…いや気付けなかった



    影で不敵に笑みを浮かべるあいつに



    運命というものが存在するとするならば



    俺はきっと運命に導かれ…喰種になった



    今考えると最初からす仕組まれていたのかもしれない



    喰種に成るべくして生まれた存在



    この世界を変える為に…



    ……



    あぁ本当に…何で今なのだろうか



    間の悪い…



    2度目種の喰い場に遭遇するなんてそれに



    凄く強そうだな



    「何だお前…余所者か?」


    話で解決できるなら。


    蓮「あ、はい…そ、そうなんですよ…すいません邪魔して」


    逃げるようにさっき来た道に戻ろうとするしかし



    「おいおい…謝罪してハイ終わりってなるわけねえだろ?」



    やはり喰種は化け物だな…完全に逃げれたと思ったのに逃げ道を塞がれた



    「それに何だお前…変な匂い女の喰種みてぇだ」


    逃げた時点で言葉による解決はしない…なら


    蓮「力尽くでこいつから逃げるか」


    「オ?殺る気?久々だな共喰いわ」


    蓮「…」



    取り敢えず目を潰してその内に



    「目潰しでも狙ってか?甘いなぁ」


    蓮「チッ…」読まれた


    「男なら拳で語れよっ!」


    蓮「がっ…⁉︎」


    腹部に重い一撃…



    「まぁ俺は拳より蹴りの方が好きだけどよ」


    蓮「ぐっ…くそッたれが」


    あの化け物のせいか痛みに慣れが付いた…この程度ならまだ動ける



    「お、立っちゃう?結構本気で蹴ったんだけどなぁまぁそれはそれで面白いけどなっ!」



    さらに一発と言わんばかりの蹴りを繰り出す


    蓮「2度も同じようにくらうかよ」


    避けるが奴の蹴りで壁が崩れ砂埃がする



    蓮「今の内に…」


    冷静な判断のおかげかその後は追ってこなかった
  23. 23 : : 2016/01/22(金) 19:44:41
    期待です!
  24. 24 : : 2016/01/23(土) 12:46:08
    トーカちゃんやさしい…期待です!
  25. 25 : : 2016/01/23(土) 14:39:08
    な···名無しで悪かったね!!

    そして期待(^_^)b
  26. 26 : : 2016/01/23(土) 15:12:57
    >>23初コメあざますっ!


    >>24初コメあざますっ!


    >>25初コメあざまっす




    「チッ…逃げたか」



    ……



    数日後


    あんていく


    蓮「よっと」


    トーカ「また来たの?」


    蓮「まぁ…他に行くとこないし」


    トーカ「それでも1日1回は来てるし」


    蓮「いやお前がいる日だけだって…」


    トーカ「もはやストーカーじゃん」


    蓮「そう言われたらそうかも…」


    トーカ「冗談だって…いつものコーヒーでいい?」


    蓮「あぁ頼む」


    トーカ「りょうかいっ」


    ここ何日間俺はあんていくに通い


    いつものようにトーカにコーヒーを頼んでた


    カランカラン


    トーカ「いらっし…ッチ何の用?」


    「おいおい客に向かってその態度はどうなんだよ」


    トーカ「アンタが客って言うんだったらそこらの野良を客扱いした方がマシだね」


    「相変わらずウゼェ奴…まぁお前には用はねえんだどけ」


    蓮「げっ…お前は」



    「人の喰い場荒らしといて逃げた奴を生かしたままじゃ胸糞悪いからよぉ…探したんだぜ?」


    トーカ「ちょっと…コイツとどういう関係だよ」


    蓮「いやその…コイツの邪魔したみたいで」


    トーカ「はぁ…アンタには悪いけどさコイツの事見逃してくれない?こいつまだ入ったばっかで」


    「ァ?おいおいまさか庇ってんのか?」


    トーカ「別にそんなじゃ…」


    「まぁ俺的にはお前の事はどうでもいいけど…俺はコイツに用があんだよ」


    トーカ「チッ…こっちが下手に出てたらいい気になんなよクソ錦」


    西尾「年上に対する口の聞き方ってもん教えてやろうか単細胞女」


    トーカ「年上ってだけで先輩面するんじゃねえよ」


    ガガガッ


    睨み合う中店の中で一戦交える


    西尾は蹴りをくらわせようとトーカの懐へ走り込むがすれ違いざまに赫子の攻撃を受ける




    西尾「…浅いんだよこんなもん」



    トーカ「店の中だから手加減してやってんのよ表でろクソ」


    西尾「頭きた…コイツより先に相手してやるよ」
  27. 27 : : 2016/01/23(土) 15:14:10
    西尾先輩の口調がイマイチ掴めない



    睨み合ったまま店の外へ出て


    ちょっとした人気の無いところへ移動する



    西尾「覚悟は出来てんだろうな?」


    トーカ「そっちこそ…吠え面かく準備できた?」


    西尾「舐めやがって!」


    再び蹴りを繰り出す


    トーカ「懲りないね…そんなの目瞑っても避けれるっての」


    完全に攻撃を読んでいたトーカは綺麗に避ける


    西尾「くそっ」


    トーカ「相性的にも実力もコッチが上なのに懲りないねアンタも」


    西尾「相性なんて実力で覆せんだよ」赫子


    トーカ「あっそ…対した実力もない癖に」


    西尾「ほ…ざけっ!」


    さっきより威力が増した蹴りを繰り出し


    赫子を上手く使い逃げ場を狭める


    トーカ「…ぐっ」


    完全に避けきれないと判断し防御の態勢をとる


    蹴りを受け遠くへと身体を吹き飛ばされる



    トーカ「痛たった…」


    制服の砂埃を取り西尾を睨む


    トーカ「今になって依子の料理が来るなんて…私って運悪いな」


    西尾「さーてお前にはこの前くらったのとさっき店で受けたのきっかりお返しさせてもらうぜ」



    トーカ「チッ…」


    蓮「おいお前が用あるのは俺だろ…」


    トーカ「おい…アンタが勝てる相手じゃ無いって」


    蓮「お前がボロボロになってまで助けられたくねえよ…それに元はと言えば俺がまいたタネだ」


    西尾「まぁお前からやるのもちょうどいいな単細胞女にトドメさす前にちょっと遊んでやるよ」
  28. 28 : : 2016/01/23(土) 15:15:36
    蓮「うぉぉぉっ!」


    西尾「おいおい…」ヒュッ


    蓮「くそっ!」


    西尾「さすがに弱すぎだろ!」バキッ



    蓮「ガァッ…ぐぁ」


    西尾「こんなんじゃ赤子をひねるよりも簡単だな」


    蓮「くっ…何で思ったように力が出ないんだよ」


    トーカ「あんたまさか…あの時以来まともな食事してないの?」


    蓮「当たり前だろ…あの時は理性が」


    トーカ「最悪…ちょっとカッコいいとか思ったけど」


    蓮「悪かったな…カッコよく倒せれば良かったんだけど」


    トーカ「1つ…あいつに勝つ方法あるけどやる?」


    蓮「…もう1回だけ戦って負けたらやる」


    トーカ「そっ…じゃあ早く負けてこい」


    蓮「負ける前提で戦いたくねえな…っと」


    立ち上がり強く地面を蹴り西尾に拳を向ける



    西尾「何度立ち上がっても無駄何だよオラァッ!」


    蹴りを繰り出し


    蓮はギリギリ避ける


    西尾「ちょこまかとウゼェんだよ!」



    今度は赫子で攻撃を仕掛ける


    蓮「それはうけたくないなぁ…」


    ムチのように赫子を使うが蓮は攻撃を読み避ける


    西尾「避けるだけか?」


    蓮「避けて攻撃出来れば上等だよな」



    再び地面を強く蹴り西尾の懐へ飛び込む


    西尾「っっ⁉︎」


    不意を突かれ身体の反応が鈍る


    蓮「倒れろっ!」


    渾身の一撃とも言える拳で西尾の顎を強打



    トーカ「やるじゃん」


    蓮「はぁはぁ…」バタッ


    トーカ「アンタにしちゃカッコ良かったよ…っとまずはコイツどうにかしないとな」



    その後色々揉めたが西尾はあんていくの店員となりトーカがいない日に接客などをしている
  29. 29 : : 2016/01/23(土) 15:16:31
    蓮 覚醒する(赫子を出す)



    ある日 あんていく


    いつものように蓮があんていくへ寄ると見知らぬ人が立っていた



    蓮「この人は?」


    トーカ「アンタは初めてだっけ?この人はあんていくの店長」


    芳村「君が蓮君か…噂はトーカちゃんから聞いてるよ」


    蓮「はぁ…」


    芳村「ところで君は赫子はもう出せるようになったのかな?」



    芳村「ここら辺は今は安全だが西尾君みたいに暴れる喰種も少なくない身を守る為には赫子がないと」


    蓮「はぁ…」


    芳村「そうだ…ここの地下室でトーカちゃんと特訓してもらいなさい」


    トーカ「えー私がですか?」


    芳村「トーカちゃん以外に教える先生は居ないからね」


    トーカ「まぁ確かに…面識の無いコイツに入見さん達とかに教えてもらうのはおこがましいですけど」


    芳村「少ししたら四方くんと一緒に様子を見にくるからね」


    トーカ「まぁ分かりました…ほら行くよ」


    蓮「え?あぁ」


    芳村「あ、蓮君…コレを喰べときなさいちゃんと力が出せるように」


    蓮「あ、はい」


    店長から包みを受け取る
  30. 30 : : 2016/01/23(土) 15:17:04
    トーカ「じゃあついてきて」


    トーカが案内するままあんていくの地下へ


    トーカ「ここら辺薄暗いから気を付けて…足場悪いからね」


    蓮「あぁ…」


    蓮「っていてっ」


    返事をした瞬間石につまずき転ぶ


    トーカ「馬鹿…」


    蓮に手を貸し身体を起き上がらせる



    地下


    蓮「何だここ…スゲェ」


    トーカ「昔、喰種が住んでた場所だから…あ、これ以上奥に進むなよ?1人で行ったら迷子になるから」



    蓮「あぁ分かった」


    トーカ「さて準備運動したらさっそく特訓するよ」


    蓮「おう」



    ……


    イメージトレーニング




    トーカ「まず…イメージして」



    蓮「あぁ」


    かと言って何をイメージするのか分からない


    トーカ「息を吸って…」


    トーカ「ゆっくり吐いて…また息を吸う」



    彼女の言う通りにするが…何の特訓かイマイチピンとこない



    トーカ「やっぱ私が教わった通りにやるしか無いか」


    トーカ「じゃあ構えて」



    蓮「へ?」


    間抜けな返事に返ってきたのは拳だった



    蓮「ぶべぇっ⁉︎いきなり何するんだよ」


    トーカ「ほら構えって言ったでしょ…危機感持って」


    蓮「にしても急に」


    トーカ「敵はいつ現れるか分からないのに躊躇してたら死ぬよ」


    蓮「だけども…」


    反論するが意味をなさいのでやめる


    トーカ「やっぱ口で説明するより身体に刻み込まないとダメだと思う」


    トーカ「だから本気でやるから…死んだらゴメン」


    蓮「は?」


    トーカ「行くよ…」赫子


    蓮「ツッッッ⁉︎」赫子



    突然の赫子の攻撃に俺もとっさに手が動き


    俺の赫子がトーカの赫子の攻撃を防ぐ



    トーカ「やっぱ鱗赫か…鱗赫は再生力高いし一撃が重いしアンタにピッタリね」


    蓮「これが俺の…」


    トーカ「基本はこれの繰り返しだから…後は基礎体力と筋肉つけないとね」



    蓮「マジかよ…」
  31. 31 : : 2016/01/23(土) 15:18:12
    トーカ「ほらあと腕立て伏せ100回」


    蓮「げっ…はぁはぁ」


    トーカ「ほらもっとペース上げて」


    蓮「コレでもペース上げて…はぁ」


    鬼のような特訓にまだ開始して数十分だが俺はもうダメかもしれない


    必死にもう無理…死ぬっと考えながらも体は動き続け



    トーカ「あ、店長に四方さん」


    蓮「ふぁぁ‼︎はぁ!」


    トーカ「あ、休んでいいよ…」


    蓮「はぁぁぁ…疲れた」


    芳村「蓮くんお疲れ様…随分と疲れてるようだね」


    蓮「まぁ…はい」


    四方「トーカ…お前はもう少し本格的なことを教えたらどうだ?」


    トーカ「私がやると怪我させちゃうし」


    四方「…俺が土台になる」


    トーカ「四方さんが稽古つけてくれるなんて久々ですね」


    蓮「あ、初めまして」


    四方「挨拶はいい…2人して掛かって来い」


    トーカ「ほら立って…1撃くらい与えるよ」



    蓮「あぁ…」



    少し遠慮しながらも


    蓮「はぁ!」


    四方「遅い…避けられたら次は足を使え攻撃の手を休めるな」


    トーカ「ふんっ!」


    四方「トーカ…お前は以前よりスピードが大分落ちてる無駄な物を喰べ過ぎた」


    トーカ「うっ…」


    蓮「これで!」


    完全に四方の不意を突くもまるで見えているかのように避け蓮の手を掴み投げとばす


    蓮「ぐはっ…」


    綺麗に入った1本はキツかった


    四方「なかなか良かったが少し迷いがあったな…」


    蓮「お見通しですか…」


    四方「本気で来なければ死ぬと思え…戦闘になれば敵は手加減などしてはくれない」


    芳村「さすが四方くんだね」


    四方「いえ…」


    トーカ「やっぱ四方さんは強いっすね…」


    四方「そんな事より…まだ初歩の初歩だ本格的にコレから動くぞ」
  32. 32 : : 2016/01/23(土) 15:29:06
    最後の7スレダァァァァァ



    俺…これ終わったら寝るんだ(死亡フラグ)



    四方との訓練も終わり



    トーカ「取り敢えずコレ…筋トレメニュー作っといたから毎日やる事」


    蓮「嘘だろ…」


    筋トレメニューの内容はほぼ鬼トレで


    身体が壊れそうな勢いだ


    トーカ「サボったりしたらお仕置きだからね」


    蓮「分かってるよ」


    ……




    数週間後



    赫子も大分出せるようになり…トーカや西尾とほぼ同格までの実力をつけ始めた


    蓮「久々の休日だーぁ」


    ここのところ毎日のように筋トレメニューやトーカの訓練そして西尾との対人格闘



    休みなしのキツイ試練だったがトーカに実力を認められやっと休みを貰えた


    蓮「って言っても特に何もする事ないし散歩だよな」


    ふと懐かしい場所めぐりの散歩をしていた



    初めて喰種に会った場所


    日常が非日常へと変わった思い出



    トーカには初めて会った場所



    そして…



    包帯を巻いた少女に会った場所


    「みーつけた」


    まるでかくれんぼの鬼でもしていたかのように俺を見てそう答えた


    蓮「…」


    「やっとココに来たね…いつ来るか楽しみにしてたよ」


    蓮「まさか俺を待ってたのか?」


    「そういうわけじゃないけど…まぁ戦うならココが良いなぁって」



    蓮「おいおい嘘だろ…」


    「悪いけど嘘じゃないんだなぁ〜実力をつけてきた君にチョーっと興味が出たの」


    「ウチの組織にこない?」


    蓮「どんな組織か知らない内に入るわけないだろ」



    「おっしゃる通り…でも無理矢理連れて行けば問題ないよね」


    蓮「チッ…」


    「ヒャハははっ!」


    蓮「トーカと同じ羽赫か」


    「ほら遊びましょー」


    蓮「とてもじゃないけど遊ぶ気にはなれねえよっ!」


    羽赫をブレードにし蓮に斬りかかる


    「逃げなくても良いじゃん…受け止めてよ」


    蓮「逃げるだろ…そんな歪んだもの受け止めれるかよ」


    「じゃあ…死んでっ?」


    急に先ほどよりスピードを増し突っ込んでくる


    蓮「ぐっ…」


    避けきれずブレードを掴む



    「ほら血が出てるよ?」


    蓮「だからどうした…よ」


    「早く楽になった方が良いんじゃない?」


    もう1本の羽赫のブレードを出しさらに斬りかかる


    蓮「げっ…ぐっ」


    ブレードを離し距離をおく


    「距離をとったって事は私に勝てる見込みがないって事だよね」


    蓮「別にそんなんじゃねえよ」


    「なら何で距離をとったの?近づいてよ…私の事を見て私を感じて‼︎」



    蓮「さっきから何言ってんの理解出来ねえのは俺だけか?」


    二本のブレードで蓮を斬りかかるも綺麗に避ける


    「避けるの上手いね…」


    蓮「そりゃドウモ」


    地面を強く蹴り包帯の少女の目の前に行く



    「…」ダキッ


    蓮「お、おいっ!」


    急に抱きつかれ動けない


    驚きのあまり振り解けない


    「私ね…エトっていうの」


    「私は1人だった…んだよ?誰も本当の私の事なんか見てくれないの」


    蓮「…」


    エト「貴方は私の事をちゃんと見てくれる?」


    顔の部分を巻いていた包帯が取れて可愛らしい女性だった


    蓮「あぁ…ちゃんと見ててやるよエト」
  33. 33 : : 2016/01/23(土) 18:31:02
    う…腕立て100回!?トーカちゃん鬼だ…。期待です!
  34. 34 : : 2016/01/23(土) 20:00:28
    エレンがよかったなぁー
  35. 35 : : 2016/01/23(土) 23:16:40
    >>33優しと厳しさのトーカちゃんです


    >>34エレンの部分を含んで蓮と名付けました



  36. 36 : : 2016/01/24(日) 02:18:39
    期待!
    カネキが蓮になったって感じですか??
    頑張って下さい♪
  37. 37 : : 2016/01/24(日) 06:47:53
    あー毎度毎度寝る前にネタ思いついて起きた瞬間忘れる無限ループはキツイ…


    しかも夢の中でもネタ思いつくし辛い



    第2章終わり


    第3章 喰種×喰種×喰種



    蓮「あー嫌な夢」


    エト「何見てたの?」


    蓮「最初の頃の思い出見てた…」


    エト「ふーん?」


    蓮「お前と会って半年…色々あったな」


    エト「まだ半年なんだね…」


    蓮「俺的にはもう半年だけどなって今何時?」


    エト「昼の1時」


    蓮「…何で起こしてくれなかったんだよぉぉぉぉ」


    エト「いやだっていつもの事だし」


    蓮「くっ…いつもの癖で呑気に話してた」



    エト「行ってらっしゃい」



    ……



    今日は



    2月2日…あいつの誕生日だから





    あんていく



    トーカ「遅い…」


    蓮「わ、悪い!」


    トーカ「昼前には来てって言ったんだけど…また寝坊かよ」


    蓮「だから悪いって言ってんだろ」


    トーカ「遅れてきてたくせに何だよその態度」


    西尾「喧嘩する暇あんならサッサと動けクソトーカそしてお前もさっき来たばっかだろうが」


    トーカ「うっ…」


    蓮「へぇ?俺と対して立場変わらねえじゃねえか」


    トーカ「アンタより早く来てるんだからいいでしょ!」


    蓮「散々人の事言いやがって」



    西尾「だから喧嘩する暇あったら」


    蓮・トーカ「お前は黙ってろ!」


    西尾「上等だお前ら表でろ」



    なんやかんやあり



    ……


    カランカラン



    雪海「あれ?今日お店定休日でしたっけ?」


    トーカ・蓮・西尾「雪海誕生日おめでとーう!」


    雪海「へ?」


    トーカ「店長から聞いたの今日が誕生日って」


    雪海「店長が…」


    蓮「言ってくれたらいいのによ〜」



    雪海「でも…人間の時の誕生日なんて」


    西尾「人間も喰種も誕生日くらい祝うだろ…何の為の誕生日だよ」


    雪海「…」


    蓮「って店長達は?」


    トーカ「今飲み物とか買ってきてる」


    蓮「んじゃ少し早いけど俺は誕生日プレゼントやったら帰るな…仕事あるし」ヒソヒソ


    トーカ「は?最後まで居ないの?」


    蓮「色々あってな…」


    トーカ「はぁ…日にち変わる前にあんていく戻ってこいよ」


    蓮「ん?何で?」


    トーカ「馬鹿そんな事もわかんないの?」


    蓮「?」


    トーカ「これだから鈍感は」
  38. 38 : : 2016/01/24(日) 06:48:52
    続きは2月2日にスレ立てますね‼︎



    因みに蓮の誕生日はエレンと同じなのです


    >>36そして金木君は白鳩なのです



    ……




    蓮「さて…」マスクを付ける



    嘉納「すまない…追われてる」


    蓮「あぁ分かった…お前はシロと合流して逃げろ後は俺が引きつける」


    嘉納「頼むね…」



    蓮「さて…今回は白鳩か」



    白鳩×10


    蓮「推特等が1人、上等捜査官が4人、一等捜査官が5人か」



    その内1人が亜門、もう1人が金木、あとモブ&オリキャラ



    推特等(以下翼)「誰だか知らんが…そこを退いてもらおうか?」


    蓮「悪いけど…ここから先は死だぜ?」


    翼「ふんっ下等な喰種が一班は私とコイツを仕留める残りは嘉納を追え」


    推特等の指示が飛び嘉納を追うが




    蓮「さすがに白鳩…美味いな」


    翼「なっ……⁉︎」


    蓮「だから言っただろ?この先は死だ」


    先頭の上等捜査官の1人を喰い殺しこちらを睨む



    翼「くっ…あの実力Sレート〜か」


    亜門「あの動き…それにあのマスク」


    亜門「翼推特等…あいつは摩琉上等捜査官を殉職させた喰種です!」


    翼「摩琉上等捜査官が…これは死ぬ気で掛からないと死にますね」


    目の色が変わり最初から本気でくるようだ



    翼「上等以下は嘉納を…上等は私の指示に従い奴を討伐します」



    作戦を変更しすぐさま皆それぞれ行動に移す



    蓮「一等捜査官程度なら…マシか」チラッ



    その一等捜査官を見つめるなか…金木 研がいた


    蓮「あいつは…」


    気付いた時には時遅く翼がクインケを起動させこちらに斬りかかる


    蓮「早いとこ片付けねぇと…」


    翼「ふんっこちらのセリフだ」


    芝犬「Sレート喰種…か」


    モブ「…」



    蓮「取り敢えず数が多いな…取り敢えず」


    鱗赫を出し上等捜査官のモブを吹き飛ばす



    モブ「ぬぁぁ」


    蓮の力押しにモブは力負けし思いっきり吹き飛び壁に身体を強く打ち付けモブは即死



    芝犬「俺がいきます…」


    続いて飛び込んで懐へ入った捜査官を



    蓮「チッ…」


    一旦鱗赫を戻し尾赫を出す


    芝犬「…⁉︎」


    翼「赫子を2種類ですか…」


    蓮「吹き飛べ…」


    尾赫で懐に入り込んだ芝犬を綺麗に払いのけ複数の捜査官の方へ吹き飛ばす



    蓮「ラッキー」


    翼「くっ…退却だ!」


    蓮「退却するなら…お前の首貰うぞ」


    芝犬、モブ捜査官は退避するも翼推特等の行く手を阻む


    翼「…」



    覚悟を決め甲赫のランスのようなクインケを蓮に向ける


    蓮「甲赫は鱗赫の次に威力が高い…よな」



    翼「下等な喰種め……これで串刺しだ」



    翼は地面を強く蹴り走り出す


    蓮「甲赫のクインケもちの癖に早えな」


    翼「これまで何体の喰種を串刺しにして来たと思う?重さなど最初の頃は苦労したが今の私には関係ない」


    蓮「鱗赫押しするべきなんだけど…俺の鱗赫一撃にあんま威力ないんだよなぁ」



    新しい赫子を肩甲骨辺りから再び出す




    翼「お前……いくつ赫子を」


    蓮「全部で4つ…」ニヤ



    翼「こんな奴私1人で勝てない…本局へ」


    蓮「敵に背後向けるなんて捜査官失格だな死ねっ」


    甲赫を振り下ろしグシャ…と嫌な音を立て


    捜査官の首がおちる
  39. 39 : : 2016/01/24(日) 06:50:00
    一等捜査官達


    金木「翼推特等達はあの喰種に勝てますかね?」


    亜門「分からん…だが翼推特等と芝犬上等のコンビは強敵の喰種をいくつも倒してきた」


    亜門「今亡き摩琉上等捜査官の元パートナーで翼推特等はあの鬼瓦や卑弥呼を討伐した捜査官だ」


    金木「どちらもSレート…凄いですね」


    亜門「しかし1度交戦したがあの喰種…かなり強い」


    金木「じゃあ今は無事勝利を収めれる事を祈るしかないですね」


    亜門「あぁそうだな…」



    あの喰種……


    かなり危険だと思うが無事だろうか



    金木「あ、居ました!」


    金木の声で我に返り


    亜門「よし…追うぞ」


    亜門の指揮のもと捜査官4名は動く



    その頃


    蓮「完全に見失った…どうすっかな」



    迷子になっていた


    翼推特等を倒した後嘉納の元へと向かうが車と歩行では完全に合わない


    すると


    四方「…どうしたこんなところで」


    蓮「四方さん!今ちょっと野暮用がありまして乗せてくれません?」


    四方「……あぁ乗れ」


    蓮「ありがとうございます!」


    ……


    嘉納「さて…お客様を迎える準備をしようか」


    クロ・シロ「はいパパ」



    亜門「ココが…よし本局に連絡を」


    モブ「早くしないと逃げちゃいますよ!」


    モブ「功績…功績」ブツブツ


    金木「亜門さん‼︎…1人勝手に突入しました」


    亜門「ぐっ…またあいつは勝手な行動を」


    藻部「ヘヘヘッこれで亜門一等を抜く」


    亜門「誰か1人ココで本局の指示を仰いで貰いたいが…」


    モブ「じゃあ俺が…」


    亜門「悪い…頼めるか?」


    モブ「任せてください…何かあれば連絡します」


    亜門「よし…金木と俺とモブは藻部の捜索ってモブはどこに行った⁉︎」


    金木「さっき功績功績ってブツブツ言いながら突入しました…」


    亜門「気付いてたなら何故止めない‼︎」


    金木「すいません…」


    亜門「ココで怒っても仕方ないか…連絡はモブ、俺たち2人がモブと藻部を捜索だ」


    金木「はい」
  40. 40 : : 2016/01/24(日) 12:44:21
    よしモブの連絡係以外の名前考えまひょ



    先に潜入したモブAこと藻部


    功績功績と言っている瓜江君タイプを鷹星くんにしまひょう



    こういう風に名前付けとかないとまた寝た時に忘れます…はい


    本編



    四方「こんなところで良いのか?」


    蓮「はい!ありがとうございました」


    四方「ん…」


    蓮「さて…白鳩狩りの時間だ」



    ……


    シロ「侵入者が4人…」


    クロ「散らばせて1人1人殺していこう」



    藻部「喰種みぃつけたぁ」


    シロ・クロ「捜査官は殺す」


    ……



    金木「…!」


    亜門「どうし…ぬぉ」


    金木「敵です…」


    蓮「今の避けんなよ…足だけで済ませようと思ったのによぉ」


    亜門「何故お前が…翼推特等さん達がお前の相手を」


    蓮「これ見たら分かるよな?」


    金木「翼推特等が持っていた…クインケ」


    亜門「許せん…貴様だけはぁぁぁぁぁ」



    金木「亜門さん!」


    亜門「ぬぉぉぁぁぁぁ」


    金木「くっ…はぁぁっ!」


    蓮「お前ら相手に赫子使うのは勿体無いし…クインケで充分だな」


    亜門「舐めるなっ!」


    蓮「おっと」


    蓮の背後に


    金木「よしっ…」とった



    蓮「残念…」消化器


    金木「へ?」


    亜門「は?」


    いつの間にか所持していた消化器を背後に回った金木へぶちまける


    金木「くそっ…威力が普通じゃない」


    蓮「お前はそこで粉まみれにれもなって倒れてろ」


    亜門「金木…!」


    蓮「はいはい次はお前の相手な…」消化器



    亜門「金木のようにはいかんぞ‼︎」


    蓮「だと思って足元に噴射しておきました」


    亜門「ぐっ…」


    蓮「俺の手際の良さ…たった2人あら不思議簡単に戦闘不能に仕上げましたとさ」
  41. 41 : : 2016/01/24(日) 12:45:26
    期待!
  42. 42 : : 2016/01/24(日) 12:46:26
    シロ「クロ…コイツ強いよ」


    クロ「シロ…強いね」


    シロ・クロ「でもウザいから殺そう」


    藻部「楽しく〜遊びまひょ?」ニヤァ



    シロ「遊ぶ暇なんて」


    クロ「与えない…」


    藻部「オイオイ遊ぶ暇ってのはな?」クインケ


    藻部「作るもんなんだぜ?えぇ?」



    グサッ


    クロ「がっ…」


    シロ「クロっ‼︎」


    クロ「だ、大丈夫…治る!」


    藻部「治る?治ってもらわねえと困るなぁだって玩具が壊れたら新しい玩具が欲しくなっちまう」


    クインケ×99本


    藻部「yo?ヒヒヒッ」


    クロ「ぎっ…くそッ!」


    藻部「オイオイ危ないじゃん」



    シロ「コイツ…本当に白鳩か」


    藻部「NoNo〜白鳩の暗部だよyo?あーゆーオッケー?」


    クロ「暗部…?舐めやがって」


    シロ「クロ…傷は?」


    クロ「今のところは…大丈夫」


    藻部「そろそろ本気出して嘉納狙ってもいいちゃいいんだけどな…」


    藻部「まぁそれはそれは…面白くない」


    鷹星「そろそろ真面目にやれ」


    藻部「おや?コレハコレハNo.2の鷹星君じゃありませんか〜奇遇ですね功績の横取りかね?」


    鷹星「お前が抜け駆けしなければ俺が最初に見つけてた…」


    藻部「これだからNo.2は…立場を弁えろ」


    最初のヘラヘラした口調から急にドスのきいた声を聞こえた


    鷹星「あー任務を遂行する為にやむなく藻部一等捜査官()は犠牲になってもらいましたって報告させてもらいますよNo.1」


    藻部「ァ?」


    鷹星「ァ?」



    お互い睨み合い火花をバチバチさせている
  43. 43 : : 2016/01/24(日) 12:48:46
    「おいおい盛大なパーティー開くなら俺も入れてくれよ」





    藻部「チッ…」


    鷹星「こいつは…」


    シロ・クロ「蓮!」


    蓮「お前ら怪我ねえか?」


    シロ「私は大丈夫だけどクロが」


    クロ「私は別に再生するし」


    蓮「まぁ命に別状ないならよし…さてコイツらが世話になったなぁ」


    鷹星「暗部暗殺リストの難易度☆☆☆☆☆最高ランク喰種」


    蓮「Sレートにそんな難易度つけちゃ駄目だろ?」


    藻部「お前を駆逐して…ボスの座に上り詰める‼︎」


    鷹星「よせっ!お前で勝てる相手じゃ」


    藻部「うるせっ!No.2程度が俺に命令してんじゃねえよ」


    蓮「はぁ…喧嘩なら他所でしてくれよ目障りだ」ヒュッ


    藻部「がっ…何だ……と?」


    蓮「一等捜査官程度が…俺相手に手ェ出すんじゃねえよ」


    藻部「くそッ……コロスコロすコロスコロスコロス‼︎」


    クインケを振り回し蓮に攻撃するも



    よろめいた身体では普通に避けられそしてまた一撃


    蓮「どうだ効くだろ?先輩に教わった蹴り」


    鷹星「レベルが…違いすぎる」


    シロ・クロ「…凄い」


    蓮「大人しく引けば…今は見逃してやるよ今度はねえぞ?」


    鷹星「肝に銘じとく…」


    大人しくのびてる藻部を引っ張り退却する


    シロ「強かったんだね…」


    蓮「まぁな…」


    クロ「…」


    蓮「さて嘉納の元行くか…あいつらはもう手ェ出してこないはずだし」


    ……


    CCG ???


    鷹星「はい…奴が」


    ???「では、嘉納には手を出すな…いくら束になってもあいつには勝てん」


    鷹星「はっ…」


    ???「報告ご苦労…下がっていいぞ」


    鷹星「…藻部は」


    ???「海にでも捨てておけ」


    鷹星「分かりました」
  44. 44 : : 2016/01/24(日) 12:50:36
    全然文字数稼げぬなぁ…第3章終わり



    何かモブ君たちが暗部とか蓮が最高ランク喰種って誰が考えた…
  45. 45 : : 2016/01/24(日) 20:19:48
    第4章



    CCGの裏の組織 暗部



    今日は特別にその幹部を紹介してくよ!



    1人目は龍崎 有馬と並ぶ実力でありながら上等捜査官の身で裏で組織を見守っているよ



    2人目は瑠華 唯一暗部の女捜査官で実力はミステリアスな感じにしております



    3人目は鈴屋 什造






    雪海「最近ストーカーが居るんですが」


    トーカ・蓮「ストーカー?」


    雪海「はい…」


    トーカ「ど、どんな奴?」


    雪海「えっと…出会いは急に私の匂いを嗅がれて」


    蓮「よし、そいつぶち殺す」


    トーカ「馬鹿赫眼抑えろ」


    雪海「それからと言うもの家の前まで来たり花をプレゼントされたりデートに誘われたり」


    トーカ「よしそいつ殺そう」


    蓮「アホ赫子出すなよ」


    雪海「あ、昨日襲われて肩の肉を喰われそうになって」


    トーカ・蓮「よしそいつは死刑だ」赫子


    西尾「待てやお前ら」


    トーカ「離せ錦!私はそいつを見つけるまで殺しまくる」


    蓮「捜査官だろうが喰種だろうがぶち殺してやる」


    西尾「お前ら2人は本当にやりそうだから辞めろ」


    雪海「それで…今日も」


    カランカラン


    「うーんここの空気は相変わらず美味しいね」


    蓮「誰だあいつ…」


    トーカ「あ…面倒な奴が来た」


    雪海「あ、この人が私のストーカー」


    蓮「そうか…分かった……きっとここに長く居すぎてしやったんだな」


    蓮「馬鹿な奴らに囲まれて半年俺はまだ餓鬼で知らなかったんだよ犯罪者を野放しにするのが何でダメか」


    蓮「くそッ…もう俺には何が正しいかわからねぇただ…俺がすべき事を雪海達を守る選択肢を男として最後まで責任を果たすことだ」


    トーカ「蓮…やるんだね⁉︎今ここで」


    蓮「あぁ‼︎勝負は今‼︎こいつの正体が分かった今決める‼︎」


    西尾「はい落ち着けお前ら…」


    雪海「ストーカー逃げて!」


    「ふぁ…ファタステックだね」


    蓮「この裏切り者ガァァァァ」赫子





    っていう番外編を思いいたのだがどうだろうか
  46. 46 : : 2016/01/24(日) 20:20:17
    番外編がまだ続く…


    ネタが思い付くまで側にいてくれ‼︎



    ヒナミ親子



    リョーコ「ヒナミー?どこ〜」


    リョーコ「あの蓮さん!ヒナミがどこ行ったか知りませんか?」


    蓮「いや知らないですけど…どうかしたんですか?」


    リョーコ「お買い物中人が多くて離れてしまったんです…探しても探しで見つからなくて」


    蓮「じゃあ俺も探します!」


    リョーコ「お願いします…」



    ……



    アヤト「チッ…ヤモリの野郎どこ行きやがった」


    「お姉ちゃん!」


    アヤト「ァ?」


    「ひっ…」ビクッ


    アヤト「お姉ちゃん…?お兄さんだろ」


    「あのその…お姉ちゃんによく似てたから」


    アヤト「…姉貴の知り合いか?」


    「トーカお姉ちゃんの事知ってるの?」


    アヤト「やっぱ姉貴か…はぁでお前迷子か?」


    「うん…ヒナミお母さんとはぐれたの」


    アヤト「面倒くせえからあんていくの店の前まで案内してやる…ついて来い」


    ヒナミ「うん」


    ……


    その頃ヤモリ


    ヤモリ「アヤトの野郎どこ行きやがった…んアカギの嫁かその隣は蓮…早めに逃げとくか」



    蓮「おいヤモリ‼︎」


    ヤモリ「…なんだ」


    蓮「この人似の小さい子見なかったか?」


    ヤモリ「いや見てな…いや見たなアヤトが餓鬼連れて何処か怪しい所に連れ込もうとしてたのを見た」


    蓮「なっ⁉︎アヤトの野郎」


    ヤモリ「迷子になった罰だ…さて今日はゆっくり帰るか」



    アヤト「ここら辺まで来たらもう大丈夫だろ」


    ヒナミ「うん…ありがと」


    アヤト「もう迷子になるんじゃねえぞ…」



    ……


    その帰り道



    蓮「見つけたぞ…アヤト‼︎」


    アヤト「蓮…?」


    蓮「ヒナミちゃん何処へやった⁉︎」ガシッ



    アヤト「は?」


    蓮「もうネタはあがってんだよ‼︎もう吐けよ⁉︎なぁ!」アヤトの肩を前後に


    アヤト「何の話か分からねえって」


    蓮「だから…」


    詳しく説明中


    アヤト「それなら俺があんていくの店の前まで連れてったよ…ってか俺にそんな趣味ねえし!」


    蓮「そうか…ありがとな」


    アヤト「別に礼を言われることじゃねえよ…」




    ……



    アオギリ


    拷問部屋


    蓮「1000-7は?」


    ぶちブチッ


    ヤモリ「9、…9,,3」


    蓮「993ー7は?」


    グサッ…


    ヤモリ「ガハッ‼︎98…」ガクッ
  47. 47 : : 2016/01/24(日) 21:33:15
    期待!
    蓮強過ぎ笑
  48. 48 : : 2016/01/25(月) 05:38:58
    きたあい
  49. 49 : : 2016/01/26(火) 02:50:02
    >>47蓮はトーカの筋トレメニューを毎日してますから…(遠い目)


    >>48サンキュー&お気に入りサンキュー



    ネタが思い付かない…提供してください



    どんな場面が見たいかなど



    そして欲深く言えばお気に入りもください


    でもネタが1番欲しいです誠実に

  50. 50 : : 2016/01/26(火) 18:24:17
    面白いです!コクリア襲撃見たいですね
  51. 51 : : 2016/01/26(火) 22:58:19
    トーカの地獄の筋トレ?ヤバすぎる((((;゚Д゚))))
    >>50と同じでコクリア襲撃とかみてみたいです!!
    後は白鳩と蓮の対戦とかです!!
  52. 52 : : 2016/01/26(火) 23:33:23
    >>50了解です‼︎


    >>51もう少し先になりますが本気で蓮が白鳩を本気で戦うシーン書きますっ!



    本編


    蓮「エト、急に呼び出してどうした」


    エト「今回は、蓮にも手伝って貰いたい事があってね」


    蓮「手伝って欲しいこと?」


    エト「来週の日曜日辺りに、コクリアを襲撃するんだけど。」


    蓮「あぁその為に11区を占拠し白鳩を狩り続けてるもんな」


    エト「そっ…私はタタラさんの方に行かなきゃだからあの捜査官の実力見極めてきてね」


    蓮「ってか俺も11区でお留守番かよ。」


    エト「蓮、アヤトくん、ヤモリさんがお留守番」


    蓮「退屈だな…」


    エト「でも何人か特等もくるらしいよ?」


    蓮「なら面白い事になりそだな、分かった準備しとく」


    エト「よろしく♡」



    20区 あんていく


    蓮「よっ!」


    トーカ「何だ、お前か」


    蓮「お前って酷いな…」


    トーカ「それで今回は何の用?ただコーヒー飲みに来ただけじゃないんでしょ」


    蓮「あぁ…最近ここら辺に特等が派遣された」


    トーカ「え、あんな化け物クラスの⁉︎」


    蓮「多分、いやもうここら辺に来るかもしれねえから笛口親子と雪海に気をつけるように言っててくれ」


    トーカ「分かった…ありがと」


    蓮「持ちつ持たれつだよ…」


    カランカラン


    トーカ「いらっしゃい…ってどうしたの⁉︎」


    ヒナミ「お姉ちゃん、お母さんが‼︎

    蓮・トーカ「!」


    蓮「ヒナミ‼︎場所は⁉︎」


    ヒナミ「あそこの本屋の」


    蓮「よし行ってくる‼︎トーカはヒナミの側に居てくれ‼︎」


    トーカ「分かった‼︎店長にも連絡しとく」


    蓮「あぁ」ダッ



    無事でいてくれよ……
  53. 53 : : 2016/01/26(火) 23:33:50
    真戸「母が子の為命を捨てる…クク……虫唾が走るよ」


    リョーコ「…」


    真戸「貴様ら喰種が人間の真似事をしている姿は実に滑稽だ」


    亜門「真戸さん、そろそろ」


    真戸「うむそうだな…では最後にコイツでやろうか」


    リョーコ「……?」


    真戸「…」クインケ


    リョーコ「あ…ぁぁっあなた……何を……嫌よ…そんなの」


    真戸「クク……いいぞ最高だ‼︎悲嘆、絶望、憎悪‼︎その表情こそが喰種にふさわしい姿しかしせめてもの情けだ辞世の句でも聞いてやろうか?」


    リョーコ「…」


    真戸「まぁいいあの世で娘の死に様を見てるんだな」


    やめろ‼︎


    真戸「ん…?」ピタッ


    亜門「アイツは⁉︎摩琉上等を殺った」


    真戸「ふむ、随分な鯛が釣れたものだ」


    雪海「その人は殺させない…」


    真戸「ほぅ?ならば守ってみろ」


    クインケを振り上げる


    雪海「はぁっ!」


    真戸「クインケ…赫子はどうした」


    雪海「お前に使う程でもない」


    真戸「舐めた口を」


    雪海「…⁉︎」ヒュッ


    亜門「俺も戦います…コイツだけは絶対に」


    真戸「なら私はコイツにトドメを…むっ?」



    蓮「ナイス、もう十分だぜ時間稼ぎ」


    雪海「ほっ…」


    蓮「リョーコさんを連れて逃げろ」


    雪海「はい!リョーコさん大丈夫ですか?」


    真戸「次々と面倒な…貴様を葬った後に最初に邪魔をした奴をその次に親子を葬ってやる」


    亜門「またお前か…」


    蓮「さぁ、白鳩狩りの時間だ」
  54. 54 : : 2016/01/26(火) 23:47:34
    真戸「ふんっ!」クインケ


    蓮「チッ、リーチが長いな」


    亜門「この前のようにはいかんぞ」


    蓮「どうも部が悪い」


    真戸「死ねっ‼︎」


    亜門「はぁっ!」


    蓮「退散っ〜」


    真戸「逃すか…」


    蓮「おっとと」


    真戸「ふんっ…力量を測る頭はあったか」


    亜門「奴は」


    真戸「恐らく近い内来る。今まで以上に気を引き締めていくよ亜門くん」


    亜門「はい!」



    その頃



    雪海「あと少しであんていく」


    リョーコ「雪海ちゃん、もう大丈夫だから降ろしてれ


    雪海「あ、はい」


    リョーコ「ありがと」


    雪海「無事ってわけじゃないですけど間に合って良かったです」


    リョーコ「ありがと…あ、危ないっ!」ボンッ


    雪海「え、」


    リョーコに押されその場にこける


    リョーコ「くっ」


    草場「よし捕まえました‼︎」


    中島「よし残り1体だ!」



    プスッ


    雪海「え…」ガクッ


    中島「ナイス…さて連れて行くか」


    草場「久し振りにいい仕事したな」


    中島「馬鹿まだ仕事は終わってねえよ最後まで気を引き締めろって本局の人に言われてるだろうが」


    草場「そうでしたっ…」


    中島「にしても1体は重体で助かったな…恐らく本局の人がここまで追い込んだんだろ」


    草場「それにしてもこの銃凄い威力ですね喰種を一撃で」


    中島「中身は睡眠薬だけどな…さて起きる前に連れて行くぞ」



    草場「はいっ」


    そして支局へ連れて行き上の判断でコクリアへ移送された


    理由は2つ


    この2人の喰種はまだ赫子が強力ではない為(真戸基準)クインケにしても使えないので


    もう1つは娘の情報とあの真戸達と対峙し逃げた喰種の情報を握っているから



    などの理由が上がりコクリアへ
  55. 55 : : 2016/01/27(水) 15:08:28
    蓮「ただいまー」


    トーカ「蓮!雪海とリョーコさんは⁉︎」


    蓮「?先に戻るように言ったけど」


    トーカ「嘘でしょ、コッチにはまだ戻ってきてないよ」


    蓮「探してくる‼︎」


    トーカ「わ、私も!」



    蓮「くそッ、捜査官はあの2人だけじゃなかったのかよ」


    トーカ「もしかして戻る途中に別の捜査官に?」


    蓮「不運過ぎるだろ…でも近くで交戦してるなら普通は気付くだろ」


    トーカ「だよね。」


    蓮「さっきの所も居ないしってコレ‼︎」


    トーカ「雪海のクインケ…」


    蓮「恐らくここで交戦してたのか?でも血とか無いし少なくとも無事だと思うが」


    トーカ「店長も探してるからちょっと聞いてみる」


    蓮「あぁ頼む…俺はもう少しここら辺探ってみる」


    数分後


    蓮「何処にも居ない…トーカそっちは?」


    トーカ「ダメみたいもしかしたら20区に居ないかも」


    蓮「じゃあ連れ去られた…って事か」


    トーカ「多分、喰種を殺さないって事は恐らくコクリアに」


    蓮「分かった…あとは俺に任せろ」


    トーカ「アンタだけに任せてられない‼︎」


    蓮「はぁ…今週の日曜日にアオギリがコクリアを襲撃する上手いこといけばその日に雪海達を助けられる」


    トーカ「じゃあ店長達にも」


    蓮「あぁ俺はアオギリの連中に話をつけてくる…任せたぞ」


    トーカ「うん」


    蓮「さて、行くか」
  56. 56 : : 2016/01/27(水) 15:08:56
    11区


    エト「ダーメ‼︎」


    蓮「何でだよ⁉︎」


    エト「だからずっと言ってるでしょ?特等も来るから蓮までコクリアに来ちゃったらどうするの」


    蓮「じゃあ…これならどうだ?」


    ……


    エト「はぁ…なら良いけど」


    蓮「じゃあタタラに言ってくる」


    エト「いつもこの調子なら良いんだけど多分スイッチ切れたらまたニートだろうなぁ」



    ……


    タタラ「今回少し前倒しにして11区の捜査官を戦闘不能にした…これにより金曜日にはこちらに本局の奴らが攻め込む」


    タタラ「今回は蓮を主導に行くでは各自準備をしろ」


    アオギリ「はっ!」


    タタラ「これで良いんだろ」


    蓮「あぁ助かる」


    タタラ「作戦通りエトと俺は他の幹部と連絡を取りに行くがしっかりやれよ」


    蓮「任せとけ…仲間は誰もやらせねぇ」


    そして11区殲滅作戦の日



    丸手「良いかお前ら‼︎命を懸けてこの作戦に臨め誰1人として手を抜くんじゃねえぞ‼︎」


    白鳩「ぉぉぉ‼︎」


    丸手「さぁお前ら出世の道だ喰種を狩りまくれ」


    白鳩「おぉぉぉ!」


    3時間後


    丸手「おい…」


    馬淵「何すっか?」


    丸手「なぜ我々が撃ち負ける」


    馬淵「11区支部の銃が奪われたからっすよ…うぉあいつパネェ」


    丸手「俺が聞いてんのは何でCCGが撃ち負けるかだ!馬鹿野郎‼︎」ムニュッ‼︎


    馬淵「もにゃっ…向こうは赫子の盾があるし何よりスコープがいるからスッね」


    丸手「チッ…元傭兵の喰種か、確かに戦場なら喰うのに困らねえしな」


    馬淵「そのおかげか相手は射撃の腕もかなりのもので前線は苦戦してますパネェッス」


    丸手「他の喰種に指導してるのはそのクソ野郎だな」


    鈴屋「なーんで攻め込まないんですかねェ?」


    亜門「攻められないんだ11区支部から奪われた武器のせいで上の階から狙い撃ちされている」


    鈴屋「ぐる〜って反対に回ればどうです?」


    真戸「伏兵が潜む可能性とリスクが大きいというものだよそれに反対側は海泳いで攻め込むならまだ勝機はあるがね?」


    篠原「さすがのCCGも海を泳いで攻め込む技術はないよ」


    真戸「考えようによってはあるがね?1つの作戦だ」


    鈴屋「なら左側や右側からはどうです〜?」


    亜門「ここら辺はもう使われなくなった廃墟だ人も寄り付かないほどのそのせいか森のように草木が生え足場も悪いしその近くには森もある難しい」


    鈴屋「てゆーか…喰種相手に銃ですか?赫子は銃弾通さないんですよネェ?」


    亜門「普通の鉛玉ならな、我々は赫子の銃弾を使うQパレットとも呼ばれる全4種類の赫子に対応している」


    亜門「弱点の点となる赫子弾を用いればある程度有効な手段だ…あくまである程度だが」


    鈴屋「んへーそうなんですねさすが亜門さん」


    篠原「そう言えば真戸遠隔のクインケ持ってなかったけ?」


    真戸「この前壊されてしまったよ今は修理中だ」


    篠原「はぁ有馬がいればなぁ」


    鈴屋「僕のサソリさんでも有効です?」


    篠原「一応ね…多分数本投げて傷が少しつく程度ね多分」


    鈴屋「ふぇーい…亜門さんのクインケも早く見たいですねそれ何赫です?」


    亜門「甲赫だ」


    真戸「亜門くんは重たいのが得意なんだよ」


    鈴屋「貸してくださいもしくはください!」


    亜門「断る」


    真戸・篠原「…」
  57. 57 : : 2016/01/27(水) 15:09:20
    「篠原」


    篠原「いわっちょ」


    黒巌「うむ…」


    篠原「前はどうなってんの?」


    黒巌「膠着状態…丸手もかなりイラついてる」


    黒巌「今地下のルートを考えてるがあまり当てにはならんだろ」


    真戸「地下…?ふむ亜門くん私は少し地下へと向かう」


    亜門「じゃあ俺も」


    真戸「あぁ」


    篠原「あれ真戸何処行くの」


    真戸「地下の方に探りを入れてみる」


    篠原「駄目なようならちゃんと戻ってこいよ?」


    真戸「あぁでは行こうか亜門くん」


    亜門「はい!」


    篠原「地下に道があればいいけど」


    黒巌「指揮官殿は戦車を出せって喚いてる」


    篠原「戦車出すのにいくらかかると思ってんだか…」


    鈴屋「篠原さん」


    篠原「ん?」


    鈴屋「あのバイク誰のです?」


    篠原「あぁそりゃ丸手のだよ…いつも仕事場に乗り付けてくるんだよ自慢する為に」


    鈴屋「…」


    丸手「…」イライラ


    馬淵「…」(ヤベェ…丸手さんパネェ怒ってる)


    丸手「おい銃を貸せ…」


    白鳩「…ハ?」


    丸手「いいから貸せっ‼︎」グイッ


    馬淵「!」


    喰種「あばっ⁉︎」


    丸手「テメーらヘタクソか‼︎ゲーセンのガキの方がマシな腕してんぞ⁉︎」


    馬淵「ぱね」


    丸手「さっさとあの陰険な狙撃隊共をブッ殺せ!ったく…?」


    鈴屋「よいしょ…よいしょっと」


    丸手「…」ゴソゴソ


    丸手「俺の愛車にソックリだな…」


    馬淵「はい丸手さんのっすよ」


    丸手「んなわけってコレ家の鍵だ⁉︎ちょ…ちょっと待てアイツ俺のバイクで何する気だ?」冷や汗


    鈴屋「どいてくださーい」


    馬淵「さぁ…」(パネェっス)


    丸手「いやいや…おい、おいおい‼︎」


    鈴屋「よしっと」ブォォォン


    丸手「おい待て‼︎早まるな」


    鈴屋「かりまーすね!」


    丸手「コラァ‼︎」


    白鳩「丸手特等!」「指揮官⁉︎」


    鈴屋「おっ‼︎」


    篠原「什造⁉︎何やって…まる‼︎手ェ離せ手‼︎怪我すんぞ馬鹿‼︎」


    丸手「……馬っ鹿はこいつだっ‼︎」引きずられなう


    丸手「うっおっ‼︎」ズルっ


    鈴屋「そ〜〜ーーれっ」


    ウヴォォォン


    白鳩「高さが…!」


    平子「いや…」


    鈴屋「こんばん」ピヨんっ


    鈴屋「わっ!」



    バイクガシャーーーン


    喰種「何だこいつ⁉︎」「喰種喰い殺せ‼︎」


    バパンベキット



    白鳩「…」


    鈴屋「入ってどうぞー」



    丸手「とつっっっっうげぇぇぇぇぇきききぃぃぃ‼︎‼︎」


    丸手「行けっ!行けっ‼︎チクショーっ‼︎」


    バイクプスプスッ


    蓮「おいなんだ今の音⁉︎」


    アヤト「狙撃班がヤラレタ」


    蓮「スコープでまだ時間稼ぐ手筈だろうが」


    アヤト「分かってるよ‼︎チッ」


    蓮「ヤモリは‼︎」


    アヤト「地下で待ち伏せさせてるけど…アァクソッ誰かあいつ呼び戻してこい!」
  58. 58 : : 2016/01/27(水) 15:11:22
    地下


    ヤモリ「随分と少ないね」


    真戸「13区のジェイソンか」


    亜門「13区のいかれ野郎」


    ヤモリ「派手に歓迎しようと思ったんだけど…仕方ない遊んであげるよ」


    真戸「亜門くんいくぞ」


    亜門「はいっ!」


    ヤモリ「太刀筋は良い…でもっ」赫子


    真戸「グッ。」


    亜門「なっ」


    ヤモリ「僕を相手にするにはまだレベルが早いようだ」ニヤ


    真戸「麟赫か」ぽいっ


    ヤモリ「武器捨ててどうするの?逃げちゃう?僕はそれも良いと思うけど」


    真戸「今日の為に磨いておいた尾赫だ」


    ヤモリ「へぇー?」


    真戸「亜門くんはそこで息を整えておきたまえ」


    ヤモリ「ふっ…良いねぇもっとだ!」


    真戸「イイクインケになりそうだ」


    ガシャーーーン


    ヤモリ・真戸・亜門「…」ぴくっ


    ヤモリ「何だあの音」


    真戸「本当に戦車で率いたか」


    亜門「また、鈴屋の暴走じゃ良いんですが」


    真戸「くくっ彼なら丸手特等のバイクを使い正面突破しそうだね」


    亜門「最悪だ…」


    ヤモリ「それが本当なら君達と遊んでる時間はないようだマタネ」


    亜門「待てっ‼︎」


    真戸「追うのは危険だ罠の可能性もある1度戻ろうか」


    亜門「はい…」




    丸手「おいお前ら遅かったな」


    真戸「ジェイソンを相手にしていてね」


    丸手「あいつのクビは取れたか?」


    真戸「大きい音がして逃げられたよ」


    丸手「チッ惜しいなぁ…」


    真戸「ところで」チラッ


    亜門「真戸さんの勘が」


    丸手「あぁ、ヤラレタよクソッタレ‼︎」


    真戸「さて我々も行こうか」


    亜門「はいっ!」
  59. 59 : : 2016/01/27(水) 15:11:47
    五里「エメリオいきます」ドキュキュッ


    喰種「⁉︎」


    平子「…」スッ


    喰種「死ねっ‼︎」


    平子「…」ザクッザク


    田井中「ムツさん!そこらの喰種より動けますねこいつら」


    千之「なあにサユリの夜食にしてやりますさ」ズパッ


    喰種「…」


    亜門「ふんっ!」


    喰種「グエッ!」


    白鳩「わっ…」


    五里「亜門…鋼太郎」


    亜門「フーーッ」


    ゴロンゴロッ


    真戸「いい赫子が見つからないな」ヒュッ


    喰種「何だこい…⁉︎」


    亜門「篠原さんお待たせしました!次の棟に」


    篠原「おー亜門達か」


    亜門「什造は?」


    篠原「こちらが捜索中」


    亜門「全くとんでもない奴だ」


    真戸「彼には好きなようにさせるのが1番いいより多くの喰種を減らしたいのであればね?」


    篠原「あいつは逃げってのを知らないから…強敵に当たったらまずのよぉっ」


    丸手「第1隊は2棟へ第2隊は5棟へ進め‼︎棟内の喰種は残らず殲滅いいなっ!」


    丸手「ったく亜門の奴ムカつくがなかなかやりやがるくかかっおい先発隊の映像もよこせ‼︎」


    白鳩「ぐぁぁあっ‼︎」


    白鳩「何だこいつ銃が効かねぇ‼︎」


    白鳩「いいから撃ち続けろ」パンパンパンッ



    アヤト「お」


    白鳩「おっお⁉︎」


    アヤト「オーーーーッ‼︎」スパパンッ


    アオギリ「アヤトさん!向こうも鳩が」


    アヤト「瓶たちが行ったからいい!思っより攻め込まれるのが早いな」


    アヤト「白鳩を狩り続けろ‼︎」





    蓮「ほっとはっと」



    白鳩「何だこいつ赫子も使わずに⁉︎」


    蓮「ういっと」パンパンパンッ



    白鳩「ぐぁぁぁ」


    蓮「Qパレットだっけ?連射出来ないし使えないな」


    金木「見つけましたよ…」


    蓮「お前は…」
  60. 60 : : 2016/01/27(水) 15:12:01
    よし今日の更新終わり
  61. 61 : : 2016/01/28(木) 18:51:33
    期待!
  62. 62 : : 2016/01/29(金) 11:20:56
    >>61あざますっ!



    金木「暗部所属隻眼の喰種。眼帯と申します」


    蓮「これはこれは御丁寧にどうも。」



    お互い沈黙



    先に動いたのは蓮


    蓮「って誰だよ⁉︎」


    金木「暗部として貴方を駆逐します」


    蓮「鱗赫……確かに喰種らしいな」ぽいっ


    金木「武器を捨てて良いんですか?」


    蓮「あぁお前みたいに強い奴には効果ないだろ?」ヒュッ


    金木「それは使い手によると思いますよ。」


    蓮「SSレート眼帯…その名伊達じゃないな」


    金木「そうですかね。」


    蓮「コッチも赫子出さねえと負けるな…簡単に死ぬなよ?」赫子


    金木「…!」


    蓮「久々の本気モード。そう言えば俺の方は名乗ってないなアオギリ所属隻眼の喰種パンドラだ」ヒュッ


    金木「こちらも本気でいきます。」


    蓮の動きに合わせ身体を合わせ赫子をぶつけ合う


    金木「ぐっ…力負けか」


    蓮「出し惜しみ無しだぜ?」


    金木「舐めるなぁぁ‼︎」


    蓮「赫子が暴走してんじゃねえかよ。」


    赫子が無数に広がり蓮に襲いかかるも紙一重に避けられる


    金木「何で当たらないっ…何で⁉︎」


    蓮「積んできた経験が違うんだよ」ボコッッ


    金木「ガハッ…」吐血


    蓮「お前は良いクインケになりそうだな」


    金木「……だから舐めるなって言ってるだろ‼︎」赫子


    蓮「なっ!」


    致命傷を与えるも再生し新しい赫子を出す


    金木「僕の赫子は基本的に3本。でも本気出せば4本」


    凄まじく大きい鱗赫



    蓮「ヤバイな。ココにきてパワーアップとかアニメかよ」


    金木「パワーアップじゃない。これが僕の本気だ」


    今度は金木の方から突撃する


    金木「貴方の実力はよく分かった。でも僕にだって譲れないモノがある」


    地面を強く踏み抜き


    金木「僕の力は絶対だ」


    金木の赫子が蓮の腹部を刺しそのまま蓮を自分の方へ引っ張り蹴り上げる


    金木「はぁはぁ…形勢逆転ですね」


    蓮「…その程度か?」


    金木「化け物ですか……」


    蓮「お前こそ俺の一撃を再生した癖によく言うよ」


    金木「はぁはぁ……ここまでか」


    短い人生だった


    ゴメンなさい


    有馬さん……僕では勝てませんでした
  63. 63 : : 2016/01/29(金) 11:21:32
    蓮「暗部が紛れ込んでるとなると厄介だな」


    アヤト「蓮!そっちの状況は」


    蓮「アヤトかコッチで捜査官を倒してた」


    アヤト「瓶兄弟が殺られてヤモリが今2人の捜査官を相手してる」


    蓮「特等クラスは今どっち向かってる?」


    アヤト「第6棟の南側付近だな」


    蓮「…分かった」


    アヤト「死ぬなよ?」


    蓮「死なねーよバカ」


    アヤト「バカ言うな‼︎」






    ヤモリ「瓶兄弟殺ったんだって?」


    真戸「あの兄弟さほど実力もなかったようだが?」


    ヤモリ「部下の多さでしか使いようなかったからなぁ」


    亜門「お前には実力があると?」


    ヤモリ「君の目で確かめてみなよ」


    真戸「ククッしっかり見定めてあげよう亜門くん」


    亜門「はい」




    丸手「おい篠原、鈴屋は?」


    篠原「分かんない」


    丸手「あんにゃろう人のバイク壊しておいて勝手にポックリ逝ってたら承知しねえぞったく見つけて根性叩きなおしてこい」


    篠原「了解っ」


    鈴屋「あら?ここどこデスゥ?」


    蓮「また厄介そうな奴が来たな」


    鈴屋「初の大物ですね」ニヤ


    篠原「おい、什造‼︎」


    鈴屋「篠原さんも来たですか?」


    篠原「いやお前を探して……どっかで見た顔だな」


    蓮「人違いならぬ喰種違いでは?」


    篠原「君みたいな特殊な喰種。喰種違いはないかなっ」カチッ


    蓮「自動的に着脱可能な鎧か」


    篠原「いわちょ…応援頼める?」


    黒巌「うむ…平子とワシ以外は残って後は幹部の掃除だ」


    白鳩「はっ!」


    篠原「さて、にしても厄介な喰種釣り上げたな什造」


    鈴屋「初の大物ですよ?」


    篠原「超大物だよ。隻眼の梟と並ぶくらいね」


    鈴屋「僕が倒したら貰っていいです?」


    篠原「倒せる倒せないじゃなくて死ぬか生きるかのどっちかを覚悟しないと殺れない」


    蓮「お喋りはそこまでにしてくれYO!」赫子


    蓮の羽赫の攻撃をオニヤマダで防ぐ


    篠原「あれ君尾赫じゃなかったかな」


    蓮「記憶違いだろ」


    篠原「少し早いボケきちゃったかなぁそろそろ引退かな」


    鈴屋「引退試合にこの喰種はいいですね」


    蓮「チョコマカとクインケ投げてくんなよ」


    鈴屋「僕もそれは同意見ですよサソリちゃんだと刺さるだけですね」


    蓮「お返しだっ」


    鈴屋「おおっと」ヒュッ


    鈴屋のサソリを投げ返すが鈴屋は身体能力を生かしバク転で避ける


    蓮「まるでサーカスだな」


    鈴屋「たまにサーカスの人にもスカウトされるますね〜」


    蓮「なら捜査官やめてサーカス団に入れよっ」


    篠原「コラコラどんだけ捜査官を辞めさせるように促す気なんだい」


    蓮「捜査官なんて辞めちまえってのが俺の口癖でね」


    篠原「初めて聞いたよそんな口癖」


    (相手は完全に油断してるいわちょ達の到着で一気に畳み掛ける)


    鈴屋「そろそろ、サソリちゃんなくなってきました〜」


    サソリ×10


    篠原「もう少しの辛抱」


    蓮「凄い鎧だなさすが甲赫の鎧羽赫じゃ傷1つ付かねえや」羽赫を仕舞い鱗赫を出す



    篠原「複数の赫子を持ってるようだねパンドラくん」


    蓮「オイオイ親しみを込めてパンドラさんって呼びなさい」


    鈴屋「パンドラさん死にらせ‼︎」


    蓮「…!」


    平子「ふんっ!」


    蓮「連続コンボはちと辛し」


    平子の攻撃を受け止め鈴屋のサソリを受ける


    蓮「危ない危ない」


    刺さったサソリを取り投げ捨てる


    篠原「不意打ちも完全に適応するなんて流石だね」


    黒巌「うむ。」


    蓮「特等が2人に厄介さん2人か」


    篠原「悪いねいわちょ」


    黒巌「問題ない」


    篠原「平子最高討伐は?」


    平子「羽赫のSレートです」


    篠原「よしっ…いわちょクインケ着てる?」


    黒巌「うむ」カチッ


    蓮「特等は鎧付きかよ」



    篠原「今の君にはこれくらいハンデもらわないと太刀打ちできないからね」


    黒巌「うむ」


    2人掛かりで攻め込み懐へ


    蓮「スタミナ切れ狙うんなら後1時間くらい俺の攻撃耐えろよ」


    篠原「御丁寧にどうもっ」


    黒巌「1時間…」


    ガキィンッ


    鉄と鉄のぶつかり合いのような音を響かせ鈴屋のサソリを避け篠原の一撃を鱗赫で受け止め黒巌の一撃を蹴りで止める
  64. 64 : : 2016/01/29(金) 11:22:10
    平子上等捜査官



    アカデミー時代は目立った成績はなく喰種捜査官になった後は当時22歳の有馬准特等とコンビを組む


    その後有馬につきピエロマスクの喰種集団の掃討


    24区の捜査など持ち前の堅実さで多くの功績を上げる


    有馬捜査官とのコンビ関係は平子が上等捜査官に昇進するまでの6年間続く


    篠原(ヒラは有馬を最も近くで見続けた男)



    梟と渡り歩いた有馬の戦い方を直接学んで来たコイツならもしかしたらパンドラを


    平子(とか思われてるんだろうか……)



    …篠原さん


    有馬さんは天然だから彼が理論を立てて何かを教えてくれる機会なんてほぼありませんでしたよ


    有馬「タケ、腕は2本あるんだ。右と左を別々に動かすだけでいいんだよ?」


    有馬「そんなに難しいかなぁ……」


    平子「すみせん俺…凡人なので」


    まさかそこまで期待されてないだろうけど


    篠原さん黒巌特等お二方が


    有馬さんの半分…いや3分の1でも期待されていたら


    それは無理なのでよろしくお願いします



    平子「…」ザクッ



    蓮「げっ地味顔」


    篠原・黒巌「パンドラァァァ」グッッ


    平子「有馬さんの3分の1は無理でも10分の1ほどの仕事はできたでしょうか」


    蓮「決着が着いたな…」



    篠原「あぁ我々の負けだ…火力不足」


    鈴屋「火力不足ってどうしてです?確実に1撃入ったと思うんですが?」


    平子「特等お二方のクインケをもってしてもパンドラの赫包に致命傷を与えることができない」


    鈴屋「篠原さん達のクインケでも厳しいんですねぇ」


    黒巌「せっかくアラタで防いでもコレでは」


    蓮「攻撃は防げても衝撃は抑えきれないぜ?」ガコッ


    篠原「いわ‼︎」


    黒巌「むがっ‼︎」


    蓮「羽赫いくぜ?」


    ガッガガカッ


    篠原「むぐっ.…ググッオォォ」


    蓮「やるな…」


    篠原「っとちょい浅いかぁ‼︎」


    黒巌「うむ…」


    篠原「プロトタイプって何処までやっていんだっけ?」


    黒巌「.……無茶する気か?」


    篠原「しましょ」


    黒巌「乗った」


    篠原・黒巌「アラタ……喰いな」



    篠原「…」チラッ


    黒巌「…」コクッ


    篠原・黒巌「…」ダッッッ


    蓮「うぉマジか」ヒュッ


    鈴屋「スゴイですねぇこれなら勝てます?」


    平子「…」


    形状からして赫者のクインケだろうか


    赫者2台分の戦力だと考えれば相当なものだが単純に耐えるうるのか?


    喰種の動きに人間が…


    黒巌「凄まじい性能だが負担がより大きいな」


    篠原「あ……ぁそうだねクインケに自分を喰わせるなんてCCGもぶっ飛んでぐっ」


    黒巌「篠原…⁉︎」


    篠原「ははっ…さっきから噛み付いてやがるよマズイねぇこのままだと喰いつくされる」


    蓮「おぞましい好きだな」


    篠原・黒巌「…!」


    蓮「世界は色々な感情を生み出しそして様々なモノを生み出す」


    蓮「当然嬉しさや楽しさの中に悲しみや怒りが混じってる」


    蓮「全ての者が奪い合い殺し合いそれが当然だと言わんばかりのお互いの心自身が正当化しようとする」


    蓮「お前らの装具はその像微だな誰かを殺して良い理由など存在しない命を奪う行為は等しくだ」


    篠原「なにを…」


    蓮「俺は自覚している俺は罪人で悪だお前らはどうだ?正義のヒーロー気取りは良いけどな自分達の罪を少しは理解した方がいいんじゃねえか?」


    篠原・黒巌「…」


    蓮「遊びの時間は終わりだ帰れ」


    鈴屋「あぁ僕の大物逃げるなぁ‼︎」



    逃げる…?


    逃してもらったのは我々の方だ


    黒巌「篠原!引き剥がすぞ平子丸手指揮官に医療さんの手配を」


    平子「はい」



    黒巌「初めて対峙したが…赫子の強さそれに身体能力かなりの実力派だったが」


    篠原「初めて戦った時はもっと凄かったよ…尾赫のカリスマ性を感じた」


    黒巌「奴は鱗赫を使っていたが…」


    篠原「複数の赫子を隠し持ってる…SSSレートだろうね」


    黒巌「隻眼の梟と同じレートか」
  65. 65 : : 2016/01/29(金) 11:25:17
    今回はかなり長めの文章にしました


    最後にアオギリの駆逐数と捜査官の殉職などいれたらアオギリのアジト編終わりです



    読んでくれた方は是非お気に入り登録をお願いします


    充電をかなり使ったので褒美が欲しいのです
  66. 66 : : 2016/01/29(金) 12:09:04
    反映されてないように見えて何回もしてしまってすいません。期待です!
  67. 67 : : 2016/01/31(日) 21:00:26
    お疲れさまです (*´∀`)♪

    期待!
    やっぱり蓮強いですな
  68. 68 : : 2016/01/31(日) 21:05:02
    お疲れさまです (*´∀`)♪

    期待!
    やっぱり蓮強いなー
  69. 69 : : 2016/01/31(日) 21:05:38
    ( ゚д゚)ハッ!
    更新されてないからもう一回打ってしまった
    連続ごめんなさい!
  70. 70 : : 2016/01/31(日) 21:47:04
    最近反映のバグ多いですよね〜俺もたまになります


    特に気にしてないので大丈夫ですよ〜



    お気に入りありがとです



    更新は明日します



    多分
  71. 71 : : 2016/02/02(火) 01:06:24
    11区『コクリア殲滅作戦


    [特別功労者]




    丸手


    以下2人は重傷を負う


    篠原


    黒巌


    亜門


    真戸



    死亡者


    モブ(多数)



    行方不明者


    金木 研


    モブ(多数)



    次回コクリア編です


    最近、珍しくリアが忙しい+更新するのがやや面倒いと感じてきますが頑張ります
  72. 72 : : 2016/02/02(火) 22:40:57
    いえいえ(∀`*)ゞ
    ほんと大変ですよね〜
    やったー!コクリア編キタ━(゜∀゜)━!
    頑張って下さい♪
  73. 73 : : 2016/02/03(水) 01:16:05
    日曜日



    若干キャラ口調が変かも



    蓮「雪海…」


    エト「何だか嫉妬しちゃうな」


    蓮「別に恋とかそう言う類じゃねえよ」


    エト「まだ私嫉妬しちゃうしか言ってないけど?やっぱり恋とか考えてるの?」


    蓮「涙目になるなよ…それにコクリアは俺も行かねえとヤバイだろ?」


    エト「まぁそうだけど〜」


    蓮「有馬が来る可能性は十分考えた上で俺の無茶が通ったわけだからなそれにコッチも予想以上に兵が削られたし」


    タタラ「蓮、エト行くぞ」


    エト「はーい」


    蓮「あぁ分かった」


    コクリアか…あいつら酷いことされてないといいけどな



    23区コクリア壁門前


    タタラ「門前の警備が3人だ」


    蓮「強行突破?」


    タタラ「不意を突いて気絶させる」


    エト「じゃあ私と蓮で殺ろっか」ダッ


    蓮「強行突破の方が早いのにな」


    エトに続き蓮も警備の死角に潜り込む



    警備員「今なんか黒い影動かなかったか?」


    警備員2「こ、怖いこと言うなよ…」


    警備員「まさか、最近噂のアオギリ…?」


    警備員2「念には念を本局に連絡をっ」バタッ


    警備員「おい⁉︎警備員2‼︎」


    蓮「お前も寝てろ」バシッ


    警備員「なっ…」がくっ


    タタラ「俺とエトで入口を見とく…蓮達はSS層へ向かってくれ」


    蓮・エト「りょうかいっ」


    蓮「よし行くぞ」


    トーカ「やっと出番…雪海とリョーコさんを助けないと」


    四方「お前らは俺が命に掛けても守る」


    蓮「俺は別のミッションがあるからお前らは警備システムを破壊してまずS層へ向かってくれそして喰種共を解放しコクリアに大打撃を与える」


    蓮「アヤト、ヤモリお前らで班を作り抵抗する喰種を殺せ」


    アヤト「分かった」


    ヤモリ「ちょうど新しいサンドバッグが欲しかったんだ」


    蓮「さて…それぞれ作戦に移行するぞ」




    ……




    監獄長「ふーんなるほど。最初から狙いはコクリアだったわけか」クインケ


    タタラ「…」


    監獄長「ふんっ…」カチッ



    ガガガッギーーー


    監獄長「呆気ない」フッ


    タタラ「貴様がな」ザクッ


    監獄長「なっ…!」


    タタラ「失せろっ」ヒュッ


    エト「ここの監獄長弱いね」


    タタラ「そうだな…」


    エト「タタラさんはSS層に興味ないの?」


    タタラ「あるにはある…SS層に神父とか言う喰種がを我々を売って生きながらえてる」


    タタラ「そんな奴を解放する気はない」


    エト「そうだね」
  74. 74 : : 2016/02/03(水) 01:17:48
    >>72今回蓮がかなり追い込まれます(((o(*゚▽゚*)o)))頑張りすっ!



    蓮「Aレートくらいか?」


    トーカ「さぁ。」


    四方「部屋が多い。手分けして探すぞ」


    蓮「うっす」


    トーカ「はい」


    蓮「ってもコクリア広いな…」


    トーカ「そっち居た?」


    蓮「全然…情報も入らねえしもっと下の方かもな」


    四方「…何かくるぞ」ヒュッ


    蓮「おおっと」バシッ


    トーカ「きゃっ」


    蓮「大丈夫かよトーカ」


    トーカ「べ、別に平気だし」


    有馬「アオギリか」


    蓮「もう既に居てやがったのかよ」


    有馬「ナルカミ」



    彼の言葉に反応し雷のようなモノが3人を襲う


    蓮「チッイキナリかよ」


    蓮はトーカを庇いつつ甲赫でナルカミを防ぐ


    四方は避け羽赫でナルカミに攻撃しつつ反撃する


    有馬「IXA」


    ナルカミとは別のクインケケースから取り出しIXAと呼ばれるクインケは四方のすざまじい羽赫の攻撃を防ぐ


    蓮「さすがCCG最強…」


    蓮は敵の強さに驚きつつも顔がニヤける


    蓮「トーカ…俺と四方さんでコイツを引きつけとくから1人で探してこい」


    トーカ「死なないでよ?」


    蓮「こんなところで死ぬかよ…四方さん大丈夫っすか?」


    四方「あぁ…問題ない」


    有馬「ナルカミ」


    再びナルカミと唱え2人に雷のようなモノを飛ばす


    蓮「当たれば即致命傷避ければ追尾して壊すまで追ってくるなんてチートかよ」


    有馬「IXA遠隔モード」



    蓮「なっ⁉︎」


    ナルカミに集中し過ぎて地面からの攻撃に気付かず腹部に強い痛みが走る


    四方「蓮」


    蓮「流石にヤバかった…」


    すぐ身体は再生するも精神的にかなり追い詰められた様子だった


    有馬「赫子は3種類持っていると聞く使わないのか?」


    蓮「余裕綽々だな…俺のとっておきの鱗赫見せてやるよ」チラッ


    四方「…」コクッ


    蓮は四方に合図を送り作戦を実行する


    蓮「まずは邪魔な盾から」


    有馬に向かって突っ走る


    有馬「真っ向勝負か」


    蓮「残念ハズレ」


    有馬「チラッ」


    蓮の言葉に反応し四方の動きに警戒


    蓮「よし隙が出来た」


    有馬「…」


    冷静に判断し蓮の一撃を受け止める



    ピキッ




    蓮の渾身一撃を受けたIXAにヒビが



    有馬「やるな…」


    有馬「モードチェンジIXA」


    防御壁に使っていたIXAをランスに戻し少しばかりヒビが入ったが問題ななかった



    四方「蓮、ナルカミは俺がなんとかする」


    蓮「分かりました。一撃くらいかましやりますよ」


    四方「…」


    有馬に対し接近戦を持ち込む


    有馬「…」


    四方の無駄のない動きに合わせ有馬も紙一重で避ける


    四方「…」羽赫


    四方の太刀筋を読んでるかのように一歩先に行くように行動する


    有馬「ナルカミ」


    有馬も避けるだけでなく反撃を開始し四方の動きを読みナルカミを容赦なく撃ち込む


    四方「ッッッ」


    ギリギリ避けるも身体のバランスを崩し隙ができる


    有馬「まずは、1匹」


    IXAでトドメを刺す寸前で蓮の攻撃を受け一時的に中断する
  75. 75 : : 2016/02/03(水) 01:18:43
    有馬「…」


    蓮「真顔なのにスゲェキレてるな」


    有馬「ナルカミ」


    唐突に上に向かってナルカミを放つ


    蓮「?」


    釣られて蓮も上を向く


    四方「蓮避けろ‼︎」


    蓮「げっ」


    強い飛び膝蹴り顎が揺れ脳天に響く



    蓮「…」


    フラフラしながらも持ち堪える


    有馬「ナルカミ」


    この状況で避けられるかなとでも言わんばかりにナルカミを放つ


    四方「ぐっっガァァァァ‼︎」


    蓮を庇い有馬のナルカミを受ける



    膝からがくりと落ち倒れこむ


    蓮「四方さん⁉︎」


    四方「蓮。逃げろ……」




    瀕死に近いダメージを負い必死に絞り出し蓮を心配する


    蓮「少し待っててくださいね…俺が絶対にコイツを」


    目つきが変わり明らかに本気だ


    本気と書いて?マジと読む



    有馬「ココから先へは進ませない」


    蓮「いいや進ませて貰うね…お前を超えないと最強を語れない」



    お互い睨み合う



    蓮「はぁぁぁっ」


    ために溜めた羽赫の一撃


    防ぐ以外方法がないような一撃を見切り避ける


    蓮「防がないならそこしかないもんな」


    避けられることを想定してか避けた先に蓮の鱗赫が


    有馬「ふんっ」


    ナルカミを下に向けた放ちその衝撃で寸止めのところで有馬の首元まできた鱗赫を回避


    蓮「チートかよ…」


    もはや人間業ではなかった言うならば神業しかも完全な不意打ちにもかかわずの一撃


    有馬「…」チラッ



    かなり焦ったが有馬のナルカミを持っていた右手がどうやらかなりの衝撃で一時的に使い物にならないらしいナルカミを落とし右手に目を向ける


    蓮「チートでも身体は正直だな」


    完全な勝機を感じ思わずニヤける



    有馬「…」それでも有馬は真顔だった



    蓮「さてフィナーレだぜ」


    鱗赫を構え高く飛び思いっきり1撃を与えようとした


    有馬「コンマ17」


    蓮「…⁉︎」


    有馬の言葉でさっきまで気配すら感じなかった捜査官が飛び出て有馬の合図で蓮に斬りかかる


    瞬時に避けるも少し遅し再生が困難な一撃を受ける


    蓮「はぁはぁ…」



    有馬を睨めつける


    有馬「コンマ1遅い」


    平子「すみません」


    蓮「またお前かよ地味顔」


    唯一アオギリ殲滅作戦で1撃を与えた男



    かなり苛立ちが隠せない


    完全に勝てたと思って油断した結果


    形勢逆転完全に負ける…即ち死ぬ



    死の恐怖が蓮の体を震わせ


    心臓がバクバクと…
  76. 76 : : 2016/02/03(水) 22:30:16
    ヤバそうだね


    蓮「チッ…ウルサイな」


    有馬「…」ピクッ


    エト「てっきり入り口から来ると思ってたよ」


    蓮「…そう言いながらずっと俺がやられてるところ見てただろ」


    エト「…」プイッ


    蓮「おいっ‼︎」


    エト「せっかく助けてあげようとしたのに〜」


    蓮「来るならもう少し早くても良いだろうが…まぁ助かったよ」


    有馬「梟か…」


    平子「…」


    蓮「2対2だな」


    エト「動けるの?」


    蓮「まぁ時間貰ったし取り敢えず俺は地味顔に1発返さねえと気が済まねえな」


    エト「じゃあ私は有馬だね〜」


    蓮・エト「羽赫コンビ舐めん(る)なよ」


    有馬「…」


    先制で仕掛けてたのは有馬だ


    エト「あれぇ?IXAの防御壁どうしたの?」


    有馬「そっちの子にやられたよ…ナルカミ」


    エト「…!」


    ナルカミの追尾を阻止しつつ有馬の懐へ


    有馬「…」ガギィン



    ナルカミのモードチェンジで梟を攻撃する


    エト「ハハハッァァァ?」


    エトの身体に赫子が覆い態勢を低め突進する


    有馬「…」


    無言でもう1つのクインケでエトの赫子に覆われた体を突き刺す


    エト「ガァァァァ!」


    蓮「エトっ‼︎」


    平子「…」ヒュッ


    蓮「邪魔すんじゃねえよ‼︎」


    羽赫を出しつつ鱗赫で平子のクインケを吹き飛ばす



    エト「ハァァァァッ‼︎」


    肩のブレードで有馬の追撃を阻止する


    蓮「大丈夫か?」


    エト「ヒヒッ…マズイかも」


    蓮「久々の暴れだもんな」


    エト「もうちょい時間カケるよ」


    蓮「おう」


    有馬「平子」


    平子「はい」


    蓮の羽赫が左手に刺さったまま立ち上がりクインケを握る


    蓮「流石にCCG最強…全然余裕そうだな」


    有馬「…」


    蓮「取り敢えず今は撤退の合図が…ッッッ」


    突然の痛みに倒れこむ


    エト「蓮⁉︎」


    蓮「再生しきれてなかった…か」


    血反吐しながら有馬を睨む


    エト「…」


    かなりピンチな状況…


    蓮「やるっきゃねえか」


    覚悟を決め赫子をしまう




    エト「先に逃げとくネ」


    蓮「あぁ…あの人を頼む」


    エト「ウん」


    倒れた四方を背負い幹部達と逃げる



    有馬「自分を犠牲に仲間を守るか」


    蓮「…」


    ただジッと目を閉じる


  77. 77 : : 2016/02/03(水) 22:50:20
    蓮「我、目覚めるは喰種の理を捨て去りし隻眼なり」


    蓮?「無限を嗤い、夢幻を憂う」



    蓮「無限の希望と夢を胸に抱え王の道を往く者‼︎」


    蓮「我、隻眼の覇王と成りて」


    蓮蓮「我、隻眼の王者と成りて」


    蓮?「汝を破滅の血に沈めよう」


    有馬「呪いか?」


    蓮「…10秒だ」


    蓮「10秒だけ逃げるチャンスをやるよ」


    有馬「…」


    蓮「残念だな」サッ


    有馬「…!」



    有馬の目で追えない速さで蓮は動いた


    有馬「…」


    IXAで蓮の攻撃ギリギリ受け止めるも吹き飛ばされる


    平子「何が…」


    蓮「喰種の力を極限に引き出した技…って奴かな」


    平子は蹴り飛ばされ壁に埋められる



    蓮「はぁはぁ…やっぱ痛みくるよな…」



    蓮「はぁ…疲れた帰ろ」


    トーカ「何が帰ろっよ」


    蓮「あぁトーカか…」


    トーカ「なんか忘れられてた気がするけどまぁ良いやアンタ何やったの?」


    蓮「喰種の身体能力極限に極めた技…ってんな事より雪海達は?」


    トーカ「ちゃんと見つけて今アオギリの治療班って人の所で面倒見てもらってる」


    蓮「無事なら良々…そろそろあいつら起き上がりそうだし早く逃げるぞ」


    トーカ「え、うん」



    1部編集を行いました☆
  78. 78 : : 2016/02/04(木) 17:11:19
    蓮、全身筋肉痛とかかわいそうわら
    てか有馬やばい、喰種の蓮より強いなんて
    ((((;゚Д゚))))
    期待!
  79. 79 : : 2016/02/06(土) 18:59:17
    >>78


    有馬を超える力を得る為の代償なのですよ



    編集したのでここで補足を入れます



    補足



    有馬達は重傷を負い篠原達が入院してる病院へ搬送



    蓮の最後の強さは



    かなり無茶な動きだったのでアオギリのアジトに戻った後2週間全身筋肉痛で動けなかったとか


    笛口親子は19区で四方さんのような自殺者を探してひっそりと生活しているようです


    他に何かわからないところありましたらコメントください‼︎
  80. 80 : : 2016/02/06(土) 21:45:12
    んでもってネタ切れどすなうん…


    因みに編集した訳は


    ハイスクールD×D見てカッコ良いなって思ったからです‼︎



    他にもこんなかっこいいのあるよ!などこんな場面など教えてください
  81. 81 : : 2016/02/08(月) 10:10:46
    コクリア脱走から数週間後



    蓮「だる〜」


    「むっ貴様は確か」


    蓮「誰かと思ったら鯱のおっさんか懐かしいな」


    鯱「貴様がアオギリにいるとは少々驚きだな…姿見るに相変わらずダラけさは抜けておらぬようだが」


    蓮「しゃあねえだろ…連日の働きに覇王の力あ〜数えるだけでもかなり無茶したわ」


    鯱「……唯一覇王の力を使いこなす貴様はどうせ常に修行をサボった挙句に覇王を使い筋肉痛となったのだな」


    蓮「修行したっておっさんみたいに武の道を極めでもしない限り無理だって」


    鯱「…くえない男だ」


    蓮「鯱のおっさんがここにいるって事は少なからずアオギリに力貸すのか」


    鯱「利害が一致した為しばし一緒に戦うだけだ」


    蓮「まぁ鯱のおっさんが力貸してくれるってんなら結構助かるなこれから色々と忙しくなりそうだし」


    鯱「……リゼいや大喰いの喰種の情報を知らぬか……?」


    蓮「大喰い?聞かねえ名だけど情報入ったらそっちに回せば良いんだよな」


    鯱「頼む…」


    蓮「はいよ〜んじゃ俺お仕事あるからもう行くわ」


    鯱「うむ…」
  82. 83 : : 2016/02/13(土) 18:17:58
    空白の時間



    主人公 金木 研




    アオギリ殲滅作戦後



    僕はある施設らしきものに入れられた



    周りには特に何もなく



    拘束などはされておらず


    監禁された。と言う現実が突きつけられる



    ふふふっ



    声が聞こえる方を振り向くと全身に包帯をしている少女


    エト「君が金木 研君だよね?」


    金木「…」


    エト「黙り?肯定か否定ぐらいの反応は欲しいな〜」


    金木「そうですが。何か?」


    エト「取り敢えず質問良いかな〜暗部って何?」


    金木「…」


    エト「また黙り〜じゃあ答えてくれたら解放してあげる」


    金木「僕がその手の子供騙しに乗ると思ってるんですか?」


    エト「えへへ何のことかな〜」


    金木「僕は口を割らないですよ…絶対にね」


    エト「じゃあ今度は簡単な質問からいこうかな…家族や友人その他貴方が生きる為に必要だった人全員を殺しても口を割らないの?」


    金木「…」


    エト「卑怯だと思った?どんなに強い人でも大切な人を盾にされたら簡単に口を割るんだよ?」


    エト「じゃあ私の質問に答えてもらおっか♡」



    そして僕は彼女の質問に対して全てを答えた



    答えるたびに罪悪感が増しその度に言葉が出なくなり黙り込む


    だが彼女はそれを許さない



    僕が口を割る為に様々な事をした



    人間の僕は鞭を打たれ拷問椅子に座らせられ足元に火を焚かれ足の皮膚がボロボロになった



    壁に貼り付けられ赫子で身体の隅々を打ち付けられ意識が飛ぶたびに水を掛けられ無理矢理意識を戻す



    精神は既にズタボロにされ



    死ぬにも彼女に止められ不眠不休で拷問や質問に答えた
  83. 84 : : 2016/02/13(土) 18:18:22
    蓮「どうだった?」


    エト「完全に壊れちゃった」


    蓮「んじゃ嘉納にでも明け渡してくる」


    エト「じゃあ私は情報のまとめをタタラさんに持って行こっと」



    ……



    嘉納「これを実験体に?」


    蓮「あぁ、暗部の人間だから一般人より個体は良いだろ」


    嘉納「ふむ…ならば新型の実験に使えそうだ」


    シロ「パパ」


    嘉納「どうした?」


    クロ「お客さん」


    マダムA「あの…」


    嘉納「あぁ君か」


    マダムA「今日は飼い人の件でお邪魔したのですけど」


    嘉納「どうかしました?」


    マダムA「その…新しい飼い人をね」


    嘉納「あぁでしたら後日また来てください。とっておきを用意しときます」


    マダムA「では、また後日」


    蓮「…とっておきって」


    嘉納「今から作業に取り掛かる護衛は任せたよ」


    蓮「あぁ」


    シロ・クロ「私達は?」


    嘉納「作業の手伝いを」


    シロ・クロ「はい」


  84. 85 : : 2016/02/14(日) 23:08:54
    次の日


    嘉納「完成だ…」


    オウル「…」


    蓮「偉く無言な奴だな」


    嘉納「恐らく心が壊れてるんだね。簡単な指示くらいはできると思うけどそこはこの人に任せるしかないね」


    マダムA「任せてくださいまし」


    嘉納「じゃあ私は少し休むから頼むね」




    ……


  85. 86 : : 2016/02/14(日) 23:09:10
    コクリア襲撃後の白鳩側


    病院


    篠原「あー悪いねいきなり呼び出しちゃって。」


    亜門「いえ…」


    篠原「亜門を呼び出したのは他でもなくコクリアの襲撃で有馬やられて、各所から応援頼まれてんの」


    亜門「はい」


    篠原「それで、10区に応援に行ってもらえる?多分期間は1ヶ月くらいだと思うから」


    亜門「はい大丈夫です。」


    篠原「じゃあよろしく」


    亜門「はい、失礼します」



    長居しては傷に触るだろうとその後簡単に話し病室を後にした



    亜門「10区か…」


    CCGでは本来パートナーと2人行動が基本なのだが現在白鳩は人手不足の為基本行動が出来ない


    真戸上等は既に別の区へと派遣されていた



    亜門「しかし11区は元アオギリのアジトの目と鼻の先…アオギリの残党も危険視すべきだな」



    10区 支部



    亜門「さて…」


    歩き出した途中人にぶつかる


    きゃっ


    亜門「おっと失礼…大丈夫ですか?」


    えぇ…


    亜門「少し不注意でした」



    亜門は彼女の手を取り立たせ謝罪をした



    では、失礼しますね



    亜門「はい…」



    少しだけ不思議な雰囲気を醸し出していたが特に気にせず


    彼女が去った後支部の方々と話し合う
  86. 87 : : 2016/02/14(日) 23:09:35

    白鳩「それでこの方が」


    亜門「亜門 鋼太郎です…本局から派遣されてきました」


    柳「お、久しぶりだな」


    亜門「柳上等!」



    彼は以前8区の捜査の時班を組んでいた



    柳「亜門君がここの捜査の応援か頼もしい」


    亜門「いえ…」


    柳「来て早々の亜門には悪いんだが今ちょうど厄介な喰種がこの区に紛れ込んだ」


    亜門「厄介な喰種…?」


    厄介な喰種と聞き頭をよぎったのがあの男だった


    柳「俺が22区を担当していた時に奴は現れた単体で行動し喰種や白鳩を無差別に殺して回っていた」


    柳「当然俺もそいつと対峙したが化け物クラスでな俺以外全滅でそいつは他の区に場所を移し他の奴らがやってくれる事を願ってたんだが」


    亜門「レートは?」


    柳「正確なレートはまだわからないがA〜A+」


    亜門「…」


    柳「まだ実力を隠してる要素もある油断ならない相手だ」


    亜門「特徴とかはあるのでしょうか?」


    柳「奴は黒髪でマスクをしていない時は髪で右目を隠していて女性だとされている」


    亜門「右目を隠している女性。」


    柳「何か心当たりでも?」


    ちょうどここへ来る前にぶつかった女性もそうだとは言えなかった


    偶然ぶつかり髪がたまたま隠されていたかもしれないからだ…憶測で人を疑ってはいけない


    亜門「いえ」


    柳「取り敢えず警察と連動して怪しい人物を絞り出してるんだが女性である事と右目を隠してるだけしか情報がないからな。」


    顎に手をやり悩むふと思い出したようにある物を亜門に渡す


    亜門「コレは?」


    柳「奴がターゲットにしてきた被害者達だどうもこの喰種は筋肉質のイケメンが好みっぽくってな」


    亜門「はぁ…」


    柳「亜門君も鍛えて筋肉質でイケメンだよな…」


    亜門「鍛えてますがそのイケメンとかでは…」


    柳「狙われる可能性もあると頭の隅にでも置いといてくれまぁそれはそれで囮捜査としては願ったり叶ったりなんだが」


    亜門「夜の道でも歩きましょうか」


    柳「まぁ取り敢えず今日は飲みにでも行くか」


    亜門「はい」



    以前の亜門なら捜査を優先し断るのだが真戸上等や篠原特等の影響を受け人との関わりを大切にするようになった
  87. 88 : : 2016/02/14(日) 23:09:58
    亜門「柳さんのクインケは尾赫でしたよね」


    柳「あぁ俺が前線で今いない部下が羽赫でサポートって戦い方だ」


    亜門「もし柳上等が言った厄介な喰種が我々の前に現れたら勝てるでしょうか?」


    柳「恐らく勝てない…決して亜門君の実力ではとかじゃない奴はそうだな慣れてるんだよ」


    亜門「慣れてる?」


    柳「何ていうのかね〜あんな奴は…狂ってるとでも言うか戦いを楽しむタイプ」


    柳「しかも赫子も出さずに素手ときたもんだ…昼間は囮捜査なんてこと言ったがあれは冗談少なくとも亜門1人で対峙すれば確実に負けるそういう相手だ」


    亜門「…」


    柳上等は目立った功績は残してないが相手の分析はピカイチ



    その捜査官がここまで言うのだ…かなりの強敵と言っていいほどだ



    柳「まぁお互い死なぬ程度に無茶をした方がいい死んだら何も残らねえんだからな…」


    亜門「…」


    死んだら何も残らない…


    長年経験を積んでいる捜査官だからこそ言える言葉だろう



    柳「なんか湿っぽい話になったな…悪い」


    亜門「いえ…」


    酒の付き合いは色々と人生を学べる


    そう感じる亜門だった



    注意*お酒は二十歳から‼︎
  88. 89 : : 2016/02/21(日) 01:24:19
    飲み会の後


    酔っ払いに絡まれた。



    亜門「随分と酔っ払ってるように見受けられますが大丈夫ですか?」


    亜門の言葉に酔っ払いはんなこったねえよ!と曖昧な返事をする


    このまま見捨てても家に無事に帰れる保証もないし関わってしまったからには一応責任持ってこの人を家かもしくは交番にまでは送り届けようと


    亜門「家は何処ですか?」


    酔っ払い「家だ?」


    亜門の質問に怒りを示し顔がさっきよりも真っ赤になっている


    酔っ払い「おめぇ俺が家を追い出されたことをばけにしてんのか!」


    亜門「い、いえ」


    どうやら喧嘩でもして、家を出てこうならまで飲んでいたのだろう…


    傍迷惑な話だが仕方なく交番にまでは連れて行こうと肩を貸す


    亜門「どうぞ」


    酔っ払い「なんでぃ兄さん随分と優しいじゃねえか。まさか金か?金なんてねえからな!」


    亜門「取り敢えず交番に連れて行きますから…」


    亜門の言葉に酔っ払いは急に顔が青ざめ始める


    亜門「どうかしましたか?」


    酔っ払い「…」


    酔っ払いはある一点を見つめたまま動かない


    不思議に思い酔っ払いの見てる方向へ顔を向けるとそこには


    亜門「なっ…!」


    マスクをした者が1人そしてその足元に血だらけの人が


    マスクをした者つまりは喰種だ…


    亜門「早くこの場から逃げてください」


    冷静に酔っ払いをこの場から遠ざけクインケースからクインケを取り出す


    クインケを取り出す音で喰種はこちらに気付きこちらの様子をうかがっている


    どうやらやる気のようだ


    亜門「1つ確認する…貴様喰種だな?」


    確認する必要もないが念の為聞いてみるしかし喰種は何も答えずこちら側が仕掛けるのを待っている


    亜門「無言という事は肯定としてこちら側は取る…」



    クインケを構え喰種目掛けて振り下ろすが


    亜門「ふんっ!」


    喰種「…」


    素早い行動で亜門の攻撃を避け横から蹴りを繰り出す


    亜門はクインケで防御しその場をしのぐ


    お互い睨み合い先に動いたのは喰種だった



    喰種「…ふふっ」


    高い声の笑い…女性だろうか?


    まず何故この状況で笑いが出るのか…亜門の頭に柳上等が言っていた喰種が過る


    戦いを楽しむタイプ…喰種は少なくともCCGを見れば臆する事が多いそれでも立ち向かっても来るが



    そのCCGを前にして笑みがこぼれるのは何故だろうか相当の実力者か頭のネジが飛んでいるのかどちらにしても厄介な相手になりそうだ


    それに、喰種の必須の武器…赫子を出していない断定はできないがかなり高い可能性で柳上等の言っていた喰種で間違いないだろう


    1対1では部が悪いか…相手に隙を見せないように気をつけ携帯から登録しておいた緊急事態発生のSOSをCCG支部へ連絡を入れる


    これで数十分の内に援軍が望める


    喰種「お仲間にお電話?随分と隙だらけですわね」


    言葉通りこちらに隙ができたのだろうそこを突かれ喰種からの蹴りが入る


    亜門「グッ…」


    膝を付く程度のダメージではないが女性といえど喰種流石の身体能力だと言える
  89. 90 : : 2016/02/21(日) 01:24:55
    少しばかり距離を置き警戒する


    喰種「あらあら距離を置いてどうなさいましたの?」


    亜門「…」


    喰種「今の内に逃走でもしちゃおうかしら」


    分かりやすい挑発…逃げるならばとっくにしてるだろうしかしこのまま距離を置いても埒があかないこちらの一撃を与える何かを考えなければ


    亜門「…」



    亜門のクインケは真戸上等からお借りした甲赫のクインケ。クラだ


    普段は1つにしているが別れさせ2つにもできる優れものだこれをどうにか使い奴に一撃をお見舞いしたいところだが


    喰種「こちら側から仕掛けて差し上げましょう」


    喰種はこっちに距離を突き詰め蹴りを繰り出す


    亜門はその蹴りを避けクインケで攻撃するもクインケの上に乗る…まるでサーカスだ


    喰種「今のは惜しかったデスわね」


    亜門「かなりの動体視力に身体能力の高さ…並みの喰種ではないな」


    喰種「これでも、組織を束ねておりますのでそこら辺の者と私では天と地ですわ」


    彼女は組織のリーダー…まだまだ底知れぬ力を隠してるのだろうか


    喰種「…おっとお喋りが過ぎましたわね。時間もないのでこれでごきげんよう」


    そう言葉を言い残し何処かへ身を隠した


    あの喰種が去った5分後援軍に来た捜査官達に説明をして捜索が始まる



    亜門は戦闘をしたという事で少しばかり支局で休む事になった



    朝を迎え8時ぐらいか


    柳上等が亜門の様子を見に来た


    柳「亜門くん」


    亜門「すみません柳上等…」


    謝罪はあの喰種を逃した事に対してだろう


    柳「いや、亜門くんが悪いわけじゃないそれに亜門くんが引き出した情報はかなり役に立つ」


    柳「しかし亜門くんも運が悪いな。酔っ払いの次に遭遇したのが喰種とは」


    確かについてない…それにしてもあの酔っ払いはどうなったのだろうか


    あの光景を見て酔いも冷めただろうしきっと大丈夫だとは思うが…と考えていると


    「た、大変です‼︎」


    柳「どうした」


    「亜門さんが会ったと言う酔っ払いの人が無残な姿で発見されました」


    恐らく喰種に


    柳「そうか…」


    亜門「くっ‼︎」


    怒りのあまり壁を殴り悔しさが込み上げる


    「あと…こんな物が置いてありました」


    手紙…?



    亜門「捜査官の皆様へ…そろそろ貴方達の存在が邪魔となってきましたの、そこで今回掃除を開始する事になりましたのごきげんよう」


    柳「掃除ってことはあいつら本格的にココを潰すつもりか」


    亜門「できるだけ捜査官をここに集め迎え撃つしかないですね」


    柳「そうだな…緊急厳戒態勢を取れ何としても10区を守るぞ」


  90. 91 : : 2016/02/21(日) 01:25:32
    厳戒態勢を取って数時間後



    喰種の集団らしき奴らがこちらへ向かってきたその数5


    こちらの戦力は87人圧倒的に数では上だが戦闘経験がまだ浅く亜門や柳以外は喰種を目の前に完全に戦意を失っていた


    それに比べ喰種側は亜門と対峙した喰種の指示で最小の動きでこちらを削っていた



    柳「くっ、このままじゃ全滅だ」


    亜門「俺が前に…」


    柳「俺も行く他の奴らは援護を頼む‼︎」


    大した作戦も決めれぬまま戦闘開始


    柳上等の不意打ちで喰種を一体倒し残り4体



    亜門「はぁっ!」


    喰種2「くそっ。」


    亜門の迫力に押され喰種2はどんどん追い詰められる


    他の捜査官は予備のクインケやパレットで応戦しリーダーには柳上等が対峙していた



    柳「久しいなこの前振りか‼︎」


    喰種(以下狂未とする)「相変わらず暑い方ですわね…」


    柳「お前に殺された部下達の無念を晴らさねえといけねえからな…それに単体で動いていたお前が組織のリーダーとはな」


    狂未「好きでリーダーになったわけじゃないのですがね。成り行きですわ」


    柳「お前を討てれば命だって捨ててやる」


    狂未「いい心構えですわねそのまま命を落としてくれませんこと?」


    柳「お前と相打ちでなら喜んで」


    狂未「残念ながらタイプじゃありませんことよ?」


    柳「こっちだってカミさんやら娘がいんだよ」


    狂未「まぁなら貴方の首はその奥様や娘さんに送り届けて差し上げませんと」


    柳「俺がお前を討ってお前の首をお前のお仲間さんに見せないとな」


    売り言葉に買い言葉…どうやら向こうは1体1のガチンコを望んでるようだまぁこっちも願ったり叶ったりってもんだ


    そして長い間戦闘を続け



    白鳩もかなりの戦力を失い亜門と柳も疲労がたまり残るは狂未一体となった


    狂未「役立たず共は片付いたみたいですわね」


    仲間意識なんて持ってないらしい


    亜門「はぁはぁ……遅くなりました」


    柳「おう……ご苦労」


    2人とも激しい戦闘を繰り返した為か疲労が激しく汗を大量にかいていた


    狂未「もうそろそろ潮時かしら…」


    亜門「…」


    狂未「10区の戦力も削りましたし…ごきげんよう」


    完全に狂未の掌で踊っていたようだ


    奴の目的は周りの邪魔な喰種達を殺す事そしてこちら側の戦力を削る事


    だが反面助かったとも言える


    このまま戦っていても体力が尽きていた


    それに初めて奴の赫子を見れたそしてレートも確定…羽赫のS+レート


    この情報を得ただけでも評価に値する




    柳「急いで命が助かる奴を病院へ連れてけ!」


    まだ動ける奴を使って重症の奴を病院へ連れて行く


    戦闘が終わってもやる事は沢山だ



    亜門や柳上等がゆっくり出来たのは次の日の朝だった


  91. 92 : : 2016/02/21(日) 01:29:14
    そして倒れるように寝た後


    柳「はぁ…始末書なんて手伝わせて悪いな」


    亜門「いえ」


    起きた後は始末書や報告書の束を片付けていた喰種を4体討伐できたが肝心のリーダーは討てずまた何処かに潜伏してるのだろうか



    見えぬ不安が広がるが今は始末書で頭がいっぱいだった


    放置してた分はこれで取り返せたでしょうか‼︎


    いつものようにドーンと書いて体力を…



    まだお気に入りをしていない方‼︎



    どうかお気に入りお願いしますm(__)m


    コメント待ってます


    因みに気付いた方も居られると思いますが元の話は東京喰種『空白』です!と言ってても全く内容は違いますが
  92. 93 : : 2016/03/01(火) 13:57:44
    オリキャラキモすぎ
  93. 94 : : 2016/03/11(金) 12:47:53
    きたい
  94. 95 : : 2020/10/01(木) 14:37:12
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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