このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
冴えない男の短編集
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                  - 1 : : 2015/11/23(月) 00:14:44
- 夢見と申します。
 題名の通り「冴えない男の日常」的なものを書いていきますので、よろしければみていってください。
 精一杯頑張ります!
 
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                  - 2 : : 2015/11/23(月) 00:23:57
- 第一話『プレゼント』
 「えっ!!ちょっと待てよ由香!!」
 「はぁ!?うっぜぇーんだよ!」
 「セックスしただけで彼氏づらしてんじゃねぇよ!」
 「連絡してくんなよ!くそが!!」
 ガチャンッ!!
 「…えぇ~…?」
 井上由樹。23歳。
 彼女(だと思っていた女に)振られました。
 
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                  - 3 : : 2015/11/23(月) 00:33:18
- 「ねぇ、俺が悪かったの?ねぇ、確かに付き合おうこそ言わなかったけど、言わなくてもわかるくらいデートしたじゃん。プレゼントしたじゃんねぇ…」
 「いやぁー…まぁ、しゃーねぇよ。なっ。」
 仕事帰り、俺はいつもの居酒屋で、同僚の上野に愚痴をこぼしていた。
 「はぁ?しゃーねぇってなにがだよ。なにも納得いかねんだけど。」
 「いやその由香ちゃん?て子?多分彼氏いたと思うぞ?」
 「…え?悪い。意味わかんない。」
 「おおかた、彼氏にかまってもらえなくて寂しかったんだろ。」
 「いや、女の子だぞ?そんなことするわけねぇよ。」
 「…お前…高校男子校?」
 「なっなぜそれを!?」
 「ついでに大学でも女子と交流なかったろ。」
 「そっそんなことは!…ない。」
 「はぁー…」
 深いため息をつかれる。
 俺が悪いのか?
 「…くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
 
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                  - 4 : : 2015/11/23(月) 11:32:11
- 白い光の中で、彼女は笑っていた。
 触れようと手を伸ばすと、彼女は黒く闇に包まれて、割れた。
 頭の痛さで目が覚める。
 俺はいつの間にか家にいた。
 酔いつぶれた俺の面倒を上野が見てくれたんだろう。
 明日なんか奢ろう。
 と、俺の手は無意識にスマホに伸びていった。
 「…これも…これも…嘘だったのかよ…」
 スマホに入ったフォルダを見て、つい、言葉が漏れた。
 頭のフォルダの中にも、彼女の笑顔が溢れている。
 「削除…しねぇとなぁ…」
 と、静かにフォルダを閉じた。
 
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                  - 5 : : 2015/11/23(月) 21:58:28
- 悲しんでるときにも、朝はくる。
 頭の痛む中、会社へ向かった。
 自分の席に付くと、
 「なんか奢れよ。」
 と、前の席の上野が笑った。
 俺は、
 「おう。」
 と、笑って返した。
 もっといい店、もっといいプレゼントをしていたら、俺に乗り換えてくれたかな。
 いや、多分だめなんだろうな。
 
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                  - 6 : : 2015/11/23(月) 22:10:46
- 「ふはぁ…今日もがんばった。」
 家に帰ってすぐ、テレビをつけ、ベッドに飛び込む。
 テレビでは、たくさんの女の子たちが、失恋ソングを歌っていた。
 「…どうせお前らも男を捨てんだろうが。」
 これ以上ないほどの、ダサいセリフを吐いて、枕に顔をうずめた。
 好きだったんだけどなぁ。
 もっと一緒にいたかったなぁ。
 もっとあいつのこと知りたかったなぁ。
 もっと笑わせてやりたかったなぁ。
 土曜の夜、空いてるなぁ。
 もう予定ははいらないんだなぁ。
 流行りの歌を口ずさむ。
 音程が、リズムがずれていく。
 寂しくなったらでいい。
 彼氏に抱かれててもいい。
 もう一度、
 会いたい。
 ーendー
 
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                  - 7 : : 2015/11/23(月) 22:13:28
- 第一話、終了です。
 どうでしたでしょうか?書き方、内容、アドバイスがありましたらお願いしますorz
 コメントしてくれると嬉しいな…ヾ(o´∀`o)ノ
 
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                  - 8 : : 2015/11/28(土) 21:15:10
- 2話目決まりました!
 「助手席」
 ぼちぼち投下していきます( ̄∇ ̄)
 よろしくお願いします!
 
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                  - 9 : : 2015/11/28(土) 23:00:20
- 俺はまだ傷の付いた車に乗っているーーー
 第二話「助手席」
 上野信二。23歳。趣味、機械いじり。
 モテるというわけでもなく、モテないと言うほどでもない俺。
 別に冴えないなんて思ってないし、周りにそう思われているとも思わない。
 別に話すことなんかないけどさ。
 え?あぁ、なんか話せって?
 んー…そーだな。
 じゃあ、ちょっと話そうか。
 ーーー
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