ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

セレス「この世で1番怖い物」

    • Good
    • 2

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2015/08/26(水) 22:42:39

    キャラ崩壊注意

    更新遅い


    ・不二咲は男だとカミングアウトしてます
    ・佐藤さんの性格は妄想
    ・日向と七海も普通にいる
    ・日向は「超高校級の相談窓口」
    ・その他捏造あり




    ほとんどの女子キャラが性格悪いです
  2. 2 : : 2015/08/26(水) 22:43:14
    それは、些細なことだった




    「ドーナッツ美味しいな〜」

    「また食べているのか?朝日奈、少しは控えたほうが…」

    「ムッ!!…別にいいじゃん!美味しいんだから!!!」

    「………そう、だな」



    でもきっと、そんな些細なことで



    「お、おはようございますぅ」

    「チッ…きもいんだよ!ゲロブタ!!」

    「す、すいませぇん!!ふゆぅ…」

    「ちょっと日寄子ちゃん…言いすぎじゃ…」

    「なぁに?小泉おねぇ?」

    「………なんでもない」




    女の子の友情って…






    「私、苗木くんのことが好きなんです」

    「そう……」

    「だから、霧切さん…」





    壊れちゃうんだよ





    「応援してくれますよね?」
  3. 3 : : 2015/08/26(水) 22:45:31
    〜食堂〜






    山田「ぐふふふふふふ…」


    セレス「…さっきからなんですの?山田くん、気持ち悪いことこの上ないですわ」


    山田「おや、セレス殿。わかりませんか?あの素晴らしさ」


    そう言いながら山田はある2人組を指さす


    セレス「…霧切さんと舞園さんがどうしたんですの?」


    山田「どうしたもなにも、人見知りでなかなか友達ができない霧切響子殿を、舞園さやか殿がひっぱりだして友達を作る手伝いをしている姿は見てて胸がキュンとなります…知的クール美少女×華やかアイドル美少女…これほど素晴らしい百合カップルはあるでしょうか……いや、大神さくら殿×朝日奈葵殿の親友コンビもなかなか…西園寺日寄子殿×罪木蜜柑殿のSMカップルも……むむむ…」


    セレス「…クラスメイトや先輩でそのような妄想をするのはやめた方がいいですわよ?」


    山田「何を言ってるのですか!もうあの3組の同人誌も出来上がってるですよ!」



    セレス「ますます気持ち悪いですわね……」



    山田「セレス殿もせっかく素晴らしい容姿をお持ちなんですからいつまでもぼっちしてないで少しは友達作ったらどうですか?」


    セレス「ハンマーで頭かち割りますわよ?」



    山田「(なんか寒気が…)す、すいません…しかし同人誌を書くとき、いつもセレス殿が余ってしまうんですよ…」


    セレス「…別に山田君の同人誌になんて出なくていいですし、それに…」


    山田「それに?」


    セレス「女の友情なんて……裏切って裏切られての繰り返しですわよ?百合とか妄想してぐふぐふしてるのは脳味噌スッカラカンの馬鹿な男だけですわ…」












    山田「それって僻みじゃ…」

    セレス「あ“?」

    山田「ひぃいいいっ!?」
  4. 4 : : 2015/08/26(水) 22:46:57
    苗木「おはよう、舞園さん、霧切さん」

    苗木が2人の少女に挨拶をすると、彼女達は頬を紅く染める

    舞園「おはようございます!!苗木くん!」

    霧切「お、おはよう。苗木くん」



    <オーイナエギー
    <ナエギッチハヤククルベー


    苗木「あ、うん!今行くねー!」


    苗木が走り去るとともに訪れる気まずい空間


    2人とも、お互いが恋のライバルだとわかっていた

    わかっていたが、彼女__霧切響子は何も言えなかった

    舞園さやかは、ずっと独りだった自分に手を差し伸べてくれた大事な親友だったから


    また、舞園さやかも人気アイドルという立場上あまり恋愛に積極的になれず、自分の想いを前にだすことができなかった


    アイドルと探偵、恋のライバル

    一見相容れない存在のように見えるがこの2つの事実が霧切響子と舞園さやかの友情を繋ぎとめていた



    だが、その友情も



    舞園「…霧切さん」



    霧切「………なに?」





    舞園「相談が、あるんです」





    崩れさる時がくる
  5. 5 : : 2015/08/26(水) 23:09:20
    〜77期生教室〜

    西園寺「ねぇ〜ゲロブタ〜パン買ってきて〜」

    罪木「えっ?!…あと4分で授業がはじまりますけどぉ…」

    西園寺「つべこべ言わずに買ってこいよっっ!!」

    罪木「は、はいぃぃ!!」


    西園寺が怒鳴りつけると涙目になりながら罪木が教室を飛び出す


    そこに、トイレに行っていた小泉と佐藤がやってきた



    小泉「あれ?蜜柑ちゃん、どこ行くの?」

    佐藤「もう授業はじまるけど…」

    西園寺「あ、小泉おねぇ佐藤おねぇおかえり〜今ゲロブタにパン買ってきてもらいにいったの〜あいつ財布持ってないのにねwww」

    小泉「……」

    佐藤「……」

    西園寺「ん?どうしたの?」

    佐藤「………なんでもないよ」

    小泉「私、蜜柑ちゃん呼んでくるよ」

    西園寺「え〜、小泉おねぇがわざわざあんなゲロブタ呼びにいかなくていいよ〜」

    小泉「でもっ…」


    キーンコーンカーンコーン


    <コイズミトサトウハヤクセキニツケー


    西園寺「ほら、先生も言ってるし…ね?」


    小泉「………っ」

    佐藤「………」


    <ツミキハドコダー?


    西園寺「パン買いにいったよーw」


    <オレノジュギョウヲサボルナンテオシオキシテヤルー


    西園寺「きゃははっwwww」



    爆笑する西園寺、悔しそうに顔を歪める小泉と佐藤



    クラスの中でも正義感の強い2人


    この2人が、西園寺の罪木に対する“イジメ”に黙ってられる訳なかった
  6. 6 : : 2015/08/26(水) 23:10:35
    一方購買からかけはなれた薄暗い教室では







    「………」








    パンを買って来いと命じられた罪木蜜柑が







    罪木「ふふっwwww」








    楽しそうに西園寺日寄子の写真を切り裂いていた










    罪木「ふふふwwwふふふふwwwww」










    罪木「………」












    罪木「はやく動いてくれないかなぁ…小泉さんと佐藤さん」










    私、信じてるよ。

    2人が西園寺日寄子を地獄に叩きつけてくれるって
  7. 7 : : 2015/08/27(木) 19:21:25
    こ...怖えぇ...
    期待っす!
  8. 8 : : 2015/08/27(木) 23:00:06
    >>7 ありがとうございます!


    〜77期生教室〜

    キーンコーンカーンコーン

    <チャントカダイシテクルンダゾー



    授業が終わり、先生が教室からでると、おそるおそる教室に入ってきた少女がいた


    西園寺「あ、ゲロブタ!!パン買ってきたー?」

    罪木「す、すいません…お財布忘れちゃってぇ…」

    西園寺「はぁ〜…ほんとどんくさいなぁ…ゲロブタは…」

    罪木「ご、ごめんなさぁい」


    西園寺「まぁ、いいや…次移動教室だから…じゃーねー」


    西園寺が立ち去ると同時に、小泉と佐藤が罪木にかけよる


    小泉「蜜柑ちゃん!」佐藤「蜜柑!」

    罪木「ど、どうしたんですかぁ?」

    小泉「…ごめんね、蜜柑ちゃん。今まで助けてあげられなくて…」

    佐藤「…今日の放課後、日寄子に注意するから」



    罪木「………」





    罪木「ありがとうございまぁす!」


    小泉「うん!じゃあ蜜柑ちゃんも移動教室遅れちゃダメだよ!」

    佐藤「じゃあね!」



    小泉と佐藤が教室をでる






    罪木「…ふふっww」





    罪木「ふふふふふふふふww」







    やぁーっと動いてくれましたね、2人とも



    罪木は誰にも聞こえないような小さな声で不気味に笑う





    教室を出て、人気の少ない廊下で



    「…ふふふっwwあっははははははははっww」




    今度は大きな声で




    笑うわらうワラウ嗤うわらう笑う笑う笑う笑う笑う笑う







    笑う
    ▽▼▽▼




    日向「おい、七海起きろ…移動教室だぞ…」

    七海「ん〜?…うん、わかったよ」

    日向「わかったと言いながら寝るな!!!」

    七海「ふわぁ…おはよう……」







    左右田「ソニアさん!よかったら一緒に行きませんk…」

    ソニア「田中さん!!音楽室ですよ!行きましょう!!」

    田中「ふっ…俺様の鎮魂歌をとくと聞くがよi」

    ソニア「速く行きましょう!」

    田中「あ、あぁ!」


    左右田「………………ソニアサーン」








    恋の歯車も、動きはじめる
  9. 9 : : 2015/08/27(木) 23:02:55
    モノミ「放課後でちゅ!」


    ▽▼▽▼


    〜舞園の部屋〜




    霧切「…それで舞園さん、相談ってなに?」

    舞園「私、好きな人がいるんですよ」

    霧切「…恋愛相談?」

    舞園「はい。

    普通アイドルって恋愛とかしちゃダメなんです。人に相談するなんてもってのほかなんです…」

    霧切「…そうでしょうね」

    舞園「でも、彼のことを好きになってしまったんです。大好きなんです。

    それに、霧切さんならきっと誰にも言わずに、私にアドバイスをくれる。そう思ったんです」

    霧切「…えぇ」

    舞園「こんなこと言えるの、霧切さんだけなんですよ?

    なんていったって“親友”ですし」

    霧切「…………」

    舞園「私、苗木くんのことが好きなんです」

    霧切「そう……」

    舞園「だから、霧切さん…」




    舞園「応援してくれますよね?」





    舞園さんは、私の大事な親友だ


    その上、独りだった私に友達を作ってくれた恩人でもある



    私だって、苗木くんが好きだ…




    でも、




    霧切「………えぇ、応援するわ」




    舞園「…ありがとうございます」









    初めてできた親友を、私は失いたくなかった
  10. 10 : : 2015/08/27(木) 23:05:51
    朝日奈「さくらちゃーん!駅前にできたドーナッツ屋さん行こう!!」

    大神「うむ」


    ▽▼▽▼

    〜Ms. ドーナッツ〜



    朝日奈「んーおいしいー!やっぱりここのボンデリンクは最高だね!!!」

    大神「……」

    朝日奈「さくらちゃん?」

    大神「なぁ、朝日奈。これで5日連続だぞ?ドーナッツ屋にくるのは…

    いくら水泳選手のお主とはいえ、少し甘い物を控えた方がいいのではないか?」

    朝日奈「…」

    大神「それに、お主、まだ課題が終わってないだろう?

    ドーナッツを食べるのは一旦やめ、課題に集中したほうg …」

    朝日奈「………なぁ」

    大神「…?」

    朝日奈「うるさいなぁ…」

    大神「?!」

    朝日奈「………ごめん、なんでもない

    私、今日は帰るね」

    大神「……朝日奈っ」

    朝日奈「課題は“1人で”やるから大丈夫だよ

    そのチョコドーナッツは食べていいから、じゃあね」



    そう言うと、振り向くこともなく、朝日奈葵はドーナッツ屋を出ていった





    …我が悪いのだろうか



    大神は朝日奈の身が心配で注意したのだ

    大切な親友に糖尿病などになってほしくない、と思い


    でも、その気持ちが朝日奈を…傷つけてしまったのか…?



    大神さくらは幼少期から武道にうちこんでいたため、同い年の女の子とここまで親密な関係になることはなかった



    わからないのだ


    人には誰だって超えてはいけない領域がある


    大神さくらには、朝日奈葵の領域がわからなかった

    いや、朝日奈葵だけじゃない。他の女子全員の領域がわからない

    女子特有の、嫉妬や嫌悪などについていけない



    先程のなにが彼女を怒らせたのだろう


    考えても考えても



    わからないわからないわからない



    大神「………」




    大神は考えることを放棄し、朝日奈のチョコドーナッツを手に取る




    大神「………甘い」




    朝日奈葵が好きなチョコドーナッツは、大神さくらには甘過ぎた
  11. 11 : : 2015/08/27(木) 23:08:29
    〜西園寺の部屋〜


    小泉「日寄子ちゃん、ちょっといい?」

    西園寺「なーに?小泉おねぇ、佐藤おねぇ」

    佐藤「………蜜柑のことさ、いじめるのやめなよ」

    西園寺「……………え?」




    ▽▼▽▼

    〜江ノ島の部屋〜


    電気もつけず、暗くした部屋に光るパソコンの画面

    そこにはクラスメイトや先輩達の姿

    それを江ノ島盾子はにやにやしながら見つめていた


    江ノ島「うぷぷぷぷw」

    戦刃「どうしたの?盾子ちゃん」


    江ノ島「んー別にー?たださー

    あちこちで絶望的に面白いことが起きてるみたいじゃない?」


    戦刃「?」


    『ワタシキョウハカエルネ』

    『イジメルノヤメナヨ』

    『オウエンシテクレマスヨネ?』


    戦刃「ほんとだ、面白そうだね(何が面白いんだろう…)」

    江ノ島(わかってねぇなこいつ)




    姉に呆れながらも再びパソコンの画面に視線を移すと…

    2人の男女の姿が目に入る


    その時、江ノ島盾子は閃いた



    残酷で絶望的な計画を




    江ノ島「いいこと思いついちゃった!

    残姉ちゃん、協力してよね!」


    戦刃「うん、いいよ」




    『…俺は__が好きだ』



    戦刃(…告白?)




    絶望へのカウントダウンがはじまる
  12. 12 : : 2015/08/28(金) 17:29:49
    みんな怖えww

    期待!
  13. 13 : : 2015/08/29(土) 07:17:51
    >>12 ありがとうございます!!











    「…俺は七海が好きだ」





    「…日向くん」









    その想いが、悪魔を呼び出す
  14. 14 : : 2015/08/29(土) 23:38:31
    その頃、西園寺の部屋では


    西園寺「いじめ?…や、やだなぁ…あれは“いじめ”じゃなくて“いじり”だよ

    ほ、ほら、あいつっていじられキャラみたいなところあるじゃん?」

    佐藤「…」

    小泉「……日寄子ちゃんにとってはいじりのつもりでも、蜜柑ちゃんからしたらいじめなんだよ」

    西園寺「……あいつがそれを言ってたの?」

    佐藤「…日寄子に注意する、って言ったら“ありがとうございます”って嬉しそうにしてたよ」

    西園寺「……っ」


    西園寺日寄子は、不器用な少女だった

    本当は罪木蜜柑と仲良くしたくても、ついつい暴言を吐いてしまう

    罪木が怒ってくれたらやめたかもしれない、でも彼女は怒るどころが自分を卑下するばかりだった

    だから、西園寺はやめるにやめれなくなってしまったのだ



    西園寺(…私が悪いよね

    よし、罪木に謝ろう

    許してもらえないかもしれないけど、自分の中でけじめをつけないと、また罪木に酷いことをしちゃうかもしれないし)



    西園寺「…私、今から罪木に謝ってくるね」


    小泉「!」

    佐藤「ほ、ほんと?」



    西園寺「うん、やりすぎた。って反省してるから…許してもらえるかはわからないけど…」


    小泉「…大丈夫だよ、きっと蜜柑ちゃんも本当は日寄子ちゃんが優しい子だってわかってるはずだよ」


    西園寺「…ありがとう」
  15. 15 : : 2015/08/29(土) 23:39:02
    『蜜柑なら保健室にいるんじゃない?』



    西園寺日寄子は走る



    早く…はやく謝らなきゃ!


    罵られてもいい、パシリに使ってくれても構わない



    …私もそのくらいのことをしたしね


    今までの自分は何をやっていたんだろう、と後悔する




    そういえば私…入学式の時からあいつと友達になりたい。なんて思ってたんだっけ…




    見えない何かに怯えて、ずっとオドオドしてる罪木に、イライラしながらも気になってしまう自分がいた




    罪木に謝ったら…その後は…『友達になろう』って言おう




    保健室の扉を勢いよく開くと、そこには見慣れた少女がいた



    罪木「ふぇええ?

    さ、西園寺さんどうしたんですかぁっ!?」





    西園寺「罪木!

    今までごめん!!」



    そう言い、西園寺は頭を下げる


    普段の彼女からは考えられない行動


    ここまで素直になれたのは、小泉と佐藤のおかげ…

    いや、罪木のおかげだろう









    しかし





    罪木「……は?」







    現実はそう、甘くない
  16. 16 : : 2015/09/03(木) 18:40:56
    日向(………)





    日向(やっちまったああああああああああ!!)




    七海「……」ポカーン




    日向(七海困ってるじゃねえか!

    何急に告白してるんだ!俺!)






    七海「えっーと…日向くん」


    日向「きゅ、急に告白して悪かった!!

    返事はすぐじゃなくていいから!!」



    七海「う、うん」





    日向「じゃ、じゃあそういうことで!じゃあな!あはは、あはは!」



    慌てた様子で日向は教室を出る





    七海(日向くん…変なの)





    七海(でも…)





    『…俺は七海が好きだ』






    七海(嬉しい、かも…)





    七海の顔が紅く染まる





    それは、乙女の印






    そして乙女は___にだってなれる
  17. 17 : : 2015/09/03(木) 19:25:07
    ワクワク……
  18. 18 : : 2015/09/06(日) 17:28:47
    >>17 ドキドキ…





    西園寺「え、えっーと…罪木?」


    罪木「…………」



    西園寺「あ、あの…」




    罪木「…ごめん?」




    罪木「ごめんって言えば、あなたが今まで私にしてきたことが許されるんですか?ごめんって言えば、私の傷は癒えるんですか?今まで私が何度ごめんなさいって言っても許さなかったくせに、もっと酷いことしたくせに、“ごめん”の三文字で済まそうなんて、最低ですね」



    西園寺「あ、あの…」





    罪木「何がゲロブタですかっ?!私は人間ですっ!!何がクソビッチですかっ?!人の辛い過去を抉って楽しいんですか?!私だって好きで“あんなこと”したわけじゃないんですよっ?!ずっと表舞台で舞ってたあなたに何がわかるんですかっ?!あなたに潰される蟻の気持ちを考えたことはありますか?!あなたに暴言を吐かれる人の気持ちを考えたことはありますか?!ツンデレ?…笑わせないでください、デレれば何でも許されるっと思ってるんですかっ?!小泉さんも佐藤さんも日向さんも…みんなみーんなあんたのことなんて大嫌いなんですよっ?!」





    罪木「もう、二度とその醜い顔を見せないでください」


    そう吐き捨て、罪木は荒々しく教室を出ていった









    西園寺「……うぅ…」





    西園寺「ごめんなさ…ごめんなさい…………っ………ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」




    “私を見捨てないで”









    “罪木、私を一人にしないで”
  19. 19 : : 2015/09/06(日) 17:29:41
    罪木「……」




    自室でベッドに寝っ転がりながら罪木は恍惚とした表情を浮かべる





    罪木「西園寺さんの…あの傷ついた表情…」




    罪木「最高ですね」






    罪木「人をいじめるのが…こんなに楽しいなんて…」








    罪木「もっと……もっといじめたい」










    罪木「もっと酷いことを言って泣かせたい

    殴って蹴って切って抉って傷つけたい

    西園寺さんの泣き叫ぶ顔が見たい

    西園寺さんのボロボロな姿が見たい

    西園寺さんの血塗れの姿が見たい

    西園寺さんの絶望した顔が見たい」







    罪木「ふふふふふふふふ♪」







    ボロボロにしたあと…優しく手当てしてあげれば…西園寺さんはもっと私に依存する






    傷つけて、優しくして、傷つけて、優しくして








    罪木「待っててくださいね、西園寺さん」
  20. 20 : : 2015/09/06(日) 18:10:18
    ウサミミ「次の日でちゅ!」



    ▽▼▽▼

    〜食堂〜



    山田「…………セレス殿」




    セレス「…なんですか?」





    山田「何で今日は皆さんこんなに気まずそうなのですか?」





    セレス「絶望化したんじゃないですか?」




    山田「……………?」




    山田「…それにしても、朝日奈葵殿と大神さくら殿は別々に朝食を食べていますし…」



    朝日奈「…………」


    大神「…………」




    山田「罪木蜜柑殿と西園寺日寄子殿はSMプレイをしていませんし…」




    セレス「それは罪木先輩に失礼なのでは…?

    というか、罪木先輩がドSな気がするのは私だけですか?」



    山田「なるほど…罪木蜜柑殿が西園寺日寄子殿にオシオキするのもありですね…」



    セレス「気色悪いので必殺ビームでも浴びて死んでください」



    山田「…おや?舞園さやか殿が苗木誠殿と急接近してますぞ?

    いいのですか?セレス殿」



    セレス「…なんのことですの?」


    山田「またまた、セレス殿が苗木誠殿に恋愛感情を抱いてるのはお見通しですよ、しかしこのままでは…舞園さやか殿に取られてしまいますぞ?」


    セレス「…………」





    セレス「心配しなくても大丈夫ですよ、山田くん


    舞園さんは霧切さんといちゃいちゃ(笑)するのですから」




    山田「なるほど、ぼっちで相手がいないセレス殿が苗木誠殿とくっついて失恋の傷を舞園さやか殿と霧切響子殿が舐め合うということですか!」



    セレス「そういうことでいいですわ」



    舞園さん、あなたが霧切さんと争っている間に苗木くんは頂きますね




    漁夫の利、ですわ
  21. 21 : : 2015/09/06(日) 18:10:57
    ウサ耳(等身大サイズ)「昼休みでちゅ!」


    ▽▼▽▼



    苗木「桑田くんがオネエになってね」

    舞園「オカマじゃないんですか…」シュン

    苗木「大和田くんがセーラー服を着てね」

    舞園「えっ………?」ヒキギミ

    苗木「石丸くんが一人でWonderful Rushを歌って踊ってね」

    舞園「わあああんだっふおおおおおおお↑↑↑」パイルパイル

    苗木「十神くんがどんすこ舞をする」

    舞園「どんすこ舞ってなんですか…」イミワカンナイ

    苗木「夢を見たんだ」

    舞園「夢ですか」




    霧切「…………」





    桑田「なんで舞園ちゃんと苗木は漫才してんだ?」

    葉隠「ちょっと待つべ、占うべ」

    桑田「俺も舞園ちゃんと漫才してー…」

    葉隠「桑田っちの性癖にはついていけないべ…」

    桑田「性癖じゃねーだろっ!!」




    霧切「………」




    苗木「それでね山田くんが…」

    舞園「えっ?!そうなんですか?」




    霧切「……」



    舞園さん、一見くだらない漫才をしているように見えるけど実はちゃっかりボディタッチをしたり、苗木くんのことを褒めたり、順当に好感度を上げてるわね…




    私は、こうやって黙って見てるだけでいいのかしら…





    このままじゃ、苗木くんが…




    セレス「霧切さん、お困りですか?」





    悪魔の手が、少女を襲う
  22. 22 : : 2015/09/06(日) 23:29:21
    可哀左右田「ソニアさんは俺が貰いますね」
  23. 23 : : 2015/09/07(月) 21:11:14
    >>22 可哀左右田のスーパースペシャルイケメンタイムまであと少しっ!!





    霧切「…セレスさん」


    セレス「霧切さん、何か悩みがあったら相談してくださいね?

    だって、“友達”じゃないですか」



    友達…


    私の友達は、舞園さんだけじゃなかったのね


    普段の私なら彼女の“嘘”に気づけたかもしれない


    でも、どうしようもなく弱ったあの時は、彼女の罠にまんまとかかってしまった



    霧切「ここじゃあ人も多いし、違う所で話しましょう」




    弱った少女を捕えた悪魔は




    セレス「屋上はいかがでしょうか?」




    一人、ほくそ笑む







  24. 24 : : 2015/09/07(月) 21:11:50
    〜オクジョウ〜



    霧切「……ってことなの」



    私は、セレスさんに今までのことを全て話した



    私が苗木くんのことを好きなこと、舞園さんに応援してくれと言われたこと







    セレス「…正直な感想を述べると……」





    セレス「舞園さんは、霧切さんが苗木くんのことを好きなのを知っていて、応援してくれと言ったのではないでしょうか?」




    霧切「……え?」




    セレス「霧切さんが苗木くんのことを好きなのは石丸くんでもなんとなく察するくらいわかりやすかったですよ?

    霧切さんに取られないように、舞園さんはそんなことを言ったのではないのでしょうか?」



    霧切「…………そうかもしれないわね」



    どうして気づけなかったのだろう



    恋は盲目ってことかしら




    セレス「このままでは、舞園さんに苗木くんを取られてしまいますし、早く霧切さんも苗木くんののことが好きなのを言わないと色々とめんどくさくなるのではないでしょうか?」



    霧切「……そうよね」



    セレス「はい、今日の放課後にも、打ち明けてみてはいかがですか?

    場所は……空き教室がいいと思いますわ

    舞園さんの部屋にすると包丁を振り回してくるかもしれません、まぁその時は壁に11037と書けばいいのですが…」



    霧切「…………?

    わ、わかったわ、空き教室にする」



    セレス「…きっと舞園さんは、お互い頑張りましょう、と言うと思いますよ


    万が一、何かあっても……私は霧切さんの“味方”ですから」




    霧切「えぇ!ありがとうセレスさん!」



    セレス「いいえ、私は当然のことをしたまでです」



    味方、と言っただけで目を輝かせて…可愛いですわね




    後は苗木くんと話して……



    チェックメイト、ですわ
  25. 25 : : 2015/09/08(火) 23:22:46


    なんであんなやつを好きになったんだろう






    いつもそう思うの





    馬鹿みたいにヘタレでどうしようもなく情けないのに、気づいたら目で追っていた








    他の女の子を追いかける背中を見つめて心が苦しくなるのに好きって気持ちは増えてくの









    私は君の視界に1mmも入っていないのに







    悲しくて切なくて悔しくて愛しくて






    そして君が好きな彼女を嫌ってしまう私は最低だ







    でもどうしても考えてしまうの









    私なら幸せにできるのに







    君を愛せるのに






    でも君は王女の彼女が好きなんでしょ?





    彼女は飼育員の彼がすきなのに
  26. 26 : : 2015/09/09(水) 18:39:31




    あなたを好きにならなければよかった







    いつもそう思うの







    これは、報われない恋だから




    あなたが好きなのは、あの子






    そんなのみんな知ってるよ






    誰よりもあの子を気にかけて、あの子の前だと顔を紅くして






    あなたは私にも優しい






    私に冷たくしてくれれば、この恋を諦められるのに、優しくされるから諦めきれずに、






    あなたが好きなあの子を嫌いになるの







    私の方が気配りができるのに





    ずっと寝てるあの子の何がいいの?





    私の方が優しくできるのに






    毎日あの子をおんぶして辛くないの?





    違う





    私よりあの子の方が何倍も可愛いし




    私よりあの子の方が何倍も心が綺麗なんだ





    こんな醜いことを考える私なんて………






    ならいっそ、醜くていいからあなたとあの子を邪魔したいの



  27. 27 : : 2023/07/09(日) 07:58:00
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
Tomato-tomato

トマト×100

@Tomato-tomato

「ダンガンロンパ 」カテゴリの人気記事
「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
【sn公式】ダンガンロンパ交流広場