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キース教官「これより!!イェーガー訓練兵と模擬対人格闘試験を受けてもらう者を発表する!!」

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  1. 1 : : 2015/07/13(月) 19:35:49
    エレン「!? どういうことですか教官!」

    キース「最近の貴様らの対人格闘の時間を拝見させてもらったが余りにも態度が悪すぎる。そう感じてるものも少なくないだろう」

    キース「そこで!!!」

    キース「人一倍努力をしているイェーガーと私が推薦する者同士で模擬対人格闘試験を受けてもらうとする」

    キース「これを見てこれからの態度を改めるように。素晴らしい戦いを期待するぞ」

    キース「しかし、これを見てもなお 態度が変わらないのであれば……」

    キース「……わかっているな?」

    訓練兵達「「「「(ひいいいぃぃ!!)」」」」



    キース「それでは呼ぶぞ!!!」
  2. 2 : : 2015/07/13(月) 19:44:57
    キース「1!ライナー・ブラウン!」

    ライナー「よろしくなエレン、久しぶりに全力でやらせてもらうぞ」

    キース「2!ベルトルト・フーバー!」

    ベルトルト「ぼ、僕!?」

    キース「3!コニー・スプリンガー!」

    コニー「へっ、荒ぶる獅子の強さを見せてやるよエレン!」

    キース「4!ジャン・キルシュタイン!」

    ジャン「よっし!エレン見てろよ!ぶっ倒してやる!」

    キース「5!アルミン・アルレルト!」

    ザワザワ…ザワザワ…

    アルミン「えっ!?きょ、教官!?」

    キース「なんだアルレルト、異論があるのか?」

    アルミン「な、なぜ僕なんかが…」

    キース「……私は知っているぞ、夜な夜な練習していることに、な」ボソッ

    アルミン「!」

    キース「ふっ、せいぜい返り討ちにならないことだな!」


    キース「6!ミカサ・アッカーマン!」

    ミカサ「…エレン、これは訓練、真剣にやらせてもらう」

    キース「7!アニ・レオンハート!」

    アニ「…」

    キース「8!ユミル・○○○!」

    ユミル「はぁ〜めんどくせぇなぁ〜」

    クリスタ「ダメだよそんなこと言っちゃ!」

    キース「9!クリスタ・レンズ!」

    クリスタ「…え!?」

    ユミル「!? 教官!なぜ!」

    キース「一応貴様も上位組だろう?何か問題があるのか?」

    ユミル「くっ…(まさかこんなところでクリスタに恥をかかせることになるとは…)」

    キース「以上だ!これより開始する!」




    マルコ「え、僕って上位組じゃないの?」ポツーン
  3. 3 : : 2015/07/13(月) 19:49:23


    基本ルール

    ・短刀は敵(エレン以外)が持つ
    ・エレンは短刀を奪えば(・・・)勝利
    ・エレンは身体の急所(喉、心臓など)に当てられると敗北
    ・1本勝負

  4. 4 : : 2015/07/13(月) 19:58:26
    マルコ・・・ドンマイ・・・
  5. 5 : : 2015/07/13(月) 20:54:57
    キース「ブラウン!配置につけ!」



    ライナー「最初は俺からか…手加減はしないぞエレン」

    エレン「いつものは手加減してた、っていうのか?」

    ライナー「あぁ、久しぶりに全力を出すって言っただろ?」





    キース「始めッッ!!!」


    ライナー「ふうぅぅ…いくぞ」

    エレン「すーはーすーはー…来いよ」




    シーン


    場は静まり返っていた

    誰かに止められて静まったのではない

    この二人のプレッシャー、その圧力に圧されて口が開かないのだ


    ジリジリ、と間合いを確かめる二人


    勝敗は_____すぐに決まった




    ライナー「ふん!!」

    強烈なタックル、ライナーの渾身の一撃だ

    前まではエレンも全力で受け止めていただろう

    しかしアニと特訓をしたエレンはもう昔のエレンではなかった


    エレン「(速い…けど見切れる程度だな)」

    サッ、とよけライナーの脚を蹴りとばそうとした瞬間


    ライナー「知っていたさ、お前がよけることくらい」

    エレン「!!」

    ライナー「噴ッッッ!!!!」


    ドゴオオオォォッ!!!


    強烈なタックルから急転換しタックルの威力を拳に乗せたボディーブロー

    その拳は見事にエレンの腹部に命中していた

    ライナーはそこで勝った、と思い動きを止めた

    後は首元に短刀を_____



    ライナー「はっ!…短刀が…ないだと!?」

    エレン「ハァー!ハァー!……
    最初からお前は全力過ぎたんだよ…もともとのルールを忘れてな」

    エレン「これは相手を倒す喧嘩じゃねぇ、技術を行使してやる場の制圧、その訓練だ」

    ライナー「くっ…焦りすぎたか…」ガクッ


    エレン「お前のボディーブロー、なかなか良かったぞ」



    エレン・イェーガーVSライナー・ブラウン

    勝者:エレン・イェーガー






  6. 6 : : 2015/07/14(火) 09:22:17


    スゲェ…アノライナーヲ…


    キース「うむ、なかなか良い試合だった」

    エレン「あ、ありがとうござ……痛ッ!」

    ライナー「まさか俺がやったところが…!?大丈夫かエレン!」

    キース「ふっ、イェーガー、貴様は巨人の目の前に立っていた時腹が痛くなったら逃げるのか?」

    エレン「ッ!そ、それは…」

    キース「所詮貴様はその程度か、私の見る目も堕ちたな」

    エレン「い、いえ!まだ、まだやれます!」

    キース「……自分の言葉には責任を持て、以上だ、次!ベルトルト・フーバー!」

    ベルトルト「はっ!」


    ベルトルトッテ…ツエェノカ?


    キース「始めッッ!!!」



    ベルトルト「僕は余り目立ちたくないんだよね」

    エレン「? どうしたいきなり」

    ベルトルト「でもここに立っている以上目立つことは避けられないよね」

    エレン「え?…んーまぁそうだな」

    ベルトルト「それじゃ…」

    エレン「…?」


    ここでエレンは油断していた

    普段、対人格闘を真剣にやっているベルトルトを見なかったから

    ライナーと比べてひょろひょろしているベルトルトなら簡単に倒せる、と思っていたから





    ベルトルト「ごめんね、エレン」

    エレン「!?速____

    シュッ、とベルトルトがエレンの顔目掛けて一切の迷いなしに放ってきた

    慌てて後ろに顔をずらし鼻先を掠める程度で済んだエレン


    ベルトルト「ルール…覚えているよね?」

    エレン「あっ……」

    後ろに重心を置いたエレンの後ろから襟を掴みちょっと引っ張る

    それだけでエレンは倒れる

    そしてマウントポジションをとったベルトルト

    ベルトルト「…これで、終わり」


    ベルトルトは短刀をエレンの首に当てようとした




    エレン「あ"あ"あああ"ああ!!!うおおおりゃああ!!!」

    ベルトルト「!? くっ!脚がっ!」

    エレンは自分の足でベルトルトの足の関節を極めた

    間一髪でベルトルトは飛び退いた

    しかしそこからのエレンの反応は速かった


    エレン「うおお"おおお"おお!!」

    ベルトルト「ッ!真っ正面からか…!」

    エレン「ふっ!」

    右フック

    それに対して防御をしたベルトルト

    脇がガラ空きだ

    脇と首に腕をかけそのまま倒す
    (漫画11巻のアニがやっていた技)

    ベルトルト「ぐうぅっっ!!」

    エレン「短刀を……よしっ!」


    キース「あの状態からこの切り返し、対人格闘の才能はピカイチのようだな」


    エレン・イェーガーVSベルトルト・フーバー

    勝者:エレン・イェーガー
  7. 7 : : 2015/07/14(火) 17:32:52
    期待!
  8. 8 : : 2015/07/14(火) 18:27:50
    期待です!
  9. 9 : : 2015/07/14(火) 23:13:58
    これ、アニとミカサは勝つよね!?ミカサはともかく、アニには勝ってほしい!!
    期待!!
  10. 10 : : 2015/07/15(水) 09:40:55
    期待ありがとうございます

    誰が勝つかはもう決めてあります


    それでは投下
  11. 11 : : 2015/07/15(水) 09:48:31
    ベルトルト「今の技は……」

    エレン「? ああ、俺がいつもアニと訓練している時に使われる技だ、今のところ対処法がまだわからねぇんだ」

    ベルトルト「そう…なんだ、ならちょうどいいや」

    エレン「どうしたんだ?」

    ベルトルト「さっきは最初に力を入れすぎたから対処できなかったんだけど…」ゴニョゴニョ


    ベルトルト「ーーーーーーするといいよ。君なら迷いなくできるはずだ」ゴニョゴニョ

    エレン「…そんなことで本当に…!?」

    ベルトルト「普段の訓練の時にすると怒られるのは必須だが今日に限っては大丈夫だ、僕との試合のときにも注意はされなかった」

    ベルトルト「それじゃ僕はこの辺で…」



    エレン「??ますますわからねぇ、とりあえずアニとやるときは使ってみるか」




  12. 12 : : 2015/07/15(水) 14:33:17
    バリおもろい!!

    期待です!
  13. 13 : : 2015/07/15(水) 14:43:22
    kitaiです
  14. 14 : : 2015/07/15(水) 14:50:06
    キース「話は済んだようだな、あと1秒長かったら私が直々に貴様らを躾けるところだった」

    エレン「(教官怖ぇぇぇ)」

    キース「次だ!!コニー・スプリンガー!」

    コニー「行くぞエレン!!!」

    エレン「えっ、ちょ、開始の合図まだだぞ!?」

    コニー「え?あ、本当だ、すまんすまん」

    キース「…はぁ」タメイキ


    コニーッテイツモテキトーダヨナ
    ツヨイノカ?


    キース「(周囲の目が【興味ない】から【気になる】に変わってるようだ、やはりこれをして成功だった)」


    コニー「おいエレン、俺は天才だよな?」

    エレン「え?バカだろ?」

    コニーの精神に999のダメージ!!!

    コニー「」



    キース「開始ッッッ!!!」



    先にエレンが試合開始前にコニーに精神ダメージを与えていた

    コニー「」

    コニーは放心状態だ

    エレン「先手必勝!」

    エレンはすぐに間合いを詰めコニーの腹にボディーブローを放った



    コニー「」サッ

    エレン「えっ!?」


    しかし避けられた


    もう一回、次は確実に、コニーの手を取り背負い投げをしようとした


    しかしコニーはいつの間にか後ろに下がっていた

    エレン「いつの間に!?」

    コニー「ふふふ…これが俺の《構え》の一つ!!」


    コニー「《木々の構え》!!」

    堂々と高らかに宣言するコニーを見て周りは唖然

    キース「」

    教官も

    それに…



    エレンも


    エレン「はっ?」


    コニー「木ってのは風でしなるだろ?」

    エレン「そ、そうだな」

    コニー「だから俺もお前に攻撃されるたびにしなるようによけたんだ!」


    エレン「そ、そんなことでアニ直伝の技を避けられたのか!?」

    エレンの精神に999のダメージ!!

    コニー「まだまだァ!!喰らえッ!」ピョン

    エレン「と、飛んだぁ!?」

    コニー「サシャの鷹の舞を見て俺流に変えた技……」


    コニー「《隼の構え》!!」ヒュン!!

    エレン「落下!?嘘だろ!?」

    コニーは自分の右足を突き出してエレン目掛けて急降下

    慌てて避けるエレン、あまりにもありえない動きでもはや自分が何をやっているのかもわからなかった

    コニー「まだだ!《鹿の構え》!!」

    短刀をまるで鹿の角のように突き出しものすごいスピードでエレンに突進を開始するコニー

    エレン「…!」

    その突進を見たエレンは「チャンス」だと思った

    エレン「(タイミング良く……足を振り上げ…)」


    コニー「うおおおおおおぉぉ!!!」ドドドドド

    エレン「(今だッ!)」


    ガン!!エレンの蹴りは見事にコニーの脛を捉えていた
    (アニが初めてエレンにしたあの技)


    コニー「痛ぇぇっ!!?」

    動きが止まったコニーの首もとに手をやり視線を自分外にさせ

    コニーの足を後ろから蹴る!!!
    (アニがエレンから短刀をとったときにやった技)


    見事に空中で一回転


    エレンはコニーから短刀を奪おうと近づいた

    コニーはこちらを見ていた

    コニー「《獅子の構え》」

    エレン「(これは…マズイ!?)」


    コニーは倒れている状態から飛び上がった

    普通の人なら無理だ、コニーすげぇと感心した

    エレン「感心してる場合じゃねぇ!!」

    左右に動き近づいてくるコニー

    エレン「は、速ッ!アニより速ぇ!!」

    コニー「ふっはっ!いつもなら教官に怒られるが今日は大丈夫だ!いつものイメージトレーニングでやっていたわ___」ドテン

    コニー「ざを……あれ?」


    コニーは転んだ

    エレン「お前、初めてやることなんだから少しは自重しろよ」サッ


    短刀を取り上げた


    エレン「もしあれをそのまま続けていたら俺の首は今頃短刀の餌食になってた、今度からは動体視力も鍛えることにする」

    エレン「それを気づかせてくれてありがとな、コニー」

    コニー「なんか負けたのに褒められるって変な気分だな」


    コニーコエェェェ
    スゲェェェ


    キース「(スプリンガー…あんな良い運動神経をしているのになぜ…なぜバカなのだ…)」







  15. 15 : : 2015/07/15(水) 15:16:42
    コニーw
    期待です
  16. 16 : : 2015/07/15(水) 20:01:04
    コニー凄いw
  17. 17 : : 2015/07/15(水) 22:33:46
    期待!!勝つ人って、誰だ?
  18. 18 : : 2015/07/15(水) 22:39:57
    期待!
  19. 19 : : 2015/07/16(木) 14:32:58
    コニー笑すごい笑
    期待です!!
  20. 20 : : 2015/07/16(木) 16:11:27
    キース「スプリンガー、貴様の動きには関心した」

    キース「これからは勉強にも精を出すことだな」

    コニー「はっ!」バッ

    コニーは心臓を捧げる構えをした(はずだった)

    キース「……もう何回も言ったはずだ、貴様の心臓は右のあるのか!!」


    コニー「ひいいいいぃぃ!!」


    キース「死ぬ五秒前まで走ってこい!!!」

    コニー「い、今すぐッ!!」ダッ



    エレン「コニー…」


    エレン「えーと、次ば誰だ?もうかなり疲れてきたんだが」

    キース「私にタメ口とはいい度胸だな…イェーガー」

    エレン「いっ!いえ!今のは独り言です!!」

    キース「そうか、なら今のだけは見逃してやる」

    キース「次の相手は貴様のライバル的存在でもあるだろう、キルシュタインだ」

    エレン「(ジャンか…)」






    ジャジャンジャーンジャジャン!(効果音)

    エレン「な、なんだ!?」

    ジャン 「エレン、お前を倒すために俺は対人格闘を練習してきた」

    エレン「(効果音ってなんだよ!)」

    ジャン「今日こそお前を倒す!そして…」

    ジャン「(ミカサに告白を…!!)」

    ジャン「(こいつばっかりミカサに優遇してもらいやがって…!!)」

    エレン「そして…の後なんだ?」

    ジャン「うるっっせえぇぇ!!!羨ましい!!!」

    エレン「はああぁぁ!??」


    キース「それの続きは試合の時にしてもらおうか」

    ジャン「はっ!」

    エレン「(俺とばっちり!?)」





  21. 21 : : 2015/07/16(木) 16:33:10



    キース「準備はいいな?」



    キース「始めッッ!!!」



    ジャン「」スッ…

    エレン「…!(隙がねぇ…!)」スッ


    ジャンの構えは今まで見たことがなかった

    いやエレンが知らなかっただけかもしれない

    なぜなら普段の対人格闘の時間はアニくらいとしか過ごしていなかったのだから




    ミカサ「……似てる、でもまだまだね」



    エレン「(隙がないなら…作るまでだ!)」ブン!!

    エレンは手始めに右ストレートをした

    ジャン「ふっ!」サッ…

    ジャンはエレンの手の勢いを使いそのまま流した

    エレン「!」

    自分の脇腹がガラ空きだと悟ったエレンはすぐにガードに移る

    アニと散々やりあってきただけあって判断は正しく素早かった

    しかし

    ジャン「そのガードじゃ足りねぇよ、俺を女だと思ってんのか?」パシッ

    エレン「は…!?」

    ガードした腕を上に払われた

    普段アニとやるときはこのようなことはされない
    アニも言ってるとおりアニはエレンより力がない
    単純にガードされてはその手を動かすこともできない

    しかしジャンは男だ、明らかにアニより力はある


    呆然としたエレンの顔を前にジャンは ニヤッと笑い脚をかけた

    エレンはそのまま短刀を首元にやられると思っており突然のことに判断に迷った

    ジャン「(当てるよりはまず相手の体勢を崩す、ミカサがやっていたことだ!)」



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ライナー「行くぞミカサ!うおおおおおおお!!!」

    ミカサ「……」サッ

    ライナー「うおっ!?くっ、まだまだぁ!!」

    ミカサ「…」ブン!!!!!

    ライナー「……!!?あっっっぶねえええ!!!」サッ

    ミカサ「ふっ!」ガン!!

    ライナーの胸板に手を当てもう片方の手で相手の手を掴み引っ張る

    ライナー「うわぁぁっ!!」

    ミカサ「…」トン

    体勢が崩れたところを後ろから押す

    ライナー「グハッ!」ドサッ

    簡単に倒れた
    短刀を首元に近づける際反撃を喰らわないよう顔全体を手で覆う

    視界は封じた

    ライナー「ッ…お、俺の負けだミカサ」



    アニ「オンナノコトノハナシカタヲベンキョウシナヨ」

    エレン「スルカラ!」

    ミカサ「」イラッ


    ライナー「ぬおおおわぁあああ!!??」


    そしてぶん投げられたライナーだった

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「(やべぇ!!ジャンの動きが読めねぇ!)」

    急いで周りを確認しようとした矢先視界が封じられる

    エレン「(見えねええええ!!!)」

    ジャン「俺の勝ちだ!」ブン!!


    ピタッ


    エレン「ぐ……お、俺の負けだ」







    観客(訓練兵)「「「「うおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」


    「すげぇ!!あのエレンに!!」
    「努力したら俺もできんのか!?」
    「ジャンすごい!」

    キース「(ふむ……あのキルシュタインが、な…)」







  22. 22 : : 2015/07/16(木) 19:06:58
    おもしろい!!期待!!!
  23. 23 : : 2015/07/17(金) 15:27:52
    ダニィ!?ジャンすげぇ!!笑笑

    期待です!
  24. 24 : : 2015/07/17(金) 15:53:24
    ジャン流石!
  25. 25 : : 2015/07/17(金) 19:18:45
    アルミンとエレンのところを書いて投稿しようとしたところなぜか全てなくなってしまいました
    傷心中なので投稿は明日にします、すみません
  26. 26 : : 2015/07/18(土) 13:01:52
    ジャン「〜〜ッッしゃああぁぁ!!!」

    エレン「くそっ!強えぇ!!」

    ジャン「ふはははっ!はははは!!!死に急ぎ野郎が!俺だってやりぁできんだよぉ!!」

    エレン「ぐぬぬぬ…」

    ジャン「今度からは俺と喧嘩できねぇ〜な〜?ww」

    エレン「はぁ!?まだまだ俺は強くなるから待ってろよ!」

    ジャン「せいぜい頑張るんだなw楽しみにしてるぜw」

    エレン「ぐうううぅ…大人ぶりやがって…!!」


    キース「イェーガー、キルシュタインに負けたがまだ続けるか?」

    ジャン「もうやめたらどうだww?アルミンにも負けたら恥だぞ」

    アルミン「あはは…」ニガワライ

    ジャン「あっ!俺に負けた時点でもう恥かww」

    エレン「」ピキッ


    エレン「うるっっせえぇぇ!!!俺はまだやれます!!」

    キース「ふむ、なら続けるぞ、アルレルト出てこい」

    アルミン「は、はい!」

  27. 27 : : 2015/07/18(土) 13:26:54
    エレン「アルミン!手加減はしないぞ!」

    アルミン「気合入れすぎだよエレン…僕が相手なんだよ?」

    エレン「ジャンとやったときに気づいた、相手が誰でも油断しねぇ!」

    アルミン「(勝ち目ないかも…)」


    アルミン「あはは…いつもエレンやミカサに守られてる弱い僕が相手でも手加減しないの、か…」

    アルミン「勝てないなぁ…」

    エレン「油断はしねぇ!」


    アルミン「でもね…」


    アルミン「僕にも自分の意思があるんだ、守られてるだけじゃ…」



    アルミン「嫌なんだ!!!」ドン!!!!!


    キース「始めッッ!!!」


    教官の「始め」の合図とほぼ同時に動き出すアルミン

    一直線にエレンに向かうアルミン


    アルミン「行くよエレン!!」

    エレン「真っ向勝負か!受けて立つぞアルミン!!」

    力勝負ならエレンは絶対に勝てる、そうエレンは感じた


    だがアルミンがそんな馬鹿な真似をするか?いやしない

    油断をしない=冷静になる

    エレンは冷静になり考えた

    きっとアルミンはギリギリで俺の拳を避けて何かをする

    エレン「(ここは…避ける!)」




    しかしアルミンの方が一枚上手だった




    アルミン「良かった、エレンならそうすると思ってた」ガッ!!!

    後ろに避けたエレンの前で地面を強く前へ蹴るアルミン


    予めすると決めていたかのようにアルミンの行動は素早かった

    エレン「ッッ!!?目が…ッ!」


    アルミン「(10秒…いや5秒でもいい、隙さえ作れば…!)」

    アルミン「(あとは練習したとおりの習慣(動き)をすれば…!)」


    アルミン「エレン!!僕の本気を受けてくれ!!」


    目に砂が入った状態のエレンは微かに見えた

    アルミンの腕が滑らかに、自分の腹部に入るのを

    その行動は一瞬にも感じられたし永遠にも感じられた



    ドゴオオッ!!!!!!


    エレン「アアアッ!!?!?!」


    アルミン「はぁっ、はぁっ、も、もう…げ、げんか、限界…」

    体力が人並み以上に少ないアルミンはこの少しだけの戦いで予想以上に体力を消耗した






    エレン「ッ…痛えええ!!!」

    アルミン「う、嘘…まだ立てるの!?」

    エレン「幸いに少しずれた、はらわたに入ってたらやばかったな」

    エレンは当たる直前少し身体を後ろに捻った

    アニに何回も蹴られるうちに身体が勝手にそう動くようになっていたのだ、おかげで衝撃も抑えられた


    エレン「フゥゥゥ……アルミン、もう動けねぇだろ?降参してくれ、お前を殴りたくねぇ」

    アルミン「……」

    エレン「アルミン」

    アルミン「…………それが…」ボソッ

    エレン「アルミン?」



    アルミン「それが嫌なんだ!僕は強い!二人に守ってもらわなくても!!」

    エレン「!」


    ミカサ「アルミン…」


    アルミン「まだやれる!!」

    エレン「…行くぞ」




    キース「そこまでだ!!!!」

    エレン/アルミン「!?」


    キース「そこまで、と言ったんだ」

    アルミン「な、何故ですか!?」

    キース「これ以上は無駄だ、イェーガーの得にはならん」

    エレン「お、俺は…!」

    キース「イェーガーの勝利、これ以上やってもアルレルトが勝てる未来は見えない」

    アルミン「で、でも!」

    キース「貴様は無駄にイェーガーの体力を消耗させたいのか!!反論するならもっと強くなってからにしろ!!」


    アルミン「ッッ!!」

    キース「貴様は弱い、見たところ自主練習は自分にあってないことをしてるみたいだな」

    キース「私が直々に補習をしてやる、勘違いはするなよ、貴様が弱いから補習をするまでだ」

    エレン「そ、それって…」

    アルミン「(きょ、教官が僕のために…!?)」

    アルミン「なぜそんなことを…!?」

    キース「言ったはずだ、貴様が弱いから、だ」


    アルミン「(これが"建前"っていうものなの…かな?)」

    キース「下がれ、アルレルト」

    アルミン「……エレン、もっと、もっと、もっともっともっと強くなってからもう一度やろう!」

    エレン「! あぁ!!待ってるぞ!」




    判定勝ち:エレン・イェーガー





  28. 28 : : 2015/07/18(土) 13:34:16
    期待!
  29. 29 : : 2015/07/18(土) 17:02:53
    期待!!×100‼
  30. 30 : : 2015/07/18(土) 17:48:23
    期待期待期待
  31. 31 : : 2015/07/18(土) 19:05:05
    期待
  32. 32 : : 2015/07/18(土) 22:57:07
    アニはでてこないんですか?
  33. 35 : : 2015/07/19(日) 12:52:46
    キース「…流石にもう時間か」

    キース「イェーガー、この続きはまた明日だ、いいな?」

    エレン「はっ!了解です!」


    キース「貴様ら!!これにて今日の訓練を終える!!心臓を捧げよ!!!」

    訓練兵「「「「「はっ!!!」」」」」


    キース「解散!!!」



    キース「イェーガー、今日はゆっくり休み明日へ備えろ」

    エレン「(きょ、きょ教官が俺の心配を…!!)」


  34. 36 : : 2015/07/19(日) 23:35:34
    アニは今度でてくるんですね!!期待♪
  35. 37 : : 2015/07/20(月) 11:01:31


    ーその日の夜ー


    エレン「ッ…あーー!!!」

    アルミン「な、なに!?エレン!?」ビクッ

    エレン「疲れたんだよ……どんだけやったと思ってんだ…」

    アルミン「でもおかげで皆の意識が少しずつ変わってるよ」

    エレン「本当か!? ならよかった」

    エレン「それにしてもアルミン強かったな、あのボディーブロー、直撃してたら俺やばかったかもしれない」

    エレン「いつの間に練習したんだ?」

    アルミン「うー…んっとね…」

    アルミン「い、いや、個人練習だよ」

    エレン「? 誰かに教わったんじゃないのか?」

    アルミン「」ギクッ

    アルミン「(本人には言うな、って言われてるし口が裂けても言わないぞ!)」

    アルミン「そんなわけないじゃないか」

    エレン「そうなの……か?」

    アルミン「う、うん!」

    エレン「まあーいいけど」

    ライナー「おいエレン、アルミン、風呂空いたぞ」

    ベルトルト「早く行かないと時間過ぎるよ」

    エレン「おー!今行く!今日は疲れたからしっかり休ませないとな!」

    ライナー「明日はミカサ、アニと連続で強敵だぞ、大丈夫なのか?」

    エレン「……勝てる気しねぇ……」

    ベルトルト「だろうね」

  36. 38 : : 2015/07/20(月) 11:05:28
    ー浴場ー


    カポーン

    ジャン「ん、ライナーとアルミンとベルトルトか」

    エレン「俺はどうした」

    ジャン「これはこれは、俺に負けて大恥をかいたエレンきゅんじゃないですかーw」

    エレン「うるせーー!!!」

    ライナー「やめとけジャン、エレンと絡まずに俺と絡むか?」ニヤニヤ

    ジャン「や、やめろ!!こっち来んな!」

    ライナー「冗談だ」

    エレン「ナイスだライナー」ボソッ

    ライナー「だろ」ボソッ

    ジャン「うわあああ!!!こっち来んじゃねええ!!ライナーァァ!!!」

    アルミン「あはは…」



    ベルトルト「ふぅ…気持ちいいな」
  37. 39 : : 2015/07/20(月) 23:23:27
    期待☆ライナーw
    アニは勝つでしょ!!アルミンに教えたのって、ミカサとか?
  38. 40 : : 2015/07/22(水) 17:12:56





    次 の 日 の 対 人 格 闘 の 時 間






    ザワザワ…ザワザワ


    モブ「あの…教官!」

    キース「なんだ」

    モブ「昨日の続きをなされるのですか?」

    キース「当たり前だ。まさか嫌だ、というわけではないだろう?」ギロッ

    モブ「いっいえ!教えていただきありがとうございました!!」ビクッ


    モブ「(今日の続き気になるだけなんだよ…)」




  39. 41 : : 2015/07/22(水) 17:20:11
    キース「全員集まったようだな!!」

    訓練兵一同「「「「「!!」」」」」

    キース「今から昨日の続き、『模擬対人格闘試験』を行う!!」


    ライナー「教官、一つ質問をしてもいいですか?」

    キース「なんだブラウン、手短に済ませろ」

    ライナー「『模擬対人格闘試験』ってことはこの戦い…試験なんですか?」

    キース「今更か?もちろん配点も付けてある」

    ライナー「じゃ、じゃあつまり…下手な試合をしたら評価は…」

    キース「ふっ、そんなことを心配していたのか」

    キース「大丈夫だ、全てイェーガーと戦った勇敢な兵士、ということでボーナスを付けてある」

    モブA「なっ…!じゃあ選ばれなかった人は損じゃないですか!!」

    キース「貴様じゃイェーガーに手も足も出ないだろう、この訓練の目的を忘れたのか」

    キース「貴様らの日頃の対人格闘の時間の態度を治すためだ、貴様のような巨人の餌にもなれない者がイェーガーと戦い瞬殺されていても誰も意識を高めない」

    モブA「…は、反論できません…」


    キース「それとも今から立候補してやるか?もちろん負けたらかなり点を引くがな」

    モブA「い、いえ、自分の考えが浅はかでした。失礼しました」



    キース「もう質問はないか?ないのなら始めるぞ」



  40. 42 : : 2015/07/22(水) 17:31:46
    キース「イェーガー、出てこい」

    エレン「は、はい!」ザッ

    キース「お前の相手はあのアッカーマンだ、油断はするな」

    エレン「油断大敵…ですね」

    キース「良い結果を待っているぞ」

    キース「アッカーマン、出てこい」





    ミカサ「…」ザッ…




    ミカサが出てきた瞬間、場の雰囲気は飲み込まれた
    ライナーの時の比ではない
    口から声を発したら殺される
    そんな考えを皆していた

    もちろんミカサはそんなつもりさらさらないが皆にとってミカサの登場は最も楽しみにし最も恐怖するものだ


    そんな中、場の雰囲気をこのようにした張本人が口を開いた


    ミカサ「……エレン」


    エレン「…なんだミカサ」

    ミカサ「エレンが頼むのなら私は本気を出さない、出してしまってはすぐにエレンを倒してしまう」

    流石にこの発言にエレンは怒りを覚えた

    エレン「な…!俺を弱いと思ってんのか!!」

    ミカサ「いいえ、ただこの訓練の意味はさっき教官が言ったとおり」

    ミカサ「私がエレンに圧勝しても何も解決しない」

    確かに的を射ている

    しかしその言葉によって逆にエレンは燃えあがった


    エレン「おいミカサ。いつまでも餓鬼扱いしてんじゃねぇぞ!」

    エレン「俺だって強くなった!!身も心も!!」

    エレン「お前に瞬殺されるくらい柔じゃねぇ!!」

    ミカサ「…教官、いいですか?」

    この発言は『本気を出していいですか?』の意味だ

    それを知った上での教官の発言は

    キース「もちろんだ」


    ミカサ「……では開始の合図をよろしくお願いします」



    そういいミカサは数歩下がり息を整え構えをとった


    エレン「(あの構え…ジャンと似ている…いやこっちが本家か)」


    エレン「(ジャンはミカサの構えを真似た、それに負けたのに本家に勝てるのか?)」



    ミカサ「迷っていては、勝てないわよエレン」

    エレン「!」ビクッ




    戦いの火蓋は教官によつて落とされた




    キース「始めッッッ!!!!」











  41. 43 : : 2015/07/22(水) 18:21:53



    ミカサ「…」フッ…

    エレン「(ミカサが消えた!?…んなわけねぇよな!そんな人外のこと流石にミカサにも…)」

    エレン「って速す_____ッッ!!」

    気づいたら目の前に拳があった

    避ける暇もなかったためエレンは両腕を×の字にし受けた

    その衝撃でかなり吹っ飛ばされる

    ミカサ「エレン、私が消えたように見えた?」

    ミカサ「流石に私にもそんなことはできない」

    エレン「だ、だろう…痛ッ!」

    両腕が痺れて上手く動かない

    ミカサ「油断大敵だと教官に言われたでしょう?考え事をしていたから私の接近に気づけなかったの」

    エレン「そ、それはほんの一瞬だろ!?その間にすぐに間合いを詰めるなんて…」

    ミカサ「あの構え、右足を前に出してたでしょう?」

    ミカサ「利き足でただ単純に全力で蹴りそのあともう片方の足が地面に着く瞬間にまた全力で蹴る」

    ミカサ「これをエレンが瞬きした瞬間に行っただけ」

    エレン「瞬き…!?」

    ミカサ「私の視力がいいことは知っているはず、この距離なら見える」


    ミカサ「だから……気をつけて」フッ…

    エレン「まっ、また!!くそっ!瞬きしないぞ!」

    ミカサ「後ろ」

    エレン「なっ!後ろ!?」

    ミカサ「にはいないわよ」

    ミカサは先ほど実力の差を見せつけた
    その後にまたそれを行おうとすればエレンは必ず自分の言葉に従い注意をするだろう

    その証拠に「瞬きしないぞ!」と言った

    だからミカサは嘘をついた


    エレン「(で、でもまだ少し離れてる、右手の短刀にさえ気をつければ…)」


    ヒュッ!!!!


    右手の短刀に注目していたエレン
    注目していた、注意もしていた

    だが一瞬で視界から短刀が消えた


    目の前にあった、飛んできたのだ

    エレン「ッ!?」サッ

    人間、急に目の前に物が飛んできたら反射的に避ける

    ルールでは飛んできたのを取れば勝ち
    人間としては避けなければならない

    ミカサ「避けると思っていた」

    短刀に目が釘付けになっていたエレンはまたもやミカサの接近に気づけなかった


    エレン「うわっ!!」

    ミカサはダッシュしたときの勢いでエレンの額を人差し指で「トン」とした

    それでエレンは倒れそうになったがなんとか踏みとどまった

    それを知っていたかのように右足をエレンの後ろに出しもう一度押した

    簡単に倒れた

    エレン「(や、やべ!!あっ、でも短刀は飛んでいってたから大丈夫…か!)」


    エレンは倒れたことにより上を見ていた

    短刀が自分の少し後ろを飛んでいた



    手が現れた、ミカサのだ

    身体を捻りエレンを飛び越し飛んでいた短刀をキャッチ



    エレン「(んなっ…!!マジで人間ができる動きなのか!?)」

    エレン「(起きねぇと負ける!)」

    慌てて飛び起きようとしたエレンの目の前に足が

    ミカサは回し蹴りをしていたようだ

    エレン「うわぁっ!!」

    ビックリしドサッと倒れるエレン

    エレンの目の前、ピンポイントで足を止め片足でジャンプしエレンの目の前へ着地
    (ベリーロールみたいなものだと思えばいいです)



    ピタッ


    エレンの首元に短刀が押し付けられた






    エレン「……負け、か」




    訓練兵一同「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」」」」


    今までにない、本気の対人格闘を見た訓練兵達はかなり興奮を覚えたようだ

    ヒソヒソと周りの子と「すごい」など言い合うものもいれば
    ナルシスト風に「俺なら勝てた」というものもいれば
    熱血風に「もっと熱くなれよォォ!!!魂燃やしてけよォ!!!」と言うものもいる



    ミカサ「エレン、強かった」

    エレン「慰めかよ、いらねーよ」

    ミカサ「…」シュン

    エレン「ま、でも…」


    エレン「ミカサがすげーってことはよくわかった」ニカッ

    ミカサ「…!」ドキン

    エレン「上には上がいる、お前を越すために日々精進して行くぜ!!いつか勝ってやる!」

    ミカサ「…ふふ、その時が来るまでは私が守ってあげる」

    エレン「なーーーッッ!!んだよそれ!!」

    ミカサ「早く私を越して守ってね、エレン」

    エレン「ぬぅぅ…なんか心にぐさっと来るなァァ」



    キース「(や、やはりアッカーマンは別格か…!!なんだあれ、空中でキャッチしてベリーロールして戻るってなんだあれ)」

    キース「はっ!私としたことがキャラ崩壊を」

    ライナー「どうしたんですか?」

    キース「な、なんでもない」





  42. 44 : : 2015/07/22(水) 18:33:36
    エレン、ミカサからのアニとか...
    大丈夫かな...w
    期待です!
  43. 45 : : 2015/07/22(水) 21:14:45
    教官www
    にしてもミカサはまぢでやべぇ笑強すぎ笑
    当然期待ですね!
  44. 46 : : 2015/07/22(水) 22:27:36
    期待です!
  45. 47 : : 2015/07/24(金) 15:36:04
    キース「こほん! イェーガーよ、アッカーマンとの戦いはどうだ?」

    エレン「……正直言って勝てる気はしなかったです」

    エレン「でも今の自分ができることを最大限やったつもりです、それで勝てなかったのであれば自分はまだまだ、だと思います」

    キース「ふむ…あれだけこっぴどくやられても尚立ち向かう姿勢は評価しよう」

    キース「だが戦場での犬死は嫌いだ、時には引くことも考えておいた方がいい」

    エレン「しかし俺は兵士です、そんなことは…」

    キース「兵士である前に一人の人間だ、そこを忘れるな」


    エレン「! はっ!!」

    バッ、と右手を心臓に当て敬礼をする



  46. 48 : : 2015/07/24(金) 15:43:01
    キース「次、いけるか?」

    エレン「まだまだいけます!」

    キース「ふっ、それでこそお前だ」

    キース「レオンハート、出てこい」



    アニ「……」

    エレン「いつもは負けてばかりだけど今日は勝つぞ!」

    アニ「ミカサに勝ってから言ってくれない?」

    エレン「ぐぐっ…だがお前だってミカサには…」

    アニ「ま、はっきり言って楽勝だね」

    ミカサ「」イラッ

    ミカサ「アニ、次の対人格闘の時は組んでくれないかしら」

    アニ「私は猛獣とじゃれ合う趣味はないから遠慮しておくよ」

    ミカサ「へぇ、逃げるのね」

    アニ「」イラッ

    アニ「あんた、いつからそんな言語力身につけたの? 人を小馬鹿にできる言語力を持ってるなんて初めて知ったよ」

    ミカサ「私は前からこのくらいの言語力はある、勝手な解釈はやめてほしい」

    アニ「いいよ、その話乗った」

    アニ「次の対人格闘の時間が待ち遠しいよ」

    エレン「あ…あの……」

    アニ「ああごめんね、大丈夫、あんたの保護者に無駄な怪我はさせないよ」

    エレン「そ、そういうことじゃあなくて…」

    ミカサ「誰が怪我をするって……?」ゴゴゴゴゴ

    アニ「聞こえなかった?あんたのことだよ、ミカサ」ゴゴゴゴゴ


    エレン「だーー!もーー!!早く始めたいんだから引っ込め!」

    ミカサ「…ごめんなさいエレン、つい反抗してしまった」

    エレン「おう、わかったなら戻れ」

    アニ「…………ふっ」ニヤッ

    ミカサ「…ッッ!!」ギロッ
  47. 49 : : 2015/07/24(金) 15:45:46


    キース「おい、貴様ら、私の堪忍袋の尾が切れる前に始めるぞ」

    エレン「了解です」

    アニ「よろしくお願いします」




    皆、見入っていた

    普段から組んでる二人の戦いを真剣に観たことがなかったから

    この二人のハイレベルな戦いに期待している





    キース「……始めッッ!!!」









  48. 50 : : 2015/07/24(金) 16:20:44
    最初に動いたのはエレンだ

    エレン「(アニに小技は効かない! ここは先手必勝で力で抑え込める!)」


    ダンッ!と地面を蹴り一直線にアニに向かう



    バキッ!!!



    エレン「ッ!!?」

    アニ「カウンターには気をつけなよ」


    アニはエレンが自分の懐に入る瞬間足で蹴った

    あばらに見事に入った


    エレン「(な、なんで……!?)」

    カウンターには気をつけていた、アニが動きだそうとしたらすぐに躱すつもりだった

    アニ「今、なんでカウンターされたのか不思議でしょ?」

    アニ「簡単だよ、あんたがもうカウンターされない距離まで近づいて安心したから」

    エレンがほとんど0距離までアニに近づいた時
    エレンはもうカウンターは来ないと思っていた

    0距離ということは何をしても必ず自分の方が速く動けるからだ

    エレン「……な、なんで…痛ッ!」

    ズキズキと蹴られたところが痛む

    アニ「はぁ…それを私に言わせるの?」

    アニ「あんたより小さいからだよ、そのタイムラグ」


    エレン「はぁっ?」


    エレンは力で抑えこもうとした

    そのためまず腕を封じようとした

    ここまではいい、しかしエレンとアニでは身長がかなり違う

    勿論アニの腕はエレンから見るとかなり下にある

    その腕を取るためには少し前屈みになるだろう

    その時間差で蹴られたのだ


    エレン「だっ、だから構えもしなかったのか……!」

    構えてしまったら腕が胸の位置になってしまいすぐに取られる、それを知っていたからアニは構えなかった


    エレン「(だ、だけどアニは足技が主な戦法だ…いや寝技もあるな)」

    エレン「(足にさえ気をつければ…)」

    考えてた矢先アニが目の前にいた

    アニ「相手から目を逸らすなんて自殺行為してるみたいなもんだよ」

    エレン「(マズイ! で、でも足を…)」

    アニ「私が足技ばかりだと思う?」

    アニ「スゥー……はぁっ!!」


    エレン「(これは……)」


    エレン「(アルミンの…!!)」



    ドゴオッ!!!!


    エレン「が……はっ……」


    アニ「アルミンに教えたのは私、私が本家」

    アニ「アルミンのでさえ当たったらかなりヤバイってのに本家の人のがもろに当たったら……」

    アニ「私の勝ち」


    エレン「…ま、まだ……短刀を…急所に当てて無いぜ……」ヒューヒュー

    アニ「……息も絶え絶えで横たわって言われるのは何か嫌だね」

    エレン「はっ…これがもし演技だったら……どうする?」ヒューヒュー


    エレン「油断しているお前に一発入れられるぜ………」ヒューヒュー


    アニ「……確かそうだね、すぐに決着をつけようか」



    エレン「…」ニヤッ

    アニ「ッ!!」

    エレン「スゥゥゥ……ああああ"あ"ああ"ああ"ああ!!!!!!」

    アニ「!? うるさ……」


    エレン「うおおお"お"おおお"お"お!!!!!」ダッ

    アニ「急に立ち上がって叫びながら走って来るなんて気持ち悪いよ!!」

    あまりにもエレンがキチ○イに見えたためアニはつい足技を出した

    エレン「(…そういうことかベルトルト)」

    エレン「(こいつも女だ、そりゃ男に叫びながら追いかけられたらビビるだろ)」


    エレン「(この蹴りならいつも避けている、焦ったなアニ)」

    アニ「! 避けられた…!」

    エレン「俺の勝_____


    勝ちを確信した時、アニが拳を作っていたのが見えた


    今、突っ込んだら返り討ちに会う、さっきのボディーブローの恐怖が蘇った

    エレン「…くそっ!」

    一旦止まるエレン

    しかしそれが命取り

    アニ「エレン、私はボディーブローそこまで得意じゃないよ」

    アニ「さっきのあんたに当てられる自信はなかった、でも拳を作って正解だった」


    エレン「(しまった…!それが狙いか!)」

    やられたという表情をしているだろう


    アニ「それと……私の特技は"足技"だよ」


    地面を蹴る音が聞こえた

    タンッ……

    風を切る音が聞こえた

    ヒュッ……


    アニ「ふっ!!!」


    エレン「…」





    ピタッ

    足が止まった


    アニ「やめた、気を失っても困るしね」


    エレンのところに歩み寄り短刀を首元に突きつけた



    トン…



    エレン「参った」




    キース「……エレン・イェーガーVSアニ・レオンハート」

    キース「勝者:アニ・レオンハート!!」


    「〜〜ッッすっげぇええ!!!」

    「いつもあんな戦いしてんのかエレン!」

    「アニかっけェ」

    「私アニに惚れた」

  49. 51 : : 2015/07/24(金) 16:27:39


    エレン「いやー、あの蹴り食らってたら意識ぶっ飛んでたし景色スローに見えた。多分走馬灯も見てたんだろうな」

    アニ「あんたは私をなんだと思ってるの」

    エレン「殺人蹴りを持つ氷の女王かな」

    アニ「今すぐそれ、実践してあげようか?」

    エレン「え、え遠慮しておきます」


    ミカサ「エレン! 大丈夫!? 何処か痛いところはない!?」

    エレン「いや、身体の節々が痛いけど」

    ミカサ「アニ…あなたにはいつか然るべき報いを…」

    エレン「あ、ミカサにやられたところも結構キツイぞ」

    ミカサ「な…少し前の私はなんてことを…!!ごめんなさいエレン!」

    エレン「い、いや謝らなくていいよ」

    アルミン「やっぱりアニはすごいね」

    アニ「……私にはあんたのほうがすごいと思うけど」

    アルミン「え?」

    アニ「何度私に負けようとずっと向かってきた、根性だけなら壁内一位とれるかもね」

    アルミン「それって皮肉……かな?」

    アニ「私としては褒めたんだけど?」

    アルミン「えっ、ごごごごめん!素直に受け取らなくて!」

    アニ「別にいいよ、それよりエレンから付けられた謎の異名に腹がたったんだけど」

    エレン「いいいいやあれはーー!そのー!」

    ミカサ「エレンに手出しはさせない!」

    アニ「そこを退きな、エレン守り隊員メンバー1、ナンバー1のミカサ・アッカーニャン」

    ミカサ「エレン守り隊にメンバーは私だけで十分、そして私はミカサ・アッカーマン」

    ミカサ「理解して欲しい、アニ・ドッグハート」

    アニ「私の方はまだ可愛いからいいけどあんたの考えた名前には反吐がでるよ」

    ミカサ「でもこの前犬と戯れてた……」

    アニ「やめろ!!!その話は…!!」

    ミカサ「……わかった」ニヤァ

    アニ「わかってないだろ絶対!!」


    エレン「あーー……疲れた」

    アルミン「僕もある意味疲れたよ」
  50. 52 : : 2015/07/24(金) 17:14:56
    期待です☆
  51. 53 : : 2015/07/25(土) 23:40:59
    犬とじゃれてるなんて・・・!!アニかわいすぎ(><)
  52. 54 : : 2015/07/26(日) 10:25:31
    キース「ところで、貴様ら」

    エレン「どうしました?」

    キース「上位軍と聞いて一人足りないのに気づかなかったか?」

    マルコ「!」

    エレン「え? えぇーと……」

    マルコ「ボクダヨ!ボク!」

    エレン「あっ! サシャがいませんね!」

    マルコ「ボクハ!?」

    キース「うむ、その通り」

    キース「何故、この訓練に呼ばなかったか、説明してやろう」

    エレン「…」ゴクリ


    ミカサ「…サシャ…」

    アニ「サシャなら今頃…」


    キース「奴は前日に盗みを犯した、私が発見したから独房にぶち込んでおいた」

    キース「開拓地送りになるよりはマシだろう」

    ミカサ「(サシャ、その日は教官が3人いるからやめたほうがいいと言ったのに…)」

    アニ「(心底思うよ…なんであそこで止めなかったんだろう…ってね)」


    エレン「(ああ、サシャならやりかねん)」

    マルコ「ボ!ク!ハ!?」

    キース「では次、始めるぞ。準備しろ」

    エレン「は、はい!」
  53. 55 : : 2015/07/26(日) 10:53:42
    あれ?クリスタは?
  54. 56 : : 2015/07/26(日) 10:59:13
    >>55
    入ってますよ
  55. 57 : : 2015/07/26(日) 23:25:19
    なんか、クリスタは負けたほうがいいと思う。クリスタに負けたら、エレンが弱く見えちゃう!!
    あ、期待です!!
  56. 58 : : 2015/07/27(月) 08:12:34
    >>57
    勝つ人は決めてあります、なんと言われても変える気はありません
  57. 59 : : 2015/07/27(月) 08:18:02
    >>59
    すみません、少しキツく言ってしまいました、忠告ありがとうございます
  58. 60 : : 2015/07/27(月) 10:06:06
    エレン「ユミル、さっさと始めるから出てこい」

    ユミル「め、めんどくせぇ…」

    ミカサ「エレンと訓練できるなんてかなりの幸福感に襲われるはず、なぜ?」

    ユミル「いやこの訓練がめんどくさいんだよ」

    ミカサ「普段クリスタとばっかり訓練をしている。たまには他の人ともやったほうがいい」

    ユミル「あーはいはい、わかりましたよ首席さん」

    クリスタ「そんなこと言っちゃダメだよユミル!」

    ユミル「いやぁ、私の女神がまさか応援してくれるなんて。こりゃあ頑張らないとな!」

    クリスタ「…私、応援したっけ?」

    ミカサ「ユミルの脳内解析によればそうなるみたい」

    ミカサ「それよりもクリスタ、貴方も次はエレンと訓練をする、その準備は大丈夫?」

    クリスタ「え? うーん……正直あまり得意じゃないから…」

    クリスタ「それに選ばれた理由が成績上位だっていうのもおかしいし…」

    ミカサ「本当なら中の上にギリギリ入れるかくらいのはず、私もおかしいと思った」

    ユミル「(裏で成績いじってたのバレそう…)」ダラダラ

    エレン「おいユミル、汗すごいぞ」

  59. 61 : : 2015/07/27(月) 10:09:59
    キース「準備はいいな、始めるぞ」

    エレン「はい」

    ユミル「了解です」


    クリスタ「なんでだろうね?」

    ミカサ「さあ……。あ、もう始まるみたい、観戦しましょう」

    クリスタ「本当だ! ユミルー頑張ってねー!」




    一人の天使(女神)に応援されるユミル

    その頬はわずかに緩み紅くなっていた


    ユミル「クリスタ……この戦いが終わったら」

    ユミル「女神に転生して毎日味噌汁を作ってくれ!!」

    クリスタ「それ死亡フラグ!!」




    キース「始めッッッ!!!」










  60. 62 : : 2015/07/27(月) 10:42:51




    試合は開始した

    だが二人の動きは開始しない

    エレン「(……ユミルとは初めてやるからな…。気をつけねぇと)」

    この戦いばかりの二日によってエレンはたくさんのことを学んだ

    それを総動員しユミルに立ち向かうのだ


    ユミル「(エレンは確か対人格闘の成績すごいんだったな、一位近くを彷徨ってるんだっけ?)」

    ユミル「(まあミカサには勝ててないから2位…いやアニにも負けたな、3位……いやジャンにも負けてたな)」

    ユミル「(あれ、もしかしたら勝てるかも)」


    そんな悠長なことを考えていたユミル

    速攻で間合いを詰められていた

    エレン「お前が動かないんだったら俺が動く!」

    ユミル「げっ、もうこんな近くに……」


    まずライナーとの試合で改めて実感した
    《ルールを守る》こと

    短刀を取り上げれば勝ち、これを忘れずに試合をすべき


    エレンはユミルに近づいた後、殴る蹴るなどはしないで短刀を奪うことだけに集中した


    ユミル「おわっ!!危ねぇ!」

    エレン「(避けられた!)」

    ユミル「近づきすぎたなエレン、そんなんじゃすぐに後ろとられるぞ!」

    ユミルはエレンの後ろにすぐさま陣取り首に腕をまわした

    そしてそのまま後ろに引き態勢を崩す

    エレン「(いっ…息が……ッ!)」



    ドサァッ!!!


    ユミル「ふん、案外楽勝だったな」


    エレンの上に馬乗りになり短刀を_____



    ベルトルトとの試合でわかったこと

    自分より背が高い相手でも一瞬気をそらせば
    《技から抜けられること》


    エレン「ッッ…あっ!!クリスタがっ!」

    ユミル「クリスタ!?」

    エレン「(卑怯とは言うなよ…戦場でそうしちまったらお前は死ぬ)」


    気がそれてる間に素早く足を曲げ身体を持ち上げる

    そしてその勢いで頭突きをかました

    ユミル「痛ッッッてぇぇ〜〜ーー!!」


    エレン「悪い、手が抑えつけられてたんだ」

    ユミル「くっそ!!まだだ!」


    ユミルもすぐさま間合いを詰めてきた

    エレン「ユミル、俺に才能はない」

    ユミル「(ここだ…ッ!!)」

    エレン「でも、努力の才能はある!」

    エレン「(アニの技を一目見ただけで真似たんだ、きっと……いや絶対できる!)」


    コニーとの試合で身につけた構え
    《木々の構え》


    エレン「」サッサッ

    ユミル「くっ!さっさと!当たれ!よ!!」

    はたから見てるとただの馬鹿に見える

    だが馬鹿から見ればそれはすごいことだった

    コニー「お、俺の《木々の構え》…真似てやがる、いや《木々の構え》には程遠いな…」

    コニー「《草むらの構え》とでも名付けてやろう!」ドドン!


    ユミル「あ"ーーー!!イラっとする!!!喰らえ!!」

    ユミルは短刀を当てるのを一旦やめて拳を振り上げた

    ノックアウトしてから短刀を突きつけようとしたのだろう


    だがユミルは女、エレンは男


    エレン「俺がそんなへにゃへにゃに見えるか? 一応男だぞ」

    その拳を両腕で防ぐエレン
    ジャンとの戦いで学んだ
    《男女の差》※例外はあります


    そしてアルミンとの戦いで学んだ……

    《一撃必殺》


    エレン「ふん!!!!」


    ユミル「やべ______



    ピタッ


    直前で拳を止めた


    エレン「あくまで訓練だ、お前を叩きのめすことが目的じゃない」


    ミカサとの戦いで学んだ
    《身体能力の高さ》

    エレンは一度壊れているベルトで試験に合格しかけたことがある

    つまりエレンの身体能力はかなり高いということだ

    エレン「(利き足で本気で地面を……)」


    蹴るッッッ!!!!


    ユミル「速ッ!!」

    エレン「貰った!!」

    ユミル「……カウンターのこと忘れんな!」

    エレン「忘れるわけねぇだろ!!」

    アニとの戦いで学んだ
    《カウンターの時間差》

    ユミルの身体が大きい分一つの動作にも時間差がある

    無論、普通の人には関係ない程度だがミカサ、アニ、そしてエレンのような身体能力が高いものにとってはかなり重要だ


    ブン!!ユミルの拳が空を切った


    エレン「俺の勝ちだ、ユミル」


    パシッ!!
    ユミルの手をはたき落とし落ちた短刀を取る


    ユミル「参った、あんなに技術あったら勝てねぇよ」



    周りのものはよくわからなかった
    二人が何をしているのか

    戦った二人はよくわかった
    この戦いは多くの技術を使っていたこと

    そしてエレンともう戦ったことある者達も気づいていた





    キース「……勝者!エレン・イェーガー!!!」


    キース「(全く…たった一回戦っただけで相手の技術を盗むとは、恐るべしエレン・イェーガー)」









  61. 63 : : 2015/07/27(月) 11:40:09
    気になりすぎて自分のssが進まない…
  62. 64 : : 2015/07/27(月) 14:01:40
    エレンSUGEEEEE
  63. 65 : : 2015/07/27(月) 14:20:04
    エレンって原作ではジョンより普通に強いよね?
  64. 66 : : 2015/07/27(月) 15:48:08
    >>65
    もちろんです、これはあくまで原作の訓練でのことを妄想して書いただけなので最終的にはエレンのほうが強くなるということです
  65. 67 : : 2015/07/27(月) 16:05:28
    期待です!
  66. 68 : : 2015/07/27(月) 17:53:31
    ライナー「流石だなエレン!」

    アニ「ま、やるようにはなったんじゃない?」

    ミカサ「エレンは元々強い」

    ベルトルト「皆との訓練で身につけたことを総動員した戦い、見ていて嬉しかったよ」

    アルミン「エレンは対人格闘ではかなりの実力者だね」

    ジャン「はっ!でも俺には勝てねぇけどな!」

    コニー「俺の《木々の構え》を使えりゃ勝てるよな!」

    エレン「お、お前ら…」ホロリ


    クリスタ「そ…その〜…まだ私がい、いるんだけど…」

    エレン「おっ!ラストはクリスタか!よろしくな」


    ※余興としてお楽しみください


    ライナー「泣かせるなよエレン」

    エレン「するかバカ」


    キース「コホン!…では始めるぞ」





    キース「……始めッ!」


    クリスタ「が、頑張る!」

    エレン「おう!来い!」

    クリスタ「えーい!」


    訓練兵一同「「「「(可愛い)」」」」


    両手で短刀を持って一直線にエレンに向かうク

    エレン「よっと」パシッ

    その腕をはたき落とすエレン


    クリスタ「あうぅ…ま、まだ!」

    エレン「どんどん来い!」

    心なしかエレンも楽しんでるようだ
    ついさっきまで激闘を繰り広げていたのがまるで嘘のようだ、クリスタ可愛((殴


    パシッ!パシッ!パシッ!

    何度もクリスタの攻撃をさばくエレン

    攻撃はしない、なぜか?

    え?わからない?相手は天使で女神だよ?殴ったり蹴ったりしたらブーイングの嵐だよ?

    それをわかっているのかエレンは攻撃に移らない

    クリスタ「もー!当たらなーい!」ブンブン

    エレン「適当に振り回しても当たらないぞクリスタ」

    クリスタ「エレン逃げないでよー」

    エレン「わかった」ピタッ

    クリスタ「え?」

    エレン「逃げない、どこでも当てていいぞ」

    ナニソレ舐めプですかエレン先輩、マジパネェっす※作者のツッコミとでも思って生暖かい目で見守ってください


    クリスタ「じゃ、い、行くよ?」


    シュッ


    ガシッ!

    クリスタ「きゃっ!」

    腕を掴み動きを止めるエレン

    エレン「ほら、逃げてないぞ。こういう戦い方もあるんだ」


    ライナー「お、お、おいいいい!!エレン!!ずるいぞ!女神の腕を掴むなんて!」

    エレン「俺より強くなれは触れられるんじゃあないのか?」ニヤニヤ

    ライナー「人を小馬鹿にする態度はどこで身につけたんだ!!」

    エレン「じゃ、終わらすぞクリスタ。力抜け、痛くしないから」

    クリスタ「やだ!私まだ戦える!」ポカポカ

    ポカポカと掴まれてない方の手でエレンの胸を叩くクリスタ

    エレン「もう短刀を動かせないだろ?クリスタの負けだぞ?」

    クリスタ「む〜、こんなんじゃただの余興みたいでやだな…」

    ライナー「いや十分だ、エレンは早く手を離せ」

    エレン「え、でも離したら俺負ける」

    ライナー「ならさっさと終わらせろ。言っとくが女神が少しでも「痛いッ!」って言ったら俺がお前を潰す」

    ベルトルト「〜〜ーーwwwや、やめてライナーww」

    アルミン「クリスタの真似しないで、そして微妙に似てたから無駄に腹立つ」

    ライナー「アルミンにそこまで言われるとは…悲しい」

    エレン「クリスタ、いいか、痛いって言うなよ?言ったら俺死にそう」

    クリスタ「え? エレンが痛くしたらそれは言うよ?」

    エレン「善処する」グイッ

    エレンは掴んでた手を引き寄せた

    クリスタ「えっ?うわわっ!」


    その隙に手から短刀を取る

    しかしこのままではクリスタは転び「痛いッ」と言うだろう


    エレン「(大丈夫…アニがやってたようにすれば小さな力でひっくり返せるはず)」


    ガッ
    足を横に出してたためクリスタはそこに引っかかった

    この時エレンは微妙に足に力を入れクリスタの脛より少し下の辺りを足で押した

    蹴ったのではなく押した

    その勢いでクリスタは一回転…は流石にしない

    だが空中で横になった、のも束の間

    すぐさま落下

    そこをエレンが優しくキャッチ

    ミカサ「〜ーーーッ!!あれは____」

    俗に言う『お姫様だっこ』だ

    エレン「よっ……セーフ……これで痛くない…よな?」

    クリスタ「う、うん…///」

    女子の誰もが憧れる(例外あり)お姫様だっこ

    それをされれば顔が紅くなるのも必然、必然です、本当です

    ライナー「あ……あが……あい、つ……」

    エレン「ごめんなクリスタ、これしか思いつかなかった」

    クリスタ「は、はいぃ!」

    エレン「えっ、何その返事」

    クリスタ「な、なんでもない!!」
  67. 69 : : 2015/07/27(月) 18:01:47


    ユミル「ゴラァァァ!!!エレン貴様ァァァァ!!!クリスタになにしとんじゃァ!!!」ヒョイ

    負け時とユミルもお姫様だっこをする

    クリスタ「えっ、なになに」

    ユミル「クリスタは私のもんだ!」

    クリスタ「私はものじゃない!」

    ライナー「できれば俺にもさせてほしいんだが…」

    ユミル「ふざけんな、一度転生して人間になってからだ」

    ライナー「んな!…あんまりだろ」

    エレン「ははは」

    ユミル「なーに笑ってんだ!」

    エレン「いや、な? こういう仲間と喋ってんの楽しくてな」

    ユミル「ああ?よくわからねぇこと言うなよ」

    ミカサ「エレン、足をくじいた、お姫様だっこを___」

    エレン「大丈夫か?おんぶしてやろうか?」

    ミカサ「……お願い」

    エレン「よいしょっと…重___いや軽いです」

    ミカサ「ありがとう///」

    アルミン「(空気を読めるようになったエレン、すごい成長だ)」


    キース「ふむ……他者と育み成長し強くなる」

    キース「この訓練で得たものは数え切れないほどあるだろう」


    キース「貴様ら、明日からの対人格闘の時間を楽しみにしているぞ」

    訓練兵一同「「「「はっ!!!」」」」


    心臓を捧げるポーズをした時のみんなの表情は嬉しそうだった
    自分たちもエレンのようになれる、そう考えているような目つきだった
    自分たちも頑張れば成績が上がる、未来は明るい
    そう考えていた








    そんな考えは壁と共に脆く崩れさることも忘れていた





    ーENDー



  68. 70 : : 2015/07/27(月) 18:03:13


    映画を観た時にエレンとアニの対人格闘でワクワクしその時思いついたssでした

    思いのほか好評で嬉しかったです


    そして進撃の巨人のモブ訓練兵共に希望はないことも思い出しましょう


    次回作:エレン「みんなを怒らせてみた」か
    エルヴィン「負けたやつが奢りだ」リヴァハンナナミケ「「「「異議なし!!」」」」
    です(絶対書くとは言ってない)
  69. 71 : : 2015/07/27(月) 18:53:47
    面白かったです!お疲れ様でした!

    映画自分も見ました!あのシーンが入っていたのは驚きましたね!
  70. 72 : : 2015/07/27(月) 18:57:18
  71. 73 : : 2015/07/27(月) 19:09:17
    >>71
    あのシーンが印象的だったのでつい書きました
    最後まで見ていただきありがとうございます
    >>72
    乙ありです
  72. 74 : : 2015/08/02(日) 00:52:40
    乙です!
    かなり楽しんで見れました!
    飽きることなく見れました!すごいです!見習いたいものです!
  73. 75 : : 2015/08/05(水) 16:07:58
    面白かったです!
  74. 76 : : 2019/03/02(土) 12:16:28
    ライナーの『痛いっ』て声聞きたいʬʬʬ

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