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クリスタ「本当は...優しい子なんです」
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- 1 : : 2013/11/19(火) 22:19:06
- クリスタ&リヴァイです
最新話のネタバレ...あります//
ぜひ、ご覧下さいー
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- 2 : : 2013/11/19(火) 22:19:19
- 新リヴァイ班が結成された
班員は...
リヴァイ兵長と、エレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ...
そして、私だった
この班は...
私とエレンを守る為にある・・・らしい
そこまでして、守ってもらわなくてもいいし、
みんなに迷惑はかけたくない
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- 3 : : 2013/11/19(火) 22:19:30
だけど...
もう、決まった事に対して何か文句をいうのはいけないコトだと思うし...
とりあえず、この班で過ごす事に決めた
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- 4 : : 2013/11/19(火) 22:19:40
ただ...
私の一番近くにいた人が、いない
今まで...
一番近くにいてくれた人ー
ユミル
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- 5 : : 2013/11/19(火) 22:19:50
貴方は...今
どこで何をしているの?
できることなら...
貴方に会いたい
今、貴方はー
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- 6 : : 2013/11/19(火) 22:21:28
「おい、ガキ」
クリスタ「ぇ..?!」
リヴァイ「掃除の手が止まってんぞ」
クリスタ「スイマセン...」
リヴァイ「とっとと、やれ」
クリスタ「ハッ!」
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- 7 : : 2013/11/19(火) 22:23:31
リヴァイ兵長...
「人類最強の兵士」と讃えられる人物であるー
その戦力は一人で一個旅団並みと言われ、彼があっての調査兵団だと思う
そして、なによりも潔癖症
奇麗好きなのは、見た目じゃ分からない...か//
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- 8 : : 2013/11/19(火) 22:23:54
リヴァイ「おい...」
クリスタ「はい?」
リヴァイ「そこ、まだ、ゴミ...残ってんぞ」
クリスタ「は...はい、すいませんでした」
リヴァイ「誤ってばっかりだな」
クリスタ「すいません...」
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- 9 : : 2013/11/19(火) 22:24:07
リヴァイ「おい」
クリスタ「えーっと、じゃ...やっぱり、すいません」
リヴァイ「ここではー」
クリスタ「ぇ...?」
リヴァイ「ここでは、本当のお前でいればいい」
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- 10 : : 2013/11/19(火) 22:24:22
クリスタ「本当の...私?」
リヴァイ「今のお前は、いい子で優しいクリスタじゃなくていいと言っているんだ」
クリスタ「それは...?」
リヴァイ「ヒストリアとして、生きればいい」
クリスタ「・・・」
リヴァイ「今までのお前じゃなくてもいいんだ」
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- 11 : : 2013/11/19(火) 22:24:34
リヴァイ「ヒストリアとして...新しい自分で生きればいい」
リヴァイ「別に誰も、お前がいい子でいることを強制しねぇーよ」
クリスタ「・・・はい」
不思議な人だ
かつては都の地下街で有名なゴロツキであり、
今は調査兵団で兵士長をつとめる精鋭
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- 12 : : 2013/11/19(火) 22:24:45
クリスタではなくー
ヒストリアとして生きる
そんなことが、私にできるのだろうか?
私に...
変わる事が出来るのだろうか?
そもそも、リヴァイ班の使命は本当に私とエレンを「守る」ことだけだろうか?
他に目的が...
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- 13 : : 2013/11/19(火) 22:27:26
クリスタ「ぁ...」
リヴァイ「どうかしたか?」
クリスタ「いえ...」
出窓に飾られていた写真
この人たちは...
確か...
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- 14 : : 2013/11/19(火) 22:27:37
リヴァイ「俺の仲間だ」
クリスタ「ぇ...?」
リヴァイ「前の特別作戦班だ」
クリスタ「そうですか...」
リヴァイ「こいつらは...この国の為によくやってくれた」
クリスタ「・・・っ」
クリスタ「ちょっと、待っててください!」
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- 15 : : 2013/11/19(火) 22:28:43
私は走った
ただ...
届けたかった
兵長は見た目は怖いけど...
仲間思いの優しい人だ
そんな人が、仲間の死をどのように感じているのだろう
仲間を忘れられるはずがないー
仲間を忘れていいはずがないー
もう一度...
会いたいはずだ
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- 16 : : 2013/11/19(火) 22:28:58
クリスタ「はぁ...はぁ...」
リヴァイ「てめぇ、どこに行って...」
クリスタ「これ...かざっても...いいですか?」
リヴァイ「花か?」
クリスタ「ネリネという花です」
リヴァイ「ネリネ...」
クリスタ「花言葉は...」
リヴァイ「また合う日を楽しみにー」
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- 17 : : 2013/11/19(火) 22:29:12
クリスタ「ぇ...?」
リヴァイ「前のリヴァイ班にも花好きがいてな...」
リヴァイ「そいつは、壁外調査のたびに花を植えていた」
リヴァイ「その、ネリネをな」
クリスタ「そうだったんですか...」
リヴァイ「あぁ」
クリスタ「また...」
クリスタ「会えますよ」
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- 18 : : 2013/11/19(火) 22:30:27
クリスタ「あ、今のは...ヒストリアとして言いました//」
リヴァイ「会えると...いいがな」
クリスタ「ですね・・・」
みんな..
笑っている
わたしたちも、このリヴァイ班のような関係を築けるだろうか?
仲が悪い訳じゃないけど...
ただ...
やっぱり、近くにいないんだ
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- 19 : : 2013/11/19(火) 22:30:39
ユミルが...
いないんだ
もし、今、近くにいたら...
リヴァイ班に入っていただろうか?
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- 20 : : 2013/11/19(火) 22:30:54
クリスタ「あの...兵長」
リヴァイ「なんだ?」
クリスタ「もし...ですよ」
クリスタ「ユミルがここにいたら、この班に入れますか?」
リヴァイ「ユミル...?」
リヴァイ「あぁ...あいつか」
リヴァイ「・・・どうだろうな」
リヴァイ「アイツ次第だな」
クリスタ「そうですか...」
クリスタ「ユミル、顔は少し怖いし...」
クリスタ「意地悪な所もあるけど...」
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- 21 : : 2013/11/19(火) 22:31:18
クリスタ「本当は...優しい子なんです」
どんなに意地悪なこと言ってても...
だれよりも、仲間思いだし、
自分のことは後回しで、人のことばっかり考えている...
優しいこなんだ...
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- 22 : : 2013/11/19(火) 22:31:28
リヴァイ「班の中で必要なのは、優しいかどーかじゃない」
クリスタ「そんなことは...!分かっています・・・」
リヴァイ「だがな」
クリスタ「ぇ...?」
リヴァイ「お前にそれだけ信頼されたヤツだ」
リヴァイ「悪いヤツじゃ...ないだろーな」
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- 23 : : 2013/11/19(火) 22:32:11
悪いヤツじゃない...
たぶん...
もう一度会って...
確かめたいよ
ユミルー
あなたは、本当に良い人なんだよね?
あなたの本当の姿は...?
もう一度、会いたいよ...
もう一度ー
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- 24 : : 2013/11/19(火) 22:32:23
クリスタ「...うぅ...ユミル...」
リヴァイ「おい...おまえ」
クリスタ「すいません...」
リヴァイ「どうした?」
クリスタ「ユミルに...また、会いたいなって」
リヴァイ「・・・そうか」
クリスタ「ぁ...すいません、掃除の途中なのに...」
リヴァイ「これ、お前が持ってろ」
兵長が窓辺にあったネリネの花を一本とった
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- 25 : : 2013/11/19(火) 22:32:37
クリスタ「ぇ...?」
リヴァイ「おまえにも、また会いてーヤツだいるんだろ」
リヴァイ「なら、お前も持ってろ」
クリスタ「・・・ありがとうございます//」
リヴァイ「分かったら、掃除しろ」
クリスタ「ハッ!」
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- 26 : : 2013/11/19(火) 22:32:51
ねぇ、ユミル
今、どこにいるの?
今、何を思っているの?
また、会いたいよ...
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- 27 : : 2013/11/19(火) 22:33:01
ここにはね...
貴方の仲間がたくさんいるんだよ
貴方のことを、本当に分かってくれる人が...
たくさんいるんだよ
だからさ...
いつでも、戻ってきてね
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- 28 : : 2013/11/19(火) 22:33:33
次、会うときは...
ちゃんとした、ヒストリアとして
貴方に会うつもりだから
その時は、ちゃんと...
ヒストリアって呼んでよ?
また、貴方にあう時を信じてー
窓辺には一輪の花が飾ってあった
たくさんの人の願いをこめてー
ユミル...
また合う日を楽しみにしているよ
end
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- 29 : : 2013/11/19(火) 22:35:22
- 終わりかな・・・?
よかったです!
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- 30 : : 2013/11/19(火) 22:38:53
- ありがとうございます...
やっぱり、クリスタとかサシャとかの話は難しいですー泣
前まで、ずっとリヴァイ班かミカサの話で書いてましたからー
これからも、よろしくお願いします
rinnka
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- 31 : : 2013/11/20(水) 07:40:49
- 良かった!乙!
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