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訓練の時間【暗殺教室×進撃の巨人】

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  1. 1 : : 2015/01/18(日) 14:00:15
    入学条件
    ・暗殺教室と進撃をコラボしただけです。

    ・若干シリアス。

    ・スピンオフのネタバレ注意。

    以上がOKな方はゆっくりしていってね。
  2. 2 : : 2015/01/18(日) 14:43:56

    俺達は調査兵団の新兵。
    そして…

    ???「それでは皆さん」

    エレン「…き」


    エレン「起立!!」

    ジャキジャキッ


    殺し屋。

    エレン「気をつけ…」

    チャッ

    エレン「礼!!」

    パアンッ
    パパパパパパンッ


    ???「おはようございます。発砲したままで結構ですので出欠を取ります」

    ???「アッカーマンさん!」


    ???「…銃声の中なのでもっと大きな声で」

    ミカサ「は、はい!」

    ???「アルレルト君!」

    アルミン「はい!!」

    ???「イェーガー君!!」

    エレン「はいっ!!」


    ???「欠席もなし…素晴らしい!私はとても嬉しいです」

    ジャン(速すぎる!!)

    サシャ(兵士全員の一斉射撃で駄目なんですか!?)


    標的は、謎の分隊長。



    俺達は、兵団選択の際に、二つの事件に同時に遭った。
    月が爆発して七割方蒸発したこと。そして…


    ???『初めまして。私が月を爆った犯人です。来年にはこの世界も爆る予定です。この兵団の分隊長になったのでどうぞよろしく』

    突っ込みどころが多すぎて神経がショートしちまいそうだった。

    エルヴィン「入団早々申し訳ないが、ここからの話は国家機密だと理解頂きたい」


    団長は、謎の化物を俺達に殺して欲しい、と言った。
    マッハ20のスピードで、月を爆破するほどの力を持つ化物を仕留めるなど、普通の人間なら到底無理だろう。
    その考えは、団長の次の言葉に掻き消された。


    エルヴィン「成功報酬は百億円だ」

    一同「!!!?」

    エルヴィン「国が相当な金を用意してくれたようだ。『暗殺の成功は世界を救うことになる』ということだ」

    ???『まあそうでしょうね。それが実現するのは夢のまた夢ですよ』

    エルヴィン「…新兵一人一人にコイツに効く弾丸とナイフを支給する。立体機動なども利用して構わない。上手くやって暗殺のチャンスを作り出して欲しい。私達も全力で協力する」
  3. 3 : : 2015/01/18(日) 15:53:30

    アルミン「…折角だし分隊長の名前付けようよ」

    ジャン「分隊長っつーかあれじゃ先生だよな」

    ミカサ「殺せない先生…殺せんせーとか?」

    殺せんせー「ヌルフフフ。気に入りました、その名前」

    ジャン「ギャアア!!イキナリ出てくんなよ!!」

    アルミン「…何処行ったんですか」

    殺せんせー「ちょっと壁の周りを三周ほど。ついでに五体ほど巨人を殺ってきました」

    ミカサ「マッハ20は恐ろしい」



    ???「…で、それが今調査兵団にいるのか」

    ???「ええ。貴方も足の怪我が治り次第、暗殺に入ってください」

    ???「それは別にいいが…このナイフ本当に効くのか?」

    ???「はい。奴への威力は保証するとのことです」

    ???「…人間じゃないってのが厄介だが…まあいい」



    ???「一回分隊長って生き物殺してみたかったんだよ」



    エレン「クッソ…なんで調査兵団になってからも訓練しなきゃなんねーんだ…」

    クリスタ「しょうがないよ…殺せんせーを殺る時に対巨人の技術は意味を成さないんだから」

    エレン「まあそうだけど…?」


    リヴァイ「…へぇ…これがアイツの言ってた怪物か」

    殺せんせー「人に向かってこれとは失礼じゃないですか!!」

    リヴァイ「お前人じゃねえだろ」


    エレン「リヴァイ兵士長!!」

    リヴァイ「…エレンか。ところでコイツは?」

    エレン「皆で名前つけたんです!殺せんせーって呼んでます」

    殺せんせー「リヴァイさんとエレン君ですね…メモぐふぁ!!」

    エレン「!?」

    リヴァイ「人の名前ぐらいメモしなくても覚えられるだろうが」

    エレン(触手を切った!?)

    殺せんせー「私の自慢の触手があああああっ!!」

    エレン「す、すげえ…初めて先生にダメージ与えた…」

    リヴァイ「いくらなんでも離れすぎだろ…」

    殺せんせー「…」ズリュンッ


    リヴァイ「…まぁいい。今の挨拶は暗殺だってことは覚えておくか」



    アルミン「…兵士長?」

    エレン「ああ!人類最強なんだってよ!!あの人ならきっと殺ってくれる!!」

    ミカサ「…」
  4. 4 : : 2015/01/18(日) 16:38:09

    憲兵A「うっわぁ…今日は一段と人数減ってんなぁ…」

    憲兵B「調査兵とか死んでもなりたくないわ…」

    リヴァイ「じゃあ今死ぬか?」ザクッ

    憲兵A「うわあっ!?」

    憲兵B「やっべ!!兵士長サマじゃねーか!!」

    リヴァイ「殺るわけねえだろ馬鹿が…」チャッ

    ハンジ「おーい」

    リヴァイ「あー分かった分かった。今戻る」



    殺せんせー「壁外調査お疲れ様です皆さん」

    ユミル「お疲れ様じゃねーよ!!」

    コニー「何テメエだけ荷馬車に乗ってんだ!!」

    殺せんせー「え、えええええ!?」

    エレン「そりゃそうなるわ」

    クリスタ「殺せんせーには申し訳ないけど…自業自得だよね」

    パンッ

    殺せんせー「!?」

    パンパンッ

    リヴァイ「三本…もう一声ってところか」

    パパパパッ


    リヴァイ「!!?」

    殺せんせー「君の不意打ちは素晴らしかった。でも攻撃がワンパターンですねぇ。ついでに髪もセットしておきました」

    リヴァイ「…ワンパターン?」

    殺せんせー「攻撃パターンがいつも同じでは簡単にかわされてしまいますよ」

    リヴァイ「…」

    殺せんせー「もっとも、どんなにパターンを変えても私を殺せやしませんからね」


    ???『お前ならどんな敵とも戦える。俺が保証しよう』

    リヴァイ『…はい!!』



    リヴァイ「…分からねえだろうよ。何かを失ったことの無いテメエには」

    殺せんせー「あ、ちょっと!!」
  5. 5 : : 2015/01/18(日) 20:08:09



    殺せんせー「な、なんで逃げるんですか!?」

    リヴァイ「自分の心に聞け」

    パシュッ

    殺せんせー(!?…あれが立体機動…)


    殺せんせー(…鳥のように飛び回ってますねぇ)



    リヴァイ(…なんで止まってんだ?)


    スタッ
    リヴァイ「まあ、アイツが動かないのは好都合だ」

    リヴァイ「…あの時、俺が選択を誤ったから」



    リヴァイ「師匠…この道を選んで良かったんですか?」



    殺せんせー(師匠?)

    パンッ

    殺せんせー「ひいッ!!」

    リヴァイ「…」


    翌日

    エレン「いっちにいさんしっ!!」

    リヴァイ「惜しいな。もう少し角度を下げれば完璧だ」

    エレン「はい!」


    オルオ「エレンの奴、張り切って練習してるな」

    ペトラ「まあ兵長に教えて貰ってるってのもあるんじゃない?」

    エルド「でも身に付けたところで意味があるのかがな…」

    グンタ「殺してしまえば全て終わるしな」



    殺せんせー「おやおや。今日は一段と張り切ってますね」

    エレン「あ、殺せんせー。おはようございまーす」

    リヴァイ「…」

    殺せんせー「訓練の時間を詰め込んでるせいか、大分応用まで出来てるようですね」

    エレン「これがなかなか難しくてよ…」





    殺せんせー「リ、リヴァイさん。なんでそんなに怒ってるんですか?」

    リヴァイ「テメエだろう?」

    グイッ
    リヴァイ「俺の"師匠"殺ったの」


    殺せんせー「私は人間を殺したことはありません!!」

    リヴァイ「じゃあ何故ナイフを持っている?」

    殺せんせー「…」



    リヴァイ「正直に答えてくれ」

    殺せんせー「…人を殺めたことはありますが、貴方の師匠を殺した覚えは御座いません」

    リヴァイ「…」


    エレン「兵長!!」

    リヴァイ「…エレン」

    殺せんせー「…」


    エレン「あれ、殺せんせー行っちゃった」

    リヴァイ「あんなの放っておけ」


    リヴァイ「早いとこ殺すぞ」

    エレン「は、はいぃ!!」



    エレン「あれ?そのお金って…」

    リヴァイ「あれの財布から抜き取ってやった。何か食うか?」

    エレン「えーじゃあ…」


    俺達は、殺し屋。

    標的は分隊長。


    暗殺の合図は明日も鳴る…
  6. 6 : : 2015/01/21(水) 21:16:08

    殺せんせー「おやおや、どうしたんですか?そんな遅いナイフじゃ私を殺すなど夢のまた夢ですよ?」

    アルミン「やっぱまだ駄目かな…」

    殺せんせー「もっと訓練しないとー」


    ザシュッ
    アルミン「!!?」

    殺せんせー「…!!」

    クリスタ「はぁ…当たって良かった」

    殺せんせー「クリスタさん」


    アルミン「凄いよクリスタ!触手を切れただけでも十分さ!!」

    クリスタ「そうかな…アハハ」



    クリスタ「馬術だけは得意だから…少しでも皆の役に立たないとって思って」

    クリスタ「でも他の皆は憲兵団目指してるし、内地に行ったら馬も役に立たないと思うし…」

    アルミン「それで調査兵に?」

    クリスタ「…何と言うか…エリート揃いの憲兵団に行ったところで役に立てないと思ったし、調査兵団なら皆いるし…」


    いっちにーさーんしー…

    殺せんせー「駄目ですねぇ」

    ハンジ「五月蝿いわ!!こんなのやったことないんだから少しは考えろよ!!」


    ハンジ「あ、アルミンとクリスタじゃん!」

    二人「こんにちはー」

    殺せんせー「ヌルフフフ。調査兵団の幹部も皆技術を磨いていますね」

    ハンジ「これに巨人と同じ対処法が効くわけもないしねー」シャシャッ

    殺せんせー「そもそも殺せるかどうかね…」ヒュンヒュンッ


    ハンジ「…ん?何か飛んできた」

    ザクッ

    殺せんせー「ぎゃあああああ!?」

    アルミン「た、対先生ナイフ!?」

    コニー「ナイフは飛ばす物だ」

    殺せんせー「こらっコニー君!!そんな危険な装置作ってはいけません!!」

    コニー「お前が言うか!?」


    殺せんせー「…対巨人戦とは違い、奴等に効かなかった戦法も私には効くかもしれません。真の自由とやらを求めるのもいいですが、自分の得意分野で暗殺を狙うのも良いんじゃないですか?」

    クリスタ「…私の得意分野…」


    『馬なんか乗れても意味無いのにね、内地では』



    クリスタ「…よろしくね」

    殺せんせー「フム!これで新たなラブストーリーが」

    アルミン「何の話ですか」
  7. 7 : : 2015/01/22(木) 17:05:34


    エレン「…物騒ですね」


    『ウォール・シーナ内で連続殺人事件!?』

    オルオ「…下らねえ」

    エルド「本当はすごいビビってるんじゃないのか?」

    オルオ「んなわけあー」ガリッ

    ゴブフォオオッ!!

    ペトラ「…アホでしょ…」

    グンタ「あそこまで舌噛む奴初めてだな」

    エレン「…あれ?兵長ー?」




    数年前 ウォール・シーナ内 とある貴族の屋敷にて

    ???「…殺ったか」


    ???「ヤバイぞ!憲兵の奴もう来やがった!!」

    ???「王様のご機嫌だけ伺ってればいいのにえらい迷惑だな」

    ???「貴族だと情報が回るのが早いのかもな。常習犯だし手配もされてるだろ」

    ???「だったら尚更ヤバイな。さっさと行くか」



    貴族「ありがとうな坊っちゃん達。お礼といっては何だが」

    ???「金貨!?こんなに高いのもらって良いんですか!?」

    貴族「当然の額さ。ではまた頼むよ」

    ???「ありがとうございましたー!!」



    リヴァイ(暗殺、か…)

    殺せんせー「地下街の三人組の暗殺者…何か悲しいですね」

    リヴァイ「なんでお前がいるんだよ」

    殺せんせー「今朝こんな記事があったもので」


    教師説明中……

    リヴァイ「…」

    殺せんせー「…何故、人を殺すのですか」

    リヴァイ「…ッ」タッ


  8. 8 : : 2015/02/17(火) 21:51:32
    リヴァイ兵長なら殺せんせーを殺りかねない。
  9. 9 : : 2015/06/10(水) 06:43:21
    うぉぉお期待
  10. 10 : : 2015/06/14(日) 07:51:37
    期待Maxです!!!!
  11. 11 : : 2017/01/10(火) 18:50:36
    エレクリ期待

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悠佐

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