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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

女面接官「あなたの特技を教えてください」男「ルカニが使えます」

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  1. 1 : : 2015/01/05(月) 23:53:32






    ~株式会社スコウェア・エミックス~






    女面接官「・・・・・・はい?」




    男「ルカニが使えます」




    女面接官「・・・えっと」



    女面接官「私は特技を教えてください、と聞きましたよね?」



    男「はい」



    女面接官「それで、あなたが言った答えは?」



    男「ルカニが使えます、と言いました」



    女面接官「・・・ルカニ?」



    男「はい」



    女面接官「なんですかそれ」



    男「有名な魔法じゃないですか。相手の守備力を下げる呪文です」



    女面接官「・・・あの有名な、ロールプレイングゲームの呪文?」



    男「はい。ドラ●エの魔法です」



    女面接官「あなた、魔法使いなんですか?」



    男「いえ、ただのニートです」



    女面接官「なのに、相手の守備力を落とす魔法使えるの?」



    男「はい」



    女面接官「え、何、喧嘩売ってんの君」



    男「至って真面目です」





  2. 2 : : 2015/01/05(月) 23:54:26




    女面接官「あのね、ちょっと聞いてくれるかな」



    男「はい」



    女面接官「これ、会社の採用面接なの」



    男「そうですね」



    女面接官「嘘はついちゃいけないし、ひどい冗談も言っていい場所じゃないのは分かるよね?」



    男「もちろん」



    女面接官「この国は日本という国で、決してファンタジーの世界じゃないでしょ?」



    男「まあ、あなたの美しさはテイルズ級のファンタジックですけどね」



    女面接官「いやそういうのいいから。ちゃんと答えてくれるかな」



    男「何をですか?」



    女面接官「・・・もう一度だけチャンス上げるから、ちゃんと言ってね」



    男「はい」



    女面接官「あなたの特技は?」



    男「ド●クエシリーズの魔法で出てくる、ルカニを使用できることです」



    女面接官「丁寧になっただけじゃねえか」



  3. 3 : : 2015/01/05(月) 23:56:03



    男「と、言われましても」



    女面接官「なんなの?あなたうちの会社に受かる気ないの?」



    男「いえ、そんな。御社のことは尊敬しておりますし、もちろん採用して頂きたいと考えております」



    女面接官「じゃあ真面目に答えてよ」



    男「だから、マジで、ルカニできるんですって」



    女面接官「・・・・・・」



    男「マジです」



    男「本気と書いてマジです」



    女面接官「いや、そういうのいいから」



    男「でも、いくらルカニが使えるといっても、僕には悩みがあるんです・・・」



    女面接官「知らんがな。つかなんでいきなり話変わった」



    男「考えてもみてください」



    男「この一般社会でルカニが使えても、何も意味なくないですか?」



    女面接官「何も意味ないことは同意するし、しかもそんな役に立たねえことをさっき自信持って特技とか言いやがったのかてめえ」



    男「面接官さん、口調が荒いですよ。そんなのじゃモテませんぜ」



    女面接官「誰のせいだ誰の。つか最後タメ口じゃねえか落とすぞコラ」



    男「すいません」



    女面接官「意外と素直だな」


  4. 4 : : 2015/01/05(月) 23:57:34





    男「まあ、とりあえず、見てくれませんか?」



    女面接官「何を?」



    男「ルカニ」



    女面接官「・・・相手の守備力を落とすだけなら、確認しようがないんだが」



    男「大丈夫です。守備力が減るので、あなたの服が破れるだけですから問題ないかと」



    女面接官「アリアリだろーが。私の裸なんだと思ってんだ高けえぞコラ」



    男「お金足りるかな・・・」



    女面接官「呪文使う気満々じゃねえか」



    男「だって、信じてくれないんですもん」



    女面接官「いや、信じてないが、0、0001%でも私の服が破れる可能性は避けたい」



    男「男らしくないですね」



    女面接官「なんなの?刺されたいの?」



    男「いや、本当、ごめんなさい」


  5. 5 : : 2015/01/05(月) 23:58:32



    女面接官「・・・まあ、百歩、いや千歩譲って君の意見が本当だったとしよう」



    男「千歩とは結構譲ってくれましたね」



    女面接官「その・・・ルカニは物質には使えないの?」



    男「物質ですか?」



    女面接官「例えば・・・そこの壁とか」



    男「ああ。使えますよ」



    女面接官「良かった。ならそこの壁にルカニ使って、壁壊してみてよ」



    男「面接中にそのようなことを行っても、よろしいのでしょうか?」



    女面接官「いきなり丁寧語使うな。調子狂うわ。いいからやってみせて」



    男「・・・しょうがねえなァ・・・」



    女面接官「お前今に見てろよ。絶対落としてやっかんな」



    男「マジで調子乗ってさーせんした」



    女面接官「反省の色が皆無だが、まあいいや、とりまやってみて」



    男「分かりました。ではその大きな胸を突き出して、しっかりとその巨乳と目に焼き付けてください」



    女面接官「私にとっては褒め言葉だが、今のくだりに胸全く関係ねえ」


  6. 6 : : 2015/01/06(火) 00:00:49




    男「では、いきましょう」



    男「・・・はァァァアアアア・・・・・・!」



    女面接官「・・・・・・」



    男「この世に蔓延る神々よ・・・我が衣に包まれ、その獄炎の漆黒から顔を出すがいい・・・!」



    女面接官「・・・・・・」



    男「そしてその力を聖なるヴァルキュリア、いわゆる萌え系の戦乙女に祈り、ザーボントドドリアーフリーザデンデ・・・!」




    男「飽くなき魂が世に存ずる限り、その古の王者は目覚めんとすポールノグラフティ・・・!」






    女面接官「・・・前フリなげえな・・・」



    男「いっけえええええええっ!!!」



    男「うおおおおおおおおっ!!!」



    男「ルカニィィィィイイイイイ!!!!!」



    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・延々と続く混沌の神に宿いし精霊とドラキーマよ・・・」



    女面接官「まだ続くの!!?」



  7. 7 : : 2015/01/06(火) 00:13:43




    男「あ、すいません。もうルカニ終わってます」



    女面接官「終わってんのかい!!」



    女面接官「じゃあ・・・何だったのよ。今までのあの呪文みたいな文言は」



    男「いやー、なんかそれっぽいかなって」



    女面接官「頼む、お願いだから君1回殴ってもいいかな?」



    男「僕守備力ないんで勘弁してください」



    女面接官「じゃあ先に防御力上げるスカラ覚えろよ。つかなんでルカニ使えるようになってんの」



    男「んーと、ノリですかね」



    女面接官「お前マジで一生懸命レベル上げた勇者とかに謝れ」



    男「勇者、乙」



    女面接官「くそ・・・!不覚にも失笑しちまった・・・!」



    男「これが拙者の力でござる」



    女面接官「やかましい。まあいい、さっさと壁殴ってよ」



    男「・・・・・・はい?」



    女面接官「・・・壁。壊れやすくなったんでしょ?」



    男「面接官の人が何言ってるのか分からねえのは・・・!オレがバカだからじゃねえよな!?」



    女面接官「んーと、バカだからです」



    男「・・・こんなの殴ったら、骨折するに決まってるじゃないですか」



    女面接官「いやいや、おかしいだろ。君が魔法で壁の守備力下げられるって言ったんでしょ」



    男「言いましたけど、僕攻撃力とか皆無なんで」



    女面接官「もう本当、なんでルカニを優先して覚えた。他の魔法習得せいや」



  8. 8 : : 2015/01/06(火) 00:33:38




    男「・・・そこまで言うなら、しょうがないですね」



    女面接官「ん?」



    男「殴っていいですよ」



    女面接官「え、何、君を?やった、あざっす」



    男「違いますよ!面接官さんが壁を殴ってもらえばいいでしょ!」



    女面接官「いやなんでだよ。なんでアンタがルカニした壁に、私が殴りを入れないといけないの」



    男「だって、面接官さん、戦士でしょ?」



    女面接官「誰がアマゾネスだ。せめて可愛い賢者とかにせい」



    男「いやいやいやwwwww」



    女面接官「君ほんとムカつくな」



    男「分かりましたよ。僕が殴ればいいんでしょ?殴れば」



    女面接官「お、今回は聞き分けがいいじゃないか」



    男「天才ですから」



    女面接官「あー、いたよ同級生に。スラムダンクの花道のラストシーン真似するやつ」



    男「諦めたらそこで練習試合終了ですからね」



    女面接官「もうツッコむの面倒くさいから、さっさと殴ってくれる?私も暇じゃないんで」



    男「暇はないのに、胸はある、か・・・」



    女面接官「ねえ、本当さっきから私のことけなしてんの?口説いてんの?」



    男「どちらかというと、仲間になりたそうにそっちを見ています」



    女面接官「誰が魔物使いだ」



  9. 9 : : 2015/01/06(火) 00:59:02
    これはwwwwwwwwwwwww期待wwwwwwwww
  10. 10 : : 2015/01/06(火) 01:13:29
    コメントありがとうございます
    どうしてもルカニ使ってみたくなって勢いで書きました

    更新遅いかもですがよろしくお願いしまんとがわ
  11. 11 : : 2015/01/06(火) 01:18:33
    最高過ぎる
    貴方はギャグSSを書くのも長けている
  12. 12 : : 2015/01/06(火) 02:27:36
    期待ですwwwww
  13. 13 : : 2015/01/06(火) 09:23:32
    くっそw朝から腹筋崩壊したw
  14. 14 : : 2015/01/06(火) 10:27:47
    これは面白いwww
    続きに期待
  15. 15 : : 2015/01/06(火) 10:45:00
    端々に出てくるコネタが……w

    ノリの良い面接官で良かったね!
  16. 16 : : 2015/01/06(火) 23:08:38
    練習試合終了なんですねw期待してますw
  17. 17 : : 2015/01/06(火) 23:21:32
    皆さんコメントありがとうございますー(^_^)
    今日はちょっとだけ続きます
  18. 18 : : 2015/01/06(火) 23:22:26




    男「いえいえ、魔物使いなんかじゃありませんよ」



    女面接官「ん?」



    男「あなたは魔女です」



    男「そう。僕という男子を、その豊満な胸と妖艶なお尻の形で惑わせる、頭脳も高等で尚且つ悪意を持った清純な大魔女です」



    女面接官「やっぱ口説いてんじゃねえか」



    男「いえいえ、口説いているのではありません」



    男「あわよくば、今日だけでいいので、同じベッドで眠ってほしいというだけです」



    女面接官「口説いていないというのは分かったが、私は君に口説かれることはないことが悟れたよ」




    男「なんですと?オシャレファッション紙の月間高田順次には、これを言えば女性はイチコロと書かれていたのですが」




    女面接官「口説かれるか。逆にその雑誌見てみたいわ。持って来いここに」




    男「あなたもなかなか、走れエロスですな」




    女面接官「メロスもお前には激怒するわ。いいから早く壁殴れって」




    男「・・・・・・どうしても、殴らないといけませんか?」




    女面接官「・・・まあ、あれだけルカニ使えるって言ったんだからね。嘘にしろ君が壁を殴って骨折するところを見たい」




    男「そなたは美しい」




    女面接官「黙れ小僧。いいから早くしろ」


  19. 19 : : 2015/01/06(火) 23:32:36




    男「・・・仕方ありませんね・・・」



    女面接官「・・・お。ようやく観念したか」



    男「まあ、そこまで見たいと言われるなら、殴るしかないですよね」



    女面接官「・・・いや、君がルカニできるといったのが元はといえば事の発端だろう」




    男「ふむ」




    男「まあいいでしょう。じゃあ、これから壁を殴りますんで、一つ約束してもらえませんでしょうか」



    女面接官「何を?」




    男「僕が壁を殴ったら、あなたは僕に恋をする」




    女面接官「ちょっと少女漫画のタイトルに似合いそうだけど、君あれなのかな。頭おかしいの?」




    男「まさか。僕はガチムチ本気メガマックスですよ」



    女面接官「本気メガマックスは最悪許すけど、ガチムチはもうなんだろう、ライナーブラ●ンさん呼ぼうか」



    男「せまるー、ショッ●ー」



    女面接官「それ仮面した昆虫に改造されたキックが得意なやつ!」





  20. 20 : : 2015/01/07(水) 13:29:14
    面白いです
    期待です
  21. 21 : : 2015/01/07(水) 13:41:06
    ワロタwwwwwwwwwwwwww
  22. 22 : : 2015/01/07(水) 21:46:36
    コメントありがとうございます。
    頑張ります
  23. 23 : : 2015/01/07(水) 21:54:42




    男「流行りましたよね~、仮面ノリダー」



    女面接官「ああ。うん。まあ、頭文字らの方も流行ったけどな」



    男「あー・・・麦茶飲みたい」



    女面接官「いやもうそんなんいいから殴れやはよ」



    男「口悪いな本当」



    女面接官「誰のせいだ誰の」



    男「はー。分かりました、分かりましたよ。殴ります」



    女面接官「うむ」



    男「・・・・・・」




    男は一人、壁の前に立った




    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・早く」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・何してんの?ほら」



    男「・・・精神を集中してるんです。邪魔しないで」



    女面接官「・・・はあ」



    男「・・・・・・スーーーーッ・・・・・・ハアーーーー・・・」



    男「・・・・・・」



    男「あの、すいません」



    女面接官「ん?」



    男「応援してもらっていいですか?」



    男「頑張れ頑張れ、お兄ちゃんって」



    女面接官「死んでも嫌です」



  24. 24 : : 2015/01/07(水) 22:05:50




    男「なんでですか」



    女面接官「そこ普通に聞き返すな。ていうか君私より絶対年下でしょ。せめてお姉さんにしてよ」



    男「いやー、姉萌えは僕の中にないんですよ。ほら、最近流行りの漫画や物語も基本妹多いし」



    女面接官「アイシー●ド21のまもり姉ちゃんとかいるだろうが。姉御肌なめんな。つーか早く殴れ」



    男「どうしても殴って欲しいのなら・・・」



    男「・・・オレを・・・」



    男「オレを萌えさせてみろっ!!」



    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・は・・・・・・」



    男「は・・・?」



    女面接官「・・・早く殴って、お兄ちゃん」




    男「・・・な・・・・・・!」



    男「・・・なん・・・だと・・・!」



    女面接官「お、お兄ちゃん、お願いだにゃん」



    男「ぐはっ!ま、まさかの・・・!



    男「夢のコラボ企画・・・!妹+猫・・・だと・・・!」



    女面接官「殴ってくれたらあ~、にゃ、にゃんにゃんしちゃうぞっ☆」



    男「・・・・・・」



    男「それはちょっと、あなたの歳で言うと気持ち悪いっす」



    女面接官「久しぶりに殺意を覚えたわ」



  25. 25 : : 2015/01/07(水) 22:33:06



    男「んじゃまあ、殴りますね」



    女面接官「私の辱めをどうしてくれるんだオイ」



    男「そんなこと言ったって、あなたが勝手にやったんだから、しょうがないじゃないか」



    女面接官「鼻をつまみながら声を高めるな。お前あれか、幸楽とかいうラーメン屋で働いてんのか」



    男「まあまあ。んじゃ殴ります」




    女面接官「ああ、うん」




    男「いきますよおおおーーーーー!」



    男「そぉい!!!」ガン



    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・おい」



    男「はい」



    女面接官「壁にヒビすら入ってねえじゃねえか」



    男「ヒビが入ったのは、どうやら僕の拳みたいですね」



    女面接官「そりゃあ良かった。せーせーしたよ」



    男「ああああああああんまあああああああああありだあーーーーーーーーーー!!」



    男「うひいいいいいいいいーーーーーー!」



    女面接官「うるさいなぁ・・・」



  26. 26 : : 2015/01/07(水) 22:40:59




    男「さて」



    女面接官「いや、もう泣き止んだの!?」



    男「切り替えが早いのが、僕の取り柄っすから」



    女面接官「・・・・・・」



    男「ま、とりあえずあれっすね」



    女面接官「ん?」



    男「僕、この会社に入社できますかね?」



    女面接官「んー」



    女面接官「確かに、今の時代君のような、面接でルカニという敵の守備力を降下させる呪文ができるという、ユーモアある嘘を話す人はいないのだけれど、それ以前に君という人の人間性を観察し、かなり古いネタの切り返しがあってコミュニケーション能力は多少はあると感じたんだけれど、深々誠心誠意を持って答えさせていただくと・・・」



    女面接官「不合格かなー」



    男「・・・・・・バ・・・・・・!」



    男「・・・バカな・・・・・・!」



    男「そんな・・・まさか・・・!だろ・・・!」




    女面接官「いや、まさかでもなんでもない、当然の結果ですね。社会なめんな」




    男「・・・・・・どうしてもダメですか?」



    女面接官「・・・うーん。逆に聞かせてほしい。どうして君受かると思ったの?」



    男「いや、貴方様が、私に心をズキュウウウウンされていると思ったので」



    女面接官「うん。されてませんね」



  27. 27 : : 2015/01/07(水) 23:08:48




    男「でも・・・!でも!」



    女面接官「ん?」



    男「約束したじゃないですか!」



    女面接官「・・・はい?」



    男「僕が壁を殴ったら・・・!あなたは僕に恋をするって・・・!」



    女面接官「・・・・・・」



    男「シータ!約束したじゃないか!」



    女面接官「私シータじゃないし、この世界に空に浮かぶ伝説の城ないし、何より約束してねえ」



    男「・・・逝かねば」



    女面接官「風より君に早く立ち去って欲しいわ」



    男「うわー、マジすかあ・・・オレ落ちますかー・・・」



    女面接官「うん。まあ、当然の結果ですよね」



    男「どうしても、ダメっすか?」



    女面接官「ダメですね」



    男「ルカニ使えるのに?」



    女面接官「壁の守備力落ちてないし、実際ルカニできたのかも分かんないし、ルカニできても会社になんの役にも立たないので」



    男「そうですかあ・・・」



    女面接官「・・・ていうか君、何歳?」



    男「今年で30です」



    女面接官「なのに、今まで就職したことないの?」



    男「はい」



    女面接官「ほんま今まで何やってた。ちゃんと自立せいや」



    男「そんなこと言ったって、働きたくないんだから、しょうがないじゃないか」



    女面接官「いやもうえなりはいいよ」


  28. 28 : : 2015/01/07(水) 23:18:46



    男「はあー・・・」



    女面接官「・・・そんな気を落とすなら、最初っからルカニ使える嘘なんて言わなきゃいいのに」



    男「いやー・・・まあ・・・その・・・」



    女面接官「・・・??、なんだよ」








    そのとき




    バタン、と面接室のドアが開いた






    社長「た、たたたたたたた、大変だよおおーーーーっ!女面接官くん!」




    男と巨乳メガネ面接官の前に、白髪の多少貫禄があるオジジが現れた!




    男「!!、モ、モンスターかっ!」




    女面接官「いや違うから。この世界ド●クエじゃねえから。つーかナレーションおかしいだろ」



    女面接官「まあいいや。社長、どうなされたんですか?」



    社長「お、女面接官くん!いいから、ヤッフーニュースを見てみたまえ!」



    女面接官「はい?」



    男「誰ですかこのジジイ」



    女面接官「うちの社長だからジジイとかいうのはやめてあげて。まあセクハラもしてこない分まだマシなジジイだから」



    男「社長!!なんでもします!!僕をこの会社で雇ってください!僕ルカニできます!」



    社長「え・・・な、なに君」



    女面接官「お前本当ゴマすり力半端ねえな」



  29. 30 : : 2015/01/08(木) 18:51:47
    骨にヒビが入ってしまったのか
    かわいそうにw 面白いなぁ
  30. 32 : : 2015/01/08(木) 22:27:46




    社長「と、とにかく大変なんだよ!マジぱねえよこのニュース!」



    女面接官「まーたそんなこと言ってー。いつも大袈裟なんですからー」



    社長「い、いや今日はマジだよ!いいからニュース速報見て!」




    女面接官「でも今面接だったんで、私携帯持ってないんですよ」



    男「えーっと」ピッピッ



    男「こ・・・!このニュースはっ!」



    女面接官「おいコラニート」



    男「はい?」



    女面接官「てめえ面接なのに携帯持ち込んでたのか」



    男「はあ。だって緊急呼び出しとかあるかもしれないし」



    女面接官「お前ニートだろが。なんに呼び出される可能性あるんだよ」



    男「ソシャゲ」



    女面接官「抵抗するな。その携帯を私に渡せ。真っ二つにしたるわお前の心とともに」



    男「や、やめてつかぁさい・・・!」



    社長「そ、そんな会話いいから!二人共早くニュース見て!」



    女面接官「・・・・・・だってさ。ホラ、携帯貸せ」



    男「恋人の携帯を見るのは御法度と知りませんか?」



    女面接官「お前すでに私の中で恋人以下友達以下カス以下だから安心しろ」



    男「ヒューーーッ!ドMの僕にはたまらん一言ですな」



    女面接官「いいから早く渡せカニ男」



    男「せめてルカニ男にしてください」




  31. 33 : : 2015/01/08(木) 23:17:00




    社長「もう!いいからワシの携帯を見なさい!」パッ



    女面接官「は、はあ・・・えーっと」







    【巨大隕石接近中!!後2時間で地球は消滅!?】new!






    女面接官「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・はい?」




    社長「巨大隕石が今、地球に向かってきているんだ!!」




    男「マジかー」




    女面接官「いやいやいや」




    女面接官「何言ってんですか社長。巨大隕石なんか突然降ってくるもんじゃありませんて」




    女面接官「アルマゲドンって映画見たことあります?あの映画も隕石が地球に落ちるということが分かって、1ヶ月くらい猶予ありましたよね確か」




    社長「いやそれがな。地球から上げてた人工衛星の数々がそれはもう奇跡的に隕石に何度も衝突して、その勢いで隕石が地球に向かってくるようになったらしい」



    女面接官「・・・んなアホな」



    男「ああー、でもニュース詳しく見ると本当みたいですよ?」




    男「今でも空を見れば肉眼で確認できるそうです」




    女面接官「ま、まっさかー」



    社長「と、とにかく、屋上に出てみようかの!!」



  32. 34 : : 2015/01/08(木) 23:20:43






    ~屋上~







    社長「・・・・・・」




    男「・・・・・・」




    女面接官「・・・・・・」




    男、社長、女面接官は屋上で空を見上げる







    隕石「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・」








    そこには、キラリと光る赤い隕石が地球へと向かってだんだんと大きな姿となっていっていた





    女面接官「いやちょっと待て。今隕石喋ってなかったか?」




    社長「こ・・・こりゃあ・・・こりゃあああ・・・!」




    社長「ほ・・・ほんまやないかああ・・・!」




    社長「ほんまに隕石落ちてきようるじゃないかああ!!」




    男「いやー、綺麗ですね。面接官さん」




    女面接官「え、何、私のこと?」




    男「いや、ギリ隕石のことです」




    女面接官「はっ倒すぞこら。ボケならボケ貫き通せや」




    男「でもあれ、マジで隕石なんですかね?」



    女面接官「・・・・・・まあ」



  33. 35 : : 2015/01/08(木) 23:31:10





    彼らの居る屋上から見た、40階下の道路の景色は




    酷い叫び声と、車の渋滞




    そして泣き叫びながら非難する万人の住民達の姿があった








    女面接官「・・・・・・会社の下の騒ぎを見る限り、嘘とかドッキリじゃなさそうね」



    男「・・・・・・」



    社長「そ、それに!見てみい!わしの携帯テレビをっ!」






    社長の携帯テレビからは、アナウンサーの甲高い声が響く




    《皆さん!今ご覧になっているでしょうか!!》




    《今まさに!私たちの頭上にある、赤く光る星を!!》




    《信じられないかもしれませんが、あの隕石は今地球に向かってきているのです!!》




    《大きさにすると直径約100キロメートル!!いやいや、100キロメートルて!!どないやねんこれ!》



    《んで何!!?後2時間もすれば地球に衝突するって!?》



    《ほんっま、ほんっま信じられませんが、目の前で起こっていることは紛れもない真実らしいですわ!!》



    《正直言いますと、私もここから逃げて恋人と最後の時間を過ごそうと思ってますちくしょう!》






    女面接官「・・・・・・また大袈裟なアナウンサーだなあ」



    男「まあ、これで本当に地球が滅びるんだったら自然じゃないですか?」



    女面接官「うーん・・・そう?」



    社長「とにかく隕石が落ちるのはマジっぽいのお」



  34. 36 : : 2015/01/08(木) 23:39:26




    《じゃあさよなライナー・・・って、おっと待ってください!》




    《来てくれましたよ・・・!我らが誇る世界の軍隊!!》




    《アメリカ合衆国!!ロシア!!中国!!そしてヨーロッパ勢!!》




    《彼らが協力して、一斉に核ミサイルを発射する模様です!!》






    女面接官「おおー」



    男「期待」



    社長「支援」








    ~アメリカ合衆国~



    大統領「発射します!HAHAHAHA!!」ポチ




    ~ロシア~



    大統領「隕石なんかカチューシャが破壊してやりモースクワ☆」ポチ




    ~中国~



    大統領「ニイハオ、ラーメンツケメンボクウィケメーンアル」ポチ




    ~ヨーロッパ~




    英大統領「ヨーロッパて!!」ポチ



    蘭大統領「まとめすぎだろ!!」ポチ



    独大統領「ドイツのおおおおおおおおおおお!!!科学はああああああああああああ日本一ィィィイイイイイイ!!」ポチ



    仏大統領「いや日本関係あれへん」ポチ








    ・・・・・・こうして、なんやかんやあったが各国が協力して核ミサイルを隕石に向け撃ち放った!!



  35. 37 : : 2015/01/08(木) 23:42:54








    ちゅどーーーーーーーーーーーーーーーーーん








    凡そ10発以上は発射されたであろう核ミサイルは、見事隕石に命中!!




    ミサイルが大気圏どうやって突破したんかとか、そんな野暮な質問はなしです!!




    とにかくとにかく、大きな爆発を引き起こし!隕石は消滅した!!









    男「おおーーーーー」



    社長「やったか・・・」



    女面接官「ま、んなこったろうと思ったけど」













    否ッ!!!







    隕石「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!」






    隕石は、破壊されていないッ!!







    女面接官「・・・・・・はい?」




  36. 38 : : 2015/01/08(木) 23:53:57




    社長「あわわ・・・あわわわわ・・・!」



    男「強いっすねー隕石。ヒットポイントボストロールくらいすかね」



    女面接官「・・・いやー魔王ゾーマ超えでしょ」








    《なんと・・・・・・!》




    《なんということでしょう!!》




    《隕石は・・・隕石は各国の最大の力を持っても消滅しません!!》




    《うそやん!そんな・・・いや、マジで!?》




    《てなわけで皆さん!最後の時間を大切な人と過ごしてください!!サヨナラ!!!》





    《ワーーーーーッ・・・!キャーーーーッ!》




    《ニゲロオオオーーーーッ!オワリダアアアアアーーーーーーッ》







    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    社長「・・・・・・じゃ」



    社長「終わりじゃ・・・・・・」




    社長は膝から崩れる




    女面接官「・・・・・・社長・・・・・・」



  37. 39 : : 2015/01/08(木) 23:59:17



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・大丈夫ですか?」



    社長「・・・・・・大丈夫な訳あるかい」



    女面接官「・・・・・・まあ、そうですよ、ね」



    女面接官「後2時間で地球滅亡ですもんね」




    社長「・・・・・・じゃのお・・・」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・はぁーあ」



    女面接官も、屋上の床面へ寝っ転がる



    女面接官「これで終わりかあ」



    女面接官「・・・・・・いいことなんて・・・・・・」



    女面接官「なかったな・・・」




    男「・・・・・・」




    男「・・・・・・二人共」



    男「逃げないんですか?ここから」




    社長「・・・・・・どこへ逃げるっていうんじゃ」



    社長「地球が滅びてしまうなら、どこにおっても同じじゃろう」



    女面接官「・・・・・・」



    男「いや、まあ・・・そうですけど・・・」



    男「その・・・恋人とか、家族の側に行くとか」



    社長「・・・・・・ワシの家は都内から車で1時間も離れとる場所じゃ」




    社長「こんなみんなが逃げ惑う中で、家にたどり着けるわけないじゃろ」



    男「・・・・・・」



  38. 40 : : 2015/01/09(金) 00:05:57




    男「面接官さんは・・・?」




    女面接官「んー?」



    男「その・・・恋人さんの近くにとか・・・行かれないんです?」



    女面接官「・・・・・・聞くな」



    女面接官「私が彼氏と呼んでた男は、つい2週間前に他の女作って出てったよ」



    女面接官「家で暴力は振るわ金はむしり取られるわギャンブル中毒だわで最悪の男だった」




    男「・・・・・・」



    男「・・・ごめんなさい」



    女面接官「・・・いいのよ」



    女面接官「そいつも、今日死ぬんだし」



    男「・・・・・・」



    女面接官「私の実家広島だしさ。どうやっても家族にも会えない」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・ま、しょうがないわ」



    女面接官「こんな私でも雇ってくれたこの会社と一緒に、心中するってのも悪くはないし」



    社長「お・・・!」



    社長「女・・・面接官・・・くん・・・!」



    女面接官「・・・こんなジジイだけど、社員を大事にする社長だしね」



    女面接官「社長、こんな美人と一緒に死ねるとか本望でしょ?」



    社長「・・・・・・ああ」



    社長「君は最高の自慢の、うちの社員だ」



    女面接官「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



  39. 41 : : 2015/01/09(金) 00:14:24



    社長「・・・しかし、あれじゃのお」



    男「・・・?」



    社長「・・・・・・ちゃんと・・・妻にお礼言いたかったわい」



    男「え・・・」



    社長「あはは・・・こんなジジイじゃが、ワシは妻の支えがなきゃ社長になんてなれんかった」



    社長「ワシが何ひとつ返せるものがないのに、妻はワシがいくら貧乏でもずっとついてきてくれた」



    社長「いくら借金をこさえても、いくらどん底に落とされても、妻はワシと共に歩いてくれたんじゃ」




    男「・・・・・・」




    社長「・・・おかげで昔は二人共お金がなく、子供を作ることなんぞできんかった」



    社長「ようやく会社も軌道にのって、妻を楽にさせてあげられると思ったのにの」



    社長「・・・・・・最後に顔も見れず、終いじゃ」



    男「・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・私も」



    女面接官「親にわがままばっかり、言っちゃったなあ」



    男「・・・・・・」



    女面接官「私は一流会社のキャリアウーマンになる!って実家を飛び出してきたのに」



    女面接官「あはは・・・私を待ってたのは、社長の人が良い三流会社」



    女面接官「そんで・・・バカみたいな男に引っかかってさ」



    女面接官「・・・・・・8年も貢いだのに・・・・・・」



    女面接官「本当・・・・・・」



    女面接官「・・・・・・バカは・・・私だった・・・・・・」



    男「・・・・・・」



  40. 42 : : 2015/01/09(金) 00:16:30




    女面接官「・・・・・・ねえ」



    男「・・・・・・え?」



    女面接官「・・・・・・君は・・・・・・」



    女面接官「・・・大事な人とか、いないの?」



    男「・・・・・・」



    男「・・・僕は___________」



















    ~男 11歳~






    いつも一人だった




    原因は




    僕が【魔法を使える】こと









  41. 43 : : 2015/01/09(金) 00:22:09





    男「はあっ!はあっ!はあっ・・・・・・!」





    気が付くと僕は




    「う・・・うわあああーーーーっ!!」



    「なんだこいつ!!バケモンだああっ!!」




    クラスの中心で貶されたことに腹が立ち




    相手の守備力を落とす【ルカニ】という技を、皆の前で使った








    最初はクラスの皆も、なにが起こったか分かっていなかったが




    僕以外の人の服が破けていたので、すぐに【僕が原因】だということを突き止められた




    「お・・・お前がやったのか!!これ!!」



    「こいつしかいねえよ!!だってこいつだけ服破れてねえじゃんか!!」



    男「あ・・・いや・・・僕は・・・!」



    「うわぁ・・・キモッ」



    「お前がやったんだろ!!このバケモンめ!!」



    男「ち、違う・・・みんなが僕のことを馬鹿にするから・・・!」




    「バケモン!!バケモン!!顔もキモいんだよ!!」



    「おい、科学研究所に通報しようぜ!!金もらえるぞ!!」



    「逃げんなよ、バケモン!」




    男「っ・・・・・・」




  42. 44 : : 2015/01/09(金) 00:27:00






    ________________


    ____________


    ________


    _____







    男「・・・・・・化物って言われた」




    母「え、ええ!?」



    母「だ、誰に!?どうして!?」




    男「・・・・・・クラスのやつ」



    男「・・・・・・僕がルカニを・・・使ったから・・・」



    母「・・・!」



    男「・・・・・・ねえ、母さん」



    男「僕、どうして魔法が使えるの?」



    母「・・・・・・」



    男「・・・・・・僕、みんなと同じが良かった」



    母「・・・・・・ごめんね」



    母「母さんが・・・この世で一人の・・・魔法使いの生き残りだから・・・」



    男「・・・・・・ねえ、母さん。それにさ」



    母「ん・・・?」



    男「なんでみんなは父さんがいるのに、僕には父さんがいないの?」



    母「・・・・・・」



  43. 45 : : 2015/01/09(金) 00:31:19




    母「・・・お父さんは・・・」



    母「魔法使いの生き残りの母さんを、国から逃げる時に命懸けで守ってくれたの」




    男「・・・・・・」



    母「・・・だから、父さんはもうこの世にいないの」



    母「ごめんね」



    男「・・・・・・」



    男「・・・ねえ、母さん・・・」



    母「ん・・・?」



    男「僕・・・もう学校行きたくないよ」



    母「・・・・・・」



    男「みんな、何度も何度も言ってくるんだ」



    男「僕のことを、化物、化物、って」




    母「・・・・・・ごめんね」




    母「ごめんね・・・!」






    母はそう言って、小学5年生の僕を泣きながら抱きしめた



  44. 46 : : 2015/01/09(金) 00:37:28










    ~男 16歳~






    母「・・・男。ご飯持ってきたよ」




    男「・・・・・・」




    母「・・・・・・またゲームやってるの?」




    男「・・・・・・」



    母「あ!ねえ、母さん今日夜間学校のパンフレット持ってきたんだ」



    母「すっごい良さそうな学校だったよ?ねえ、良かったら一度行って・・・」



    男「うるっせえんだよ!クソババア!!」



    母「っ・・・!」



    男「なんでんなとこ僕が行かなきゃいけねえんだよ!!また魔法使っていじめられんのがオチだろうが!!」



    母「男・・・・・・!」



    男「こんなくそマズイ飯なんか持ってくんじゃねえよ!!」



    男「出てけクソババア!!!」



  45. 47 : : 2015/01/09(金) 00:57:16




    母「・・・・・・ご・・・・・・」



    男「大体なんだよ!!?」



    男「ルカニってなんだよ!!」



    男「相手の守備力落としてなんになるんだよ!ああ!?」



    母「・・・・・・」



    男「せめて・・・せめてもっとかっこいい魔法とか!役に立つ魔法遺伝させろよ!!」



    男「お前のせいでオレの人生めちゃくちゃだ!!」




    母「・・・・・・ごめんね・・・・・・」








    母は寂しそうな顔をし






    そのまま部屋を後にした













  46. 48 : : 2015/01/09(金) 00:59:19





    ~男 20歳~





    母「・・・男ー、ただいまー」




    母「・・・・・・」




    母「ねえ、部屋いるんでしょ?」




    母「・・・・・・」




    母「クリスマスのチキンとケーキ、部屋の前に置いとくね」




    母「・・・ねえ、男」




    母「・・・・・・」




    母「・・・・・・一緒に食べない?」




    母「・・・・・・」



    母「・・・・・・」



    母「・・・ごめんね・・・」




  47. 49 : : 2015/01/09(金) 01:03:52





    ~男 25歳~






    男「おいババア、金くれ」




    母「え・・・・・・」




    母「・・・な、何に使うの?」




    男「パソコンのゲームに決まってんだろ」



    母「・・・・・・」



    母「・・・ごめん、今月は家計が厳しいから・・・」



    男「ああコラ!?」



    母「っ!」



    男「じゃあもっとバイト増やせや!」



    母「いや・・・も、もう3つ掛け持ちしてるし・・・」



    男「相変わらず役に立たねえな!クソババア!」



    母「・・・・・・ごめん・・・・・・」



    男「んで?飯は」



    母「あ・・・今帰ってきたからまだ・・・」



    男「はあ!?」



    男「じゃあさっさと作って部屋もってこいや!おめえにはそんくらいしかできねえんだからよ!」



    母「・・・・・・」



    母「・・・・・・ごめんね・・・・・・」





  48. 50 : : 2015/01/09(金) 01:10:33





    ~男 29歳~





    男「ふへへ・・・キタ・・・!ようやくレベルMAXだぜ・・・!」



    男「くうー・・・!笑いが止まらねえ。見たか愚民どもwwww」








    プヤン:つーかこいつキモくね・・・何MAXレベルまで上げてんだよ


    ネッシー:しかも相手守備力下げる魔法トップにしてるしwwwルカニ使い乙www


    mari:どうせチートコードだろ?マジキモ



    伊万里:運営側のサクラでしょ


    エレマ:おーい、恥ずかしくねえのか重課金者。こっちは無課金だぞ


    マルボロ:守備力下げる魔法トップにしてる時点でモブ決定www


    さー:ルカニモブwwwwwww


    イン課程:ルカニモブさんwwwどれだけ課金したんですかwww氏ね


    キング:つーかただのニートだろ。ログイン時間見てみろよ。働けアホ


    暇人:ルカニート乙wwwwww乙wwwwww





    男「はあ!!?うっせんだよ雑魚どもが!!」



    男「お前らの言ってることなんか負け惜しみにしか聞こえねーwww」



    男「かっかっか・・・!僕が最強だ!僕がこの世界で最強なんだ!!」




    男「なにがルカニ使いだ・・・!こいつら全員マジ殺す・・・ふふふ」




    ぐぎゅるるる




    男「・・・・・・・」



    男「まあ、その前に飯だな」



  49. 51 : : 2015/01/09(金) 01:13:56




    男「・・・今日に限って・・・」



    男「遅せえな、クソババア」



    男「・・・・・・」



    男「おーーーーい!!ババア!!」






    男「・・・・・・」




    男「・・・・・・」




    男「おいババア!!早く飯持ってこいや!!」




    男「・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    男「ちっ・・・」



    男「なんだよ・・・動くのダリーな・・・」




    ガチャ




    男「・・・・・・おーい」



    男「ババアー」



    男「・・・・・・あれ・・・」








    母「・・・・・・ぅ・・・・・・」








    そこで僕が見たのは




    玄関で青白い顔をして血を吐きながら倒れている、母親の姿だった










  50. 52 : : 2015/01/09(金) 01:19:11








    _______________



    __________



    _______



    ____









    医師「お母様の余命は、後半年です」




    男「・・・・・・」



    男「は?」



    医師「随分、ご無理をなされたんですね・・・」



    医師「病名は癌です」



    医師「本来ならば立って歩くことすら苦しかったでしょうに」




    男「・・・・・・」



    医師「・・・それでも、毎日毎日多くのアルバイトを行い頑張っておられたんですな」



    男「・・・・・・」



    医師「・・・癌は遺伝ですから、今回の過労等が原因ではありませんが・・・人として貴方に言わせてもらいます」



    医師「最後くらい、親孝行したらいかがですか?」




    男「・・・・・・」



    医師「・・・・・・私らも最善は尽くさせてもらいますが・・・」



    医師「あなたも一人の大人として、現実と向き合わないといけませんね」




    男「・・・・・・」




  51. 53 : : 2015/01/09(金) 01:24:47







    ~男 30歳~






    母「・・・・・・スー・・・・・・スー・・・・・・」




    男「・・・・・・」



    母「・・・・・・スー・・・・・・スー・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    病室のベッドに静かに眠る母は



    僕の知っている母より、体が半分くらいに痩せていた




    男「・・・・・・」




    いつからだったろう



    母をこんなに、じっくりと見つめたのは




    男「・・・・・・」



    いつからだろう



    母の腕がこんなにもあかぎれているのは



    男「・・・・・・」




    僕は、母に何ができたんだろう



    生まれてから、いじめに遭って



    それ以来ずっと、引きこもり



    パソコンゲームに夢中になって阿呆くらい課金して



    二次元の世界の覇者になって



    母に、何を返せたのだろう




    男「・・・・・・」



  52. 54 : : 2015/01/09(金) 01:29:56



    ずっと、怖かった



    また魔法を使っていじめられることが



    男「・・・・・・」



    自分が化物と言われるのが、とても怖かった



    ただ逃げていただけなんだ。僕は



    それを・・・




    母「・・・・・・スー・・・・・・スー・・・・・・」



    全部、なんの責任もない母のせいにしていた




    母がこんな姿になるまで、僕は何をやっていたんだろう




    というか、母は幸せだったんだろうか




    こんな情けない・・・息子を持って




    男「・・・・・・」




    魔法使いの生き残りだからという理由だけで、国の魔女狩りに遭って命からがら国を脱出



    親父はその時、母を庇う代わりに死んだ



    すでに僕はその時、母のお腹の中に命を宿していた



    ・・・母にとっては、愛する父との間に生まれた大切な僕



    なのに



    僕は



    こんなにも愛してくれた母に、何を返せたのだろう




  53. 55 : : 2015/01/09(金) 01:35:20




    男「・・・・・・」



    母「・・・・・・スー・・・・ん・・・・・」



    男「あ・・・・・・」



    母「・・・・・・あ・・・」



    男「・・・起きたか?」



    母「・・・・・・うん・・・・・・」



    男「・・・・・・」



    母「・・・ごめ・・・・・・んね・・・・・・」



    母「男・・・」



    男「・・・・・・何が・・・・・・」



    母「・・・私・・・」



    母「貴方に、何も・・・・・・何もしてあげられなくて・・・」



    男「・・・・・・」



    母「・・・もっと、もっともっと・・・幸せにしてあげたかったのに・・・」



    男「・・・・・・」



    母「ごめんね・・・」



    男「・・・謝らなくて・・・・・・いいよ・・・」



    母「でも・・・」



    母「私が・・・貴方を・・・」



    男「・・・・・・いいから」



    男「ゆっくり・・・寝てろよ・・・」




    僕は目を擦りながら、母の毛布を正位置に戻す



    母は静かに「ありがとう」と呟く



  54. 56 : : 2015/01/09(金) 01:41:30




    母「・・・・・・やっぱり・・・」



    男「・・・・・・ん?」



    母「うふふ・・・あ、あなたは、優しい子」



    男「・・・・・・」



    男「・・・・・・そんな訳・・・」



    男「ないだろ・・・」



    母「・・・・・・んーん、母さんには分かってる」



    母「だって貴方は、お父さんの血を継いでいるんだから」



    男「・・・・・・」



    母「・・・・・・ふふ」



    男「・・・・・・なあ」



    母「んー?」



    男「・・・なんか、やってほしいこととか・・・ある?」



    母「あはは・・・どうしたの?急に」



    男「・・・・・・」



    母「・・・・・・そうだねえ・・・・・・」



    母「んー・・・」



    母「何もないよ」



    男「・・・いや、なんかあるだろ」



    男「美味しいもの食べたいとか・・・どっか旅行したいとか・・・」



    母「・・・・・・と言われてもなあ」



    母「んー・・・あえて言うなら」



    男「ん?」



    母「・・・あなたが幸せになってくれれば、それでいいよ」



    男「・・・・・・」



    僕の目の奥から生暖かい水分が出そうなのを、僕は必死でこらえた


  55. 57 : : 2015/01/09(金) 01:59:40



    男「・・・・・・そんなんじゃなくて・・・」



    母「んー?」



    男「その・・・」



    男「オレなんかの幸せより・・・ババ・・・母さんの、さ」



    母「・・・・・・」



    母「あはは・・・本当に、何もないったら」



    男「・・・・・・」



    母「・・・まあ」



    男「・・・ん?」



    母「・・・・・・あなたが普通に就職して、普通のお嫁さんをもらって、普通の生活をして、普通なりにでも幸せになれるなら」




    母「こんなに嬉しいことはないねえ・・・」




    男「・・・・・・」





    母はそう言って




    いつもの通り、優しく僕に微笑んだ











    _______________




    ___________




    ________





    _____








  56. 58 : : 2015/01/09(金) 02:02:34





    ~株式会社スコウェア・エミックス 屋上~






    男「・・・・・・」




    女面接官「・・・・・・どうしたの?」




    男「・・・え?」




    女面接官「・・・じっと隕石、見つめちゃって」




    男「あ・・・はは・・・」




    女面接官「??」




    社長「・・・・・・後、1時間くらいかのお」




    社長「隕石がどんどん大きくなってくるわい」




    女面接官「・・・ですねえ」




    男「・・・・・・僕・・・・・・」




    女面接官「ん?」




    男「今日・・・生まれて初めて会社の面接に来たんです」




    女面接官「・・・へえ・・・」



  57. 59 : : 2015/01/09(金) 02:08:50





    男「中学校を卒業せずに、そのまま引きこもって」




    男「高校にも・・・学校にも行かず・・・ずっと家でパソコンゲームばっかやって・・・」




    男「はは・・・いつも母を罵倒して・・・」





    女面接官「・・・ダメじゃない。そんなことじゃ」




    社長「・・・そうじゃのう」



    社長「まあ、来世ではそんな生活送っちゃダメじゃぞ?」




    男「・・・はは」



    男「・・・・・・本当、言われるとおり、ダメダメでした」



    男「母親にとって僕は、最低の息子だったと思います」




    女面接官「・・・・・・」



    社長「・・・・・・」



    男「・・・母は癌を発病して、後数ヶ月しか生きられないそうです」



    男「・・・・・・でも」



    男「それでも」



    男「母さんが生きている限り・・・」



    男「母さんを幸せにするため・・・!」



    男「僕はこの世界を守る!!」




    女面接官「・・・ど・・・」



    女面接官「どうしたの?・・・急に」



  58. 60 : : 2015/01/09(金) 02:13:37





    男「ルカニ!!」




    僕は隕石に向かって手を伸ばし、呪文を唱える




    男「ルカニ!!ルカニ!!」




    社長「・・・・・・?ルカニ?」




    男「ルカニッ!ルカニッ!!ルカニ!!!ルカニ!!!」




    女面接官「・・・ああ。この子、魔法が使えるそうですよ」




    社長「ほう」




    男「ルカニ!ルカニ!!ルカニ!!!ルカニ!!!ルカニルカニルカニルカニルカニ!!!!」




    女面接官「あはは・・・もう別に嘘つかなくていいのに」



    社長「・・・・・・」



    男「ルカニ!ルカニ!ルカニッ!!ルカニッ!!!ぐ・・・!ルカニ!ルカニ!ルカニ!ルカニルカニ!!!!」




    ブシュッ、と音を立てて僕の体から血が噴き出す




    女面接官「え・・・」



    社長「お、おい・・・」




    男「ルカニ!がはっ!ルカニ!ぐ・・・!ルカニッ!!ルカニッ・・・!ルカニ!!!」




    僕の体の穴という穴から、更に血が吹き出る




  59. 61 : : 2015/01/09(金) 02:19:19







    僕が一日で使えるルカニは




    たった、3回のみ






    男「ぐ・・・・・・!」




    1日に使用できる魔法は決まってはいるが



    命を削ることで、僕は何度でも魔法を使うことができる




    男「カニ・・・!があっ!・・・ルカニ!ぐ・・・!ルカニッ!!ルカニッ・・・イイ!ルカニィィィッ!!!」




    社長「お・・・おい・・・君・・・!」




    女面接官「ちょ、ちょっと・・・!」



    女面接官「何やってるの・・・?体中から血が出て・・・!」




    男「はあ・・・!はあ・・・!はあ・・・!」




    男「ルカニィィッ!」




    僕の体がどうなろうが




    そんなこと、どうだっていい




    男「ルカニ!!ルカニ!ルカニ!!ルカニ!!ルカニ!!ルカニイイイ!!!ルカニルカニルカニルカニ!!!!」




    母が例え残り少ない時間でも




    男「ぐあああ・・・!ルカニルカニルカニルカニルカニ!!!!!」




    少しでも・・・幸せになる時間を与えたいんだ・・・!!




  60. 62 : : 2015/01/09(金) 02:26:16




    女面接官「・・・・・・!」




    社長「お・・・おい・・・こいつは・・・!」




    ルカニルカニルカニルカニルカニルカニルカニ・・・!




    社長「ど、どうなっとるんじゃ!彼がみるみる傷がついていっとる!!」



    女面接官「っ!!」




    その時、女面接官の服がビリリと破けてくる




    女面接官「服に・・・亀裂が・・・?」




    社長「ど・・・どうなっとるんじゃ!ワシの服も破れてきとるぞ・・・!」



    ルカニルカニ!ガアアッ!ルカニ・・・グハ・・・ルカニルカニルカニルカニ・・・!




    女面接官「まさか・・・この子・・・!」



    女面接官「ほ・・・本当に・・・!?」



    社長「み、見てみい!女面接官ちゃん!!」



    女面接官「え・・・」



    社長「い・・・隕石が・・・!」



    社長「隕石がボロボロと崩れてきおるぞっ!!?」





    隕石「ゴグ・・・ゴガ・・・ゴギギゴオゴ・・・・」





    女面接官「こんなことって・・・・・・!」




  61. 63 : : 2015/01/09(金) 02:32:06







    男「ルカニ!!・・・・がああ・・・!ルカニッ!くっ・・・!ルカニ!!ルカニ!!はあ・・・はあ・・・!ルカニ!があああうっ!・・・ル、ルカニイイイ!!!はあ・・・!ルカニ!!がぼっ!!げぶっ!!ルカニ・・・ルカニ・・・!ルカニ!!!!」






    僕の体からは、すでに大量の血が流れ出ているのだろう




    当然だ。一日の限度以上に魔法を使用したんだから




    でも



    それでも



    守りたい




    こんな馬鹿息子を




    何があっても、どんなことがあっても育ててくれた




    僕の母を!!






    男「ぐうう・・・!ル・・・カニ!・・・・がふ・・・!ルカ・・・ニッ!ああっ・・・!ルカニィィッ!!」




    男「ルカニ!!はあ・・・はあ・・・!ル・・・が・・・ニ!が!・・・ル、ル・・・カニイイ!ッ!!ルカニ!!がっ!!ルカニ!!ヅガニ!!げぶっ!!ルカニ・・・ルカニ・・・!ルカニ!!!」





    男「はあ・・・・・・!はあ・・・!はあ・・・!」




    男「ま・・・まだ・・・がふっ!・・・・・・まだ・・まだっ!!」




    母が受けた痛みは




    僕が感じている痛みに比べれば




    とんでもなく軽いものだ!!




  62. 64 : : 2015/01/09(金) 03:27:57





    男「うおおおおおおおおおおおおっ!!!」




    男「ルカニ!!ルカニッ!ぐうううっ・・・!ルカニ!!ルカニイイイイイイ!!はあっ!!ルカニ!うあああっ!・・・ルカニイイ!!ルカニ!!っ!!ルカニ・・・ルカニ・・・!ルカニイイイッ!!!!」





    男「ルウウウウウウガアアアアアニイイイイイイイイイッッ!!!!!」







    女面接官「なんで・・・・・・!そこまで・・・・・・!」




    社長「・・・・・・れ・・・」



    女面接官「え・・・」



    社長「頑張れ!!君ィィ!!!!」



    女面接官「な・・・しゃ、社長!?」



    社長「女面接官くん!!君も応援せんかっ!!」



    女面接官「え・・・いや・・・」



    社長「君には見えんのか!!彼の・・・彼の気持ちが!!」



    社長「彼の必死さが!!想いが!!」



    女「いや・・・・・み、見えますけど・・・!」




    男「ぐあああ・・・!ルカニ!・・・・・・・カ・・・ニッ!・・・!ルカニィィッ!!」




    社長「じゃあわしらにできることはなんだ!!?」



    社長「彼を応援する他ないじゃろう!!」




    女面接官「・・・・・・!!」



  63. 65 : : 2015/01/09(金) 18:18:14
    お、男…
    漢だぜ
  64. 66 : : 2015/01/11(日) 16:47:29
    泣いた
    3回泣いた
  65. 67 : : 2015/01/12(月) 12:54:02
    いけえぇぇええぇぇぇ男ォォォォ!!
  66. 68 : : 2015/01/12(月) 21:39:19
    コメントありがとうございます!
    少し更新が遅れてすいません!
  67. 69 : : 2015/01/13(火) 22:37:23





    男「ルカニッ!!ルカ・・・ルカニ!!ルカニルカニルカニ・・・!」




    変わらず、僕の体からは血が噴き出す



    こんなに魔法を使ったのは、今までで初めてだろう



    男「ルガニッ!!ルカ・・・!」



    男「ルカニルカニルカニルカニルカニイイイイイイイ・・・!!」




    【魔術限度生命転換者】



    魔法使いの中でも特別な存在



    自らの魔力が尽きたとしても、その生命力を魔術に転換することができる



    僕は【ルカニ】という魔法しか使えないけれど



    数少ない魔法使いの中で、10億人に一人しかできないと言われる【天賦の才】を持っているらしい



    だが、この平和な世でそんな才に恵まれようと



    僕にはなんの得もない



    だけど



    今までの腐った生活を反省して、覆して



    世界を隕石から救うことができる



    母さんを



    救うことができる!




    男「うおおおおおーーーーーーーっ!!!」




    男「ルカニ!!ルカニ!ルカニ!!ルカニ!!ルカニ!!ルカニイイイ!!!ルカニイィィィィッッ!!!!」




  68. 70 : : 2015/01/13(火) 22:43:20





    男「ルカ・・・ッ・・・!」




    その時、僕の頭の中に何かが折れる音が響き、視界がグラッと動く



    男「っ!」



    ああ、そうか



    骨が脆くなり、足が折れたんだ



    男「ぐ・・・!が・・・!」



    これまでに、普段の数百倍の魔力を使用した



    当然か



    でも



    隕石「ゴ・・・ア・・・ゴ・・・・・・!」



    まだ隕石は壊れていない








    所詮、無理なのだろうか



    僕のような、無職30歳ニートのクソネト厨なんかが



    世界や、母さんを救うなんて













    女面接官「おりゃあああーーーーーっ!!」ガシッ



    男「っ!!」



    男「め、面接官さん!?」



    女面接官「こんなとこで倒れてんじゃないわよ!アンタ!!」



    女面接官さんは、必死な顔で僕の背を支えてくれていた



    男「ど、どうして・・・?」



    社長「なにを驚いておる!!」ガシ



    社長「目の前で!血を流しながら、誰にも知られず世界を救おうとしている男がおるんじゃ!」



    社長「わしらが君を支えんでどうするんじゃあーーーーっ!!!」



    男「しゃ・・・社長さん・・・!」



  69. 71 : : 2015/01/13(火) 22:51:54
    泣けるぜ
  70. 72 : : 2015/01/13(火) 22:52:24
    ルカニ好きになりました
  71. 73 : : 2015/01/13(火) 22:55:58




    女面接官「勝手に諦めてんじゃないわよ!アンタ!」



    男「え・・・・・・!」



    女面接官「さっき言ったわよね!?今まで学校も行かずに引きこもってたって!」



    女面接官「お母さんにひどいことばかりしてきたって!」



    男「そ・・・ごふっ・・・そうです!」



    女面接官「・・・・・・だったら・・・・・・」



    女面接官「だったらっ!こんくらいで諦めんな!!」



    女面接官「お母さんに恩返しするんだろおおお!!?」



    男「・・・・・・!」



    社長「君が魔法を使えるとか、使えないとか、そんなこたあ二の次じゃ!!」



    社長「こんな熱い眼差しで行動してる青年が、目の前におる!」



    社長「わしらが君を支える理由は、それだけで十分じゃあ!」



    男「・・・社長さん・・・!」



    男「・・・・・・」



    僕は再び、隕石を目にする



    隕石「・・・ガ・・・ゴ・・・・・・イ・・・・・・」



    男「・・・・・・そうだ・・・・・・!」



    男「僕は・・・・・・僕は・・・・・・」



    男「僕は、母のために!!!世界のために・・・!!」



    男「ルカニを使い続けるしかないッ!!」



    男「すい・・・ぐっ・・・すいません!!もう少し・・・もう少しだけ僕を支えていてください!!」



    女面接官「よっしゃあああああっ!!!」



    社長「当たり前じゃああああああっ!!!」




  72. 74 : : 2015/01/13(火) 23:02:44





    男「うあああああああーーー・・・・・・!」




    そして僕は、片腕しか上がらない右手を上げ




    隕石に向かって魔法を放つ




    男「ルカニ!!ルカニ!!!ルカニ!ルカニ!!ルカニ!!!ルカニッ!ルカニ!!」




    女面接官「行けえええええーーーーーーーっ!!!!」




    男「ルカニイイイイ!!ルカニィィィ!!!ルカニッ!ルカニ!!ルカニィィ!!!ルカニッ!ルカニィ!!」




    社長「気張れええええええーーーーっ!!!!青年!!!」




    男「ルカニ!!グスッ・・・はあ・・・ヒック・・・!ル・・・が・・・ニ!が!・・・ル、ル・・・カニイイ!ッ!ぼええっ!・・・グス・・・ルカニ!!がっ!!ルカニ!!ウガニイイイ!!げほっ!!ルカニ・・・ルカニ・・・!ルカニ!!!」




    いつの間にか




    涙が出てくる





    女面接官「行け!!!行けっ!!!まだまだだぞ!!頑張れ!!!頑張れええええっ!!!」




    社長「君は誰よりも強い心を持っとる!!!まだまだじゃああっ!!頑張れ!頑張れえええええっ!!」




    たった2人なのに




    僕を応援してくれる人がいる




    男「ヒグッ・・・・ルガニ・・・!グス・・・・・・ル、ルガニイイッ!!ルガニルガニイイイイッ!!」




    今まで、誰もまともに喋ってくれる人なんかいなかった



    喋ってくれるのは、いつも隣にいた母親か、ネットゲームの友人だけ



  73. 75 : : 2015/01/13(火) 23:07:29




    男「うぐっ・・・グス・・・うう・・・!」




    女面接官「何泣いてる!!ここからだぞ!!頑張るんだよおおおっ!!!」



    社長「み、見ろ・・・!面接官くん!!」



    社長「隕石がっ!」



    女面接官「え・・・」









    隕石「ゴガギグガ・・・ヂュヂュ・・・ガガ・・・!」






    女面接官「だんだんと・・・小さくなってる・・・!?」



    社長「ああ・・・そうじゃ・・・!」



    社長「これまでにミサイル攻撃等は行われておらん・・・!この子が本当に、魔法で頑張っておるんじゃ!!」



    女面接官「・・・・・・すごい・・・・・・!」







    でも



    男「う・・・・・・が・・・・・・!」



    ダメだ



    上げていた右腕の骨が軋む



    もう、ボロボロに折れているんだろう



    手が・・・上がらない



  74. 76 : : 2015/01/13(火) 23:09:29
    ルカニ大好きになるなこれ
  75. 77 : : 2015/01/13(火) 23:13:37




    いくら僕が、生命力を魔法力に変換できるといっても




    どうやらこの辺が、限界らしい




    男「が・・・・・・ああ・・・う・・・・・・ごほっ!」




    口からは血が溢れてきて、出したい声も出せない




    女面接官「っ!!だ、大丈夫!?」



    社長「せ、青年!どうしたんじゃ!!」



    男「あ・・・・・・う・・・・・・!」



    女面接官「・・・すごい血の量・・・!」



    女面接官「それに、この感触は・・・!おそらく体中の骨が折れています!」



    社長「ぐ・・・・・・!」




    男「・・・・・・ああぅ・・・・・・がはっ・・・ごほっ・・・!」



    女面接官「君が精一杯頑張ったのは分かるけど・・・・・・!」







    隕石「・・・ガ・・・ギ・・・ゴ・・・!」




    女面接官「さすがに星までは・・・壊せないってこと・・・?」



    男「・・・・・・ま・・・まだ・・・ゴフッ・・・!」



    まだだ



    まだ・・・僕は・・・



    諦める訳には・・・



    でも・・・体が・・・




    動か・・・・・な・・・・






    社長「・・・・・・」





  76. 78 : : 2015/01/13(火) 23:24:44




    社長「まだじゃっ!!」



    女面接官「え・・・!」



    社長「まだ諦めてはいかん!!」



    社長「この青年が、自らの命を賭して地球を守ろうとしてくれておる!!」



    社長「ならっ!!ワシらはワシらでできることがあるはずじゃ!!」



    女面接官「で・・・でも・・・」



    女面接官「この子はもう、体がおそらく限界で・・・!」



    男「・・・・・・が・・・・・・!」



    社長「・・・・・・少し、この子を一人で支えておいてくれるか。女面接官くん」



    女面接官「え・・・」



    社長「・・・ふふ。こんなに熱い気持ちになったのは、いつぶりかのう」



    社長「なあ面接官くん。ワシの良いところってなんだと思う?」



    女面接官「・・・い、いや、こんな時に何を・・・」



    社長「ワシさ。仕事とか会社経営はすごい下手なんだけど・・・」



    社長「義理や人情だけは、誰にも負けるつもりはないんだ」



    女面接官「・・・ま、まあ。社長の良いところって、そういうとこですよね」



    社長「・・・だからさ」



    社長「ちょっと電話するよ」



    社長「日本の自衛隊の、最高司令官に」



    女面接官「・・・・・・はい?」




  77. 79 : : 2015/01/13(火) 23:31:55





    ~日本 陸上自衛隊 侵略撃墜司令本部~





    プルルルルル




    司令官「あいー。こちら司令ー」



    社長《よう、久しぶりじゃの。司令官》



    司令官「お!スクエミの社長さん!どしたの?」



    社長《いやー、隕石の件で自衛隊も大変なのかなーと思ってのお》



    司令官「あはは・・・まあてんてこ舞いですわ」



    司令官「米軍や世界各国の核爆弾が効かない訳でしょー?自衛隊員も皆逃げ出してしまいましたわい」



    社長《ほほ、この地球の危機なのに相変わらず危機感のない男じゃのお》



    司令官「ま、今更家族の元へ帰ってもねー。間に合いませんし」



    社長《時に司令官よ。ちょっとお主にしか言えん頼みごとがあるんじゃが》



    司令官「ほう、頼みごと」



    社長《えーーーっとの》



    社長《とりあえず1発、隕石に向かって核ミサイル発射してくんない?》


  78. 80 : : 2015/01/13(火) 23:38:36








    ~株式会社スコウェア・エミックス 屋上~




    社長「・・・・・・これでよし、と」ピッ



    女面接官「・・・えーっと・・・社長?」



    社長「ん?」



    女面接官「なにを・・・されたんですか?」



    社長「言ったじゃん」



    社長「自衛隊最高司令官に電話するって」



    女面接官「・・・・・・はい?」



    社長「いやー、20年程前に、たまたま飲んでて知り合ってさー」



    社長「以来、司令官とは飲み友達だ」



    女面接官「い・・・いや、そんな人となんで・・・」



    女面接官「ていうか、こんな時になんの電話を?」



    社長「・・・あ。発射されたみたいだよ」



    社長「核ミサイル」




    核ミサイル「ゴゴゴゴゴゴゴ・・・」




    女面接官「・・・日本は核所有してないはずですが・・・」



    社長「ああ。だから米軍にお願いしたってさー」



    女面接官「もうなんでもありですね」



    社長「まあまあ。とにかく!今なら隕石も弱ってきておる!!破壊できるんじゃないか!?」



  79. 81 : : 2015/01/13(火) 23:49:35
    社長wwおいwww
  80. 82 : : 2015/01/13(火) 23:50:48





    どおおおおおおーーーーーーーん






    隕石「・・・・・・ガ・・・・・・!」




    隕石は弱ってはきているものの



    まだ健在のようだ






    社長「く・・・!これでもまだ破壊できんか!!」




    女面接官「う・・・!せっかく、せっかく隕石が小さくなってきたっていうのに・・・!」




    男「ぐ・・・・・・!」



    男「・・・ルカ・・・・・・ニッ!!」



    男「があああああっ!!」




    社長「き、君!もう無理するな!ボロボロじゃないか!」



    女面接官「・・・・・・」





    その時不意に



    女面接官が、男の姿を携帯の写真に撮った



    社長「お・・・女面接官くん・・・?」



    女面接官「・・・・・・ちょっと、待っててください」



    女面接官「今、この子の写真をTwitterとフェイスブックにアップします」



    男「ぐ・・・・・・が・・・・・・!」



    社長「な・・・なにを考えておる!この子が精一杯頑張ってくれておるというのに!」



    女面接官「社長、実は私・・・」




  81. 83 : : 2015/01/13(火) 23:59:46




    女面接官「超大型の小説投稿サイト、SSno●eの人気作家なんです」



    社長「・・・は・・・?」



    女面接官「・・・ssnot●は、今世界4億人の利用者がいます」



    女面接官「ですから・・・私のファンの人は、世界で滅亡しようがなんになろうが、一瞬で」





    女面接官「返信してきてくれます」










    僕が見た、女面接官さんの携帯画面には












    ギフトタイプ:頑張れ!!頑張れ!!



    僧帽筋くん:魔法使い?本物?いや、そこはいいわ、頑張れーーーーーっ!!



    エレア超好き:世界を守ってくれる救世主様!!頑張ってくださいっ(^^)



    ツーフィンガー:女面接官さんが言ったことに嘘偽りはない!!頑張れ青年!!



    けい:うおおおおおおおおおお!!!期待だあああああーーーーーっ!!頑張れええええええええ



    よもぎもち:頑張ってくださいいいいいい!!私まだまだSS書きたいーーーーっ!!



    ロメール:そのリアルな写真は本物と確信。頑張れ、頑張れ青年!!頑張れーーーーーっ!!



    フカミドリ:今やらなきゃいつやるの!!君のお母さんのことも聞いたよ!応援しかできないけど頑張って!!



    ジジ:お母さんは絶対大丈夫!!君が世界を救ってお母さんも救うんだ!!



    名無し:頑張れ!!頑張れ青年!!!


  82. 84 : : 2015/01/14(水) 00:12:55



    Nuko:応援することしかできません!でも頑張って!!世界を救ってください!!



    ハンがかり:あなたは一人じゃないよっ!!地球を救ってくれる救世主様!!!



    Sleepdog:いけえええーーーーーーーーーーっ!!!せいねーーーーーーーーーーん!!



    白アレイ:君なら絶対にできる!!頑張れしか言えない!!でも頑張れ!!みんな応援してるよ!!




    とう:っしゃあああーーーーーーーっ!!行けええーーーーーーっ!!後のことなんて考えずに、つっぱしれーーーーっ!!




    ラセル:女面接官さんの写真投稿に食いつかない人はいないぜ!!行け!!青年さん!!頑張ってえええっ!!




    エカーツ:ここしかない!ここしかないですよっ!お母さんにいいところを見せるんです!!さあ!!みんなで一斉に!!



    イツミ:ルカニ!!ルカニ!!ルカニーーーーッ!!!



    チージャ:ルカニルカニルカニルカニルカニーーーーーーーーーーーーッ!!!守備力を下げろーーーーっ!!!


    金星:ルカニイィィィーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!いっけええーーーーっ!!






    数々の人々からの応援メッセージが、僕に向けて載せられていた





    男「・・・・こ・・・れ・・・は・・・・・・!?」



    女面接官「・・・私が書いている小説サイトの大事な友人達よ」



    女面接官「頑張っている君の写真をアップしたら、これだけの人がすぐに返信してきてくれた」



    男「・・・!」



    女面接官「・・・私もね。家に帰ればネットに夢中な一人。だけどたくさんの応援してくれる人がいる」



    女面接官「私が君にしてあげることなんて、これくらいしかない」



    女面接官「こんなことしかできない」



    女面接官「でも、男くん。忘れないで」



    女面接官「あなたは今、一人じゃない」



    男「!」



    女面接官「君には、私、社長、そして・・・」



    女面接官「こんなに応援してくれるみんながついてるわ!」

  83. 85 : : 2015/01/14(水) 00:16:29

    ※各ユーザー様
    勝手にお名前を使わせて頂き、大変申し訳ありません・・・m(_)m

  84. 86 : : 2015/01/14(水) 00:18:14
    うおw俺がいるw
    助さんの作品に関われるなんて光栄です!笑
  85. 87 : : 2015/01/14(水) 00:45:17
    世界を守ってくれる救世主様!!頑張ってくださいっ(^^)
  86. 89 : : 2015/01/14(水) 08:28:00
    ルカニくん!
    応援してるよ!頑張って!!
  87. 91 : : 2015/01/14(水) 15:42:28
    ちょっとパーティ全部魔法使いにしてルカニ打ちまくってきます
  88. 92 : : 2015/01/14(水) 17:22:17
    …ネット上で集まる声援、
    どんどん迫るタイムリミット
    今!! 放たれる最終奥義とは!!
    次回、決着!!大混乱のあとに…
  89. 93 : : 2015/01/14(水) 18:58:46
    俺の名前が……www
  90. 94 : : 2015/01/15(木) 02:29:22
    MPパサー!MPパサー!MPパサァァァァァァァ!!!!!


    ノリノリだな
  91. 95 : : 2015/01/15(木) 12:56:16
    これみたらもうルカニ馬鹿にしちゃダメだな
  92. 96 : : 2015/01/15(木) 13:24:07
    ルカニ初めて凄いと思った
  93. 97 : : 2015/01/15(木) 22:19:02
    オレいたかな…期待ww
    男頑張れ!!!
  94. 98 : : 2015/01/17(土) 12:03:39

    さすが助兵衛
    めっちゃ面白い
  95. 99 : : 2015/01/17(土) 19:27:06
    ギャグと思って開いたらシリアスだった時のこの良く分からない感情どうしてくれる。
  96. 100 : : 2015/01/18(日) 15:48:25
    なんてザマだ
    人気が出てやがる
    そして結構面白い
    なんてこった(ノд ; `)
  97. 101 : : 2015/01/18(日) 17:39:06
    今の一番最後まで読んでからまた最初から読むと涙が
  98. 102 : : 2015/01/18(日) 22:04:12
    ルカニすげぇw
    期待しとります
  99. 103 : : 2015/01/19(月) 21:41:42
    皆さんコメントありがとうございます!
    続きはもう少し待ってください、すみません!
  100. 104 : : 2015/01/19(月) 21:42:37
    俺だってルカニ使えるんだぞ!!
    ふおおあああああ!
    ルカニルカニグブォハァア・:∴
  101. 105 : : 2015/01/19(月) 21:51:32
    ルカニ=神
  102. 106 : : 2015/01/20(火) 17:49:07
    男にホイミ!男にホイミ!
  103. 107 : : 2015/01/20(火) 22:20:52
    ルカニィイィイィィィィィィイィグハッ


    きた…いです……グッ……
  104. 108 : : 2015/01/22(木) 22:38:24
    皆さんコメント等ありがとうございます!
    では続きます!
  105. 109 : : 2015/01/22(木) 22:46:38





    男「こん・・・な・・・に・・・!?」



    女面接官「そうよ!」



    女面接官「あなたは一人なんかじゃないわ!これまでも・・・そして」



    女面接官「これからもね!!!」




    女面接官さんはそう言ってスマホを置き、隕石に向かって叫んだ



    女面接官「ルカニイッ!!!」



    男「え・・・!?」



    社長「お・・・女面接官くん・・・!?」



    女面接官「何やってるんですか社長!!あなたもやるんですよ!」



    社長「へぇ!?」




    女面接官「ルカニ!!ルカニ!!ルカニッ!!!」



    男「・・・・・・」



    社長「・・・・・・ふふ・・・はは・・・・・・!」



    社長「そうじゃの・・・!そうじゃのお!!」



    社長「ルカニじゃああっ!!ルカニ!!ルカニッ!!」



    更に社長さんまでが、僕を支えながら隕石に【ルカニ】と大声で叫ぶ



    男「ど・・・どう・・・して・・・!」



    社長「理由なんかしるかいいいいっ!!!!」



    女面接官「・・・理由なんて・・・」



    女面接官「理由なんていらない!!」



    男「!」



    女面接官「あんただけに重荷を背負わせる訳にはいかないよっ!」



    女面接官「私たちができるのは・・・!」



    女面接官「あんたとともに、ルカニと叫び続けることだろうがああっ!!」



    男「・・・・・・」



    男「・・・・・・・ひぐっ・・・!」



  106. 110 : : 2015/01/22(木) 22:51:45



    女面接官「うおおおおーーーーっ!!!ルカニ!!ルカニ!ルカニルカニルカニルカニ!!!!」




    社長「だらあああーーーーっ!!!ルカニじゃっ!ルカニじゃルカニじゃルカニじゃルカニじゃあああーーーーーっ!!」




    男「・・・うう・・・グス・・・!」



    男「あああ・・・!」



    男「あああああああああ・・・・・・・!!!」




    男「あああああああああああああーーーーーーーーーーーーっ!!!!」




    男「ルガニイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」





    僕はミシミシと軋む手を上げ、叫ぶ





    男「ルガニイイイイアアアッ!!!!ルガニンイイイッ!!!!ルガニッアアアアッ!!」





    この体が痛もうが、傷もうが




    男「うああああああ・・・!!ル・・・ガアアニッ!!」




    女面接官「・・・・・・ふふ・・・!」




    社長「・・・ええぞおおお!青年ッ!!」





    ルカニを使い続ける!!




    だって




    こんなに僕を想ってくれる人たちがいるんだから




    こんなに、僕と、母のことを想ってくれる人がいるのだから!





  107. 111 : : 2015/01/22(木) 22:58:03





    隕石「ガ・・・・・・!」




    隕石「ガガガ・・・ガガッガガガアガガガッガガガガア・・・・・・!」





    隕石はついに、地球外の大気圏に突入したようだ




    その衝撃で隕石がだんだんと小さくなる




    男「ルウウウガアアアアアニイイイイイイーーーーッ!!!」




    社長「おお・・・!ついに隕石が小さくなってきおったぞ!!」



    女面接官「ええ!!このまま大気圏で燃え尽きてしまえば良いんですが・・・!」







    _______しかし






    隕石「ガバババババ・・・ジャcジオウェイkqcmqmドィdミオjwンジcqニmqコイ・・・・・・!!」





    その姿は消えることはない





    男「ぐうううう・・・・・・!!」




    女面接官「・・・くそ・・・!」



    社長「なんてしつこいやつじゃ・・・!」



    社長「彼が・・・彼がこんなにも頑張ってくれておるというのにっ・・・!」



    男「・・・がああ・・・・・・!」





    もう少し



    もう少しなんだ



    大気圏を突破されたら、隕石を攻撃できるものはない



    つまりその時点で、地球は終わってしまう



    ここで隕石の守備力を完全に下げ、大気圏で破壊しなければ










    母「・・・・・・男・・・・・・」









    母は・・・




    母の笑顔はもう、見ることはできない・・・!




  108. 112 : : 2015/01/22(木) 22:59:20













    男「・・・うう・・・・・・!」







    僕の手も、等々限界を迎えた






    もう、ルカニを使うことはできない






    男「・・・・・・ダ・・・メ・・・・・・」




    男「な・・・の・・・か・・・!」



























  109. 113 : : 2015/01/22(木) 22:59:39






















    ルカニッ














  110. 114 : : 2015/01/22(木) 23:00:03
















    ルカニッ







    ルカニッ









    ルカニッ






















  111. 115 : : 2015/01/22(木) 23:01:57










    男「・・・・・・な・・・・・・」








    男「なん・・・・・・だ・・・・・・・」














    僕の耳に









    ルカニという単語が、聞こえてくる















    ルカニッ   ルカニッ











    ルカニッ   ルカニッ   ルカニッ










    ルカニッ  ルカニッ  ルカニッ  ルカニッ












    その声は







    だんだんと、だんだんと大きくなってくる








  112. 116 : : 2015/01/22(木) 23:06:41






    社長「・・・・・・お・・・おい・・・!」









    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ







    社長「なんじゃ・・・?この声は・・・!」







    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ





    女面接官「・・・・・・はは」





    女面接官「・・・あはははははっ・・・!」






    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ






    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ






    社長「ど・・・どうしたんじゃ?女面接官くん・・・!」





    女面接官「・・・ふふ・・・うふふふふ・・・」




    女面接官「・・・ずっと私が、ルカニを続ける彼の動画を撮っていたんです」





    社長「え?」





    女面接官「それを同時に、ずっとSNSで全世界の人に発信してました」






    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ





    男「え・・・・・・!」





    女面接官「・・・そうしたらね。男くん」





    女面接官「全世界の人がひとつになって、皆でルカニを唱えてくれているのよ」





  113. 117 : : 2015/01/22(木) 23:07:22





    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ









    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ









    ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ ルカニッ









  114. 118 : : 2015/01/22(木) 23:08:40








    ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ















    ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ ルカニ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








  115. 119 : : 2015/01/22(木) 23:13:03






    男「・・・・・・!」




    社長「おお・・・・・・!」




    社長「どこからも聞こえるぞい・・・!」




    社長「皆が・・・地球の人類皆が・・・!!」




    社長「君に・・・君の心に動かされたのじゃあっ!!!!」






    女面接官「・・・・・・男くん」





    女面接官「・・・世界の皆が、あなたを応援してくれてるわよ?」





    男「・・・・・・」




    女面接官「・・・・・・無理を言ってるのは、百も承知」




    女面接官「だけど・・・」




    女面接官「頑張って」




    女面接官「・・・・・・全人類のために」




    女面接官「お母さんのためにっ!!!!」




    男「・・・・・・ぐ・・・・・・!」




    男「・・・ぐうう・・・ふえっ・・・グス・・・うう・・・・・・!」




    そして僕は涙を拭き




    最後の力を振り絞って、ルカニを唱えた





  116. 120 : : 2015/01/22(木) 23:13:57











    男「ルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアニイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!」











  117. 121 : : 2015/01/22(木) 23:16:14
    ルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアニイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!
  118. 122 : : 2015/01/22(木) 23:23:15









    隕石「グガッガガガガガッガガガ・・・・・・!」








    隕石「ガギアギギアモアpジョmsミオジャイオヌイアジョpジャオpjモアジョアジオアジャオジョp・・・・・!!?」









    隕石「ガウイグイォンspモ@ェw、dp@l、パ、オ@md@、sp@k、@パコpンjバウイブjsンdcmxl;msmdklmかmかmmkmsklml;ksmksっままあl、どkぽjしそもdもどpkそあおa,@s:p@alk@oxosl,al,la,ala:l、ド、オdモソ、オpks@:、アオオdンxms、、アオk、@pkパ@k@パアslmsmmsマオポアコpjml、ア:、:ア、ア、ア:;、オpシオフイアフハウナンイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」











    社長「今じゃあーーーーーーーーーーーーーーッ!!!司令官ーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」






    司令官《あいよおおおおおおーーっ!!社長さんッ!!!!》








    司令官《全世界の核保有国よおおおお!!!一斉にミサイル発射せいやコラアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!》








    ~アメリカ合衆国~



    大統領「ルカアアアアアニイイイイイイイイイイイイイイッ!!HAHAHAHA!!」ポチ




    ~ロシア~



    大統領「ルカニカチューシャモースクワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ポチ




    ~中国~



    大統領「いけえええええええアルウウウウウウ!!!!!!ルカニイイイイイイイイイイイイイ!!!!」ポチ









    英大統領「ルカニ万歳じゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ポチ



    蘭大統領「ルカニしかねええええええええええええええええええええええええええ!!」ポチ



    独大統領「ドイツのおおおおおおおおおおお!!!ルカニはああああああああああああ日本一ィィィイイイイイイ!!」ポチ



    仏大統領「ここに来てのコピペだとおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!???」ポチ






  119. 123 : : 2015/01/22(木) 23:23:47


































    カッ

























  120. 124 : : 2015/01/22(木) 23:24:36





















    静かで、とても大きな音が全世界に響き渡り


















    隕石は綺麗な藍色を描き、大気圏途中で爆発した






















  121. 125 : : 2015/01/22(木) 23:26:52









    男「・・・・・・!」






    社長「・・・・・・」






    女面接官「・・・・・・や・・・」





    社長「・・・・・・やった・・・・・・」





    女面接官「やった・・・・・・!」




    女面接官「やった・・・やった・・・・・・!」




    社長「やったぞおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」














    その瞬間















    ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ











    と、まるで地響きのような声援が地球全体を包んだ














  122. 126 : : 2015/01/22(木) 23:37:18
    ギャグかと思ったらシリアスだなんて…
    期待です!
  123. 127 : : 2015/01/22(木) 23:51:46






    社長「やったああ!!!やったぞおおおおおっ君イイイイイイイ!!!!」




    男「・・・・・・あ・・・・・・はは・・・・・・!」




    女面接官「あんたのおかげね!!勇気あるうじ虫ニート!!」




    男「そ・・・そんなこ・・・・・・あがあああっ!!」




    僕の体中が悲鳴を上げ、激痛が走る




    社長「お、おお!大丈夫か君い!!あっはっはっはっ!!」




    女面接官「ぷくく・・・くくくくはははは・・・!」




    男「ひ・・・ひどいじゃないですかあ・・・笑うなんて・・・」




    社長「あっははははっ!いや、すまんすまん・・・ぷくくく」



    女面接官「ごめんね・・・ぷっ、悪いとは思ってるんだけど・・・笑いが・・・あははははは・・・」




    男「・・・・・・ぷっ」




    男「あはは・・・」




    男「あははははは・・・!」






    僕の体は、おそらく全治1年程の大怪我をしているのだろう




    内蔵系の類もこれでもかという程傷ついているはずだ




    なのに、どうしてだろう




    今の僕には、痛みを感じるどころか




    この澄み切った青空のように、心から清々しい気持ちでいっぱいだった





  124. 128 : : 2015/01/22(木) 23:57:35





    男「あはは・・・ははは・・・」




    社長「ははははは・・・はあーーーーっはっはっ!」




    女面接官「ふふふ、はははははっ!」




    気づけば、僕と社長と女面接官さんは全員寝転び、空を見上げていた




    隕石のかけらが未だに大気圏で破壊されており、その姿はまるで花火のようだ







    男「・・・・・・」




    男「あの・・・社長さん、女面接官さん」



    社長「・・・ん?」



    女面接官「・・・なあに?坊や」



    男「・・・・・・その・・・・・・」



    男「僕・・・この会社で働きたいです」



    社長「・・・・・・おう。そうか」



    女面接官「・・・・・・社長、じゃあ、面接してあげてくれますか?」



    社長「・・・うむ。そうじゃのお」



    社長「・・・えー・・・君の特技はなんだね?」



    男「・・・・・・特技、ですか・・・・・・」



    男「・・・・・・うーん・・・・・・」




  125. 129 : : 2015/01/23(金) 00:01:28











    男「・・・ルカニが使えるくらいです」







    社長「はい。採用」






    女面接官「良かったわね。君」






    男「・・・・・・う・・・・・・!」




    男「はい・・・」




    男「はいっ・・・・・・!」




    女面接官「・・・・・・就職も決まったことだしさ」




    女面接官「んと・・・」




    女面接官「お嫁さんももらってみる気、ない?」




    男「あはは・・・・・・」




    男「喜んで」




    男「僕・・・取り柄なんて、ルカニ使えることしかないですけどいいですか?」




    女面接官「十分よ」















  126. 130 : : 2015/01/23(金) 00:04:42












    翌日、僕は母と同じ病院に入院することになった







    当初は母もいきり立って僕を心配していたが








    就職先と恋人ができたとの報告をしたところ









    涙を浮かべながら、満面の笑みで、僕を自慢の息子だと言ってくれた










  127. 131 : : 2015/01/23(金) 00:06:22











    癌だった母がそこから奇跡の復活をし、僕と女面接官さんの結婚式で涙を流したのは、また別のお話









  128. 132 : : 2015/01/23(金) 00:06:48























    女面接官「あなたの特技を教えてください」

    男「ルカニが使えます」





























  129. 133 : : 2015/01/23(金) 02:27:16
    乙。
  130. 134 : : 2015/01/23(金) 02:49:31
    お疲れ様です
  131. 135 : : 2015/01/23(金) 07:39:02
    おー!
    終わった 面白かったです
  132. 136 : : 2015/01/23(金) 08:35:43
    こんなにもルカニを使いたいと思ったのは初めてだ
    凄い面白かった
    自作も期待
  133. 137 : : 2015/01/23(金) 09:23:39





    あとがき




    皆様、ご愛読やコメント、お気に入り等等ありがとうございました!!



    最後の方なんかまあ・・・ルカニ書いてただけのSSで・・・いやあ、色々とご不備等あったと思いますが許してくださいm(_)m



    なんとなーく魔法が使いたくなった時に、逆に使いたくない魔法ってなんだろうと考えた時に浮かんだのがルカニでした。


    ボス戦等では必要とされる魔法ですが、現代で使える機会ってあんまりないし、使えても何ができるかなと疑問に思うような魔法です。



    それを、人に置き換えて描いたのが今回の作品でした。



    どんな才能でも、どんな生き方でも、どんな不幸な境遇であっても、最後まで自分の意思を貫き通す。



    この世に無駄な人、無駄な技術等存在しない。例え自分の持っているものが《脚光を浴びない何か》であったとしても、無駄なものなどありはしない。



    そんな想いを描きたかったのかもしれません。



    人は十人十色であり、得意なものも不得意なものもあります。
    ですけどそこで、自分を蔑んだり、卑屈にならなくていいと思うんです。

    どんなことであれ、生きているのであればそれで十分、そして【誰かの、何かのため】に生きる姿というのは、描いていても本当に気持ちが良かったです。




    長々と書いてなにを言いたいのかよく分かりませんが、最後に一言言わせて頂きますと



    こんなSSを読んで頂き、ありがとうございましたああああ!!



    ということでしたw



    では皆様、またまた~

    (・・・ただSっ気の強い女面接官を書きたかったから書いた、というのは黙っておこう)



  134. 138 : : 2015/01/23(金) 14:06:08
    ルカニ連発くそわろたw

    ルカニマンwの真の強さは見習わねばなりませんね!
    回りに惑わされず突き進もうと再確認いたしましたよ!

    ちなみに私が使いたい魔法は、ルーラですねw
    ただで海外行きたいw

    あっ、でも行ったことない場所にはいけないんだった( TДT)

    執筆お疲れさまでした(=^ェ^=)
  135. 139 : : 2015/01/23(金) 14:21:33
    執筆お疲れ様でした!

    ルカニくんと女面接官さんのやりとりに笑わせてもらいました。……かーらーのー
    隕石衝突。やられましたよ。

    女面接官さん、良かったです。
  136. 140 : : 2015/01/23(金) 18:38:51
    ルカニ使い乙wwwwwwwwwwww(´;ω;`)
  137. 141 : : 2015/01/23(金) 18:39:46
    乙です、ルカニ万能説ww
  138. 142 : : 2015/01/23(金) 23:23:01
  139. 143 : : 2015/01/23(金) 23:42:00
    マオポアコに笑う
    なぜだろうか
  140. 144 : : 2015/01/24(土) 14:20:39
    乙カレーええええ!!!!!
  141. 145 : : 2015/01/24(土) 17:00:34
    これのせいで空に向かってルカニって叫びまくってたら隣人に怒られた
    (´; ω ;`)オツカレー
  142. 146 : : 2015/01/24(土) 20:07:56
    ルカニィィ!
  143. 147 : : 2015/01/24(土) 22:50:00
    これからルカニを使いまくってやる!
    お疲れ様でした!!
  144. 148 : : 2015/01/25(日) 16:51:18
    家族のいる前で泣きそうになりました(泣

    感動です!!お疲れ様でした!!
  145. 149 : : 2015/01/27(火) 21:08:57
    めっちゃ感動しました!
    ルカニ最高です!
    他の魔法(バイキルトとか)でもss作ってみてください笑
  146. 150 : : 2015/01/27(火) 23:35:30
    執筆お疲れ様です。
    今日からルカニの修行を始めたいと思います。
  147. 151 : : 2015/01/29(木) 20:33:05
    おつうぅ・・・いい話・・・
  148. 152 : : 2015/01/30(金) 01:34:12
    お疲れ様です
    さっそくルカニの修行をしてきます。
  149. 153 : : 2015/02/02(月) 23:42:40
    お疲れ様でした!
    感動の涙が出そうなのに笑が止まらないのはなぜだろう…
    とっても面白かったです♪
  150. 154 : : 2015/02/15(日) 02:18:12
    乙でした。

    女面接官いいですねぇ
  151. 155 : : 2015/02/17(火) 19:03:43
    うわぁぁぁーん!!泣

    ヤヴァいですぅ!

    泣きました!

    号泣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  152. 156 : : 2015/03/04(水) 01:11:21
    映画化したらいいと思うよ。
  153. 157 : : 2015/03/05(木) 13:34:40
    核兵器にバイシオンしまくるww
    ルカニって強いよね、硬い奴にルカニすると60ぐらいから
    200ちょいぐらいまで行くから強いよね
  154. 158 : : 2015/03/05(木) 21:50:01
    ルカニ無双したくなっって来た…ルカニ雑魚だと思っていた自分を殴りたい
  155. 159 : : 2015/03/07(土) 22:30:22
    は?クソssだな!ルカニなんてただの雑魚じゃねえかよバーカ
  156. 160 : : 2015/03/08(日) 12:25:56
    久々にInして最初に見たけど見入ってしまいました
    おつです
  157. 161 : : 2015/03/08(日) 14:45:43
    すげぇ…始まりからして絶対ギャグにしか進まなそうな話を感動モンにしている…
  158. 162 : : 2015/04/23(木) 16:33:01
    >>159
    喰らえ!ルカニ!
  159. 163 : : 2015/05/04(月) 18:36:02
    支配的展開にGOOD
  160. 164 : : 2015/05/15(金) 15:26:03
    面白かったよ乙!
  161. 165 : : 2015/06/15(月) 19:57:13
    ルカニィィィィィィィイ!!!
  162. 166 : : 2015/07/04(土) 19:51:34
    お疲れさまです!!!
    だいぶ前からiPodで読んでいたのですが、iPodからだと、コメント出来ないので、今頃コメントをしにきましたw
    いや〜最初…“ギャグやww完全的なギャグやww”思いながら読んでたのですが、まさかの感動系wwwなのになぜか笑いが止まらないという謎の現象に掛かっていました。

    たとえ、目立たない役職でもそれは一番大切なんだと思いました。
    確かに、戦闘とかは、戦う力がいるけれどそれ以上に、それをカバーする、守る役割がいなければいなければいけないんだと感じました。そういうのはとてもかっこいいですね!
    なのでこれからバトル系ゲームをする時は相手の守備を減らす役割をしたいです。かっこいいのでww
    (あ、もちろん女の子のかわいいが最優先ですg)

    もう一つ私が思った事があります。
    それは、私が、今学生で反抗期です。
    なので、親に言葉をきつく言ってしまいます。
    なので、男さんみたいに親になにかしてあげられる人になりたいな、人に自分を犠牲にしてでも、何かを与えてあげられるようになりたいなと思いました。

    長文失礼しました。
    あと、ツイッター始めたので話しかけるかもしれませんw
  163. 167 : : 2015/07/26(日) 19:46:46
    面白かったよ!!!
    ルカニルカニィィ!!!
  164. 168 : : 2015/07/27(月) 00:32:47
    ルカニッ!! 素晴らしかったですっ!!
  165. 169 : : 2015/08/17(月) 00:51:05
    ルカ二ィィィ!!!
    泣いた。
  166. 170 : : 2015/09/04(金) 06:23:06
    ベホイミッ
  167. 171 : : 2015/09/27(日) 20:30:02
    ちょっとドラクエ買ってきます

    っておい、「ドイツ」のルカニは「日本」一って、おい←
  168. 172 : : 2015/09/27(日) 21:18:35
    ルカニ使わない俺がルカニ使いたくなった
  169. 173 : : 2015/10/10(土) 22:06:27
    もうなんかどうして僕らはルカニが使えないんでしょうかね。

    最後本当に泣きました。恐ろしく素晴らしかったですっ!「
  170. 174 : : 2015/10/28(水) 21:42:36
    ルカニが使いたくなりました、面白かったです
  171. 175 : : 2015/11/10(火) 18:39:08
    ルカ二は世界を救うんですね!この作品最高でした!何回も泣いてしまいます…
    とっても面白い作品でした!
  172. 176 : : 2015/11/10(火) 18:53:57
    ルカニとかお世話になったなぁ...
    今もお世話になってるけど←
    お疲れ様です。
  173. 177 : : 2015/12/15(火) 10:17:12
    ギャグだと思って開いたら、とても感動的ですごかったです!

    お疲れ様でした!d(´▽`*)
  174. 178 : : 2015/12/19(土) 20:30:31
    ギャグだと思って来たらダメなssだった……T^T
    久しぶりに泣いたなぁ……
    今頃ですがお疲れ様でした
  175. 179 : : 2016/03/02(水) 13:32:12
    おそ松さん以外の小説書くな
  176. 180 : : 2016/10/16(日) 18:20:23
    すごく感動しました
    次回作も期待です

    ありがとうございました
  177. 185 : : 2016/12/18(日) 06:40:04
    あれ、画面が滲んで…
    男のルカニで涙腺が脆くなったか…
  178. 186 : : 2017/05/14(日) 05:02:17
    面白かった
  179. 187 : : 2017/06/22(木) 19:09:39
    遠い未来、地球に隕石が落ちて来たとき、みんなでルカニと叫ぼう!

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