このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
男「俺は帰ってきたぞ!魔法の世界に!!」
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                  - 1 : : 2014/11/21(金) 23:05:09
- 魔法世界、中央都市駅――
 
 男「なついなー、この駅も随分と久しぶりに来た気がするぜ」
 
 男「・・・」
 
 男「ええっと・・・手紙手紙」ガサッ
 
 ――――――――――
 男へ、
 
 今年の夏は、いかにして過ごしているだろうか。
 
 私はとても元気だ、現役で魔法使いできるくらいにはね。
 
 君には、君の世界の暮らしがあることも知っているが
 
 今年の夏はこちらの世界に来てみないか?
 
 7月・・・君たちの世界では12月の15の日に中央駅で待っているよ。
 
 もちろん地図も送ろう。
 
 P.S 友人も呼んでパーティをするついでなどではない。
 以下地図
 ―――――――――――――――――
 
 男「俺、やっぱりついでなのか・・・」
 
 男「ていうか、地図なくてもいけるッつーの」
 
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                  - 2 : : 2014/11/21(金) 23:09:42
- 魔法世界、中央都市駅前――
 男「・・・」
 <おーい!
 男「・・・!」
 <こっちだ!こっち!
 男「・・・」キョロキョロ
 <右だ!
 男「・・・」サッ
 <そっちは左だな
 男「あ、いた」
 師「気付くのが遅い!ったく、迎えに来てやったんだぞ!?師匠がっ!弟子を!」
 男「サーセン・・・でも師匠」
 師「ん?」
 男「それは俺じゃなくてただの通行人っス・・・」
 師「なにっ!?いつの間に後ろに!?」
 男「回り込んだつもりはないんですけどね」
 
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                  - 3 : : 2014/11/22(土) 23:08:14
- 街道にて――
 男「で、今回は俺、いつまでいていいんすかー?」
 師「だいたい2年だな」
 男「2年・・・またずいぶんと長い期間で」
 師「仕方ないだろう・・・なんてったって・・・」
 娘「男ーっ!!」
 男「うおおっ!?」
 娘「ていっ!」ムギュッ
 男「ぐはっ!?」
 師「私の娘の婚約者だからな」
 男「おいこら、待てや!いつ婚約したんだ!!」
 娘「ふにゃー、ごろごろ」
 男「お前もいつまでも張り付いてんな!」ベシッ
 娘「ふみゅっ!?」
 師「はっはっは!」
 男「・・・」
 男「『風の魔法』」
 師「えっ」
 男「散れえええええええええええっ!!!」
 師「ぎゃあああああああああああ!?」
 
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                  - 4 : : 2014/11/22(土) 23:18:28
- 師「また沸点低くなったんじゃないか・・・?」ボロッ
 男「うるさい!そもそも、話がgdgdなのはだいたいお前らのせいだ!」
 娘「えー?突然風ぶっ放した男のせいだよー」
 男「たまにはまともなこと言うな」
 娘「もともとだよー」
 男「空っ風の吹いてそうな頭の中身何とかしてから言えよな」
 娘「もう!あんまりほめないでよーてへへー」
 男「さっさと家に行こう」
 娘「ボケにはつっこむべきじゃないかなー」グスン
 師(体を空気と一体化せよ・・・そう、空気化しろ、私)
 
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                  - 5 : : 2014/11/22(土) 23:27:53
- いつもの場所――
 娘「ついたね!イ=ツモノ=バショー!」
 男「よう、家主さん」
 家主「昔みたいにダディとは呼んでくれないのかい」
 男「ダディなんて呼んだ覚えねーよ、年増ひげ」
 家主「また一段と口がひどくなったねぇ!ガッツンボーイ!」
 娘「やったね!男!がっつんぼーい?だよー!」
 男「死んでしまえファッキンガールだ、阿呆」
 娘「ふぁっ?ん?なーにー?もいっかいー」
 師(あ、今の娘可愛かったな)
 
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                  - 6 : : 2014/11/23(日) 10:19:06
- 男「それより、これから2年間、部屋を借りたいんだ」
 家主「おーけーおーけー、何人部屋だい?」
 男「3人部屋で」
 娘「あれ?私たちは部屋あるよ?」
 男「知ってるけど」
 娘「人数違くないかなー?」
 男「彼女」
 娘「はぅっ!?」
 男「と、友達」
 娘「」チーン
 男「彼女は冗談だ」
 娘「」
 男「・・・案内してください」
 家主「わかったよ、バッドジョークなボーイ」
 男「なんかうぜえなその喋り」
 師「・・・」グッスリ
 
- 
                  - 7 : : 2014/11/23(日) 10:30:05
- 10233号室――
 家主「ここだよ」
 男「広いッスね」
 家主「魔法で広げてるのさ」
 男「ああ、魔法の匂いがすんのはそういうことね」
 家主「そうそう、家賃のことだけどね」
 男「師匠にツケといてください」
 家主「うーん、師匠は払ってくれないからなあ」
 男「じゃあ、娘で」
 家主「おk」
 友「最低な奴だな・・・」
 男「うおっ、驚かせるなよ」
 友「絶対気づいてたろ、お前」
 男「い、いや?」
 家主「それじゃごゆっ・・・」
 娘「男ーーーっ!!!」ズドドドドドド
 家主「鎮静魔法」
 娘「ふえっ?」
 娘「・・・」
 男「おっす」
 娘「あーーーーっ!彼女っ!!」
 男「は?」
 娘「そこの人っ!」
 友「ん?俺?」
 娘「男はわたさな・・・」男「そいつ男だぞ」
 友「ひっでえ」
 娘「・・・」ジー
 友「そもそも顔で察せよ」
 男(それは無理だろ)
 
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