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ポッキーとプリッツと時々トッポ【11月11日はポッキーの日】

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  1. 1 : : 2014/11/11(火) 20:08:07
    今晩は、蒼電です。

    今日はポッキーの日なので書きます

    因みに僕はトッポ派。プリッツ?んなもん知らん。
    しかし今日はポッキーを学校に持ってきたにわかトッポファンです

    どっかのドラマにタイトルが似てるかもしれんがそのドラマとは一切関係ない。



    ではスタート



    他の作品。
    http://www.ssnote.net/users/oudentt

    ご意見ご感想はこちらに。
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  2. 2 : : 2014/11/11(火) 20:09:16









    ポッキーとプリッツと時々トッポ








  3. 3 : : 2014/11/11(火) 20:10:32


    「う~、どうしよ〜。」




    歳駒 出千(さいごま でち)はトッポを持ちながら、黒板に書かれた今日の日付【11月11日】を見て、うずくまっていた。

  4. 4 : : 2014/11/11(火) 20:49:54




    「おい、どうした?」




    隣の横田 都富里(よこた つぷり)が少し心配そうに声をかける。




    「あ、いや別に何でもないよ!」




    そう言って元気な姿を振る舞う。


    そうか?と、取り敢えずは納得した様子の都富里は今日の日を思い出して一言聞いた。

  5. 5 : : 2014/11/11(火) 20:57:55


    「お前、ポッキーとプリッツどっち持ってきた?」




    やっぱり。出千はまるで悪い事をしたのがバレた子供のような顔した。しかし、すぐに明るい表情を作って、




    「えへへ、今日忘れちゃって。」

  6. 6 : : 2014/11/11(火) 20:58:17


    と、笑った。


    都富里は残念がると他の友達に呼ばれたのか出千のもとを離れた


    はぁ、と落胆する出千。皆さんはもう気がついてるだろう。
  7. 7 : : 2014/11/11(火) 20:58:51


    彼女が持ってきたのは【トッポ】なのだ。ポッキーやプリッツでは無く【TOPPO】なのだ。


    最後までチョコたっぷりのあの―。


    尤もトッポが不味い訳ではない。作者もトッポは好きだ。寧ろポッキーよりトッポ派の程だ。


    しかし、今日はポッキーの日なのだ。
    あとプリッツ。




    「ポッキーの日にトッポなんて...」

  8. 8 : : 2014/11/11(火) 22:30:35


    甲子園にサッカーボールを持ちこむようなものだと、例えて落ち込んだ。


    昼休みになればクラスでそれぞれの交換が始まる。


    トッポを持ってきた出千はそれが出来ない。


    今日は人の居ない場所で食べよう―


    そう暗い気持ちで浸る中。昼休みが訪れた。

  9. 9 : : 2014/11/11(火) 22:30:57



    「お前何持ってきたー?」

    「俺は、極細のポッキー!」

    「私はサラダ味のプリッツだよー」

  10. 10 : : 2014/11/11(火) 22:31:30


    楽しそうな会話が始まった。


    出千はそそくさと屋上に出て、弁当を広げた。


    いつもは人が沢山居る屋上だが、今日はポッキーの日の為か人が居ない。


    暗い気持ちで弁当を食べ進み後悔した。


    あの時、間違えずポッキーを買っていれば―
  11. 11 : : 2014/11/11(火) 22:32:02


    そんな事を考えてると泣きそうになり、半分涙目でトッポの箱を開けた瞬間。




    バン!




    突然ドアが勢い良く開きて出来たのは




    「どこいたんだよ、出千。」




    都富里だ。


    どうしよう、取り敢えず涙を隠そうと思った出千は目を擦る。




    「昼休みになったらお前が居ないからあちこち探したんだぜ」

  12. 12 : : 2014/11/11(火) 22:32:34


    少し息が切れてる様子を見る限り結構急いで探してくれていたんだろう。そう察していると自分が言わなくてはいけない事があるのを気づいた。




    「私、今日、間違えてトッポ持ってきちゃって...」




    きっと軽蔑されるだろう、そう思いつつ泣きそうな目で出千は言った。




    「何だよ、そんな事かよ。」




    そう言って都富里がポケットから取り出したのは




    「俺も、トッポ持ってきたぜ」


  13. 13 : : 2014/11/11(火) 22:33:08


    トッポだった。


    出千は抑えが聞かなくなった涙を洪水のように流しながら抱きついた。




    「お、おい!落ち着けって...」




    都富里は恥ずかしそうに慌てる。
    そして出千が泣き止むと立ち上がって言った

  14. 14 : : 2014/11/11(火) 22:36:58


    「皆待ってるから行こうぜ!」

    「うん!」





    二人は教室に向かった。


    その後ポッキーとプリッツと時々トッポを食べた


    そして皆は口を揃えてこう言った。







    「やっぱこれだねー、ロッテのトッポ。」



  15. 15 : : 2014/11/11(火) 22:40:09






    ポッキーとプリッツと時々トッポ











    終わり。
  16. 16 : : 2014/11/11(火) 22:41:53
    終わりました!


    他の作品を多々溜めているにも拘らず書いてしまいました。

    しかし、これは今日書かないと行けないと思った。
    てか、思いつきです。すいません!!



    見てくださった方はありがとうございます


    これで終わります。
  17. 17 : : 2014/11/11(火) 23:05:40
    面白かったです
    お疲れさまでした

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