このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
男「できる人間は最初から決まっているんだよな」
- 
                  - 1 : : 2014/10/19(日) 22:50:37
- デキル人間、デキナイ人間、そんなの最初から決まってる。
 
 デキル人間ってのは努力の上に成り立つって言う人もいるけど。
 
 デキル人間は努力もデキルからデキル人間なんだ、って大人は気付かない。
 
 いや、気付かないフリしてるだけ。
 
 自分が努力しても意味ないくせに、他人に何か教えた気になって・・・・・・
 
 そんなの大人の言うガキってやつとなんら変わらない。
 
 無知な奴らは、誰かを傷つけ、死に至らしめる。
 
 いっそ、俺は、
 
 自らをこの世界から、絶つ。
 
 じゃあね、馬鹿な俺。
 
 死ねよ。
 
- 
                  - 2 : : 2014/10/19(日) 23:01:51
- 男「・・・・・・」
 ようこそ、お客様。
 男「んあ?・・・・・・誰、あんた」
 私、お客様案内役、兼運命の付き人の死神でございます。
 男「あ?頭湧いてるのか?」
 おやおや、死の存在はしっかりと認識しておられるというのに、我々の存在は認識されていないと?
 男「そもそも、死神って名前は人間の使う言葉だ」
 だからこそ死神を名乗っているのデスよ?
 男「・・・・・・まぁ、どうでもいい」
 思った以上に面倒臭がりですね。
 男「別に、あんたは俺をどうこうする気もないんだろ?」
 そんなことありませんよ、貴方は選ばれたんデスから。
 男「はぁ?選ばれた?」
 はい。才能に・・・・・・デスがね。
 男「才能」
 貴方が生前にもっとも執着していたものデスからね。
 男「・・・・・・なるほどな」
 ではゆっくりとおやすみなさい、ごきげんよう・・・・・・
 男「強くてニューゲームな気分だぜ」
 
- 
                  - 3 : : 2014/10/19(日) 23:12:45
- 男「・・・・・・」
 男「ここは・・・・・・」
 男「・・・・・・」
 死神「あなたが住んでいた世界、貴方の家、貴方の体デス」
 男「あんた、うさんくせぇ死神気取りの声か」
 死神「あれほど死神だといったではないデスか」
 男「そうか」
 死神「またまたクールデスね」
 男「そうか」スクッ
 死神「お出かけで?」
 男「学校だ、馬鹿」
 死神「なるほど、スクールデスね」
 男「クールとかけたのか?ああ?」
 死神「気づきましたか、なかなか鋭いデスね」
 男「くだらねえ・・・・・・もういい」
 男「学校、行ってくる」
 死神「いってらっしゃーい、きゃっ、言っちゃった♡」
 バタン
 死神「無視デスか」
 ガチャッ
 男「待て、今日は何曜日だ」
 死神「日曜日デスね」
 男「てめえ、日が進んでるならそういいやがれ」
 死神「金曜日から寝過ごす方が悪いデスねぇ・・・・・・くくっ」
 男「・・・・・・」
 
- 「男・女」カテゴリの最新記事
- 「男・女」SSの交流広場
- 男・女 交流広場
 をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
                をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。