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~Clover1~クリスタ「エレンと私の高校生活は」

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  1. 1 : : 2014/08/30(土) 18:12:33

    高校一年生



    クリスタ「エレン、今日一緒に帰れる?」


    この日、教室を出た私は、隣のクラスへと足を運んでいた。


    夕日が綺麗に教室に影を作っていた。


    誰もいない放課後の教室で、いつものようにエレンを誘ってみる。





    ………答えなんて、聞かなくてもわかっているのに……。







    ―――――――――――――――――――――――――――――――




    はじめましての人は初めましてですっ(●´ω`●)
    作者の心愛と申しますっ!
    Cloverシリーズ第一章ですっ♪(正確には第二章)
    ご観覧ありがとうございます
    コメントとお星様は私の支え共に本当に嬉しいです(´・ω・`)
    最後まで見ていただけたら幸いです!



    前作第ゼロ章

    http://www.ssnote.net/archives/22601

    です!
  2. 2 : : 2014/08/30(土) 18:52:14
    期待
  3. 3 : : 2014/08/31(日) 18:54:32
    期待





  4. 4 : : 2014/09/01(月) 16:03:17
    みぃー!(; ;)
  5. 5 : : 2014/09/03(水) 20:28:34
    あ、こんにちわ!
    皆さん有難うございますっ( ̄▽ ̄)ナミダ
    おくれてすいみません!
  6. 6 : : 2014/09/03(水) 20:48:03









    エレン「無理」

    …………


    ……ほらね



    エレンの口から出てきたのはは、相変わらずのそっけない口調と誘いに対しての「否」だった


    しかも漫画に視線を落したまま、私のほうを見ようともしない。




    クリスタ「そっか……じゃあ、バイバイ」
    私はつぶやくように言う。

    エレンに背を向け心の中でため息を吐く。

    私はそのまま教室のドアにふらふらと歩いて行った

  7. 7 : : 2014/09/04(木) 20:23:01


    ドアの光と私の影を映した廊下に足を踏み出そうとすると


    すぐそばで今聞いたようなドアを開ける音がした

    反対のドアから、女の子が入れ違いで入ってきたのだ…。




    サシャ「あ!エレン!一緒に帰りませんかぁ?」
    茶髪にポニーテイル、そのスタイルにバッチリ合う明るい声。


    サシャちゃんって子だったはず…。前もエレンと一緒に帰ってた…

    自然と握りこぶしを作ってた。

    エレンの返答に、何か嫌な予感がしたからだ。


    でも、こんな思いとは裏腹に





    エレンが発したのは――


  8. 8 : : 2014/09/05(金) 21:56:25



    エレン「いいよ………」

    私とは別の了承の意を込めた言葉

    エレンはわたしが欲しかった言葉を迷いもなくサシャちゃんに与える 。



    サシャ「え!?本当にイイんですか⁉」

    大げさに両手を上げるサシャちゃん


    エレン「あぁ…」


    サシャ「やったぁ!お礼に食パァンを!」
    なんで食パンなんだろう…。いや、今はそんなことじゃないと思うけど。


    エレン「…仕方ねぇな」ハァ
    少し呆れたような、でも、平然と返答した


    私は思わず足をとめ、後ろを振り返っていた



    二人の方に視線を向けると、エレンはまだマンガを見ている。






  9. 9 : : 2014/09/05(金) 22:00:00



    サシャ「……あ、でもぉ」チラッ





    どうやら、私とエレンが話してるのを見てたみたい、こっちを気にしている。遠慮がちに。そして、


    口端を上に、ニヤニヤと

    ――そう、今彼女は優劣感に浸っている


    エレンはモテる。異常なほど。

    その為、エレンと帰れるサシャちゃんは王子に選ばれた姫様気分ってことになるの

    エレンが気付いたのか

    エレンはゆっくりと顔を上げて、言った。



    エレン「ほっとけ」



    クリスタ「…………っ!」

    顔がカッとなった。



    言うと思った。

    エレンが言うことなんて、分かってる。 全部。

    でも…あんまりだよ………

    俯くけば今にも涙がこぼれてきそう……。

    グッと唇を噛んで、泣きそうになるのを堪える。





    サシャ「そうですかぁ!では、下駄箱で待っていますね~っ♪」






    その声にハッと顔を上げると、満足そうな笑みを浮かべてサシャちゃんが教室から出ていくところだった。

    その後ろ姿を呆然と見つめていると、エレンがマンガを閉じて立ち上がる。

    そして、かばんを手に教室から出て行った。



    まるで、私なんか目に入ってないように、私の前を素通りして…




  10. 10 : : 2014/09/05(金) 22:01:55



    —――――――――
    ――――――
    ――



    学校を出た私は、一人夕日に照らされ家へ向かう。

    私を写す影はいかにも落ち込んでいる。

    今頃、エレンとサシャちゃんは楽しそうに話をしながら帰っているのかな……。



    「…」



    そう思うと、胸が痛かった。




    クリスタ「これじゃあ、どっちが彼女だかわからないよ……っ」




    歩きながら独り呟く。






    ……私とエレンは付き合っている








    幼馴染のエレンとは、幼稚園から中学校、そして高校も一緒で、中学の時まで毎日のように一緒にいた。

    だから中学に入ってすぐ、二人は付き合っていると言われるようになり、否定もしないし肯定もしなかった私とエレンは、完全にカップル扱いされていた。




    私はエレンが好きだったし、何より昔のあの告白を




    ずっと信じていたから




  11. 11 : : 2014/09/05(金) 22:03:46



    カップル扱いで、ひやかされたとき




    エレン「嘘じゃないんだから、言わせておけばいいだろ」




    嘘じゃない、そうきいたときどれだけとびはねたか(こころのなかでねっ)エレンは知らない




    でも、嘘じゃない……。


    じゃあ、私とエレンは付き合っているということ?

    ねぇ、エレンはそれでいいの…?

    もしかして、あの約束を、エレンはまだ覚えてくれているの?

    聞きたい事は、まだ沢山あったのにエレンも私と同じ気持ちでいてくれたのだと舞い上がってしまい




    この時の私はエレンに何も聞けなかったのだった。







  12. 12 : : 2014/09/05(金) 22:04:49




    ——————————エレンと私は付き合っている。

    そう考えるだけで、顔がニヤけるほどだった。

    ところが、それからも、エレンとは毎日のように学校の行き帰りをするだけ……。

    だから、たまに”これって、本当に付き合っているのかな?”と、思うことがあった。

    中学生だったこともあるけど、エレンとは手をつないだり、デートをしたり…………

    世間でいう"付き合っている”といえるようなことは何一つしないまま、わたしたちは中学生を卒業することに。












    でもね――――




    卒業式が終わった後、エレンは私に制服の第二ボタンをくれた。




    エレンはとにかくモテる。

    だから、エレンの第二ボタンを欲しがる女子はたくさんいたはず
    なのに、エレンは私に第二ボタンをくれた。

    恋人らしいことなんてしてこなかったけど、私はとてもうれしかった。

    私の事を、ちゃんと彼女だと思ってくれてる、そう思えたから。

    だから、”私たち、付き合ってるの?”なんて、エレンに聞く必要はないと思った。





    そう、思ってたのにね













  13. 13 : : 2014/09/05(金) 22:06:26


    それから、エレンとは同じ高校に入学。


    高校には同じ中学だった子が沢山いたこともあり、


    私たちは、中学校の時と同様に、入学式の日から”カップル扱い”されていた。


    高校でも彼女としてエレンのそばにいられる!


    そう思うと、喜びで胸がいっぱいだった。




    だけど、そう思っていたのは私だけだった……。




    茶色くなる髪

    伸びていく身長

    低くなっていく声……。


    エレンの見た目と雰囲気は、”男の子”から"男”に変わっていった




    さらに高校入学してから1週間たつと、私とエレンは一緒に帰らなくなった。


    エレンが、ほかの女の子たちと帰るようになったのだ――

    付き合っているなら一緒に帰るのは当たり前だと思っていたのに、

    誘っても、誘っても、



    断られる一方で、私に対する態度も、素っ気なくなっていった……。




    そんな私達を見て、周囲から"本当に付き合っているの?”と聞かれることもあった。

    だけど、どう答えればいいかわからず、私は口をつぐむしかなかった。



  14. 14 : : 2014/09/05(金) 22:06:45






    エレンが私を避ける理由が………わからなかったから……。


  15. 15 : : 2014/09/05(金) 22:08:47



    私は何度も聞こうとした。


    ”私たち、付き合っているの?"と。


    ………でも、”違う”と言われるが怖くて……大好きなエレンが……


    大好きなエレンと離れるのが嫌で……私は聞けずにいた……。


    ところが、その後もエレンの行動はエスカレートする一方で


    高校入学してから1カ月が経つと、ほかの女の子と登下校するだけでなく、


    学校内でいちゃいゃするようになった……。










    今では、だれも私に”エレンと付き合っているの?”と聞いてこない。


    エレンと私でない女の子がいちゃついているのを、毎日のように見るのはつらかった。


    付き合ってると思っていたのは、やっぱり私だけだったのかな…


    そう思うと、ショックだったけど……さすがの私も決意した


    エレンに……聞こう……と





    だって、あまりに酷過ぎるから……。



    ――――――――――――――――――――――




    それからの私は、エレンと二人きりになれるタイミングを作ろうって必死になった。


    だけど、”お昼ご飯を一緒に食べよう”とか”帰ろう”って誘っても断られるし


    何よりエレンの隣にはいつも女の子がいて、話しかけることすら難しかったから………



    結局、高校にはいって2か月がたった今も…


    私とエレンの距離が縮まることはなかった……。









    もう、夏になる


  16. 16 : : 2014/09/05(金) 22:09:38



    そんな事を考えながら歩いていると、いつの間にか家の前に着いていた



    クリスタ「はぁ……」



    ため息を漏らしながら、わたしは家へと入ったのだった…。
    息を漏らしながら、わたしは家へと入ったのだった…。

  17. 17 : : 2014/09/05(金) 22:13:44



    終了です( ̄▽ ̄)

    何かと休止していたもので見ていてらっしゃる方はいないに等しい形だろうとは察しておりますが、引退のため頑張って書きます

    次作もよろしくいただけたら泣きます( ̄▽ ̄)
  18. 18 : : 2014/09/07(日) 20:55:18
    >>17
    見てますよっ!
    最後の作品頑張ってください!
  19. 19 : : 2014/09/07(日) 20:57:15

    ありがとうございます(号泣)
    ホント、うれしいですよろしくお願いします(●´ω`●)
  20. 20 : : 2014/09/07(日) 20:57:31


    次作

    http://www.ssnote.net/archives/23160


    です!
  21. 21 : : 2017/07/03(月) 18:16:16
    続きまだ?????????????








  22. 22 : : 2018/01/27(土) 22:15:41
    皆さん作者さんも急用ができたんじゃないですか。

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