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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

苗木・狛枝「二人の幸運…?」《chapter1・chapter2》

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  1. 1 : : 2014/08/27(水) 21:44:18
    こんばんは。
    日本語で桶太郎です。
    初投稿ですがよろしくお願いします。

    更新は遅いです。
  2. 2 : : 2014/08/27(水) 21:47:04
    がんばってください~ヾ(^v^)k
    期待ですよ!
  3. 3 : : 2014/08/27(水) 21:51:29
    頑張ってください(ू•ω•ू❁)
    応援してますー!!
  4. 4 : : 2014/08/27(水) 23:01:48
    ??「ねぇ……。君…。ねぇ……。」

    苗木「……ん…?…ここは…」

    ??「気付いたみたいだね。君、怪我はない?大丈夫?」

    苗木「うん…。ありがとう。てか…ここはどこだろう…。」

    ??「僕もさっきここで目が覚めたんだ。君も希望ヶ峰学園の生徒?」

    苗木「うん。僕は苗木誠。君は…?」

    狛枝「紹介が遅れたね。僕は狛枝凪斗。よろしく。」

    《超高校級の幸運》狛枝凪斗

    苗木「えっ!?幸運…」ボソッ

    狛枝「ん?どうしたの?」

    苗木「あ、いや…」

    澪田「うっひょー。可愛い顔してるっすねー。あ、澪田唯吹っす!よろしくっす!」

    《超高校級の軽音楽部》澪田唯吹

    左右田「俺は左右田和一だ。よろしくな!」

    《超高校級のメカニック》左右田和一

    十神「十神白夜だ。」

    《超高校級の御曹司》十神白夜

    花村「ふふふ、僕の何かがそそるなぁ。あ、花村輝々だよ。」

    《超高校級の料理人》花村輝々

    西園寺「ふーん。なんか冴えない顔だねー。アハハハ。」

    《超高校級の日本舞踊家》西園寺日寄子

    田中「ククク。貴様もこの俺と新の契約を結びたいと申すか。良いだろう。」

    《超高校級の飼育委員》田中眼蛇夢

    弐大「くそじゃあああああ!!!」

    《超高校級のマネージャー》弐大猫丸

    辺古山「…辺古山ペコだ。よろしく。」

    《超高校級の剣道家》辺古山ペコ

    終里「んあ?終里赤音だぜ。よろしくな!」

    《超高校級の体操選手》終里赤音

    罪木「罪木蜜柑ですぅ。よろしくお願いしますぅ。」

    《超高校級の保健委員》罪木蜜柑

    小泉「小泉真昼だよ。よろしくね。」

    《超高校級の写真家》小泉真昼

    九頭竜「……。」

    苗木「あのー……?」

    九頭竜「あ?なんだよ!?ジロジロみてんじゃねえぞ!ボケェ!」

    《超高校級の極道》九頭竜冬彦

    ソニア「わー海がきれいですね!あ、わたくしソニア・ネヴァーマインドと申します!」

    《超高校級の王女》ソニア・ネヴァーマインド

    七海「苗木くん…」

    苗木「え?どうしたの?」

    七海「あ、いや、なんでも…ないよ?」

    《超高校級のゲーマー》七海千秋

    ???「みなさーーん!気がつきましたかーー?」

    苗木「えっ!?ぬ、ぬいぐるみ!?…喋ってる!?」

    ウサミ「私はウサミでちゅ。みなさんの先生でちゅ。」
  5. 5 : : 2014/08/27(水) 23:03:32
    >>3
    >>4
    ふじやまさん、いぶきさん、ありがとうございます!
  6. 6 : : 2014/08/27(水) 23:18:02
    はじめまして!
    頑張ってください!
  7. 7 : : 2014/08/27(水) 23:46:06
    >>6
    たけのこまんじゅうさんもありがとうございます!
  8. 8 : : 2014/08/28(木) 00:47:31
    期待です!
    初の執筆頑張ってください!!
  9. 9 : : 2014/08/28(木) 01:05:29
    期待です
  10. 10 : : 2014/08/28(木) 06:24:09
    >>8
    >>9
    スカイさん、あげぴよさん
    ありがとうございます!

    期待に応えられるよう頑張ります。
  11. 11 : : 2014/08/28(木) 10:32:03

    左右田「はぁ?先生だと?」

    西園寺「どう見ても変なぬいぐるみだけどねー」プププ

    ウサミ「わたちはぬいぐるみなんかじゃありまちぇん!ウサミでちゅ!」

    十神「まあそんなことはどうでもいい。貴様はおれらがなぜこんなとこにいるのか知ってるんだな。」

    ウサミ「それはもちろん…ってあれ?一人足りませんねぇ。どこかに行ったのでちゅかね。」

    苗木「え?まだあと一人いるの?」

    ウサミ「そーでちゅ!みなさん一緒に探してくだちゃーい!」

    田中「フン。良いだろう。この俺様ともう一人契約を結びたいと申すものがいるのならばな」

    小泉「まだそうと決まってはないけどね…。」

    ウサミ「とにかく、そんなに遠くにはいないと思いまちゅ!みなさんさがしまちゅよ。」
  12. 12 : : 2014/08/28(木) 14:49:45
    苗木「うーん。困ったな…。以外とここ広そうだよね。」

    狛枝「まあまあいいじゃないか。ついでにこの島の探索も兼ねて探そうよ。」

    苗木「…そうだね。じゃ、行こうか!」


    そして僕たちは島を探索した。


    この島は『ジャバウォック島』といって5つの島とその真ん中にある島でできた島らしく僕たちはここで『修学旅行』をしに来たらしい。


    これも全てあのウサミというぬいぐるみが話していたことなのだけれども、どうも納得がいかないなぁ。


    僕たちは希望ヶ峰学園の生徒だということはわかっていたけどそれ以外の学園のことはなにもわからないし、どうやってここに来たのかもわからない。


    苗木「はぁー。なんかわけのわからないことばかりで変に疲れたよ…。」

    狛枝「どうして僕たちがここにいるのかまでははっきりしてないからね。」

    苗木「どれもこれも全部あのウサミってやつの… ウサミ「呼びまちたかぁー?」

    苗木「うわっ!?なんだよいきなり…」

    狛枝「ハハハ。噂をすればってやつだね。それで、どうしたのかな?」

    ウサミ「探してた人が見つかったんでちゅ!中央広場にいるからきてくださいでちゅ!」
  13. 13 : : 2014/08/28(木) 17:18:45
    期待です!頑張ってください!
  14. 14 : : 2014/08/28(木) 18:09:04
    >>13
    ナナミィさんもありがとうございます!
  15. 15 : : 2014/08/28(木) 18:41:13
    初執筆ガンバ!です!

  16. 16 : : 2014/08/28(木) 22:17:44
    >>15
    ゆらゆら~さんもありがとうございます!
  17. 17 : : 2014/08/28(木) 23:54:36

    ージャバウォック島中央広場ー

    狛枝「ここが中央広場だね。」

    罪木「苗木さーん!狛枝さーん!ここですぅ。」

    苗木「みんなもう揃っていたのか。僕たちで最後だね。」

    狛枝「それで、探してた人って…?」

    日向「ああ。それはおれのことさ。俺は日向創だ。よろしく。」

    《超高校級の???》日向創

    西園寺「あれー?超高校級の才能がなにかわからないのー?」

    日向「うん。どうもそのことは覚えていないんだ…。もちろん他の希望ヶ峰学園のことも。」

    ソニア「それは私たちと同じですね。ウサミさん!あなたはなにか知ってますよね?」

    ウサミ「…………。」

    ソニア「ウサミさん?」

    ウサミ「あ!そうでちゅ!みなさんここに来たばっかなんでちゅから修学旅行についての説明しまちゅ!」

    ウサミ「あのレストランで待ってまちゅよ!」

    九頭竜「チッ…。どう見ても逃げやがったな。」

    小泉「あれは怪しいわね…。」

    日向「とりあえず、レストランへ向かおうぜ。」
  18. 18 : : 2014/08/29(金) 14:56:14

    ーレストランー

    澪田「ここがレストランっすねー。」

    十神「おいウサミ、来てやったぞ。どこにいる。」


    十神が呼んだ直後にウサミは姿を現した。


    ウサミ「はーいでちゅ!みなさんおまたせしまちた!」

    花村「で、修学旅行についての説明…だったよね?」

    ウサミ「そーでちゅ!みなさんにはここでどきどきわくわくの修学旅行をしてもらいまちゅ!」

    左右田「修学旅行ってのは何回も聞いてるからいいんだけどよぉ…それについてなにをするかがわからねぇぞ?」

    ウサミ「そんな難しいことではないでちゅよ。ただルールを守って楽しく自由に生活してもらうだけでちゅ!」

    弐大「ルールじゃと?」

    ウサミ「みなさん電子生徒手帳をみてくだちゃい!」


    電子生徒手帳を見るとそこには『修学旅行のルール』と書かれたページがあった。


    対したことは書かれていなかったがとりあえず『ポイ捨て禁止でちゅ!』と書かれていたとこだけ覚えておこう。


    西園寺「そういえば苗木おにぃの才能ってなにー?」

    辺古山「たしかに…まだ聞いていなかったな。」

    苗木「あ、そのことなんだけど…」

    狛枝「ん?なにか言いにくいことでもあるの?」

    苗木「うん…。僕の才能はね……。狛枝クン、君と同じ超高校級の幸運…なんだ…。」

    日向「えっ?たしか超高校級の幸運って……」

    田中「それがどうした?選ばれし物が手にする才能じゃないのか?」

    日向「いや、それもそうなんだけど…」

    小泉「毎年抽選で一人だけ選ばれた人が超高校級の幸運を持つのに二人もいるのがおかしいって言いたいんだよね?」

    七海「…………。」

    九頭竜「フン。どっちかが偽者とかなんじゃねぇのか?」

    苗木「ちょっとまってよ九頭竜クン!僕たちが嘘をついてるとでも言うの…?」

    十神「やめろ貴様ら!いまここで口論してる暇はないだろ。俺らはまだここに来たばかりだろう。」

    狛枝「しょうがないよ。なにか学園のトラブルかもしれないし、いまはこの修学旅行を楽しもうよ!」


    狛枝がそう言い終わった後、スピーカーのノイズと交わって辺りに不快な声が響いた。
  19. 19 : : 2014/08/29(金) 15:29:08

    ??「あー、マイクテス…マイクテス…聞こえてるー?」

    ソニア「なんですかこれは…?」

    ウサミ「…!?まさかこの声は…」

    ??「ウププププ……」ピヨーン


    僕たちの目の前に現れたのは、片側が白色でもう片側が黒色のどこかウサミに似たようなぬいぐるみだった。


    左右田「おいおいおい…またなんか変なのが出てきたぞ…」

    モノクマ「ウププププ。僕は『モノクマ』、この学園の学園長なのです!」

    弐大「学園長じゃぁぁ?」

    モノクマ「そうです!そしてオマエラにはいまから『コロシアイ』をしてもらいます。」

    辺古山「殺し合い…だと?」

    ウサミ「そんなの許しまちぇん!」

    モノクマ「なに?僕と戦うの?」

    ウサミ「みなさんを守るためでちゅ!」


    そういって2匹はじゃれ合い?のような喧嘩をしだした。


    モノクマ「ふぅ…。」

    ウサミ「グスッ…。負けたでちゅ…。」

    ソニア「ウサミさん、なんだかモノクマみたいになってますよ…」

    モノクマ「そうです!僕なりにアレンジしちゃったの。あ、名前も決めてあるよ!『モノミ』だよ!」

    モノミ「なんでちゅか!あたしはウサミです…ってなんでもうモノミになってるんでちゅかー!」グスッ

    モノクマ「うんうん。こっちのほうがいいね。あ、詳しいことは電子生徒手帳に書いてあるから!じゃあまたねー。」

    モノミ「待つでちゅ!逃がさないでちゅよ!」


    そう言ってモノクマとモノミはどこかへ消え去った。


    2匹が争っていたときから、僕はどこか今の状況ををわかっていないようだった…。


    いや、きっとわかりたくなかったのかもしれない…


    その後、それぞれコテージへ戻り、ベッドに横になった苗木はそのまま目を閉じた…


    翌朝
    ー苗木コテージー


    苗木は電子生徒手帳を片手に、どこか寂しい表情で画面を見つめていた。


    苗木「殺し合い…か…」


    昨日、モノクマが言っていた『コロシアイ』のルールを見ながら独り言を放っていた。


    苗木「こんなことみんなするはずないよね…。」

    苗木「……そういえば昨日十神クンが朝レストランに集合って言ってたな。そろそろ時間だし、向かおう。」
  20. 20 : : 2014/08/29(金) 20:30:03

    ーレストランー


    レストランへ行くとそこには何人かすでに集まっていた。


    十神「来たか苗木。昨日は良く眠れたか?」

    苗木「うん。少しね…」

    澪田「まあ昨日あんなことがあったばかりだからしょうがないっすよ…」


    話をしている内に、一人を除いて他のみんなも集まってきた。


    弐大「やはり九頭竜はこないか…」

    西園寺「まああのおちびちゃんはくるはずないよねー」プププ

    終里「それより飯だ飯!もういいよな!食べても!」

    十神「そうだな。頂くとしよう。」

    花村「ふふふ。みんな僕の自慢の料 「「「いっただっきまーす!!!」」」

    花村「ちょっとー!僕の話を最後まで……まあいいか!みんな、どんどん召し上がってね!」フフフ

    終里「うんめぇなぁこれ。最高だぜ!」ガツガツ

    ソニア「これがジャパニーズフードですね!」キラキラ

    左右田「ソニアさん…それはパスタっすよ…」

    狛枝「うん。みんなの希望が輝いて見えるね!」


    そんな当たり前の会話をしている中…


    九頭竜「…………。」

    日向「あ!九頭竜!」

    九頭竜「なんだよお前ら揃ってジロジロ見やがって…俺はただ腹が減ったから来ただけだ。」

    西園寺「とか言ってー、ほんとは来たかったんじゃないのー?」プププ

    九頭竜「はぁ?ふざけたこと言ってるとまじでぶっ殺すぞ!」

    九頭竜「…言っとくけどおれは殺れるぜ?」

    苗木「九頭竜クン……」

    モノクマ「ウププププ。」

    田中「モノクマ!?貴様何しにここへきた!」

    モノクマ「いやーやっとコロシアイに賛成してくれる人がいたから出てきちゃったよー」テヘヘ

    小泉「なにいってんのあんた?九頭竜がほんとにやると思ってるの?」

    モノクマ「だったら九頭竜クンに聞いてみなよ。ほんとにそうだと思ってるの?」ウププ

    九頭竜「フン。おれはお前に同情してるわけじゃねぇ。いままでもおれが決めたことだ。」

    モノクマ「まあまあ。そんなピリピリしないでよ。あとは君たちにまかせるよーじゃあねー」
  21. 21 : : 2014/08/29(金) 20:52:41

    九頭竜「チッ…くだらねぇ。」

    十神「まて!九頭竜!」

    九頭竜「…ったく、なんだよ…」

    十神「九頭竜だけじゃない。みんなにも言いたいことがある。明日、パーティーを開こうと思っている。」

    澪田「パーティーっすかぁ!」キラキラ

    十神「ああ。」

    ソニア「でもモノクマがこんなこと黙って見てると思えないです…」

    七海「…!そうだ。あの旧館はどうかな?あそこならモノクマに見つからずにいけると思うよ。」

    罪木「だとしてもモノミさんが許しますかねぇ…」

    モノミ「話は聞いたでちゅ!それなら全然オッケーでちゅよ!」

    狛枝「よかったー。でもきっとボロボロだと思うし、明日はみんなで掃除をして明後日の夜にパーティを開くのでどうかな?」

    弐大「うむ。わしは全然いいぞ。」

    九頭竜「俺は行かねぇ…。勝手にそっちで仲良しごっこでもしてろよ。」

    日向「おい!九頭竜っ!」

    西園寺「もういーよあんなやつは…わたししらなーい」プン

    十神「今日はとりあえず解散しよう。各自もう一度探索でもして明日またここに集合だ。」


    それから僕は狛枝クン、日向クンたちと再度島の探索をして1日を終えた。
  22. 22 : : 2014/08/31(日) 13:23:41

    翌日
    ーレストランー

    十神「みんな聞いてくれ。昨日探索をしたやつらなら気づいたと思うが島の橋のとこに機械で作られたような獣がいた。」

    狛枝「十神クンも気づいてたんだね。ここに初めて来て探索したときはいなかったから多分モノクマが用意したものじゃないかな。」

    モノクマ「そうでーす。」

    苗木「わっ!またいきなり…」

    モノクマ「いやー優しい僕が島の安全を守るために用意したんだよ。名付けて『モノケモノ』!橋を無理に通ろうとした者はモノケモノがぐちゃぐちゃのけちょんけちょんにしちゃうんだよん。」

    罪木「ふぇぇぇ!?ぐちゃぐちゃですかぁぁ」

    西園寺「うるさいゲロブタ!いちいち反応がでかいんだよ」

    田中「だがあのような獣を相手になどこの俺様でも敵わん…」

    狛枝「とにかく、モノクマの言う通りあれには近づかないほうがいいね。」

    モノクマ「そうゆうなので、よろしくねー。」

    左右田「あ、また消えやがった。」

    十神「よし、じゃあ早速旧館の掃除をするぞ。各自この紙に書いてある掃除場所に向かってくれ。」

    西園寺「えーなんで床の掃除なのー。」

    小泉「もう日寄子ちゃん、文句言わないの!」

    西園寺「はーい……」ショボン

    苗木「よし、僕たちも向かおう。」


    各自で決められた掃除を難なくこなし、無事に終えた。


    九頭竜は来なかったが、十神はそれでもパーティーに来ると信じていた。


    そして…


    苗木「ふぅー。やっと終わったね。」

    十神「みんなよくやった。これで明日無事に開催ができる。」

    終里「いやー腹減ったぜー」

    花村「そうだと思ってほら!僕が軽い料理だけど作ったんだ!」

    澪田「さっすが輝々ちゃん!いただくっす!」ガツガツ

    終里「いただっきー!」ガツガツ


    掃除を終え、遅い昼食を食べたみんなは自由行動にも関わらず、みんな自分のコテージに入っていった。


    夕方だったが掃除がよほど疲労の原因になったのか、朝までコテージから出てくるものはいなかった。


    一人を除いて…



    ー九頭竜コテージー

    ??「九頭竜、いるか?」
  23. 23 : : 2014/08/31(日) 14:09:31

    翌朝
    ーレストランー

    澪田「お、誠ちゃんおはよっす!」

    苗木「ふぁー。おはよー」

    西園寺「苗木おにぃ眠そうだねー」

    苗木「意外と昨日の掃除がね…」アハハ

    小泉「もう!男の子でしょ!弱音吐かないの!」

    十神「まあそれだけ一生懸命にやってくれたんだろう。パーティーは今夜だ、それまでゆっくりと休んでいればいい。」

    苗木「うん。そうさせてもらうよ。」


    それから各自、夜のパーティーまで自由に過ごした。


    そして時間は立ち…



    ー旧館ー

    十神「きたか苗木。もうみんな揃っているぞ。」

    苗木「あ、ごめん。思ったより寝すぎちゃって…」

    十神「まあいい、みんなの元へ向かうぞ。」


    そして、パーティー会場へ着き…


    狛枝「あ、苗木クン!遅かったね。」

    苗木「アハハ…ちょっと寝すぎちゃって…」

    小泉「やっぱり九頭竜はこないか…」

    西園寺「もういいよ!こんだけ優しく誘ってるのに来ないなんてほっとこうよ!」

    ソニア「モノクマさん。ほんとに来ませんよね?私、少し心配になって来ました…」

    七海「だったら私が入り口で見張っておくよ。」

    十神「いいのか七海?」

    七海「うん。あまりお腹空いてないし、それにモノミはいつでも協力してくれるって言ってたからモノミと一緒に外にいるよ。」

    十神「わかった。すまないな。」

    終里「それよりいつになったらこの料理食えんだ?もう食べてもいいよな?」ヨダレ

    十神「…そうだな。もう時間だし良いだろう。頂くとするか。」

    みんな「「「いただきまーす!!!」」」


    そしてパーティーが始まった。


    九頭竜は最後まで来なかったが、パーティー中は停電など特に問題は起こらなかった。


    そしてパーティーが終わり…


    十神「みんな今日はこれで解散だ。」

    澪田「いやー楽しかったっす!」

    狛枝「うん。みんなの希望が輝いててよかったよ。」

    十神「また明日の朝、レストランに集合してくれ。パーティーの片付けを行いたい。」

    日向「わかった。ならまた明日だな!」

    弐大「うむ。お疲れじゃ」


    そしてコテージへ戻った。
  24. 24 : : 2014/08/31(日) 17:05:18

    翌朝
    ー苗木コテージー

    苗木「ふぁー。昨日は楽しかったな。そろそろレストランへ向かおう。」

    ーレストランー

    ソニア「苗木さん、おはようございます。」

    苗木「あ、おはよー」

    十神「今日はみんな意外と集まるのが早いな。」

    西園寺「相変わらず九頭竜のやつはこないけどねー」プププ

    花村「みんなおまたせ!朝ご飯ができたよ!」

    終里「よっしゃ!いただきます!」

    辺古山「それにしても昨日は楽しかったな」

    日向「ほんと、久々にパーティーなんかしたよ。」

    十神「楽しめたのならよかった。また機会があればやるとしよう。」

    澪田「パーティーはいつでも大歓迎っす!」


    その後、いつもよりも会話が弾んだせいか時計を見ると昼になっていた。


    苗木「うわ!もうこんな時間!思ったより話込んじゃってたね。」

    左右田「おい誰かよぉ…九頭竜を今日みたか?」

    弐大「わしは見てないぞ。」

    田中「俺様もだ。いつもなら朝には必ずここに来ているのだが今日は来ていないな。」

    西園寺「もしかしたら昨日来てないからここに顔を出しにくいんじゃないのー?」

    苗木「なら僕九頭竜クンのコテージにご飯を届けに行ってくるよ!そのついでに少し九頭竜クンと話でもしてこようかな。」

    十神「たすかる。苗木になら九頭竜も部屋を開けてくれるかもしれないからな」


    そして苗木は九頭竜のコテージへと向かった…


    後に起こることも知らずに…
  25. 25 : : 2014/08/31(日) 17:14:13
    あ、まさか・・・

    期待です
  26. 26 : : 2014/08/31(日) 17:55:22
    あ(察し)

    とにかく期待です!
  27. 27 : : 2014/08/31(日) 18:23:25
    >>25
    >>26
    ありがとうございます!

    これからまた書きますw
  28. 28 : : 2014/08/31(日) 20:53:08

    ー九頭竜コテージ前ー

    ピーンポーン

    苗木「九頭竜クン、朝ご飯いるかと思って持ってきたんだけど開けてくれないかな?」

    苗木「……………。」

    苗木「あれ?いないのかな?」


    苗木は確認という意味も含め、ドアノブに手を触れた。


    ガチャリ。


    苗木「…!?開いている……」

    苗木「九頭竜クン、入るよ……」


    そして中へ入った苗木は唖然とした。


    苗木が見たのは今まで見たことのある九頭竜の姿ではなく、無惨にも血に囲まれた哀れな九頭竜の姿だった…


    苗木「………九頭竜…クン…?」

    苗木「うああああああああ!!!!!」

    苗木「………!」ダッ


    気づいたら苗木はレストランへと走っていた。


    九頭竜が死んでいたこと、それをみんなに伝えるべく…


    コテージからレストランへと向かう距離はほんの少ししかないなずだが、苗木にはその道が遠く感じた。
  29. 29 : : 2014/09/01(月) 01:19:07

    ーレストランー

    苗木「……!!!」ハァハァ

    十神「どうした苗木。顔色が悪いぞ。」

    狛枝「それより九頭竜クンのとこへ行ったんじゃないの?」

    苗木「…九頭竜クンが……死んでる……」

    辺古山「なに?ぼっ…九頭竜が死んでるだと!?」

    十神「とにかく、すぐに向かうぞ!」


    十神の一言により、全員が九頭竜コテージへと向かった。


    ー九頭竜コテージー

    ソニア「そ、そんな……九頭竜さん…」

    小泉「九頭竜……」

    ピンポンパンポーン

    モノクマ「死体が発見されましたー。一定の捜査時間のあと、学級裁判を開きます。」

    罪木「い、いまのは…」

    十神「死体発見アナウンスだ。電子生徒手帳に書いてあったが、3人以上が死体を見つけると島全体にアナウンスが流れるらしい。」

    モノクマ「そうでーす!」

    苗木「モノクマ…お前がやったのか!?」

    モノクマ「そんなわけないじゃないかー。僕は一才手を出しません!これは正真正銘、オマエラの中の誰かがやったことなのです!」

    終里「嘘だろ……」

    モノクマ「そしてこれからオマエラには九頭竜くんを殺したクロを見つけるべく、捜査をしてもらいます!」

    モノクマ「正しいクロを当てることができればクロだけがお仕置きされ、正しいクロを当てられなかったらクロ以外がお仕置き、そしてクロはこの島から出ていけるのだよ!」

    日向「お仕置き…?」

    モノクマ「あれ?いってなかったっけ?『処刑』だよ、『処刑』。」

    田中「処刑だと?」

    モノクマ「そうでーす。あ、あとみんなは捜査に関しては初心者だと思うから僕がこれを用意しといたよー。ジャジャーン『ザ・モノクマファイル』!」

    モノクマ「電子生徒手帳に乗せといたから見といてねー。それじゃ学級裁判で待ってるねー。」

    弐大「捜査…か…」

    苗木「でも、やるしかないんだよね。やらなければみんなが殺されることになるし。」

    狛枝「うん。辛いことだろうけど、ここはやるしかないよ。」


    九頭竜がこの中の誰かに殺されたという事実を誰もが理解したくない中、それぞれが重い足を動かし捜査を始めた。


    罪木「あのー…」

    日向「どうした?」

    罪木「私、死体の状況とか見るのならみなさんの役に立てると思ったので…」

    苗木「検死ってこと?」

    罪木「はいぃ。私にできることはこれくらいしかないので…」

    狛枝「とても助かるよ。僕らにはできないことだし」

    罪木「わかりましたぁ。では裁判までには終わらせますぅ。」


    僕たちは罪木さんに検死を任せ、九頭竜クンの身の回りや部屋の状況などを主に捜査した。
  30. 30 : : 2014/09/01(月) 01:42:13

    モノクマファイルには九頭竜の死体の状況が書かれていた。


    苗木「殺されたのは九頭竜クン…死因は頭部を何度も打ち付けられたのが原因…多分この床に打ち付けられたんだね。血が飛び散っているし。」

    狛枝「おかしいね…なんで亡くなった時間が書かれていないんだろう?」

    狛枝「あ、罪木さん!」

    罪木「なんでしょうかぁ?狛枝さん。」

    狛枝「九頭竜クンが亡くなった時間を調べることってできるかな?ここに書かれていないんだ。」

    罪木「ある程度の時間なら分かると思いますぅ。」

    狛枝「ならお願いするよ。」

    罪木「わかりましたぁ。」

    狛枝「僕たちは他のことを調べよう。」

    苗木「ん?九頭竜クンの体の所々に土がついているな…」

    狛枝「苗木クン!それ以外にも、これを見てよ!ここの血なんだけど、境目ができている。誰かが動かしたような後があるんだ。」

    苗木「たしかに、でも部屋の中で動かしたりする必要があるのかな…土がついているのも謎だよ…」


    苗木はコトダマを手にいれた。
    《付着した土》
    《ずれている血》


    罪木「苗木さーん、狛枝さーん。検死が終わりましたよぉ。」

    狛枝「それで、時間はどうだった?」

    罪木「それがですねぇ。昨日の夜、6時から9時の間なんですぅ。」

    苗木「えっ!?その時間って…」

    狛枝「僕たち全員がパーティーをしている時間だよね。」

    苗木「てことは、全員にアリバイがあるってことだよね?」

    狛枝「そうなるね…」


    コトダマ
    《九頭竜の死亡推定時刻》


    そして時間は立ち…


    モノクマ「時間になりましたー。全員、中央広場付近にあるモノクマロックへ集合してください。」

    狛枝「とうとう始まるみたいだね。」

    苗木「まだほとんどわかっていないのに…」

    狛枝「あとは裁判で考えるしかないよ。向かおう。」
  31. 31 : : 2014/09/02(火) 12:48:37

    ーモノクマロック前ー

    澪田「うお!でかいモノクマ!」

    弐大「いつのまにこんなのを作ったんじゃろうか……」

    モノクマ「お、オマエラ揃ったね。それじゃあごあんなーい」


    そういってモノクマロックから長いエスカレーターが現れ、僕たちはそのエスカレーターへ乗った。


    ー裁判場ー

    モノクマ「ここがこれからみなさんが学級裁判を行う場所です!」

    西園寺「なんか不気味だね。」

    モノクマ「みなさんそれぞれの席についてください!」


    そうしてそれぞれが指定の席についた…


    そして本来なら九頭竜が立つであろう席には九頭竜の写真に大きくバツが書かれていた。


    苗木「九頭竜クン…」

    モノクマ「いやー死んだ九頭竜クンにも席は用意してたからね。死・ん・だ九頭竜クンにも!」

    辺古山「悪趣味な奴だな…。」

    日向「はじまるんだな……これから…」


    九頭竜を殺した犯人を突き止めるべく、命がけの学級裁判がいま!始まる!


    学・級・裁・判!!


    開・廷!!!
  32. 32 : : 2014/09/03(水) 12:35:15

    モノクマ「まずは簡単な説明から」

    モノクマ「オマエラにこれからやってもらうのはクロを見つけること。」

    モノクマ「そのために議論をしてもらい、事件の謎などを解明していきながらクロを暴くといったことです。」

    モノクマ「さあ九頭竜クンを殺したクロは一体誰なのでしょうかー」


    ー議論開始


    澪田「でも、なにから話していけばいいかわからないっす…」

    狛枝「ならまず九頭竜クンの死体の状況から話していこうか」

    日向「死因は頭部を床に何度も叩きつけられたことだった…よな?」

    狛枝「うん。床に大量の血が飛び散っていたし、間違いないよ。」

    終里「そんで結局、誰が殺したんだ?」

    苗木「それをいま突き止めようとしてるんだよ…」

    田中「天に葬されし九頭竜はいつこの世から姿を消したのだ?」

    西園寺「モノクマファイルに書かれてなかったもんねー」

    苗木「あ、それなら罪木さんに検死してもらってわかったんだ。」

    罪木「はいぃ…九頭竜さんが亡くなった時間は昨日の6時から9時の間でしたぁ」

    辺古山「その時間ってパーティーをしていた時間では?」

    弐大「なに!?それなら誰が殺したと言うんじゃ?」

    小泉「みんなにアリバイがあるってことだよね…」

    ソニア「では一体誰が…」
  33. 33 : : 2014/09/03(水) 17:50:10

    西園寺「でもさ、七海おねぇパーティーのとき外に出てたよね?七海おねぇならその時間に殺せるんじゃない?」

    七海「いや、たしかに外には出てたけどモノミと一緒にいたし旧館の入り口にずっといたよ。」

    モノミ「そーでちゅ!わたしが証言しまちゅ!」

    左右田「だったら誰なんだ…」

    終里「おいモノクマよぉ…ほんとにこの中に殺したやついんのかぁ?」

    モノクマ「もちろんこの中にいるよ!クマに二言はないからね!」

    ソニア「ですがこれだと誰が犯人なのか…」

    狛枝「それなら他の解明されてないやつから解決していこうよ。そうすればわかるかもしれないよ」

    苗木「あ!それなら気づいたところが…。」

    苗木「九頭竜クンの体の所々に土がついてたり、床の血がずれていたりしていたんだ。」

    十神「土だと…?」

    苗木「うん。でもなんでなのかはまだ…」

    左右田「でもよー部屋の中になんで土が?ましてや体の所々にだろ?」

    罪木「九頭竜さんが生きているときに付いたものだとしたら普通は自分で気づいた土を取り除くはずですぅ。」

    七海「あ、あのさー」

    日向「どうした?七海。」

    七海「土って聞いて思い出したんだけどこのビニールシートにも土がついているんだよね。」

    日向「七海!それどこで見つけたんだ?」

    七海「うーんとね、中央広場の草むら付近に落ちてたよ。」

    狛枝「ちょっとそれ見せてくれないかな?」

    七海「あ、うん。」


    そう言って七海は狛枝にビニールシートを渡した。


    狛枝「……!みんなみてよ…拭き取ったあとがあるけど少しだけここに血が付いている…」

    苗木「え?じゃあもしかして…」

    狛枝「うん。もしかしたら九頭竜クンはこれにくるまれていたのかも。」

    弐大「だがなぜそんなことを…」

    狛枝「理由はわからない…けど、ビニールシートを使う理由なんてそれくらいしかないと思うんだ。」

    苗木 (ビニールシートにくるまれた九頭竜クン…)

    苗木 (体とビニールシートには土が付いていて、床にはずれた血のあと…)

    狛枝「ん?苗木クン、どうしたのかな?」

    苗木「いや、なにかわかりそうなんだ…」

    苗木 (ん?まてよ…血はともかく、なんで土が九頭竜クンに付いているんだ?)

    苗木 (ただビニールシートにくるむだけなら付くのはおかしい…)

    苗木 (ビニールシートにくるんでいても土が付いてしまう恐れがある場所……?)

    苗木 (そしてビニールシートがあった場所は草むらの……)

    苗木 (草むら…?だったらその下にはあれがあるはず…!)
  34. 34 : : 2014/09/03(水) 23:00:38

    苗木「…ねぇみんな…もしかして九頭竜クンは、ビニールシートにくるまれて『土の中』に埋められてたんじゃないかな…?」

    澪田「え?土の中っすかぁぁ?」

    小泉「だけどなんで土の中に埋める必要があるの?」

    みんな「うーん…」

    罪木「あっ!そうです!」

    西園寺「うるさいクソビッチゲロブタ!いきなり声だすな!」

    罪木「ふぇぇ。ごめんなさいぃ。」

    小泉「ちょっと日寄子ちゃん!そんなこといわないの。それで、蜜柑ちゃんはなんかあったの?」

    罪木「はいぃ。前に聞いたことあるんですが、土の中に死体を埋めておくと死亡時間をずらせるって…」

    狛枝「それはどのくらいの時間をずらせるのかな…?」

    罪木「えーと…たしか1/8のスピードで時間が進むはずですぅ。」

    狛枝「1/8か…それなら犯行時間はパーティー時間の前に殺せるし、アリバイも作れる…」

    弐大「苗木の言っていた血がずれていたり土が付いていたのはそのことなのかもしれんのう。」

    日向「ってことはみんなに犯行が可能ってことになるのか…」

    西園寺「ならそのゲロブタが犯人なんじゃないのー?なんかやけに詳しいしー」

    罪木「ち、違いますぅ。それにゲロブタでもクソビッチでもないですぅ!」

    苗木「いや、罪木さんじゃないと思うよ。彼女が犯人なら自分から死亡時間をずらすといったようなことは言わないはずだよ。」
  35. 35 : : 2014/09/03(水) 23:15:21

    狛枝「それと、体格が小さくても九頭竜クンは超高校級の極道だよ?罪木さん…ましてや女性には九頭竜クンを床に何度も叩きつけることはかなり厳しいんじゃないのかな…?」

    日向「たしかに…」

    左右田「それなら男子がやったってことかよ!おれは違うからな!!」

    十神「いや、可能性を言っただけだろう。」

    苗木 (そっか…でもそれなら男子でそうゆう知識を知ってそうな人だよね…)

    苗木 (でもそんな知識調べれば出てきそうだよな…)

    苗木 (あれ?なんであの人…)

    苗木 (いつもは着けてるはずなのに今は着けてない…)

    苗木 (たしかパーティーをやる時の朝から着けてなかったんじゃ…)

    苗木 (…!もしかしたら君が犯人なの…か…?)

    苗木 (だとしたらなぜ…)

    苗木 (でも、あれを着けてない理由が僕の推理通りだったら君しか…有り得ないんだよ…)

    苗木「僕…犯人が…わかったかもしれない…」

    一同「えっ!?」

    日向「苗木!それは本当なのか!?」

    苗木「うん…狛枝クンが言っていた可能性も含めて考えたらある答えにたどり着いたんだ…」

    苗木「そう、九頭竜クンを殺した犯人は…」
  36. 36 : : 2014/09/05(金) 16:22:40

    苗木「十神クン、君なんじゃないかな…?」

    みんな「!?」

    ソニア「まさか…十神さんが…」

    澪田「でもなんでなんすっか?」

    十神「そうだ。疑うことは構わないが、証拠でもないかぎり俺を犯人にすることは無理だ。」

    苗木「そっか…証拠はないといけないもんね…」

    西園寺「もしかしてなにもなしに疑いだしたのー?それじゃあ最悪だよー」

    苗木「いや、証拠はないわけではないよ。ただ1つだけ気になったとこがあるんだ…」

    苗木「十神クン、いつも左腕に着けている腕時計はなんでいま着けていないのかな?」

    十神「…!」

    苗木「いつもなら着けているはずの腕時計が着けていない。それに今日だけじゃないよね?パーティーをやる日の朝から着けていなかったはずだよ。」

    ソニア「ですが十神さんは私たちのリーダーですよ?そんな守ると言っていた十神さんが殺し合いをするはずありません!」

    苗木「僕だって信じたくはないよ…その腕時計を見せてくれればわかるんだ。」

    苗木「先に言っておくけど捨てたなんて言えないはずだよ。《修学旅行のルール》に書いてあったよね。ポイ捨ては禁止ってね。」

    十神「だがポイ捨てが禁止なら七海が見つけたビニールシートはどうなんだ!?あの時点でルールが破られたことになり、島に警報がなるんだぞ!」

    左右田「た、たしかにそれだとおかしいよな…」

    苗木「あのビニールシートは捨てたんじゃなくて元の場所に戻したとしたらどうなのかな?1度使ったとはいえ、借りたものを返したという意味ならば捨てたことにはならないんじゃないのかな…?」

    十神「………。」

    苗木「十神クン!答えてよ!」
  37. 37 : : 2014/09/05(金) 16:36:28

    十神「……。そうだ。九頭竜は俺が俺が殺したんだ…」

    小泉「なんで十神が!守るってのはなんだったの!?」

    十神「すまないみんな…全て話す…」

    十神「パーティーの前日の夜に俺は九頭竜のコテージに訪れたんだ。もう一度話し合うと言った意味でな…そしたら…」

    ━━━回想━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    十神「九頭竜…いるか…?」

    九頭竜「チッ…またお前かよ…」

    十神「明日のパーティーのことだが… 九頭竜「だから行かねぇっていってんだろが!」

    十神「……。」

    九頭竜「なんならパーティーで人殺しやってやろうか?それなら行ってやっても… 十神「ふざけるな!いい加減に…!」

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    十神「そして気づいたら俺は九頭竜を殺していた…」

    十神「そんな時にモノクマがやってきてたんだ。」
  38. 38 : : 2014/09/05(金) 16:58:45

    十神「モノクマが来たときにおれは九頭竜を自分で殺したんだと自覚した…」

    十神「そして焦ったおれはこのトリックを仕掛けたんだ。」

    十神「すまない…苗木の言っていたとおりだ。腕時計も血がついたから外した…」


    そういって十神はポケットから血のついた腕時計を見せた。


    罪木「そんな…十神さんがなんて嘘ですよぉ…」

    十神「みんなほんとにすまなかった…。」

    十神「モノクマ、始めてくれ。投票ってやつをな。」

    モノクマ「はいはーい。それじゃあ投票をはじめまーす!」

    デレレレレレーデン!

    十神 十神 十神

    モノクマ「大正解でーす!今回、九頭竜クンを殺したクロは十神クンでしたー!」ウププププ

    苗木「十神クン…」

    モノクマ「それでは、秩序を乱した十神クンにとっておきのお仕置きをしちゃいまーす。」

    十神「…さらばだ。」


    そうして十神はモノクマに連れていかれた…


    《強制臓器提供》


    処刑場のボードに多額の金額が表示されその後、十神は手術台に寝かせられた。


    十神 (フン…おれが過去に犯した罪をこうして償えというのだな…。)


    麻酔なんて打たずに始まった手術らしきものは十神の体を次々に切り刻み、臓器のみを取り除いた。


    臓器を箱に詰めるたびにボードにあった多額の金額が少しずつ減っていく。
  39. 39 : : 2014/09/05(金) 17:12:07

    そして数字がゼロになった時、十神の姿はどこにもなくなっていた…


    モノクマ「ウププププ…エクストリーム!」

    日向「……。十神…」

    左右田「あんなのありかよ…」

    澪田「グロいなんて物じゃないっすよ…」

    花村「でも九頭竜を殺したんだ…。あんなのやられて自業自得だよ。」

    日向「…!花村!そんなこと言わなくてもいいじゃないか!」

    花村「でも………。」

    弐大「やめるんじゃ…こんなことしてもなにも変わらん。」

    花村「もういいよ…さっさと帰ろうよ…」


    そうして最悪の雰囲気の中、それぞれコテージへと帰っていき学級裁判は終わりを告げた…


    ーchapter1 end……
  40. 40 : : 2014/09/05(金) 17:19:12
    文章力がゴミクズな中、chapter1を終えることができました。
    スレ数の都合上、このままchapter2もこのスレに書きたいと思います。
  41. 41 : : 2014/09/08(月) 08:50:03
    >>40まさかのかませが犯人だったなんて...
    期待ですぞ!
  42. 42 : : 2014/09/08(月) 12:32:38
    >>40
    期待ありがとうございます!
    chapter2もぼちぼち進めていきます
  43. 43 : : 2014/09/09(火) 20:57:47
    こちらの都合上、今週は更新ができるかわからない状況です。ただでさえ遅いのにみてるかたには申し訳ないです
  44. 44 : : 2014/09/17(水) 22:12:01
    まさかツンデレメガネが犯人とは…
    期待です!
  45. 45 : : 2014/09/20(土) 14:32:10
    >>44
    ありがとうございます!
  46. 46 : : 2014/09/30(火) 08:05:15

    裁判が終わった後もその重い雰囲気はなくなることもなく、それぞれは吸い込まれるかのように各自のコテージへと入っていった。


    翌朝
    ー苗木コテージー

    苗木「朝…か…」


    つい昨日まで悪夢のようなことがあっても朝は来る

    苗木は罪悪感と怒りを感じていた


    苗木「殺し合いだって止められたかもしれない…」

    苗木「くそっ!なんでこんなことを…」

    苗木「…。レストランに向かおう…」

    ーレストランー


    レストランに入ると苗木がいつも見ていた光景とは逆に…


    花村「………。」

    終里「ハァハァ………!!」


    終里が花村を殴っている光景だった


    苗木「ちょ、ちょっと終里さん!なにをしてるの!?」

    終里「………こいつが悪いんだ。」

    終里「こいつが…十神や九頭竜の悪口を言ったから…頭にきて…」

    花村「九頭竜くんはともかく、十神くんは言われて当たり前さ。殺し合いをした人に何を言おうと関係ないと思わない?」

    ソニア「ですがそんなに言わなくても…」

    花村「ソニアさんにまで否定されるなんてね。でも僕は許させないよ…。こんな状況でどうすればいいのかも考えられない…」

    苗木「花村クン…」

    終里「なんか…悪かったな…つい…」

    左右田「まあこの前までこんなことあったんだし、切り換えるって言うか…気分変えようぜ!」

    苗木「そうだね。」
  47. 47 : : 2014/09/30(火) 15:48:23
    あ、そうか、殺されたの九頭龍だった
  48. 48 : : 2014/10/18(土) 18:27:23
    長らく放置してしまい申し訳ないです。
    学校の行事や自分の進路でバタバタしているのでこうなってしまいました。

    少しずつではありますがこれから更新していこうとおもいます
  49. 49 : : 2014/10/20(月) 18:44:05

    「「「…………………………。」」」


    喧嘩が収まったが、雰囲気は最悪だった。

    誰一人口を開こうともしない。

    本来ならばここでリーダー的な人物が場をまとめようとするのだろうがその人物ももういない…


    花村「もう…いい……」

    日向「花村!」

    狛枝「日向クン!」ガシッ

    日向「…狛枝、離してくれ…。花村を追いかける。


    狛枝「今花村クンのとこへ行っても花村クンは聞く耳を持たないよ。だからここはそっとしておこう。花村クンも本当はパニックになってるだけだよ。」

    日向「狛枝…。」

    日向「そうだな、ここは一旦一人にしておくか。」


    花村がいなくなり、調子を取り戻したのか終里がいつもの様子になった。


    終里「んでよぉ、今日はどうするんだ?」
  50. 50 : : 2014/10/20(月) 19:04:33
    苗木「たしかに…島のs モノミ「はいはーーい!みなさんおはようでちゅー!」

    西園寺「またあんたかー」

    小泉「なんかいつもでてくるタイミング良くない?」

    モノミ「まあそれは置いといて…みなさんにお知らせがありまちゅ!」

    ソニア「お知らせ…ですか?」

    モノミ「そうでちゅ!みなさん、次の島が開放されまちたよ!」

    苗木「次の島って…あのモノケモノ達が塞いでたところ?」

    左右田「でもあんな化け物をどうやって?」

    モノミ「とにかく、みなさん次の島の捜索でもしたらどうでちゅか?」

    澪田「たしかにこれから予定もないんだし捜索するっすね!」

    狛枝「花村クンには僕があとで伝えるから捜索しようか!」
  51. 51 : : 2014/10/20(月) 19:58:47
    期待
  52. 52 : : 2014/10/22(水) 07:56:49
    その後、花村を除くみんなは開放されたと言っていた島の入口まで辿り着いた。


    辺古山「モノミの言ってた通りだ。モノケモノがたしかにいなくなっているな。」

    弐大「消えた理由はわからんが、ここは先に行くしかないのう。」

    七海「スヤァ………。」

    日向「七海ぃー行くぞー。」

    七海「…あ、はーい」


    ー2の島ー


    狛枝「よし、それじゃあ各自捜索して今夜レストランに集まろうか。」

    終里「んじゃ、先に行くぜー。」

    弐大「ワシも向かわせてもらう。」


    各自グループを作り。島の捜索にあたった。


    僕は狛枝クン、日向クン、七海さんとまだ島の入口にいた。


    苗木「僕たちも行こう。」

    狛枝「あ、僕は花村クンに2の島で捜索をしていること伝えて来るから先に行ってていいよ。」

    七海「私もちょっと行かないといけないとこがあるから、先に行ってて。」

    苗木「そっか。ならまた後でだね。日向クン、行こう。」

    日向「ああ。」
  53. 53 : : 2014/10/22(水) 08:08:13
    ー花村コテージ前ー

    狛枝「花村クン!僕だよ、ちょっと開けてくれるかな?」

    花村「苗木…クン?」

    ガチャ。

    花村「……狛枝クンか。」

    狛枝「アハハ、ごめんね。お話があって来たんだ。」

    花村「話…?」

    狛枝「うん。キミの悩みを解決してあげようと思ってね。」

    狛枝「もしかして誰かを殺そうとしてないかな?」

    花村「……!!」

    狛枝「僕が手伝 花村「そんなことしない!」

    花村「……」

    狛枝「そんなに怖い顔しないでほしいな。ただそういったことを考えているなら…と思ってね。」

    花村「そうだとしたら…?」

    狛枝「ん?その時によるかな?」

    狛枝「まあいつでも協力はするよ。今みんなは開放された2の島にいるから、後で来るといいよ。」

    狛枝「…じゃあね。」

    花村「…うん。」
  54. 54 : : 2014/10/22(水) 16:34:45
    部屋に戻り、また一人になった花村は迷っていた。

    狛枝の言葉を信じ、自分がコロシアイを…?

    自分がここから出るため、モノクマの思いに乗りにコロシアイをするか…

    誰を殺そう…?


    花村「……!!僕は…何を…」

    花村「そんなの…そんなのダメだ!またみんながあんな悲しい顔をするのに…」

    花村「でもこのままは嫌だ…お母ちゃん…グスッ…」


    ー2の島ー

    苗木「ビーチだ…」


    苗木と日向は近くの小屋にいた。


    日向「ここはシャワー室か?」

    苗木「そうみたいだね。でも肝心のお湯は出ないみたい。」

    日向「まあ使うことはないだろうな。ここにはミネラルウォーターがあの冷蔵庫にあるのと小さい倉庫があるくらいだな。」

    苗木「もう他に気になるとこは無さそうだし、次の場所でも向かおうよ。」

    日向「ここに来る途中のダイナーもあまり目星はなかったし…そうだな。次に行くか。」
  55. 55 : : 2014/11/13(木) 13:23:23
    苗木と日向は次の場所へと向かっていた。


    日向「なあ…苗木。」

    苗木「ん?どうしたの?」

    日向「もしさ、あの時もっと九頭竜の事をみてあげていればあんなことにはならなかったのかな…」

    苗木「日向クン…」

    日向「九頭竜は…見た目や環境のこともあって少し敬遠してた。でもあいつはきっと馴染みたかったんだと思う。」

    日向「俺が…俺がもっと…」

    苗木「日向クン…僕も同じだよ。僕は九頭竜クンを知らなかった。だからこそ、守れなかった。日向クンだけ自分を攻めこむことはないよ。」

    日向「苗木…」

    苗木「十神クンも悪くないんだ…全部あのモノクマが…!!」グッ

    苗木「二人の為にももうこれ以上こんなことはさせない!」

    日向「だったら、今は花村の側にいた方がいいかもな。」

    苗木「そうだよね。うん!この探索の後で少しコテージに言ってみよう。」
  56. 56 : : 2014/11/13(木) 13:29:17
    狛枝「ん?あれは日向クンたちだ。」

    狛枝「おーい。」

    苗木・日向「狛枝(クン)!」

    日向「花村はどうだった?」

    狛枝「うん。まだ少しね…」

    苗木「そっか…僕たちも後で向かおうと思ってたんだけど…。」

    狛枝「うーん。君たちなら何か変わるかもよ?行ってみてもいいと思うな。」

    日向「そうか…なら後で行くかな。」


    そういっているうちにある場所に着いた3人

    この島になぜこんな建物があるのか…そう思えるものだった。
  57. 57 : : 2014/11/13(木) 13:30:59
    文章上手くなって来ましたね!引き続き支援です
  58. 58 : : 2014/11/13(木) 16:23:17
    >57

    ありがとうございます(*´∀`)♪
  59. 59 : : 2014/11/13(木) 16:38:43
    ー???ー

    苗木「ここは…?」

    狛枝「なんだろう?遺跡かな?」


    目の前にあるのは遺跡のような謎の建物

    その建物にはツタや苔が生い茂り、その場所だけ時が止まっているかのような感覚だった


    日向「ん?あそこにいるのは…?」


    その建物の前に一人、見覚えのある人物が立っていた

    日向たちは誰かすぐに理解した。なぜなら…


    七海「あ!日向くんと苗木くん、それに狛枝くん!」


    七海だったからだ


    日向「お前、こんなとこでなにしてんだ?」

    七海「ううん…ちょっと探索だよ。いずれはここにも来るだろうからここにいたの。」

    狛枝「そっかー。ところで用事はもう平気なの?」

    七海「うん。もう大丈夫だよ。」
  60. 60 : : 2014/11/13(木) 16:49:42
    苗木「でもこの遺跡…なんなんだろうね。」

    日向「ここに扉があるようだけど、なんかパスワード的なのを入力しないと入れなそうだな。隣に数字を打つとこがあるし。」

    狛枝「だったら僕の勘で1回入力してみようかな?苗木クンもいるし幸運が二人…面白そうじゃない?」

    七海「ちょ…ちょっと危ないよ!」

    日向「七海…?」

    七海「…いや、だって狛枝くんたちの横にマシンガンみたいなのがあるでしょ?もし、間違えでもしたらこれで打たれちゃうんじゃないかって。」

    狛枝「うーん。たしかに危ないかー。僕と苗木クンの幸運がどれほどの物か確かめるいい機会だと思ったんだけど…やめといたほうがいいかもね。」アハハ

    苗木「ハハ…さすがに僕もやりたくないな…」

    七海 (狛枝くん…何か探ってる?それとも…)

    日向「とりあえず、ここに入れないんじゃいる意味ないんだし他の探索しないか?」

    七海「そうだね。私も他を見たいし、行こっか。」

    七海 (念のためこのことモノミにあとで伝えた方がいいよね…)
  61. 61 : : 2014/11/14(金) 14:30:59
    その後、苗木たちは探索を続けた。

    他にも場所は沢山あったが、あの遺跡のように謎の深まるような所はなかった。

    そして狛枝と七海と別れた後、苗木と日向は花村のコテージにいた。


    ー花村コテージー

    花村「二人とも…迷惑をかけてごめんね。」

    日向「いやいや、あんなことがあったんだ。感情がおかしくなっても仕方ない。」

    苗木「花村クン、僕たちもいるから…何かあれば話は聞くからね。」

    花村「ありがとう…。今はもう平気だから。」

    苗木「よかった。」

    日向「よし、ならまた明日だな。」

    花村「うん。またね。」

    花村「……………………。」


    再び一人になった花村は、狛枝の言葉に惑わされていた。


    ___君の悩みを解決してあげようと思ってね……


    ___まあいつでも協力はするよ……


    花村「お母ちゃん……みんな………どうすればいいんだよ…本当に…」


    ーーーーーーーーーーーー

    ー???ー

    モノミ「そんなことがあったんでちゅね。」

    七海「うん。狛枝くんは少し何かを探ってるように思えたから。モノミも行動や言葉には気を付けてね。」

    モノミ「わかりまちた!」

    七海「待っててね……みんな…」

    ーーーーーーーーーーーーー
  62. 62 : : 2014/11/14(金) 14:39:42
    次の日

    苗木はいつもの時間よりも早くコテージを出て、レストランへ向かっていた。

    花村の気持ちの負担を少しでも減らそうと、自分が側にいてあげようと。


    ーレストランー

    苗木「さすがにまだ誰もいないよね。」

    花村「あ!苗木くん!早いね。おはよう。」

    苗木「は、花村クン?おは…よう…」

    花村「昨日のお詫びも兼ねて今日はもっと豪華な料理を振る舞おうと思ってね。早めに支度をしてるんだ。」

    苗木「そっか。僕も手伝うよ。」


    花村と苗木で料理を準備してる間、みんなが続々と集まった。

    途中何人かは花村の事を言ったり、昨日と違った花村を見て驚いていたが、苗木が話したからか、豪華な料理を見てどうでも良くなったのか段々といつもの雰囲気に戻った。

    終里も花村と和解し、いい形で朝食会を終えた。
  63. 63 : : 2014/12/31(水) 00:16:06
    長らく放置してましたが、自分の進路も落ち着いてきたのでまた少しずつ進めます。
  64. 64 : : 2014/12/31(水) 00:35:34
    ー花村コテージー

    花村「苗木くん、日向くん。ありがとね。僕はもう大丈夫だよ。」

    苗木「そっか。それなら良かった」

    日向「また何かあればいつでも聞くからな」

    花村「二人ともほんとありがとう。」

    苗木「じゃあまたね」

    花村「うん。また。」


    ………僕はもう大丈夫。

    ………母ちゃん。僕は誰かを犠牲になんてしたくないよ。

    ……ごめんね。


    そして翌日………


    モノクマに呼ばれ、中央広場に集まった。


    日向「いきなり呼び出してなんだよ」

    西園寺「もー。朝からアンタなんて見たくないー。」

    モノクマ「はいはい。静かにー。あれだよ。動機欲しいと思ってね。」

    ソニア「動機…ですか?」

    モノクマ「そう!コロシアイするのに必要じゃん!前回は九頭竜クンが大活躍してくれたから必要なかったけど、今回はそうは行かなそうだしね!」

    辺古山「それで…なにをするんだ。」

    モノクマ「動機はコレ!写真でーす!」

    左右田「はぁ?」

    苗木「それが…どう動機につながるの?」

    モノクマ「それは個人のお楽しみでーす。じゃあねー」

  65. 65 : : 2014/12/31(水) 00:50:46
    モノクマが消え、あたりにそれぞれの名前が書かれた封筒が置かれていた。


    日向「とりあえず見てみるか」


    中を開け、写真を見た日向だが驚いた。

    誰だ…?

    知らない…


    日向が見たのは同い年くらいの制服を着た3人が写った写真。

    その中に日向もいる。

    日向 (どこかの学校なんだろうけど、こんなの撮った覚えもない…)

    日向 (てかまずこの二人誰なんだよ…)

    苗木「日向クン…?」

    日向「苗木…お前の写真は?」

    苗木「同じようなものだったよ。知らない人達との写真だよ。」

    澪田「創ちゃんと誠ちゃんだけ違うみたいっすね。」

    苗木「えっ…?どうゆうこと?」

    小泉「私のは日寄子ちゃんと蜜柑ちゃんとの写真だったんだけど、撮った覚えはないよ。」

    弐大「ワシは終里との写真じゃ。」

    苗木「どうゆうことだ…」

    苗木「みんな覚えがない写真?」

    日向「俺らは知らないやつらだろ?」

    七海「………。」

    ソニア「これはあれですよ!私たちを惑わせるためです!」

    西園寺「ソニアおねぇのとおりだよー。ほっといていいじゃん。」

    田中「たしかにな…」

    狛枝「よし、そうゆうことにしておいてレストランに向かおうよ。お腹空いちゃった」アハハ

    弐大「応。行くとするか。」


    そして各自、レストランへと向かった
  66. 66 : : 2015/01/02(金) 17:26:46
    苗木 (なんだろう…あの感覚は…)

    苗木 (写真を見たとき感じた…あの感覚……)

    苗木 (まるで僕はあの写真の人達を知っていたような感じだった…)

    苗木 (なんなんだよ……)

    日向「苗木……?」

    苗木「あっ…ごめんごめん。行こっか」

    日向 (苗木……お前も感じたんだろうな…懐かしさのような感覚を…)


    レストランへ向かう途中も二人は口を開かず、ただ何かを考えているようだった。


    …くっ………少し頭が痛いな……

    苗木「日向クン、先にレストランへ行っててくれる?」

    日向「ん?どうした?」

    苗木「頭が痛いからちょっとコテージで休んでくるね。」

    日向「お、おう。あんま無理すんなよ。大丈夫か?」

    苗木「うん。少し休めばなんとかなるよ。」

    日向「わかった。みんなには後で来るって伝えとくよ。」

    苗木「ありがとう」

    日向 (苗木……ほんとに大丈夫かよ…)
  67. 67 : : 2016/01/17(日) 02:16:24
    更新が1年以上空いていますけど、続きをお願いしますm(__)m
  68. 68 : : 2016/11/17(木) 16:23:16
    期待
  69. 69 : : 2017/02/13(月) 20:17:15
    苗木大丈夫かな?
    そんな事より花村が大変な事になってるよあわゎゎゎいったいどうなるの
    続きが楽しみ

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著者情報
nihongohanase

日本語で桶太郎

@nihongohanase

この作品はシリーズ作品です

苗木・狛枝「二人の幸運…?」 シリーズ

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