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リクオ「進撃の巨人?」第五話 ~クリスタの秘密~

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  1. 1 : : 2014/07/30(水) 08:31:47
    ぬら孫×進撃のシリーズ第五話です!

    見ていない方は先にこれを見る事をお勧めします

    http://www.ssnote.net/series/462

    受験生なので勉強優先でやるため更新が遅くなってしまいます。それでも良い方は気長に待って下さい♪
  2. 2 : : 2014/07/30(水) 11:15:25
    ―この妾の子め!!―

        ―何でこんな子が産まれたのから?―

          ―貴女さえ産まれなければ…!―

              ―お前は産まれてくる必要なんてなかったのに―

      ―お前は今度からクリスタ・レンズとして生きていきなさい…分かったね?―










  3. 3 : : 2014/07/30(水) 11:30:39
    クリスタ「ッハ!!」ガバッ

    クリスタ「ハァ…ハァ…ハァ…」

    クリスタ「夢か…」

    クリスタ「最近は見てなかったのに…」

    初めまして!私はクリスタ・レンズです!偽名です!そして本当の名前はヒストリア・レイス…貴族のレイス家の妾の子として産まれたの…何で偽名を名乗って生きてるのかって?それはまたの機会で…

    クリスタ「ふぁ~ユミルおはよ~」ゴシゴシ

    ユミル「おはよう!私の天使クリスタ!」ダキッ

    クリスタ「私は天使じゃないよ~」ジタバタ

    ユミル「(めっちゃ可愛い…!!)」

    彼女はユミル、私の親友。私の事を天使や女神って言ってるの。そして少し口が悪いけど根はとても優しいって事を私は知ってるの

  4. 4 : : 2014/07/30(水) 13:12:16
    サシャ「ユミル、天使様~おはようございます~」タッタッタッ

    クリスタ「おはよう~……ってサシャも天使って言うの!?」

    サシャ「当たり前です~クリスタは天使様なんですから~」

    彼女はサシャ、彼女も私の親友。入団当初に倒れてるサシャにパンをあげた事がきっかけで仲良くなったの!ちょっと食いしん坊だけどね…ハハハ…

    クリスタ「だから私は天使じゃないよ~」ジタバタ

    クリスタ「も~!ユミルもサシャも天使って呼んじゃダメだからね!」

    ユミサシャ「はーい」

    クリスタ「もう」プクー

    ユミサシャ「(だからそれが天使なんだって(なんですって)……)」

    クリスタ「(そう言えば…もう調査兵団の方々と訓練して2ヶ月が経ったな~)」

    そう、もうあの出来事から2ヶ月が経ち、季節も夏から秋へと変わっていた

  5. 5 : : 2014/07/30(水) 13:20:27
    サシャ「クリスタ、ユミル~早く食堂に行かないと食べられなくなってしまいますよ~」

    ユミル「お前はそんな事を言いながら早く着いて皆のを食べるつもりだろ…」

    サシャ「えっ、何で分かったんですか!?」

    ユミル「芋女だからな…」

    サシャ「もう、その事は忘れてくださいよ~」

    サシャ「先に行っておきますね!」ダッ!!

    そう言ってサシャは食堂に向かった

    ユミル「ったく…アイツは通常運転だな…」

    クリスタ「でも、それって私達の分も危ないよね…?」

    ユミクリ「……………」

    ユミクリ「ヤバイ!(大変!)サシャに食べられる(ちゃう)!!」ダッ!!

  6. 6 : : 2014/07/30(水) 13:32:11
    ~食堂~

    ユミクリ「危なかった~」ホッ

    サシャ「ハグハグハグハグハグ…」ガツガツガツ…

    コニジャン「サシャ、俺のパンを勝手に食うなよ!?」

    サシャ「温いこと言いますね…獲物を奪うのに作法が要りますか?」

    コニジャン「くっ…」

    クリスタ「何時もサシャは元気だね~」モグモグ

    ユミル「私は元気が有りすぎると思うがな…」モグモグ

    クリスタ「それがサシャの良いところだよ!」モグモグ

    ユミル「そうかぁ~?」チラッ

    テメェ!!コラ!!サシャー!!!ワァァァァァァ!!ギャーギャー!!

    ユミクリ「…………」

    ユミクリ「まぁ、元気があっても程々だな(ね)……」


  7. 7 : : 2014/07/30(水) 13:42:37
    ~朝食後~

    クリスタ「今日の訓練って何だっけ?」

    ユミル「確か午前は対人格闘で午後は四人班で立体起動だったぞ」

    クリスタ「そっか~」

    ユミル「クリスタ、早くいこうぜ~遅れるの嫌だし…」

    サシャ「待ってくださいよ~」タッタッタッ

    ユミル「そもそもお前が人の食べ物まで食ったりしてるのがいけないんだろ!!」

    サシャ「だって美味しくて手が止まらないんですよ!仕方ないじゃないですか~!」

    ユミル「頼むから待つ身にもなってくれ…」ハァ…

    クリスタ「まぁまぁ、食い過ぎる程元気があるってことだよ」

    ユミル「そうかぁ~?」

    サシャ「流石クリスタ!良いこと言ってくれますね~」


  8. 8 : : 2014/07/30(水) 14:11:55
    クリスタ「ほら、遅れるから早く行こう?」

    ユミサシャ「はーい」

    ~グラウンド~

    キース「それでは対人格闘を始める!それでは各自始め!」

    一同「ハッ!!」

    ユミル「クリスタ~一緒にやろうぜ~」

    クリスタ「良いよ~!」

    ユミル「私がならず者役な」

    クリスタ「分かったよ!」

    クリスタ「いくぞー!!」

    クリスタ「ていっ!やぁっ!」シュシュシュ!!

    ユミル「ほっと…」パシパシヒョイ

    ユミルはクリスタの攻撃を軽々と避ける

  9. 9 : : 2014/07/30(水) 14:25:37
    クリスタ「えい!!」ブンッ!!

    ユミル「……」パシッ…シュ!!

    クリスタ「いたっ!」コテン…

    ユミル「クリスタは頑張るな~」アキレ

    クリスタ「だって訓練なんだよ!しっかりやらないと!」

    ユミル「普通はもっと流すものなんだけどな~」ポリポリ

    ユミル「でも、私のクリスタの為だ!一肌脱いでやるか!」

    クリスタ「ありがとう!」ニコッ

    ユミル「どうってことねぇよ!(天使スマイル戴きました)」

    ザワザワザワザワ…

    クリスタ「何か彼処が騒がしいね?」

    ユミル「ほら、エレンとアニとリクオがまた一緒にやってるんだよ」

  10. 10 : : 2014/08/07(木) 13:30:30
    クリスタ「そうなんだ~」

    ユミル「アイツらも真面目だよな~」

    エレンはアニとリクオの格闘術を見て以来、一緒に訓練するようになっていた

    イクゾ!!アマイ!!ナッ…ウワァァァ!?エレン,ダイジョウブ?オイ,コッチデハライナーガトンダゾ!?

    クリスタ「でも凄いよね~」

    ユミル「あぁ、だけどアニは大変だな…あの訓練馬鹿に捕まって…」

    クリスタ「ユミル、それは言い過ぎだよ!」

    ユミル「ハイハイ、女神様スミマセンでした」ポンポン

    クリスタ「女神じゃないってば~!!」ジタバタ

    ユミル「ゴメン、ゴメンって(可愛い……)」

    クリスタ「むぅ~」プクー

    クリスタ「(……………)」
  11. 11 : : 2014/08/07(木) 13:38:26
    クリスタ「(エレン達は本当に凄いや…エレンは死に急ぎ野郎とか言われてるけど努力家だし、リクオは私と身長が変わらないのにミカサと同じ位強い…)」

    クリスタ「(私も二人みたいに頑張って皆の役に立たなきゃ……)」

    そう…私は皆の役に立たないといけない…役に立って、そして皆に認めてもらえるような死に方を………

    キース「今日はそこまで!午後からは立体機動の訓練だ遅れるな!分かったか!!」

    一同「ハッ!!」

    クリスタ「ふぅ~疲れた~」

    ユミル「おいおい、大丈夫なのかよ。そんなに疲れてたら午後の訓練に支障が出るぞ?」

    クリスタ「大丈夫だよ!これくらい」

    ユミル「なら良いんだけどよ…」

    クリスタ「それより急ごう!訓練に遅れちゃう!」タッタッタッ

    ユミル「そうだな…」タッタッタッ

  12. 12 : : 2014/08/07(木) 14:05:34
    ~訓練兵団所、森~

    キース「よし、遅れずに来たな!早速訓練を始める!」

    キース「今回は四人一班で行動してもらう!良いな!」

    一同「ハッ!!」

    キース「それでは班のメンバーを呼ぶ!」

    ~その結果~

    エレリク「クリスタ、ユミル宜しくな(ね)!」

    クリスタ「此方こそ宜しくね!」

    ユミル「じゃあ、挨拶はもう終わったし早く行かないか?」

    エレン「言われなくても…」バシュ…

    リクオ「えっ!?もう!?」バシュ…

    クリスタ「皆、待ってよ~」バシュ…

  13. 13 : : 2014/08/16(土) 13:17:08
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    エレン「今回は結構模型を倒せたな…」バシュ

    リクオ「皆、少し飛ばしてるけど大丈夫?」バシュ

    エレン「俺は大丈夫だ」バシュ

    ユミル「私も大丈夫だ…」バシュ

    リクオ「クリスタは?」バシュ

    クリスタ「私も大丈夫だよ…」バシュ

    リクオ「なら良いんだけど…」バシュ

    クリスタ「……………くっ……」バシュ

    ユミル「………」バシュ

    ユミル「(クリスタの奴……嘘ついてるな…普段はこんなスピードを出したことない筈なのに……)」バシュ

    ユミル「(あれじゃ何時か怪我するぞ…!!)」

  14. 14 : : 2014/08/16(土) 16:13:36
    クリスタ「………」バシュ

    クリスタ「(頑張らなきゃ…皆の足を引っ張っちゃ駄目だ…!)」バシュバシュ

    クリスタ「(皆の役に立たないと……!!)」バシュ…ガキン!!

    クリスタ「!(アンカーが上手く刺さってない!?)」ヒューー…

    ユミル「!?、クリスタ!!」

    エレン「!」

    リクオ「!!」

    クリスタ「(あ~あ…、私は誰にも頼られずに死ぬのか……)」ヒューー

    クリスタ「(でも、それでも良いかな……)」ヒューー

  15. 15 : : 2014/08/16(土) 16:36:54
    ユミル「くっ…!」バシュ!!

    ユミル「(私の位置からじゃクリスタを助けれない…!!)」

    クリスタ「(ユミル…私なんかの為に必死になってる……やめてよ…そんなに必死になられたら……私…死ぬ決心が揺らいじゃうよ……)」ヒューー

    クリスタが地面とぶつかるその時!

    シュバ!!

    クリスタ「………」

    クリスタ「(えっ?あれ?地面に当たってない……?)」

    エレン「クリスタ、大丈夫か!?)」

    クリスタ「エ…エレン!?」

    間一髪のところでエレンはクリスタを救い出していた


  16. 16 : : 2014/08/16(土) 16:50:18
    ユミル「大丈夫か!?クリスタ!?」バシュ…スタッ

    クリスタ「うん…大丈夫だよ。ユミル」

    リクオ「やっぱり速すぎたかな…ゴメン!怪我とかない?」バシュ…スタッ

    クリスタ「怪我はないよ…それに私が上手くアンカーを刺す事が出来なかったのがいけないんだよ…」

    クリスタ「それに皆に迷惑をかけちゃったし……」

    クリスタ「それに私の為に皆がロスしたし……」

    エレン「別に迷惑じゃねぇよ。助け合うのは当たり前だろ?」

    リクオ「そうだよ!僕達は迷惑なんかしてないよ!」

    クリスタ「でも……」

  17. 17 : : 2014/08/16(土) 16:58:18
    ユミル「まぁ今此処で話してるより早く戻った方が良いんじゃないか?」

    ユミル「教官達も心配してるだろうしさ……」

    エレン「だな…」

    エレン「クリスタの立体機動装置はガスも少ないみたいだから俺が運んでいく、だからエレン達は先に行っててくれ」ヒョイ

    そう言うとエレンはクリスタを抱き抱えた

    クリスタ「ふぇぇ!?//////」

    リクオ「あ…」

    ユミル「おいぃぃ!!!?」

    エレン「?、クリスタどうしたんだ?リクオ達も…」

    ユミル「何でお前が抱き抱えてるんだよ!」

    エレン「いや、だってリクオはクリスタとあまり変わらない身長だろ?そしてユミルは女だからこの中ではクリスタを運んでいくのに一番良いと思ったんだが……クリスタは嫌か?嫌なら離すけど…」

    クリスタ「べ…別に私は…良いよ?////」

  18. 18 : : 2014/08/16(土) 22:53:24
    期待でーす!
  19. 19 : : 2014/08/17(日) 09:17:13
    ぬら孫も進撃の巨人も好きやわ。
    シリーズ一気読みしたけどおもろい!
    これからも期待してます!
  20. 20 : : 2014/08/17(日) 18:14:40
    >>18>>19
    ありがとうございます~
  21. 21 : : 2014/08/18(月) 23:21:32
    これは、エレクリか⁉︎
  22. 22 : : 2014/08/19(火) 13:07:25
    >>21
    まだ決めてないです(笑)
  23. 23 : : 2014/08/19(火) 13:13:27
    エレン「?、そうか?」

    ユミル「なぁ、リクオ…」ヒソヒソ

    リクオ「何?」ヒソヒソ

    ユミル「エレンの奴、鈍感すぎるから一発ぶん殴って良いか?」ヒソヒソ

    リクオ「駄目だよ!?」ヒソヒソ

    ユミル「ちっ……分かったよ…」

    ユミル「…………(まぁ…鈍感はエレンだけじゃないが……)」ハァ…

    ユミルは小さく溜め息をついた

    リクオ「どうしたの?」

    ユミル「何でもない…(お前の事だよ!?お前はエレン程じゃないが鈍感なのに気付けよ!?)」

    リクオ「?」

    エレン「おーい、そろそろ行くぞ~」

    リクユミ「うん(了解)」

  24. 24 : : 2014/08/19(火) 13:20:36
    ~そんなこんなで~

    エレン「教官、遅れてすみません!」

    キース「!!」

    一同「!?」

    リクユミ「…………」ハァ…

    クリスタ「//////」プシュー

    皆が驚くのも無理はない…何故ならエレンはクリスタを抱き抱えたままで現れたからである

    キース「分からんな…貴様は何故レンズを抱き抱えて此処に来ている……」

    エレン「レンズ訓練兵の立体機動装置のガスが無くなった為、この中でレンズ訓練兵をスムーズに連れていけると思ったので抱き抱えて連れてきました」

    キース「そ…そうか…ご苦労…」

    ライナー「エレン、テメェェェェェェェ!!殴るぞコラァ!!」

    ベルトルト「まぁまぁ、ライナー落ち着いて…」アセアセ

  25. 25 : : 2014/08/19(火) 13:25:19
    ジャン「死に急ぎ野郎!ミカサの次はクリスタか!?このたらしがぁぁぁぁぁ!!」

    マルコ「ジャン、落ち着きなよ…」

    ベルトルト「マルコも大変だね……」

    マルコ「ベルトルトもね…」

    アルミン「ねぇ、エレン?幼馴染みだけど殴っていいよね?ねぇ?」

    アルミン「君がっ!泣くまでっ!殴るのを止めない!!位殴るよ?」

    マルベル「アルミンまで!?」ガーン!!

    コニー「なぁ?何でコイツら叫んでるんだ?」

    サシャ「さぁ?」

    マルベル「コニーとサシャは正常で良かった…」ホロリ…


  26. 26 : : 2014/08/19(火) 22:10:32
    ミカサ「それより…何でクリスタはエレンに抱き抱えられているの?」ズイズイッ

    クリスタ「ヒッ……」ビクッ

    エレン「やめろよ!クリスタがビビってんだろ!」

    ミカサ「でも、エレンちゃんと説明してもらわないと…」

    エレン「あのなぁ…さっきも教官に言ったけどクリスタの立体機動装置のガスが無くなったんだよ」

    ミカサ「そう…なら良いんだけれど…でも何でまだ抱き抱えているの?もう安全な場所でしょ?」

    エレン「そうだったな。クリスタ。降りてくれるか?」

    クリスタ「う…うん分かったよ…ちょっと残念だけど…」ゴニョゴニョ…

    エレン「?」

    ミカサ「…………」

    リクユミ「…………」ハァ…

    一同「(この鈍感が………!!)」

  27. 27 : : 2014/08/19(火) 22:24:37
    このフラグ建て野郎!駆逐する!
    ▄▄▄▄██〓█●
    ▂▃▄▅█████▅▄
    ████████████
    ◥⊙▲⊙▲⊙▲⊙▲⊙▲⊙◤

  28. 28 : : 2014/08/27(水) 13:14:27
    ライナー「でも、何でエレンが抱き抱えてるんだよ~!ユミルでも良いじゃねぇかー!」

    アルミン「そうだそうだー!!」

    ジャン「ユミルだって一般男性並みには力があるだろうが~!」

    ブーブー!!ブーブー!!

    エレン「あのなぁ…それでもユミルは女なんだぞ…こういう時は力のある男がやった方が良いだろ?」

    ライナー「それでもだ!」ブーブー!!

    リクオ「…………」チラッ

    ユミル「ほう…殺られる覚悟があってそんな事を言ってるんだろうな……?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    ライアルジャン「は?」

    リクオ「(ドンマイ……)」合掌

    ~暫くお待ちください~ドガッ!!バキッ!!メキッ!!ゴシャ!!ゴキッ!,ゴリッ!!ミシッ!!メリッ!!

    ユミル「フン…」

    ライアルジャン「」チーン

    リクオ「(ユミルは怒らせないでおこう…うん……)」

  29. 29 : : 2014/08/27(水) 13:30:39
    エレン「ったく……アイツらは乙女心が分かってないな……」ハァ…

    一同「(いや、エレンが言える立場じゃないからね!?)」

    キース「と…取り敢えずか……解散!」ビクビク

    一同「ハッ!!(教官はユミルにビビり過ぎだろ!?ビビっちゃ駄目だろ!?)」

    エレン「取り敢えずクリスタは医務室に行っとけよ。もし、怪我してたら大変だからな…」

    クリスタ「うん…!」

    エレン「じゃあ、俺は寮に戻るな。気を付けろよ~」タッタッタッ

    クリスタ「ふぅ………」

    クリスタ「…………」

    リクオ「…………」

    その時、リクオの目には何故か悲しそうな雰囲気を漂わせている様に見えた

  30. 30 : : 2014/08/27(水) 13:40:37
    ~その日の夜~

    エレン「ミカサ……zzz…子供扱いすんなって……zzz」

    アルミン「エレン…zzz……いい加減鈍感を治しなよ……zzz」

    ジャン「誰が馬面だ……zzz………ホルスタインでもねぇ……zzz……キルシュタインだ………zzz…」

    リクオ「………」ムクリ…

    リクオ「久し振りだな…この姿で起きるのは…」

    リクオは夜の姿で目を覚ました

    リクオ「皆は寝てるみたいだな…」

    リクオ「まぁ、この時間に起きる奴もいないだろうしな…」

    リクオと同室の者は爆睡していて起きる様子はなかった

    一同「zz……zzz…」

  31. 31 : : 2014/08/27(水) 13:53:17
    リクオ「さて…俺は皆に気付かれないように散歩していくか…」

    リクオ「(まぁ…俺は元々ぬらりひょんだから気付かれないんだけどな……)」

    リクオはぬらりひょんの為、素の力でも一般人には認識されないのである

    そして、リクオはそんな事を考えながら男子部屋を跡にした

    リクオ「それにしても静かだな…」スタスタ

    リクオ「全員寝てるから当たり前か…」

    …とリクオは一人言を呟きながら月光の下、散歩した

    ガサッ…

    リクオ「ん?」

    ふとリクオは足を止めた

    リクオ「何か物音がするな…」

    リクオは音のした方向へと向かった



  32. 32 : : 2014/08/27(水) 14:03:25
    すると、そこは馬小屋であった

    リクオ「(誰かいるのか…?)」

    リクオは馬小屋の側で身を隠し、そっと覗くと小さな影が動いたのが見えた

    リクオ「(あれは…クリスタ…?)」

    リクオ「(でも、何でこんな時間に?)」

    クリスタ「馬さん、今日も元気だね~」ナデナデ

    馬「ブルルルゥ♪」

    クリスタ「~♪~♪」ナデナデ

    クリスタはリクオの気配に気付くことなく馬の手入れ等をしていた

  33. 33 : : 2014/08/30(土) 17:47:10
    クリスタ「はぁ…」

    少しの間クリスタは撫でていると溜め息をついた

    馬「ブルゥ?」

    クリスタ「ねぇ…お馬さん…聞いてくれる?」

    馬「ブルゥ!」

    クリスタ「ありがと…あのね…今日ね、私…皆に迷惑かけちゃったんだ…」

    クリスタ「皆はね…良いよ良いよって言ってくれてるんだけど…」

    クリスタ「私は…嫌なんだ…皆に気を使わせてるんじゃないかって…」

    クリスタ「お馬さん、こんな時…私はどうしたら良い?」

    馬「ブルルルル…(嬢ちゃんも大変だな…)」

    クリスタ「そうだよね…分からないよね…」

    馬「!?、ブルル!ブルルルゥ!!(嫌、俺は分かってるよ!?)」

  34. 34 : : 2014/08/30(土) 18:49:41
    リクオ「…………」

    リクオ「(クリスタの奴…まだ気にしてたのか…)」

    クリスタ「………」

    クリスタ「私って此処に来る意味合ったのかな…」

    リクオ「そんな事ないぞ!」ガサッ

    リクオは草村から出てきた……が

    リクオ「(しまったぁぁ!!!勢いでつい出ちまったぁぁ!!!!!)」

    かっこよく登場したが内心とても焦っていた

    クリスタ「!、誰!?」クルッ

    リクオ「えっと…その…あの…」

    リクオ「(やっべぇ!!?マジでやっべぇ!!!!)」


  35. 35 : : 2014/08/30(土) 20:52:03
    リクオ「(どうする!?本当の事を言うか!?)」

    リクオ「(駄目だ…そんなの信じてもらえる訳がねぇ…それに見た目も違うからな…)」

    リクオ「(そうだ!)」

    リクオ「お…俺の名前は清継だ…(悪い…清継……名前を借りるぜ…)」

    ~その頃~

    清継「ハッックション!!!」

    島「清継君、風邪?」

    清継「嫌、多分誰か僕の噂をしてるんだよ」

    島「そうっスかねぇ~」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    クリスタ「清継?」

    リクオ「あ…あぁ…(どうだ上手く誤魔化せたか…?)」

  36. 36 : : 2014/08/30(土) 21:10:19
    クリスタ「そう…なんだ…」

    リクオ「(誤魔化せたみたいだな……)」

    リクオは心の中で安堵の溜め息をついた

    クリスタ「でも何で此処に?」

    リクオ「いや…眠れなくてちょっと散歩をな…」

    クリスタ「そっか…でも何時から聞いてたの…?」

    リクオ「うっ…それは…」

    クリスタ「まぁ…良いわ…」

    クリスタ「でも、この話は内緒にしてね…」

    クリスタ「お願い…」

    リクオ「分かった…」

    リクオはクリスタに言われた事を了承した

  37. 37 : : 2014/08/31(日) 08:44:00
    リクオ「だがそんなに気に病む事は無いと思うぞ?」

    クリスタ「えっ…?」

    リクオ「誰だって1度や2度ミスする事はある…けどそれを支えあっていくのが仲間じゃないのか?」

    クリスタ「そうかもしれない…けど…」

    リクオ「けどとかでもとかじゃねぇ!お前は何でも一人で背負い込みすぎなんだ!!」

    リクオ「もうちょっと仲間に背中を預ける位しても良いぞ」

    リクオ「誰もお前を迷惑だとか足手まといとかなんて思ってねぇよ…」

    リクオ「それにお前の知ってる人がそんな事を一々考える奴に見えるか?」

    クリスタ「ううん…」

    クリスタは首を横に振った

  38. 38 : : 2014/08/31(日) 08:58:31
    リクオ「だろ?だから安心しろ」

    クリスタ「うん…ありがとう…」

    クリスタ「少し気が楽になったよ」

    リクオ「そうか…」

    リクオ「後、笑ってた方が可愛いんだから笑っとけ」

    リクオ「お前は男子達の間で天使や女神って言われてるんだからよ」

    クリスタ「ふぇっ!?」

    リクオ「まぁ、俺が言いたかったのはそれだけだ…」

    リクオ「じゃあな~」スタスタ

    リクオは踵を返し寮へと戻っていった

  39. 39 : : 2014/08/31(日) 09:14:24
    クリスタ「うん!話を聞いてくれてありがとう~」

    クリスタはリクオが寮へと戻るのを見送りながら感謝の言葉を述べた

    それを聞いたリクオは歩きながら手を振りその返事をして行った

    クリスタ「………」

    クリスタはリクオは帰ったのを見届けると小さく呟いた

    クリスタ「清継……ありがとう…」

    と……

    こうして夜が明けていった次の日

    リクオ「(やばい…やばい…どうしようー!!なんて馬鹿なんだ僕は!!!)」

    リクオは一人心の中で叫んでいた

    リクオ「(いきなりクリスタの前に現れて説教がましい事を言っちゃったよ~!!)」

    リクオ「(夜の僕の馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!)」

  40. 40 : : 2014/08/31(日) 09:46:33
    氷麗「どうしたんですか?若?」

    リクオ「いや、ちょっとね…」

    氷麗「??」

    コニー「だから本当なんだって!」

    ジャン「いやいや、有り得ないだろ?」

    ギャーギャー!!ワーワー!!

    氷麗「何やら騒がしいですね…」

    リクオ「そうだね、行ってみよう」

    リクオ「コニー、どうしたの?」

    コニー「あっ、リクオか」

    ジャン「リクオ、コイツおかしな事を言ってるんだぜ?」

    リクオ「おかしな事?」

  41. 41 : : 2014/09/11(木) 13:08:35
    ジャン「あぁ、コニーの奴、便所に行ってる時に白銀に近い色の長髪の人間が寮の外を歩いてたって言うんだぜ?」

    リク氷「!」ギクッ!!

    リクオ「(まさか見られてたの!?)」

    氷麗「リクオ様、どういう事ですか?」ヒソヒソ

    リクオ「いや、ちょっと昨日色々あってね…」ヒソヒソ

    氷麗「何やってるんですか!?見られちゃってるじゃありませんか!!」ヒソヒソ

    リクオ「ご…ごめん…」ヒソヒソ

    リクオ「まさか見られたなんて……」ヒソヒソ

    氷麗「まぁ、もう見られたものは仕方ないですけど……」ヒソヒソ

    リクオ「うぅ…」

  42. 42 : : 2014/09/11(木) 13:19:34
    コニー「なぁ?リクオは信じてくれるよな?」

    リクオ「えっ!?あ……いや…」ビクッ

    ジャン「だからコニー、有り得ねぇって……」

    ジャン「先ず、どうやって寮わ脱け出すんだ?」

    ジャン「寮の中までなら俺達は寝てたから気付かなくてもしょうがないが……教官達が気気付かないわけないだろ?」

    ライナー「そうだぞ。それに皆ともう半年以上過ごしてるが…そんな奴は一回も見てないぞ?」

    CONVEYOR BELT「僕も」

    CONVEYOR BELT「(コンベアーベルト…?えっ?ちょっ……何でベルトコンベアー??)」

    CONVEYOR BELT「(酷くない?ねぇ、酷くない!?)」

    ライナー「どうしたんだ?コンベアーベルト?」

    CONVEYOR BELT「!?(僕はベルトルトだよ!?)」

    CONVEYOR BELT「はぁ……」

    名前を弄られて憂鬱となるベルトルトであった
  43. 43 : : 2014/09/13(土) 09:14:15
    コニー「でも俺はこの目で見たんだって!」

    ジャン「お前…まだ言うのか…」ハァ…

    ジャンは呆れていた

    コニー「だから本当に見たんだって…」

    リクオ「見間違いじゃないかな~」アセアセ

    コニー「リクオまで信じないのか!?」

    リクオ「だって僕もそんな人見たことないし…」

    リクオ「(実際僕だけどね!?)」

    リクオ「見間違いだよ。きっと!」

    コニー「そ…そうなのかな…?」

  44. 44 : : 2014/09/13(土) 09:25:18
    ライナー「そうだぜ、見たことない人を見たなんて幽霊や妖怪とかじゃあるまいし」

    リク氷「!!」ギクギクッ

    アルミン「ライナー、そんな非科学的な者が居るわけないじゃないか」

    リク氷「(僕(私)達は皆が言ってる妖怪ですが?非科学的な者ですけど!?)」

    エレン「うんうん、居るわけないよな~」

    ライナー「分かってるよ。只、例えばの話だ」

    リクオ「だよね~妖怪なんて居ないよね~」アセアセ

    氷麗「ですよね~」アセアセ

    ジャン「と言うわけだコニー、結果は見間違いだ」

    コニー「あぁ…」

    リク氷「(ふぅ……)」ホッ…

    リクオと氷麗は安堵のため息をついた


  45. 45 : : 2014/09/13(土) 09:35:04
    ライナー「所で今日は休日だが皆は何をするんだ?」

    ジャン「俺はマルコ達と出掛けるぞ」

    アルミン「僕は資料室で調べものを…」

    エレン「俺は特訓か…クリスタ「エレーン!リクオー!」タッタッタッ

    リクオ「!!」ビクッ

    エレン「ん?クリスタ、どうしたんだ?」

    クリスタ「ほら、昨日エレンとリクオには世話になったからお礼をしようかな~と思って」

    ライナー達「!!」ガタッ

    リクオ「そ…そっか~(昨日の夜の事じゃないのか……)」ホッ…

    エレン「お礼とかしなくても良いの……ライナー「エレン、てめぇ女神が折角お礼してくれると言うのに断るのか!」

    アルミン「そんな事は許されないよ!!」

    エレン「な…何だよ…いきなり…」

  46. 46 : : 2014/09/13(土) 09:40:50
    エレン「分かったよ…行くって」

    クリスタ「ありがとう~あっ、一緒にユミルも行くからね~」タッタッタッ

    そう言ってクリスタは去っていった

    リクオ「じゃあ僕達は準備しないとね…」

    エレン「だな…」

    アルミン「ねぇ、エレン、リクオ」

    エレリク「?」

    アルミン「爆ぜろ」ニコッ

    エレリク「!?」

    ライナー「同感だ」

    アルライ「(ユミルという守護神付きだがクリスタと一緒に何処かに出掛けるなんて……許せん!!)」

  47. 47 : : 2014/09/13(土) 09:48:03
    アルライ(他一部の男子を除く男子一同)「爆ぜろ!この鈍感王子!!」ポイポイポイ

    皆はその場にあるものを全てエレンとリクオに投げつけた

    エレリク「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

    エレリク「お前ら(皆)どっちなんだよぉぉぉぉ!!?」

    エレリク「行かないと言ったら怒るのに行くって言ったら言ったで怒る(らないで)よよぉぉぉぉ!!!!!!!!」

    エレンとリクオは逃げるように食堂から出ていった

    コニー「なぁ?アイツら何でエレンとリクオに怒ってるんだ?」

    マルコ「ハハハハハ…コニーは気にしなくて良いんだよ…」

    ベルトルト「そろそろ僕はライナーを黙らせようかな…(名前が元に戻った!)」

    コニー「?」

  48. 48 : : 2014/09/13(土) 09:54:37
    ジャン「俺はミカサ一筋だぜ!」

    マルベル「はいはい、知ってますよ」

    コニー「ジャンがミカサ好きなのは馬鹿な俺でも分かるぞ?」

    マルベル「(馬鹿って自覚してたの!?)」

    コニー「そして自分でんなお大声出して言って恥ずかしくないのか?」

    ジャン「ぐぅ……////」

    マルベル「(馬鹿だけど偶に核心をつくんだよな(ね)…コニーは…)」

    ジャン「ぬぉぉぉぉぉぉ!!!!////」

    ジャンは余りの恥ずかしさに食堂から脱け出した

    コニー「?、ジャンの奴どうしたんだ?」

    マルコ「まぁ、放っといてあげよう…」

    ベルトルト「そうだよ」

    コニー「??」

  49. 49 : : 2014/09/13(土) 10:06:13
    ~その頃の氷麗達~

    氷麗「リクオ様が他の女と出掛けるなんて……」アワアワ

    毛倡妓「氷麗…慌てすぎよ…普通のお出かけなんだから…」

    黒「うむ…」

    青「そうだぜ、心配しすぎだ」

    氷麗「でも……」アワアワ

    首無「もしかしたらリクオ様を取られるかもな」

    氷麗「……」ピクッ!!

    氷麗「首無…ちょっと来て…」ユラァ

    首無「あ、えっ?ちょっ…」

    首無「氷麗?氷麗!?氷麗さん!!?いや、待って!待って!!」

    首無「おい、見るだけじゃなく助けろ!何で皆目線を反らす!?」

    首無はそのまま食堂の外へと連れていかれた

  50. 50 : : 2014/09/13(土) 10:12:19
    ナ…ナァ?チョットツララサン!?マッテ!マッテ!!チョッ…

    モンドウムヨウ!!ノロイノフブキ!!フウセイカクレイ!!

    ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    ァァァァァァ………ガチャ…フゥ…スッキリシタワ…

    オイ!!ミンナ!!ナンカソトデクビナシガコオッテルゾ!?

    ナンダッテ!!タスケナイト!!デモ,ナンデコオッテルンダ??

    ザワザワ…ザワザワ…

    青「………」

    黒「…………」

    毛倡妓「…………」

    河童「…………」

    四人「首無…大丈夫なのか(かしら)?」

  51. 51 : : 2014/09/13(土) 10:19:56
    氷麗「ただいま~」

    氷麗「はぁ~ストレス発散してスッキリしたわ」

    四人「(氷麗…怒らせたら駄目だな(ね)(みたいね)」

    首無「(誰か私を助けてくれ………)」

    そんな事が起きてるとは露知らずリクオ達は既に訓練所の前に集まっていた

    リクオ「はぁ…さっきのは何だったんだろうね……」

    エレン「何だったんだろうな……」

    リクオ「クリスタ達はまだ来てないみたいだね…」

    エレン「みたいだな…」

    エレーン!!リクオー!!

    クリスタ「待った?」タッタッタッ

    クリスタは走りながらやって来たユミルは後方からゆっくり歩きながら来ていた

  52. 52 : : 2014/09/20(土) 08:02:05
    期待です!
  53. 53 : : 2014/09/20(土) 10:18:49
    リクオ「ううん、待ってないよ」

    クリスタ「なら良かった~」

    ユミル「クリスタ、女は準備が忙しいから遅れるのは当たり前なんだから待たせて良いんだよ」

    クリスタ「ユミル、それでも待たせちゃ駄目だよ!」

    ユミル「はいはい、クリスタは優しいな~」

    ユミルはクリスタを撫でながらヘラヘラとしている

    クリスタ「もぉ~!!」

    クリスタも怒っているが満更でも無さそうな様子だ

    リクオ「それでクリスタ、今日は何処に行くの?」

    クリスタ「食事をしに行こうと思うの!訓練兵だからあんまり高いのは食いに行けないけど……」

  54. 54 : : 2014/09/20(土) 10:29:49
    クリスタは気弱になって言った

    エレン「全然良いぞ!それに別に高い所で食いにいかなくても美味しい物は食べれるしな!」

    リクオ「うん、そうだよ。だから気にしないで」

    クリスタ「ありがとう…」

    ユミル「な?クリスタ、言っただろ?別にコイツらそんなことで一々気にしないって」

    ユミル「それに私の天使のクリスタと一緒に食事をしに行けるだけで一生分の運を使い果たしたと言ってもおかしくないからな~」

    フフンっとユミルはまるで我が子を自慢するかの様に鼻を鳴らした

    クリスタ「うん、そうだねユミル……それと」

    クリスタ「昨日、天使って言わないでって言ったじゃない!恥ずかしいのよ!!」

    とクリスタは激昂した。だが身長とかも小さく顔も可愛い為、小動物の威嚇みたいになってるのでユミルは全く動じることがなかった

    ユミル「悪い悪い…悪かったって」

    案の定、撫でられながらヘラヘラと返された

  55. 55 : : 2014/09/20(土) 10:42:40
    クリスタ「むぅ~!」

    クリスタはユミルに向かってポカポカと叩いた

    エレリク「(小動物……?)」

    ユミル「(やっぱりクリスタは可愛いな~)」

    クリスタ「うぅ~////さぁ!皆行くよ!!」

    クリスタは今更自分の行為に恥ずかしくなったのかさっきの事を無かった事にしようとした

    エレリク「(無かった事にしたな……)」

    ユミル「(無かった事にしてるな…)」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ライナー「!、今クリスタが可愛い行動を取ってる気がする!!」

    一同「うわぁぁ……」

    ライナー「ちょっ!?冗談だからな!本気にすんなって!!」

    ライナー「なっ?頼む!だから引くなって!!」

  56. 56 : : 2014/09/20(土) 10:50:15
    ベルトルト「そう言われても……」

    マルコ「ねぇ……」

    コニー「ライナーだしな……」

    ライナー「おい!?本当に引くなって!!頼むからぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

    ライナーの気持ち悪さが1000上がった!ライナーの威厳と尊厳が5000下がった!!兄貴力が1000下がった!!テレッテッテッテーン♪

    ライナー「RPG風に遊ぶなぁぁぁ!!!」

    そして訓練所ライナーの声が響いたとさ

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    リクオ「着いたね…」

    エレン「だな」

    リクオ達は商店街に着いていた

  57. 57 : : 2014/09/20(土) 11:16:44
    クリスタ「えっとね~ここら辺に私とユミルがよく行くお店があるんだ!」

    リクオ「そうなんだ」

    クリスタ「うん!とても美味しいよ!」

    エレン「一体どんなお店なんだろうな~」

    クリスタ「フフフ、楽しみにしててね~」

    キンググリムゾン!!!!

    クリスタ「そして、お店の目の前に着きました~」

    エレン「あれ?さっきまで商店街に入ったばっかだった気が……」

    リクオ「僕もそんな気が……」

    ユミル「気のせいだろ」

    エレリク「そうか(なのかな)……?」

  58. 58 : : 2014/09/20(土) 11:28:27
    クリスタ「お邪魔しまーす」

    ユミル「オヤジさんお邪魔するぞ」

    店長「おっ、クリスタとユミルか!いらっしゃい!!」

    店長「あれ?今日は男の子も連れてきたの?」

    エレリク「お邪魔します」

    店長「いらっしゃい、ゆっくりしてってよ!」

    店長はかなり気さくな人の様だ

    店長「それよりこの二人は友人?それともこれ?」

    と店長は小指を立てる

    エレリク「?」

    エレンとリクオはその意味を分かってないようだった

    クリユミ「友人です!!」

    とリクオ達が?を思い浮かべたのと同時に即答した

  59. 59 : : 2014/09/20(土) 11:37:33
    店長「そうかそうか、でも何で連れてきたんだい?しかも二人だけだったからついこっちだったのかと……」

    クリスタ「昨日、訓練中に危ない所を助けてもらったからお礼に連れてきたんです!」

    店長「成る程、成る程、それでクリスタ、今日は何を頼む?」

    クリスタ「何時ものでお願いします」

    ユミル「私も」

    リクオ「何時もの?」

    クリスタ「うん、此処の一番人気のメニューで日替わりで料理が変わるの」

    クリスタ「今日はシチューとパンだったかな?」

    エレリク「へぇ~」

    リクオ「僕もそれにしてみようかな…」

    エレン「俺もお願いします」

    店長「了解!ちょっと待ってな!」

    そう言って厨房に行った

  60. 60 : : 2014/09/20(土) 11:54:48
    ~数分後~

    店長「お待たせ~」

    店長がお盆に料理を乗せて厨房から現れた

    店長「はい、これが今日の日替わりランチだよ」

    と店長は四人の前にパンとシチューを置いた

    四人「頂きます!」

    四人はそう言ってパンやシチューを口にした

    四人「美味しい!」

    エレン「パンが訓練所で食うのより柔らかい」

    リクオ「だね。これで安価なんて驚きだよね」

  61. 61 : : 2014/09/21(日) 10:48:41
    エレン「そうだな」

    モグモグとエレン達は食べた

    クリスタ「あっ、このシチューに干し肉が入ってる!!」

    三人「えっ!!?本当だ!!」

    四人は驚きの声をあげた。それもそうである、干し肉なんて普通は手に入らない高級食材である

    リクオ「店長、良いんですか?こんなの入れて?」

    店長「良いんだよ、良いんだよ。それにこんなご時世だろ?」

    店長「食事の時だけでも幸せを感じたら良いかなと思ってね」

    店長「後私は、昔は調査兵団に所属しててね…」

    エレン「えっ!?調査兵団に入ってたんですか!?」

    店長「そうだよ。丁度君達がいる訓練所のキース教官とは同じ期の訓練兵でね、時々会ったりしてるんだよ」

    ユミル「初めて聞いたな…」

    クリスタ「うんうん、まさかオジサンが調査兵団に入ってなんて……」
  62. 62 : : 2014/09/21(日) 11:13:14
    店長「あの時は本当に大変だったよ…」

    店長「いつ喰われるか分からない…友人はいつの間にか喰われていなくなる……」

    店長「そんな生き地獄がずっと続いててね…」

    店長「そして、引退した時に思ったんだ…」

    店長「せめて、いつ死ぬのか分からない子達には幸せを感じて思い出を作れたら良いなとね…」

    店長「だから私はお金とか関係無く美味しい料理を作るのさ…」

    三人「…………」

    ユミル「…………」

    店長「だから君達は死なないでくれよ…」

    四人「分かりました」

    店長「さて、湿っぽい話は終わりだ!飯が冷める前に食べてくれ!」

    店長は気分を変えようと大きな声で叫んだ

  63. 63 : : 2014/09/21(日) 11:27:52
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    四人「御馳走様でした」

    店長「お粗末様でした」

    クリスタ「美味しかったです!また来ますね~」

    店長「ありがとう~また来てくれ~」

    店長「そうだ、そこの二人」

    店長はエレンとリクオの二人を指差した

    エレリク「何ですか?」

    店長「名前を聞いてなかったね。良ければ教えてくれないか?」

    エレン「俺はエレン、エレン・イェーガーです」

    店長「イェーガー?もしかしてグリシャの子かい?」

    エレン「はい、そうですが…親父を知ってるんですか!?」

  64. 64 : : 2014/09/21(日) 11:39:57
    店長「知ってるも何も同期だし…今度君のお父さんの話でもしようか?」

    エレン「えっ?良いんですか?」

    店長「良いよ、良いよ。何時でも来なさい」

    ユミル「へぇ~エレンの父親も訓練兵になってたのか…初耳だな」

    クリスタ「うんうん」

    エレン「まぁ、俺もこの前キース教官が父さんと知り合いだって事を知ったんだがな」

    クリスタ「キース教官ともなの?」

    エレン「あぁ、前に会ったことがあったみたいだ…小さい頃らしいけどな」

    ユミル「世の中分からねぇもんなんだな~」

    クリスタ「だね~」

    店長「後、君は?」

    店長はリクオの方を向いて尋ねた

  65. 65 : : 2014/09/21(日) 11:46:48
    リクオ「僕はリクオ、奴良リクオです」

    店長「奴良だって?」

    店長はその名を聞き、う~んと何か考え事をした

    リクオ「どうかしましたか?」

    店長「いや、何でもない。ただ珍しい名前だな~っと思ってね」

    リクオ「そうですか…」

    ユミル「確かにここら辺では聞かない名だよな~」

    店長「まっ、兎に角宜しく。エレン、リクオ」

    エレリク「宜しくお願いします」

    店長「また来てくれよ~」

    店長は手を振りながらエレン達を見送った

    そして、見送った後店長は

    店長「奴良…か……」

    と一言だけ呟いた

  66. 66 : : 2014/09/21(日) 11:54:08
    その頃、店を出たエレン達は

    エレン「ふぅ~美味しかったな~」

    エレン「まさか彼処で父さんの知り合いに会うなんてな」

    リクオ「そうだね~」

    クリスタ「うん、ビックリしたよ~」

    ユミル「私が一番驚いたのはあのオヤジさんが調査兵団だったってところだな…」

    リクオ「確かに、それも驚いたよ」

    クリスタ「じゃあ訓練所に帰ろうk……」

    とクリスタが言おうとした時、クリスタの方を向いている中年の男性と目があった

    クリスタ「!」

    クリスタ「(あれって……!!)」

  67. 67 : : 2014/09/21(日) 12:02:33
    クリスタ「ちょっとゴメン!用事を思い出しちゃったから先に行ってて!!」

    クリスタはそう言うと走り出した

    三人「えっ?」

    三人はいきなりクリスタが走り出した為、呆気に取られてしまった

    エレン「クリスタの奴、どうしたんだ?」

    ユミル「(クリスタの様子………何かあるな……もしかして…!?)」

    ユミル「おい、エレン、リクオ、クリスタの跡を付けるぞ」

    エレリク「えっ?あっ、うん」

    エレンとリクオは只ならぬ様子のユミルに従った

    エレリク「(何がどうなってるんだ?)」

  68. 68 : : 2014/09/21(日) 21:35:00
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    クリスタ「御父様!」

    クリスタは黒服の男性達を連れている中年の男性に叫んだ

    それを見た黒服達は次々にヒストリア様!お嬢様!レイス様!等とクリスタを見て叫んだ

    そして、その中の中年の男性はゆっくりと振り返りクリスタを見詰めた

    〇〇〇「おや、まさかヒストリアか?いや、今はクリスタ・レンズか」

    中年の男性はロッド・レイス。貴族レイス家の主である、そしてクリスタの父親でもあった

    クリスタとロッドが顔を見合わせてるなか、気付かれないようユミル、エレン、リクオの三人は建物の陰からコッソリと見ていた

    ユミル「(アイツはロッド・レイス……やっぱりクリスタはレイスの妾の子だったか……)」

    エレン「(レイス?ヒストリア?一体どういう事なんだ?)」

    リクオ「(クリスタって名前は本当の名前じゃないのか?でも、何で偽名に?)」
  69. 69 : : 2014/09/21(日) 21:49:11
    ロッド「いや~綺麗になったな、お前の母さんそっくりだ」

    ロッドはクリスタに気軽に話し掛けていた

    エレン「なぁ、ユミル、どういう事なんだ?教えてくれないか?」

    エレンはヒソヒソ声でユミルに話し掛けた

    ユミル「………絶対に他言しないのを約束するか…?」

    ユミル「私は全部を知っている訳じゃないが……」

    ユミルはエレンとリクオに自分が知っている事を全て話した

    レイス家の事、クリスタがヒストリア・レイスと言うレイス家の妾の子と言うことを話した

    ユミル「………と言う事だ…」

    エレリク「……………」

    リクオ「その話、本当なんだよね?」

    ユミル「私がこんな時に冗談言ったりすると思うか?まぁ、ふさげちゃいるが真面目な話の時はふざけねぇよ…」

    ユミル「私もクリスタが本当にそうなのか半信半疑だったが……今の状況とあのクリスタの父親らしき奴の言った名前を聞いて確信した……」

    ユミル「クリスタはレイス家の子、ヒストリア・レイスだ…」

  70. 70 : : 2014/09/21(日) 21:58:33
    エレン「じゃあアイツは貴族の子だったって言うことか?でも、何で訓練兵になんかなろうとしてるんだ?」

    ユミル「これも噂を聞いただけなんだが……跡継ぎ問題で血生臭い事が起きたんだと……」

    ユミル「多分、その時に追い出されでもしたんだろうな……」

    エレリク「…………」

    エレンとリクオは驚き過ぎて声も出せなかった。

    クリスタがレイス家と言う貴族の娘だった事も驚きだったが一番驚いたのはあんな自分と年の変わらない女の子が骨肉の跡継ぎ争いに巻き込まれ酷い目に遭ってると言う事だった

    そして、エレン達はクリスタとロッドが話し合っているのをただただ見守ることしか出来なかった

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    時はエレンがユミルにクリスタの話を聞く前に遡り……

    ロッド「いや~綺麗になったな、お前の母さんそっくりだ」

    クリスタ「………………」

    クリスタは無言でロッドの顔を睨んでいた

  71. 71 : : 2014/09/21(日) 22:05:34
    クリスタの頭の中は疑問符だらけで一杯だった

    クリスタ「(何で今頃こんな所に?何のために?私を探しに来たの?)」

    クリスタ「(いや、あんな奴が私を探しに来るわけがない。大方、私を後始末するために訪れたに違いない……私の御母様を始末した時みたいに………)」

    とクリスタが色々と考えているとロッドが

    ロッド「クリスタ…いや、ヒストリア……」

    ロッド「私と一緒に家に帰ろう…」

    クリスタ「えっ……?」

    予想外の言葉にクリスタは呆気に取られた

    クリスタ「(えっ?一緒に帰る?誰と?私と?私を都合良く見離して追い出したのに?今になって家に帰ろう?)」

    クリスタ「(いや、アイツはそんな優しい人間じゃない……どうせ油断させて殺すか何かするんだ………それに、私はこの男が大嫌いだ……)」

  72. 72 : : 2014/09/21(日) 22:11:50
    ロッド「どうしたんだ?一緒に帰ろう。何、心配するな…お前は私が守るから……」

    クリスタ「…………け………いで……」

    ロッド「?」

    クリスタ「ふざけないでって言ってるのよ!!」

    クリスタは激昂した

    ロッド「ヒストリア?一体どうし……」

    ロッドは余りのことに動揺した

    クリスタ「一緒に家に帰ろう?ふざけないでよ!昔、私をあんな風に追い出した癖に!!」

    クリスタ「今頃になって手のひらを返して私を守る!?今更父親面しないで!!!」

    ロッド「しかし……」

    クリスタ「しかしじゃないの!御母様が殺された時も顔色1つ変えないで見てた癖に!!」

    クリスタ「それにどうせ私なんて貴方から見たら体の良い「道具」なんでしょ?」

  73. 73 : : 2014/09/21(日) 22:23:53
    ロッド「い………いや………違………」

    クリスタ「それに私はもうヒストリア・レイスじゃないの!」

    クリスタ「私の名前はクリスタ・レンズ……皆に良い人のフリをして皆から優しいと言われる子なの…」

    クリスタ「そんな偽りの名前と仮面を被っていても……少なくとも訓練所で一緒に訓練する皆私を見てくれる!認めてくれる!」

    クリスタ「こんな空っぽで何にもない私でも人間として見てくれるの!」

    クリスタ「貴方みたいに人を人と思わない人とは違うの」

    クリスタ「もう良いでしょ……」

    クリスタは振り返り歩き出した

    ロッド「…………」

    クリスタ「もう私は貴方を御父様とも呼ばないし…帰らない……付いてこないで……」

    それだけ言い、クリスタは去って行った

  74. 74 : : 2014/09/21(日) 22:32:17
    三人「!、やべっ(やばい)!?クリスタが近付いて来た!!」

    三人はクリスタに気付かれないよう隠れた

    クリスタ「……………」

    三人「クリスタ………」

    クリスタの背は何処か寂しく、悲しそうな雰囲気を醸し出しているのを三人は見詰める事しか出来なかった

    そして、クリスタと話していたロッドは

    ロッド「ヒストリア………」

    と茫然とクリスタが去って行った方向を見詰めながら呟いていた

    その顔は何処か悲しそう顔をしていた

    ロッド「済まない………」

    只、一言だけ呟き、黒服達を連れて帰っていった

    クリスタとロッド達が居た所には冬が近付いて来たことを知らせる風が吹いているのであった











    ~次回へ続く~




  75. 75 : : 2014/09/21(日) 22:34:15
    これで第五話の終わりです!果たしてれからとどうなるのか!楽しみにしてて下さい!して、み見てくれたかたありがとうございました!!
  76. 76 : : 2014/09/27(土) 13:11:14
    面白いです!
  77. 77 : : 2014/11/10(月) 21:25:53
    全部読みました。
    とても面白いです!!!!
    期待です!!!!
  78. 78 : : 2015/08/13(木) 14:18:13
    めちゃくちゃ面白いです!!!!

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