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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

能力者兵団3話《トロスト区奪還作戦》

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  1. 1 : : 2014/03/25(火) 22:09:08
    能力者兵団2話《104期訓練兵団》の続きです

    前回は長くなったのと、誤字が多かったので、今回は注意します。
  2. 2 : : 2014/03/25(火) 22:20:33
    前回

    http://www.ssnote.net/archives/11500#thread-top-navigation
  3. 3 : : 2014/03/25(火) 23:54:30
    超大型巨人「」ブンッ

    超大型が腕を振りかぶった

    ガガガガガ

    巨大な腕が壁の上を固定砲もろとも破壊する

    エレンは立体起動を駆使し、超大型の攻撃を避けつつ、超大型の項を目指して飛ぶ

    エレン(こいつ…固定砲を狙いやがった…‼︎
    それだけじゃない!開閉扉を狙ったのも偶然じゃなかった‼︎)

    エレン(やはりこいつには、知性が____)

    エレン(しかし、チャンスだ‼︎
    壁を破壊できるのはこいつだけ!)

    エレン(こいつさえ仕留めれば……‼︎)

    エレン「鈍い‼︎いける‼︎」

    項にアンカーを刺し、真っ直ぐ項を狙う

    エレン(殺った!!!)

    超大型巨人「」ピシッ

    ブワァ

    現れた時と同じ様に、体から大量の水蒸気を噴出した

    エレンは視界が眩む中、必死に項に向けて刃を振った

    ブン

    エレンの刃が空を切る

    エレン「……⁉︎(手ごたえが無い…‼︎外した…⁉︎)」

    エレン(いや…違う
    消えた……)

    コニー「エレン!
    お前が倒したのか?」

    エレン「違う…五年前と同じだ…
    こいつは突然現れて、突然消えた…‼︎」

    エレン「…すまん…逃がした…」

    トーマス「何謝ってんだ。
    おれたちなんて、全く動けなかった…」

    コニー「おい…
    そんなこと話してる場合か‼︎」

    コニー「もう壁は壊されちまったんだ!
    早く塞がないと、また巨人が入ってくるぞ‼︎」



  4. 4 : : 2014/03/26(水) 00:21:56
    前作から読みました!
    続きを楽しみにしています!
  5. 5 : : 2014/03/26(水) 00:29:37
    これまでに出てきた能力者達

    エレン→メラメラの実

    ミカサ→藤虎の能力(名前知らない)

    グリシャ→オペオペの実

    ハンネス→モクモクの実

    ジャン→ヒエヒエの実

    マルコ→トリトリの実モデル"不死鳥"

    コニー→ゴムゴムの実

    サシャ→イヌイヌの実モデル"ウルフ"

    クリスタ→ヒソヒソの実

    ユミル→ユキユキの実

    キース→スナスナの実

    トーマス→スパスパの実

    ミーナ→ハナハナの実

    ダス→ネバネバの実

    サムエル→ブキブキの実

    フランツ→バネバネの実

    ハンナ→キロキロの実

    ゴロ(オリ)→ヒトヒトの実

    ジュラ(オリ)→X・ドレークの能力

    ファルコ(オリ)→トリトリの実モデル"ハヤブサ"

    ウワバミ(オリ)→ヘビヘビの実モデル"アナコンダ"

    カーボン(オリ)→ジョズの能力

    ロウ(オリ)→ドルドルの実

    シンスケ(オリ)→スケスケの実

    (オリ)はオリキャラという意味です

    ゴロはヒトヒトの実を食べたネコ
  6. 6 : : 2014/03/26(水) 00:31:54
    ≪4

    ありがとうございます
  7. 7 : : 2014/03/26(水) 01:15:49
    キッツ「それでは訓練通りに
    各班ごと通路に分かれ、駐屯兵団の時期の下
    補給支援・情報伝達・巨人の討伐等を行ってもらう。
    前衛部を駐屯兵団が、中衛部が我々率いる訓練兵団、後衛部を駐屯兵団の精鋭部隊が担当する」

    キッツ「今作戦の目的は一つ!
    人民の避難の完了まで、ウォール・ローゼを死守することだ‼︎」

    キッツ「なお…承知しているであろうが、敵前逃亡は死罪に値する。
    みな…心して命を捧げよ」

    「「「ハッ!!!」」」


  8. 8 : : 2014/03/26(水) 09:10:39
    期待!!
  9. 9 : : 2014/03/26(水) 09:52:48
    ジャン「クソ…なんで今日なんだ…
    おれは明日から、内地行きだったんだぞ…‼︎」

    ダズ「うっ……うう…おぼぼぼぼぼ」ビチャビチャ

    クリスタ「大丈夫?」



    ミカサ「戦闘が混乱したら私のところに来て」

    エレン「は⁉︎」

    エレン「なに言ってんだ⁉︎
    おれとお前は別の班だろ⁉︎」

    ミカサ「混乱した状況下では、筋書き通りにいかない」

    ミカサ「私はあなたを守る!」

    エレン「お前…さっきからなにを…「アッカーマン訓練兵、お前は特別に後衛部隊だ」

    イアン「ついてこい‼︎」

    ミカサ「私の腕では足手まといです!」

    イアン「お前の判断を聞いているのではない」

    イアン「避難が遅れてる今は、住民の近くに多くの精鋭が必要だ」

    ミカサ「し…しかし!」

    エレン「おい!
    いい加減にしろミカサ!」ゴッ

    エレンがミカサに頭突きする

    エレン「人類存亡の危機だぞ‼︎
    なにてめぇの勝手な都合を押しつけてんだ‼︎」

    ミカサ「・・・・・」

    ミカサ「悪かった…私は冷静じゃなかった…
    でも…頼みがある…一つだけ…どうか…
    死なないで」

    ミカサはそう言い残し、持ち場についた

    エレン(死なないさ…おれは、こんなところで死んでられないんだ。
    おれは、まだこの世界の実体を何も知らないんだから…」
  10. 10 : : 2014/03/26(水) 10:32:31
    メガネ教官「残された歴史文献にも、巨人の発生原因は残されておらず、不明な点が殆どである」

    メガネ教官「巨人には人間のような知性は確認できず
    よって我々との意思の疎通は今までに例がない」

    メガネ教官「巨人の体の構造は他の生物と根本的に異なる…生殖器は存在せず繁殖方法などは一切不明、殆どが男性のような体つきである。
    その体は極端に高温で、難解なことに人間以外の生物には一切の関心を示さない」

    メガネ教官「しかもその体には微量の"海楼石"が含むれており、掴まれるなどで、巨人と体の大部分が触れれば、能力者はその能力を行使できなくなる」

    メガネ教官「しかし、海楼石はあくまで微量なため、能力者の能力を封じるだけであり、力まで奪うことはない」

    メガネ教官「巨人の唯一の行動原理は、人を食らうことだが…
    そもそも巨人が人間のいない環境下で、100年以上存在していることを考えると…食事を取ることを自体、必要ないものであると推測できる。
    つまり…目的は捕食ではなく、殺戮にあるのではないかとされている…」

    メガネ教官「・・・・・」

    メガネ教官「…そして、ここまで人類が追い込まれた最大の原因は、巨人の脅威的な生命力にある」

    メガネ教官「昔から人類は巨人の頭を吹き飛ばす程度の力は持っていた。
    しかし、それだけでは対抗できなかった。
    個体差はあるが、なくなった頭部は1〜2分ほどで、元通りになってしまう」

    マルコ「教官!それでは…巨人は不死身ですか⁉︎」

    メガネ教官「不死身ではない…
    巨人を倒す方法は一つ、ここを狙う‼︎」

    教官は巨人の絵の項部分を指した

    メガネ教官「後頭部より下、うなじにかけてのこの部分。
    巨人は、ここを大きく損傷すると、再生することなく絶命する」
  11. 11 : : 2014/03/26(水) 10:48:17
    場面はトロスト区に戻る

    エレン「こりゃあ、いい機会だと思わないか?
    調査兵団に入団する前によ、この初陣で活躍しとけば、おれたちは新兵にして…」

    エレン「スピード昇格間違いなしだ‼︎」

    アルミン「………‼︎
    あぁ…間違いない」

    ミーナ「言っとくけど二人とも…
    今期の調査兵団志願者は、いっぱいいるんだからね‼︎」

    トーマス「さっきはエレンに遅れを取ったけど、今回は負けないぜ‼︎
    誰が巨人を多く狩れるか勝負だ‼︎」

    エレン「言ったなトーマス!
    数をちょろまかすなよ‼︎」

    「34班前進‼︎」

    エレン「行くぞ‼︎」

    「「「おおぉぉぉ!!!」」」
  12. 12 : : 2014/03/26(水) 11:31:56
    エレン「あれは…⁉︎」

    前方に巨人の影が見える

    エレン「おれたち中衛まで、前衛に駆り出されてる⁉︎」

    ミーナ「巨人がもう、あんなに…」

    サムエル「何やってんだ、普段威張り散らしてる前衛の先輩方は…」

    トーマス「まだ殆ど時間が経ってないのに…もう前衛部隊が総崩れじゃないか…」

    エレン(決して楽観視してたわけじゃないが…これはあまりにも…)

    エレン「来るぞ‼︎」

    巨人が数体接近

    「かかれ!!!」

    五人の戦いが始まった

    トーマス「その足を刻んでやる」

    トーマスがスパスパの実の能力で巨人の足を切る

    サムエル「やるなら今だ‼︎」

    サムエルの頭が大砲に変化する

    ドン!!!

    サムエルの撃った砲弾が、巨人のうなじに直撃する

    サムエル「よし‼︎」

    トーマス「まずは一体‼︎」

    エレン「ミリウスが‼︎」

    ミリウスが巨人の手に落ちようとしてる

    ミーナ「私に任せて!」

    ミーナが壁から手を生やしてミリウスを助けた

    エレン「"火拳"」

    エレンの炎の拳が、ミリウスを襲った巨人の腕を吹き飛ばす

    その後も能力者達が巨人を圧倒し続ける

    アルミン(すごい…これが能力者…
    これなら…巨人に勝てるかもしれない)
  13. 13 : : 2014/03/26(水) 15:46:40
    エレン「サムエル!
    そっちに一体行ったぞ‼︎」

    サムエルに向かって巨人が走る

    サムエル「狙い撃ちだ」ドン!!!

    サムエルが大砲を巨人に向けて撃った

    巨人がその砲弾をかわす

    アルミン(かわした⁉︎
    巨人が砲弾をかわすなんて…あれがどういうものなのかもわからないはず…)

    ドゴ!!!

    サムエルが巨人に潰された

    エレン「サムエル!!!」

    アルミン(あの巨人……まさか…‼︎)

    謎の巨人「・・・・・」

    謎の巨人が何処かへ去って行く

    エレン「ま、まちやがれ!!!」

    エレンが追撃する

    ミーナ「下にも一体____」

    エレン「うっ!!?」

    バク!

    エレンの片足が食われた

    ミーナ「そんな…エレンが……」

    アルミン「」

    ミリウス「奇行種だ‼︎避けろっ!!!」

    奇行種が突っ込んできた

    トーマス「うっ…⁉︎」

    トーマスが奇行種の口の中に捕まった

    トーマス「うわぁ…クッ…クソ…‼︎(能力が…使えない…)」

    アルミン(そうだ…!…巨人には…微量の海楼石が…⁉︎)

    ゴクン

    トーマスが飲み込まれた

    エレン「………トーマス…!」

    ミリウス「おれたちも…このままじゃやばい‼︎」

    ミリウス「来るぞ‼︎」

    アルミン(さっきの、謎の巨人…あれはおそらく知性を持ってる)

    アルミン(あいつのせいで、一気に戦況が悪くなった。
    いったいあれは何なんだったんだ?)





    エレン達と少し離れた建物の上

    ジュラ「困るんだよ、能力者が好き勝手暴れてもらっちゃあ…」

    ジュラ「お前らにはできるだけ多く死んでもらわないと…」
  14. 14 : : 2014/03/26(水) 17:12:26




    ミーナもミリウスも巨人の手に落ちてしまった

    アルミン(なんで、僕は…仲間が食われてる光景を…眺めているんだ…)

    アルミンのところに巨人が近づいてきた

    アルミン(どうして…僕の体は…動かないんだ…)

    アルミンが巨人に掴まれ、口に放り込まれた

    アルミン「うああああぁぁぁぁぁ!!!」

    エレン「ア…アルミン……」ハァハァ

    ーーーーーーーーー

    アルミン『これ…じいちゃんが隠し持っていたんだ!』

    アルミン『外の世界が書かれた本だよ!』

    エレン『外の世界の本だって⁉︎
    それっていけない物なんだろ⁉︎憲兵団に捕まっちまうぞ⁉︎』

    アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ‼︎
    この本によると、この世界の大半は、「海」っていう水で覆われているんだって‼︎』

    アルミン『しかも「海」は全部潮水なんだって‼︎』

    エレン『塩だって⁉︎
    うっ…嘘つけ‼︎
    塩なんて宝の山じゃねぇか、きっと商人がすぐに取り尽くしちまうよ‼︎』

    アルミン『取り尽くせないほど「海」は広いんだ!』

    アルミン『塩が山ほどあるだけじゃない‼︎
    炎の水!、氷の大地!、砂の雪原!
    きっと外の世界は、この壁の中の何倍も広いんだ!』

    エレン『外の世界…』

    アルミン『いつか…外の世界を、探検できるといいね…』

    ーーーーーーーーー

    エレン「」キッ

    エレンが力を振り絞り、立ち上がった

    アルミン「うあああぁぁぁぁ!!!」

    ガシッ

    エレンが飲み込まれる寸前のアルミンを、巨人の口から放り出す

    アルミン「エレン‼︎」

    エレン「こんなところで…死ねるか……」

    エレン「なぁ…アルミン…お前が……
    お前が教えてくれたから…おれは……外の世界に…」

    アルミンの方に手を伸ばす

    アルミン「エレン!!!早く!!!」

    バクッ!!!

    アルミン「うああああぁぁぁぁぁ!!!」





    後衛

    ミカサ「・・・・・」





    壁の穴付近

    髭面のサングラスの男「久しぶりの帰還だぁ…何年ぶりだっけ…
    あぁそうだ2年だ」

    髭面のサングラスの男「しっかし…随分大変なことになってんな…」

    髭面のサングラスの男「急ぐか」
  15. 15 : : 2014/03/26(水) 17:15:36
    以降、"髭面のサングラスの男"は、"サングラスの男"で表します
  16. 16 : : 2014/03/26(水) 20:03:12
    住民「おい、あんた達!
    今がどういう状況かわかってるのか⁉︎」

    会長「わかってるからこうなってんだよ‼︎
    てめぇらこそ壁を出たかったら手伝え‼︎」

    サングラスの男(何をしてんだこいつら?
    このままじゃ犠牲者が増えるぞ)

    住民2「あんた兵士だろ?
    こいつらを何とかしてくれ!」

    兵士「し…しかし…」

    会長「やってみろ下っ端!
    おれはこの商会のボスだぞ!」

    兵士に脅しをかける

    会長「お前ら兵士がクソに変えた金は、誰で賄われた⁉︎」

    会長「いいから押せ‼︎
    この積荷は、お前らのチンケな人生じゃ一生稼げねぇ代物だ!
    協力すれば礼はする‼︎」

    サングラスの男「・・・・・」←無言で抜刀

    母親「大丈夫よ。
    お父さんが大砲で、巨人をやっつけてくれるからね」

    少女「お母さん……あれ…」

    少女が後ろを指差した

    後ろから巨人が走ってくる

    サングラスの男「……あらら…きちゃったよ…」

    「巨人だ!!!」

    「すぐそこまで来てるぞ!!!」

    巨人を追いかける兵士3名

    駐屯兵「クソ‼︎なぜおれたちを無視して住民のところに行くんだ⁉︎」

    駐屯兵2「奇行種だ、考えても無駄だ‼︎」

    駐屯兵3「速い‼︎
    精鋭の私達が、追いつけないなんて‼︎」

    駐屯兵「このままじゃ___⁉︎」

    そんな兵士達を尻目に、とてつもない速さで巨人を追う兵士が1名…

    その兵士の放つアンカーは確実に巨人のうなじをとらえ、肉を削ぎとる

    バタ!

    巨人が前に倒れる

    ・・・・・

    辺りが沈黙に包まれる

    サングラスの男「うわっ‼︎…潰されるかと思った…」

    話しているのはこの男だけだ

    ミカサ「………何を…してるの?」

    ミカサ「今、仲間が死んでいる…
    住民の避難が完了しないから…巨人と戦って死んでいる…」

    会長「それは当然だ!
    住民の命や財産を守るために心臓を捧げるのが、お前らの務めだろうが‼︎」

    ミカサ「………人が人のために死ぬことが当然だと思ってるのなら…
    きっと理解してもらえるだろう。
    あなたという、一人の尊い命が、多くの命を救うことがあることも」

    会長「………‼︎
    やってみろ‼︎おれはこの街の商会のボスだぞ⁉︎
    お前の雇い主とも長い付き合いだ。
    下っ端進退なんざ…冗談で決めるぞ⁉︎」

    ミカサ「死体がどうやって喋るの?」

    ミカサの、睨みや暴力も無い、無表情の脅し

    会長「・・・・・」

    会長「ふっ…荷台を引け…」
  17. 17 : : 2014/03/26(水) 20:33:12
    少女「おねぇちゃん、ありがとう‼︎」

    ミカサ「・・・・・」

    母親「おかげで助かりました。
    感謝いたします」

    ミカサ「」トン

    ミカサは感謝に対し、敬礼で受け答えた

    サングラスの男「カッコイイねぇー。
    巨人を一蹴、会長相手に恐喝…
    君、ほんとに訓練兵?」

    ミカサ「おじさんは…?」

    サングラスの男「おじさんって…酷いな。
    おれはこう見えてもまだ25歳なのに…」

    サングラスの男「しかし…
    訓練兵で巨人を倒すとはなぁ…しかも、先輩の精鋭追い抜いて一撃…
    天才ってのはいるんだなぁ」

    ミカサ「あなたの服装や、立体起動装置を見る限り、兵士のようだけど…
    ここで何をしてるの?」

    サングラスの男「いやいや、ちょっと遠足からかえってきて…ただいまって言いに来たんだけどね…
    ほら…「ただいまと言うまでが遠足だ」っていうじゃない」

    ミカサ「真面目に答えて」

    サングラスの男「ハハハ…まぁ…今は知らなくていい…
    おれもあっちの方に向かうよ」

    男はそう言って、住民達とは反対側に歩いていった

    ボロボロになっていたが、背中にははっきりと、調査兵団の証である"自由の翼"が描かれていた
  18. 18 : : 2014/03/26(水) 20:47:48
    イアン「よく仕留めたアッカーマン
    さすがだな…」

    ミカサ「ありがとうございます」

    ミカサ「…しかし
    焦って1回の攻撃で…刃をなまくらにしてしまいました。
    次は注意します…」

    イアン「・・・・・」
  19. 19 : : 2014/03/26(水) 21:16:52
    中衛

    ジャン「撤退の鐘はまだなのか⁉︎」

    ジャンが3m級の巨人を凍らせながら話す

    マルコ「もう…とっくに鳴っていてもおかしくないはずなんだけど…」

    ジャン「さすがに…ガスが切れそうだ!」

    ジャン「‼︎…マルコ!
    危ねえ‼︎」

    マルコに向かって、巨人が大口開けて突っ込む

    しかし、巨人がマルコの元へ到達する前に、何者かの手によってうなじを削がれた

    ゴロ(人)「大丈夫か⁉︎」

    マルコ「死ぬかと思った…
    ありがとう、ゴロ」

    ゴロ「巨人に狙われないから、簡単に背後を取れるよ」

    ジャン「しっかし…
    今日はやけに張り切ってるな」

    ゴロ(人)「もう、二度と巨人に…この木偶の坊共に
    仲間を殺させるわけには、いかないからな」

    ジャン・マルコ「・・・・・」

    ジャン「それにしても…補給班の連中は何やってんだ?」

    ゴロ「それは思っていた。
    補給班がいなければ、ガスを補給できない」

    マルコ「ん?……
    あれは…ライナー達じゃないか?」

    ジャン「おお、ほんとだ!
    ライナー‼︎」

    ジャンがライナー達を呼ぶ

    ライナー「なんだ、ジャンか…」

    ジャン「やけに元気ねぇな……まぁこの状況で元気なんて出るわけねぇが…」

    マルコ「ライナー、補給班を見なかったか?」

    ライナー「補給班なら…多分こない」

    ジャン「どういう意味だ?」

    ライナー「本部が…落ちた…!」

    「「「な!!?」」」

  20. 20 : : 2014/03/27(木) 01:04:42
    後衛

    ざっと見ただけでも、10体を超える巨人が集まっている

    イアン「なんて数の巨人だ」

    ミカサ「班長、下がっていてください」

    ミカサがそう言って、不思議な力を上に打ち上げた

    ミカサ「私が…一掃します」

    ミカサが上を見上げた。
    それにつられて全員が上を見上げる

    空に小さな粒が見える

    イアン「おい……状況だろ…?」

    駐屯兵「隕石!!?」

    巨大な石が空から降ってきた

    ドオォォォ!!!

    隕石により、街の中に大穴が空いた

    イアン「なんという力だ…」

    ミカサ「これで…ここらの巨人は片づきました…」

    ミカサは少しだけ疲れを見せた

    イアン(こいつは間違いなく逸材だ。
    兵士としての基礎能力もすば抜けている。その上、さっきの能力…
    こいつさえいれば…)

    イアン(だがこのままじゃ、上官として示しがつかないな。
    おれも出遅れないようにしないとな。この…"イトイトの実"の能力で…)

    イアン「まだまだ巨人は入ってくる。
    疲れているのなら、少し休んでいろ」

    ミカサ「いえ…大丈夫です」
  21. 21 : : 2014/03/27(木) 01:08:20
    気づいてる人もいるかもしれませんが

    ONEPIECEより能力は弱くなってます
  22. 22 : : 2014/03/27(木) 17:41:11
    イアンの性格がワンピのあのピンクモフモフフッフッフ野郎みたいにならないかな………無理だね………。
  23. 23 : : 2014/03/27(木) 20:49:48
    イアン(右に2体……アッカーマンの倒した巨人の残党も合わせて5体か…)

    イアン「お前達は右をやれ‼︎」

    「「ハッ!!!」」

    イアン「アッカーマン、援護を頼む!」

    ミカサ「分かりました」

    イアン「"五色糸(ゴシキート)"」

    イアンの指から五本の糸が現れ、巨人の体を切り刻む

    イアン「"超過鞭糸(オーバーヒート)"」

    何本もの糸が束なり、切れ味のいい鞭のようになった糸が巨人をうなじごと切り裂く

    イアン(残り1体…!)

    ミカサ「援護を頼まれたけど、必要なさそうだ…」

    ミカサ「⁉︎」

    駐屯兵「うああああぁぁぁぁ!!!」

    駐屯兵が一人巨人に捕まり、今まさに食われようとしてる

    イアン「くそっ……!
    "寄生糸(パラサイト)"
    (間に合わない……!)

    ミカサ「ふんっ‼︎」ザシュ

    ミカサが立体起動による猛スピードで、巨人のうなじを削いだ

    巨人が倒れこむ寸前にイアンが糸を引き、捕まっていた兵士を引っ張り出した

    イアン「よくやったぞアッカーマン」

    ミカサ「ありがとうございます」

    ミカサ「………(撤退の鐘はまだ…⁉︎
    まだ住民の避難が完了してないの⁉︎)」

    カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン

    イアン「撤退だ‼︎ガスを補給しろ!
    壁を登るぞ!」

    ミカサ「前衛の撤退を、支援してきます‼︎」

    イアン「な…⁉︎おい…ミカサ…‼︎」

    ミカサがエレンの元へ向かう
  24. 24 : : 2014/03/27(木) 20:54:03
    ≪22

    イアンの性格は変わらないけど、イアンはピンクモフモフフッフッフ野郎とは少し違う能力の使い方をします
  25. 25 : : 2014/03/27(木) 22:23:44
    コニー「くそっ
    どうするんだよ⁉︎」

    ジャン「どうもこうもねぇよ…
    やっと撤退命令が出たってのに…ガス切れで壁を登れねぇ……
    そんで、死ぬんだろうな全員…
    あの腰抜け共のせいで…」

    ジャン「戦意喪失したんだと…気持ちはわかるけどよ
    おれたちへの補給任務を放棄して本部に籠城はねぇだろ…」

    コニー「だから!
    あそこに群がる巨人を殺るしかねぇだろ⁉︎」

    コニー「いたずらに逃げ続けても、おれたちの残り少ないガスを使い果たすだけだ!
    機動力を完全に失えば、いくら能力者でも本当に終わりだぞ‼︎」

    ジャン「珍しく頭を使ったなコニー、だが…
    今のおれたちの兵力でそれができると思うか?
    残されたおれたち訓練兵に、そんな決死作戦の指揮が執れる?」

    コニー「………ダメかな?」

    ゴロ「ジャンの能力で、何とか巨人を凍らせることはできないかな?」

    ジャン「あんなに大量の巨人を凍らすのは無理だ。
    捕まれば能力も使えなくなるしな…」

    ゴロ「そうか……」

    ジャン「マルコ…お前の能力なら壁を登れるだろ?
    お前一人だけでも帰還しろよ」

    マルコ「皆を置いてはいけない」

    ジャン「お人好しもほどほどにしろよ。
    それで死んだら元も子もねぇ…」

    マルコ「指揮役には指揮をする相手がいないと、成り立たないだろ?」

    ジャン「………勝手にしろ…」

    アニ「ライナー…どうする?」

    ライナー「まだだ……
    やるなら集まってからだ」
  26. 26 : : 2014/03/27(木) 22:52:25
    サングラスの男「あれ?
    撤退の鐘が鳴ったのに、なんで壁を登らないんだ?」

    ジャン「誰だよおっさん?」

    サングラスの男「おっさん言うな!おれは25だ!
    確かに汚い髭で、老けて見えるかもしれないが…」

    自分で言って落ち込む

    マルコ「ガス切れで壁を登れないんです」

    サングラスの男「なるほど、おれと同じ理由か」

    ジャン(同じ理由って…なんでそんなに陽気でいられるんだよ…)

    マルコ「その服装と立体起動装置を持ってるということは、あなたは兵士ですよね?」

    サングラスの男「そうだな」

    マルコ「失礼ですが…あなたはいったい誰なんですか?」

    サングラスの男「長い長い旅から帰ってきたばかりの、迷子の迷子の兵士さんだよ」

    マルコ「・・・・・」

    ジャン(真面目に答える気あるのかよ)

    「ミカサ⁉︎お前後衛のはずじゃ…⁉︎」

    ミカサが到着した

    ミカサ「アニ!
    私情を挟んで申し訳ないけど、エレンの班を見なかった…?」

    アニ「私は知らないけど…」

    ライナー「そういや、あっちに同じ班のアルミンがいたぞ」

    それを聞いて、ミカサがアルミンの方に駆け寄る

    サングラスの男(あれはさっき会った…)

    アルミン(ミカサ……
    ダメだ…合わせる顔が、どこにあるって言うんだ…
    僕なんか…無駄に生き延びただけだ…)
  27. 27 : : 2014/03/27(木) 23:28:50
    ミカサ「アルミン…怪我は無い?」

    その質問に対し、アルミンが黙って頷く

    ミカサがホットしたように息を着く

    ミカサ「エレンはどこ?」

    ミカサがアルミンを見ると、アルミンが悲しそうに涙を流す

    アルミン「僕達……訓練兵……34班__」

    アルミン「以上5名は、自分の使命を全うし…壮絶な戦死を遂げました…」

    周りがシーンとなる

    アルミン「ごめんミカサ……
    エレンは、僕の身代わりに…僕は…何も……できなかった
    すまない……」

    ミカサ「アルミン、落ち着いて
    今は感傷的になってる場合じゃない」

    ミカサ「マルコ…本部にいる巨人を排除すれば、みんなは壁を登れる。
    違わない?」

    マルコ「そうだけど…いくらお前でもあの数の巨人は…」

    ミカサ「できる」

    ミカサ「私は…強い…あなたたちより…すごく強い!
    …ので私は…あそこの巨人どもを蹴散らすことができる…例えば…一人でも」

    ミカサ「あなたたちは…腕が立たないばかりか…臆病で腰抜けだ…
    ここで…指をくわえてたりすればいい…くわえて見てろ」

    「あの巨人を一人で相手にするきか?
    そんなことできるわけが…」

    ミカサ「できなければ…死ぬだけ
    でも…勝てば生きる…戦わなければ、勝てない」バシュ

    ミカサが先陣を切った

    ジャン「残念なのはお前の言語力だ…」

    ジャン「てめぇのせいだぞ…エレン…」

    ジャン「おい‼︎おれたちは仲間に一人で戦わせろとまなんだか⁉︎
    お前ら‼︎本当に腰抜けになっちまうぞ!!!」

    ライナー「そいつは心外だな…」

    サングラスの男「当たって砕けろだ!」

    成績上位陣が後に続く

    サシャ「や、やい腰抜け!弱虫ー、ア…アホー」

    「あいつら…ちくしょう…」

    「「「うおおおおおおおおお!!!」」」

    全員が飛び出す
  28. 28 : : 2014/03/27(木) 23:37:44
    ジャン「とにかく短期決戦だ!!!
    おれたちのガスが無くなる前に本部に突っ込め!!!」

    コニー「しかしすげぇなミカサは…
    どうやったらあんなに早く動けるんだ…」

    アルミン(いや…ガスを蒸かしすぎだ!あれじゃすぐに無くなる。
    いつもみたいに冷静じゃない
    動揺を、行動で消そうとしてる…このままじゃ…)

    プシュ

    最悪の事態に陥った
    ミカサのガスが切れ、ミカサが落下してしまった
  29. 29 : : 2014/03/28(金) 00:10:28
    ミカサ(ガスが無くなるまで、気づかないなんて…)

    ズキン

    ミカサ(まだだ…またこれだ…
    また家族を失った)

    ミカサの近くに、15m級が2体接近する

    この世界は、残酷だ…
    そして…とても美しい

    いい人生だった…











    『戦え!!!』

    『戦え!!!』







    ごめんなさいエレン…私はもう…諦めない

    死んでしまったらもう……あなたのことを、思い出すことさえできない

    だから__何としてでも勝つ!

    何としても生きる!!!

    ミカサ「うああああああ!!!」

    ミカサが巨人に刃一本で立ち向かった

    その瞬間…

    ドオォォォ!!!!

    もう一体の巨人がミカサを食おうとした巨人を殴り飛ばした

    黒髪巨人「ァァァァァァァ!!!」

    ミカサ(巨人が__巨人を殺してる!!?)
  30. 30 : : 2014/03/28(金) 00:31:42
    アルミン「ミカサ‼︎」バシュ

    アルミンがミカサを建物の上に連れて行く

    アルミン「ミカサ‼︎ケガは⁉︎」

    ミカサ「……私は大丈夫…」

    コニー「まずいぞ‼︎15m級が2体だ‼︎」

    ミカサ「いや…あの巨人は…」

    黒髪巨人「アアアアアア!!!」

    15m巨人「オオオオオオ!!!」

    2体の巨人が睨み合う

    黒髪巨人「」スッ

    黒髪巨人が対人格闘の構えをする

    黒髪巨人の腕が炎に変化し、15m級巨人の顔面を殴った

    炎の火力と、巨人の怪力によるパンチの威力が混ざり、15m級巨人の顔を跡形もなく消し去った

    首を失った15m級巨人のうなじを、再生する前に踏み潰す

    アルミン「とどめを…刺した⁉︎
    弱点を理解して殺したのか…⁉︎」

    コニー「とにかく移動するぞ、あいつがこっちに来る前に…」

    アルミン「いや…
    僕達に無反応だ…とっくに襲ってきてもおかしくないのに…」

    ミカサ「格闘術の概念があるようにも感じた。
    それにあの炎は…エレンと同じメラメラの実の能力…
    あれは一体…」
  31. 31 : : 2014/03/28(金) 00:43:29
    これ………普通………気付くよね………
  32. 32 : : 2014/03/28(金) 00:54:47
    本部付近

    全員が沈黙していた。
    聞こえるのは巨人に食われる訓練兵の悲鳴と断末魔に、巨人が人を食べる時になるパキパキという嫌な音だけ…

    ジャン「・・・・・」

    ジャン「今だ!!!
    巨人が集中してるスキに、本部に突っ込め!!!」

    全員がジャンの指示で動いた

    途中で巨人に捕まりそうになるも、誰かが捕まっても、スピードを緩めず、そのまま進み続けた

    パリーン!

    何人かの訓練兵が本部の窓を割って入り込む

    ジャン「何人…たどり着いた…?
    仲間の死を利用して……おれの合図で何人…死んだ?…」

    ライナー「⁉︎」

    ライナーが何かに気づく

    ライナー「伏せろ!!!」

    ドオォォォ!!!

    ジャン(!!?……しまった
    人が集中しすぎた…)

    ジャン(普通だ……これが現実ってやつだ……おれは知ってたはずだ。
    普通に考えればわかる…こんなでけぇやつには、勝てねぇことぐらい…)

    壁に穴が空き、そこから巨人が顔を覗かしている。

    しかし、よく見ると巨人の顔がゆがんできたのが分かる

    ドオォォォ!!!

    巨人が殴り飛ばされる

    黒髪巨人「アアアアア!!!」

    ジャン「は……!!?」
  33. 33 : : 2014/03/28(金) 00:57:14
    ≪31

    いやでも、いくら能力が同じと言っても、死んだと思ってた奴が巨人になってるなんて思わないだろう
  34. 34 : : 2014/03/28(金) 01:02:08
    >>33
    その前に、黒髪巨人(エレン)は奇行種扱いされとるわ。それで、人食う時一緒に口の中へGOした可能性あり。まあ、エレンなのには変わりないね。
  35. 35 : : 2014/03/28(金) 01:13:21
    パリーン!

    ミカサとコニーとアルミンが遅れて入ってきた。

    ジャン「ミカサ…!!?」

    コニー「やったぞアルミン‼︎
    お前の作戦成功だ‼︎」バシバシ

    コニーがアルミンを褒めながら叩く、叩く力が強すぎてアルミンが痛がる

    コニー「みんな‼︎あの巨人は巨人を殺しまくる奇行種だ‼︎
    しかもおれたちには興味がない‼︎」

    コニー「あいつを上手いこと利用できれば、おれたちはここから脱出できる‼︎」

    ジャン「巨人に助けてもらうだと……?
    そんな夢みてぇな話…」

    ミカサ「夢じやない…‼︎
    奇行種だろうがなんだろうが構わない
    ここであの巨人により長く暴れてもらう…
    それが現実的に私達が生き残るための最善策」
  36. 36 : : 2014/03/28(金) 01:14:38
    ≪34

    まぁとにかく、コメントありがとう。
    続きもみてください。
  37. 37 : : 2014/03/28(金) 01:33:36
    本部の前では奇行種が暴れている

    本部内ではガスを補給するための作戦が行われている。

    作戦はアルミンが考えたものであり、その内容は
    リフトから数人の人間が、鉄砲で巨人の視覚を奪い、7体の巨人に7人がそれぞれ巨人の急所に切りかかるというものだ。

    その7人とは

    ミカサ、ライナー、ベルトルト、アニ、ジャン、コニー、サシャの7人だ



    コニー「けどよ…立体起動装置もなしで巨人を仕留められるか?」

    ライナー「いけるさ!
    相手は3〜4m級だ。急所は狙いやすい」

    ジャン「あぁ…大きさにかかわらず頭より下、うなじにかけての」

    サシャ「縦1m、横10cm‼︎」

    ライナー「もしくは、こいつをケツにぶち込む‼︎
    弱点はこの二つのみ‼︎」

    コニー「知らなかった‼︎そんな手があったのか‼︎」

    サシャ「私も…初めて知りました…」

    ジャン「ライナー…それがお前の最後の言葉になるかもしれんぞ」

    ミカサ「…ジャン…」

    ジャン「なんだミカサ?」

    ミカサ「そういえば、あのサングラスかけた男の人を見なかったけど…」

    ジャン「あぁ…あのボロボロの格好してた人か…
    この本部にいないんだったら、恐らく…巨人に食われたんだろうな…」

    ミカサ「・・・・・」
  38. 38 : : 2014/03/28(金) 02:13:22
    巨人の恐怖と失敗は許されない緊張感の中で、訓練兵達が銃を構える

    ドクン

    マルコ「待て」

    ドクン

    マルコ「待て」

    ドクン

    マルコ「待て」

    ドクン

    マルコ「__用意……」

    マルコ「撃て!!!」

    ドドドドドドドドド!!!

    マルコの合図で一斉に銃を発泡する

    その銃な音を合図に、上で待機していた7人が巨人に切りかかった

    (一人も死なせたくないのなら…
    この一撃で、決めるんだ!!!)

    ミカサ(捉えた…‼︎)ザシュ

    ミカサ(みんなは…⁉︎)

    ミカサ以外のみんなも成功していた

    一部を除いて…

    ベルトルト「サシャとコニーだ!!!」

    ジャン「急げ‼︎援護を!!!」

    2体の巨人がサシャとコニーに襲い掛かる

    ザシュ

    2体の巨人のうなじが削がれた

    1体はゴロに、もう1体はサングラスの男によって

    コニー「ありがとう、ゴロ‼︎」

    ゴロ(人)「こういうのは、任せろ!
    ネコの得意分野だ」

    サシャ「ありがとうございます‼︎」

    サングラスの男「いえいえ」

    ジャン「あんた、生きてたのか⁉︎」

    サングラスの男「勝手に殺すな!」

    ミカサ「今までどこにいたの?」

    サングラスの男「まぁ…ちょっとな…」

    ジャン「まぁそれは後でもいいか」

    ジャン「全体、仕留めたぞ‼︎
    補給作業に移行してくれ!」
  39. 39 : : 2014/03/28(金) 10:46:31
    ネコは夜目もきき、獲物を見失ないための視力もある。
    足には肉球が付いており、獲物に音もなく忍び寄ることができる(癒しにもなる)
    獲物を逃がさない強靭な顎と、獲物を突き刺す鋭利な爪まで持っている。
    ネコこそが本当の狩人だ。

    byゴロ
  40. 40 : : 2014/03/28(金) 16:45:00
    本部の外

    激しい死闘の後、本部の周りがボロボロに破壊され、巨人の残骸が散らばっている

    黒髪の巨人が他の巨人に食われている

    アルミン「共食い……?」

    ミカサ「体を再生できてないのか…?」

    ライナー「あの巨人を助けよう…」

    ジャン「正気かライナー‼︎」

    アニ「たとえばあの巨人が、味方になる可能性があるとしたら、どう…?
    どんな大砲よりも強力な武器になると思わない?」

    ジャン「⁉︎……巨人が味方だと…⁉︎」

    アルミン「あ…あいつは…トーマスを食った奇行種……⁉︎」

    トーマスを食った奇行種が現れた瞬間、黒髪の巨人が怒り狂ったように吠え出した

    黒髪の巨人「アアアアアアアア!!!」

    まとわりつく巨人を振り払い、まっすぐ奇行種の方に駆け出し、渾身の力で奇行種のうなじに噛み付いた。

    そのまま周りの巨人を蹴散らし、力尽きた

    ジャン「もういいだろ……?ずらかるぞ!
    あんな化け物が味方なわけがねぇ」

    しかし全員その場から動かない

    倒れた巨人のうなじから、エレンが現れたからだ

    ミカサが急いで駆けつける。

    エレンを抱きしめ、心臓の音を確認する

    ドクン ドクン

    エレンが生きていることを確認すると
    ミカサは嬉しさの余り、大声で泣いた

    アルミン(エレンは……あの時……)

    アルミン「一体…何が……」

    ライナー「どういうことだ……?」

    サングラスの男「・・・・・」

    ジャン「これを、エレンが、やったってことか…?」

  41. 41 : : 2014/03/28(金) 16:56:57
    少し離れた場所

    ファルコ「巨人化して、戦士以外皆殺ししようと思ったのに…
    変なサングラスの男に邪魔された」

    ファルコ「まぁいいや…もっと面白いものを見つけたしな…」
  42. 42 : : 2014/03/29(土) 04:16:56
    エレン「はっ!」

    エレンの目が覚めた

    ミカサ「エレン……」

    アルミン「知ってることを全部話すんだ!
    きっとわかってもらえる!」

    エレン「!!?」

    エレン達を武装した兵士が取り囲んでいる
    全員がまるで化け物でも見てるかのように、恐怖や怒りが混じったような目をしている

    キッツ「イェーガー訓練兵‼︎
    意識が戻ったようだな!」

    キッツ「率直に問う、貴様の正体は何だ?
    人か?巨人か?」

    エレン「し……質問の意味がわかりません!」

    キッツ「シラを切る気か⁉︎化け物め‼︎
    大勢の者が見たんだ‼︎お前が巨人の体内から姿を現した瞬間をな‼︎
    今、我々は人類存亡の危機の現場にいるのだ‼︎
    これ以上貴様らに兵力も時間も割くわけにはいかん‼︎
    私は躊躇なく榴弾をぶち込むのだ!!!」

    「いまなら簡単です!」

    「やつが人間に化けてる内にバラしちまえ‼︎」

    ミカサ「私の特技は、肉を削ぐことです。
    私の特技と能力を体験したい方がいれば…どうぞ一番最初に近づいてください」

    ミカサの殺気で、兵士達の背筋が凍りつく

    イアン「隊長…彼女がミカサ・アッカーマンです。
    彼女の働きは並の兵士100人分と等価です…失えば、人類にとって大損害です」

    キッツ「・・・・・」

  43. 43 : : 2014/03/29(土) 13:18:35
    キッツ「もう一度問う‼︎貴様の正体は何だ⁉︎」

    エレン(とにかく…答えを間違えるな
    ……そうだ、おれは昔からお前らと同じ__)

    エレン「人間です」

    キッツ「…そうか…
    仕方ないことだ……誰も自分が、悪魔じゃないことを、証明できないのだから…」

    合図を送る

    エレン(何やってんだおれは…
    自分の願望を言っただけじゃねぇか…)

    エレン「…⁉︎」

    グリシャ『エレン…この鍵を…肌身離さずに持っているんだ…』

    グリシャ『そして、思い出せ…
    お前が地下室に行かなくてはならないことを…』

    グリシャ『使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう…』

    グリシャ『ミカサやアルミン…みんなを救いたいなら
    お前はこの力を…支配しなくてはならない』

    ガリ

    エレンが自分の手を噛んだ

    カッ

    ドオォォォォォォ!!!

    「うああああああ!!!」

    突然現れた骸骨のような巨人が、榴弾を防いだ
  44. 44 : : 2014/03/29(土) 13:36:22
    アルミン「本当に………エレンは…」

    ミカサ「エレンが巨人化して私たちを守った…今はそれだけわかっていたらいい…」

    エレン「ミカサ、アルミン」

    ミカサ「エレン、これからどうするの?」

    エレン「考えは2つある。
    おれはここからは単独で動こうと思う」

    ミカサ「私も行く」

    エレン「ダメだ、置いてく」

    ミカサ「エレン!わたしは__」

    エレン「まてよミカサ。
    考えは2つあるって言っただろ…」

    エレン「アルミン、お前は駐屯兵団を説得出来るか?」

    アルミン「え……?」

    エレン「できるか、できないか
    もちろんおれはどっちでもお前の意見を尊重する」

    ミカサ「アルミン…あなたには答えを見つける力がある。
    どんな判断であろうと、私もそれを信じる」

    アルミン「・・・・・」

    アルミン「必ず説得してみせる!!!」
  45. 45 : : 2014/03/30(日) 03:02:38
    俺をオリキャラで出せませんか?
    ツバサ・ブラックバードって名前で
    能力はピカピカで( ̄▽ ̄)
    人類の見方でクリスタと恋愛して欲しい笑

    無理なら無視ってください( ;´Д`)
    これ見てる人もすみません(;´Д`A
  46. 46 : : 2014/03/30(日) 09:43:39
    ≪45

    能力を変えてくれたらいいよ
  47. 47 : : 2014/03/30(日) 10:43:30
    アルミンが装備を外し爆煙の中から飛び出す

    アルミン「彼は人類の敵ではありません!」

    キッツ「命乞いにかす耳はない!
    やつが巨人ではないと言うのなら証拠を出せ‼︎」

    アルミン「証拠は必要ありません!」

    アルミン「大勢の者が見たと聞きました!
    ならば彼と巨人が戦う姿も見たはずです‼︎」

    アルミン「つまり巨人は彼のことを我々人類と同じ捕食対象として認識しました‼︎
    この事実だけは動きません!」

    サングラスの男「あいつの言うとおり、彼が味方というのなら
    人類にとって大きな戦力になるんじゃないでしょうかね」

    キッツ「な‼︎…貴様、いつの間に隣に⁉︎」

    リコ「今がどういう状況かわかっているのか⁉︎
    誰だが知らないが、勝手に口を出すな!」

    サングラスの男「おぉー、相変わらずだね
    どうだ?今度一緒に食事でも」

    リコ「」イラッ

    イアン「落ち着け、リコ」

    キッツ「あんな得体の知れないやつを、我々の仲間にはできん!」

    サングラスの男「そう思ってるやつは他にもいると思うが…」

    キッツ「!?」

    「確かにそうだ…やつは味方かもしれんぞ…」

    何人かの兵士が味方かもしれないと、疑問を感じている

    キッツ「迎撃態勢をとれ‼︎
    奴らの巧妙な罠に騙されるな‼︎」

    キッツ「奴らの行動は常に我々の理解を超える‼︎
    人間に化けることも可能というわけだ‼︎」

    アルミン(ダメだ…考えることを放棄してる…
    ……考えることが怖いんだ!」
  48. 48 : : 2014/03/30(日) 10:45:30
    ミスった
  49. 49 : : 2014/03/30(日) 11:43:31
    アルミン「・・・・・」

    アルミン「私は、とうに人類復興の為なら、心臓を捧げると誓った兵士!!!
    その信念に従った末に命が果てるのなら本望!!!」

    アルミン「彼の持つ「巨人の力」と残存する兵力が組み合わされば、この街の奪還も不可能ではありません!!!」

    アルミン「人類の栄光を願い!!のれから死に行くせめてもの間に!!
    彼の戦術価値を説きます!!!」

    アルミンが胸をおもいきり叩くほど強く敬礼をし、喉が枯れるほどの大声で叫んだ

    キッツ(どう命乞いしようと、私は規則に従うまで…)スッ

    合図を送るため、腕を高く上げる

    サングラスの男(説得に…耳を貸さないようだな…
    仕方ない、こうなりゃこいつらの命だけでも…おれの能力で…)

    キッツ(規則に反する者は排除する)

    「よさんか」

    合図を送り切る前に、何者かがキッツの腕を掴む

    ピクシス「相変わらず図体の割りには子鹿のように繊細な男じゃ。
    お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」

    キッツ「ピクシス司令…‼︎」
  50. 50 : : 2014/03/30(日) 12:31:45
    ドット・ピクシス
    トロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であり、"フワフワの実"の能力者でもある、人類の最重要区防衛の全権を託せれた人物

    そして…

    ピクシス「……やはり見つからんか…
    超絶美女の巨人になら、食われてもいいんじゃが…」

    生来の変人としても知られている
  51. 51 : : 2014/03/30(日) 13:04:33
    ピクシス「おぬし……ボロボロになってはいるが、その隊服…調査兵団のものじゃな」

    ピクシス「調査兵団は壁外調査に行ってるはずじゃが…?」

    サングラスの男「みたいですね…」

    ピクシス「?…みたいということは、知らんかったのか?」

    サングラスの男「おれは調査兵団には、いないはずの人間なんです。
    名簿にも、おれの名前は載ってないでしょうし…」

    ピクシス「おぬし……名前は…?」

    サングラスの男「ロイ・フェニック」

    「「「!!?」」」

    エレン(おい、アルミン…ロイ・フェニックっていったら…)

    アルミン(あぁ…2年ほど前に戦死した兵士だよ…)

    ピクシス「戦死したと聞いたが…?」

    ロイ「目の前にいるとおりです」

    ピクシス「ふむ……それが本当だとしたら…おぬしには聞きたいことが山ほどある…
    じゃが、今は他にやることがある」

  52. 52 : : 2014/03/30(日) 13:22:52
    ピクシス「さて…」

    ピクシスがアルミンの方を見た

    ピクシス「アルミン訓練兵……じゃったかの?」

    アルミン「ハッ」バッ

    ピクシス「お主は先ほど、「巨人の力」とやらを使えば、この街の奪還も可能だともうしたな」

    アルミン「あの時、僕が言おうとしたことは
    巨人になったエレンが、破壊された扉まであの大岩を運んで扉を塞ぐということでした」

    アルミン「ただ単純に思いついただけですが…
    せめてエレンのもった力に、現状を打開できる可能性を感じてもらえないかと…
    もちろん、助かりたい一心でですが…」

    ピクシスがエレンの方に歩いていく

    ピクシス「エレン訓練兵よ……
    穴を塞ぐことができるのか?」

    エレン「………
    塞いでみせます!何があっても…‼︎」

    ピクシス「よう言ったの!主は男じゃ‼︎」

    ピクシス「参謀を呼ぼう‼︎
    作戦を立てようぞ」

    ピクシス「お主も手伝ってくれるな?」

    ロイ「もちろん」
  53. 53 : : 2014/03/30(日) 16:05:55
    ピクシス「巨人が存在するはるか前。
    人類は種族や理の違う者同士で殺し合いを続けていたと言われておる」

    ピクシス「その時に誰かが言ったそうな
    もし…人類に共通の敵が現れれば、人類は一丸となって争いごとをやめるだろうと…」

    エレン「そんな言い伝えがあるんですか…
    随分と呑気ですね…」

    ピクシス「お主もワシと同じで、品性がひん曲がっておる」

    エレン「その共通の敵に、ここまで追い詰められた今でも、一つになったとは言い難い状況だと思いますので…」

    ピクシス「あぁ…そろそろ一つにならんとな…戦うことも難しいじゃろうて」
  54. 54 : : 2014/03/30(日) 16:43:24
    ピクシス「」オホン

    ピクシス「注!!もおおおおおおおおく!!!」

    ピクシス「これより、トロスト区奪還作戦の説明をする!!
    この作戦の成功目標は、破壊された穴を
    塞ぐ!!ことである!!」

    ピクシス「まず彼から紹介しよう
    訓練兵所属、エレン・イェーガーじゃ!」

    ピクシス「彼は我々が極秘に研究してきた巨人化生体実験の成功者である!!」

    ピクシス「巨人と化した彼が全問付近にある、例の大岩を持ち上げ、破壊された扉まで運び、穴を塞ぐ!!!」

    ピクシス「諸君らの任務は彼が岩を運ぶまでの間、彼を他の巨人から守ることである」

    駐屯兵「あの巨大な岩を持ち上げる…そんなことが…」

    ダズ「嘘だ!!!
    そんなわけのわからない理由で命を預けてたまるか!!
    おれたちをなんだと思ってるんだ!?」

    駐屯兵「おい!まて!死罪だぞ!?」

    ダズ「人類最後の時を家族と過ごします!!!」

    髭駐屯兵「今日ここで死ねってよ!!
    おれは降りるぞ!!!」

    「おれも!!」 「わ…私も…」

    あちこちで兵士の反乱が見れる

    キッツ「覚悟はいいな反逆者共!!!
    今!!この場で叩き斬る!!!」

    ピクシス「ワシが命ずる!!
    今この場から去る者の罪を免除する!!」

    ピクシス「一度巨人の恐怖に屈した者は、二度と巨人に立ち向かえん!
    巨人の恐ろしさを知った者はここから去るがいい!」

    ピクシス「そして!!
    その恐怖を愛する者にも味合わせたい者も!!ここから去るがいい!!!」

    髭駐屯兵「それだけはダメだ…娘は…私の最後の希望なのだから…」

    この言葉により、ほとんどの兵士が引き返す

    エレン(おれは……ならなきゃいけないんだ…みんなの希望に…)

    ピクシス「我々はこれより奥の壁で死んではならん!!

    ピクシス「どうかここで__
    ここで死んでくれ!!!」
  55. 55 : : 2014/03/30(日) 16:56:19
    イアン「極秘人間兵器とか言ってたが…
    穴を塞げるのなら何でもいい
    お前を最優先で守る。
    頼んだぞ!」

    エレン「は…はい」

    イアン「しかし…久し振りだ…
    ロイ・フェニックだったとは…」

    ロイ「何度か会ったことあるよな」

    リコ「調査兵団では優秀な兵士だろうが、名を名乗ることは誰にでもできる…
    そいつが本物かどうか…怪しいがな」

    ロイ「ハハッ…
    相変わらずツンデレだな」

    リコ「」イラッ

    イアン「もうすぐ目的地に到着だ(この性格は……本物そうだな)
  56. 56 : : 2014/03/30(日) 17:21:56
    ピクシス『今まで、人類が巨人に勝ったことは一度もない
    巨人が進んだ分だけ、人類は後退を繰り返し、領土を奪われてきた』

    『しかし、この作戦が成功した時、始めて人類は巨人から領土を奪い返すことに成功する』

    『その時が、人類が始めて
    巨人に勝利する瞬間であろう…』

    『それは人類が奪われてきたものに比べれば…小さなものかもしれん』

    『しかし、その一歩は我々人類にとっての
    大きな進撃になる』




    カッ

    エレンが巨人に変化した

    エレン巨人「アアアアアアアア!!!」

    エレン巨人がミカサの方を見る

    ミカサ「エレン?」

    ドゴオォォォ!!!

    エレン巨人がミカサを殴る
  57. 57 : : 2014/03/30(日) 17:22:43
    ここからオリジナル要素を増やします
  58. 58 : : 2014/03/30(日) 17:42:56
    ミカサがエレンの拳をかわし
    エレン巨人の顔に飛び乗る

    イアン「よせ!そいつから離れろ!!」

    ミカサ「私が分からないの!?
    私はミカサ!あなたの…家族!!」

    イアン「よけろ!!!」

    エレン巨人が再びミカサに拳を振った

    ドゴオォォォ!!!

    エレン巨人が自らの拳で顔の半分を消失する

    ミタビ「なんだこいつ…頭の悪い普通の巨人じゃないか…」
  59. 59 : : 2014/03/30(日) 19:29:24
    ミタビ「何を迷ってるんだイアン!すぐに撤退すべきだ!」

    リコ「仕方ないが…イェーガーはここにおいて行こう」

    ミカサ「!!!」

    ミカサが凄い剣幕で、上官2人に切りかかろうとする

    ロイ「おい…そいつは味方に向けるもんじゃねぇだろうが…」

    ロイがミカサを抑える

    イアン「落ち着け、アッカーマン」

    ミカサ「・・・・・」

    ロイ(やれやれ、これがヤンデレってやつか……恐ろしいね)

    イアン「イェーガーを無防備のまま置いてはいけない…」

    リコ「この出来損ないの人間兵器様のために…何百人も死んだだろうに…
    こいつを回収して、また似たようなことを繰り返すっての?」

    イアン「そうだ…何人しのうと、何度だって挑戦すべきだ!」

    イアン「おれたちが今やるべきことは、これしかないんだ。
    あのよくわからない人間兵器の為に、命を投げ打って…健気に尽くすことだ」

    イアン「さあ…どうする?」
    これがおれたちにできる戦いだ…
    これがおれたちに許されたあがきだ」

    リコ「そんなの…納得できない
    けど…命令には従うよ」

    リコ「必死に足掻いて人間様の恐ろしさをわからせてやる」

    ミタビ「…立ち話が過ぎたな。
    行くぞイアン」

    イアン「あぁ」

    ミカサ「ありがとうございますイアン班長」

    イアン「れいには及ばない
    お前も自由に動くんだ。その方が…お前の力も発揮しやすい。
    …恋人を守るためだもんな」

    ミカサ「家族です」

    ミカサの顔が少し赤くなる

    ロイ「おれは向こうのほうを担当する」

    イアン「わかった」

    イアン「・・・・・」

    ロイ「どうした?」

    イアン「司令の能力なら、あの大岩を運ぶことも可能なはずだ。
    何故そうしないんだ?」

    ロイ「本人に聞いたが…できないらしいんだ。
    能力を受け付けないらしくてな」

    イアン「ただの大岩がか?
    海楼石じゃあるまいし…」

    ロイ「おれは…何者かの作為を感じるな」バシュ

    そう言い残し、ロイは立体起動で飛んで行った
  60. 60 : : 2014/03/30(日) 21:11:41
    他の104期生たち

    ジャン「離脱して正解だったな、あのままじゃ食われてた」

    コニー「アニの言った通り、自己判断ってのも大事だな」

    アニ「ジャンとマルコの指揮がよかったんだよ」

    ジャン「珍しいな、お前が人を褒めるなんて」

    アニ「別に…」

    マルコ「またジャンは…………」

    ジャン「どうしたんだマルコ?」

    マルコ「さっきの巨人がこっちに来るぞ!」

    マルコの言ったとおり、3体の巨人がジャンたちの方に寄ってきた」

    ジャン「あれくらいならおれに任せろ!」

    パキーン

    ジャンが能力を使い、巨人を凍らした

    コニー「能力だけは凄いよな」

    ジャン「だけは余計だ」

    ジャンの背後から巨人が接近

    マルコ「危ない!!」

    ドオォォォ!!!

    マルコがギリギリでジャンを助ける

    巨人の攻撃で建物の屋根が損失する

    ジャン「あっぶねー…
    サンキュー、マルコ」

    マルコ「どういたしまして」

    マルコ「集まりすぎたら、今みたいに巨人が寄ってくる。
    一度解散しよう」
  61. 61 : : 2014/03/30(日) 22:23:27
    一人で行動しているマルコ

    マルコ(あれはジュラか?…
    他にもファルコに、カーボン、ウワバミまで…
    こんなところで何を話してるんだ?)

    ウワ「どうして鎧の巨人は、壁を破壊しないの?」

    ジュラ「エレンがいるからだ…あいつが巨人化能力者であり、座標の可能性もあるからな」

    カーボン「それで、目標を人類を滅ぼすことから、エレンの誘拐に変更したわけか」

    マルコ(え!!?)

    ジュラ「あぁ…」

    ファルコ「おれはそんなの認めねぇぞ!
    壁の中のやつらは皆殺しだ!」

    カーボン「でも…もしエレンが座標だったらどうするんだ?」

    ファルコ「最初の目標は殲滅だったんだ。
    それさい果たせば、座標なんか関係ない!」

    ウワ「どうするのジュラ?」

    ジュラ「やるさ、ここの連中は絶滅させる。
    おれたちはそのために生きてきたんだからな」

    カーボン「だがどうする?あいつらはここの連中に情が移っている。
    期待はできないぞ」

    ジュラ「エレンの存在はライナー達にとっては喜ばしいことだが、おれたちにとっては邪魔でしかない」

    マルコ(ライナー達…?ライナーが関係してるのか?)

    ジュラ「エレンは消す。
    そうすればライナー達も協力せざるえないだろう…
    すでに大量の巨人を送ってある、お前の言う妙なサングラスの男も一緒に葬るためにもな」

    ジュラ「後でおれも行こう。
    だがその前に………ネズミを一匹、始末しなくちゃならなそうだ」

    ジュラがまっすぐマルコの隠れている場所を睨む
  62. 62 : : 2014/03/31(月) 11:03:53
    マルコ「僕は何かの聞き間違いでもしたのか?」

    ジュラ「いや、お前の聞き間違いなんかじゃないさ」

    マルコ「お前達が巨人…?
    それも…人類を滅亡させる…?」

    ジュラ「こんな話を聞いて、動揺するなというのが無理な話だな。
    なんなら、ここで巨人化して試しに何人か殺してやってもいいが?」

    マルコ「ふざけるな!!」

    カーボン「どのみち、この話を聞いてしまった君には、ここで死んでもらう…」

    マルコ「どうせ全員殺すんだろ?
    ……なら一つだけ教えてくれ…お前達の目的はなんなんだ?
    何の恨みがあって人類を殺すんだ?」

    ウワ「別にあなたには恨みは無い。
    恨みがあるのは…あなたが忠誠を捧げた王…政府にある」

    マルコ「どういうことだ!?」

    カーボン「皮肉なもんだね、あれだけ憧れ命まで捧げた政府のせいで、君は死ぬことになるんだ」

    ジュラ「お前達は何も知らない。
    巨人のことも、壁のことも、歴史のことも、世界のことも、そして…政府や王のことも…
    せめてもの情けだ…お前の大好きな政府や王のことは知らないまま殺してやる」

    マルコ「殺されてたまるか!
    今の情報さえあれば人類は…」

    マルコが炎の翼を広げる

    ファルコ「戦うつもりか?
    4体1のこの状況で?」

    カーボン「さすがは成績上位、大した自身だね」

    マルコ「いくら不利な状況でも、これほどの情報を持って、簡単に死ぬわけにはいかない!」

    ジュラ「同感だ」
  63. 63 : : 2014/03/31(月) 15:26:37
    ジュラがブレードを構えて走り出した

    あまりの速さに、マルコは反応する間もなく胸を貫かれた

    マルコ「ぐはっ!!?」

    ジュラ「不思議そうな顔をしてるな。
    どうして成績上位のお前が、下位のおれにこんなに容易くやられるのかと…」

    ジュラ「簡単な話だ。
    訓練ではずっと手を抜いていただけ…その気になれば、上位になることだって簡単だった」

    マルコ「ぐっ…」

    ジュラ「再生するか…
    便利だな不死鳥の能力ってのは」

    ドス!

    マルコ「ぐっ…!」

    ジュラがもう一本のブレードでマルコの腹を貫く

    ジュラ「ブレードでは殺しはしない、お前はあくまで巨人に食われて戦死した兵士の一人だ」

    ズシン ズシン

    巨人がジュラ達の下に寄ってきた

    ジュラ「丁度いい、あれに食わせるとしよう」

    ジュラ「ファルコ、カーボン、こいつの立体起動装置を外せ」

    ガチャガチャ

    ジュラ「さて……最後に何か言いたいことはあるか…?
    遺言なら必要ないぞ、どうせ全員そっちに行くのだから」

    マルコ「じゃあ……一つだけ…」

    マルコ「人類をなめるなよ…!
    お前達に比べたら…確かに、人類は弱いさ…
    だけど…人は気持ち次第で強くなれる…!何度だって立ち向かえる!!
    …この作戦でわかったんだ…一度は恐怖に屈しても…守るもののために…もう一度立ち上れる!」

    マルコ「この作戦は成功する!!
    一人一人の覚悟と勇気によって…!
    その時こそ、人類の最初の勝利だ!その時が…人類の反撃の狼煙になる!!!」

    マルコ「追い詰められた…人類の底力を…人類の覚悟を…お前らに味あわせてやる…!」

    マルコ「滅ぶのは…どっちかな…?」

    ジュラ「・・・・・」

    ジュラ「そうか……言いたいことはそれだけだな…?」

    ジュラ「さようならだ…」ゲシッ

    マルコを蹴落とした

    10m以上の高さから、マルコが舞うように転落する

    しかし、転落死することはない。
    なぜなら巨人がマルコの体を受け止めるからだ…
    しかし助かったわけでもない、巨人に捕まったあと向かう場所は、巨人の腹の中だ

    マルコ(つい臭い台詞を言ってしまったな…)

    マルコ(僕の人生も今日で終わりか…
    結局…憲兵団にはなれなかったな…)

    マルコ(うっ…
    巨人に食われる寸前だってのに…恐怖する力も残ってないや…)

    マルコ(夢は…叶わなかったけど…
    ジャンやエレンやライナー…みんなとの生活は楽しかった)

    マルコ(みんな…ごめん…先に行く…)

    マルコ(そしてジャン…君はいい指揮役に……ガブッ

    マルコが巨人に食われた

    ジュラ「・・・・・」

    ジュラ(じゃあな…マルコ)

    ジュラ「全員、解散するぞ」
  64. 64 : : 2014/04/01(火) 09:46:57
    書くの忘れたけど、マルコは落とされる時、刺されたままグシャってグロイとどめをされてます
  65. 65 : : 2014/04/01(火) 11:20:07
    大岩付近

    巨人化したまま、まだ目が覚めないエレン。
    そこにアルミンがやってきて、目を覚まそうと試みる

    アルミン「エレン!巨人なんかに負けちゃだめだ!
    君にはやるべきことがあるはずだ!
    このままじゃみんな死ぬ、早くこの肉の塊から出るんだ!」

    エレン(ここを出ろって?………おれは眠いんだ)

    アルミン「お母さんの仇をとるんだろ!?」

    エレン(なに言ってんだ……?
    母さんならここにいるじゃねえか…)

    エレンは家族と家にいる夢を見てる
  66. 66 : : 2014/04/01(火) 14:26:51
    ミカサ「はっ!」ザシュ

    ミカサが巨人のうなじを削いだ

    ミカサ(数が一向に減らない…)

    ミカサ(人の数は少ないのに、なぜこんなに…
    まさか、エレンにつられて?)

    ミカサ(とにかく、エレンには近ずけさせない)

    ミカサが巨人の群れに、再び隕石を落とした。

    ドオォォォ!!!

    イアン「くっ……
    負傷者の数が多すぎる…」

    イアンが負傷者や気を失った兵士などの、体が動かない者を糸で操り、巨人から遠ざける

    ミタビ「お前は救助に専念しろ!
    おれが援護する!」

    ミタビが体を水飴のように変化させながら話す。
    ミタビの能力は"アメアメの実"だ。

    ザシュ

    ミカサがまた一体巨人を倒した

    ミタビ「頼もしいな、あの訓練兵」

    ミタビがミカサを見て言う

    イアン「あぁ…おれも驚いた、すごい逸材だよ」

    イアン達が話してるところから少し離れた場所に、巨大な泡が出現した

    ミカサ「!!……あれはなんですか?」

    ミカサがイアン達のもとに近づき、不思議な光景について質問した

    イアン「リコの能力だ。
    あいつの食べた悪魔の実の名前は"アワアワの実"
    相手の力を奪う泡を操る能力だ」

    巨大な泡が巨人の動きを封じる
  67. 67 : : 2014/04/01(火) 16:03:22
    ブクブク アワアワ

    リコ「泡を絶やさないようにしないと」

    リコ「!?」

    2体巨人が泡をかいくぐってエレンの元に向かう

    リコ「なんだあいつら奇行種か!?
    泡をよけていった…」

    イアン「エレンの方へ向かってるぞ!」

    精鋭駐屯兵「おれたちが仕留めます」バシュ

    兵士が4人討伐に向かった

    奇行種「」ブンッ

    グシャ

    奇行種が兵士を潰した

    ミタビ「あいつ…潰しやがったぞ…」

    イアン「食わずに潰す……奇行種か…?」

    ミカサ「なんにしても、このままエレンの





  68. 68 : : 2014/04/01(火) 16:03:49
    間違えたー!
  69. 69 : : 2014/04/01(火) 16:22:58
    ミカサ「なんにしても、このままエレンの元に行かせるわけにはいきません」

    イアン「あぁ…是が非でも止めないといけないな…」

    奇行種(ジュラ)「・・・・・」

    奇行種(カーボン)「・・・・・」
  70. 70 : : 2014/04/01(火) 17:12:38





    アルミン「僕達はいつか…外の世界を探検するんだろ?」

    アルミン「この壁のずっと遠くには…
    炎の水や…氷の大地…砂の雪原が広がっている」

    エレン(………外の…世界…?)

    アルミン「エレン…答えてくれ」

    アルミン「壁から一歩外に出れば、そこは地獄の世界なのに。
    どうしてエレンは、外の世界に行きたいと思ったの?」

    エレン(・・・・・)

    エレン(どうしてだって…?)

    エレン(………そんなの……………決まってんだろ…)

    エレン(おれが!!この世に生まれたからだ!!!」






    エレン巨人「・・・・・」



  71. 71 : : 2014/04/01(火) 17:35:01




    ジャン「また合流できたな……全員無事で何よりだ」

    コニー「逃げてばかりだったがな…」

    ジャン「作戦は巨人を引き付けることだ。
    討伐はしなくていい」

    ゴロ「オイラはしたけどね」

    ジャン「お前は巨人に狙われないからな…」

    バシュ

    ジャン「アニ!…お前も無事だったか」

    アニ「ええ…」

    コニー「あとはマルコだけだが…どこにいるんだ?」

    ジャン「マルコのことだ…きっと無事だろう」

    ジャン(無事……だといいな…)

    アニ「!………あれ見て」


    ズシン ズシン ズシン
  72. 72 : : 2014/04/02(水) 00:46:47




    駐屯兵「班長…ここまでです。
    もう私達しか残ってない!!」

    リコ「……なんなんだ…あの奇行種は…!?」

    ミタビ「方やうなじに刃が通らないほどの強度…方や通常の巨人の何倍もの運動能力…
    完全にお手上げだ…あの化け物め…!」

    イアン「いったん下がるぞ!!
    エレンの状況に応じて判断する!!!」

    ズウゥゥゥゥゥン

    ズウゥゥゥゥゥン

    巨人の足音だ
    しかし、それを見てミカサ達が感じたのは絶望ではなかった

    ミカサ「エレン…」

    アルミン「エレンが勝ったんだ!!!
    今…自分の責任を果たそうとして…!!」

    アルミン「エレンを扉まで援護すれば!!
    僕らの勝ちだ!!!」

    カーボン(行かせるか!!!)ダッ

    奇行種(カーボン)がエレンに襲いかかる

    ゴォォォォォォォォォ

    ザシュ

    立体起動で突っ込んだロイが、奇行種(カーボン)の目をえぐった。

    ロイ「誰かこいつの相手を頼む!
    おれはもう一体の方をやる!!」

    ミカサ「今までどこに?」

    ロイ「人命救助してた」

    イアン「やっと…勝つ希望がうまれたんだ。
    ………絶対に守り切る!」

    イアン「死守せよ!!!
    我々の命と引き換えにしてでも、エレンを扉まで守れ!!!」

    イアン「お前達2人はエレンの元へ向かえ!!
    おれはロイの言うとおり、やつが目を奪った奇行種をやる!!」

    ミカサ「!?」

    アルミン「え!?」

    イアン「これは命令だ!!!
    わかったな!?」

    アルミン・ミカサ「…了解!!」
  73. 73 : : 2014/04/02(水) 01:24:40
    イアン「!?」

    イアン「ミタビ班…!?何を…!?」

    ミタビ班が地上に降り、巨人のすぐそばを走っている。

    ミタビ「巨人共がおれらに食いつかねぇんだ!!
    食いつかれるまで接近するしかない!!」

    駐屯兵「こっち向けコラッ!」

    ミタビ「こっち向け向かねぇと、そのくせぇケツに刃ぶち込んで殺すぞ!!」

    巨人「」ギロ

    ミタビ「来た!!建物まで走れ!!!」

    アルミン「そんな…!!
    地上に降りるなんて自殺行為だ!!」

    イアン「いや……もう…あれしかない」



    バシューン

    ロイ「ふっ!はっ!」ザシュザシュザシュ

    ジュラの巨人体の腕を削ぎ落とす

    奇行種(ジュラ)ブラーン

    ジュラ(左腕はしばらく使い物にならないか…)

    ブンッ

    ロイに蹴りかかる

    スカッ

    しかし、ロイの姿が突然消え、その足は空を切る

    ジュラ(なんだ!?
    やつの体が…!なぜ攻撃が当たらない!?)

    今度は右手でロイを殴るが、再びロイの体は消え、攻撃は空振りに終わる

    ロイ「はぁっ!!!」ザシュ

    ジュラ(今度は、何もないところから突然現れた…!?)

    ジュラ(こいつはいったい……何の能力なんだ…?)
  74. 74 : : 2014/04/02(水) 02:15:59
    カーボン(目は潰されたが…音だけでもエレンの位置は特定できる…)ダッ

    駐屯兵「奇行種が突っ込んで来ます!!」

    イアン「」クイ

    イアンの糸により、奇行種(カーボン)の動きが止まった。

    カーボン(なんだ……!?
    体が…動かない…!?)

    イアン(流石に……これほどの巨体を抑えるのはきつい…!)

    エレン(体が……グチャグチャに、潰れそうだ…)

    エレン(………!?
    ミカサ…アルミン…何してる…そんなとこ歩いてたら
    巨人の餌食に…)



    ジュラ(くそっ…
    どうして攻撃が当たらない!?)ブンッ

    ジュラ(どういう小細工を使ったんだ!?)

    ロイ(動揺してるな…おそらくこいつには知性がある…
    たが…その方がおれの能力は有効だ!)

    バシュ

    ロイがジュラの巨人体の足を狙った

    ジュラ(今度こそ!)

    ジュラがロイを足で振り払った

    ロイ「」スッ

    ジュラ(また……すり抜けた…!?)

    ジュラ(!!!)

    その時…ジュラは直感的に、自分のうなじを防御した

    ロイ「なっ!?」

    ロイがうなじの近くから突然姿を現した

    ロイの攻撃はうなじを捉えることができなかった。

    ジュラ(さっきやつは…自分の攻撃も…
    ………そうか…わかったぞ、やつの能力が…
    やつの能力は…"幻影"だ…)

    ロイ「はぁ!」バシュ

    ジュラ(こいつは幻影だ……本体は…)

    ジュラ(ここだ!)カッ

    ジュラが何もない場所に右ストレートをかます

    ロイ「あっ…ぶねぇ…!!!
    かすった!」

    ロイ(あいつ…おれの能力に気づいたな…?)
  75. 75 : : 2014/04/02(水) 03:00:42
    エレン巨人「・・・・・」ズシン

    ズシン


    おれたちはみんな、生まれた時から自由だ


    ズシン ズシン


    それを拒む者がどれだけ強くても、関係ない


    ミタビ「くっ………ガブッ

    駐屯兵「ミタビー!!!」


    炎の水でも、氷の大地でも、なんでもいい

    空を見た者は、この世界で一番の自由を手に入れたものだ

    戦え!!

    そのためなら命なんか、惜しくない


    ズシン ズシン


    どれだけ世界が恐ろしくても、関係ない


    カーボン(やっと目が見えるようになった)

    まっすぐミカサを睨む

    イアン(まずい……抵抗力が強くなっている!)

    カーボンがミカサの上に足を上げる

    イアン(こいつ…アッカーマンを狙ってるのか……!?)

    イアン(ダメだ…やつはエレンの次に、殺されてはならない兵士だ!
    この逸材を…死なせてはならない!)

    イアンがミカサの元へ走る

    イアン「よけろ!!ミカサ!!!」

    ミカサ「うっ!」

    イアンがミカサを突き飛ばした

    イアン「ミカサ……お前は人類の希望だ。
    こんなところで…死んでは…グシャ

    イアンがミカサをかばって踏み潰された

    ミカサ「イアン班長!!?」

    アルミン「そんな……」

    ミカサ「うあああああ!!!」

    ミカサが怒りに間を任せ、奇行種(カーボン)の足を削いだ


    たとえどんなに世界が残酷でも、関係ない

    戦え!!


    リコ「うおおおおお!!!」

    リコが壁の前にいる巨人の目を刳り、追い払った

    ジュラ(行かせるかぁぁぁ!!!)

    ザシュ

    ガク

    足を削がれ、膝をついた

    ロイ「おいおい、どこに行く気だよ?
    最後まで付き合ってもらうぞ」

    ジュラ(ちっ……!)


    戦え!!

    アルミン「い………」

    アルミン「いけえぇぇぇエレン!!!」

    戦え!!!


    ドオォォォォォォォォォ!!!!

    とてつもない衝撃を生みながら、エレンは大岩で穴を塞いだ


    リコ「……みんな……死んだ甲斐があったな…」

    リコ「人類が今日…始めて巨人に…勝ったよ…」パシュ


    空に勝利の煙弾があがる
  76. 76 : : 2014/04/02(水) 03:06:51





    アンカ「黄色の煙弾確認…作戦が…
    成功したようです!」

    おおおおおおお!!!

    ピクシス「直ちに増援を送れ!!
    精鋭班を救出せよ!!」
  77. 77 : : 2014/04/02(水) 03:25:07




    リコ「さっきの奇行種はどこに行ったんだ?」

    ロイ「さあな、どさくさに紛れて何処かへ消えた」

    ミカサ「アルミン!エレンは!?」

    アルミン「信じられないほどの高熱だ!
    急いで壁を登らないと…!」

    アルミン「くっ!
    体の一部が、一体化しかけている!」

    アルミン「引っ張っても取れない!」

    リコ「切るしかない!」

    ミカサ「ま、まって下さい!!」

    リコがエレンと巨人体が繋がったところを切った


    アルミン「あ…………」

    エレン達の周りが巨人に囲まれている

    ミカサ「エレン!!アルミン!!」

    巨人がエレン達に手を伸ばした


    その瞬間…

    目が眩むほどの閃光が辺りを照らした

    閃光が集まった巨人を次々と殺して行く。

    ロイ「この光は…」

    ようやく見えた……そこには兵士の後ろ姿がある

    アルミンには一瞬、それがミカサだと思った

    エレン(自由の…翼……)

    男の兵士だ。
    背中には自由の翼を背負い、鋭い目つきでエレン達を見る。

    人類最強の兵士…リヴァイ兵士長だ

    リヴァイ「おい…ガキども…これは…
    どういう状況だ?」

  78. 78 : : 2014/04/02(水) 03:28:58
    その後、急遽駆けつけた調査兵団と駐屯兵団工兵部の活躍により
    ウォール・ローゼは再び巨人の侵入を阻んだ





    続く
  79. 79 : : 2014/04/02(水) 03:32:33
    今回はこれで終了です。

    原作と全く同じようなところばかりすみません。次回は頑張ります

    次回は
    能力者兵団4話《調査兵団》に続きます

    よかったら読んでください。

    最後までありがとうございました。
  80. 80 : : 2014/04/02(水) 03:42:40
    次回予告

    仲間の涙…エレンが出す答えとは!?

    クリスタ「何も知らないくせに…!!!」

    エレン「うん、知らねぇ」

    クリスタ「あんたには関係ないから…!!
    島から出てけって……!!
    言ったでしょう!!?」

    エレン「あぁ、言われた」

    クリスタ「・・・・・・・・!!!」

    クリスタ「エレン…………助けて…」

    エレン「」ポン

    帽子を被せる

    エレン「」スゥー


    エレン「当たり前だ!!!!!」

    クリスタ「……エレン……」





    本当の予告はこの下です
  81. 81 : : 2014/04/02(水) 03:46:07
    次回は調査兵団の能力が判明

    そして、原作にはない緯線が出てきます
  82. 82 : : 2014/04/02(水) 04:03:47
    次回

    http://www.ssnote.net/archives/13653
  83. 83 : : 2014/04/02(水) 09:15:15
    嘘予告がwwwアーロンパークジャン↑
  84. 84 : : 2014/04/02(水) 09:15:26
    それと、お疲れ!
  85. 85 : : 2016/06/12(日) 08:27:49
    本当に糞ssだなもっとましなのかけよ
  86. 86 : : 2017/10/06(金) 22:52:15
    >>85そう言うのなら見るんじゃねえ糞が
  87. 87 : : 2020/09/28(月) 10:58:06
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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