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エレン「いつか、『駆逐』したその日には…」

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  1. 1 : : 2014/03/16(日) 23:05:03
    前々作
    http://www.ssnote.net/archives/11223


    前作
    http://www.ssnote.net/archives/11990


    今作で完結となります。
    最初から見ていただいてる方、ありがとうございます。

    そうでない方、是非これから、ありがとうございまさせて下さい<m(__)m>
  2. 2 : : 2014/03/16(日) 23:11:23

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ~翌日・王都ミットラス~

    「王政反対っ!!」

    「都合の悪いものを隠し続けてきた王政を許すなっ!!」

    「王族は出てけっ!!私達の平和を返せっ!!」







    ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
  3. 3 : : 2014/03/16(日) 23:15:25

    ハンジ「…思った以上だね、これは」

    リーブス「巨人の脅威を目の当たりにしても尚、一つになろうとしなかった壁内の人間達が、王政打破のためにここまで団結するとはな」

    ミケ「巨人の脅威と言えど、シーナの連中にはどこ吹く風だったろう。だが、今回は違う」

    ナナバ「そうだね。今回の問題は、壁内共通の問題。どこに住んでいようと、誰もが無視できない大きな問題だ」
  4. 4 : : 2014/03/16(日) 23:20:46

    モブリット「このまま一気に行けますかね…」

    ハンジ「どうだろうね。私はなんだか、嫌な予感がするよ…」




    リーブス「何であれ、ここまで来た以上、後戻りはできないだろう。さあ、俺達も行こう」
  5. 13 : : 2014/03/17(月) 21:16:14

    ~王宮内~

    中央憲兵「ぐ…止まれぇぇぇぇっ!!」



    住民「止まるかっ!!そこをどけぇぇぇぇぇぇっ!!!」

    住民「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

    中央憲兵「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」



    役人A「もうここまで…憲兵でも止められないのか…」

    役人B「王は!?王はどうなされた!?」

    役人A「王なら今…」
  6. 14 : : 2014/03/17(月) 21:26:17

    ~王宮地下・秘密の通路~

    役人「はぁ、はぁ…」

    中央憲兵「王よ…お体は大丈夫でしょうか…」

    王「問題ない。一刻も早くここを抜けねばな」



    役人「申し訳ありません…レイス家の女を仕留めましたが、奴らはすでに、秘密を知った後だったようでして…」

    王「少々甘く見ていたか…。まさか奴らが、ここまで本気で我々には向かってくるとはな」
  7. 15 : : 2014/03/17(月) 21:36:08

    役人「これからどうなさるおつもりで…」

    王「今、おいそれと出ていくわけにはいかんだろう。奴らは、真っ先に私の首を狙ってくるだろうからな」

    王「もう王政は終わりだろう。ならば、ある程度ほとぼりが冷めた後、僻地でひっそりと…」







    ナイル「どこへ行かれるおつもりですか、王よ」
  8. 16 : : 2014/03/17(月) 21:46:18

    王「貴様は…」

    ナイル「憲兵団師団長、ナイル・ドークです」

    中央憲兵「貴様!なぜここが分かった!!」



    ナイル「中央憲兵の老害め…。やはり中央憲兵とは、我々憲兵団とは違う、あくまで王政のための組織だったか」

    中央憲兵「今更それがどうした!質問に答えろ、何故この場所が分かった!?」
  9. 18 : : 2014/03/17(月) 21:54:58

    ナイル「国の重役が居を構える場所には、このような秘密の通路というものは定石だからな。少々調べれば分かることだ」

    ナイル「…と、この男が言っていた」

    中央憲兵「貴様は…なぜここに…」





















    中央憲兵「…エルヴィン・スミス!!」

    エルヴィン「私を消したつもりだったろうが、残念だったな。貴様らの行動は読めていたよ」
  10. 20 : : 2014/03/17(月) 22:02:10

    エルヴィン「こうなることを想定し、私は死んだこととして闇に紛れ、機会を伺っていた」

    エルヴィン「私がいなくても、調査兵団の優秀な兵達はきっとやり遂げてくれる。信用して正解だった」



    エルヴィン「さぁ王よ、もう逃げ場などありません。おとなしく投降していただきたい」

    王「ふっ…もはやこれまでか…」

    役人「王よ!まだ諦めては…」

    エルヴィン「無駄だ。王宮内も、そしてこの通路の先も、すでに我々の仲間が待ち受けている」
  11. 21 : : 2014/03/17(月) 22:10:20

    王「まさか…王政を打破するために、壁内の人間が一つになるとはな。完全に計算外だった」

    エルヴィン「まぁ、普通に考えれば、共通の敵を持ったところで人間というものは、そう簡単に一つになるものではありません」




    エルヴィン「しかし、今回人間達が持ったのは、共通の意識」




    エルヴィン「横暴な王政を打破し、まだ見ぬ壁の外へと歩みを進めることを夢見て、同じ目的のために団結したと言っていいでしょう」

    王「ふっ…やはり力で縛りつけ続けるには、無理があったか。最初から分かっていたよ、そんなことは」
  12. 22 : : 2014/03/17(月) 22:18:15

    王「かつての王は巨人の力を持ち、座標を用いて強大な力を振るったと言う。だが、私にはそんなものはない」

    王「私がレイス家の女を欲したのは、当然秘密が露呈するのを防ぐため」

    王「ウォール教の連中は王政の言いなりだったから、特に気になどしていなかった。ニックの行動が想定外だったな」




    エルヴィン「では、あなたがエレンを求めたのは?」

    王「私が座標を欲したのは、単純に怖かったからだ。座標を用いて王政に歯向かわれたら、なす術がないからな」
  13. 23 : : 2014/03/17(月) 22:26:12

    王「確かに、奴の存在が秘密の露呈に繋がる可能性もあった。消すことも考えたのはそのためだ」

    エルヴィン「あなたの言い分は分かりました。ここで話すのもなんですから、外へ行きましょう」

    ナイル「王よ、こちらへ…」







    「ダメだよ父さん、まだ諦めたら…」

    エルヴィン「誰だ?」







    王「あ…あぁ…」ガタガタ

    エルヴィン(何だ、この異様な怯えようは…。『父さん』と言っていたが、もしや王の息子…?)
  14. 24 : : 2014/03/17(月) 22:34:36

    子供「ごめんね父さん、僕があの時奴らを消して置ければ、父さんをここまで追いつめることもなかったのに…」

    エルヴィン「奴ら…?何の話だ…?」




    子供「巨大樹の森で…座標の奴をあと少しで仕留められたのに…逃げられちゃった」

    子供「だからせめて…今父さんたちを苦しめる奴らは…僕がこの手で殺してあげるよ」

    ナイル「巨大樹の森…何の話をしている?」

    エルヴィン「エレンを…まさかお前はっ!?」
  15. 25 : : 2014/03/17(月) 22:39:41

    子供「このくらいの岩盤なら、大きくなった時に一緒に壊して外へ出られそうだね…」





    役人「王よ…この方は一体…」

    王「全員伏せろ!死にたくなければな!!」

    ナイル「なっ…」

    エルヴィン「ナイルこっちだ!!急げっ!!」
  16. 26 : : 2014/03/17(月) 22:41:50

    子供「さよなら…さよならさよならさよならさよならさよならさよならさよならさよならさよなら…」



















    子供「…人類」ガリッ










    カッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!






















    ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
  17. 27 : : 2014/03/17(月) 22:46:21

    ナイル「ぬぅぅ!!何だ!?」

    エルヴィン「天井が崩れる!気を付けろ!!」

    中央憲兵「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

    王「終わりだ…この壁内は…」











    獣の巨人「ウ…」





















    獣の巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」
  18. 28 : : 2014/03/17(月) 22:50:04

    エルヴィン「まさか…あれがライナー達の言っていた巨人か…」

    ナイル「あんな子供まで巨人化を…そこまでして…!」




    王「今更言い訳するわけではないが…現在まで、王政を仕切っていたのは私ではない。あの子だ」

    王「私はあの子の言いなりになり、今日まで過ごしてきた」

    エルヴィン「何と…!?では、王政のトップは実質、あの子であったと!?」




    王「彼はまるで悪魔のような子だ。中央を守ることだけに全てを注ぎ、気に入らない人間、関係のない人間の事なんぞ、全く意にも介さない」
  19. 32 : : 2014/03/17(月) 22:55:16

    ナイル「あなたは、それを黙って見ていたと…?」

    王「逆らえなかった…。逆らえば、間違いなく殺される。私には、戦うための力が無かった…」



    エルヴィン「あの子が、ある壁外の集落の人間達を追いつめていたことはご存じで?」

    王「たまにふらっとどこかへ出かけているようだったが…そんなことをしていたのか」

    王「壁外という事は、かつて私の先祖を追放した人々か。そう言えば、あの子にその話をした直後からだな、たびたび出かけるようになったのは」



    王「きっと先祖の復讐とでも言うつもりなのだろう。根が純粋なだけに、末恐ろしい子なのだよ…」
  20. 33 : : 2014/03/17(月) 22:58:07

    エルヴィン「復讐…か」




    エルヴィン「それぞれの思惑が複雑に絡み合い、結果的に互い同士憎しみ合い、終わらない連鎖を生み出してしまっている…」

    エルヴィン「それを今ここで止めずして、いつ止めるのか!答えは明白だ!!」

    ナイル「エルヴィン…」
  21. 34 : : 2014/03/17(月) 23:03:14

    エルヴィン「今、人類は新たな一歩を踏み出そうとしている!それを、あの巨人に邪魔させるわけにはいかない!!」




    エルヴィン「ナイル、力を貸せ!!奴を仕留める!!」

    ナイル「だが!!奴は当然知性を持っている!!一般の兵士では、相手にならんぞ!!」

    エルヴィン「それでもやらねばならない!!今この壁内で、戦える巨人化能力者はいないのだからな!!」

    ナイル「何…!?エレンはどうした!?奴はどこへ行った!!」







    エルヴィン「エレン達は、今…」
  22. 40 : : 2014/03/18(火) 20:39:10

    ~壁外・ライナー達の故郷~

    エレン「ここが…」

    リヴァイ「ようやく着いたか…」



    ライナー「久しぶりに戻って来た…俺達の故郷…」

    ベルトルト「アニを連れて来られなかったことだけが、唯一の心残りだ…」

    ユミル「だいぶ変わっちまったな。ま、60年も経てば当然か」
  23. 42 : : 2014/03/18(火) 20:47:23

    男「おい…もしかして、ライナーとベルトルトか!?」

    ライナー「あっ…」




    男「たくましくなったなぁ!!ついに見つけたのか!?」

    ライナー「えぇ…まぁ、一応」

    男「よくやったぞ!これでこの集落は、巨人の脅威から免れることができる!!」
  24. 43 : : 2014/03/18(火) 20:55:19

    ベルトルト「その前に…一つ聞かせてもらえますか…?」

    男「ん?何だ?」



    ベルトルト「座標を使う目的は、本当にこの集落を巨人の脅威から退けるという事で…いいんですよね?」

    男「今更何を言ってる。昔からそう教えて来たじゃないか」

    ベルトルト「えぇ、もちろん分かっています。ただ、座標を使えば、巨人を自分の好きなように動かすことができますよね。例えば…」









    ベルトルト「…昔の恨みを晴らすために、壁内の人間を滅ぼしたりとか」

    男「…」
  25. 44 : : 2014/03/18(火) 21:03:20

    エレン「ベルトルト、お前…」

    男「…そう言えば、アニがいねぇな。どこだ?」

    ベルトルト「先に僕の質問に答えてください。どうなんですか?」

    男「答え、ね。仕方ねぇ…」







    男「連れて来い」

    ベルトルト「!?」
  26. 45 : : 2014/03/18(火) 21:13:24

    中年男「ほらよ」



    ドサッ…



    ライナー「そんな…この人は…」

    リヴァイ「どうした?」

    ベルトルト「アニの…お父さん…」




    アニ父「」




    エレン「この人が…」
  27. 46 : : 2014/03/18(火) 21:17:25

    中年男「残念だが、とっくに死んでるよ。こいつは壁内のスパイだったらしい。娘の方もきっとそうだったんだろうな」

    男「アニを連れていないという事は、お前らもスパイを殺ったのか?さすが戦士候補、勘が冴えてるじゃないか」

    ライナー「違う…アニは殺したわけじゃない…あいつは…」
  28. 47 : : 2014/03/18(火) 21:25:22

    ベルトルト「何故アニのお父さんを殺した!!そこまでする必要はなかったはずだ!!」

    男「お前ら、知っちまったんだな。俺達の本当の目的を」

    ベルトルト「アニからすべて聞いた。その上で彼女は、壁内人類のために犠牲になった!」

    男「なるほど。油断ならねぇ女だったな。ま、あいつらのために死んだんだったら、本望だったんじゃねぇのか?」




    ベルトルト「それで…本気なのか…」

    男「まぁ、座標でこの集落を守るってのは本当だ。あの猿野郎には、ウチの戦士たちでも歯が立たねぇからな」
  29. 48 : : 2014/03/18(火) 21:33:26

    男「どいつがそうなんだ?目つきの悪いチビか?悪人面のガキか?それとも、そばかすの女か?」

    ベルトルト「お前たちに座標は渡せない。壁内の人間達を知れば、きっと滅ぼそうなんて馬鹿なマネは考えないはずだ!!」

    男「寝言を言うな。奴らはかつて、俺達を壁外へ置き去りにし、自分達は巨人の手が届かない壁の中で安全に暮らしてやがるんだ」



    男「戦士たちの力があったとはいえ、この集落が幾度となく巨人の脅威にさらされたことは、お前らも知ってるだろう」

    ベルトルト「それは…だけど!元はと言えば、この集落にいた奴が壁を作り、僕らの先祖を置き去りにしたんだろう!?」
  30. 49 : : 2014/03/18(火) 21:41:13

    男「じゃあその事実を、壁内の連中は知ってるのか?」

    ベルトルト「それは…」

    男「何も知らずに過ごしているって言うなら、奴らも同罪だ。無知ってのは、罪なんだよ」




    ライナー「壁内の連中に歩み寄ろうと言う気は無いんだな…?」

    男「…無い。断言しよう。俺達は、必ず奴らに復讐を遂げるんだ!!」

    男「今度は、奴らを同じように壁外に追い出してやる!そして、じわじわと巨人にいたぶられて死んでいけばいい!!」
  31. 50 : : 2014/03/18(火) 21:49:37

    エレン「あんたら…やっぱ壁内の人間を苦しめるために、必要のない壁破壊をこいつらに命令したのか!?」

    男「当然だろ。どうだ、スリル満点だったろ?巨人共にいつ食われるか分からない恐怖は…」




    エレン「ふざけんな!!そのせいで、どれだけの人間が苦しんだと思ってる!あんたらに、その苦しみが分かるのか!?」

    男「分かるに決まってるだろ!現在進行形で、俺達は当事者だ!俺達と同じ目に遭わせて何が悪い!!」

    男「お前らみたいな悪魔の末裔とは、話し合いの余地はない!!ここでくたばれ!!」
  32. 51 : : 2014/03/18(火) 21:57:38

    ベルトルト「悪魔の末裔は…お前らだ!!今ここで僕が、引導を渡す!!」

    リヴァイ「おい…勝手なマネは!」

    ベルトルト「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」





    ガリッ!











    カッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!
















    ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
  33. 52 : : 2014/03/18(火) 22:00:45

    男「くっ…こいつ!!」







    超大型巨人「オォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!」







    ライナー「ベルトルト、お前!!」
  34. 53 : : 2014/03/18(火) 22:08:38

    男「図体ばかりの木偶の棒に何ができる!!やっちまえ!!」







    ガリッ!







    ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!













    戦士巨人1「」ズウゥゥン…

    戦士巨人2「」ズウゥゥン…

    戦士巨人3「」ズウゥゥン…
  35. 54 : : 2014/03/18(火) 22:16:31

    エレン「こいつらもみんな巨人か!?」

    ユミル「そりゃ、そうだろうな。戦士って言う言葉は、こいつらのことを指すんだろうな」

    ライナー「ベルトルト、やめろ!ここで暴れても何にもならんぞ!!」

    ベルトルト(こいつらは僕がここで…!!!)









    超大型巨人「オォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!」









    ライナー「ダメだ、聞こえてない…」
  36. 55 : : 2014/03/18(火) 22:22:34

    リヴァイ「エレン、この巨人共を黙らせろ。例の音波を浴びせてやれば、おとなしくなるはずだ」

    エレン「分かりました!」

    ユミル「げっ、そいつは勘弁してほしいな。私は向こうへ行ってるぞ」ダッ!





    エレン「」ガリッ!





    カッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!













    エレン巨人「」ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
  37. 56 : : 2014/03/18(火) 22:26:11

    ライナー「エレン、手荒な真似はやめてくれ!!あくまで場を収めるだけだ!!」

    エレン巨人「」コクンッ











    エレン巨人「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」

    戦士巨人達「!?」ガクッ…

    リヴァイ「効いているようだな」
  38. 57 : : 2014/03/18(火) 22:30:15

    ライナー「ぐっ…」

    リヴァイ「無理するな。お前だって、この場にいればただじゃ済まねぇんだろ」

    ライナー「いえ…俺にはこいつを…止める義務がありますので…」









    超大型巨人「オォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!」









    ライナー「何故だ…ベルトルトには効いていないのか…!?」
  39. 58 : : 2014/03/18(火) 22:34:27

    エレン(おかしいな…。前は効いたから、効果がないってことはないはずだけど…)

    エレン(もしかして、怒りで我を忘れちまってるのか?だとしたら、力づくでも止めねぇと…)

    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!」




    ガシッ!!




    超大型巨人「!?」
  40. 59 : : 2014/03/18(火) 22:38:13

    ライナー「エレン、何をする気だ!!」

    リヴァイ「あの音波で止められねぇとなりゃ、強引に動きを止めるしかねぇだろ」






    超大型巨人「オ…ォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!」

    エレン巨人「ウ…」グググ…

    エレン(スゲー力だ…!この体格差じゃ、抑え込むのは不可能だ!どうしたらいい!?)
  41. 60 : : 2014/03/18(火) 22:41:07

    超大型巨人「」ブンッ!!

    エレン(うわっ…)







    エレン巨人「」ドスーンッ!!







    リヴァイ「投げ飛ばしやがった…。とんでもねぇ力だな…」
  42. 61 : : 2014/03/18(火) 22:45:55

    ライナー「ベルトルト!!やめてくれ!!お前はこんなことをする奴じゃないだろう!!」







    超大型巨人「オォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!」ブンブンッ!!







    ライナー「こっちを見ろ!!俺の言葉を聞いてくれ!!」
  43. 62 : : 2014/03/18(火) 22:49:09

    ベルトルト(あいつらは僕がこの手でっ!!!!!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!)





    超大型巨人「」ブオンッ!!

    ライナー「しまっ…」

    リヴァイ「おい!逃げろっ!!」




    グシャッ…




    リヴァイ「な…」

















    ライナー「」

    ベルトルト(えっ…ライナー…)
  44. 63 : : 2014/03/18(火) 22:53:26

    エレン(あいつ…やりやがった!!)

    戦士巨人達「…」




    ベルトルト(う…)









    ベルトルト(うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!ライナー!!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!)

    ベルトルト(僕が…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!)









    超大型巨人「」ブオンブオンッ!!!









    リヴァイ「あいつ…錯乱状態にでもなりやがったか…」

    エレン(あれじゃ…迂闊に近づけない!!)
  45. 64 : : 2014/03/18(火) 22:57:10

    ドゴッ!!!

    戦士巨人「グフッ…」ドサッ…





    グシャッ!!!

    戦士巨人「」シーン…





    ユミル「おいおい、こりゃ一体何の地獄だ…」

    リヴァイ「このままじゃ…俺達も無事では済まねぇな。こうなったら…」

    エレン(兵長…!何をする気ですかっ!?)
  46. 65 : : 2014/03/18(火) 23:00:04

    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」ダッ!





    ガシッ!!





    超大型巨人「!!」グググ…

    エレン(止まれベルトルト!落ち着け!おとなしくするんだ!!)
  47. 66 : : 2014/03/18(火) 23:07:33

    ベルトルト(あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!)




    パシュッ!




    リヴァイ「いい加減止まれ、馬鹿が…」ヒュウゥゥゥゥ…

    エレン(兵長っ!!)







    超大型巨人「」ブオンッ…

    リヴァイ(しまっ…)

    エレン(兵長、危ないっ!!)
  48. 67 : : 2014/03/18(火) 23:10:35

    ザシュッ!!!

    エレン(!?)





    ベルトルト「」ヒュウゥゥゥゥ…











    ドシャッ…











    ユミル「うわっ…!!」

    エレン(ベルトルト…)

    リヴァイ「くっ…咄嗟の出来事に、力加減を誤った…」









    ベルトルト「」
  49. 71 : : 2014/03/19(水) 19:47:49

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ライナー「」

    ベルトルト「」



    エレン「そんな…ここまで来たのに、こいつらまで…」

    リヴァイ「ベルトルトに関しては…正直、俺のミスだ。うなじから奴を救出することもできたが、奴の腕をかわそうとするあまり手元が狂った」

    ユミル「まぁ…しょうがないですよ。そうじゃなきゃ、兵長さんが死んでたんだ」
  50. 72 : : 2014/03/19(水) 19:57:17

    男「はぁ、はぁ、何てガキだ…」

    エレン「…っ!!」ムカッ!




    エレン「おいアンタ!こいつらのこの姿を見て、何とも思わないのか!!」

    男「もともと捨て駒にする予定だった奴らが死んだ。それだけだ。それどころかこっちが殺されかけたんだ、こいつらは死んで当然だ」

    エレン「貴様っ…!!」
  51. 73 : : 2014/03/19(水) 20:07:24

    リヴァイ「おいエレン、こんな奴相手に熱くなるな。俺達の敵は、こんな連中じゃないはずだ」

    リヴァイ「壁内の平穏を乱す元凶となったお前らを、今更どうこう言うつもりはない。俺達がここに来たのも、こいつらとの協定を守るためだ」




    ライナー「」

    ベルトルト「」




    リヴァイ「だが、こいつらは死んだ。もう、守るべき協定も消滅した。俺達がこの集落を助けてやる義理もない」

    男「何だと…!!」
  52. 74 : : 2014/03/19(水) 20:17:35

    リヴァイ「てめぇらが求める座標も、そう言った目的のためなんだとしたら渡すわけにはいかねぇ。諦めろ」

    リヴァイ「それとも…その座標で、この集落を今すぐにでも滅ぼしても構わないが?」

    男「そいつは…やめろ…」



    リヴァイ「ならば決まりだな。俺はお前らにこれ以上干渉しない。お前らも、壁内には二度と首を突っ込むな」
  53. 75 : : 2014/03/19(水) 20:27:09

    男「しかし…それじゃ、俺達はこの先もずっと、巨人の恐怖に怯え続けることになる!そんなのは嫌だ!!」

    リヴァイ「嫌だもクソもあるか。壁をぶっ壊した連中が、偉そうに何を言いやがる」

    男「もとはと言えば、てめぇらの先祖が俺達をこんな場所に追いやったんだろうが!!」



    リヴァイ「その巨人を作り出したのは、どこの勢力の科学者だったか?」

    男「それは…」
  54. 76 : : 2014/03/19(水) 20:37:16

    エレン「もう…やめましょうよ…こんないがみ合い…」

    リヴァイ「エレン…?」



    エレン「俺は…座標でこの集落を救います。そうでないと、ここの人達は一生壁内の人間達を憎み続ける」

    エレン「そんなのは誰も望まないし、誰も幸せにならない。俺達がここへ来た目的だって果たせない」

    エレン「それに何より…こいつらが喜ばないですよっ!!」




    ライナー「」

    ベルトルト「」
  55. 77 : : 2014/03/19(水) 20:47:11

    ユミル「エレン、お前は相変わらずだなぁ」



    男「座標ってのは…お前の事か。お前は、どこでその力を手にした?」

    エレン「詳しい事は分からねぇけど…この力はきっと、何かを奪うために使うんじゃねぇってことは分かるんだ」

    男「お前…こんな俺達のために…その力で助けてくれるって言うのか?」

    エレン「勘違いすんなよ。本当は、お前らなんか大嫌いだけど…」



    エレン「お前らが俺達と同じ人間なら、助けなきゃいけねぇ。それだけだ」
  56. 78 : : 2014/03/19(水) 20:57:17

    リヴァイ「チッ…!相変わらず甘いガキだ」

    ユミル「ま、それがこいつの取り柄でもあり、短所でもありってとこですかね」




    男「礼と謝罪をしたいところだが…あまり時間がないかも知れん。『ヤツ』は今、同やら壁内にいるらしいからな」

    エレン「ヤツ…?」

    ユミル「もしかして…猿巨人の事か?」

    男「あぁ。どうやらヤツは、普段は壁内で暮らしているらしい。気まぐれで時々こっちへ来ては、巨人を操って好き放題やりやがる」
  57. 79 : : 2014/03/19(水) 21:07:30

    リヴァイ「ガキみてぇな奴だな。もしかしてそいつも、誰かが変化してるのか」

    男「中身は誰なのか、そもそもいるのか、そんなことは分からねぇ。が、今一番危ねぇのは、他でもない壁内だ」




    男「壁内には、お前らの他に巨人化能力者がいるのか?ヤツと同等に戦える奴がいるのか?」

    エレン「しまった…!今壁内には…」

    ユミル「だが、こっちに戦力を割くのは当然の措置だ。壁内で巨人化の力が必要になるなんて、誰が思うんだよ」
  58. 81 : : 2014/03/19(水) 21:17:05

    リヴァイ「まぁ…仮に最悪の事態を迎えていたとしても、こっちにも切り札はいる」

    リヴァイ「ヤツに勝てないまでも、俺達が戻るまで持ちこたえてくれるはずだ」

    エレン「切り札…?一体誰の事ですか?」











    リヴァイ「なぁに…ただの亡霊だ。狂ったように『人類第一』を掲げる、馬鹿な妄想狂の、な…」
  59. 82 : : 2014/03/19(水) 21:27:10

    ~王都ミットラス~

    獣の巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」




    エルヴィン「くっ…!王都が…」

    ナイル「ヤツもさることながら、もっと厄介なのはあいつらだ…」







    巨人「」ドシンドシン…
  60. 83 : : 2014/03/19(水) 21:37:09

    巨人「」ドゴッ!!

    住民「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」






    ガラガラ…






    ナイル「奴ら、あえて人間を食わずにいたぶっている。王都を破壊し、恐怖で人間達を煽っていやがる!!」

    エルヴィン「これも、奴の持つ『巨人に命令を与える力』か…!」
  61. 84 : : 2014/03/19(水) 21:47:31

    獣の巨人「誰も逃がさないよ。とことんいたぶった後、順番に殺してあげるからね」

    ミカサ「…ふっ!!」ビュッ!





    ザシュッ!!!





    巨人「ウアァァァァッ…!」ドシーンッ!
  62. 85 : : 2014/03/19(水) 21:57:25

    ジャン「ミカサ!後ろにもいるぞ!!」

    ミカサ「分かってる!!ふっ!!」ビュッ!




    ズバッ!!




    巨人「」バターンッ!




    ミカサ「きりがない…!一体こいつら、どこから湧いてきたの!?」
  63. 86 : : 2014/03/19(水) 22:07:06

    ジャン「考えるのは後だ!さっさとこいつらを仕留めねぇと、いずれ王都の人間は全滅だ!!」

    ミカサ「エレンもいない今、殺すしかないの…!?」




    ジャン「ったく…!あの野郎、何で肝心な時にいやがんねぇんだよ!!」

    ミカサ「エレン達が出発したのは、昨晩だと聞いた。どれだけ早くても、この時間に壁内に戻ってくることは不可能…」

    ジャン「一人くらい能力者を残しておいてくれてもよかったのにな…!クソっ、愚痴ってても意味ねぇな!!」
  64. 87 : : 2014/03/19(水) 22:17:07

    ジャン「サシャ!コニー!お前らも腹括れ!!こいつらの心中するくらいの気で死力を尽くせ!!」

    コニー「命令すんな!!」

    サシャ「言われなくたってそのくらいやりますよ!!」

    ジャン「威勢だけは一人前だな!!勢い余って喰われんなよ!!」



    ミカサ「ジャン!向こうの被害が酷い!!一緒に援護に!!」

    ジャン「おっと、ご指名が入っちまったな。お前らはこっちを頼んだ!!」




    パシュッ!







    ヒュウゥゥゥゥ…
  65. 88 : : 2014/03/19(水) 22:26:04

    コニー「行っちまった…」

    サシャ「…コニー!後ろですっ!!」

    コニー「!?」ガシッ!!






    巨人「…」
  66. 89 : : 2014/03/19(水) 22:33:34

    コニー「いってぇ!!クソ、離せ馬鹿野郎!!」メキメキ…

    サシャ「コニーを離してください!!さもないと、私が…」











    巨人「オ…アエリ…」











    コニー「は…!?」

    サシャ「え…今…」
  67. 90 : : 2014/03/19(水) 22:44:10

    ドシンドシン…











    小柄な巨人「」ドシンドシン…

    痩身の巨人「」ドシンドシン…







    サシャ「ひっ…!こっちにも来た!!」

    コニー「なぁ…いったい今のは何だったんだ…」
  68. 91 : : 2014/03/19(水) 22:48:27

    巨人「…」

    コニー「答えろよ!お前は今何て言ったんだ!!もしかして、お前は俺の…」













    メキッ…













    ボキボキ…
  69. 92 : : 2014/03/19(水) 22:51:59

    サシャ「今の音…」

    サシャ「コニー!返事をしてくださいっ!!コニーっ!!」





    コニー「」ダラン…





    サシャ「そんな…」
  70. 93 : : 2014/03/19(水) 22:55:52

    小柄な巨人「オニ…イ…」ポロポロ…

    痩身の巨人「ニイチャ…」ポロポロ…

    巨人「…」







    サシャ「泣いてる…!?巨人が、喋った上に泣いてる!?どうなってるんですか…」
  71. 94 : : 2014/03/19(水) 23:01:10

    15メートル級「」ドシン…




    サシャ「しまっ…!」

    サシャ(こっちに気を取られて、大きな奴が近付いて来るのに気が付かなかった…!)

    サシャ「このままじゃマズい…」













    グシャッ…













    ドシンドシン…































    サシャ「」
  72. 98 : : 2014/03/20(木) 19:52:06

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    巨人「」ブオンッ!!

    アルミン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」





    ザシュッ!!!






    巨人の腕「」ボトッ…






    ミカサ「アルミンっ!!大丈夫!?」

    アルミン「ミカサ、ありがとう!助かったよ!!」
  73. 100 : : 2014/03/20(木) 20:15:06

    ジャン「ボケっとしてねぇでさっさと立て!!敵は待ってはくれねぇぞ!!」

    アルミン「だけど…現実的に考えて、この状況から人類が勝つなんて、到底できると思えない…」

    アルミン「そもそも、この巨人達が突然湧き出した理由も不明だ。しかも、倒しても減るどころか、むしろ増えている印象すらあるよ…」

    ジャン「今は…何も考えるな」





    ジャン「絶望的なこの状況を頭で理解しちまったら、俺は二度とこいつらに立ち向えなくなっちまう…」

    アルミン「ジャン…」
  74. 101 : : 2014/03/20(木) 20:25:38

    ドシンドシン…



    ジャン「!?」

    ミカサ「しまった!建物の陰で接近に気付けなかった!!」





    巨人達「」ズゥゥゥン…





    アルミン「そんな…軽く10体以上いる…」

    ジャン「こいつらを同時に相手して…果たして生きていられるか…」
  75. 102 : : 2014/03/20(木) 20:35:49

    ミカサ「考えている暇はない!!ここを生き延びても、どうせ次の死線がやってくるだけ!!」

    ミカサ「頭で考えるより、先に体で行動して!!余計な思考はすべて取り払うの!!」

    アルミン「理屈は分かってるけど…そんなの…どう考えたって無理だよ…」







    アルミン「僕らは今日…ここで死ぬ…人類は…」
  76. 103 : : 2014/03/20(木) 20:45:37

    巨人「」ヌッ…

    ジャン「うおらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」シュパッ!





    巨人「」ガシッ!





    ジャン「がっ…!離しやがれっ…!」
  77. 104 : : 2014/03/20(木) 20:50:15

    ミカサ「ジャンを…離せっ!!」ビュッ!



    巨人「」ブオンッ!





    ドゴッ!!





    ミカサ「ぐっ…」ドサッ!
  78. 105 : : 2014/03/20(木) 21:00:24

    アルミン「そう…分かり切っていたことだ…人類は…」





    アルミン「…巨人に勝てないっ!!!」


























    「諦めてんじゃねぇぞ馬鹿野郎ッ!!!」

    アルミン「!?」
  79. 106 : : 2014/03/20(木) 21:11:04

    ズバズバズバズバズバッ!!!!!!!!!!
















    巨人「アァァァァ…」
















    バターンッ…






    ジャン「うっ…」
  80. 107 : : 2014/03/20(木) 21:20:05

    「無事か…?」











    ジャン「そんな…どうしてここに…」

    アルミン「あ…あぁ…」

    アルミン「僕は今…夢を見てるのか…」

    ミカサ「信じてた…来てくれると…」





















    ミカサ「…エレンっ!!」

    エレン「待たせたな…!これでもだいぶ急いできたんだぜ!!」
  81. 108 : : 2014/03/20(木) 21:31:02

    リヴァイ「王都がこのザマとはな。野郎、俺達のいない間に、好き放題やってくれたじゃねぇか」

    ミカサ「でも、どうして!?マリアの外に行ったのであれば、この時間に帰って来られるはずが!!」

    エレン「あぁ、普通なら無理だ。だが、コイツのスピードのおかげで帰ってこられたんだ」




    ユミル巨人「」スタッ…




    ミカサ「巨人っ…!?」

    ジャン「普通の巨人…とはちょっと違うのか!?」
  82. 109 : : 2014/03/20(木) 21:40:14

    モコモコモコ…





    ユミル「ゲホゲホッ…!!お前ら、よく生きてたな。とっくに全員くたばっと思ったぞ」

    アルミン「ユミル!!まさか、君も巨人だったのか!?」

    ユミル「まぁ…いろいろあんだよ。細かい話は後だ、エレン、さっさとこいつらをどうにかしろ!!」

    エレン「任せろ!俺はそのために戻って来たんだ!!もう、誰も俺の目の前で死なせねぇっ!!」
  83. 110 : : 2014/03/20(木) 21:55:39

    エレン「駆逐してやる…壁内の『敵』を…一つ残らずっ!!」







    ガリッ!









    カッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!













    ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!
  84. 111 : : 2014/03/20(木) 22:05:43

    ミカサ「エレン…」

    ジャン「ったく…来るのが遅ぇんだよ、馬鹿…」







    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!」







    獣の巨人「何だ…!?あいつはまさか…!!」
  85. 112 : : 2014/03/20(木) 22:20:21

    エレン(…巨人ども、全員動くな!!)





    バリバリバリッ!!





    巨人達「!?」ピタッ

    巨人達「…」シーン…






    獣の巨人「動きが止まった。それに、今の感触。間違いない、奴が…」

    ユミル「へえ、今のが。気を確かに持ってねぇと、一緒に本能を刷り込まれちまいそうだな」
  86. 113 : : 2014/03/20(木) 22:35:14

    エルヴィン「戻ったか、リヴァイ、エレン…」

    リヴァイ「よぉ、エルヴィン。久しいな」





    ジャン「え…」

    アルミン「エルヴィン団長っ!?」
  87. 114 : : 2014/03/20(木) 22:50:08

    エルヴィン「各々、言いたいことは多々あるとは思うが、後にしてくれ。私の話を聞け」




    エルヴィン「奴こそ、この理不尽な王政を仕切り、各地で人間達を追いつめていた張本人」

    エルヴィン「現国王も、奴の力の前に恐れをなし、ひれ伏す他なかった。だからと言って、罪が消えるわけではないがな」

    ナイル「その通りだ。だが、これで『敵』がはっきりしただろ?」

    エルヴィン「奴を倒せば、人類を脅かす元凶を取り払うことができる!今すぐとは言えずとも、壁内に平穏が訪れることは間違いない!!」
  88. 115 : : 2014/03/20(木) 23:05:09

    リヴァイ「そう言う事だ、エレン。奴に対抗できるのは、お前くらいなもんだ」

    リヴァイ「お前が死んだら、人類が終わると思え。それだけのモンを、今のお前は背負っている」

    エレン(分かっていますよ、兵長!俺に任せてくださいっ!!)









    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」
  89. 116 : : 2014/03/20(木) 23:41:25

    エレン(バケモノめ!俺が今からぶっ潰してやる、覚悟しろっ!!!)



    獣の巨人「まさかこれほどまでに面倒な存在になるとは…。やはりお前は、あの時消しておくべきだったね」

    獣の巨人「いいよ、相手になってあげる。僕の邪魔をするお前らを消して、これからもずっと、人間達は僕の言いなりになればいいっ!!」













    獣の巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」

    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」
  90. 120 : : 2014/03/24(月) 21:52:09

    ドシンドシン…






    ガシッ!!






    獣の巨人「」グググ…

    エレン巨人「」グググ…






    アルミン「力勝負…!どっちも互角だっ!!」

    ジャン「だが、少しずつエレンが押されてる!!何とかしねぇと!!」
  91. 121 : : 2014/03/24(月) 22:02:14

    獣の巨人「ほら、どうしたの?お前の力はその程度?僕を倒すんだろ?」

    エレン(ぐ…思ってたよりすげぇ力だ…!こうなったら…)







    バリバリバリッ!







    巨人「」ピクッ
  92. 122 : : 2014/03/24(月) 22:12:09

    巨人「」ダダダダダッ!






    ミカサ「巨人が走り出したっ!?」

    エレン(そのまま奴を噛み千切れ!!)






    巨人「」バッ!
  93. 123 : : 2014/03/24(月) 22:18:29

    獣の巨人「無駄だよ」







    巨人「」ピタッ…

    エレン(どうした…!?おいお前、俺の声が聞こえねぇのか!?)
  94. 124 : : 2014/03/24(月) 22:24:07

    獣の巨人「無駄だって言ってるだろ。お前の座標は、巨人と意思を通わして本能を書き換える能力だ」

    獣の巨人「その意思は当然、僕の頭の中にも流れてくる。お前が巨人に何を伝えたかなんて、文字通り、手に取るように分かるのさ」

    エレン(そう言う事か…!つまり、この状況じゃ座標は頼りにならねぇってことか…)
  95. 125 : : 2014/03/24(月) 22:34:15

    エルヴィン「ふむ…。やはりこういった場では、敵のほうが一枚上手か」

    リヴァイ「感心してる場合じゃねぇだろ。周囲の巨人をエレンが味方に付けれねぇ以上、俺達の仕事は一つだ」

    ミカサ「周囲の巨人達を、討伐すること!」




    アルミン「だけど…!エレンがこの場にいる以上、巨人と戦闘を回避するのは不可能ではないはずです!」
  96. 126 : : 2014/03/24(月) 22:42:07

    エルヴィン「あの獣は、エレンとは違った方法で巨人を統率する術を持っている。このままでは標的を我々に向けられ、最悪、全滅の可能性もある」

    エルヴィン「それに、いくらエレンが統率できるとはいえ、相手は巨人。万が一の事態に備えて、壁内に巨人を存在させるわけにはいかない」



    リヴァイ「そう言う事だ。巨人共がエレンの座標で動きを止めている今、絶好の討伐チャンスだ。今を逃せば、次はないと思え」

    アルミン「そう…ですか…」
  97. 127 : : 2014/03/24(月) 22:48:08

    ジャン「こればっかりは仕方ねぇよ、アルミン。ただでさえ、巨人共のせいで甚大な被害が出てんだ」

    ジャン「それに加えて、調査兵団が目の前の巨人を殺しもせず、ただ漠然と眺めているだけなんて、他の住民達が黙っちゃいねぇだろ」

    ミカサ「巨人達を再び獣の支配下に置かせるわけにはいかない。危険の目は摘んでおくべき」




    アルミン「そうだね…分かったよ…」
  98. 128 : : 2014/03/24(月) 22:50:13

    アルミン「ごめんよエレンっ!この戦いが終わったら、本当に誰も殺さずに済む方法を見つけ出そうっ!!」




    パシュッ!




    巨人「」サクッ
  99. 129 : : 2014/03/24(月) 22:52:36

    アルミン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」バッ!






    ザシュッ!!!!!!

    巨人「…」バターンッ!






    アルミン「よし!討伐数1っ!!」
  100. 130 : : 2014/03/24(月) 22:56:42

    ジャン「へっ…!アルミンに負けちゃいられねぇな!!」

    エルヴィン「私も…久々に前線で戦うとしよう」

    ナイル「さて、そろそろ立体機動の訓練がしたかったところだ。相手になってもらうぞ!!」

    ミカサ「…削ぐっ!」

    リヴァイ「さて…俺のいねぇ間に好き放題やってくれた分、きっちり礼をしねぇとな」
















    一同「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
  101. 134 : : 2014/03/25(火) 20:20:13

    エレン巨人「」チラッ…



    獣の巨人「あーあー、あいつら巨人を殺し始めたね。ひどいことするよ、まったく」

    獣の巨人「ま、あいつらがどうなろうと、僕の知ったことじゃないけどね。全員死んでくれれば、それはそれでラッキーだし」
  102. 135 : : 2014/03/25(火) 20:30:06

    獣の巨人「さて、それじゃそろそろ君にも消えてもらおうか」

    エレン(冗談じゃねぇっ!誰がお前なんかにっ!!)



    獣の巨人「ハッキリ言って、座標なんてものは目障りでしかないんだよね。僕のご先祖様が作った力だか何だか知らないけどさ」

    獣の巨人「巨人にいう事を聞かせるのは、僕だけで十分。誰にも邪魔させない。これは僕の意思なんだよ」
  103. 136 : : 2014/03/25(火) 20:40:02

    エレン(…まるでガキだな、こりゃ。自分の思い通りに周りを動かし、意のままに操る)

    エレン(こいつのせいで、今の壁内がこんな状態になっちまってるんだ)

    エレン(こいつの存在が無けりゃ…こんなクソッタレな王政も存在しなかったんだろうな。すべてはこいつが…)









    エレン(…なら!俺のやることは一つ!)
  104. 137 : : 2014/03/25(火) 20:50:08

    エレン巨人「…」グッ!

    エレン(この化け物を…駆逐してやるっ!!)









    エレン巨人「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」ダダッ!

    獣の巨人「む…」
  105. 138 : : 2014/03/25(火) 21:00:10

    バキッ!!

    獣の巨人「痛っ…」グラッ…




    エレン巨人「」ブオンッ!!




    バキッ!ドガッ!




    獣の巨人「こいつ…!調子に乗るなっ!」
  106. 139 : : 2014/03/25(火) 21:10:02

    獣の巨人「僕の思い通りにならない奴は嫌いだ!!お前なんて死んでしまえ!!」

    獣の巨人「お前ら!さっさとこいつを仕留めろっ!!」



    巨人達「」ピクッ





    巨人達「」ダダダダダッ!

    エレン(こいつら…!)
  107. 140 : : 2014/03/25(火) 21:20:18

    リヴァイ「チッ…!生き残りがエレンのほうに行きやがった」

    アルミン「討伐がとても間に合わない!エレンっ!!」

    ミカサ「アルミン、心配しなくても大丈夫。エレンには、アレがある」

    ジャン「あぁ、とっておきのアレがな…」
  108. 141 : : 2014/03/25(火) 21:30:03

    巨人達「」ダダダダダッ!

    エレン(お前ら…どうせ俺の言う事を聞いてはくれねぇんだろ?だったら、やることは一つ…)






    エレン巨人「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」

    巨人達「!?」

    獣の巨人「うわっ…!なんだコレ!?」
  109. 142 : : 2014/03/25(火) 21:35:15

    巨人達「」ダダダダダッ!







    獣の巨人「みんな逃げちゃった…。それに、さっきの音は?」

    エレン巨人「…」
  110. 143 : : 2014/03/25(火) 21:45:22

    獣の巨人「…まったく!お前は本当に気に食わないな!どうして僕の邪魔をするんだ!!」




    エレン(…俺の声は聞こえるか、バケモノめ)バリバリバリッ

    獣の巨人「…あぁ、聞こえてるよ。僕の質問に答えろ。どうして僕の邪魔をするんだ!!」

    エレン(邪魔はどっちだよ!お前のせいで、壁内外問わずどれだけの人間が苦しんだと思ってる!!)バリバリバリッ

    エレン(お前の先祖が引き起こした因縁のせいで、ついさっきまで、異なる勢力の人間達がたがいに憎しみ合っていたんだ!!)バリバリバリッ
  111. 144 : : 2014/03/25(火) 21:55:15

    エレン(今だって、どこかで他の奴を憎み、復讐の準備を整えている奴だっているかもしれない!!)バリバリバリッ

    エレン(お前に一体、そんな人たちの何が分かるって言うんだよ!!)バリバリバリッ

    獣の巨人「分かるわけないだろ。分かりたくもないしね。僕は、皆を僕の思い通りに動かして遊びたいだけさ」




    獣の巨人「ご先祖様とか、そんなものは関係ない。僕は僕だ。僕の思い通りになればそれでいいんだよっ!!」

    獣の巨人「お前さえ…お前さえ消えればっ!!僕はお前が憎い!!お前が邪魔さえしなければっ!!」
  112. 145 : : 2014/03/25(火) 22:05:04

    エレン(そうか…俺が憎いか…。けどな、これだけ非道の限りを尽くしたお前を、俺は憎んだりしない。なんでだか分かるか?)バリバリバリッ

    獣の巨人「分かるわけないだろっ!!お前の考えなんか、僕の知ったことじゃないっ!!」



    獣の巨人「これで最後だ!!その貧弱な肉体ごと、僕に押しつぶされて消えてしまえ!!」ダッ!!

    エレン(それじゃ教えてやる。俺の目的が殺すことじゃなく…)バリバリバリッ









    エレン(…『駆逐する』ことだからだ!!お前みたいな奴を、この世界から駆逐する!!それが俺の理想だ!!)バリバリバリッ
  113. 146 : : 2014/03/25(火) 22:15:21

    エレン「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」

    獣の巨人「うぐっ…!!」ピタッ…




    エレン(お前を殺したりしない。ただ、一生自由を奪われ、薄暗い地下で過ごすことになるだろうけどな…)バリバリバリッ

    獣の巨人「ふざ…けるな…!僕がお前なんかに…」

    エレン(勝てないさ。俺のこの能力がある限り、巨人は俺には勝てない。これで終わりだ、覚悟しろっ!!)
  114. 147 : : 2014/03/25(火) 22:25:12

    エレン巨人「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」







    獣の巨人「ぐ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」







    アルミン「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
  115. 148 : : 2014/03/25(火) 22:35:07

    エレン巨人「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」







    獣の巨人「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!」







    ジャン「そのままやっちまえ!!」
  116. 149 : : 2014/03/25(火) 22:43:29

    エレン(さっさと…倒れろっ!!!)




    獣の巨人「もう…いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」

    エレン巨人「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!」

    獣の巨人「あぁぁ…」グラッ…





















    獣の巨人「」バターンッ!!
  117. 150 : : 2014/03/25(火) 22:53:10

    アルミン「やった…」

    ジャン「あいつ…やりやがった!!」

    エルヴィン「まだだ!奴のうなじから中身を取り出せっ!!」

    リヴァイ「…ふっ!!」バッ!!




    ズバアァァァァァァッ!!!!!




    子供「」ゴロンッ!




    エルヴィン「奴を拘束しろ!!急げっ!!」
  118. 151 : : 2014/03/25(火) 23:03:24

    エレン巨人「…」

    エレン(やった…)



    エレン(これで…壁内は…)



    エレン巨人「」フラッ…


















    エレン巨人「」バターンッ!

    ミカサ「エレンっ!!!」
  119. 152 : : 2014/03/26(水) 20:02:45

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




    エレン「」パチッ




    ミカサ「エレン!気が付いた!?」

    エレン「ここは…」

    アルミン「王都の診療所だよ。君は丸三日間眠っていたんだ」

    エレン「三日も!?そんなに寝てたのか、俺…」

    ミカサ「あれだけの力を使ったのなら、無理もない。今はゆっくり休んで」
  120. 153 : : 2014/03/26(水) 20:12:25

    エレン「…そうだ!あの後どうなった!?奴は一体どうなったんだ!?」

    アルミン「あぁ、順を追って説明するよ」




    アルミン「まず、君が倒れた後。あの後うなじから引きずり出された子供共々、王政府の連中は憲兵団に拘束された」

    アルミン「そのほとんどはあの子供によって脅され、やむなく命令に従っていた人達だったんだ」
  121. 154 : : 2014/03/26(水) 20:22:22

    アルミン「王とて例外じゃない。だからと言って、罪が軽くなったり、消えたりするわけじゃないと思うけどね」

    エレン「そりゃそうだ。その子供の暴走を止めるのが王の責任でもあるからな」

    アルミン「そしてその後、王と例の子供は…」









    アルミン「…処刑された。憲兵団本部の地下で、ひっそりとね」

    エレン「なっ…」
  122. 155 : : 2014/03/26(水) 20:32:07

    エレン「なんだよそれ!それじゃ、今まで繰り返してきたことと何も変わらねぇじゃねぇかっ!!そんなの、俺達が望んだ結果じゃねぇだろ!!」

    エレン「憎しみを持って殺すことなんて誰にでもできる!!でも、それをしないって決めたのに…これじゃ…」



    アルミン「話は最後まで聞いて、エレン。確かにその二人は処刑された。表向きはね…」

    エレン「表向き…!?」
  123. 156 : : 2014/03/26(水) 20:42:09

    アルミン「これはごく限られた一部の人間しか知らないんだけどね…」

    アルミン「王の子供が意識を取り戻した時、何と知性を失っていた、。正確には、赤ん坊レベルの知能まで退行していたんだ」

    エレン「え…マジかよ!!」



    アルミン「君の音波を至近距離で長時間聞いたからなのかどうかは分からないけど、今はもう何も理解できない赤ん坊状態だ」

    アルミン「君の能力があの子供の悪の記憶を『駆逐』したおかげで、獣の巨人の恐怖から解放されたんだ」
  124. 157 : : 2014/03/26(水) 20:52:12

    アルミン「だからと言って、こんな横暴な王政を行った連中を住民が簡単に許すはずがない」

    アルミン「だから表向きは処刑したことにし、存在を消去」

    アルミン「そして僻地に赴き、身分を偽って二人でつつましく生きることを条件に、王たちは解放されたのさ」



    エレン「じゃあ…今、その二人は…」

    アルミン「どこにいるのかな。誰にも分からない。ひっそりとどこかで生きているはずだよ」

    エレン「そうか…ならよかったぜ…」
  125. 158 : : 2014/03/26(水) 21:02:10

    ミカサ「王政は滅んだ。住民達は連日お祭り騒ぎ。『敵』が壁内からいなくなったのだから、当然と言える」

    アルミン「ただ…僕らにとっては、良い事ばかりじゃないよね…」

    エレン「まぁ…失った物もそれなりに多いし、な…」



    アルミン「アニ、クリスタ、ライナー、ベルトルト、そしてコニーとサシャの遺体も見つかった。他にも、これまでにたくさんの兵や住民が…」

    エレン「コニーとサシャもか…。いい奴らだったな…」
  126. 159 : : 2014/03/26(水) 21:12:05

    アルミン「壁内では、忽然と住人たちが姿を消した村がいくつか見つかった」

    アルミン「それらの人口と王都に出現した巨人の数が…ピタリと一致してしまったんだ…」



    ミカサ「クリスタの話で、私達は巨人の正体が人間だと知ってしまっている。つまり…」

    エレン「あいつがやったのか…。もう少し俺が早く帰ってくれば、その人たちも救えたのかもな…」

    アルミン「どう…だろうね。結果は誰にも分からないよ。ただ、あの場の巨人達は、討伐する以外に無力化する方法がなかったと言うのも事実だ」
  127. 160 : : 2014/03/26(水) 21:22:17

    アルミン「けど、これからはきっと、巨人も殺さずに済む時代が来る。だって巨人を生み出す術を失くし、巨人を掌握する術を得たのだから…」

    エレン「やっと…やっと俺達の追い求めた世界が、現実になろうとしてんだな…」



    ミカサ「これも、エレンがずっと願い、行動に移してきたから叶ったこと。私はあなたを、心から尊敬する」

    エレン「オーバーなんだよ、お前は。別にそんな大それたことはしてねぇっつーの」
  128. 161 : : 2014/03/26(水) 21:32:02

    アルミン「それで、エレン。これからどうするの?」

    エレン「これから…ねぇ。俺もよく分かんねぇな…」




    エレン「シガンシナを塞いじまった以上、巨人を壁の外に駆逐するのはできねぇから、とりあえず座標で退けるとか…そんな感じか?」

    ミカサ「そうなれば、おそらくずっと兵団の下で作業に当たり続けなければならない。自由に行動できる時間が無くなってしまうと思う」

    エレン「まぁ…それも仕方ねぇよ。やらなきゃいけねぇ事なんだからさ」
  129. 162 : : 2014/03/26(水) 21:42:13

    アルミン「じゃあさ、その前に…僕らのやりたいことをやらない?」

    エレン「やりたいこと…?」



    アルミン「僕らの夢は…壁の外を探検することだろ?でも、このまま作業が始まってしまえば、何年先になるか分からない。そんなのは正直嫌だ」

    アルミン「だからせめて…今のうちにやってしまおうってことさ。エレンの力があれば不可能じゃないけど、どうする?」

    エレン「さっきからやたらニヤニヤしてると思ったら、そう言う事だったのか」
  130. 163 : : 2014/03/26(水) 21:52:21

    ミカサ「強制はしない。エレンが今は望まないと言うのなら、私もエレンについていくけど…」

    エレン「望まない?ミカサ、寝ぼけたこと言ってんじゃねぇよ…」



    エレン「…行こうぜ、壁の外へ!せっかくのチャンスなんだ、逃す手はないぜ!!」

    ミカサ「エレン…!」
  131. 164 : : 2014/03/26(水) 22:00:03

    アルミン「君ならそう言うと思っていたよ。そうと決まれば、早速準備を…」




    ジャン「おいおい、お前らだけ抜け駆けは許さねぇぞ」

    ユミル「楽しそうだな。私らも混ぜてくれよ」

    エレン「ジャン!ユミル!お前ら、聞いてやがったのか!」

    ジャン「何やら面白そうな話が聞こえたんでな。もちろん、俺達も連れてってくれるよな?」
  132. 165 : : 2014/03/26(水) 22:10:15

    ユミル「お前らが望むなら、私の故郷に連れてってやってもいい。『果て』を見せてやる」

    アルミン「例の…『世界の端っこ』という奴だね」



    ミカサ「でも、そんなものが実在するとなると…」

    エレン「『海』が存在しないことになっちまうよな…」

    ジャン「…」
  133. 166 : : 2014/03/26(水) 22:20:08

    ユミル「まぁ…その…あれだ」



    ユミル「いろいろと勝手に想像を膨らますのは自由だが、見てもいないうちからいろいろ決めつけるな」

    ユミル「お前らの目で見て判断し、答えを決めろ。話はそれからだろ?」

    エレン「…そうだな。そうしよう!」



    アルミン「じゃあ、案内をお願いしてもいい、ユミル?」

    ユミル「任せとけ。今更あの場所には何の遺恨もねぇからな。久々に里帰りと行きますか」
  134. 167 : : 2014/03/26(水) 22:30:04

    ジャン「最初で最後の壁外旅行にならねぇようにしねぇとな」

    ミカサ「大丈夫。またきっと、何度でも行ける。その内、壁外に住めるようにもなるはずだから」



    ユミル「実際に住んでる連中もいるからな。近い将来、不可能じゃねぇはずだ。コイツがいる限りな」

    エレン「んあ?」

    アルミン「もう、とぼけちゃって!」









    一同「あははははははっ!!」
  135. 168 : : 2014/03/26(水) 22:40:28

    アルミン「それじゃ…兵長達に見つからないうちに行きますかっ!」

    エレン「まずは、シガンシナを目指そう。そこからいろんな場所を巡って、『果て』を目指す。それでいいか?」

    ミカサ「私は構わない。エレンについていくだけ」

    ジャン「悔しいが…今更お前に逆らおうとは思わねぇよ」

    ユミル「仰せのままに」







    ワイワイ…

























    リヴァイ「…」
  136. 169 : : 2014/03/26(水) 22:55:53

    ハンジ「そんなところでコソコソしちゃって。いいの?彼らをあのまま行かせちゃって」

    リヴァイ「俺は何も聞いてねぇ。それに、奴らがどこに行こうと、それは奴らの勝手だ」

    ハンジ「素直じゃないねぇ。一緒に行きたいなら、そう言えばいいのに」

    リヴァイ「別に今じゃなくても、いずれ自由に壁外へ行ける日が来る。奴らのおかげでな…」

    ハンジ「そうだね…」




    リヴァイ「奴らに一言…声をかけてやるとしたら…」
















    リヴァイ「…ご苦労だった。以上だ」
  137. 170 : : 2014/03/27(木) 20:01:02

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    エルヴィン「この度は、我が調査兵団に協力していただき、大変感謝いたします…」






    エルヴィン「…ロッド・レイス殿」

    ロッド「なに、私は歴史が変わる瞬間の、ほんの手助けをしたに過ぎません。これはあなた方の力です」
  138. 171 : : 2014/03/27(木) 20:11:01

    エルヴィン「王都地下にある秘密の通路の情報、さらには私の偽装死、あなたがいなければここまでうまくは行かなかったでしょう」

    ロッド「そう言っていただけるのは光栄ですな」



    エルヴィン「まさか、王政打破にあなたが協力してくれるとは思ってもいませんでした」

    ロッド「でしょうな。何より、私自身が驚いています。ですが、後悔などあるはずがない。あなた方は素晴らしい結果で応えてくれました」
  139. 172 : : 2014/03/27(木) 20:21:08

    エルヴィン「あなたが突如、我々に協力してくれた理由は、やはりヒストリアの存在が…?」

    ロッド「…何度も言わせないでください、あの子は私とは何の関係もありません」



    ロッド「レイスの名を勝手に騙り、王政を逆なでするような行動をしでかしたために殺された、かわいそうな少女ですよ」

    エルヴィン「そうですか…。確かに、あの子の名前はクリスタ・レンズ。ヒストリアではありませんからね」

    ロッド「えぇ…そう…でしょうな…」

    エルヴィン「…」
  140. 173 : : 2014/03/27(木) 20:31:10

    ロッド「…レイス家は、はっきり言って貴族の中ではそれほど大きな力を持っていない」

    ロッド「なのになぜ、壁の秘密を公開するなどという大それた権利を持っているか、お考えになったことは?」

    エルヴィン「…一応、私なりの仮説は立ててみました。が、どうも信憑性に欠けるものでして…」



    エルヴィン「何せ私は、幼少の頃より妄想癖があるらしく、周囲から気味悪がられましてね。今となっては、いい思い出です」

    ロッド「おそらく…その妄想は当たっているやもしれません。あなたほど勘の鋭い方はいませんからね」
  141. 174 : : 2014/03/27(木) 20:41:02

    ロッド「100年以上前、ある科学者によってこの壁内の世界が築かれ、王政が誕生した。その科学者の名は…『レイス』」

    ロッド「どういう経緯があったのかまでは分かりませんが、その『レイス』の子孫が『王家』と『貴族』に分家した」

    ロッド「言ってしまえば、レイス家は王に何かあった場合のスペアとして分家した。そのため、秘密を管理する番人として選ばれた」



    エルヴィン「なるほど…実に興味深い」
  142. 175 : : 2014/03/27(木) 20:51:08

    ロッド「それに加えて、なぜ100年前に起きた事実を、現代に生きる者が知らないか。不可思議だと思ったことはありませんか?」

    エルヴィン「確かに、過去に壁内へ入って来た人間は、一人や二人ではないでしょう」

    エルヴィン「王がどれだけの権力を持っていたとしても、それら全員の口を塞ぎ、後世に事実を隠ぺいするなど、普通に考えれば不可能です」
  143. 176 : : 2014/03/27(木) 21:01:10

    ロッド「これはあくまで私の仮説ですが…」



    ロッド「『レイス』が当初持っていた座標には、もしかすると人間の記憶を操作する力があったのかもしれません」

    エルヴィン「記憶を…?」



    ロッド「現在、エレン・イェーガーが持つ座標は、巨人の本能を書き換えると言うもの」

    ロッド「しかし、これの使い方次第では、人間の記憶に干渉するという事も、もしかすれば不可能ではなかったのかもしれません」
  144. 177 : : 2014/03/27(木) 21:07:10

    ロッド「第一、『王座の標』である能力が、巨人にしか効果を発揮しないという事自体、どうにも解せません。巨人の王などでは、意味がないでしょうから」

    エルヴィン「その仮説はあり得なくもない。しかし、確かめる術がありませんな」

    ロッド「まったくです」
  145. 178 : : 2014/03/27(木) 21:17:06

    エルヴィン「…そう言えばあなたは」

    ロッド「はい?」




    エルヴィン「先ほど、『レイス家は王に何かあった場合のスペア』とおっしゃった。そして、その『何か』が今回の件」

    エルヴィン「今後はどうなさるおつもりで?その話からすれば、レイス家であるあなたは、王位に即位することも可能であるはず」

    エルヴィン「あなたが王になれば、きっと壁内も安泰だ。我々兵団としても、一生身を捧げることをお約束しますが?」
  146. 179 : : 2014/03/27(木) 21:27:12

    ロッド「何をおっしゃる。今のこの壁内に、王政など必要ない。いや、そろそろ『壁内』という表現もふさわしくなくなる」

    ロッド「身を捧げるのは私の方です。どうか、今後はレイス家が全力を持って、兵団に全面協力させていただきたい」

    エルヴィン「そう言う事なら、一つお願いしたいことがあります」

    ロッド「何でしょう?」




    エルヴィン「クリスタ・レンズの件です」

    ロッド「…」
  147. 180 : : 2014/03/27(木) 21:37:11

    エルヴィン「彼女は今回、王政の凶弾に倒れました。実に残念なことに、です」

    エルヴィン「しかし、彼女は訓練兵になる以前は開拓地で過ごし、身寄りもいません」



    エルヴィン「我々として、死んだ兵は可能な限り家族の下へ帰してやりたい。しかし、彼女にはその家族がいない」

    エルヴィン「人類のために心臓を捧げた彼女に対する仕打ちとしては、あんまりだとは思いませんか?」

    ロッド「まぁ…そうですな…」
  148. 181 : : 2014/03/27(木) 21:47:13

    エルヴィン「そこで、どうかレイス家には、彼女を引き取っていただきたい。もちろん、無理強いはしませんが…」

    ロッド「!!」




    エルヴィン「本来であれば、どこぞの馬の骨かも分からない娘の遺体を引き取るなど、快く思わないのは当然でしょう」

    エルヴィン「しかし、これはあなたにしか頼めない事なのです。どうか、聞き入れていただけないでしょうか?」
  149. 182 : : 2014/03/27(木) 21:57:19

    ロッド「あ…あぁ…」

    ロッド「もちろん…もちろんです!彼女の遺体は、レイス家が引き取ります!」

    ロッド「丁重に弔って…立派な墓を建てて…それから…」









    ロッド「…一言…『すまなかった』と…謝罪を…」

    エルヴィン「ならば、よかったです…」
  150. 183 : : 2014/03/27(木) 22:03:18

    ロッド「ありがとう…」






    ロッド「ありがとう…エルヴィン・スミス殿…」






    エルヴィン「では、私はここで失礼します」

    エルヴィン「きっとこの場には、しばらく誰も近付かないでしょう。泣こうが喚こうが、誰にも聞きつけられることはない」

    エルヴィン「まぁ、こんな情報は不要ですかな。それでは…」






    スタスタ…
  151. 184 : : 2014/03/27(木) 22:29:39

    ロッド「…」

    ロッド「う…うぅ…」ジワッ…




    ロッド「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ポロポロ…

    ロッド「ヒストリア!ヒストリアっ!!私は…うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」






    ロッド「あの時私は、あの方法以外でお前を救う方法を見出せなかった!!こんな私を許してくれっ!!」













    ロッド「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
  152. 185 : : 2014/03/27(木) 22:44:36

    エルヴィン「…」






    エルヴィン(…きっとヒストリアは、あなたのことを恨んではいませんよ)

    エルヴィン(せめて今後は、親子の時間…というのもおかしいが、大切にしてあげてください…)
  153. 191 : : 2014/03/28(金) 21:25:11

    ~シガンシナ区~

    エレン「…ようやくここまで来たな」

    アルミン「マリア内をあちこち見て回ったからね。だいぶ時間がかかっちゃった」

    ミカサ「懐かしい…」
  154. 192 : : 2014/03/28(金) 21:30:06

    ユミル「お前ら、この間も来たじゃねぇか」

    ジャン「あの時は、ゆっくりしてるヒマなんざなかったろうが」

    ユミル「ならせめて、今のうちに観光しておけ。まだまだ『果て』までの道のりは長いからな」
  155. 193 : : 2014/03/28(金) 21:39:23

    エレン「ミカサ、アルミン、ちょっといいか?」

    アルミン「どうしたの、エレン?」



    エレン「ちょっと…俺の家に行ってみようと思う」

    ミカサ「私も行きたいと思っていた。エレンが行くのなら、もちろんついて行く」

    ジャン「そう言う事なら、俺も行ってみるかね。死に急ぎ野郎がどんな家で生まれたのかも知りてぇし」

    エレン「まぁ…構わねぇけど」
  156. 194 : : 2014/03/28(金) 21:47:24

    ユミル「ほら、さっさと案内しろ。もちろん、茶菓子の一つくらいは出すんだろうな」



    エレン「…そうだな。出せればいいな」

    ユミル「?」

  157. 195 : : 2014/03/28(金) 21:57:29

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ジャン「なっ…」

    ユミル「ほう、こいつは…」




    イェーガー家「」ボロッ…




    アルミン「そう…エレンの家は…破壊されて飛んできた扉の破片で…潰されてしまったんだ」
  158. 196 : : 2014/03/28(金) 22:07:11

    ジャン「おい!家族は!?お前の家族はどうなったんだ!?」

    エレン「…」




    アルミン「ジャンも知ってるだろ…。エレンの家族が…もう…」

    ジャン「…っ!」

    エレン「気にすんなよ。今更そんなの引きずっちゃいない。幸い、家には誰もいなかったしな」
  159. 197 : : 2014/03/28(金) 22:17:21

    エレン「親父もサッパリ連絡付かねぇし、どこで何してんだか。一度くらい顔を…」




    キラッ…




    エレン「…なんだコレ?」ヒョイ

    ミカサ「それは…?」

    エレン「鍵…?少し錆びてるけど、一応使えそうだ」
  160. 198 : : 2014/03/28(金) 22:27:09

    アルミン「なんでそんなものが、家の前に落ちてるんだろう…?」

    エレン「…いや、待てよ!俺はこの鍵、どこかで見た覚えがあるぞ!!」

    ミカサ「どこで見たと言うの?」

    エレン「えっと…確か…」







    エレン「…親父だ。親父がこの鍵を持っていた!!」
  161. 199 : : 2014/03/28(金) 22:37:45

    アルミン「エレンのお父さんが!?」

    エレン「あぁ!どこかへ行くときは、これを首から下げて持ち歩いていた!間違いない!」

    ミカサ「となると、この鍵はおじさんに関係ある場所の!?」

    エレン「確か親父は…」






    エレン「…地下室の鍵だと言っていた!確かにウチには、秘密の地下室がある!子供のころからずっと気になっていたんだ!」
  162. 200 : : 2014/03/28(金) 22:47:06

    ジャン「だが…これじゃ地下もクソもないぞ。どうやって瓦礫をどけるんだよ…」

    ユミル「お前は馬鹿か、ジャン。いや、馬オンリーか」

    エレン「…こうすんだよ!」ガリッ!






    カッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!






    エレン「」ズウゥゥン…
  163. 201 : : 2014/03/28(金) 22:54:22

    ジャン「あぁ、その手があったか!!」

    エレン「」ガシッ!







    ポイッ…






    ドスーンッ!!






    アルミン「すごい、これだけ大きな瓦礫をあっさりと」
  164. 202 : : 2014/03/28(金) 23:01:12

    シュウゥゥゥ…





    スタッ…





    エレン「…ふぅ、短時間だとあまり疲れなくていいな」

    ユミル「これだけ一瞬で巨人化を解く奴も初めて見た」



    エレン「さて…入ろうぜ。一体何が眠っているのか…」

    ミカサ「…行こう」
  165. 203 : : 2014/03/29(土) 19:24:55

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    コツン…コツン…



    ピタ…




    エレン「…この扉だな」

    アルミン「厳重そうな扉だね。どうしてこんな場所がエレンの家の地下に…」

    ミカサ「わざわざこんな場所を用意したという事は、相当重要なものを保管している可能性が…」

    ユミル「何だっていいさ、とにかく入ってみようぜ」
  166. 204 : : 2014/03/29(土) 19:34:09

    エレン「…じゃあ、行くぞ」





    カチャカチャ…





    ガチャン…





    ジャン「…開いた」
  167. 205 : : 2014/03/29(土) 19:44:11

    エレン「…扉を開けるぞ」





    ギイィィィィィ…





    エレン「…ここは!!」

    アルミン「…書庫!?見たことがない本でいっぱいだ!!」

    ミカサ「知らない文字が書かれている…。私には読めない」

    ユミル(この文字は…)
  168. 206 : : 2014/03/29(土) 19:54:12

    ジャン「おい、真ん中の机に、何か置いてあるぞ」

    エレン「あれは…随分分厚い本だな」

    アルミン「書置きみたいなものもあるよ…」ペラ…






    アルミン「…『エレンへ』だって!!」

    エレン「俺に宛てたってことは、やっぱりここは俺に見せるつもりだったんだ!」
  169. 207 : : 2014/03/29(土) 20:05:15

    ジャン「この本には何か…すげー情報が書かれてんだろうか?」

    ユミル「読んでみろ。私も気になる」

    エレン「」ペラ…






    エレン「」ペラペラッ…






    ジャン「…おいエレン、黙ってないで何とか言えよ」

    アルミン「一体、何が書いてあるの…?」
  170. 208 : : 2014/03/29(土) 20:15:17

    エレン「…駄目だ。この本には、俺達がクリスタから聞いたようなことしか書いてない」

    ミカサ「え…」

    エレン「もちろん、とんでもなく重要なものには間違いない。隠ぺいされた歴史が綴られてるんだからな」

    エレン「だけど…こう言っちゃなんだけど、期待外れだったな。もっと何か、壁外に関する重要な情報が…」ペラ…







    エレン「!?」
  171. 209 : : 2014/03/29(土) 20:20:14

    ユミル「どうした?」
















    エレン「…巨人を…元の人間に戻せるかもしれない…」

    一同「!?」
  172. 210 : : 2014/03/29(土) 20:30:34

    アルミン「どういうこと!?そんな画期的な方法が書いてあるの!?」

    エレン「いや…方法については何も載ってない。ただ、その方法が確かに存在すると、そう書いてある!」

    ジャン「無責任だな。黙って方法も載せておけばいいのによ…」
  173. 211 : : 2014/03/29(土) 20:40:05

    エレン「それだけじゃない!壁にされた人間も、元に戻す方法が存在するって!!」

    ミカサ「それじゃ、100年前に壁にされた人達も…」

    アルミン「それどころか、アニだって元に戻せる!もしそれが本当なら、すごいことだよ!!」

    ユミル「しかし、肝心の方法が分からないんじゃお手上げだな。何か手がかりはねぇのか?」









    エレン「『果てを目指せ』…」

    ユミル「んあ?」
  174. 212 : : 2014/03/29(土) 20:50:50

    エレン「『果てを目指せ。真実はそこに眠る』。この本の最後に、そう書いてある」

    エレン「ユミル、『果て』には一体何があるんだ!?お前は何か知らないのか!?」

    ユミル「そんなこと言われてもなぁ。ハッキリ言って、私はそんなものは知らない」




    ユミル「だが…もしかしたらあそこなら、何か手がかりがあるかもしれねぇな…」
  175. 213 : : 2014/03/29(土) 21:00:29

    エレン「あそこって何だ!?何か特別な場所があるのか!?」

    ユミル「…口で説明するのもアレだな。どうせ私らは今から『果て』に向かうんだ。問題ないだろ」

    アルミン「『果て』に…すべての真実が…」




    エレン「…行こう。今すぐに。シガンシナ観光は、『果て』から戻って来てからだ」
  176. 214 : : 2014/03/29(土) 21:10:20

    ジャン「気持ちが逸るのは分かるが、今日はシガンシナで宿をとる。みんな疲れてるんだよ」

    ユミル「そう言うこった。別にあの場所は逃げたりしねぇよ。せっかく家にも帰って来たんだ、今日は黙って休め」

    エレン「…そうだな。今日はしっかり休んで、出発は明日」






    エレン「お前ら!明日からもよろしくなっ!!」

    一同「…おうっ!!」
  177. 215 : : 2014/03/29(土) 21:20:11

    ジャン「そんじゃ、食いモンでも探してこようかね」

    アルミン「僕も行くよ。ちょっと、ウチにも寄っていきたいし」

    ミカサ「私も行こう。エレンとユミルは?」

    ユミル「そう言う事なら、私も…」




    エレン「ユミル、ちょっと待ってくれ。話がある」

    ユミル「あん?」
  178. 216 : : 2014/03/29(土) 21:30:09

    エレン「ちょっと二人きりで話がしたいんだ。お前らは外してもらえるか?」

    ユミル「おいおい何だよ、まさかこんな場所で私を襲う気か?」

    エレン「そんなんじゃねぇよ。ちょっと確認したいことがあるんだ」

    ユミル「…」
  179. 218 : : 2014/03/29(土) 21:40:03

    ジャン「ま、何だっていいさ。俺達は一足先に外に行ってるからな」

    ミカサ「ユミル、エレンを襲ってはダメだから」

    ユミル「いや、普通逆だろ!」

    アルミン「じゃあ、またね…」






    スタスタ…
  180. 219 : : 2014/03/29(土) 21:50:19

    エレン「…」



    ユミル「で、話ってのは何だ?」

    エレン「お前、前に座標を使って壁内に復讐したいって言ったよな?」

    ユミル「あー…まぁ、言ったな」



    エレン「その考えは変わったか?」

    ユミル「…」
  181. 220 : : 2014/03/29(土) 22:00:13

    エレン「答えてくれ。今のお前は何を思っている?」

    ユミル「まぁ…クリスタを殺した奴は憎い。当然憎いさ。けどな…」



    ユミル「今の壁内がクリスタの望んだ世界なんだとしたら、もう復讐とか、どうでもいいな」

    ユミル「そもそも、こんな幸せムードにいちいち水を差そうなんざ思ってねぇよ」

    エレン「そうか…」
  182. 221 : : 2014/03/29(土) 22:10:40

    ユミル「聞きたいことはそれだけか?」

    エレン「安心したよ。もしかしたら、今ここでお前と戦わなきゃならねぇかと思ってたからさ」

    ユミル「おいおい、そいつは嫌味か?私がお前に勝てるわけねぇだろうが」

    エレン「それもそうだな!」

    ユミル「うわっ、ムカつく!」

    エレン「はっはっは、そう怒るなって…」
  183. 222 : : 2014/03/29(土) 22:16:45

    ゴロッ…





    エレン「…ん?」

    ユミル「おい、今何か落ちたぞ?」

    エレン「あぁ、俺も聞こえた。これは…」
















    エレン「…石?」
  184. 223 : : 2014/03/29(土) 22:22:20

    ~そして、エレン達がシガンシナを出発してから1か月後~

    ユミル「…着いたぞ。ここだ」

    アルミン「ここが…」

    ミカサ「『果て』…」



    ジャン「ちょっと待て!何だありゃ!!」

    エレン「壁…!?」









    巨大な壁「」ズウゥゥゥゥン…
  185. 224 : : 2014/03/29(土) 22:25:21

    ユミル「これが『果て』の真実だ。どうだ、驚いたか?」

    エレン「何なんだよ、この巨大な壁は!!てっぺんが見えねぇぞ!!」

    ユミル「まぁな。何せ、『世界の果て』なんて呼ばれてる建造物だ。私らの世界は、この場所で終わっちまってるのさ」
  186. 225 : : 2014/03/29(土) 22:31:09

    ユミル「あっちの3枚壁と同じように、この途方もない高さの壁が世界の周囲を囲んでいる」

    ユミル「以前、お前に『この世界に先があると思うか』と尋ねたことがあったろ。これがその答えだ」



    エレン「じゃあつまり…この壁の内側が…俺達の生きる世界のすべてってことなのか…」

    ユミル「…」
  187. 226 : : 2014/03/29(土) 22:34:07

    エレン「俺達が昔から夢見てた…海なんてものも…ただの夢物語でしかなかったってことか…」

    ユミル「…来な。面白いモンを見せてやる」

    エレン「…?」
  188. 227 : : 2014/03/29(土) 22:39:46

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ユミル「…ここだ。この池を見て見な」

    アルミン「小さな池だけど…なんだか不思議な香りがするね…」

    ユミル「ちょっと見てな…」

    ユミル「…ほっ!」バシャッ!




    魚「」ピチピチッ
  189. 228 : : 2014/03/29(土) 22:42:47

    ジャン「見たことねぇ魚だな…。何だこいつは?」

    ユミル「鰊って言ってな。壁内にはいねぇ魚さ」

    アルミン「壁外の魚!?」
  190. 229 : : 2014/03/29(土) 22:49:38

    ユミル「さらに面白れぇことに、こいつは川の水じゃ生きられねぇ。どういうことだか分かるか?」

    エレン「分からねぇぞ…。もったいぶらずに教えてくれよ!」

    ユミル「答えは…まぁ、池の水をひと舐めしてみれば分かるさ」

    エレン「水を…?」ペロッ





    エレン「!?」
  191. 230 : : 2014/03/29(土) 22:54:34

    ミカサ「どうしたのエレン!?」

    エレン「しょっぺぇ…」

    アルミン「しょっぱい!?つまり…」




    ユミル「そう。つまりこの池は塩水で出来ている。確か、海とやらも一面塩水なんだったよな」

    ジャン「じゃあ、海ってのはこの池の事なのか!?」
  192. 231 : : 2014/03/29(土) 23:02:32

    エレン「想像してたのとだいぶ違うな…。まさか、これっぽっちの規模しかないなんて…」

    ユミル「お前ら、馬鹿か?よく見てみろ、その水がどこから湧いてるのかを」

    ミカサ「よく見えないけど…壁の隙間から湧いているように見える…」




    ユミル「そう。確証はねぇが、壁の内側、もしかすれば、壁の向こう側から湧いてるのかもしれねぇな」

    エレン「壁の…向こう側!?」

    アルミン「それってつまり…!?」
  193. 232 : : 2014/03/29(土) 23:20:12

    ユミル「無責任なことは言えねぇが…そう言う事だろうな…」



    ユミル「この『世界の果て』の向こうには、もしかしたら、こことはまた別の世界が広がっている。その可能性があるってことだ」

    ミカサ「つまり、そこに海がある可能性があるという事!?」

    エレン「だけど、どうやって向こう側があるかなんて調べるんだ?」

    アルミン「こんな果てしない高さの壁を登るなんて、不可能に近いよ…」
  194. 234 : : 2014/03/29(土) 23:25:40

    ユミル「登る術は無くはない。だが、確かに限りなくゼロに近いかもな」

    ジャン「どういう意味だよ…?」

    ユミル「あそこを見てみろ」

    アルミン「あれは…」






    ミカサ「壁の側面に…入口?」
  195. 235 : : 2014/03/29(土) 23:30:09

    ジャン「おいおい、まさか…」

    ユミル「そのまさかだ。あの入口から壁の内部に入り、登ることができる。中がどうなってるかは、私も知らん」

    ユミル「まぁ、あそこから上を目指して、帰ってきた奴はいない。行った奴も数えるほどしかいないらしいが…」



    ユミル「志半ばで朽ち果てたか、壁の向こうに世界を見たのか、定かじゃない。答えは誰にも分からない」
  196. 236 : : 2014/03/29(土) 23:35:06

    エレン「おいお前ら!当然、選択肢は一つしかねぇよな!」

    ジャン「おい、本気かよ…」



    アルミン「なんなら、ジャンはここで留守番しててもいいよ」

    ミカサ「一人だけ置いていくのは忍びないけど、ジャンが望まないのなら仕方がない」

    ジャン「ふざけんな!誰が行かねぇって言ったよ!俺も行かせてもらうぜ!!」
  197. 237 : : 2014/03/29(土) 23:40:05

    エレン「ユミルは?当然、来てくれるんだよな?」

    ユミル「残念だが、私のガイドはここまでだ…」

    エレン「…」ジロ…






    ユミル「…って言える雰囲気でもねぇな、こりゃ。仕方ねぇな」

    エレン「へへっ、サンキュ、ユミル」
  198. 238 : : 2014/03/29(土) 23:45:18

    ユミル「ただし、はっきり言って安全は全く保障できない。あっけなくおっ死んじまうようなことになっても、私を恨むんじゃねぇぞ」

    エレン「分かってるよ。昔からの夢のためなら、別に死んでも構わねぇ。まぁ、死ぬつもりはねぇけどな」




    アルミン「壁の向こうの世界か…。ワクワクするね!」

    ジャン「まだそう決まったわけじゃねぇだろ。頑張って頂上まで行っても、結局何もありませんでした、何てオチもあり得るわけだし」

    ミカサ「それならそれで構わない。登らずに後悔するよりは、登って後悔したほうがマシ」
  199. 239 : : 2014/03/29(土) 23:48:44

    ユミル「さてと、それじゃお前ら、覚悟はいいか?」

    エレン「…いっちょ、やりますか!」











    一同「おうっ!!」
  200. 241 : : 2014/03/30(日) 10:42:28

    ~壁内部~



    アルミン「中は意外と明るいね。ところどころ、隙間から日光が差し込んでいるせいかな?」

    ジャン「今のところ何もねぇが、逆にそれが不気味だな」

    ユミル「嵐の前の静けさってか?あり得ねぇ話じゃねぇな」

    ミカサ「エレン、もっと慎重に進むべき。何かあった場合、あなたが真っ先に危険な目に遭ってしまう」

    エレン「うるせぇな、大丈夫だよ。俺は普通の人間じゃねぇんだ、簡単には死なねぇっての」
  201. 242 : : 2014/03/30(日) 10:48:30

    エレン「それに、足が止まらねぇんだよ。ワクワクして、はやる気持ちを抑えられねぇんだ」

    ユミル「あんまり飛ばしてもバテるだけだぞ。どうせ1日、2日じゃ着かねぇんだ」

    ミカサ「ユミルの言う通り。みんなのペース配分にも気を使ってあげるべき」

    エレン「ちぇっ…分かったよ…」
  202. 243 : : 2014/03/30(日) 10:54:08

    アルミン「しかし…改めて見るとすごいよね、この壁。普通に考えれば、向こうの壁とは建築方法は違うんだろうけど…」

    ユミル「だろうな。人間の犠牲の上に作ったんだとしたら、何億人が人柱になったんだって話だしな」



    エレン「『果ての守人』がずっと守り続けてるってことは、相当前から存在してたってことだよな?」

    ジャン「考えると頭が痛くなりそうだな…」

    ユミル「私も『果て』について、それほど深い知識があるわけじゃねぇからな。何とも言えん」
  203. 244 : : 2014/03/30(日) 11:00:18

    ユミル「…っと、そうこうしている間に、見えて来たぞ。一つ目の出口だ」

    エレン「出口!?マジで!?」ダッ!



    アルミン「ちょっ、エレン、待ってよ!!」ダッ!

    ミカサ「エレン、アルミン、迂闊に走っては危ないっ!!」ダッ!

    ジャン「お前もだミカサっ!!」ダッ!







    ユミル「ガキかよ、お前ら…」
  204. 245 : : 2014/03/30(日) 11:06:32

    エレン「ひゃっほーっ!!一番の…りっ!?」






    ヒュウゥゥゥゥ…






    アルミン「あぶなっ!!」

    ミカサ「あのまま勢いに任せて走っていたら、真っ逆さまだった」

    ジャン「だいぶ登ってたんだな、俺達。もう50メートル近い高さだ」
  205. 246 : : 2014/03/30(日) 11:26:53

    ユミル「そうみたいだな。だが、上を見て見な」

    エレン「上…」チラッ…







    エレン「…ははっ、マジかよ」

    アルミン「全然てっぺんが見えない…。雲の、さらにはるか上までそびえ立っている」

    ジャン「おいおい、帰るなら今のうちだぞ…。このままだと、マジで天国まで行っちまいそうだ…」

    ユミル「天国ねぇ…。あながち間違いじゃねぇのかもな。空に向かってることは確かだからな」

    ジャン「縁起でもねぇこと言うなよ…」
  206. 247 : : 2014/03/30(日) 11:32:09

    ユミル「とにかく、そろそろ日も暮れる。日が入らなきゃ壁の中も真っ暗だしな、今日はここまでだ」

    ユミル「休めるときに休んで置かねぇと、確実に体力が持たねぇ。飯と寝床の準備だ」

    アルミン「了解、ユミル隊長」







    エレン「あとどれだけ時間をかければ、てっぺんに辿り着けるんだろうな…」
  207. 249 : : 2014/03/30(日) 11:38:24

    ~3日後~



    ミカサ「…」

    アルミン「はぁ…はぁ…」

    ジャン「クソ…」ボソッ…

    ユミル「…」





    エレン「…」
  208. 250 : : 2014/03/30(日) 11:44:11

    エレン(三日目だけど、みんなだいぶ疲れてきてる。一日中歩き通しだから、無理もないな)

    エレン(加えて、何が起こるか分からない緊張感と常に戦ってる。精神の方もだいぶ消耗してるはずだ)

    エレン(今のところはせいぜい、コウモリの群れや変な虫に脅かされる程度で済んでるけど、この先には何があるか…)
  209. 251 : : 2014/03/30(日) 11:50:06

    アルミン「はぁ…はぁ…」




    ズボッ!

    アルミン「!?」

    ミカサ「アルミンっ!?」





    ガシッ!!





    ジャン「ボサッと歩いてんじゃねぇ!」

    アルミン「ごめん、ありがとうジャン…」
  210. 252 : : 2014/03/30(日) 11:56:30

    ユミル「底が抜けるとはな。やっぱあちこち老朽化してるのかもな」

    エレン「気を付けねぇと…。場合によっちゃ、壁の下まで真っ逆さまだ」

    アルミン「はぁ…」

    ジャン「…」





    ユミル「よし、落ち着いたなら先を…」

    エレン「いや、今日はもう休もう」
  211. 253 : : 2014/03/30(日) 12:02:15

    アルミン「エレン!?まだ半日も経っていないよ!?」

    エレン「みんな、だいぶ疲れてるだろ。このまま進んでも、注意力が散漫になって危険だ。今日はしっかり休んで、また明日万全な状態で進むんだ」



    エレン「どうせ、頂上は逃げやしない。急いでも意味ねぇよ。みんなの安全が第一だろ」

    アルミン「エレン…」
  212. 254 : : 2014/03/30(日) 12:08:39

    ジャン「たまには正論も言えるんだな、お前」

    エレン「悪かったな、たまにしか言えなくて…」

    ユミル「ま、そう言う事ならお言葉に甘えて。幸い、蝋燭でも十分明かりは足りる。今日はじっくりと静養するとしようか」

    エレン「あぁ、そうしよう」
  213. 255 : : 2014/03/30(日) 12:14:17

    ~さらに3日後~



    ミカサ「…」

    ジャン「ふぅ…」

    アルミン「はぁ、はぁ…」フラ…






    アルミン「あっ…」ガクッ…

    エレン「アルミンっ!!」




    アルミン「大丈夫、大丈夫だから…」
  214. 256 : : 2014/03/30(日) 12:21:20

    ユミル「おい、もっとしっかりしてくれよ。お前に合わせてるせいで、全体のペースがだいぶ落ちてんだよ」

    アルミン「ごめん…」



    エレン「謝らなくていいって。何度も言うが、別に急ぐ旅じゃない。疲れたらその都度休めばいいんだ」

    ジャン「しかしだな…。いつまでもダラダラと登ってるわけにもいかねぇだろ。壁内の事を放ってこっちに来てんだからよ」

    エレン「別に問題を残してきたわけじゃねぇだろ。向こうの事は団長や兵長が何とかしてくれるって」

    ジャン「だといいがな…」
  215. 257 : : 2014/03/30(日) 12:27:05

    アルミン「…」

    ミカサ「アルミンが気にすることじゃない。私も疲れて、ちょうど休みたかったところ」

    アルミン「ミカサ…」




    ユミル「休むのも自由だが、少しは周囲に目を配れよ、お前ら…」

    エレン「周囲…?」
  216. 259 : : 2014/03/30(日) 12:33:11

    ジャン「おいおい、こいつは…」




    骸骨「」




    アルミン「死後、相当な時間が経過しているようだね…」

    ミカサ「やはり、過去に登った人達は、皆こうなってしまったと言うの…?」

    ユミル「さぁな。怪我で動けなくなったか、食いモンが底をついてくたばったか、理由は定かじゃねぇ」
  217. 260 : : 2014/03/30(日) 12:38:23

    ユミル「だが、このままチンタラ登ってるようだと、いずれ私らもこうなる。そう言う部分を覚悟しておけよって言う話だ」

    エレン「…」




    アルミン「…よしっ!」スクッ

    ミカサ「アルミン、もういいの?」

    アルミン「足手まといはゴメンだし、ましてや骸骨なんて以ての外だよ。僕の死に場所は、こんなところじゃない」
  218. 261 : : 2014/03/30(日) 12:41:57

    アルミン「ユミルの言う通り、ゆっくり登っている暇はない。エレンだって、早くてっぺんを見たいでしょ?」

    エレン「まぁ…そりゃな…」



    アルミン「…行こう。僕のペースに合わせなくても構わない。僕は必ず、自力で皆に追いついて見せるから」

    ジャン「お前…言うようになったじゃねぇか」

    ユミル「頼もしいねぇ。その意気だ、行こうぜ」







    エレン「…よし!」
  219. 264 : : 2014/03/30(日) 15:48:46

    ~そして、翌日…~



    ユミル「…おい、久々の外だ」

    ジャン「何日振りだろうな、日の下に出るのは」

    エレン「すげぇ…。ここは雲の上なんだな…」

    アルミン「下が全然見えない…」
  220. 265 : : 2014/03/30(日) 15:58:30

    ミカサ「…上を見て!!」

    エレン「上…?」

















    エレン「…あれは!!」

    ジャン「おいおい、ありゃ…!!」

    ユミル「間違いない、壁のてっぺんだな。まだまだ先は長いな、こんなに早くお目に書かれるとは」
  221. 266 : : 2014/03/30(日) 16:08:23

    エレン「おいお前ら!先を急ぐぞ!!こんなところでチンタラ歩いちゃいられねぇっ!!」

    ミカサ「エレン、焦ってはダメ。アルミンだって疲労が…」

    アルミン「僕は大丈夫だよ!あの光景を見たら、疲れなんて吹き飛んじゃった!!」



    アルミン「先の見えなかったゴールを、ようやく視界に捉えられた!ワクワクせずにはいられないよ!」

    ユミル「おーおー、結構なこった。その調子でくれぐれもお荷物になってくれるなよ」
  222. 267 : : 2014/03/30(日) 16:20:05

    ジャン「こいつらマジかよ…。俺はまだヘロヘロだぞ…」

    ミカサ「心配しなくてもいい。ジャン一人を置いて行くようなことはしない」

    ジャン「ミカサ…」ポッ…







    ミカサ「…置いては行かないけど、勘違いもしないで」

    ジャン「あ、そうすか…」
  223. 268 : : 2014/03/30(日) 18:21:06

    ~3日後~



    エレン「…これは!?」

    ミカサ「扉…!?」




    扉「」ズーン…




    アルミン「頑丈そうな扉だ…。壁の中に、どうしてこんなものが?」

    ジャン「こいつを開ければ、頂上までの道に繋がってそうだけどな」
  224. 269 : : 2014/03/30(日) 18:28:08

    ユミル「問題はどうやって開けるかだ。こんな狭い場所じゃ、巨人化してぶち壊すなんてマネはできっこねぇし」

    エレン「クソ…あと一歩だってのに…」




    ミカサ「…ふんっ!!」グググ…

    アルミン「無理だよミカサ、人の力で開くような造りには見えないよ…」
  225. 270 : : 2014/03/30(日) 18:36:04

    ミカサ「それでも…何もしないよりは…マシ…」グググ…

    ジャン「よせ、ミカサ。他の方法を探るんだ」

    ミカサ「くっ…!」









    ユミル「…おい!お前ら、こっち来て見ろ!」

    エレン「どうした!?」
  226. 271 : : 2014/03/30(日) 18:44:06

    ユミル「この石板…読めるか?」

    アルミン「いや…僕には読めないよ」

    ジャン「俺にもだ。壁内の文字じゃねぇな」

    ミカサ「そもそも、これは文字なの…?」







    ユミル「『紀元前1150年、先人は外からの脅威を退けるため、この巨大な壁を建立した』」

    エレン「お前、何言ってんだ…?」
  227. 272 : : 2014/03/30(日) 18:52:25

    ユミル「なるほどね。どうやらこいつも、向こうの3つの壁と同じように、脅威に対抗するため造られたってことか」

    アルミン「もしかして、その字が読めるの!?」

    ユミル「まぁな。独学だが、この程度は何てことないさ」
  228. 273 : : 2014/03/30(日) 19:00:07

    ジャン「紀元前…って何だ?」

    ユミル「簡単に言えば、年号のカウントが始まる前の時代だ。紀元前1150年ってことは、今から2000年前ってことだな」

    アルミン「2000年…!?そんな昔に建てられたって言うのか!?」

    ミカサ「信じられない…」




    ユミル「同感だ。おまけに、『外からの脅威』ときた。つまり…」

    エレン「この壁の外側にも、世界があるってことか!!」
  229. 274 : : 2014/03/30(日) 19:08:28

    ユミル「これだけ大きな壁で守らざるを得ないほどの、大きな脅威。どうやらこの壁の外は、巨人以上の危険が潜んでいるとみていいだろ」

    ジャン「この壁が『世界の果て』じゃないってのはいいとして、これからどうするんだ?」

    ユミル「どうするも何も、この扉をどうにかしない事には始まらねぇな。その後の事は知らん」



    ミカサ「巨人以上の脅威の可能性…。何の用意もなしに飛びこむのは、危険すぎる」

    エレン「危険なんて百も承知だ。ここで立ち止まるわけにも、引き返すわけにもいかないだろ」

    アルミン「さすがエレン。今回ばかりは、僕もエレンに賛成だよ」
  230. 275 : : 2014/03/30(日) 19:16:07

    ユミル「どうせ言っても聞かねぇんだろ。最悪、私とエレンの巨人化の力もあるしな」

    ユミル「ここまで来たんだ。お前らと一緒に、地獄まで相乗りしてやるよ」

    エレン「サンキュ、ユミル」

    ミカサ「まったく、仕方ない…」
  231. 276 : : 2014/03/30(日) 19:24:28

    ユミル「さて、肝心の扉を開く方法だが…」

    エレン「何か、ヒントみたいなのは書いてないのか?」

    ユミル「いや、無い事もないんだが…」

    エレン「何だよ、もったいぶってないで教えろよ」




    ユミル「…『精霊の石』としか書いてないんだ」

    エレン「精霊の石…?」
  232. 277 : : 2014/03/30(日) 19:32:07

    ジャン「何だそりゃ?絵本じゃあるまいし」

    アルミン「その石があれば、この扉が開くって事?」

    ユミル「よく分からん…。だいたい、石をどうすればいいかも書いてないしな」




    ミカサ「ちょっと待って、これを見て!」

    エレン「何だ、その窪みは?」

    ミカサ「分からない。けど、何かありそう」
  233. 278 : : 2014/03/30(日) 19:40:03

    ジャン「もしかしてよ、その精霊の石とやらをこの窪みにはめるとか、そう言う話じゃねぇのか?」

    ユミル「ありきたりだな、そいつは。まぁどっちにしろ、その石がないんだが…」






    エレン「…待てよ!」

    アルミン「どうしたの!?」
  234. 280 : : 2014/03/30(日) 19:48:11

    エレン「おいユミル!お前は覚えてるか!?俺の家の地下室で…」

    ユミル「…思い出した。確かに、そいつが精霊の石である可能性はあるな」

    ミカサ「一体、何の話をしているの…?」



    エレン「こいつを見てくれ」バッ

    ジャン「石…?ただの石コロにしか見えねぇぞ?」
  235. 281 : : 2014/03/30(日) 19:56:05

    エレン「この石はな、俺の家の地下室で見つけたんだ。ただの石だと思ったけど、念のため持ってきたんだ」

    アルミン「一見、何の変哲もない石だけど。確かに、そこの窪みの大きさと合いそうだね」

    ユミル「ダメ元で嵌めてみろよ。もしかしたら、もしかするかもしれねぇぞ」

    エレン「おうっ」
  236. 282 : : 2014/03/30(日) 20:04:10

    ゴソゴソ…




    カチャ…




    アルミン「ピッタリだ!」

    エレン「…どうだ?」



    シーン…



    ジャン「何も…起きねぇな」

    ユミル「何だよ、期待させやがって」
  237. 283 : : 2014/03/30(日) 20:12:11

    エレン「『果てを目指せ』っていう父さんのメッセージとこの石。関係があると思ったんだけどな…」

    ミカサ「もしかしたら…石をはめた後…押せば開くのかも…」グググ…

    ジャン「…どうだ?」




    ミカサ「びくともしない…」グググ…

    アルミン「押してもダメなら引いてみな!僕も手伝うよ!!」グググ…




    シーン…




    エレン「…駄目みたいだな」
  238. 284 : : 2014/03/30(日) 20:20:06

    ミカサ「どうして開かないの…」

    ユミル「まったく、ここまできて手ぶらで帰るわけにも…」チラ…




    ユミル「…!?」




    ジャン「仕方ない、他にもルートがあるかもしれねぇからな。少し戻って探して…」

    ユミル「待て、私に任せろ」
  239. 285 : : 2014/03/30(日) 20:28:04

    アルミン「ユミル?どうしたの?」

    ユミル「おそらく、この扉は…」スッ…





    扉「」ゴゴゴゴゴ…





    ミカサ「開いた!?」

    アルミン「まさかそんな…」

    エレン「こんなオチってありかよ…」
















    ユミル「『引き戸』だった。盲点だったな」
  240. 287 : : 2014/03/30(日) 20:36:07

    ジャン「わざわざ取っ手まで付けてカモフラージュとは、先人も要らん事ばっか考えるな…」

    エレン「でも、どうして引き戸だって分かったんだ?」

    ユミル「さっき、文字の書いてあるところを見たら、空白だった部分に一文が新たに浮き上がっていた」




    ユミル「『扉を開けたくば、滑らせよ』ってな」

    ジャン「何のひねりもねぇな…」
  241. 288 : : 2014/03/30(日) 20:42:55

    ユミル「おそらく、石をはめることでその一文が浮き上がるようになっていたんだろう」

    アルミン「あれ?もしかして石がなくても、最初から横に引いてれば開いたんじゃ…」

    ミカサ「…」
  242. 289 : : 2014/03/30(日) 20:48:07

    ジャン「ま…まぁいいじゃねぇか、開いたんだしよ!先を急ごうぜ!」

    エレン「そうだな!ほら、行くぞミカサ!」

    ミカサ「…うんっ!」






    ユミル「やれやれ…」
  243. 290 : : 2014/03/30(日) 20:56:15

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    エレン「すげぇ…」

    ジャン「なんつー高さだよ…」

    アルミン「ここは雲のはるか上…」

    ミカサ「こんな場所が存在するなんて、思いもしなかった…」

    ユミル「まさか、この壁の頂上に辿り着く日が来るとはな。私自身、驚いてる」
  244. 291 : : 2014/03/30(日) 21:04:27

    ビュウゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!




    エレン「うわっ!!」

    アルミン「すごい風だっ!!」

    ジャン「お前ら!バランス崩して落ちるんじゃねぇぞ!!」



    ミカサ「…見て!この強風で、下の雲が!!」

    ユミル「晴れていきやがる…」
  245. 292 : : 2014/03/30(日) 21:10:48

    エレン「…うおっ!!!これはっ!!!」

    ミカサ「…何という壮大な景色!これが、この巨大な壁の外の世界!?」

    ジャン「すげぇ…凄すぎだろこれっ!!」
  246. 293 : : 2014/03/30(日) 21:18:41

    アルミン「うぅ…」ガクッ…

    ミカサ「アルミンっ!?」





    アルミン「外の世界は…本当にあったんだ…」





    アルミン「これが!夢にまで見た!!正真正銘、壁の外の世界なんだ!!」

    エレン「喜ぶのは早いぞ、アルミン。俺達は、まだこの世界を冒険してねぇ!!」

    エレン「この世界に、巨人にされた人や壁にされた人を、元に戻す方法があるかもしれねぇんだ!!」
  247. 294 : : 2014/03/30(日) 21:26:11

    ユミル「やれやれ、まさか私まで付き合わされるとはな。ガイド役だけで済むとは、ハナから思っちゃいなかったけどさ」

    ジャン「別に、嫌ならついてこなくていいんだぜ?」

    ユミル「馬鹿言うな、こっから一人で帰れってのか?」





    ユミル「それに…さっきも言ったろ?地獄までお前らと相乗りしてやる、ってな」

    ユミル「『果て』の集落の文献にも、こっち側の世界についての記述はなかった。こっから先は、いよいよもって未知の領域だ」
  248. 295 : : 2014/03/30(日) 21:34:06

    ユミル「お前ら、気ィ引き締めろよ。得体の知れねぇバケモンに、取って喰われるかもしれねぇからな!」

    エレン「この下に、俺達の夢が待っている…!」



    アルミン「行こう…!!」

    ミカサ「うんっ!!」

    ジャン「へへっ…」

    ユミル「やれやれ…」
  249. 296 : : 2014/03/30(日) 21:36:13

    エレン「兵長、父さん、壁内のみんな。俺達が戻るまで、もう少しだけ待っててくれ」






    エレン「いつか俺が!壁内にもたらされたすべての悲しみを『駆逐』するその日まで!!」
  250. 297 : : 2014/03/30(日) 21:46:34

    エレン「行くぞお前らっ!!」バッ!

    ミカサ「えっ…」

    アルミン「あっ…」

    ジャン「おいっ…」

    ユミル「冗談だろっ!?」
















    一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」ヒュウゥゥゥゥ…
  251. 298 : : 2014/03/30(日) 21:55:14

    ジャン「飛び降りるとか正気かお前!!」ヒュウゥゥゥゥ…



    エレン「地上が近くなったら、俺が巨人化して皆を受け止めてやるよ!!」ヒュウゥゥゥゥ…



    ユミル「はっはっはっは!!ここまで無茶苦茶だと笑えてくるな!!」ヒュウゥゥゥゥ…



    ミカサ「さすがにやる前に一言言ってほしい。心臓に悪い…」ヒュウゥゥゥゥ…



    アルミン「ははは…もうどうにでもして…」ヒュウゥゥゥゥ…
  252. 299 : : 2014/03/30(日) 22:00:09

    エレン「待ってろよ…俺は必ずやってやる…!!」









































    エレン「俺達の冒険は、これからだっ!!!!!!」






























  253. 300 : : 2014/03/30(日) 22:03:34

    というワケで、このシリーズは完結です。
    約一か月、長きにわたるご支援ありがとうございました。


    途中で幾度かグダって、書く気も読む気も失せる部分もありましたが、
    何とか最後までこぎつけられました。


    「こんな設定があるかい!」というツッコミは控えていただけると助かります(笑)


    最後に、ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
  254. 301 : : 2014/03/30(日) 22:10:40
    乙。
    久しぶりにSSNoteに来て一気読みしてしまった。
  255. 302 : : 2014/03/30(日) 22:37:24
    面白かった!
    このssは素晴らしい。
    本当に良かったです。
    次回作にも期待です
  256. 303 : : 2014/03/30(日) 23:07:11
    す、すごかった…!
    次回作も期待です!
  257. 304 : : 2014/03/31(月) 00:54:00
    感動したよー!
    アニをはやくもどしてやってくれ!
  258. 305 : : 2014/03/31(月) 09:01:40
    感動!お疲れ!
  259. 306 : : 2014/03/31(月) 12:16:18
    いいですね~
  260. 307 : : 2014/03/31(月) 14:32:48
    この後も見たいですが、このシリーズは終わりなんですね…
  261. 308 : : 2014/03/31(月) 17:35:23
    後日談見たいです!!
  262. 309 : : 2014/04/18(金) 19:14:01
    外に逝ったら米軍g(ry
  263. 310 : : 2014/04/20(日) 19:24:37
    外の世界編みたいです
  264. 311 : : 2014/05/09(金) 19:29:27
    神だ

  265. 312 : : 2014/05/18(日) 08:53:04
    もう原作より面白いかもしれない。
  266. 313 : : 2014/06/29(日) 08:21:52
    神作でした。
    ・・・すごすぎてなんも言えねえ。
  267. 314 : : 2014/08/19(火) 16:28:55
    感動した
  268. 315 : : 2014/08/29(金) 16:54:07
    アニメ化してほしい。したら絶対買う
  269. 316 : : 2014/09/16(火) 17:31:05
    なんだ、ただの神スレか、
  270. 317 : : 2014/09/16(火) 17:32:50
    面白かったです。
  271. 318 : : 2015/12/30(水) 03:08:04
    背中がゾワッてした!ゾワッて!(°Д°)ノ
    (食料よく保ったなwww)
  272. 319 : : 2018/02/13(火) 22:40:09
    >>318それなwww
  273. 320 : : 2018/02/14(水) 02:49:28
    超大作!最高!

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harumav2

神宮の燕³

@harumav2

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真の駆逐 シリーズ

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