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エレン「高校生になった」

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  1. 1 : : 2014/02/20(木) 22:29:46
    初投稿です

    言語力がありませんがそれでもいーよって方はぜひ見てください(^-^)/
  2. 2 : : 2014/02/20(木) 22:30:34


    まだ、どこか肌寒い四月前半


    とある体育館で


    一人の少年と少女の物語が始まるーーーー





    ピクシス「入学おめでとう!今日はー…」

    長ったるい校長の話が終わって


    俺はこれから一年過ごす教室に移っていた




    キース「まずは入学おめでとう」


    キース「私が貴様ら1-Cの担任をする事になったキースだ」


    キース「さっそくだか右の列から自己紹介してもらおう」



    ジャン「進撃中…ジャン-キルシュタインだ」


    モブA「おいあれって...」


    モブB「ああ、ここらで有名な不良のジャンだ」


    モブA「マジかよ、怖ぇ」




    ライナー「ライナー-ブラウンだよろしく頼む」


    ベルトルト「ベルトルト-フーバーです
    よろしく」



    しばらくして俺の番がまわってきた



    エレン「エレン-イェーガー」



    ジャン「(...あいつもっとなんか言えよ...)」


    ベルトルト「(エレンらしいなぁ)」


    クリスタ「(あの人っていい、ジャンって人といい、怖い人ばっかだなぁ...)」ハァ


    クリスタ「(うまくやっていけるかなぁ...)」



    キース「終わったみたいだな」


    キース「今日は一人来てないが明日来たらそいつの事もよろしく頼むぞ」


    キース「では今日はここまでにしよう
    解散だ」



    キーンコーン  カーンコーン



    ジャン「よぉエレン。また同じクラスだな」


    エレン「ああ、おかげで楽しくやっていけそうだよ」


    ライナー「そうだな」フフ


    ベルトルト「またよろしくね皆!」


    エレン「まぁ、キレイに皆揃ったもんだな」


    ベルトルト「僕なんか一人になるかと思うと昨日眠れなかったよ!」


    ライナー「そうか?俺はそこまではなかったが、それでもまた一緒で嬉しい事に変わりないけどな」


    ジャン「せっかくだし帰りにどっか寄って行くか?」


    ベルトルト「それ!いいね!」


    ライナー「ああ、そうだな!」


    エレン「あー、悪い。俺は今日は遠慮しとくわ」


    ジャン「そうか、残念だな。じゃあ俺らだけでいくか」


    エレン「悪りぃな。じゃあまた明日」


    ベルトルト「うん、じゃあねー!」


    ライナー「何か用でもあるのか?」


    ジャン「さぁな」






    ー帰り道ー



    エレン「(あいつらには悪い事したな)」


    エレン「(今日は早く帰ってこいって母さんに言われてんだよな)」


    エレン「急ぐか...」ダッ



    ーイェーガー家前ー


    エレン「(ん?家の前に引っ越しトラック?)」


    カルラ「あらエレン、お帰りなさい」


    エレン「母さん、なんだよこれ」


    カルラ「実はね単身赴任中のお父さんから昨日...」



    ー昨日ー


    グリシャ「やっほー♪お父さんだよー‼」


    グリシャ「明日から私の友人の娘がそっちに居候する事になったからーよろしくね♪」ガチャ



    カルラ「…って電話がきてね」


    カルラ「まぁ、父さんらしいけど」フフ


    エレン「そんなの俺聞いてねぇよ...」


    カルラ「ごめんね、あなた昨日すでに寝てたんですもの」


    エレン「(父さん勝手すぎるだろ…)」


    カルラ「そんな事よりほら!荷物置いてきて!エレンも手伝って頂戴!」


    エレン「はいよ」



    ー二階ー


    エレン「(…にしても、今日から他人と暮らすのかよ…)」


    エレン「(…めんどくせぇ)」ガチャ


    「……」


    エレン「…」







    ここは二階の俺の部屋だ



    空き部屋なら他にいくつかある



    なんたって俺と母さんの二人暮らしだから



    いや、それはどうでもいい



    それより居候だと思われるこいつは...



    なぜよりによって俺の部屋で...



    そして俺のベットの上で
    お菓子を食べながら漫画を読んで……



    くつろいでいるんだ?





    「…誰あんた?」













    エレン「...…ッッ!こっっっちの台詞だぁああああああぁぁぁぁぁ!!!」






    こうして俺とこの金髪との物語が始まった
  3. 6 : : 2014/02/22(土) 02:48:44

    ⁇「…!…急に大きい声出さないでくれるかい?」


    エレン「ああ⁈ふざけんなよ‼
    なんでお前は俺の部屋でくつろいでんだ‼」


    ⁇「なんでって...おばさんがそうしろって言ったんだよ」


    エレン「はぁ?それでくつろいでましたってか?」


    エレン「普通自分の荷物は自分で運ぶもんだろ!」


    ⁇「……私は午前中ある程度やったからおばさんが…


    カルラ「後はうちの息子がやってくれるって約束だから、息子の部屋でゆっくりしてて♪」


    ⁇「…って聞いたから、一応断ったんだけど、」


    ⁇「さすがに疲れてたから、お言葉に甘えてたんだ」


    ⁇「…けど確かにアンタの言う通りだね、悪かったよ」


    エレン「(そんな約束してねぇよ…母さん……)」


    エレン「…俺こそ悪かったよ、なにも知らないで怒鳴って…」


    ⁇「別にいいさ、気にしてない」


    エレン「……もしかしてお前がアニか?」 


    アニ「…なんだ、私のこと聞いてたのかい?」


    エレン「いや、入学初日から休んだ奴の名前が印象に残ってただけだ」


    エレン「やっぱ、お前だったのか」


    アニ「…そうかい、私も今日はすきでサボったんじゃ無いんだけどね…」


    アニ「こっちついた時にはもう学校始まってたし」


    エレン「だれもサボりなんて言ってないだろ、まぁ幸い俺と同じクラスだから」


    エレン「怒鳴ったお詫びって言っちゃなんだけど、明日は俺が学校まで案内するよ」


    エレン「って言っても俺も今日が初日であんま道覚えてないけどなww」


    アニ「…それは助かるね…でも必要無いよ」


    エレン「はぁ?それどういう アニ「じゃあ私は荷物の続きを運ぶから」タッ


    エレン「…なんなんだよ、あいつ…」







    カルラ「あら、アニちゃん。休んでて良かったのに」


    アニ「いえ、やっぱり自分の荷物は自分で運ぶべきですから」チラッ


    エレン「…(やっぱ怒ってるよなぁ)」


    カルラ「ほら、エレンもお手伝いよろしくね」


    エレン「(俺は今あんたのせいで気まずいんだよ…)…わかったよ」







    アニ「(……久しぶりに同じくらいの年の人と話したな…)」


    アニ「しゃべり方変じゃなかったかな…」ぼそ…
  4. 10 : : 2014/02/22(土) 20:30:44

    ー夕食ー

    カルラ「今日は二人ともお疲れ様!」


    カルラ「そしてアニちゃんが今日から私達と家族になった事祝って夕飯はチーハンにしたの‼」


    エレン「うおっ‼まぢかよ‼やった‼」


    アニ「…家族…ですか?」


    カルラ「そうよ、これから一緒に住むんですもの。立派な家族よ♪」


    アニ「そう…ですか…よろしくお願いします」


    エレン「いいから早く食おうぜ‼」


    カルラ「そうね」フフ


    エレン「うっし‼いただきまーす‼」ガツガツ


    カルラ「いただきます」


    アニ「…いただきます」パク


    アニ「…おいしい」ぼそ…


    カルラ「そう、それは良かった♪」




    ー夕飯後ー


    カルラ「フフフーン♪」皿洗い中



    エレン「…なぁアニ、明日は何時に学校行くんだよ」


    アニ「…別に、私の勝手でしょ?」


    エレン「そう言ったってお前道わかんないじゃんか」


    アニ「いいんだよ、わかんなくて」


    エレン「はぁ?なんだよそれ」


    エレン「それじゃ明日学校いけないだろ?」


    アニ「…だから行けなくて良いのさ」


    エレン「はぁ?」


    エレン「お前まだ昼の事根に持ってんのかよ、謝っただろ」


    アニ「そうじゃない…私はただ…」


    アニ「…私は学校に行きたくないだけだよ……」


    エレン「……!!………」


    アニ「…そういう事だから…」タッ




    エレン「(…あいつ前の学校でなんかあったのかな……)」


    エレン「(…あれ…もしかして俺聞いちゃいけない事聞いちゃった?)」

  5. 12 : : 2014/02/22(土) 20:56:57



    1-C


    キーンコーン  カーンコーン


    キース「全員席に座れ、それでは授業を始める」


    キース「っと言っても最初は役員決めなんだが」


    キース「誰か学級委員をやってくれる者はいないか?」


    モブ達「ざわざわ…」


    キース「(ふぅ、やはり誰もおらんか...)」


    キース「(ん?)」


    ライナー「はい!自分がやります!」バッ


    キース「ほう、よろしい。では任せたぞブラウン」


    キース「他の者もいいな?」


    一同「はーい」


    キース「では、次に副委員長を…」


    キース「これは女子にやってもらいたいのだが…」


    モブ女達「(えー…やだなー)」


    モブ女達「(きっと誰かするよね…)」


    キース「誰もおらんのか、それなら私の独断で決めるが?」


    モブ女達「嘘⁈」


    モブ女達「(お願い‼誰かして‼)」


    クリスタ「あの…」そーっ


    クリスタ「私で良かったらやりますけど…」


    モブ女達「えっ⁈いいの⁈」


    モブ女達「クリスタちゃん優しー‼」


    クリスタ「う、うん、私でいいなら…」ニコ





    ライナー「(めずらしいな女子が立候補するとは)」


    ライナー「(……はっ!もしや俺に気があるのか⁈)」*違います*


    ライナー「俺も罪な男だ…」フッ


    ジャン「なに言ってんだこいつ?」


    ベルトルト「気持ち悪いよライナー…」





    キース「では、副委員長はレンズに任せる。よいな」


    一同「はーい」




    エレン「…」


    エレン「(アニの事どーすっかな…)」


    エレン「(あいつ今日の朝も…




    アニ「おばさん、今日は具合悪いので学校は休みます」


    カルラ「えっ⁈アニちゃん大丈夫⁈」


    アニ「はい、寝ておけば良くなると思いますので」


    カルラ「そう…なら無理しないで安静にしときなさい」


    カルラ「後でお粥作ってあげるから」


    アニ「ありがとうございます」


    カルラ「良いのよ、家族なんだから」フフ


    アニ「……はい…」





    エレン「(…ってかんじで本当に休みやがった)」


    エレン「(てか具合悪いって小学生かよ)」


    エレン「(あんな嘘いつまで続ける気だよ…)」


    エレン「(悩んでてもしょうがないか)」


    エレン「(帰ったら父さんに電話して見よう)」


    エレン「…ちょっと抵抗あるけど…」
  6. 15 : : 2014/02/23(日) 20:06:46



    ー帰宅後ー

    プルプル  プルプル  ガチャ


    エレン「よう、親父」


    グリシャ「久しぶりだなエレン」


    エレン「…今日は変なテンションじゃ無いんだな」


    グリシャ「ああ、そろそろお前が連絡をよこしてくる頃だと思っていたからな」


    エレン「って事は親父は知っているのか?その…アニが不登校って事」


    グリシャ「…そうだ、そしてお前には話しておこうと思ってたんだ」


    グリシャ「アニちゃんが不登校になった理由を…」


    エレン「…」


    グリシャ「私は二年前に仕事の都合で友人のレオンハートさんの家にしばらくお世話になった」


    エレン「(二年前…俺たちが中2のときか)」


    グリシャ「だけどアニちゃんはその頃にはすでに学校にはいってなかった」


    グリシャ「学校に馴染めず、いじめられてたらしい」


    エレン「…ッ‼」


    グリシャ「学校側も面倒ごとは嫌だったらしくアニちゃんはそのまま卒業した…」


    グリシャ「アニちゃんは長い間一人で殻の中にこもってるんだ」


    エレン「なんだよ…それ…」


    エレン「そんなのさみしすぎるだろ‼」


    グリシャ「だからだエレン、お前にその殻を破って欲しいんだ」


    エレン「…なんで俺なんだよ」


    グリシャ「それはお前が私の息子だからだ」


    グリシャ「私にはアニちゃんの殻は破れなかった」


    エレン「そんなの俺にどうしろってんだよ…」


    グリシャ「…分からない…だが、私はお前を信じている」


    グリシャ「勝手な父親ですまない……どうかアニちゃんを外の世界に連れて行って欲しい」


    グリシャ「お前なら、できる」





    グリシャ「それに思ったがもうアニって呼び捨てじゃないかww」


    エレン「っな‼」


    グリシャ「私はうれしいぞ!」


    グリシャ「もう随分と仲良さそうじゃないか」


    エレン「そんなんじゃねーよ‼」


    グリシャ「うんうん、良い事だ」


    エレン「だから!ちげーって‼」


    グリシャ「アニちゃん可愛いもんな」ウンウン


    エレン「(だめだ…人な話聞いてねぇ…)」


    グリシャ「エレン、惚れた時は私が告白のアドバイスを…」ガチャ   ツーツーツー……


    エレン「ったく、余計なお世話だ」


    エレン「(…俺がか…)」
  7. 16 : : 2014/02/23(日) 21:28:05

    ーその日の夕食後アニの部屋ー


    ドア   コンコン


    エレン「アニ?入ってもいいか?」


    アニ「…いいよ」


    エレン「っと、失礼しまーす」ガチャ


    アニ「なんだい、こんな夜遅くに乙女の部屋に入ってくるなんて」


    エレン「(乙女?)いや、少しお前と話がしたくてな」


    アニ「私は忙しいから手短に頼むよ」ハァ


    エレン「忙しいってお前…ごろごろしてるだけだろ」


    アニ「あんたには関係ないね」


    エレン「そうかよ」


    アニ「それより話ってなんだい?」


    エレン「お前なんでそんな必要以上に俺と関わろうとしねぇんだよ」


    アニ「わざわざそんな事言いに来たの?そんなの私の勝ってだね」


    エレン「そんなに人と関わるのが怖ぇかよ」


    アニ「ッッ‼」


    エレン「…親父から聞いた」ボソ…


    エレン「その…中学の頃のアニの事…」


    アニ「…(おじさん秘密って約束したのに)」


    エレン「なぁアニ明日は学校休みだ」


    アニ「だったらなんなのさ」


    エレン「だから学校いこうぜ」


    アニ「はぁ?なんでそうなるの!」


    エレン「明日はそんな人いねぇだろうし、一回俺達の学校みてもらいたくてさ」


    アニ「(俺達の学校…か)


    アニ「…考えとくよ…」




    ー次の日ー

    ドア コンコン


    エレン「アニ、起きろ!学校行くぞ!」


    ガチャ


    アニ「…行くって言った覚えはないよ」


    エレン「ほら、そんな寝ぐせだと外も歩けねぇぞ、早く直してこい」


    アニ「……わかったよ…(人の話聞いてないじゃないか)」


    アニ「…ハァ(誰に似たんだろうね…)」




    ー朝食ー


    カルラ「あら、2人してどこに行くの?」


    エレン「ああ、学校に行くのさ」モグモグ


    エレン「アニに見てもらいたくてな」モグモグ


    アニ「…」モグモグ


    カルラ「あら、それはいいわね♪」


    エレン「うん、ごちそーさま」


    アニ「…ごちそうさま」


    エレン「じゃあ行って来まーす!」


    カルラ「はーい気をつけて行ってらっしゃい」クス
  8. 18 : : 2014/03/03(月) 23:33:16
    アニ「ねぇ、まだなの」ハァ


    エレン「もうすぐだ」


    アニ「もうすぐってそれ聞くの三回目なんだけど…」


    エレン「まだ二十分くらいしか歩いてねぇぞ。もう少しだから頑張れっての」


    アニ「いや、三十分はたったね」フン


    エレン「そんなのどっちだっていいだろ?それより見えて来たぞ」


    エレン「ほら着いた、ここが俺達の学校だ!」


    アニ「ヘぇ、なかなか大きい学校なんだね」


    エレン「まぁな!この辺りじゃ1番でけぇぞ!」


    アニ「…なんであんたが嬉しそうに話すのさ」


    エレン「そりゃ俺の目的が一つ達成したからな」ニカッ


    アニ「なんだい?その目的ってのは?」


    エレン「それはアニと学校に来る事だ!」どやぁ


    アニ「…(どやられても…)」クス


    アニ「他にもあるみたいだね」


    エレン「もちろんだ」


    エレン「今度はお前を休みじゃ無い時に学校に連れて行ってやる」真剣


    アニ「……」


    アニ「それは多分出来ないよ」


    アニ「私はもう…疲れたんだ」


    エレン「…教室に案内してやるよ」




    ー1-Cー

    エレン「ここだよ」


    アニ「…」


    エレン「ここが俺の席だ」スタスタ


    エレン「んで、俺の隣はアニなんだぜw」


    アニ「よりによってあんたなんだ」


    エレン「なんだよ、そんなに俺の隣がいやかよ」ムスッ


    アニ「ほんと、うるさそうだね」クス


    エレン「…思ったんだけどお前最近笑うよな」


    アニ「なにがいいたいのさ」ムッ


    エレン「いや…笑ってた方が俺は良いと思うぞ?」


    アニ「な、なんだい。急にそんな事言うなんて」ポカーん


    エレン「アニの笑った顔俺は好きだぞ!」ニカッ


    アニ「…やめてよ///」


    エレン「普段のアニの顔すげぇ怖いもんな」アハハ


    アニ「…」げしっ


    エレン「うおっ!いきなり蹴るなよ!痛いじゃんか!」


    アニ「うっさい、あんたが悪い」げしっげしっ


    エレン「イタッ、ちょ、アニやめろ!」


    アニ「」げしっげしっ


    エレン「イテッ!ほんとまぢで、アダッ!ちょ、あの…アニさん?…ぐはっっ!」チーン


    アニ「(少しでも浮かれた私がバカみたいだ)」ハァ…


    エレン「…なんで俺がため息つかれんだよ…」ボロボロ


    アニ「なんかいった?」ギロッ


    エレン「イエ、ナンデモナイデス」
  9. 19 : : 2014/03/04(火) 01:59:58
    キース「(教室に来てみればイェーガーがいるではないか)」


    キース「(それに、レオンハート…あいつがグリシャの言ってた奴か)」


    キース「(私が一度会いにいこうと思っていたがその必要は無いみたいだな)」



    エレン「それでよー、担任はキース先生って言ってメッチャ怖いんだよ、」


    アニ「へぇ会ってみたいね」


    キース「(うむ、私も生徒に舐められたらいかんからな、眉間にしわを寄せたかいがあったものだ)」ムフフフ


    エレン「いやでもな、顔怖ぇのにハゲてんだってそれがww」


    エレン「もう面白いのなんのってww」


    アニ「なんだいそれ、変なの」クスクス


    キース「」


    キース「(イェーガーは宿題倍にしよ)」……カエロウ


    エレン「(なんか嫌な予感がする…)」ざわざわ




    エレン「それに、俺の友達もいい奴らばっかりだ」


    エレン「…どうだ?少しはきたくならないか?」


    アニ「ほんと、学校これたら楽しそうだね…」


    エレン「!!だろ!だからアニも…アニ「でも勇気がない」


    アニ「私だってそりゃ友達つくって、わいわい楽しくおしゃべりとかしたいさ」


    アニ「でも…どうしても中学の頃がトラウマで怖くて仕方ないんだ…」


    アニ「今日だってここに来るまでに何回も帰りたいと思った」


    エレン「…」


    エレン「……ぇよ」


    アニ「…えっ?」


    エレン「いねぇつってんだよ」


    エレン「お前をいじめる奴なんてこのクラスにはいない」


    アニ「…そんなこと、わかるはずない…」


    アニ「きっとまたいじめられるさ。傷つくくらいならもう学校なんて…」


    エレン「だったら俺が守ってやるよ」


    アニ「…なにさ、それ…」


    エレン「もし、クラス全員が敵でも俺はお前の味方だっつってんだよ」


    アニ「そんなこと…信じられない!」ダッ


    エレン「あっ!おい!どこ行くんだよ!」ダッ






    ~~~~~~~~~~~~~



    エレン「ハァハァ、あいつ足速すぎだろ…」汗だく


    エレン「俺だってまだこの学校把握してないっての」


    エレン「(少し無理やり過ぎたか……いや考えるのは後だ)」


    エレン「どこ行きやがった…くそっ!」ダッ
  10. 20 : : 2014/03/04(火) 02:01:34
    ~~~~~~~~~~~~~


    アニ「ハァハァ、どうしよう…逃げちゃった…」


    アニ「ここ、どこだろ?」


    ピクシス「これこれ、廊下ははしっちゃ行かんよ」


    アニ「ッッ!」ビクッ


    ピクシス「おや、驚かしてしまったようじゃの?」フォッフォッフォ


    アニ「…」ジリ…


    ピクシス「これ、退かんでいい」


    ピクシス「…お前さんなにか思い詰めた顔をしとるな」


    アニ「…あんただれだい?」


    ピクシス「!!…っふはははは!」


    アニ「ッッ!」ビクッ


    アニ「…なにがそんなに面白いのさ」


    ピクシス「ふはは、いや、ここではなかなか聞く機会の無い台詞じゃったのでのぅ」涙目


    ピクシス「まぁこの際ワシが誰かなんてどうでも良い事だ」


    ピクシス「それよりも…ワシはお前さんの悩みの方が気になるのぅ」


    アニ「…」


    ピクシス「ワシに話して見る気はないかね、話すだけでも楽になる時だってある」


    ピクシス「どれそこのイスで話を聞こうじゃないか」どすっ


    アニ「……私は今…こまってる」ストン


    ピクシス「顔をみたらわかるといっとるじゃろう」


    ピクシス「それで、お前さんはなにに困っておるのじゃ?」


    アニ「…ある奴がいるんだけど、そいつが真っ直ぐな奴なのさ」


    アニ「そいつが私の世界にズカズカ入って来て、私の手を引っ張って行くんだ……」


    アニ「その事は嬉しい。けど怖いんだ。その先に行くのが…」


    アニ「…私はどうすればいいか分からない…」


    ピクシス「うーん、ワシもわからんのぅ」


    アニ「…そりゃそうさ。私がわかんないのに」


    ピクシス「その通りじゃ。しかしわかる事もある」


    ピクシス「それはお前さんの手を引いてる者は決して、お前さんを裏切ったりはせんだろう」


    アニ「…」


    ピクシス「もう少し素直になりなさい」


    ピクシス「その子はきっとお前さんに笑って欲しいだけだと思うがの」


    アニ「…ありがと。なんか少しすっきりしたよ」フフ


    ピクシス「かまわんよ」フォッフォ


    アニ「悪いけど靴箱まで案内してくれるかい?道に迷ってね」


    ピクシス「いや、その必要は無いみたいだの」


    エレン「アニッ!」ダッ


    アニ「ッッ!」


    ピクシス「それじゃあの」フォッフォ  テクテク


    エレン「ハァハァ、探したぞ、ったく」汗だく


    アニ「(こんな汗かくまでわたしの事探してくれたんだ…)」


    アニ「(やっぱ良い奴だね、エレン…)」


    アニ「…あのさ…」
  11. 21 : : 2014/03/05(水) 19:56:46
    アニ「あんたは…なんでそんなに私の事思ってくれるのさ…」


    アニ「(こんな事言ったら中学の時みたいにまた嫌われるかな…でも…)」


    アニ「あんたは…正直おせっかい過ぎるだよ」


    アニ「(でも…私と関わっても良い事無いんだよ…エレン…)」


    アニ「(学校で私みたいのと関わったら、優しいあんたまで嫌われちゃう)」


    アニ「(私はそれがたえられない)」



    アニ「(エレン…本当は昨日話をしに来てくれた時から、嬉しかったんだ)」


    アニ「(それだけで私はもう充分だよ…だから…だから…)」


    アニ「私の事なんか…もう…ほっといてくれよ…」ボソ…
















    エレン「ふざけんな!!そんな事出来ねぇよ!!」



    アニ「ッッッ‼‼」


    エレン「家族をほっとけだと?!」


    アニ「私はただの迷惑な居候なんだよ」


    エレン「…そりゃ急に居候が来るって聞いた時は驚いた」


    エレン「正直めんどうだとも思った」


    アニ「ほら、やっぱり…」


    エレン「でも!今は違う!!」


    アニ「…」


    エレン「親父からアニの事聞いたとき、親父の意思は関係なく何か力になりたいと思った」


    エレン「今はアニの事を大切な家族だと思ってる」


    エレン「そして俺は家族を見捨てるような奴じゃねぇ!」


    エレン「それに俺だけじゃねぇぞ」


    エレン「親父と母さんもお前の事…大事な家族だと思ってる!」


    エレン「だから。ほっとけなんて言わないでくれよ…」


    アニ「…あんた…バカだよ」


    エレン「家族を見捨てるような奴が天才っていうなら」


    エレン「俺は一生バカでいい」


    アニ「……ううっ…」じわぁ


    アニ「……ひっく…ううっ…」グスッ


    アニ「…うゔ…あんだ、やっぱバカだよ…」


    エレン「バカでいいってんだろ」


    アニ「うゔ…わだじは!怖いんだ!」グス


    アニ「また、いじめられると思うと…」ひっく


    アニ「…ゔぐ…怖ぐで、じかたないんだ!」


    エレン「だから!…俺が守ってやるっつってんだよ。今もこれからもずっと…」


    エレン「だから……泣いてんじゃねぇよ」ナデナデ


    アニ「…ううっ……ありがどゔ…」


    エレン「…おう…」


    エレン「………ほら帰ろうぜ、俺達の家に」ギュッ


    アニ「ゔん…帰る…」ギュッ









    この日私は何年ぶりに泣いただろう


    私はこの日の事は忘れない


    あいつが一人だった私に外の世界を教えてくれた日だから


    そして




    あいつが私の手を握ってくれた暖かさも…




    ー次の週の朝ー


    布団  バサッ


    アニ「ほら、いつまで寝てるんだい!」


    エレン「ぅん~、あと五分…」ゴソゴソ


    アニ「そんな事言ってると遅刻するよ!」


    エレン「ん、……アニそれ…」あんぐり


    アニ「ああ制服?どう、似合ってるかい?」ニコッ


    エレン「…ああ!とても!」ニカッ


    アニ「ほらエレン早く支度して」フフッ


    アニ「一緒に学校行こっ!」ニコッ






    見てくれた人はありがとうございます!
    とりあえずアニ不登校編は終わりです
    たぶん、つづく。
  12. 22 : : 2014/03/05(水) 20:24:07
    『たぶん、つづく』じゃなくて
    続けなさい。
  13. 23 : : 2014/03/05(水) 20:41:27
    続けるのだよ
    期待
  14. 24 : : 2014/03/05(水) 21:23:23
    かくんだああ!!
  15. 25 : : 2014/03/05(水) 22:04:56
    人はやるべきことをするのであなたはこれを書いたほうが良いと思います
  16. 26 : : 2014/03/05(水) 22:18:41
    不良のジャン君.....
    エレンも不良かな?
  17. 27 : : 2014/03/05(水) 22:26:40
    ピクシスいい人( *`ω´)
  18. 29 : : 2014/10/14(火) 17:37:41
    >>1駄作じゃ無いと思います

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エレンの高校生活 シリーズ

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