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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

マルロ「だいじょばない」【訂正版】

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  1. 1 : : 2014/01/29(水) 17:18:27


    同じ内容で書いていたお話の編集用パスワードを失念したので書き直しました。
    前回読んでくださった方やコメントくださった方、ありがとうございます!




    大好きな中田ヤスタカさん関連の好きな曲や歌詞から思い付いたSSをいくつか書いていこうと思います。

    名前はcapsuleのボーカル・こしじまとしこさんから拝借しました。「こし」が漢字の時点でお察しですが腰巾着さん推しです。


    今まで別名義で書いてた話が笑えないギャグとこぬるいエロとつまらないラブコメばかりで、どれも人気の無いお話だったので大丈夫かとは思うけど文面と中田曲好きの進撃クラスタでそっちの話がリアルな知り合いの方にばれると情けなさすぎるので中田曲関連のお話はこちらで書きます。


    Perfumeの「だいじょばない」を聴いてたら、何故かヒチアニに振り回されてるマルロさんが脳裏に浮かんだのと、何番煎じか分かりませんが原作では絡まないあの人とマルロさんの絡みを書きたくてやりました。キャラ崩壊注意。

    ヒッチちゃんは原作のちょいブスヒッチちゃ んではなくアニメのゲス可愛いヒッチちゃん +ビッチだけどルロアニにはちょっと良い奴 で脳内変換してくださいまし!


    マルロさんが髪を下ろしたオードリーの春日さんにしか見えないよ…

  2. 2 : : 2014/01/29(水) 17:23:30



    俺は憲兵団に所属しているマルロ・フロイデンベルグ。
    腐敗した憲兵団を叩き直し人間を本来の姿に戻すべく、日夜駆けずり回っている。



    最近の俺は、ちょっとばかり疲れている。


    ――――――


    マルロ「おはよう。」

    ヒッチ「おはよーマルロ。どうしたのぉ?顔色悪ーい。ちゃんとコラーゲン摂ってるぅ?」クスクス

    アニ「おはよ。マルロ、目の下のクマ凄いよ。大丈夫 かい?」ジトッ

    マルロ「いや、だいじょばない。」

    アニ「…あんた、ヒッチの緩い口調がうつっ てるよ。」

    ヒッチ「じゃあヒッチちゃんからの大サービスぅ!私のとっておきのパック、あんたたちに1枚ずつあげるね~♪」




    彼女たちは同僚のヒッチとアニ。

    二人とも美人の部類に入るし決して性格も悪い奴らではないが、ヒッチは頭と股が少々緩いし、アニは口数が少なく何を考えているか分からない。彼女たちに振り回されるのにも慣れてきた。


    ヒッチ「眠れないのならぁ、ヒッチちゃんが今夜相手してあげようかぁ?」

    マルロ「間に合ってる。」

    ヒッチ「何よ童貞の癖にぃ。大丈夫よぉ、優しくしてあげるからぁ。」

    マルロ「それも全然だいじょばないから。まずお前はタイプじゃない。」

    ヒッチ「ひっどーい!私だってアンタみたいなきのこなんて全然タイプじゃないし!!」

    アニ「大丈夫だって。それか私と対人格闘訓 練、する?」

    マルロ「しかも全然だいじょばないのに。お前は強すぎるから嫌だ。」

    アニ「あ、そ。」

    ご指摘通り、俺は最近寝不足だ。


  3. 3 : : 2014/01/29(水) 17:28:59


    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    謎の男「お帰り。疲れているの?」ニコッ

    マルロ「…誰のせいだと思ってるんだ。」




    最近、部屋に帰ると大抵謎の男がいる。寝不足の原因はこいつだ。


    背格好は俺とほぼ同じだが、雰囲気や物腰は 俺よりかだいぶ柔らかい。帰ったらいつも部屋にいる時点で怪しい事極まりないが、誠実そうな狭い額と一重瞼にそばかすが彼の人の好さを物語っている。

    「生前は~」と口にしているし体が透けて見えるから、おそらく幽霊とかそういう類いの者なのだろう。訓練兵の隊服を着ているが、同じ支部には彼はいなかった。

    俺は彼と面識は無い。どんな目的で何故俺の 所に現れるのかは全くの謎だ。




    謎の男「でね、僕の親友は正直過ぎて敵を作ってばかりで…調査兵団でちゃんとやっていけてるのか心配だよ。」ハァ


    謎の男「ねぇマルロ、聞いてる?」

    マルロ「…聞いてるよ。大体お前何処から来たんだ。」

    謎の男「教えない。」

    マルロ「つーか名前は」

    謎の男「それも教えない。」


    彼はやたら生前の事を話すが、俺は彼の名前 すら知らない。



    謎の男「あ、そうだ。憲兵団にアニって子、 いるだろ?あの子、人見知りだから気に掛け てあげてね。」

    マルロ「…やっぱりお人好しなんだな。」

    謎の男「まぁね。生前の僕は温厚さが売りだったから。紅茶おかわりしていいかい?」

    マルロ「生前は気遣いばかりしていたから、死 んでから好き勝手やってるってところか。」トクトク

    謎の男「ありがとう。ま、そんなとこかな。 あ、牛乳は多めでお願いするよ。」

    マルロ「…遠慮ねぇな。牛乳好きなのか。」

    謎の男「僕の美肌の秘訣。」ドヤァ

    マルロ「そばかすだけどな。」

    謎の男「でもそれ以外は綺麗だろ?」

    マルロ「確かに。肌綺麗だな。」


    マルロ「なぁ、もう寝たいんだが。」

    謎の男「えー」

    マルロ「俺は疲れてるんだ。」

    謎の男「霊は新陳代謝が無いから疲れないん だ。」

    マルロ「じゃあ飲んだ紅茶は何処に行くんだ?」

    謎の男「分からない。」

    マルロ「トイレとか行くのか?」

    謎の男「死んでからは行ってない。」


    不毛な会話をしている間に夜は更けた。


  4. 4 : : 2014/02/01(土) 22:41:22


    ――――――


    ヒッチ「そぉいえばぁ、アニって私とマルロ以外に友達いるのぉ?」

    アニ「…あんたも失礼だね。」

    マルロ「お前のコミュ力の無さは心配過ぎて目に余るからな。」

    アニ「そうかい。」



    アニ「いたよ。親友が。」

    アニ「ちょっとしつこいけど人懐こくて、私が何度突き放してもすぐにくっついてきて、 笑顔が可愛くて、お下げが似合ってて……私は、大好きなのに…一度も、言えなくて……」

    アニ「…死んだよ。私の、せいで…」ポロポロ

    ヒッチ「ちょっとアニ、泣かないでよぉ。その子の事は悲しかったけど、友達なら私とマルロもいるじゃない?」ナデナデ

    マルロ「そ、そうだぞ。彼女の為にも、この憲兵団を叩き直す立派な兵士になろうじゃないか。俺のおやつのふ菓子やるから元気出せ!」アタフタ

    アニ「兵士…?なれるのかい?私でも…(ふ菓 子うめぇ)」グスッ

    マルロ「当たり前だ。お前、優秀だろ?」

    ヒッチ「ね?一緒に頑張ろうよぉ。」

    アニ「…ありがと。」シュン




    アニ(マルロともヒッチとも仲良くなったのに、いつか殺さなきゃいけない。一番仲良しだったミーナも私のせいで死んだ。私が本当に兵士だったら良かったのに…)


    アニ(ミーナ、会いたいよ…。私がしたことは許されない事だ。許してくれなくて良いから、嫌いになって良いから、化けて出てでも良いから、会いに来なよってば。私がどんなに避けても追ってくるのがあんたじゃなかったの?)



  5. 5 : : 2014/02/01(土) 22:48:27

    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    お下げの女「おっかえりなさーい!ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・ し?」 キャピ☆ミ

    マルロ「うーん、風呂!」


















    マルロ「って誰だよお前!!!!!」ガビーン!

    お下げの女「豚小屋出身、家畜以下です!」キリッ




    今日は謎の男はいなかったが、なんか別の奴がいた。

    謎の男同様に体が透けているしお下げの髪に訓練兵の隊服…アニの話していた、亡くなった親友の女の子なのだろうか。


    もしかして俺の部屋は、あの世への境界なの か?




    お下げの女「それでね、教官ったら通過儀礼の時に私の事、 雌豚って言ったの!皆は髪型が変とか言うし酷いんだから!むしろ貴方のほうが変な髪型だよね!」プンスコ

    マルロ「し、失礼な!しかしお前よく喋るな。」

    お下げの女「そうなのそうなの!それでよく皆から怒られてて…クッキーおかわり!」

    マルロ「白い恋人で良いか?」ガサ

    お下げの女「うん、ありがとう。白い恋人美味しいよね!」

    お下げの女「白いと言えば…私の親友も色白だったなぁ。綺麗な金髪碧眼で、小さいのに強くて、本当は寂しがり屋の癖に素直じゃなくて。……憲兵団にいるでしょ?」

    マルロ「(本当によく喋るな)…アニか。」

    お下げの女「そう!あのね、アニに、"私も"大好きだよって伝えて欲しいの。あと、まだこっちに来ちゃ駄目なんだから!って。」

    マルロ「別に構わないが…俺の所に化けて出るくらいなら、アニの所に行ってやればいいだろう?」

    お下げの女「…駄目なの。アニはああ見えて 繊細だから、今私が会いに行ったら壊れちゃうと思うから。」

    マルロ(良かったなアニ。お前の気持ちは、ちゃんと彼女に伝わっていたぞ。)


    お下げの女「きっと彼女は誰にも言えない重い悩みを抱えてる。私はアニが何をどこでしていたとしても受け入れられるよ。いつかあっちで会えたら、その時に『大丈夫だよ』って抱き締めてあげるの。」

    マルロ「友達想いなんだな。」

    お下げの女「まぁね!私はアニの親友だもん!」

    マルロ「…こんなに想ってくれる良い友達を無くして、アニも辛かったろうに。」

    お下げの女「でもここにはまだ貴方がいる。あと、あの『女子力ぅ☆』みたいな子も。だから安心してアニを置いて逝けるの。」

    マルロ「俺にはやるべき事が山積みだ。もしかすると、必要な時にお前の代わりにアニの傍にいられないかもしれないが…」

    お下げの女「大丈夫、きっと貴方なら。貴方は強い人だから。」

    マルロ「強い…?俺がか?」

    お下げの女「うん!…貴方、きっと良い男になるよ。貴方がもし早死にしたら、あっちで付き合ってあげても良いかも!…なんてねっ!」

    マルロ「悪くない話だが、生憎まだ死ぬ訳にはいかない。」

    お下げの女「アニも貴方も皆も、出来るだけゆっくりゆっくりゆっくりこっちに来てね。 私は誰かとお喋りしながらのんびり待ってるから。」


    お下げの女「じゃあね。」ホッペニチュー

    マルロ「!!」ドキッ


    ほっぺにチューされた!初めて!女子に!霊だけど!でもされた!!




    …俺は男として少しステップアップした気が する。



  6. 6 : : 2014/02/01(土) 22:52:37

    ―翌朝―


    マルロ「おいアニ。」

    アニ「何?」

    マルロ(しかしこういう時、どう言えば良いんだ?あの娘の霊が来たって言っても信じて貰えないだろうし、俺が言ったらただの告白みたいになって引かれるだろうし…)ウーン



    マルロ(裏声)「わ、私も大好きだよ!あと、まだこっちに来ちゃ駄目なんだから!」


    アニ「な、何なのさ急に!気持ち悪いね!」



    アニ(今、マルロがミーナと重なって見えた気がする。私の気持ち、伝わってたのかい…?)

    アニ(ありがとね、ミーナ。許して貰えない事だとしても、私はこっちで私なりに足掻いてみるよ。)

    アニ(ミーナ、大好き。マルロとヒッチも。)



  7. 7 : : 2014/02/01(土) 22:54:32

    ――――――


    謎の男「お下げの子、来たろ?」

    マルロ「…ああ。」

    謎の男「僕と彼女とアニは同じ支部でね。彼女はアニの親友だし、お喋りだから死んじゃってから暇をもて余してたみたいで呼んだんだよ。」

    マルロ「あの世にはそんなシステムがあったのか。」

    謎の男「実際のところ、僕にもよく分からな い。」


    マルロ「…眠いんだが。」

    謎の男「えー、仕方ないなぁ。」

    マルロ「寝かせてくれ。」

    謎の男「おやすみのチューは要る?」ヌーッ

    マルロ「要らん!顔を近付けるな!」

    謎の男「何だよ、ミーナとはした癖に。」

    マルロ(あの娘、ミーナっていうのか…)

    マルロ「ほっぺだけだ。あの娘よりも、お前の名前は?そろそろ教えろよ。」

    謎の男「…女好きのマルロには教えない。」 プイ

    マルロ「死ね。」

    謎の男「もう死んでる☆」

    マルロ「」イラァ



  8. 8 : : 2014/02/01(土) 22:55:28
    マルロさんだけじゃなくて皆キャラ崩壊してますね。特に正体がばればれの謎の男が。すみません。
  9. 9 : : 2014/02/01(土) 22:58:29

    ――――――


    ヒッチ「ほらぁ、私って可愛いじゃない?アニも愛想良くすれば相当いけてると思うけど。そっちの支部には可愛い子いた?」

    アニ「天使みたいに可愛い金髪の子と、無口でストーカーだけど強くて綺麗な黒髪の子がいたよ。」

    ヒッチ「へーぇ。天使なんて、会ってみたーい!」


    ヒッチ「で、ここから本題。仲の良い男の子はいたのぉ?」ニヤニヤ

    アニ「…幼馴染みのでっかい金髪と黒髪と、こっちで知り合った中くらいの黒髪と、小さい金髪。」

    ヒッチ「えー、超気になるぅ!!イケメン?イケメン?」

    アニ「でっかい金髪はああいうの好きな子にはウケそう、黒髪二人は普通、小さいほうの金髪はかっこいいというより可愛い、だね。 」

    ヒッチ「えー、会いたい!会わせて!」

    アニ「…機会があればね。あんた、くれぐれも食べるんじゃないよ。」

    ヒッチ「ねぇねぇ、アニはどの子が好きなの?」

    アニ「し、知らないよ。」プイ




    憲兵A「聞いたか?今ストヘス区に調査兵団が出張で来てるらしいぞ。暫くこの街に滞在するんだってさ!」

    憲兵B「俺さっき本物のリヴァイ兵長見ちまったぜ!小さいけどめちゃめちゃかっこよかった!」




    マルロ(調査兵団が来ているのか…謎の男の親友とやらもいるのか?)



  10. 10 : : 2014/02/01(土) 22:59:42
    いやいや!このくらいでめっちゃ面白いです☻
    これからの展開も楽しみです。

    あと、capsuleも大好きです。笑
  11. 11 : : 2014/02/01(土) 23:33:04

    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    金髪の巨漢「よう!早かったな!!」スチャ

    黒髪の巨漢「お、お邪魔してます…」

    マルロ「あぁ、今日は残業が無かったからな!!」




























    マルロ「だから誰だよお前ら!!!!!」ガビーン ! !




    今日は大男が二人か。今回は透けてない…という事は生きた人間なのか?背中には自由の翼。出張で来ているという調査兵団か。

    なんなの?生きてる人間も来るって事は、俺の部屋はあの世との境界じゃなくて単なる無法地帯なの?徹子の部屋的な感じで「憲兵ケーブルテレビ・マルロの部屋」とかやったほうが良いの?ねぇどうなの?



    金髪の巨漢「手ぶらで来るのは失礼かと思ってな、ケーキ焼いて来たから皆で食うぞ。手、洗って来いよな!うがいもしろよ!」テキパキ

    マルロ「お前は俺のおかんか!!」

    黒髪の巨漢「勝手に台所借りて紅茶煎れさせ て貰ったよ。ポットとカップも温めてから煎れたけど…節水してたのならごめんね?」カチャカチャ

    マルロ「お前ら見掛けによらず女子力高いな。」


    金髪の巨漢「いやーやっぱ内地の布団は快適だわー」ボフ

    黒髪の巨漢「ねー」ボフ

    マルロ「何で普通にくつろいでんだよ!!」

    金髪の巨漢「まぁまぁまぁまぁ。」サワ

    マルロ「尻を撫でるんじゃない尻を!貞操の危機を感じるわ!」



    金髪の巨漢「ガトーショコラといちごタルトどっちが良い?早く選べ。…何だ選べないのか?じゃあ両方食うか!!」つホールケーキ各3つずつ

    黒髪の巨漢「紅茶はベルガモットにしたよ。 名前にあんまり良い思い出は無いけど…味は好きなんだ。君、砂糖は入れる派?」

    マルロ(ホールケーキ1人2つは食い過ぎだろ!あと紅茶と名前って逆にどんな思い出だよ!!)


    金髪の巨漢「我ながらうめー。やっぱり結婚するなら俺だな!」モグモグ

    黒髪の巨漢「ねー」モグモグ

    マルロ(もうツッコむのも疲れてきた。)



    金髪の巨漢「…アニは、元気にしてるか?」

    マルロ「アニを知ってるのか?!お前ら、彼女の友達か?!」

    黒髪の巨漢「友達じゃないよ、アニは僕の未来のお嫁さん///」ポッ

    マルロ「え、そうなの?!もしかして彼氏?」

    金髪の巨漢「いや違うぞ。こいつの勘違いだ。」

    黒髪の巨漢「違わないもん!未来日記ではぼちぼち彼氏になる予定だ!!」

    マルロ「…お前アニの事好きだろ。」

    マルロ(何だよ未来日記って…)



    金髪の巨漢「あいつよくパーカー汚すからこの洗剤と漂白剤と親父さんの使ってたのと同じ香りの柔軟剤をやってくれ。ホームシック も少しはましになるだろう。俺からってのは内緒だぞ。領収書取ってあるから、憲兵団に提出してくれ。」

    マルロ「しっかりしてるな。」

    黒髪の巨漢「アニの生理の周期は28日で、3日前は機嫌が悪いから人目のつかない所で可愛い物を与えると機嫌が良くなるよ。生理痛が重いほうだから2日目は体調を気にしてあげてね。体温がいつもより0.3℃高いからすぐ分かると思うよ。それからそれから…」

    マルロ「いやだからお前絶対アニの事好きだ ろ!普段の体温とか分かんねぇよ!生理の周期まで把握して心底気持ち悪いな!!」




    金髪の巨漢「じゃ、俺たち帰るわ。」

    黒髪の巨漢「ありがとう、またね。」

    マルロ「あぁ、気を付けて帰れよ。」


    金髪の巨漢「…風邪引くなよ。」

    マルロ「…あぁ。」

    金髪の巨漢「風呂入れよ。」

    マルロ「あぁ。」

    金髪の巨漢「歯、磨けよ。」

    マルロ「あぁ。」

    金髪の巨漢「あと、寝る前にちゃんとトイレ に…」

    マルロ「だからお前は俺のおかんか!!!!!」




    金髪の巨漢は、富山の置き薬を置いて行った。

    領収書は憲兵団に提出した。



  12. 12 : : 2014/02/01(土) 23:39:04
    >10 submarineさん、ありがとうございます!

    腰じまは完全にヤスタカ厨です。
    このサイトを利用されてる方は若い方が多いので聴いてる方がどのくらいいらっしゃるか分からなかったけど、聴いてる方がいらして良かった!

    一番好きなcapsuleのStarrySkyでお話を書くのは決めてます。
  13. 13 : : 2014/02/01(土) 23:55:34

    ――――――


    マルロ「おいアニ、昨日お前の友達が俺の所に来たぞ。」

    アニ「…ふぅん。」

    マルロ「金髪と黒髪の男が来た。…黒髪の奴、絶対お前の事好きだぞ。」

    アニ「!!!」ガタッ

    アニ「そいつ、背は?目付きは?意思の強さ は?眉毛は?」

    マルロ「…稀に見る大男だった。目付きも意思もそれはそれは貧弱だった。眉毛は忘れたけど鼻の形はお前と似てた。あと、金髪はゴ リラっぽかったしホモっぽかったしなんか面倒見良かった。」

    アニ「あ、そ…」ガックシ

    アニ(なんだ、あいつじゃなかった…。けど、二人とも出張で来てたなら会いに来てくれたって良いのに、何さ。)ムス

    マルロ(黒髪、お前振られたぞ。)

    ヒッチ「なぁに?恋バナ?私も混ぜてよぉ。 」キャイキャイ



  14. 14 : : 2014/02/02(日) 00:03:47

    ――――――


    謎の男「あっはは!彼、振られたんだ!傑作!!」ゲラゲラ

    マルロ「…お前、案外薄情だな。」

    謎の男「彼の事は決して嫌いではないよ。似てるってよく言われていたし本の貸し借りもしてたしね。ただ、アニが誰を好きかなんて一目瞭然だったのに健気だなぁって。」

    マルロ「アニも恋する乙女だったんだな。」


    謎の男「金髪の彼は、相変わらず面倒見が良いね。薬を小分けにして飲む時間と分量まで書いてくれてる。」ガサガサ

    マルロ「…おや、彼のくれた薬箱の中から金髪の物凄く可愛い女の子の写真が出てきたぞ。調査兵団の隊服だな。彼の私物か? (結婚しよ)って書いてある。」

    謎の男「うわぁ…。」



  15. 15 : : 2014/02/02(日) 00:11:40

    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    黒髪の少年「よう!お前、俺たちの友達に似てるな!」

    黒髪の少女「お邪魔している。」ペコリ

    金髪の少年「初めまして、会えて嬉しいや!」キュルリーン☆ミ

    マルロ「今日は!!!3人!!!!!」



    黒髪の少年「お前、腐った憲兵団を叩き直したいんだってな!凄いな!俺は巨人を一匹残らず駆逐してやるぞ!よろしくな!!」キリッ

    マルロ「あ、あぁ…よろしくな。」

    マルロ(なんて真っ直ぐな目…アニの好きな奴って、たぶんこいつだな。)


    黒髪の少女「……」ジー

    金髪の少年「あれ?空中を見つめてどうかしたの?」

    黒髪の少女「…久しぶり。」

    黒髪の少女「…えぇ、私は元気。」

    黒髪の少女「…あなたがいなくなって、皆寂しがっている。会えて良かった…。」ホロリ

    金髪の少年「ねぇ、誰と話してるの?」

    マルロ「……」



  16. 16 : : 2014/02/02(日) 00:22:52

    ――――――


    マルロ「あいつらも友達かよ…。」ハァ

    謎の男「うん。でもまさか彼女に霊感があったなんてね。本当、あの娘は最強だよ。最近マルロとしか話してなかったから、会えて良かった。」ニコッ

    マルロ「俺も驚いた。俺には霊感は無いとは思うが… 生きてる人間でお前が見えるのは今のところ俺と彼女だけなのか?」

    謎の男「多分ね。」

    マルロ「そういえば、あの世にミーナ以外に友達いるのか?」

    謎の男「訓練兵で一緒だったバカップルと、最近知り合ったおばさん。僕たちくらいの息子さんがいるんだってさ。」



  17. 17 : : 2014/02/02(日) 00:31:45

    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    金髪の美少女「こんばんは!会えて嬉しいな!」ニコッ

    背の高い女「おっす!童貞か?お姉さんが筆下ろししてやろうか?」

    マルロ「だからお前ら誰だよ!!(金髪の大男の薬箱の写真の子だ!めっちゃ可愛い!)でも、お願 いします!!(もうヒッチに童貞キノコと呼ばれるのは御免だ!)」ドゲザ

    背の高い女「よし!覚悟しろよ?」グイッ

    金髪の美少女「キャー!私外で待ってるねキャー!!」ワクワク

    マルロ「え?金髪のほうの子じゃないの?」

    背の高い女「あ゙ぁ?何だ?私じゃ不満だってぇのか?」ズイ

    マルロ「いや、そういう訳ではないが…」




    その日、なんか知らんが流れと勢いで俺は男になった。


    女性にしては高い身長に骨ばった細い体、謎の男と同じそばかすを持つ女は「お前を見てると、何故か死んだ友達を思い出しちまってな…。」と涙ぐんでいた。


    謎の男、お前の事だろ?



  18. 18 : : 2014/02/02(日) 00:33:03

    ――――――


    謎の男「マルロ、卒業おめでとう。」ニコニコ

    マルロ「…うるせぇ。ニコニコしやがって。 」

    謎の男「彼女が僕の為に泣いてくれるとは思わなかったから、ちょっと嬉しくてね。」

    マルロ「お前、人気者だったんだな。」

    謎の男「否定はしないよ。」ニコッ


    マルロ「…眠いんだが。」

    謎の男「おやすみのチューは?」ヌーッ

    マルロ「だから要らん!顔を近付けるんじゃない!!」

    謎の男「ちぇっ。」



  19. 19 : : 2014/02/02(日) 00:34:27


    ―翌日―


    マルロ「ヒッチ!俺は大人の男になったぞ!」


    ヒッチ「もう、自信無くなったぁ…」ズーン

    マルロ「どうしたんだ?」

    アニ「昨日友達が私に会いに来たんだよ。調査兵団に行った、私のいた支部で一番可愛い子。」

    マルロ(きっとあの金髪の子だな。)

    ヒッチ「私が壁内で一番可愛いと思ってたの にぃ…あんな天使がいたなんて…」ズーン

    アニ「ヒッチにも紹介したら、昨夜からずっとこの調子なんだ。」



  20. 20 : : 2014/02/02(日) 00:35:30

    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    坊主の少年「チョリース☆」

    ポニーテールの少女「戸棚の食べ物は全部頂きました!」モグモグ




    ポニーテールの少女「半分…どうぞ。」つ小さいほう ドヤァ

    マルロ「」




    マルロ(最近もう誰がいて何をしててもあんまり驚かなくなってきた。)



  21. 21 : : 2014/02/02(日) 00:36:52

    ――――――


    謎の男「お菓子、もう無いの?」

    マルロ「坊主のチビと結構可愛いけど食い意地の張った変な女に全部食べられた。どうせお前の友達だろ?」

    謎の男「あっ…(察し)。」



  22. 22 : : 2014/02/02(日) 00:46:09


    ――――――


    マルロ「」ガチャ

    馬面の少年「おっす!」スチャ

    マルロ「また??!!!なんなのもう!!!!!!!」ガビーン!




















    マルロ「…やっと会えたな、ジャン・キルシュタイン。」

    馬面の少年改めジャン「俺もお前に会いたかったぜ?マルロ・フロイデンベルグ。」ニヤッ




    遂に謎の男の親友の少年・ジャンが来た。馬面にツーブロック、険のある目付き、やたらふてぶてしい態度、間違いないだろう。


    ジャン「俺は元々憲兵団志望でね!丁度出張 で来てたし、憲兵団に死んだ親友にちょっと似てる奴がいるって噂で聞いて会ってみたいなと思ってたんだよ!」

    マルロ「最近俺に似た妙な男がよく俺の所に化けて出てきてな。彼が話す親友ってのがお前の事だったという訳だ。」

    ジャン「マジかよ!あいつに会ってるのか?あいつがいないと、寂しくて、挫けそうで…俺はまだ何をするべきか迷っちまう事があるのに、何で俺の所に出て来ねぇんだよ…ちくしょう…!」グスッ…

    マルロ「良くは分からないが彼なりの考えがあるんだろう、分かってやれ。」

    ジャン「だよな!あいつが俺に会いたくないとは考えにくいし…くよくよしてたら笑われるよな!」

    マルロ「おう。」

    ジャン「俺は今にでっかい男になるぜ?会えて良かったよ、マルロ。」




    ジャンは、最後までなんか全体的にふてぶてしい感じだった。



    ドンドンドン!

    マルロ「?」

    ヒッチ「マルロ!開けてよぉ!大変なの!!」

    マルロ「…ヒッチか?どうした!」ガチャ

    ヒッチ(下着姿)「ゴキブリ!ゴキブリが出たのぉ!早く退治して!!」

    アニ(下着姿)「私はか弱い乙女だから、虫は無理だよ。」

    マルロ「アニがか弱いかどうかはさておき、 お前ら乙女なのに何て格好してるんだ!恥を…知れよ…!服を着ろ服を!!」バサバサ

    ジャン「それあいつの台詞じゃねぇか。」

    ヒッチ(下着+マルロのジャケット)「だって!! 寝巻きに着替えようとしたらいたんだもん!!!」

    アニ(下着+マルロのシャツ)「早いとこ駆逐してよ。」

    ジャン「おー、アニじゃねぇか!久しぶりだ な!」ヒラヒラ

    アニ(下着+マルロのシャツ)「…ジャン、久しぶり。丁度良かった。あんたなら倒せるでしょ。」

    ジャン「無理無理無理!俺シティボーイだから虫とか触れねぇし!!」

    アニ(下着+マルロのシャツ)「馬小屋にもゴキブリはいるから平気だろ?」

    マルロ「おい、馬に失礼だろ!!」

    ジャン「いやまず俺に失礼だろ!!!」




    なんやかんやあって、ゴキブリは駆逐された。



    ジャン「じゃあな、マルロ!また会おうぜ!」ガチャ

    マルロ「あぁ、またな、ジャン。」




    ジャン「~~♪」テクテク



    ジャン「!」

    ヒッチ「…さっきはどーもぉ?」

    ジャン「お、おぅ…」ドギマギ

    ジャン(さっきマルロの部屋にアニと来た女だ。結構可愛いな…)

    ヒッチ「ねーぇ、あんたこれから時間あるぅ?」



  23. 23 : : 2014/02/02(日) 00:47:46
    続きもめっちゃ面白いですねww
    マルロ…卒業おめでとう…笑

    わたしもここの利用者ではきっと年齢層が上の方なので、案外お近くかも知れませんね。
    StarrySky!ぜひ読んでみたいです(((o(*゚▽゚*)o)))
    思いついたら、Jumperでもお願いします…なんて。笑

    このあとも楽しみにしておりますね☻
  24. 24 : : 2014/02/02(日) 09:28:01

    ――――――


    謎の男「へー。来たんだ、ジャン。」

    マルロ「あぁ。お前に会いたがってたぞ、





























    …マルコ。」


    謎の男改めマルコ「ばれちゃった?」テヘペロ

    マルロ「背格好も見た目も、更には名前まで似ているとはな。」

    マルコ「だから君の所に来たんだ。死んじゃってから結構暇だったしね。」

    マルロ「ならジャンの所に行ってやれば良かっただろう?」

    マルコ「いや、ジャンは…強い人ではないか ら…。今僕が会いに行ったら駄目だと思ったんだ。彼の道は彼自身が切り拓かないと。」

    マルロ(アニに会わなかったお下げのミーナと同じ事を言っているな…)


    マルコ「マルロって、見た目や名前や真面目な所は僕と似てるけど、自分に厳しくてすごく大きな志を持っている所はエレンに、自分の意見をはっきり言える所はジャンに似てると思って話してみたいと思ったんだ。」

    マルコ「何故か僕が見えるし、アニとも友達みたいだし、何となく僕の仲間たちにも会わせてみたくなったんだよ。」

    マルロ「…皆の夢枕にでも立ったのか?」

    マルコ「特に何も。皆君の噂を聞いて自発的に君の所へ来たよ。あのミカサは僕の事が見えて会話も出来たけどね。」

    マルロ「…やっぱりお前は人気者だな。俺は ジャンとは違った意味で敵を作ってばかりだ。別に誰かに分かって欲しいとは思わないが。」

    マルコ「…やっぱり、マルロは強いね。僕がお人好しなのは、弱虫だからさ。」



    マルコ「そういえば、苗字を聞いてないね。 」

    マルロ「フロイデンベルグだ。お前は?まさか苗字も似てるのか?」

    マルコ「……ト。」

    マルロ「はい?」

    マルコ「…ボット。なんだか苗字で徹底的に負けた気がする。」

    マルロ「苗字は関係ないだろう。お前に会えて良かったよ。なぁマルコ、俺はこの組織を変えられると思うか?」

    マルコ「変えられるよ、きっと。マルロなら。それにこの世界はきっと、"彼ら"が変えてくれる。」



    マルコ「…僕、そろそろ帰るね。いつかあっちでまた会おう。」

    マルロ「俺はこちらでやるべき事が山積みだ。そちらへ行くのはだいぶ先になりそうだぞ?」

    マルコ「うん。ミーナのお喋りでも聞きながらゆっくり待ってるよ。」ニコッ


    マルコ「じゃあね、マルロ。」

    マルロ「あぁ、またな、マルコ。」




    マルコは普通にドアを開けて帰って行った。

    それ以来、彼の姿は一度も見ていない。成仏したのだろうか。



    憲兵団の宿舎の裏に、戦死して荼毘にされただけのマルコとお下げのミーナの為に小さなお墓を作った。ヒッチとアニとお金を出し合って花を植えた。

    それからアニは毎日花の水やりを欠かさない。




    俺はこの組織を変えてみせる。マルコ、見守っていてくれよな。


    腐った組織に堕落した人間、手の掛かる同僚女性二人にあの世からの客や調査兵団からの客で全然だいじょばないしいつもスリルに囲まれているが、俺の憲兵団での毎日はなかなか刺激的で充実している。




    ヒッチ「そぉいえばぁ、この前マルコの所に来た調査兵団の馬面の男の子いたじゃない?アニ、同じ支部だったよねぇ?」

    マルロ(ジャンの事か…)

    ヒッチ「あの子、なかなか好みだったから食べちゃった。大丈夫よねぇ?」

    マルロ(食ったのかよ!!)

    アニ「大丈夫だよ。あいつ、顔は割と良いけど性格に問題があって意外とモテないから、今頃舞い上がってると思う。」




    マルロ「いやいや、全然だいじょばないから!!!」




    【終わり】

  25. 25 : : 2014/02/02(日) 09:35:42
    >>23 度々ありがとうございます!マルロ卒業しました(笑)

    確かに、同世代かもしれませんね!何か嬉しい…(*´-`)
    Jumper書くときはまず、歌詞を和訳する所からですね(笑)
  26. 26 : : 2014/02/02(日) 09:36:50
    訂正前のお話にもあったおまけ2編を投下して終了します。
  27. 27 : : 2014/02/02(日) 12:21:42
    執筆お疲れ様でした!
    わくわくして最後まで読ませていただきました。
    おまけも楽しみにしていますね(^ω^)♪
  28. 28 : : 2014/02/02(日) 13:49:43

    【おまけ1】

    「104期調査兵団反省会」

    マルロさん宅を突撃訪問した彼らの後日談です。




    エレン「いやー、マルロとマルコ似てたな!マルコに会いたいな…」

    ミカサ「私は霊感がある。ので、マルコに会えたし会話もした。元気そうで良かった。」ホッコリ

    エレン「ミカサ、霊感とか設定が増えてるぞ?!」

    アルミン「ミカサは良いなぁ、僕もマルコに会いたいよ…」グスッ

    ミカサ「私は霊じゃなくても、常にエレンを見守っているから安心してほしい。」

    エレン「いや逆に不安だよ!!!怖いわ!!!!!」

    ミカサ「三歩下がって夫を見守るのが、妻の務め。」

    エレン「ミカサのほうが色んな意味で100歩くらい先いってるぞ。」


    ライナー「マルコもマルロも、良いケツしてたな…」ウホッ

    アルミン「…触ったの?!」ドンビキ

    ライナー「あぁ。アルミンとクリスタの桃尻には負けるがな。」

    アルミン「…触ったの?!」ドンビキ

    ライナー「流石にクリスタのは見てるだけだが、アルミンのは寝てる間にな。」

    アルミン「」

    ライナー「…ところで、俺の秘蔵のクリスタの写真を知らんか?何処かに行っちまった。」

    アルミン「」


    コニー「部屋の札に『マルコ』って書いてあったからマルコに会えるのかと思って入ったら、なんか似てる奴がいたぜ!」

    サシャ「コニー、『コ』じゃなくて『ロ』でしたよ!マルコもマルロも、食べ物をくれる良い人でしたね。私もマルコに会いたいです…」グスン

    コニー「マルコは優しいから自分からくれてたけど、マルロのはサシャが勝手に食ってただけだと思うぞ。」

    アルミン「コニー、今度一緒に片仮名の勉強しようね。サシャはマナーの勉強が必要だよ?」

  29. 29 : : 2014/02/02(日) 13:51:03



    ジャン「マルロに会えて、男だか憑き物が落ちた気分だぜ!死んでから向こうでマルコに胸張って親友って紹介して貰えるような良い男になるぞ!!」ドーン!

    アルミン(ジャン、成長したね…!)ウルッ

    ジャン「それと聞いてくれ!俺は遂に大人の男になったぜ!!」

    アルミン「!」

    ユミル「へっ、ジャンも卒業したくらいで大袈裟だな。私はマルロを大人の男にしたぜ?また一人、私の体で巣立って行った男が増えたよ…」ジーン

    ジャン「ユミル姐さんパネェっす。」

    アルミン(ユミル、君は一体何者なんだ…ついでに僕も卒業させて!)

    クリスタ「私はユミルがあのおかっぱ君と遊んでる間にアニに会ってきたの!お友達も紹介してくれたし、元気そうだったよ♪」

    ジャン「おー、クリスタもか。俺もアニに会ったぜ!部屋にゴキブリが出たとかでマルロの部屋に乱入してきて、下着姿だった!」

    ベルトルト「ちょ、ちょっとジャン、アニの下着の話、詳しく聞かせて!クリスタもアニに会いに行くなら僕も誘ってくれたら良かったのに…」

    クリスタ「ごめんね、存在感が薄すぎて、いるかいないかよく分からなかったから!」ニコッ

    アルミン(堕天使や…!)

    ジャン「うーん…、何て言うんだあの色…サーモンピンク?で、リボンが付いてた。あいつの金髪と白い肌に似合ってたな!マルロのYシャツ借りて羽織ってて、なかなか色っぽかったぜ!」

    クリスタ「アニの下着Yシャツ…なんだかドキドキするね!キャー!」ドキドキ

    ベルトルト「ありがとうジャン!ありがとう!この感謝は一生忘れないよ!よーし、今日はアニの下着Yシャツをおかずに豪華なオナニーしちゃうもんね!!」ハァハァ

    ユミル「うるせーーー!!!お前らさっさと寝ろ!おかずとかアニの気持ちも考えろよ!クリスタに変な単語聞かせるんじゃねぇ!」

    ジャン(豪華なオナニーって何なんだよ…)

    ミカサ「…好きな人の下着の色を把握したいのは、至極当然の事。私は毎日のエレンの下着の色と形の傾向までグラフにして纏めてある。」

    ミカサ「そしてここに、訓練兵時代のアニの下着のデータがある。これをベルトルトに贈呈しよう。」スッ

    クリスタ「すごい!色の傾向からアニの洗濯のサイクルまで把握してるのね!」

    ミカサ「つまり、私たちは同志。カモン私の胸へ。」コイコイ

    ベルトルト「ミカサ!君は最高の友達だよ!これからも一緒にエレンとアニを尾行しようね!」ダキッ

    ミカサ「よしよし。明日の予定はエレンの寝顔の観察。」ギュー

    ジャン「変な友情芽生えてる!つーか羨ましい!俺も混ぜろ!!」

    ユミル「うるっせーーーーー!!!!!ストーカー同士のきったねぇ友情なんて今すぐドブ川に捨てちまえ!早く寝ろ!!!」

    ミカベル「「ストーカー?いいえ、ディープラブです!!」」キリッ


    エレン「俺のパンツが何処か行った。」

    ライナー「クリスタのパンツが欲しい。」

    ユミル「私も欲しい。」

    ジャン「結局お前もかよ!!」



    アルミン(幼馴染みを筆頭に同期が変な人しかいない…助けてお爺ちゃん。)




    【おまけ1 終わり】

  30. 30 : : 2014/02/03(月) 00:56:52

    【おまけ2】

    「だから、僕と『 』でもしようよ。」

    天国組の後日談。




    ―天国―


    マルコ「…暇だね。」

    ミーナ「うん。」

    マルコ「暇をもて余した」

    ミーナ「黒髪の」

    マルミー「「遊び」」

    ミーナ「モンスターエンジンか!!」



    マルコ「しかし、こんな所に下界を覗ける穴があったなんてね。」

    ミーナ「良かった、皆元気そうね。暇潰しにもなる。」

    マルコ「『恥を…知れよ…!』って言いたくなる人が何人かいるね。」

    ミーナ「我らがクールビューティーの首席様とマッチョな次席様とのっぽで空気な3位様ね。」


    眉毛と目付きの凛々しい黒髪のおばさん「あんたたち、クッキー焼いたからお食べ。」

    マルミー「「おばさん、いつもありがとう!」」

    マルコ「おばさん、誰かに似てるんだよな…」

    ミーナ「誰だろう…」

    ゴキブリ「」カサカサカサカサ

    おばさん「キャーゴキブリ!駆逐してやる!!」ダッ

    マルミー((絶対エレンの母ちゃんだ…!!))




    マルコ「結局、天国のシステムがいまだによく分からない。」

    ミーナ「年齢=彼氏いない歴で人生を終えたのが悔やまれるよー!」

    マルコ「そういえば、マルロが僕たちのお墓を建ててくれたね。一緒のお墓だけど。」

    ミーナ「一緒のお墓なんて…なんだか夫婦みたいね。」

    マルコ「夫婦か…」


    マルコ「……///」モジモジ

    ミーナ「……///」モジモジ



    マルコ「結局、皆が皆片想いだったね。フランツとハンナ以外は。」

    ミーナ「皆片想い過ぎて、むしろハートの矢印が向かい合ったら死ぬ世界なのかと思ったわよ。」

    フラハン「」イチャイチャ

    マルコ「仲睦まじいなぁ。こっちで再会出来て本当に良かったね。」

    ミーナ「良いなぁ仲良しで。あの様子だと来世でも一緒になりそう。」


  31. 31 : : 2014/02/03(月) 07:16:58
    面白かったです!
    執筆お疲れ様でした♪
  32. 32 : : 2014/02/03(月) 07:49:22
    いい作品ですね!
    次回作も期待
  33. 33 : : 2014/02/03(月) 09:54:39
    ゆき@エレアニ求む!さん、フルーツジュースさん、ありがとうございます!

    投稿途中でしたので、まだ最後の〆がありますよー!
  34. 34 : : 2014/02/03(月) 10:17:53



    マルコ「僕も好きな子、いたのになぁ。」

    ミーナ「その子はどうなったの?」

    マルコ「死んじゃった。」

    ミーナ「そう、残念だったね…」

    マルコ「僕も死んでるけどね。」

    ミーナ「私も好きな人、いたのになぁ。」

    マルコ「その人は?」

    ミーナ「死んじゃったよ。」

    マルコ「残念だったね…」

    ミーナ「私も死んでるけどね。」

    マルコ「矢印が向かい合ったら死ぬ世界なら、もしかしてその子も僕の事好きだったのかな?」チラ

    ミーナ「だ、だと良いね。その人、私の事好きだと良いなぁ…。」チラ


    マルコ「……///」モジモジ

    ミーナ「……///」モジモジ



    ミーナ「し、死んでからはお菓子が食べ放題ね!太るのを気にしなくて良いんだから!」モグモグ

    マルコ「そ、そうだね。取り敢えず、紅茶のおかわり貰おうかな。」

    ミーナ「はいはい、牛乳多めだよね。砂糖入れる派だっけ?」

    マルコ「入れない。これからもっと甘いのを味わう予定だから。」

    ミーナ「?」

    マルコ「…僕の好きな子、お互い気持ちは伝えてないけど、自惚れじゃなければ生前から両想いだと思ってたんだけど…彼女、僕に似てる人のほっぺにチューしたんだ。どう思う?」ニコニコ

    ミーナ「」ギクッ

    マルコ「お喋りで、氷の女っての呼ばれてる女の子の心も解かすくらい人懐こくて、黒髪のお下げの娘なんだけど…知らない?」ニコニコ

    ミーナ「」ギクギクッ

    マルコ「豚小屋出身・家畜以下だから、僕だけの雌豚になってくれると思ってたのに…酷いよね?マルロにした事以上の事をして貰わないと、腹の虫が治まらないなぁ。」ニコニコ

    ミーナ「」ギクギクギクッ


    マルコ「…マルコのここ、空いてますよ?」ムナモトトントン

    ミーナ「春日か!!」

    マルコ「まぁまぁ。こっちおいで。」コイコイ

    ミーナ「う、うん…///」ピト

    マルコ「素直でよろしい。」ナデナデ


    マルコ「ミーナはお喋りの癖に、僕が生前から一番言って欲しい事はなかなか言ってくれないね。」

    ミーナ「さっきから遠回しな言い方ばっかりして、何が言いたいの?」ムス

    マルコ「…皆が来るまで時間はたっぷりあるし、だから、僕と恋でもしようよ。」

    ミーナ「ミ、ミーナのここ、空いてますよ…?」クチビルトントン

    マルコ「じゃあ、頂こうかな。紅茶より美味しそうだし。」チュ


    マルコ「おかわり…して良い?」




    【おまけ2 終わり】


  35. 35 : : 2014/02/03(月) 10:24:10


    これで本当に終了です!ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!

    書いててマルミーにしたくなったのでマルロさんよりマルコが崩壊しまくりですみません。
    本編のマルロさんのくだりは「だいじょばない」の歌詞を多少引用しました。
    マルロさんに春日さんの「春日のここ、空いてますよ?」をやらせたかったけど出来なかったのでマルミーにやらせた。


    他に中田さん曲だと、meg嬢の「Heart」でときどきときめきコミュニュケーションなリヴァハンを書きたいです。「甘い贅沢」はミカエレかアルミカで迷っています。

    capsuleの「Stay with You」で悲しい系の短編は既に書けてるので、機会があれば。
    「愛してる愛してない」で誰かと誰かが枕友達な話を書きたいけど、それだとやっぱりベルユミが一番しっくり来るんですかね。


    「StarrySky」は色々和訳があるのですが、とある和訳があるCPにぴったりで書きたくなりました。ハッピーエンドなので、一番最後に持っていきたいです。

    中田さんと巨人が好きすぎて変なお話書いてしまいましたが、楽しんでくれた方がいてくれたら嬉しいです。

  36. 36 : : 2014/02/03(月) 10:35:33
    >>24のヒッチの台詞の「マルコの所に来た」は「マルロのところにきた」ですね。恥を…知れよ…!
  37. 37 : : 2014/02/03(月) 11:31:04
    >>27 submarineさん、沢山の嬉しいお言葉とお気に入り登録ありがとうございます( ;∀;)
  38. 38 : : 2014/02/03(月) 15:26:27
    とても面白かったです
    おまけも素敵でした^_^
  39. 39 : : 2014/02/03(月) 20:04:36
    いやあああ、本当に素晴らしかったです!!104期が大好きなので全員出ていてとても嬉しいです。ほのぼの感ありつつちょっとうるっと来ました…
  40. 40 : : 2014/02/03(月) 20:48:22
    >>38 >>39
    彩華@蒼穹を舞う-自由の翼-さん、名無しさん、キャラ崩壊しまくりだったのにありがとうございます!
  41. 41 : : 2014/02/03(月) 21:58:32
    おつかれさまでした!本当に読んでいて楽しかったです。
    最後はニヤリとしながら拝見しました☻

    Heart のリヴァハン…!期待しかないです。笑
    ほかにもたくさんアイデアがおありなんですね!わくわく!
    気が早いですが、次の作品を今から楽しみにしておりますね(´◡͐`)♥︎
  42. 42 : : 2014/02/04(火) 09:53:35
    >>41 submarineさん、最後までお付き合いありがとうございました!

    meg嬢のHeartの「ときどきときめきコミュニュケーション」というフレーズが好き過ぎて…。
    楽しんで頂けて良かったです!次回作も頑張ります!
  43. 43 : : 2014/05/16(金) 16:52:52
    ヤスタカさん曲で同じ世界観の続編です。ヒロインはアニ。マルロさんやマルコ、ミーナもちょっと出てきます。

    アニ「Starry Sky」
    http://www.ssnote.net/archives/16830
  44. 44 : : 2014/05/16(金) 23:33:32
    とても面白かったです!

    マルロとマルコのやりとりも、なんでもありなマルロの部屋もそれぞれのキャラのコミカルな語り口も卒業も(笑)、全部好みです!
    他の作品も読ませていただきますね!


  45. 45 : : 2014/05/17(土) 00:10:46

    >>44
    なすたま@兵長、お慕いしていますさん、ありがとうございます!

    いつか無法地帯なマルロさんの部屋に行けたら良いのに…。訪問者の中では、弾ける所は弾けて真面目な所は真面目なミーナと世話焼きライナーがお気に入りです。

    丁度今、上に上げた続編を書いている最中です。引退した兵長が活躍(?)するのでよろしければそちらもよろしくお願いしますm(__)m かっこいい兵長が好きな方よりも、愛情を込めて兵長を小さいおっさんと呼んじゃう系の兵長ファンの方向けなお話ですが…

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