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アニ「私の生きる理由はエレンが教えてくれた」

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  1. 1 : : 2014/02/03(月) 08:54:17
    こんにちは!新入りです!

    アニ「ハッ…戦士失格だね」//
    http://www.ssnote.net/archives/5227

    ミカサ「アナタヲマモル」
    http://www.ssnote.net/archives/7946

    の続きになります、これが最後です!

    …スレッドを立てておいて申し訳無いのですが…

    先にベルトルトさんのお話を書かせてください…

    展開を決める投票を受け付けておりますので、

    ご意見ください…お願いします。

    http://www.ssnote.net/archives/8603←コチラ
  2. 2 : : 2014/02/03(月) 08:58:01
    出来ればハッピーエンドになるのが好ましいですね
  3. 3 : : 2014/02/03(月) 09:00:11
    期待です!結末としてはミカサとアニの両方を攻略してのハッピーエンドが望ましいです
  4. 4 : : 2014/02/03(月) 16:48:05
    期待です
  5. 5 : : 2014/02/05(水) 20:29:03
    期待!
  6. 6 : : 2014/02/09(日) 00:31:15
    支援!
  7. 7 : : 2014/02/09(日) 00:40:58
    期待!o(^-^)oワクワク
  8. 8 : : 2014/02/11(火) 08:23:46
    皆さま、本当にありがとうございます!

    アニとミカサ両方の攻略方法が…思い浮かばない…

    とにかく、精一杯頑張ります!
  9. 9 : : 2014/02/11(火) 19:01:10



    エレン「アニ…ミカ…サ?」

    ミカサ「エレン…!本当に…っ!!」








    …ザクッ…ブシュッ!!








    エレン「!?」

    ミカサ「ごめ…」

    エレン「来るなよ!!」

    エレン「来るんじゃ…ねぇぇぇぇっ!!!!!!」

    ミカサ「え…!?」

    アニ「!?」
  10. 10 : : 2014/02/13(木) 07:07:22
    投下できなくてすいません…再開します!

    ―――――――――――


    ミカサ「エレン…!?」

    エレン「来るんじゃねぇよ!!この…悪魔が!!」ブンッ!!

    ミカサ「!?」ぼふっ




    私には訳が分からなかった。

    いや…自分を斬った人だから、とも言えた。

    けど…

    脇腹の痛みを省みずミカサにモノを投げ続けるエレンは…

    きっともう、正常な精神を持っていないのだろうと思ってしまうほど…

    哀れな姿をさらしていた。







    ガララッ!!!!


    教官「イェーガー訓練兵、何をしている!」 ガッ

    エレン「なっ!?離s…!!」

    教官「見ろ!お前は今、出血なんてしていない!」

    エレン「!?」

    教官「…落ち着け…!今、お前が見たものは…幻覚なんだ…!」
  11. 11 : : 2014/02/13(木) 07:27:15



    …しばらくして、エレンは落ち着いた。

    というより、意気消沈…といった感じだった。

    教官は少し安心した顔で服から手を離し、

    すぐ近くにいるミカサを一瞥すると、

    神妙そうな顔で私に近寄り、話しかけてきた。

    教官「…話がある…隣の準備室に来てくれるか」ボソッ

    アニ「あ…はい」

    教官「アッカーマン訓練兵もだ…呼んでくれ」ボソッ

    アニ「分かりました…」








    ミカサは…と思い、チラッと目をやった。

    自分の…家族とも言える人に、

    拒絶され、悪魔と罵られ…

    ミカサは下を向いてこそいたが、

    今にも泣きそうな顔で立っていた。

    いや…

    大粒の涙を流し、泣いていた。
  12. 12 : : 2014/02/14(金) 16:10:40
    ~準備室~

    コンコン


    教官「入れ」


    ガララッ…

    アニ「…失礼します…アッカーマン訓練兵を連れてきました」

    ミカサ「…」 ピシャッ

    教官「…落ち着いたか」

    教官「…ここに呼んだのは他でもない」

    教官「イェーガー訓練兵に関することだ」

    教官「そして本人には聞かれたくない、」

    教官「大事な話だ…広言は避けてほしい」




    教官「まず…イェーガー訓練兵は…おそらく精神的な病を抱えている」

    教官「幻覚を見ることが多いようだ」


    教官「それも…自分が斬られる、というものを」


    ミカサ「!」

    アニ「…」

    教官「詳細は分からない…が、きっとあの『事故』によるものだろう」

    アニ(…事故…か…)


    教官「しかし…いつまで経ってもあの様子では…」

    教官「兵士はおろか…人間としてもまともな生活は出来ないだろう」

    教官「…つまりは…」

    教官「『危険人物』として開拓地送りだ」

    教官「まだ…詳しく確定したわけではないが」

    アニ「な…!」

    ミカサ「そんな!」

    教官「…仕方のないことだ」

    教官「精神面に関しては…我々は干渉できない」
  13. 13 : : 2014/02/15(土) 14:21:10
    期待!
  14. 14 : : 2014/02/15(土) 18:28:51
    >>13さん

    ありがとうございます!描きます!
  15. 15 : : 2014/02/15(土) 18:39:01
    ―――――――
    ――――
    ――

    エレン「…とれたか…?」アセアセ

    アニ「うん、大丈夫」

    エレン「よかった…」ホッ

    アニ「本当に子供っぽい」クスッ

    エレン「なっ!?ちゃんと取っただろ!?」ガーン

    ――
    ――――
    ――――――

    アニ(エレンが…いなく…なる…?)

    ――――――
    ――――
    ――

    エレン「え、あぁ…それは、その…」

    エレン「アニの好みを聞き出すための口実、ってやつ…?」エヘヘ…

    アニ「…男ならもうちょっと格好よく渡してよ…」

    エレン「」グサッ

    アニ「…でも、嬉しいよ、ありがとう」ニコッ

    エレン「お、おう!」パァァッ

    アニ「これ、大切にするよ。じゃあね」

    エレン「じゃあな!」ノシ

    ――
    ――――
    ――――――

    アニ「…ま…」

    教官「?」

    アニ「待ってください!」

    教官「…?どうした?」

    アニ「あ、あの…っ!」

    アニ「まだ…!決まってないと思うんです!」

    ミカサ「…?アニ…?」

    アニ「まだ!エレンが治らないって…決まった訳じゃないと思うんです!」

    教官「…決まってないから…何だ…?」

    アニ「…1週間…待ってください!」

    アニ「私が…!エレンを…!」

    アニ「治してみせます…!!」

    教官「…」
  16. 16 : : 2014/02/15(土) 19:16:58
    教官「…本気か?」

    アニ「…っ!本気です!」

    アニ「エレンが…エレンが苦しんでいるのに!」

    アニ「何も出来ないなんて…」



    アニ「嫌なんです…!」ポロポロ

    教官「!」

    教官(…協調性に欠ける人間と聞いていたが…)

    教官「…」

    ミカサ「あの…!私…からも…!お願いします…!」

    教官「…!」

    教官(アッカーマンは…そうか、「家族」か…)




    教官「分かった…取り合ってみよう」

    アニ「!」バッ

    アニ「本当ですか!?」

    教官「…」コクン

    アニ「ありがとう…ございます…!」
  17. 17 : : 2014/02/16(日) 00:00:17



    その日の夜の内に、教官から連絡が来た。




    1週間の猶予を許す、とのことだった。
  18. 18 : : 2014/02/16(日) 14:10:21
    アニ、頑張ってー!ミカサ、『今すぐエレンに謝れ^言^』ゴゴゴゴゴゴゴ
  19. 19 : : 2014/02/16(日) 16:23:36
    ~1日目 医務室~

    ガララッ

    エレン「?」

    アニ「…おはよ」ガララッ…ピシャン

    エレン「おー、アニか」

    アニ「これ…差し入れ」

    エレン「え…?何コレ?」

    アニ「プリン。珍しく食堂のご飯に付いてた」

    エレン「マジか!食べていいのか?」

    アニ「…堂々とは食べないでくれ…」

    エレン「…じゃあ後でこっそり食うよ」アハハ…

    エレン「ありがとな」
  20. 20 : : 2014/02/16(日) 16:24:45
    >>18さん

    ありがとうございます!

    そうですねぇ、ミカサには……(自粛)
  21. 21 : : 2014/02/16(日) 16:48:21
    エレン「…あのさぁ…」

    アニ「何?」

    エレン「…昨日はごめんな」

    アニ「え?」

    エレン「ほら…せっかくミカサと来てくれたのにさ」

    エレン「ミカサには物投げちまうし…」

    アニ「別に…いいさ」

    アニ「ミカサもきっとそう思ってる」

    アニ(あまり気分を落ち込ませない方がいいな)

    エレン「…本当か?」

    アニ「嘘言ったって意味無いでしょ?」

    エレン「…そっか…そうだな」

    アニ「エレンはその脇腹を治すことに専念したら?」

    エレン「あぁ…そうだな…!」ニコッ

    アニ(よかった、笑ってくれた…)




    ガララッ

    教官「!」

    アニ「…!」

    教官「レオンハート訓練兵…ご苦労」

    教官「イェーガー訓練兵…調子はどうだ?」

    エレン「はっ、痛みはほぼ無くなりました!」

    教官「…?そうか」

    教官(回復が…早いな…?)

    教官「レオンハート訓練兵…もうじき昼だ」

    教官「食事をとってくるといい」

    アニ「…は!ありがとうございます!

    アニ「失礼します…!」

    アニ「また後でね」ボソッ

    エレン「…!おう…」ボソッ

    カツカツカツカツ…ガララッ!…ピシャン…
  22. 22 : : 2014/02/16(日) 17:41:55
    ~食堂~

    食堂のおばちゃん「はいどーぞ!」

    アニ「いただきます」コトッ

    アニ「…」カツカツカツカツ…

    アニ(…プリン食べたかったな…)ズーン

    ミカサ「アニ」

    アニ「!びっくりした…」

    アニ「急に背後から出現しないでよ」

    ミカサ「…悪気はなかった…ごめん」

    アニ「…で、何?」

    ミカサ「エレンに会いに行ったんでしょう?」

    ミカサ「エレンは…どうだった?」

    アニ「別に…ケロっとしてたよ」

    アニ「あと、物投げてごめんってさ」

    ミカサ「…そう」

    ミカサ「私も…会いに行っていいんだろうか」

    アニ「…」(珍しく引っ込み思案だな…)チラッ




    アニは見逃さなかった。

    ミカサの髪に隠れた…額の小さな傷を。

    アニ(無理もないか…)

    アニ「…不安ならやめとけば?」

    アニ「それに関しては私は…答えは出せない」

    ミカサ「…そう…」


    アルミン「ミカサー、一緒に食べない?」

    ミカサ「今行く」

    ミカサ「…」

    ミカサ「それじゃ…また夜に…」

    アニ「分かった」
  23. 23 : : 2014/02/18(火) 21:18:24
    期待!
  24. 24 : : 2014/02/19(水) 23:12:24
    >>23さん

    ありがとうございます!
    いつの間にかテスト期間ですが頑張ります!
  25. 25 : : 2014/02/20(木) 06:53:04
    ~午後 医務室~

    ガチャッ

    エレン「おう」

    アニ「やぁ」

    エレン「…」

    アニ「…」

    エレン「…?…何か用か?」

    アニ「べ、別に…暇だったし…//」

    エレン「そっか」

    アニ「…」

    エレン「…」チラッ

    エレン「暇…だな…」

    アニ「あ、うん…そうだね…」

    エレン「…あ…猫」

    アニ「嘘!?どこ!?」キラキラ

    エレン「」ビクッ

    エレン「ほら…すぐそこ…黒猫がいるだろ?」

    アニ「…本当だ…!」 カラカラカラ…

    エレン「え、お前、窓開けたら…!?」

    黒猫「にゃー」スッ

    エレン「言わんこっちゃない…」

    アニ「…別に、悪さする訳じゃないよ?」

    アニ「ほら、おいで」チョイチョイ

    黒猫「にゃー!」スタッ

    アニ「…ね?」ニコッ

    エレン「お、おう…」

    エレン「…何かお前と猫似てんな」

    アニ「…え?そうかい?」

    エレン「見た目ちょっとおっかないけど、かわいい感じが」

    アニ「…それ本当にどういうことだい…//」

    エレン「いや、だからさ…」

    エレン「なんつーんだろ…」

    エレン「可愛いっていうより…綺麗?」

    アニ「!!」////

    エレン「…?どうした…赤いぞ?」

    アニ「…あんたのせいだよっ…!」//






    他愛もない、ささやかな話。

    それだけで、エレンも、私も笑える。

    「綺麗」って言葉が頭から消えない。

    エレンがそう思っていたのかと思うと…

    嬉しくて、恥ずかしくて。

    思わず照れてしまった。

    …こんな時間を、ずっと過ごせたらいいのに。


    それから、私とエレンは、話し続けた。

    話して、話して、話し続けた。

    家族のことも、自分自身のことも、何もかも。

    やがて日が傾き…


    エレン「そろそろ戻ったらどうだ?」

    エレン「風呂も開いただろ?」

    アニ「あ…うん、そうだね」ガタッ

    アニ「また…明日も来ていいかい?」

    エレン「いいに決まってんだろ?」ニコッ

    アニ「」ボンッ//

    アニ「わ…分かった…じゃあね」//

    エレン「じゃあな」



    ガララッ…ピシャン…
  26. 26 : : 2014/02/20(木) 18:11:49
    ~食堂~

    ミーナ「アニー、一緒に食べよー?」

    アニ「はーい、今行くよー」タタッ

    ミーナ(あれ…?)

    回想アニ「別に、いいけど?」

    ミーナ(何かご機嫌だなー、アニ…)
  27. 27 : : 2014/02/20(木) 19:37:31
    ~2日目 朝 食堂~

    食堂のおばちゃん「はいどーぞ!」

    サシャ「ありがとうございます!」

    サシャ「やったー!ジャムですよコニー!」ダダッ

    ウルセーナ!アサクライシズカニシロ!!

    エー!ダッテ,ジャムデスヨ!?アノコウキュウヒンデスヨ!?

    ミーナ「まぁ確かに珍しいよねぇ…いちごジャムなんて」パクッ

    アニ「そうだね」ムシャムシャ

    ミーナ「ん…甘…♪」トローン

    アニ「…楽しそうで何よりだよ」

    ミーナ「…テンション低いなぁ」ムスッ

    ミーナ「昨日の夜は何だったんだか…」

    アニ「何?」

    ミーナ「何も?…あ、そういえば今日の最初の科目何だっけ?」

    アニ「…馬術。教官が立体機動装置を装備してこいって言ってただろ?」

    ミーナ「うわぁ…最初から本格的な予感…」
  28. 28 : : 2014/02/20(木) 19:44:00
    ~どこか森の中~

    キース「今日行うのは、騎乗中からの立体機動への切り替えの訓練だ!」

    キース「切り替えの際、速度を落としてはならない!事故を招くぞ!」

    キース「切り替え後、馬を適当な場所に停めておくのも重要だ!」

    キース「馬を見失っては本末転倒だからな!」

    キース「今回の訓練はチームを組んで行う!」

    キース「各自四人程度でチームを組め!」
  29. 29 : : 2014/02/21(金) 20:15:19
    期待!
  30. 30 : : 2014/02/21(金) 20:40:21
    ミーナ「アニ!」

    アニ「はいはい」

    ミーナ「後二人は…あ、おーい!」

    サシャ「あ、ミーナ!一緒にやりますか!?」

    ミーナ「うん!やろうやろう!」

    ミーナ「っと、後一人は…」

    ミーナ「あ、ミカサー!」

    アニ「!」

    ミカサ「一緒に…やってくれる?」

    ミーナ「いいよいいよー!」

    アニ「…」

    ミカサ「大丈夫…もう…あんなことはしない」ボソッ

    アニ「…そう」

    ミーナ「じゃあ行こっか!」
  31. 31 : : 2014/02/21(金) 21:09:54
    期待です
  32. 32 : : 2014/02/22(土) 11:33:33
    べーさん(さん?)

    ありがとうございます!頑張ります!
  33. 33 : : 2014/02/22(土) 11:41:53
    ミカサ「報告します…四人、揃いました」

    キース「そうか、では…」

    キース「誰か一人、周囲の監視をする者を決定するんだ」

    キース「全員、チーム編成の確認ができ次第始める」

    ミカサ「はっ…失礼します」


    ツカツカツカツカ…

    ミーナ「さすがミカサ…完璧な受け答え…」

    サシャ「私が行ったら死んでましたね…」

    アニ「…そんな大袈裟な」

    ミカサ「これくらい普通」

    ミカサ「そう、監視役を決めろって」

    サシャ「それは、私がやりますよ!」

    サシャ「目と耳はいいんです、任せてください!」

    ミーナ「サシャって地獄耳だもんね…」

    アニ「おまけに遠くのパンを見逃さない千里眼」

    サシャ「…何か誉められてる気がしないです」ズーン




    キース「全員騎乗しろ!」

    サシャ「あ、始まるみたいです!」

    キース「それでは…始め!」
  34. 34 : : 2014/02/25(火) 06:47:54
    期待!
  35. 35 : : 2014/03/02(日) 23:51:35
    まだかな〜
  36. 36 : : 2014/03/03(月) 15:52:49
    本当に申し訳ございません!

    誠に勝手ながら、現在、テスト期間に突入してしまっており、勉強に集中している状況に陥ってます。

    木曜日にテストが終了しますので、終わり次第再開したいと思います。ので、木曜日までお待ちくださるとありがたいです…
  37. 37 : : 2014/03/03(月) 19:08:26
    わかりました!テスト頑張ってくださいね!!
  38. 38 : : 2014/03/04(火) 21:03:07
    …数Bに案の定心臓折られた。←比喩。

    ので、書く…書いてやる!一文残さず!
  39. 39 : : 2014/03/04(火) 21:35:40

    パカラッパカラッパカラッ…

    サシャ「右前方300m!7m級が2体です!」

    アニ「…了解」スチャッ

    ミカサ「…2…1…立体機動に移って!」パシュッ!!

    ミーナ「はーいよっ!!」パシュッ!!

    サシャ「はいっ!!」パシュッ!!

    ミカサ「…私が行く」ゴォッ!!

    アニ「!」ピクッ

    アニ(…ダメだ)

    アニ(頭から離れない)

    アニ(ミカサが…)

    アニ(こっちに来るんじゃないかって…)


    ――――――

    エレン「ミ…カ……」

    ――――――

    思い出したくもないのに。

    あの…虚ろな目。

    震えたか細い声。

    静かに滴る…鮮血。











    アニ「!」ハッ

    アニ(…ダメ、こんなことを思い出してちゃ…)

    アニ「!?」(あ…木!?)


    ミーナ「アニ!!前っ!!」

    アニ「…くっ!」パシュッ  ビュオッ!!

    ミーナ「あ、危な…」

    サシャ「大丈夫ですか!?」

    ミカサ「よそ見なんてしてたら…危険!気をつけて!」

    アニ「ごめんっ!平気!」

    アニ(何してんだろ、私…

    アニ(今は…これに集中しなきゃ)







    アニ(………でも)

    アニ(エレンは…もっと怖かっただろうな…)
  40. 40 : : 2014/03/04(火) 21:36:49
    でもやっぱり勉強しなくては。
    中途半端で本当にすいません…
  41. 41 : : 2014/03/06(木) 18:31:21
    お待たせしました!誰も待ってないけど!
    テストが終わったので、更新していきます
  42. 42 : : 2014/03/06(木) 18:37:58
    ~医務室~

    アニ「…今日の訓練はこんな感じかな」

    エレン「やっぱり俺が出来ない間にも進むよなぁ…」

    アニ「エレンだったらすぐに出来るさ」

    エレン「ん…そうか」

    アニ「……」

    エレン「……」

    アニ「ね、ねぇ…エレン」

    エレン「何だよ?」

    アニ「やっぱり…思い出せないの?」

    エレン「…は?何を?」

    アニ「あの…時の…こと…」

    エレン「?」






    エレン「……!」ブルッ
  43. 43 : : 2014/03/06(木) 21:02:51
    今思えば。

    私はバカだった。

    なぜ。

    思い出させようと思ってしまったのだろう。




    エレン「ハァ…ハァ…!」ガタガタ

    アニ「え、エレン!?大丈夫!?」

    アニ「今、先生を…!」

    エレン「…平気だ!…」

    エレン「ちょっと、息切れした…だけだ…」カタカタ

    アニ「…ちょっとって…!まだ震えてるじゃないか!」

    エレン「平気だ!」グッ

    アニ「…!」

    アニ(これじゃ…また…あの時と同じ…!)

    エレン「…ハァ…」カタカタ…







    アニ「…」バッ!

    エレン「!?…あ、アニ…!?」

    アニ「思い出させて…ごめんなさい」

    アニ「でも…一人で…背負わないでほしいな…」

    アニ「私も…辛そうなエレンを見てると…!」

    アニ「辛くなる…から…」

    エレン「…アニ…」

    アニ「!…ご、ごめん、急に」サッ

    アニ「また…明日…来るね!////」タタタッ


    ガララッ…ピシャン…

    エレン「……」
  44. 44 : : 2014/03/07(金) 07:05:47
    すいません…上の医務室の話は、立体機動訓練の日の夜の話です
  45. 45 : : 2014/03/07(金) 07:14:54
    ~翌朝~

    ミーナ「…サシャにパン奪われた…」ズーン

    アニ「アンタもアンタでしょ」

    アニ「痩せたい痩せたい騒いでたくせして」

    ミーナ「」

    ミーナ「…そうだった…」

    アニ「今頃、ミーナに協力できたって幸せな顔して食べてる頃じゃない?」チラッ


    サシャ(。・ω・。)ゴクン


    アニ(想像より早かったわ)

    ミーナ「はぁぁ…ご馳走さま~…」

    ミーナ「今日は…えっと…」

    アニ「座学のテストが終わったら午後は自由」

    ミーナ「テ…スト…!?」

    アニ「まとめたの見せてあげるよ」つノート

    ミーナ「マジで!?ありがとー!」

    ミーナ(今までこんなことなかったような…)

    ミーナ「アニ、変わったね♪」

    アニ「…返して」

    ミーナ「読んだらねっ!!」ダダダッ

    アニ(…逃げた…)パクッ モグモグ
  46. 46 : : 2014/03/07(金) 07:23:51
    ~座学のテスト~

    教官「今回のテストは自己採点ねー」つ模範解答

    コニー「はっ…!?何でこんな答えになんの!?」チェック チェック チェック

    アルミン「コニー、それただの計算ミスじゃないか…」マル マル マル


    ミーナ「おぉ…!」マル マル

    ミーナ(アニのまとめドンピシャじゃん…!!)マルッ



    アニ(…まぁざっとこんなもんか)94点
  47. 47 : : 2014/03/07(金) 07:29:19
    ~午後:医務室~

    ガララッ…


    アニ「…あれ…?」

    教官「レオンハートか、イェーガーなら診療所へ行っているぞ…」

    教官「夕方に戻るだろう」

    アニ「ハッ…ありがとうございます…失礼しました」

    ガララッ…ピシャン…



    アニ(…暇だな…)
  48. 48 : : 2014/03/07(金) 16:17:29
    書き忘れてましたが、3日目です!

    ~夕方:食堂~

    ミーナ「アニー、ノートありがとー!」つノート

    アニ「…そういえば返してもらってなかったね…」

    ミーナ「べ、別に、か、借りパクなんて狙ってないからね!?」アセアセ

    アニ「それを言ったらもう狙ってましたって言ってるようなもんじゃないか」

    ミーナ「」

    ミーナ「ま、まぁまぁ、アニのノート凄く分かりやすかったし!?」

    ミーナ「それにアニがマークしてたとこ全部出たしぃ!?」

    アニ「誉めても何も出ないよ」

    ミーナ「」

    ミーナ「もー!」

    ミーナ「朝の優しいアニはどこにいったんだー!」

    アニ「自業自得」

    ミーナ「」(い…言い返せないのが悲しい…)

    ミーナ「」


    ミーナ「」
  49. 49 : : 2014/03/07(金) 16:17:53
    ミーナ「」がいっぱいありますが無視してください…
  50. 50 : : 2014/03/07(金) 16:18:20
    あ、最後の2つのことです
  51. 51 : : 2014/03/07(金) 16:37:44
    ~夜:医務室~

    ガララッ…ピシャン…


    エレン「お!アニ!」

    アニ「…やぁ」

    エレン「聞いてくれよ!」

    エレン「ようやく訓練に戻れるんだ!」

    アニ「え…そうなの?」

    教官「訓練に、ではない」ヌッ

    アニ「!?」ビクッ

    教官「訓練に合流するための準備だ」

    エレン「…え」

    教官「聞いてなかったのか?」

    エレン「…」コクン

    教官「…話を最後まで聞いてなさい…」

    アニ「…で、どういうことなんですか?」

    教官「今のイェーガーは…事故を思い出すと、どうしても体が拒否反応を起こすようでな」

    教官「現場で安全に配慮した行動をして、」

    教官「脳に立体機動は安全だと刷り込ませて、元に戻そう…という寸法だ」

    アニ「…出来るんですか?そんなこと…」

    教官「…出来るか出来ないか…じゃない」




    教官「やってもらわなきゃ…困る」

    エレン「!」

    アニ「…そう…です、ね」

    エレン「やりますよ…それくらい」

    エレン「こんなとこで…終わってたまるか」

    アニ「エレン…」

    教官「…その意気だ」

    教官「…というわけだ、明日の立体機動訓練の際、イェーガーも同行する」

    教官「それと…医務室での生活も、今日で終了だ」

    教官「明日から寮に戻る」

    アニ「!…そうですか」

    エレン「明日からまた教えてくれよな!」

    教官「明日はお前は別行動だ」

    エレン「」

    教官「…もうこんな時間だ、戻りなさい」

    アニ「え…あ、はい」(9時か…いつの間に…)

    アニ「失礼します」

    ガララッ…ピシャン…

  52. 52 : : 2014/03/07(金) 17:12:16
    ~翌朝:食堂~



    ミカサ「え…本当…!?」

    アニ「今日から参加するってさ」

    ミカサ「…よかった…」

    ミカサ「エレンは今どこに?」

    アニ「さぁ…朝までは医務室なんじゃない?」

    アニ「……まさかだけど」

    アニ「会いに行くつもりなの?」

    ミカサ「!」

    ミカサ「…会いには…行きたい」

    ミカサ「…けれど…私は、エレンを…」

    アニ「斬った」

    ミカサ「…」

    アニ「…前もこんなこと言った気がするし」

    アニ「家族に対して他人でしかない私が言うのも差し出がましいかもしれないけど」

    アニ「会わない方がお互いの為だと思う」

    アニ「前に会った時の反応だって…そうでしょ?」

    アニ「エレンはアンタを見るだけで拒否反応を起こす」

    ミカサ「…」

    アニ「エレンは…斬られた瞬間なんて思い出したくもないはず」

    ミカサ「…」

    アニ「…私が一昨日会った時…」

    アニ「エレンに思い出せないのか聞いただけで」

    アニ「エレンは…体が震え始めた」

    アニ「そう…ここに来たばっかりの時の」

    アニ「巨人の事を質問攻めされた時みたいに」

    ミカサ「…」

    アニ「…」






    アニ「…分かってもらえた?」

    ミカサ「…エレンの為なら…私は…」

    ミカサ「いつまでも……待つ……」

    アニ「そう」

    アニ「ならよかった」
  53. 53 : : 2014/03/08(土) 05:57:28
    ~エレンサイド~

    ――――――――

    ~午前:どこか森の中~

    教官「準備は出来たな?」

    エレン「…はい」

    教官「…まずは、この森を直進、突破する」

    教官「それだけだ」

    教官「森の反対側にはキース教官がいる」

    教官「見つけたら、そこで待機」

    教官「いいな?」

    エレン「…分かりました」


    こんな所で終わるわけにはいかねぇ。

    俺は…壁の外に…行くんだ!!

    エレン「行きます!」パシュッ!!


    教官「…無事でいてくれよ…」
  54. 54 : : 2014/03/10(月) 21:53:47
    期待です!
  55. 55 : : 2014/03/11(火) 19:13:52
    支援!
  56. 56 : : 2014/03/20(木) 17:22:45
    ずっと更新できてなくてすいませんでした。

    随時再開していきます。
  57. 57 : : 2014/03/25(火) 20:20:47













    ~森の中~

    あれ?




    キース「…」





    …教官?

    何で…?




    俺…また…?













    キース「…動けるか?」

    エレン「え…?…あぁ…すいません…」ムクッ

    キース「ガスの吹かしすぎだ」

    エレン「…え?」コンコン

    エレン(音が…軽い…)

    キース「まだ…昔のようには動けないようだな」
  58. 58 : : 2014/03/25(火) 20:38:38
    エレン「俺…落ちたんだ…」

    キース「…まだ準備段階だ」

    キース「私が見つけられる範囲に来られただけ及第点だろう」

    キース「戻るぞ?」ザッ

    エレン「あ…はい」
  59. 59 : : 2014/03/27(木) 17:21:01
    エレン「…ハハッ…」





    エレン(何が…巨人を駆逐する、だよ)




    エレン(………って、何考えてんだ)

    エレン(まだ…まだ、時間はある…)
  60. 60 : : 2014/03/28(金) 08:01:33
    その後は馬術、座学の確認程度のものだった。

    もともと優秀な成績を出していたエレンには、

    ブランクがあるとはいえ、

    すぐに「事故」の前の調子を戻せていた。

    しかし――‥





    ~男子寮~

    アルミン「エレン!復帰おめでとう!」タタッ


    エレン「あ…あぁ、ありがとう」


    アルミン「…?」

    アルミン「エレン…浮かない顔してるよ?」

    アルミン「どうしたの…?」


    エレン「…!」(やべ…!)

    エレン「そうか?」ニコ


    アルミン「あ、いや…何となく…そんな気がしただけだよ」

  61. 61 : : 2014/04/08(火) 22:00:04
    期待ですよ!
  62. 62 : : 2014/07/15(火) 10:19:01
    続きお願いします
  63. 63 : : 2015/05/05(火) 23:00:35
    14ヶ月経過です。続き楽しみです
  64. 64 : : 2016/01/07(木) 02:42:18
    もう申年です
    期待中

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hachiraka

進撃の新入り@再出発!

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