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マルコ「僕の大切な親友の不器用な恋」

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  1. 1 : : 2014/02/01(土) 11:15:35
    僕の大切な親友は

    不器用な優しさを持っている。

    不器用すぎてみんなから嫌われたりしてるけど…

    僕は知ってる。


    ジャンがとても優しい人だってこと。
  2. 2 : : 2014/02/01(土) 11:17:01
    ジャン「あー眠みー」フアア

    マルコ「だね」ウトウト

    ジャン「最近訓練きついよなー
    それ以外は平和で面倒事にも巻き込まれなくていいけどs「ジャァン!マルコォ!」タタタ

    ジャン「…俺嫌な予感しかしないんだけど。」

    マルコ「奇遇だね、僕も何か巻き込まれる予感しかしないよ。」

    「助けてくださぁい!」タタタ

    ジャン「…」ハァ

    ジャン「なんだ?サシャ」

    サシャ「大変なんです!
    とにかく二人とも来てください!」ダッ

    マルコ「えっちょっ!
    待ってよサシャ!」

    ジャン「めんどくせぇ…
    どうせろくなことじゃねぇだろ。」タッ

    …あ。

    そう言いながら着いていくんだね。

    やっぱりジャン、君は優しいよ。

    お人好しすぎるくらいだ。

    ジャン「おいマルコ、行くぞ」

    マルコ「…うん」ニコッ




    サシャ「二人とも早く!」

    ジャン「ここは…?」

    サシャ「え?食料庫ですが?」

    ジャン「」

    マルコ「」

    ジャン「…何のためにここへ?」

    サシャ「食べ物を盗むためです」キリッ

    マルコ「…大変なことって?」

    サシャ「入り口に鍵がかけられちゃったんです…」シュン

    ジャン「…」スタスタ

    サシャ「あああ!
    帰らないでくださぃぃぃ」

    マルコ「ジャン、話だけでも聞いてあげようよ!」

    ジャン「…」チッ

    マルコ「僕たちに何の用だい?」

    サシャ「上の窓から侵入するので私を押し上げてください!」

    あの高さに…⁈

    そりゃあ僕らが押し上げれば届くだろうけどさ、危ないよ…

    マルコ「サ…」
    ジャン「無理だね」

    サシャ「ええ⁈どうしてですか!」

    ジャン「お前みたいなデブ持ち上げきれねぇよ」

    サシャ「なっ!
    男ならイケますよ、やる前から諦めないでくださいこの意気地なし!」

    ジャン「なんだとぉ⁈」

    あはは…
    ジャン、本当に君は不器用だなぁ。

    危ないから、って素直に言ってあげればいいのに。

    まぁその前にこんなにギャーギャー騒いでたら…

    キース「今しがた大きな声が聞こえたがここで何をしている?」

    ですよね…

    ジャン「サシャが食料庫に入り盗みを働こうとしたところを止めてました」

    サシャ「なっ、ジャンも乗り気だったじゃないですか!」

    ジャン「はぁ⁈嘘つくなよ!」

    キース「…貴様らはどうやら私と徹夜をしたいようだ」

    ジャン「ち、ちが!」

    サシャ「やめてくださいいいい」

    ドンマイ、二人とm「貴様にも来てもらおうかマルコ・ボット」



    ジャン、君といるなら
    毎日が平和じゃなくて楽しいよ…
  3. 3 : : 2014/02/01(土) 11:21:29
    ジャン「…おいサシャ」

    サシャ「…」

    ジャン「てめぇのせいで俺まで怒られた!」

    開拓地送りにされなくてよかったね。

    サシャ「…身内切りなんて最低です」

    ジャン「俺は止めたんだぞ⁈
    身内じゃねぇ!」

    一番の被害者は僕だけどね。

    マルコ「あはは…落ち着いてよ。
    また怒られたいの?」

    サシャ「ですね。
    今日のところは許してあげます!」フイッ

    ジャン「はぁ⁈
    お前俺に言うことねぇのか?」

    サシャ「…うるさいので静かにしてください」

    ジャン「俺に謝れよおおおおおおおお!!!」

    サシャ「うるさいです!」ダッ

    ジャン「あ、おい、逃げるな!


    なんなんだこの二人。

    面白くて仕方ないじゃないか。

    ジャン「…おいマルコ、何笑ってんだよ」ブスッ

    マルコ「…ジャン、サシャが危ないと思ったんだよね?」

    ジャン「はぁ?」

    マルコ「でも危ないからって言ってもサシャは大丈夫とか言って忍び込むのやめないだろうし」

    マルコ「だからあんな言い方したんだよね?
    デブだって。」

    ジャン「はぁ⁈ちげぇよ!
    行くぞマルコ!」

    マルコ「はいはい」フッ

    耳まで真っ赤だよジャン。
    本当に君はわかりやすくて…不器用だね。
  4. 4 : : 2014/02/01(土) 11:22:10
    ーーーー…

    ジャン「明日解団式だな」

    マルコ「だね…所属兵団はやっぱり憲兵団?」

    ジャン「まぁな、楽したいし」

    楽したいとか言いながらジャン頑張ってそうな気がする。

    ジャン「お前もだろ?」

    マルコ「ああ…!
    王にこの身を捧げるの以外にも目標ができたんだ!」

    ジャン「なんだ?」

    マルコ「憲兵を正したい。
    僕が民を救いたいんだ!」

    ジャン「…乗った」

    マルコ「え?」

    ジャン「俺も一緒に正すよ」

    マルコ「…!」

    ジャンはだんだん人が変わって行った。
    ほんの少しだけだけれど…大人になったと思う。

    …って僕は何様なんだ!

    マルコ「あ、こんなこともあったよね、サシャが食料庫に忍び込もうとして…」

    ジャン「あれは災難だった」 ハァ

    マルコ「ジャンはいつからサシャが好きなの?」

    ジャン「はぁ⁈俺h」ズドーン!

    ジャンマル「?!」

    マルコ「なんだ⁈」

    ジャン「…」ガタガタ

    マルコ「…?」クルッ

    マルコ「!」

    その時僕は戦慄した。
    これから始まる地獄を思い浮かべながら。

    マルコ「超大型巨人…」

    ジャン「あ、あいつ…固定砲台を壊しやがった…
    固定砲台が何か知ってるのか?
    あいつには知性があるのか?」ガタガタ

    マルコ「ジャン、落ち着いて!」

    ジャン「」ビクッ

    ジャン「すまねぇ…
    トロスト区には俺の家があってな…パニックになっちまった」

    ああそうか…。
    それを落ち着いてだなんて僕は…。

    ジャン「ありがとな、マルコ。」

    マルコ「…え。」

    ジャン「パニクってる暇なんかなかった、上官のところへ急ごう!」

    マルコ「!!うん!」

    ジャンは僕が思ったよりもずっと強く。

    頭がよくて。
    僕の大切な…親友だ。
  5. 5 : : 2014/02/01(土) 11:34:23
    新作まってましたーー!
    マルコの優しさが滲み出るようですね。支援☻!
  6. 6 : : 2014/02/06(木) 18:05:39
    いや、いいですね、切ない感じがします。
    期待!
  7. 7 : : 2014/02/11(火) 21:10:48
    頑張って
  8. 8 : : 2014/02/15(土) 14:38:30
    完結せず放置は悪かった、うん。
    書き進めます!
    お三方、コメントありがとうございます!
  9. 9 : : 2014/02/15(土) 14:39:55
    サシャ「ジャン!マルコ!」

    ジャン「!!サシャ!」

    サシャ「超大型巨人が目の前に現れ、トロスト区の壁を破壊しました!」

    ジャン「っ…」

    やっぱりか…。

    サシャ「上官から収集がかかってます、急ぎましょう!」ダッ

    ジャン「ああ!」ダッ

    サシャ「…」タタタ

    ジャン「…なぁ、サシャ。」

    サシャ「…」

    ジャン「おい、サシャ!」

    サシャ「は、はい!」ビクッ

    ジャン「しっかりしろよ!」

    サシャ「…してますよ。
    でも…
    …やっぱり、少し怖いです。」

    ジャン「…大丈夫だろ。」

    サシャ「…もう、これで…
    …会うのは最後かもしれないですね。」ダッ

    ジャン「あ、おい、サシャ!!」

    ほんとに口下手だねジャンは…

    マルコ「不安にさせてどうすんの…」

    ジャン「不安にさせたつもりなんかねぇよ。
    巨人がどれくらい強ぇかなんか知らねぇが、あいつ生きるのに十分な強さと生きたいってちゃんと思ってる。
    食に敏感なのは多分そうだから。
    だから俺は大丈夫だって言ったのにな…。」

    すごいよジャン。
    君は本当に人のいいところをよく見てる。
    でも…

    マルコ「口に出さなきゃ、伝わらないよ…?」

    ジャン「…知らねぇ。
    あいつが死んだらそれまでだ。
    こんな状況で…誰が死んだっておかしくねぇよ。」ダッ

    マルコ「…っ、ジャン!」

    マルコ「確かに誰が死んだっておかしくない状況だよ!
    だけどさ、ちゃんと言いたいことは伝えなきゃ!
    死ぬはずじゃなかった命が、死ぬことだってあるんだ!!」

    ジャン「あのなぁ、マルコ…」

    「貴様ら!」

    ジャン「じょ、上官!」

    上官「口喧嘩とは呑気なものだな。」

    マルコ「すみません!!」

    上官「すぐに集まれ!!」

    ジャン「ハッ!」

    マルコ「ハッ!!」

  10. 10 : : 2014/02/15(土) 14:48:29
    ーーーー…

    マルコ「ガスの補充、よし。
    …行くか。」スッ

    マルコ「…!サシャ?」

    サシャ「マルコ…」ガタガタ

    マルコ「どうかしたの?」

    サシャ「…怖いんです、立つのが。」

    サシャ「目の前で超大型巨人をみました。
    なんておおきくて…恐ろしい。
    私は…あんなのと戦って…勝てる気なんかしないです…。」

    ほら…ジャンの馬鹿。
    余計不安にさせてる。

    …じゃあ僕の余計なお節介も…許されるよね…。

    マルコ「…サシャは、」

    マルコ「強いよ。生きたいという思いも、それに伴う強さも持ってる。」

    マルコ「サシャは強いよ、大丈夫。
    絶対に、死なない。」

    サシャ「…ありがとう、ございます。」ビックリ

    マルコ「…って、ジャンが言ってた。」

    サシャ「ジャン、が…?」

    マルコ「ジャンは根拠もなく大丈夫、だなんて言わないと思うよ。」

    気休めでもいい。
    それでサシャが救われるなら言葉に出すべきだと僕は思うよ…ジャン。

    サシャ「…行きましょうマルコ。」スクッ

    マルコ「サシャ…!」

    サシャ「班長の私がこんなんじゃダメですよね。
    …ありがとうマルコ。」

  11. 11 : : 2014/02/15(土) 14:51:24
    ジャンの言葉が人を勇気付けられる。
    僕はその時実感したんだ。

    だから僕は思う。


    ちゃんと気持ちを伝えさせなきゃって。
    僕は二人がこのままは…絶対に嫌だ。



    なのに、さ。

    ジャン「お前…マルコか…?」

    僕が死んで…どうするんだよ…
  12. 12 : : 2014/02/28(金) 21:42:24
    切なすぎる(泣

    完結したのかな?

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ss_love_1999

かなた

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