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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

ジャンヌを救いたいと思っただけの話 上

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  1. 1 : : 2021/08/09(月) 01:46:42
    これはジャンヌを救いたいと思っただけの話 プロローグ
    の続きです。(http://www.ssnote.net/archives/89220)
  2. 2 : : 2021/08/09(月) 02:48:21

    「おぎゃぁー!おぎゃぁー!」

     1412年、フランス東部の辺鄙な小村
    ドンレミ村で一つ産声が上がっていた。

    「あと少しですよ!頑張って下さい!」

    「ハァー····ハァー···!」

    「頑張れ、頑張れ·····!」

    「どうか·······!」

     赤ん坊の頭があと少しで
    全部出るという所で激痛が
    走る。

    「ハァー、ぐぅっ·····!」

    「大丈夫か!」

    「おぎゃぁー!おぎゃぁー!」

    「あと少しで頭が出ます!」

    「すぅーー、すぅーー」

     こんな阿鼻叫喚の中で
    よく眠れるものだ、子供は凄い
    と思った。

    「·····っ」

     自分には祈る事しか出来なく、
    必死に無事に終える事ができる
    ように祈る。

    「産まれましたよ!」

    「ハァー·····良かっ··た。」

    「元気な男の子ですよ!」

    「ありがとう、ありがとう·····!」

    「ぁ·····ぅ·····?」

     良かった、無事に産まれて
    くれた。ダンテさんは感極まって
    泣きそうになっている。

    「かわいい!」

    「!コラッ、ダメよ!」

     さっきまでぐっすり
    だったのに····まったく··

    「ふふっ」

    「大事に育てるからな····」

    「貴方···この子の··名前は?」

    「この子の名前は────








    ──ユウトにしよう。」















  3. 3 : : 2021/08/09(月) 03:12:45

    「あぅ·······?」

    「ふふっ、この子も喜んで
    いるわ。」

    「良かった。」

     これからの事何かちっとも
    不安にならないほどいとおしい。

    「すぅー·····すぅー····」

    「ありゃ寝ちゃったか」

    「可愛い寝顔ね····」

    「では私はこれで」

    「本当助かった、ありがとう。」

    「ありがとね、シズクちゃん」

    「どういたしまして」

     そう言うと颯爽とドアから
    帰って行った。

    「じゃあ私もこれで失礼します。」

    「えぇー」

    「ほらジャックマン行きますよ。」

    「はーい」

     最近歩けるようになった
    ジャックマン君がイザベルさんの
    後ろをとてとてと追いかける。

    「これからが大変ですので
    頑張って下さい。」

    「はい。分かりました。」

    「頑張ります。」

    「分からない事があったら
    すぐ相談して下さいね。」

    「ありがとうございます。」

    「そうさせてもらいます。」

    「では、また」

    「またね~!」

     ジャックマン君が手を
    振っている。可愛い。

    「これから····二人で
    頑張っていこう。」

    「えぇそうね。」  

    「この子が幸せになるように···」

    「あぁ」

     ユウトの寝顔にそう
    誓った。
  4. 4 : : 2021/08/10(火) 01:31:26
    こっからはいつも通り行きます。
  5. 5 : : 2021/08/10(火) 02:07:28

    ~~~~~~~~~~

    「··········」

    「いないいない···ばぁ~」

    「全然笑わないわ!」

    「クッ····どうしてだ···」

     なんか····申し訳なく
    なってきた。

    「ちょっとイザベルさんに
    聞いてくるわ!」

    「あ、ちょっと待って!」

    「·······」

    「ってもういない····」

     イザベルさんって事は
    ジャンヌのお母さんか···

    「やっぱりユウトは可愛いなぁ~~」

    「あぅ」

     頬っぺたで指を押される。
    ····まぁ気持ちもわからんでもない。
    赤ちゃんは柔らかいからなぁ~~~

    「ふふ」 

    「あぅ~」

     にしてもめっちゃくちゃ
    イケメンだなぁ~、そして
    親馬鹿。

    「聞いてきたわ!」

    「おお!それでどうだった!」

    「眠いかお腹が空いてるんじゃ
    ないかだって」

    「よし早速試してみよおう。」

    「えぇそうね」

    「!」

    「大好きなおっぱいでちゅよ~」

     こんなに早く最初の難関が
    来るとは思わなかった······!

    「─────!」

    「おお、飲んでる!飲んでる!」

    「ふふ」

     お父さんそんなガン見
    しなくていいから.......
    グス

    「はい、ゲップしましょうねぇ~」

    「げふっ」

    「よし今度こそ!」

     これはお父さんの為にも
    リアクションをしないと····

    「いないいない·····ばぁ~!」

    「あぅあぅ!」

    「笑ったわ!」

     大袈裟に手を叩いて
    反応するのが俺が出した
    最適解だ!

    「やった!」

    「今日記念日にしましょ!」

    「何日かわかんないけど
    そうしよう!」

    「······?」

     ······ああそうかこの時代は
    貴族ぐらいしか日にち知らないのか


  6. 6 : : 2021/08/10(火) 02:11:17
    誤字です。
    ○頬っぺたで指を押される。
    X頬っぺたを指で押される。
    すいません。
  7. 7 : : 2021/08/11(水) 03:23:41

    「そろそろご飯にしましょうか♪」

    「そうだな」

    「······あぅ~」

     やっと解放された······

    「ふふ、将来が楽しみね···」

    「あぁ·····」

    「きっと貴方に似てイケメンに
    なるわよ」

    「そしたら君みたいな美人な
    奥さんを連れて来るんだろうなぁ····」

    「ふふ····」

     凄いラブラブだな、この
    二人·····前世の俺の親ぐらい
    だな······

    「─────」

     顔も名前も忘れたけど
    今の親に負けず劣らず
    親馬鹿だったなぁ······

    「今日は奮発して生乳で作った
    チーズを食べましょうか♪」

    「それはいいね」

    「じゃあ今から持ってくるわ♪」

    「僕も手伝おうか?」

    「貴方はユウトの事見ておいて」

    「分かったよ」

     さて、次はどう対処しよう·····

    「·······」 

    「·······?」

     なんだ?ただ眺めてるだけで
    何もしてこないぞ?

    「ふふふ」

    「····!?」

     なんかすっごい笑顔なんだ
    けど、怖くなってきた····

  8. 8 : : 2021/08/11(水) 03:26:22
    1400年代のフランスの食文化が
    よく分からないので調べてあった
    サイトを参考にして書いてます。
  9. 9 : : 2021/08/11(水) 04:24:44

    「持って来たわよぉー!」

    「速かったね」

    「ささ準備しましょ♪」

    「そうだね」

    「······」

     お母さん随分ハイテンション
    ですね。

    「カンパーニュもあるわよ」

    「お、いいね」

    「·······」

     カンパーニュかぁ~あれ
    初めて食べた時歯が欠ける
    かと思うぐらい硬かったな。

    「さっ、頂きましょ」

    「そうだね」

     この時代のフランスは
    いただきますとかなかったのか

    「「はぐっ」」

    「んっんん!」

    「っ!」

     顎の力凄いな俺なんて
    一回千切るのに一分は
    掛かったぞ······

    「やっぱり硬いな」  

    「そうね」

    「······」

     あのチーズの切れ目から
    見てカマンベールか···

    「んっ!」

    「生乳で作ったチーズは美味しいね!」

    「えぇそうね!」

     やめろ!飯テロしないでくれ!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  10. 10 : : 2021/08/12(木) 03:44:23

    ~~~~~~~~~~~~~~

    「さっ寝ましょうねぇ~」

    「──····──··」

     あぁ───暖かい──
    今度───こそ親──孝行
    ──を·······

    ──────────
    ──────
    ───


  11. 11 : : 2021/08/12(木) 04:09:06

    「はっ!」

    「おはようございまーす!」

    「おはようございます?」

     またここか·······

    「御両親の性格は似せてますが、
    どうですか?」

    「どうって言われても......」

    「ああ!そうでしたね。これは
    失礼しました。」

    「これもわざとですか?」

    「さぁ?」

     ニヤニヤしやがって·····!

    「今は置いときましょう。」

    「そうしましょう。」

    「一つ言い忘れてました。」

    「何をですか?」

    「貴方の能力についてです。」

     意外とうっかりさんだな
    この天使。

    「やっぱり言わないでいいですかね」

    「お願いします。教えてください。」

    「はあーまぁいいです。」

    「ほっ」

    「貴方の創造の能力は想像した
    物です。」

    「創造の能力は創造······?」

    「想像です!」

    「あぁー」

     創造と想像ややこしいな

    「創造は考えた物を創るんです。」

    「そうですね。」

    「その考えた物が何種類も
    あった場合その時使うのに
    一番最適な物を創るんです。」

    「·······チートやん」

     もしかしてこれチート能力?

    「もしかして乖離剣も出せる。」

    「一ランク下がって出来ますね。」

     それでもできるのか·····

  12. 12 : : 2021/08/15(日) 02:50:41

    「それでなんですが戦の中で
    宝具は使わないで下さい。」

    「?······あぁ歴史的問題で
    ですか?」

    「そうですね。」

     まぁ日本の英雄が使ってる
    武器を無関係な俺が使ったら
    はっ?ってなるわな。

    「まぁ敵味方関係なく殺して
    目撃者を消せば使ってもいいですよ。」

    「何ですかその抑止力みたいな
    方法は·····」

    「あっ、抑止力で思い出しました。」

    「もしかして·······」

     あるの?あんな物が?

    「ありますね」

    「そ、そんなぁー」

    「貴方が住んでた世界でも
    一応ありましたよ。」

    「え·······そうなの····?」

     あれは二次元の想像物
    だろ

    「言うて私達も二次元ですがね」

    「いや俺は三次元です。」

    「ああー·····そういう事に
    しときましょう。」

    「それで抑止力がどうしたん
    ですか?」

    「そうでした。」

     よく話が脱線する天使だな

    「貴方のせいなんですが·····」

    「??????」

    「はあーもういいです。」

    「それでですね。」

    「はい」

    「一応少しの事で抑止力が
    動かないようにしましたが
    守護者が来た時は自分で
    なんとかしてください。」

    「え、無理」

     真面目に無理です。

    「即答ですね」

    「人の身で人智を越えてる
    英霊に勝てる訳ないだろ·····」

    「だから鍛えれば勝てるようになる
    体を与えたんですよ。」

    「なら·······ワンちゃんある?」

  13. 13 : : 2021/08/16(月) 11:20:57

    「まぁ·····頑張って下さい。」

    「出来る限りは····しますすけど···」

    「では話す事はもうないので
    起きていいですよ。」

    「あっはい」

     ········あれ?どうやって
    起きるの·······?

    「そこは気合いで」

    「気合いて·······」

     気合いでどうにかなるの?

    「じゃあ物理でいきますか。」

    「いや怖いんですけど」

    「ちょ何で近づいて来てるんですか!?」

    「大丈夫ですよすぐ終わるので。」

    「ちょっと待って!」

    「せいっ」

    「──────ツツ!」

     何で俺の腹は穴が空いてるん
    だ。

    「私が空けました。」

     何────やっ───
    て───んだ───

    「じゃ頑張って下さいねぇー」

     あ─れ───?意──識───
    が───

    ─────────
    ──────
    ───

  14. 14 : : 2021/08/18(水) 01:34:42

    ───────
    ─────
    ───

    「········!」

     ここは布団の中か?

    「あう?」

     あれ姿が戻ってる···
    やっぱりあそこ限定で
    戻るのか······

    「·······?」

     胸はちゃんと塞がってるし
    問題はないか···

    「スゥースゥー」

    「ん?」

     隣で両親が寝てるって
    事はまだ夜か·····仕方ない
    もう一回寝るか

    「んん~~······」

     赤ちゃんだしすぐ寝れる
    だろ

    「スゥースゥー」

     よし───この感じなら
    寝れる────だろう──。

    ───────
    ─────
    ───

  15. 15 : : 2021/08/19(木) 01:54:59

    「ほら朝でちゅよ~~!」

    「ん······ん······?」

     眩しい······もう朝か

    「は~いご飯ですよぉ~」

    「ん·····!」

     なかなか大きいですね。
    って違う!何冷静に解析し
    てんだ!

    「は~いいっぱい飲みましょうねぇ~」

    「あむ·······!」

     クソッ······!こんな
    恥ずかしい事いつぶりだろう··。

    「はいゲップしましょうねぇ~」

    「う·······げふっ」

     もうやだお嫁に行けない·····。

    「ふふっ··じゃあママは仕事して
    くるからね、お利口にしとくのよ」

    「あう」

     返事変わりに手を挙げる。

    「ふふっ」

     畑仕事だろうか···?怪我が
    ないようにしてもらいたい。

    「······」

     さて······暇だ·····。

  16. 16 : : 2021/08/19(木) 12:29:01
    期待
  17. 17 : : 2021/08/20(金) 02:31:09
    ありがとうございます!
  18. 18 : : 2021/08/20(金) 02:37:54
    久しぶりに歴史とか勉強したわ
    どこか変な所があるかもなので
    ご了承下さい。
  19. 19 : : 2021/08/20(金) 02:50:09

    「······!」

     そうだ!カレンダーでも作って
    みるか、最適な物を出すのなら今日
    の日にちが分かるかも·······?

    「あう!」

     だが一か八かやってみる価値は
    ある!

    「ん·····!」

     ········よし!出来た。
    さて今日の日にちは·····

    「!?」

     そうだった!カレンダーは
    今日の日にちに目印とか
    ついてないやん!クソッ····
    盲点だった······!

    「あう!」

     だが俺は諦めないぞ·····
    そうだ!あの日にちをめくっていく
    やつならいけるかもしれない!

    「う!」

     よしこれならいける!

    「······」

     ·····今日の日にちは
    1412年の4月12日か···

  20. 20 : : 2021/08/20(金) 08:18:58
    期待
  21. 21 : : 2021/08/20(金) 14:24:20
    ありがとうございます!
  22. 22 : : 2021/08/20(金) 14:54:33

     っていうことはジャンヌと
    同年代か······

    「あう·····」

     俺の誕生日は4月11日
    か、まぁ誕生日なんてこの
    時代にないけどな····

    「う·····」

     ジャンヌの歳は分かるけど
    ジャクマン、ジャン、ピエール
    の歳がわからん·····

    「うぅ····!」

     聞いとくべきだった···!

    「!」

     ヤバい·····トイレ行きたい
    ·····

    「うぅ·······」

     絶対に漏らしたくない!

    「!」

     ヤバいヤバいやばい·····!!
    どうする!オムツみたいな布を
    巻いてるけど漏らすだけはしたくない!


  23. 23 : : 2021/08/20(金) 16:01:52
    おし、期待っぴ
  24. 24 : : 2021/08/21(土) 01:56:19
    ありがとうございます!
  25. 25 : : 2021/08/21(土) 02:26:12

     中学の修学旅行で二日間
    トイレを我慢した俺なら
    いける筈だ!

    「─────!!」

     あぁ───詰んだわこれ─
    ───

    「!」

     いや!まだだ!諦めたら
    そこで人は死ぬってあの人
    は言っていた!

    「うぅ·····!」

     ······そうだ!ここで俺の
    能力を最大限に使うんだ··!

    「·······?」

     ·······どうやって使うん
    だ?······そうだ!

    「あぅ!」

     ···よし!できた!なんの
    変哲もない桶だがこの中に
    出せばいける筈!よし早速···

    「あぅ!······?」

     手がズボンに届かないん
    だけど········

    「うう···!」

     頑張れ!頑張れ!まだいけるって!
    もっと熱くなれよぉ!·····無理だわ
    ······オワタ  

    〈ユウトォォ~~~~!

    「あう?」

     この声はお父さんか!よし
    これでとうにか伝えれれば
    トイレに行けるかもしれない。

    「あ!」

     危ない危ない桶消すの
    忘れてた。

    「元気でちゅかぁ~!」

    「あう·····!」

     今高い高いしたら漏れる
    って····!

    「それは良かった!」 

    「あう!」

    「ん、どうしんだ?」

     布の部分を指差して
    漏れそうな事を伝えよう
    とする。

    「ん~?」

    「あう!あう!」

     何とか伝わってくれ!

    「あっ!トイレか?」

    「あうあう!」

     よっしゃあ!勝った!

    「よし!すぐ行かせてやるからな!」

    「あう······!」

     案外足が速いっ!漏れるって!


  26. 26 : : 2021/08/22(日) 00:48:55

    ~~~~~~~~~~~

    「あぅ」 

    「危なかったなぁ~」

     ふぅギリギリセーフだな。

    「よし、パパは村を警備して
    くるからな!」

    「あう!」

    「おとなしくしとけよ!」

     手を振って見送る。お父さん
    は自警団みたいな仕事かな?

    「········」

     さて何をしようか······
    ここは何もすることないし····
    寝るか。んじゃ早速

    「···──··──」

     赤ちゃんだからかすぐ
    眠るな──··──·──

    「スゥースゥー」

    ───────
    ─────
    ───


     

  27. 27 : : 2021/08/25(水) 23:51:29

    「·······うぅ」

     何だろうか····前の体なら
    だるさを感じたけどこの体なら
    すっと起きれる。これが赤ちゃん
    クオリティー·····か

    「あう?」

     あれ今何時だ、外を見ると
    日が落ち始めている。4月は
    まだ寒く体感7、8度ぐらいかな。

    「······!」

     試しに時計を創造すると
    針は6時ちょっと手前を
    指していた。

    「·····」

     そろそろ両親が帰ってくる
    と思うしさっさと時計を破棄
    する。


     
  28. 28 : : 2021/08/28(土) 09:47:53

    〈帰って来たぞぉぉ~!

     ふぅ危なかった···

    「あら起きたの?」

    「·····あう」 

     一瞬心臓が止まるかと
    思った·····

    「パパ迎えに行きましょうねぇ~」

    「あう」

     そう言うと俺を持ち上げる。
    やっぱり慣れないな

    「お!ユウトォ~」

    「うぅ····」

    「ふふ」

     髭がジャリジャリしてん
    だけど····

    「ご飯にしましょ♪」

    「おっそうだな」

    「あぅ····」

     やっと解放された···


  29. 29 : : 2021/09/05(日) 15:25:53


    「今日もカンパーニュか」

    「出来るだけ備蓄しないとだからね♪」

    「·······」
     
     まぁ昨日貴重なチーズを
    変な記念日で消費してたけど····

    「さっ食べましょ」

    「そうだな」

    「あう······」

     俺も久しぶりに普通の食べ物
    が食べたいなぁ~

    「ユウトもご飯にしましょうねぇ~」

    「う·····!」

     男としては嬉しい場面なんだけど
    実際に出くわすと地獄だ······

    「はいゲップしましょうねぇ~」

    「ぅ·······げふっ」

    「よく食べる子は育つからな、
    よく飲むんだぞ!」

    「あう」

     さっさとこの地獄から抜け
    出す為にも仕方ないか·····
    泣きそう·····
     
  30. 30 : : 2021/09/11(土) 00:14:48
    やべぇぐだってきた·····
    赤ちゃんはさっさと行きます。
  31. 31 : : 2021/09/11(土) 00:51:17

    ~~~~~~~~~~~

     そんな地獄(精神的に)を
    過ごしながら早3ヶ月ほど
    経過した。

    「あぅ······」

    「!貴方、ユウトが座ったわ!」

    「何!」

    「ほらほら見て!」

    「おお·····!」 

    「子供の成長は早いわね····!」  

    「あぁ·····そうだな·····!」

    「うう······」

     どこに泣くような所
    あった!?

    「うぅ····いつかユウトも家を
    出ていくのね····」

    「そうだな··その時はしっかり
    見送ろう····」

    「ええ······」

     早い!早い!何でそこまで
    話しが進んでんの!まだ座った
    だけだぞ!?

    「さっ····ご飯にしましょ····」

    「······そうだな··」

     暗っ!葬式かよ!

    「あぅ」

     さて現状確認してみよう。
    俺が産まれてから3ヶ月、
    そこまで大きな変化ない。
    しいて言うなら前会った時
    イザベルさんのお腹がふくれてい 
    いた。多分出産だろう。

    「········?」

     だがおかしい···ジャンヌの歳
    は19歳ぐらいだったと記述されて
    いる。まぁだいたいだし少しぐらいの
    誤差気にならないか····

  32. 32 : : 2021/09/17(金) 13:29:34
    まずイザベルさん視点です。

  33. 34 : : 2021/09/17(金) 13:45:36

    ~~~~~~~~~~~~~~~

    「ねぇどうしたの?」

    「······何でもないわ」

     最近考え事をする時間が増えた。

    「でも怖い顔してるよ?」

    「大丈夫よ··」

     十中八九原因はあの赤ん坊だろう。

    「じゃあ僕は遊びに行って来るね!」

    「森に近づかないようにね」

    「はーい!」

     ダンテさんとアイシャさんの
    あの赤ん坊は何者だろうか···

    「はぁ·····」

     生後まもなくで言葉を理解し
    人の行動を見て反応している。

    「ありえない」

     いくら考えても分からない···

    「まさか····」

     神が遣わした使徒なのだろうか
    ·······

  34. 35 : : 2021/09/26(日) 14:26:42

    ~~~~~~~~~~~~

     さて、俺が産まれて7ヵ月、
    狭かった視野も広がった。そして
    支えなしに立てるようになった。

    「パパ行ってきまちゅねぇ~」

    「ママも行ってきまちゅねぇ~」

    「う······」

     愛されるのは嫌じゃないんだけど
    ·····こう毎日されると狂気すら
    感じる······

    「いい子にしとくんだぞー」

    「じゃ行ってくるねぇ~」

    「あう!」

     母は川に洗濯に父は山に···
    とかどはなく、お父さんは自警団
    みたいな仕事に、お母さんは農作業しに
    行く。

    「うぅ·····!!」

     俺がその間する事と言えば
    莫邪を創造し、持ち上げようと 
    四苦八苦している。

    「あう」

     ダンベルの代わりに使って
    いるけど····まぁ問題はない
    と思うし大丈夫だろ。

  35. 37 : : 2021/10/09(土) 15:43:06

     まぁこれだけでも抑止力が
    動きそうだけど大天使様が
    なんとかしてるんだろう。

    「お昼ご飯でちゅよぉー♪」

    「あう·····」

     流石に七ヶ月たてば
    慣れるよね···大切ななにかが
    なくなったように感じる···

    「げっぷしましょうねぇー」

    「げふ」

     ·············さて
    この七ヶ月で分かった事を
    まとめるか。と言っても俺の
    能力についてなんだが··

    「ママ行ってくるね」

    「あう」

    「いい子にしててね」

     使ってみるとめっちゃ
    使い勝手いいんだよねこの
    能力、だいたい解決できるん
    だよね。

    「·····」

     創造するのに魔力使わないし
    何か代償にしてるって感じも
    ないしヤバいはこれ········

    「あうぅ~」

     神造兵器も一応めっちゃ
    スタミナ使うだけで作れるし
    身体能力も創造できる·····
    あれ、これ、チートじゃね··
    ····使用は控えるか


  36. 38 : : 2021/10/30(土) 10:36:25

    ~~~~~~~~~~~

     この二ヶ月を越え·····俺は
    ······ついに·····!

    「パパだぞぉ~」

    「ママですよぉ~」

    「パぁパあ、マあマぁ」

    「「おお~!」」

     喋れるようになりました!

    「「もう一回!もう一回!」」

    「パぁパ、ママぁ」

    「きゃあ~~~~!」

    「我が人生に一片の悔いなし·····!」

     頭のおかしい両親は置いておき
    現状をまとめよう。 


  37. 39 : : 2021/11/03(水) 14:34:51

     ジャンヌの誕生まであと、
    二、三ヶ月ぐらいだろう。

    「じゃあママ達行ってくるね♪」

    「いい子にしとくんだぞぉ~」

    「あい!」

     ······これが愛されるという
    ことなのか·····とても暖かいな 
    ·······。



     ······はっ!違う!違う!
    浸ってる場合じゃない!体鍛えないと

    「うぅぅ~~~!!」

     毎日鍛え続け最近では五秒は
    持てるようになった。

    「────っう!」 

     ·····このまま行くとムキムキの
    赤ちゃんになるんかな····?

    「·······」

     考えたくないな···



  38. 40 : : 2021/11/14(日) 00:59:09

     まぁ今はジャンヌ誕生まで
    ゆっくりしとくか·····

    「ふぁ~·····」

     赤ちゃんらしく寝とくか。

    「─·──·───」

     寝─るの─が楽でいい─なこの
    ─体─────。

    ───────
    ─────
    ───

     はい!ということで三ヶ月
    経過しました。あ、別に一度
    寝たら三ヶ月たってましたとか
    ではなく、普通にたちました。 

    「じゃあ私イザベルさんの
    手伝い行ってくるから。」

    「俺は行かなくていいか?」

    「貴方は村を守るのが仕事でしょ」

    「そうだけど·····」

    「大丈夫よ、シズクちゃんも
    いるし」

    「·····そうだな」

     というわけで今日はジャンヌの
    誕生の日です。これ俺も行った
    ほうがいいんかな?

    「じゃ俺は行ってくるよ」

    「頑張って来てね」

    「任せろ!」

     いつかドア取れそうだな
    と思うぐらいの勢いで出ていくな
    ······。

    「じゃあママも行ってくるね」

    「あう」

     やべっ···裾掴んじゃった··
    一応行くか。

    「ユウトも行きたいの?」

    「あう!」

    「うーん···」

    「いいけど···じっとしとくのよ」

    「あい!」

     多分行っても行かなくても
    結果は変わらないだろう。

    「しっかりついてきてね」

    「あい」

     母親の後ろをトコトコと
    歩く子供は見て和むけど
    まさか自分が見られる側に
    なるとは思わなかったな。 

  39. 46 : : 2021/12/31(金) 01:58:18

    「ここがイザベルさんのお家よ」

    「ああー」

     今の体でだいたい十分ぐらいか

    「誰かいますかー!」

    「はーい!、今でまーす」

     何かめっちゃ元気ハツラツみたい
    な声だな

    「あっアイシャさん、お久しぶりです。」

    「久しぶり、元気だった?」

    「そりゃぁもちろん!」

     何だこの元気を擬人化したみたいな人

    「こっちがあの時のユウトよ」

    「うわぁ!可愛くなりましたね!」

    「うぅ···!」

     ちょ待てよ、苦しい苦しい!

    「そうでしょおー♪」

    「親バカで何よりです。」

    「あぅ」

     ふぅ···解放された···。

    「まぁ入って下さい。」

    「そうね」

    「あい」

  40. 47 : : 2022/01/01(土) 02:24:36

    「何か飲みますか?」

    「大丈夫よ」

    「あい」

     だいたい家と同じぐらいの広さかな

    「それで今は大丈夫なの?」

    「はい、安静にしてもらってます。」

    「今日産まれそうなの?」

    「そうだと思いますけど······」

    「?」

     何で今日産まれそうって分かるんだ?長年の勘?

    「おばあちゃんが言うにはそうですけど···」

    「今年で何歳だっけ?」

    「だいたい七十歳って言ってました。」

     随分と長生きな人だな

    「あら、アイシャさん来てたの」

    「あ、ちょイザベルさん!」

    「お邪魔してます。」

    「体調は大丈夫なんですか?」

    「えぇ、元気よ」

    「でも寝てないと·····」

    「シズクちゃんは心配性ね」

     流石、出産五回目の人は余裕だな。

    「ユウト君は初めましてかな?」

    「······あい!」

     確かにこうやって会うのは初かも
    しれない。

    「子供がそろそろ帰ってくるから、
    出迎えるぐらいはいいでしょう?」

    「まぁ····それぐらいなら····」



  41. 48 : : 2022/01/02(日) 01:16:13
    ほぅ、結構続いていますね^^

    期待(^ω^)
  42. 49 : : 2022/01/02(日) 22:42:37
    ありがとうございます。
  43. 50 : : 2022/01/04(火) 02:03:23

    〈ただいまー!

    「じゃ行ってくるわね」

    「転ばないで下さいよ」

    「心配性なんだから。」

    「私もついて行こうか?」

    「·····えぇ、そうねお願いしようかな。」

    「ついでにユウト君、紹介したらどうですか?」

    「えぇ!そうね、そうしましょう!」

    「じゃあユウト、ついてきてくれる?」

    「あい!」

     えぇと、確か兄が三人、姉が一人だった筈···

    「お母さーん!」

    「おかえりなさい、ジャクマン」

     今イザベルさんに抱きついているのがジャクマン。
    だいたい四歳ぐらいだろるか。髪は黒髪で·······
    よくアニメで見る『自分、農民です。』みたいな感じだな。

    「ピエール達はどうしたの?」

    「そろそろだと思う!」

    〈ただいまー!

    「ほらね」

    「おかーさーん!」

    「わっと···走って来たら危ないでしょ」

    「ごめんなさい····」

    「····おかえりなさい、ピエール」

    「うん!」

     ちょっとシュンっとしたのがピエール、
    ジャクマンと結構な歳の差を感じる。
    髪は茶髪。

    「ピエール、はしったらダメだよ!」

    「はーい」  

    「おかえりなさい、ジャン」

    「母さん、おなかだいじょうぶ?」

    「えぇ大丈夫よ、ありがとね。」

     一番この中でしっかりしてそうなのがジャン。
    ジャクマンより少し背が低いけどジャンのほうが
    上なのか?髪はイザベルさんと同じ金髪。

  44. 51 : : 2022/01/05(水) 15:18:36

    「ままー!」

    「おかえりなさい、カトリーヌ」

    「みてみてー!きれいないしひろったの!」

    「わぁ、綺麗ねぇ」

     今イザベルさんに綺麗な石を見せてるのが
    ぼーちゃnゴホッゴホッ、ピエール君と同じぐらいかな、
    髪はイザベルさんと同じ金髪。

    「ジャクマン達に紹介したい子がいるの」

    「なになにー?お菓子?」

    「ほんとー!」

    「残念だけどお菓子じゃないわ」

    「えー」

    「じゃあなにー?」

    「二人ともおちついて」

     元気が有り余ってるようでなによりです。
     
    「母さんもしかしてそこにいる子?」

    「そうよ」

    「······あい」

     ナイスだジャクマン君

    「······?」

    「かわいいー!」

    「うっ·····!」

     カトリーヌちゃんの笑顔が眩しすぎる···!
    直視出来ない····!

    「もう産まれたの?」

    「いや、まだここにいるわよ」

    「どこからきたの?」

    「この子はアイシャさんの子なの」

    「ちょカトリーヌだきしめすぎ、はなして!」

    「えーおにぃちゃんのケチ」

    「グッ」

    「ウッ」

     可愛すぎる·····ジャン、君とは語り合えそうだ···

    「はーいユウトこっちにおいでー」

    「あい」

     呼ばれたので素直に行くと抱き抱えられた。

    「私はアイシャって言います、ユウトのお母さんやってます。」

    「アイシャおばさんよろしくね!」

    「おば····!カトリーヌちゃん私はおばさんじゃなくて────」

    「よろしくねおばさん!」

    「ウッ·····!」

    「宜しくおばあさん」

    「グッ····!」

    「宜しくお願いします、おばあさん。」

    「ガハッ·····!」

    「おばさんどうしたの?」

    「と、とりあえずユウトと仲良くしてね。」

    「「うん!」」

    「分かりました。」

    「はい。」

  45. 52 : : 2022/01/10(月) 13:55:50

    「体に砂がついてるわよ、払ってきなさい。」

    「「「はーい!」」」

    「じゃあ、私が見とくからイザベルさんは休んでいて頂戴。」

    「分かったわ、ありがとね」

    「ユウトはどうする?」

    「あい」

     俺はアイシャさんについていっとくか···
    っていうかこの時代風呂····ない?

    「ふふ、やっぱりお母さんが一番よね♪」

    「うう····」

     そういう事じゃないけど···まぁいいや

    「はーい、服を脱ぎ脱ぎしましょうねぇー」

    「「はーい」」

    「分かりました。」

    「はい。」

     やっぱり子供は純粋だなー(俺除く)

    「ほらユウトも」

    「あう!?」

     俺も!?

    「ほら早く早く」

    「あい····」

     しゃーない··· 

    「はいこれで、皆綺麗になったわよ」

    「「ありがとう!おばさん!」」

    「んん““!うっ、うん」

    「ありがとうございます。」

    「ジャン君はちゃんとしてるわね」

    「よく言われます。」

     君、転生者ですかね?

  46. 53 : : 2022/01/16(日) 16:14:01

    「さっ、ご飯食べましょ」

    「きょうはなにー?」

    「今日はカンパーニュよ」

    「えー」

    「またー?」

    「カトリーヌ、ピエール贅沢言わない」

     まぁ、そうだよね。あのクッソ硬いパン出来れば
    食べたくないよね。

    「今日は私の家で食べるわよ」

    「うちじゃないの?」

    「これからここで出産するから、ダメなの」

    「やだやだ!ままと一緒がいい!」

    「お父さんが一緒にいるから···ね?」

    「ままがいいー!」

     ジャックさん·····あんたって人は····

    「ちょっカトリーヌダメだよ。」

    「ピエールも我慢してるしさ」

    「そうだよおねえちゃん」

    「やだやだ!」

    「あい····」

     ほらお姉ちゃん落ち着いて

    「か、────」

     か·····?

    「かわいいー!」

  47. 54 : : 2022/01/29(土) 16:50:48

    「この子もいっしょ?」

    「え、えぇそうよ」

    「じゃあ行く!」

    「それは良かった。」

    「はぁーお姉ちゃんは···」

    「ほんとカトリーヌは可愛いのがいいんだな····」

    「おねぇちゃん、えらいえらい」

    「お姉ちゃんだもん!」

    「········」

     弟に誉められてる時点で姉じゃないような····

    「じゃ早速行きましょう。」

    「「「「は(ー)い」」」」

    「あい」

  48. 55 : : 2022/01/30(日) 02:04:59


    ─────────
    ──────
    ───

    「貴方ユウトをお願いね」

    「分かった。」

    「私は戻るから」

    「アイシャさん妻をお願いします。」

    「ジャックさんは子供達をしっかり見ててくださいね」

    「えぇ分かりました。」

    「気をつけてな」

    「うん」

    「じゃあねぇー」

    「いい子にしとくのよ」

    「あい」

    「じゃ、行ってきます。」

     俺に出来る事はただ神頼みだけだからな

    「じゃあパパと一緒に寝ようか?」

    「「「「はーい」」」」

    「じゃあユウトはこっちで寝ましょうねぇー」

    「あい」

     まぁ、ジャンヌが死ぬって事にはならないだろう。
     幸せにする対象がいないって俺、何すればいいんだよ·····

    「えーその子もいっしょがいいー」

    「·····どうします?」

    「··まぁ大丈夫だと思いますが····」

    「ユウトはいいか?」

    「あい」

     俺がはいって言わないと絶対寝ないだろ····

    「じゃあ一緒に寝ようか」

    「やったー!」

    「全くカトリーヌは···」

    「カトリーヌは寂しがり屋さんだな」

    「おねぇちゃんだからねぇ」

     あっ、これがいつも通りなんですね

  49. 56 : : 2022/01/30(日) 02:17:46


    ────────
    ─────
    ──

    「貴方、ユウトをお願いね」

    「分かった。」

    「私は戻るから。」

    「妻をお願いします。」

    「ジャックさんは子供達をしっかり見ててください。」

    「はい。」

    「気をつけてな」

    「うん」

    「いってらぁしゃい」

    「いい子にしとくのよ」

    「はーい」

    「ユウトもよ」

    「あい」

     俺が着いていっても邪魔になるだろし仕方なく家に残っとく。

    「じゃ、行ってきます。」

    「あーい」

     手を振る。俺に出来るのは神頼みぐらいだろう。

    「じゃ、パパと一緒に寝ようか」

    「「「「は(ー)い」」」」

    「ユウトはこっちで寝ましょうねぇー」

    「その子もいっしょがいいー」

    「·····どうします?」

    「まぁ大丈夫だと思いますが·····」

    「じゃあ一緒に寝ようか」  

    「やったー!」

     元気が有り余ってる

    「もうカトリーヌは····」

    「カトリーヌはどんな時でもいつも通りだな」

    「─う───ん───」

     ピエール君うとうとしてて可愛いな。
     成る程お母さんが死ぬかもしれない時に元気なのは
    カトリーヌのおかげかもな···

  50. 57 : : 2022/02/13(日) 11:57:07

    「じゃあ行こっかカトリーヌちゃん」

    「うんっ!」

    「ほら、ユウトも」

    「あい」

    「じゃ、僕達はもう寝ますね。」

    「はい、僕達はあと少ししたら寝ます。」

     ピエール君はもう眠りそうだが、ジャクマン君とジャン君がまだ元気みたいだ。

    「おやすみ、カトリーヌ」

    「迷惑かけないようにねカトリーヌ」

    「うんっ!おやすみなさい兄さん!」

    「あいあい」

     おやすみなさーい。

    「こっちだよ」

    「はーい」

    「······」

     どうやら俺達はいつも寝る時の部屋で寝るみたいだ。
    多分ジャックさん達は奥の使ってない部屋でねるんだろう。

  51. 58 : : 2022/02/23(水) 14:30:12

    「さっ、寝ようか」

    「ユウトはわたしのとなりぃー」

    「あい」

    「ふふっまるで兄妹みたいだね」

    「わたし、おねぇちゃんだもん」

    「う、うんそうだね·····」

     いや、完全に兄に甘える妹だと思うんですが·····

    「じゃおやすみなさい」

     そう言うとこちらに背を向けて布団にくるまった。

    「おやすみなさーい」

    「あい」

     さて俺は、カトリーヌが寝たらいつもの筋トレでもしますか。

    「ス~~ス~~」

     寝るの早いな。それじゃ早速──

    「ふへへぇ~~」

    「うぐっ」

     俺は抱き枕じゃないんだが···?
     この状態だと筋トレできない·····はぁ仕方ない今日は寝るか。

    「·······」

     寝よう。

    ────────
    ─────
    ───



  52. 59 : : 2022/03/05(土) 14:04:11

    「スースー」

    「リンゴみたーい!」

     はい!っという事で起きたら全部終わってました。
    まぁ、俺がいてもいなくても結果は変わらないだろしな。
    あっ、ちなみにピエール君まだ寝てます。寝坊助君だな~

    「ねぇ名前はなんって言うの?」

    「そうねぇ~、貴方どうする?」

    「うーん、女の子だからジャンヌでいいんじゃない?」

    「そうね、そうしましょう。」

    「この子の名前はジャンヌよ」

    「ジャンヌ····」

     確かフランス後のJeanneって女性の一般的な名前だったような····
    記憶が曖昧だな····

    「ピエールもお兄ちゃんになるのか」

    「当の本人はまだ寝てるけどね」

    「····よし、お前達ジャンヌの面倒を見て上げるんだぞ」

    「「「は(ー)い」」」

     ····よく考えると、四兄妹って大家族だな·······ん、いや?、
    そういえば、五兄妹がいたな。

  53. 60 : : 2022/03/31(木) 13:11:17

    「じゃあ、私達はこれで帰りますね。」

    「本当にありがとうございました。」

    「いえいえ···」

     相当疲れてるな·····今にも眠りそうだ。

    「それでは··」

    「もう、かえっちゃうのぉ~?」

    「えぇ」

    「またあそべる?」

    「好きな時に来ていいわよ」

    「そっかぁー」

     まぁすぐ近くだし、そんなにこの村大きくないからね。

    「今日はありがとうございました。」

    「ピエール君は偉いわね」

    「いえ僕は───」

    「お礼言うのは凄い事よ」

    「そ、そんな····」

     お礼をちゃんと言うのは案外難しい。ピエール君、本当に子供ですか·····?

    「何か困った事があったら言ってくれれば手伝いますよ。」

    「ふふ、ありがとね」

     ジャクマン君、めっちゃいい子やん·····

    「それじゃあね」

    「あい」

    「またねぇー」

    「気をつけて」

    「さようなら」

     凄いなぁ·····あんな小さい子なのに·····

  54. 61 : : 2022/05/15(日) 01:08:15
    誤字ってました。フランス後じゃなくてフランス語です。すいません
  55. 62 : : 2022/05/25(水) 20:33:28
    諸君 私はサシャが好きだ
    諸君 私はサシャが好きだ
    諸君 私はサシャが大好きだ

    頑張る姿が好きだ
    芋を食べている姿が好きだ
    笑ってる所が好きだ
    寝てる姿が好きだ
    困ってる顔が好きだ
    絶望する顔が好きだ
    パァンに飛びつく姿が好きだ
    真顔が好きだ
    髪型が好きだ

    平原で 街道で
    城壁で 草原で
    凍土で 屋根で
    草むらで 空中で
    室内で 暗闇で

    この地上で存在するありとあらゆるサシャの行動が大好きだ

    戦列をならべた同志のサシャSSが 更新と共に他厨の心を吹き飛ばすのが好きだ
    結構高く浮き上がったユーザーが サシャSSを見て心がでばらばらになった時など心がおどる

    同志が操作するパソコンのサシャの萌え画像が他厨の心を撃破するのが好きだ
    奇声を上げて燃えさかる激論から飛び出してきた奴を容赦ない罵倒でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

    攻撃先をそろえた同志の行列が他厨の心意気を蹂躙してから洗脳するのが好きだ
    恐慌状態の新参者が既に意気消沈してる他厨を何度も何度も攻撃している様など感動すら覚える

    敗北主義の裏切り厨を吊るし上げていく様などはもうたまらない
    発狂している他厨共が私の振り下ろした指がスマホとともに喘ぎ声を上げるR18のサシャのSSにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

    哀れな他厨共(レジスタンス)が雑多な反論で健気にも立ち上がってきたの完璧な理論で他厨共の心ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

    クリスタLOVEのクリスタ厨に滅茶苦茶にされるのが好きだ
    必死に守るはずだったサシャ愛が蹂躙されクリスタLOVEに書き換える様はとてもとても悲しいものだ

    エレン厨の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
    エレンのエロSSに惑わされ害虫の様に地べたを這い回りながら興奮しながら読む時など屈辱の極みだ

    諸君 私は討論を地獄の様な討論を望んでいる
    諸君 私に付き従うサシャ親衛隊同士諸君
    君達は一体何を望んでいる?

    更なる討論を望むか?
    基地外ばっかの糞の様な討論を望むか?
    鉄風雷火の限りを尽くし三千人ほどの閲覧者の心を殺す嵐の様な討論を望むか?
     
    『討論! 討論! 討論!』
     
    よろしい ならば討論(クリーク)だ

    我々は渾身の力をこめて今まさにサシャSSを書かんとする親指だ
    だがこの暗い闇の底で半年もの間堪え続けてきた我々にただの討論ではもはや足りない!

    嫁争奪戦を!!
    一心不乱の嫁争奪戦を!!

    我らはわずかに 進撃ファンの千分の一に満たない敗残ニートに過ぎない
    だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
    ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

    サシャの可愛さを忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
    髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
    連中にサシャの素晴らしさを思い出させてやる
    連中に我々のサシャの愛を思い出させてやる

    天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
    一千人と一人のニートの戦闘団で
    世界を燃やし尽くしてやる


    さぁ……諸君




    サシャSSを作るぞ
  56. 63 : : 2022/06/18(土) 10:16:23
    こっちもか······
    これ進撃の巨人ssじゃないんだけどなぁ~
  57. 64 : : 2022/06/18(土) 10:41:38

    「ママちょっといなくなるけど、いい子にしとくのよ。」

    「あい!」

    「ふふっ、いい子いい子♪」

     帰ってもまだピエール君はまだ寝てた。まぁ·····うん、寝る子は育つって言うしね····うん。

    「じゃピエール君行こうねぇ~」

    「──う─ん─。」

     まだ眠たそうに目を擦ってる。可愛い

    「いってきまーす。」

    「あーい」

     気をつけてねぇー。

    「········」

     さて、何しよう。

    「···」

     まぁ無難に筋トレでもするか。

    ─────────
    ─────
  58. 65 : : 2022/07/17(日) 02:32:43
    ログインしました。
  59. 66 : : 2022/07/18(月) 03:07:53

    「三っ!四っ!五っ!六っ!七っ!八っ!九っ!十っ!一っ!───」

     はい、皆さんこんにちは。ユウトです。今日も今日とて日課である、素振り千回、腕立て伏せ千回、腹筋千回、走り5kmをしています。
    いやぁー·······キツイですね(白目)。まぁ、かれこれ五年間続けてるんですけどね(遠目)。体に合わせてちょっとずつ増やしていったら
    いつの間にかこんな事に······どうして。その結果、腹筋バッキバッキだからね。最近じゃ4km全力ダッシュしてもたいして疲れないからね。
    あぁー···何を目指してんだろ·····。

    「やっっっっと、終わったぁー!」

     毎朝、陽が出る前に起きて特訓して朝ごはんの時間に戻る。めっちゃ健康的だな!·······ぐすん。

    「結果が出るからいいんだけどさぁー······」

     左腕があるってめっちゃ助かるな。なかったら多分もっと時間掛かってたな。アイシャさんにはマジで感謝だな。

    「もう7時半か··」

     創造はこういう時、ほんと便利。汗で汚れるから創造した別の服を着て、終わったら汗を拭いて元々着てた服を着る。
     うん、完璧!

    「戻ろ·····」

     疲れた体を引き摺りながら帰路を進んで行く。

  60. 67 : : 2022/07/24(日) 00:24:27

    「·······ん?」

     あの金髪て短髪の少女はまさか····

    「おーい!ジャンヌー!」

    「あっ、ユウトおはよう」

    「おはよう、今日も早起きだな」

     確か一年ぐらい前から俺が特訓終えて帰ったら、起きてるんだよね。
    まぁ、目的は分かってるんだくどね。

    「今日も教会に行くのか?」

    「うん、主へ今生きてる事への感謝をしなくちゃ」

    「そ、そうか····転ばないようにな」

    「もう、子供扱いしないでよ!」

    「はい、はい····」 

    「それじゃあ行ってくるね」

    「気をつけてなー」

     遠ざかっていく背中を見ながら疑問に思った。イザベルさん·····あんた、自分の娘にどんな教育してんだよ··!?
    洗脳の域だろ····あれは。

  61. 68 : : 2022/07/25(月) 00:14:36





    「ただいまー!」

    「おかえりなさい、ご飯出来てるわよ」

    「早く食べないと冷めちゃうぞ」

    「はーい」

     帰ると温かいご飯が待ってるってこんなに嬉しいものだったんだな·····。たとえそれが薄味だったとしても。
     手洗い良し、うがい良し!

    「「いただきます。」」

    ──────────
    ─────




    「じゃ、怪我がないようにな」

    「ええ、貴方も気をつけてね」

    「安全第一だよ父さん。」

    「おう!任せろ!」

     父さんの仕事はこの村の警備、空いてる時間には農作業を手伝ってくれている。
     母さんは小麦を栽培している。今日はやっと収穫の日だ。

    「さっ行きましょう、ユウト」

    「うん。」

     さて、収穫を背景に現状を説明しようか。まず俺の歳が十歳でジャンヌが九歳だ。そして今が1421年、つまりジャンヌが神からの啓示を聞く三年 前ってことだな。まぁ一歳ぐらいの誤差はもう無視しよう。そして俺は少しの外出なら許されるようになった五歳から特訓を始め、そして今に至る。

    「さっ運びましょ」

    「いつものとこ?」

    「そうよ」

    「分かった。」

     ジャックさんが賃貸している倉庫兼避難場所に収穫した小麦は置かれている。






    「これで最後ね」

    「やっと終わった······ふぅ」

     小麦を全部運び終わり、一息つく。まぁ····毎回やってるから慣れてんだけどね。

    「これから報告してくるから友達と遊んできていいわよ。」

    「····友達って?」

     あれ、俺に親しい友人なんていたっけ?·····自分で言ってて泣きそうになってきた。

    「もしかして、彼女だった?」

    「いや、それは絶対にない(断言)」

    「もしかして·······遊びの関係ってこと!?」

    「違う!違う!」

    「まだそれは子供には速いわユウト·····でも節度は守ってね。」

    「だから違うって!」

    「お母さん見守ってるからね·······」

    「話を────!」

    「じゃあ行ってくるね。」

    「···········」

     小走りで去っていった······。どうすんだよ······あれ·······、誤解を解くのは話が通じるようになってからにしよう。

    「はぁー」

     とりあえず散歩しながら考えるか。

  62. 69 : : 2022/09/03(土) 00:19:26
    夏の星5鯖をコンプしてしまった···。
  63. 70 : : 2022/09/03(土) 01:45:11

    「おっユウトじゃないかい!」

    「あっ、どうも」

     この人はよく出会ったら気さくに話しかけてくれる近所のお爺さんだ。

    「どうだい、今年の収穫は?」

    「まぁ不作は避けれましたね。」

    「そりゃぁよかった!」

     そう言って背中をバシバシ叩いてくる。

    「いたっ!ちょ、痛いです!」

    「ハハハ!」

     普通に痛いぞ、これ!

    「そんなことより仕事はいいんですか?」

    「おお!そうだった、そうだった!」

    「終わってないんですね·····」

     良い人なんだけどな······

    「その事でお前さんを待ってたんだ。」

    「?」

    「実はな、この箱を全部あの荷台に置かないといけないんだ。」

     お爺さんが指差した方向には三段に置かれた箱が三列あった。

    「中身は何ですか?」

    「戦争に使う武器だとよ」

    「そうですか。」

  64. 71 : : 2022/09/04(日) 01:01:05

    「元々違う荷台に乗ってたんだが···車輪がイカれちまってな·····」

     まぁ····こんだけ乗せれば、そうなるよね·····普通

    「これを下ろすまでは良かったんだが·····」

    「どこか痛めたんですか?」

    「あぁ····ちょっと腰をな·····歳には敵わないな」

    「もういい歳なんですから無理しすぎは禁物ですよ。」

    「ってことで頼めるかい?」

    「えぇ、いいですよ。」

    「おぉ!ありがてぇ!」

     結局、俺はぎっくり腰とか経験せずに終わっちゃったな·····。

    「どれに積めばいいですか?」

    「この荷台だ。」

    「ちゃちゃと終わらせますね。」

    「やっぱ若いのはいいねぇ」

     普段鍛えている俺には死角はなかった。······小さい頃から鍛えたら背が伸びないとか言われてるけど、
    デマだしセーフ·······セーフだよな····?


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asd12

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