ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

新訳鬼滅の刃 第2話「二人の旅立ち」

    • Good
    • 2

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2021/02/01(月) 08:18:10



    私と竹雄は旅に出た。

    家族を殺した鬼に復習するため・・・・

    そして

    お兄ちゃんを連れ戻すために・・・・
  2. 2 : : 2021/02/01(月) 09:08:17
    期待
  3. 3 : : 2021/02/02(火) 19:18:37
    >>2
    さっそくの期待ありがとうございます
  4. 4 : : 2021/02/02(火) 19:33:13





    ーーーーーーーーーーーーーー
    狭霧山 道中 山道




    竹雄「なあ姉ちゃん、ホントにこっちで合ってんのかよ」


    禰豆子「うん、狭霧山って確かこっちだと思うんだけど・・・」









    二人は見知らぬ道を歩いていた。
    昨日家を出て、翌日が経った頃、あんなに積もっていた雪はすっかり無くなり、辺りは緑、大地は土のみ。

    そして二人は聞いたこともない山
    「狭霧山」へ向かっていた。

    なぜそこを目指しているのか、
    それは忘れぬあの日まで遡る・・・。



  5. 5 : : 2021/02/02(火) 20:38:37





    ーーーーーーーーーーーーーー
    竈門家




    冨岡義勇「ここは危ない、早く下山するぞ」


    禰豆子「待って!」









    鬼を退治した鬼殺隊水柱
    「冨岡義勇」
    に助けられた禰豆子と竹雄。

    二人が鬼に狙われることを知った義勇は二人を避難させようとするが、そんな義勇を禰豆子が引き止める。









    義勇「なんだ?」


    禰豆子「お願いします、ここを離れる前に、あの・・・」









    義勇は羽織を掴む禰豆子の何か言いたげな表情を見ると、
    自分なりに何かを察したように、つぶやくように彼女に話しかける。









    義勇「埋葬なら早くしろ、穴は掘ってやる。お前たちは連れてこい」









    義勇はそう言うと、家の中にあったクワを拝借。
    いつも薪を割っていた場所へクワを振り下ろし、穴を彫り始める。









    禰豆子「竹雄、お願い、二人を」


    禰豆子「私はお母さんを」


    竹雄「あ、あぁ」









    竹雄は茂を抱きかかえ、だらりとした血まみれの身体を運んであげた。
    茂を外に出すと次は花子、次に大人の母さんを運ぶ禰豆子を手伝ってあげた。









    義勇「出来たぞ、入れろ」









    義勇は穴を彫り終え、禰豆子と竹雄に死体を運ぶよう言う。
    義勇も手伝い、一番大きい母葵枝を運んであげた。

    三人が穴に横たわると、義勇は土をかける。永遠の別れの時がきた。









    禰豆子「」


    竹雄「」









    二人は手を合わせ、深々と頭を下げる。









    義勇「別れはすんだか?」


    禰豆子「」


    竹雄「」


    義勇「ならば行くぞ、ここはもう危ない」




  6. 6 : : 2021/03/03(水) 18:33:45





    禰豆子「あ、あの・・・えっと」


    義勇「義勇だ。俺の名は」


    禰豆子「義勇さん、私達は、これからどうすれば・・・」


    義勇「決まっている」


    義勇「戦う気力と、鬼を殺せる力をつけるんだ」


    竹雄「でも、どこで、どうやって?」


    義勇「狭霧山(さぎりやま)に向かえ」


    義勇「そこにいる『鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)』という人物を尋ねろ」


    義勇「冨岡義勇に紹介されてきたと伝えろ」


    禰豆子「狭霧山・・・うろこだき・・・」


    義勇「今日はもう遅い、明日出発するといいだろう」









    義勇は禰豆子と竹雄にこれからのことを簡潔に伝え、

    二人を連れて下山し始めた。

    禰豆子と竹雄は手を引かれながらも、後ろのどんどん遠ざかっていく家を見つめ続けていた。

    義勇はただ無言でその手を引き続けた。




  7. 7 : : 2021/05/01(土) 21:30:39





    三郎「禰豆子!竹雄!」









    下山している中、三郎が駆けつけるように三人と出くわした。

    片手に提灯を下げ、急いで駆け上がってきたのか、荒い息を吐いていた。









    禰豆子「三郎おじさん!」


    義勇「知り合いか?」


    三郎「二人共大丈夫か!?」


    三郎「なんか下の町に鬼が出たって話だぞ!」


    禰豆子「そ、それは・・・・」


    義勇「話を割ってすまない」


    義勇「俺は鬼殺隊水柱、冨岡義勇という者だ」


    義勇「一日だけでいい。この二人を明日までかくまってくれないか?」


    三郎「あん、なんだアンタいきなり」


    三郎「一体何があったんだ?」


    義勇「この二人の親族が、鬼に殺されたんだ」


    三郎「な、なんだって!!?」









    三郎は突如の悲報に提灯を落とした。









    三郎「本当か!?」


    三郎「本当なのか禰豆子!!」


    禰豆子「・・・・・・」









    その悲しげな表情を見て三郎は嘘でないと悟った。









    三郎「それで鬼は、鬼はどこに行ったんだ!?」


    義勇「俺が始末した」


    三郎「・・・そうか」


    三郎「お前たちだけでも無事で良かったよ」









    三郎はそう言うと、二人の頭を撫で、手を握りしめた。




▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
hinokagututi

ローリン・ナオトLV.50

@hinokagututi

この作品はシリーズ作品です

新訳鬼滅の刃 シリーズ

「ホラー × アクション」カテゴリの最新記事
「ホラー」SSの交流広場
ホラー 交流広場
「アクション」SSの交流広場
アクション 交流広場