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進撃の巨人 孤独な戦士 5話 6話

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  1. 1 : : 2014/01/21(火) 17:05:42

    今さらですけど原作であまり未解決な謎については、あまり触れません。(ウォール教とか壁とかです。)

    訓練兵編です。
  2. 2 : : 2014/01/21(火) 17:25:49


    5,訓練兵



    キース「オイ!!貴様は何者だ!!」

    アルミン「ハッ!シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!」

    キース「そうか!バカみてぇな名前だな。親がつけてくれたのか!」

    アルミン「祖父がつけてくれました!」

    キース「貴様は何しにここへきた!」

    アルミン「人類の勝利の役に立つためです!」

    キース「それはすばらしいな!貴様は巨人の餌になってもらおう。」

    キース「三列目、後ろを向け。」

  3. 3 : : 2014/01/21(火) 17:38:09

    メガネ教官「やってるな。」

    新米教官「懐かしいです。」

    新米教官「あの恫喝には何の意味が。」

    メガネ教官「通過儀礼だ。」

    メガネ教官「それまでの自分を否定して、まっさらな状態から兵士に適した人材を育てる。」

    メガネ教官「そのために必要な過程だ。」

    新米教官「何も言われていない、子達がいるようですが?」

    メガネ教官「すでに通過儀礼を終えた者には必要ない。」

    メガネ教官「おそらく二年前の地獄を見てきたのだろう。

    メガネ教官「面構えが違う。」

    エレン「…」

    ミカサ「…」

    ライナー「…」

    ベルトルト「…」

    アニ「…」

    ユミル「…」

    フレイ「…」

    メガネ教官「さぁ、行くぞ。」スタスタ

  4. 4 : : 2014/01/21(火) 17:52:08

    フレイ「(こいつらほぼ全員が憲兵狙いだろうな。気を引き締めないと。)」

    フレイ「(二年前のあの三人もいる。三年後には全員がオレの敵になる。)」

    フレイ「(いろいろと観察する必要があるかもな。)」

    キース「貴様だ!貴様に言ってるんだ、何者なんだ貴様は!!」

    サシャ「ウォール・ローゼ南区、ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです。」

    キース「貴様が右手に持っているものは何だ!」

    サシャ「蒸かした芋です!」

    フレイ「(サシャ・ブラウス、なるほど、バカというやつか。)」

  5. 5 : : 2014/01/21(火) 18:09:36


     ~食堂~


    フレイ「…。」モグモグ

    「よぉ、あんた。」

    フレイ「…ん?」

    トーマス「俺はトーマスってんだ。よろしく。ここいいか?」

    フレイ「ああ。いいよ。」

    フレイ「(こいつは教官から声が小さい、とか言われてたやつか。)」

    フレイ「オレはフレイ・ヴァーベルだ。よろしく。」

    フレイ「(あまり関われないけど、関わらなさすぎてもダメだよな。)」

    トーマス「フレイは教官に何も言われなかったよな。すげぇぜ。」

    フレイ「ああ。オレはウォール・マリア出身だからかな…」

    トーマス「あ……そうだったのか?」

    フレイ「気にしなくていい。(そういうことにしておくか。)」


     そりゃ俺のことかよ!


    フレイ・トーマス「!!」


    ジャン「オイオイ。俺は別に。」ガタッ

    エレン「…」ガタッ



     カン カン カン


    ジャン「悪かったよ。これで手打ちにしようぜ。」

    エレン「ああ。俺も悪かった。」パチン


    フレイ「…。」

    トーマス「あいつも教官から何も言われてなかったな。」

    フレイ「(巨人なんて敵じゃない…か。)」

    フレイ「(なら明日試してやろうか…)」

  6. 6 : : 2014/01/21(火) 18:29:06


     ~夜、就寝時間~


      カチャ カチャ


    フレイ「(これでよし。エレンのベルトに少しばかり細工をしたぞ。)」

    フレイ「(整備項目に入っていない部分だ。これを切りぬけられなければ開拓地になるだろうな。)」

    フレイ「(彼はどうするかな。)」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    キース「今日は貴様らの適正を見る!これが出来んやつは囮にも使えん!!開拓地に移ってもらう。」

    メガネ教官「見ろ!まったくブレがない。何をどうすればいいのかわかるのだろう。」

    ミカサ「…」ピタッ

    フレイ「…」ピタッ

    メガネ教官「今年は優秀な者が多いな。」

    新米教官「あの……彼は…」

    メガネ教官「…逆に人並み以下に出来ないものもいる。」

    エレン「……ッ!」プラーン

    キース「何をやっている!エレン・イェーガー!!上体をおこせ!!」

    エレン「(うそだろ。こんなのどうやって。)」

    フレイ「……」チラッ

  7. 7 : : 2014/01/21(火) 20:03:13

    エレン「頼む、二人ともすごくうまいって聞いたぞ。ライナー、ベルトルト!」

    ライナー「……すまんが、ぶら下がるのにコツがいるとは思えん。」ウーン

    エレン「…ッ!そうか。」

    ライナー「すまないな。」

    ベルトルト「二人はシガンシナ区出身だよね?」

    アルミン「うん。…そうだけど。」

    ベルトルト「じゃあ巨人の恐ろしさも知ってるはずだ。なのに…どうして兵士を目指すの?」

    アルミン「僕は…直接巨人の脅威を目の当たりにしたわけじゃないんだ。」

    フレイ「(驚いたな。昨日は遅い時間に部屋に入って気づかなかったけど、同室だったのか。)」ヌスミギキ

    アルミン「聞いてもいいかな?」

    ベルトルト「うん。」

    アルミン「二人はどこ出身なの?」

    ベルトルト「…」

    ライナー「…」

    アルミン「ああ…ごめん。変なこと聞いちゃって。」

    ベルトルト「ライナー。」

    ライナー「…」コクッ

    ベルトルト「二人には聞いて欲しい。僕らの過去を。」

    エレン・アルミン「!」

    フレイ「(…あの二人も何かあるのか?)」

  8. 8 : : 2014/01/21(火) 20:11:03

    短いので6話も続けて投稿します。
  9. 9 : : 2014/01/21(火) 21:02:11

    6,過去と適正



    ベルトルト「僕とライナーはウォール・マリア南東の山奥の村出身なんだ…」

    アルミン「…え?…そこって。」

    ベルトルト「明け方だった、やけに家畜が騒がしくて、それが何かの足音だって気づいて…」

    ベルトルト「村の大人達のおかげで何とか逃げ切れたけど…」

    アルミン「聞いたことがある。確かその村では大人達が子供だけを逃がしたって…」

    ベルトルト「…そう。その村出身なんだ。」

    フレイ「……」

    ベルトルト「生き残った子供は十人もいない。」

    ベルトルト「僕ら三人以外は、みんな巨人を恐れていて開拓地にいる…」

    エレン「…三人?」

    ライナー「あと一人は幼馴染でな、今は女子寮にいるんだ。」

    ベルトルト「アニって言うんだ。」

  10. 10 : : 2014/01/21(火) 21:24:51

    アルミン「君達は何で兵士に?」

    ベルトルト「僕は二人についてきたんだ。」

    ライナー「俺は二人を守ることと、故郷に帰るためだ。」

    アルミン「アニは?」

    ライナー「……」

    ベルトルト「彼女は巨人が来て変わってしまった。」

    ベルトルト「昔は明るくて、元気な女の子だったけど…」

    ベルトルト「親父さんが巨人の手にかかってしまって…」

    ライナー「以来…巨人を憎むようになった…お前と同じでな。」

    エレン「……そうか。」

    ライナー「…でも、あいつは感情にはあまりださないタイプだがな。」

    エレン「…うっ。」

    アルミン「…ははっ。」

    ベルトルト「僕は二人のいくところなら、どこまでもついていく。例えそれが、調査兵団であっても。」

    ライナー「俺もだな。」

    エレン「…じゃあ三人は調査兵団希望なのか。」

    ベルトルト「君はどうなの、エレン?」

    エレン「………俺は」

    エレン「殺さなきゃいけねぇと思った、絶対に。」

    ライナー「!!」

    ライナー「そうか……お前ら、ちょっと付き合え。」スッ

    アルミン「…?どこいくの。」

    ベルトルト「ははっ、いいところに連れて行ってあげるよ。」



     ギィ  バタン



    フレイ「………」ガクガク

      ギュッ

  11. 11 : : 2014/01/21(火) 21:55:11

     ~翌日~



    キース「準備はいいか?エレン・イェーガー。」

    エレン「はい!!」

    キース「上げろ。」

    エレン「(俺には、才能が無いかもしれねぇ!)」

    エレン「(だけど、根性だけは誰にも負けねぇ!)」

    エレン「(これが俺の武器だ!!)」


       バッ

     オオオオオオオオオオ!

    エレン「(やった!出来た!!)」

    エレン「!!」

      グルン  ガッ

    アルミン「ああっ!」

    エレン「……ッ!!」

    キース「……」

    エレン「お、俺はまだ…」

    キース「おろせ。」

     ドサッ

    エレン「……」ハァ ハァ

    エレン「…俺は…」プルプル

    キース「ワグナー、イェーガーとベルトを交換しろ。」

    トーマス「ハッ!!」


    ベルトルト「…」

    ライナー「…」

    アルミン「…」

    ミカサ「…」


    エレン「!!」ピタッ

    キース「貴様が使用していた装備の欠陥だ。ベルトの金具が破損していた。」

    キース「この部分の破損など、聞いたことも無いが…新たに整備項目に加える必要があるな。」

    エレン「じゃあ…適正判断は…」

    キース「問題ない。修練に励め!」

    エレン「(やった…やったぞ!!どうだミカサ!もうお前に世話を焼かれることも無いな!!)」

    ライナー「何とかなったようだな。」

    ベルトルト「よかったよ。」

    アルミン「目でどうだっていってるよ。」

    ミカサ「違う。これで私と離れずにすんだと、安心してる。」

    アルミン「……」

    ライナー「?」

    ベルトルト「?」

    キース「(グリシャ、今日お前の息子が、兵士になったぞ。)」



    フレイ「…すごいな。)」

    フレイ「(壊れた装置で一時、浮くとはな。)」

    フレイ「(もしかしたら、あいつがオレの一番の敵になるかもな。)」

  12. 12 : : 2014/01/21(火) 22:01:17

    ここまでになります。次はアニとの出会いになりますが、これがフレイの壊れるキッカケになります。
    ではまた。
  13. 13 : : 2014/01/23(木) 20:41:30

    1話 任務

    http://www.ssnote.net/archives/7942

    2話 破壊

    http://www.ssnote.net/archives/8000

    3話 誓い 4話 ウォール・ローゼ

    http://www.ssnote.net/archives/8240

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