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マルロ「だいじょばない」

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  1. 1 : : 2014/01/06(月) 19:26:06

    大好きな中田ヤスタカさん関連の好きな歌や歌詞から思い付いたSSをいくつか書いていこうと思います。

    以前書いてた話が笑えないギャグとつまらないラブコメばかりで、文面と中田曲好きの進撃クラスタでリアルな知り合いの方にばれると情けなさすぎるので歌詞関連のお話はこちらの名前で書きます。



    Perfumeの「だいじょばない」を聴いてたら何故かヒチアニに振り回されてるマルロさんが脳裏に浮かんだのと、何番煎じか分からないけど原作では絡まないあの人とマルロさんの絡みを書きたくてやりました。マルロのキャラ崩壊注意。


    ヒッチちゃんは原作のちょいブスヒッチちゃんではなくアニメのゲス可愛いヒッチちゃん+ビッチだけどルロアニにはちょっと良い奴で脳内変換してくださいまし!



  2. 2 : : 2014/01/06(月) 19:28:39



    俺は憲兵団に所属しているマルロ・フロイデンベルグ。腐敗した憲兵団を叩き直し人間を本来の姿に戻すべく、日夜駆けずり回っている。


    最近の俺は、ちょっとばかり疲れている。




    マルロ「おはよう。」

    ヒッチ「おはよーマルロ。どうしたのぉ?顔色悪ーい。ちゃんとコラーゲン摂ってるぅ?」クスクス

    アニ「マルロ、目の下のクマ凄いよ。大丈夫かい?」ジトッ

    マルロ「いや、だいじょばない。」

    アニ「…あんた、ヒッチの緩い口調がうつってるよ。」



    彼女たちは同僚のヒッチとアニ。

    二人とも美人の部類に入るし決して性格も悪い奴らではないが、ヒッチは頭と股が少々緩いし、アニは口数が少なく何を考えているか分からない。彼女たちに振り回されるのにも慣れてきた。



    ヒッチ「眠れないのならぁ、ヒッチちゃんが今夜相手してあげようかぁ?」

    マルロ「間に合ってる。」

    ヒッチ「何よ童貞の癖にぃ。大丈夫よぉ、優しくしてあげるからぁ。」

    マルロ「それも全然だいじょばないから。まずお前はタイプじゃない。」

    ヒッチ「ひっどーい!私だってアンタみたいなきのこなんて全然タイプじゃないし!!」

    アニ「大丈夫だって。それか私と対人格闘訓練、する?」

    マルロ「しかも全然だいじょばないのに。お前は強すぎるから嫌だ。」

    アニ「あ、そ。」



    ご指摘通り、俺は最近寝不足だ。


  3. 3 : : 2014/01/07(火) 01:02:06

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    謎の男「お帰り。疲れているの?」ニコッ

    マルロ「…誰のせいだと思ってるんだ。」




    最近、部屋に帰ると大抵謎の男が居る。


    背格好は俺とほぼ同じだが、雰囲気や物腰は俺よりだいぶ柔らかい。
    帰ったらいつも部屋に居る時点で怪しい事極まりないが、誠実そうな狭い額と一重瞼にそばかすが彼の人の好さを物語っている。


    体が透けて見えるから、おそらく幽霊とかそういう類いの者なのだろう。 訓練兵の隊服を着ているが、同じ支部には彼は居なかった。

    俺は彼と面識は無い。どんな目的で何故俺の所に現れるのかは全くの謎だ。



    謎の男「でね、僕の親友は正直過ぎて敵を作ってばかりで…調査兵団でちゃんとやっていけてるのか心配だよ。」ハァ


    謎の男「ねぇマルロ、聞いてる?」

    マルロ「…聞いてるよ。大体お前何処から来たんだ。」

    謎の男「教えない。」

    マルロ「つーか名前は」

    謎の男「それも教えない。」


    彼はやたら生前の事を話すが、俺は彼の名前すら知らない。


    謎の男「あ、そうだ。憲兵団にアニって子、居るだろ?あの子、人見知りだから気に掛けてあげてね。」

    マルロ「…やっぱりお人好しなんだな。」

    謎の男「まぁね。生前の僕は温厚さが売りだったから。紅茶おかわりしていい?」

    マルロ「生前は気遣いばかりしていたから死んでから好き勝手やってるって訳か。」トクトク

    謎の男「ありがとう。ま、そんなとこかな。あ、牛乳は多めでお願いするよ。」

    マルロ「遠慮ねぇな。牛乳好きなのか。」

    謎の男「僕の美肌の秘訣。」

    マルロ「そばかすだけどな。」

    謎の男「でもそれ以外は綺麗だろ?」

    マルロ「確かに。」




    マルロ「なぁ、もう寝たいんだが。」

    謎の男「えー」

    マルロ「俺は疲れてるんだ。」

    謎の男「霊は新陳代謝が無いから疲れないんだ。」

    マルロ「じゃあ飲んだ紅茶は何処に行くんだ?」

    謎の男「分からない。」

    マルロ「トイレとか行くのか?」

    謎の男「行かない。」


    不毛な会話をしている間に夜は更けた。



  4. 4 : : 2014/01/07(火) 01:18:22
    謎の男の正体がバレバレですが、気にしないで生暖かい目で見守って頂けたら嬉しい。
  5. 5 : : 2014/01/07(火) 01:23:01
    この組合せ、原作で見たかったんだ…
    期待
  6. 6 : : 2014/01/07(火) 18:45:28
    マルコだよね?
  7. 7 : : 2014/01/08(水) 00:42:32
    名無しさん、奇行種さん、マルコだけどマルロはマルコがマルコだって知らないからそこは敢えて知らんぷりして!w

    自分で書いててマルロとかマルコとかややこしいわ!
  8. 8 : : 2014/01/08(水) 04:40:55

    ――――――


    ヒッチ「そぉいえばぁ、アニって私とマルロ以外に友達いるのぉ?」

    アニ「あんたも失礼だね。」

    マルロ「お前のコミュ力の無さは心配過ぎて目に余るからな。」

    アニ「そうかい。」




    アニ「いたよ。親友が。」


    アニ「ちょっとしつこいけど人懐こくて、私が何度突き放してもすぐにくっついてきて、笑顔が可愛くて、お下げが似合ってて……私は、大好きなのに…一度も、言えなくて…」


    アニ「…死んだよ。私の、せいで…」ポロポロ

    ヒッチ「ちょっとアニ、泣かないでよぉ。その子の事は悲しかったけど、友達なら私とマルロもいるじゃない?」ナデナデ

    マルロ「そ、そうだぞ。彼女の為にも立派な兵士になろうじゃないか。俺のおやつのふ菓子やるから元気出せ!」アタフタ

    アニ「兵士…?なれるのかい?私でも…(ふ菓子うめぇ)」グスッ

    マルロ「当たり前だ。お前、優秀だろ?」

    ヒッチ「ね?一緒に頑張ろうよぉ。」

    アニ「…ありがと。」



    アニ(マルロともヒッチとも仲良くなったのに、いつか殺さなきゃいけない。一番仲良しだったミーナも私のせいで死んだ。私が本当に兵士だったら良かったのに…)


    アニ(ミーナ、会いたいよ。化けてでも良いから、会いに来なよってば。私がどんなに避けても追ってくるのがあんたじゃなかったの?)


  9. 9 : : 2014/01/08(水) 21:31:49

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    お下げの女「おっかえりなさーい!ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・し?」

    マルロ「うーん、風呂!」





















    マルロ「って誰だよお前!!!!!」ガビーン!



    今日は謎の男は居なかったが、なんか別の奴が居た。

    謎の男同様に体が透けているしお下げの髪に訓練兵の隊服。アニの話していた亡くなった親友の女の子なのだろうか。


    もしかして俺の部屋は、あの世への境界なのか?





    お下げの女「それでね、教官ったら私の事、雌豚って言ったの!皆は髪型が変とか言うし酷いんだから!むしろ貴方のほうが変な髪型だよね!」プンスコ

    マルロ「し、失礼な!しかしお前よく喋るな。」

    お下げの女「そうなのそうなの!それでよく怒られてて…クッキーおかわり!」

    マルロ「白い恋人で良いか?」ガサ

    お下げの女「うん、ありがとう。白い恋人美味しいよね!白いと言えば…私の親友も色白だったなぁ。綺麗な金髪碧眼で、小さいのに強くて、本当は寂しがり屋の癖に素直じゃなくて。憲兵団に居るでしょ?」

    マルロ「(本当によく喋るな)…アニか。」

    お下げの女「そう!あのね、アニに、"私も"大好きだよって伝えて欲しいの。あと、まだこっちに来ちゃ駄目なんだから!って。」

    マルロ「別に構わないが…俺の所に化けて出るくらいなら、彼女の所に行ってやればいいだろう?」

    お下げの女「…駄目なの。アニはああ見えて繊細だから、今私が会いに行ったら壊れちゃう。」

    マルロ(良かったなアニ。お前の気持ちは、ちゃんと彼女に伝わっていたぞ。)

    お下げの女「私はアニが何をどこでしていたとしても受け入れられるよ。いつかあっちで会えたら、その時に『大丈夫だよ』って抱き締めてあげるの。」

    マルロ「友達想いなんだな。」

    お下げの女「まぁね!私はアニの親友だもん!」

    マルロ「…こんなに想ってくれる良い友達を無くして、アニも辛かったろうに。」

    お下げの女「でも此処には貴方が居る。あと、あの『女子力ぅ☆』みたいな子も。だから安心してアニを置いて逝けるの。」

    マルロ「俺にはやるべき事が山積みだ。もしかすると、必要な時にお前の代わりにアニの傍にいられないかもしれないが…」

    お下げの女「大丈夫、きっと貴方なら。貴方は強い人だから。」

    マルロ「強い…?俺がか?」

    お下げの女「うん!…貴方、きっと良い男になるよ。貴方がもし早死にしたら、あっちで付き合ってあげても良いかも!…なんてね。」

    お下げの女「アニも貴方も皆も、出来るだけゆっくりゆっくりゆっくりこっちに来てね。私は誰かとお喋りしながらのんびり待ってるから。」



    お下げの女「じゃあね。」ホッペニチュー

    マルロ「!!」ドキッ



    ほっぺにチューされた!初めて!女子に!霊だけど!でもされた!!


    …俺は男として少しステップアップした気がする。


  10. 10 : : 2014/01/08(水) 21:35:19

    ――――――


    マルロ「おいアニ。」

    アニ「何?」

    マルロ(しかしこういう時、どう言えば良いんだ?あの娘の霊が来たって言っても信じて貰えんだろうし、俺が言ったらただの告白みたいになって引かれるだろうし…)ウーン



    マルロ(裏声)「わ、私も大好きだよ!あと、まだこっちに来ちゃ駄目なんだから!」



    アニ「な、何なのさ急に!気持ち悪いね!」



    アニ(今、マルロとミーナが重なって見えた気がする。私の気持ち、伝わってたのかい…?)

    アニ(ありがとね、ミーナ。私はこっちで私なりに頑張るよ。私がしたことを知ったらあんたに嫌われるかもしれないけど、いつかあっちで叱って欲しい。欲張りな考えだけどさ。)


    アニ(ミーナ、大好きだよ。マルロとヒッチも。)




    ――――――


    謎の男「お下げの子、来たろ?」

    マルロ「…ああ。」

    謎の男「僕と彼女とアニは同じ支部でね。彼女はアニの親友だし、お喋りだから死んじゃってから暇をもて余してたみたいで呼んだんだよ。」

    マルロ「あの世にはそんなシステムがあったのか。」

    謎の男「実際のところ、僕にもよく分からない。」

    マルロ「…眠いんだが。」

    謎の男「えー」

    マルロ「寝かせてくれ。」

    謎の男「おやすみのチューは要る?」ヌーッ

    マルロ「要らん。顔を近付けるな。」

    謎の男「何だよ、ミーナとはした癖に。」

    マルロ(あの娘、ミーナっていうのか…)

    マルロ「ほっぺだけだ。あの娘よりも、お前の名前は?そろそろ教えろよ。」

    謎の男「…女好きのマルロには教えない。」

    マルロ「死ね。」

    謎の男「もう死んでる☆」

    マルロ「」イラァ



  11. 11 : : 2014/01/08(水) 21:36:57
    お下げさん…
    アニが女型だと思うと…(´;ω;`)
  12. 12 : : 2014/01/08(水) 21:50:26
    名無しさん、ありがとうございます。

    アニは実際はもっと色々葛藤して暗い胸の内を秘めていると思うしお下げさんに許して貰えるかは分からない。
    自分の文章力ではそこまで掘り下げられなかったのと腰じまが同郷3人組を好き過ぎるのとマルロさんとお下げさんの良い奴感を出すのに、誇張気味に書いています。原作や皆さんの中の人物像とずれている点は許して!
  13. 13 : : 2014/01/08(水) 23:00:50

    ――――――


    ヒッチ「ほらぁ、私って可愛いじゃない?アニも愛想良くすれば相当いけてると思うけど。そっちの支部には可愛い子いた?」

    アニ「天使みたいで可愛い金髪の子と、無口でストーカーだけど綺麗な黒髪の子がいたよ。」

    ヒッチ「へーぇ、会ってみたーい!」



    ヒッチ「で、ここから本題。仲の良い男の子はいたのぉ?」ニヤニヤ

    アニ「…幼馴染みのでっかい金髪と黒髪と、こっちで知り合った中くらいの黒髪と、小さい金髪。」

    ヒッチ「えー、超気になるぅ!イケメン?イケメン?」

    アニ「でっかい金髪はああいうの好きな子にはウケそう、黒髪二人は普通、小さいほうの金髪はかっこいいというより可愛い、だね。」

    ヒッチ「えー、会いたい!会わせて!」

    アニ「…機会があればね。あんた、くれぐれも食べるんじゃないよ。」

    ヒッチ「ねぇねぇ、アニはどの子が好きなの?」

    アニ「し、知らないよ。」プイ




    憲兵A「聞いたか?今ストヘス区に調査兵団が出張で来てるらしいぞ。暫くこの街に滞在するんだってさ!」

    憲兵B「俺さっき本物のリヴァイ兵長見ちまったぜ!小さいけどめっちゃかっこよかった!」


    マルロ(調査兵団が来ているのか…謎の男の親友とやらも居るのか?)



  14. 14 : : 2014/01/08(水) 23:10:17

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    金髪の巨漢「よう!早かったな!!」スチャ

    黒髪の巨漢「お、お邪魔してます…」ペコリ

    マルロ「あぁ、今日は残業が無かったからな!」



















    マルロ「だから誰だよお前ら!!!!!」ガビーン



    今日は大男が二人か。今回は透けてない…という事は生きた人間なのか?
    背中には自由の翼。出張で来ているという調査兵団か。


    なんなの?生きてる人間も来るって事は、俺の部屋はあの世との境界じゃなくて単なる無法地帯なの?徹子の部屋的な感じで「憲兵ケーブルテレビ・マルロの部屋」とかやったほうが良いの?ねぇどうなの?




    金髪の巨漢「手ぶらで来るのは失礼かと思ってな、ケーキ焼いて来たから皆で食うぞ。手、洗って来いよな!うがいもしろよ!」テキパキ

    マルロ「お前は俺のおかんか!!」

    黒髪の巨漢「勝手に台所借りて紅茶煎れさせて貰ったよ。ポットとカップも温めてから煎れたけど…節水してたのならごめんね?」カチャカチャ

    マルロ「お前ら見掛けによらず女子力高いな。」



    金髪の巨漢「いやーやっぱ内地の布団は快適だわー」ボフ

    黒髪の巨漢「ねー」ボフ

    マルロ「何で普通にくつろいでんだよ!!」
    金髪の巨漢「まぁまぁまぁまぁ。」サワ

    マルロ「尻を撫でるんじゃない尻を!貞操の危機を感じるわ!」


    金髪の巨漢「ガトーショコラといちごタルトどっちが良い?早く選べ。…何だ選べないのか?じゃあ両方食うか!!」つホールケーキ各3つずつ

    黒髪の巨漢「紅茶はベルガモットにしたよ。名前にあんまり良い思い出は無いけど…味は好きなんだ。君、砂糖は入れる派?」

    マルロ(ホールケーキ1人2つは食い過ぎだろ!あと紅茶と名前って逆にどんな思い出だよ!!)


    金髪の巨漢「我ながらうめー。やっぱり結婚するなら俺だな!」モグモグ

    黒髪の巨漢「ねー」モグモグ

    マルロ(もうツッコむのも疲れてきた。)



    金髪の巨漢「…アニは、元気にしてるか?」

    マルロ「アニを知ってるのか?!お前ら、彼女の友達か?!」

    黒髪の巨漢「友達じゃないよ、アニは僕の未来のお嫁さん。」ポッ

    マルロ「え、そうなの?!もしかして彼氏?」

    金髪の巨漢「いや違うぞ。こいつの勘違いだ。」

    黒髪の巨漢「違わないもん!未来日記ではぼちぼち彼氏になる予定だ!」

    マルロ「…お前アニの事好きだろ。」

    マルロ(何だよ未来日記って…)



    金髪の巨漢「あいつよくパーカー汚すからこの洗剤と漂白剤と親父さんの使ってたのと同じ香りの柔軟剤をやってくれ。ホームシックも少しはましになるだろう。俺からってのは内緒だぞ。領収書取ってあるから、憲兵団に提出してくれ。」

    黒髪の巨漢「アニの生理の周期は28日で、3日前は機嫌が悪いから人目のつかない所で可愛い物を与えると機嫌が良くなるよ。生理痛が重いほうだから2日目は体調を気にしてあげてね。体温がいつもより0.3℃高いからすぐ分かると思うよ。それからそれから…」

    マルロ「いやだからお前絶対アニの事好きだろ!普段の体温とか分かんねぇよ!生理の周期まで把握して心底気持ち悪いな!!」



    金髪の巨漢「じゃ、俺たち帰るわ。」

    黒髪の巨漢「ありがとう、またね。」

    マルロ「あぁ、気を付けて帰れよ。」



    金髪の巨漢「…風邪引くなよ。」

    マルロ「…あぁ。」

    金髪の巨漢「風呂入れよ。」

    マルロ「あぁ。」

    金髪の巨漢「歯、磨けよ。」

    マルロ「あぁ。」

    金髪の巨漢「あと、寝る前にちゃんとトイレに…」


    マルロ「だからお前は俺のおかんか!!!!!」




    金髪の巨漢は、富山の置き薬を置いて行った。

    領収書は憲兵団に提出した。


  15. 15 : : 2014/01/11(土) 11:40:48


    ――――――


    マルロ「おいアニ、昨日お前の友達が俺の所に来たぞ。」

    アニ「…ふぅん。」

    マルロ「金髪と黒髪の男が来た。黒髪の奴、絶対お前の事好きだぞ。」


    アニ「!」ガタッ


    アニ「そいつ、背は?目付きは?意思の強さは?眉毛は?」

    マルロ「…稀に見る大男だった。目付きも意思もそれはそれは貧弱だった。眉毛は忘れたけど鼻の形はお前と似てた。あと、金髪はゴリラっぽかったしホモっぽかったしなんか面倒見良かった。」

    アニ「あ、そ…」ガックシ


    アニ(なんだ、あいつじゃなかった…。けど、二人とも出張で来てたなら会いに来てくれたって良いのに、何さ。)ムス

    マルロ(黒髪、お前振られたぞ。)


    ヒッチ「なぁに?恋バナ?私も混ぜてよぉ。」キャイキャイ




    ――――――


    謎の男「あっはは!彼、振られたんだ!傑作!!」ゲラゲラ

    マルロ「…お前、案外薄情だな。」

    謎の男「彼の事は決して嫌いではないよ。似てるってよく言われていたし本の貸し借りもしてたしね。ただ、アニが誰を好きかなんて一目瞭然だったのに健気だなぁって。」

    マルロ「アニも恋する乙女だったんだな。」

    謎の男「金髪の彼は、相変わらず面倒見が良いね。薬を小分けにして飲む時間と分量まで書いてくれてる。」ガサガサ

    マルロ「…薬箱の中から、金髪の物凄く可愛い女の子の写真が出てきたぞ。彼の私物か?(結婚しよ)って書いてある。」

    謎の男「うわぁ…。」



  16. 16 : : 2014/01/13(月) 22:25:50

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    黒髪の少年「よう!お前誰かに似てるな!」

    黒髪の少女「お邪魔している。」ペコリ

    金髪の少年「初めまして、会えて嬉しいや!」キュルリーン




    マルロ「今日は!!!3人!!!!!」




    黒髪の少年「俺は巨人を一匹残らず駆逐してやるぞ!」キリッ

    マルロ(アニの好きな奴って、たぶんこいつだな。)


    黒髪の少女「……」ジー

    金髪の少年「あれ?空中を見つめてどうかしたの?」


    黒髪の少女「…久しぶり。」

    黒髪の少女「…えぇ、私は元気。」

    黒髪の少女「…あなたがいなくなって、皆寂しがっている。会えて良かった…。」ホロリ

    金髪の少年「ねぇ、誰と話してるの?」

    マルロ「……」



  17. 17 : : 2014/01/13(月) 23:20:24

    ――――――


    謎の男「まさか彼女に霊感があったなんてね。本当、あの娘は最強だよ。最近マルロとしか話してなかったから、会えて良かった。」ニコッ

    マルロ「俺も驚いた。俺には霊感は無いが…生きてる人間でお前が見えるのは俺と彼女だけなのか?」

    謎の男「多分ね。」




    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    金髪の美少女「こんばんは!会えて嬉しいな!」ニコッ

    背の高い女「おっす!童貞か?お姉さんが筆下ろししてやろうか?」


    マルロ「だからお前ら誰だよ!!(薬箱の写真の金髪の子だ!めっちゃ可愛い!)でも、お願いします!!」

    背の高い女「よし!覚悟しろよ?」グイッ

    金髪の美少女「キャー!私外で待ってるねキャー!!」ワクワク

    マルロ「え?金髪のほうの子じゃないの?」

    背の高い女「あ゙ぁ?何だ?私じゃ不満だってぇのか?」ズイ

    マルロ「いや、そういう訳ではないが…」




    その日、なんか知らんが流れで俺は男になった。

    女性にしては高い身長に骨ばった細すぎる体、謎の男と同じそばかすを持つ女は「お前を見てると、何故か死んだ友達を思い出しちまってな…」と涙ぐんでいた。



    謎の男、お前の事だろ?



  18. 18 : : 2014/01/13(月) 23:21:48

    ――――――


    謎の男「マルロ、卒業おめでとう。」ニコニコ

    マルロ「…うるせぇ。ニコニコしやがって。」

    謎の男「彼女が僕の為に泣いてくれるとは思わなかったから、ちょっと嬉しくてね。」

    マルロ「お前、人気者だったんだな。」

    謎の男「否定はしないよ。」ニコッ


    マルロ「…眠いんだが。」

    謎の男「おやすみのチューは?」ヌーッ

    マルロ「要らん!だから顔を近付けるな!」
    謎の男「ちぇっ。」




    ―翌日―


    マルロ「ヒッチ!俺は大人の男になったぞ!」

    ヒッチ「もう、自信無くなったぁ…」ズーン

    マルロ「どうしたんだ?」

    アニ「昨日友達が私に会いに来たんだよ。調査兵団に行った、私のいた支部で一番可愛い子。」

    マルロ(きっとあの金髪の子だな。)

    ヒッチ「私が壁内で一番可愛いと思ってたのにぃ…あんな天使がいたなんて…」ズーン

    アニ「ヒッチにも紹介したら、昨日からずっとこの調子なんだ。」



  19. 19 : : 2014/01/13(月) 23:54:45

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    坊主の少年「チョリース☆」

    ポニーテールの少女「戸棚の食べ物は全部頂きました!」モグモグ



    ポニーテールの少女「半分…どうぞ。」つ小さいほう ドヤァ




    マルロ(もう誰がいて何をしててもあんまり驚かなくなってきた。)



    ――――――


    謎の男「お菓子、もう無いの?」

    マルロ「坊主のチビと変な女に全部食べられた。どうせお前の友達だろ?」

    謎の男「あっ…(察し)。」


  20. 20 : : 2014/01/16(木) 15:50:23

    ――――――


    マルロ「」ガチャ


    馬面の少年「おっす!」スチャ




    マルロ「また?!!なんなのもう!!!!!」ガビーン!












    マルロ「…やっと会えたな、ジャン・キルシュタイン。」


    馬面の少年改めジャン「俺もお前に会いたかったぜ?マルロ・フロイデンベルグ。」




    遂に謎の男の親友の少年が来た。馬面にツーブロック、険のある目付き、やたらふてぶてしい態度、間違いないだろう。



    ジャン「俺は元々憲兵団志望でね!丁度出張で来てたし、憲兵団に死んだ親友にちょっと似てる奴がいるって噂で聞いて会ってみたいなと思ってたんだよ!」

    マルロ「最近妙な男がよく俺の所に化けて出てきてな。彼が話す親友ってのがお前の事だったという訳だ。」

    ジャン「マジかよ!あいつに会ってるのか?何で俺の所に来ねぇんだよ…ちくしょう…!」グスッ

    マルロ「良くは分からないが彼なりの考えがあるんだろう、分かってやれ。」

    ジャン「だよな!あいつが俺に会いたくないとは考えにくいし…こんな事でくよくよしてたら笑われるよな!」

    マルロ「おう。」

    ジャン「俺は今にでっかい男になるぜ?会えて良かったよ、マルロ。」ドヤァ



    ジャンは、最後までなんか全体的にふてぶてしい感じだった。



    ドンドンドン!

    マルロ「?」

    ヒッチ「マルロ!開けてよぉ!大変なの!!」

    マルロ「…ヒッチか?どうした!」ガチャ

    ヒッチ(下着姿)「ゴキブリ!ゴキブリが出たのぉ!早く退治して!!」

    アニ(下着姿)「私はか弱い乙女だから、虫は無理だよ。」

    マルロ「アニがか弱いかどうかはさておき、お前ら何て格好してるんだ!服を着ろ服を!!」バサバサ

    ヒッチ(下着+マルロのジャケット)「だって!寝巻きに着替えようとしたらいたんだもん!!」


    ジャン「おー、アニじゃねぇか!久しぶりだな!」ヒラヒラ

    アニ(下着+マルロのシャツ)「ジャン、久しぶり。丁度良かった。あんたなら倒せるでしょ。」

    ジャン「無理無理!俺虫とか触れねぇし!!」

    アニ(下着+マルロのシャツ)「馬小屋にもゴキブリはいるから平気だろ?」

    マルロ「おい、馬に失礼だろ!!」

    ジャン「いやまず俺に失礼だろ!!!」




    なんやかんやあって、ゴキブリは駆逐された。




    ジャン「じゃあな、マルロ!また会おうぜ!」ガチャ

    マルロ「あぁ、またな、ジャン。」




    ジャン「」テクテク


    ヒッチ「…さっきはどーもぉ。」

    ジャン「お、おぅ…」

    ジャン(さっきのアニといた女だ。結構可愛いな…)


    ヒッチ「ねーぇ、あんたこれから時間あるぅ?」



  21. 21 : : 2014/01/16(木) 15:52:04

    ――――――


    謎の男「へー。来たんだ、ジャン。」ニコニコ

    マルロ「あぁ。お前に会いたがってたぞ、















    …マルコ。」



    マルコ「ばれちゃった?」テヘペロ

    マルロ「背格好も髪型も、更には名前まで似ているとはな。」

    マルコ「だから君の所に来たんだ。死んじゃってから結構暇だったしね。」

    マルロ「ジャンの所に行ってやれば良かっただろう?」

    マルコ「いや、ジャンは…強い人ではないから…。今僕が会いに行ったら駄目だと思ったんだ。」

    マルロ(アニに会わなかった時のお下げのミーナと同じ事を言っているな…)


    マルコ「マルロって、見た目や名前や真面目な所は僕と似てるけど、自分に厳しくてすごく大きな志を持っている所はエレンに、自分の意見をはっきり言える所はジャンに似てると思って話してみたいと思ったんだ。何故か僕が見えるし、アニとも友達みたいだし、何となく仲間たちにも会わせてみたくなったんだよ。」

    マルロ「皆の夢枕にでも立ったのか?」

    マルコ「特に何も。皆君の噂を聞いて自発的に君の所へ来たよ。あのミカサは僕の事が見えて会話も出来たけど。」

    マルロ「やっぱりお前は人気者だな。俺はジャンとは違った意味で敵を作ってばかりだ。別に誰かに分かって欲しいとは思わんが。」
    マルコ「…やっぱり、マルロは強いね。僕がお人好しなのは、弱虫だからさ。」


    マルコ「そういえば、苗字を聞いてないね。」

    マルロ「フロイデンベルグだ。お前は?まさか苗字も似てるのか?」

    マルコ「……ト。」

    マルロ「?」

    マルコ「…ボット。なんだか苗字で凄く負けた気がする。」

    マルロ「苗字は関係ないだろう。お前に会えて良かったよ。なぁマルコ、俺はこの組織を変えられると思うか?」

    マルコ「変えられるよ、きっと。マルロなら。それにこの世界はきっと、"彼ら"が変えてくれる。」




    マルコ「…僕、そろそろ帰るね。いつかあっちでまた会おう。」

    マルロ「俺はこちらでやるべき事が山積みだ。そちらへ行くのはだいぶ先になりそうだぞ?」

    マルコ「うん。ミーナのお喋りでも聞きながらゆっくり待ってるよ。」ニコッ




    マルコ「じゃあね、マルロ。」

    マルロ「あぁ、またな、マルコ。」




    マルコは、普通にドアを開けて帰って行った。

    それ以来、彼の姿は一度も見ていない。成仏したのだろうか。




    憲兵団の社宅の裏に、戦死して荼毘に伏されただけのマルコとお下げのミーナの為にお墓を作った。ヒッチとアニとお金を出し合って花を植えた。

    それからアニは毎日花の水やりを欠かさない。




    俺はこの組織を変えてみせる。マルコ、見ていてくれよな。


    腐った組織に堕落した人間、手の掛かる同僚女性2人、あの世からの客や調査兵団からの客は来るしで全然だいじょばないし毎日スリルに囲まれているが、俺の憲兵団での毎日はなかなか刺激的で充実している。




    ――――――


    ヒッチ「そぉいえばぁ、この前マルロの部屋に来た調査兵団の馬面の男の子いたじゃない?アニ、同じ支部だったよね?」

    マルロ(ジャンの事か…)

    ヒッチ「あの子、なかなか好みだったから食べちゃった。大丈夫よねぇ?」

    アニ「…大丈夫だよ。あいつ顔は良いけど性格に問題があって意外とモテないから、今頃舞い上がってると思う。」




    マルロ「いやいや、全然だいじょばないから!!!」



    【終わり】

  22. 22 : : 2014/01/16(木) 18:10:33
    マルロさんの話を書きたかっただけなのであんまり歌詞に沿った内容ではありませんでした。全然だいじょばなかった。

    お客さんたちの正体がばればれですね、うん。

    おまけ2編を投下して終了します。
  23. 23 : : 2014/01/16(木) 18:22:30
    おつです!
    おまけも楽しみにしてます!
  24. 24 : : 2014/01/17(金) 03:44:40
    あるぱか・もふ子さん、ありがとうございます!

    おまけも楽しんで頂ければ嬉しいです(・・;)
  25. 25 : : 2014/01/17(金) 04:12:01


    おまけ1「104期調査兵団反省会」

    マルロさんの部屋を突撃訪問した彼らの後日談です。




    エレン「いやー、あいつ噂通り微妙にマルコに似てたな!マルコに会いたいな…」

    アルミン「うん、また彼に会えたら良いね!」

    ミカサ「私は霊感がある。ので、マルコに会えたし会話もした。元気そうだった。」

    エレン「ミカサ、霊感とか設定が増えてるぞ!」

    アルミン「ミカサは良いなぁ。僕もマルコに会いたいよ…」グスン

    ミカサ「ミーナは天国でもお菓子を食べ過ぎているみたい。」

    エレン「なんかミーナらしいな。」

    ミカサ「私は生きていても常にエレンの背後で見守っているから安心して欲しい。」

    エレン「いや逆に不安だよ!背後霊か!!」

    ミカサ「3歩下がって付いていくのが、妻の務め。」キリッ

    エレン「色んな意味でミカサのほうが俺より100歩くらい先行ってるぞ。」


    ライナー「マルコもあいつも、良いケツしてたな…」ウットリ

    アルミン「触ったの?!」

    ライナー「あぁ。まぁ、クリスタとアルミンの桃尻には負けるが。」ウットリ

    アルミン「触ったの?!!」ドンビキ

    ライナー「クリスタは見てるだけだがお前のケツは寝てる間にな。そういえば、俺のクリスタの写真を知らんか?どこかに行っちまった。」


    コニー「部屋の札に『マルコ』って書いてあったからマルコに会えるのかと思って入ったら、似たような奴がいたぞ!」

    サシャ「コニー、『コ』じゃなくて『ロ』でしたよ!確かに似てたし食べ物もくれたから良い人でしたね。私もマルコに会いたいです…」

    コニー「あれはあいつがくれたんじゃなくてお前が勝手に食ったんだよ!」

    サシャ「私が部屋に入った時点でその部屋の食べ物は私の獲物です!」ドヤァ

    アルミン「コニー、今度一緒に片仮名の勉強しようね。サシャはマナーの勉強が必要だよ!」


    ジャン「マルロに会えて、なんだか憑き物が落ちた気分だぜ!死んでからマルコに天国で胸張って親友って紹介して貰えるような良い男になるぞ!」

    アルミン(ジャン、成長したね…!)ホロリ

    ジャン「それと聞いてくれ!俺は遂に大人の男になったぜ!」

    アルミン「!!!!!」

    ユミル「ジャンも卒業したくらいで大袈裟だな。私はマルロを大人の男にしたぜ?また一人、私の手で巣立って行った男が増えたよ…」

    アルミン(ユミル、君は一体何者なんだ…ついでに僕も卒業させて!)

    ジャン「ユミル姐さんパネェっす。」


    クリスタ「私はユミルがあのおかっぱ君と遊んでる間にアニに会って来たの!お友達も紹介してくれたし、元気そうだったよ♪」

    ジャン「俺もアニに会ったぞ!部屋にゴキブリが出たとかでマルロの部屋に乱入してきて下着姿だったぜ!」

    ベルトルト「ちょ、ちょっとジャン、下着姿ってどういう事?!クリスタもアニに会いに行くなら僕も誘ってくれれば良かったのに…」

    黒スタ「ごめんね、存在感が薄すぎているかいないかよく分からなかったから!」ニコッ

    アルミン(堕天使…!!)

    ジャン「うーん、何て言うんだあの色…サーモンピンク?で、リボンが付いてた。あいつの金髪と白い肌に似合ってたぜ!」

    アルミン(アニの…下着……!)ドキドキ

    ベルトルト「ありがとうジャン!本当にありがとう!この感謝は一生忘れないよ!よーし、今日はアニの下着姿をおかずに豪華なオナニーしちゃうもんね!!」ハァハァ

    ユミル「うるせーーー!!!お前らさっさと寝ろ!!おかずとかアニの気持ちも考えろよ!クリスタに変な単語を聞かせるんじゃねぇ!」

    ジャン(豪華なオナニーって一体何なんだよ…)


    アルミン(幼馴染み二人を筆頭に、同期が変な人しかいない…助けておじいちゃん。)




    ジャン(マルコ…、色々大変だけど、俺たちは結構元気だぜ?)




    【おまけ1 終わり】

  26. 26 : : 2014/01/17(金) 04:46:48



    おまけ2「だから、僕と『 』でもしようよ。」




    ―天国―




    眉毛と目付きの凛々しい黒髪のおばさん「うちの息子と引き取った近所の娘と幼馴染みの子もあんたたちくらいの歳でねぇ。あっちで元気でやってるのかしら…ほら、クッキー焼いたからお食べ。」

    マルミー「おばさん、いつもありがとう!」


    マルコ「おばさん、誰かに似てるんだよな…」

    ミーナ「いつもクッキーくれるね。誰だっけ…」

    ゴキブリ「」カサカサカサ

    眉毛と目付きの凛々しい黒髪のおばさん「キャー!ゴキブリ!駆逐してやる!!」


    マルミー((絶対エレンの母ちゃんだ…!))




    ミーナ「マルコ、なんか怒ってない?」

    マルコ「え?怒ってないよ。」ニコニコ

    ミーナ「笑顔とオーラが黒い。絶体怒ってる。」

    マルコ「身に覚えでもあるの?」ニコニコ

    ミーナ「いやそれが全く。」

    マルコ「…犯した罪に気付かないのが一番の罪なんだよ?」ニコッ

    ミーナ「…怖。」


  27. 27 : : 2014/01/17(金) 04:57:08




    マルコ「…暇だね。」

    ミーナ「…うん。」


    マルコ「暇をもて余した」

    ミーナ「黒髪たちの」

    マルミー「「遊び」」

    ミーナ「モンスターエンジンか!!」



    マルコ「マルロも気にしていたけど、天国のシステムが未だによく分からない。」

    ミーナ「そうね。結局、年齢=彼氏居ない歴のまま人生を終えた事が悔やまれるよ。」

    マルコ「皆片想いだったね、フランツとハンナ以外は。」

    ミーナ「フラハン以外は皆が皆片想い過ぎて、むしろハートの矢印が向かい合ったら死ぬ世界なのかと思ってたわよ。」


    フラハン イチャイチャ


    マルコ「…死んでからも幸せそうだね。こっちで再会出来て本当に良かったよ。」

    ミーナ「いいなぁ仲良しで。あの調子だと、来世でも一緒になりそう。」


    マルコ「僕も好きな子いたんだけどなぁ。」

    ミーナ「その子はどうなったの?」

    マルコ「死んじゃった。」

    ミーナ「…そう、残念だったね。」

    マルコ「僕も死んでるけどね。」


    ミーナ「私も好きな人、いたのになぁ。」

    マルコ「その人は?」

    ミーナ「死んじゃった。」

    マルコ「残念だったね…。」

    ミーナ「私も死んでるけどね。」

    マルコ「お互い死んじゃったから、もしかしてその子も僕の事好きだったのかな?だと良いなぁ。」チラ

    ミーナ「だと良いね。相手の人、私の事好きだと良いなぁ…」チラ


    マルコ「……///」モジモジ

    ミーナ「……///」モジモジ


    ミーナ「…し、死んでからはお菓子が食べ放題ね!太るのを気にしなくて良いんだから!」モグモグ

    マルコ「そ、そうだね。取り敢えず、紅茶のおかわり頂こうかな。」

    ミーナ「はいはい、牛乳多めだよね。砂糖入れる派だっけ?」

    マルコ「入れないよ。もっと甘いのが欲しいから。」

    ミーナ「?」

    マルコ「…僕の好きな子、自惚れじゃなければ生前から両想いだと思ってたんだけど…。彼女、僕に似てる人のほっぺにチューしたんだ。どう思う?」ニコニコ

    ミーナ「」ギクッ

    マルコ「お喋りで、氷の女って呼ばれてるような女の子の心も溶かすくらい社交的で、黒髪のお下げの娘なんだけど…知らないかな?」ニコニコ

    ミーナ「」ギクギクッ

    マルコ「その子は家畜以下の雌豚って言われてたから僕だけの雌豚になってくれるのかと思ったのに、酷いよね?マルロにした事以上の事をして貰わないと、腹の虫が治まらないなぁ。」ニコニコ

    ミーナ「」ギクギクギクッ

    マルコ「…マルコのここ、空いてますよ?」ムナモトトントン

    ミーナ「春日かよ!!!!!」

    マルコ「まぁまぁ、こっちおいで。」コイコイ

    ミーナ「うん…///」ピト

    マルコ「素直でよろしい。ミーナはお喋りの癖に、僕が一番言って欲しい事は生前に言ってくれなかったね。」ナデナデ

    ミーナ「…さっきから遠回しな言い方ばっかりして、何が言いたいの?」ムス

    マルコ「皆が来るまで時間はたっぷりあるし、だから、僕と恋でもしようよ。」

    ミーナ「…ミ、ミーナのここ、空いてますよ…?///」クチビルトントン

    マルコ「じゃあ、頂こうかな。紅茶より美味しそうだし。」チュ



    マルコ「…おかわり、して良い?」




    【おまけ2 終わり】


  28. 28 : : 2014/01/17(金) 05:30:46


    ここまで読んで下さった方がいらしたらありがとうございます。マルロもマルコもキャラ崩壊し過ぎて全然だいじょばなかった。

    名前はcapsuleのボーカル・こしじまとしこさんから拝借しました。「こし」が漢字の時点で誰推しなのかはお察しですね、うん。
    自分の残念な文章でここまで趣味を押し出すともう知ってる人にバレる恐怖しか無ぇ。


    他の曲と人物で書きたい話がちらほらあります。

    一番好きなcapsuleの「StarrySky」をあるCPで書くのは決めてます。リヴァハンあたりでmegさんの「Heart」も書きたい。同じくmegさんの「甘い贅沢」はミカエレかアルミカ。

    capsuleの「愛してる愛してない」で誰かと誰かが枕友達な話を書きたいです。それだとベルユミが一番しっくり来るんだろうけど何番煎じか分からないので意外な組み合わせにしたい気もしています。腰じまはベルユミの民!
    エロトルトとピュアトルトとストーカーしトルトを書いたからそろそろ品行方正じゃないヤンデルトを書きたいの。


    中田さんは元々凄く有名ですが、聴いたこと無いけどお話を読んで中田曲を聴いてみたって方がいたら嬉しいです。

    音楽×二次創作書く人増えてー!!

  29. 29 : : 2014/01/17(金) 19:39:41
    書き終わったけどパスワードを失念したので当分執筆終了にならないと思います(笑)

    マルロが春日に似てるから春日ネタやらせたかったけど出来なかったので、マルミーにやらせた。
  30. 30 : : 2023/08/13(日) 15:49:50
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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