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十五夜

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  1. 1 : : 2018/09/28(金) 00:16:22
    ※捏造
    ※謎時空
    ※診断メーカー作品
    https://shindanmaker.com/828102
    ※一レス
  2. 2 : : 2018/09/28(金) 00:47:20
    「簡単なようで難しい……」

     コントローラを握る手に汗をにじませ、そう独りごちた。

     画面では今まさに、キャラクターが罠に嵌まって残機を一つ減らしたところだった。七海に借りたゲームであり一人用だが、別に七海と一緒にやるためだけにゲームをしているのではない。

     こうも長時間画面とにらめっこをしていると、頭が煮詰まって朦朧としてくる。目も疲れているし、ずっと同じ体勢でいたために節々も少し痛い。
     とりあえず背中を大きく伸ばすと、新しい空気を入れるために窓を開けた。

    「うおッ!」

     風を裂くような音が鳴り、冷えた空気がなだれ込んでくる。
     九月ももうすぐ終わり、秋に差し掛かろうかという頃。連日の雨にさらされた空気は、浮かれるような熱を取り払って余りあるものだった。

     見上げると、雲一つない空に月が一つ、煌々と輝いていた。
     目を少し下げると映る夜景は、星々の光を打ち消して昼間のように輝いていたが、見方を変えれば夜景こそが都会の星なのだと捉えることもできるだろう。

    「これは……晴れそうだな、明日」

     識者によれば、“空に雲一つない夜なら、明日はよい天気”であるらしい。秋晴れになるのならば、カラっとした陽気で過ごしやすい空気になるだろう。
     今から少し、明日が楽しみになった。

     ふと時計を見る。短針は既に、11と12の間を示していた。

    「……げ」

     学生らしく、明日の朝も早い。
     窓とカーテンを閉めて今なお流れ込む冷気を遮ると、ベッドにもぐり込んで紐を引いた。

     電気が消える。カーテンの隙間から漏れる月と電灯の明かりがほんの少し部屋を照らす中、きっと聞かれるだろうゲームの感想を推敲した。

     薄い微睡みが瞼を覆う中、誰に伝えるでも、聞かせるでもなく、

    「おやすみ」

     そう小さく呟いた。

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Kirameki

淤能碁呂島

@Kirameki

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