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この作品は執筆を終了しています。

七海「カップル交換…だよ」日向「?!」霧切「ええ」苗木「!?」

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  1. 1 : : 2013/12/28(土) 18:22:14

    俗にいう、ナエギリとヒナナミです

    たぶん安価無いですし、思い付きで書き進めて行くので投稿ペースは、まばらです

  2. 2 : : 2013/12/28(土) 18:25:41

    お久しぶりなのかな?僕の名前は苗木誠だ。
    こんな、平凡でお馴染みの僕に彼女ができた。
    名前は霧切響子さん。僕に不釣り合いなくらいキレイな人で…

    日向「のろけるな」ゴツッ

    苗木「いでっ」

    日向「で、その霧切さんと、なにがあったんだ?」

    苗木「ちょ、ちょっと待って何で僕の思考読めてる?!」

    日向「エスパーですから」

    苗木「日向くんが言うと洒落にならないよ…」

  3. 3 : : 2013/12/28(土) 18:26:08
    今さらですがややネタバレ含みます

    現在 苗木 1年生冬
  4. 4 : : 2013/12/28(土) 18:26:55
    期待です!
  5. 5 : : 2013/12/28(土) 19:06:39
    苗木「…実はね」

    日向「ああ」

    苗木「ケンカしちゃったんだ…」

    日向「お、おう」

    苗木「なに、その反応?」

    日向「いや、以外だなって思って…」

    苗木「本当は?」

    日向「実は、俺もケンカした」

    苗木「ええー?!」

    日向「なんだよ、その反応は…」

    苗木「いや、日向くんと七海さん仲良しって雰囲気だから」

    日向「まあ、お前らも同じようなものだけどな」

    苗木「どうしようかな…」

    日向「悪い、それは俺が聞きたい…」
  6. 6 : : 2013/12/28(土) 19:07:27
    >>4
    いつもありがとうございます!
  7. 7 : : 2013/12/28(土) 19:13:40
    苗木「とりあえず、日向くんがこの調子だし他にアドバイスくれる人を探すしかないかな」

    日向「ああ、悪い俺も探してみる」

    苗木「あはは、元気ないね」

    日向「…お前もな」



  8. 8 : : 2013/12/28(土) 19:15:55
    ここで、小一時間ほど前に言ったことを覆します

    ちなみに、苗木視点で書いていきます

    苗木(誰に相談しよう)スタスタ

    安価下 (1年生の男子のみ)

    安価無かったら勝手に進みます!
  9. 9 : : 2013/12/28(土) 19:16:46
    桑田
  10. 10 : : 2013/12/28(土) 19:36:15
    〈食堂〉

    苗木「あ、桑田くん」

    桑田「おっ!どうした苗木」

    苗木「実はさ、霧切さんとケンカしちゃって…」

    桑田「お前ら付き合ってまだ三、四週間だろうが」

    苗木「あはは、面目ない」

    桑田「けど、まあ仲直りしたいなら普通に接せればいいけど、こう…何て言うかもっと仲良くなりたいんだろ?」

    苗木「う、うん!」

    桑田「それなら、もっとこう…ガッ!といけ!」

    苗木「ガッといく?嫌だよ、嫌われたくないもん」

    桑田「あのなぁ、このままだと同じことの繰り返しだぞ?」

    苗木「!」

    桑田「そして、その繰り返されていくことでその溝は、どんどん深くなっていくんだぜ?」

    苗木「それは、嫌だな…」

    桑田「それが、嫌なら少し嫌われても良い覚悟で男見せろ!」

    桑田「……ずっと一緒に居たいんだろうが」

    苗木「桑田くん…」

    桑田「まぁ?お前と霧切が別れちまったらまた、舞園ちゃんがこっち見てくれないし?ぶっちゃけ困るからさ」

    苗木(台無しだよ)

    桑田「でもまあ、お前と霧切が仲良くいてほしいってのは、ホントだからな!」

    苗木「うん、ありがとう!頑張るよ!」

    桑田「おう!」

    こうして僕は食堂をあとにした。

  11. 11 : : 2013/12/28(土) 19:49:55
    ☆★☆

    〈寄宿舎〉日向ルーム

    日向「なんで、苗木は頬にそんな大きな紅葉を描いているんだ?」ジンジン

    苗木「…日向くんもね」ジンジン

    日向「ああ、七海にな。」

    苗木「僕は霧切さんにね」

    日向「狛枝に相談したのが間違いだった…」

    苗木「僕は桑田くんだったんだけど、僕の言い方が悪かったのかな…」ウルッ

    日向「わわっ、泣くなよ!俺まで泣いちゃうだろうが」

    苗木「う、うん大丈夫だよ」
  12. 12 : : 2013/12/28(土) 19:50:28
    あ、まとめて書いてたら順番間違えました
  13. 13 : : 2013/12/28(土) 19:51:17
    〈寄宿舎〉霧切ルーム前

    霧切「それで、話って何かしら?」

    苗木「あのね!――」

    ………………

    …………

    ……。バチンッ

    ☆★☆

    〈寄宿舎〉日向ルーム

    日向「なんで、苗木は頬にそんな大きな紅葉を描いているんだ?」ジンジン

    苗木「…日向くんもね」ジンジン

    日向「ああ、七海にな。」

    苗木「僕は霧切さんにね」

    日向「狛枝に相談したのが間違いだった…」

    苗木「僕は桑田くんだったんだけど、僕の言い方が悪かったのかな…」ウルッ

    日向「わわっ、泣くなよ!俺まで泣いちゃうだろうが」

    苗木「う、うん大丈夫…だよ」

    これが正しいです。ややこしい間違いすいません
  14. 14 : : 2013/12/28(土) 19:53:33

    日向「……けどな、苗木」

    苗木「なに?」

    日向「ケンカを乗り越えてこその恋人だからな。それを乗り越えるごとに絆は強くなる」

    苗木「なんか、狛枝くんみたいだね」

    日向「自分でもそう思った。ケンカが絶望で恋人か希望だな」

    ピンポーン

    日向「あ、はーい?」ガチャ
  15. 15 : : 2013/12/28(土) 22:25:47
    どっちのカップルも好きな自分としては題名からして涎が…w期待です!
  16. 16 : : 2013/12/28(土) 22:37:20
    感動だああああああ!!!!!!·······

    期待です!!
  17. 17 : : 2013/12/29(日) 07:11:14
    >>15 さん
    >>16 さん
    ありがとうございます!
    どちらかと言うとニヤニヤできて感動できるものを目指しているのでギャグは少なくて面白くないかもしれませんがご期待に添えれるように頑張ります
  18. 18 : : 2013/12/29(日) 07:12:02
    あ、安価置くの忘れてしまってた…orz
  19. 19 : : 2013/12/29(日) 07:15:23
    なので、続き書いちゃおうと思います


    ピンポーン

    日向「あ、はーい?」ガチャ

    七海「やあ」

    日向「うおっ、七海か」

    七海「さっきは、ごめんね?」

    日向「なんで、疑問系なんだよ…ああ、全然気にしてないぞ」

    七海「あれ?苗木くんも、いるんだね」

    苗木「こんにちは、七海さん」


  20. 20 : : 2013/12/29(日) 07:26:28
    七海「あっ、それならちょうど良かった。ねえ来て来て」

    霧切「……」スタスタ

    苗木「霧切さん!?」

    霧切「なにかしら?」

    苗木「さっきは、本当にごめん!」

    霧切「別に、気にしてないわ」

    苗木「それは違うよ!だって何も気にしてないなら、優しい霧切さんがビンタするはずないんだ!」

    霧切「私が…優しい?」

    苗木「うん!だっ――」

    日向「はいはい、のろけるなら自分達の部屋に行け」

    七海「あっ、そのことなんだけどね」

    日向「ん?」ニコニコ
  21. 21 : : 2013/12/29(日) 07:41:06
    七海「日向くんと苗木くん達で交換しよ?」

    日向「んん?交換ってなにをだ?パンツか?」

    七海「カップル交換…だよ」

    日向「?!」

    霧切「ええ」

    苗木「!?」

    七海「ほら、某猫型ロボットがでてくるアニメでお母さん交換する話があったでしょ?それだよ。」

    日向「でも…」

    七海「大丈夫。苗木くんが彼氏になっても日向くんのことは、ちゃんと好きだからね?」

    日向「!…なあ苗木、これって俺が霧切と仮とはいえ付き合うんだぞ?それでも良いのか?」

    苗木「嫌だよ、…嫌に決まってるじゃないか!」

    霧切「苗木くん。貴方が私に本当に悪いと思っているなら、七海さんの提案に乗ってちょうだい」

    萎え木「……わかった」シュン



    …こうして、僕らの甘酸っぱくて奇妙で、だからこそ思い出に残る1日が幕を開けた

  22. 22 : : 2013/12/29(日) 08:16:05

    〈寄宿舎〉七海ルーム

    七海「さあ、入って入って!」

    苗木「…お邪魔します」ソワソワ

    七海「霧切さんのことが気になる?」

    苗木「そんなことは……いや気になるよ」

    七海「そっか」

    苗木「霧切さんの気持ちは分からないし、日向くんはカッコいいし…」

    七海「ねえ、苗木くん。」

    苗木「なに…かな?」

    七海「霧切さんを、信じてあげて。私は日向くんを信じてる…よ?」

    苗木「…うん、そうだよね。僕は霧切さんを信じるよ」

    七海「よしっ!じゃあゲームしよっか?」

    苗木「うわっ、改めてみると沢山あるね!」

    七海「ゲーマですから!」ドヤッ

    苗木「…それじゃあ、スマブラでもしようか」

    七海「うん。いいよ」

    …バーン
    ……バーン
    ………バーン

    苗木「…強すぎだよ」

    七海「楽しくなかった?」

    苗木「そ、そんなことないよ」

    七海「ほっ、良かった」

    七海「じゃあ次はブレイブルーでもしよっか」

    苗木「うん、いいよ。」

    …………バーン アストラルフィニッシュ!!
    ………バーン アストラルフィニッシュ!!
    ……トガガガガ アストラルフィニッシュ!!

    苗木「…………」

    七海「中々やるね~、」

    苗木「いや、三分の一くらいしか体力減らせて無いんだけど…」

    七海「ゲージ貯めたいからね!」

    苗木「…日向くんともこんな風にゲームするの?」

    七海「うん。よくするよ?」

    苗木「休みの日に外にデートとか行かないの?」

    七海「あんまりいかないね。出歩くと眠くなっちゃうし」

    苗木(日向くん…)ジワッ
  23. 23 : : 2013/12/29(日) 09:39:21
    七海「苗木くんは、霧切さんとどうなの?」

    苗木「僕らは……、基本外かな。でも霧切さん探偵の仕事があるからあんまり過ごせないけどね」

    七海「寂しい?」

    苗木「いや別に…。霧切さんだって仕事だし……」

    七海「素直に吐き出しちゃっても良いんだよ?」

    苗木「……二人は本当にエスパーなのかもね」

    苗木「…僕はさ、もっと一緒にいたいよ…それに、あんまり探偵の仕事をしないでほしいって思うときも多々あるよ」

    七海「……それで、ケンカしちゃったの?」

    苗木「……うん。良く分かったね」

    七海「…………」

    苗木「僕だって、探偵である霧切さんを好きになったけどさ…それでもあんな危険と隣合わせの仕事霧切さんだけで、こなさせたくないよ…僕も一緒に……」

    七海「今のこと、霧切さんに言ったの?」

    苗木「言うわけないよ、結局僕のワガママだからね」

    七海「霧切さんだって、同じだと思うよ?」

    苗木「え?」

    七海「君を危険に巻き込みたくないから、そうしてるんだと思…う」

    苗木「………」
  24. 24 : : 2013/12/29(日) 09:40:12
    苗木「僕は、霧切さんには探偵である前に一人の女の子でいてほしいんだ」

    七海「うん、そのことを霧切さんの地雷を傷つけずに伝えられたら良いんだと……思うよ?」

    苗木「あはは、せめて断言してよ…」

    七海「…やっと笑ったね」

    苗木「え?ああ、うん」

    七海「霧切さんもね、私に苗木くんのこと相談してきたんだよ」

    苗木「えっ?!霧切さんが!?」

    七海「そんなに驚くのは酷いんじゃないかな」

    苗木「ご、ごめん。それよりなんて言ってたの?」

    七海「内緒だよ…ちゃんと本人の口から聞かなきゃ」

    苗木「うん。そうだよね」

    七海「当然のことをしたまでだよ」

    苗木「あっ、そうだ七海さんは、何か悩みごととか無いの?」

    七海「……あるよ?」

    苗木「さっきのお礼に僕が相談に乗るよ」

    七海「…それじゃあ、お言葉に甘えよう…かな?」

    苗木「さっきから疑問系だね」
  25. 25 : : 2013/12/29(日) 09:42:23
    七海「実はね…日向くんが優しすぎるんだよ」

    苗木「…それが悩み?」

    七海「うん。」

    苗木「具体的にいうと?」

    七海「ゲームでフルボッコにされても嫌みの1つも言わず付き合ってくれるし、優しいから周りには女の子がいっぱいいるし…心配はしないけど嫉妬しちゃう」

    苗木「日向くん…鈍いよね」

    七海「君がそれを言っちゃうの?」

    苗木「? それは、良いとして日向くんとゲームするとき手を抜いたりしないの?」

    七海「うん!やるときは全力だよ!」

    苗木(かわいそうだな…)

    苗木「あっ、それならさ協力するゲームをすればいいんじゃないかな?」

    七海「あっ、モンハンとかゴッドイーターとかだね!」

    苗木「そうそう!」

    七海「ああいうゲームは一人でクリアしちゃうから通信とかは、しなかったんだよね。…うん、ありがと」

    苗木「ううん。こっちこそありがとね」

    七海「あっ、そういえば私たち恋人らしいことゲームしかしてないね!」

    苗木「うん。相談ばかりしてたからね」

    苗木(なにしようか)

    安価下 学園の中でできることでお願いします


  26. 26 : : 2013/12/29(日) 11:27:57
    散歩
  27. 27 : : 2013/12/29(日) 12:18:40
    >>26 さん
    了解です!
  28. 28 : : 2013/12/29(日) 13:03:48
    苗木「そうだ!散歩しようよ」

    七海「寝ちゃったら、ごめんね」

    苗木「あはは、学園の中だけだから大丈夫だよ」

    七海「うん、それなら大丈夫と…思うよ?」

    苗木「よし、それじゃ行こうか」

    七海「……」

    苗木「どうしたの?」

    七海「いや、手を繋がないのかなって」

    苗木「!」
  29. 29 : : 2013/12/29(日) 13:05:18
    七海「…苗木くん。霧切さんとデートするとき手を繋いだことある?」

    苗木「…一回も繋いだことない」

    七海「なんで?」

    苗木「いや、それはちょっと…」

    七海「火傷のこと?」

    苗木「うん…ってなんで知ってるの?!」

    七海「本人から聞いたんだよ?」

    苗木「ああ、そういうことか」

    七海「二人はなんで繋がないの?」

    苗木「…無意識に霧切さん…嫌がってるんだよ」

    七海「そう…なのかな?」

    苗木「…とりあえず、散歩に行こうよ」

    七海「うん、わかった。手繋ぐ?」

    苗木「ごめん。遠慮しとくよ 」

    七海「…そっか」

    苗木「じゃあ、行こっか」


    スタスタ
  30. 30 : : 2013/12/29(日) 13:06:07
    江ノ島「あー、絶望的に暇~……ん?あれは…」

    江ノ島「おーい、あんたらなにしてんの?…あ、もしかして不倫?禁断の愛なの?」

    苗木「それは違うよ!僕は霧切さん一筋だよ…いろいろあってこうなってるんだ」

    七海「ついでに、今してるのは散歩だよ?すれ違い通信しながらだから便利なんだ。お、噂をすれば」

    〔3DS〕

    トコトコトコ

    アバター『どうも‘全ての始まりにして終わりなるもの’です。』

    苗木(山田くん…)

    アバター『最近遊んだゲームはモンスターハンター4です』

    アバター『質問はあなたは、2次元派?3次元派?』

    トコトコトコ

    苗木(やっぱり、山田くんだったか)

    江ノ島「あー、あんたらのこと霧切と日向に言っちゃおっかなぁー」

    七海「うん。別に良いよ?」

    苗木「あっちは、あっちで行動してるだろうしね」

    江ノ島「……あーあ、つまんないのー。じゃーねー」スタスタ

    苗木「さっ、行こうか。」

    七海「そろそろ、寝みぃ」ウトウト

    苗木「早くない?!」

    七海「ぐーzzz」

    苗木「もう寝ちゃったよ!起きて」ユサユサ

    七海「あ、おはよ…zzz」

    苗木「起きてないよ!」

    苗木(おぶって行くしかないのかな…)

    こうして僕たちは部屋に戻った。
  31. 31 : : 2013/12/29(日) 18:58:24
    苗木「あ、もう三時だよ!」

    七海「よし!頃合いもいいし、日向くんの所行こっか?」

    苗木「そうしよう」

    〈寄宿舎〉日向ルーム

    コンコン

    七海「日向くーん?」ガチャ

    苗木「鍵が空いてるね」

    日向「」

    七海「日向くん。部屋の隅で体育座りしてどうしたの?」

    苗木「それより、霧切さんは?」

    日向「それよりって…ショックでロン毛になるぞ」

    苗木「あはは、冗談でもやめてよ」

    日向「悪い…それより霧切なら探偵の仕事に言ったぞ」

    苗木「あ、そういえばそんなこと言ってたような…」

    日向「とりあえず、作戦会議だ!」

    苗木「うん。それで霧切さんと何かあったの?」

    日向「すっごく愚痴聞かされた」

    苗木「え?」

    日向「ただの愚痴なら良いけどノロケも入るから精神的にかなりキツかった」

    苗木「ははっ、霧切さんがノロケ話なんかするとは思えない…」

    日向「あっ、それとお前のこと凄く心配してたぞ」

    苗木「…なんて?」

    日向「確か…彼は優しすぎるのよ…優しすぎるから甘えてしまう。だから探偵らしく振る舞えなくなる。とか」

    苗木「………」

    日向「彼、普段から十分危険な目にあってるのに探偵の仕事に関わろうとしたりとかな」

    七海「…皮肉だよね。なんか時計と髪の毛と櫛(くし)と鎖の話思い出しちゃったよ」

    苗木「あれだよね。彼女に櫛をプレゼントするために大切な時計を売った男と、男に時計の鎖をプレゼントするためにキレイな髪の毛を売った女の話だよね」

    日向「お互いがお互いを思って行動した結果、無い時計と短い髪の為にプレゼントを用意した…皮肉な話だな」

    七海「うん。皮肉たっぷりだけどさ、これは無駄じゃないと思うんだよ。君達の関係もそうだよ」

    苗木「どういうこと?」

    七海「それは、自分で見つけなきゃ、真実にたどり着くヒントはそこらじゅうに散らばっている筈だよ」

    日向「真実はいつも1つだからな」

    苗木「うん!!」ダッ!

  32. 32 : : 2013/12/29(日) 19:27:06

    ☆★☆


    七海「…行っちゃったね」

    日向「あいつなら、何とかするだろ」

    七海「そう言えばさ…霧切さん苗木くん優しすぎるの件でさ、優しいから周りに女の子たくさんいる…みたいなの言ってた?」

    日向「うお、凄いな探偵になれるんじゃないのか?」

    七海「…それで日向くんは、何て言ったの?」

    日向「俺は、ったくこんなキレイ彼女が居て苗木も鈍いうえに罪なやつだぜ。って言ったぞ」

    七海「むう、」ギュッ

    日向「?!いふぁいふぁいほっへはひっはうなよ(痛い痛いほっぺた引っ張るなよ)」

    七海「ふん!」

    日向「あ、まさか俺が霧切にキレイって言ったことか?別に口説いた訳じゃないからな?!」

    七海「…もう知らない」

    日向「俺は七海一筋だぞ!それに七海は可愛い系だからな!」

    七海「!…もう///」ギュー

    日向「うわっ、今度はなんだよ抱きついて!絞め技なのか?!」(…ハッ、背中に柔らかい感触がぁぁ////!!)

    七海「日向くん…」

    日向「なんだ?」

    七海「私のこと…好き?」

    日向「ああ!この世で一番な!」

    七海「えへへ////」

    日向「七海は、俺とゲームどっちが好きだ?」

    七海「うーん、日向くん…かな?」

    日向「悩むぶんは置いておくとして、せめて断言してくれよ…」

    七海「あっ、そうだ!」

    日向「どうした?ゲームか?」

    七海「ううん、デートしよう?」

    日向「…部屋でか?」

    七海「ちがうよ、外でだよ」

    日向「お、おう!」(苗木…お前のお陰なのか?!)

    七海「それじゃ、行こっか。あっ…手繋ご?」

    日向「ああ、もちろんだ」ギュッ


    久し振りの外のデートは寒かったけど、

    繋いだ手に七海の温かさを感じる。

    雪が降っているわけでも、夜空に星々が浮かんでいるわけでもなく

    ロマンチックの欠片もない普通の日だけれど

    俺にとってはきっと思い出に残る最高の1日の1つになるだろう。

    となりにいる彼女とこうして、一緒にいれるだけで俺は何よりも幸せなのだから。

  33. 33 : : 2013/12/29(日) 19:29:59
    ☆★☆

    苗木(さあ、まずどう行動しようか)

    誰の所へ行く?
    安価下!
  34. 34 : : 2013/12/29(日) 20:05:13
    狛枝
  35. 35 : : 2013/12/29(日) 20:25:09
    苗木「うーん、どうしよう」

    狛枝「やあ、苗木くん」

    苗木「あっ、狛枝くん」

    狛枝「なにか、悩みごとかい?」

    苗木「実はね…カクカクシカジカ」

    狛枝「ふぅーむ、やっぱり探偵のことは探偵に聞くべきだと思うよ?」

    苗木「霧切さん?」

    狛枝「いや、ちがうよ」

    苗木(この学園に霧切さん以外探偵なんていたかな?)

    狛枝「それと、押してダメなら引いてみることも大事なのかも…まあ、見極めが大切なのかな」

    苗木「そういうものなのかな…」

    苗木「あっ、そういえば日向くんも狛枝くんに相談したって言ってたけどなんて、アドバイスしたの?」

    狛枝「ゲームを全否定または、破壊しちゃえって言ったよ」アハハ

    苗木(狛枝くんの意見は宛にならないかも…)

    狛枝「まあ、でも霧切さんをちゃんと大切にしなきゃダメだよ?」

    苗木「ちゃんと、大切にしてる…はずだよ!」

    狛枝「苗木くん…失ってからじゃ遅いんだよ?」

    苗木「!」

    狛枝「悲しいことにボクの大切なものはどんどん無くなっちゃったんだけどさ」

    狛枝「君には霧切さんがいるでしょ?」

    苗木「う、うん!!」

    狛枝「それなら、はず、じゃなくて言い切れるくらいにならないと…優柔不断はいざってときに後悔することになるよ」

    苗木「…わかった。ありがとう」

    狛枝「あはは、力になれて良かったよ。」

    苗木「うん、またね!」ダッダッダ

    狛枝「じゃーね」ブンブン

    狛枝(あはは、…君たちが羨ましいよ。)



    苗木(まだまだ時間はあるな…次は>>36のところに行こう)

  36. 36 : : 2013/12/29(日) 20:34:19
    舞園
  37. 37 : : 2013/12/29(日) 21:01:57

    〈寄宿舎〉舞園部屋前

    苗木「やっぱり、女子のことは女子に聞くのが一番だよな」ピンポーン

    舞園「はーい……って苗木くん?!」

    苗木「あはは、そんな驚かないでよ」

    舞園「どうしたんですか?」

    苗木「実は相談があって…」

    舞園「そうですか…とりあえず入ってください」

    苗木「そうさしてもらうね」


    舞園「で、なにがあったんですか?」

    苗木「実は霧切さんとケンカしちゃってさ」

    舞園「!」

    苗木「だから、仲直りしたいだよね」

    舞園「そ、そうですか…」

    苗木「どうかしたの?」

    舞園「いえ、それより仲直りしたいんですよね…」

    苗木「うん。できればもっと仲良くなりたいかな」

    舞園「…もう、お互いの腹を割って話すとかしたらどうですかね?」

    苗木「どういうこと?」

    舞園「つまり、霧切さんも苗木くんも、恥ずかしがって自分の気持ちを伝えないからだめなんですよ!」

    苗木「それって、愛してる…とか?」

    舞園「それもそうですけど、思ったことをお互い我慢しすぎなんですってば!!少ししか言わないから間違った解釈を受けるんですよ!」

    苗木「…舞園さん……怒ってるの?」

    舞園「怒りますよそりゃ!…だって……だって…!!」ウルウル

    苗木「…ごめん」

    舞園「なんで、苗木くんが謝るんですか?」

    苗木「なんでかわからないけど、僕が悪い気がしたんだ…だから」

    舞園「ふふっ、苗木くんは単純ですね。」

    苗木「う、…ええ?!」

    舞園「私アイドルですよ?演技の一つや二つお手のものです。」

    舞園「苗木くん、謝るだけじゃダメですよ?」

    苗木「うん。ごめん」

    舞園「なんで謝るんですか?」

    苗木「……」

    舞園「あっ、今日用事があるの思い出しました!だから苗木くん早く部屋出てください!」

    舞園「霧切さんのこと大切にしてあげてくださいね!」

    苗木「…うん。ありがとう」スタスタ

    バタンッ

    苗木(あの涙は演技じゃない…いくら馬鹿正直な僕だってそれぐらい気づくよ…)


    舞園「なんで、そんなことに気付くのに…私の気持ちには気づいてくれなかったんですか?!」ブワッ

    舞園「…………」グスッ…グスッ


    苗木(腹を割って話すか……そろそろ霧切さん帰ってくるかな?)

    苗木(それにしても、“霧切さん以外の探偵”の人ってこの学園にいたっけ?)

    苗木(…最後に誰の所へ行こう。)

    >>38
    ダブり無しでお願いします
  38. 38 : : 2013/12/29(日) 21:10:53
    狛枝
  39. 39 : : 2013/12/29(日) 21:11:22
    間違えました!
    豚神でお願いします。
  40. 40 : : 2013/12/29(日) 21:13:06
    >>39さん わかりました!
  41. 41 : : 2013/12/29(日) 22:39:58
    苗木「あっ、豚神くん」

    豚神「なんだい……なんだ?」

    苗木「相談に乗って貰いたいんだけど…」

    豚神「…それは、十神白夜としてか?それとも僕にたいして?」

    苗木「僕は、十神くんじゃなくて、豚神くんに相談に乗って貰いたいよ…友達としてね。」

    豚神「…うん、わかったよ。僕が力になれるなら協力するよ」

    苗木「…カクカクシカジカ」

    豚神「霧切さんの探偵としてことなら、僕調べたことがあるよ」

    苗木「ほんと!?」

    豚神「まあ、学園長や使用人さんに聞いたことがほとんどなんだけどね」

    苗木「うん。」

    豚神「今から話す話は少しショックが強いかもしれないけどそれでもいいかい?」

    苗木「……うん、お願い」

    豚神「わかったよ。」

    豚神「霧切家は、代々受け継がれてきた由緒正しき名門なのは知っているかい?」

    苗木「うん。そこらへんは大体」

    豚神「じゃあ、霧切家の家訓は?」

    苗木「……それは、知らないよ。」

    豚神「『家族の死に目より、探偵活動を優先させろ』らしいよ」

    豚神「その家訓有ってか霧切さんは、実の母親の死のとき側にいられなかった…それどころか、祖父の仕事の付き添いで海外にいたらしい。」

    苗木「…なんだよ、それ?」
  42. 42 : : 2013/12/29(日) 22:55:20
    豚神「それに表情を隠して、つけこまれないようにする。これも霧切さんの探偵としての経験から培ったものらしいよ…確か、火傷?が関係あるんだとか」

    豚神「霧切家の模範として幼いころから育てられた少女。それこそが霧切響子なんだよ。」

    苗木「!」

    苗木「…それは…………」

    苗木(言い返せない…情けない…だけど何も間違ったことは言ってないんだ)

    豚神「それでも、君は霧切さんの探偵を否定するのかい?」

    苗木「否定は…しないよ。」

    豚神「霧切さんから、探偵を引いたら何が残ると思う?」

    苗木「……」

    豚神「僕は何も残らないと思う。いや残るのは探偵として培った技術だけが残ると思うな。機械のように…」

    苗木「ぐっ、」

    豚神「詐欺師として育てられた僕から、詐欺師を引いたら何も残らないように…」

    豚神「探偵として育てられた彼女には、探偵としての彼女しかいない。だから何も残らない!!」

    ………………。
    …………。

    頭の中で豚神くんの言葉がグルグルと廻る。まるで飴細工のようにグルグルと、グルグルグルグルグルグルと、だけど僕がその先に見えたものは無表情で機械のような彼女などではなく、昔見た、霧切さんの笑顔と泣き顔だった…


    苗木「……それは、……よ」

    豚神「…なんだって?」

    苗木「それは違うよ!!」

    苗木「霧切さんは、霧切さんだ!確かに探偵として育てられのかもしれない!模範として育てられのかもしれない!だけど、やっぱり探偵である前に彼女は、彼女なんだ!それに僕だっている!!いくら豚神くんであろうと、僕の大切な人をそんな風に言うのは許さないぞ!!」

    豚神「…それで良い」

    苗木「え?」

    豚神「それが、お前のストレートな気持ちなんだろ?」

    苗木「…うん」

    豚神「ならば、それを霧切に伝えてやれば良い」

    豚神「一番伝わるのは飾りっけのある言葉や格好つけた言葉じゃない。そいつの思いがこもった言葉だ」

    豚神「霧切の探偵としての話を知ったお前なら、きっと同じ轍(てつ)は踏まんだろう…」

    苗木「もしかして、豚神くんは、そのために…?」

    豚神「つまらん推測は止めにしろ。さっさと霧切の元へ向かえ!」

    苗木「…ありがとう。でもね、豚神くん。」

    豚神「……なんだ?」

    苗木「豚神くんから、詐欺師を引いても豚神くんはちゃんと残るよ。」

    豚神「今更…、どうでもいいことだ」

    苗木「だって、僕らや日向くんの友達は超高校級の詐欺師じゃなくて、豚神くんなんだもん。」

    豚神「…フン。まあ、礼だけ言っておくぞ」

    苗木「いや、お礼を言うのはこっちの方だよ。豚神くんありがとね」

    豚神「………僕の方こそありがとう。」

    苗木「またね!」ダッダッダ

    豚神「うん!」

    ☆★☆

    僕は校門の前へ走る、大切な彼女を待つために…

    不思議と体は軽く、今なら何でも出来そうな気がした。

    prprprprprpr

    苗木(電話がかかってきた……あっ!霧切さんからだ)ピッ

    苗木「はい、もしもーし?」

    いつもならこのあと霧切さんの凛としたキレイな声が聞けるはずなのだが…僕が聞いたのは…ざらついたような低い声で

    『この娘は、預かった返してほしければ1人で、今から言う場所に来い。警察には言うな…以上だ』ピッ

    という絶望的な言葉だった……



  43. 43 : : 2013/12/30(月) 11:51:24
    苗木「…は?」

    僕は折り返し電話をかける……が通じない壊されたのかもしれない。やばいやばいやばいやばいやばい!

    日向「おっ、どうしたんだ?」

    七海「やーやー、さっきぶりだね」

    苗木「あ、二人とも…実は、霧切さんが…霧切さんが!」

    日向「…わかった。とりあえず落ち着いて話してくれ」

    苗木「霧切さんが拐われた…」

    日向「はぁ?!」

    苗木「一人で来いって言われて…」

    日向「なんだよそれ…」

    苗木「だから早く行かなきゃ!!」

    苗木「…あっ!アイツ場所指定してないじゃないか!!」

    七海「お茶目な誘拐犯だね」

    苗木「くっそ!どうすれば…」

    日向「落ち着け苗木」

    苗木「これが、落ち着いてられるかよ!」

    七海「君が本気で霧切さんを助けたいんなら、まずは落ち着かないと……ね?」

    苗木「!……ごめん。少し頭に血がのぼってたよ」

    日向「とりあえず、場所を特定することからだよな」

    苗木「そういうのは、十神くんや不二咲さんに頼もうと思う」

    七海「あとは、乗り込む人だけどどうする?」

    苗木「僕が…一人で行くよ」

    日向「カムクラチョップ!」

    苗木「危なっ!」スカッ

    日向「なっ!……伊達に戦刃に鍛えられてないな」

    苗木「殺す気なの?!」

    日向「ははっ、悪い悪い」

    七海「苗木くん、一人で行くことが霧切さんに一番危険をもたらすって分かってる?」

    苗木「え?」

    七海「身代金の要求をするわけでもなく一人で来させる…犯人の目的は苗木くんの確保以外考えられないよ」

    苗木「でも…僕なんか確保しても……」

    七海「例えば、霧切さんの前で君を拷問して情報を出させるつもりなのかもしれないよ……霧切さんに。」

    日向「探偵の依頼人の名前とかをか…」

    苗木「!!」

    七海「うん。これで一人で行くのはセオリーじゃないって分かったよね?」

    苗木「…うん。わかったごめん。」

    七海「よしっ、とりあえず霧切さんの居場所を特定しないとね」

  44. 44 : : 2013/12/30(月) 11:54:25

    〈食堂〉


    西園寺「うるさいゲロブタ!私がなに食べようが私の勝手だろうが」

    罪木「ふゆぅ、お菓子ばかりでは栄養が偏ってしまいますよぉ」

    山田「締めは油芋とコーラに限りますなぁ!」キタコレ!!

    ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ

    バタバタバタ

    ガチャン

    苗木「はぁ、はぁ」

    十神「なんだ、騒々しい」

    苗木「十神くん!不二咲さん!力を…貸してほしい!」

    不二咲「力を貸すってどういうこと?」

    苗木「……霧切さんが…誘拐された!」

    苗木以外のみんな「!?」

    苗木「今いる場所もわからないんだ!…」

    不二咲「……わかった手伝うよ!」

    十神「仕方ない、俺も手伝うとするか…」

    苗木「二人ともありがとう!」

    十神「勘違いするなよ、俺はただクラスメイトに死人がでるのは夢見が悪いからそうするだけだ」

    葉隠「まったく、十神っちは素直じゃないべ」

    十神「黙れ……」prprprprprpr

    十神「ああ、そうだ。霧切響子をだ。変装の可能性も考えろ…ああ、頼んだ」ピッ

    十神「十神家を動かせてもらった」

    ジェノ「さっすが白夜様…痺れるぅぅ!」

    不二咲「…」カタカタカタ

    左右田「おう、不二咲はなにしてるんだ?」

    不二咲「まず、警備会社をハッキングして、僕お手製のアルターエゴを何人か送り込んむんだ。そして霧切さんの顔や動きなどの情報をもとに探してるんだぁ」

    左右田「お、おお…」
  45. 45 : : 2013/12/30(月) 11:56:18
    バタンッ

    日向「学園長は居なかった」

    七海「うん、出張らしいよ」

    朝日奈「実の娘の危機に何やってるの?!」

    狛枝「実は誘拐犯はお父さんでしたー…ならほのぼの解決するんだけどね」

    苗木「たぶん、それはあり得ないよ」

    狛枝「なんで?」

    苗木「電話で聞いた声だよ。」

    狛枝「…なるほど、絶望的な状況だね!でもみんななら――」

    七海「狛枝くん、ちょっと黙っててくれないかな?」

    狛枝「…………」

    石丸「人を…ましてや、か弱い女性を拐うとは愚の骨頂!許せん!」

    大和田「ああ、ギッタンギッタンにしてやりてぇな」

    九頭竜「それには、激しく同意だな」

    大神「許せんぞぉぉおおおお!!!!」ゴゴゴゴゴ



    十神&不二咲「見つけた(よ)」


    苗木「ほんとに?!で、場所は?」

    不二咲「ここの、第四倉庫だよ!」

    澪田「たっはー!倉庫ってごくせんっすかねぇー?」

    十神「ちなみに、ここから約十キロだ」

    苗木「……少し遠いな」

    十神「移動手段などいくらでもある。」

    十神「問題は、誰が行くかだ」

    戦刃「そういうのは、あまり大人数で行くのは得策じゃないよ」

    苗木「うん。一人で来いって言われたし、あまり多すぎたらばれちゃうからね」

    苗木(誰と一緒に行こう…)

    >>46 複数人可

  46. 46 : : 2013/12/30(月) 12:06:12
    戦刃、左右田、弐大、大神、豚神
  47. 47 : : 2013/12/30(月) 18:42:51
    苗木「 戦刃さん左右田くん弐大くん大神さん豚神くん…僕に力を貸してくれないかな」

    戦刃「分かった。」

    弐大「がっはっは、了解じゃー!」

    大神「ああ、力になろう。」

    豚神「フッ。俺を選ぶとは中々良い選択だ………苗木くん。友達として力を貸すよ!」

    左右田「」

    七海「うわぁ、鳩が豆鉄砲くらったような顔してるよ」

    左右田「…だってよぉ。俺だって助けてぇーよ?でもこえーんだよ。どんなやつが相手かもわかんねーんだろ?」

    ソニア「口を慎みなさい!左右田和一!」

    左右田「え?」

    ソニア「貴方はそれでも、ジャパニーズ男子ですか?!左右田さんは怖くて逃げ出すような腰抜けだったんですか?!」

    左右田「!…でも」

    ソニア「違うでしょ?!貴方はそんな、弱い人じゃないはずです!」

    左右田「ソニアさん…」

    苗木「ねえ、左右田くん…無理を言ってるのは分かってる。でも僕には君の力が必要なんだ!」

    苗木「大切な人を助けるために力を貸してほしい!」

    左右田「………なあ、苗木」

    苗木「なに?」

    左右田「もし、ソニアさんが拐われてよ…俺がお前に力を貸してくれって行ったときお前は力を貸してくれるのか?」

    苗木「もちろん!…だって友達だからね」

    左右田「!…分かった行くよ!左右田和一、男見せます!見ててくださいソニアさん!」

    ソニア「はい!」

    田中「守護のまじないをかけてやろう」スッ

    そう言うと田中くんは左右田くんの前に拳を付きだした

    左右田「…おう!」コツン

    拳と拳がぶつかる。

    左右田「おっし、苗木行くぞ!」

    苗木「よしっ!行こう」


    終里「なあ?なあ?俺は?」

    日向「留守番だ。ゆっくり飯でも食べてろ。」(こいつに、こういうのは無理だろ)

    日向「あ、そうだタクシー呼んでおいたからもう来てるはずだぞ!」

    苗木「うん!ありがとう」ダッ


    僕らは向かう、霧切さんのもとへ!

  48. 48 : : 2013/12/30(月) 22:08:38
    ~~~回想~~~

    桑田「苗木行ってこいよ!」

    苗木「わわっ、押さないでよ」

    12月25日 クリスマス

    僕らは学園の食堂でクリスマスパーティーをしていた

    パーティーと言っても食堂を少し飾り付けして、超高校級の料理人の花村くんお手製の料理を食べながらお喋りしているだけなんだけどね。(ちなみに自由参加)

    舞園さんや江ノ島さんは仕事でパーティーにはいなくて、十神くんも十神家主催のパーティーがあるらしくここにはいない。

    戦刃さんは、昨日自身の誕生日で遅くまで起きていたし、23日から24日の日にちの変わり目はジャンプして空中で過ごすという謎の試みのせいで、二日連続夜更かしをしてしまい、今はぐっすり眠っている

    二年生は九頭竜くんと辺古山さん、西園寺さんがいない


    僕は、部屋で寝ている戦刃さんの料理をタッパーに入れてその後は、皆と食事を取りながらいろんな人とお喋りしていた。
  49. 49 : : 2013/12/30(月) 22:50:27
    花村「さあ!みんなじゃんじゃん食べて!あっ…僕も食べて良いんだよ?はぁーと」

    狛枝「食中毒じゃ、すまなそうだね…」

    日向「おい!花村ァ!草餅がないぞ!」

    花村「いやいや、クリスマスだからケーキが普通でしょ?」

    日向「な、なんだってー?!」

    七海「日向くん…それ去年も言ってなかった?」


    罪木「ふぇーん、また転んでしまいましたぁー」バタッ

    山田「ありがたや~、ありがたや~」

    葉隠「俺の弾道が三割上がる!」

    大和田「あれ…鼻から血が………」

    桑田「うっはーご馳走さんっス」

    石丸「君たち!!不健全だぞ!!特に葉隠くん!!君は常識を考えたまえ!」

    不二咲「パワプロくんの弾道イベントみたいだね」


    豚神「」ガツガツガツガツ

    終里「」ガツガツガツガツ

    朝日奈「ドーナツ最高!」パクパク

    セレス「餃子に勝るものはありませんわ」モグモグ


    弐大「そろそろ、再戦じゃあぁぁーー!!!」

    大神「かまわぬぞ…」

    弐大「その前にくそじゃあぁぁぁ!!!」

    小泉「ちょっ、あんたねえ!食事中でしょ?!」


    澪田「ねぇねぇ!冬子ちゃんは、なにしてるんすか?」

    腐川「べ、別に良いでしょ?!」

    澪田「ひょいっと…むむう小説っすか?」

    腐川「そっ、そうよ。まあアンタなんかと無縁なものね」

    澪田「…あれ?維吹今バカにされた?まあ読んでみるっす………んん!面白いっす…いきなりクライマックス!?わわっ、このあと二人はどうなるんっすか?!」

    腐川「………気になるの?」

    澪田「気になる!出来たら見せてほしいっす!」

    腐川「…しょうがないわね」

    左右田「ソニアさーん」

    ソニア「わぁー、破壊神暗黒四天王さんたち、可愛いです!」

    田中「破壊神暗黒四天王クリスマスver!!」

    左右田「ソニアさーん!!」

    ソニア「左右田さんうるさいですよ。口を慎みなさい!」

    左右田「はい!ありがとうございます!」


    みんなと、一通り話して気付く…霧切さんがいない!
  50. 50 : : 2013/12/31(火) 01:27:54

    誰かが呼びに行かなきゃ行けない…

    そんなわけで…

    苗木「なんで満場一致で僕になるのさ…」

    大和田「だって、そらオメェ霧切のことがs」

    苗木「わわっ、大和田くんストップ!ストップ!」

    苗木「そのことは、1年生の男子しか知らないんだから…しーっ!」

    不二咲「それに、霧切さんも苗木くんが来たら嬉しいと思うなぁ」

    苗木「いや、煩わしがるんじゃないかな?」

    葉隠「なんで、いつもは前向きなのにこういうことは卑屈なんだべ?」

    桑田「それに、実は知ってるんだぜ?お前が今日霧切に告白するの」

    苗木「」ブーーー

    苗木「ゲホッゲホッ……なんで知ってるのさ!それはプレゼント買うのに付き合ってくれた日向くんと狛枝くんしか知らないはず……ハッ」チラッ

    狛枝「…あはっ!」(ゝω・´★)

    日向「…すまん!」ヒラヒラ

    苗木「」(わざとだ…絶対わざとだ!)
  51. 51 : : 2013/12/31(火) 02:12:43
    桑田「と、言うわけでちゃっちゃっと行ってこい!」

    苗木「わわっ、押さないでってば!」

    石丸「みんな、やめないか!苗木くんが嫌がっているだろう!苗木くん、僕が代わりに行こうかい?」

    苗木「…いや、僕が行かせてもらうね!」ダッ


    大和田「ナイスだ兄弟!」

    石丸「当然だ!クラスメイトを思いやるのは当たり前だからな!」

    桑田「そっちじゃねぇっつうの」

    山田「クリスマスに告白などとは……リア充爆発しろ!」


  52. 52 : : 2013/12/31(火) 03:18:55
    【寄宿舎】霧切部屋前

    ピンポーン

    苗木「…あれ?いないのかな?」

    ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

    ガチャッ

    霧切「うるさいわね!!」

    苗木「あ、霧切さん!」

    霧切「…どうしたの?」

    苗木「実はパーティーがあってるんだけど、霧切さんも行かない?」

    霧切「…そういえば、そんなものあったわね…寝てて忘れてたわ。」

    苗木「あっ、そういえば昨日も仕事があったんだっけ?ごめん…無理しないで寝ててもいいよ?」

    霧切「いえ、大丈夫よ。苗木くん行きましょう」

    苗木「うん!」サッ

    霧切「え?」

    苗木「行こうっ!」ギュッ

    霧切「あ、…ええ、行きましょうか////」ギュッ

    スタスタ

    山田『こちらヤマダこちらヤマダ、リア充爆発しろー!どうぞー』

    大和田『にゃろーが、手ぇ繋ぎやがって羨ましい!どうぞー』

    葉隠『これ、無線でする意味あるんか?どうぞー』

    桑田『バカッ雰囲気だよ!雰囲気!どうぞー』

    不二咲『あっ!食堂に入っていったよ!どうぞー』

    葉隠「…はぁ、普通に追うべ」スタスタ

  53. 53 : : 2013/12/31(火) 06:29:31

    【食堂】

    霧切「!…美味しい」モグモグ

    花村「あは~はぁん、ご一緒に僕も食べてみてはどうだい?」ゴギャッ

    日向「お前はもう少し空気を読め!」ズルズル

    狛枝「はいはい、希望のため希望のため」ズルズル

    花村「痛い!なにするの?!まさか僕に乱暴する気なの?!エロ同人誌みたいに!…んふふ……バッチコイだよ」

    狛枝「…だってよ、日向くん」

    日向「誰がするか!!」

    霧切「?」

    苗木「気にしないで良いと思うよ。それよりこっちも食べてみてよ」

    霧切「…少し冷めてるけど美味しいわ」

    苗木「あはは、よかった。」

    霧切「ねえ、なんで貴方が喜ぶの?」

    苗木「え?!…いやそのー…霧切さんが美味しそうに食べてたからでしてー、決して、食べてる顔が可愛いなぁとか…微塵にもーー」

    霧切「…もういいわ」

    苗木「あはは、……そうだ!実は今日大切な話があるんだ」

    霧切「私に?」

    苗木「うん。そうだよ?………ダメ?」

    霧切「いえ、構わないわよ。私も貴方に大切な話があったから…」


    山田「フラグキターーーーーー!!!!」ヌオオオオ

    不二咲「わわっ、山田くん抑えて」

    山田「…はぁ、僕の嫁はやはりパソコンの中の彼女だけですかねぇ…」シュンッ

    葉隠「テンションの上げ下げが異常だべ!」

  54. 54 : : 2013/12/31(火) 19:32:17
    それから一時間後………

    【武道場】

    苗木「………………スゥーー…ハァァーー」バクバク

    苗木(心臓の高鳴りが止まらない…予定の30分前に来てしまった…)

    苗木(まず、なんて言おうかな…『やあ霧切さん、桜がキレイだね…でも君の方がキレイだよ』…ってどこのナンパ師だよ!)

    苗木(ま、まあそれは置いておくとして…なんて告白しよう)

    苗木(霧切さん!君を愛している君以外僕には何も見えない…ダメダメ!なんか、大袈裟だな)ブンブン

    苗木(ここは、カッコよく英語で 『 I love you 』なんてどうだろう……いや、何故か朝日奈さんに怒られそうな気がするからやめておこう。)

    苗木(プレゼント渡すタイミングどうしようやっぱり、告白したあとかな?)

    苗木「!…僕は何で百パーセント成功する気でいるんだ…当たって砕けるような覚悟だろ!」

    苗木「………よしっ」

    霧切「…何が良しなの?」

    苗木「ああ、あのね………って、わぁぁあ!!」

    霧切「そこまで驚かれると凄く傷つくのだけれど…」

    苗木「ごめん…いつの間にか後ろに居たからさ…」

    霧切「…そう。それで予定って何かしら?」

    苗木「ああ、その、えーっと…」

    霧切「?」

    苗木「それより、霧切さんはどうしたの?霧切さんも用事があるみたいだったけど」

    霧切「…先に言ってもいいの?」

    苗木「うん!全然構わないよ」



    ――――――――――――――――

    朝日奈「ああもうっ!苗木の意気地無しっ!」

    大神「朝日奈よ…画面に怒鳴っても意味がないぞ」

    狛枝「苗木君と霧切さんの密会皆にバレちゃったね… 」

    左右田「…なんでこうなっちまったんだ?」

    日向「左右田お手製のカメラでライブ中継とか趣味悪いぞお前たち…」

    狛枝「そんなぁ、日向くんもノリノリのクセに」

    桑田「この場に舞園ちゃんが居なくて本当によかった…」


    ―――――――――――――――


    霧切「そう…本当に良いのね?」

    苗木「まあ、僕の用件は後でも良いからね」アハハ

    霧切「苗木君」ジッ


    霧切さんが僕の目を見つめる。

    透き通ったその目は、僕の内側を全て見透かすようで

    それでもちゃんと霧切さんの優しさを感じることが出来る………いや、感じることが出来た。

    苗木「!」


    霧切「苗木君………もう話しかけないで頂戴」


    その目に見覚えがあった…入学してすぐに、霧切さんに話しかけたとき周りに人を寄せ付けないためにしていた…とても………とても冷たい目だった

  55. 55 : : 2014/01/02(木) 19:58:50
    物凄く亀更新になります

    遅くはなりますが必ず完結させます
    すいません
  56. 56 : : 2014/01/03(金) 14:53:46
    すげえ楽しみなんで頑張って下さい!
  57. 57 : : 2014/01/03(金) 18:33:40
    >>56 さん
    ありがとうございます!
    必ず完結させます!
    てぎるかぎり早く。!
  58. 58 : : 2014/01/03(金) 23:31:20


    ―――――――――――――――

    罪木「ふぇーんごめんなさーい!」ドテーン

    ドンガラガッシャーン

    プツンッ

    七海「あっ、消えちゃった」

    左右田「ぎにゃあーー!!!俺の丹精込めて作ったメカがぁぁぁあ!!!」

    小泉「ま、まあ人のプライバシーを覗くのはあまり良くないしね…」

    大和田「よしっ!アイツが帰ってきたら、慰めパーティー広くぞ!!野郎共全員集合だ!」ブワッ

    男(ほぼ)全員「おう!」

    狛枝「……」

    日向「どうしたんだ?そんなに考え込んで……」

    狛枝「皆でパーティー開きたい気持ちもあるけどさ…それだとなんかモヤモヤするなぁって思ってさ…」

    日向「…まあ、苗木なら何とかすると思うぞ」

    狛枝「うん。ボクもそう思うよ…そっちの方が希望が輝くからね!」

    日向「相変わらずぶれないな…お前」

    ―――――――――――――――


  59. 59 : : 2014/01/04(土) 03:08:05


    苗木「………え?」

    それしか言えなかった。思考が回らない。

    霧切「貴方からも何か言うのでしょう?」

    苗木「…………」

    霧切「用件が無いなら帰るわ…じゃあね」クルッ

    苗木「……待って!」

    霧切「…なに?」

    煩わしそうにこちらを向かずに返事をする霧切さん。…もちろん僕は何も考えていない…だけど!それでも!

    このまま終わるのは納得できない!

  60. 60 : : 2014/01/04(土) 03:34:05
    苗木「……なんで?…なんでそんなこと言うの?」

    霧切「……別にいいじゃない」

    苗木「良くないよ!」

    霧切「貴方には関係ない!!」

    苗木「関係なくなんかないよ!!だってこれは僕と霧切さんのことじゃないか!」

    霧切「…違うの…全部私のせいだから…。だから、苗木くん…ごめんなさい」クルッ

    苗木「え?」

    バチンッ

    鋭い痛みが頬に伝わる

    簡潔にいうと僕は霧切さんにビンタされた

    霧切「…どう?最低でしょ?私はこんな理不尽な暴力を振るう最低な女なのよ」

    苗木「違う!霧切さんは最低な人じゃない!」

    苗木「だって、そうなら今までの霧切さんはなんだったんだよ!」

    霧切「…全部嘘よ」

    苗木「!……ねえ、」

    苗木「一緒に希望ヶ峰ランドに行ったとき……お互い気を使ったりしたけど、凄く楽しかったよね?」

    霧切「ええ、楽しかったわ。でもね、それがなんだって言うの?」

    苗木「オリエンテーションで困った僕にヒントをくれたとき、本当に嬉しかったよ」

    霧切「それは……クラスメイトとしての建前よ」

    苗木「誕生日のサプライズで!こっそり赤面していたのも嘘だって言うの?」

    霧切「ええ、周りの空気を読んで反応をしただけだわ」

    苗木「僕のあげたプレゼントにたいして、喜んでくれたのも嘘なの?」

    霧切「ええ、嘘よ。なにも……嬉しくなかったわ」

    苗木「僕が葉隠君に騙されて、内臓売られそうになったとき助けてくれたのも?」

    霧切「別に……仕事として働いていたら偶然貴方を助ける形になったのよ」

    苗木「それじゃあさ……僕の横で笑ったり、僕をからかってたりした霧切さんは……全部嘘なの?」

    霧切「………………」

    苗木「それとさ、もう1つ聞いていい?」

    霧切「………ダメよ…」

    苗木「なんでなの?」

    霧切「……ダメって言ってるでしょ」

  61. 61 : : 2014/01/04(土) 03:36:06
    苗木「なんで霧切さんは、そんな辛そうな顔をしているの?」

    霧切「…………なんでそんなこと答えないといけないのかしら?」

    苗木「僕はさ…君の辛そうな顔が見たくないから…」

    苗木「だから!その辛くなる理由を取り除きたいんだ!…僕は霧切さんの笑顔が好きだから!」

    霧切「ッ!」

    霧切「…なんで?…………なんで、そんな優しくするの?」ボロボロ

    霧切さんの目からは大粒の涙が流れていた…さっきまでの冷たい視線は、もうどこにもない…

    苗木「…」ゴクッ

    苗木「それは……さっきも言ったように、君のことが好きだからだよ!」

    気づけば僕は、ムードもなにも無い状況で好きな異性にたいして告白してしてしまっていた。




  62. 62 : : 2014/01/04(土) 13:17:11
    ラブコメすぐる
  63. 63 : : 2014/01/04(土) 16:19:45
    >>62 さん
    い、一応ナエギリですし…回想なのでなんとかそこは目を瞑っていただきたいです…(震え声)
  64. 64 : : 2014/01/04(土) 19:29:42
    いえいえ、むしろご褒美です(キリッ
  65. 65 : : 2014/01/05(日) 01:08:18
    >>64 さん
    そう言ってもらえると嬉しいです(笑)
    ラブコメも、苦手なのですが頑張って行こうと思います!
  66. 66 : : 2014/01/05(日) 01:08:36


    苗木(告白しちゃった!)カァァー///

    それに対して霧切さんの反応は…

    霧切「」ポカン

    擬音で表すなら『ポカン』一言で表すなら放心状態だ。

    苗木「霧切さん?!」

    霧切「」ポカン

    苗木「霧切さーん?」

    霧切「」ポカーン

    苗木「霧切……さ…ん?」クスクス

    霧切「…なに笑ってるのよ」

    苗木「あっ、良かった。もとに戻った」

    霧切「……苗木くん、言っていい冗談と悪い冗談があるわよ」

    苗木「そんな!冗談なんかじゃないよ!!」

    霧切「…本気で言っているの?私のことが、その……好きって…」

    苗木「うん、本気だよ。」

    霧切「でも…どうせそれは友達として、でしょう?」

    苗木「違う!僕は…」

    霧切「……苗木くん。言葉じゃわからないこともあるのよ…」

    苗木「え?」

    霧切「……だから、行動で示して」

    そう言いながら彼女は、静かに目を閉じた…





  67. 67 : : 2014/01/05(日) 18:36:41




    苗木(これって…まさか…)バクンバクン

    僕の目の前に写っているのは目を閉じ、唇を少し尖らせながら肩を少し震わせている霧切さんだった。

    …気を使っているのか少し屈んでいる

    苗木(僕はどうすれば…)バクンバクン

    霧切「……」ドキドキ


    キス
    ハグ
    >それ以外


    苗木『これが僕の答えだ!』


  68. 68 : : 2014/01/05(日) 19:20:40



    なにが正しいかなんて、僕にはわからない……だけど進むしかないんだ!!



    苗木「霧切さん…目を開けて…」

    霧切「……えっ?」ジワッ

    苗木「えっ?なんで!?」

    霧切「やっぱり嘘だったのね……」ブワッ

    苗木「いや!違うんだ!……これを受け取ってほしいんだ」スッ

    霧切「…これは?」

    苗木「クリスマスプレゼントだよ。開けてみて」

    霧切「…イン・ビトロ・ローズ……」スッ

    苗木「このプレゼントにはね…僕の君への思いが詰まっているんだ…あはは、それにそれ自体が霧切さんらしくって…」

    霧切「………」

    苗木「キレイだけどさ儚くって…周りにガラスで身を包んで…それでも優しさは伝わってきて……って霧切さん?!!」

    霧切「」ボロボロ

    大泣き…さっきの涙とは違い彼女は僕を見ていないような気がする……何故だろう彼女は僕を通して違う誰かを見ている気がする。





    でも……それが何だって言うんだ!!

  69. 69 : : 2014/01/05(日) 20:30:11


    苗木「ねえ霧切さん……君は、何を見ているの?僕と誰を重ねているの?」

    霧切「ッ!」

    苗木「僕は君のことを見ている……だから君もちゃんと僕のことを見てほしいんだ……」

    霧切「…………分かったわ」シュルッ

    そう言うと霧切さんはいつも着けていた手袋を外した……

    苗木「!」

    そこには、火傷のあとがあった……それも凄く酷い

    霧切「…酷い……火傷でしょ?」

    苗木「そんなこと、ないよ…」

    霧切「この火傷はね…昔探偵の仕事を始めたばかりの頃におってしまったのよ……」

    苗木「家が火事になって?」

    霧切「信頼していた……大切な人に裏切られてよ」

    苗木「えっ?」

    霧切「だから、あんな事を二度と繰り返さないように私はこの手袋に誓っているわ。」

    霧切「そして誰にも踏み込まないように…踏み込まれないようにしている。信じすぎないように……裏切られることを考えて…」

    苗木「そ、そんなのって……」

    霧切「それにね…貴方にあんなこと言ったのも貴方を信じすぎるのを避けるためよ…だから全て私の責任なの……っ、苗木君?」


    頬に伝わる暖かい雫……




    …僕は泣いていた


  70. 70 : : 2014/01/05(日) 20:59:59
    霧切「なんで、貴方が泣くの?」

    苗木「だって…そんなの悲しすぎるじゃないか!!」

    霧切「……なにを言っているの?」

    苗木「信じすぎるのを避けるためにってことは、少なくとも僕を信じてくれてたんだよね?」ポロポロ

    霧切「……ええ」

    苗木「それなのに、無理に気持ちに嘘ついて!相手を拒絶して……これからもそれを続けていくんだよ?!」ボロボロ

    霧切「知ったような口をきかないで!! 貴方は本当に裏切られる辛さを知らないから、そんなことが言えるのよ!!」

    苗木「確かに裏切られることは、辛いかもしれない……でも人を信じられないのはもっとキツイはずなんだ!!」

    霧切「キツイわよ!辛いわよ!!でもそれでも、信じた人から裏切られるのは、もっと……」ボロボロ

    ギュッ…………

    霧切「!」

    僕は霧切さんの手袋を外した手を握りこう言う

    苗木「裏切らない!なにがあろうと僕は君を裏切らない!!」ボロボロ

    苗木「だから、君は僕を信じてほしいんだ……」ボロボロ



  71. 71 : : 2014/01/05(日) 21:01:14

    霧切「……本当に貴方は私を裏切らないの?」

    苗木「うん!もちろんだよ」

    霧切「私は貴方を信じていいの?」

    苗木「全然構わないし、寧ろ嬉しいよ…」


    霧切「………苗木君」

    苗木「…なに?」

    霧切「次は裏切らないでね?」スッ

    霧切さんが目を瞑り唇を少し尖らせる

    霧切「苗木君……ここまですればわかるわね?」

    苗木「…うん。」

    チュッ


    僕はこの日ファーストキスをし…産まれて始めて彼女が出来たのだった。


  72. 72 : : 2014/01/05(日) 22:20:45


    ………………………

    ………………

    …………

    【タクシー】高速道路

    苗木「……なんで、こんなときに思い出すんだよ……霧切さん無事であってくれ……」


    ――――――――――



    その頃倉庫サイド



    ボス「……警察には言うな…以上だ」ピッ

    モブA「さっすが、ボス痺れるっス」

    ボス「いやぁ、緊張した」

    モブB「ばっちりでしたよ」

    ボス「ほんと?いやーよかったよかった。」ハハハ

    モブC「で、捕まえた娘どうしますか?」

    ボス「確か今は椅子に縛ってるんだったっけ?」

    モブC「はい、そうですよ。」

    ボス「あんまりキツく縛らないであげてね。ほら痕が残ったら可愛そうでしょ?」

    モブD「これから来る男に拷問する男の言うセリフですか…」

    ボス「とりあえず、携帯は壊しておこう。」バキッ


  73. 73 : : 2014/01/06(月) 00:37:01
    ――――――――――

    【倉庫 別室】

    霧切「……………」

    モブE「ねぇ、さっさと情報もとと依頼人教えろよ」

    霧切「……………」

    モブE「黙りか」

    モブF「…なあなあ、この小娘なかなか整った顔してないか?」イヒヒ

    モブE「言われてみればな…」ムッシッシ

    モブF「どうする?」

    モブE「どうする?じゃねえだろ、どうしたい?だろ」ムッシッシ

    霧切「………」サァー

    モブF「おやおや、顔が青ざめて来ましたよ」イヒヒ

    モブE「まあまあ、楽しくしましょうや」スッ

  74. 74 : : 2014/01/06(月) 00:39:58

    霧切「イヤっ!」

    モブE「おいおい、手を触れただけだろ?」ムッシッシ

    モブF「身持ち固い感じなの?」イヒヒ

    霧切「…貴方たちみたいなダサい覆面に触れられるのに嫌悪感を感じただけよ」

    モブE「んだと!このアマァ!」スッ



    ボス「おいおい、そこまでにしておかないか…」

    モブF「あ、ボス」

    モブE「いや、違うんですよ?ただこいつが…」

    ボス「言い訳は見苦しいぞ?」ゴゴゴ

    モブEF「ヒーっ、すいません!」

    ボス「よろしい。」

    ボス「それにしても、霧切家の跡取りさん、あんたほんとに君の友達を見捨てるのかい?」

    霧切「見捨てる?なんのこと?」

    ボス「ああ、君の携帯で一番連絡を取り合っている人を呼ばせてもらった。確か名前は…苗木…だっけか?」

    霧切「?!」

    ボス「携帯は壊したから通話履歴は見せられないけどな…」

    霧切(最悪だわ…。まさか苗木くんまで巻き込まれることになるなんて…)

    ボス「あ、そういえば連絡してからかなり経ってるのに苗木来ねえな」

    霧切「………」

    霧切(…あれ?…私落ち込んでるの?)

    モブB「ボスぅーそう言えば俺たち場所を伝えるの忘れてました!」

    ボス「あっ、やべえ!」

    霧切「………」(ふふッ、苗木くんが巻き込まれるのは嫌なのに、来ないって分かると落ち込んじゃう…自分で思うのもなんだけど、矛盾しているわね…)

    ボス「なあ、霧切家の跡取りさんよ…苗木の電話番号覚えているか?」

    霧切「………」ゴクッ (私は……)




    『裏切らない!なにがあろうと僕は君を裏切らない!!』




    霧切「…覚えてないわ」(私は……苗木くんを守る!)




  75. 75 : : 2014/01/06(月) 13:49:51

    ――――――――――

    【倉庫前】

    苗木「……着いたね」

    左右田「オロロロロロロロ」

    豚神「車酔いか…」

    左右田「しょうがねぇだろ苦手なものは、………オロロ」

    苗木(それにしても…)

    戦刃「」ゴゴゴ

    大神「」ゴゴゴ

    弐大「」ゴゴゴ

    苗木「心強すぎる!!」

    豚神「いや、いくら良い駒を持っていても使い方次第で戦況は有利にも不利にもなる」

    大神「こちらは素手。あちらは何を持っているかわからぬからな」

    戦刃「…………」

    弐大「それに、あちらさんには人質がいるからのお」

    苗木「霧切さん……」

    豚神「フンッ……俺に良い作戦がある」

    左右田「………おお!俺も活躍できるのか?!」

    豚神「お前は通信機を作ったからそれだけで十分だ……外で待っていろ」

    左右田「そう……か」

    苗木「……良い作戦って?」

    豚神「なに、簡単なことだ。人質を取り戻すんだよ。」

    苗木「ど、どうやって?」

    豚神「…まず二手に別れるんだ――――」

    ~~~~~~~~~~~~

    苗木「僕たちは、こっそり侵入して霧切さんを助けることをすれば良いんだね!」

    戦刃「うん。そうみたいだね」メイサイフク!!

    苗木「いつの間に着替えたんだよ…」

    戦刃「下に着てた!」

    苗木「……そ、そう」



    何はともあれ……待っててね霧切さん

  76. 76 : : 2014/01/06(月) 14:06:17
    ワックワクのドッキドキですね!
  77. 77 : : 2014/01/06(月) 17:56:52
    >>76 さん
    いつもありがとうございます!
    頑張る活力にさせていただいてます!(笑)
  78. 78 : : 2014/01/06(月) 17:57:07



    僕たちは、その小さ…………小柄な体格を活かし通気口を通り侵入していた

    戦刃「苗木君なにがあっても、焦って勝手な行動しないようにね…」ボソッ

    苗木「……分かった」ボソッ

    戦刃「!…居たよ」

    苗木「ッ!」


    モブE「へっへっへ、そろそろお楽しみの時間だぜ…」

    モブF「あー、そそるわぁ」ジュルリ

    霧切「」モガモガ


    そこで僕が見たものは…口にガムテープを貼られ、今にもモブ野郎二人に乱暴されそうな霧切さんの姿だった

    そう!薄い本のように!!


    苗木「僕の霧切さんを………許さない!」ドゴンッ


    戦刃「な、苗木君?!……と、とりあえずスイッチを」ポチッ


    僕は部屋の通気口を蹴破り、部屋に侵入した…

    モブF「なんだ!お前は!」

    そして彼らに使う。戦刃さんに教わった技を

    モブE「ちっ、侵入者か!やっちまえ!」

    霧切「!!」モガガガン


    ダッ!


    コイツらを―――殺す気で!!




  79. 79 : : 2014/01/06(月) 17:59:15
    ここに来てギャグを挟む辺りさすがだと思います。
  80. 80 : : 2014/01/06(月) 18:03:22
    >> 79 さん
    百パーセントリレーssの影響ですね!(笑)
  81. 81 : : 2014/01/06(月) 18:06:13
    あれがスタイルを変えましたねwww
  82. 82 : : 2014/01/06(月) 18:16:40
    >>81 さん

    良い成長です!(笑)
  83. 83 : : 2014/01/06(月) 18:48:12



    ――――――――――

    ピー ピー ピー


    豚神「よし、合図だ」

    左右田「俺は、念のため地雷作って待っておくぜ!」

    大神「では行くぞ」ドンドン



    モブA「ん?誰だ?」

    豚神「僕の名前は、苗木誠だ!(声真似)」

    モブA「すげ!来た!おい!来たぞ!今開ける」ガラガラ

    モブA「! 男が四人?!1人で来いって言ったろ!」

    大神「我は女だが?」ゴゴゴ

    モブA「スイマセン!!」ヒィッ!

    弐大「暫く眠っとれ!」バキッ

    モブA「あべしっ!」バタッ

    タッタッタ

    モブB「ん?物音がした………ギャーー!!」

    モブC「どうし………ギャー!!」

    大神&弐大「「フンッ!」」バキッ

    バタバタッ

    豚神(……僕必要ないな)

    左右田(俺必要ないな……)


    大神「うぉぉおおおおお!!!!」ズンズン

    弐大「くそじゃぁぁあ!!!!!」ズンズン


    ここから始まる……筋肉無双!!!


    「ギャァァアーー~!!!」


    響き渡る悲鳴!!!


    豚神「お、俺は進むぞ。と、十神の名に懸けて」ズンズン

    左右田「俺は…もういいや」ポツーン


    無意味な左右田!!




  84. 84 : : 2014/01/06(月) 18:59:48
    どうしてギャグになってしまったんですかwwww
  85. 85 : : 2014/01/06(月) 19:06:16
    >>84 さん
    戦闘の描写を書くのが面倒ど………ふ、伏線ですよ!(汗)
  86. 86 : : 2014/01/06(月) 19:13:42
    でも、このメンバーで書くの難しそうですよね。
    お察し()
  87. 87 : : 2014/01/06(月) 19:21:18
    >>86 さん
    ええ、強すぎますし…………アイツが…(笑)
  88. 88 : : 2014/01/06(月) 19:31:07
    これは書くの難しいwww
    自分じゃなくてよかった(安堵)
  89. 89 : : 2014/01/06(月) 23:09:42
    なんか面白いからいいんじゃないかな
  90. 90 : : 2014/01/06(月) 23:18:46
    すごい面白い!
  91. 91 : : 2014/01/06(月) 23:46:49
    >>89 さん
    そろそろ、イチャイチャさせましょうかね…(笑)
  92. 92 : : 2014/01/06(月) 23:48:33
    >>90 さん
    ありがとうございます!

    本当は、ただイチャコラさせるだけで始めたのですが気づいたらこうなってました(笑)
  93. 93 : : 2014/01/06(月) 23:49:20


    ――――――――――

    苗木「許さない!」ダッ

    僕が戦刃さんに教わったのはロシアの軍隊格闘術『システマ』だ


    モブE「ぐはっ!」ゴスッ


    まずは、霧切さんの近くにいたモブを蹴り飛ばす


    ……だがっ、

    モブE「へっ、なかなか聞いたぜ…」ポキポキ

    あまり効いていないように見える。


    モブF「チッ、これでもくらえっ!」ブンッブンッ

    モブが鉄パイプを振り回す

    苗木「うわっ!」スカッ

    僕はこれを辛うじて避ける

    モブF「チッ。ちょこまかと…」


    モブE「おい、こいつの蹴りは大したことない。」

    苗木「………」

    そうなんだよなぁ…ホントに困ったものだ

    モブF「そうか、それならこんなチビ…二人なら余裕だ……グェッ!」バタッ

    モブE「ああ、そのあとお楽し……アボッ!」バタッ

    俗に言う首の後ろトンッで倒れるモブ


  94. 94 : : 2014/01/06(月) 23:54:24


    苗木(首の後ろトンッでやられるなんてモブの鏡だね!)


    苗木「それはともあれ、戦刃さんありがとう!」

    戦刃「別に…ク、クラスメイトを助けただけだから」

    苗木「男なのに助けられて…本当に面目ない……」アハハ

    戦刃「全く、苗木君は相手に気を使って無意識のうちにセーブかけるから、護身術にもなるシステマと回避することだけを重点的に鍛えたのに……勝手に突っ込んで」プクゥ

    苗木「あはは…ごめん、そんな頬を膨らまさないでよ。キレイな顔が台無しだよ……」


    戦刃「キレイ?……ハッ、これはまさか……苗戦なの!?」

    霧切「もががもがもが!」(それは違うわ!)

    苗木「あっ、ごめん霧切さん!すぐにほどくね」ベリベリ


    縄ほどき中。縄ほどき中


    霧切「」ツーン

    苗木「……え?霧切さん怒ってる」

    霧切「…怒ってないわ」ツーン

    苗木「怒ってるじゃないか!」


    戦刃(あっ、これから出番ないかも……)


  95. 95 : : 2014/01/06(月) 23:55:28
    ほんとに書き方変わりましたねwww
  96. 96 : : 2014/01/07(火) 00:02:33
    >>96 さん
    自分では気付きにくいんですけどね(笑)
    とりあえずギャグを入れたくなってしまう奇病にかかりました…
  97. 97 : : 2014/01/07(火) 00:06:12
    >>95 さんです!
    なに自分に返してるのやらです
  98. 98 : : 2014/01/07(火) 00:18:39


    霧切「だって、バカみたいじゃない……あんなにカッコよく決心したのにすぐに助けにくるなんて……」

    苗木「あっ、そうだった!霧切さん大丈夫だった?!怪我してない?アイツらに嫌なこととかされてない?」オロオロ

    霧切「……大丈夫よ。される前に貴方が来てくれたから……」


    そういいながら頬赤らめる霧切さんを見て僕は、彼女を改めて守れたことを実感できた。

    ……ギュッ

    そして、僕の腕は自然と彼女を包み込んだ…



    戦刃(私もいます!なんて言えないよ。助けて…甘酸っぱいよ…盾子ちゃん。お姉ちゃんは疲れたよ。だから帰ってレーションやけ食いしようと思います。)


  99. 99 : : 2014/01/07(火) 00:55:15





    霧切「!」

    苗木「無事で良かった……本当に良かった…」ギュッ

    抱きしめた腕に霧切さんの暖かさを、霧切さんの存在を確かめられることが嬉しくてたまらなかった…

    そして、抱き合ったまま霧切さんは口を開いた

    霧切「わ…たしも………苗木君が無事で良かった」グスッ

    苗木「あはは、なんで僕のことなの?」ヨシヨシ

    霧切「貴方が1人で来るんじゃないかって…し…心配で」グスッ

    苗木「元々はそのつもりだったんだけど、場所が分からなかったから皆に協力してもらったし、日向くんと七海さんに怒られちゃったからね」ヨシヨシ

    霧切「警察に任せれば良いのに………結局来て……」グスッ

    苗木「あはは、警察に言うなって言われたからね……来
    ない方が良かった?」

    霧切「ううん。嬉しかったわ………でも、」グスッ

    苗木「でも?」

    霧切「ケ……ケンカしてたから……来てくれないって思ってたわ」グスッ

    苗木「そんなわけないじゃないか。クリスマスのあの日言ったでしょ………なにがあろうと僕は君を裏切らないって」ヨシヨシ

    霧切「……うん」ボロボロ

    苗木「わわっ、泣かないでよ霧切さん!もう大丈夫だから」ヨシヨシ

    霧切「……あん……しんして、泣いて……るのよ」ボロボロ

    苗木「……………そっか。」


    僕は霧切さんが泣き止むまで、彼女を抱き締めそのまま頭をなで続けた


  100. 100 : : 2014/01/07(火) 01:36:06
    期待です!
  101. 101 : : 2014/01/07(火) 02:13:07
    >>100 さん
    ありがとうございます!
    バトル編は、メンバーがチートなのでギャグで進みましたが、ご了承ください(笑)
  102. 102 : : 2014/01/07(火) 04:13:42


    ~~~~~~~~~~~

    苗木「…落ち着いた?」

    霧切「ええ、お陰さまで。」

    苗木「……良かった。それじゃあ行こう」

    霧切「ええ。」


    モブF「…………」

  103. 103 : : 2014/01/07(火) 04:15:16


    ガチャッ

    扉を開き、僕が見たものは…


    モブD「ボス!俺らのことはいいから早く逃げて!」

    ボス「バカ野郎……お前らを置いて逃げれるかよ!」

    モブG「ボス……」

    弐大「スマンが暫く眠っといて貰おうかのお!」ゴゴゴ

    大神「出来る限り痛くはしない……」ゴゴゴ

    豚神「俺はなにもしない……」ドンッ


    苗木(………どっちが悪なんだ?)


    ドスッ!! ゴスッ!! バキッ!!


    大神「さあ、霧切も取り戻したし帰るぞ…」

    苗木「……う、うん」

    弐大「どうした?腹が痛いのか?」

    苗木「いや違うけど…」

    豚神「どうした?腹が減ったのか?」

    苗木「それも違うよ!」

    大神「では、どうしたのだ?」

    苗木「あっさりしすぎてるよ!なんか…熱い展開だったじゃないか!」

    霧切「王道漫画の読みすぎよ苗木君。あなたがこのチートメンバーを連れてきた時点で王道展開なんて無いわ」

    苗木「言われてみればそうだね。」

    戦刃「誘拐の王道と言えば、人質の首もとにナイフを当てて『こいつの命が惜しければ動くな』とかだけどそんなことも無かったね……」

    苗木「フラグ?」

    豚神「そんな、安いフラグあるわ――」


    左右田『ぎにゃああぁぁーーーー!!!!!』


    苗木「………」

    戦刃「わ、私のせいじゃないよね?!」

    霧切「とりあえず行きましょう!」ダッ

    苗木「うん!」ダッ


  104. 104 : : 2014/01/07(火) 06:03:49


    ――――――――――


    すぐさま駆けつけた僕達の前に写っていたのは……


    苗木「左右田くん!!」

    モブF「おい!人質が惜しければ動くな!」

    左右田「ぎにゃああぁーーーー!!!!!」


    ナイフを首もとに当てられ人質にとられた左右田くんの姿だった。


    豚神「左右田………か…」

    左右田「なんだよその反応!!」

    戦刃「確かに、霧切さんを助けたあとだと……ね」

    左右田「お前らあんまりだ!」



    霧切「ねえ?貴方はどうやって私達の目を掻い潜ってここまで来たの?」

    モブF「ああ、簡単なことさ…お前らの通って来た道があったろ?」

    戦刃「…通気口」

    モブF「そう、その通りだ。そしたらこいつと鉢合わせしたんだよ」ギリリ


    モブFが左右田くんの襟首を引っ張りあげる


    左右田「ぎにゃああー!助けてぇええ!!!」

    苗木「おいモブF!左右田くんを返せ!!」

    モブF「誰がモブFだ!俺の名は鈴木だ!!」

    苗木「鈴木!左右田くんを離せ!」

    鈴木「それは、できねえな」

    苗木「………そうか」

    左右田「諦めるなよ!」

    苗木「諦めてないよ……。どうしたら左右田くんを解放してもらえるかな?」

    鈴木「へっ、そうだなぁ……メインディッシュの霧切家の跡取りは置いといて……おいそこの女!まずは服を脱げ」

    苗木「なっ!ふざけるなよ!!」


    左右田(ありがとうございます)


  105. 105 : : 2014/01/07(火) 06:05:51



    大神「ぬっ、人質を取って卑怯な……しょうがない」ヌギヌギ

    鈴木「お前じゃねぇ!!」

    霧切「戦刃さん……これ特攻しても大丈夫なんじゃない?」

    戦刃「うん。今からしようと思う」ダッ

    鈴木「来るな!!」シャキンッ

    鈴木が、ナイフを左右田くんの首もとに当てる

    戦刃「…無理だった」


    左右田(くそ!俺は、また足手まといなのか?そんなのダメだ!…このままじゃ田中やソニアさんに会わせる顔がねえ!………男左右田和一覚悟を決めるぜ!)

    左右田「(俺に構わず突っ込め!)」ウィンク

    戦刃「なにあれ?気持ち悪い」

    左右田「何でだー!!!」

  106. 106 : : 2014/01/07(火) 14:03:37
    あれ?ギャグ要素がすごい高いよ?
    ご褒美ですありがとうございます。
  107. 107 : : 2014/01/07(火) 14:55:03
    >>106 さん
    いつもありがとうございます!
    反省しています(笑)
  108. 108 : : 2014/01/07(火) 14:58:06


    苗木「…ねえ?お前は何でこんなことをするんだ?」

    鈴木「生き残るためだ…」

    苗木「それが、霧切さんを拐ったり左右田くんを人質にすることと関係があるの?」

    鈴木「うるせえ!元々はお前が1人で来れば良かったんだ!それかボスのやろうがもう少し時間稼ぎしていれば…雑魚が」

    苗木「ふざけるな!人のせいにして!生きるためだとか自分に良いように言い訳にして!仲間を悪く言って!」

    鈴木「うるさいうるさいうるさい!!綺麗事はもう良いんだよ!!」ズルズル

    左右田「はにゃ?!」ズルズル

    鈴木「……お前らそこを動くなよ?」

    左右田くんを引きずりながら後退りする鈴木

    左右田「!」バタバタ

    鈴木「あん?!なんだいきなり暴れだして」ズルズル

    左右田「この変には俺の仕掛けた地雷が――」カチッ

    鈴木「バカッ先に言――」


    ドガァァン


    苗木「左右田くぅぅぅーーん!!!」

    後に左右田は、こう語る

    左右田『何故か狛枝に手榴弾でぶっ飛ばされる幻覚を見た』と


  109. 109 : : 2014/01/07(火) 14:59:24



    ~~~~~~~~~~~

    苗木「いやぁ、とりあえず左右田くんが無事で良かった。」

    左右田「なんか、俺が拐われたみたいになってるな」


    鈴木も含め、霧切さんを拐った人たちは皆警察に連行されていった。


    弐大「とりあえず帰ってくそじゃぁぁああ!!」

    大神「皆が待っているかもしれぬからな…」

    豚神「お腹すいた」グゥゥ

    戦刃「帰りは何で帰るの?」

    苗木「また、タクシーかな?」

    左右田「それなら、三台必要だな」ニッシッシ

    霧切「つめれば、二台で良いんじゃないかしら?」

    左右田「良いから良いから。」

    霧切「?」



  110. 110 : : 2014/01/07(火) 15:59:26


    ~~~~~~~~~~~


    【タクシー】

    霧切(そういうことだったのね…)

    苗木(…どうしよう二人っきりになって何故か気まずい)

    霧切(左右田くんめ……運転手がいるから二人っきりじゃないわ!)

    苗木(何で気まずいんだよ!霧切さんは僕の彼女じゃないか…よしっ僕から何か言うぞ!)

    タクシードライバー「御二人さんは恋人通しかい?」

    苗木(あんたが喋るのかよ!)

    霧切「ええ。そうです。」

    タラバ「そうかいそうかい。」

    五十代位のおじさんは、大層嬉しそうに相づちを打つ

    タラバ「御兄さん綺麗な彼女さんを持って良かったね。」

    苗木「ええ。とても幸せだと思います」

    霧切「………ふふっ。」

    タラバ「大切にしなさいね……」

    苗木「はい!」

    タラバ「大切にしないと、いつの間にか無くなってしまうからね。大切にしていても無くなってしまうのだから。」

    苗木「………何かあったんですか?」

    タラバ「昔家内がね…飛行機に乗っていて事故で死んだんだよ…」

    苗木「………すいません。」

    タラバ「いやいや、気にしなくて良いんだよ。飛行機に隕石がぶつかったらしくてね。」

    霧切「まさか、ハイジャク犯が乗り合わせた便ですか?」

    タラバ「ああ、そうだよ。あの日家内は……いやこの話は良いだろう……つまり大切にしているだけじゃダメなんだよ。ちゃんと守ってあげないと」

    苗木「あはは、実はさっきそれを痛いほど見に染み込みました」

    霧切「…………」

    タラバ「そうかい、そうかい。老人の長話に付き合わせて悪かったね」

    苗木「いえ、改めて見に染みましたよ」

    タラバ「それなら良かったよ。」ホホッ

    霧切「ここで、いいです。」

    苗木「えっ?!霧切さんまだ――」

    タラバ「そうかい。お会計は…」

    霧切「カードで」


  111. 111 : : 2014/01/07(火) 16:21:14


    ――――――――――


    苗木「どういうつもり?!」

    霧切「歩いて帰りましょう……いろいろ話したいことがあるから……」

    苗木「…うん。わかったよ」トボトボ

    霧切「あら?私と話すのは嫌かしら?」テクテク

    苗木「いや、そうじゃなくてさ…」

    霧切「あのね。苗木君……」

    苗木「…なに?」

    霧切「貴方は私のどこを好きになってくれたのかしら?」

    苗木「え?!」

    霧切「苗木君そういうことを今まで一度も言ってくれたことなかったでしょう?」

    苗木「あはは、………改めて言うのは恥ずかしいな…」

    霧切「教えてちょうだい!」

    苗木「う…ん。例えば…優しい所、可愛いところ、綺麗な所」

    霧切「なんか、アバウトね…」

    苗木「綺麗な髪、太もも、透き通ったような凛ッとした声……」

    霧切「今度は部分的になったわよ…そうじゃなくて…」

    苗木「カッコいい名字、勘の良さ、意外と強いところ」

    霧切「…………」ゴゴゴ


  112. 112 : : 2014/01/07(火) 16:26:06

    苗木「あはは、冗談だよ。僕は霧切さんの全部が好きだ!好きじゃない所なんて無い!」

    霧切「!………嫌、嘘ね」

    苗木「えっ、なんで?!」

    霧切「だって、今朝ケンカしたのだって苗木君が探偵のことで……」

    苗木「霧切さん…良く聞いてほしい」

    霧切「……なに?」

    苗木「確かに僕は君の探偵のことを否定したように聞こえたかもしれない」


    豚神『あいつは、探偵として育てられた。あいつ自信が探偵の塊ようなものだ!』

    『それは違うよ!』

    豚神『…ふん。それでいい』


    舞園『もう!腹を割って話し合えば良いんですよ!!』


    狛枝『…無くしてからじゃ遅いんだよ?』


    今日話してきた人たちの会話を思い出す……


    もう僕は間違えない…


    僕の伝えたいことは……




    苗木「君が探偵であることより大切なものが僕にはある。君自信だ!」


  113. 113 : : 2014/01/07(火) 16:29:19


    霧切「探偵だから危険くらい付き物よ。貴方が私を大切にしてくれるのと探偵の仕事をしないのは関係無いわ」

    苗木「だからさ…別に良いんだよ。探偵の仕事をしないでって言ってる訳じゃないんだ…」

    苗木「全部僕のワガママなんだけどさ……僕に霧切さんを守らせてほしいんだ。」

    霧切「………ダメよ。貴方が危険な目に会うわ。」

    苗木「霧切さん……ありがとうね」

    霧切「なんのこと?」

    苗木「それは、僕のことを思っていってくれてるんだよね…七海さんから聞いたよ。」

    霧切「!」

    苗木「でもね。僕はそれと同じくらいに君のことを守りたいんだ。君を失いたくないんだ!!」

    霧切「………私だってそうよ。これ以上信頼した人を失うのは……怖いわ」

    苗木「だからさ。僕は君のことを守るから……霧切さんは僕のことを守ってよ」

    霧切「………私はね。探偵という仕事に誇りを持っているの」

    苗木「うん。知ってるよ」

    霧切「私自身ずっと探偵として生きてきたわ…そしてこれからも、」

    苗木「………」

    霧切「だからね、苗木君。探偵を否定することは私自身を否定することになるのよ?」

    苗木「……だからね?僕は、君を守るために探偵としての君を守りたいんだ!」

    霧切「……意味が分からないわ」

    苗木「分からなくて良いんだよ。これから行動で示していくんだからね」スッ

    僕は霧切さんに向けて手を伸ばす

    霧切「……え?」

    苗木「手……繋いでくれないかな?」

    霧切「!………良いの?」

    苗木「僕はずっと繋ぎたかったよ」

    霧切「でも私の手は…」

    …あっ…………そういうことだったのか…。彼女が手を繋ぐ行為をためらっていたのは、僕に気を使ってだったのか……

    苗木「僕はね。さっきも言った通り君の全てが好きなんだ!もちろんその手だって例外じゃない」ギュッ

    霧切「……苗木君」ギュッ



    僕が霧切さんの手を握ると、彼女は少し戸惑いながらも僕の手を握り返してくれた



    その手からは、手袋越しでも霧切さんの温かさが伝わってきた

  114. 114 : : 2014/01/07(火) 16:35:46



    霧切「……心配だったわ。あの手を見せてから一度も手を繋いでくれなかったから」

    苗木「僕も心配だったよ」


    お互いを思う行動が奇妙なズレを起こす


    苗木「ほんと、櫛と鎖と時計と髪の話みたいだな」


    霧切「苗木君……その話は賢者の贈り物って名前よ」

    苗木「言われてみればそんな風だったような…」

    霧切「そう。話のラストは覚えてるの?」

    苗木「……うーん、あと少しで思い出せそうなんだけど…」

    霧切「……ハッピーエンドよ」

    苗木「あっ、そうだったね。髪はいずれ伸び、時計も質屋で買い戻したんだったね」

    七海さんの言った無駄じゃないがやっとわかったよ……

    霧切「苗木君……」

    苗木「どうしたの?」

    霧切「さっき、賢者の贈り物私達が似てるっていったけど、貴方が選んだ選択は本当にハッピーエンドだったのかしら?」




    苗木「それって霧切さんのこと?もしそうなら違うね」


    霧切「!…………」



  115. 115 : : 2014/01/07(火) 18:22:23

    苗木「まだ、終わってないからね。僕の隣には霧切さんがいてくれる……幸せは続いてるんだよ。そしてこれからも続けていきたい、……一生ね」

    霧切「~ッ!!…………そう。焦らしてからそんなこと言うなんて…苗木君のくせに生意気よ!」

    苗木「ええ?!僕生意気なこと言った?!」

    霧切「言ったわよ…しかも……遠回しにプロポーズを」ゴニョゴニョ

    苗木「えっと、最後の方が良く聞こえなかったんだけど?」

    霧切「なん、でも、ない!」キリッ

    苗木「えーっ……」

    霧切「ほら、苗木君。そろそろ着くわ」

    苗木「うわっ、本当だ!」

    霧切「かなり、話し込んでいたみたいね」

    苗木「あはは、そうみたいだね」

    苗木(あれ?話をそらされた?)

    「おーい!」

    前方にこちらに声をかけてくる二人組が居た

    七海「やっほー!」

    日向くんと七海さんだった


  116. 116 : : 2014/01/07(火) 18:24:11

    日向「お前ら遅いぞ!」

    苗木「ごめん、途中から歩いてきてて」

    七海「みんな、中で待ってるよ?」

    霧切「みんなには、少し悪いことをしたわね…」

    日向「そんなこと、気にすんな。それより…」ニヤッ

    日向くんが僕たちを見て、ニヤッと微笑む

    日向「ちゃんと、仲直りできたんだな」

    苗木「うん!お陰さまで」

    今度は七海さんが僕たちの繋いだ手を凝視したあと

    七海「手繋げてよかったね」ニコッ

    霧切「……ええ。」

    七海「ねえ、苗木君」

    苗木「どうしたの?」

    七海「霧切さんと私…どっちが好き?」

    苗木「ブフッ!なにその質問?!」

    日向「良いから答えろよ…」

    苗木「霧切さんに決まってるよ!!」

    霧切「………////」

    七海「そう。よかった」

    日向「じゃあ、霧切は苗木と俺どっちが好きだ?」

    霧切「それは、苗木君よ…いえ、誰と比べようが苗木君に勝る人なんていないわ」

    苗木「////」

    日向「そっか、それなら良かった」

    七海「これで、カップル交換は終わりだね!」

    苗木「殆ど交換してなかったけどね……」

    霧切「ふふっ、私達もよ」

    日向「それじゃ、寒くなってきたしそろそろ中に入るか」

    七海「日向くん……手」

    日向「はいはい、わかってますよっと」ギュッ

    七海「……うん。」

    スタスタ

    苗木「じゃあ。僕たちも行こうか!」ギュッ

    霧切「ええ」ギュッ



    こうして、僕たちの奇妙だけれど甘酸っぱい1日が終わる。

    そして、また新しい1日が始まっていくんだ

    そしてその1日はまた大切な思いでの1つになっていくのだろう

    何故なら隣には彼女がいるから


  117. 117 : : 2014/01/07(火) 18:34:07


    スタスタ


    霧切「苗木君。カップル交換のお陰で私たち仲良くなれたのかしら?」

    苗木「うーん、結果的に言えばそうなるのかな?」

    霧切「じゃあ、また交換してみる?」

    苗木「ううん。やめとくよ」

    霧切「あら?そう。なんで?」

    苗木「だって、元はといえばケンカしたことが原因だったからね。もうこりごりだよ」ハハハッ

    霧切「ふふっ、私も苗木君以外と付き合うのは考えられないし……ケンカをするのもこりごりだわ」


    苗木「(………僕も付き合うのも結婚するのも、霧切さん以外考えられないよ)」ボソッ

    霧切「苗木君?今何か言ったでしょう?」

    苗木「ええ?!な、何も言ってないよ?!」

    霧切「嘘ね!貴方バカ正直だからすぐ分かるのよ」キリッ

    霧切「それに、貴方嘘を言うとき頭のアンテナが萎れるのよ」

    苗木「えっ?!本当!?」

    霧切「嘘よ………そんな嘘に引っ掛かるなんてやっぱりバカ正直ね。さあ観念して言いなさい」

    苗木「くっ……」

    苗木「何も言ってないったら言ってない!」ダッ

    霧切「あっ、苗木君待ちなさい!」ダッ

    苗木「そういうのはもっと、ムードのある所で言いたいんだよ!!」ダッ



    日向「…アイツらもう痴話喧嘩してやがる」

    七海「でも、楽しそうだから良いんじゃないのかな?」

    日向「それもそうだな」ハハッ



  118. 118 : : 2014/01/07(火) 18:37:26



    僕らの日常は続く

    たまに来る非日常も彼女となら乗り越えていける…そんな気がする

    いや、彼女と一緒に乗り越えたいの間違いかな?

    霧切「全く苗木君のくせに生意気ね」

    エピローグに入ってこないでよ……

    霧切「私も貴方と一緒に乗り越えたいわ」

    霧切さん………

    日向「エピローグで、のろけてんじゃねえ!」

    わかったよ……



    僕らは一人じゃない………






    苗木『僕らは二人で前に進むんだ!』




    七海「カップル交換?」

    日向「これで終わりだ」


  119. 119 : : 2014/01/07(火) 18:41:13
    やっと、完結しました。オチも決めず思い付きで書いてたのでお見苦しい作品だったと思いますがここまで見てくださりありがとうございました!

    一応
    苗木「オリエンテーション?」
    の続きです。
    マリオをした影響で霧切を誘拐したりしたことは、とても反省しています
    安価してくださった皆さんも本当にありがとうございました!
  120. 120 : : 2014/01/08(水) 01:52:17
    お疲れ様
    楽しかったよ、次回作楽しみにしてるね
  121. 121 : : 2014/01/08(水) 10:11:32
    これは良かった☆好きです(^_^)v
  122. 122 : : 2014/01/08(水) 23:45:27
    >>120 さん
    >>121 さん
    ここまで読んでくださりありがとうございました!
    楽しんでもらえて良かったです(笑)
  123. 123 : : 2014/05/18(日) 19:50:38
    タイトルから最後の展開がまったく読めないwwwww
  124. 124 : : 2014/08/05(火) 18:00:43
    乙です^^
    ボスが格好いい
  125. 125 : : 2015/10/05(月) 17:55:28
    キュンッキュンしました…
    あと、ふじやまさんが仰るようにベータさんの変化がこの作品で見てとれました!
    面白かったです!!!
  126. 126 : : 2016/08/05(金) 00:13:12
    結局

    ボスと鈴木と愉快な誘拐犯は
    なんだったんだよww

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