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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?【エレミカ】

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  1. 1 : : 2018/07/02(月) 22:04:50
    3作同時進行
    エレミカなのでよろしく
  2. 2 : : 2018/07/02(月) 22:35:01
    子どもの時は、水中で目が開けられた。

    水中メガネやゴーグルなんてなくても、何もかもがハッキリと見えたんだ。

    大小さまざまな水泡が、目の前を浮き沈みしながら小さくはじける。

    それはまるで、音の無い花火みたいだった。

    このまま息が続けば、水の中を通って、どこか別の世界にいけるんじゃ無いかと思った。
  3. 3 : : 2018/07/02(月) 23:21:53
    期待!
  4. 4 : : 2018/07/03(火) 07:58:18
    >>3
    rainさんありがとうございます!
  5. 5 : : 2018/07/03(火) 08:12:44
    期待!三作同時は大変だと思うけど頑張って!
  6. 6 : : 2018/07/03(火) 21:16:13
    自分のペースでいいですよ。頑張ってください!
  7. 7 : : 2018/07/03(火) 21:35:02
    頑張ってください!
  8. 8 : : 2018/07/03(火) 22:06:56
    >>5
    ラーメンありがとう!
  9. 9 : : 2018/07/03(火) 22:07:27
    >>6
    Runaさんありがとうございます!
  10. 10 : : 2018/07/03(火) 22:07:45
    >>7
    さんはらはらさんありがとうございます!
  11. 11 : : 2018/07/03(火) 23:10:11
    でも、苦しくなってプールから顔を出すと、真っ青な空と白い雲が。

    無音の世界から、学校のチャイムの音や、蝉がやかましく鳴く現実の世界へ。

    世界は一つしかない。

    当たり前のことだ。

    でも、あの夏。

    オレは確かに、もう一つの……いや、一つじゃない。

    アイツと一緒に、いくつもの、"もしもの世界"を体験したんだ。


    風力発電のプロペラ、灯台の光、海沿いの線路、壁の塗装があちこちはげおちたプール。

    錆びついた音をたてながら開く鉄扉、Y字路に立つ樹齢不明のブナの木、教室のガヤつき……。

    頭に浮かぶすべての景色にたたずんでいるのは、アイツの姿だ。

    制服で海を見つめる後ろ姿、教室で振り返った時の顔、プールで泳ぐ見事なクロールのフォーム、夕日を背に浴衣姿でオレをを見つめる目……。

    そして、アイツの泣き叫ぶ声。
    「エレン‼︎」


    あの時、確かに体験した"いくつもの世界"の中で、ゆがんだ景色が見える。ひずんだ音や声が聞こえる。

    アイツの名前は、ミカサ。

    もし……あの時……もし……あの時、オレが……もし、あの時、ミカサが……もしも……あの時に戻れたら……。
  12. 12 : : 2018/07/03(火) 23:12:15


    3作同時は大変ですよね・・・




    自分も大変さがよくわかります(笑)
  13. 13 : : 2018/07/04(水) 23:03:16
    >>12
    心が荒んだせるれさんありがとうございます!
  14. 14 : : 2018/07/04(水) 23:08:13
    もしものない世界


    「エレン‼︎早く起きなさい‼︎登校日だからって気ぃ抜いてんじゃないわよ‼︎」


    母親のヒステリックな叫び声が響きわたった。


    ったく、母親っていう人種はなんで朝からこんなに大きな声が出せるんだ?


    オレは辟易しながら答える。


    「うっせーな!まだ眠いんだよ‼︎」


    答えを聞かずに母親は部屋の前から立ちさったらしく、


    「朝ごはん、ゆうべのカレーだからね!」


    という声が遠くから聞こえた。


    オレは布団にくるまったまま、小さく「やめろよ………」
    とつぶやいた。
  15. 15 : : 2018/07/04(水) 23:09:51
    期待します。
    提案ですが、三作同時というタスク的にも辛いことをなさるのであればユーザー登録してはどうでしょうか?
    そのほうがいちいち履歴を見ずにすみますし、気持ち的にも楽になるのではないかと^^
    では、頑張ってください!良いssライフを!
  16. 16 : : 2018/07/05(木) 13:57:23
    >>15 本人がそれは事情があって出来ないって言ってましたよ。

    ミカさんきたーい!ファイト!
  17. 17 : : 2018/07/05(木) 22:31:49
    >>15
    期待ありがとうございます!
    そうですね…今はできないんですよ…
    中学生になったらやると思います!一年後です!^_^
    提案ありがとうございます!

    >>16
    ラーメンありがとう!
    いつも本当にありがとう!
    頑張りまーす
  18. 20 : : 2018/07/05(木) 22:43:56
    居間にあるテレビから流れてくる全国の花火大会のレポート映像を見ながら、生卵を白身と黄身に慎重に分けて、黄身だけをカレーの上にのせた。


    「ったく、白身も食べなさいよ!栄養あるんだから!」


    チラシの束で俺の頭を引ったたきながら、母親はガーガーと掃除機をかけている。


    「飯食ってる時に掃除機かけんなよ……」


    大きな声で言えばその倍くらいの大きさで文句が返ってくるから、オレはブツブツと不満をこぼすしかない。


    せめてもの抵抗で母親の言葉を無視して、黄身をグチャグチャにして、カレーとよくかき混ぜる。


    黄身だけの卵があれば絶対に売れると思うんだけどな……。


    小学校低学年の頃から使っている、小さな傷だらけのスプーンでカレーをすくって食べる。


    ん〜、うまい!ゆうべのカレーってのは、なんでこんなにうまいんだろう。


    一晩寝かせた鍋の中で、そして、卵の黄身をカレーに混ぜることによって、ものすごい化学反応が起きているに違いない。


  19. 21 : : 2018/07/05(木) 22:58:07


    「今日も全国で花火大会が行われる予定です!さて気になるお天気ですが……。」


    テレビから流れる映像は花火大会から切りかわっていて、お天気お姉さんが登場していた。


    画面に映った日本地図には、冗談みたいにお日様マークだけがニコニコしている。


    ふと、部屋のカレンダーの今日––8月1日の日付に「花火大会」と書かれていたことを思い出した。


    さすがに中学1年生にもなって、花火大会にテンションが上がることはないが、それでもちょっと特別な日のような気がする。


    ていうか、天気予報が流れはじめてるって、そろそろ時間やばくね?


    オレは慌てて残りのカレーをかきこんだ。


    食べ終わったカレーの皿を食卓に残したまま、店の上り口でスニーカーの紐を結ぶ。


    「ったく、かったりいな……なんで登校日なんかあんだよ……」


    奥歯にはさまった鶏肉を舌先で突きながらつぶやいていると、


    「おまえはまだいいよ」


    店で釣竿の手入れをしていた父さんの声が返ってきた。


    ランニングシャツに短パンとサンダルという、およそ接客する姿とは思えないスタイリングだ。

  20. 22 : : 2018/07/06(金) 09:44:56
    きたいです!
  21. 23 : : 2018/07/06(金) 13:00:30
    きたぁーい!
  22. 24 : : 2018/07/06(金) 20:15:50
    >>22
    Chiho@低浮上さんありがとうございます!

    >>23
    ラーメンありがと!
  23. 25 : : 2018/07/06(金) 22:22:34
    オレの家、イェーガー釣具店は代々続く……って、おじいちゃんが漁師を引退して気まぐれで始めた、創業二十ン年の由緒正しくもなく、ついでに雑貨や乾物やペットの餌なんかもあつかっているポリシーのない釣り具屋だ。


    父さんはおじいちゃんの跡を継いだけど、オレは特にこの家を継ぐつもりはない。


    「あ?なんで?」


    「だっておまえ……」


    言いかけた父さんの声をかき消すように、居間の奥から母さんの声が響いた。


    「エレン!食べたら片しなさい!母さんたち午後からいないから夕飯は冷蔵庫のものテキトーに食べて!」


    そんなに叫ばなくても聞こえてるっつーの!


    心の中でそう返しながら、声だけは従順な息子として、「わかったー!」と返す。


    そして、釣竿の手入れを続けている父さんにたずねた。

  24. 28 : : 2018/07/08(日) 23:48:49
    「なに?どっか行くの?」


    「ガラクタ集めてフリーマーケットやるんだってよ。シガンシナ神社で。」


    「お祭りで?誰が来んだよ?」


    「店閉めてまでやることかって……」


    言いかけた父さんが、素早い動きで竿の手入れに戻る。


    不思議に思って視線をあげると、いつの間にか母さんがオレの背後に立っていた。


    その顔は恐ろしいほどの無表情だ。


    「……なんか言った?」


    「行ってきまーす!」


    トラブルの予感を察知したオレは、ダッシュで店を飛び出していく。


    「何よガラクタって!嫌だったら来なくていいわよ!」


    父さんがブルブルと首を横に振っている顔を想像しながら、オレは店先のオンボロ自転車にまたがって、海へとつながる坂道を駆け下りた。
  25. 29 : : 2018/07/10(火) 23:42:07
    きぃ~たぁ~いいいいいいい!
  26. 30 : : 2018/07/12(木) 00:51:10
    き!た!い!
  27. 31 : : 2018/07/12(木) 22:53:24
    >>29
    ありがと!!

    >>30
    ありがとうございます!!
  28. 32 : : 2018/07/12(木) 22:57:21
    すぐに汗ばんでくるんだろうけど、潮風を全身に浴びるこの瞬間だけは最高に心地よく、ほんの少しだけ、この町に生まれてよかったなと思う。


    シガンシナ町は、古い漁港と小さな海岸、その先に太平洋が広がる人口……確か2800人くらいの小さな町だ。


    住人のほとんどは、港から山に向かう斜面か、へばりつくように建っている家々に暮らしている。


    「なんかショボい尾道って感じですね。さびれてていい感じですけど。」


    以前、東京から来た若い釣り客がそんなことを言っていた。


    尾道なんて知らないし、ずいぶん失礼なこと言うなと思ったけど、さびれていることは否定できない。

  29. 33 : : 2018/07/14(土) 23:24:02
    かつては漁師町として、夏は県有数の海水浴場としてにぎわったこの街も、6年前の震災以降すっかり元気をなくしてしまった。



    東北に比べれば被害は小さかったし、幸いにして亡くなった人もいなかったけど、海水浴場は地元の住民しか来なくなった。



    「いやでもすげえノスタルジー感じますよ。」



    釣り客はそんなことも言ってた。



    なんだ?ノスタルジーって。



    バカにしてる雰囲気じゃなかったけど、ここに住みたいとか何度も来たいとか思っている感じじゃなかったのは確かだと思う。



    じゃあオレがこの町を気に入ってるのかというと、正直わからない。



    もちろん東京かっこいいなーとかそう言う気持ちはあるけど、住みたいかって言われると微妙だ。



    でも、生まれ育ったシガンシナ町にずっといたいのかって聞かれるとそれも悩む。



    「エレン!」



    声の方をむくと坂道の路地から、最新のマウンテンバイクに乗ったアルミン・アルレルトが飛び出して来た。



    医者の息子のアルミンとは幼馴染で、親を除けばおそらく人生でいちばん長い時間を一緒に過ごして来た相手だ。



    「よお!」



    「おっす!」



    片手を上げて挨拶を返していると、さらに別の路地からスケボーのジャンと、キックボードのこにーが加わった。



    4人で坂道を駆け下りながら、いつものどうでもいい会話が始まる。



    「今日は何賭けるか?」



    ジャンは俺たちのグループの中でも1番背が高く、もう声変わりもしている。



    だけど性格が大人っぽいわけではなくて、グループ内でくだらないことを言いだすのも大体こいつで、ムードメーカーでもありトラブルメーカーだ。



    いつも何かを賭けたがるのは正直ガキっぽいが、それに即乗っかるのは、小学生の時からのオレたちグループのお約束だ。
  30. 34 : : 2018/07/15(日) 13:13:00
    「負けたやつがペトラ先生にいたずらだ!」



    小学四年以来、成長が止まっているコニーは、マセ度で言えばグループの得点王だ。



    ジャンの子分みたいなところもあり、いつも2人でふざけている。



    「なぁ、ペトラ先生また可愛いくなったと思わねぇ?」



    「知ってるか?誰かに褒められると、どんどん可愛いくなるんだぜ?」



    「マジかよ!」



    「誰に褒められてんだよ!」



    「俺もほめてぇ!」



    なんの生産性もない、いつもの会話を海風が打ち消し、オレたちは下りきった坂道から海沿いの道を走る。



    振り返ると、山々の稜線に大きな白い風車が立ち並んでいて、プロペラが時計回りにゆっくりと回っている。



    一昨年から実験的に始まった風力発電だ。



    なんでもシガンシナ町の海風は常に安定していて、風力発電にはもってこいの場所らしい。



  31. 35 : : 2018/07/16(月) 19:35:33
    きたぁーいぃー!エレミカ
  32. 36 : : 2018/07/17(火) 21:12:14
    >>35
    ありがと!
    早くミカサを出さねば…
  33. 37 : : 2018/07/17(火) 21:18:54
    子供の頃から見慣れた景色に、いきなりあんなデカい風車が建って気持ち悪かったけど、今ではすっかり見慣れてしまった。



    「近道ー!」



    アルミンのマウンテンバイクが、海沿いの道から小さな石階段をそのまま降りて、ボードウォークを走る。



    「ずりぃぞ!」



    「てめえ、ざけんな!」




    タイヤのクッション性で劣る俺たちは、自転車やスケボーやキックボードを手で持ちながらボードウォークに降りて、アルミンの後を追いかけて行く。



    ペダルに足をかけて体重を乗せようとした瞬間、強い海風が吹いた。



    風に誘われるように海の方を見ると、波打ち際にボンヤリとした人影が浮かんでいる。



    こんな朝から観光客かなと思って、見つめていると少しずつ人影がクリアになって行く。



    白いセーラー服、膝上のスカート。



    クラスメートのミカサ・アッカーマンだ。



    遠目でかつ後ろ姿だか、はっきりとミカサであることがわかった。



    ミカサはまるで海の上を歩いているように、ふわふわとした足取りでテトラポッドを渡って行く。



    逆光でキラキラと輝く波打ち際の間を進んで行くその姿は、まるで映画やドラマのヒロインのようだった。
  34. 38 : : 2018/07/17(火) 22:19:52
    ミカサの周りだけ時間がゆっくり動いてるみたいで、そこから視線を動かせない。












    こっち向いてくれないかな…












    心の中でひっそりと願うけど、「エレン!遅刻するよ!」というアルミンの声に我に返って、ペダルを踏み込んだ。












    「わかってるよ!」












    立ち漕ぎをしながらもう一度見ると、ミカサは波打ち際にしゃがんで何かを拾い上げていた。












    太陽に向かって右手に持っているものをかざしている。












    さすがに距離があるから、それがなんなのかは分からなかった。












    遠ざかるミカサが手にしたものが、波のきらめきとは違う種類の光を放っているように見えたが…












    気のせいか…












  35. 39 : : 2018/07/21(土) 11:27:28
    最近忙しくて更新できてませんが、夜は更新すると思います。
  36. 101 : : 2018/07/21(土) 21:47:41
    「バッチバッチ〜!」


    「ボー!ボー!こいよ〜ヘイヘイ〜!」


    「ソォレ!ほ〜い!」


    一年の内で、大晦日と元旦しか休まない野球部は、登校日だっていうのに、わけのわからない声を出しながら、グラウンドいっぱいを使って練習をしている。


    その横を夏休みボケの生徒たちが…って、俺たちのことだけど、予鈴を聞きながら校舎に向かってだらだらと歩く。


    ジャンが小馬鹿にしたようにいう。


    「バッチってなんだよ?」


    「バッター?じゃあバッターって言えよな。」


    コニーが半笑いで答える。


    「ボーは?」


    「ボールじゃね?」


    「ほ〜いってなんだよ?」


    「わっかんねえ」


    サッカー世代の俺たちからすれば、野球なんておっさんくさい昭和のスポーツとしか思えないが、かつて商業高校が甲子園で優勝したことがあるシガンシナ町は、今でもサッカーより野球が盛んだ。
  37. 145 : : 2018/07/22(日) 13:40:48
    エレン「幼馴染の彼女」
    http://www.ssnote.net/archives/59692



    打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?【エレミカ】
    http://www.ssnote.net/archives/59546
  38. 148 : : 2018/08/16(木) 15:02:57
    すばらしいエレミカ
    はやく続き読みたい
  39. 149 : : 2018/08/18(土) 08:58:40
    >>148 後少しで読めると思いますよ。

    期待!
  40. 150 : : 2018/08/19(日) 21:42:22
    真似してもええじゃないか!
    きたいです!期待です!
  41. 151 : : 2018/08/19(日) 22:37:21
    >>150

    いや、真似はよくない。人のssは侵しちゃダメ。それはルールだから。
  42. 152 : : 2018/08/21(火) 02:46:54
    >>151
    で、ですよねぇ~(^ω^;);););)
    なんかすみません…
  43. 153 : : 2018/09/01(土) 22:46:01
    期待!
  44. 154 : : 2018/09/12(水) 15:07:21
    ふっかぁぁぁぁぁぁつ!
    ということで再開します…
    ご迷惑をおかけしました…
  45. 155 : : 2018/09/12(水) 15:08:06
    あ、明日投稿しますね!
    今日は用事があって忙しいので…
  46. 156 : : 2018/09/12(水) 17:26:13
    お久し振りです!期待です~!
  47. 157 : : 2018/09/12(水) 17:26:33
    あ、敬語使ってた。期待~!
  48. 159 : : 2018/09/12(水) 18:39:46
    期待ですよ!
  49. 160 : : 2018/09/12(水) 22:19:47
    復帰おめー
  50. 161 : : 2018/09/13(木) 23:22:35
    足元に転がってきたボールを、土まみれの野球部員が懸命に追いかけていく。


    「今どき丸坊主とかありえなんだけど」


    「ぜってえモテねえよな、野球なんて」


    「やってる奴の気が知れない」


    そんなことを言っているが、本当はオレもジャンもアルミンもコニーも小学生の低学年の時は、親に言われて野球チームに入っていた。


    4人ともまったくやる気がない上にら軟式ボールでサッカーばかりしていたので、コーチから"自主退チーム"させられたのだ。


    元々幼馴染だったが、それ以来こいつらとは仲が深まったんだと思う。

    リーダー的な存在はいないが、遊びも会話もなんとなくいつもジャンが言い出しっぺでらコニーがそれに従う。


    だがその言動はいつまでたっても小学生ノリで、最近オレとアルミンはそのことに少し嫌気がさしてきていた。
  51. 162 : : 2018/09/13(木) 23:22:53
    皆さんありがとうございます!!
  52. 163 : : 2018/09/14(金) 00:31:54
    きたい!
  53. 165 : : 2018/09/17(月) 22:54:36
    駄作なんて言うな!フンッ(`ε´)
    期待です(♡˙³˙)
  54. 166 : : 2018/09/23(日) 18:58:59
    期待ありがとうございます!!
    とても嬉しいです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
    …更新は申し訳ありませんが28日とさせていただきます…
  55. 167 : : 2018/09/24(月) 02:38:50
    期待
  56. 168 : : 2018/09/29(土) 23:11:58
    登校日独特の、うれし恥ずかし懐かしいムードでガヤつく教室の真ん中の席で、ミカサは後ろの太った女子に話しかけられていた。

    「ミカサは夏休みどっか行ったの?」

    「ううん、まだ」

    「アタシ、来週ディズニーランド!」

    「へえ、いいなあ」

    どっか行った?って、お前がディズニーランド行くことを自慢したいだけだろ!
    笑いながら話すミカサの表情は普段と変わらないものだった。
  57. 169 : : 2018/09/30(日) 00:10:26
    ネズミ―ランドをもろに言うのは...
  58. 170 : : 2018/09/30(日) 00:12:31
    ネズミランド♪ネズミランド♪ネズミネズミランド♪

    期待だよ~
  59. 171 : : 2018/12/23(日) 22:37:22
    とすれば、さっきよぎった違和感はなんだったんだ?


    窓際の1番後ろの席。1学期の間中、俺はこの先からずっとミカサのことを見ていた。


    ほとんどが後ろ姿だったけど、たまにプリントを渡す時や、こうやって誰かに話しかけられた時に、振りかえるミカサの顔を見られたこともある。


    そういう時のミカサは、いつの間にこんなにかわいくなったんだって驚いてしまうほど……かわいい。


    そもそも小学校5年の時に東京から引っ越してきたミカサは、それまで見てきたシガンシナ町の女の子とは明らかに違っていた。


    ガキだったからよくわからなかったけど…って、今もガキかもだけど、ミカサの雰囲気はすごく都会的で、制服の時はもちろん、体操服の時も、他の女生徒とは比べものにならないくらいオーラがあって…中学に入ってから体の成長と共にますます…うわ!オレなんかキモい!いやでも…かわいい。

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