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【エレユミ】ユミル「恋愛ゲーム」

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  1. 1 : : 2018/05/04(金) 14:44:10
    エレユミです。
    雨の日の休日。エレンがユミルの暇つぶしで付き合わされたゲームとは?
  2. 2 : : 2018/05/04(金) 14:45:55
    ー食堂

    エレン「ふあぁ〜…眠ぃ…」

    アルミン「あはは…随分大きなあくびだね…」

    ミカサ「ここの所、ハードな訓練が続いていたから無理もない。」

    アルミン「そうだね。僕も正直、身体の疲れが全然取れてないよ…」

    エレン「しっかし、今日は凄い雨だな。」

    ミカサ「エレン、今日の訓練は身体を冷やさないようにして。風邪を引いては元も子もないから…」

    エレン「どうやってだよ、無茶言うな」

    アルミン「あっ、それなんだけど、今日は休みになるみたいだよ」

    エレン「なんだよ?いつもみたいに雨天決行じゃないのか?」

    ミカサ「巨人と戦う時に天気がいいとは限らないからと言って、雨の日の訓練は貴重扱いされてる筈…」

    アルミン「来週から遠征訓練で、長期に渡る訓練が始まるでしょ?初日から雨で体調を崩してるようじゃ本末転倒だって、キース教官の計らいみたい」

    エレン「あの鬼教官が…?今日は雨でも降るな」

    ミカサ「エレン、既に雨」

    アルミン「あはは…」

    アルミン。(この会話を教官に聞かれてたら、死ぬ直前まで走らされてただろうなぁ…)

    クリスタ「あっ、エレン。おはよう!」

    エレン「ん?よぉ、クリスタ!……とユミルも」

    ユミル「なんだよ死に急ぎ、私はおまけか?」

    エレン「そんなんじゃないから頼むから今振り上げた拳を下ろしてくれ」

    ユミル「お前の顔面にか?」

    エレン「分かった、俺が悪かった。だから許してくれ」

    ユミル「自分の否を認めたということは、遠慮なく殴っていいって事だな」

    クリスタ「ユミル、エレンをいじめちゃダメだよ」

    ユミル「私はいじめられた側だぞ?」

    ミカサ「…」ジャキン(超硬化ブレード)

    ユミル「いじめましたごめんなさい」

    ユミル(ひえぇ…おっかねぇ…)

    アルミン「ていうかそのブレードどこから出したのさミカサ……」



    ーー
    ーーー
    ーーーー

  3. 3 : : 2018/05/04(金) 14:46:20


    ー休憩室


    ユミル「で、なんでお前がいるんだよ」

    エレン「俺がいちゃダメか?」

    ユミル「折角私一人で休憩室を独占出来ると思ってたのに」

    エレン「先にいたのは俺だろ。嫌なら他の場所に行け」

    ユミル「こたつが設備されてるのはここの休憩室だけなのはお前も知ってるだろ。女に寒い思いをさせる気か?」

    エレン「俺はこたつから出ねぇぞ」

    ユミル「薄情者」

    エレン「聞き捨てならん」

    ユミル「そう思うんだったら、その場所を譲れ」

    エレン「寒いのが嫌なら別に一緒に入ればいいだけだろ」

    ユミル「私は1人で独占したいんだよ。…まぁいい、暇つぶしに会話に付き合え。そしたらお前をこたつに入れて置いてやる」ハイルゾー

    エレン「…なんでお前がこたつを掌握してる、先にいたのは俺だぞ」オウ

    ユミル「なんだ?私と一緒は嫌か?その割にはニヤけてる様に見えるが…?」

    エレン「顔に出てたか、嬉しいに決まってるだろ」

    ユミル「冗談のつもりだったんだが、マジか、気持ち悪いな」

    ユミル(なんてな、気持ち悪いなんていって、本当はニヤけそうな自分の頬をこらえるのに必死なくせに)

    エレン「やっぱ出ていけ」

    ユミル「…雨の日の休日ってのは暇だな…」

    エレン「自然にスルーしやがった……まぁ確かに、外には行く気になれないしな」

    ユミル「なぁエレン、暇なら一つゲームをしようぜ」

    エレン「トランプか?」

    ユミル「馬鹿言え、そんなのがいつまで続くんだよ」

    エレン「雨の日に出来るゲームなんてそんなもんだろ」

    ユミル「これだからジャンのやつにお子様って言われんだよ、もっと大人のゲームだ」

    エレン「一言余計だっつーの。で、何のゲームだよ?その大人のゲームってのは」

    ユミル「私たち2人で秘密の関係を作るんだ」

    エレン「は?なんだそれ…?」

    ユミル「察せ、男女で作れる秘密の関係…なんて一つしかねぇだろ」

    エレン「……どこまでしてもいい?」

    ユミル「たかだか遊びだ、好きにしろよ。お前も健全な男子で安心したぞ」

    エレン「男なんてそんなもんだ。宿舎に帰って男同士で一番盛り上がる話題なんて大概そんなネタだからな」

    ユミル「安易に想像がつくな。ところでエレン、お前はまだ済ませてないのか?」

    エレン「当たり前だろ。男はフランツ以外全滅だ」

    ユミル「ほう…ミカサ辺りともう済ませてるもんだと思ったが」

    エレン「ミカサは家族だ。女として見てないわけじゃないが、あいつは頼めばすぐ股を開きそうで怖いんだよ」

    ユミル「なるほどな、そりゃ言えてる」

    エレン「…それに…俺だって誰でもいいわけじゃない」

    ユミル「えっ…それってお前…」

    エレン「で、ゲームの具体的な内容は?」

    ユミル「えっいや…えーと…だな…」

    ユミル「…今日から合間があれば私と会え。そしたら好きにさせてやる。それでこのゲームの条件だが…」

    エレン「誰かにバレた時点で終了。少しでも勘づかれてたりしてもアウト。どうだ?」

    ユミル「完璧だ。そんじゃよろしくな、エレン」ギュッ

    エレン「出来れば長く続けられるように頼むぞ」ギュッ

    ユミル「とんだ変態だな」チュッ

    エレン「だったらお前もだろうが」チュッ

    ユミル(なぁエレン、これはゲーム、遊びなんだぞ?もう少しがっつけよ)

    ユミル(そんなに大事そうに優しく抱きしめてくれたら、少しは期待しちまうじゃねぇか)

    ユミル(…今日が雨で助かった。私のバクバク
    鳴ってる胸の音が、雨音でかき消されるだろ?)

    ユミル(お前がキスまでしかしなかったのは、お前が紳士だからか、単にヘタレなだけか)
  4. 4 : : 2018/05/04(金) 23:50:22
    好きです
    良き…(˙-˙)
  5. 5 : : 2018/05/05(土) 00:10:58
    >>4

    うわー!ありがとうございます((嬉
  6. 6 : : 2018/05/05(土) 00:51:49

    ーー
    ーーー
    ーーーー


    クリスタ「今日は雨か〜…」

    ユミル「みたいだな、それで今日も遠征訓練だかなんだかに向けて訓練は中止。こんなに怠けてていいのかね」

    クリスタ「その割にはなんだか嬉しそうだね、ユミル?」

    ユミル「…別にただ、面倒な訓練しなくて済むからラッキーって思ってるだけだよ」

    ユミル(嘘つけよ、どんだけこの休日を望んだか)

    ユミル(昨日なんてあいつのことを考えて一睡も出来なかった癖に)

    クリスタ「あ、エレンとアルミン!おはよう」

    ユミル「…!(さっきからエレンの奴の事を考えてたせいで気はずかしいな)」

    アルミン「やぁ、おはようクリスタにユミル」

    エレン「よぉ、クリスタ!…と、ユミルも」

    ユミル「まーたお前、ほんとにおまけくらいに思ってんだろ」

    ユミル(あれからの事、今みたいにお前はいつも通りに私に接して、いつも通りに周りの女に接していて)

    ユミル(意識してるのが私の方だけみたいで…)

    ユミル「…ムカつくやつ」

    エレン「だから別におまけじゃないって何度言えば分かるんだよお前は」

    ユミル「へいへい、そりゃクリスタみたいな可愛い子と並んだら相当見劣りするだろうさ、私なんざ」

    クリスタ「そ、そんなことないよユミル!ユミルは可愛いよ」

    ユミル「そーかそーか、可愛いと思うなら結婚してくれクリスタ!」

    クリスタ「も、もうユミルったらそればっかり!」

    アルミン「そう言えば今日もこの間みたいに雨で休日みたいだけど、クリスタ達はどうするの?」

    クリスタ「うーん、私は特に予定はないかなぁ…ユミルは?」

    ユミル「えっ、私か?私は…」

    エレン「わりぃなクリスタ、ユミルは俺と倉庫の掃除があるんだ。そうだよなユミル?」

    ユミル(本当はそんなもんねぇだろ馬鹿、平然とそんな嘘つきやがって)

    ユミル「そうだよ。あー、かったりぃな…」

    ユミル(約束したとはいえ、しっかり覚えててくれてた事にニヤけそうになる)

    アルミン「えっ、でも休日だし掃除も無いんじゃ…」

    ユミル「昨日座学で寝てたのを後で誰かがチクったみたいでな、それでペナルティー食らったんだよ。」

    アルミン「エレンは?」

    エレン「俺は手伝いだよ、ユミルにはちょっと借りがあるんだよ」

    アルミン「いい様に使われてるね…あはは…」

    エレン「ユミルは鬼だかr…いや、すげぇ優しい女神だと思うから、指の関節鳴らすのやめろユミル」

    ユミル「ならお前の全身の骨の関節鳴らしてやろうか」

    エレン「殺す気か?」

    ユミル「よく分かったな」

    エレン「今日のパンやるから許してくれ」

    ユミル「パンはいらんから殺させてくれ」

    エレン「俺が悪かった」

    クリスタ(なんか最近この2人仲良いよね…?)

    アルミン(ミカサがいなくてよかった…)
  7. 7 : : 2018/05/05(土) 01:32:27
    ー倉庫

    ユミル「何が倉庫で掃除だよ、休日につく嘘にしちゃ強引すぎだろ」

    エレン「いい言い訳が思いつかなかったんだよ、結果的に誤魔化せたからいいだろ別に」

    ユミル「まぁ実際は倉庫で女を押し倒してました、だけどな」

    エレン「お前の首筋、綺麗だよな、噛んでいいか?」

    ユミル「好きにしていいっつったろ」

    ユミル(お前に自分の事を褒められるのは嫌いじゃない)

    ユミル(寧ろその部分が誇りにさえ思えてくる)

    エレン「いただきます」ハムッ

    ユミル「んあぁ…っ」

    エレン「首は弱いか?」チュッ

    ユミル「あんっ……はぁ…馬鹿言え、気持ち良くなくてもそう見えるように演技してやるのがいい女ってもんだろ」

    エレン「いい女はそんな事暴露しねぇだろ…いてっ」

    ユミル(ムカついたから、いたずらっぽい顔で私の唇を親指で愛撫するお前の親指を軽く噛んでやった)

    ユミル(そんでそのままその親指を口の中に入れて…)

    エレン「…んっ…くすぐったいだろ…っ」

    ユミル「」チュッチュルチュルチュポッ

    エレン「…はぁっ」

    ユミル「どうだ?私の舌使いは」

    エレン「親指じゃくすぐったいだけだっての」

    ユミル「その割には可愛い声出てたぞ?んっ…はぁっ…って」

    エレン「普通に恥ずかしいから真似すんな」

    ユミル「恥ずかしそうにしてるのを見るのが面白いんだろ」

    エレン「お前は生粋のドSだな」

    ユミル「知らなかったか?」

    エレン「何言ってんだよ、そんなの始めから分かってるよ。ていうか、恥ずかしそうにしてるのを見るのが面白いって言う割に、お前もさっきから随分赤面してるぞ?」

    ユミル「自覚してるから言うな…」

    エレン「…確かにこれは面白いな」

    ユミル「可愛いだろ?私って」

    エレン「それも始めから分かってるっての」ナデナデ

    ユミル「…っ」

    ユミル(真っ直ぐにそういう事言うから…胸の鼓動がさっきから収まらないんだ)

    ユミル(どう責任取ってくれんだよ)

    ユミル(提案した側なのに、これが遊びじゃなく、本物だったら良かったのにと思う私の乙女心は…ちょっと傲慢か?エレン)

    ユミル(何で不安に思ったかって?今日はキスを1度もしてこなかったからだよ)

    ユミル(…ばか)
  8. 8 : : 2018/05/06(日) 12:00:02
    期待です!
  9. 9 : : 2018/05/07(月) 14:39:08
    「エレンって優しくて…かっこいいよね…」


    ユミル(食堂で食べてる時に顔を赤らめながらぽつりと隣で呟いたクリスタのセリフ)

    ユミル「あんな死に急ぎのどこがいいんだよ」

    ユミル(本音を隠した私の言葉は、あいつを想うクリスタへの気遣いからか、それともあいつに優しくされてるクリスタへの醜い嫉妬か)

    クリスタ「もう!ユミルったらー…もし私に好きな人が出来たら応援してくれるって言ってたじゃん」プクー

    ユミル「へいへい、応援してるよ、頑張れー」

    クリスタ「もうっ、ほんとに応援してる?」

    ユミル(応援するつもりだったさ。その好きな人ってのが…あいつじゃなかったら)


    クリスタ「あ、エレン!隣いい?」

    エレン「ん?クリスタか、座れよ」

    クリスタ「う、うんっ」

    ユミル「……」スタスタ

    エレン「あっ、ユミr」

    クリスタ「エレン!でねー」


    ユミル(楽しそうに他の女と話すあいつを見るとイラッとするのは、少なからず嫉妬してるからなんだろう)



    ーーーーー
    ーーーー
    ーーー

    ユミル(待ち望んだ休日、何度お前の顔を星になぞったか)

    ユミル(それなのにお前は…)


    エレン「悪ぃ、今日はアルミン達に馬術のコツを教えてもらうんだ」

    ユミル「そうか、真面目だなお前は」

    ユミル(私との用事よりそんなに大事かよ、その馬術を教えてもらうアルミン"達"ってのは)

    エレン「真面目にしなきゃだろ、立派な兵士としては」

    ユミル「立派な兵士は女とこんなゲームしねぇよ」

    エレン「歴史に名を刻んだ英雄だって、中には女遊びが好きだった奴もいる筈だ」

    ユミル「ほう、お前は女遊びが好き…んっ」

    チュッ

    エレン「なわけあるか、例え話だよ。俺は誰とでもこんな事しない」

    ユミル(真っ直ぐな瞳でそんな事を言うな馬鹿)

    ユミル(久しぶりにキスをされた、ただそれだけの事で、さっきまでのイライラが驚くほど引いた)

    ユミル(単純だな、私って案外)

    ユミル「誰とでもしないってことは、私に興味があるって事かよ?」

    エレン「お前に興味があるって事だよ」

    ユミル「…あっそ」

    ユミル(お前が私に興味がある?女らしさの欠けらも無いこんなそばかすだらけのデカい女にか?)

    ユミル(…ニヤけが止まんねぇじゃねぇか、馬鹿野郎)

    ユミル「もう1回しろよ、死に急ぎ」

    エレン「何をだよ?」

    ユミル「女に言わせるのか?男なら察せ」

    エレン「…はいよ、でも俺の名前は死に急ぎじゃないぞ?」

    ユミル「呼び方なんざ何でもいいだろ」

    エレン「よくねぇよ、名前で呼ばれる方が嬉しいに決まってんだろ」

    ユミル「!…った、たくっ………エレン、もう1回してくれ」

    エレン「……目、閉じろ」

    ユミル(エレンの唇がふわっと重なる、それがどうにも心地よくて、この時間が続いて欲しくて…)

    ユミル(視界の隅に映った人影は、見ないフリ)
  10. 10 : : 2018/05/07(月) 14:40:00
    >>8
    期待ありがとうございます…!
  11. 11 : : 2018/05/07(月) 21:20:23
    ユミル可愛い~~~~~~~
  12. 12 : : 2018/05/07(月) 21:52:57
    エレン「悪い、アルミンに見られてたみたいだ」

    ユミル(私に触れたいんだったら黙ってれば良かった物を。こいつはなんで馬鹿正直に話すんだ)

    ユミル「そうか、だったらこのゲームも終いだな」

    エレン「ああ、そうだな」

    ユミル「……」

    エレン「どうした、そんなに暗い顔して。もしかして未練でもあるのか?」

    ユミル「んなもんねぇよ、こんなのただの暇つぶしの遊びだったんだからな」

    エレン「そうかよ、そこまでユミルが割り切って遊びって思ってたんなら、抱いちまえば良かったな」

    ユミル「ああ、さっさと抱きゃ良かったんだ。むしろ何にそんな遠慮したってんだ?」

    ユミル(そうだ、遠慮なんかせずに抱けばよかったんだ。所詮ただの遊びだったんだからな)

    エレン「お前を大切にしたいと思った、俺の本気の想いに、だ」

    ユミル「…え?」

    エレン「あんなゲームの延長でお前を抱くには、俺はお前に惚れすぎた」

    ユミル「………待て」

    エレン「次の相手とは、バレないように上手くやれよ」スタスタ

    ユミル「待てって」

    エレン「それじゃあな、短い間だったが楽しかったぞ」

    ユミル「だから待てっつってんだろ!」ガシッ

    エレン「…なんだ?」クルッ

    エレン「…!」


    ユミル「……っ…」ツーッ


    エレン「…泣いてるって事は、脈アリと見ていいか?」

    ユミル「…目にゴミが入っただけだ」

    エレン「素直じゃねぇ奴」

    ユミル「…うっせ」

    エレン「なぁユミル、またゲームしないか?今度は別の条件で」

    ユミル「…どんな条件だ?」

    エレン「どんな時でも、今度は誰にバレてもやめない条件で」

    ユミル「欲張りだな、お前は」

    エレン「自分の気持ちを隠してるやつよりはマジだろ」

    ユミル「…それもそうだな」フフッ

    チュッ

    ユミル(お互いの熱がふっと柔らかく重なる感覚は、どうにも心地がよくて)


    ユミル(私の気持ちを隠した影を、吹っ飛ばしたあいつの本気)

    ユミル(終わりのない、恋愛ゲームの中で)

    ユミル(今度はもっと、素直な自分で)





    ーEND







  13. 13 : : 2018/05/07(月) 23:15:46
    後日談


    ー休憩室

    エレン「いたのか、ユミル」

    ユミル「絶賛こたつを独占中だ、他を当たれ」

    エレン「他の休憩室にはこたつが無いって言ってたのはユミルだぞ、俺は今寒くて死にそうだ」

    ユミル「なら死ね」

    エレン「薄情なやつ」

    ユミル「私の足を舐めたら許してやr…」

    エレン「」ペロッ

    ユミル「お前はプライドが無いのか?それとも私の足に性癖でもあったか」

    エレン「プライドを捨ててまで暖を取りたかったんだよ。入るぞ」

    ユミル「嘘つけ、本当は私と一緒にいたかったんだろ?」トナリポンポン

    エレン「当たり前だろ、一応恋人なんだから」ヨッコイショ

    ユミル「可愛い彼氏を持って私は嬉しいぞ?」カタクミ

    エレン「からかってんなら出ていくぞ」

    ユミル「からかってるから今すぐこたつから出ろ」

    エレン「どんだけ独占したいんだよ…お前こたつと俺どっちが大事なんだ」

    ユミル「こたつ」

    エレン「こたつに負けたのか…人生で一番の屈辱かもしれん」

    ユミル「こたつに勝ちたいと思うなら私の手を握って暖めてみろ」

    エレン「甘え方が下手なやつだな…」ギュッ

    ユミル「仕方ないから甘えてやってるんだよ、いい女だからな」

    エレン「自分をいい女って言うやつはいい女とは……言います。ので、とりあえず俺の手の骨砕く勢いで握るのやめてくれませんか、痛い」

    ユミル「か弱い女の子だからマジで骨が砕けなかったのが残念だ」

    エレン「か弱い女の子ってそれ本気で言ってるのか?」

    ユミル「よし、歯を食いしばれエレン」

    エレン「ごめんなさい」

    ーーーーー

    ユミル「そう言えばお前」ズズー

    エレン「なんだよ、あと喋ってる途中に茶をすするな」

    ユミル「いちいち男の癖に細かいやつ」

    エレン「一言余計だ、で?俺がどうした」ズズー

    ユミル「いつから私を好きになった?」

    エレン「ぶふっ!!!けほっこほっ!」

    ユミル「何むせてんだよ、そんなに驚くことでもないだろ」

    エレン「聞くタイミングがおかしいだろ…」

    ユミル「それで?私はお前がいつから好きなのか気になって夜も眠れないんだよ」

    エレン「その割には目の下の隈ひとつすらねーぞ」

    ユミル「美容には気を使ってるからな」

    エレン「物はいい様だな…」

    ユミル「揚げ足を取るのは得意な方だ」

    エレン「お前に口喧嘩で勝てる気がしないな……つか、なんでそんなの気になるんだよ。別にいつ好きになったかって大して重要じゃないだろ」

    ユミル「私らそんなに関わりなかったろ、だから気になるんだよ」

    エレン「…聞いても怒んなよ」

    ユミル「とりあえず殴る準備は出来てる」

    エレン「頼むから暴力だけはやめような?…一目惚れだったんだよ」

    ユミル「は、はぁ!?わ、私はクリスタとかと比べたら可愛くねーし!?一目惚れってそんなお前…!?」

    エレン「何をそんなに慌ててんだ?…性格だよ、お前のはっきり物を言う性格が母さんそっくりだったからよ…。それに見た目だって…クリスタには悪いが俺はクリスタよりお前の方がずっと好きだ」

    ユミル「なんだお前、マザコンだったのか」

    エレン「違うっつーの、ただ他にはない親近感を感じたってだけだって」

    ユミル「ふーん」

    エレン「ユミル、顔赤くなってるぞ」

    ユミル「…そういうお前もな?」

    エレン「お前は?いつから俺を好きになったんだよ」

    ユミル「わ、私はいいだろ別に!」

    エレン「単純に気になるだろ」

    ユミル「ん、んなもん忘れたっつーの」

    ユミル(いつからなんて言ったら、絶対笑うだろ?お前)

    ユミル(だって私も…一目惚れだったんだからな)

    ユミル「…そういや恋人なのに、好きの一つもお互い言ってねーな」

    エレン「さりげなく話そらしたな?…まぁそれもそうだな」

    ユミル「言ってみるか」

    エレン「突然だな…まぁいい、よし、言うか…」

    ユミル「……」

    エレン「……」

    ユミル「……お、おい」

    エレン「俺からか!?い、いや…」

    ユミル「わ、私はいいんだよ!お前男だろ!」

    エレン「はぁ!?いや、あの……なんつーか……好きだぞ…?」

    ユミル「お、おう……わ、私もだ…」

    エレン「……」

    ユミル「……」

    エレン「提案者、この空気どうにかしてくれ」

    ユミル「ほんとごめん」


    ーEND
  14. 14 : : 2018/05/07(月) 23:31:12
    【あとがき】

    お疲れ様でした!前作と比べたら比較的短かいお話でしたが、少しでも気に入ってくれたら嬉しいです!エレユミっていいですよね…誰か分かってお願い…
    良かったら自分の他のSSも読んでみて下さい、それではまた次回!(❁´ω`❁)
  15. 15 : : 2018/05/08(火) 01:19:07
    好き…
    エレユミ良いですよね…増えて欲しい…
    とても良かったです
  16. 16 : : 2018/05/08(火) 08:41:42
    >>15
    エレユミいいですよね!ありがとうございます!嬉しいです(泣)
  17. 17 : : 2018/05/08(火) 19:30:52
    お疲れさまでした!
  18. 18 : : 2018/05/10(木) 08:06:27
    >>17

    読んでくれてありがとうございます(❁´ω`❁)
  19. 19 : : 2019/02/04(月) 17:15:46
    最高かよ
  20. 20 : : 2019/05/10(金) 17:47:33
    最高かよ

    同じトリップの私がほかのSSにもいるから探してみてね

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koizora0705

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