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盲目のクリスタとエレンの話

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  1. 1 : : 2018/04/10(火) 23:34:22
    ゆっくり、時間があるときに書いていく予定です!
  2. 2 : : 2018/04/11(水) 00:10:18
    エレン(はぁ...やることないなー...)

    ???「...」オロオロ

    エレン「ん?」(あれは...杖?...棒...盲目の人か)

    ???「...」オロオロ

    エレン「あの、すいません」

    ???「...」オロオロ

    エレン「あの...」

    ???「あ、私、ですか?」

    エレン「うん、大丈夫か?なんか困ってるみたいだけど」(綺麗な人だな)

    ???「あ、道に迷ってしまって」

    エレン「案内しようか?」

    ???「えっと...いいんですか?」

    エレン「ああ、いいぞ、どこまでいきたいんだ?」

    ???「〇〇公園まで」

    エレン「俺の近所か...いいよ、案内してやるよ」

    ???「ありがとうございます!」

    エレン「敬語じゃなくても大丈夫だよ、見たところ同い年みたいだし」

    ???「あ、じゃあ...」

    エレン「ん?あ、そうだ、名前、なんて言うんだ?」

    クリスタ「ひ...クリスタ・レンズです」

    エレン(ひ?)「そうか、俺はエレンだ!エレン・イェーガーだ!よろしくな!」

    クリスタ「うん、よろしくね」

    エレン「...手握ってもいいか?」

    クリスタ「え?」

    エレン「あー、そういうやましい理由じゃなくてだな、そっちの方が案内しやすいだろ?」

    クリスタ「ああ、なるほど、じゃあお願いします」

    エレン「ああ!」ギュッ

    クリスタ「...エレンの手おっきいね」ニギニギ

    エレン「ん?そうかクリスタがちっちゃいだけだろ」

    クリスタ「私ってちっちゃいの?」

    エレン「うん、ちっちゃいな」

    クリスタ「そうなんだ...」

    エレン「ここらへんは初めてなのか?」

    クリスタ「うん、こっちに引っ越してきたんだ」

    エレン「なるほどな、なんで一人でウロウロしてたんだよ」

    クリスタ「ここら辺の地形を知っとこうと思って...」

    エレン「家族の人と一緒に回らなかったのか?」

    クリスタ「私、一人暮らしだから...」

    エレン「大丈夫なのか?家事とか」

    クリスタ「うん、もう目が見えない生活も慣れたから大体の事はできるよ」

    エレン「...そうか」

    --
    -

    エレン「ほら、着いたぞ」

    クリスタ「ありがとう」

    エレン「あとはもう一人で大丈夫なのか?」

    クリスタ「うん、わざわざありがとうね」

    エレン「おう!じゃあな!」

    クリスタ「はい、さようなら」

    --
    -

    アルミン「エレンー帰ろー」

    エレン「ああ、いいぞ」

    ミカサ「あ、私も」

    エレン「ほら、早く来いよミカサ」

    ミカサ「うん」

    アルミン「いやー、高校生はなんだか新鮮だね」

    エレン「そうか?中学の時と全然変わらない気がする、メンツも一緒だし」

    ミカサ「確かに」

    エレン「ん?」(あれって...)

    アルミン「どうしたの?エレン?...ああ、盲目の人だね、たぶんこの学校の特別支援学級に通ってる子じゃないかな?」

    エレン「ふーん...ちょっと用事ができたから先帰っててくれ」

    アルミン「あ、ちょっと!」

    エレン「クリスタ!」

    クリスタ「!!」ビクッ

    エレン「あ、わりぃ、急に声かけたらビックリするよな」

    クリスタ「その声...エレン!」

    エレン「お、覚えててくれたか」

    クリスタ「うん!それで、どうしてここに?」

    エレン「ああ、一緒の高校だからだよ」

    クリスタ「エレンもこの高校だったんだね!」

    エレン「ああ、それより、一緒に帰ろうぜ」

    クリスタ「え?」

    エレン「ん?なにしてんだよ、帰るぞ」

    クリスタ「でも、エレン、友達と帰らなくてもいいの?」

    エレン「は?今から帰ろうとしてるだろ?」

    クリスタ「え?...私?」

    エレン「お前」

    クリスタ「いいの?」

    エレン「は?何がだよ?」

    クリスタ「だって、私なんかと...」

    エレン「...いいから帰るぞ、手貸せ」

    クリスタ「あ、ちょっと...」

    エレン「これからは登下校一緒に行くからな」

    クリスタ「う、うん///」

    エレン「何赤くなってんだ?」

    クリスタ「え!?うそ!?私赤くなってる!?///」

    エレン「ははっ、面白い奴」

    クリスタ「うぅ~///」

    エレン「...」

    クリスタ「エレンは、どうして私にかまうの?」

    エレン「んー、なんとなくかな」

    クリスタ「なんとなくか」

    エレン「あ、そうだ、登校するときお前の家まで迎えに行ってやるから今日は家まで送ってやるよ」

    クリスタ「そ、そんな!悪いよ」

    エレン「遠慮すんなって」

    クリスタ「じゃ、じゃあお願いするね」

    エレン「おう」
  3. 3 : : 2018/04/11(水) 00:29:30
    エレン「ここか...」

    クリスタ「わざわざごめんね」

    エレン「気にするな」

    クリスタ「それじゃあ、また明日」

    エレン「あ、クリスタ」

    クリスタ「ん?なに?」

    エレン「お前、一人暮らしなんだよな?」

    クリスタ「うん」

    エレン「じゃあ俺が飯作ってやるよ!」

    クリスタ「え?い、いいよ!」

    エレン「遠慮すんなって!失礼するぞ」

    クリスタ「あ、ちょっと」

    エレン「へー、綺麗にしてるんだな」

    クリスタ「物が少ないだけだよ」

    エレン「...よし、今から飯作るから待っててくれ」

    クリスタ「う、うん」

    --
    -

    エレン「はい、出来たぞ」

    クリスタ「あ、おいしそうな匂い!」

    エレン「食べさしてやるよ」

    クリスタ「じ、自分で食べれるから!///」

    エレン「いいから、はい、あーん」

    クリスタ「...あ、あーん///」

    エレン「どうだ?」

    クリスタ「うん!すごくおいしいよ!」

    エレン「よかった!そう言ってくれると嬉しいよ!」

    クリスタ「ほんとに、なにからなにまでごめんね」

    エレン「いいよ、別に、こんなかわいい奴ほっとけないだろ?」

    クリスタ「か、かわいい...///」

    エレン「また赤くなってる」

    クリスタ「なってないよ!///」

    エレン「なってるって!」

    クリスタ「...///...あ、エレン、帰らなくて大丈夫なの?」

    エレン「ん?ああ、別に大丈夫だよ」

    クリスタ「親とか心配しないの?」

    エレン「大丈夫だよ、心配するな」

    クリスタ「そう...」

    エレン「ほら、口開けろ」

    クリスタ「あ、あーん...あちゅ!」

    --
    -

    エレン「じゃあな!クリスタ!」

    クリスタ「うん!今日はありがとね!」

    エレン「ああ!それじゃ!」

    クリスタ「バイバイ!...」

    クリスタ「...」(あんなにやさしくされるの初めて...)ポロポロ

    クリスタ「あれ?...私なんで泣いてるんだろう...」ポロポロ

    --
    -

    エレン「おーい、クリスター迎えに来たぞー」

    クリスタ「あ、おはよう!エレン!」

    エレン「おはよう!ほら!お前の弁当!」

    クリスタ「え?わ、私の?」

    エレン「ああ!」

    クリスタ「...ありがとう!」

    エレン「さ、行くか」

    クリスタ「うん!」

  4. 4 : : 2018/04/11(水) 18:28:42
    深い良さみがある
  5. 5 : : 2018/04/11(水) 18:33:03
    期待かなり!
  6. 6 : : 2018/04/11(水) 19:18:31

    アルミン「エレーン!」

    エレン「あ、アルミンとミカサ」

    クリスタ「だれ?」

    エレン「ああ、俺の幼馴染のアルミンとミカサだ」

    ミカサ「あれ?この子は...」

    アルミン「昨日見かけた子だね」

    クリスタ「えっと...」

    アルミン「あ、僕はアルミンって言うんだ!よろしくね!」

    ミカサ「私はミカサ、よろしく」

    クリスタ「よ、よろしく...」

    アルミン「いやー昨日はビックリしたよ、君を見かけたとたんエレンったら君の所に走っていくもんだから」

    エレン「おいアルミン!言うなよ!」

    クリスタ「え///」(なんか、うれしい)

    アルミン「ははっ、ごめんね」

    エレン「そうだ!クリスタ!今日一緒に昼飯食べようぜ!この四人で!」

    クリスタ「え...でも」

    アルミン「いいね!皆で食べたほうが楽しいし!」

    ミカサ「賛成」

    エレン「よし!じゃあ昼休みにクリスタの所に迎えに行くか!」

    クリスタ「皆に悪いよ...」

    エレン「クリスタ、俺たちはただ友達と食べたいだけなんだから、遠慮しなくてもいいんだぞ?」

    ミカサ「それとも、私たちと一緒に食べるのは、いや?」

    クリスタ「そ、そんな事ないよ!」

    アルミン「じゃあ決まりだね」

    --
    -

    エレン「よし、クリスタの所いこうぜ」

    アルミン「うん」

    ミカサ「わかった」

    エレン「...」

    アルミン「ねぇ、ミカサ」コソコソ

    ミカサ「なに?」コソコソ

    アルミン「エレンがこんなに他人にやさしくするのって珍しいね」コソコソ

    ミカサ「たしかに...けど、それはいいことだから」コソコソ

    アルミン「...なんかちょっと僕たちまでうれしいね」コソコソ

    ミカサ「うん」コソコソ

    エレン「ここか...クリスタ、いるか?」

    クリスタ「エレン!」

    エレン「ごめんな?まったか?」

    クリスタ「ううん!全然!」

    アルミン「よし、食べよっか」

    クリスタ「うん!」

    ミカサ「あれ?エレンとクリスタのお弁当の中身が同じ」

    エレン「俺が作ったからな!」

    アルミン「あー、なるほど」

    エレン「クリスタ、口開けろ」

    クリスタ「え!?で、でも...アルミンやミカサもいるし...///」

    エレン「でも、食べにくいだろ?」

    クリスタ「もう慣れてるから一人でも食べれるよ!」

    エレン「...そうなのか?」

    クリスタ「うん!大丈夫だよ!」

    エレン「そうか...」

    クリスタ「...モグモグ...」

    エレン「...」ジィー

    クリスタ「...モグモグ...」(なんか、視線をすごく感じる...)

    アルミン(エレンが心配そうにクリスタの事を見てる...微笑ましいなー)

    ミカサ「クリスタは、盲目なんだよね?」

    クリスタ「うん」

    ミカサ「...困ったことがあったらいつでも私たちを頼っていいからね」

    クリスタ「...うん!」

    エレン「あ、クリスタ、残してるぞ」

    クリスタ「え?うそ」

    エレン「ほんと、はい、口開けて」

    クリスタ「...あ、あーん///....っん、うぅ~...」

    エレン「どうした?ブロッコリー苦手だったか?」

    クリスタ「うん、多分ブロッコリー、苦手だと思う」

    エレン「そっか、じゃあ今度からは入れないで置くか」

    ミカサ「エレン!私にもあーんを!」

    エレン「え?やだよ、俺が食べさせてやるのはクリスタだけだ」

    ミカサ「そ、そんな...」ガーン

    クリスタ「...///」テレテレ

    アルミン「あ、赤くなってる」

    エレン「お前ほんと、すぐ赤くなるよな」

    クリスタ「き、気のせいだよ!///」サッ

    エレアル(か、かわいい)

    ミカサ「もうそろそろお昼終わっちゃうね」

    アルミン「じゃあ僕たちは教室に戻るね」

    エレン「じゃあクリスタ、また放課後迎えに来るからな」

    クリスタ「うん!」

    --
    -

    エレン(クリスタ、ちゃんと授業受けてるかなー...どんな授業なんだろ...)

    先生「おいエレン!エレン・イェーガー!ちゃんと話を聞いているのか!」

    エレン「...あ!はい!聞いてませんでした!」

    先生「...ほう...そうか」

    エレン「あっ...」

    先生「廊下に立っとけ!」

    エレン「は、はい!」タッタッタ

    アルミカ(絶対クリスタの事考えてたな...)

    --
    -

    クリスタ(エレン、今どんな授業受けてるのかな...あ、またエレンの事考えちゃった...)

    クリスタ(けどエレン達も...私の本当の事を知ったら...絶対離れていっちゃうよね...怖い...怖いよ...)

    先生「クリスタさん?具合でも悪いの?」

    クリスタ「あ...大丈夫です...」

    先生「...そうですか」
  7. 7 : : 2018/04/11(水) 19:19:17
    >>4
    そう言っていただけると嬉しいです!
    ありがとうございます!
  8. 8 : : 2018/04/11(水) 19:19:38
    >>5
    期待ありがとうございます!
  9. 9 : : 2018/04/11(水) 19:53:44

    エレン「クリスタ、いるか?」

    クリスタ「うん!」

    エレン「さ、帰ろうか...手握るぞ」

    クリスタ「う、うん」ギュッ

    エレン「...」

    クリスタ「あれ?ミカサとアルミンは?」

    エレン「あいつらは部活だ」

    クリスタ「そっか...」

    --
    -

    「あ、あの人盲目だ...」

    「盲目の人、初めてみた...」

    クリスタ(やっぱり...どこにいっても注目されちゃうな...)

    エレン「でさ-------ってアルミンが----」

    クリスタ(エレンには聞こえてないよね...?)

    エレン「って、ちゃんと聞いてるか?」

    クリスタ「あ、ちゃんと聞いてるよ!」

    エレン「そうか...あ、明日休みだよな、一緒に遊ばないか?」

    クリスタ「え...」

    エレン「あ、いやだったか?」

    クリスタ「い、いやじゃないよ!」

    エレン「そうか!じゃあ決定な!」

    クリスタ「うん!」

    --
    -

    エレン「クリスタ、今日はどんなものが食べたい?一応スーパーでいろんな食材かったけど」

    クリスタ「何でもいいよ!私、そもそも、料理の名前もわからないし...」

    エレン「...よし!じゃあ今日はクリスタにいろんな料理の味を覚えてもらうか!」

    クリスタ「え...いいの?」

    エレン「ああ!任せろ!ちょっと時間かかるけど待ってろよ!」

    --
    -

    エレン「よし!できた!まずシチューからだ」

    クリスタ「しちゅー?」

    エレン「うん、熱いからちゃんとフーフーしろよ、はい」

    クリスタ「うん...ふーっ...ふーっ...あーん」

    エレン「どうだ?」

    クリスタ「ん!しちゅーおいしい!」

    エレン「そうか!よかった!」

    クリスタ「これ私大好き!」

    エレン(...けどなんでクリスタは料理の名前も知らないだろ...)「熱いから食べるときは舌をやけどしないように気をつけろよ」

    クリスタ「うん!」

    --
    -

    クリスタ「エレン!ありがとね!いろんな料理教えてくれて!」

    エレン「ああ!ほかにもいっぱいおいしいものあるから食べさしてやるよ!」

    クリスタ「うん!」

    エレン「じゃあ俺はかえるから、明日また迎えに来るから!その後は俺んちで遊ぼうな!」

    クリスタ「うん!バイバイ!」

    エレン「じゃあな!」

    --ガチャッ---

    クリスタ「...」(...一人になったら...急に静かに感じる...今までもずっと静かだったのに...エレンのせいで余計に静かに感じちゃうよ...)

    クリスタ「エレンのせいで...グスッ...」

    --
    -

    エレン「ただいま...帰ってくるのは...明日か」(何だろう、クリスタともっと話していたい...クリスタにもっといろんな事を教えてやりたい...クリスタともっと一緒にいたい...)

    エレン「なんでクリスタにだけ...こんなこと思ってしまうんだろう...」

    --
    -

    エレン「...寝坊した!!やばい!急がないと!」

    --
    -

    クリスタ「...」(エレンの事考えてたら寝れなかった...)

    --ピンポーン--

    クリスタ「エレン!」

    エレン「はぁはぁ...わりぃ...寝坊した...はぁ...」

    クリスタ「大丈夫だよ!私も今起きたから!」(寝てないんだけど...)

    エレン「...あれ?なんでそんな目赤いんだ?泣いてたのか?」

    クリスタ「え...な、泣いてないよ!なんでもないから!早く行こ!」

    エレン「そ、そうか...」

    --
    -

    エレン「よし、着いたぞ」

    クリスタ「友達のお家とか初めてだから、緊張する...」

    エレン「そう固くなるなよ、さ、入れよ」

    クリスタ「お邪魔しまーす...」

    エレン「よし、なんかするか」

    クリスタ「なにするの?」

    エレン「...考えてなかった」

    クリスタ「...あの」

    エレン「ん?どうした?」

    クリスタ「私、エレンの事、もっとしりたい」

    エレン「ああ!いいぞ!なんでも質問して来いよ!」

    クリスタ「じゃ、じゃあ、エレンは私の事、最初どう思った?」

    エレン「どう?...うーん...目の不自由な、綺麗な人」

    クリスタ「あぅ~...///」

    エレン「ど、どうしたんだよ」アセアセ

    クリスタ「な、何でもないよ!」

    エレン「そ、そうか、ならいいんだが」

    クリスタ「じゃ、じゃあね、エレンは部活とかやらないの?」

    エレン「部活か...やろうと思ったけど、もっと他にやりたいことが見つかったから、部活はやらないよ」

    クリスタ「やりたいこと?」

    エレン「おう!クリスタといっぱい話して!クリスタにいろんな事を教えてやりたいんだ!」

    クリスタ「あ、あぁ...///」
  10. 10 : : 2018/04/11(水) 21:10:55
    エレン「ど、どうしたんだよ!さっきから」アセアセ

    クリスタ「エレンは...鈍感っていう奴なの?」

    エレン「鈍感?...わからないな」

    クリスタ「多分エレンは、鈍感」

    エレン「俺って鈍感だったのか...」

    クリスタ「...よし!次!エレンってどんな顔してるの?」

    エレン「どんな顔?...どんな...難しいな」

    クリスタ「あの、エレンがよかったらなんだけど...顔触ってもいいかな」

    エレン「ん?ああ、いいぞ」

    クリスタ「ありがと!」ペタペタ

    エレン(か、顔が、近い///)

    クリスタ「...ありがと!」

    エレン「わかったのか?」

    クリスタ「うん!大体ね!」

    エレン「そうか、ほかになにか知りたいことはあるか?」

    クリスタ「うーんもうないかな」

    エレン「そうか」

    クリスタ「ねえエレン、手握ってもいい?」

    エレン「ん?ああ、いいぞ」ギュッ

    クリスタ「...エレンとこうやって手を握ってると、すごく落ち着く」

    エレン「そうか...クリスタの手はモチモチだな」

    クリスタ「エレンの手はなんかゴツゴツしてるね...けどすごく温かい...」

    エレン「...」

    クリスタ「...」ポスッ

    エレン「クリスタ?」

    クリスタ「...スー...スー...」

    エレン「寝たのか...」ナデナデ

    クリスタ「えれん...」ツー

    エレン「...なに泣いてんだよ」フキフキ

    俺たちは、互いにもたれあい、気づいたら俺も眠っていた

    --
    -

    エレン「ん...」

    クリスタ「...スー...スー...」

    エレン「まだ寝てるのか...ん?」チラッ

    カルラ「...」ニヤニヤ

    エレン「あ...」

    カルラ「その子どーしたのよエレン」

    エレン「俺の友達だよ」

    カルラ「友達同士でもたれあってふつー寝る?」

    エレン「...いいから、いつ帰ってきたんだよ」

    カルラ「ついさっきよ」

    エレン「そうか...」

    クリスタ「...んっ」

    エレン「あ、起きたか?」

    クリスタ「...うん」

    カルラ「あ、起きたの?」

    クリスタ「え?え?知らない人の声」オドオド

    カルラ「あら?...」

    エレン「クリスタは、盲目なんだ」

    クリスタ「え、エレン...」ギュッ

    カルラ「あらあら、すっかりエレンになついてるのね」フフッ

    エレン「クリスタ、この人は俺のお母さんだ」

    クリスタ「エレンの、お母さん?」

    エレン「うん」

    クリスタ「あ...初めまして!エレンの友達のクリスタです!」ペコッ

    カルラ「どうも、初めまして、エレンの母のカルラよ」

    エレン「今何時だ?」

    カルラ「8時よ」

    クリスタ「え!?こ、こんな遅くまで」

    カルラ「あ、クリスタちゃん、今日泊まって行ったら?クリスタちゃんの親がいいって言ったらだけど」

    クリスタ「えっと...いいんですか?」

    カルラ「もちろんよ!」

    クリスタ「じゃあ...お言葉に甘えて」

    エレン「おー!クリスタ泊まって行くのか!?やった!」

    カルラ「エレンがこんなにはしゃぐなんて珍しいわね」クスッ

    クリスタ「エレン、はしゃぎすぎだよ」クスッ

    エレン「だってクリスタともっと一緒にいられるんだぜ!?そりゃあうれしいだろ!」

    クリスタ「...///」カァー

    カルラ「あらあら、じゃあクリスタちゃんお風呂入ってきなさい」

    クリスタ「え、でも...シャンプーとかの位置がわからないんで...」

    カルラ「あ、じゃあ私が一緒に入ってあげるわ、エレン、ご飯作ってもらってもいい?」

    エレン「ああ、任せろ」

    カルラ「じゃあ行こうか、クリスタちゃん」

    クリスタ「あ、はい」

    --
    -

    カルラ「じゃあ流すから目瞑っててね」

    クリスタ「はい」

    カルラ「よし!おっけい!お湯つかろうか!」

    クリスタ「はい」

    カルラ「足元、気を付けてねー」

    クリスタ「「はい」

    カルラ「ふー...極楽極楽...」

    クリスタ「...」

    カルラ「気まずい?」

    クリスタ「そ、そんなことは!」

    カルラ「無理しなくても大丈夫よ」ナデナデ

    クリスタ「...はい」

    カルラ「...クリスタちゃんは、エレンの事、異性として好き?」

    クリスタ「...わからないです...けど、エレンの事をばかり考えてしまいます...」

    カルラ「そう...」

    クリスタ「...けど、エレンと仲良くなるのが怖いんです...こんなに優しくされたのが初めてで...私の事をしったら...エレンが離れて行っちゃうんじゃないかって...すごく、怖くて...」フルフル

    カルラ「あなたに何があって、今どんな状況なのかわからないけど、一つだけ、確信をもって、言えることがある」
  11. 11 : : 2018/04/11(水) 21:44:18

    クリスタ「え...」

    カルラ「エレンはあなたから離れることは、絶対にないわ」

    クリスタ「...でも」

    カルラ「...もうそろそろ出るわよ、エレンがご飯作り終わる頃だから」

    クリスタ「...」

    --
    -

    カルラ「はい、この服きてちょーだい」

    クリスタ「あ、ありがとうございます、服まで借りちゃって...」

    カルラ「いいのよ!気にしないで!」

    --ガラガラ--

    カルラ「わ!おいしそうな匂い!カレーね!」

    クリスタ「かれー?」

    エレン「そう!カレーだ!」

    クリスタ「...スンスン...おいしそうな匂い」

    エレン「あれ?クリスタが着てるその服俺が昔着てた服じゃん」

    クリスタ「え、えぇ!///」

    エレン「へー、中一の頃に来てた服がクリスタにぴったしなのか...お前ほんとにちっちゃいな」

    クリスタ「ちっちゃくないよ!エレンが大きいだけだよ!」

    エレン「え?そうなのか」

    クリスタ「早く食べよ!」

    エレン「そうだな」

    皆「いただきまーす」

    エレン「はい、クリスタ、熱いから気をつけろよ」

    クリスタ「うん...ふーっ...ふーっ...あーん」モグモグ

    エレン「ど、どうだ?」

    クリスタ「おいしい!私かれーも大好き!」

    エレン「そうか!よかったー!」

    カルラ(ふふっ...微笑ましいわね...)

    --
    -

    カルラ「じゃあ私は仕事で疲れたからもう寝るね、おやすみー」

    エレクリ「おやすみなさい」

    エレン「じゃあ俺も風呂行ってくるから、クリスタはここでまっててくれ、これ、テレビのリモコンだから」

    クリスタ「うん」

    --
    -

    なぜか、エレンのお母さんにいろいろしゃべっちゃった...私って口軽いのかな...でも、離れることはないって言われたけど...やっぱりそんなのわからないよ...

    --
    -

    エレン「ふー、上がったぞー」

    クリスタ「あ、おかえり」

    エレン「じゃあ、俺の部屋行くか」

    クリスタ「うん!」

    エレン「足元気をつけろよ」

    クリスタ「うん」

    エレン「はい、そこで腰おろして」

    クリスタ「...はい」

    エレン「よし、クリスタは俺のベッドで寝てくれ、俺は床で寝るから」

    クリスタ「え、わ、悪いよ、私が床で寝るから」

    エレン「女の子床で寝らすなんてできるか、いいからそこで寝てろ」

    クリスタ「でも...じゃ、じゃあ一緒に寝ようよ!」

    エレン「え?一緒に寝るだろ?」

    クリスタ「鈍感...」ボソ

    エレン「え?」

    クリスタ「そうじゃなくて!一緒にベッドで寝よう!」

    エレン「...いや、それはまずいだろ」

    クリスタ「...お願い」

    エレン「...わかった、一緒に寝るか」

    クリスタ「うん!...エレン、手握ってもいい?」

    エレン「うん、いいぞ」ギュッ

    クリスタ「...」

    エレン「...」

    クリスタ「エレンはさ、私の事、どう思ってる?」

    エレン「うーん...大切な友達だな」

    クリスタ「ありがと...」

    エレン「けど、アルミンとミカサも大切な友達なんだけど、クリスタは、なんか違うっていうか...ずっと一緒にいたいって言うか...うーん...なんなんだろうな」

    クリスタ「そ、それって...」

    エレン「ん?どうした?」

    クリスタ「なんでもない」

    エレン「?」

    クリスタ(それって、エレンは私の事を...でも、無理だよ、本当の事しちゃったら、エレンもきっと私の事嫌いになっちゃう...)グスッ

    エレン「ど、どうした?俺、なにか悪い事でいったか?」オロオロ

    クリスタ「ち、違うよ...グス...なんか...勝手に...」

    エレン「そ、そうか...えっと...えっと...そうだ!」

    クリスタ「...?」

    エレン「...」ナデナデ

    クリスタ「!?...///」

    エレン「ど、どうだ?落ち着いたか?」ナデナデ

    クリスタ「うん...///」

    エレン「よかったー...」ナデナデ

    クリスタ(初めて...人に頭撫でてもらった...頭を撫でられるのってこんなに気持ちいいんだ...)

    エレン「...」ナデナデ

    クリスタ「...スー...スー...」

    エレン「あ、寝ちゃった...」

    クリスタ「...スー...スー...」

    エレン「俺も寝るか...」
  12. 12 : : 2018/04/11(水) 22:15:56
    登場人物にクリスタとヒストリアが別になっているのは理由があるのかな

    他の作品もよかったのでこちらも期待してます
  13. 13 : : 2018/04/12(木) 00:09:13

    --
    -

    クリスタ「ん...」

    エレン「...スー...スー...」

    クリスタ(エレンの寝息が聞こえる、まだ寝てるのかな...)

    クリスタ(あれ?棒、どこ置いたっけ...)サワサワ

    エレン「ん...クリスタ、起きてたのか」

    クリスタ「あ、おはよう」

    エレン「どうしたんだ?」

    クリスタ「棒が見つからなくて...」

    エレン「ん...あ、あった、はい」

    クリスタ「ありがと...」

    エレン「朝、弱いのか?」

    クリスタ「うん...」

    エレン「そうか、じゃあここで目が覚めるまでいていいから、俺はご飯作ってくる」

    クリスタ「わかった...」

    --
    -

    エレン「よし!できた!、呼びに行くか」

    クリスタ「...スー...スー...」

    エレン「...寝てる...おーい、みそ汁冷めちまうぞー」ペチペチ

    クリスタ「んん...」

    エレン「お、ほっぺたってこんなにやらかいんだな」プニプニ

    クリスタ「んっ...あーん」パク

    エレン「あっ...」

    クリスタ「...」ハムハム

    エレン「おい、指食べるなよ...クリスタ、早く起きろって」

    クリスタ「...ふぇ?」ハムハム

    エレン「お、起きたか、そろそろ指食べるのやめてもらっていいか?」

    クリスタ「あ...ご、ごめんなさい!」

    エレン「気にするなよ、さ、行こうぜ」

    クリスタ「う、うん...」

    --
    -

    エレン「今日の朝ごはんは材料がなかったから、ご飯とみそ汁と卵焼きしか作れなかった...ごめんな...」

    クリスタ「ううん!気にしないで!食べせてもらうだけでもうれしいよ!」

    エレン「そ、そうか?」

    クリスタ「うん!」

    エレン「それはよかった、じゃあ食べるか」

    エレクリ「いただきまーす!」

    エレン「みそ汁熱いから気を付けて飲めよ」

    クリスタ「うん!」

    エレン「...クリスタ、あーん」

    クリスタ「あーん...おいしい!」

    エレン「これは卵焼きって言うんだ」

    クリスタ「エレンの作るものはなんでもおいしいね!」

    エレン「そ、そうか?ありがとな!」

    クリスタ「うん!」

    --
    -

    エレン「棒がなかったら壁にぶつかったりするのか?」

    クリスタ「ううん、しないよ」

    エレン「え?しないのか?」

    クリスタ「うん、なんて言うんだろう、音の跳ね返りで見たいな奴で大体はわかるんだ、コウモリみたいな感じかな」

    エレン「へーすごいな、じゃあ人がどこにいるのかも分かるのか?」

    クリスタ「うん!もちろん!」

    エレン「じゃあやってみるか」

    クリスタ「え?」

    エレン「俺が部屋のどこかに立つから見つけてくれ」

    クリスタ「なるほど、余裕だよ!」

    エレン「ほんとか?じゃあ10秒後に俺の事探し出せよ」

    クリスタ「うん!」






    クリスタ「うーん...」ウロウロ

    エレン「...」←クリスタの後ろにぴったしついていってる

    クリスタ「あれ?部屋の中は大体探し回ったはずなのに...エレンちゃんといるの?」

    エレン「...」

    クリスタ「そうか、喋ったらわかるから喋れないのか」

    クリスタ「...あ、ここだ!」

    エレン「後ろだよ」ツン

    クリスタ「ひゃあ!!」

    エレン「あははははは!」

    クリスタ「ずっと後ろつけてたの?」

    エレン「うん」

    クリスタ「もう、ひどいよ!」

    エレン「ごめんごめん、楽しくて」

    クリスタ「ほんとにびっくりしたんだから!」

    エレン「まあまあ、そんな怒るなって、あ、ケーキあるぞ」

    クリスタ「ケーキ!聞いたことあるよ!とっても甘いんでしょ!?」

    エレン「お、よく知ってるな、食べる?」

    クリスタ「食べる!」

    --
    -

    クリスタ「...」スンスン

    エレン「どうした?」

    クリスタ「なんか、匂いしないね」

    エレン「うーん、そんなもんだろ」

    クリスタ「そうなの?」

    エレン「うん、じゃあはい、あーん」

    クリスタ「あーん...ん!おいしい!おいしいよエレン!」

    エレン「そうか、それはよかった!」

    クリスタ「こんなに甘いんだね」

    エレン「これはショートケーキって言うんだ」

    クリスタ「へー」

    エレン「はい、次はイチゴ」

    クリスタ「あーん...んん、しゅっぱい...」

    エレン「あれ?すっぱかったか?」

    クリスタ「うん...イチゴって甘いんじゃないの?」

    エレン「たまにすっぱいのもある」

    クリスタ「へー」

    エレン(ほんとに...なにも知らないんだな...)

    エレン「なあ、クリスタ」

    クリスタ「なに?」

    エレン「その言いづらかったら言わなくていいんだけど」

    クリスタ「うん」

    エレン「なんでクリスタは、食べ物とか、ほかのもそうだけど、そういった知識がないんだ?」
  14. 14 : : 2018/04/12(木) 00:10:58
    >>12
    他の作品も読んでくださってありがとうございます!
    期待、ありがとうございます!
  15. 15 : : 2018/04/13(金) 23:45:09

    クリスタ「やっぱり...変だよね...」

    エレン「いや、変って言うか、家族に教えてもらはなかったのかなって...」

    クリスタ「家族とは...話したことないの...」

    エレン「え...」

    クリスタ「...」

    エレン「それって...どういうことだ?」

    クリスタ「...」

    エレン「ああ、言いたくなかったら言わなくていいんだ」

    クリスタ「うん...」

    エレン「ごめんな、変な事聞いちゃって」

    クリスタ「大丈夫だよ」

    エレン(家族と話したことないってどういうことだ?家族がいないってことなのか?)「あ、あのさ、クリスタ」

    クリスタ「ん?」

    エレン「せっかくの三連休なんだし、今日も泊まらないか?」

    クリスタ「...ごめんね、うれしいんだけど、今日はやめとくよ」

    エレン「そうか...」

    --
    -

    エレン「じゃあな」

    クリスタ「うん、バイバイ」

    エレン「ほんとに一人で帰れるか?」

    クリスタ「もう、心配しすぎだよ!大丈夫だよ!」

    エレン「そうか...また遊びに来いよ!」

    クリスタ「うん!」

    --
    -

    クリスタ(どこから話したらいいんだろう...エレンは...私と変わらず、仲良くしてくれるのかな...)

    クリスタ「アルミンやミカサに聞いてみよ」

    --
    -

    アルミン「エレンがどんな人か?」

    クリスタ「うん、私まだエレンの事よくわからないから」

    アルミン「うーんそうだねー...」

    ミカサ「やさしい」

    アルミン「そうだねー、ほかには...」

    ミカサ「仲間想い」

    アルミン「それと...」

    ミカサ「なぜかクリスタの事にべったり」

    アルミン「そういえばそうだね、エレンがこんなに他人に執着してるの初めて見たよ」

    クリスタ「そ、そうなの?」

    ミカサ「うん」

    アルミン「エレンって、クリスタの事、どう思ってるんだろう」

    クリスタ「...」(気になる...)

    ミカサ「あ、後、エレンはかわいいものが大好き」

    アルミン「そうだったねー、確か猫とかすっごい好きだよね」

    クリスタ「へー...」

    アルミン「あ、ミカサ、あれ持ってる?}

    ミカサ「あれ?」

    アルミン「前にミカサが頭につけてエレンに近づいて時のやつ」

    ミカサ「あ、持ってる」

    アルミン「貸してもらってもいいかな?」

    ミカサ「はい、どうするの?」

    アルミン「こうするの...クリスタ、ちょっとじっとしててね」

    クリスタ「?」

    アルミン「...はい、おっけい」

    ミカサ「これは...」

    アルミン「かわいいね...」

    クリスタ「?...何したの」

    アルミン「うーん...とりあえずエレンの所に行こうか」

    クリスタ「うん...」

    --
    -

    アルミン「エレーン!」

    エレン「ん?あ、アルミンとミカサと...」

    クリスタ「エレン!」

    エレン「...」

    ミカサ「どう?」

    エレン「...」ダキッ

    クリスタ「ふぇ?」(なんか、掴まれたかんじが...)

    アルミン「ちょ、エレン、急にハグはダメだよ」

    クリスタ(エレンが...ハグ...)「あっ...///」カァー

    エレン「こ、これどうしたんだよ!」ナデナデ

    アルミン「エレンが猫好きだから、クリスタに猫耳つけてみた」

    エレン「すげー!かわいい!」ナデナデ

    クリスタ「ねこみみ?ねこみみってなに?」

    ミカサ「猫の耳の部分を頭につけてる感じの」

    クリスタ「ねこのみみを.......え、それってだいぶ恥ずかしい事に///」

    エレン「なあなあ!クリスタ!猫の鳴きまねやってくれよ!」

    クリスタ「えぇ!///む、無理だよ...///」

    エレン「お願い!」

    クリスタ「...にゃ、にゃー///」

    エレン「...アルミン」

    アルミン「どうしたんだい?」

    エレン「俺...猫よりこっちの方が好き」

    アルミン「...そう」

    クリスタ「え、エレン...もうそろそろ離して...恥ずかしいよ///」

    エレン「あ、ごめんな」パッ

    ミカサ「クリスタにその猫耳あげるよ」

    クリスタ「え?いいの?」

    ミカサ「うん、私には似合わないから」

    クリスタ「じゃ、じゃあ、もらっとくね」

    エレン「なあクリスタ、またそれつけてくれよ!」

    クリスタ「う、うん、いいよ」

    エレン「やった!」

    クリスタ(まさかエレンがあんなに喜ぶなんて...猫耳すごい...)

    アルミン(エレンって猫耳でそんなに反応するほど変な趣味あったかな?)

    ミカサ(く、悔しい...)

    --
    -

    クリスタ(今日は大変だった...あれ?なんかアルミンとミカサにもっと違うこと聞こうとしてたんだけど...)「あ...すっかり忘れてた」
  16. 16 : : 2018/04/14(土) 00:04:33
    猫耳クリスタ最高だろうなぁ
    前から思ってたけど、かわいいクリスタを書くのがお上手ですね
    勉強になりますφ(.. )
  17. 17 : : 2018/04/14(土) 14:53:51
    >>16
    ありがとうございます!
  18. 18 : : 2018/04/15(日) 01:47:09

    クリスタ(人に抱き着かれるのってあんなに安心するんだ...)

    クリスタ(私も...あの時エレンに抱き着いてたら...)

    クリスタ「...何考えてんだろ」

    --
    -

    エレン「...」ジィー

    クリスタ「...」←猫耳つけてる

    ミカサ「抱き着いたらだめだよ、クリスタは女の子なんだから」

    エレン「わかってるよ」

    アルミン「それにしても、やっぱり似合うね」

    ミカサ「...」ナデナデ

    クリスタ「...ミカサ?」

    ミカサ「わかるの?」

    クリスタ「うん」

    アルミン「...」ナデナデ

    クリスタ「アルミン」

    アルミン「へー、すごいね」

    エレン「ずるいぞ!俺にも触らせろ!」

    アルミン「触らせろって...クリスタは動物じゃないんだから」

    エレン「...」ナデナデ

    クリスタ「...///」

    アルミン(あれ?エレンの時だけ顔が赤く...)

    ミカサ「...クリスタってエレンの事が好きなの?」

    クリスタ「え、えぇ!ち、違うよ!///」

    エレン「え...好きじゃ、ないのか...?」シュン

    クリスタ「ち、違う!好き!好きだから!///」

    ミカサ「やっぱり」

    クリスタ「そ、そうじゃなくて!///」

    アルミン(大変だなぁ)

    ミカサ「好きか嫌いかははっきりするべき」

    クリスタ「うぅ~...」

    エレン「クリスタ...」

    クリスタ「...す、好きだけど...///」

    エレン「よかった~...」

    クリスタ「///」

    エレン「嫌われたのかと思った」

    クリスタ「嫌いになんてならないよ!」

    アルミン「それにしても以外だね、クリスタがエレンの事を好きだなんて」

    エレン「以外なのか?」

    アルミン「え?エレンは...」(あ、エレン勘違いしてるのか)

    クリスタ(どうしよう...エレンに好きっていちゃったよ...)

    ミカサ「クリスタ、エレンには告白しないの?」

    クリスタ「...できないよ...」

    ミカサ「...そう」

    アルミン「...」

    エレン「あ、わりぃ、俺用事あるの忘れてたから先に教室戻るは、それじゃあクリスタ!また放課後な!」

    クリスタ「う、うん」

    アルミン「...クリスタ、過去になにかあったのかい?」

    クリスタ「え...な、なんで...」

    ミカサ「私たちは、エレンとは違って鈍感じゃないから」

    クリスタ「そ、そうだね...」

    アルミン「クリスタ...よかったらなんだけど、僕たちに相談してくれないかな」

    クリスタ「...」

    ミカサ「無理にとは言わない」

    クリスタ「...わかった...けど、また今度お願いするね」

    アルミン「...うん」
  19. 19 : : 2018/04/15(日) 09:39:37
    (` ・ω・´)b
  20. 20 : : 2018/04/15(日) 22:33:50

    クリスタ(わかったって言ったけど...昔みたいに嫌われるんじゃ...けど、離さないと...いつまでも嘘をついてるみたいに...)

    クリスタ「...よし!ちゃんと話そう!...受け入れてもらえなかったら...しかたないよね...」

    --
    -

    アルミン「そんなことが...」

    クリスタ「うん...」

    ミカサ「辛かったね...」ナデナデ

    アルミン「くりす...じゃなかったね、ヒストリア、改めてよろしくね!」

    ミカサ「よろしくね、ヒストリア」

    ヒストリア「え...受け入れて...くれるの...」

    アルミン「うん!当たり前じゃないか!」

    ヒストリア「...よかった...また、嫌われるんじゃないかって、すごく怖かった...」フルフル

    ミカサ「エレンには、話したの?」

    ヒストリア「...」

    アルミン「...怖いの?」

    ヒストリア「...うん」

    ミカサ「好きな人に...嫌われるかもしれないのは、やっぱり怖いよね」

    アルミン「けど、話すべきだ」

    ヒストリア「...うん」

    --
    -

    「おい!こっちくんなよ!」

    「きゃっ!...ご、ごめんなさい」

    なにもしてないのに、石を投げられ



    「お前は...生まれてくるべきじゃなかった...」

    与えられるのは、残飯だけ



    絵本を初めて見た

    私の...唯一の楽しみ...

    けど...見えなくなってしまった...

    どうして?

    どうして私から全部奪うの?

    辛い...苦しい...

    一人は嫌だ...一人は寂しい...

    だれか...誰でもいいから...




    私を...一人にしないでよ...

    私を...愛してよ...

    --
    -

    クリスタ「...また...夢...」

    エレン「あ、起きたか?飯できたぞ!」

    クリスタ「う、うん」

    --
    -

    エレン「それじゃあ俺はもう帰るな」

    クリスタ「うん...」

    エレン「じゃ!また明日な!」

    クリスタ「あっ...」

    エレン「ん?どうした?」

    クリスタ「ま、待って...話が...あるの...」

    エレン「ん?どうした?」

    クリスタ「...大事な、話...」

    エレン「...なんだ?話してみろよ」

    クリスタ「私の...昔の話...」

    エレン「あっ...大丈夫なのか?」

    クリスタ「うん、もう大丈夫」

    エレン「そうか...」

    クリスタ「エレンは、レイス家は知ってるよね?」

    エレン「ああ、知ってるよ」

    クリスタ「私は...そこの、レイス家の当主と、その愛人の間に生まれた、妾の子なの」

    エレン「...じゃあ、名前は...」

    クリスタ「私の名前は、ヒストリア・レイスって言うの」

    エレン「...そうか」

    ヒストリア「私は、物心ついた時から、レイス家の使用人をさせられてた...ご飯は、レイス家の皆が残した残飯だけだった...

    外に出ると、近所の子によくいじめられてたの...妾の子だからって...それでも、そんな私でも楽しみがあったの

    ゴミ捨て場に捨ててあった絵本を拾って、ずっと読んでた...私は、絵本が大好きだった、自分の知らないことがいっぱい書いてあって...

    けど、四歳の時に病気で目が見えなくなった...私の唯一の楽しみだった...絵本が読めなくなった...使用人の仕事もまともにできない、役立たずになった...

    それからは...よく覚えていない...けど、10歳の時に私は家を追い出された、多分厄介払いだと思う...別れるときに、初めてお父さんの声を聴いた...

    お前は生まれてくるべきじゃなかった...そう言われた...うすうす気づいてはいたの、自分は誰からも愛されてない、からっぽな人間なんだって...

    けど、わざと気づかないふりをしていた...それを認めてしまったら、自分が生きてることを否定されるような気がして...

    ヒストリア「...今まで、黙っててごめんなさい」

    エレン「...」
  21. 21 : : 2018/04/15(日) 22:33:56
    ヒストリア「昔みたいに...嫌われるじゃないかって...エレンに...グス...嫌われるのが怖くて...ずっと言えなかった...グス....」ポロポロ

    エレン「ヒストリア...残念だよ...」

    ほら、やっぱり...嫌われちゃうよね...

    エレン「俺はそんなに信用できないか?」

    ヒストリア「えっ...」

    エレン「そんなことで俺がお前の事を嫌いになると思っていたのか?」

    ヒストリア「...」

    エレン「ヒストリア...お前が妾の子だとか、目が不自由だとか、そんなの関係ないだろ?...俺は、今のお前が好きなんだよ、ヒストリア」

    ヒストリア「え...わ、私の...事が...」

    エレン「あぁ.......ヒストリア、俺と付き合ってくれるか?」

    ヒストリア「うぅ~...うわぁああぁぁぁぁあん!!」ダキッ

    エレン「...今まで辛かったな...」ナデナデ

    ヒストリア「う、うぅ..グス...怖かった...こわかったよぉ...」

    エレン「...」ナデナデ

    ヒストリア「エレンに...嫌われて...皆が離れて行くんじゃないかって...」

    エレン「...」

    ヒストリア「エレンは...こんな私で...いいの?」

    エレン「何言ってんだよ、俺はお前じゃなきゃ嫌だ」

    ヒストリア「...うれしい」ギュゥゥゥ

    エレン「...」

    ヒストリア「ねえエレン」

    エレン「ん?」

    ヒストリア「一つだけ、お願い聞いてもらってもいいかな?」

    エレン「なんだ?言ってみろよ」

    ヒストリア「えっとね...えっと...」

    エレン「?...恥ずかしいのか?」

    ヒストリア「な、なんでわかるの?」

    エレン「そりゃあ、いつも一緒にいるからな」

    ヒストリア「そ、そっか...わ、笑わないでね?」

    エレン「約束はできんな」

    ヒストリア「もう!」

    エレン「わかった、笑わないよ...ほら、言ってみろよ」

    ヒストリア「あの...私を...愛してください」

    エレン「...ふっ..あはははははは!」

    ヒストリア「もう!笑わないって言ったじゃん!///」

    エレン「わりいわりい...言われなくても、愛してるよ」

    ヒストリア「...///」カァー

    エレン「あ、赤くなった」

    ヒストリア「み、見ないで...///」

    エレン「...ヒストリア、これからもよろしくな!」

    ヒストリア「うん!よろしくね!エレン!」

    ---終わり---
  22. 22 : : 2018/04/15(日) 22:37:14
    終わらせ方がやや強引になって申し訳ない!

    自分にもう少し文章力があればもっと綺麗に終わらすことができたのですが...




    ここまで読んでくださってありがとうございます!

    他の作品も書く予定なんでそちらの方もよろしくお願いします!
  23. 23 : : 2018/04/15(日) 23:19:32
    面白かったです!
  24. 24 : : 2018/05/04(金) 12:09:45
    か、神........ツゥーーー
  25. 25 : : 2018/05/04(金) 21:43:00
    >>23 quさん
    すいません!返事遅くなりました!
    ありがとうございます‼(`・ω・´)
  26. 26 : : 2018/05/04(金) 21:43:33
    >>24 エレアニ兄貴さん
    ありがとうございます(*´ω`*)
  27. 27 : : 2018/05/06(日) 00:42:33
    おもしろかったです‼
  28. 28 : : 2018/05/06(日) 03:56:49
    >>27 名無しさん
    ありがとうございます!
  29. 29 : : 2018/05/21(月) 02:37:12
    面白かった
  30. 30 : : 2018/06/18(月) 01:24:00
    おもろい!!

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