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アルミン「みんな転生したからって年齢や国籍が一緒とは限らないよね」5

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  1. 1 : : 2018/01/18(木) 14:36:05
    ある日突然自分の前世が「エレン・イェーガー」であることを思い出したドイツの大学生エリク・ダブロフスキーくん(21)
    同じく「アルミン・アルレルト」であったのを思い出したアダム・ベッシュくん(21)とともに、各国に散らばった仲間たちを探すのだった。
    イタリアでベルトルトとコニーとの再会を果たし、次に向かう国に悩んでいる二人だった…
    からだをうごかすのはだいじだよ。

    その1↓
    (http://www.ssnote.net/archives/57294)
    その2↓
    (http://www.ssnote.net/archives/57315)
    その3↓
    (http://www.ssnote.net/archives/57337)
    その4↓
    (http://www.ssnote.net/archives/57383)
  2. 2 : : 2018/01/18(木) 14:36:41
    ※このssでは「エリク」、「アダム」などキャラの名前が変わることがあります。
    前世の記憶がある104期同士で話している時は「エレン」、「アルミン」など前の名前で表記しますが、事情を知らない人、記憶がない104期と話してる時は「エリク」、「アダム」と今の名前で表記してます。わかりずらくてさーせん。
    ちなみにCP要素はないです
  3. 3 : : 2018/01/18(木) 15:02:27
    亀更新です。
  4. 4 : : 2018/01/18(木) 15:02:34
    ードイツー


    エレン「まじどうするよ次の国。そんなに時間かけられねぇぞ。」

    アルミン「僕さ、ロシア行ってみたいんだけど。」

    エレン「ロシア?あんなでっけぇ国で探すのは相当大変だぞ。」

    アルミン「だからほとんど観光目的で、なんだけど…いいかな?」

    エレン「いや、まぁ、いいけどよ…」

    アルミン「よかったー。実は僕、もうロシア語ほとんどマスターしてたんだ。」

    エレン「………」

    アルミン「一度ロシアに行ってみたかったんだよ。色々観て回ろうね。」


    ………………
    ーアメリカー


    メイソン「あ、いたいた」

    ヨーゼフ「よう。」

    メイソン「はいこれコーラ。」

    ヨーゼフ「悪いな。」

    メイソン「そろそろ試合始まるね。行こうか。」

    ヨーゼフ「そうだな。」


    ………………


    部員1「おいロブ、そろそろ出番だぜ。」

    部員2「お坊ちゃま達にひと泡ふかしてやらねぇとな。」

    ロベール「おい油断するな。あいつらは中々強いぞ。」

    部員3「なぁに、俺達が負けるわけねぇよ。なんたってうちのフォワードは最強だからな。」

    ロベール「ははっ、……よしお前ら、勝つのは俺達だ!どんな相手でも容赦はしねぇ、絶対に勝つぞ!!!!!!!!」

    「「「「YEAHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」


    ………………


    メイソン「席は…えっと、ここだね。」

    メイソン「コーラだけでよかった?他なにか買ってこようか?」

    ヨーゼフ「いいよ別に。そんな気使うなよ。」

    メイソン「そっか。」

    ヨーゼフ「…なぁ。」

    メイソン「ん?なにかな?」

    ヨーゼフ「お前、俺と会ったことあるか?」

    メイソン「まぁ、よくあのコンビニ行くし…」

    ヨーゼフ「そうじゃねぇよ。もっとずっと前だよ。」

    メイソン「……いや、ないよ。君の怪我を僕が治療した時が初対面だ。」

    ヨーゼフ「だよな。変なこときいてわるかったな、昔の知り合いにお前と似てる奴がいたような気がしてさ。」

    メイソン「そうか、残念だけど僕は違うよ。」

    ヨーゼフ「しかも昔っつってもいつ頃のことか自分でもわからないんだぜ?おかしいよな。」

    メイソン「うん…あ、もうすぐキックオフだよ。」

    ヨーゼフ「お、始まるんだな。」


    ………………
    ードイツー


    エレン「で、ロシアのどこに行くんだよ。」

    アルミン「シベリアの南西部あたりかな。バイカル湖を見たいんだ。」

    エレン「あそこか!写真でみたけどすっげぇ綺麗だったもんな。俺も見てみたいよ。」

    アルミン「えーっとアクセスは……まぁ、ちょっと遠いけどいいよね?」

    エレン「どれどれ、うわ、モスクワから飛行機で5時間もかかんのか。いやいいけどよ。」

    アルミン「すごく寒いと思うから防寒はしっかりしとかないとね。」


    ………………
    ーアメリカー


    ピピー!!ワーワーキャーキャー

    ヨーゼフ「スポーツ観戦って今まであんまり興味なかったけど、意外と楽しいんだな。」

    メイソン「ほんと?誘ってよかったよ。」

    ヨーゼフ「こうやってプレイヤー1人1人見てみると皆それぞれ個性があるんだな。」

    メイソン「そうなんだよ!例えばほら、僕の大学のチームはいま点を取られてるけど後半から追い上げるタイプでね、フルバックの彼が凄いんだ。見て、指示が的確なんだ。」

    ヨーゼフ「ははは…しかし相手チームも強いな。あのフォワードの奴、あいつがボールを取ったらもうゴールまで一直線だ。」

    メイソン「あぁ彼。確かロベール・エバンズだったかな。あのチームのキャプテンなんだ。彼のタックルは凄いよ、まるで闘牛だ。」

    ヨーゼフ「へぇ…」

    ピーーーーーーーーーーーーー

    メイソン「あ、前半戦はこれで終了だ。」

    ヨーゼフ「あっという間だったな。」

    メイソン「熱中してくれたみたいで嬉しいよ。」

    ヨーゼフ(あの選手、なんかみたことが……)

    メイソン「みんなロベールに注目してるよ。彼、大学でも結構人気みたいだよ。」

    ヨーゼフ(あいつもしかして、)

    メイソン「ラグビーは上手いし顔も性格もいいもんだからね。全く羨ましいよ。」

    ヨーゼフ「ライナーか?」

    メイソン「……知り合い?」
  5. 5 : : 2018/01/18(木) 17:40:15
    期待!!!!
  6. 6 : : 2018/01/18(木) 19:48:45
    またまた期待!!!!!
  7. 7 : : 2018/01/18(木) 20:17:25
    神様降臨( ^ω^ )
  8. 8 : : 2018/01/18(木) 20:17:36
    期待しかないです
  9. 9 : : 2018/01/19(金) 00:54:21
    期待っす!
  10. 10 : : 2018/01/19(金) 17:30:49
    最っ高ですね
  11. 11 : : 2018/01/19(金) 19:22:06
    期待
  12. 12 : : 2018/01/19(金) 19:22:20
    更新お願い致します
  13. 13 : : 2018/01/19(金) 19:24:06
    »12さんあまり急かさない方が…
  14. 14 : : 2018/01/19(金) 20:57:06
    そうっすね♪
  15. 15 : : 2018/01/19(金) 20:57:12
    とりま期待
  16. 16 : : 2018/01/19(金) 22:17:37
    期待
  17. 17 : : 2018/01/19(金) 22:36:26
    単位が死ぬほど欲しいので早くて更新は明日になるかと思います。すいません。こんなにコメントいただけるとは思いませんでした。
  18. 18 : : 2018/01/19(金) 22:38:15
    大学生ですか?
    頑張ってください。
    更新待ってます
  19. 19 : : 2018/01/19(金) 23:52:34
    リアルを最優先して下さい!
  20. 20 : : 2018/01/20(土) 15:10:21
    ………………


    部員1「ロブ!イイ感じだったな!」

    部員2「この調子で行けば楽勝かもな」

    ロベール「そうだな。だが、気を抜くなよ。」

    部員1「わかってるって。」

    部員2「俺だってあちらさんの試合の映像観てんだ。後半こそ気をつけろ、だろ?」

    ロベール「ああ。追い上げが凄いチームみたいだからな。気合い入れていくぞ。」


    ………………


    ヨーゼフ(いやまさかな…)

    メイソン「もしかして君、エバンズと知り合いなの?」

    ヨーゼフ「あ?」

    メイソン「だって今ライナーって。あだ名か何か?」

    ヨーゼフ「えっ、い、いや、…ちげぇよ。あんな奴知らねぇ。」

    メイソン「そう。僕もだよ。」

    ヨーゼフ「おい、そろそろ後半始まるぞ。」

    メイソン「そうだね。」


    ………………
    ードイツー


    アルミン「ロシア語の勉強はどうかな?」

    エレン「まぁ、難しいけど順調だぞ。」

    アルミン「わからないことがあったら僕が教えるから遠慮なくきいてくれ。」

    エレン「おう、ありがとな。」

    アルミン「それで、宿のことなんだけどさ。」

    エレン「なんだ?どこか泊まりたいホテルでもあんのか?」

    アルミン「いや、泊めてくれる人がいてね。そこにしようと思って。お金も浮くだろ?」

    エレン「え!?そんな人どうやって見つけたんだよ」

    アルミン「そういうサイトがあるんだ。エレンにも今度教えてあげるよ。」


    ………………
    ーアメリカー


    ピーーーーーーーーーーーーー

    ヨーゼフ「結局向こうのチームが勝っちまったな。」

    メイソン「でも僕の大学も凄かったよ。」

    ヨーゼフ「勝ったっつっても僅差だもんな。強いんだな。」

    メイソン「…ありがとう」

    ヨーゼフ「俺ちょっと便所行ってくるわ。」

    メイソン「うん。先に駐車場で待ってるよ。」

    ヨーゼフ「おう」


    ………………


    部員1「たかが医大のお坊ちゃまだと舐めてたな…」

    部員2「あぁ。あそこまで追い詰められるとはな。」

    ロベール「だから言っただろ。油断するなって。」

    部員3「とはいえ勝てたんだ。お前らそんなにヘコむなよ。」

    ロベール「そうだぞ。今は勝利したことを皆で喜ぶべきだ。なぁそうだろ!?お前ら!!」

    「ああ!」 「その通りだ!」 「反省会は後にしようぜ!」

    部員1「ロブの言う通りだな…おい、今日は皆俺の家で打ち上げしようぜ!!」

    「「「「YEAHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!」」」」

    部員2「ロブ、どこ行くんだ?」

    ロブ「ちょっと便所にな。」


    ………………


    ヨーゼフ「おいここどこだ?くっそ、慣れねぇ場所だから迷っちまったみてぇだ。」

    ヨーゼフ「とにかく出口探さねぇと……あ?」

    ロベール「…ん?おい、お前」

    ヨーゼフ「あ…すんません、迷ったみたいで、」

    ロベール「まさかジャンか?」

    ヨーゼフ「は?…ってお前、やっぱりライナーか?」

    ライナー「久しぶりじゃねぇか!ここで一体何してんだ?」

    ジャン「何してんだって…こっちの台詞だ。」


    ………………


    メイソン「ジャン、もしかして迷ったのかな。」

    ???「おいお前、メイソンか?」

    メイソン「え?…あ」

    医大のラグビー部員A「あぁやっぱりメイソンか!」

    部員B「ほんとだ!久しぶりだな?」

    部員C「どうしたんだ?もしかして俺達の試合を観に来てくれてたのか?」

    メイソン「いや、その」

    部員A「そうなのか!ありがとな!」

    部員C「まぁ、負けちまったけどな。」

    メイソン「君達も充分強かったよ。」

    部員B「…なぁ、戻ってきてくれねぇか?皆お前を待ってんだ。」

    部員A「別に無理にとは言わねぇ。お前の気持ちだってわかってる。でも、やっぱりお前がいてくれねぇと」

    メイソン「ごめん、僕にはもうラグビーは出来ない。皆にもそう伝えといて。本当に、ごめん…」

    部員C「…まぁ、こうして応援に来てくれたんだ。嬉しいじゃねぇか。な?」

    部員B「……………」

    メイソン「…友達が待ってるんだ。もう行くね。」

    部員A「あぁ…またな。」
  21. 21 : : 2018/01/20(土) 16:16:07
    期待です。
    無理しないでくださいね。
  22. 22 : : 2018/01/20(土) 18:37:17
    期待
  23. 23 : : 2018/01/20(土) 23:10:08
    期待です!リアルでも頑張ってください^^*
  24. 24 : : 2018/01/21(日) 00:29:02
    ありがとうございます。




    ……………


    ライナー「お前アメリカに住んでたのか!あんまり変わらねぇな。他のやつらも一緒なのか?」

    ジャン「は?他のやつらってお前、」

    部員B「おーいロブ!集合だってよ!」

    ライナー「あ、すまん。そろそろ戻らねぇと。ゆっくり話したいところなんだが、また今度な。」

    ジャン「お、おい、」

    ライナー「出口ならそっちを渡って右だー!」

    タッタッタッ…

    ジャン「……今度っていつだよ。」


    ……………


    メイソン「あぁ、こんなところにいたのか。遅いもんだから心配したよ。」

    ヨーゼフ「悪ぃ。迷っちまったんだ。」

    メイソン「ここ、関係者以外立ち入り禁止じゃないか。よく見つからなかったね。」

    ヨーゼフ「…選手の人に出口を教えてもらった。」

    メイソン「へぇ。そうだったんだ。」

    ヨーゼフ「お前こそ、よくここがわかったな。」

    メイソン「あぁうん。何度も来てるからね。」

    ヨーゼフ「ふーん。それより何か食いに行こうぜ。待たせちまったからな、奢らせろよ。」

    メイソン「え?いいよそんな。初めて来たんだから多少迷ってもしょうがないよ。」

    ヨーゼフ「遠慮すんなよ。あの時治療してもらった借りもまだ返してなかったしな。」

    メイソン「本当に大丈夫だって」

    ヨーゼフ「いいっていいって。ほら行こうぜ。」


    ………………
    ー深夜ー


    アッハハハハ ゲラゲラゲラ

    部員2「お前って最高だなぁ!ロベール・エバンズ!!」

    部員1「お前と同じチームに入れて良かったぜ!!」

    ロベール「お前らは俺の永遠の仲間だぁ!!!!」

    アッハッハッハッハッ

    部員3「おい、お前ら飲みすぎだぞ。」

    部員4「こんな時間に馬鹿騒ぎすんなよ…問題起こしたら最悪チーム降格だぞ?」

    ロベール「何言ってんだよ、このエバンズがそんなマヌケな真似するわけねぇだろぉ?」

    部員3「くっそ…誰だよあいつにあそこまで飲ませたの。介抱すんのめんどくせぇんだよ…」

    部員4「いつもは止めにかかる側なのに今日に限ってコレだからな…」

    ドンッ

    ロベール「あ?」

    不良「チッ、どこ見てんだデカブツ」

    ロベール「…おい、お前いま何つった。」

    部員1「俺らに喧嘩売るなんざいい度胸してんじゃねぇか。」

    部員3「おい…問題を起こすなっつったろ。早く行くぞ。」

    不良「なんだお前ら?あー、あそこの大学のラグビー部のやつらか。」

    ロベール「それがどうしたってんだ。」

    部員4「ロブ、そんなやつほっといて行こうぜ。」

    不良「いいよなぁ~学生様はよ。ボール追いかけてりゃキャーキャー騒がれんだからよ。さぞ良いご身分なんだろうな?」

    ロベール「…なんだと?」

    部員3「ロブ!おい!いいから行くぞ!」

    不良「なんだ?やんのか?退部になってもいいのかよ。」

    部員1「やっちまえロブ!こんなやつ一発で即あの世行きだ!やっちまえ!」

    部員3「おいやめろ!問題起こすなっつってんだろ!」

    不良「殴れよ。どーせお前にはできねぇ、」

    ドゴッ

    ロベール「……」

    部員3「……………おい、」

    部員2「おぉ、ナイスパンチ…」

    不良「ってぇなテメェ、」

    ゴッ

    ロベール「訂正しろ。」

    ガッ

    不良「な、」

    ドゴッ

    ロベール「今の発言を訂正しろ。」

    バキッ

    不良「ちょ、」

    ドッ
    メキッ
    ボゴッ
    ガッ
    ドガッ
    ゴッ
    バキャッ

    部員1「ちょ、お前やりすぎだって!」

    部員2「それくらいにしとけよ!」

    部員3「なんかヤバい音もしたぞ…」

    部員4「落ち着けって!おい!」

    ロベール「………………!!」

    不良「…」

    ロベール「俺は…一体…」

    部員3「おい…こいつ、全然動かねぇぞ…」

    部員2「まずい、救急車を呼ぼう」
  25. 25 : : 2018/01/21(日) 06:39:55
    期待
  26. 26 : : 2018/01/21(日) 10:27:34
    ほぼ毎日更新です1日1日が楽しみです。
  27. 27 : : 2018/01/21(日) 10:27:51
    期待!
  28. 28 : : 2018/01/21(日) 11:38:18
    ありがとうございます




    ………………
    ーレストランー


    ヨーゼフ「今日は誘ってくれてありがとな。」

    メイソン「僕こそ、奢って貰っちゃって…」

    ヨーゼフ「いいんだよ。なんやかんや世話になっちまってるし。」

    メイソン「…僕さ、実はラグビーやってたんだ。」

    ヨーゼフ「え、そうだったのか。」

    メイソン「うん。でも辞めてしまって。」

    ヨーゼフ「なんでだよ。怪我でもしたのか?」

    メイソン「いや、違うんだ。…僕じゃない。」

    ヨーゼフ「じゃあなんだよ。」

    メイソン「乱闘って言うのかな。試合中にさ、相手が僕のチームメイトにわざと足をかけたんだ。」

    メイソン「その時僕のチームメイトは転けて、当たりどころが悪かったのか手首を強く捻ってしまってね。」

    メイソン「彼は過去にも手首を怪我していて、次また強くやってしまったらもうラグビーは出来ないと言われていたんだ。」

    メイソン「気付いたら、相手に右ストレートをかましていたよ。」

    ヨーゼフ「まじか…お前なかなか過激なんだな。」

    メイソン「ははは…まぁね。相手は鼻と腕を骨折、僕は1ヶ月の停学処分という結果だった。」

    メイソン「当然、部にはもういられない。停学が明けてすぐ辞めたよ。」

    ヨーゼフ「そうだったのか。」

    メイソン「今はもう…何をすればいいのかわからないんだ。」

    ヨーゼフ「………」

    メイソン「ここは「いや、医大生なんだから勉強しろよ」ってツッコむところだよ。」

    ヨーゼフ「いやできねぇよ」


    ………………
    ー翌日ー


    コーチ「今日づけでロベール・エバンズは退部、そして停学処分とする。」

    ザワザワナンダト?アイツガ?アリエナイザワザワ

    部員1「俺が煽っちまったからだ…」

    部員3「俺らも止めきれなかった…すまん、ロブ…!!」

    部員5「おい、なんでロベールが退部なんだよ。」

    部員6「お前ら一緒にいたんだろ?何してたんだよ!?」

    部員2「…………」

    部員5「黙ってんじゃねぇよ!!!!!!!!」

    部員4「おい、やめろよお前ら」

    ワーワーギャーギャー


    ………………


    ヨーゼフ「らしゃーせー」

    ロベール「よぉ」

    ジャン「お前…」

    ライナー「昨日ぶりだな?ここでバイトしてたんだな。」

    ジャン「まぁな。悪ぃが俺は今仕事中でな。仲良くお喋りしてる暇はねぇんだ。40ドルだ。」

    ライナー「ほらよ。そうか。じゃあ何時に上がるんだ?せっかく会えたんだ。ゆっくり話そうぜ。」

    ジャン「…19時だ。」

    ライナー「じゃあ19時にそこのピザ屋でな。またな、ジャン」

    ジャン「………」
  29. 29 : : 2018/01/21(日) 12:42:32
    ………………


    ヨーゼフ「お疲れ様でーす。」

    ヨーゼフ「はぁ…ライナーの奴、どういう考えだ?俺達は一度殺し合ったんだぞ?」

    ヨーゼフ「まさか、覚えてねぇとかじゃねぇよな…」


    ………………


    ライナー「おお、きたか!そこ座れよ。」

    ジャン「あぁ…」

    ライナー「まさかお前に会えるなんてな。元気にしてたか?」

    ジャン「まぁな。息災だ。」

    ライナー「マルコにも会ったのか?」

    ジャン「あ?だからそんなやつは知らねぇって…」

    ライナー「は?何言ってんだ。お前の親友だったじゃねぇか。」

    ジャン「どうやら思い出す記憶は必ずしも完全とは限らないようだぜ。」

    ライナー「そう、なのか…そいつは悪かったな。」

    ジャン「話す限りお前もそうみたいだしな。」

    ライナー「おいおい、俺はちゃんと全部覚えているぞ。」

    ジャン「はっ、どうだか。」

    ライナー「なんだよ。じゃあ教えてくれよ。俺は何を忘れてんだ?」

    ジャン「…………」

    ライナー「おい、いいじゃないか。同じ兵士の仲間だろ?」

    ジャン「……壁外調査の前、お前に金貸してたんだよ。生きて帰れれば返すって。」

    ライナー「なんだそんなことか。じゃあ、ここは俺が奢るからそれはもうチャラでいいか?」

    ジャン「あぁ、いいぜ。」

    ライナー「ありがとな。壁外調査か…今では考えられねぇよな。女型に握り潰されそうになったのは未だに忘れられねぇよ。」

    ジャン「あの時は死ぬかと思ったぜ。…クリスタが馬を連れてきてくれなかったら俺達は巨人の胃の中だった。」

    ライナー「クリスタか…。あいつは絶対俺に気があったはずだ…今何してんだろうな。」

    ジャン「フランスでモデルだってよ。」

    ライナー「お前、会ったのか!?」

    ジャン「いいや。連絡先は知ってるけどな。」

    ライナー「羨ましい…いや、どうやって知ったんだ?フランスだろ?」

    ジャン「エレンとアルミンだ。あいつら、いま世界中飛び回ってんだ。他の仲間たちを探してわざわざ会いに行ってんだとよ。」

    ライナー「本当か!?それで、二人は今はどこにいるんだ?」

    ジャン「さぁな。この前はイタリアに行ってベルトルトとコニーに会ったってよ。」

    ライナー「ベルトルトだと?ベルトルトがイタリアにいるのか?」

    ジャン「学者やってるらしいぜ…ニホンにはミカサとミーナが住んでんだ。俺も会いに行ったんだぜ。」

    ライナー「ニホン…」

    ジャン「ユミルもニホンにいるらしいけど、前の記憶は全くないらしい。そういえばコニーも全然覚えてないって言ってたな。」

    ジャン「サシャはな、驚くなよ。なんと俺と親戚だ。イギリスに住んでんだ。食い意地は相変わらずだったぜ。」

    ライナー「それで、エレン達もアメリカに住んでんのか?」

    ジャン「あいつらはドイツだ。」

    ライナー「ドイツだと!?……本当に俺らバラバラなんだな…」

    ジャン「少ない手がかりでわざわざドイツから探しに来たんだ。暇な奴らだぜ。」

    ライナー「じゃあ、アニは?アニには会ったのか?」

    ジャン「いいや、それはきいてないな。もしかしたらあいつら今探してんのかもな。」

    ライナー「そうか…」

    ジャン「それにしてもお前がラグビーとはな。お前にお似合いのスポーツだな。」

    ライナー「ああ、ラグビーな。もう辞めたんだ。」

    ジャン「は?だってお前、ついこの間試合にでたばっかりじゃねぇかよ。」

    ライナー「試合の後、打ち上げで酔っ払ってな…不良に絡まれて、重傷にしちまった。」

    ジャン「まじかよ…そんな、お前らしくもねぇ」

    ライナー「俺も時々、自分がわからなくなるんだ。自分がなにしてるのか、どこにいるのかわからなくなるんだ。」

    ライナー「おかしいよな。でも昔からこうなんだよ。突然、自分はこんなことをする資格がないっていう気分になるんだ。」

    ジャン「お前……」

    ライナー「あの夜も…絡んできたやつを無視すれば良かったんだ。なのに、何故かそいつを殺さないといけないと思って…」

    ジャン「おいおい、殺すなんて…物騒だな。」

    ライナー「なぁ俺は狂ってんのか?自分以外が敵に見えてくんだ。なぁ、俺は狂っちまってんのか?」

    ジャン「落ち着けよ、ここにお前の敵はいねぇ。」

    ライナー「……悪い。」

    ジャン「お前が退部なんて勿体ねぇなぁ。凄かったのによ。」

    ライナー「はは…そう言って貰えるだけ救われるってもんだ。」

    ジャン「ほら食えよ。」

    ライナー「おぉ、ありがとな。お前の話もきかせろよ。あと連絡先も教えてくれ。」

    ジャン「いいぜ。他の奴らのも教えてやるよ。」
  30. 30 : : 2018/01/21(日) 14:32:18
    期待です!
  31. 31 : : 2018/01/21(日) 16:17:49
    期待してます!
  32. 32 : : 2018/01/21(日) 17:16:46
    期待!!
  33. 33 : : 2018/01/21(日) 18:53:50
    期待
  34. 34 : : 2018/01/21(日) 18:53:58
    おもしろい
  35. 35 : : 2018/01/21(日) 20:46:39
    期待
  36. 36 : : 2018/01/22(月) 01:45:31
    期待
  37. 37 : : 2018/01/22(月) 07:34:47
    期待
  38. 38 : : 2018/01/22(月) 12:03:31
    ありがとうございます。






    ………………


    部員1「ロブの奴、大丈夫かな」

    部員2「なんとか退部だけはどうにかならねぇかな…」

    部員3「こんなことになるなんてなぁ」

    部員4「……おい」

    不良「よぉ~~この前は俺の仲間がお世話になったみてぇだな~~~」

    ゾロゾロ

    部員2「…………くそ」

    部員3「お前らわかってるよな?」

    部員1「ああ…」


    ………………


    ライナー「じゃあな。」

    ジャン「また連絡するな。」

    ライナー「あぁ。」


    ………………


    ガッ

    部員1「かはっ」

    不良「んだこいつら、全然向かってこねぇじゃねぇか。本当にこいつらがあいつを病院送りにしたのか?」

    ドゴッ

    部員2「ぐふっ」

    不良「おい、そろそろもう行こうぜ。飽きちまった。」







    部員1「…行ったか。」

    部員2「げほっげほっ、おえ、くっそあいつら、腹ばっか殴りやがって…」

    部員3「あー痛ぇ…」

    部員4「お前ら大丈夫か?ぅうおぇえ」

    部員1「おいここで吐くなよ。みんな立てるか?」


    ………………


    ジャン(ライナーの野郎、自分が巨人だったってことを全く思い出せてねぇ。)

    ジャン(俺らのことを本気で仲間と思ってやがる。)

    ジャン「どいつもこいつも…都合の良いことばっか思い出しやがって。」


    ………………


    ロベール「…………ん?」

    部員1「おい…ちゃんと歩けよ」

    部員2「あー目の前がちかちかする」

    部員3「あ、ロブ…」

    ロベール「お前ら!!一体どうしたんだその傷は!?」

    部員4「別に何でもねぇよ。気にすんな。」

    部員1「転けたんだよ。4人仲良くな。」

    ロベール「転けただと?嘘つけ。誰にやられたんだ。」

    部員2「んなもん知ってどうすんだよ…やり返しに行くのか?そんなことしたら、次は退学だぞ。」

    ロベール「だが…」

    部員4「俺ら、今どうすればお前の退部を取り消しにしてもらえるか考えてんだ。」

    部員3「おい…!」

    部員4「だからもうこれ以上問題を起こすような真似はしないでくれ。」

    ロベール「取り消しにって…」

    部員1「とにかく、俺らのことは心配しなくていいから。ほら行くぞ。」

    部員2「おう。じゃあな。」

    ロベール「お、おう…」


    ………………
    ー翌日ー


    ヨーゼフ「しゃーせー」

    メイソン「やぁ。」

    ヨーゼフ「おう。30ドルだ。」

    メイソン「はい。」

    ヨーゼフ「なぁ。」

    メイソン「うん?」

    ヨーゼフ「お前はもうラグビーをやりたくないのか?」

    メイソン「どうしたんだいきなり」

    ヨーゼフ「ロベール・エバンズ、退部になったらしいぜ。」

    メイソン「…!?そんな、どうして!」

    ヨーゼフ「酔っ払って不良をボコボコにしちまったんだってよ。」

    メイソン「彼がそんなことをするなんて…」

    ヨーゼフ「あいつもこんなことでラグビーを続けられなくなるって思わなかっただろうな。」

    メイソン「…で、それと僕になんの関係が?」

    ヨーゼフ「いや?それ聞いた時お前の話を思い出しただけだ。やりたいのに続けられないのがどんなに辛いことか、俺も痛い程わかるぜ。」

    ヨーゼフ「お前もそうじゃないのか?」

    メイソン「……僕は自分から退部したんだ。もうラグビーは出来ない。」

    ヨーゼフ「そうか。勿体ねぇな。」

    メイソン「君は僕にラグビーを続けて欲しいの?」

    ヨーゼフ「俺が続けて欲しいっつったらお前はまたラグビーをやるのか?」

    メイソン「え」

    ヨーゼフ「俺はただ、やりたいことを思いっきりやれるのが「今」しかないから勿体ないと思っただけだ。」

    メイソン「…そうか。そうだね、君の言う通りだ。」

    ヨーゼフ「まぁ、かく言う俺は特にやりたいこともねぇからずっとバイトしてんだけどよ…」

    メイソン「それもいいことだと思うよ。僕も、もう一度入部させて貰えるか頼んでみるよ。」

    ヨーゼフ「結局まだラグビーやりてぇんじゃねぇか。」

    メイソン「うん。そうみたい。」
  39. 39 : : 2018/01/22(月) 21:55:08
    期待!!
  40. 40 : : 2018/01/22(月) 22:14:10
    期待
  41. 41 : : 2018/01/22(月) 23:34:28
    無理せずに更新してくださいね。期待
  42. 42 : : 2018/01/23(火) 07:06:28
    期待
  43. 43 : : 2018/01/23(火) 11:27:35
    無理せずすぐに更新してくださいね。
    めっちゃ期待してるので気長に待ってます
  44. 44 : : 2018/01/23(火) 19:06:37
    期待
  45. 45 : : 2018/01/23(火) 22:39:24
    期待
  46. 46 : : 2018/01/23(火) 22:41:13
    期待!!
  47. 47 : : 2018/01/24(水) 05:14:05
    期待
  48. 48 : : 2018/01/24(水) 11:03:03
    https://mobile.twitter.com/add_0324/status/940843656646463489
    まだまだ更新は先になりそうです。すみません。描いた絵でもみててください。
  49. 49 : : 2018/01/24(水) 18:48:55
    とりま期待
  50. 50 : : 2018/01/25(木) 06:03:43
    期待
  51. 51 : : 2018/01/25(木) 12:07:03
    期待
  52. 52 : : 2018/01/25(木) 19:57:37
    期待
  53. 53 : : 2018/01/26(金) 01:47:18
    期待
  54. 54 : : 2018/01/27(土) 18:50:54
    期待してます!
    更新遅くてもいいんですから!
    頑張ってください!!!
  55. 55 : : 2018/01/27(土) 21:10:36
    すみません。やっと更新できました。ありがとうございます。







    ………………


    ロベール「退部取り消しって…俺のことはもういいってのに。」





    不良「あ!あいつだよ!俺をこんなにしたやつ!」

    ロベール「ん?」

    不良「よ~お。この前はお仲間と遊ばせてもらったぜ~?」

    ゾロゾロ

    ロベール「お前らが…!!」

    不良「お前退部になったんだってなぁ?…ひひっ、いい気味だぜ。」

    ロベール「………」

    不良「おい、黙ってんじゃねぇよ!」

    ゴッ


    ………………


    部員1「お願いします!」

    部員2「どうか退部だけは…退部だけは勘弁してください!」

    コーチ「とはいってもな。無抵抗の人を殴ったのは事実なんだよ。それに、エバンズ本人も納得した上の退部なんだ。お前らがいくら言ったところでどうしようも出来ないんだよ。」

    部員3「そんな…あいつからラグビーを奪わないでください…!!」

    部員4「どうか、どうかお願いします!」

    コーチ「……あのな、示しがつかねぇからお前らには黙っててエバンズにも口止めしてたんだがな。」


    …………………


    ヨーゼフ「おつかれっした」

    ヨーゼフ「えーと、スクーターの鍵どこいったっけ……」






    ブロロロロロロロロ…

    ヨーゼフ「ん?なんだありゃ。人か?」

    ロベール「………」

    ヨーゼフ「!?お前、ライナーか!」

    キッ

    ジャン「おい!おい大丈夫か!?」

    ライナー「……あ…?ってぇー…」

    ジャン「お前なんでこんな路地裏で倒れてんだよ…それに、傷だらけじゃねぇか。」

    ライナー「俺…?お前、ジャンか?…は?」

    ジャン「立てるか?予備のヘルメットあるからよ、病院まで行くぞ。」

    ライナー「おい…お前どういうつもりだ。」

    ジャン「なにブツブツ言ってんだ。ほら立てよ。」

    ライナー「離せ。」

    ジャン「はぁ?」

    ライナー「俺は戦士だぞ。お前らに助けられるのうな奴じゃない。」

    ジャン「お前…」

    ライナー「なんなんだここは。壁の中でもマーレでもないようだが…」

    ライナー「それに、どうして傷が修復されないんだ?」

    ジャン(こいつ、記憶が完全に戻ったのか)

    ライナー「一体どうなってやがる……………?」

    ドサッ

    ジャン「あ、お、おい!頭打ってたのか?くそ、こんなでけぇ奴スクーターでは無理だぞ……あいつに頼んでみるか。」
  56. 56 : : 2018/01/27(土) 21:10:58
    ………………


    ブーッブーッ
    メイソン「もしもし?珍しいね。」

    ヨーゼフ「なぁ、今大丈夫か?友達が気失っちまってよ…」

    メイソン「あぁ車?大丈夫だよ。場所は?」

    ヨーゼフ「場所はだな…俺のバイト先近くのビルだな。ホテルが隣にある。」

    メイソン「あそこか。わかった。すぐ行くよ。」


    ………………


    ヨーゼフ「スクーターどうすっかな…後からついて行くか。」

    キキッ

    メイソン「大丈夫かい?……君の友達ってロベール・エバンズだったのか。」

    ヨーゼフ「まぁな。頭を強く打ったみたいだ。他のとこも痣とかあるしよ…」

    メイソン「…わかった。とりあえず一番近い病院に連れて行こう。ヨーゼフは足の方持ってくれ。」

    ヨーゼフ「ああ。」


    ………………
    ー病院ー


    メイソン「じゃあ僕はもう行くよ。彼にもお大事にって言っといて。」

    ヨーゼフ「あぁ。ありがとうな。本当に助かったよ。」

    メイソン「君はどうするの?」

    ヨーゼフ「俺はあいつが目を覚ますまでいるよ。家族に連絡させねぇと。」

    メイソン「そっか。…じゃあまたね。」

    ヨーゼフ「おう。」


    ………………











    ???「わりぃな二人とも。エレン達と立体機動について話してたらついつい長引いちまった。」

    ???「大丈夫だ。約束の時間には間に合ってる。」

    ???「それはよかった。にしてもこんな時間か…早く終わらせようぜ。兵士が夜更かしちゃ体作りに障るからな。」

    ???「…ねぇ、あんたのそれ、どうにかなんないの?気持ち悪いんだけど。」

    ???「気持ち悪いとはなんだ。失礼な奴だ。だから友達ができないんだぞ。兵士たるもの、チームワークは大切だ。」

    ???「…君は兵士じゃなくて、「戦士」だろ?」

    ???「何言ってんだ?俺達は壁を守る兵士じゃないか。」

    ???「はぁ…話にならないね。今日はもう解散にしよう。」

    ???「……………っ俺は…!」

    ???「…やっともどったか。君は戦士だよね?」

    ???「あぁそうだ。俺は誇り高いマーレの戦士だ。」

    ???「よかった。もう君はあのまま戻ってこないと思ったよ。」

    ???「情報を交換しよう。…あいつは?」

    ???「彼女はもういないよ。」

    ???「いないって、さっきまでここにいたじゃないか。」

    ???「僕も一緒に行きたかったけど、彼女は捕まってしまった。」

    ???「捕まっただと!?どこにだ!?おい、助けに行くぞ!!」

    ???「無理だよ。」

    ???「なんてこと言うんだ!!あいつは俺達の仲間だぞ!?」

    ???「僕ももう帰れない。」

    ???「帰るんだよ!4人で故郷に!」

    ???「僕達は知らなかったんだ。君を1人で帰らせてしまうのは申し訳ないと思ってる。」

    ???「さっきから何を言ってるんだ…?」

    ???「でもこれはきっと当然の報いなんだよ。」

    ???「…おい、どこに行くんだ。おい!!待てよ!!ま、」













    ロベール「待って…」

    ヨーゼフ「……よぉ。気がついたか。」
  57. 57 : : 2018/01/27(土) 21:13:29
    おお!更新されてる!ライナー…
  58. 58 : : 2018/01/28(日) 01:13:39
    超期待
  59. 59 : : 2018/01/28(日) 13:48:13
    焦らず慌てず1秒に1回更新してくれると嬉しいです。
    期待してます
  60. 60 : : 2018/01/28(日) 17:26:57
    期待
  61. 61 : : 2018/01/29(月) 18:20:37
    ありがとうございます。>>59 草生えた







    ………………


    ライナー「ジャン?お前どうして…いっ」

    ジャン「おい大人しくしとけよ。お前怪我してんだからな。」

    ライナー「怪我…?あぁ、そういえば不良どもにやられたんだったな。」

    ジャン「気失ってたんだぜ。それで、前世のことはちゃんと全部思い出したようだな。」

    ライナー「全部だと?なんのことだ。」

    ジャン「おいおい…冗談はよしてくれよ。あの時俺に「助けられるようなやつじゃない」って言ってきたじゃねぇか。」

    ライナー「そんなこと言ったのか?…すまん、記憶が曖昧でな。不良どもにのされてから、はっきり目が覚めたのは今が初めてなんだ。」

    ジャン「………じゃあ、あの「待って」ってのはなんなんだ。ただの寝言か?」

    ライナー「……俺にもよくわからない…おかしな夢をみていた気はするんだが。」

    ジャン「はぁ…んだよ。」

    ライナー「すまん…」

    ジャン「思い出せねぇもんはしょうがねぇよ。もう気にすんな。」

    ライナー「あぁ…お前、ずっとついててくれてたのか?」

    ジャン「うなされてんのにほっといて帰るわけにはいかねぇだろ。」

    ライナー「そいつは面倒かけたな。この恩はいつか返すな。」

    ジャン「…それよりお前、殴られてんのをただじっと堪えてたのか?もう部活は関係ねぇんだからやり返せただろ。」

    ライナー「いや、確かに退部にはなったんだがラグビーから離れたわけじゃないんだ。」

    ジャン「なんだって?」

    ライナー「その…今な、コーチみたいなのやってんだ。」

    ジャン「コーチ?ラグビーチームのか?」

    ライナー「あぁ。といってもジュニアクラブだがな。」

    ジャン「またなんだってそんな…」

    ライナー「退部が決まったあと、監督がやってくれないかって言ってくれてな。俺をラグビーから遠ざけるのは惜しいんだとよ。」

    ジャン「そうだったのか…まぁその、よかったじゃねぇか。」

    ライナー「指導者ってのもなかなかいいもんだぜ。」

    ジャン「…あ、目が覚めたから看護師の人に言わねぇとな。呼んでくるわ。」

    ライナー「おう。」


    ………………


    部員1「ロブが…」

    部員2「コーチ?」

    部員3「それ本当ですか。」

    監督「嘘ついてどうすんだ。知り合いの息子のチームがな、最近コーチが辞めてしまって探してるんだと。あいつもラグビーから離れたくはないだろうし、任せてみたんだ。」

    部員4「そうだったのか…」

    監督「この話、他の奴らには秘密だからな。」

    部員1「は、はい」


    ………………
    ー数日後ー


    ヨーゼフ「しゃーせー」

    メイソン「やぁ。彼は元気?」

    ヨーゼフ「打撲と擦り傷以外は大丈夫だってよ。今はジュニアクラブのコーチしてるらしいぜ。」

    メイソン「へぇ!僕も来月、練習試合に参加させてもらえることになったんだ。」

    ヨーゼフ「よかったじゃねぇか。頑張れよ。」

    メイソン「うん。ありがとう。」

    ヨーゼフ「おら、会計済んだらさっさと行けよ。後の客が使えてんだ。」

    メイソン「うん、またね。」


    …………………


    子供1「エバンズコーチ!今度の試合では絶対勝ちます!」

    子供2「おれも!早くレギュラーになれるように頑張ります!」

    ロベール「おう。日々の練習が大切だからな。頑張れよ!」

    「「はい!!」」
  62. 62 : : 2018/01/29(月) 18:41:37
    ………………
    ーロシア・モスクワー


    エレン「ハックション!!あ゙ぁ、さみぃ…」

    アルミン「やっぱり冬のロシアは恐ろしく寒いね…」

    エレン「で、泊めてくれる人ってどんな人なんだよ。」

    アルミン「ダディドワさんっていうんだ。夫婦の二人暮しで、よく観光客を泊めてるんだって。」

    エレン「へぇー。」

    アルミン「向こうの空港まで迎えに来てくれるみたい。早く行こう。」

    エレン「そうだな。」


    ………………
    ーロシア・イルクーツクー


    ???「…………」

    ???「いたいた。また湖みてたのか。よく飽きないな。」

    ???「別に」

    生徒「今年も綺麗に凍ったなー。しっかし、冬のバイカル湖ってお前にぴったりだよな。まさに「氷の女」って!」

    ???「……」

    生徒「わ、そんなに睨むなって…ほら行こうぜ。」

    ???「次それ言ったら、湖に沈めるから。」

    生徒「勘弁してくれよ。」
  63. 63 : : 2018/01/29(月) 18:50:41
    ここでプロフィール

    ライナー/ロベール・エバンズ(20)米
    思い出してないっていうか「兵士」としての自分だけが転生してしまった感じ。「戦士」の自分も心の奥底で息づいている。でも完全に記憶が蘇ることは死ぬまでない。

    ジャン/ヨーゼフ・カーター(20)米
    最近ちょっと性格が丸くなった。

    ???/メイソン・ロジャース(23)米
    どうやらロベールのことはラグビーの試合で観る前から知ってるらしい?

    エレン/エリク・ダブロフスキー(21)独
    ロシア語はフランス語よりかマシに話せる。

    アルミン/アダム・ベッシュ(21)独
    ボルシチもたのしみ。

    ???/???(?)露
    イルクーツクに住んでいる。
  64. 64 : : 2018/01/29(月) 18:53:05
    終わりです。次パートもにゅるにゅる書いていきます。信じられないくらい遅い更新にも関わらず、読んでくださってありがとうございました。また次パートもよろしくお願いします。
  65. 65 : : 2018/01/29(月) 19:49:20
    お疲れ様でした!次回も期待!
  66. 66 : : 2018/01/29(月) 23:48:44
    ん~!期待大
  67. 67 : : 2018/02/01(木) 14:52:49
    続きました
    http://www.ssnote.net/archives/57633

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