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アニ「ローグ・ワン」 進撃×スター・ウォーズ

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  1. 1 : : 2017/11/10(金) 13:03:03



    今年の12月にエピソード8が公開するのを記念して、公式スピンオフ作品であるローグ・ワンを、進撃とコラボしてお送りします。

    楽しんでいただけてたら幸いです。


    では、よろしくお願いします<m(__)m>





    <主な登場人物>



    アニ・レオンハート・・・・・・天涯孤独の中に生きる少女。

    ライナー・ブラウン・・・・・・反乱同盟軍の情報部の将校。

    ベルトルト・フーバー・・・・・・脱走した帝国軍貨物パイロット。

    K-2SO・・・・・・反乱同盟軍に再プログラムされた帝国軍のドロイド。



    ハンジ・ゾエ・・・・・・反乱同盟軍最高指導者のひとり。

    ナイル・アッカーマン・・・・・・反乱同盟軍最高指導者のひとり。

    モブリット・バーナー・・・・・・反乱同盟軍の将軍。

    リコ・プレツェンスカ・・・・・・反乱同盟軍の将軍にして、ブルー中隊のリーダー。

    ジーク・イェーガー・・・・・・銀河帝国に対しゲリラ戦を繰り返す過激な男。

    ラダス・・・・・・反乱同盟軍艦隊を率いるモン・カラマリの提督。



    ゲイレン・レオンハート・・・・・・脱走した帝国軍の科学者。アニの父。

    ライラ・レオンハート・・・・・・アニの母。



    ヴィリー・タイバー・・・・・・銀河帝国先進兵器研究部門長官。

    ジェル・サネス・・・・・・銀河帝国の総督(グランド・モフ)。帝国の実質ナンバー2。




    ダース・ヴェイダー・・・・・・かつてエレン・イェーガーと名乗るジェダイであったが、パルパティーン皇帝の誘惑に屈し、彼と共にジェダイを抹殺したシスの暗黒卿。





  2. 2 : : 2017/11/10(金) 13:23:49















    遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・・・・







  3. 3 : : 2017/11/10(金) 13:24:54









    銀河系の外側、アウター・リムに存在する惑星ラムーの名前は、ニモイディアン語で「繁栄」を意味する言葉である。

    その名前の通り、ラムーは肥沃な土壌に恵まれ、古代の月の名残である大きな輪が惑星に影を投げかけている。




    https://vignette1.wikia.nocookie.net/starwars/images/e/e7/Lahmu-ROUVG.png/revision/latest?cb=20170327225643&path-prefix=ja





    にもかかわらず、ラムーは入植者の少ない惑星であった。

    かつての銀河共和国の入植は失敗に終わり、今では500人足らずの生命体がひっそりと暮らしているに過ぎない。





    そんな惑星へ、一機のシャトルが、音を立てて近づいていく。



    翼を広げたときのシルエットは三角形・・・・・・・・・・・・これは紛れもなく銀河帝国の象徴的な形。

    デルタ級T-3cシャトル、ST 149が、ゆっくりと惑星ラムーの地表へと降りてくる。




    https://vignette.wikia.nocookie.net/starwars/images/f/fd/Krennics-Shuttle-SWCT.png/revision/latest/scale-to-width-down/350?cb=20170609151512&path-prefix=ja




    その様子を、まばらに草の生えた地表から眺める少女が一人。



    長い金色の髪を後ろで結んだ少女・・・・・・・・・・・・アニ・レオンハートは胸騒ぎにかられ、隠れ家のある方向へと走り出した。






  4. 4 : : 2017/11/10(金) 13:30:14






    隠れ家の中では、監視用のドロイドからの警告をレオンハート夫妻が受け取っていた。




    「ライラ! 奴だ!!」

    「!? あなた・・・・・・。」



    かつての帝国軍の科学者、アニの父親、ゲイレン・レオンハートはすぐさま、遠くにいる彼の友人に連絡を取った。





    「ジーク! 奴が来た!」

    『落ち着け。いいか、出来ることをするんだ、ゲイレン。』




    モニターの向こうに映る眼鏡をかけた男は冷静そのものだった。

    反乱同盟軍のメンバーの一人であるジークは、帝国から逃げ出してきたゲイレンやライラ、アニを匿い、この惑星へと導いたのである。




    ゲイレンが通信を終えると、隠れ家の中に一人の少女が飛び込んできた。




    「パパ!」

    「アニ・・・・・・私のスターダスト・・・・・・。」




    娘を抱きしめるゲイレン。

    その間にも、シャトルは隠れ家に近づいていき・・・・・・・・・・・・そこから少し離れた平原の上に着陸した。



    シャトルのタラップが降り、中から姿を現したのは、白いケープと軍服をまとった男。

    ヴィリー・タイバーは4人のデス・トルーパーを引き連れ、ゆっくりと隠れ家へと向かっていく。



    https://www.mamegyorai.co.jp/images/items/461503-w300.jpg




    「ライラ、アニを頼む・・・・・・。」



    ライラは静かに頷き、まだ幼いアニの手を引っ張って裏口から外へと出ていく。


    ゲイレンは二人を見送った後、正面玄関から外へと出ていく。

    これからやってくる、ヴィリー・タイバー長官を迎えるために・・・・・・。





  5. 5 : : 2017/11/10(金) 18:02:23
    期待❗
  6. 6 : : 2017/11/10(金) 21:51:07
    期待ありがとうございます(^O^)
  7. 7 : : 2017/11/10(金) 21:51:20





    「君を探すのに随分と苦労したよ、ゲイレン。」

    「こんなところまで何の用だ? ヴィリー?」





    隠れ家の外で対峙する2人。

    ヴィリーの後ろには、4人のデス・トルーパーがブラスターを持って控えている。





    「君のような優秀な科学者がこんな片田舎で、何ともったいない・・・・・・。」

    「ここでの暮らしは悪くない。」

    「ほう、そうか。ところで、ライラはどこに?」

    「・・・・・・亡くなったよ、病気で。」

    「あぁ・・・・・・それはお悔やみを・・・・・・。小屋の中を調べろ!」






    ヴィリーの命令を受けた2人のデス・トルーパーが、小屋の方へ向かって歩いていく。

    一瞬心配そうに視線を斜めにやったゲイレンのしぐさを、ヴィリーは見逃さなかった。




    デス・トルーパーたちが小屋の方へと近づく中、ライラとアニは小屋の後ろにある小高い丘を左に迂回して逃走していた。

    が、ライラはふと途中で足を止めると、アニの前にしゃがんで話しかけ始めた。





    「いい、アニ!? 隠れる場所は分かっているわね!?」

    「うん。」


    「フォースがあなたと共にあらんことを。さぁアニ、走って!」




    ライラはそういうと、首にかけてあったカイバー・クリスタルの首飾りをアニに託し、元来た道を引き返していく。

    これから望まぬ協力を強いられる、夫を救い出すために。





  8. 8 : : 2017/11/10(金) 21:52:14






    「単刀直入に言おう。君の力を借りたい、ゲイレン。」




    冷たい声を響かせるヴィリー。


    何とか協力を拒もうとするゲイレンであったが、この状況ではどうしてもいい知恵が浮かばない。

    その場で必死に考えあぐねて、出てきた言葉はいかにも必死な言い訳であった。





    「申し訳ないが、ここんところ物忘れが酷くてね。すぐ物事を忘れてしまう。申し訳ないが力にはなれそうもない。」

    「あと少しだ。君の協力があれば、あと少しで銀河に安寧と秩序をもたらすことが出来る。」

    「恐怖の間違いだろう、ヴィリー。」

    「ふふ、君は優秀な科学者だが、嘘が下手だ。おっと、どうやら奇跡が起こったようだ。」




    視線をゲイレンから外すヴィリー。


    ヴィリーの視線の先をゲイレンが追っていくと、銃を構えたライラの姿があった。

    残っていた2人のデス・トルーパーが一斉にライラに向けて銃を構える。




    「ライラ!? やめるんだ!」



    驚いて制止するゲイレンに対し、ライラはきっぱりと言い放った。





    「ゲイレンを連れてはいかせない!」

    「ゲイレンだけじゃない、君たちも一緒だ、ライラ。」




    君たちという言い方に一瞬ぎくりとしたが、なおもライラは態度を崩さない。




    「私たちを人質にしようというの!?」

    「人質としてではない。銀河帝国の英雄としてお迎えしよう。」


    「銃を下ろすんだ、ライラ・・・・・・。」




  9. 9 : : 2017/11/10(金) 21:53:04





    激しく睨み合う二人に、祈るように呟くゲイレン。

    しかし、彼の祈りは届かなかった。




    「勝てるはずがないわ!!」

    「殺せッ!!」




    ________刹那の一瞬。




    それは、ゲイレンにとって、そしてこの様子を遠くの地面のくぼみから隠れてみていたアニにとって、永遠に忘れることの出来ない一瞬。



    ライラの放ったレーザーがヴィリーの左肩に命中し、デス・トルーパーの一人が放ったレーザーが、まっすぐライラの左胸に命中。

    心臓を撃ち抜かれたライラはその場でゆっくりと、あおむけに頽れた。





    「!? あぁ、ライラ・・・・・・ライラッ!!」




    悲痛な声を上げながら、ゲイレンはライラを抱き起こした。

    もう動かなくなったライラを抱きしめ、ゲイレンは悲鳴のような声を上げた。





    「ぐぅ・・・・・・娘がいるはずだ! 探し出せッ!!」



    撃ち抜かれた左肩を押さえながら、ヴィリーはデス・トルーパーたちに捜索を命じた。




  10. 10 : : 2017/11/10(金) 21:54:10





    最愛の母が目の前で無残にも撃ち殺されて、アニも声を上げて泣きたかった。

    しかし、状況がアニに慟哭を許さなかった。



    心を押し殺し、アニは走った。



    隠れ家の裏の小高い丘の裏にある洞窟に入り、一見岩のようにしか見えないハッチを開け、薄暗い梯子をゆっくりと降りていく。

    そこからずっと息を殺し続けた。





    (ガシャン・・・・・・ガシャン・・・・・・)





    足音が2つ、こちらに近づいてくる。

    足音が近づいてくるたびに、アニの心臓も跳ね上がった。





    ガシャン・・・・・・ガシャン・・・・・・


    ドクン・・・・・・ドクン・・・・・・




    足音がこれ以上ないくらいに近づき、心臓が飛び出そうになる。






  11. 11 : : 2017/11/10(金) 21:54:38







    ガシャン・・・・・・ガシャン・・・・・・・・・・・・





    足音が遠ざかっていく。

    激しい胸の鼓動が収まっていく。


    その隙間を埋めるように、悲しさ、寂しさが心の中に入り込んできた。





    「・・・・・・・・・・・・寒いよ、パパ、ママ・・・・・・。」





    やがて日が暮れはじめ、外は雨が降り始めた。

    遠くからゴロゴロと、雷のような音が聞こえてくる。


    丁度この日から、アニの天涯孤独な人生は始まった。




    そしてこの日、もう一つ・・・・・・。





    ・・・・・・ガシャン・・・・・・ガシャン・・・・・・



    再び近づいてくる一つの足音。






    ガコンッ!



    隠されていたハッチが開けられ、一人の男が中を覗き込んできた。

    その男は丸渕の眼鏡をかけ、くすんだ金髪の髪に顎髭を蓄えた男であった。





    「さぁこっちにくるんだ、アニ。長い旅になるぞ。」




    ジーク・イェーガーとの長い旅も、ここに始まったのである。







  12. 12 : : 2017/11/10(金) 21:55:12









                ロ ー グ ・ ワ ン








  13. 13 : : 2017/11/12(日) 13:38:12


















    ________ピチャン







    水滴が顔にかかり、アニは目を覚ました。

    粗雑なベッドが2つ並んでいるこの部屋のもう1つのベッドには、髭のような触手を生やしたエイリアンが横になって眠っている。




    『独居房2448を点検せよ。』



    無機質なアナウンスが独房の外に流れる中、アニはベットから上半身を起こす。

    独房の外の足場を、監視役のストーム・トルーパーが行き来する中、アニはさっきまで見ていた夢を思い出していた。





    「・・・・・・馬鹿馬鹿しい。」







    ________あの日からもう既に15年。






    母親を殺され、父親を連れていかれ、そして・・・・・・。





    辛い日も悲しい日も、この身一つで生きてきた。

    そしてこれからも・・・・・・。


    こういった甘い感傷など、自分の中ではとっくに死んだのだ。






    アニはベッドから起き上がると、鳥籠の外の空を眺める。







    ________外の空は暗く、雪がちらついていた。






    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






  14. 14 : : 2017/11/12(日) 14:33:35








    深宇宙交易所および採鉱コロニー・・・・・・・・・・・・カフリーンの環



    https://vignette.wikia.nocookie.net/starwars/images/4/43/RIng_of_Kafrene.png/revision/latest/scale-to-width-down/350?cb=20170327225127&path-prefix=ja






    カフリーン小惑星帯の中にあるカフリーンの環は、二つの巨大な小惑星を、大規模な建造物で接続した交易地であり、合法、違法を問わず様々な取引で賑わう場所である。

    ただし、ここ最近は銀河帝国に対する反乱運動の激化のために、ストーム・トルーパーによる厳しい検閲が敷かれていた。



    カフリーンの環の地表は、銀河帝国の首都であるコルサントの地下街を彷彿とさせる摩天楼であり、その下に広がる路地には、沢山の人間やエイリアンが行き交っている。






    その中を、反乱同盟軍情報部のライナー・ブラウンは、この交易地の裏路地に潜んでいるパルチザンのメンバーの1人と接触するために、ストーム・トルーパーによる検閲を躱しながら進んでいた。






  15. 15 : : 2017/11/13(月) 08:41:03
    期待❗
    やった~‼一番とったぞー❗


  16. 16 : : 2017/11/14(火) 17:03:38
    期待ありがとうございます(^O^)
  17. 17 : : 2017/11/14(火) 17:04:18





    「悪い、遅くなったな。」

    「遅かったじゃないか! 一体何をしてたんだ!」




    ジーク率いるパルチザンのメンバーは、よほどひどい目にあったのだろうか、相当憔悴しているようだった。

    よく見ると右腕にギプスをはめている。


    パルチザンの男はまるで何かに怯えているかのように、遅刻してきたライナーに食って掛かった。





    「落ち着け、予定通りにいかないこともある。」

    「急げ! もう船が出る!」

    「その前にだ、惑星ジェダに帝国軍のパイロットがパルチザンの元に亡命したらしいな?」

    「そんな話をしてる場合じゃないだろ!」





    明らかに冷静さを失い、声を荒げるパルチザン。

    と、ここで突然、ライナーが右手を伸ばし、男の胸ぐらをつかんで壁に叩きつけた。





  18. 18 : : 2017/11/14(火) 17:05:12





    「ひっ!?」

    「亡命してきたのか? どうなんだ!?」

    「し、してきたよ!」

    「なんて言ったんだ!? 言えッ!!」

    「わ、惑星を破壊する兵器を皇帝が開発してるって! “プラネットキラー”とその男は言っていた!」

    「“プラネットキラー”? それはいったん何だッ!!」

    「分かんねぇよッ!!」





    尋問しながら、ライナーは内心この男に呆れていた。

    これほどの情報を後回しにするとは、今後一緒に行動するには足手まといだろうと思い始めた矢先。





    「おい、そこで何をしている!?」



    2人の後ろに迫ってくるのは、2人のストーム・トルーパー。

    帝国軍のパトロールが裏路地にて取引をしているのに感づいたのだ。




    「怪しい奴らだな。」

    「認識証を見せろ!」




    銃を構えて近づいてくる2人のストーム・トルーパーに、ライナーは背を向けた。





    「今手袋を外すから待ってくれ。」



    しゃがみ込んでバックに手を入れるしぐさを取るライナー。

    と、ここで突如、振り向きざまにレーザー銃を発射。




    「ぐあぁ!」

    「あぁぁ!」



    レーザーは2人のストーム・トルーパーの左胸を撃ち抜き、それを目撃したエイリアンが悲鳴を上げながら走って逃げていく。

    すると、騒ぎを嗅ぎつけたパトロールのストーム・トルーパーたちが、連絡を取り始めた。




    「おいッ! なんてことしてくれんだよッ!!」



    ストーム・トルーパーたちがやってくることに気が付いたパルチザンは、気も狂わんばかりにわめきだした。





    「俺はこんなところ登れないぞ!?」

    「大丈夫、大丈夫だ・・・・・・。」




    ________バキュウッ!!




    次の瞬間、ライナーのレーザー銃が再び火を噴き、パルチザンの腹部を貫いた。

    喚くばかりで優先順位も付けられず、おまけに右腕を負傷してる奴など足手まといでしかない。



    ライナーは迷わず引き金を引いてパルチザンを殺害すると、帝国軍のパトロールが来る前に、壁に張り巡らされたパイプを掴み、袋小路の壁を登り始めた。





    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






  19. 19 : : 2017/11/16(木) 17:57:13






    帝国軍占領地・・・・・・・・・・・・惑星ジェダ






    時刻は明け方。



    かつてジェダイたちの聖域とされ、最初期のジェダイ寺院が建てられたとされている砂漠の惑星も、今ではすっかり変わり果てていた。




    ジェダイ騎士団が滅亡してから20年余り・・・・・・。


    天を突くかのように高くそびえていた古のジェダイの像は倒され、砂の中に埋もれかかっていた。



    https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jonie/20161031/20161031090753.jpg




    その巨大な像の脇を、パルチザンの一隊が横断している。

    様々な人間やエイリアンたちによって構成されたパルチザンたちは、それぞれ異なった服装や武装をしていながら、みな一様に薄汚れて見えた。



    彼らは、先の方角にあるジェダ・シティからやってくるもう一隊のパルチザンたちと合流しようとしていたところであった。





    https://fsmedia.imgix.net/5d/a6/a5/22/3d7b/4bbc/a2d6/4772eb6dfba1/screen-shot-2016-10-13-at-100209png.png





  20. 20 : : 2017/11/19(日) 02:35:02






    やがて、ジェダ・シティの方角から、パルチザンの別動隊がやってきた。



    彼らは、一人の背の高い男を連行してきた。

    銀河帝国の貨物船パイロットの制服を着たその男は、頭に黒い布を被せられていた。





    「ジーク・イェーガーに合わせてくれ! 彼に見せたいものがあるんだ!!」




    気の弱そうな声を上げるその男は、上背があり、痩せ型。

    頭に被せられていた黒い布を外され、パルチザンの一人と対面したベルトルト・フーバーはきょとんとした顔をした。




    「君が、ジーク・イェーガーなの? イメージと、ずいぶん違うね?」



    困惑するベルトルトに対し、パルチザンたちの態度は非常にとげとげしかった。

    彼らにしか分からない言語で。




    「こいつのホントの目的はまだわからない!」

    「よし、ジークの元へと連れていけ!!」




    再び顔に黒い布を被せられるベルトルト。

    帝国と長年戦ってきたパルチザンたちにとって、たとえ脱走してきた身とはいえ、帝国の人間を信じるわけにはいかなかった。




    「事は一刻を争うんだ!!」



    布の中でベルトルトは叫んだが、それも虚しく響きさえもしなかった。



    自分の良心に、従ったのに!

    銀河の命運が、かかっているのに!




    黒い布の中で歯噛みしながら、ベルトルトはそのまま、パルチザンたちに連行されていった。





    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






  21. 21 : : 2017/12/18(月) 12:03:07






    惑星ウォバニ・・・・・・・・・・・・銀河帝国強制労働キャンプ







    雪の降る黒土の荒野の上を、一台のターボ・タンクが走っていく。

    巨大な車輪が10個もついた戦車は、この惑星では移動用の手段として使用されている。




    その中には向かい合うように座らされ、手錠をかけられた囚人たちの姿があった。

    そして、その中には、アニの姿も見える。




    彼らに交じって座る監視役のストーム・トルーパーは二人。

    彼らは特にやる気もなく、俯いた状態で座っていた。




    ゴウン・・・・・・




    唸るような音が聞こえたかと思うと、ターボ・タンクは急にその場に停止した。

    二人のストーム・トルーパーは互いに顔を見合わせた。





    「今度は一体なんだ?」

    「また囚人を乗せるんだろう。」

    「またか・・・・・・。」




    そういって立ち上がる二人の兵士。





  22. 22 : : 2017/12/18(月) 12:03:53






    ________ドゴォン!!





    突如、爆発音と共に蹴破られる扉。

    次の瞬間には赤い閃光が飛んできて、タンクの中はたちまち爆発と煙に包まれた。




    「ぐあぁ!!」

    「あぁあ!!」




    たちまちのうちに二人のストーム・トルーパーが始末され、入ってきたのはみすぼらしい兵士たち。

    反乱軍の兵士たちだ。





    「リアナ・ハリクはどこだ!」

    「いたぞ、あの女だ!」




    彼らは他の囚人には目もくれずにアニの目の前へと来ると、彼女を見下ろして言葉をかけてきた。






    「ここから出たいか?」




    兵士の問いかけに頷くアニ。

    手際よく手錠を外す兵士。


    とここで、アニが不意打ちを仕掛けた。





    「はぁッ!!」




    一瞬のうちにアニは兵士を蹴り飛ばし、驚いた他の兵士たちをも蹴り飛ばした。

    それからアニはタンクの中から外へ飛び出し・・・・・・。






    ________ガシッ!




    外で待機していた黒くて背の高い人間型のドロイドに胸ぐらをつかまれ、地面に叩きつけられた。

    そのドロイドは極めて冷淡にアニに対してこう告げた。






    「おめでとう、助けに来ました。抵抗はしないでいただきたい。」




    これが、アニと反乱同盟軍のドロイド・・・・・・K-2SOとの最悪の出会いであった。






    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






  23. 23 : : 2017/12/18(月) 12:50:09






    アニを乗せた反乱軍の船は、赤いガス惑星ヤヴィンにある緑の衛星、ヤヴィンⅣへと向かっていく。

    反乱同盟軍の秘密の司令部がある衛星だ。



    マサッシ神殿を改造して作られた基地の中へとアニは連行されていく。





    戦闘機の居並ぶハンガーを通り、司令室の中へと通されたアニ。



    ここには、モブリット・バーナー将軍や情報将校ライナー・ブラウン、ブルー中隊リーダーリコ・プレツェンスカ、ドット・ピクシス将軍。

    そして、反乱同盟軍における最高指導者の一人、ハンジ・ゾエの姿があった。





    まずはモブリットがアニに近づき、彼女の罪状を読み上げていく。





    「今はリアナ・ハリクと名乗っているようだね。

    銃器の不法所持、帝国公文書の偽造、加重暴行、脱走、逮捕への抵抗・・・・・・。



    きっと帝国は驚くだろう。

    君がゲイレン・レオンハートの娘、アニ・レオンハートと知った日にはね。



    ゲイレンは銀河帝国の兵器開発に協力している男だ。」





  24. 24 : : 2017/12/18(月) 12:50:48






    これに対し、アニは反乱同盟軍の最高指導者たるハンジ・ゾエに食って掛かった。






    「私に一体何の用?」

    「これは出直すチャンスなんだよ、アニ。力を貸してほしいんだ。」





    そういうとハンジは、奥に控えていたライナーをアニに紹介した。





    「彼はライナー・ブラウン。反乱軍の情報部の将校さ。」

    「アニ・レオンハート。最後に父親に接触したのはいつだ?」




    ライナーの質問に、顔色一つ変えずにアニは答える。





    アニ「15年前のこと。」

    ライナー「その間、父親はどこにいたと思う?」

    アニ「・・・・・・死んだと思うことにした。」

    ライナー「兵器を開発しているからか?」

    アニ「私は生きるだけで精いっぱいだ。」

    ライナー「そうか。で、ジーク・イエェーガーと会ったのはいつの話だ?」





    ジークの名前が出たとたん、アニは一瞬、沈黙した。

    反乱同盟軍の幹部たちの視線が一身に集まる。


    ややあって、アニは言葉を濁すようにこう答えた。






    アニ「・・・・・・大昔のことさ。」

    ライナー「お前を忘れてはいないだろう。友が訪ねれば会ってくれるはずだ。」





  25. 25 : : 2017/12/18(月) 12:51:54






    ライナーの言葉に被せるように、モブリットもアニに言葉をかける。





    「協力しないという手もある。その時は、君を元居た場所に戻さなければいけないのだけれどね。」

    「ジークは私を育ててくれたけど、今は居所も分からない。」




    やや反抗的に答えるアニ。





    ライナー「居場所については心配は要らない。俺たちが探す。お前は仲介役だ。お前が一緒なら俺たちを殺すことはないだろう。」

    アニ「何を言っているんだい? 同じ反乱軍だろう?」

    ハンジ「その通りなんだけどね。」





    アニの指摘に対し、ハンジは軽くため息をついた。






    「ジークの行動は過激すぎてね、今は一人で戦っているんだ。

    好戦的な性格に、私も何度も手を焼かされたよ。


    でもね、今は関係を修復するしか道はないのさ。」



    「・・・・・・それと私の父親と何の関係がある?」





  26. 26 : : 2017/12/18(月) 12:52:42






    アニの鋭い問いかけに対し、情報部のライナーが答える。





    ライナー「帝国軍のパイロットが脱走し、ジークのところにいる。

    惑星ごと破壊できる兵器を皇帝が製造中だと。


    お前の父親の遣いで来たと言っている。」




    ハンジ「その兵器が完成する前に破壊しなければならないのさ。」

    モブリット「ライナーの任務は事実確認と父親の捜索。」



    ハンジ「君の父親は兵器開発の中心人物。ジークは君になら手を貸すはずだ。君の父親を探し出し、元老院で証言してもらうよ。」






    ここで、もう一人の人物が司令室の中に入ってきた。

    髭を生やしたその男・・・・・・ナイル・アッカーマンはアニを見つめ、反応を伺っていた。





    アニ「それで、私は?」

    ハンジ「依頼を達成した暁には、君を自由の身にする。それは約束しよう。」





  27. 27 : : 2017/12/21(木) 13:49:45
    久しぶりに来ました!やっぱりジン=アニって合ってますよねwキャラ合わせのセンス最高ですb
  28. 28 : : 2018/01/05(金) 18:17:33
    関係ないですが、インディージョーンズの続編を希望します。ローグ·ワンが、終了してからでもいいのでお願いします!
    そして、期待です!!
  29. 29 : : 2018/01/10(水) 14:54:45
    期待です。あと、出来れば女アルミンのほうも続き書いてください。お願いします!
  30. 30 : : 2018/01/17(水) 11:44:57

    >>27
    お久しぶりです
    暫く更新できずもうしわけないです

    ジンと置き換えうるのはアニしかいないと確信してましたw
    こう言ってもらえてよかったですwww


    >>28
    インディージョーンズ、最後のところで終わってましたね(;^ω^)
    いつかやろうと思って後回しですみません(;^ω^)


    >>29

    女アルミンシリーズは初期の作品ですねw
    読んでいただいてありがとうございます<m(__)m>

    余談ですが、アルミンはこのスターウォーズとのコラボシリーズではかなり重要な役回りを演じてますw

    そちらにも注目していただけると嬉しいですwww



  31. 31 : : 2018/01/17(水) 11:45:38






    数時間ののち、ライナーとアニは神殿を出て、目の前に停泊されているUウィングへと歩いていく。


    https://vignette.wikia.nocookie.net/starwars/images/e/e3/U-wing-SW_Battlefront.png/revision/latest/scale-to-width-down/350?cb=20161213105845&path-prefix=ja





    すると、ライナーは後ろから、モブリット将軍に呼び止められた。

    「話があるんだ、ライナー。」とUウィングから引き離されるライナー。





    「話とは何です、将軍?」

    「ハンジさんはさっきああ言っていたけれど、ゲイレンは証言台に立ってもらう必要はない。」

    「つまり。」

    「君はゲイレンを発見次第、射殺するんだ。いいね?」





    ライナーに下された本当の指令は、アニの父ゲイレン・レオンハートの暗殺。


    それは、一緒にゲイレンを捜索することになっているアニへの裏切りでもあった。

    ライナーは、しかし、この任務に対して首を縦に振り、さして異議を挟まなかった。




    状況は切迫しており、もし仮に脱走した帝国軍パイロットが言うとおりに兵器が完成していた場合それは大きな脅威になるからであり、モブリットとしては兵器の完成前にゲイレンを排除しておきたかったのだ。





  32. 32 : : 2018/01/17(水) 11:47:38






    密命を帯びたライナーがUウィングに戻ると、K-2SOがアニに挨拶をしているところだった。





    「私はK-2SO、再生された帝国軍ドロイドです。」

    「覚えてる。」

    「評議会は私たちをジェダへ。いい案とは思えません。ライナーも同意見です。でも私は戦略分析が専門ですから。」

    「挨拶は済んだみたいだな、K、アニ。Kは思いついたことをすぐ口にする。再プログラムの副作用だ。」





    とここで、Kは先ほどから気になっていたことを口にした。





    「なぜ彼女はブラスター銃を?」

    「!? なんだと!?」




    これは当然、ライナーを驚かせた。

    ライナーがアニに銃を持たせるはずがなかったからである。




    「アニ、なぜブラスターを持ってる?」

    「使えるからだ。」

    「そりゃ問題だな。俺によこせ。」




    少しの間、睨み合う二人。

    先に口を開いたのは、アニだった。




  33. 33 : : 2018/01/17(水) 11:48:12





    「ジェダは戦闘地帯なんだろ?」

    「関係ない話だ。どこでそれを?」

    「拾った。」





    「承服しがたい答えです。」と口を挟むK。

    ライナーは相変わらず厳しい表情で睨みつけたままだが、憶することなくアニは答えた。





    「信用第一・・・・・・そうだろう?」




    やがて、ライナーは言葉を返すことなく、操縦席に座った。

    副操縦席に座ったKがライナーに抗議する。





    「よろしいのですか!? あなたを撃つ確率は・・・・・・―――――極めて高いです。」

    「ふん、出発するぞ。」

    「・・・・・・極めて高いです。」






    念を押すように言うKの言葉を無視し、操縦盤を操作し始めるライナー。

    諦めたようにKも操縦盤を操作し始め、Uウィングの機体が宙に浮きあがった。



    Uウィングは翼を広げ、マサッシ宮殿から遠ざかっていく。






    ________やがて機体は巨大なガス衛星ヤヴィンの脇を通り、ハイパースペースへとジャンプした。






    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





  34. 34 : : 2018/01/17(水) 12:39:36






    惑星ジェダ、カデラ地下墓地


    反乱同盟軍の中でも過激派と知られるパルチザンは、ジェダの聖都の近郊にあるこの地下墓地を基地として使用していた。





    http://media.comicbook.com/2017/03/catacombs-of-cadera-star-wars-db-235560.jpeg








    「嘘だ!! これは罠だ!!」





    目隠しをされ、跪かされているベルトルトの前で、両足が義足になっている男は叫んだ。

    義足の男は長年にわたる戦いのために傷つき、そして、呼吸すら真っ当にできない有様であった。



    ジークはパルチザンのメンバーからベルトルトの身分証を受け取ると、それを読み上げ始めた。





    「ベルトルト・フーバー、貨物パイロット。ほう、ここが地元か。」

    「これがブーツに隠してあった。」




    メンバーからデータの入ったメモリーをジークが受け取ると、ベルトルトがジークにしゃべりだした。





    「聞こえてるぞ、ゲイレンから渡すように頼まれたんだ!」

    「おいおい、さらに嘘を重ねる気か?」

    「嘘に命なんか賭けるもんか! 時間がないんだよ! ジークに会わせてくれ!」





    ベルトルトがそう叫ぶと、目隠しを外された。

    ベルトルトが見上げると、そこには、年老いて杖を突いたジークの顔があった。





    「あ、あなたが・・・・・・。

    ゲイレンが、あなたを探せと・・・・・・。」




    ジークは苦しくなったのか、胸につけている人工呼吸器を口に当て、深く息を吸い込んだ。

    いかにも疑わしげな眼をベルトルトに向けながら呼吸器を外し、ジークはパルチザンたちにこう命じた。





    「・・・・・・ボー・ガレットだ!」




    ジークがそう叫ぶと、ベルトルトは再び目隠しをかけられ、連行されていった。






    「待ってくれ! ゲイレンにあなたを探すよう言われたんだッ!!」









    ________大声で叫ぶのも虚しく、ベルトルトは連行されていった。






  35. 35 : : 2018/01/17(水) 12:49:29



    以上で第一話が終了になります。


    最近は忙しいせいと疲れがたまりやすいせいか更新がなかなか遅いのですが、細々と執筆してまいりますwww


  36. 36 : : 2020/10/26(月) 14:18:08
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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