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赤松「もうハロウィンの時期だね」

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  1. 1 : : 2017/10/04(水) 10:11:00

    最原「うるせぇ何がハロウィンだ!!!」

    赤松「えぇ…」

    最原「何がハロウィンだ!!!」

    赤松「もう分かったから、2回も言わなくていいよ最原くん」

    最原「………ハッ!?僕は今一体何を…」

    赤松「ハロウィン」

    最原「うるせぇ何がハロウィンだ!!!」

    赤松(楽しいなこれ…)

    最原「ハロウィン滅ぶべし!ハロウィン滅ぶべし!」

    赤松「あ、最原くんあのテンションでどっか行っちゃった…」

    天海「赤松さん、ハロウィンってワードは最原君には地雷って知らなかったんすか?」

    赤松「知らないよ…知り合って日も浅いのにそんな事知ってる方がおかしいって…」

    天海「ああなった最原君はもう誰にも止められないっす、ハロウィンは今年で終わりっすね」

    赤松「そんなにヤバいの?」

    天海「最悪世界が滅ぶっす」

    赤松「最原くんのポテンシャルの高さに驚かされたよ」

    天海「まあ真面目な話、あのまま放っておくと世界とまで言わなくても才囚学園にいるみんなには被害が及ぶ可能性は高いっすね…」

    赤松「じゃあ最原くんを止めないと!」

    天海「多分図書室に行ったはずっす、行くっすよ赤松さん」

    赤松「あれ?なんで図書室?」

    天海「さあ…?なんで図書室なんかに行くんすかね?」

  2. 2 : : 2017/10/04(水) 10:17:43
    期待です!今回も面白そうですw
  3. 3 : : 2017/10/04(水) 10:19:10

    【トショシツ】


    最原「ハロウィン…ハロウィン…」

    赤松「あ、最原くん!
    本当に図書室にいたよ!」

    天海「なんで図書室なんかに行ったんすか?」

    最原「ア……アカマツサン…アマミ…ク……ン…」

    天海「っ!理性を取り戻しかけてるっす!
    赤松さん!最原君が理性を取り戻せるように声をかけてあげるっす!」

    赤松「なんて声をかければいいの?」

    天海「こういう場合はほら、ハロウィンを憎むキッカケとかを回想交じりに聞くのが鉄板じゃないっすか?」

    赤松「そうなんだ…やってみるよ!」

    天海(鵜呑みにしてるっす…)

    赤松「ヘイ、最原くん!ハウアーユー?」

    天海「なんで英語なんすか?」

    赤松「だって最原くんカタカナで喋ってたから…」

    天海「なるほど」

    最原「ウゥ…コロシテ…ボクヲ……ダレカヲ…キズツケテ…シマウマエニ……ウウゥ…」

    赤松「どうしてハロウィンを憎むようになったの?」

    天海(最原君のことガン無視っすね…)

    最原「ハロウィン……ハロウィン…ぐぅっ!?
    あああああっ!?」

    赤松「さ、最原くん!?大丈夫!?」

    最原「ぼ、ぼぼっ!ぼくはわわわ!
    ハロウィンに親を殺されたぁっ!!!」

    赤松「え?そうなの?」

  4. 4 : : 2017/10/04(水) 10:34:16

    ─────回想シーン─────


    ショタ原「この落とし穴で僕をいじめるやつを懲らしめてやるんだ」ザクザク


    …2時間後…


    ショタ原「できた!渾身の出来栄えだ!
    あとはあいつが来るのを待つだけ!」

    ママ「終一?あら、こんな所にいたのね」

    ショタ原「ママ!」

    ママ「こんなに暗くなるまでお外で遊んで…
    ほら、手繋いであげるから早く帰るわよ」

    ショタ原「はっ!?
    それ以上近づくな!死ぬぞ!」

    ママ「は?」

    ショタ原「く、来るなあああああ!!!」

    ママ「何言ってるの終いt」ズボッ

    ショタ原「ママああああああああああああああああああああああああああああああああ」


    ───────────


    赤松「ハロウィン関係ない…」

    最原「だから僕は…ハロウィンを許さない…!
    グアァッ!?頭が割れるようにハロウィンッ!」

    赤松「わけわからないけど最原くん苦しそう…」

    天海「最原君を助けてくれそうな三銃士を連れてきたっす」

    赤松「天海くん!」

    天海「発明で切りぬけろ、入間美兎」

    入間「こいつ元々女々しいし、苦しんでる内にちんこ切って女にしちまおうぜ!」

    天海「神様の言う通り、夜長アンジー」

    アンジー「神さまも女になった方がいいって言ってるよー」

    天海「シメてオトせ、茶柱転子」

    茶柱「最原さんを女子にするんですか!?
    転子、全力で応援します!」

    赤松「最原くんの性転換に協力的な三銃士の間違いじゃない?」

    最原「やだよぉ……」

    赤松「ほら最原くんも嫌がってるよ!
    性転換はしません!」

    入間「ひうっ!?
    じょっ、冗談のつもりだったんだよぉ…怒鳴らないでよぉ…」

    茶柱「じゃあ転子は帰りますね、男死のために働くなんてまっぴらごめんですので」

    アンジー「えー?終一女にならないのー?
    じゃあアンジーも帰るよ、ぐっばいならー」

    赤松「…」

    天海「クソッ…じゃあ誰を頼れば!」

    赤松「天海くんってそんなに無能だったっけ?」

  5. 5 : : 2017/10/04(水) 12:33:12

    「俺に任せとけって!」

    天海「そこ声は!」

    エグイサル「俺だ!」

    赤松「うーん!原作プレイ済みの人は分かると思うけど、どっちかわかんないかな!」

    エグイサル「おいおい信じてくれよ赤松、俺だって!」

    天海「…赤松さん」ボソッ

    赤松「何?どうしたの?」

    天海「この声って誰っすか?」

    赤松「分かってなかったのにあんなこと言ったんだ…」

    エグイサル「だから俺だって!」

    赤松(オレオレ詐欺みたいだな)

    エグイサル「とりあえず最原ちゃんを助けなきゃなんだろ?宇宙に轟く俺の出番じゃねぇか!
    なんてったって、最原ちゃんは俺の助手だからな!」

    赤松「ホントにどっちなのこれ!」

    百田「なんか騒がしいな?
    オイ、誰かいるのか?」

    赤松「あ、百田くん」

    天海「エグイサルと同じ声っす…
    ってことは、そのエグイサルに乗ってるのは百田君ってことになるっすね!」

    百田「はぁ?何言ってんだ天海、俺はここにいるだろ」

    天海「分身?」

    百田「ハルマキならできそうだよな」

    赤松「春川さんは忍者じゃなくて暗殺者…」

    百田「ハルマキって忍者じゃなかったのか!?」

    天海「そんなわけないっす!
    この前手裏剣を投げてたんすよ!」

    エグイサル「俺だって見たぞ!
    春川ちゃんが春巻き作ってるところ!」

    百田「俺の声だ!!!」

    エグイサル「うわあ百田ちゃんだ!
    気づかなかった!」

    百田「あ、オメェ王馬だな!
    なんでエグイサルに乗ってんだ!降りてこい!」

    最原「ウゥ…」

    赤松「あぁ、最原くん相変わらず苦しそう…
    ここうるさいもんね、保健室行く?」

    最原「……ロウィン」

    赤松「え?」

    最原「ハロウィン……滅ぶべし…滅ぶベシ…」

    赤松「ちょ、ちょっと最原くん!落ち着いて!」

    最原「滅ぶべしいいいっ!!!!!!!!」ドォッ‼︎

    赤松「きゃあっ!?」

    天海「なッ!?この気の量は…!
    まずいっす!みんな早く逃げて!」

    百田「なんだってんだよこの風は…!
    あ?終一が光ってんぞ!」

    エグイサル「ヤバいぜこれは!
    この学園が消し飛ぶ規模の爆発がくる!」

    赤松「ええっ!?それ本当に言ってるの百田くん!?」

    百田「俺は言ってねぇよ!」

    エグイサル「言ったのは俺だ!」

    最原「マギラワシイイイイイ!!!!!!」

    天海「2人が紛らわしいから最原君を刺激しちゃったじゃないっすか!
    早くこの建物からでるっすよ!爆発する!」

    百田「あ、あぁっ!
    とりあえず俺は避難誘導してくる!」

    エグイサル「俺も!」

    天海「俺もそうするっす」

    赤松「私もそうするよ」

    最原「ボクモオオオオオオオオオオ」

  6. 6 : : 2017/10/04(水) 15:27:18
    お前はくんなwwww
  7. 7 : : 2017/10/04(水) 21:36:03

    【コウシャマエ】


    天海「よし、みんな外に出たっすね…」

    赤松「最原くんが爆発するまであとどれぐらい?それまでに私たちもなるべく校舎から離れないと!」

    エグイサル「あと30秒ってとこらへんじゃねぇかな、熱量の膨張具合的に」

    王馬「最原ちゃん爆発すんの?なんで?」

    百田「王馬!?」

    赤松「あれ?王馬くんはエグイサルじゃなかったの?」

    王馬「はぁ?オレがエグイサル?
    ちょっと待ってよ赤松ちゃん、ピアノのやりすぎで頭とち狂ったんじゃないの?」

    赤松「失礼だな!そんなにピアノやってないよ!」

    王馬「いやいやそれは嘘だよ!
    嘘下手くそかよ!」

    エグイサル「待て待て、言い争いはナシだ!
    とにかく今はなるべく校舎から逃げねえと!」

    百田「オメェのせいで揉めてんだろうが!
    いい加減姿見せやがれ!あと俺の声やめろ!」

    最原「ンモモモモモモモ」

    赤松「え!?あれ最原くん!?
    すっごいパッツパツになってない!?」

    天海「ほんとだ!!今にもはち切れんばかりっす!」

    真宮寺「とりあえず逃げない?
    僕もまだ死にたくないからネ」

    赤松「あ、そうだった!
    みんな、とにかく最原くんから離れよう!」

    最原「ポモオオオオオオ」

  8. 8 : : 2017/10/04(水) 21:56:25


    エグイサル「ここまでくれば大丈夫だろ…
    爆発まであと10秒だ、身構えとけよ」

    赤松「うん…」

    百田「だからオメェは誰なんだって!
    降りてこいよオラ!おい!」ガンガン

    エグイサル「うわっ!ちょ、蹴るなよ百田!
    傷ついちまうだろうが!」

    王馬「なんだこれ意味わかんねえ」

    天海「とか言ってるうちに最原くん爆発まであと5秒っすよ」

    夢野「んあー…走らせた罪は重いぞ最原…
    大人しく爆発するがよいわ…」

    キーボ「自爆機能ですか?最原君はロボットだったんですか!?」

    赤松「そこらへんはまた後で ─────」



    カッ!!!



    赤松「きゃあっ!?」

    天海「あああああああ閃光で目が潰れたっすうううううう」

    星「まさか本当に爆発するんじゃあねぇだろうな!?」

    エグイサル「だから今から爆発するんだって!」

    星「おいおい…冗談じゃねぇぜ…」

    エグイサル「爆風来るぞ!みんな伏せろ!」

    赤松「ッ!!!」




    ドォォオオオンッ!!!!!!!!!!!





    赤松「わっ!?」

    天海「ああああああああああ爆発音で鼓膜がやられたっすうううううううううう」

    赤松「天海くんちょっと黙っててくれないかな?」

    天海「あああああああ」

    赤松「そうか、鼓膜がやられて聞こえてないのか…」

    百田「おい、校舎が崩れてくぞ…」

    赤松「あ…」

    赤松(校舎が大きな音を立てて崩れていく)

    赤松(来てからさほど日が経ってないから、特に思い出もないけど)

    東条「ねぇ、あの爆発でできた煙…
    なんだかカボチャみたいな形をしているわね」

    赤松「本当だ…」

    白銀「地味にハロウィン近づいてるし、最原君もそこらへん意識したんじゃないかな?」

    赤松「ハロウィン…」


    ホワンホワン(回想に入る音)

    最原(ハロウィンは滅ぶべしだよ、赤松さん)

    ホワンホワン(回想から戻ってくる音)


    赤松(最原くん…君は身を呈して、ハロウィンを阻止しようとしたんだね)

    ゴン太「え?……本当に!?
    みんな!虫さんたちがいいことを教えてくれたよ!」

    エグイサル「いいことってなんだよ?」

    ゴン太「校舎の周りにたくさんカボチャが落ちてるんだって!」

    王馬「そこは普通お菓子だろ…
    …まあいっか、オレ1番乗りね!」

    ゴン太「あっ!待ってよ王馬くん!
    ゴン太もカボチャ食べたい!」

    東条「しばらくはカボチャ三昧になりそうね」

    星「いいんじゃねぇか?ハロウィンらしくて」

    百田「カボチャパーティーか…
    終一のやつも居たらよかったのにな」

    赤松「…」

    エグイサル「大丈夫だって赤松、最原はいつまでも私たちの心の中に居続けるよ」

    赤松「うん、そうだね…
    …?ん?あれ?誰?」

    エグイサル「あっ………
    えーと、百田解斗様だ!宇宙に轟く系男子!」

    百田「分かったから行くぞハルマキ」

    エグイサル「はぁ!?ハルマキって呼ばないで!殺されたいの!?」

    赤松「エグイサル、春川さんだったんだ…」

  9. 9 : : 2017/10/04(水) 22:04:22
    おちゃめなハルマキだなかわいい
  10. 10 : : 2017/10/04(水) 22:09:21


    天海「見えない聞こえないやばいっすっすっす」

    赤松「いつまでそうしてるの天海くん?」

    天海「いついつまでも…フォーエバー…」

    赤松「聞こえてるじゃん」

    天海「………ははは、さすがっすね」

    赤松「何したかったの?茶番?」

    天海「さて…なんだったんすかね、最原君」

    赤松「さあ?」

    天海「カボチャ沢山くれたからカボチャの妖精とか?」

    赤松「私たちの校舎を破壊してる時点で妖精っていうよりは兵器って感じだけどね」

    天海「そうっすね…じゃあカボチャの兵器っすね」

    赤松「校舎と引き換えにカボチャをプレゼントされてもあんまり嬉しくないなぁ…」

    天海「まあまあ、しばらくは食に困らないじゃないっすか」

    赤松「ずっと困ってはなかったよ…これから衣と住に困るんだよ私たちは…」

    天海「本当だ!許せねぇっす!」

    赤松「天海くんホントにどうしたの?
    頭を砲丸で殴られでもした?」

    天海「やけにリアルっすね…」

    赤松「あははは…ホントだ、我ながらそう思うよ」

    天海「…」

    赤松「…」

    天海「……色々言いましたけど、ホントなんだったんすかね最原君」

    赤松「私にもわかんないよ、聞かないで」


    赤松(それから私たちはカボチャパーティーを始めた)

    赤松(敷地を埋め尽くすほどのカボチャで、正直食べきれるか不安だったけど割とすぐに消費してしまった)

    赤松(あれ以来、カボチャを見ると最原くんのことを思い出す)


    最原「ハロウィン滅ぶべし!ハロウィン!ハロウィン!」


    赤松(未だに最原くんがやりたかったことは分からない、けど…)

    赤松「……嫌な、事件だったね」

    赤松(私はカボチャの食べ過ぎで丸々と太ってしまった)

    赤松(カボチャ滅ぶべし、カボチャ滅ぶべし)

  11. 11 : : 2017/10/04(水) 22:09:53



    おしまい♪♪♪♪♪♪♪♪♪
  12. 12 : : 2017/10/04(水) 22:13:03
    およそ1年ぶりに投稿させて頂きました、ドンと申します。
    読んで下さった皆様方、ありがとうございます。お目汚し失礼いたしました。
    執筆中のコメント、大変励みとなりました。ありがとうございました。

    それでは、またいつかお会い致しましょう。

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kanan0210

ドン

@kanan0210

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