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  1. 1 : : 2017/09/29(金) 21:41:34
    〜ToLOVEる日常〜 〜美柑の日〜



    とある秋の休日。



    モモ「リ〜トさん♪」

    リト「……ふぁ〜。………モモ?」

    モモ「朝ごはんできてますよ〜♡」

    リト「…ぇ?ってうわぁぁ!?///」



    モモの過激な起こし方で出てしまった相変わらずな声が、一階で朝ごはんを食べ終えた美柑のいる食卓に響く。



    「もぉ、またモモさん……!」



    10分後には、しょんぼりしたリトと、済ました笑顔のモモが朝ごはんを食べている。



    いつもの日常だ。










    リト「ごちそうさまー」

    モモ「ごちそうさまです」

    美柑「はーい」



    リトが食器を台所に持っていて、ソファに脱力するように座る。



    リト「ふぁ〜………今日はのんびりできて気楽だなぁ」

    モモ「私も今日はすることがないですね〜」

    美柑「食器完了。洗濯物〜」

    ナナ「…ふぁ〜…………ッ…ふぅ」



    ナナが遅めに起きて、降りてきた。



    ララ「やっぱり朝のシャワーはサイコー!!!!」

    リト「はっ!?ララが風呂から上がってきた!………と、とにかく距離を取れば……ってうわっ?!」

    ナナ「え?うわっ!!」



    ララから逃げようとした方に眠そうなナナがいた。



    リト「……ぅう…ってて…大丈夫かナ……








    ……ナァァァァ!?!?!?////」



    ナナ「…きゃ………ケ、ケケ、ケダモノォォォ!!!//」



    やっぱりこうなるのだった。







    ーー午前11時頃ーー

    美柑「よしっ、終わった〜」

    美柑「さてとっ…アルバム〜」



    美柑は最近、アルバムを見ることにハマっている。






    ーー美柑の部屋ーー

    ペラッ


    美柑「あっ。懐かし〜!」



    美柑は、リトと二人だけの頃の写真をみていた。



    美柑「この時は雪合戦でケンカして、仲直りした後の写真だぁ」

    美柑の脳裏に懐かしくて和む感情と、複雑で言葉にしにくく、切ないに近い感情が絡みながら横切る。



    美柑「………」

    ペラッ

    美柑「これは、クリスマスの日にリトが私に耳あてとマフラーをくれた時の写真……」



    いろんな感情が重なってアルバムを閉めてしまった。



    いつも3ページほど見たら閉めてしまう。



    美柑「…………」



    美柑はしばらく閉めたアルバムの表紙を見つめて、座っていたベッドから立ち上がってなんとなく思った。



    美柑「散歩に行こう」







    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    セリーヌ「まぁぁぁう!」

    ナナ「あははっ。それは一緒に出せないぞセリーヌ」

    リト「♠︎の9と♦︎の2って記号どころか、??数字まであってない」アハハ

    モモ「うふふっ。あ、美柑さん」

    美柑「リト。ちょっと散歩行ってくるね」

    リト「え?あ、うん」


    ガチャ………ガタン…
  2. 2 : : 2017/09/29(金) 21:43:42
    美柑はなんとなく歩いた。



    美柑「…あ……ここ、私が……………ぅ//」



    美柑は顔を赤らめた。



    美柑「…私が……恥ずかしい嘘をついた公園……」



    恥ずかしさの次に、また複雑な感情が横切る。



    「色々あったなぁ……」



    また、ゆっくりと歩きながら呟く。

    ただなんとなく歩き続ける。









    ある鳥居の前を通りかかった。



    美柑「ここの夏祭り……ララさんたちがくる前までは、リトと二人で来てたなぁ………」



    かすかにと鼻の上が刺激された。



    美柑「懐かしいなぁ………」ウル



    潤んだ目をこすらずに、またゆっくりと歩き出した。



    美柑「ララさんたちとの思い出もすっごく楽しいし、大切な宝物。………でも…リトと過ごした思い出は……なんていうのかな…」



    感情のせいで独り言がはっきり出てしまう。つぶやきながら歩き続ける。



    美柑「………言葉で表現するのが難しいくらい貴重な日々だった…………」

    美柑「…………あの頃は……もぅ来ないのかぁ…」

    美柑「……リトとご飯食べて、いっぱい遊んで………たまにケンカして…………雷の日は一緒に寝てもらって……………」ウルウル



    話せば話すほど視界が潤んでいく。



    美柑「……ッ………はぁぁ……」ウルウル



    涙をこぼさないよう我慢したのか、震えたため息をつく。

    気づけば川の橋まで来ていた。





    ふと空を見ると灰色の空で、ポツリポツリと来ていた。



    美柑「えぇ、どうしよう。この感じだと走っても家に間に合わないなぁ」



    美柑は大きな橋の下で、薄暗い空の光が揺れる水面を眺めていた。



    美柑「早くあがらないかなぁ」



    雨音が橋の下で淡々と響く中、美柑はボーッと水面を眺め続けた。



    美柑(別に今が嫌なわけじゃない。今も大切な時間だし、ララさんも家族みたいな存在。ただ…………昔の時間が……)


















    美柑「ちょっと………恋しくなっただけ…………」ポロポロ



    ついに、うずくまって座った美柑の目から、静かに雫が流れ落ちた。



    美柑は涙を絞るように目を閉じた。











    ??「あの頃に帰りたいの?」



    美柑「え?!」



    目を開けても、まだ降り続ける雨の音が響く橋の下の景色しかない。



    美柑「…………」(私……疲れてるなぁ…)











    美柑「……うん……………少しだけでもいいから…………帰りたい…」



    何と無く返事をした。するとまた声だけが聞こえる。



    ??「どんな日々だった?教えてっ♪」



    美柑「……とっても幸せな時間だった……。ずっと……続いて欲しい……………時間だった」
    ポロポロ



    知らない女の声は静かに言った。



    ??「うん。ありがと。じゃあいくよ?」

    美柑「え?……」ウルウル



    目をこすりながら返事をして目を開ける。



    もう声はしなくなった。雨も上がり、柔らかい太陽の光が川を照らしていた。




    美柑(なんだろう…………何かがかわった。景色かな?)



    美柑「……えっ」



    美柑は立ち上がり、家に早歩きで向かう。



    少しワクワクしている様子だ。
  3. 3 : : 2017/09/29(金) 21:45:09
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    ガチャッ………ガチャン…



    美柑「…………」



    美柑は小さな靴が靴だの下のスペースに置いてあることに気がついた。



    美柑「…っ!………ぅそ…」



    美柑は自分の靴が小さいことにも気がついた。



    泥棒のように、ひっそりリビングの方を覗き込んだ。



    美柑「……リト?…」



    でも、誰もいなかった。



    美柑「…………何してんだろ……私…」



    しばらく突っ立っていると…




    スタッスタッスタッ





    誰かが階段を降りてくる音がした。



    美柑「リトー。ただい………」




    階段の方に目を向けると、そこには小さな懐かしい兄がいた。



    リト「あ、美柑。おかえりー」



    美柑「…っ?!…………ぁ……」



    しばらく沈黙した後、美柑は飛び跳ねたい気分で笑顔を見せて言った。



    「ただいまっ!お兄ちゃん!」











    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    美柑「あぁ!…」

    リト「よしっ!勝ったー!」

    美柑「負けた〜。このゲーム、リトに勝てないよ」









    美柑「……すぅ……………はぁ…」zzz

    リト「美柑寝ちゃったな…」

    リト「よいしょっと…」





    美柑は懐かしく、切ない思い出の中にしかなかったものを幸せに過ごした。







    あれから何日も過ぎた。懐かしい日々でずっとはしゃいで楽しんでいる美柑。



    美柑「リトリトー!見てっ」

    リト「ん?ぶぁっは。なんだそのメガネ!アッハッハ。目がでっかいなぁ」

    美柑「いっひひー」



    時間がとても早く進む。





    何かの感情も忘れ。










  4. 4 : : 2017/09/29(金) 21:46:18
    美柑「……ふぁ〜っふぅ…」



    美柑は何かの癖でいつも早起きしてしまう。



    美柑「私こんなに早起きだったっけ……まいっか。…さむぃ」






    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    美柑「朝ご飯〜♪なんだか料理が分かったきたなぁ」



    美柑は毎日を普通に過ごしていた。



    美柑「お兄ちゃん遅いなぁ。大丈夫かなぁ」














    美柑「あれ?…………何が大丈夫なんだろう…」





    美柑は最近、自分でもわからないことを思ったり言ったりしてしまう。



    美柑「………なんだろうこの感じ…………」



    そんなことを呟きながら、美柑には少し大きい階段を一歩一歩上がる。


    美柑「………お兄ちゃん?朝だよぉ〜」



    ドアを開けながら言う。


    リト「…ふぅ………ん〜。ふぁぁ〜」



    リトが眠たそうに起き上がった。




    美柑「おはよ〜お兄ちゃん」

    リト「ふぅ〜…おはよ〜」



    眠たそうに目をこすりながら窓の外を見るリトになぜかホッとしてしまう美柑。



    リト「…わぁぁ!雪が積もってる!」

    美柑「わぁ!ホントだぁ!」



    2人ではしゃぎながら朝ごはんを食べて、厚着をして庭に飛び出した。






    美柑「わぁ〜っははー!すごいっ!真っ白だぁ」

    リト「美柑ー寒くないか?大丈夫か?」

    美柑「大丈夫だよ。お兄ちゃんがくれたこれがあるからねぇ〜。いいでしょ〜♪」



    美柑は嬉しそうに自慢げに言う。それと同時に、何か感じたことのあるような感情が過ぎった。



    とても複雑な感情が。





    美柑「…………」

    リト「俺が買ってあげたやつだよ!アハハッ」

    美柑「なんだろう……………この感じ…胸がぎゅ〜ってなる…」

    リト「…いっひひ………それっ!」



    美柑が何か大切なことを思い出しそうな時、目の前を真っ白な雪玉が通り過ぎた。



    美柑「きゃっ!ぁ、やったなぁ〜!」

    美柑「それ〜!」

    リト「ゔぁ!!」



    美柑の雪玉がリトの顔に炸裂する。



    美柑「やったー!アッハハ」

    リト「やったなー!それっ!」

    美柑「あ、うわぁ!」






    痛くて冷たい。

    ビリビリッ






    その真っ白な雪が頭から落ちて行く景色の中で、忘れていた大切な何かがはっきり見えた。




    美柑「!!!……」

    リト「うわぁ!ごめん美柑!顔に当てちゃった!」



    うつむいて動かなくなった美柑に走って駆け寄る。



    リト「だ、大丈夫か?美柑!…………美柑?」

    美柑「…………ッ……………ひっぐ…」



    美柑はゆっくりと顔を上げた。
  5. 5 : : 2017/09/29(金) 21:47:16
    美柑「………リト…」ポロポロ

    リト「え?ぁ、大丈夫か?ごめん美柑」



    流れる涙と一緒に忘れちゃいけない大切な人たちや日々が溢れ出す。



    美柑「…ごめん………リトォ……ヤミさん…ひっぐ…」ポロポロポロ



    リトは黙ったまま美柑を見つめる。



    美柑「……ぅ……モモさん…ナナさん…セリーヌ………ほかにも…」ポロポロポロ

    美柑「絶対に忘れちゃいけなかったのに………私……ぅう…………どうして」ポロポロポロポロ







    美柑「………ひっぐ……帰りたい…………帰……り……」ボロボロ

    リト?「……帰ろ?…………美柑ちゃん。思い出も大切だけど…………今はもっと大切だよ?……」



    美柑の視界が真っ白になって行く。



    ??「……私は、今。昔とは違って大切な人もいるし、好きな人もいる。………とっても楽しいよ。………美柑ちゃんは……ちゃんと思い出せたじゃん」



    美柑「この声………」











    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    美柑「…はっ!?!?」



    美柑はまた、どこか懐かしい橋の下で飛び起きた。



    美柑「………すごく長い夢だった……」



    美柑は聞き覚えのある声を思い出した。



    美柑「あっ!!そうだ!」

    メア「おはよう。美柑ちゃん♪」

    美柑「やっぱりメアさんだったんだ…」」



    メアがシャドーダイブをしていたようだ。



    美柑「…ありがとねメアさん!」

    メア「いいよ♪そんなことより……ね♪雨もやんでるよ」

    美柑「うん!」



    美柑はみんながいる家に走り出した。
    もう日が傾いていて、影がとても長い。



    メア「美柑ちゃんはヤミお姉ちゃんの大切な人でもあって、みんなで食べるご飯の暖かさを教えてくれた大切な人だもの」

  6. 6 : : 2017/09/29(金) 21:48:19
    タッタッタッタッ


    美柑(ありがとう、メアさん。貴重な体験と今の大切さを教えてくれて)



    長い夢の中で何度か通ったことのある道。

    また視界が潤んでくる。

    美柑「…はぁ…はぁ……みんなに会いたい…」ウルウル



    曲がり角を曲がると自分の家。それと自分と一緒に育ってきた、昔も今でも大切な人が、自分を心配して家の前まで出てきてくれていた。













    美柑「ぁ!…リトォォォ!」ポロポロ

    リト「美柑ー!モモ、ナナ!美柑が帰ってきたぞ」

    モモ「美柑さん!美柑さーん!」

    ナナ「美柑!心配したぞー!」

    美柑「モモさーん!ナナさんも!」ポロポロ

    美柑はモモやナナ。みんなを思い浮かべて、思いっきりリトの胸に飛び込んだ!



    美柑「リトォ!……ぅう…」ボロボロ

    モモ「ふふ。美柑さん♡」

    ナナ「うぉ!美柑?!」

    リト「うわぁ!だ、大丈夫か?心配したんだぞ、昼から出て夕方に帰ってくるもんだから」

    美柑「……リト…みんな………ひっぐ…ごめんね…」ボロボロ

    ナナ「なな、なんで泣いてるんだ?!」

    ピッピピッピ

    モモ「お姉さま!美柑さん帰ってきましたよ」

    (ララ)「ホント!よかったぁー!今から帰るね!」

    リト「ど、どうしたんだ美柑?」

    ぎゅー



    美柑は恥ずかしさも忘れて、思いっきり抱きつく。



    美柑「……ふぅ…」フキフキ

    美柑「…私………すっごく幸せ…」

    セリーヌ「まうまぁう!!(美柑おかえり!)」

    ナナ「お、セリーヌも出迎えに来たぞ」

    モモ「…何があったのかしら……すごく積極的」(輝いてますよ!美柑さん!♡)

    リト「え?美柑?」




    「みかーーーん!!!!!」


    空からまた1人大切な人が飛んできて、リトごと美柑に抱きついた。



    美柑「ララさん!」

    ララ「美柑!よかったぁ。もぉ、心配したんだよぉ?」

    美柑「ごめんねララさん。ありがとう」フキフキ



    大切な時間。とても長い夢を見た美柑。



    美柑「…よしっ!じゃぁご飯作ろっか!」

    セリーヌ「まうまぁぁう!」

    みんながニコニコしながら家に入る



    大切だとわかっていても、それが続くと忘れてしまう事がある。



    美柑「セリーヌもありがと!」

    セリーヌ「まぁう!」

    美柑「早くヤミさんにも会いたいなぁ」



    リトたちにとっては日常だが、美柑にとって今日は素敵でトラブルな日だった。









    〜〜おしまい〜〜
  7. 7 : : 2017/09/29(金) 21:49:07
    もし見てくださった方がいらっしゃいましたら、とってもとってもありがとうございます!!!

    ちょいちょい出してるので他のも見てくださいねぇ♪
  8. 8 : : 2017/09/29(金) 21:55:56
    とんでもないミスをしてましたwww

    5:のメアについての説明で

    シャドーダイブと書いていましたw

    正しくはサイコダイブですwww

    シャドーダイブはポケモンですwwwww
  9. 9 : : 2017/09/30(土) 17:32:27
    やっと美柑の日出してくれた

    期待を裏切らず いとをかし

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