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仲島「レオンお兄ちゃんとの日常」

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  1. 1 : : 2017/09/24(日) 13:10:24
    ・一応キャラ崩壊注意

    ・無印のネタバレ注意

    ・絶対絶望葉隠のネタバレ注意

    ・短いです

    ・感想等はこちらのグループに書いていただけると有り難いです↓
    http://www.ssnote.net/groups/2397

    以上、ご確認のほど、よろしくお願い致します
  2. 2 : : 2017/09/24(日) 13:11:06
    【自宅】

    テレビの中の気品あふれる女性「わたくしはそんなに膝の軽い女ではありません!」

    テレビの中の歯がギザギザな男性「惜しい!もう少し上です」

    仲島「あははははは!面白いねー」

    桑田「そうか?オレはなーんか男の方が哀れに見えてくるわ…いや、ツッコミは面白いんだけどさ」

    仲島「うーん、確かにそこは他人事じゃないかもね。というわけで結婚しよ、レオンお兄ちゃん!」

    桑田「いや、だから嫌だって」

    仲島「うう…うおおおおおおおおおおおん!ちょべりばだよおおおおおんおおぉぉおおん!!」

    桑田「ああもう、泣くなって…」ナデナデ

    仲島「うう…ぐすん…もっと撫でて」

    桑田「たっく仕方ねえな…あ、ちゃんと撫でてやるオレってマキシマム優しくね!」ナデナデ

    仲島「うん、優しい…ありがとうお兄ちゃん」

    桑田「……おう」
  3. 3 : : 2017/09/24(日) 13:11:27
    【海】

    仲島「海だー!」

    仲島(ふふ、この日のために用意したこのビキニで、レオンお兄ちゃんを悩殺して今日こそ告白を成功…あれ?)



    桑田「おーい、そこのお姉さん達、オレとデートしね?」

    ふわふわな女性「はあ?何言ってんのこいつ。ナンパ?」

    マスクの女性「キモイ…」

    桑田「そんなこと言わずに、少しお話でも…」ヒュン

    桑田「……はい?クナイ?」

    無口な男性「…消えろ」

    桑田「あ、ああ…お連れさんがいたんですか…すんませんしたッ!」ダッ



    桑田「あー…びっくりした…連れがいるならそういってくれりゃ…冷てッ!?」バシャ

    仲島「お兄ちゃんの…お兄ちゃんの…」

    桑田「か、花音?」

    仲島「レオンお兄ちゃんの…馬鹿ァ!!」ミズカケー

    桑田「うおう!?やりやがったな、このやろう!」ミズカケー

    仲島「きゃ!お兄ちゃんこそやったね!」ミズカケー



    仲島「ふう…いっぱい遊んだね」

    桑田「だなー。結局一人もお姉さんとお近づきになれなかったけどよ」

    仲島「まだそんなこと言ってるの!…あ、かき氷売ってるよ!食べていこうよ!」

    桑田「おーそうだな…ほいよ」

    仲島「え?私自分で買うよ?」

    桑田「女と一緒にいてそんなダセーことさせるかよ。オレの奢りだ。はー!こういう事細かい優しさがモテる秘訣なんだろうなー!」

    仲島「…ありがとう、大好きだよお兄ちゃん!」

    桑田「へいへい」

    仲島「結婚しよ!」

    桑田「しねーよ」
  4. 4 : : 2017/09/24(日) 13:11:53
    【動物園】

    仲島「ねえねえお兄ちゃん!あっちでウサギと触れ合えるみたいだよ!可愛いよ!テンアゲだよ!」

    桑田「ウサギねぇ…あ?」

    ハムスターを連れた男性「貴様達はサタナエル召還のための贄だ…しかし魔界に住まいし偉大なるヤツを呼び出すためには供物の状態は万全でなくてはならない…」

    ハムスターを連れた男性「フハハハハハ!さあ、俺様から命を紡ぐための動力を受け取るがいい!」

    仲島「わあ…あの人、凄く変だけど全部のウサギ手懐けてるよ…」

    桑田「…なんか近づくの止めとかね?あっちの動物でも見とこうぜ」



    お胸がドキンな女性「見てみて!ナマケモノだよ!」

    毒舌な男性「ナマケモノか…頭が空っぽなお前によく似てるな」

    お胸がドキンな女性「そんな!?酷いよ…」ガーン

    毒舌な男性「おい、どブス。こんなところでうなだれるな。鬱陶しい」

    お胸がドキンな女性「だってぇ…」

    毒舌な男性「置いていくぞ」

    お胸がドキンな女性「ま、待ってよぉ!」

    仲島「……あの人達、カップルなのかな?」

    桑田「さあ?にしてもあの女どっかで見たことあるような…」

    仲島「まさかお兄ちゃん…またナンパ!?しかも私とのデート中に、相手が彼氏持ちだって分かったうえでやろうとするなんて!てーさいだよ!」

    桑田「いや、そんなんじゃねえって!つかいつの間にデートしてるって事になってんだよ!」

    仲島「デートじゃないの!?」

    桑田「ちげーよただオレからすればいとこと遊びに来ただけ…って、あ?あそこにいるのは…パンダか?」

    仲島「…パンダ、だね」

    桑田「…なんでか知らねーけど、白黒の熊ってだけで気が滅入るわ…」

    仲島「私も…」

    桑田「…帰るか」

    仲島「そうだね…」
  5. 5 : : 2017/09/24(日) 13:12:21
    【ゲームセンター】

    仲島「ゲーセンだよお兄ちゃん!ゲーセン!」

    桑田「そんな大声で言われなくても分かってるっつーの」

    仲島「ねえねえ、何やる?やっぱ音ゲーかな?」

    桑田「あー…定番っちゃ定番だな。じゃあ太鼓の奴でも…あ?なんだ?人だかりが出来てるな…」

    眠たげな女性「………」ドンドンカッドドカッドドカッカッカッドンドンカッ

    仲島「す、凄いねあの人…一回も間違わずに、全部タイミングが合ってる…」

    桑田「ああ、しかも全く動きに無駄がねえ…こりゃ人だかりが出来るわけだわ」

    仲島「うーん、あれを見ちゃうとその後にやる気が出ないね…」

    桑田「なら他のゲームやるか?」

    仲島「じゃあ…あのクレーンゲームがいい!」

    桑田「ああ?あんな変なウサギのストラップが欲しいのか?変な奴…まあ別にいいけどよ」

    仲島「よーし!頑張るよ!」



    仲島「うえええん、全然とれないよぉ…」

    桑田「いくらなんでも下手すぎだろ…」

    仲島「そんなこと言っても…後一回しか出来ない…」

    桑田「使いすぎだろ!?どんだけ欲しいんだ」

    仲島「いや、こんなに使ったのに取れないのは悔しいとか思って何回もやってたらつい…」

    桑田「たっく、しゃーねえな…かして見ろ」

    仲島「う、うん…」

    桑田「ここをこうやって……ほらよ」コロン

    仲島「わ、わ!凄いよレオンお兄ちゃん!お兄ちゃんはクレーンゲーム得意なわけ?」

    桑田「いや、別に?あっちにいる娘の真似しただけだぜ?」

    仲島「え?」

    眠たげな女性「うーん、熱中し過ぎて取りすぎちゃったけど、どうやって持って帰ろうかな…それにしてもねみぃ…」ドッサリ

    仲島「うわぁ…」

    桑田「んじゃ、取るもん取ったし、帰るぞ」

    仲島「あ、最後にプリクラとっていこうよ!」

    桑田「ああ?まあ別にいいけどよ」

    仲島「よっしゃ!ほら、もっと近づいて、笑顔で!」

    桑田「こうか?」ニカッ

    仲島(うぅ…爽やかな笑顔がまぶしい!)

    仲島「じゃ、じゃあとるよ!」カシャ

    仲島「よし、じゃあこれにハートマークと二人はラブラブって書いて…」

    桑田「おい」

    仲島「これで完成!」

    桑田「釈然としねえ」

    仲島「ふふふふふ…」

    桑田「…ま、オメーが機嫌いいなら別にかまわねーけどよ」
  6. 6 : : 2017/09/24(日) 13:12:52
    【遊園地】

    仲島「やっぱ遊園地といえばジェットコースターだよね!」

    桑田「吊り橋効果で両思いに~、とか思ってねえだろうな?」

    仲島「ギクゥ!?そ、そんな事、考えてもみなかったなー」

    桑田「たっく…まあオレも乗りてぇと思ってたし、別にいいけどな」

    仲島「よ、よーし!じゃあ早速、乗ろう!」



    仲島「いいいいいいいやあああああああああああああああああああっほおおおおおおおおおおおおおおお!!」

    桑田「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」



    桑田「あ、あれはヤバいは…死ぬかと思った…」

    仲島「いやあ、スリル満点だったねー」

    桑田「なんでそんな平気そうなんだよ…」

    仲島「いや、これでも内心バビリまくってたよ?でもお兄ちゃんの珍しい姿が見れたから、満足満足!次はお化け屋敷に行こっか」

    桑田「なんでそんなのばっかりなんだよ…」



    首だけの霊「お嬢ちゃん…私の首を放り出すなんて酷いじゃないか…」

    仲島「うわ!?びっくりした…」

    桑田「おおう!?…へー、よくできてんのなー」

    弱気そうな黒髪の男性「ひイイイイイイイイイッ!血がぁ!血がああああああああああ!?」バターン

    優しげな白髪の男性「落ち着いてよ、これはただの血糊だからさ……って、また気絶してる…」

    桑田「他の客もビビってんなー」

    仲島「そうだね…」ペチャ

    仲島「うわあああああああ!?何!?何今の!」

    桑田「うお!?いきなり大声出すなよ!これは…こんにゃくか?」

    シンデタマルカー!!

    仲島「何か聞こえたよ!?」

    桑田「他の客じゃね?」



    仲島「最後はやっぱり観覧車だよね!」

    仲島(ふふふ…狭い密室に年頃の男女が二人、何も起こらないわけがなく…って、あれ?)

    桑田「くかー…」スピー

    仲島(ね、寝てるぅぅ!?なんて可愛い寝顔…じゃなくて!人とのデートの最中に寝るだなんて…)

    仲島(…いや、もしかしたらこれはチャンスなのかも)スクッ

    仲島(レオンお兄ちゃんの顔との距離が近づいていく…マジで(M)キスする(K)5秒前(5)…)ガシッ

    桑田「…何やってるんだよオメー」

    仲島「や、やあ…おはようお兄ちゃん。顔にゴミがついていたからとろうと思って…」

    桑田「目を瞑ったままでとれるかっつーの」

    仲島「うっ…」

    桑田「ったく、仕方ねーヤツだな…」ワシャワシャ

    仲島「わっ!?お、お兄ちゃん?」

    桑田「これで我慢しとけ」ワシャワシャ

    仲島「…うん」
  7. 7 : : 2017/09/24(日) 13:13:23
    【ショッピング】

    仲島「やっぱりギャルたるもの、流行の物はチェキッとかないとねー。お兄ちゃん、早く早く!」

    桑田「あーだりぃ…なんでオレが荷物持ちなんてしなきゃならねえんだよ」

    仲島「いいじゃんいいじゃん!細かいこと気にしてると、また坊主頭に戻るよ?」

    桑田「戻らねえよ!それをいうならハゲるだろうが!」

    仲島「まあまあ、そうカッカしないでよ。あ、この服どうかな?」

    桑田「うーん…ちょっと派手すぎるんじゃね?」

    仲島「そっか…じゃあこっちの…うん?」

    妖精のような少年「思い切って…このデフォルメされたネコやクマがプリントされたシャツなんてどうでしょう?」

    赤い眼鏡の女性「あ、確かにそんなのもいいかもね!じゃあそれもあの娘に買ってあげようかな」

    仲島「…あっちの人達が見てるような服はどうかな?」

    桑田「いや、ダサ過ぎだろ。年齢考えろよ」
  8. 8 : : 2017/09/24(日) 13:13:51
    【映画館】

    総理大臣「どうかご決断下さい。人類のためにはこうする他ないのです」

    メイド服の女性「いいえ、その案は断じて受け入れられないわ。私が受けた依頼は、国民の皆様に仕えること。主を見捨てて私達数人だけが生き延びるなんてことは、決してあってはならないのよ!」



    宇宙に轟く男性「オレは確かに今日まで宇宙に行くために訓練を積んできた…だがな!それはおめおめ一人だけ生き残る為なんかじゃねえ!オレはこんな計画にはぜってー参加しねえからな!」

    お爺さん「我が儘を言うんじゃない…お前さえ生き残ってくれれば、ワシらはどうなってもかまわん」

    お婆さん「お前が生き残ることが、ワシらの、そして人類の希望なのよ」



    破廉恥な女性「集まったか雑魚ども!いいか、一回しか言わねえからよく聞きやがれ!この装置を頭に着けて次に目が覚めたときにはもう別人だからな。そうなりゃオレ様達は自分の才能も使えねえし、計画の参加者だってことも忘れる」

    破廉恥な女性「そうなりゃ人類は全滅だし何よりオレ様達も死ぬんだ!その覚悟は出来てんだろうな!」

    シガレット菓子をくわえた男性「フン…大切なもんを自らの手で壊しちまったような男が人類の希望だの生き残りだのなんて笑わせる話じゃねえか。一時的とはいえ自分が犯した罪を忘れるのは心苦しいが…生き恥をさらすよりよっぽどマシだぜ……」

    チャラそうな男性「俺には探さないといけない人たちがいるんす…俺のせいで行方不明になった人たちが…その人たちを見捨てて俺だけが生き残るなんて…それこそだめ兄貴じゃないっすか…」



    生意気そうな男性「結局、記憶を消して逃げたのに捕まって、学園長に説き伏せられて計画は予定通りに行われる…にしし、全部オレの筋書き通りだね!さあ、人類最後の希望と、人類最後の絶望の戦い…ここに幕開けだよ!」

    メガネの女性「…とか考えてるんだろうね」

    金髪の高圧的な女性「けれどそれも…全て私様にはお見通しなのじゃ!」シュババ

    メガネの女性「なんたってわたしは彼にとって神に等しいからね」シュババ

    金髪の高圧的な女性「信者ごときの考えは分析するまでもなく、手に取るように分かるわ!」シュババ

    メガネの女性「うぷぷ…これから起こることが楽しみだよ…」シュババ



    帽子を被った男性「いよいよ出発なんだね…本当に、僕なんかで良かったのかな…」

    ピンクのベストの女性「きっと大丈夫だよ。私も色々と不安だらけだけど、みんなで仲良く力を合わせれば、どんな事だって乗り越えられるよ!」

    帽子を被った男性「…そうだね。あ、自己紹介がまだだったね。僕の名前は…」



    仲島「あー面白かった!特に主人公達が自分の役目を再確認して人類のために生き残るって選択をしたところは最高だったね、お兄ちゃん!」

    桑田「ふわぁぁ…ああ、すまん、寝てたわ」

    仲島「えええええ!?あんなに手に汗握る映画だったのに!?続編の制作だって決まってるくらいの人気映画だよ!!」

    桑田「いや、あんなSFじみたのはオレには合わねーわ。さっさと帰ろうぜー」

    仲島「ちょ、ああもう!」
  9. 9 : : 2017/09/24(日) 13:14:29
    【水族館】

    仲島「見てみてお兄ちゃん、クラゲだよ!きれいめだよねー」

    桑田「はあ…青いライトに照らされて幻想的だな…あ、今オレ、すげーいい感じの感想言わなかった?いやー、自然とそんな事言えるオレってやっぱすげーわ!」

    仲島「あっちは深海生物のコーナーだね。見たこともない奇妙なのが多いよ」

    桑田「だな。…お!あっちでイルカショーやるらしいぜ!」

    仲島「へー、ええっと、何々…地下アイドルと三匹の海豚?」



    地下グラビアアイドル「みんなー!今日はよく来てくれた!存分にショーを楽しんでくれ!」

    太った眼鏡の男性「ぶひゅうううううううううう!きょ、今日もかわいいなぁ…ぶひひ」

    人形のように無機質な少女「今日はいつも以上にキモい豚ね」
    人形のように無機質な少女「今の豚のキモさは常軌を逸してるわね」

    桑田「うっひょー!何あの娘、すっげーかわいいじゃん!」

    仲島「………ちょっと飲み物買ってくる」



    仲島「全く、私がいるのに鼻の下を伸ばしてデレデレしちゃってさ。私ってそんなに魅力がないのかな…」

    人形のように無機質な少女「おやおや、なんともまァ辛気くさい雰囲気を纏った娘だねェ」

    仲島「うわ!?えっ…?わ、私のこと?私に何か用なの、お嬢ちゃん?」

    人形のように無機質な少女「別に用なんてありゃァしないんだけどねェ。まあ一つ言うなら、夢見の時間はもうすぐ終わりサ」

    仲島「え?それってどういう…」

    人形のように無機質な少女「…この空模様、うふふふふ、100%の確率で明日は雪が降るでしょう」

    仲島「雪…?」
  10. 10 : : 2017/09/24(日) 13:14:50
    【キャッチボール】

    仲島「本当に雪が降った…」

    桑田「おい、何ボサッとしてんだよ。特訓するんだろ?」

    仲島「あ、うん」

    桑田「前にも言ったけどよ、肩をグリンとやってズバン!って投げりゃバシュ!って入るんだよ」

    仲島「だからそんなんじゃ分かんないって!もっと具体的に教えてよ」

    桑田「つってもなー。こればっかしは感覚でやるしかねえだろ。まあとにかくキャッチボールでもしようぜ」



    桑田「…オメー本当にセンスねえのな。一球も入ってねえぞ」

    仲島「うう…毎日練習してるのに…」

    桑田「もう大分時間も経ったし、雪降ってて寒いし、今日は終わりにするか」

    仲島(…これで終わり。何でだろう…今、この瞬間を逃したら、二度とお兄ちゃんに会えない気がする。このままでいいの?こんな終わり方で…)

    仲島「もう一回!あともう一回だけお願い!」

    桑田「ああ?どうしたんだよ急に。まあ別にいいけどよ。ほら、投げてみろ」

    仲島(グリンと肩を回してズバンと腕を振り抜く…お兄ちゃんからの助言はやっぱり理解できない)

    仲島(でも何でだろう…不思議といけるような気がする…)

    仲島「……えい!」ヒュン

    桑田「っ!?」ポス

    仲島「あ…やった…」

    桑田「………」

    仲島「見た!お兄ちゃん!初めて狙い通りのところに投げれたよ!まだ160には全然届いていないけど、これは大いなる一歩だよ!」

    桑田「…そうだな。よくやったじゃねえか花音。最後にオメーの努力が少しは実ったって知れて良かったわ」

    仲島「え?それってどういう…」
  11. 11 : : 2017/09/24(日) 13:15:09
    【約束】

    桑田「なあ花音、オレもういくわ」

    仲島「え?いくって…どこに?」

    桑田「…オレはもうこっちにはいねーからな。会えるのはこれが最後だ」

    仲島「ま、待ってよ…意味が分からないって!」

    桑田「本当は分かってんだろ?オレはもう死んでんだよ」

    仲島「………ちょべりばだぁ」グスグス

    桑田「ああ、もう。泣くなって」ナデナデ

    仲島「お兄ちゃんは…レオンお兄ちゃんは私の全てなの……お兄ちゃんのいない世界で、生きてなんていけないよ…」

    桑田「そんな事ねーよ。オメーとオレは違う人間なんだから、オレが死んだくらいで生きていけねーなんてことにはならないだろ。それにオレは花音に生きていて欲しいぜ。ありきたりだけどよ、オレの分まで生きてくれー、みたいな?あ、やっべえ今のオレカッコ良すぎ?」

    仲島「……お兄ちゃん」

    桑田「苗木のヤツは平凡だし色々ダセーけどよ、気遣いもできるし一緒にいると不思議と励まされるっつーか、まあそんな感じのヤツだ。霧切は無愛想で何考えてるんだか分かんねーヤツだけど、頭はきれるから、頼りになるはずだぜ」

    桑田「十神のヤローはいつも人を見下した態度ばかりで正直ムカつくけどよ、なんだかんだで親しくなりゃ結構助けてくれることも多い。腐川は…うん、まあ…くせえけど悪いヤツじゃねえぜ?」

    桑田「朝日奈は能天気で運動バカなところはあるけど、明るくて一緒にいるときっと楽しいはずだ。最後に葉隠だけどよ…」

    仲島「…知ってる」

    桑田「へ?」

    仲島「金にがめつくて、人のパパの財産を狙おうとしたり、年長者のくせに私に頼ってばかりで全然守ってくれなかったりして全体的に激ダサで…でも、いざって時には勇気を振り絞って行動する…まあ大抵自分の、というかお金のためなんだけどね」

    桑田「……本当に変わらねえな、アイツ。いや、金目的なとこがあったとはいえ、自分の命をかけてオメーを助けようとするくれーには変わったか…」

    仲島「お兄ちゃん…私、やっぱり未来機関を許せない。葉隠個人に関しては許せるけど、だからって全員を許そうとは思わない…でもこれって、やっぱり逆恨みなのかな?お兄ちゃんは、どうすればいいと思う?」

    桑田「…オレは死んでっから、今更オメーにどうこうしろなんて言えねーよ。けどオメーがどんな事を目標にしようが…さっき言ったみてーに生きていてくれさえすれば、オレは満足だ」

    仲島「生きて…」

    桑田「…もう時間だな。じゃあな、花音」

    仲島(そう言ってレオンお兄ちゃんは、今までにないくらいの優しい笑顔を見せながら、私の頭を撫でてくれて…)
  12. 12 : : 2017/09/24(日) 13:15:43
    ???「……っち、花音っち」

    仲島「んん……」

    葉隠「起きるべ花音っち!」

    仲島「うわっ!?は、葉隠…?」

    葉隠「ほら、もうすぐで迎えのヘリが来るべ。これでようやくこの街からもおさらばだな!」

    仲島(そうだ…葉隠と地下鉄から戻ったあと、葉隠の母親のつかいっぱしりと会って、それから子供達が私と同じくらいの子に次々と倒されていったらしくて、神社にあった抜け穴を通って街の外まででたんだった…)

    仲島「じゃあ、あれは夢…だったんだ…」

    十神「仲島花音だな」

    仲島「え!?あ、はい。そうだよ」

    仲島(十神白夜…こいつもレオンお兄ちゃんを殺したヤツの一人…)

    十神「桑田怜恩の要救助民か…もうそこの知っているかもしれんが、桑田は死んだ。江ノ島盾子が起こした絶望的事件のせいでな」

    仲島「…………」

    葉隠「ととと、十神っち!そういう、シリアスな話はあとでだな…」

    十神「お前は黙っていろ。もしかしたらお前はそのことに対して俺達に何か恨みを抱いているかもしれんが…そんなものは無駄だと言っておく」

    仲島「…っ!」

    葉隠「ひぃぃぃっ!止めるべ十神っち!」

    十神「俺達はあの学園生活を勝ち抜いた。お前のいとこのような負けたヤツらの犠牲のうに俺達の命は成り立っている」

    仲島「負けただなんて、そんな言い方…!」

    十神「だが事実だ。そして、俺達はあいつらを犠牲にした以上、こんなところでは死んでられないんだよ。勝者はいかなる時も勝ち続けねばならん。でなければ、あいつらに悪いからな」

    仲島「………」

    十神「それにある男が言った。自分は仲間の死を引きずって生きていくとな。あいつらの死を無駄にしないためにも、俺達はこの世界を建て直すまで、お前が何をしようと死にはしない。それだけは覚えておけ」

    仲島「…………………」

    葉隠「…十神っち、変わったべ。昔よりも丸くなった感じだべ!」

    十神「お前は何一つ変わっていないがな」

    葉隠「ひでーぞ!」

    仲島(…レオンお兄ちゃん、やっぱりまだ未来機関や、あのコロシアイの生き残り達を許せはしないけど、少しだけ接してみようと思う。あのコロシアイのこと、そのせいで死んでしまったレオンお兄ちゃんのこと、どう思っているのか知りたいから)

    仲島(復讐をするかどうかは、それから決めても遅くないはずだよね。それでもし復讐を止めることになっても、私は生き続けるよ。だってそれが…)

    仲島「約束、だもんね」

                       End
  13. 13 : : 2017/09/24(日) 13:16:09
    以上で短いですが本ssは終了となります

    最初は桑田くんを主要人物に添えたssを書こうと思っていたのですが…いつの間にか花音さんが主役になっていました。まあほのぼのとした二人の様子を書くことができたので満足です。皆様も楽しんでいただけていれば幸いに存じあげます

    さて、こんなに短く大したことのない文章を最後まで読んで下さった皆様方にこの場を借り感謝の意を述べさせていただきます

    本当にありがとうございました
    機会が有りましたら、また別の作品にてお会いいたしましょう
  14. 14 : : 2019/12/31(火) 15:14:05
    途中v3組いたけど...
  15. 15 : : 2020/10/25(日) 21:33:22
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…


    72 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:59:38 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    お願いです
    本当に辞めてください


    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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