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扉を開けた瞬間に

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  1. 1 : : 2017/08/21(月) 04:30:16
    初投稿です今回はみーしゃさんが主催する夏花杯の作品になります。では良いスタート
  2. 2 : : 2017/08/21(月) 04:31:08
    ────

    ──────

    ──────────



    「なんで俺がこんな目に……」

    と1人の青年が呟いた。彼の名は高桐 燎人(17歳)高校3年生である
    現在は母親の故郷Y県に帰省している。


    「なんで会った事も見た事も無い爺さんの墓参りなんかしなきゃならねぇんだ?オイ」
    燎人はキレ気味に母親にぶつける

    「そんな事言わないの。アンタのお爺さんは若くして戦争に行ったとても強くて偉い人なのよ。私達が顔を見せなくてどうするの」
    母親、由美子が燎人を諭す。

    「そんなもん知るかよ戦争なんて。」

    燎人は子供の様な言い訳を並べる


    「燎人……着いたわよ」
  3. 3 : : 2017/08/21(月) 05:15:46
    ────

    ──────

    ──────────

    「よく来たね燎人」

    この人こそ祖母の惠子
    死んだ爺さんの奥さんだ

    「ただいまお母さん」

    「由美子、東京からの道は疲れたろ。ゆっくり休み」

    「ありがとう母さん」

    「(それにしてもあの軍服の男は誰なんだろうか。やっぱり爺さんなのか……?顔はよく見えなかったが)」

    そうこうするうちに燎人達は寝床に付いた。

    カチッカチッカチ……

    時計の針が進む音が鳴り響く深夜2時頃

    「やべぇ変な時間に起きちゃった……2時とか最悪じゃねぇか」

    燎人はスマホを見て思った。

    「念じたらその人に通じるとよく言ったものだが、故人に今の時間念じたらどうなるのかな……」

    「やってみるか」
  4. 4 : : 2017/08/21(月) 05:24:54

    「遠き日に果敢に戦場に駆り出た1族の男よ。今現れよ(なんか即興で思いついたけどくっせえなこれ)」

    カチッカチッカチ……

    変わらず時計の針が進む音が鳴り響くだけだった。


    「まぁそうだよなぁ……」

    燎人は諦めてまた眠りに入ろうと思った その時に

    ボンッ!

    軍服の日本兵の男が現れたのである


    「お、お前は!?」

    燎人はビビりながらも軍服の男に存在を問う


    「お前が呼んだのであろう燎人?」

    「という事はお前……あなたが爺さんなのか?」

    「あぁそうだ。俺が爺ちゃんだ……って長々と話も出来なさそうだこのはっきり見える状態を保つのは12時から1時までの間だけなんだそれ以降の時間は体力が必要でな」
  5. 5 : : 2017/08/21(月) 05:39:15
    そうして時は過ぎお盆も大詰めとなった

    「燎人、最後にお墓参りして東京に帰ろう」

    「あぁ」

    「(あれから爺さんの情報を得られたのは名前だけだった……婆さんと母さんにも爺さんを見たと話したがまるで本気にしない……)」

    「(何故竹やぶに入ってはいけないんだ……冥界へ繋がるわけでもなかろうに……)」

    ────

    ──────

    ──────────

    「着いたよ燎人」

    何日ぶりのお墓だろうか。どこかもの哀しげな雰囲気と暗さを感じる

    「竹やぶ……入ってみたいけどダメだよな」

    思わず燎人は口に出して囁いてしまった


    「イいんジャない……?逝っても?」

    突然に機械音のような音声が頭に入ってきて燎人は走らずにはいられなかった。ついには竹やぶに走り、入ってしまった
  6. 6 : : 2017/08/23(水) 06:50:19


    ────

    ──────

    ──────────


    「ここは……?」

    気がつくとそこは1面 焔が悪魔の様に荒れ狂う如く地獄そのもの。 この世で悪事を働いた者がここで懺悔をするのだ。

    「なんで俺がこんな所に!地獄じゃねぇか」

    この時に爺ちゃんの言葉が頭の中に過ぎる
    「絶対に入るなよ?」

    「くそ……何で入っちまったんだ……とにかく出なきゃ」

    「もう出られやしないさ」

    「……!爺ちゃん」

    「どういう意味だ?出られないとは?まるで閉め出された様な言い方だが?」

    「そのまんまの意味だお前はこの世からあの世の『箱の中』に閉じ込められたんだよ」

    「あれほど念を押したと言うのに……」

    「ごめん……急に機械音のような女の……人みたいな声が直接頭に入って来てさ……走らずにはいられなかった」
  7. 7 : : 2017/08/23(水) 06:52:16

    「い、いや見てないよ」

    燎人は怯えながらそう答えた


    「そうか……なら良かったじゃあワシはこの世に還す方法を探してくる。ここで待ってなさい」
    そう言うと謙十郎は一瞬にして消えた


    「はや……そうか爺ちゃん人間じゃねぇもんな幽霊だもんな」


    ────

    ──────

    ──────────



    「やはり孫を還す方法はありませんか……」

    「えぇどうやら悪魔に招かれてしまったみたいなんです……上位級の強い悪魔に……なんとかなりませんかね閻魔大王?」


    「……一つだけ手はある」


    「本当ですか!?是非教えてください」


    「それはお前の転生の道を捨てて悪魔を消滅させることだ。それでもやるのか?」

    「世界にたった一人の孫ですから転生など惜しくはありません。」


    「……そうかなら方法を一日かけて教えるぞ」
  8. 8 : : 2017/08/23(水) 16:23:26
    ────

    ──────

    ──────────



    「よし……これで孫を助けられる……」




    「ジジイ遅っせぇな」


    「アンタ……今1人か?」


    「誰だ……アンタは?」



    「俺は上位級悪魔の副将軍フルーレティってもんだ。アンタ下界に帰りたいんだろ?」


    「あぁそうだがなぜ分かったんだ?」


    「アンタから活きのいい魂の香りがプンプン漂うぜ?そこでだ俺が悪魔術で下界に飛ばしてやる!そのかわり」

    「そのかわり……?」


    「俺と契約して少しでいい。魂の源を分けてくれないか?」


    「方法は簡単だ。俺を念じればいい」


    「わかった……契約しよ……」

    俺は悪魔のことに関しては無知だった為言われるがままになっていた



    「してはならんぞ」

    何者かと思えば俺の祖父謙十郎だった



    「そいつは言葉巧みに下界の人間の魂を喰らう悪魔。下界に飛ばしてやるなんて嘘だ!」
  9. 9 : : 2017/08/23(水) 23:54:24
    「第一、燎人を冥界に呼んだのもお前の仕業であろう?フルーレティよ」



    「………………バレちゃあ仕方ないよな?あぁそうさある方の命令でお前の孫。燎人を呼び寄せた。燎人の魂が必要なんだよ」


    「なんで……俺の魂が……?」


    「それは……」


    「耳を貸すな燎人」


    「お前がサタン様の」


    「燎人!!」


    「生まれ変わりだからだよ」



    「……は?」


    俺は困惑した。冥界に呼び出されたと思ったら悪魔界の王。サタンの生まれ変わりと言われたのだから困惑しても無理もない


    「さぁ燎人よ……我等と同じく悪魔になるのだ……お前にも悪魔の血が流れているはずだ……」


    「さぁ……完成したぞ……フルーレティよ」


    「お前を封じ込める魔封陣だ!!」


    「喰らえッ!」

    どんどん魔封陣が荒れ狂う大蛇に代わりフルーレティの体を蝕む



    「や、やめろ!お、俺はァァァァ!こんな所で……!」


    「なーんてな?古臭いんだよ手が。俺は氷を操る上位級悪魔さこんなの凍らせるなんて訳は無い」

    フルーレティが軽く大蛇に触ると一瞬にして氷漬けにされてしまった


    「そんな……馬鹿な!?」


    「閻魔大王も落ちたものだなこんなの下位級悪魔ですら敗れるぞ」
  10. 10 : : 2017/08/23(水) 23:57:27
    フルーレティは努力を嘲笑うかの如く謙十郎に言う。


    「さぁ次は謙十郎お前が邪魔だ」


    「死ね……!謙十郎!」 ヒュオオオンピキピキ


    一瞬にして謙十郎は氷漬けにされフルーレティの拳で砕かれてしまった


    「爺ちゃん!?」


    「安心しろお前が我が悪魔族に正式に入ったら祖父は戻してやる」


    「……断ったら?」


    「お前を殺しお前の家族はただじゃ済まないかもな」


    「わかったよ。お前の指示に従うよ」


    「俺は、どうすればいいんだ?」


    「まず契約の書にお前の血で名前を書いてもらう」

    「これに契約したら下界は1年に一回しか行けないからな。まぁ選択はもう決まってると思うが」

    「……わかった」ザクッ


    燎人はフルーレティに渡されたナイフで自分の手の甲に切れ込みを入れ、血で名前を書いた


    「一年間は俺ら上位級悪魔が住む城で暮らしてもらう。」

    「それからは追々話すとしよう。まずはお前には悪魔になってもらう、人間の心を捨てるんだ」


    「さぁ行こうか燎人……いや新サタン。城に案内するよ」


    「あぁ。(さよなら母さん婆ちゃんみんな……)」





    ────

    ──────

    ──────────

    ~1年後~


    「この扉を開けたらお前は悪魔だ、トップクラスのな。」



    「この扉を開けた瞬間に俺は……」


    ガチャ……


    Satan has come back
  11. 11 : : 2023/07/20(木) 12:36:46
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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