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ゆかり「スーパーダンガンロンパ?」

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  1. 1 : : 2017/08/04(金) 12:16:19

    ルカさんのコラボに挑戦させていただくこととなりました、重武装連射です。
    まずは、このような企画に参加させて頂けたことに、感謝を。

    以下、縛り内容です。


    カテゴリ:ダンガンロンパと他の作品とのクロス(ダンガンロンパ×アクションなどの形は不可)

    性別:女性キャラ限定

    人数:各カテゴリ最大5人出演(計10人)
       ※1人は必ず出演させること。

    レス数:10レス以上
    (ルカコラボ内容より引用)


    こうした試みは初めての上、正直冒険する気満々なので、グレーゾーン待ったなしになるかと思われます。

    また、スーパーダンガンロンパ2の重大なネタバレが含まれます。

    以上の事、ご注意の程……よろしくお願い申し上げます。
  2. 2 : : 2017/08/04(金) 17:26:20

    ゆかり「はいどうも、皆さん初めまして。結月ゆかりです」
    ゆかり「これから、『スーパーダンガンロンパ2』を実況プレイして行こうと思います。よろしくお願いいたします」
    ゆかり「えー、実は私、このゲームがどういう内容なのか全く知りません。主人公も知りません」
    ゆかり「完全初見プレイって奴ですね、色々見苦しい処もあるかもしれませんが、何卒ご容赦を」

    ゆかり「お、プログラムが起動したみたいですね。では始めますか」カチカチ

    ゆかり「おぉ、中々のイケメン。これが主人公の日向創君ですか」
    ゆかり「ふんふん、希望ヶ峰学園に、そして超高校級と呼ばれる、まさに突出した才能……ロマンですね!ワクワクします」

    ゆかり「ってうぉぉぉぉい!!??いきなりバグったんですけど!?ちょ、大丈夫ですかこのゲーム!?初っ端から幸先不安ですよ!?」

    ゆかり「……」
    ゆかり「ってぇ、なぁーんだ!必要演出でしたか!全くもう、ゲームだからってやり過ぎですよ、心臓に悪い!」
  3. 3 : : 2017/08/04(金) 17:47:10

    ゆかり「ほうほう、不思議な扉を開けたら教室に……16人?え、これ皆高校生って事です?」
    ゆかり「正直高校生と思えなさそうなのが何人か見えるんですけど……これ、ツッコんだら負けな奴ですかね……」
    ゆかり「というか、16人は多いですよね……皆の名前、覚えられますかね……?」

    ゆかり「ってうぉっ何か出てきた!」
    ゆかり「……ほう。ほほう」
    ゆかり「ウサミ。ウサミと来ましたか。その姿と発言、ウサギをイメージモチーフとして良く語るゆかりさんへのライバル挑戦と受け取りました」

    ゆかり「よろしいならば戦争だ……って、へ?修学旅行?」
    ゆかり「あれ?日向君の話では今日は入学式なのでは?」
    ゆかり「先程のバグみたいな導入もありましたし、どうも不穏ですね……」

    ゆかり「ってあんじゃこりゃああああああああ!!??」

    ゆかり「え、何これ!?どこぞのペラペラ配管工の物語みたいな演出入ったんですけど!?」
    ゆかり「というか何で南国!?てか誰も窓の外見なかったんですか!?」
  4. 4 : : 2017/08/04(金) 20:21:09

    ゆかり「うわぁぁ……主人公に親近感覚えまくりですよこれ……そりゃそういう反応にもなりますって」

    ゆかり「ふむ。狛枝君、がナビゲーターを務めてくれるのでしょうか。彼に聞けばある程度把握できるみたいですね。説明役は重要です」
    ゆかり「にしても、ほんと不思議な髪形してらっしゃいますねこの人……」

    しばらく自己紹介などのシーンであったのでカットです。

    ゆかり「はい、お待たせしました。とりあえず大体のキャラをメモっておいたのでこれで間違える事は無い筈……!」

    ゆかり「さて場面は変わって最初の砂浜ですね。ウサミが悔しいですが可愛いです。しかしウサギイメージの座を譲る気はありませんが」
    ゆかり「ストラップ……見た目は良いんですけど、そのなりで魔法少女、とか言われると、その、笑いそうに……」

    ゆかり「おっとそしてこういうシーンではある意味お決まりの水着シーンですね!」
    ゆかり「……」
    ゆかり「…………」

    ゆかり「あれですよね。ここの女子、スタイル良いですよね。何なんですかねこれ。超高校級って身体にも影響及ぼすんです?」
  5. 5 : : 2017/08/04(金) 23:54:54

    ゆかり「あ、日向君壊れましたね。いや壊れたというか、吹っ切れた……じゃない、自棄ですねこれ」

    ゆかり「ん?急に暗く……あれ?日向君名前のわりにとんでもない雨男なんです?」

    ゆかり「おっと?何でしょう、また新しいキャラが……?」

    ゆかり「モノクマ……?」

    ゆかり「……」

    ゆかり「よっし、ちょっと把握が難しいのでここは助っ人を呼びましょうか!」


    しばらくお待ちください。


    ゆかり「ハイという訳で助っ人に登場して頂きました、IAちゃんですー!わーわー!」
    IA「……どうしてこうなった。はい、IAだよ。よろしくお願いしますね」

    ゆかり「さぁさぁでは気を取り直して実況再開しましょう」
    IA「……何だっけ?モノクマが現れて、そして化け物が動き出してるんだっけ?」
    ゆかり「そうなんですよ!さてどうなるのか……」


    ゆかり・IA「「モッ、モノミィィィィィ!!??」」


    ゆかり「えっ、ちょ、まっ、良いんですか!?えっ、マスコット枠そんなにあっさりで良いんですか!?」
    IA「これ、さすがにまずいんじゃ……!?」
  6. 6 : : 2017/08/05(土) 01:47:46

    ゆかり「……しかし、何だかんだ流石超高校級、という事なんですかね。皆色々考えて、そして行動を起こそうとするんですもん」
    IA「左右田君は普通に逃げようとしてるけどね……」
    ゆかり「まーそういう反応が普通ですって。むしろ全員が全員超高校級の精神力してなくてこっちとしては本当に親近感湧きますよ」

    IA「夜通しパーティ……だって」
    ゆかり「マジですか……ゆかりさん参加したいですだって絶対美味しい料理出るじゃないですか花村君いるんですから!」
    IA「食い気なんだね……」
    ゆかり「実際どんなのが出るのか興味あるでしょう?」
    IA「まぁ……無いと言うと、嘘になるけど」

    ゆかり「しかし、何故このタイミングで夜通しのパーティなんでしょうね。十神さ、君には、何かしら考えがあるようですが」
    IA「一か所に纏めておきたい……?」
    ゆかり「あー、確かに。鍵があると言っても、絶対安全とも限りませんしね……」
  7. 7 : : 2017/08/05(土) 21:07:58

    ゆかり「……おぉ、自由行動!」
    IA「誰かと一緒に時間を過ごせるみたいだけど……どうする?」
    ゆかり「日向君の好きにさせてあげたい処ではありますけどねー……誰が良いんでしょう?」

    ゆかり「んー……よし!まずは千秋ちゃんでいきますか!」
    IA「ちなみに、理由は?」
    ゆかり「同じゲーマーなので、これは是非仲良くしたいなと!」
    IA「好きにさせてあげたい精神はどこへいったの?」

    ゆかり「そんでもって、えーと、次は……十神さ……君、で」
    IA「……何で言い換えてるの?いやまぁ、なんとなくわかるけど」
    ゆかり「いや、ほら!こう、ですね!こう、ゲーム越しであっても、超高校級の御曹司の威厳を感じるというかですね!」
    IA「はいはい、余計墓穴掘りそうになってるからそれ位で。ほら次のイベント始まるよ?」

    ゆかり「お、おう……夜になっても眠らず、今回はコテージに向かうんですね」
    IA「コテージの掃除は狛枝君、だっけ」
    ゆかり「ですです。いや、あまりにスムーズに進んだんで話しそびれましたが、彼見事に引き当てましたからね……」
  8. 8 : : 2017/08/05(土) 23:10:32
    無印やってなくて六章大丈夫かな

    期待です!
  9. 9 : : 2017/08/06(日) 18:02:21

    ゆかり「超高校級の幸運が、見事に掃除当番ぶち当てましたからね……」
    IA「何かそういう処、あの人に似てるよね」
    ゆかり「……もしかすると何ですが、狛枝君の幸運というのは、良し悪し関係なく、一番低い確率を引き当てる、というものなのかもしれませんね」
    IA「あー……成程、それも確かに幸運だね」

    ゆかり「そしてまさかの十神……君のボディチェック」
    IA「かなり重警戒だよね。……これ、女子にもやるのかな?」
    ゆかり「……セクハラですね」
    IA「……事案だよね」

    ゆかり「ってうわ部屋すごっ!」
    IA「お、ぉぉ……パーティ会場だ……」
    ゆかり「これ狛枝君が!?そして料理もすごっ!?流石超高校級のシェフと主夫……!」
    IA「ゆかりちゃん、1人完全に間違ってるからね?」

    ゆかり「あぁ、良いなぁ。皆楽しそう……」
    IA「平和だね……」

    ……気が付くべきでした。
    平和だっていうのはいつだって。
    このカーペットの様に薄くて、すぐにひっくりかえってしまうものだって事に。
  10. 10 : : 2017/08/07(月) 20:20:03

    IA「……コロシアイ、起きちゃったね」
    ゆかり「油断した……っ!罪木ちゃんのあれで完全に油断した……っ!しかもよりによって被害者この人ですか……っ!」
    IA「停電の最中、気になる声が何個か聞こえてたね……」
    ゆかり「ですね。間違いなく、あれは手掛かり。上手くそれを発言してくれる人がいると良いのですが……」

    しばらくの間、コトダマを探していただけだったのでカット。

    ゆかり「という訳で、いよいよ学級裁判となりますね……」
    IA「変な感じに南国の映像入れてるの何かムカつくよね……」
    ゆかり「おのれモノクマ。後モノミちゃんめちゃぶらんぶらんしてるんですけど何ですかあれ」
    IA「……か、可愛い……」

    ゆかり「この様に矛盾点やそれぞれの会話を上手く視て……」
    IA「手持ちの証拠で上手くそこを突き崩していけばいいって訳だね」
    ゆかり「……心境を踏まえると、辛いモノはありますが。ここは少しでも真実に近づく、お手伝いをさせて頂きましょう!」
  11. 11 : : 2017/08/07(月) 21:27:12

    ゆかり「ふむ、こうやって狙いを定めて、撃ち抜けばいいんですね……」
    IA「ちょ、ゆかりちゃんずれてるずれてる!」
    ゆかり「いやいや、今当てましたって!当たりましたよね今の!?」

    ゆかり「しっかし、その、流石超高校級というべきなのか。何というか……皆さんマイペースですね」
    IA「一部の人は平然と下ネタ言ってるし……トイレの公開処刑まであるし……」
    ゆかり「聞いてるこっちがいたたまれないというか……脱力しちゃうというか……」

    ゆかり「狛枝君が超怖いんですけど!?」
    IA「……これは……」
    ゆかり「む、ぅぅ……この精神性は、過去の経験によるものなんですかね……いずれにせよ、この状況においては確実に危険ですね……」
    IA「おぉぉ……千秋ちゃんナイス……助かるよ……」

    ゆかり「中々の計画……これ、結構用意周到ですね……」
    IA「まぁ、こんぐらがってる原因の大半はそこで笑ってる狛枝君だけどね……」
    ゆかり「おのれ主夫め……」
    IA「だから違うよ?」
  12. 12 : : 2017/08/07(月) 22:54:57

    ゆかり「成程、その灯の可能性を探ると、答えも絞られてきますね……」
    IA「厨房となると、だいぶ……ね」

    ゆかり「……うあー、この指名ってだけでも結構、こう、クルものが……!」
    IA「……仕方ない。しないと、彼等は……このゲームは、前に進まない」
    ゆかり「……そう、ですね。仕方ありません、よね……」

    そうして。
    裁判は収束へ向かっていく。

    アリバイの崩壊。
    凶器の確認。
    事件の全貌。

    それらを解き明かし、間違いながらも。
    とうとう、クロを突き止めた。
    突き止めて、しまった。

    ゆかり「……そんな、理由でしたか」
    IA「いくら理由があっても、人殺しは駄目だ、なんて。簡単にいう事は出来るけど……」
    ゆかり「実際にあの空気を感じてる人間に、それを言うのは……」

    溜息。
    これはゲーム。
    これは電子世界。別世界での出来事。

    だけど彼らは確かに生きていて。
    だけど彼らは確かに笑っていて。泣いていて。

    彼等は……。
  13. 13 : : 2017/08/07(月) 23:12:38

    ??「……お疲れ様。大丈夫かしら?」

    ふと、モニターに目をやる。
    そこには、銀髪の女性が映し出されていた。

    ゆかり「……あぁ、霧切さん。お疲れ様です」
    IA「こちら、チュートリアルは終了しました。しかし……」
    霧切「コロシアイは始まってしまった。えぇ、解ってるわ」

    そう、チュートリアル。
    あの世界に慣れていない「主人公たち」の為に、必須な行動。
    ただでさえ、彼等は能力的にもハンデを抱えていると言って良い。
    それを補う補佐が、必要だった。

    霧切「……彼らの調子は?」
    IA「見てる限り、順調。問題も無いかと」
    ゆかり「身体能力、精神衛生共に問題はないかと。……もっとも、状況が状況、ですけれど」

    記憶を失った彼等。
    記憶を失うというものはつまり、彼等という能力の根本的部位、その土台を崩す事に等しい。
    電子世界という全く違う環境、全く違うスタートであっても、決して無視できる問題ではない。

    経験やら慣れと言う不可視のデータは、意外にも乱数を乱す要因だ。
  14. 14 : : 2017/08/07(月) 23:39:45

    ゆかり「……千秋ちゃんみたいに、直接参加できれば良かったのですけれど」
    霧切「いえ、貴方達はしっかりやっている。外部からの介入影響の種類は、なるべく多く、見つかりにくい方が良いのだから」

    そう。
    結月ゆかりという存在も。
    IAという存在も。

    プレイヤーという名の「外付け補助」に過ぎない。
    私も、IAちゃんも、同じ電子の中の存在。
    アルターエゴと呼ばれる、人間を模して造られた電子人格。
    それこそが、私達の存在意義で有り、正体。

    霧切「迂闊に相手にこちらの入り口を知られる訳にはいかない。チュートリアルが終わったなら、程々にして接触を解除して」
    ゆかり「解りました。……あの、霧切さん」
    霧切「何かしら?」

    ゆかり「彼等は……千秋ちゃんは、大丈夫、でしょうか?」
    霧切「……はっきりと保証は出来ない。けれど」

    真っ直ぐに。
    私を見て。
    真剣に。しかし、少し微笑んで。

    霧切「大丈夫。希望は、どこにだって、きっとある」

    この言葉を、私は信じたいと、思う。

    実況はこれまで。
    ここから先は……彼等自身が、選ぶべきだ。
  15. 15 : : 2017/08/07(月) 23:44:35

    これにてルカコラボ作品は終了です。

    ごめんなさい。
    すいません、本当にすいません。

    思った以上に女性限定縛りがきつかったので、とっさに思いついたメタネタ形式とさせていただきました。

    酷く消化不良の終わりと思いますが……。
    まぁ公式で実況制限されてる、等の元ネタも一応ありますので、こういう形の終結とさせていただきました。

    いつも以上の駄作となってしまった感はありますが、これにて。
    何かしら楽しんで頂けたら幸いです。
  16. 16 : : 2017/08/08(火) 14:44:07
    お疲れ様です。二人の正体がアルターエゴだったたという衝撃のオチにとても驚かされました
  17. 17 : : 2017/08/09(水) 00:18:26

    ありがとうございます。
    メタ的にも実際の在り方としても、ボーカロイドの電子的存在というのは実に使いやすかったので、こういう在り方にしました。
  18. 18 : : 2017/08/10(木) 16:39:10
    おつかれさまです!ご参加の程ありがとうございました!

    スーダン2をプレイしているのかと思ったら、まさかそういう展開に持っていかれるとは!!


    感服しました(っ´ω`c)
  19. 19 : : 2017/08/10(木) 16:44:34
    お疲れ様です
    今更マジレスですがゆかりはボイスロイドなのでは?
  20. 20 : : 2017/08/10(木) 19:04:27

    こちらこそ、素敵な企画をありがとうございました。

    はい、実を言うと結月ゆかりはボイスロイドで実況するのがまぁ普通なのですが、彼女はきちんとボーカロイドとしての活躍も存在するので、ボーカロイド分類をさせて頂きました。

    途中参加のIAも、ボーカロイドですが実は実況向けのボイス部分があったりします。

    ……はい、すいません屁理屈です(土下座
    何となく未分類に入れたくなかったんですすいません(土下座

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著者情報
ArmoredMUGENin

重武装連射

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