このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
六つ子と六つ子の話。
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                  - 1 : : 2017/06/21(水) 13:33:03
- 六つ子とドッペルゲンガーの話。
 
 更新はわりと遅めだけど頑張って書きます。
 久しぶりに二次創作書くからキャラ安定してなかったり、色々おかしい点があったり……
 まぁ、頑張って書きます(汗)
 
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                  - 2 : : 2017/06/21(水) 14:00:47
- おそ松「あーひまじゃぁーー」
 チョロ松「それな、くっそ暇」
 十四松「外は雨だよーやきうできないー」
 一松「今日は皆雨が酷いからってどっか隠れてるみたいだし…することない…」
 カラ松「はぁ…今日は流石にカラ松girlsを探す気にもなれないぜ…」
 トド松「ていうかチョロ松兄さん就職はー?やめたのー?」
 チョロ松「こんな土砂降りじゃ外出る気にもなんないよ」
 おそ松「いちまつぅーなんか面白いことないのー?」
 一松「なんでおれ……なんもないよ……トッティは?」
 トド松「ボクもなーい。カラ松兄さんはー?」
 カラ松「オレもネタ切れだ、じゅーしまぁーつ?」
 十四松「今頭ん中からっぽ!チョロ松兄さんは?!」
 チョロ松「皆と同じでないよー」
 六つ子「「あーーーー!ひまだぁーーーーーー!!」」
 トド松「あ、そういえばこの間女の子から聞いた話なんだけどさ、」
 トド松「なんか、ドッペルゲンガーっていう…なんだろ、もう一人の自分、みたいな?」
 おそ松「ドッペルゲンガーかー、まるで俺達じゃん(笑)」
 トド松「言えてるー笑」
 カラ松「そのドッペル…なんとかってのは、本当に自分に似てるのか?」
 トド松「ドッペルゲンガー、ね。そうみたいだよ。特徴とかも全部同じ。だから本当に自分がそこに居るようなもんなんだってー」
 十四松「そいつに会ったらどーなんのー?!」
 トド松「どうなんだっけ、そこまでは聞いてないや」
 チョロ松「どうせその女子の話つまんなくて聞いてないんだろー」
 トド松「当たりーw」
 一松「お前本当ドライモンスターだな」
 おそ松「こんなドライモンスターがもう一人いたら恐ろしいねーww」
 ザザザザザザ
 六つ子「「…………」」
 チョロ松「……雨、強くなってきたね」
 一松「ていうかさ、今日なんか暗くない?」
 十四松「雨の日はいつも暗いよー!!」
 トド松「太陽が隠れてるからねー」
 おそ松「布団そろそろ干そうと思ってたのに、これじゃ干せないよなー」
 カラ松「いっそリセ○シュで済ませとくか?」
 おそ松「そりゃいいねwww」
 一松「……今、何時?」
 チョロ松「まだお昼前ー11時くらいじゃない?」
 一松「だとしたら本当にヤバイよ、空。見てよ」
 チョロ松「どれどれ………わ、ほんとだ…え、大丈夫なのこれ?」
 おそ松「なにこれ…どうしちゃったの…」
 カラ松「天気予報でこんなこと言われたか?空がいつもより暗くなるって…」
 十四松「母さんと父さん大丈夫かな…!?凄く心配…」
 トド松「……これ、地球の終わりとかじゃないよね…」
 「えぇ、地球の終わりではございませんよ。」
 六つ子「「!!?」」ビクッ クルッ
 「ご機嫌よう。私、【ピエロ】と申します。以後、お見知りおきを。」
 六つ子「「……」」
 ピエロ「どうやら、状況を理解されてない様ですね。ならばこの私が説明させて頂きましょう。少々長くなりますが、まずは私がここにいる理由から……」
 
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                  - 3 : : 2017/06/21(水) 14:22:26
 私の知ってる限りで、世界は4つあると考えています。
 1つは、本物だけが存在する世界。
 偽りなどは一切無い、【本当】だけが暮らす。
 人は皆、とても綺麗な世界だと言う。
 1つは、偽りだけが存在する世界。
 【偽り】で作られた存在達が暮らす。
 人は皆、とても汚い世界だと言う。
 1つは、あなた方や私が現在過ごしている世界。
 この世界は色んなもので作られています。
 偽りや本物だけでなく、様々なもので。
 人はそれぞれ、汚い穢れていると口を揃える者も居れば、本当に綺麗だと口を揃える者もいる。
 1つは、死後の世界。
 生でなくなった者や、死んだも同然なものがそこへ逝きます。
 私は偽りだけが存在する世界から、ここへ。
 やって参りました。
 理由ですか?そうですね……【好奇心】、と呼べば良いのでしょうか。あなた方に【興味】を抱いたのです。
 お見受けする限り、あなた方はどうやら…暇を持て余してる様なので…
 私がその暇を潰して差し上げましょう。
 心配なさらないでください。きっと満足させることが出来ますよ。
 ピエロ「さぁ、どうします?ゲーム、やります?」ニタリ
 六つ子「「………」」ゴクリ
 トド松「ど、どうする…?」
 おそ松「いいじゃん、俺、やるよ!」
 十四松「ぼくもー!すんげー暇してたから!!」
 トド松「え、ちょっ!?兄さん!?そんな考えずに……」
 カラ松「フッ……二人が行くなら勿論オレも行くぜ」
 一松「面白そうだし。おれも行く」
 おそ松「お前らは?」
 サイバー松「……」チラ
 チョロ松「…行くしかないよ…。僕は行く」
 トド松「…はぁ…わかったよ…ボクも行く」
 ピエロ「全員参加して頂けるのですね!それは良かった!!では、この鏡を全員でお覗きください!全員でですよ?しっかり自分を見つめてくださいね!」スッ
 六つ子「「…」」ジーーー
 
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                  - 4 : : 2017/06/21(水) 14:52:12
 おそ松「zzz…zzz…んぐ…ふがっ!…………?!」ガバッ
 【暗闇】
 おそ松「どこだ…ここ……なんで俺こんなとこに………」
 おそ松「てか…他の奴らは!?」
 〔おや、目を覚ましましたか?〕
 おそ松「!!その声、ピエロ?」
 ピエロ〔そうです。失礼ながら、現在貴方の脳内に直接語りかけております〕
 おそ松「どっかで聞いたことあるようなセリフだな!」
 ピエロ〔そうでございますか?…コホン。えー、松野おそ松様、貴方様にはとあるゲームをして頂きます。ちなみに他のご兄弟様もゲームを楽しんでますのでご心配なさらずに〕
 おそ松「ここにはいないのか……で、ゲームの内容は?」
 ピエロ〔ゲームの内容は手前に置いてある台の紙に書いて有りますので、手にとってご覧ください。〕
 おそ松「台と題をかけたの?」
 ピエロ〔バレてしまいましたか…///〕
 おそ松「お題は…っと…」
 【かくれんぼ】
 おそ松「って、かくれんぼ!?どんな凄いゲームかと思ったらこれかよ?!びっくりなんですけど!?」
 ピエロ〔ご安心ください。ゲームは三回戦。1回目は難易度は低く設定しております。ですが3回目の難易度はとても難しいのでお気をつけてください〕
 おそ松「はいよー」
 パッ←明かりのつく音
 おそ松「まぶっ………?ここがステージ?」
 ピエロ〔そうですよ?とても楽しそうなとこですよね。では、ゲームのルールをご説明いたします〕
 ↓ルール↓
 ・1回目は5分
 ・2回目は15分
 ・3回目は45分
 ・時間内に見つかったらプレイヤーの負け
 ・ゲーム終了まで耐え抜けばプレイヤーの勝ち
 ピエロ〔ルールは簡単です。特に何も考えなくて大丈夫です。ではこの腕時計を〕
 おそ松「お、コレ?わ、かっちょいー!」
 ピエロ〔全ゲームでその腕時計を使いますので、忘れずに身につけてください。ちなみに今回は制限時間とマップが表示されています〕
 おそ松「ほー便利なのね」
 ピエロ〔では、今回の対戦相手です〕
 『どーもー!』ニコニコ
 おそ松「…っ!?な、なんで俺が…」
 おそ松『驚いた?俺は偽りの世界から来た松野おそ松!今回は鬼役だけど、仲良くしよーな!』
 おそ松「お、おう…(偽りの世界"から来た"?じゃあここは一体……)」
 
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                  - 5 : : 2017/06/21(水) 14:56:01
- https://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcR2dDVNOjZc9l6Yw5EUiZdQXg7qaaml6gh5PfzdNDDArYYYEHg3
 ↑おそ松のゲームステージのイメージ。
 こんな感じのお屋敷ですると思ってくれたら。
 ちなみにとても古いけど家具とかそのままだから隠れる場所が豊富。
 前の主の趣味でからくり屋敷みたいな感じになってる。
 ちなみにその家とそっくりなお屋敷であって、そのものではない。
 
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                  - 6 : : 2017/06/21(水) 15:18:23
 十四松「んー…どこだろ…まっくらで全然見えない!!」
 〔どこへ向かってるのですか?〕
 十四松「わかんない!!てか、さっきの変な人だ!!」
 ピエロ〔ピエロです。覚えてて損はないですよ〕
 十四松「ピエロさん、他の皆は!?」
 ピエロ〔皆さんそれぞれゲームをなさってます。十四松様も是非ゲームを〕
 十四松「望むところー!!!」
 ピエロ〔ゲームの内容は手前に置いてあります。手にとってご覧ください〕
 十四松「どれどれーー?」
 【鬼ごっこ】
 十四松「鬼ごっこー?楽しみー!!」
 ピエロ〔えぇ、是非ともお楽しみ頂けると思いますよ〕
 パッ
 十四松「うぉっまぶしーーーっ!!…うわっすっげー笑」
 ピエロ〔それではルールをご説明いたします〕
 ↓ルール↓
 ・1回目10分
 ・2回目30分
 ・3回目1時間
 ・時間内に捕まったらプレイヤーの負け
 ・ゲーム終了まで耐え抜けばプレイヤーの勝ち
 ピエロ〔とても簡単ですので楽しめると思いますよ。ただ走るだけで良いのです〕
 十四松「すっげー運動になりそう!!!」
 ピエロ〔あと、もうお気付きかと思いますが、今十四松様が身につけております腕時計は、全ゲームで必要となります。無くさないようにお願いします〕
 十四松「りょーかいっす!」
 ピエロ〔ちなみに今回は制限時間とマップの表示がされます。走りながらでも確認出来ますので是非〕
 十四松「ほうほう…はいはーい!質問!鬼は!?」
 ピエロ〔今、十四松様の目の前に居ますので、顔を上げてご覧ください〕
 『どもどもーー!!!』
 十四松「!?え、ぼくがもーひとりいる!!」
 十四松『鬼ごっこ頑張ろーね!』
 十四松「うん!がんばる!!!よろしくね!」
 
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                  - 7 : : 2017/06/21(水) 15:23:12
- https://encrypted-tbn1.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTw_vnsgjlNO0ad47-WiFpCTunyegJgzac4U4vZsxNyizD-5Y_HchLGAtkt
 ↑十四松のゲームステージ
 Out○astとかやったことある人は、わかると思うんだけどとりあえず障害物が多い。
 乗り越えたり屈んだり。それを追いかけられながらやる。
 ちなみに見ての通り廃墟。おそ松と同じで実物そのものではない。
 
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                  - 8 : : 2017/06/21(水) 15:45:04
 カラ松「…どこなんだここは…」
 カラ松「ついに迷宮に迷い込んでしまった様だな…」
 〔勝手に動かれると困るんでいくら歩いても走っても進んでないことになってます〕
 カラ松「その声…pieroか、待ちくたびれていたとこだ。もっとはやくに声をかけてくれても良かったんだがな?」
 ピエロ〔随分愉快なことを仰るなと思って、観察しておりました。さて、カラ松様もご兄弟様と同じ様にゲームを始めましょうか〕
 カラ松「gameの内容は?」
 ピエロ〔手前にございます〕
 カラ松「フッ準備がいいな、流石piero…と、言ったところか」
 【だるまさんがころんだ】
 カラ松「…oh、思ったより平和なgameだな」
 ピエロ〔ふふふ。どうでしょうかねぇ?〕
 パッ
 カラ松「Wow……素晴らしいSTAGEだな!」←グラサンかけてる
 ピエロ〔えぇそうでしょうとも。ではルールをご説明させて頂きます〕
 カラ松「聞こうじゃないか」
 ↓ルール↓
 ・1回目難易度低め
 ・2回目難易度普通
 ・3回目難易度高め
 ・制限時間1時間
 ・制限時間内に鬼にタッチ出来なければプレイヤーの負け
 ・制限時間内に鬼にタッチ出来ればプレイヤーの勝ち
 ピエロ〔と、なっております。ルールは簡単ですので、時間さえ気にしていただければ楽しめるかと〕
 カラ松「オレにピッタリだな。自分をカッコよく魅せるPOSEならいくらでもあるぜ」
 ピエロ〔それはよかったです。ちなみに鬼にタッチした瞬間にゲームは終了しますので。それと、失礼ながらもう付けさせてもらいましたが、その腕時計は全ゲームで必要となりますので、無くさないように〕
 カラ松「了解した」
 ピエロ〔今回のゲームでは制限時間と仲間の数が表示されます。確認しておいて損はないですよ〕
 カラ松「!仲間がいるのか」
 ピエロ〔はい。まずは仲間達から〕
 『よろしくお願いします!』
 カラ松「…これは随分Cuteな仲間達だな?ぬいぐるみとは、とてもメルヘンチックだ」
 ピエロ〔よくお似合いですよ。では次は鬼の紹介を〕
 『フッ待たせたな』
 カラ松「!!COOLなナイスガイカラ松がもう一人!!」
 カラ松『目が輝いていてとても綺麗だな、もう一人のオレは。お互い頑張ろうじゃないか』
 カラ松「あぁ!!」
 ピエロ〔では、ゲームをお楽しみください〕
 
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                  - 9 : : 2017/06/21(水) 15:49:43
- https://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTR1bpDciuzgaAX9xKQBxtbphadggIge-011oEXh-ObVGgsdwPQoRKhlfGW
 ↑カラ松のゲームステージ
 ドラ○もんの公園を思い浮かべてくれれば。
 あれがもっと広くなって周りの家がなくなった感じ。
 同じく実際のものでない。
 
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                  - 10 : : 2017/06/21(水) 17:44:25
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 トド松「えぇ…どこ、ここ…兄さん達居ないし…」
 
 
 〔ご安心ください。お兄様方はゲームを楽しんでらっしゃいます〕
 
 
 トド松「……ピエロ…」
 
 
 ピエロ〔覚えててくださり光栄です〕
 
 
 トド松「…兄さん達はゲーム…もう始めてるんだ?」
 
 
 ピエロ〔はい。トド松様も是非、ゲームを楽しみましょう♪じゃんけんからサバイバルゲームまで、種類は豊富ですよ!〕
 
 
 トド松「ゲームはボクが選んでもいいの?(名前、教えた覚えないんだけど)」
 
 
 ピエロ〔いえ、予めこちらでご用意させて頂いてますので。手前に置いてある紙をお取りください。その紙に素敵なお題が載っていることでしょう!〕
 
 
 トド松「(胡散臭いな…)」
 
 
 【クイズバトル】
 
 
 トド松「なにこれ、クイズバトル?」
 
 
 ピエロ〔はい。クイズバトルですよ〕
 
 
 パッ
 
 
 トド松「うわっ……って、え…なにここ…」
 
 
 ピエロ〔今回のゲームステージです。トド松様にはここで遊んでもらいます…〕
 
 
 トド松「……2つ、コーナーがあるけど、誰かと遊ぶの?」
 
 
 ピエロ〔お察しの通りです。対戦相手がいます!その人の発表!…と、行きたいところですが、まずはルールの説明をいたしましょう〕
 
 
 
 ↓ルール↓
 
 ・1回目5ポイント
 ・2回目15ポイント
 ・3回目30ポイント
 
 ・時間制限はなし
 
 ・相手より先に目標のポイントを取ったらプレイヤーの勝ち
 ・相手に先に目標のポイントを取られたらプレイヤーの負け
 
 
 
 ピエロ〔ルールは簡単ですので、あとは身体と頭脳で戦うのみですよ〕
 
 
 トド松「クイズに身体って…使うっけ」
 
 
 ピエロ〔気にしない気にしない。失礼ながら先程腕を拝借させて頂きました。腕時計を身につけていると思います〕
 
 
 トド松「あぁ、これか…」
 
 
 ピエロ〔その腕時計は全ゲームで使いますので無くさないようにお気をつけて。ちなみに今回はクイズごとに使い方がかわりますが、自分と相手が何ポイント取ってるかは表示されるのでご心配なく!それでは対戦相手の発表です!どうぞ!〕
 
 
 『やっほー♡』
 
 
 トド松「!?な、なんでボクがもう一人…?!」
 
 
 トド松『よろしくね、トド松』
 
 
 トド松「(こ、これがドッペルゲンガー………?!)」
 
 
 ピエロ〔では存分にお楽しみください〕
 
 
 トド松「(思い出した……確かドッペルゲンガーに会ったら……――――――)」
 
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                  - 11 : : 2017/06/21(水) 17:57:12
- トド松のゲームステージは、クイズ番組でよくあるような在り来たりのステージです。
 台は2つ。その周りは硬い壁で囲われてる。
 台は切り替え式で早押しクイズにもお絵描きクイズにも対応できる。
 普通のクイズ台。
 
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                  - 12 : : 2017/06/22(木) 11:51:13
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 一松「……………は?…どこ…ここ…」
 
 
 一松「つか皆は…」
 
 
 〔ご安心ください。ここは安全な場所ですよ。それなご兄弟様も同じく安全な場所にいます。各々でゲームを楽しんでらっしゃいますよ〕
 
 
 一松「!………あぁ、ピエロか」
 
 
 ピエロ〔ふふふ。さぁ、一松様。貴方様もゲームを楽しみましょう〕
 
 
 一松「…うん。ゲームは?」
 
 
 ピエロ〔紙に書いてありますので、是非お手に取りご覧ください。目の前に置いてありますよ〕
 
 
 一松「これか…」
 
 
 【どちらがより多くポイントを稼げるか】
 
 
 一松「…どういうゲーム…」
 
 
 ピエロ〔それはゲームステージを見ればわかると思いますよ〕
 
 
 パッ
 
 
 一松「うっ……、!」
 
 
 ピエロ〔一松様なら見慣れた光景ではないでしょうか?…そう!ステージは猫カフェなのです〕
 
 
 一松「………ここで何すんの」
 
 
 ピエロ〔良いご質問ですね。これからルール説明をさせて頂きますので、内容も一緒に説明させて頂きます〕
 
 
 
 ↓ルール↓
 
 ・1回目30分
 ・2回目30分
 
 ・相手より多くポイントを稼げば勝ち
 ・相手より多くポイントを稼げなければ負け
 
 
 
 ピエロ〔ルールはこんな感じです。内容はそのまんまですよ!今から猫がこのステージに大量に投入されます。その猫を集め―――――――〕
 
 
 一松「(猫集めゲーム?)」
 
 
 ピエロ〔殺すだけです〕
 
 
 一松「え……」
 
 
 ピエロ〔このステージには様々な道具があります。首を絞めるもよし、刺すもよし、殴るもよしですので殺し方は自由です!正し自分のとこに寄ってきた猫のみとなっていますので、そこはご了承ください♪〕
 
 
 一松「いや、いやいや…待ってよ…なんでそんなことおれが……!」
 
 
 ピエロ〔あ、ちなみに一松様が身につけております腕時計は、全ゲームで使いますので無くさないように。ちなみに今回は自分と相手のポイントと制限時間が表示されますので〕
 
 
 ピエロ〔…おや、もう対戦相手のお出ましですか?〕
 
 
 『…ちっす』
 
 
 一松「…おれが…もう一人…!?」
 
 
 一松『さっさと始めてもらっていい?…もう帰りたいんだけど』
 
 
 ピエロ〔ははは。それもそうですね。ではぼちぼちゲームを開始しましょうか〕
 
 
 一松「(こんなの、聞いてない……、っ…)」
 
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                  - 13 : : 2017/06/22(木) 11:52:52
- 一松のゲームステージは、よくある猫カフェを広くした感じ。
 部屋の壁には様々な武器。どれを使っても安楽死はできなさそうだなーみたいな武器ばっか。
 一松には地獄の様なゲーム。
 
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                  - 14 : : 2017/06/22(木) 12:55:25
- 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 チョロ松「…………」
 
 
 〔何か考え事ですか?〕
 
 
 チョロ松「!!…ピエロ……ねぇ、ここ、どこなの?」
 
 
 ピエロ〔ゲームステージですよ。他のご兄弟様もゲームを楽しんでらっしゃいます!チョロ松様も是非♪〕
 
 
 チョロ松「(……そういう意味じゃないんだけどな)」
 
 
 チョロ松「ゲーム?」
 
 
 ピエロ〔はい!今回のゲームは…なななんと!とんでもなく楽しいゲームですよっ!さぁ、手前にある紙を手にとって読んでくださいまし、きっとワクワクしてくることでしょう!!〕
 
 
 チョロ松「紙、これか…」
 
 
 【無人島でサバイバルゲーム】
 
 
 チョロ松「は、サバイバルゲーム?」
 
 
 ピエロ〔無人島でサバイバルゲーム…!皆の夢じゃないですか?どうです?ワクワクしてきたでしょう?えぇそうでしょうとも!!ささ、ゲームステージの紹介ですよ〕
 
 
 パッ
 
 
 チョロ松「まぶしっ…!………え、」
 
 
 ピエロ〔無人島なので人はいません!今は使われなくなったマンションや家、訓練所に学校!!至る所に武器やアイテム、装備がございます!退屈することはありませんよ!〕
 
 
 チョロ松「……はぁ、なるほど?」
 
 
 ピエロ〔ふふふ。ではルール説明といきましょうか!〕
 
 
 
 ↓ルール↓
 
 ・時間制限はなし
 ・先に相手をキルした方が勝ち
 ・島の物ならばなんでも使ってよし
 
 
 
 ピエロ〔こんな感じですかね!相手を探しに行くのもよし、ずっと家に籠るもよしです。遊び方は様々。頭を使って生き残りましょう!!〕
 
 
 チョロ松「(…キルされたら…負け、か)」
 
 
 ピエロ〔そして、身につけております腕時計。そちらは全ゲームで使いますので無くさぬ様に。今回はマップと体力が表示されます。是非ご確認ください。〕
 
 
 ピエロ〔えー、それでは対戦相手をご紹介!〕
 
 
 『どうも!よろしくお願いします!』
 
 
 チョロ松「え……な、僕!?」
 
 
 チョロ松『間抜けな顔してるねー、僕。まぁ、お互い頑張ろうね』
 
 
 チョロ松「う、うん…(これがドッペルゲンガー…?)」
 
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                  - 15 : : 2017/06/22(木) 13:01:12
- https://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQwC1ud6aVBGfkMSlVr5H5dCL3q2xAoX8b-TuiFuryjcQFC4oULPwnSvuZW
 
 ↑チョロ松のゲームステージ。
 PU○Gやったことある人ならわかる。
 あれのマップを元にした感じ。
 橋はなくなったけど、その代わり強い武器とかは中心の家やマンションに行ったと思ってくれれば。
 
 んで、まぁそのゲームと同じ様に○の中に居ないと毒で死ぬ。そんなに甘くないゲーム( ˘ω˘)
 けど、時間制限なしだから、中心まで○が迫ってきたらまたそこからじわじわ範囲が広がってく。それの繰り返し。
 
 まぁ、ゲームを知らなくても武器名とかは細かに書かないから大丈夫。
 
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                  - 16 : : 2017/06/22(木) 13:23:53
 ピエロ「あれから、皆さん各々でゲームを楽しんで、大分時間が経ちました」
 ピエロ「皆さんは、好きなアニメやゲーム、スポーツの一番楽しいところはなんですか?」
 ピエロ「勿論…」
 ピエロ「終盤ですよね?」
 ピエロ「序盤中盤と中々勝てず、手こずっている…」
 ピエロ「そして、迎えた終盤…」
 ピエロ「最初こそは危なかったものの、最後は大逆転勝利!」
 ピエロ「なんて、燃えませんか?」
 ピエロ「ふふふ。えぇ、そうでしょうともそうでしょうとも。」
 ピエロ「正直、見る側としては最初の方は興味なんてないんですよ」
 ピエロ「見たいのは、終わりの方。」
 ピエロ「なので皆さんにはこれから…―――――――」
 ピエロ「終わりの方で苦しんでいる六つ子の皆様をお見せいたします」ニタリ
 
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                  - 17 : : 2017/06/22(木) 13:59:26
 なんだこれ…っ
 なんだこれなんだこれなんだこれ…!!!
 おかしいだろ…聞いてないって…!!
 おそ松『おそ松ぅー?どこいんだよー笑』
 あいつ、なんで…っ
 おそ松『おーそーまーつー?』
 これ…ただのゲームなんかじゃない…っ
 見つかったら殺される…!!!!
 あ、じ、時間…!!あと何分だ…!?
 ポー
 あ、あと5分…!!
 1回目2回目、危なかったけど…
 結局は勝てて…っ
 でも、今まであんなん持ってたのかよ…!?
 ブォォォォン
 おそ松『もー、どこ行ったんだよ〜俺そろそろ疲れたよー?』
 てことはこれ、見つかったら死ぬの!?
 聞いてないしそんなのっ!!
 てか、三回戦あるから、勝ち負けのポイントで勝つと思ってたら、
 全部勝っていかないとダメだなんて…
 てか今まで、よく勝てたよなぁ…ほんと……
 ガタッ
 !!!!!!
 やば おそ松『みーつけた』
 ブォォォ 「まっ――――――――――」
 
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                  - 18 : : 2017/06/22(木) 14:08:23
 十四松『まってよーーー!!あははっ』
 こわい
 こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
 こわい!!!!!!
 助けて!!!!!!!
 十四松『十四松ー!すんげー息荒いねー!大丈夫ー?』
 さっきまで疲れてたのに!!
 もうあんな元気になってる!!!
 なんで!!!
 うぅ……
 十四松『あれー?十四松、泣きながら走ってるの!?』
 十四松『疲れたなら休みなよー!』
 捕まったらだめ!!!捕まったらだめ!!
 捕まっ―――――――――――――
 バタンッ
 十四松『あーあ、コケちゃったね。』
 く、くる…!あ、は、走らなきゃ!!
 十四松『無理に動こうとしたらダメだよー?すぐ捕まるんだから、大人しくしよ!』
 あぁ、やだ、やだ、
 十四松『えへへー』
 あ、あぁ……っ
 十四松『おしまいだね、十四松。おやすみ』ニコ
 
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                  - 19 : : 2017/06/22(木) 14:18:22
 カラ松『だーるーまーさーんーがーこーろーんーだっ』
 頭が…おかしくなりそうだ…っ
 カラ松『ん?いつの間にやらカラ松だけか?はは、なら頑張らなきゃだな!』
 くっ…
 カラ松『だーるーまーさーんーがー…』
 正直身体もボロボロだし、意識してなきゃフラフラだ…
 カラ松『…ころんだっ』
 なんでオレこんなに…
 カラ松『そのPOSE、さっきもやったんじゃないか?カラ松、お前ならもっと自分をカッコよく魅せるPOSEが溢れるほどあるだろう!?』
 はやく終わってくれ…終われ…終われ…っ
 カラ松『…だーるーま…』
 てか、おかしいだろ…ほんと…
 ぬいぐるみなのに、血が…っ
 カラ松『……さーんがーーーーこーろーんーー』
 あぁ、疲れる、倒れそうだ、吐きそうだ
 カラ松『だっ!……フッまぁ確かに、ただ立つだけでもオレはカッコイイがな、もうちょっとPOSEを決めたほうがオレ的には楽しいぞ?』
 頭が痛い、足が痛い、腕が痛い、身体中痛くて泣きそうだ
 カラ松『だーるーまーさーーーーんーがーーー』
 あぁ、もうちょっと…あと少し…あと少し!!
 がんばれ、がんばれがんばれ!!!
 カラ松『こーろん…』
 やっ カラ松『だ』
 
- 
                  - 20 : : 2017/06/22(木) 14:31:24
 トド松『これはー♪』
 これのどこがクイズバトルだよ…っ
 こんなの……こんなの、
 普通じゃない…!!!
 トド松『あれー?トド松、もしかして泣いてるー?あはは、ダッサ』
 崖登らせたり海潜らせたりするのが普通!?
 絶対違う!!!こんなのは普通じゃない!!!
 おかしい…こんなのおかしいよ……っ
 トド松『はやく登りなよー?このままだと谷底に落っこちちゃうよ?』
 トド松『てか、この問題全然わかんないんだけどさー?一緒に考えなーい?』
 あぁ…っ兄さん……っ
 兄さんごめんなさい……っ
 ガラッ
 あ、落ち トド松『はい、ストップー』
 !?
 トド松『勝手に死ななーい。ダメでしょ?もう』
 な、なんで…
 トド松『ところでさ、この問題。とてもポイント稼げるみたいなんだけどさ、』
 トド松『自分とよく似た奴を、自分の手で殺せって書いてあるの』
 …………は?
 トド松『てことはさ?この問題、相手が崖から落ちて死ぬと正解できないでしょ?』
 トド松『だからさー、勝手に死なないでくれる?死にたいならボクが殺してあげるからさー♡』
 な、何言って…
 トド松『頭おかしい、とか思った?』
 ……………
 トド松『しょうがないじゃんゲームなんだからさ♡』
 ザクッ
 
- 
                  - 21 : : 2017/06/22(木) 14:54:45
- 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 一松『…』
 
 
 ザクッザクッザクッ
 
 
 なんだよあいつ…なんであんな躊躇なく殺せるんだよ…!?
 
 
 うぅ…帰りたい…こんなゲームなんてやりたくないのに…
 
 
 猫『にゃー』
 
 
 一松「ごめんな…ごめんな…ごめんな…」
 
 
 ザクッッッ
 
 
 一松「…ゔぅ…血が…ぁ…」ポロポロ
 
 
 一松『ねぇ、さっきから一々うるさいんだけど』
 
 
 …自分の分身みたいなくせに、心はないのかよ
 
 
 一松『言っとくけどさぁ、これはゲームなんだよ?しかもこの猫達は本物の猫じゃないんだからさぁ』
 
 
 一松『そりゃ本当に猫を殺すんだったら流石に可哀想だとは思うよ』
 
 
 一松『けどこれは偽物なんだよ?』
 
 
 今、目の前にいるコイツは、おれが…例の猫と合体した時の格好をしている。
 
 
 おれも、……同じ格好。こうすると更に猫が集まってくる。
 
 
 一松『偽物を殺したって本物に影響はないんだよ。まぁ、本物を殺したって偽物に影響はないけどさ』
 
 
 ヘラヘラすんな。おれとそっくりで気持ち悪い。
 
 
 おれの真似をするな。気持ち悪い。
 
 
 気持ち悪すぎる。あぁ、むりだ…
 
 
 一松「うっ、…おぇ…」
 
 
 一松『うわ、等々吐いた…』
 
 
 一松「……うるさい」
 
 
 一松『てかさ、思いついたんだけどさ』
 
 
 一松『地道にこいつ等殺すんじゃなくて、あんたのこと殺した方がもっとポイント稼げるよね?』
 
 
 ……何言ってんだよ、コイツ…
 
 
 一松『…まぁ、それで稼げなければそれはそれ。残念でした、ってなるだけ。ゴミが一つ減るんだから環境にもいい』
 
 
 …こいつに心ないだろ
 
 
 おかしすぎ、おれの分身じゃないって…
 
 
 ………まぁ、おれも頭おかしいか…
 
 
 一松「…先に息の根留めた方が勝ちだから」
 
 
 一松『絶対殺す』
 
 
 兄さん達……ごめん――――――――――――――――――
 
- 
                  - 22 : : 2017/06/23(金) 08:15:28
 ピエロ〔どうです?死体を見る感想は、〕
 うそ、うそだよね…?
 僕を置いてあいつらが、
 はは、うそだよ……
 こいつはうそをついてるんだ……
 だってこいつらが僕を置いてくわけな ピエロ〔嘘じゃありませんよ〕
 ピエロ〔だって、今、見せたでしょう?ご兄弟様の死んでゆく姿。〕
 ピエロ〔各々のゲームステージにはカメラが設置していますから、そこの光景ですけど。〕
 ピエロ〔それこそ声は聞き取りにくくとも、あの断末魔は聞いたことでしょう?〕
 ピエロ〔相当苦しんだでしょうねぇ、あれは〕
 やめろ……
 ピエロ〔にしても、一松様に十四松様、トド松様…あの方々の死体は見るに耐えないですね。殴った痕や指し傷、バラバラなものもありましたねぇ〕
 やめて……
 ピエロ〔お兄様方の死体も酷かったですねぇ。カラ松様はどっから出たのか、大量の血で辺りが汚れてましたし。実はぬいぐるみと共にゲームをしていたんですが、そのぬいぐるみ、実は血なんて出ないんですよ。あれはカラ松様の脳内で起こったことなんです。だから、相当混乱しているんでしょうねぇ〕
 やだ…
 ピエロ〔おそ松様も…頭と胴体が離れていましたね?きっと首を跳ねられたんでしょう。涙を流していましたねぇ。きっと走馬灯でとても感動的な、何かを見たんでしょうね。…例えば、元相棒のあなたのこととか…〕
 あ…あぁ…ごめん兄さん……
 最後に弟らしいこと、相棒らしいこと何もできなかった…
 こんなことなら、雨でも無理に連れ出してればよかったかな
 そしたら退屈しなかったかな
 、、、死ぬ…なんてことも、なかっ…た、かな、
 チョロ松「ゔ…っ……に、にいさぁっ…、」ポロポロ
 ピエロ〔おやおや、そんな風に泣いていたら、〕
 『僕にバレちゃうよ?』
 チョロ松「にいさ、にいさんっ…ごめ、なさっ……ひぐっ…」
 チョロ松『もっと声を押し殺して、誰にもわからない様に』スッ
 チョロ松「んぐっ……んっ…ふぅ、」ポロポロ
 チョロ松『そうそう。口に手を当てて、声を押し殺して……いい子なチョロ松は、そんなに泣いてちゃ駄目だもんね?』
 チョロ松「ごめ、なさ…いっ」
 チョロ松『よしよし、僕がいるからね』ポンポン
 チョロ松「ぅ……あぁ、ごめんなさっ」
 チョロ松『大丈夫大丈夫。認めてあげれるのは僕だけだもんね。知ってるよ、今まで兄弟のためにしっかりしようとして、おふざけなんかやめて、真面目になろうとしてたんでしょ?』
 チョロ松「…ゔんっ、ぼ、ぼくっがんばった…」
 チョロ松『知ってる。チョロ松はよく頑張った。偉いよ』
 チョロ松「ほん、と?」
 チョロ松『うん、本当。僕だけは味方だよ。……ほら…安心、できるでしょ?僕がここで見張っててあげるから、寝ていいんだよ?』ニコ
 チョロ松「…ぅ…っ……ゔぅ……っ…」ポロポロ
 チョロ松『そんなに辛いなら………
 僕が代わってあげるよ」
 
- 
                  - 23 : : 2017/06/23(金) 08:39:09
 ピエロ〔――――――――と、言う訳ですが…今、カメラの録画を見てもらった通りです。チョロ松様のみがここに居ない理由。〕
 五人「「………」」
 十四松「え……これって、ほんとにチョロ松兄さんが、偽物信じちゃったってこと…?」
 トド松「てことは…来るなら偽物、って…わけ?…はっ、なにそれ…」
 カラ松「…オレ達のことより、偽物の方を信じた、ってことか?」
 一松「だとしたら、チョロ松危ないんじゃないの…?だって……信用したってことは、少なくとも本物は……」
 ピエロ〔と、言うことで……クイズです!!〕
 五人「「!!!?」」
 ピエロ〔カラ松様にクイズを出します!正解するのが早ければ…、チョロ松様の元へ行き、助けることができます。正し…正解するのが遅ければ………チョロ松様を助けることができません!!!〕
 カラ松「(………よりによって、オレか……こういうのって、おそ松がやるかと思っていたが……)」
 ピエロ〔それではクイズ!!!!お題はこちら!!!〕
 【側にいる兄弟は、偽物か本物か】
 ピエロ〔今、カラ松様と一緒にこのお題を見ているご兄弟は……本物ですか?というクイズです。さぁ、制限時間は3分!!!1秒でも過ぎれば回答権及びチョロ松様の元へ行くことはできません!!!それではクイズ…スタートッ!!!!!!〕
 は……?
 どういうことだ…それ……
 側にいる兄弟が本物か偽物か……?
 何言ってるんだ……こいつらはオレの兄弟だぞ…
 十四松「兄さん……?」
 カラ松「十四松……、…っ……すまん、今は考えたいから話しかけないでくれ…」
 十四松「…、ごめん」
 ………どう見たって、オレの兄弟は皆本物だ…
 …オレだって、本物な筈だから
 ……あれ、オレは、本物…だよな?
 はは、頭がどうにかしちゃったのか、オレは……
 はやく答えないと…
 ほら、皆が不安な顔で見ている……
 ……やっぱり、俺じゃ…駄目か…?
 ……だめだ、混乱しすぎて余計なことまで考えてしまう
 …こんな時、兄さんなら……どうするっけ…
 
- 
                  - 27 : : 2017/06/27(火) 17:14:33
 チョロ松「…………」
 カラ松「…!!チョロ松!(…あれは、どっちだ…?)」
 チョロ松「!!カラ松?!なんでここに…?てか大丈夫なの!?」
 カラ松「あ、あぁ!チョロ松も大丈夫か?」
 チョロ松「僕は大丈夫だよ」
 カラ松「…ところで、もう一人のチョロ松は?どこだ?」
 チョロ松「…もう一人は、死んだよ」
 カラ松「!!!!」
 チョロ松「僕が、殺したんだ」
 カラ松「え…じ、じゃあ…」
 チョロ松「ゲームも終了だよ。これで、帰れるね」
 カラ松「なんで…そんなのわかるんだ…?」
 チョロ松「え、」
 カラ松「オレはそんなの知らされてないぞ。大体まだ1ゲームだけとは限らないんだぜ?まだまだゲームがあるかもしれない。なのになぜそんなのがわかるんだ」
 チョロ松「」
 カラ松「もしかしてお前は、にパンッ
 チョロ松「はぁキャンキャンうるさいよ?」
 チョロ松「あーぁ、血で汚れちゃった」
 「…チョロ、まつ…?」
 チョロ松「!!」
 
- 
                  - 28 : : 2017/07/01(土) 20:14:24
- カラ松「なにし、うっ」ガバッ
 チョロ松「あぁ、ごめん、ここ、血の匂い酷いよね。なにせ死体二人分だからね」
 カラ松「ふた…っ!?てことは…ここに」
 チョロ松「あはは、聞いてたくせに。そんなに驚くことないでしょ」
 カラ松「チョロま、」
 チョロ松「そんな恐ろしい物を見た様な顔しないでよ。カラ松だって、見たんだろ、もう一人が死ぬとこ」
 カラ松「…っ………あぁ、見た、な……」
 チョロ松「実は僕も見てたんだよね。皆のこと」
 チョロ松「皆、危機一髪だったよね。てか、知ってる?このまま死んじゃってたら僕達、現実に戻れなくなっちゃうんだって」
 カラ松「なんでそんなこと…」
 
- 
                  - 29 : : 2017/07/03(月) 20:37:16
- チョロ松「だって、僕――――――――――――――――」
 カラ松「ふがっ」
 おそ松「んぁ、起きたの?」
 カラ松「え」
 おそ松「え?」
 一松「………」
 トド松「兄さん達うるさい…」
 十四松「なんか夢見てたのーー!?」
 カラ松「あ、ぁ…まぁ、な。……?チョロ松はどこ行ったんだ?」
 トド松「洗濯物とりこみにいったんじゃーん?」
 カラ松「母さんの手伝いか何かか?」
 トド松「ん?あー、まぁ多分ね」
 一松「母さん達居ないから、自主的でしょ」
 トド松「あ、そっか、早くから出掛けてるもんね」
 十四松「てか雨降っちゃったけどね!!!大丈夫かな!?」
 カラ松「え、」
 おそ松「とりこんだらこの雨の中ハロワ行くんだってね。いや〜真面目でけっこーなこと」
 トド松「真面目というか童貞というか〜?」
 「それ、関係ないよね」
 カラ松「」ビクッ
 チョロ松「あれ、起きたんだ、カラ松」
 カラ松「あ、あぁ、まぁな」
 チョロ松「いやー雨すごいね」
 カラ松「そう、だな…」
 おそ松「あーひまじゃぁーー」
 チョロ松「それな、くっそ暇」
 十四松「外は雨だよーやきうできないー」
 一松「今日は皆雨が酷いからってどっか隠れてるみたいだし…することない…」
 え、なんだ、これ…………
 チョロ松「…?どうしたの、カラ松」
 あ、あぁ……うそ、だろ……
 チョロ松「そんなにじっと見つめて、なに?」
 また――――――――――――――――――――――――――――――――
 「僕、どこか………
 おかしいかな?』
 
- 
                  - 30 : : 2017/07/03(月) 20:38:13
- END
 
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