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モノクマ「異能力コロシアイ学園生活の始まりでーす!」

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  1. 1 : : 2017/05/03(水) 22:41:16
    ・・・V3の異能力コロシアイssが欲しすぎて、欲しすぎて・・・つい、やってしまいました☆

    元ネタのDeさんのssを読んで、書きたくなっちゃったんですよ!ええ、後悔も反省もしてませんとも!

    という訳で、書きたいと思います!駄文です!パワーバランスがひどいのは許してください!当然キャラ崩壊もアリっす!





    才囚学園。

    そこは、『超高校級の才能』と呼ばれる才能を持つ生徒たちが通う学園。

    ―――同時に、私がこれから通う学園でもある。



    赤松「うぅ~・・・緊張するなあ・・・」


    私は赤松楓。自他ともに認めるピアノバカ。コンクールで賞をいくつかとっているうちに、『超高校級のピアニスト』としてこの学園に通えることになった。でも、普通に、どこにでもいるような学生なんだけどね。


    ―――ピアノと、『もう一つの能力』を除けばね。



    赤松「うん・・・うじうじしてても始まらないし、行こ・・・え?」


    私が緊張を誤魔化して学園に入ろうとした瞬間、横からなぜか男の声が聞こえてきた。





    「おい・・・お前・・・」






    赤松「えーっと、私に何か用でしょうか?」




    「知ってるぞ・・・お前、『能力』を持ってるんだろ!?それで才能があると勘違いされてんだろ!?」





    赤松「・・・あーあ・・・そういう噂って、どこから流れちゃうのかな・・・」




    「認めやがったな・・・うちの娘はピアノに人生を賭けてきたのに、お前みたいなペテン師がその座をかっさらいやがって!娘は今、生きる気力すらなくした状態なんだよ・・・!お前だけは、殺してやる!」




    そんな口上を述べて、懐から包丁を取り出した男が襲い掛かってくる。






    赤松「・・・ちょっと寝て、冷静になってください」




    私は男の初撃をいなすと、男の頭に手を当て、




    「『震えろ』!」



    と言った。




    すると、男は糸が切れたかのように倒れ伏した。





    赤松「あと、誤解がないように言っておきますけど、ピアノに関しては能力は使わないって決めてるんです。私のピアノは、私の指だけで奏でてるんです。そこを間違えないでください」




    気絶した男に対し説明をした後で、私は思い出す。






    赤松「あ、もうそろそろ行かないと時間が!それでは、さようなら!」
  2. 2 : : 2017/05/03(水) 22:50:08
    ―――能力者ファイル⑪―――

    赤松楓

    能力・『振動』



    触れた対象を振動させることができる。その際、ある程度体力を消費する。長時間振動させればさせるほど体力の消費は増えていく。



    ある程度の強弱をつけることが出来る。強弱によって、消費する体力の量も異なる。



    本人の気性により、主に頭に触れて脳震盪を起こさせることにより気絶させる、といった使い方が多い。




    能力者になるためには強いトラウマが必要であるが、赤松楓は過去にピアノのコンクール中に地震が発生したことで半死半生の状態になっているため、これが原因ではないかと推測される。
  3. 3 : : 2017/05/03(水) 23:38:45
    期待っす
    ゴン太は虫を操る能力っぽい
    王馬は真実を嘘に、嘘を真実に変える能力っぽい
    キーボは・・・
  4. 4 : : 2017/05/04(木) 00:05:01
    夢野普通にチートそう
  5. 5 : : 2017/05/04(木) 00:08:47
    夢野チート説
    「んあー」
  6. 6 : : 2017/05/04(木) 09:27:05
    >>3さん、期待ありがとうございます!能力に関しては、全員トラウマを能力にする感じです。のちのちみんなの分も出てくるかと。
    >>4さん、>>5さん、今のところ夢野さんは(作者的には)強能力の予定です!(作者が扱いきれるとは言ってない)




    赤松「よし!じゃあはじめの一歩を・・・!」





    ―――と。



    思った直後に、




    ぐにゃりと私の視界は歪み。




    私の意識は、そこで途切れた。



























    ~~~???~~~




    赤松「・・・んぅ・・・はっ!」





    気が付くと、私は狭い空間の中にいた。周りは真っ暗でなにも見えない。




    赤松「えっと・・・ここは・・・?あ、開いた」




    腕を前に伸ばすと、何か硬い感触がした。そのまま押すと、前方から光が射した。




    赤松「うぅ・・・眩し・・・って、え?」




    目に入ってきたのは、驚くべき光景だった。




    と言っても、そこは教室で、私が入っていたのはロッカーだった。これだけならなにもおかしくない。





    しかし、教室の窓には有刺鉄線が張られているし、教室の外には草が茂っている。そして、私は先ほどまで校門前にいたはずだ。なぜこんなところに・・・?




    ガタッ!





    赤松「うわっ!」





    そんなことを私が疑問に思っていると、何か大きな音がした。






    ついさっき私が出てきたロッカーの隣のロッカーから、男の子が出てきたからだ。






    「うぅ・・・」






    そしてその男の子は辺りを見渡して私と同じような反応をした後、こちらに目を向け、








    「う、うわああああっ!」






    情けない叫び声を上げた。
  7. 7 : : 2017/05/04(木) 09:50:26
    赤松「ちょっと!叫ばなくてもいいでしょ!」




    そんな化け物を見たかのように叫ばれるというのは心外だ。




    「・・・あ、ごめん」




    赤松「・・・まあいいけどさ。ね、君、名前は?」




    「・・・え?ああ、最原終一、だよ」




    赤松「そっか。じゃあ最原くん」




    最原「?」




    赤松「君はなんでここに来たの?」





    最原「ああ・・・実は、僕にも分からなくて・・・才囚学園に入ろうとしてたはずなんだけど・・・」




    赤松「え!?じゃあ、あなたも才囚学園の新入生!?」





    最原「う、うん・・・『超高校級の探偵』って呼ばれてるよ・・・」




    赤松「へぇ・・・探偵か・・・あ、私は赤松楓。『超高校級のピアニスト』だよ。よろしくね、最原くん」




    最原「よ、よろしく・・・」





    『えー、校内放送です!才囚学園新入生の皆さんは、至急、体育館に集合してください!』





    突然響いたのは、そんな声だった。






    赤松「・・・ん?ということは、ここが才囚学園なのかな?まあ、いいか!呼ばれたなら行くよ、最原くん!」





    最原「あ、うん・・・」
  8. 8 : : 2017/05/04(木) 11:39:51
    ~~~体育館~~~



    「あれあれー?また誰か来たねー?」




    「これで十六人っすか・・・揃ったんすかね?」




    そこには、すでに何人もの生徒がいた。彼らがこれから私が3年間一緒に過ごすことになるクラスメイト達かあ・・・




    赤松「体育館に集まれって言われたけど・・・あっ、入学式かな?」





    「うぷぷ・・・そうだね、みんな揃ったし、そろそろ入学式を始めましょうか!なあ、わが子たち!」



    「「「「「分かったよ、お父ちゃん!」」」」」





    私たちが声のした方向を向くと、そこには―――




    赤松「・・・ぬ、ぬいぐるみ?と、えぇ・・・!?」



    右半身が白、左半身が黒のクマのぬいぐるみと、人くらいなら簡単に踏みつぶせてしまいそうなロボットが5体もいた。





    「ぬいぐるみじゃなくて、モノクマ!この才囚学園の、学園長なのだ!あ、ちなみにそっちのは僕の子供だよ!」




    「「「「「おはっくまー!」」」」」




    ・・・なんかもうついていけなくなったが、順応するしかないのかな。






    モノクマ「それよりさ、早速で悪いんだけど、オマエラに『重大なお知らせ』があります!」





    『重大なお知らせ』?





    モノクマ「オマエラには、これから共同生活を送ってもらいます!その間この学園から出ることはできません!期限は・・・ありません!つまり一生ここで過ごしてもらうことになります!」




    ・・・やっぱりついていけないかな。




    モノクマ「でもね・・・それがどうしても嫌だっていう人のために、『ある条件』を用意しました!それをクリアした人たちは帰ってよろしい!」





    ・・・一々もったいぶった話し方だなあ。




    モノクマ「・・・この学園にいる人数が6人を切った時点で、この学園を解放しようと思います!つまり、ここから脱出できるのは5人だけってことだね!あ、キーボくんもちゃんと一人に数えてあげてね!彼は『超高校級のロボット』だけど、人格はあるからね!」




    キーボ「なぜそれをわざわざ口に出すんですか!みんな分かっているはずでしょう!」





    「あー、そこに置いてあったのって説明用のロボットじゃなかったんだ!びっくりだよ!」





    キーボ「君はさっきからそのロボット差別を止めてください!」





    モノクマ「ああ、その他にもいろいろと校則はあるけど、とりあえず大事なことだけ言っとくね!学園長への暴力、また校内の備品の故意の破壊は校則違反だからね!校則違反をした生徒には、我が子らがエグイサルに乗っておしおきしに行くからね・・・」




    ・・・でも、あのくらいのロボットなら、なんとか倒せるんじゃないかな・・・



    モノクマ「あ、ちなみに言っておきますけど、エグイサルにはオマエラの持ってる能力は通じないよ!そこのところ間違えないようにね!」





    ・・・そうなんだ・・・





    ・・・いや、今聞き逃してはいけないことを聞いた。




    『オマエラの持っている能力』と言わなかったか?





    ・・・つまり、この学園の中にいる生徒は全員、私と同じ『超高校級の生徒』であると同時に、能力者ってこと?
  9. 9 : : 2017/05/04(木) 12:26:19
    最原の帽子取ったら覚醒しそう感
  10. 10 : : 2017/05/04(木) 12:54:35
    >>9さん、今のところノーコメントです


    あのあとすぐに解散になり、みんなは自由にこの学園内を探索することになった。


    私はとりあえず最原くんに声をかけた。とりあえず、当面は彼と一緒に行動しようかな。



    赤松「ねえ最原くん!良かったら一緒に行動しない?」




    最原「・・・う、うん。別にいいけど・・・」




    赤松「あ、私の『能力』先に言っとくね!私の『能力』は『振動』だよ!触れたものを振動させるだけ、って能力!」



    最原「へえ・・・使い勝手が良さそうな『能力』だね」



    赤松「うん!相手を怪我させずに気絶させれるから便利なんだ!それで、最原くんはどんな『能力』を持ってるの?」



    最原「・・・ああ、なるほどね」



    赤松「え?」



    最原「・・・実は、僕には『能力』なんてないんだ・・・だから、戦力として期待してたならごめんね・・・」



    『能力』が・・・ない・・・?



    最原「あのモノクマとかいうのの言葉を聞いた時のみんなの反応から考えるに、たぶん僕以外のみんなは『能力』があるんだろうけど・・・僕には、なにもないんだよ。だから僕と一緒に行動しても、たぶん君にメリットはないよ・・・」



    ・・・そうなんだ。じゃあ・・・




    赤松「なおさら、一緒に行動しようよ!」



    最原「・・・え?」



    赤松「だって、こんな状況で他のみんなにも能力があるのに、最原くんだけ能力がないなんて危ないよ!一緒にいた方がいいって!それに・・・」



    最原「・・・なに?」



    赤松「・・・最初に会ったから、最原くんとはわりと気軽に話せるかなって・・・ダメ、かな?」



    最原「・・・じゃあ、よろしく、赤松さん」



    赤松「うん!よろしくね、最原くん!」
  11. 12 : : 2017/05/04(木) 14:45:38
    最原隠してるな
  12. 13 : : 2017/05/04(木) 15:04:50
    >>12さん、最原は隠してる訳じゃないですね。かなり人間不信になってる感じです。

    あと、才囚学園の才能研究教室はすでに全部解放されている状態でお願いします


    ~~~食堂~~~


    赤松「うん、食料はみんなの分ちゃんとあるみたいだね!」


    最原「食料の奪い合いにまでなったら大変だからね・・・」


    アンジー「あれー?どうしたのー?」


    赤松・最原「「ッ!!」」



    突如目の前に現れたアンジーさんに対し、私と最原くんは警戒態勢をとる。



    アンジー「あー、怖がってるねー。まあアンジーも分かるよー。怖いもんねー。この状況。でもでもー、大丈夫だよー」




    アンジー「・・・死んじゃえば、怖くないからさ」




    明るい口調だったアンジーさんは、最後の言葉を口にすると同時に、ハンマーを投げてくる。



    そのハンマーは、まっすぐに最原くんへと向かう。



    赤松「危ないっ!」


    とっさに屈んで、最原くんの足を引っ張って避けさせる。


    一息ついて前を向くともうアンジーさんは、こちらに迫ってきていた。


    赤松「ッ!アンジーさん、ごめんね!『震え・・・」


    アンジー「おっとっとー!危ない危ないー」


    私が攻撃しようとアンジーさんの頭に手を伸ばすと、アンジーさんは後ろに下がって回避した。


    最原くんが投げられたハンマーをアンジーさんに投げ返す。けれど、アンジーさんはそれも躱す。まるで、全部『見えて』いるみたい・・・


    アンジー「攻撃しても無駄だよー。神様が全部教えてくれるからねー!」
  13. 14 : : 2017/05/04(木) 15:31:29
    ―――能力者ファイル⑥―――

    夜長アンジー

    能力・『神通』

    ある程度の未来のことが分かる。


    正確には、未来のことを教えてくれる『神の声』が聞こえる、という能力。


    四六時中聞こえてくるため、夜長アンジーに話しかけても神の声に邪魔され会話が成立しないこともあるとか。


    能力を生み出す原因となったトラウマは、『自分ではなく、神にしか興味がない島の人間に対する失望と諦め』。
  14. 15 : : 2017/05/04(木) 17:14:22
    赤松「か、神様・・・?」



    アンジー「そうだよー!アンジーは、神様の声が聞こえるのだー!だからー・・・」



    アンジー「・・・楓たちが何をしても、アンジーにはお見通しなんだよ?」



    ・・・へぇ・・・未来が分かるのは『神様の声』なのか・・・





    『声』っていうのは・・・音だよね?だったら・・・






    最原「赤松さん!」



    最原くんは私にある『作戦』を伝えてくる。



    赤松「・・・!うん、分かった!」



    私は即座に最原くんの『作戦』を実行する。




    赤松「『震えろ、響け』!」




    私は―――空気を振動させた(・・・・・・・・)



    音は―――空気が『振動』することで響く。つまり―――





    食堂に、爆音が響き渡る。





    アンジー「―――――――――!」




    アンジーさんは何か言ってる。たぶん「通じないよ」みたいなことだろう。すでに耳を塞いでいるみたいだからね。でも―――






    赤松「―――ご自慢の『神様の声』って、まだ聞こえる!?」





    私は叫んでアンジーさんへ突進する。




    すると、余裕そうだったアンジーさんの表情が焦ったようなものへと変わる。




    惜しくも私の手は避けられてしまったけど、アンジーさんの体勢は崩れ、転んでしまう。



    ―――今だよ、最原くん!



    そこには、私がアンジーさんの目を引き付けているうちに移動していた最原くんがいて、アンジーさんを羽交い絞めにした。



    アンジー「ぐぅっ・・・は、離さないと罰が当たるよー!離して、離してよっ・・・!」



    赤松「・・・落ち付いて、外に出たらまた友達になろう?」



    私はアンジーさんの頭に触れて・・・



    赤松「・・・『震えろ』」



    アンジーさんを気絶させた。









    最原「・・・赤松さん。いいの?気絶させるだけで」




    赤松「へ?だって、気絶させたらもう襲ってはこないでしょ?」




    最原「・・・正直、命を狙われたんだから、僕たちにはアンジーさんを殺す権利があると思うよ」





    赤松「・・・こんなのはさ。私たちをここへ閉じ込めたやつが悪いんだからさ。首謀者を倒して、みんなで外に出たいんだよ、私は」




    最原「・・・優しいんだね」




    赤松「え?あ、ありがとう・・・」




    最原「でも、その優しさは命取りかもしれないよ・・・それだけは、忘れないでおいて欲しいかな」




    赤松「・・・うん。分かったよ」
  15. 16 : : 2017/05/04(木) 17:43:55
    出会って5秒で合戦
  16. 17 : : 2017/05/04(木) 23:39:01
    理科室の模型が動いた!
    神宮寺(ククク、遊びはこれからサ)
  17. 18 : : 2017/05/04(木) 23:40:13
    神宮寺考えるの難しそう
  18. 19 : : 2017/05/05(金) 09:44:10
    こういうのって本人に許可とんなくていいのか?
  19. 20 : : 2017/05/05(金) 09:55:03
    >>19さん・・・許可取ってると思うんですけど・・・えっと、Deさんの「爽やかに自分の好きなダンガンロンパの二次創作を貼ったり語ったりスレ」ってとこで

    「誰かV3の異能力コロシアイss書いてくださいお願いします・・・」

    って書いたらDeさんから

    「頑張ってください;;」

    ってレスがあったのでそれでいいかと思って書いてました・・・

    すいません今から本人に確認を取ってきます
  20. 21 : : 2017/05/05(金) 18:00:33
    期待です!
  21. 22 : : 2017/05/05(金) 18:04:45
    イシマルさん、期待ありがとうございます!
    ちなみにアイコンは設定から変えれますよ!
  22. 23 : : 2017/05/05(金) 18:24:25
    >>16さん、出会って五秒で即バトルって何かのアニメのネタだと思ってたら、漫画のタイトルだったんですね・・・一つ勉強になりました。
    >>17さん、>>18さん、むしろ真宮寺の能力は赤松さんの次くらいには考えつきましたね。一番大変だったのは東条さんとか天海くん辺りですかね・・・
  23. 24 : : 2017/05/05(金) 19:18:42
    >>22
    それがプロフィール設定→ファイルを選択押しても何も起こらないんすよね…。
    運営にお問い合わせしたので返事待ちっすw
  24. 25 : : 2017/05/05(金) 19:21:06
    そうだったんですか、お手伝いできなかったようですいません
  25. 26 : : 2017/05/05(金) 19:24:23
    >>25
    いえいえ
    ありがとうございます!
  26. 27 : : 2017/05/05(金) 20:30:13
    茶柱の能力...
    『自分に(が)触れた男死の睾丸を爆発させる。』とかかな?
    覚醒のきっかけはお察し。
  27. 28 : : 2017/05/05(金) 20:32:49
    トラウマが要因となると、
    斬美さんは主人に不要とされた…とかで
    必要な時にいつでも駆け付けられるように、マーカーか何かを付けた相手の座標を常に把握できる能力…とか予想してみますw
    身体能力は本人がハイスペックなので。
  28. 29 : : 2017/05/05(金) 20:57:12
    東条の能力は『主人と自分が認めた人の命令を絶対に遂行する能力』
    きっかけは『依頼遂行に失敗し、主人を死なせてしまったこと』

    星と塩に関しては言うまでもなし
  29. 30 : : 2017/05/05(金) 20:57:46
    ...と予想する
  30. 31 : : 2017/05/05(金) 21:56:25
    >>27さん~>>30さん、今のところ正解は無いですかね。楽しみにしておいてください・・・ひょっとしたらDeさんからの返信次第では消さなくてはいけなくなるかもしれませんが
  31. 32 : : 2017/05/05(金) 21:59:54
    えー、Deさんの心優しいお言葉により、このssの存続が決定いたしました!Deさん感謝です!
  32. 33 : : 2017/05/05(金) 22:04:41
    ヤッター!
    お待ちしてます!
  33. 34 : : 2017/05/05(金) 23:05:04
    >>33さん、ありがとうございます!


    まあ、最原くんにそんなことを言われたものの、私は殺すことなく戦闘に勝利できたことを喜んでいた。


    すると―――



    「お!おめえらも探索か?」



    そんな声が聞こえてきた。



    私も最原君もすぐさま振り返って臨戦態勢を取る。




    百田「・・・おいおい、オレは敵じゃねえからそんなに警戒しなくてもいいっつの。つーかあれか?そこの夜長は死んでんのか?」




    ・・・敵意はなさそう、かな?




    最原「殺してはいないとだけ言っておこうかな。それより、敵意が無いだって?口では何とでも言えるよ。そうだね、敵じゃないっていうなら証拠はあるの?例えば君の『能力』を教えてくれる、とかさ・・・」





    最原君は疑い深いなぁ。そこまで言わなくても・・・それに自分の『能力』をタダで教えるなんて、そんな人いるはずが・・・





    百田「おう、いいぞ!そうだな、俺の『能力』は『不屈』!ぜってぇに、何回死のうが根性で蘇る!まさに宇宙に轟く百田解斗にふさわしい『能力』じゃねえか!?」





    言っちゃうんだ・・・




    でも、なるほどね。その理屈なら私にも分かるよ。





    赤松「5人になった時点で脱出できる、ってことは他の生徒11人を殺さなきゃいけない。でも・・・」




    百田「オレは絶対に死んでも蘇る!だから、その残る5人の中に、絶対にオレは入ってる!だから、わざわざ戦闘してまで他人を殺すリスクを負わなくてもいいっつー訳だ!」




    最原「・・・ふーん。じゃ、敵意が無いっていうのは信用するよ」




    良かった、最原君も信用してくれたみたい。









    最原「・・・その代わりにさ、僕たちと一緒に行動しない?」





    ・・・え?




    百田「・・・残念だが、そいつぁー出来ねぇ!オレはどこの味方もせず、このコロシアイにも積極的には参加しねぇって決めたからな!まぁ、誰かを殺そうとしてるやつを見かけたら、全部オレが止めといてやるよ!」





    最原「・・・そうかい?残念だよ」





    びっくりしたよ・・・いきなり最原くんがそんなことを言うなんて・・・




    百田君は断ったみたいだけど・・・うーん、よかったの、かな?
  34. 35 : : 2017/05/05(金) 23:06:23
    塩の能力は『触れたものの動きを止める』とかかな?
    ジョジョのサーレーも似たような能力だし
    サーレー(イタリア語で塩)

    天海は生存者だから『不死身』か『復活』
    入間は『自身に対して劣情を抱いた相手の思考を読み取る。』
    ゴン太は『昆虫を操る能力)
    白銀は『半径2mにわたり能力を封じる』

    ・・・俺らの予想で作者の選択肢を狭めてしまいそうな気もするが、作者の執筆力を信じて予想する
  35. 36 : : 2017/05/05(金) 23:07:30
    って思ったら蘇生は出てたか。
  36. 37 : : 2017/05/05(金) 23:27:30
    予想

    真宮寺は時止め
    天海は探知
    夢野は他者の強化
    星は防御
    最原は目を合わせた相手に恐怖を植え付ける
    東条は絶対切断
    王馬は隠密
    入間は威圧
    茶柱は異性の弱体化
    獄原は変身
    白銀は高揚=強化
    春川は単純膂力強化
    キーボは……あるのか?あるなら生身の獲得
  37. 38 : : 2017/05/05(金) 23:43:05
    ゴン太はハルクっぽくなりそう
  38. 39 : : 2017/05/05(金) 23:44:35
    今見たら作者さん4つも作品執筆兼業していて凄いと思う
  39. 40 : : 2017/05/05(金) 23:59:57
    予想

    東条:『滅私奉公』
    自分が主人と認めた人間の命令ならば何でもこなす能力。
    命令遂行に必要なあらゆる力が手に入る。
    ただし、一瞬でも主人を疑ったり反感を抱いてしまうと能力が使えなくなる。
    しかし、一主人に対して一度だけ自分に『主人に対する裏切り』を命令できる。


    星:『縮地法』
    文字通り空間をゆがめて瞬間移動できる。
    自分だけでなく物体や他人も高速で吹き飛ばすこともできる。


    茶柱:『男死撲滅』
    半径100m以内の「自身に対して一瞬でも劣情を抱いた異性」の股間を爆破する。
    この爆破は大規模だが、女子がその男子の近くにいる場合は不発となる。

    夢野:『魔法』
    魔導書を作る。
    ノートなどの冊子であれば何でも魔導書にでき、そこに呪文と効果を書けばどんな魔法でも使える。
    呪文を逆に唱えると魔法が消える。
    夢野以外でも、魔導書を読み、魔導書の破片でも持ち歩いていれば、魔法が使える。
    魔導書の内容を書き換えられたり、魔導書が燃やされると、次の魔導書を作るまで魔法が使えなくなる。

    白銀:『幻想仮装』
    自作でないアニメ、ゲーム等の能力ならば何でも発動できる。
    スタンドや魔術、念能力なども思いのまま。
    ただし口調が、そのキャラクターのものになってしまう。

    真宮寺:『ソルトボム』
    手で触れた食塩を爆弾にする能力。
    水に混ぜても効果がある。

    キーボ:『アンチヘイト』
    自身に対してロボット差別的発言をした者の舌を切断する能力。


    王馬:『嘘八百』
    言ったウソを本当にし、本当のことを嘘にする。
    発動を使い分ける事が出来るので融通が利く。

    春川:『抹殺』
    空間に軌道を描き、その軌道に斬撃を走らせる。
    軌道確保から斬撃までは1秒のタイムラグがある。
    斬撃は何でも切断できる
    この能力は春川自身にも有効。
    射程は目視できる範囲。

    ゴン太:『蟲神憑依』
    テラフォーマーズのように、あらゆる昆虫(クモ、ムカデ等も含む)の能力を使える。

  40. 41 : : 2017/05/06(土) 09:45:23
    >>35さん、>>36さん、>>37さん、>>38さん、>>40さん、塩の能力は皆さんからしたら「ん?」ってなってしまうような能力になってしまうかもしれませんが・・・すいません。あと、能力を持ってる人は外れてても能力自体は合っている予想が多くて焦る作者です。ところどころ能力持ってる人もかすってますし・・・やばいです!
    >>39さん、ありがとうございます!他作品はCPssばっかりですけど、見てくださると嬉しいです!



    視点が変わります。




    アンジー「・・・うぅん・・・はっ!?」




    あれ・・・アンジーは負けたんじゃなかったっけ・・・?




    アンジー「・・・っ!・・・はぁ・・・良かったよ・・・神様の声が、ちゃんと聞こえる・・・ッ!」




    さっきの戦闘で、アンジーは神様の声が聞こえなくて負けたんだー。でも、もう聞こえるようになったみたいだねー。




    神様の声が聞こえてる限りは、みんなアンジーの言うことを聞いてくれる。

    アンジーが神様である限り、みんなアンジーのことを見てくれる。

    神様の声が聞こえるから、みんなアンジーを信じてくれるんだ・・・






    「・・・それでいいのか?神様に頼るだけでいいのか?」





    え・・・?誰・・・?






    「・・・おぬしを見てくれないような奴らだけで、本当にいいのか?」





    あれ・・・?この声を聞いてると・・・すごく安心できる・・・ちから、が、入らなく、なって・・・





    「大丈夫。神様がいなくても、ちゃんと・・・」














































    夢野「おぬしは、うちが使ってやるからの?だから安心して、うちの使い魔になるがよい」
  41. 42 : : 2017/05/06(土) 12:24:17
    能力予想っていうより痛い妄想に近い感じになってしまうけどね。
    それにしても夢野がアンジーを懐柔するとは。

    春川の能力は
    顔と名前がわかった人間を心臓麻痺にする、とかかな
  42. 43 : : 2017/05/06(土) 14:40:39
    >>42
    どこのデスノートでしょうかw
  43. 44 : : 2017/05/06(土) 21:57:21
    茶柱転子

    身体強化:最大500倍まで自身の肉体の能力を高める。
    身体能力というのは運動能力だけでなく、思考速度の上昇や内臓活動の活性化なども含まれる。
    体感時間が加速しているので、やろうと思えば疑似的な時間停止も可能。
    また、強化された力に耐えきれるように体の耐久力もけた違いにアップする。銃弾程度なら無傷で耐えられる。
    毒物や熱傷等も簡単に処理でき、治癒できる。
    最強の能力に見えるが、能力使用後は衝動に苛まれる。
    衝動は破壊、暴食、性欲、睡眠等さまざま。


    能力覚醒のきっかけは、男に襲われそうになったことから。


    予想という名の妄想。
    夢野は能力使用後の茶柱に襲われる♀(願望)
  44. 45 : : 2017/05/06(土) 22:04:18
    予想するのはいいと思いますが、ここまで事細かに書かれてはあまり良くないのでは…?本編といくらリンクしてしまうか分かりませんし、あまりに被りすぎると…
    あいや、もちろん作者様がそうしてくれと仰るなら何も言いません!頑張ってください!
  45. 46 : : 2017/05/06(土) 22:10:50
    能力がまったく同じでも、それをどう描写するかは作者次第だからな。
    予想通りの能力だったからってつまらないわけじゃないだろ?
    つまりいくら予想してもいいんだよ!(確信)


    …能力妄想楽しいからさ。
    でも作者がやめろっていうならやめるよ
  46. 47 : : 2017/05/06(土) 22:13:20
    >>42さん~>>46さん、ありがとうございます!
    >>45さん、>>46さんも言ってくれている能力予想に関してなんですが、引き続き予想を書いていただいて大丈夫です。ただ、作者の絶望のデスロードの床並に滑る口だと下手するとボロが出てしまうかもしれませんので、返信はなしになってしまいます・・・すいません・・・
  47. 48 : : 2017/05/06(土) 22:21:29
    夢野の能力は洗脳・・か?
    この夢野は茶柱が死のうと気にも留めなさそう
  48. 49 : : 2017/05/06(土) 22:27:19
    夢野「・・・人間の心というのは、本当に脆いものじゃな・・・なぁ、転子?」






    茶柱「えぇ!本当ですね、夢野さん!」




    夢野「うちの『能力』は他人がおらんと発揮できんからな・・・今は眠っておるがよい、アンジーよ」





    茶柱「えぇ!夢野さんの言う通りです!夜長さんも仲間に加わり、一層華やかさが増しますね!これで転子たちが悪の男死たちを成敗できるチャンスも増えました!」





    夢野「・・・ん?ああ、そうじゃったな」




    茶柱「これからは3人で頑張りましょう!」
  49. 50 : : 2017/05/06(土) 22:41:53
    視点が戻ります。


    ~~~夜~~~


    赤松「うーん・・・すっかり夜になっちゃったね」






    最原「そうだね。今日はもうこれくらいにして部屋に帰った方がいいかな?」





    赤松「うん、そうだね!コロシアイなんて、絶対に起こさせないよ!ねっ、最原君!」





    最原「・・・うよ・・・」






    赤松「え?」





    最原「・・・うん。絶対に起こさせない」






    赤松「じゃあね!おやすみ、最原君!」





    最原「・・・おやすみ」





    私の言葉に同意する前に、何か言ってたように聞こえたけど・・・何だったんだろう?



    まあ、考えても仕方ないか。







    ~~~最原の部屋~~~





    最原「・・・・・・」グウグウ





























    「・・・・・・へぇ」





    「・・・・・・仕方ない。帰るか」
  50. 51 : : 2017/05/06(土) 22:44:00
    それは違うよっていったのか?
  51. 52 : : 2017/05/06(土) 22:44:38
    >>51
    すげえ三連続ぞろ目だ
  52. 53 : : 2017/05/06(土) 23:08:12
    >>51さん、それは違うよ、ではないですね
    >>52さん、すごい偶然ですね・・・




    ~~~朝・最原の部屋~~~


    最原「・・・んん・・・あれ?」



    僕が目を覚ますと、部屋の様子がかなりおかしかった。まず、明かりを付けて寝たはずなのに明かりが消えていること。次に部屋が、何かが暴れた後のように荒れていること。そして最後に、それらのことから何者かが侵入してきたのはほぼ確実であるのに、僕自身に何の外傷もなく、部屋の扉も昨日僕が動かしたときから動いていないように見えること。






    最原「・・・誰かが『能力』で侵入してきて僕を殺そうとして、原因は分からないけど諦めた、ってとこかな?・・・ひょっとしたら赤松さんかもな」





    そんな予想を口にし、気だるげに起き上がる。人なんて信頼するだけ無駄だと分かってはいるが、時折信頼しかけるときはある。そんな時にこのようなことが起こると、自分の経験から得た教訓が正しかったのだと理解できて、安心してしまう。




    そういえば昨日あの少女は言っていたな。




    コロシアイなんて絶対に起こさせない、と。



    よく言うよと、思わず口に出してしまったほどだ。





    百田解斗のような、手を汚す必要が無く、手を汚したくないという理屈なら分かる。自分は死なないのだから、他の奴らが4人になるまで高みの見物を決め込めばいい。




    人間は自身の利益だけを考えるものだ。だから、こんな状況で殺そうとしない奴は、百田解斗のような例外を除いて、もはや人間ではないだろう。








    だからこそ、




    最原「よく言うよ、絵空事を」





    と、僕はそう言った。





    最原「・・・でも、ひょっとして」







    最原「あり得ないとは知っているけど、叶わないとは分かっているけど」




















    最原「・・・君は、信じていいのかな?」













    最原「・・・まあ、いいか。考えても無駄だ」






    と、僕はそこで思考を打ち切り、部屋を出た。
  53. 54 : : 2017/05/06(土) 23:45:53
    夢遊病
  54. 55 : : 2017/05/07(日) 00:11:32
    キルミーママは?
  55. 56 : : 2017/05/08(月) 01:50:28
    すごい面白いっす!
    期待です!
  56. 57 : : 2017/05/14(日) 20:23:10
    >>56さん、ありがとうございます!

    最近リアルが忙しいんですが少しだけ時間が出来たので更新します。最原君視点です。



    ~~~朝・廊下~~~





    赤松「あっ、最原君!おはよう!よく寝れた?」





    例の件について彼女に話せば、彼女にとっての僕の価値が下がるだろう。迷惑事を引っ張ってくるような存在なんて近くに置いておいても害の方が大きいかもしれないから。







    最原「・・・うん、特に何事もなくよく寝れたよ」




    赤松「そっかぁ・・・うん、良かったよ!じゃあ、朝ごはん食べに食堂に行こうか!」





    最原「それよりさ、赤松さん。あ、歩きながらでいいよ」





    赤松「え?なにかな?」





    最原「赤松さんの『能力』の応用の仕方についてなんだけどさ・・・」






    今のところ僕は赤松さんにとって、良くて『すぐに盾にできる奴』程度、最悪の場合『生き残りが6人で他の能力者が見つからないときに安全に殺せる奴』程度の存在でしかない。

    まあ利用されているのを知った上でこちらも彼女を利用しているわけだし、文句は言わないが出来れば盾にされるのは避けたい。




    そこで、彼女には僕を参謀役にして『殺すには惜しい』と思わせたいのだ。



    流石にまだ利用価値がある者を殺す奴はいないだろう。僕だって利用価値がなくなれば逃げるが、赤松さんには出来れば生きていてほしい、とくらいは思う。







    まぁ、戦力は出来るだけ多い方がいい。僕は今のところ戦闘は誰にでもできるようなアシストしか出来ていないし、少しでも負ける確率は下げておきたい、という理由も大きくはあるが。





    赤松「・・・うん、すごいね!流石『超高校級の探偵』さんだよ!私じゃそんなに使い道思いつかなかったろうなぁ・・・うーん、でもちょっと体力的に無理があるかなぁ・・・」





    最原「ああ、赤松さんの『能力』は、体力を消費するんだっけ・・・」




    赤松「うん、でもかなり幅が広がりそうだよ!ありがとね、最原君!あ、もう食堂だね・・・って、あれ?」




    僕らの視線の先には、東条さんを除くみんなが集まっていた。






    東条「・・・みんな集まってくれたみたいね。それじゃあ、説明を始めるわ」




    と、厨房の方から出てきた東条さんが僕らに向かいそう言った。
  57. 58 : : 2017/05/14(日) 21:05:42
    赤松さん視点。






    東条「・・・まず、食堂にはちゃんと食料はあるわ。これに関しては、自分で確認した人もいるから省かせてもらうわね」




    ふむふむ、食堂だしやっぱりごはん関係の話なんだね。





    東条「・・・そして、私は『超高校級のメイド』。だから、あなたたちさえ依頼してくれれば、毎日それぞれ7時、13時、19時に3食を用意しておくわ」




    おお!東条さんの料理が毎日食べられるのかぁ・・・すごいなぁ・・・






    東条「・・・ただ、今は状況が状況よね?他人の作った物なんて安心して食べられない、という人もいると思うわ。私はメイドとしての誇りにかけてそんなことはしない、と言っておくけれど・・・信頼はできないわよね」



    あっ、そうか。毒でも混ぜれば、戦闘もせずに相手を殺せる・・・





    東条「・・・そこで、モノクマに頼んで、私の料理は信頼できない、という人には部屋の前まで毎朝1日分の食料を届けてもらうことにしたわ」




    モノクマ「ハイハイ、オマエラったら、好き嫌いが多いんだから・・・しょうがないわねぇ、ちゃんと取り分けておいてあげるわよ・・・という訳で、先に人数だけ確認しようと思います!僕のデリバリーを受けたい人っ!」






    私は普通に東条さんの料理がいいなぁ・・・って、だいたいみんな手を上げてるね。




    モノクマ「・・・ふむふむ、真宮寺君、王馬君、春川さん、入間さん、夢野さん、茶柱さん、アンジーさん、星君、白銀さん、天海君はデリバリーだね!分かったよ!今日から部屋の前に置いておくから、安心して食べてね!はい、じゃあオマエラはもう部屋に帰っていいよ!」





    赤松「・・・安心して、ねぇ・・・モノクマが毒を仕掛けないとも限らないと思うんだけど・・・」





    最原「それだったら、こんな回りくどいことせずに手っ取り早く食料全部に毒を仕掛けると思うよ」




    あ、そうか。確かに言われてみればそうだね。





    東条「・・じゃあ、百田君、赤松さん、最原君、獄原君、それに・・・キーボ君は・・・」






    キーボ「・・・すみませんが、ボクは物が食べれないんです・・・」




    東条「・・・そうなの。ごめんなさい、キーボ君。私が作るのはあなたたち4人の分でいいかしら」



    最原「うん、そうだよ」



    ゴン太「ありがとう、東条さん!」



    百田「おうっ!俺は問題ねぇぜ!」



    赤松「うん!東条さんのごはん、期待してるよ!」




    東条「ふふ・・・腕を振るわせてもらうわね」

  58. 59 : : 2017/05/15(月) 22:47:14
    ~~~10分後~~~



    赤松「~~~ッ!おいしぃ~~~!」


    ゴン太「すっごく美味しいよ、東条さん!」



    百田「おお!うめぇぞ!ほら、テメェも食いやがれ、最原!」



    最原「うん、すごくおいしいよ。すごいね」



    東条「喜んでもらえたようで何よりだわ」



    おいしい・・・ここにきて初めて良かったって思えたかも・・・




    最原「・・・そういえばみんなはどうして東条さんのごはんにしたの?おいしいから?」



    百田「当たりめーだ!俺は毒なんかじゃ死んでも死なねえからな!」



    ゴン太「えぇっ!?百田君は死なないの!?」



    百田「ああ、そうだぜ!俺の『能力』は『不屈』っつってな・・・」



    ゴン太「へぇ、そうなんだ・・・」



    百田「ゴン太は、どんな『能力』なんだ?」



    ゴン太「ゴン太はね・・・」



    東条「百田君、自分から話すのはいいけれど、人にまで話させようとするのは感心しないわ」



    百田「お、おお・・・そうか。すまねぇ、ゴン太!悪かった!」



    ゴン太「ううん!いいよ、全然!」



    最原「・・・ゴン太君は?」



    ゴン太「うーん・・・ゴン太は馬鹿だから、よく分かんなかったんだけど・・・東条さんを信じれるかどうか、ってことだったんだよね?」



    最原「うん、そうだね」



    ゴン太「ゴン太は東条さんのこと信じてるからさ!紳士は人を疑ったりしないんだ!」



    最原「・・・そっか」



    百田「赤松はいいとして、テメェはなんでだ?最原」



    最原「僕は・・・赤松さんと同じ、だよ」



    百田「・・・そうか。なら、いい」



    ・・・なんで私はスルーされたんだろ・・・そんなに食いしん坊だと思われてるのかな?ひどいよ・・・って言いたいけど、否定できない・・・
  59. 61 : : 2017/06/10(土) 12:53:11
    …更新全然出来てなくて申し訳ないです…




    最原「…ふぅ、ごちそうさまでした…さて、食事も済んだし行こうか、赤松さん」





    赤松「あ、そうだね!ごちそうさまでした!すっごくおいしかったよ!東条さん、ありがとう!」




    東条「そう言ってもらえて嬉しいわ。またお昼も食べに来て頂戴」




    赤松「もちろん!じゃあね!」



    百田「んじゃ俺も帰るぜ…うまかった。ありがとな、東条」



    キーボ「ボクは皆さんの様子を見ているだけでしたが、心温まる光景でした。東条さん、ありがとうございます」



    東条「ありがとう、二人とも。キーボ君もいつでも来てね。整備の仕方も必要なら…昼までには覚えておくわ」



    キーボ「いえ、自分でも出来ますから…それでは」



    ゴン太「東条さん、ありがとう!すっごくおいしかった!東条さんはみんなのためにいろいろしてくれる良い人なんだね!」



    東条「メイドだもの。こんな状況に負けるほどやわじゃないわ」



    ゴン太「東条さん、お願いがあるんだよ!ゴン太は東条さんを手伝いたいんだ!」



    東条「…ごめんなさい、炊事や掃除は一人で出来るし、手伝ってもらう必要は…」



    ゴン太「違うところで手伝えるよ!ゴン太は…」













    最原「…意外と遠くまで聞こえるんだね。流石にここまで来たら聞こえないけど」



    赤松「うん…そうなんだね…あんなに大きな声で何回も『おいしい!』って言ってたの、他の人に聞かれてないかな…」



    最原「…まぁ、大丈夫でしょ。さて、どこを探索する?」



    赤松「うーん…倉庫に何かあったりしないかな…まぁ、何もないかもしれないけど、とりあえず頑張ろうよ!」



    最原「よし、それじゃあ行ってみよ…」









    と。


    僕たちが倉庫へと移動しようとしたところで。

























    「ふぅん…ま、頑張ってくださいっす。これから俺がすることに対しても」



    そんな声が、降ってきた。
















































    二つの手榴弾と共に(・・・・・・・・・)降ってきた(・・・・・)
  60. 62 : : 2017/06/10(土) 13:58:57
    最原「ッ…!赤松さん!逃げ…!」



    赤松「分かってる!」



    僕たちが取ったのは、回避の一手。






    少し遅れて、意外に小さい音とともに手榴弾は爆発する。






    が、僕らはすでに爆風が届かない所にまで逃げていた。





    赤松「今の声…確か…」



    最原「…天海君、だっけ?」



    天海「ご明察っす」



    と、いつの間にかそこにいた天海君がそう答える。





    天海「うーん…出来ればアレで死んでもらいたかったんすけど…ダメだったっすか。にしても音が小さかったっすね…想定外っす」




    最原「…一応、聞いておこうか。目的は?」



    天海「愚問っすよ。脱出以外にある訳ないじゃないっすか」



    最原「…まぁ、そうだろうね。それで?なんで僕らを殺そうとしたの?」



    天海「ああ、それは簡単な話っす。複数人で行動してる相手を狙おうとしてたんすよ」



    最原「…あぁ、それでか」



    赤松「え?ど、どういうこと?」



    最原「手榴弾が爆発した後、すぐに混乱に乗じて逃げれば残るのは狙われた僕らだけ。音に寄せられてみんなが来て、仲間割れだと勘違いする。どちらかが死んでいれば尚信憑性が出るし…どちらも死んでいなかったとしても、疑心暗鬼になってコロシアイが早まる可能性もある…ってとこかな」



    天海「…凄いっすね…正解、と言っておくっす」



    最原「…?…だけど、その手榴弾はあまり音が大きくなかったみたいだね。それじゃみんなは寄ってこないよ」



    天海「うーん…倉庫にあったものなんすけど…モノクマが余計な気を利かせたみたいっすね」



    赤松「ね、ねぇ!なんでこんなことしなきゃいけないの!?」



    天海「そりゃ、殺さなきゃ殺されるからっす」



    彼は至極当然のことのように言う。




    天海「俺は妹を探して外国を旅してる間に、いろんなことを経験したっすけど…やっぱり、このコロシアイみたいなふざけた状況ではなかったっすけど、人間同士の殺し合いは普通にあったっす」




    天海「それで分かったんすよ。先に殺せば、殺されることはないってことが…あ、勘違いしないでほしいんすけど、別に俺は殺したくて殺してるわけじゃないっす。自分の安全の方が他人の死より重いってだけで」



    赤松「…そん、な…」



    最原「…赤松さん。天海君はやる気みたいだね」



    赤松「最原君…うん、分かった。ごめん!やるよ!」



    天海「お話してるとこ悪いんすけどね―――」





    と、天海が手榴弾を一つ出してピンを抜き。







    天海「俺の『能力』は戦闘向きじゃないんで、こうさせてもらうっす」








    ―――それを手に持って、そのまま突っ込んできた。








    最原「…ハッ!?」





    自爆特攻。





    先ほどまで自分の安全は他人の死より重いと言っていた男がすることではない。





    最原「―――あかまっ…!」



    赤松「最原く―――!」




    僕たちは天海君から必死で距離を取った。





    当然、天海君だけを道連れにして、それは爆ぜた。




    最原「…な、何がしたかったんだろう?僕らを巻き込んで殺すにしても、もっといい方法が…」



    赤松「…人が、人、死んで…」



    最原「…あー。赤松さん。君が悪いんじゃない。天海君が勝手に死んだんだよ。だから、気に病む必要は…」



    しかし、赤松さんはなおもぶつぶつと何かうわ言を呟いている。



    最原「…今日の探索は出来なさそうだな…」


    今日はもう帰って寝るまで赤松さんを慰めておかないと明日からも使い物にならないかもしれない…








































    ~~~天海の部屋~~~


    「よし、予定通り死んだみたいっすね。これで楽にいろいろと行動できるってもんっす。出来れば彼らに殺させたかったんすけど…ま、欲張りすぎは良くないっすからね」
  61. 63 : : 2017/06/10(土) 15:43:41
    クローン?
  62. 64 : : 2017/06/10(土) 16:20:17
    ○サキム・ドー○ィン…
  63. 65 : : 2017/06/10(土) 22:29:24
    (下手なことを言うとネタバレしそうなので黙っておきます)




    ~~~最原の部屋~~~



    最原「…さて…」




    今日は何もできなかった…赤松さんがあそこまで落ち込んだ状態じゃ狙われるかもしれないし、僕一人で探索を続けたとしても何かを得られる可能性より僕が誰かに殺される可能性の方が大きい。なかなかに今日のロスはでかいな…




    …くよくよしててもしょうがないか。




    最原「…寝よう。それで明日今日の分まで頑張ろう」















































    ~~~~~~


    少年が、ベッドの上に寝ている。








    その傍らに、その少女は立っていた。


















































    ナイフを持った、春川魔姫は立っていた。








    無論、少年も、昨日彼女に狙われた最原も、寝る前には部屋に鍵を掛けるくらいの分別はある。










    実際、今も部屋の鍵は掛かったままだ。












    しかし、彼女は鍵を開けることなく部屋へと侵入することができる(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)ただそれだけのことだ(・・・・・・・・・・)









    彼女は部屋の主が眠っているすぐ近くまで近づき―――








    グサッ…







    その無防備な喉笛に、ナイフを突き立てた。






    首を刺されれば、人間は死ぬ。当然だ。




    彼女は彼の死ぬ様子を確かめてから部屋を去ろうと―――















































    ガッ…!






    「おいおい…」





    ―――首を刺されれば、人間は死ぬ。当然だ。















    ―――だが。











    百田「随分とひでぇことしてくれるじゃねぇか…!」



    ―――死んでも死なない男もいる(・・・・・・・・・・・・)ただそれだけのことだ(・・・・・・・・・・)
  64. 66 : : 2017/06/11(日) 08:40:53
    百田「おいおい…こいつぁーどういうことだ?」





    百田は春川に問いかける。









    春川「…ッ!アンタ、なんで…!」




    百田「おお、よくぞ聞いてくれた!…って、しゃべりづれーな。取るか」





    百田は、喉に刺さっていたナイフを抜き取り、






    百田「俺の『能力』は『不屈』!死んでも死なねぇ、宇宙に轟く百田解斗にふさわしい『能力』だろうが!」




    春川「…違うよ…だって、アンタ…」













    春川「死んでる最中に、動いてた…!」





    百田「ああ、そうだぜ!死んでる最中にもダメージを負った箇所によっては体を動かせるんだよ!ま、つまり、死んでる最中にも意識があるってことだ!その代わり痛覚もあるからかなり痛ぇけどな!それこそ…」











    死ぬほどに、な。
  65. 67 : : 2017/06/11(日) 14:07:47
    ―――能力者ファイル②―――

    百田解斗


    能力・『不屈』


    死んでも死なない。


    正確には、死んでも蘇ることができる、という能力。


    どんなダメージ量であろうと再生の最中に意識が消えることはなく、そのため死んでいても体の一部を動かせる。


    能力を生み出す原因となったトラウマは、『自分を蝕む病との死闘と、死んでも生き残ろうとする鋼の意思』。
  66. 68 : : 2017/06/11(日) 14:23:27
    鉄の意志と鋼の強さ
  67. 69 : : 2017/06/11(日) 18:25:20
    >>68さん、どちらかというと『鋼のレジスタンス』という曲から取ったものですかね、このフレーズ。


    百田視点。







    百田「…テメェは俺を殺そうとした、ってことでいいんだな?」



    春川「…」



    百田「夜に来たっつーことは、寝込みを襲って成功率を上げようとしたってとこか?」



    春川「…チッ…」



    百田「…あぁ!?」




    はぁ!?あの女…









    床に(・・)沈んで行ってやがるぞ(・・・・・・・・・・)!?





    畜生…あいつの『能力』か…これで部屋に入ってきたっつー訳だな…





    よし!









    百田「待ちやがれッ!」








    俺はあいつを追いかけるようにして、床へと飛び込んだ。
  68. 70 : : 2017/06/11(日) 18:39:36
    春川視点。






    春川「…!?」





    私の影の中に、入ってきた!?





    …なるほど。自分では『能力』を把握してたと思ってたけど、把握できてなかったんだ。




    この『能力』、自分が影に入れるようになる(・・・・・・・・・・・・・)んじゃなくて、影に物が入れるようにする(・・・・・・・・・・・・)んだ。





    なるほど…だからアイツは追って来れた訳か。






    なら、好都合…







    影の中は水中と同じで、息が出来ない。



    つまりここで閉じ込めていれば、私が開けるまでアイツは永遠に死に続ける。






    アイツをここで脱落させられる、って訳か。







    よし、じゃあとっとと…










    ガシッ!








    春川「ッ!?」




    速い!?もうここまで…




    こいつ、元から身体能力も高いのか…!




    いや、それより、まずい!さっきのショックで空気をほとんど逃がしてしまったし、コイツが抱き着いてきて逃げられない…!




    春川「…ッ!」




    コイツ…まさか、私を道連れに…!





    コイツ…力が強い…!万力か何かか…!?







    あ…ダメだ…もう、意識が、消え…
  69. 71 : : 2017/06/11(日) 18:47:38
    ―――能力者ファイル⑤―――

    春川魔姫


    能力・『潜影』


    影の中に潜ることができる。


    正確には、影を人や物が入れるようにするための『門』にするという『能力』。


    影の中は水中とほぼ同じであり、呼吸はできない。影の中からは外の様子をうかがうことができる。影を『門』で無くしたり、影が光でかき消されたりすると、その中のものは影の内部に取り残される。

    能力を生み出す原因となったトラウマは、『暗殺者として過ごしてきた自分への嫌悪と、暗殺への最適化を求める感情』。
  70. 72 : : 2017/06/11(日) 20:48:25

    百田君は確かに“ジ・アンブレイカブルフルクラム”ですね…
  71. 73 : : 2017/06/12(月) 17:59:43
    春川さんの能力をちょっと修正しました。



    修正前
    影を『門』で無くせば、その中のものは影の内部に取り残される。


    修正後
    影を『門』で無くしたり、影が光でかき消されたりすると、その中のものは影の内部に取り残される。
  72. 74 : : 2017/06/14(水) 22:16:46
    >>72さん、そうですね、絶対に折れません。が、とある弱点があります。それはまた追々出すと思います













    「………い、おい。おい!起きやがれ!」





    春川(…あれ?私、何を…って、コイツは…)






    春川「…ッ!!」



    百田「おいおい、もう勝負はついたろうが。俺が引っ張り上げなきゃ、多分あのまま溺れ死んでたぞ?ま、何度か俺も溺れ死んじまったしな」




    …どうやら彼女の目の前の馬鹿は、自分を殺そうとしてきた相手を何度か死んでまで助けたらしい。





    春川「…なんで、助けたの」





    百田「あ?そりゃ、お前…こんな状況で、一人でも死人が出てみろ。かろうじて理性を保ててた奴も、タガが外れてコロシアイになっちまうかもしれねぇ。だから、俺が生きてる間は絶対に誰も殺させねえ」





    春川「…その理屈は分かるよ。でも、それなら私を拘束でも何でもしておくべきじゃないの?アンタを殺そうとした、危険人物なんだから」



    百田「もちろん分かってるぜ。だから、この宇宙に轟く百田解斗が、テメェの見張りをしといてやろうって言ってんだよ!これなら他の奴も納得できるだろ!テメェを抑えられるのは俺くらいのもんだろうしな!」



    春川「…はぁ?」



    百田「つー訳で、今日からテメェは監視対象兼、俺の助手だ!えっと…名前はなんつーんだ?」



    春川「…春川。春川魔姫だよ」



    百田「…そうか。じゃ、ハルマキだな!ハルマキ、明日から俺と一緒に探索するぞ!それに備えて、今日はもう寝ろ!…っと、その前に…」







    彼女がそのあだ名について文句を言おうとする前に、








    百田「ハルマキ、テメェは俺以外に殺したか、殺そうとした奴はいるか?」






    彼はそう問いかけた。










    春川「………」







    そこで彼女は僅かな時間、逡巡する。














    昨日寝込みを襲った少年について、彼に話すかどうか。
































    ―――すなわち、最原終一と、彼女が襲撃を諦めざるを得なかった彼の『能力』について、彼に話すべきか否か、だ。


















    百田「…あー。悪ぃ!答え辛ぇこと聞いちまったな!もう寝るぞ!」



    ―――そんな彼女の思いを知ってか知らずか、彼は早々にその答えを聞くのを諦めてしまったが。




    春川(…はぁ、なんか殺す気も削がれたし…寝るか)



    と、彼女もそこで思考を打ち切り、意識を手放した。
  73. 75 : : 2017/06/18(日) 16:43:34
    ~~~朝・最原の部屋~~~



    最原「…うん、さすがに二日連続で荒らされてるってことはないか…」




    一応、昨日の晩寝る際に埃を利用して侵入者の足跡を残せるように床に細工していたが、流石にそれは杞憂に終わったようだった。





    最原「…僕を狙った犯行じゃなくて、誰でもよかった、とか…?まぁ、その辺も考えて対応していこうかな…」





    と、そんなことを呟きながら、僕は赤松さんと合流し、食堂へと向かった。









    ~~~食堂~~~


    赤松「おはよう!…あれ?」


    最原「どうしたの、赤松さ…」



    赤松さんの疑問の声の原因だと思われる食堂の中へ目をやると、そこには昨日の4人だけでなく、春川さんまでいた。



    赤松「えっと…春川さん?昨日はいなかったよね?」


    春川「…それは…」


    百田「こいつは今日から俺の助手だ!」


    赤松「えっ!?」


    最原「…は?」



    助手…ってことは、春川さんとは組んだ、ってことか…
    僕らにはない利点が春川さんにはあったのかもな…



    最原「…へぇ、そうなんだ」


    百田「ま、いいじゃねえか!とっとと食おうぜ!」


    赤松「う、うん!そうだね!いただきます!」


    最原「…昨日の昼から疑問に思ってたんだけどキーボ君、君食事ができないのにここに来て意味あるの?」


    キーボ「ボクは食事はできませんが、皆さんの様子を見ているだけで、皆さんから『暖かさ』を頂けているような気がしますから…」


    最原「…ふぅん。じゃ、頂きます」






    赤松「…ふぅ、ご馳走様でした!今日のごはんもおいしかったよ!」


    最原「ご馳走様でした、東条さん」


    東条「…みんな、ありがとう。それと…食事の後にするのは何なのだけれど、一つ伝えなければいけないことがあるわ…」


    東条「…天海君が、死体になっていたわ」


    赤松「…ッ…!」


    赤松さんの体がこわばる。視界の端では、百田君やゴン太君、キーボ君の驚く様子と、呆れたようにため息をつく春川さんが見えた。





    と、僕が赤松さんから目を離した隙に―――






    赤松「…私だよ」





    と、赤松さんは言ってしまった。







    最原「ちょっと…!」



    東条「…赤松さん、それは本当かしら」


    赤松「…うん」



    ダメだ。僕が弁解しておかないと僕までみんなからの評価が下がるだろう…



    最原「ッ、みんな、これには―――」


    キーボ「赤松さん、最原君。少し…いいですか?」


    赤松「…え?」


    キーボ「…外で話をさせてください」


    赤松「…いいよ」


    キーボ「ありがとうございます。では、こちらで」


    …まずい。十中八九罠だろう…


    どうすればどうすればどうすれば…




    赤松「…最原君。行こう」


    最原「…分かったよ」









    キーボ「…さて、ここなら大丈夫ですかね」



    そう言ってキーボ君が僕らを連れてきたのは…中庭だった。


    キーボ「…ボクはですね。こんな環境下でも互いのことを思いやり、考え、尽くせる。そんな『暖かさ』を持った人間という存在を、素晴らしいと思っていたんです」



    最原「…」


    キーボ「…でも、違ったみたいですね。東条さんの次に信じていた赤松さんが、殺人をしてしまった…」


    赤松「ッ…!」


    キーボ「…あなたたちは人間です。『暖かさ』を持っている存在なんです。そう博士は教えてくれたはずなんです。…だというのに、あなたたちは『暖かさ』すら持たないボクより冷たい存在です。…でも、心配しないでください」







    キーボ「…せめて、あなたたちの『暖かさ』だけは、ボクがずっと、覚えていますから」




    その言葉と同時に、キーボ君を中心として身の毛もよだつような冷気が走った。
  74. 76 : : 2017/06/18(日) 16:49:04
    ―――能力者ファイル⑮―――

    キーボ


    能力・『吸熱』


    熱を吸い取る。


    正確には、半径3メートル以内の熱を、自分に向けて溜め込む、という『能力』。-50度を下回る熱は吸い取ることができない。


    自分に向けて溜め込むことはできるが、熱を放出することはできない。そのため、一定以上使うと熱暴走(オーバーヒート)を起こす。

    能力を生み出す原因となったトラウマは、『父親である飯田橋博士と違う自分の冷たい体に対する怒りと、暖かい体と心を持つ人間への嫉妬』。
  75. 77 : : 2017/07/08(土) 17:11:24
    最原「…あっちには話を聞く気すらなさそうだね。赤松さん、彼は冷気を操る類の能力だと思うから、注意して―――」




    キーボ「敵を前に雑談とは随分と余裕ですね」


    最原「…ッ!」


    彼は、中庭に生えていた草をむしり取るとそれを束ねて投げてきた。


    たかが草、とは思うが避ける。


    避けた先で、草は砕け散った(・・・・・)



    …抜いてから投げるまでの数秒で凍るほどの冷気らしい。流石にあれだけの重さの氷をぶつけられれば、かなりのダメージを食らうだろう。



    ―――と、キーボ君の方を向くと…




    キーボ「赤松さん。言い残すことはありますか」



    ―――彼は、赤松さんの眼前にいた。




    まずい。彼女の性格上、彼に自ら殺されかねない。それだけは絶対に避けなくてはいけない。




    赤松「…天海君は、私が殺しちゃったんだよ…」


    キーボ「…それが最期の言葉ですか?」


    赤松「だからこそ…!」


    彼女は、キーボ君の頭に手を伸ばしながら。



    赤松「―――もう絶対に、コロシアイで人なんて死なせない!私も、最原君も、君も、皆も!」



    そう言い切ると同時に、




    赤松「―――『震えろ』!」



    キーボ君を、殺すことなく無力化した。






    …いや、しようとした(・・・・・・)




    キーボ「ぐっ…人一人殺しておいてよくもそんなことが…!」




    脳震盪を起こすことで、人間は無力化できる。



    しかし脳のない機械はどうだろうか。




    赤松さんは、キーボ君の冷気から逃れる術など持っていないだろう。





    キーボ「…もういい、君の熱を全て奪います。凍って砕けてください」
  76. 78 : : 2017/07/08(土) 17:50:56
    と、赤松さんはそこで自分の腹部に手を当て、




    赤松「…『震えろ、熱せ』!」



    自分に(・・・)、能力を使った。




    キーボ「ぐぅっ…!?」




    赤松「キーボ君が、私の熱を奪うなら…私はそれ以上に私を熱すればいい!」




    最原「…あ、赤松さん…それは駄目だ…!」




    それは。



    敵に攻撃として使うべきもので、自分に使っていいものじゃない。




    実際、彼女の口からはかすかに血が滲んでいる。



    が、ここで熱を奪うキーボ君の表情にも苦しげな物が混じり始める。


    ひょっとしたら奪える熱の総量にも限界があるのかもしれない。




    赤松「キーボ君…お願いだからさ、やめてよ…!もうこれ以上人を死なせちゃ駄目だよ…!」



    キーボ「…だから、それを最初に人を殺したあなたが…!人を一人殺した人は、二人、三人と殺すんですよ!だからボクがその前に…!」


    最原「…その件については僕が説明するよ」


    キーボ「…なんですか?僕らは殺していない、別の誰かが殺したんだ、とでも?是非とも犯人を教えて欲しいところですね」


    最原「…赤松さんは自分が殺したなんて言ってるけどさ、あれは彼が僕たちを殺そうとしてきて…」


    キーボ「ですが、2対1ならば殺さなくてもいいでしょう!?」


    最原「彼が死んだのは、その直後に彼が爆弾を持ったまま突っ込んできたからなんだよ…」


    キーボ「…えっ?」


    最原「確か…『俺の能力は戦闘向きじゃないんで、こうさせてもらうっす』…って言って、手榴弾を手に持って…」


    キーボ「あ、赤松さんはなぜ自分が殺したって言っていたんですか?」


    最原「彼が目の前で死ぬのを止められなかったんだから、自分が殺したのも同然だ、って…」


    キーボ「…本当なんですか?」


    赤松「…うん」


    途端に、キーボ君がどうやったのかは知らないが顔を青ざめさせる。


    キーボ「…赤松さん。最原君。許していただけるとは思っていませんが、言わせてください。本当に…すいませんでした」


    赤松「ううん…私が悪いんだよ。キーボ君も、皆を守ろうとして私を止めようとしてくれたんだよね?」


    キーボ「はい…ですが」


    赤松「じゃあ、それでいいよ!もういろいろ言うのはおしまい!いいよね、最原君?」


    最原「…ハァ。分かったよ、それよりお腹は大丈夫なの?」


    赤松「うーん…電子レンジに掛けたようなもの、なんだっけ?大丈夫だと思うよ…たぶん。キーボ君、最原君もいいって!」


    キーボ「…ありがとう、ございます…あ、あのっ!」


    赤松「ん?何かな?」


    キーボ「図々しいんですけれど…ボクも、君たちと一緒に―――」








































    「転子よ。ロボットはうちの使い魔に出来るか分からんし、壊してよいぞ」


    「分かりました!」


    「分かったよー、神様ー!」










    そんな声が聞こえると同時に、



    キーボ「…ガァッ!?」


    赤松「…え?」



    キーボ君は、突如現れた茶柱さんに蹴り飛ばされた。
  77. 79 : : 2017/07/21(金) 14:19:32
    続き楽しみにしてます!
  78. 80 : : 2017/07/22(土) 16:14:18
    >>79さん、ありがとうございます!遅筆ですみません…




    キーボ君が、蹴り飛ばされた。



    そしてそのまま校舎の壁に激突し、辺りには粉塵が舞う。




    …馬鹿げてる。明らかに、常人の出せる威力ではない。






    茶柱「どうですか夢野さん!転子はお役に立っていますか!?」


    夢野「んあー…中々役に立っておる。流石はうちの使い魔じゃ」


    茶柱「そ、そんな…ありがとうございます!夢野さん!」


    アンジー「ねーねー神様ー、アンジーはー?アンジーは役に立ってるー?」


    夢野「もちろんじゃ、アンジー。転子にも負けぬよう、精進するんじゃぞ」


    アンジー「分かったよー!負けないからねー転子!」


    茶柱「転子も負けてなるものですか!」






    ―――そんな会話を、当然のように繰り広げている様子がこの光景の現実味のなさを増長させる。




    キーボ君の正確な体重は分からない。が、彼の体は金属だ。まず見た目より重いのは確実だろう。



    それをあっけなく蹴り飛ばした。


    …まず、勝てる相手ではない。実際、今も最原の生存本能が全力で警鐘を鳴らしている。


    それでも、なんとか可能性を模索する。



    ―――赤松さんの能力は接近戦でないと効果がないけど、身体増強系の能力なら接近戦で勝てる訳がない…夜長さんの時みたいに、数で押せば勝てるかもしれないけど…今回は向こうの方が数が上だ。ここは逃げるしか…


    最原「…赤松さん。刺激しないように、逃げ―――」






    夢野「おお、ちょうど二人か。これで5人じゃな!」


    茶柱「夢野さん!?片方は男死ですよ!?」


    夢野「…うちの決定に文句があるのか?」


    茶柱「…ぐぎぎ…分かりました…夢野さんがそう言うなら…」


    夢野「うむ。では転子、アンジー。二人を捕まえるんじゃ!」


    茶柱「了解です!転子はあの男死の相手をします!」


    アンジー「分かったよー神様ー!じゃあアンジーは楓の方に行くよー!」


    ―――クソッ、1対1か。逃げる暇さえないってことか。


    最原「…乱戦になれば隙が出来るかもしれない、僕が気を引いて囮になるから、その隙を狙って―――」



    茶柱「まずは、邪魔な男死からです!」


    最原「ぐぅっっ…!?」



    茶柱さんの姿が消えたかと思うと同時に、突如背中に激痛が走り、前のめりに倒れる。


    茶柱「はっ…無様にやられましたね、男死!赤松さんを誑かそうとしていたんでしょう!?」


    ―――スピードまで化け物か。能力のない奴じゃ、戦うことすら出来ない…


    茶柱「…!?」


    今の轟音は、赤松さんの能力で出された音だろう。


    …響く爆音に茶柱さんの拘束が一瞬緩む。が、抜け出せるほど大きな隙が出来たわけじゃあない。





    アンジー「…もー、楓ー、うるさいぞー?それは分かってるから、もう通じないよー?おとなしくー、捕まるんだよー?」


    赤松「ぐっ…」


    茶柱「…手伝いましょうか?」


    アンジー「いやー?大丈夫だよー、もう、終わる、からー」


    赤松「くっ、あぁっっ!!」


    …赤松さんも、捕らえられてしまった。


    夢野「んあー!よくやったぞ、転子、アンジー!早速、こちらに連れてくるんじゃ!」


    …さて、一体これから、何が始まるというのか。
  79. 81 : : 2017/07/22(土) 16:35:53
    僕は茶柱さんに、赤松さんはアンジーさんに後ろから腕を封じられたまま、夢野さんの前に座らされた。


    夢野「おぬしらは今から、うちの使い魔じゃ!」


    ―――強制的に従属させる類の能力か。…とすると、この二人も操られてこうなっているのか。


    茶柱「…夢野さん、やはり男死は…」


    夢野「転子!」


    茶柱「…分かりました…」


    ―――命令には絶対服従だけど、ある程度の自我はある、か。


    夢野「…それで、おぬしらの能力を教えるんじゃ!」


    最原「…ないよ。僕には能力がないんだ。でも―――」


    夢野「…んあ?そうなのか。…では、いいか。転子」


    茶柱「はい!」


    …再び、背中に走る激痛。目の前に火花が飛んだような、そんなチカチカとした光が見える。


    最原「ぐうッッ………!?」


    夢野「能力も使えんのじゃったら使い魔として連れておっても無駄じゃしな…単に雑兵として使えばよかろう」


    茶柱「男死の扱いとしては妥当かと思います!夢野さん!」


    最原「…ま、待て…僕にも、利用価値は…」


    茶柱「…まだ気絶していなかったんですか?早く気絶するんです、よッッ!」


    その一撃を最後に、僕の意識は闇の中へと落ちていった。





















    赤松「最原君ッッ!?なんで、最原君を…!?」


    夢野「能力が使えんのじゃったら、自我を持たせておっても無駄じゃろう」


    茶柱「もう大丈夫ですからね、赤松さん!男死に騙されていたんでしょう?転子たちが味方ですから!」


    赤松「…違うッッ!最原君は…!」


    アンジー「…あれー?」


    赤松「…え?」



    唐突に夜長さんが上げた、奇妙な声。不審に思って、私は、茶柱さんは、夢野さんは、夜長さんの視線を追う。すると―――




    赤松「…なに、これ…?」








    ―――何の能力もないと、自分で言っていた最原君。




    彼が、気絶させられていた。いや、それだけならばおかしくはない。先ほど、茶柱さんの一撃を喰らったのだから。



    …問題は…















    赤松「…これって…最原君の、能力?」






    ―――彼を覆う、ぼんやりと白く光る、殻のような物だった。
  80. 82 : : 2017/07/22(土) 16:57:58
    夢野「…転子」


    茶柱「…は、はい!」


    …茶柱さんが、拳を振るう。おそらく、全力だろう。が―――



    茶柱「…無傷…!?」


    ―――光の殻は、全く変化した様子はない。


    夢野「………」


    ―――今だ。


    私は、自分に背を向けている茶柱さんと夜長さんの頭へと手を伸ばし―――




    赤松「―――『震えろ』!」




    茶柱「…ッッ!!!」


    アンジー「…ぐっ…!」



    両腕で使ったせいか、それとも咄嗟の事だったせいかは分からないが、完全に気絶してはいない。



    夢野「…ッッ!」


    …でも、夢野さんはそれを見ると、真っ先に逃げ始めた。



    赤松「…最原君!お願いだから起きて、最原君!」


    私は、光の殻越しに最原君に呼びかける。


    …まだ起きてはくれないけど、反応はある…!これなら…



    赤松「…乱暴な起こし方でごめん!『震えろ、響け』!」




    最原「…ッッ…!」



    …成功したみたい。と、思うと同時に光の殻が消えた。



    なるほど…意識がない間だけ出るから気づけなかったのか…



    最原「…あ、れ…?僕は…?」


    赤松「説明は後!逃げるよ、最原君!」


    私は、最原君の手を引いて走った。














    茶柱「や、やられました…」




    ですが、転子の能力発動条件は揃いました…あ、あの二人を追わないと…



    茶柱「…急がないと…夢野さんが、あの男死の魔手に…!」






    「…行かせ、ません………!」




    という声が聞こえると同時に、辺りの草が転子たちごと凍ってしまいました。




    茶柱「…あの時の…!?」


    キーボ「…このままでは…錆びても、錆びきれません…!せめて…!足止め、くらい…!」


    …あの二人を追わないといけないというのに…!



    キーボ「熱暴(オーバー)(ヒート)…!」


    茶柱「…邪魔です、どいて下さい!」


    キーボ「ぐっ………あァぁぁァぁぁぁァぁァァぁァァッッッッッ!!!!!」



    …倒さねば通れない、ということですか…仕方ありません。


    お望み通りスクラップにしてあげます!
  81. 83 : : 2017/08/08(火) 00:22:58
    (三人称視点です)



    キーボの拳が、唸りを上げて茶柱へと迫る。


    が、今のキーボに理性はなく、その拳を避けることは茶柱にとって容易かった。空振った後の姿勢が崩れたところに、茶柱が攻撃を加えるに足るだけの隙は十分に生じていた。


    …だが、キーボから放たれる熱波がそれを許さない。



    茶柱(…厄介ですね、この熱…)



    …実はこの熱暴走(オーバーヒート)状態、余りの熱に自分も耐え切れずにダメージを食らい、大抵の場合は気絶してゆっくりと放熱することで元の状態に戻る。


    茶柱はそこまでは知らないが、攻撃すら加えていないのに苦し気に呻くキーボの様子から、放っておけば自滅する、ということは理解する。


    だが―――


    茶柱(…キーボさんの目的は『時間稼ぎ』…その状態に持っていくことこそ、相手の狙い…ならば!)



    キーボが振り返り、再び拳が茶柱の腹部へと向かう。



    茶柱「―――仕方ありません」



    茶柱は、それを避けずに受け止めた。




    茶柱「ぐふっ…」



    あまりの威力に口から零れたのはその声。同時に鉄の味も広がっていく。





    茶柱「…ですが、これで終わりです…」





    ―――しかし、茶柱の表情に焦りはない。なぜなら―――








    茶柱「―――さぁ、転子の『反撃』の、時間です!」
  82. 84 : : 2017/08/08(火) 00:40:37
    ―――能力者ファイル⑭―――

    茶柱転子


    能力・『反撃』


    自分の食らったダメージを攻撃に上乗せする。


    正確には、自分の食らった攻撃のエネルギーを自分の攻撃に使用できる、という『能力』。ただし、自分の食らったダメージが消えることはない。


    一度攻撃を食らう度に一度だけ『反撃』として自分の攻撃の威力に相手の攻撃の威力を上乗せできる。また、攻撃以外でも可能であり、これを利用すれば使い方次第で高速での移動も可能となる。


    能力を生み出す原因となったトラウマは、『かつて自分から師匠も何もかもを奪っていった者たちと、そんな者達に一撃も食らわせられなかった自分への怒り』。
  83. 85 : : 2017/12/12(火) 01:07:44
    支援
  84. 86 : : 2018/01/27(土) 22:35:40
    期待
  85. 87 : : 2018/09/05(水) 00:52:08
     重厚な金属塊であるはずのキーボの体が、空気を詰めたビニール人形か何かであるかのように軽々と吹き飛んで行きました。

     校舎のコンクリートに激突したキーボは原型を保っておらず、目は点滅し、腕は肘から先が砕け落ち、そして転子の一撃を受け止めた腹部などは装甲が全て粉々になっていました。

     あの状態から再起することは、もうないでしょう。


    茶柱「……ぐぅ˝……ッッ」


     しかし、転子が負った傷もまた軽いものではありません。
     触れていた時間は殴ったほんの一瞬に過ぎないというのに、右手の皮膚なんかはほとんど炭化してしまっています。
     これでは、こちらの手はこの先ほとんど使えないでしょう。
     それ以外にも傷があることも相まって、体には少し限界が近づいているように感じます。


    茶柱「……それより、夢野さんを……ッッ!!!」



     しかし、今はそんなことはどうだっていい。
     夢野さんの仲間は転子達だけで、その転子達は今ここにいます。ということは今夢野さんはこの学園の中、たった一人でいるということです。
     そんな危険に夢野さんを晒してしまうなんていうことを転子は決して許せません。


    茶柱「……アンジーさん……ッ、行きましょう……!!!」


    アンジー「もっちもちー。秘密子がいる方向もー、神様に聞けば分かっちゃうからねー」


     転子はアンジーさんとともに、夢野さんがいるという食堂近くのにまで行くと……







    茶柱「…………え?」





     転子は、見てしまいました。



     そこにいたのは、確かに夢野さんでした。

     愛らしいその小さな頭にちょこんと乗せられた魔女のトレードマークたる黒の帽子、それにきれいな赤色の髪。
     その容姿は、転子が見間違える筈もありませんでした。



     ―――――だからこそ、転子は目の前の光景が信じられませんでした。




    転子「ああ………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!!!」




     ――――――そこにいたのは、確かに夢野さんでした。


     でも、彼女はまるで、眠っているかのように目を閉じていて。
     力なく、その場に横たわっている彼女のお顔には、血の気がなありませんでした。
     その胸には、独特の光沢を持つナイフが突き立てられていて。
     そこから彼女の髪と同じ赤色が、中庭に流れ出ていて。

     要するに、彼女は――――――夢野秘密子は、死んでしまっていました。




    茶柱「――――――ゆる、しません……」




     しかし、それと同じくらいに転子の心に焼き付いた物があります。
     それは、今まさに走り去る人の姿。

     まるで女子のような華奢な体躯に黒い制服を纏い、その黒い感情と黒い髪を同じ色の帽子で覆い隠す、何を考えているかも分からない。
     しかしそれでもなお、笑みを浮かべる口元からこちらを嘲るような感情だけは伝わってくる、そんな男死。


     ――――――即ち、最原終一の姿を、です。



    茶柱「ま、ちなさ………ぐぅッ」



     無理にここに来た代償に、最早体は動きません。
     しかしそれでも抑えられない激情が、転子の口から迸り、学園を揺らしました。







    茶柱「さい、はら………しゅういちぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ!!!!!」
  86. 88 : : 2018/09/05(水) 00:52:45
    ~~~モノクマ劇場~~~



    モノクマ「やぁ、皆。お待ちかねのモノクマ劇場の時間だよ」


    モノクマ「とはいってもこのシーンもネタ切れなんだよねー。ボクの可愛さで繋ぐこともできるけど、それだと皆が嫉妬で『能力』を発現しちゃうかもしれないから自重しておいてあげようかな」


    モノクマ「え?あぁ、『能力』の発現のキッカケはね。大抵は『強い感情』なんだよ」


    モノクマ「トリガーはトラウマだーなんて俗説が立ってるけどね。あれは正確にはトラウマになるようなことが起きた時に本人が抱いた感情が大抵はキッカケなんだ」



    モノクマ「……そう、『強い感情』」


    モノクマ「べつに、何だって構いやしないんだよ。傲慢強欲色欲嫉妬怠惰暴食憤怒、どれだって強ければトリガーにはなり得る」


    モノクマ「それに、いつだって構いやしない。老人だろうが幼子だろうが、食事中だろうが睡眠中だろうが、テスト中だろうが休憩中だろうが」





    モノクマ「――――――平和に過ごしていようが、コロシアイの真っ最中であろうが……ね」
  87. 89 : : 2018/09/05(水) 00:54:14
    ―――能力者ファイル⑭―――

    茶柱転子


    能力・『反撃』


    自分の食らったダメージを攻撃に上乗せする。


    正確には、自分の食らった攻撃のエネルギーを自分の攻撃に使用できる、という『能力』。ただし、自分の食らったダメージが消えることはない。


    一度攻撃を食らう度に一度だけ『反撃』として自分の攻撃の威力に相手の攻撃の威力を上乗せできる。また、攻撃以外でも可能であり、これを利用すれば使い方次第で高速での移動も可能となる。


    能力を生み出す原因となったトラウマは、『かつて自分から師匠も何もかもを奪っていった者たちと、そんな者達に一撃も食らわせられなかった自分への怒り』。


    ―――――――Now Loading……
  88. 90 : : 2018/09/05(水) 01:11:04
    ――――――能力の変異を察知


    ――――――情報収集、並びに記録更新開始


    ――――――記録更新終了



    ―――能力者ファイル⑭・改―――


    茶柱転子


    能力・『復讐』


    怒りが増すほどに攻撃の威力が増していく。


    正確には、自分の怒りという感情エネルギーを物理的エネルギーに変換できるという『能力』。ただし、変換しても怒りは消えることは無い。


    怒りは変換しても衰えることはなく、食らったダメージでさらに怒りは増していく。最早死ぬまで彼女を阻むことはできない。


    能力を生み出す原因となった感情は、『大切な友人を奪い去られたことに対する、激しい憎悪と憤怒』。
  89. 91 : : 2018/09/05(水) 01:23:46
    「ふぅ……危なかった」


     まさか、夢野さんを始末している最中に彼女の下僕たちが来るとは思っていなかった。
     もう少しくらいは足止めをしていてもらいたかったんだけど……キーボ君は、あっさりとやられてしまったみたいだ。


    「ま、大丈夫かな」


     目標を果たすことは出来たのだから上々としよう。
     夢野秘密子の殺害――――――それと、誰かにその様子を目撃させる(・・・・・・・・・・・・・)こと。
     それを無事に思惑通りに達成することができたのだから、多少の危険があった程度ならばまあ許容範囲内だ。



    「ふふっ………それにしても、あの叫び声」


     あれには心底笑わせてもらった。
     夢野さんの『能力』にそういう副作用でもあったのか分からないけれど、まさかあそこまで上手く行くなんて―――と、愉快で堪らない。


    「ま、それも当然なんだけどね」



     姿見に写る最原終一の姿が、突如としてノイズが掛かるように乱れる。
     その乱れは次第に大きくなっていき――――――最終的には、元の()の姿で収束した。




    白銀「私はせいぜい、地味に行かせてもらうからさぁ……ど派手に頼んだからね、茶柱さん達?」
  90. 92 : : 2018/09/05(水) 01:28:23
    ―――能力者ファイル⑧―――

    白銀つむぎ


    能力・『擬態』


    完全に特定の人物・物品に成り替わる。また、特定の人物・物品を自身の姿に変える。


    正確には、自分の視認したことのある生物・無生物への完全な擬態を行う、あるいは行わせることで、その能力を全てトレースする。ただし、他の物を自分以外の物に変えたり、他の物に擬態した状態からさらに他の物に擬態することはできず、一度白銀つむぎ自身に戻る必要がある。



    能力を生み出す原因となった感情は、『誰も自分を見てくれないという虚無感』。

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