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【ショートストーリー・安価つき】江ノ島・戦刃「惨劇回避」

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  1. 1 : : 2017/03/21(火) 21:51:12
    いよいよ、最終話です。

    今回はいままでとは違い、少し長めになるかと思います。

    視点もいままでとは違い、苗木視点一点張りになります。(視点が入れ替わりません。)

    さらに、ひとつだけ、安価をとります!この安価は分岐ルートです!これによりエンドが変わりますので、よろしくお願いします!

    では、始まります!

    ※実際のストーリーの流れと異なる部分がありますが、ご了承ください!

    桑田・舞園編http://www.ssnote.net/archives/52289

    不二咲・大和田編
    http://www.ssnote.net/archives/52306

    山田・アルターエゴ編
    http://www.ssnote.net/archives/52331

    セレス・石丸・時々山田編
    http://www.ssnote.net/archives/52351

    大神編
    http://www.ssnote.net/archives/52377
  2. 2 : : 2017/03/21(火) 22:03:42
     僕は苗木誠。超高校級の幸運だ。

     大神さんの話の後、それぞれの顔は希望に満ちていた。

     しかし、なんだか、釈然としない顔の2名を僕は逃さなかった。

     そして、その二人からこぼれた恐るべき言葉も……

    「貴様らは絶望するんだよ……」

    「私たち絶望シスターズの手で……」

     そして、僕以外にもう一人……

     その発言を聞き逃さなかった人物……

    「それは、どういうことなの?戦刃さん、江ノ島さん……」

     その声で周りが静まりかえる……

     嵐の前の静けさと言うべきだろうか……

     大浴場にあるアルターエゴの機械音がはっきりと聞こえる……

     そして、霧切さんの口が開く……

    「いいえ、超高校級の絶望というべきかしら……」

     その場は凍り付いた……
  3. 3 : : 2017/03/21(火) 22:18:08
     『人類史上最大最悪の絶望的事件』

     以前、霧切さんから聞いていた……

     その元凶が超高校級の絶望だということ……

     超高校級の絶望が一人ではないと言うこと……

     それは、ぼくたちの身近な人物と言うこと……

     それが、まさか……
     
    「江ノ島さんと戦刃さん?」

     思わず僕がつぶやいた……

    「なんのこと?さっぱりなんだけど……」

     江ノ島さんは答えるが、霧切さんは退かない。

    「とぼけても無駄よ!」

    「もし、私たちがそうだったとして、コロスの?」

     戦刃さんがこちらをにらみつけながら言った。明らかにサッキ立っていた。

     超高校級の軍人……

     戦刃さんの肩書きだ。傭兵部隊フェンリルに所属し、今まで受けた傷はないという超実力者だ。

    「悪いけど、私には拷問のたぐいは通用しないわよ。」

     そう言うと、じりじりと詰め寄る。

     大神さんが構えるが、霧切さんに制止された。

    「勘違いしないで。私はあなたたちをコロスつもりはない。」

     戦刃さんは歩を止めた。逆に動きを見せたのは江ノ島さんだ。

    「はぁ?じゃぁどうするってのよ?」

    「全員で脱出する!」

     僕は答えた。絶望に染まっているなら希望に塗り替えればいい。

     しかし……

    「あぁ、やっぱりバカだ……」

     思わず、口から漏れた江ノ島さんの言葉……

    「残姉ちゃん!もう言うわ……あきた……」

    「そぅ……」

     そして、衝撃の事実。

    「お前達の答えは半分正解だよ!」

    「半分!?」

     おもわず、みんなが声をそろえた。

    「どういうことだ!?」

     僕は彼女らに質問した。頭の中で整理できてないからだ。

    「正解なのは超高校級の絶望だということ…」

     戦刃さんは答えた。そして、こう告げた。

    「わたしたちにはさらに上がいるの。」

    「!?」

     みんな整理できてないようだ。十神くんや、石丸くんは、少しずつ整理してきているようだが、他の人達は思考が着いてきていない。

    「本当の黒幕は誰なの?」

     霧切さんが、静かにしかし、はっきりと問う。

     そうすると……

    「ボクだよ!!」

     あの耳障りな声……

     まさか……

    「モノクマだよ~!!」
  4. 4 : : 2017/03/21(火) 23:36:19
    ありゃ?モノクマですか…
  5. 5 : : 2017/03/21(火) 23:40:40
    >>4すみません!>>1に書くの忘れてたので、書き足しましたが、実際のストーリーと異なります!ご了承ください!
  6. 6 : : 2017/03/22(水) 11:32:54
    「そうだよ!黒幕はボクダヨ!」

     目の前のモノクマから衝撃発言!ドッキリのネタバレとは違う衝撃が走った。

    「それなら、なぜ彼女らを利用した?」

     ぼくはモノクマに問いただした。

    「それは、彼女らが、外の世界ましてや生きていることに絶望してたからだよ!」

    「だから、このコロシアイ生活はぼくから彼女たちへの救済だったわけさ!」
  7. 7 : : 2017/03/22(水) 11:46:39
    「ふざけんな!そんなのに巻き込みやがって!」

     ぼくは語気をつよめた。その行動を見た霧切さんが僕の口を遮った。

    「それで、これからどうするの?」

    「私たちは黒幕の正体を暴いた。脱出の方法を教えて……」

    「そんなの、甘すぎるよ!面白くないよ!」

     霧切さんが発言を終わる前にモノクマが遮った。

    「いまから、最初で最後の学級裁判を開くよ!」

    「!?」

     絶望シスターズを含めて、全員が驚いた!

     そして、モノクマは続けた。

    「いまから2日後の正午まで時間をあげるから、その間に希望が峰学園のヒミツをすべて解明してください!そうしたら学園脱出の方法を教えましょう!!」

    「しかし、その学級裁判で暴けなかった場合……」

    「皆には、この学園内で一生を過ごしてもらうよ!!」

    「さぁ、どうするか、考えな!!」

    「アーハッハッハッハッ」

     その声を残し、モノクマは消えた。

    「おい!戦刃…江ノ島!」

     十神くんからの質問だ。

    「なによ?」

    「おまえたちはこの学園のヒミツは知らないのか?」

    「知ってるとしても1つだけ……」

    「ただ、それは裁判で話すわ。」

    「いまは情報を集めるべきでしょ……」

     戦刃さんが答えた。最もだ。今は時間が惜しい。

    「とはいってもよぉ……」

     次は大和田君だ。

    「2階までしか捜索できねぇ状況で何が出来るんだ?」

     そうだ……2階まではモノクマは心優しく開けてくれたが、それ以降はコロシアイが起きてないから解放されていなかったのだ……

     しかし……

     ピンポーンパンポーン

     おきまりの学校放送だ。

    「それなら、ご心配なく!」

    「全ての階層、ドアは開放しておきましたぜ!」

    「それでは、思う存分調べてね~!」

     全階層の解放。なるほどな……

    「それじゃぁいくべ!」

    「ちょっとまって!」

     葉隠君が我先に行こうとするのを僕は制止した!
  8. 8 : : 2017/03/22(水) 12:04:14
    「ここは、階層ごとにメンバーを決めよう!」

     僕は提案した。

    「それに、なんのメリットがあるんだ?」

     十神くんが質問した。

     その質問に対して、僕が考えることだけど……と付け足して、説明した。

    「1人ずつバラバラで捜査したら、調べられてない階層がでる可能性がある。もし、全ての階層調べられていても、人数的むらがあるのは不利だ。」

    「だから、階層の人数をそろえるという訳か……」

     十神くんは納得したようだ。

     霧切さんは続けた。

    「そうね、それぞれの部屋を調べる人も分担したほうがいいかもしれないけど、それほあとで分担しましょう!」

     そう言い終わると、霧切さんは絶望シスターズに目を向けた。

    「わかってるよ、私たちもちゃんと調べるって!!」

     ……江ノ島さん…

    「みんなが外に出る手助けはしたいからね。」

     …戦刃さん……

     まずは、寄宿舎だ。

    1F 葉隠くん、山田くん

    「まかせろって!苗木っち!」

    「それぞれの個室まで調べさせて頂きますぞ!あ、中のものは荒らさないので、ご心配なく…」


    2F 霧切さん、江ノ島さん

    「情報がありそうね……」

    「さて、やることやりますか……」

    つぎは本校舎。


    1F及び体育館 桑田くん、舞園さん

    「ここは、おれらに任せろ!」

    「調べられてないところもありそうですからね。」


    2F及び、プール 十神くん、腐川さん、朝日奈さん
    「この図書室の情報は優れているんだろうな!」

    「白夜様のために頑張るわ!!」

    「徹底的に調べるよ!!」


    3F セレスさん、石丸くん

    「ここは、私たちでいいでしょう……」

    「そうだな!期待していてくれたまえ!」


    4F 不二咲くん、大和田くん
    「ここの情報処理室で徹底的に調べるよ!」

    「情報になりそうなもん、片っ端から引っ張ってくるぜ!」

    5F 大神さん、戦刃さん
    「我が一矢報いる。」

    「みんなのためにがんばるよ!」

     そして、ぼくは全階層のパイプ役。色々動いて情報をまとめる係。

    「さぁ……行動開始だ!」

    最後の学級裁判の幕は切って落とされた。
  9. 9 : : 2017/03/22(水) 15:55:20
     まずは、寄宿舎一階の情報を集めよう。

     トラッシュルームで山田くんを見つけた。

    「山田くん!何か見つけた?」

    「これをみるですぞ!」

     山田くんは足下を指さした。

     その先には、扉があった。その扉を開けると、長いはしごが続いていた。

     ぼくと山田くんはそのはしごを降りた。

     なかは薄暗く、生臭い。

     そして、奥の扉を開けると、ゴミの山。

     思わず、二人とも鼻をつまんだ。

     しかし、よく見てみると……モノクマの顔らしきものが着いた、ロケットが落ちていた。

     誰かお仕置きを受けた後なのか……

    【情報:モノクマの顔をしたロケット】
  10. 10 : : 2017/03/22(水) 16:00:18
     ぼくたちは上に戻り、さっとシャワーを浴びた。そして、捜査を継続した。

     ランドリーで葉隠君に会った。

    「葉隠君は何か見つけた?」

    「今考えてるんだけど、さっぱりだべ。ただ、気になることはある。」

    葉隠君は続けた。

    「いろいろ聞いた情報を整理してみっと、外の世界は無茶苦茶なんだろ?なんで、こんな雑誌や、食料、資材が手に入るんだろなと思ってな……」

     確かにそうだ。こんな状況下で、手に入るものや量ではないはず。それを手に入れる力はあるのか?

    「ん?」

     葉隠君が何かに気づいたようだ。

    「ちょっとこれ見てみ!この雑誌一年前のやつだべ!」

     どうやら、この雑誌が一番新しいらしい。

    【情報:一年前の雑誌】
  11. 11 : : 2017/03/22(水) 16:03:39
     葉隠君と別れ、次に寄宿舎二階へと向かった。

     そこは、見るにも耐えない姿であった。ぼろぼろになったベッド、壁や浴場までもが刃物で切られたような痕があった。

     その一番奥の部屋には明かりがともっていた。そこに入ると、泣き崩れる霧切さんと、その様子を見守る、江ノ島さんのすがたがあった。

     ぼくは霧切さんの元へと歩むと、江ノ島さんが手を引いて止めた。

    「今はやめとけ。」
  12. 12 : : 2017/03/22(水) 16:12:02
    「江ノ島さん!ここはなんなの?」

    「ここは学園長の私室だよ。」

    「!?」

     学園長の私室……

     きれいに整っている。ふかふかのソファ……

     デスクトップのパソコン……テレビ……冷蔵庫まである……

     そのパソコンの中にある文字があった。

    『KYOKO』

    この文字の意味はなんだろう?

     そう考えていると江ノ島さんが、

    「霧切のやつ、私たちやモノクマの目を盗んで、ここで、調べ物をしてたんだって……だから、この場所はあいつには初見じゃなかった。だけど、そんなに調べ物をしていたあいつでもね……無理なものはあったんだ。それが、その『KYOKO』というパスワードの解読。」

     そうか……この『KYOKO』はパスワードか……

    「そして、そのパスワードを開いた瞬間、あそこの扉も開いたわけ……」

     そして、江ノ島さんの声がつまる。

     霧切さんが、僕に気づいたようで、こちらに向いて歩いてくる。

    「もう、大丈夫なわけ?」

     霧切さんに江ノ島さんは聴いた。

    「えぇ……のこりは私が話すから、江ノ島さんはこれを調べてきてくれる?」スッ

     そうして、霧切さんは江ノ島さんに電子生徒手帳を渡した。

    「学園長の電子生徒手帳。これで、ロッカールームを調べてきて欲しいの。」

    「あいよ~!」

    【情報:学園長の電子生徒手帳】
  13. 13 : : 2017/03/22(水) 17:04:09
     学園長の私室には、ぼくと霧切さんだけが残された。

     霧切さんは、話を始めた。

    「学園長はね……私の父なの。」

    「!?」

     初めて知らされた事実にただただ驚いた。そういえば、学園長の名前は霧切仁。確かに、同じ名字だ。

    霧切さんは続けた。

    「その学園長をね……私は黒幕だと思っていたの。このコロシアイ学園生活の首謀者は私の父!霧切仁だと思ってた。けどね……そこの部屋に入ったときにその可能性はゼロになった……」

     その部屋の中を僕は覗いた。円形の机の上にラッピングされた箱。その中には……

    「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

     思わず叫んだ……

     そのプレゼントの中には……


     ……白骨


     そして、その箱の近くにあったメッセージカードには……

    『霧切仁はもう居ないよ!!ぼくに楯突いたばつで、白骨になってもらいました~!!』

     つくづく思う……この学園ではイノチは軽い……

     そらにその近くには霧切さんと学園長が写っていた写真立て……

     ……霧切さんの笑顔…

     ……ガサッ

    「ん?」

     写真立ての裏に何かある。

    「USBメモリ?」

    【情報:学園長の正体】

    【情報:USBメモリ】
  14. 14 : : 2017/03/23(木) 13:33:51
     僕はすぐに霧切さんのところに駆け寄り、USBがあったことを伝えて、学園長のパソコンに挿しこみ、2人でそれを確認した。

     中身は映像だった。

     その映像を始める前に江ノ島さんが帰ってきた。

    「江ノ島さん!どうだった?」

    「私のは後で話すわ!それより、そっちが先じゃない?」

     彼女はパソコンを指さして、伝えたので、ぼくはクリックをして、その映像をスタートさせた。
  15. 15 : : 2017/03/23(木) 14:01:36
     僕達三人はその映像を見て、かなり驚いた。

     内容は学園長と僕達の面談風景……

     しかし、内容は……

    「この中での学園での一生の生活を受け入れるか?」

     おかしい……僕たちにはこのような記憶がない……

     しかし、江ノ島さんだけは覚えていた……

    「あぁ、この時ね……」

    「どういうこと?」

     すかさず霧切さんが問う。

    「だから、裁判で……というわけには行かないか……」

    「私と残姉以外のメンバーはこの学園での2年分での記憶が抜かれてるのよ!」

    「なんだって!?どういうことだよ!?」

     思わず僕は大声で聞き返した。

    「落ち着けって!まぁ、その話とも関係あるから、私の報告も兼ねて話すわ……」

     江ノ島さんは、学園長室のソファにこしかけた。僕と霧切さんも併せて空いてる席に腰掛けた。

     そして、江ノ島さんはまずノートを出した。

    「これ、葉隠のノートなんだわ……」

    「ノートって私たちはここに来てから授業を受けてないわよ?」

    「確かにな……だが、ここに授業を受けた形跡がある。」

     江ノ島さんと霧切さんの会話をぼくは静かにメモをとりながら聴いた。

    (ここから、会話が長くなるので、誰が話したか名前をつけさせて頂きます。)

    江ノ島「それに……これは、霧切のロッカーにあった……」

    霧切「確かに、私の字ね……」

    江ノ島「この手帳の中身を見せてもらったが、あんたと学園長の会話の内容がびっちり書かれていたわ!」

    霧切「おかしいわね…この学園に来てから彼とは会っていないのだけれど……むしろ、学園長はモノクマだった……」

    江ノ島「まぁ、少し話を聴いてよ。大体一年前の話ね!」

    江ノ島「私はその現場にいたからわかるけど、モノクマは、霧切仁に学園長交代を命じたわ。」

    江ノ島「だけど、霧切仁は抵抗した。自分の学園を、生徒たちを貴様のような得体の知れないやつに渡すことは出来ないと。」

    江ノ島「そうしたら、モノクマのマスクをつけたやつが部屋に入ってきて、学園長をゴウモンしたの……」

    江ノ島「いくら、絶望中毒の私でさえも、学園長にはよくしてもらっていたからね……流石に心痛んだわ……」

    江ノ島「特に残姉はつらかったと思うよ。私と違って、絶望は深くなかったからね……」

    苗木「そんなことがあったのか……」

    江ノ島「けど、学園長の心は折れなかった。だから、希望への見せしめと称して、学園長をおしおきでコロスことにした。」

    苗木「ちょっとまって!そのおしおきって、ロケットが使われた?」

    江ノ島「そうだけど、なんで知ってるの?」

    苗木「じつは、ぼくはトラッシュルームの地下にでモノクマの顔のついたロケットを見つけたんだ!」

    江ノ島「おそらく、そのロケットだよ……」

    江ノ島「それで、そこにある学園長の白骨が残ったわけ……」

    霧切「なるほどね……そして、その後に私たちの記憶が抜かれた訳ね……」

    江ノ島「そう……入学式の始まる前から今までの記憶をごっそりと抜いたの。」

     それから、僕達の間で沈黙が流れた。なるほどな……大体のことはわかった。

    「ぼくはそろそろ他のところに行くよ!もし、進展あったら何か伝えて!」

    「わかったわ!」

    「まかせて!」

     そう告げると2人と別れ、本館一階へ向かった。

    【更新:USBメモリ】
    【更新:モノクマ型のロケット】
    【情報:授業を受けた事実】
    【情報:記憶喪失】
    【情報:学園長がコロサレた状況】
  16. 16 : : 2017/03/23(木) 22:36:10
     本館一階には、保健室があった。

     保健室の扉を開けると、2人はいた。

     桑田くんの服がはだけ、舞園さんがベットに横たわっている。

    「これ、どういう状況?」

     ぼくは聴いた。2人は慌てた。

    「ち、違うんだ!苗木……舞園ちゃんが、体育館の舞台から落ちて、腰と足を痛めたんだ!」

    「それで、桑田くんに負ぶってもらって、ここにきて、腰のマッサージを受けて、次は足だと言うときに苗木くんが来たんです。」

    ーなるほど……

    「まぁ、そんなことより、情報は?」

     僕は切り替えて聴いた。

    「あぁ、それなら、2分時間くれないか?舞園ちゃんマッサージしたらいくわ……」

    「うん!」
  17. 17 : : 2017/03/24(金) 07:28:41
    ー体育館ー

    「ここなんだがよ……」

     桑田くんは、演台の近くにあるくぼみを指さした。

     そこには、モノクマが1体入るぐらいの隙間が空いていた。

    「これが、どこにつながってるのかなぁと思ってよ……」

    「ただ、わたしたちじゃ、見れないのですよ……」

    「あとで、不二咲くんに観に行ってもらうのもありかもしれないけどね……」

     こんなこと言ったら怒られそうだが、彼がこの中で一番小柄なのである。ジャージを着てもらえば、問題はないだろう。

    「すまねぇが、おれらが見つけた情報はこんなもんだ……」

    「いや、十分だよ!ありがとう!」

     そう言い残し、ぼくは体育館を後にした。

    【情報:体育館のくぼみ】
  18. 18 : : 2017/03/24(金) 07:32:52
     次は二階だ。二階の階段のところでは、朝日奈さんと腐川さんが、すでに待っていた。

    「お~い!苗木!」

    「遅いわよ……」

     歓迎されているのか居ないのかわからないが、とりあえずは彼女らに話を聴くことにした。

    「なにか見つけた?」

    「うぅん、なにも……」

     朝日奈さんは残念そうだったが、すぐに切り替え、

    「でも、十神が話があるらしいよ!」

    「図書室よ!早く行きましょう……」

     僕達三人は、図書室のさらに奥、書庫に向かった。
  19. 19 : : 2017/03/24(金) 07:37:07
     書庫につくと、十神くんは、何冊か本をもって待っていた。

    「遅いぞ!苗木!」

     なんか、僕が遅刻したみたいに怒られた。

    「ごめん、他のところもまわってたから……それより情報は?」

    「一旦、図書室へいくぞ!そっちの方が広いからゆっくり見れる。」

     僕達は図書室に戻ることにした。
  20. 20 : : 2017/03/24(金) 08:03:24
     十神くんは、3つの本を出した。

    『人類史上最大最悪の絶望的事件についての考察』

    『希望が峰学園の歴史』

    『ジェノサイダー翔事件ファイル』

     そして、十神くんは続けた。

    (ここから、会話が増えるので、誰が話したか表記します。)

    十神「まず、この『人類史上最大最悪の絶望的事件についての考察』に書いていたことだが、単刀直入に言うと、超高校級の絶望が、江ノ島、戦刃以外にも15人いてることがわかった。」

    苗木「なんだって!?」

    十神「そのメンバーは、希望が峰学園の77期生、日向、ソニア、左右田、終里、九頭竜、名前不詳の詐欺師、花村、小泉、辺古山、澪田、西園寺、罪木、弐大、田中、狛枝の15名+江ノ島、戦刃の構成だったらしい。」

    十神「街中大変なことになっていて、多くの人が、超高校級の絶望による、何かしらの暴動に巻き込まれたらしい。」

    朝日奈「私たちの知らない間にそんなことが……」

    十神「これが起きたのはちょうど一年前のことらしいな……」

    朝日奈・腐川「え!?」

    腐川「それって、だって一年前なんてそんなことなかったわよ!?」

    苗木「いや、あったんだよ……」

    朝日奈「なんで、そんなに苗木は冷静なの!?」

    苗木「江ノ島さんに、聴いたからね……」

    十神「何をだ……」

    苗木「それは僕の方からあとでまとめて話す。その方が効率がいい……」

    十神「なるほどな……」

    十神「では、続けるぞ……」

    十神「この『希望が峰学園の歴史』によると、この希望が峰学園は一年前に学園としての機能が失われているらしい。」

    苗木「ということは事実的閉校と言うことだね……」

    朝日奈「そんな……入学式の時はそんなこと感じなかったのに……」

    十神「そして、それと時を同じくして、未来機関といわれるものが設立した。」

    十神「その未来機関の中にも、絶望に落ちたものが居て、長年、絶望に希望が峰学園のことを漏らしていたらしい。」

    十神「その未来機関の人間を用いて、更正プログラムの実験をしたら、成功したらしい。」

    苗木「なるほどね……」

    十神「そして、次は『ジェノサイダー翔事件ファイル』だ。これはお前がよく知ってるだろう。腐川?」

    腐川「そうね、この際だから言うわ。」

    腐川「私は超高校級の文学少女という肩書きとともに、超高校級の殺人鬼の肩書きもあるの……」

    苗木・朝日奈「!?」

    腐川「ジェノサイダー翔は裏の顔、私は……」

    苗木「多重人格……」

    腐川「そういうことよ……ジェノサイダー翔と私の記憶はつながってないからよくわからないけどね……」

    朝日奈「そんな……でも、そうだとしても、腐川ちゃんは私たちの友達と言うことには変わりないね!」

    苗木「そうだよ!」

    十神「ふん……これで、俺たちの情報は以上だ!」

    苗木「OK!ありがとう!」

    そう告げると、僕は図書室を後にして、三階にむかった。

    【情報:人類史上最大最悪の絶望的事件】

    【情報:希望が峰学園の歴史】

    【情報:ジェノサイダー翔について】
  21. 21 : : 2017/03/24(金) 11:54:07
     三階の階段では誰も迎えてくれなかった……

     歩いていると、娯楽室から声がした。

    「やぁ、苗木くん!」

    「あら、奇遇ですわね……」

     そこにはトランプが広げられていた。どうやらブラックジャックをしていたようだ……

    「緊張感なさ過ぎだろ……」

     思わず声に出してしまった……
    (ここから先は会話が増えるので、誰が話したか表記します。)

    石丸「いやぁ、すまない!ただ、勿論、情報も見つけたぞ!」

    セレス「私たちから提供できるのは2つですわ……」

    苗木「2つ?」

    石丸「1つ目は……おっと、その前に場所を移動しよう!」

    苗木「どこに?」

    セレス「物理室ですわ。」

    ー物理室ー

    苗木「なんだ!このデカいのは……」

    セレス「空気清浄機ですわ……」

    苗木「こんなにデカいと言うことは、学園中の空気を入れ換えてるんだなぁ。」

    石丸「その通りだ!」

    石丸「ところで、これを見てくれ!空気清浄機についてだ。」

    『いま、外は人類史上最大最悪の絶望的事件により、絶望に汚染されています。この学園内だけでも希望を残すために、空気清浄機を使います!これにより、この学園の中はどこよりも安心です!』

    苗木「なるほどな…」

    石丸「つまりは、この学園の方が外よりかは安全と言うことになる……」

    苗木「でもそれじゃぁ!」

    石丸「落ち着きたまえ!僕もそれを望んでるわけじゃぁない。」

    セレス「そして、2つ目はこれですわ……」

    苗木「これは……集合写真!?」

    セレス「私たちには身に覚えのない光景です。どういうことでしょう。」

    苗木「……なるほど…ぼくはこれに関しての情報をもっているよ!」

    石丸「本当かね!?」

    苗木「ただ、今は教えられない。みんなの情報を見てから、どのタイミングで話すか考えたいんだ!」

    石丸「なるほど!わかった!」

    苗木「それじゃぁ、いくよ!」

    セレス「お気をつけて……」

     ぼくは、石丸くんとセレスさんに別れを告げ、次の階へとむかった。

    【情報:物理室の空気清浄機】

    【情報:集合写真】
  22. 22 : : 2017/03/24(金) 17:09:12
     4階に上がってはみたものの、不二咲君が作業中なので、ぼくは5階へと上がった。

     そこには戦刃さんが待っていた。

     戦刃さんは、僕に着いてくるように言うと、ある1つの教室の前に行った。

     そこには大神さんも居た。

    「苗木よ……覚悟しておけ……」

     大神さんはそう言って扉を開けた。

     そこには……

    「!?……ぐっ!?」

     腐った血肉の臭いに思わず鼻をつまんだ。血だらけの教室。そして、来るときに気づいたが、廊下や壁にもかなりの血が飛んでいた。

    「……ここで何があったんだ…」

    「コロシアイよ!」

     驚く大神さんと、僕の前で、戦刃さんは続けた。
    (ここから先は会話が増えるので、誰が話したか表記します。)

    戦刃「ここでは一年前、この学校の生徒会同士でのコロシアイが行われたの。」

    苗木「なんだって!?」

    戦刃「多分、苗木くんは盾子ちゃんから聞いてると思うけど、私たちが、モノクマを連れて霧切仁と会う前に、モノクマから見せしめが必要と言うことで、私たちに依頼が入ったの。」

    大神「それが、この学校の生徒会をコロスと言うことか。」

    戦刃「そぅ…こんな言い方は不謹慎だけど、うまいこと全滅させることが出来た。少し煽るだけで、みんながいとも簡単にコロシアイをはじめてね……」

    苗木「……てめぇ」

    大神「苗木!おちつけ!」

    戦刃「無理もないわ……私たち、絶望がしたことはそれぐらい恨まれても仕方ないもの……」

    大神「我から質問いいか?」

    戦刃「なに?」

    大神「我等はいま、高校1年生だろう?その話が本当なら、お主が中3の頃にこの事件を起こしたのか?」

    苗木「いや、モノクマは戦刃さんと江ノ島さん以外の記憶を奪ったんだ!」

    大神「なんと!!」

    苗木「詳しい話は後でするよ。」

    苗木「戦刃さん、大神さんさっきはゴメン。やっぱり、この2人を当てて正解だったよ……」

    苗木「じゃぁ、ぼくは4階にまわるね!不二咲君が作業中で行けてないんだ!」

    戦刃「気をつけて!」

    大神「あぁ……」

    【情報:血塗られた教室】
  23. 23 : : 2017/03/24(金) 22:01:00
     僕は4階へと戻った。そして、不二咲くんのいる情報処理室へとむかった。

    「あ、苗木くん、ゴメンねぇ!一回来てもらったのに……」

    「いや、いいんだ。それより、聞かせて!」

    「うん、じゃぁ、大和田君からおねがい。ぼくは、最後の処理をするよ!」

     そういうと、大和田君は、話を始めた。

    「おれのはこれだ……」

     大和田君がもってきたのは、2種類の学園名簿だった。

     一つは78期生、もう一つは77期生。77期生の名簿を見たときに、気づいたこと。それを大和田君は僕に伝えた。

    「この写真や能力をみても、そこまで悪いことをするやつじゃぁないと思うんだ。」

    「うん、僕もそう思う。」

    「こいつらに何があったか……」

     そう、頭を抱えていると、不二咲くんがやってきて、

    「ぼくからもいいかな……苗木くん!」

    そして、不二咲くんの話を聴く。
  24. 24 : : 2017/03/25(土) 00:19:28
    「実は、集合写真らしきものがこんなに出てきたんだ!」

     そこには10枚以上の写真があった。全ての写真で、僕たちは笑顔で写っていた。

     そして、さらに不二咲くんは、話を続ける。

    「ここにあるのはほんの一部なんだ!ほかにも学校生活を送っていたらしい写真とか、あったんだ…」
  25. 25 : : 2017/03/25(土) 08:25:42
    (ここから先は会話が増えるので、誰が話したか表記します。)

    苗木「なんだって!?」

    大和田「マジかよ……」

    不二咲「うん……あと、もう一つ、僕の方から伝えたいことがあって……」

    苗木「なに?」

    不二咲「苗木くんは、五階の教室は見た?」

    苗木「うん、見たよ!てことは、不二咲くゆも!?」

    不二咲「見たのは見たけど、ぼくはこの写真で見たんだ。」

    苗木「なんだ?この写真……」

    大和田「なんか、ブログみてぇだな……」

    不二咲「そう……これはブログなんだよ……」

    不二咲「江ノ島さんの裏ブログの中なんだ……」

    苗木・大和田「!?」

    不二咲「文章を見てみると、このコロシアイのことも書いている。これをずーっと降ろしていくと……」

    不二咲「ほら!この部分、余白が空いているでしょ?ここをドラッグすると……」

    『もぅ、嫌だ……こんな生活終わりたいよ……私の求めていたのはこういう絶望じゃないのに……』

    苗木「……」

    不二咲「江ノ島さんもつらかったと思うよ……自分が生きることに絶望してても、他人が生きていることに絶望はしていないんだよ!」

    大和田「そこの部分をモノクマはつけ込んだ訳か……」

    不二咲「江ノ島さんを連れて行けば、戦刃さんは自ずときただろうからね……」

    苗木「僕たちで彼女たちを絶望から解き放ってあげよう。」

     不二咲くんと大和田くんは力強く頷いた。

    【更新:集合写真】
    【情報:江ノ島の裏ブログ】
  26. 26 : : 2017/03/25(土) 08:30:37
    「大和田君!」

     ぼくは、大和田君に声を掛けた。

    「みんなを食堂に集めてくれないかな?」


    ー食堂ー
     食堂にはぞろぞろと人が入ってきた。19時を過ぎていたこともあり、みんなで晩ご飯を食べながら話を聴くことにした。

    「苗木!まとまりそうか……」

     十神くんが聴いた。

    「いや、まだだよ!僕の方でメモをまとめて、不二咲くんにワープロ打ちをしてもらって、紙に印刷してもらうんだ。」

     僕は続けた。そして、不二咲くんが、

    「その紙をみて、他にないか判断して欲しいんだ。幸い、あと二日間もあるしね!」

     みんなは頷いた。

     そうして、晩ご飯後皆は自室に戻り、各々の時間を過ごした。
  27. 27 : : 2017/03/25(土) 12:55:41
     僕は部屋に戻り、メモをまとめて、不二咲君に渡した。

     打ち込みは今日中に終わるが、コピーは明日するらしい。

     これで、僕たちの一日目の捜査時間は終わった。


    ー苗木メモー

    【情報:モノクマの顔をしたロケット】
     トラッシュルームの地下にあったもの。学園長のおしおきに使用されたらしい。

    【情報:一年前の雑誌】
     葉隠君がランドリーで見つけたもの。刊行年が一年前になっており、それ以降、雑誌の更新はない。

    【情報:学園長の正体】
     学園長の名前は霧切仁、霧切さんのお父さん。

    【情報:USBメモリ】
     学園長の私室にある隠し部屋にあったもの。78期生との面談の様子が映されていた。内容は『この学園での一生を受け入れるか?』

    【情報:授業を受けた事実】
     江ノ島が寄宿舎二階のロッカールームで見つけた。葉隠のノートにはしっかりと授業を受けた後があった。

    【情報:記憶喪失】
     同じく、ロッカールームで見つけた霧切の手帳を本人は覚えていなかった。江ノ島によると、江ノ島・戦刃以外の過去2年間の記憶を、抜かれた模様。

    【情報:学園長がコロサレた状況】
     モノクマは学園長である、霧切仁にゴウモンをし、学園長の席を替わらせようとした。それでも抵抗したために、学園長はおしおきと称されるショケイにてコロサれた。

    【情報:体育館のくぼみ】
     体育館の演台の近くにあったくぼみ。モノクマはここから出入りしていた模様。

    【情報:人類史上最大最悪の絶望的事件】
     モノクマを含める超高校級の絶望によって行われた、絶望的事件。希望が峰学園、生徒会虐殺、未来機関襲撃などが当てはまる。

    【情報:希望が峰学園の歴史】
     希望が峰学園は一年前より、学園の機能が失われていた。なお、それと時を同じくして、未来機関が設立された。

    【情報:ジェノサイダー翔について】
     腐川の別人格、超高校級の殺人鬼の異名を持つジェノサイダー翔。記憶は共有していないらしい。

    【情報:物理室の空気清浄機】
     物理室にあった、大きな機械。どうやら、外の絶方の空気をきれいにするために設置されたものらしい。

    【情報:集合写真】
     希望が峰学園の制服を着た、全体写真以外にも、学園生活の風景が写真で撮られていた。

    【情報:血塗られた教室】
     この血塗られた教室で、昨年、戦刃・江ノ島により、生徒同士のバトルロワイヤルが行われていた。これにより、生徒会は全滅したらしい。

    【情報:江ノ島の裏ブログ】
     江ノ島が開いていた。絶望的事件についてかかれた裏ブログ。これによると、江ノ島は『もぅ、嫌だ……こんな生活終わりたいよ……私の求めていたのはこういう絶望じゃないのに……』と思っているらしい。
  28. 28 : : 2017/03/25(土) 17:11:17
     そして翌日、食堂に集まったメンバーに昨日まとめたメモを渡した。
    (ここから先は会話が増えるので、誰が話したか表記します。)

    石丸「それでは、これに基づいて昨日得た成果を整理しようか。」

    苗木「気になることとか、もう一度調べてみたいところとかあれば、その場所に今度はみんなで行こうと思う。」

    十神「なるほどな……」

    大神「それが2日目の行動というわけだな。」

    苗木「うん!ここで起こったことを整理して、そこを重点的に掘り下げる感じかな!」

    十神「それなら、おれと不二咲は別行動させてもらう。」

    大和田「てめぇ、まだこの期に及んで……」

    十神「勘違いするな!おれは図書館の本から、不二咲はインターネットから情報を集めると言うことだ。」

    セレス「そう言うことですね……あなたにしては珍しい……」

    十神「ゲームに勝つためだ。しかたなかろう……」

    セレス「前言撤回させて頂きますわ……」

    苗木「取り敢えずどこみてみようか……」

    桑田「おれらと行った、窪みは絶対調べようぜ!」

    舞園「体育館のですね!確かにあそこは気になります!」

    苗木「あ、そうだ!不二咲さん!」

    不二咲「なに?」

    苗木「別れる前に調べて欲しいところがあるから、後でジャージに着替えてくれない?」

    不二咲「うん!わかった!」

    大和田「この学園長との面談ビデオも気になるな……」

    霧切「そのUSBは私が持っているわ。あとで、視聴覚室でみましょう!」

    葉隠「この学園長がコロサレタ状況とか、気になるべ……」

    山田「その辺りはあとで、江ノ島盾子殿に聴きましょうぞ!」

    朝日奈「でも、一番気になるのは記憶喪失じゃない?」

    腐川「そもそもどこで、記憶を抜いたのよ……」

    江ノ島「まぁ、それなりの病院だよ!」

    戦刃「ほら、ここの隣にあるでしょう?」

    大神「希望が峰病院か……」

    朝日奈「さくらちゃん知ってるの?」

    大神「あぁ。医療系の超高校級の才能の持ち主達が集められていた場所だ。」

    石丸「不二咲くん、その病院について調べられるか?」

    不二咲「朝飯前だよ!」

    十神「おれは、もう少し事件について調べよう。」

    苗木「取り敢えず、不二咲くんには最初同行してもらうとして、十神くんは図書室にむかってくれる?僕たちは不二咲くんが来たら動くよ!」

    十神「あぁ、幸い時間があるから、朝飯食ったら行動開始にしたらどうだ?」

    山田「そういえば、何も口にしておりませんでしたぞ!」

    霧切「では、食べましょう。」

     賑やかな朝食会は一時間続いた。

     朝食を食べ終えた頃には時計の針は午前10時をさしていた。

    「では、12時になったら一度食堂で合流しようか。」

    「あぁ…」

    「それじゃぁ着替えてくるね!」

     いよいよ、2日目の捜査が始まる。
  29. 29 : : 2017/03/25(土) 22:12:24
    「着替えたよ~!」

     不二咲君が向こうからテケテケと歩いてくる。その姿はまるで小動物だ。

    「よし、体育館に行こう!」

     体育館についたら、昨日見つけた窪みのところにいった。

    「ここに入って欲しいんだ!」

    「は?」

     不二咲くんから、まさかの一言が返ってきた。たしかにそう思うだろう……

    「まさか、ぼくがからだがちいさいからここに入れと?」

    「う……うん…」

     不二咲くんは、ため息をつき、僕の顔を見て、

    「これっきりにしてよ…」

     とあきれた顔で言った。その言葉と同時に彼は窪みに入り、テケテケと四つん這いで進み始めた。
  30. 30 : : 2017/03/25(土) 22:17:29
    「不二咲くん、どう?」

     僕は聴いた。

    「居心地はよくないよ……汚れが凄い……」

     だいぶ、疲れた様子で答えていた。そして、ひらけたところに出たらしく、大きな声で、

    「終点にきたみたいだから、少し散策して戻るよ!」

    と言ったので、少し待つことにした。
  31. 31 : : 2017/03/25(土) 22:25:18
     5分後、不二咲君が戻ってきた。

    「写真撮ってきた!」

     いつ見つけたのか……いや、つくったのか……

     インスタントカメラを僕達に見せていった。

    「これ、現像してくるから離脱するよ!」

     不二咲君が自室に戻った。

     ……わるいことしたなぁ

    「それで、次はどこに行くのだね……」

     石丸くんが問いかけてきた。

    「とりあえず、江ノ島さん!食堂で、昨日僕に話した話をしてくれない?」

    「……わかった。じゃぁ、食堂ね!」

     僕たちは食堂に向かった。
  32. 32 : : 2017/03/26(日) 15:06:43
     みんな、一度部屋に戻って、メモをとれるものや整理できそうなものを持ってきたり、服を着替えたりして、食堂に集合した。

     12時にはまだ早いが、不二咲さんや十神くんも降りてきた。

     そして、少しして江ノ島さんも来た。

     山田くんの入れた紅茶を手に江ノ島さんの話が始まった。

     その話の内容を聞いて、

    「マジかよ……」

     と驚く人や、無言でお互いの顔を見合わせる人も居た。

     石丸くんが口を開く。

    「江ノ島君が言ったことは恐らく事実だろう。僕や不二咲くんが写真を見つけたが、合成されている印象はなかった。つまりは、何かしらの要因によって、記憶が抜かれたことも考えられる。」

     十神君が続ける。

    「事件のことも、本に書いてあるとおりだ。外を見てないからわからんが、恐らく事実と思って間違いない。」

     不二咲君が続ける

    「この学園の近くにある病院を調べたけど、その病院では、一年前に大がかりな人体実験が行われてたんだ!中身は詳しく書いてなかったから分からなかったけど、名前はカムクラプロジェクト……これも、今回の件に関係しているかもしれないね……」

     僕は考えた。

    「不二咲くんと、十神くんは、カムクラプロジェクトと、僕らの記憶が抜かれた人体実験について調べて!残りのみんなは本校舎の五階に行くよ!」

    「集合はどうする?」

     十神君が聴いた。

    「15時に視聴覚室にしよう!そこで、例のビデオを見る。ご飯食べたら始動だ!」

     そして、一時間の昼食会ののち、それぞれ別れた。
  33. 33 : : 2017/03/27(月) 13:48:25
     まず、僕たちは五階の教室に行った。
     
     相変わらずのひどい血肉の臭い。

     刃物の傷や、銃弾の後……

     ーあまりの衝撃に気絶する者……

     ー言葉も出ず、呆然と立ち尽くす者……

     ー何があったのか調べる者……

     様々いた中で、江ノ島さんは続けた。

    「ここで、私たちが武器を提供して、コロシアイが起こったの……」

     戦刃さんも続く……

    「ナイフで首を刺す人もいたし、チェーンソーを使う人もいた。銃弾も飛び交ったりして、まるで、戦場のようだった……」

     その言葉に、皆は黙るしかなかった。

     江ノ島さんが続く…

    「そして、私たちとともに、このコロシアイを演出した人物が……」

    「カムクライズル」

     江ノ島さんの言葉を遮りやってきたのは、十神くんと、不二咲くんだった……

    「カムクライズルもとい、希望が峰学園予備学科の日向創……そうだろ?」

    日向……聞いたことがある……

    「超高校級の絶望の一人よ……」

     霧切さんがすかさず耳打ちしてくれた。

    「そして、そのカムクラプロジェクトの同意書が希望が峰学園のパソコンに入ってたんだ。」

     その同意書を不二咲きくんは僕に渡した。ぼくは音読した。

    『・被験者はこの世に存在するすべての才能を会得する。
    ・検査の結果、被験者からは才能と呼べる能力は測定されてない
    ・被験者は幼い頃から希望ヶ峰学園及び学園に通う生徒に強い憧れを抱いていた

    同意書
     本プロジェクトの趣旨・目的を理解した上で、本プロジェクトが私に提供する外科的、内科的、あるいは精神的措置を含む、医学的に考えられるあらゆる施術を受け入れる事に同意します。
     また、それらの施術を受け入れた結果として私の身体および精神に何か著しい異変が生じたとしても、その責を学園に帰する事を目的とする抗議、訴訟等一切の行動を起こさない事にも合わせて同意いたします。(親権者同意書付き) 』

    「な……なんなんだべ……」

    「うそ……だろ?……」

    「こんなことって……あんまりですわ……」

     みんな震えていた。それもそのはずだ。カムクラプロジェクトは、記憶が消されているが、僕達が過ごしていた時間軸と同じタイミングで行われていたのだ。

     そして、さらに不二咲くんは続けた。

    「最初は、超高校級の絶望は江ノ島さんと戦刃さんの二人だったんだ。この二人では人数がたりないと感じたモノクマは、このプロジェクトでカムクライズルが出てきた後に、77期生全員を絶望に洗脳してしまったんだ。」

     その後に十神くんが続いた。

    「そうして、できあがった絶望を率いて、街をめちゃくちゃにして、絶望を伝染させた。そして、その絶望を抑えるために、未来機関が出来たのだ。」

     話し終えると、十神くんはぼくに一組の綴りを渡した。

    「そこには77期生の脳波がある。非常に興味深いぞ…」

     ぼくはさっぱりだった。

    「十神くん、どういうことか説明してよ!」

     いつも、十神くんが言っている調子で返すと、十神くんは舌打ちをして続けた。
  34. 34 : : 2017/03/27(月) 13:59:32
    「その脳波を調べてみると、洗脳は映像によって行われたと考えられる。」

     と、話を続ける十神くんだが、専門的用語が多すぎてわからなかった……

    「……というわけだ。」

    「なるほどね……」

     僕はわかった振りをした。

    「十神くんたちの報告は以上かしら?」

     霧切さんがきくと、不二咲くんは頷いた。

    「じゃぁ、視聴覚室だね!学園長との面談のビデオを見るよ!」

     僕たちは視聴覚室にむかった。
  35. 35 : : 2017/03/27(月) 15:47:43
     そして、視聴覚室で、面談風景のビデオを見た後で、僕たちは、晩ご飯を食べた。

    「苗木くん!明日の正午には学級裁判だが……」

     石丸くんが話した。

    「うん……明日煮詰まっても仕方ないし、朝食時に今回の話をまとめて、それ以降は自由時間にしたいと思う。」

     みんなは賛成した。

    「そうだ、十神くん。僕達に起きた人体実験の話をきいてなかったんどけど……」

     十神くんは晩飯をつつきながら話した。

    「今回の件のことは正直あまり詳しく載ってなかったが……人体実験が行われたのは江ノ島の裏ブログで確認できた。」

     不二咲くんも続ける。

    「まず、僕たちは健康診断と称されて、脳波の測定をした。そして、その脳波とは微妙に違う周波数を脳波に組み込むことにより、記憶を奪ったみたい。」

    「そして、朗報!」

    「みんなの記憶は残ってるよ!」

     絶望シスターズは答えたが、あまりの衝撃で場が凍り付いた。

    「は!?

    「マジかよ!?」

     そういう声が飛び交う中、彼女たちは続けた。

    「私たちは抜いた記憶をちゃんとした方法で保存しているの。それらを研究する必要があったから。その病院には超高校級の神経学者がいてね……その彼におねがいして、保管してもらってるの。……誰にもわからない場所にね……」

     そう言うことか……

    「なら、ここから出られたら、私たちの記憶は戻るんだね!?」

    「うん、約束するよ!」

     みんな喜んだ!希望が見えた瞬間だった。
  36. 36 : : 2017/03/27(月) 15:49:06
     ぼくはメモを不二咲くんに渡して、床についた。

     ー最終決戦

     その言葉が胸に突き刺さる。

     ーだが、負けない。

     ー僕達は前に進むんだ……
  37. 37 : : 2017/03/27(月) 16:01:50
    ー苗木メモー

    【情報:モノクマの顔をしたロケット】
     トラッシュルームの地下にあったもの。学園長のおしおきに使用されたらしい。

    【情報:一年前の雑誌】
     葉隠君がランドリーで見つけたもの。刊行年が一年前になっており、それ以降、雑誌の更新はない。

    【情報:学園長の正体】
     学園長の名前は霧切仁、霧切さんのお父さん。

    【情報:USBメモリ】
     学園長の私室にある隠し部屋にあったもの。78期生との面談の様子が映されていた。内容は『この学園での一生を受け入れるか?』

    【情報:授業を受けた事実】
     江ノ島が寄宿舎二階のロッカールームで見つけた。葉隠のノートにはしっかりと授業を受けた後があった。

    【情報:記憶喪失】
     同じく、ロッカールームで見つけた霧切の手帳を本人は覚えていなかった。江ノ島によると、江ノ島・戦刃以外の過去2年間の記憶を、抜かれた模様。

    【情報:学園長がコロサレた状況】
     モノクマは学園長である、霧切仁にゴウモンをし、学園長の席を替わらせようとした。それでも抵抗したために、学園長はおしおきと称されるショケイにてコロサれた。

    【情報:体育館のくぼみ】
     体育館の演台の近くにあったくぼみ。モノクマはここから出入りしていた模様。
    (不二咲追記:奥には少し開けた場所があったが、モノクマ印の通気口があった以外は対したものはなし。おそらく、その通気口からモノクマが移動しているため、隠し通路と考えたが、固く閉ざされていたために開かなかった。)

    【情報:人類史上最大最悪の絶望的事件】
     モノクマを含める超高校級の絶望によって行われた、絶望的事件。希望が峰学園、生徒会虐殺、未来機関襲撃などが当てはまる。
     希望が峰学園77期生もかかわっており、その中でも、予備学科の日向創に関しては、カムクラプロジェクトの対照でもあった。なお、77期生の洗脳にはある同じ映像が使われたと言われているが、それがどのような映像なのかはわからない。
     カムクラプロジェクトとは、検査の結果、被験者からは才能と呼べる能力は測定されてない被験者は幼い頃から希望ヶ峰学園及び学園に通う生徒に強い憧れを抱いていたことを条件に選出された被験者この世に存在するすべての才能を会得する、「超高校級の希望」カムクライズルを生み出すというものだった。

    【情報:希望が峰学園の歴史】
     希望が峰学園は一年前より、学園の機能が失われていた。なお、それと時を同じくして、未来機関が設立された。

    【情報:ジェノサイダー翔について】
     腐川の別人格、超高校級の殺人鬼の異名を持つジェノサイダー翔。記憶は共有していないらしい。

    【情報:物理室の空気清浄機】
     物理室にあった、大きな機械。どうやら、外の絶方の空気をきれいにするために設置されたものらしい。

    【情報:集合写真】
     希望が峰学園の制服を着た、全体写真以外にも、学園生活の風景が写真で撮られていた。

    【情報:血塗られた教室】
     この血塗られた教室で、昨年、戦刃・江ノ島により、生徒同士のバトルロワイヤルが行われていた。これにより、生徒会は全滅したらしい。戦刃・江ノ島が武器を与えてた。そこにはカムクライズルも関わっていた。

    【情報:江ノ島の裏ブログ】
     江ノ島が開いていた。絶望的事件についてかかれた裏ブログ。これによると、江ノ島は『もぅ、嫌だ……こんな生活終わりたいよ……私の求めていたのはこういう絶望じゃないのに……』と思っているらしい。78期生に施された人体実験の内容もかけれており、健康診断と称して、脳波をはかり、その脳波を操作するというものだった。これにより、記憶を抽出したのち、超高校級の神経学者の松田夜助により、そのサンプルは厳重保管されている。
  38. 38 : : 2017/03/28(火) 16:38:03
     翌朝、僕は体が重く感じたので、朝風呂をすることにした。

     そこに居たのは、不二咲くんと大和田君だった。

    「よう!苗木!お前も朝風呂か?」

    「うん!不二咲くんと、大和田くんも?」

    「そうだよ!」

     三人の当たり前のような会話。最終決戦当日という重みを感じさせない会話に、ぼくは肩の荷が下りたのを感じた。

     ぼくが、服を脱いでいると、いすに全裸で腰にタオルを巻いて座っていた不二咲くんが、

    「大和田君!先戻ってて!ぼくもう一回入り直すよ!」

     と言った。大和田くんは笑顔で、

    「おぅ!のぼせんじゃねぇぞ!」

     とだけ告げて、服を着替えると戻っていった。

     ぼくは、シャワーを浴びて、サウナの方にむかうと、

    ーガラガラ

     浴室の入り口のドアが開く音がした。不二咲くんが入ってきた。

     体の線が細く、美しいボディラインに見とれていると、まっすぐ、サウナの方に歩いてきた。

    「一緒にいいかな?」

     と不二咲くんが、聴いてきたので、ぼくは了承した。
  39. 39 : : 2017/03/28(火) 16:45:58
     ぼくは、そこまで長い時間サウナに入るつもりはなかった。それは不二咲くんも同様らしい。

     サウナの腰掛けにふたり横並びに座った。となりを見ると、不二咲くんの体が目に入る。白く細い体が、心なしか引き締まって見える。

     そして、下の方に目をやると、僕は驚愕するのと同時に絶望した。

     と、同時に

    「苗木くん…」

     と言う声が聞こえた。

     僕は慌てたそぶりを隠し、不二咲くんの呼びかけにに答える。

    「どうしたの?」

    「ぼく、不安なんだ……」

    「え?」

     思わず聞き返した。不二咲くんがここまで不安に思う理由ってなんなのか……

    「これから先がわからないのが恐いんだ。ぼく……これからの未来を生きていけるのかな……?」

     小刻みに震えている。よほどつらいんだな……

     そう感じた僕は、彼の向こう側の肩を掴んで、体を寄せた。

    「大丈夫だよ!僕達が着いている!ぼくにはみんなが幸せになる未来しか見えないよ!」

     と声を掛けた。そうすると、不二咲くんは、僕の胸で泣いた。

     そして、少しして、

    「そろそろ水風呂入って出ようか……」

     と不二咲くんが言ったので、汗を流し、水風呂につかり、大浴場を後にした。

     時間にして朝7時のできごとだった。
  40. 40 : : 2017/03/29(水) 14:18:40
     朝食後、ぼくはベッドに横になっていた。

     何か勝負事のまえは、決まって行う行動だ。

     寝転んでいる体制は精神が落ち着いていい。

     目をつぶると、頭の中にいろいろなものが浮かぶ。

     そのまま一時間眠る……

     目を覚ましてシャワーを浴び、臨戦態勢になったところで、食堂に行った。

     そこには、待ちきれないという様子の15人が居た。
  41. 41 : : 2017/03/29(水) 14:58:29
     そこでは、外に出てから何をするかの話になっていた。

    (ここからは、会話が続くので、誰が話したか記入します。)

    朝日奈「あぁ、苗木!」

    大神「ちょうどお主を呼びに行こうとしていたのだ。」

    苗木「どうしたの?」

    大和田「外に出てから何をするかって話だ!」

    苗木「へぇ~、楽しそうだねぇ!」

    舞園「私はみなさんに希望が与えられるアイドルになりたいなと思います。桑田くんが協力してくれるらしいので!」

    桑田「じつは、みんなにいってなかったが、俺たちつきあうことにしたんだ……だから、最後まで支えるぜ!」

    苗木「おめでとう!お幸せに!」

    大和田「めでたいなぁ!」


    桑田「おれは、バンド諦めてもう一度野球をやり直す!そして、プロになって舞園ちゃんを招待するんだ!メジャーも考えたけど、舞園ちゃんのこと考えたら日本一の野球選手になってやるぜ!!」

    セレス「体はなまってませんの?」

    桑田「かもなぁ、まずは走り込みからだぜ!」

    大神「もし、筋トレで行き詰まったら我が手伝ってやるぞ!」

    桑田「あぁ、だが組み手は勘弁な……」

    大神「ふ……わかっておる……」


    不二咲「ぼくは、今回の学園生活を元にした、ゲームをつくってみようかな?と思って……」

    山田「ならば、キャラクターデザインは任せてくださいですぞ!」

    腐川「ストーリーぐらい考えてやるわよ!」

    不二咲「助かるよ!!」


    大和田「おれは、族のメンバー集めてそいつらと一緒に大工をやろうかと思ってる。いわゆる復興作業だな!」

    十神「ふん……資材なら用意してやるぞ……いつでもいいに来るんだな……」

    大和田「てめぇの上から目線は治んねぇなぁ!ま、ありがとよ!」


    石丸「ぼくには、何が出来るだろうか……兄弟みたいに体力があるわけでもないし……」

    朝日奈「石丸、私たちの仕事のとりまとめみたいなの似合いそうだね!!」

    十神「うちの会社のブレーンと言われたやつが定年で辞めてしまった。雇ってやってもいいぞ!」

    石丸「十神くん、感謝する!!」

    葉隠「十神っちに革命が起きたべ……」
  42. 42 : : 2017/03/29(水) 15:07:00
    山田「拙者は、皆様を主役にした、同人誌を書きたいですぞ!」

    苗木「山田くんが書いたらエロくなりそうだね……」

    山田「まぁ、同人誌はその印象が強いですが、非エロというジャンルがありまして、そちらで書かせて頂こうかと……」

    江ノ島「楽しみにしておくかな!」


    セレス「私も桑田くんと同じく、山田くんとつきあうことになりましたの……」

    不二咲「おめでとう!」

    戦刃「いつのまに……」

    セレス「なので、山田くんと生活を共にしながら、ギャンブラーとしての道を突き進みたいと思いますわ……」

    大神「無茶だけはせんようにな……」


    大神「我は、絶望の残党とやらを倒すための道場をつくりたいと思う。そこで、我自身も戦い、門下生を育てていきたい。」

    朝日奈「さくらちゃんならいけるよ!」

    霧切「そうね、大神さんらしいわ!」

    大神「我にはこれしかないからな……」


    戦刃「私は大神さんと一緒に行こうかな……超高校級の軍人として役に立てるよ!」

    大神「うむ……助かる!」

    桑田「超高校級の格闘家と、超高校級の軍人のタッグか……」

    葉隠「考えただけで背筋が凍るベ……」


    江ノ島「私は後処理した後、残姉のところにいようかな……ま、ファッション雑誌とかに呼ばれるだろうけど!」

    舞園「なら、私の番組に出てくださいよ!」

    江ノ島「え?私出演料高いよ!」

    舞園「私がノーギャラになってでも出てもらいます!」ニコッ

    江ノ島「なんか、違う意味で絶望的ね……」
  43. 43 : : 2017/03/29(水) 15:23:53
    葉隠「おれは、占いの旅だべ!もう、人を騙さず、真剣に占うべ……」

    苗木「まぁ、それが一番だね!」

    葉隠「ちなみに、真剣に占った結果、みんな成功するべ!」

    十神「その占い信じていいのか?」

    葉隠「おれの占いは3割当たる!といいてぇところだが、今回の占いは10割だべ!」

    朝日奈「希望が見えてきたよ!!」


    朝日奈「私はね!ドーナツ屋さんをつくって、ここにいるみんなにドーナツを配るの!!」

    大和田「そりゃぁありがてぇ!」

    朝日奈「ただ、2回目からは金取るよ!」

    石丸「ちゃっかりしているな!」

    舞園「朝日奈さんらしいですね!」


    腐川「私はもう一度、ジェノサイダー翔と和解して、いい作品をかけるようにがんばるわ。」

    山田「恋愛ものなら相談載りますぞ!」

    腐川「生憎私もそっち専門なのよ……」

    腐川「気持ちだけ受け取っておくけど……」


    十神「おれは、十神財閥を復興し、経済を活性化させる!何か用があればいつでも言え!」

    葉隠「よっしゃ!パトロンゲットだべ!!」

    桑田「葉隠!無駄に借りるんじゃねぇぞ!」

    葉隠「俺を何だと思ってるべ……」


    霧切「私は探偵業を続けて、必ず絶望の残党のアジトを洗い出す。」

    戦刃「見つけたときは知らせてね!」

    霧切「えぇ、必ず知らせるわ。」

    霧切「それで、苗木くん!」

    苗木「ん?」

    霧切「私と一緒に働いてくれる?」

    苗木「!?」

    葉隠「なえぎっち!!」

    朝日奈「男でしょ!」

    十神「ふんっ……説明を聞くまでもない……」

    腐川「さっさとしなさいよ!」

    江ノ島「ほらぁ!サクッと!」

    戦刃「答えてあげて……」

    大神「ふ……これも恋の道か……」

    セレス「苗木くん、チェックメイトですわよ。」

    山田「リア充め~、うらやましいですぞ~!」

    石丸「不純異性交遊!……というのはよくないな!」

    大和田「ビシッと決めろや!苗木!」

    不二咲「苗木くんならやれるよ!」

    桑田「苗木!絶好球だぜ!」

    舞園「お似合いですよ!」


    苗木「……」

    苗木「ぼくは、この生活で色々経験してきた。」

    苗木「その中でいつも気になっていたことがある。」

    苗木「それは、霧切さん!君のことだ!!」

    苗木「ボクとともに同じ道を歩んで欲しい!」


    霧切「……はい!」

    全員「ヤッターーーー!!」


     喜んでいたのもつかの間……

    ピンポーンパンポーン

     みなは気持ちを切り替え、モノクマのモニターを見る。

    「最後の学級裁判です!!裁判場にお越しやす~!」

     さぁ、いよいよ始まる。絶望対希望……

     最後の対決が……
  44. 44 : : 2017/03/30(木) 07:39:41
     裁判場に入ると、目の前には16個の席が円形に並べられていた。そこには、それぞれの名前が書かれていた。

     その席の後ろには、裁判官のいすを思わせる大きないすがある。おそらく、モノクマのいすであろう!

     そして、僕らに遅れて、モノクマが上から降ってきてそのいすに座った。

    「来たね!ようこそ!ここが最後の舞台の学級裁判場だよ!」

     壁は裁判場とは思えないほどのカラフルな色に染まっており、それが逆に僕達に恐怖を覚えさせた。

     震えるボクに霧切さんがそっと手を置いた。

     ぼくは無言で頷き、まえへと歩み出した。

     最後の対決の舞台に……
  45. 45 : : 2017/03/30(木) 08:21:53
    ー情報整理ー

    【情報:モノクマの顔をしたロケット】
     トラッシュルームの地下にあったもの。学園長のおしおきに使用されたらしい。

    【情報:一年前の雑誌】
     葉隠君がランドリーで見つけたもの。刊行年が一年前になっており、それ以降、雑誌の更新はない。

    【情報:学園長の正体】
     学園長の名前は霧切仁、霧切さんのお父さん。

    【情報:USBメモリ】
     学園長の私室にある隠し部屋にあったもの。78期生との面談の様子が映されていた。内容は『この学園での一生を受け入れるか?』

    【情報:授業を受けた事実】
     江ノ島が寄宿舎二階のロッカールームで見つけた。葉隠のノートにはしっかりと授業を受けた後があった。

    【情報:記憶喪失】
     同じく、ロッカールームで見つけた霧切の手帳を本人は覚えていなかった。江ノ島によると、江ノ島・戦刃以外の過去2年間の記憶を、抜かれた模様。

    【情報:学園長がコロサレた状況】
     モノクマは学園長である、霧切仁にゴウモンをし、学園長の席を替わらせようとした。それでも抵抗したために、学園長はおしおきと称されるショケイにてコロサれた。

    【情報:体育館のくぼみ】
     体育館の演台の近くにあったくぼみ。モノクマはここから出入りしていた模様。
    (不二咲追記:奥には少し開けた場所があったが、モノクマ印の通気口があった以外は対したものはなし。おそらく、その通気口からモノクマが移動しているため、隠し通路と考えたが、固く閉ざされていたために開かなかった。)

    【情報:人類史上最大最悪の絶望的事件】
     モノクマを含める超高校級の絶望によって行われた、絶望的事件。希望が峰学園、生徒会虐殺、未来機関襲撃などが当てはまる。
     希望が峰学園77期生もかかわっており、その中でも、予備学科の日向創に関しては、カムクラプロジェクトの対照でもあった。なお、77期生の洗脳にはある同じ映像が使われたと言われているが、それがどのような映像なのかはわからない。
     カムクラプロジェクトとは、検査の結果、被験者からは才能と呼べる能力は測定されてない被験者は幼い頃から希望ヶ峰学園及び学園に通う生徒に強い憧れを抱いていたことを条件に選出された被験者この世に存在するすべての才能を会得する、「超高校級の希望」カムクライズルを生み出すというものだった。

    【情報:希望が峰学園の歴史】
     希望が峰学園は一年前より、学園の機能が失われていた。なお、それと時を同じくして、未来機関が設立された。

    【情報:ジェノサイダー翔について】
     腐川の別人格、超高校級の殺人鬼の異名を持つジェノサイダー翔。記憶は共有していないらしい。

    【情報:物理室の空気清浄機】
     物理室にあった、大きな機械。どうやら、外の絶方の空気をきれいにするために設置されたものらしい。

    【情報:集合写真】
     希望が峰学園の制服を着た、全体写真以外にも、学園生活の風景が写真で撮られていた。

    【情報:血塗られた教室】
     この血塗られた教室で、昨年、戦刃・江ノ島により、生徒同士のバトルロワイヤルが行われていた。これにより、生徒会は全滅したらしい。戦刃・江ノ島が武器を与えてた。そこにはカムクライズルも関わっていた。

    【情報:江ノ島の裏ブログ】
     江ノ島が開いていた。絶望的事件についてかかれた裏ブログ。これによると、江ノ島は『もぅ、嫌だ……こんな生活終わりたいよ……私の求めていたのはこういう絶望じゃないのに……』と思っているらしい。78期生に施された人体実験の内容もかけれており、健康診断と称して、脳波をはかり、その脳波を操作するというものだった。これにより、記憶を抽出したのち、超高校級の神経学者の松田夜助により、そのサンプルは厳重保管されている。
  46. 46 : : 2017/03/30(木) 08:26:49
    ーコトダマー
    【コトダマ:モノクマの顔をしたロケット】

    【コトダマ:一年前の雑誌】

    【コトダマ:学園長の正体】

    【コトダマ:USBメモリ】

    【コトダマ:授業を受けた事実】

    【コトダマ:記憶喪失】

    【コトダマ:学園長がコロサレた状況】

    【コトダマ:体育館のくぼみ】

    【コトダマ:人類史上最大最悪の絶望的事件】

    【コトダマ:希望が峰学園の歴史】

    【コトダマ:ジェノサイダー翔について】

    【コトダマ:物理室の空気清浄機】

    【コトダマ:集合写真】

    【コトダマ:血塗られた教室】

    【コトダマ:江ノ島の裏ブログ】

    【コトダマ:??】

    【コトダマ:???????】
  47. 47 : : 2017/03/30(木) 20:50:09
    >>41の十神くんはツンデレですか?可愛らしいですね〜!
  48. 48 : : 2017/03/30(木) 20:50:38
    男に可愛いと言って良いかわかりませんが…
  49. 49 : : 2017/03/30(木) 22:49:44
    >>47>>48
    そうですね!

    まだ続くので、そこでの十神も期待です!
  50. 50 : : 2017/03/31(金) 14:35:01
    (ここから、しばらく会話です!ご了承ください!)

    苗木「さて、何から話し合おうか……」

    十神「まず、一つずつ整理していく必要があるな……」

    霧切「今回のこと、大きく分けると、人類史上最大の事件がどのようにして起こったかということを詰めていくことが先決じゃないかしら……」

    大和田「そのへんは、江ノ島や戦刃にきけばいいんじゃないか?」

    モノクマ「いや、彼女たちは嘘をついてるかもしれないよ……」

    モノクマ「だって、彼女たちは黒幕だよ……」

    モノクマ「君たちを騙していたんだよ!」

    モノクマ「そんな黒幕を信じられるの?」

    江ノ島・戦刃「………………」

    苗木「信じられるさ!」

    江ノ島・戦刃「!?」

    葉隠「あぁ、もう、江ノ島っちも戦刃っちも俺たちの立派な仲間だべ!」

    朝日奈「うん!みんなで一緒に脱出しようよ!!」

    石丸「過去の過ちは悔い改めればいいんだ!」

    大和田「おぉ!兄弟!いいこと言うな!!」

    苗木「モノクマ、お前がどう言おうが、彼女たちは僕達の仲間だ!」

    モノクマ「あぁ、はいはい、とりあえず、議論を進めてよ!」
  51. 51 : : 2017/03/31(金) 14:39:01
    苗木「確かに霧切さんの言うとおり、そこをまず抑える必要がある。」

    朝日奈「確か、起こったのは一年前だったよね……」

    十神「カムクラプロジェクトや、生徒会がコロシアイをさせられたのもその時期だな?」

    モノクマ「ちがうよ……それは違うよ……」

    モノクマ「生徒会がコロシアイをさせられた?そんな事実ありっこない!!」

    霧切【コトダマ:血塗られた教室】チャキ
    霧切「真実はいつも一つよ!」バーーン

    ーBreak!ー
  52. 52 : : 2017/04/01(土) 23:35:34
    霧切「五階にあった血塗られた教室……あれは紛れもなく、コロシアイがあった証拠よ!」

    モノクマ「仮にそこで、コロシアイがあったとしようよ!誰が、そんなことしたのさ!」

    舞園【コトダマ:江ノ島の裏ブログ】チャキッ
    舞園「これを提示します!」バーーン

    ー提示ー
  53. 53 : : 2017/04/02(日) 14:56:03
    舞園「この裏ブログを見ると、あの教室で起こったことが鮮明に書かれています。」

    舞園「生徒会メンバーに武器を渡したこと……」

    舞園「その武器でコロシアイが起きたこと……すべてが!!」

    モノクマ「…………」

    モノクマ「まぁ1つ目は正解だよ!まだまだあるでしょ?」

    苗木「もちろんだ!」
  54. 54 : : 2017/04/02(日) 15:03:58
    苗木「次は2つ目、学園長襲撃の件だ。」

    苗木「元々おまえは学園長ではないな?」

    モノクマ「なにいってるの!?ボクはモノクマだよ!希望が峰学園の学園長なのだ!!」

    苗木「いや、違う……ぼくらが入学した当初の学園長は霧切仁……霧切さんのお父さんだ。」

    モノクマ「!?(もう……そこまで……)」

    モノクマ「(まさか……江ノ島……しゃべったな……)」キッ

    江ノ島「…………」

    モノクマ「なんだよ!?違うよ!君たちの入学したときにはボクが壇上にたって話していたでしょ?記憶をなくしたみたいに言わないでよ!」

    桑田【コトダマ:記憶喪失】 チャキッ
    桑田「絶好球だぜ!」バーーン

    ー同意ー
  55. 55 : : 2017/04/02(日) 15:09:42
    桑田「その言葉に賛成だぜ!」

    苗木「!?桑田くん!?」

    大和田「てめぇ!裏切るのか!」

    桑田「まてよ!お前ら、落ち着け!」

    桑田「記憶をなくしたみてぇじゃねぇ……本当に無くしていたんだよなぁ……俺たちはよ!」

    モノクマ「ザナドゥ!」

    霧切「そう!江ノ島さんや、戦刃さん、超高校級の絶望がみている中で、私たちの記憶操作が行われた。」

    霧切「2年間過ごした学園生活での記憶を抜かれたために、私たちは初対面の錯覚が起きた。」

    モノクマ「何でそんなことするのさぁ……」

    苗木「そうすることが必要だったんだよ……」

    苗木「2年間ともに過ごした仲間達がコロシアイをするという絶望がオマエタチには必要だったんだよ!!」

    モノクマ「ファザナドゥ!」

    不二咲「あれ?モノクマどうしたの?」

    セレス「鳩がガトリングガン喰らったような顔してますわね……」

    モノクマ「ぐぬぬぬ……」
  56. 56 : : 2017/04/02(日) 15:15:49
    苗木「それじゃぁ、話を学園長襲撃の話に戻そうか……」

    大和田「確か、霧切学園長の部屋に、江ノ島・戦刃の2人でむかったんだよな?」

    モノクマ「……ち……違うよ!」

    戦刃「いや……その発言が違うね……」

    モノクマ「!?」

    江ノ島「!?残姉!?」

    戦刃「約束したでしょ?みんなが外に出るために協力するって……」

    江ノ島「はぁ……そうだったな……」

    苗木「そこで、学園長を譲るように話をしていたモノクマだったが、学園長は断り続けていたんだ。」

    石丸「それで、断り続けていた学園長に対し、モノクマはおしおきという形で学園長をショケイした。」

    腐川「そうして、学園長が居なくなった、希望が峰学園を乗っ取った訳ね……」

    霧切「どうなの?モノクマ?」

    モノクマ「……」

    霧切「まぁいいわ……続けましょう!」
  57. 57 : : 2017/04/05(水) 22:36:51
    モノクマ「ちょっとまってよ!石丸くんの発言には穴があるよ!」

    石丸「なんだと?」

    モノクマ「学園長をボクがショケイしたって言ってるけど、その証拠がないじゃんか!」

    石丸【コトダマ:モノクマの顔をしたロケット】 チャキッ
    石丸「乱れた風紀はボクが取り締まる!」バーーン

    ーBreak!ー
  58. 58 : : 2017/04/05(水) 22:39:21
    石丸「まぁ、この証拠に関しては、僕より苗木くんや山田くんの方が詳しいだろう……」

    山田「拙者達は、トラッシュルームの床の隠し扉から地下へとつながるはしごを見つけたですぞ!」

    苗木「そこから地下に降りたら、モノクマの顔をしたロケットがおいてあったんだ!」

    モノクマ「!?」

    苗木「おそらく、それが、ショケイに使ったやつだよね!」

    モノクマ「…………」
  59. 59 : : 2017/04/06(木) 17:27:25
    モノクマ「第一、霧切さんが僕たちに記憶を操作されたって言ってたけど、その根拠がないじゃんか!」

    モノクマ「イメージだけで物事を語っちゃ行けないよ!」

    桑田【コトダマ:USBメモリ】 チャキッ
    桑田「その発言!危険球だぜ!!」バーーン

    ーBreak!ー
  60. 60 : : 2017/04/06(木) 17:30:26
    桑田「俺たちは、学園長と面談している映像を見てるんだよ!だが、その内容をまったく覚えてねぇ!」

    モノクマ「その発言には穴があるよ!」

    モノクマ「もし、それをボクが勝手につくったやつだとしたら?もし、そうならそれを根拠にするのは無理じゃない?」

    舞園【コトダマ:授業を受けた事実】チャキッ
    舞園「私だって……やれるんだ!!」バーーン

    ーBreak!ー
  61. 61 : : 2017/04/06(木) 17:33:10
    舞園「私たちはもう一つ情報があるのです!苗木くん?」

    苗木「うん!これだね!」ガサゴソ

    苗木「これは、葉隠君のノートだよ!文字も葉隠君のもので間違いないんだよね!」

    葉隠「あぁ、間違いないベ!文字には気をつけないと、占いの力が狂うからな!」

    十神「ここに来てから授業を受けていないはずの葉隠のノートがここで出てきた……これはもう、偶然じゃ無くて、必然と言うべきじゃ無いか?」

    霧切「そう!私たちの記憶が消されている一番の根拠よ!」

    モノクマ「…………」
  62. 62 : : 2017/04/06(木) 17:43:46
    モノクマ「あぁ、そうだよ!ボクがやったんだよ!ボクが全ての元凶!黒幕さぁ!!」

    腐川「知ってるわよ……そんなもの……」

    モノクマ「さみしいなぁ……」

    不二咲「追い込まれてるのにずいぶんと余裕なんだね……」

    モノクマ「ボクが追い込まれてる?むしろ、君たちの方が追い込まれてるんじゃないの?」

    大和田「んだと?ゴルァァ!」

    モノクマ「まぁ、君たちの出たがってる外の状況を見せたら早いかな……」

    モノクマ「ポチッとな!」

     そこに映ったのは、想像を絶する光景だった。

     アメリカの自由の女神……エジプトのスフィンクス……奈良の大仏……

     全ての顔がモノクマと化していた。

     それだけではない……暴徒と化した街を見てみると、暴徒を起こしている人物達の顔にはみんなモノクマのマスクがされていた。

     燃え盛る街……原形をとどめていない学校周り……

     まさしく、第二次世界大戦終戦後の日本と同じ風景が広がっていた。

     建物も学校から半径1km圏内で残っているのは希望が峰学園のみ……

     学園の周りにも多くのしたいが残っている……

     みんな背筋が凍った。

     こんなことがあるのか……あってしまったのか……

    モノクマ「外は絶望で汚染されているよ!!」

    苗木【コトダマ:物理室の空気清浄機】チャキッ
    苗木「そうか!わかったぞ!」バーーン

    ー理解ー
  63. 63 : : 2017/04/06(木) 17:55:18
    苗木「だから、物理室に空気清浄機なんてあったんだ……あんなにも大きな……」

    モノクマ「そう!その空気清浄機が、この学園の空気をきれいにしてくれていたんだよ!」

    モノクマ「みんなを絶望に感染させないためにね!」

     みんなを見渡すと、明らかに悩み始めていた……絶望に感染され始めている……

    モノクマ「さぁ、投票といきますか……」

     え?…………投票?

     誰もがそう思ったが、モノクマは遠慮せずに話していく。

    モノクマ「まず、投票のルールについて説明するよ!」

    モノクマ「みんなが投票するのは、希望をよしとするか絶望をよしとするか……」

    モノクマ「もし、絶望の方に一票でも入ったら、希望の負けになります!」

    朝日奈「一票でもって!!」

    モノクマ「安心して!ぼくは投票に参加しないから……」

    モノクマ「そして、もし、希望が負けたときのおしおきは……」

    モノクマ「一生、この学園で、穏やかに過ごしてもらいます!」

    全員「!?」

    モノクマ「いや、それじゃぁ、つまらないね……そうだ!」

    モノクマ「冴え渡る綿100%の頭脳で導き出した答は!!」

    モノクマ「苗木くん!君にはグレートなおしおきを受けてもらおうかな!」

    苗木「え!?」

    モノクマ「さぁ、苗木くんのイノチを犠牲にすれば、一生ここで暮らせるよ~、しんどい思いをしなくてすむよ~……」

     みんなの顔が明らかに曇っている……

     みんなの持っていた希望が……

     絶望に染まろうとしている……


     ぼくはどうすれば……





     どうするべきなんだ……







     なにができるんだ……






     ぼ……く……は……


    (安価です!この安価でエンディングが決まります!なお、外したとしても、コンティニューはありませんので、慎重に判断してください!5人の方に協力して頂き、数の多い方のルートに進みます……)

    安価>>64 >>65 >>66 >>67 >>68
    ぼくは……どうすれば……

    1 絶望に染まってしまえ!!

    2 希望は前に進むんだ!!
  64. 64 : : 2017/04/06(木) 20:32:26
    苗木「絶望なんかに染まるものか!1だ!」
    ーBreaK!ー
  65. 65 : : 2017/04/06(木) 20:32:58
    間違えた2で
  66. 66 : : 2017/04/06(木) 20:38:41
    >>64>>65
    OK!
    以下ずらします!

    >>67>>68>>69>>70
  67. 67 : : 2017/04/06(木) 20:39:43
    2にしとく(1見たいけど)
  68. 68 : : 2017/04/07(金) 12:12:22
    2で
  69. 69 : : 2017/04/07(金) 12:40:09
    1みたいけど…2で
  70. 70 : : 2017/04/07(金) 12:43:12
    1見てみたい…だが2です
  71. 71 : : 2017/04/07(金) 15:20:59
    (みなさん、ご協力感謝します!では、続きを……)



    苗木「……めだ……」

    モノクマ「ん?」

    苗木「諦めちゃ駄目だ!!」バン!

    全員「!!」

    苗木「みんなの掲げた希望……それを達成するには難しいかもしれない!だけど、諦めちゃ駄目なんだ!!」

    モノクマ「外には絶望しかないんだよ!絶望に染まるのが一番だよ!!」

    苗木「それは……ちがうよ!」バーーン
    ーBreake!ー

    苗木「確かに外には絶望しかないかもしれない……」

    苗木「でも、希望は捨てちゃ行けない……」

    苗木「目の前の小さな希望を捨てなければ、それは集まって大きな【希望】になるんだ!!」

    【コトダマ:希望】入手
  72. 72 : : 2017/04/07(金) 15:25:31
    【コトダマ:希望】チャキッ

    苗木「舞園さん!これから、みんなの笑顔を見せるアイドルになるんでしょう!」

    苗木「そんなアイドルが、下を向いてたら、みんなを笑顔にさせることなんか出来ない!」

    苗木「まえを向いている君の姿!それを見て、みんなが希望へと向けて歩むんだ!」

    苗木「だから、まえを向いて!自分を信じて!希望を捨てちゃ駄目だ!」バーーン

    ーBreake!ー


    舞園「苗木くんの言うとおりです……」

    舞園「超高校級のアイドルと言われ、この希望が峰学園にやってきた……」

    舞園「アイドルになって、この学園に来て、みんなから希望をもらった!だから、今度は、私から希望を発信するんだ!!私の笑顔で!みんなを笑顔にするんだ!!」
  73. 73 : : 2017/04/07(金) 15:29:55
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「桑田くん!君は舞園さんとつきあって、舞園さんとともに、生活していく覚悟がある。」

    苗木「そうして、世界一の野球選手になるという夢も出来た。」

    苗木「その夢を持った人間がこれっぽっちのことで諦めてどうするんだ!」

    苗木「君が未来の野球選手の道を作るんだ!野球という名の希望の道を!!」バーーン

    ーBreake!ー


    桑田「そうだな……未来の大エースが、こんなところで、参ってちゃ話にならねぇな……」

    桑田「おまえら!全員で出るぞ!そして、日本代表になったら全員招待してやる!!」

    桑田「そうして、俺みたいなだらけた野球選手が二度と出ないように、育ててやるんだ……」

    桑田「希望のために……」
  74. 74 : : 2017/04/07(金) 15:34:14
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「不二咲くん!君は強いよ!」

    苗木「君みたいに強い人間を見たことがない。」

    苗木「十神君にも立ち向かった……大和田君の君に対するサツイも抑えてくれた……アルターエゴをつくってくれた……」

    苗木「そんな、日本一勇気を持った君が、こんな絶望に沈んじゃいけない!」

    苗木「1人が怖くても、みんなが、仲間がいる!」

    苗木「だから、僕達と進もう!前に!」バーーン

    ーBreake!ー


    不二咲「そうだね……僕自身、なにか諦めていたかもしれない……」

    不二咲「自分の弱い部分から逃げていたのかもしれない……」

    不二咲「……だけどもう逃げない!」

    不二咲「ボクの未来はボクがつくる!」

    不二咲「ボクの未来をこの手で切り開くんだ!」

    不二咲「だから、みんな!力をちょうだい!!」
  75. 75 : : 2017/04/07(金) 15:40:51
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「大和田君……確かに君はお兄さんをコロシてしまったのかもしれない。」

    苗木「だけど、君はお兄さんの意思でもある暮威慈畏大亜紋土を引き継いだんじゃないの?」

    苗木「きっと、君のお兄さんならこういうよ!」

    苗木「暮威慈畏大亜紋土の総長がこんなことで、へこたれてどうするんだ!目を覚ませ!紋土!ってね!」バーーン

    ーBreake!ー


    大和田「へっ!スタートの時にへっぴり腰だったお前が、俺に説教たれてくれるたぁな!」

    大和田「いいダチをもったぜ!兄貴……」

    大和田「俺こそが、暮威慈畏大亜紋土二代目総長!大和田紋土だ!」

    大和田「未来の希望にむかって突き進んでいくんで、夜露死苦!!」
  76. 76 : : 2017/04/07(金) 15:44:47
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「石丸くん!こんなところで気落ちしてたら行けないよ!」

    苗木「君は超高校級の風紀委員じゃないか!」

    苗木「この絶望に染まりきった世の中をよくしていくことが……」

    苗木「超高校級の風紀委員の務めだろ!!」バーーン

    ーBreake!ー



    石丸「君の……声が……心に響いたぜ……」

    石丸「うぉぉぉぉぉ!!」

    石丸「そうだ!絶望の残党が何だ!!ボクが更正させてやる!」

    石丸「みんな更正させてやるんだぁぁ!!」

    石丸「それが、僕の……風紀委員の役目だ!!」
  77. 77 : : 2017/04/07(金) 15:52:00
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「山田くん!君は2人の仲間を惨劇から救ってくれたんだ!」

    苗木「そんな君には心から感謝しているんだよ……」

    苗木「仲間を救ってくれた君が絶望に堕ちていくことを、ぶー子は望んでないだろ?」バーーン

    ーBreake!ー


    山田「そうですな……ぶー子は、強い男が好み……」

    山田「拙者が強くならねば……拙者がみんなを守ってみせる!!」

    山田「山田一二三……全ての始まりにして終わりなるもの……」

    山田「ここで終わってたまりますかぁぁ!」
  78. 78 : : 2017/04/07(金) 15:56:19
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「セレスさん!超高校級のギャンブラーとして様々な勝負をしてきた君が、いま窮地に立たされている。」

    苗木「そうして、いま負けという絶望に呑まれようとしている。」

    苗木「僕はかけるよ!セレスさんが勝ってくれることを……」

    苗木「セレスさんの持っている希望にかける!!」バーーン

    ーBreake!ー


    セレス「確かに私は負けかけていましたわね……」

    セレス「ただ、苗木くんの命一つベットしてまで生きられるほど、私は甘く出来てはおりませんの!」

    セレス「そういえば、ここからでたら、私から本当の名前をお教えしないと行けないですわね……」

    セレス「安広多恵子という名前を……」
  79. 79 : : 2017/04/07(金) 16:00:57
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「大神さん!君は超高校級の絶望に勝つんでしょ!!」

    苗木「その大神さんが、自分に負けてどうするのさ!」

    苗木「己に打ち勝つことが出来ないと、絶望は倒せない!己に打ち勝って!!」バーーン

    ーBreake!ー


    大神「苗木よ!我は己と向き合うのが怖いのだ……」

    大神「自分と向き合うことは、ある意味で、大神さくらが裏切り者だと……黒幕側だということと向き合うことなのだ。」

    大神「苗木達を、親友である朝日奈さえも裏切ったことと……」

    大神「だが、もう我は退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」

    大神「絶望に勝つために己と向き合い勝って見せよう!これがその第一歩だ!」
  80. 80 : : 2017/04/07(金) 16:04:55
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「葉隠君!君は心を入れ替えて占いをするって言ったじゃないか!」

    苗木「そんな新たな一歩を踏み出した君が、こんなところで、つまずいていいはずがないんだ!」

    苗木「最年長である君が、ここでくじけてちゃ何も解決しないよ!」

    苗木「僕達を占ってよ!僕達の未来を!希望を!」バーーン

    ーBreake!ー


    葉隠「へっ!苗木っちに言われるまえに占ってるベ……」

    葉隠「今回も本気を出させてもらったぞ!」

    葉隠「苗木っちの命を削ってまで、この学園にすがりつくなら、外に出て闘っていく方が未来良好だべ!」

    葉隠「本気の占いだから10割あたるべ!」
  81. 81 : : 2017/04/07(金) 16:08:20
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「朝日奈さんがドーナツがすきなのはみんなの周知のことだよ……」

    苗木「ただ、外に出ないと、ドーナツ屋さんを開く夢は叶わないよ!」

    苗木「いろいろな人たちに希望を与えるためにも外に出ようよ!」

    苗木「ドーナツのように人と人とがつながって大きな輪が出来る未来を想像してよ!そのために希望はすてちゃだめだ!」バーーン

    ーBreake!ー


    朝日奈「そうだよね……」

    朝日奈「ドーナツのように人と人とがつながって大きな輪が出来るかぁ……」

    朝日奈「よし!決めた!もう覚悟決めたよ!」

    朝日奈「この覚悟はゼッタイに折れないよ!たとえ絶望でも!!」
  82. 82 : : 2017/04/07(金) 16:12:05
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「腐川さん……入学の時は、あまり話できなかったけど、いま話してても凄い楽しいんだ!」

    苗木「腐川さんの小説を読んで元気が出たこともある。」

    苗木「みんなが元気を出すためにも外に出なきゃ行けないんだ!」

    苗木「ジェノサイダーのこともあるから、1人では大変かもしれないけど、みんなで頑張っていこう!」バーーン

    ーBreakeー


    腐川「……そうね」

    腐川「私は一人じゃないものね……」

    腐川「みんながいる……」

    腐川「だから、私は負けない!絶対に!生きてここを出るんだ!」
  83. 83 : : 2017/04/07(金) 16:15:43
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「十神くん!十神財閥を建て直そうという御曹司が、こんなところでくじけてどうするんだよ!」

    苗木「石丸くんみたいに、十神くんを必要としている人たちはたくさんいるんだ!」

    苗木「それらをまとめるリーダーが、こんなところで折れてちゃ駄目だろ!」

    苗木「立ち上がって!まえを向いてよ!」バーーン

    ーBreake!ー


    十神「ふん!この俺が絶望なんかに屈すると思ったか!」

    十神「それに、まだおれは希望なぞ捨てていない。」

    十神「勘違いするな苗木……これは俺のゲーム……いや、俺たちのゲームだ!」

    十神「貴様らを勝利に導いてやろう!十神の名にかけて!」
  84. 84 : : 2017/04/07(金) 16:19:43
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「戦刃さん!超高校級の絶望として、つらかったこともあったと思う。」

    苗木「ぼくもまさか一緒に闘ってくれるとは思ってなかった。」

    苗木「だから、ありがとう!」

    苗木「ただ、もう少しがんばらないと行けないみたいだから力を貸してくれないかな……」バーーン

    ーBreake!ー


    戦刃「いままで、絶望しか見てこなかった。」

    戦刃「生きることに絶望している妹と一緒に過ごしていたから。」

    戦刃「だけど、それも無駄ではなかった……」

    戦刃「みんなにしたことは一生かかっても、悔やみきれないけど、全ての罪を償わせてもらうよ……みんなの元で!」
  85. 85 : : 2017/04/07(金) 16:23:38
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「江ノ島さん!君は生きることに絶望していた。」

    苗木「だけど、僕達が脱出するのに協力してくれた!」

    苗木「それは、実際は生きることに希望を見いだしたからなんじゃないのかな?」

    苗木「君の全ての絶望を浄化できるか分からない……」

    苗木「だけど、すこしでいいから君の償いとかも含めて、僕達に手伝わせてよ!」バーーン

    ーBreakeー


    江ノ島「まったく、超高校級の絶望も形無しだわ…」

    江ノ島「二年間かけて計画を練ったのに一瞬でおじゃん!」

    江ノ島「最大級に絶望したし、手伝ってやるよ!この町の……そして希望が峰学園の復興を……」
  86. 86 : : 2017/04/07(金) 16:26:58
    【コトダマ:希望】チャキッ
    苗木「霧切さん!きみは絶望の残党を全て叩くんだったよね?」

    苗木「そのために、僕を誘ってくれた……」

    苗木「だから、霧切さんは一人で悩む必要なんて無いんだ!!」

    苗木「霧切さんの荷物を少し分けてよ……」バーーン

    ーBreake!ー


    霧切「私はバカね……」

    霧切「こんなことで、一人で悩んで……」

    霧切「そうじゃない……こんなにも仲間がいるじゃない!」

    霧切「見てて……お父さん……最後までやり通してみせるわ……彼とともに!」
  87. 87 : : 2017/04/07(金) 16:31:29
    苗木「とうだ!モノクマ!これが僕達の希望だ!!」

    霧切「そして、私たちを絶望から救ってくれた苗木くんこそ、父が残してくれた、超高校級の希望よ!」

    【コトダマ:超高校級の希望】入手

    モノクマ「ぼくはモノクマだよ!!希望が峰学園の学園長で、絶望の残党のとりまとめだよ!」

    モノクマ「こんなことで、屈してたまるかぁ!」

    モノクマ「絶望こそが崇高なんだ!この世界に希望なんてないんだ!絶望こそが全てだぁぁ!!」

    全員「それは違うよ!!」
    【コトダマ:超高校級の希望】チャキッ
    全員「希望は前に進むんだ!!」バーーン

    モノクマ「ふぁだぁぁ!!」

    ーBreake!ー
  88. 88 : : 2017/04/07(金) 16:38:32
    舞園「投票しましょう!」

    桑田「ここをおせばいいんだな!」

    不二咲「緊張してきたなぁ……」

    大和田「押し間違えんじゃねぇぞ!」

    石丸「無論だ!」

    山田「御意!」

    セレス「チェックメイトですわね!」

    大神「覚悟は固まった!」

    葉隠「やり残したことはねぇべな?」

    朝日奈「もちろん!」

    腐川「もう、二度とゴメンよ!」

    十神「全くだ!」

    戦刃「これでいいのよね……」

    江ノ島「何を今更!」

    霧切「苗木くん!準備オーケーよ!」

    苗木「いくよ!みんな!」

    全員「せーーーの!」ポチッ

    投票結果
    キボウ 16
    ゼツボウ 0
    キボウノショウリ!ゼツホウガヤブレタタメ、ダッシュツスイッチヲオワタシシマス!
  89. 89 : : 2017/04/07(金) 16:47:13
     その後は全員喜んだ!みんなで得た絶望からの勝利!

     新たな希望へ向けて進んでいく瞬間がやっときた……



     玄関ホールの前にみんなは並ぶ。

    舞園「やっと、出られるんですね……」

    桑田「長かったなぁ!舞園ちゃんにやられかけたときは……」

    舞園「もう!それを言わないでくださいよ!」


    不二咲「確かにぼくもあの時は流石にしんだかと……」

    大和田「すまなねぇな……」


    セレス「しかし、大変な学校生活でしたね……」

    石丸「山田くん……すまないな……迷惑かけた……」

    山田「いやいや、拙者の方も申し訳なかった……」


    大神「ふぅ……」

    朝日奈「どうしたの?」

    大神「終わったと思ったらついな!」

    戦刃「大神さん!家族や恋人は無事だから安心してね!」

    大神「そりゃぁ、よかった……」


    葉隠「楽しそうだべな……」

    腐川「混ざればいいじゃない……」

    葉隠「今のは俺の言葉じゃ無いべ!十神っちだべ!」

    十神「な……なんだと!」

    江ノ島「十神!さみしいのか?」ウリウリ

    十神「や……やめろ……」


    霧切「みんな笑顔が戻って良かったわね!」

    苗木「あぁ、そろそろ……」

     ぼくはポケットからスイッチを出した。

     視線がぼくに集まる。

     ーいよいよお別れだ。

     ー僕達が過ごした学園と……

     スイッチを押す……扉がゆっくりと開く……

     それは、僕達の未来の始まりでもある。

     これから長い旅路の始まりでもある。

     一人一人がこの扉から歩みはじめる……

     希望の道を歩みはじめるのだ……
  90. 90 : : 2017/04/07(金) 16:49:48
     最後まで、読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m

     今回の惨劇回避シリーズは、初の長編でした!途中止まってしまったり、色々ありましたが、みなさんのおかげで、ここまで完走することが出来ました!ありがとうございました!

     しばらく、長編シリーズはお休みしたいなぁと思いますが、いずれ、また書きたいと思いますので、そのときは優しく見守ってください(っ´ω`c)

     最終話長引いて申し訳ありませんでしたm(_ _)m

     では、また次回の作品でおあいしましょう(っ´ω`c)

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