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最原「みんなの為に真実に立ち向かう!」

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  1. 1 : : 2017/02/02(木) 02:11:16
    一章のIFルートです。

    第一章 さよならダンガンロンパ

    _____________


    最原(超高校級の???の天海君が殺されてしまった。超高校級の探偵として少しでもみんなの役に立たなくちゃ…。まずは現場の捜査からだな…)


    捜査開始

    白銀「最原くん!天海君はどうして図書室で殺されたのかな?」

    最原「そうだね、現場の状況から見て天海君はここに”なにか用事があって”来た所をそこに落ちている砲丸で頭を打たれて殺されたんだろうね。モノクマファイルにも死因は頭部の損傷による即死となっているからね。」

    星「やれやれ”コロシアイを終わらせる”なんて言っていた奴が第一の被害者になるとはな。」

    最原「コロシアイを終わらせる…か、その為にここに来たのならもしかして僕達と同じ目的が…?」


    ”「天海の言葉」をコトダマとして記録した”
    ”「凶器の砲丸」をコトダマとして記録した”


    赤松「ねぇ、最原君!」
    最原「どうしたの、赤松さん?」
    赤松「隠しカメラの写真を見てみようよ!もしかしたら”首謀者”の顔が写っているかも…!」
    最原「うん、そうだね。(どうして犯人じゃなくて首謀者と言ったんだ?)」

    「おはっくまー」
    赤松&最原「うわっ!」
    モノダム「ビックリサセテゴメンネ」
    モノタロウ「現像ならオイラ達に任せてよ!」
    モノファニー「でも少し時間がかかるから待ってほしいの」
    モノキッド「裁判までには間に合うからよーヘルイェー」
    モノスケ「わては特に言うことありませんわ」

    「ばーいくまー」

    赤松「そんなー、あれさえあれば首謀者の正体も分かったかもしれないのに。今は待つしかないね…」

    最原(やっぱり変だ。赤松さんは犯人を首謀者だと決めつけているのか?…いや、もしかして…?)

    ”「首謀者にこだわる赤松」をコトダマに記録した”

    その後、現場を色々捜査した…!!

    ”「ダクトの前に積まれた本」
    「食堂にいたみんなのアリバイ」
    「地下に降りていったみんな」
    のコトダマを記録した”

    最原(さて、こんなものかな…、次はゲームルームを調べてみようかな!)

    赤松「………?!」
    白銀「…………!」

    最原「ん?」

    赤松「…確かめさせてもらっていいかな?」
    白銀「うん、あんまり気は進まないけど…」

    最原「2人ともどうしたの?」

    赤松「最原君はついて来ちゃだめだからね!」
    最原「えぇ〜…!?」

    2人は行ってしまった

    王馬「”ついて来るな”と言われてついていかないのはゴン太くらいだよね、ニシシ」

    最原「王馬君?いつのまに?」
    王馬「そんな事はどうでもいいんだよ、最原ちゃん!早く行かないと見失っちゃうよ!」

    王馬君は僕の手を無理矢理引っ張り赤松さん達の跡を追うことになった…




  2. 3 : : 2017/02/02(木) 02:42:36


    最原「あれ?ここは?」
    王馬「女子トイレだね!2人は一体なにを確認しあっているのかな?」

    最原「………」
    王馬「最原ちゃん、捜査中なのにエロいこと考えてない?入間ちゃんじゃないんだから…」
    最原「ち、違うよ!」
    王馬「まぁ、いいけどさ。中で赤松ちゃんが上半身下着姿になってるのはなんでだろうね?」
    最原「え?本当に?」
    僕は食い入る様に中を覗きみた!

    が…

    白銀「!!!」
    赤松「え、最原くん?!」
    赤松「…もしかして覗き!?」
    最原「いや、違うよ!これは王馬君が…」
    最原「あれ?王馬君がいない…」
    赤松「人のせいにしないの!女子トイレを覗くなんて最低だよ!」

    赤松「行こ、白銀さん!」
    赤松さん達は行ってしまった…
    かなり怒ってるなぁ、どうしよう…

    王馬「災難だったね、最原ちゃん!」

    いつの間にか王馬君が隣にいた

    最原「逃げ足、早いんだね…」
    王馬「ま、総統だからそれくらいは、ね」

    最原(総統は関係ないだろ…)

    王馬「それより最原ちゃん、中の様子を調べなくていいの?探偵でしょ!」
    最原「さすがに女子トイレを調べる理由はないよ。今回の事件とは関係なさそうだし」

    王馬「まあ、そうだよね。でもさー、事件と関係ない赤松ちゃんの下着姿は調べようとするんだねー。」

    最原「うぅ…(言い返せない)」

    王馬「まあ、そんなことはどうでもいいんだよ。なんか俺、白銀ちゃんのことが気に入らないんだよねー。悪の総統としての勘かな?」
    王馬「それに赤松ちゃんもなんか様子が変だし、あの2人の行動はしっかり把握しておきたいんだよね。このゲームには勝たなくちゃならないからね。ニシシ。」

    最原「分かったよ。調べよう。(赤松さんには後で謝っとかないとな。)」
  3. 4 : : 2017/02/02(木) 03:12:18


    最原(中に特に変わった所はないな。別に何かが落ちている訳じゃないし)

    王馬「なーんだ、つまらないなー。犯人に繋がる証拠とか落ちてないのかよー。」

    最原「ここは多分、事件とは無関係だよ」
    王馬「うーん、怪しいと思ったんだけどなー
    、まぁ、最原ちゃんが変態だったってことが分かったからいっか。またね、ニシシ」
    王馬君は行ってしまった…

    ”ガチャ”

    茶柱「ふぅ、ギリギリ間に合いました。」
    茶柱「はっ!なぜ男死がここに?
    ここは男死トイレではありませんよ?」

    最原「いや、ちょっと調べ物を…」

    茶柱「問答無用です。神聖な女子トイレに踏み入れた男死にはネオ合気道の餌食になってもらいます」

    最原「ちょ、ちょっとまっ…」

    ドゴーン!! パラパラパラ…

    用具室の壁に僕は思いきり叩きつけられてしまった。一瞬だけ意識が飛び、天海君が手招きしているのが見えた。

    茶柱「あ!壁が壊れてます」
    最原「いたたた、あ…れ…ほんとだ?」
    最原(道みたいだけどどこに繋がってるんだ?)

  4. 5 : : 2017/02/02(木) 03:50:48

    最原「茶柱さん、中を調べてみよう!」
    茶柱「し、仕方ありませんね。本来なら男死の頼みなんて聞かない所ですが捜査の為です!」

    最原「ありがとう、茶柱さん」
    僕達は女子トイレに隠されていた通路の中を調べることにした。

    廊下を抜け、進んだ部屋には
    最原「うわ!モノクマ!なのか?」
    茶柱「にしては大きくありませんか?」
    部屋の中央には巨大なモノクマの頭が機械に接続されて置いてあった。

    最原「今は動いてないみたいだね、とりあえずこの部屋を調べてみよう!」
    茶柱「転子に任せて下さい!」

    最原「ん?これはなんの機械だろう?ライトみたいだな」
    ”「???ライト」を手に入れた”

    まだ調べることがありそうだ…

    最原(ゴミ箱…か、一応調べてみるか)
    最原(これは砲丸か?なんでゴミ箱に捨ててあるんだ?それにピンクの糸クズみたいなのが付いてるな…)

    ”「糸クズの付いた砲丸」のコトダマを記録した”

    最原(さてまだまだ気になる所を…
    ???「おー、ダサイ原じゃねーか」

    最原「え、入間さん?どうしてここに?」
    入間「そこの扉から入って来たに決まってんだろ、この童貞が!」

    茶柱「そこの扉は図書室の扉と繋がってたんですよ!この部屋と隠し通路を見つけた転子はお手柄ですよ!夢野さん!」

    夢野「んあー、そうなのか?」
    夢野「三行も話されると理解するのがめんどいのう」

    茶柱「三行でもダメなんですかっ!?」

    最原(図書室と隠し部屋が繋がっていたなんて…
    みんなのアリバイをもう一度考え直さなきゃな)
  5. 6 : : 2017/02/02(木) 04:32:14

    最原(いや、まてよ…)
    最原「ねぇ、みんなに確認したいんだけど、今この隠し部屋について知っているのはこの中の4人だけだよね?」

    入間「あぁ、そうに決まってんだろ!」
    入間「こんな部屋があるって知ってたらあんな事やこんな事をアン、アン、アン、ヤれちまうじゃねーか」

    転子「そうですね、不本意ですが入間さんの言う通りです。それに、この部屋の存在を知っていれば間違いなく首謀者か内通者であるのは間違いないと思います。」

    夢野「んあー、その通りじゃ」

    最原「じゃあお願いがあるんだけど、この部屋と隠し通路のことはこの4人だけの秘密にしてくれないかな?」
    最原「理由は、これからある学級裁判でこの部屋の存在はかなり重要なカギになると思うからなるだけみんなには伏せておきたいんだ。」

    入間「でもよー、この4人の中にクロとか首謀者がいたらどうするんだよ?首謀者の夢野はどうやってこの危機を回避するか考えるのに必死になってんぞー」

    夢野「んあー!うちはクロでも首謀者でもない!超高校級の魔法使いなのじゃ!」

    最原「仮にそうだとしても全員がこの事を知ってしまうと、犯人がボロを出す確率が下がってしまうからね」

    最原(そう、この中にクロや首謀者がいない確率は僕を抜いて14分の11、今はとにかくこの可能性にかけるしかない。)

  6. 8 : : 2017/02/02(木) 11:03:24

    まだ調べることがありそうだ…

    最原「ん、なんだこれ?モノパッドか?」
    最原「!!血が付着してる…まさか!?」

    最原(起動してみるとメッセージと地図が表示された。)

    最原(!!。なるほど、だから天海君は図書室の隠し部屋の事を知っていたのか。でもなぜここにこれがあるんだ?)

    ”「天海のモノパッド」のコトダマを記録した”

    最原「さて次は…さっき行きそびれたゲームルームに行こうかな」

    _____________

    ”ゲームルーム”

    最原「あ、春川さん」
    春川「最原か、捜査は進んでるの?」
    最原「うーん、まだ分からないことが多いんだ。犯人の目星もつかないし…」

    春川「そう。あたしは保育士だからこういう時あんまり役には立てないけど、手伝えることがあったら言いなよ。じゃ、捜査頑張ってね」

    最原「ありがとう(冷たそうに見えるけど意外といい人なんだな)」

    最原(ゲームルームに特に変わった所はないなぁ)

    最原「この扉の先はAVルームか、行っ…

    ”ピーンポーンパーンポーン”

    モノクマ「えー、オマエラ学級裁判の時間となりました。至急、中庭の大階段前の広場奥の裁きの祠に集まってください。」

    モノクマ「なお、裁判の参加を拒否される場合はオシオキを受けてもらいます。という訳でさっさと来てね!巻きで頼むよ!」

    最原(そ、そんな…まだ全然調べていないのに
    こんな中途半端な状態で学級裁判に挑むのか…)

    ”ガラガラガラ”←AVルームの扉の音

    獄原「最原君!今の放送聞いた?急いで行かないとオシオキを受けてしまうらしいよ!ゴン太は紳士だから遅刻なんてしないよ」
    獄原「最原君も急ごう!」

    最原(ゴン太君に急かされる様に裁きの祠に向かった)

    ________

    ”裁きの祠”

    最原(結構集まってるな、あれ…王馬くんの頰が腫れてる?どうしたんだろ?)

    百田「みんな集まったみてーだな」
    百田「”最原”、捜査の方はどうだった?」

    最原「ごめん、百田君、あんまり進まなかったんだ。僕は超高校級の探偵なのに…」

    百田「あんまり気にすんなよ。ここには15人も超高校級のスゲー奴らがいるんだぜ。あとなんたって俺もいるしな。1人で気負うなよ。何かあったら俺に頼れ!この百田海斗様によ!」

    赤松「そうだよ、みんな!こんな所で諦めちゃだめだよ!この学級裁判でもうこんなコロシアイは終わらせないと!」

    最原「百田君、赤松さん…!(そうだ、こんな所で諦めちゃだめだ、この学級裁判で真実を暴くんだ)

    赤松「最原君!」
    最原「あ、赤松さん…あの時はその…」
    赤松「いいんだよ、王馬くんから話は聞いたから!私も誤解してごめんね!」

    最原(赤松さん…)

    夜長「ところでシュウイチ、カエデのブラは何色だったのー?」

    1、赤色
    →2、白色○
    3、黒色 最原「これだ!」

    赤松「最原君のばかー!」バチーン
    最原(目の前が一瞬真っ白になった)

    最原(みんなの冷ややかな視線、裁判前から印象が悪くなったようだ)

    真宮寺「クク、やっぱり人間って面白いね」



  7. 9 : : 2017/02/02(木) 11:47:18

    キーボ「ところで最原君、その手に持っているものはなんですか?見た所ライトのように見えるのですが?」

    最原「あぁ、これ…王馬「最原ちゃん貸りるね」
    最原(説明する前に王馬君にとられてしまった)

    王馬「ふむふむ、ここがスイッチか」
    王馬「くらえゴン太ー」

    全員「!!!」

    獄原「えっ?」
    最原「ちょっ…まっ…(言い終わる前にゴン太君にライトが発射された)」

    獄原「うっう…」
    東条「獄原君、大丈夫かしら?」
    最原(ゴン太君はゆっくり立ち上がった)

    獄原「思いだしたよ…、色んなことを!」

    ”おはっくまー”

    モノタロウ「それはね、思い出しライトだよ」
    モノファニー「本当はまだ登場しないはずなのにね」
    モノキッド「ヘルイェー、フライングとゲームのネタバレはご法度だぜ」
    モノダム「ソレヲツカウトイロイロナコトヲオモイダスンダヨ」
    モノスケ「ぎょーさん、使うてやー」

    ”ばーいくまー”

    最原(”思い出しライト”だって?それを使えば失った記憶を取り戻せるのか?)

    キーボ「最原君、思わぬ拾い物だったみたいですね」

    最原(全員でライトを浴びることにした…)

    __________

    赤松「まさか、そんな事って…」
    真宮寺「恐ろしい事態だネ」

    最原(みんな忘れていた記憶を取り戻して混乱している。もちろん僕もだ。まさか、こんなことになっていたなんて…)

    最原(だけど今は、目の前の学級裁判に集中しなきゃ)

    入間「おい、クサイ原〜、お前に渡したときてーもんがある!この大天才で超美人の入間様からのプレゼントだ。ありがたく使えよ!」

    ”ボイスレコーダー”を手に入れた
    ”図書室のドローン撮影図”を手に入れた

    最原「図書室の写真は分かるんだけど、このボイスレコーダーはなに?」

    入間「そいつは後でこっそり聞いとけ!エロボイスとかじゃねーぞ!いざって時にそいつが役に立つはずだ。悔しいけど俺よりお前の方が発言力があるからよ。分かったか、この童貞が」

    最原「ありがとう、入間さん。大事にするよ」


    入間「素直にありがとうとか言われるのもすごくイイ///」

    最原(こういう性格じゃなければすごく可愛い人なのになー)








  8. 10 : : 2017/02/02(木) 12:46:21


    ”おはっくまー”
    モノファニー「ごめんなさい、赤松さん!
    現像した写真を渡すのを忘れてたわ!」
    モノファニー「じゃあ、みなさん学級裁判頑張ってね」

    ”「正面のドアの写真」
    ”「側面のドアの写真」
    ”「隠し部屋の入り口の写真」のコトダマを記録した

    ”ばーいくまー”

    赤松「みんな、行こう!」
    最原(赤松さんに続いてみんながエレベーターに乗って行った。)

    最原(エレベーターの中ではみんなが無言だった。ゴーという機械の音がやけに大きく聞こえる)

    ???「ねぇ、最原くん!」
    最原「赤松さん?どうしたの?(赤松さんは僕にしか聞こえないようにこそこそと話した。)

    赤松「最原くん、あの約束覚えてる?」
    最原「あの約束?」
    赤松「ほら研究室で連弾した時のここから出たらってやつだよ!」
    →1、ご両親に挨拶×
    2、ピアノのもらう
    3、一緒にピアノを弾く 最原「これだ!」

    赤松「全然違うよ!絶対わざとでしょ!
    それにそれはまだ早いし…」
    最原「ご、ごめん」

    赤松「もし、ここから出れたらみんなと友達になって、そして最原君と一緒にたくさんピアノが弾けるね…、」

    最原「うん、楽しみだね」
    赤松「最原くん…」
    最原「なに?」

    赤松「真実を知るのが怖い気持ちって誰にでもあると思う。」

    赤松「でも真実を見つけた人だけがその先の運命を選ぶことができるんだよ。」

    赤松「だから怖くても戦わないとだめだよ、真実と。」

    最原「うん…(大丈夫、例えどんな真実だろうと僕は戦うよ。みんなの為に、そして僕自身の為に)」

    最原(そうしているうちに長かったエレベーターもついに最下層についた。命掛けの学級裁判がいよいよ始まる。)

    ________

    ”学級裁判 開廷”

  9. 11 : : 2017/02/02(木) 15:01:55

    モノクマ「えー、ではでは!
    最初に学級裁判の簡単に説明しましょう!」

    モノクマ「学級裁判では「誰が犯人か?」を議論し、その結果はオマエラの投票により決定されます」

    モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もし間違った人物をクロとしてしまった場合は…クロ以外の全員がおしおきされ、生き残ったクロだけが才囚学園から卒業できます!」

    モノクマ「ちなみに、必ず誰かに投票してくださいね。投票しない人には”死”が与えられちゃうんだからね。」

    モノクマ「という訳で、クレイジーマックスな学級裁判の開幕でーす!」

    赤松「…始まったね!」
    百田「で、どうすりゃいいんだ?何から始めんだよ?」
    真宮寺「だったら、僕から議題を提供しようカ?」
    真宮寺「犯人は初回特典で外に出られたにもかかわらず、なぜそれをしなかったんだろうネ?」

    星「よっぽど学級裁判がしたかったんだろーな」

    入間「だったら犯人はモノクマだろ!学級裁判がシたくてシたくてうずうずしてたからな」

    モノクマ「それはないよ、ボクはオマエラに手出しはしないもん」

    赤松「モノクマは出来なくてもモノクマを操ってる首謀者なら別だよね。」
    赤松「絶対に突き止めてみせるからね。」

    東条「首謀者の前にこの事件の犯人を見つけないとね。」

    最原「じゃあ、改めてこの事件を振り返ってみようか!」

    星「天海はどうして図書室で殺されていたんだ?」

    百田「あいつは隠し扉の存在を知っていたからな。隠し部屋に入ろうとしたとこを殺されたんだろ?」

    百田「つまり”天海は首謀者”なんだよ」

    東条「それは違うわ」
    東条「天海君が首謀者とは考えられないわ」

    百田「あ!?なんでだよ!?」

    東条「天海君は隠し扉を開ける”カードキー”を持っていなかったわ。彼が首謀者で、隠し扉に入ろうとしていたなら、カードキーを持っているはずよ」

    最原「写真でもカードキーは確認出来なかったからね」

    春川「もし、首謀者が死んだならコロシアイも終わってるはずだよね。」
    百田「そっか、悪りぃ」

    王馬「犯人は入間ちゃんじゃない?監視カメラの存在を知っているし、作った本人なら死角とかも分かるんじゃない?」

    入間「それは違うぞ、ツルショタが!」break
    入間「俺はそもそも図書室に行ってねーんだ」

    真宮寺「それは僕が見てるからネ、間違いないヨ、という訳で入間さんのアリバイは僕が保証するよ」
    真宮寺「それと食堂には東条さんと白銀さんも一緒にいたよ」

    キーボ「ずっと一緒にいたなら、その4人はアリバイ成立ですね!」

    真宮寺「ずっとではないけどネ。白銀さんは途中で食堂の近くのトイレに行ってたからサ。」

    最原「……………………」

    星「トイレに行く振りをして誰かに変装したとは考えられないか?」

    赤松「白銀さんはフィクション以外のコスプレをするとキモいブツブツができるんだよ!」

    夜長「なら4人とも図書室に行くのは無理だねー」

    夢野「……………」

    白銀「ということは、地下に行った7人のうちの誰かが犯人ってことなのかな?」

    赤松(7人のうちの誰かが私たちをこんな目に合わせた首謀者なの…?)

    百田「そういえば途中で天海だけ出て行ったな」
    春川「それは違うよ」break
    春川「獄原も途中でAVルームに行ったでしょ」

    獄原「てことは僕だけアリバイがないの?
    だってゴン太は犯人じゃないんだ!」
    獄原「AVルームから図書室に行く方法なんてないんだ。信じてよみんな!」

    百田「それに賛成だぜ」賛
    百田「AVルームの引き戸は建て付けが悪くて少ししか開かねーんだよ」

    東条「AVルームにいながら天海君を殺す方法もあるはずよ。しかもそれを使えばカメラにも映らなくてすむわ!」
    東条「AVルームの横のドアからスクリーンを丸めて片腕ほどの隙間から伸ばして図書室のドアを開けるのよ、そしてその隙間から

    最原「それは違うよ」break

    東条「砲丸を投げ…えっ?

    最原「天海君とゴン太君の間には動く扉という障害物があったんだ!」

    王馬「じゃあゴン太は犯人じゃないんだ、あーあ」
    茶柱「なんで残念がってるんですか?」

    赤松「容疑者がいなくなって振り出しに戻っちゃったね」

    春川「凶器の砲丸は倉庫のものだよね。倉庫だと誰でも行けるから手掛かりにはならないね」

    最原(そうか、だからあの時…)

    赤松(最原くん、ずっと黙っているけどどうしたのかな…)

    夜長「犯人がどこに隠れていたのか神様が教えてくれたよー」
    夜長「それは隠し扉の中だよー」

    最原(それに賛成だ!)
    茶柱(それに賛成です!)
    入間(やるじゃねーか、黒ギャルビッチ)
    夢野(眠いのう…)















  10. 12 : : 2017/02/03(金) 00:51:12

    赤松「それは違うよ」break
    赤松「首謀者の出入りを確認する為に最原君がカードリーダーに埃を仕掛けてたんだよ!」
    赤松「でね、捜査の時に確認したら埃は落ちていなかったんだよ」

    星「雲外蒼天の極みだ!」反論

    星「犯人が図書室に隠れていた可能性はまだ残っているぜ」
    星「隠し扉が無理だとしても、図書室には隠れる場所はいくらでもあった。犯人はカメラが仕掛けられる前から、その中に潜んでたんじゃねーのか?」
    星「そして天海を殺した後で隠れて、みんなが死体に注目している時に自分も今来たかのように振る舞えば…

    赤松「その言葉切っちゃうよ!」break
    赤松「私が持っている写真には駆けつけた
    15人全員が写っているからその推理は通らないんだよ」

    星「どうやら俺の推理は間違ってたみたいだな。すまない赤松。」

    赤松「いいんだよ!こうやって可能性を潰して
    いくことが真実に繋がるんだよ!」
    赤松「ね!最原くん…」

    最原「……!あっ…うん、そうだね…」

    王馬「もぉーしっかりしてよ最原ちゃん!」
    王馬「でも犯人はどこから図書室に入ったんだろうね?正面も側面も隠し扉も監視カメラがついているしね」

    夜長「他にも入り口あるよー、ほらー通気口とかー」

    入間「でもよー、通気口の前の本棚には本がつまれてたんだぜ?」
    入間「通気口を通ろうとしたら本と色々な所が乱れちまうだろうが!」

    白銀「入間さんは、元々色々乱れてるよ…?」













  11. 14 : : 2017/02/03(金) 23:37:19

    赤松「もし誰かがあそこから出入りしてたら、本は崩れてたりするはずだけど…」
    赤松「捜査の時に確認したら本はちゃんと積まれたままだったんだよ。」

    百田「通気口から出る時に本をどかして、その後で戻したんじゃねーか?」

    東条「その作業を狭い本棚でするのは難しいんじゃないかしら…」

    獄原「他に出入りできる所はなさそうだけど…」

    入間「まぁ、”カメラのインターバル”を狙えば、カメラに映らねーで出入りできるけどな!」

    一同「「「「はぁ???」」」」

    春川「何それ…?」

    入間「あのカメラは手動のフィルムを自動で巻き上げる改造をしたせいで、次の撮影までに30秒掛かっちまうんだ。」
    入間「だから犯人はそのインターバルを知ってるやつで間違いねぇ!ひゃーひゃっひゃっひゃ
    俺様ってやっぱ天才だぜ!」

    赤松「そんな大事なことは早く言ってよ!」

    入間「ひぃぃぃぃぃ…お、俺様はちゃんと言ったぞ、そこの万年パンツ追っかけ探偵のセク原にな!」

    赤松「えっ?…本当なの最原君!?(というかそれってホントに最原くんのことだよね?)」

    最原「あ…ごめん…!言い忘れてた…みたいだ…!」
    最原「隠し撮りに支障はないし、まさかこんなことになるとは思ってなかったから…」
    最原「それで言い忘れちゃったんだ、本当に…ごめん。」

    王馬「…嘘臭いよねぇ」

    赤松「あの時はバタバタしてたから本当に言い忘れちゃったんだよね?最原くん!」

    最原「う、うん…」


  12. 17 : : 2017/02/05(日) 00:46:04

    星「まぁ故意かミスかは後回しだ。それより、カメラのインターバルの話をしようぜ。」

    東条「入間さん、インターバルは30秒と言ったわね?」
    東条「30秒もあるなら、図書室に入るどころか、天海君を殺して逃げる事も可能かもしれないわよ…」

    夜長「なるなるー!じゃあ間違いないねー。
    犯人はカメラのインターバルを利用したんだよー。」

    最原(インターバルを利用か…、そうかもしれない。…でも犯人はどうやってインターバルのことを知ったんだ…?)

    王馬「となると、犯人はインターバルのことを知ってた最原ちゃんか入間ちゃんだけになっちゃうよねー」

    入間「お、俺様には…食堂にいたってアリバイがあったろ!」

    春川「あとはインターバルを知ってたのって最原だけだよ…」

    真宮寺「ククク…それなら図書室で天海君を殺した犯人も最原君ということになるのかな?」

    赤松「さ、最原くん…が?」

    百田「お、おい!どうなんだよ、最原!?」

    最原「…………………」

    入間(俺様のせいでダサイ原が疑われちまってるじゃねーか…!こうなったら…)
    入間「実は、お前らに黙ってたことがあ…

    最原「!?(まずい…入間さん、それはまだ…
    こうなったら!)
    最原「ちょっと待って!僕は教室で赤松さんと
    一緒に、ずっと見張りをしてたんだ!」

    入間(クサイ原…?)

    赤松「そうだよ!その最原くんが、いつ天海くんを殺したって言うの?」

    春川「本当にずっと一緒だったの?」

    赤松「そ、それは…ちょっとだけだけど…離れたよ。」

    王馬「じゃあ、その時に天海ちゃんを殺しにいったんだね!」

    赤松「そ、そんな訳ないって!最原くんが犯人な訳ないじゃん!」

    真宮寺「…感情的になるのはよくないよ、僕らは冷静に真実へと向かうべきなんだ。」
    真宮寺「ここで命を堕としたくなければネ。」
  13. 18 : : 2017/02/06(月) 02:10:43

    赤松「感情的になってる訳じゃなくて…私はちゃんと根拠があって言ってるんだよ。」
    赤松「だって防犯センサーの受信機が鳴った時って最原くんが教室に戻って来た後なんだよ?

    赤松「あれは天海くんが本棚を動かしたせいで鳴ったんだから、その時天海くんは生きてたはずでしょ?」
    赤松「あれが鳴ったのを一緒に聞いてるって事は、最原くんは犯人じゃないんだよ!」

    王馬「うんうん、大好きな最原ちゃんが犯人なんて信じたくないよねー」

    赤松「信じる、信じないじゃなくて最原くんに犯行は不可能なんだよ。」

    王馬「ところで赤松ちゃんに1つ確認なんだけど…その防犯センサーを本棚に取り付けたのって最原ちゃんだったりしない?」

    赤松「それが…どうしたの?」

    王馬「だったら、防犯センサーを本棚に仕掛けたっていうのは最原ちゃんの嘘かもしれないよね?」

    赤松「う、嘘…?」

    最原「…………(ピンクの繊維は”アレ”で間違いないな。問題はやっぱり真犯人がどうやってインターバルを知ったかなんだよな…監視カメラとかかな?)」

    王馬「最原ちゃんは、防犯センサーを動く本棚
    に仕掛けたフリをして…実はずっと手に持ってたんじゃないかな?」

    王馬「そして、赤松ちゃんとあってる時に受信機を鳴らしちゃえば、たった今誰かが本棚を動かしたって勘違いしちゃうんじゃない?」

    赤松「それは違うよ」break
    赤松「この写真を見てよ!」
    赤松「防犯センサーが動く本棚に仕掛けられてなかったら、天海くんが本棚を動かしている写真なんか取れないはずだよね?」

    王馬「たはー、そこまでは考えてなかったよー。やるね、赤松ちゃん!」

    茶柱「そんなあっさりですかっ!?」






  14. 20 : : 2017/02/06(月) 23:36:41

    星「まてよ。防犯センサーの受信機には電源が付いていたはずだ。だったらこういう方法もあったんじゃねーか?」
    星「確かに受信機は動く本棚に仕掛けられていて、最原はその受信機を持っていた…」
    星「ただ、最原はその受信機の電源をオフにしていたんだ。」

    夜長「なんでー?どうしてー?」

    星「そうすれば、天海が本棚を動かした時、ブザーは鳴らずに写真だけが撮られるだろ?」

    星「その後、最原は地下の様子を見にいくと言って、図書室に行き…」
    星「30秒のインターバルを利用することで、天海の後を追って図書室に侵入した訳だ。」

    東条「そして、天海君を殺した後で、動く本棚から防犯センサーを回収すれば…」

    真宮寺「赤松さんの目の前で受信機を鳴らして、彼女を勘違いさせることができるネ…」

    王馬「にしし…、超高校級の探偵が犯人なんて、アンフェアな推理小説みたいだね。」

    赤松「ま、待ってよ、みんな!
    本気で最原くんが犯人だと思っているの?」
    赤松「ねぇ、最原くんも何とか言ってよ!
    どうして何も言わないのっ!?」

    百田「おい、いいのかよ…。このままだとマジでオメーが犯人になっちまうぞ?」

    夜長「それでいいのー?もう諦めちゃったのー?」

    王馬「あーあ、こりゃ決まりだねー(なーんてね
    。君がそんなつまらない奴なわけないしね。)

    入間「おい、クサイ原!(まじかよ、おめー…)

    最原「…………(て、あれ?推理してたらいつの間にかみんなに疑われてる…まずいぞ、これ)

    赤松(最原くん…、こうなったら私がなんとかするしかない)
    赤松(…だって最原くんが犯人な訳ないもん。天海くんを殺してしまったのは私…だから…)
    赤松(だから…たとえ嘘をついてでも私がみんなを、最原くんを守るんだ。)

    赤松「ごめん、みんな!言い忘れてたんだけど…あの受信機って私が持ってたんだよね!」

  15. 21 : : 2017/02/06(月) 23:51:23

    真宮寺「…ハ?」

    赤松「だから、最原くんが都合良く受信機の電源を切ったりできる訳がないんだよ!」

    最原「…………(どうしてそんな嘘までついて…やっぱり君は、この裁判を利用して………つもりだったんだね、赤松さん)」

    キーボ「…赤松さん、それは本当なんですか?」

    赤松「あ、当たり前じゃん!だって嘘なんかついたって仕方ないし!」

    百田「そんなことをしても自分の首を絞めるだけだ…間違ったら全員死んじまうんだからな。」

    真宮寺「死んでもいいから最原君を庇いたかった…とか?」

    キーボ「死んでまで他人を庇うなんて…」

    王馬「まぁ、ロボットにはない感情だよねー。
    あ、ロボットには元々感情なんてないか!にしし」

    キーボ「ロボット差別はやめて下さい!ここから出たら法廷で会いましょう、王馬くん」



  16. 24 : : 2017/02/13(月) 01:31:44

    王馬「なんなら学級裁判で議論してもいいけどね、ここも一応法廷だからね、にしし」

    茶柱「話を脱線させないでください!」

    王馬「ところでさー、赤松ちゃんの話が本当だとしたらまた振り出しに戻っちゃうよねー」
    王馬「まぁ、”本当だとしたら”だけどね」

    赤松「だから!何度も言うけど本当だよ!」
    赤松「でも、こうやって議論を進めていくことに意味はあるって私は思う!」
    赤松「最原くんも…気付いたことがあったら言ってよ。ずっと黙ってるけど…何かに気付いたから、それを言うのが、真実を暴くのが怖いから黙っているんじゃないの?」
    赤松「それは違うよ…君は真実を見失わないって私は信じてるから!」

    最原「……(真実…か、そうだね、赤松さん
    僕はもう迷わないよ。”本当の真実”を暴く為にこの学級裁判を終わらせる。そしてこのコロシアイを終わらせてみせる!)

    最原「…写真…だよ!」

    一同「「「「写真??」」」」
  17. 25 : : 2017/02/13(月) 01:49:23

    最原「隠し扉を写す監視カメラは絶対に気付かれないように仕掛けたんだ。」
    最原「でも…どうして天海くんはカメラに気付いたのかな?」

    赤松「………」

    百田「たまたま気付いたんじゃねーのか?」

    夜長「音が鳴ったとかー?」

    星「もしかしてフラッシュが焚かれたんじゃねーか?」

    入間「バレない為の監視カメラにフラッシュなんか焚く訳ねーだろ!ふつ…」

    最原「それは違うよ」break

    入間「ひぃぃぃぃぃ…(普通はなぁ…でも***って言おうとしたのにぃ、最原のばかぁ)」

    最原「確かに入間さんの言う通り、バレない為の監視カメラに音やフラッシュを焚くなんて
    ありえないんだ」
    最原「でも、他の写真と見比べてみたら、明らかに隠し扉を写す写真だけ明るさが違うんだ。」

    春川「でもさ、フラッシュを焚く理由ってなんなの?」

    夜長「主は言いました。監視カメラに気を取られてるうちに背後からゴスッとやったのだと」

  18. 27 : : 2017/02/14(火) 01:21:56

    星「それだとインターバルの問題があるぜ」

    最原「…”おびきだすため”だと思うよ」
    最原「入間さんがドローンで図書室を上から撮影した写真があるんだ。」

    ”図書室のドローン撮影図”

    最原「本棚の上の本の並びが不自然だよね?」

    夢野「…内側の本の重ね方はまるで滑り台のようじゃな」

    真宮寺「この写真はかなり事件の核心をついているネ、クックック」

    キーボ「そうですね。夢野さんの言う通り、内側の本の重ね方は外側と違いますね。」
    キーボ「そして外側がきちんとつまれているのは恐らくカモフラージュでしょう。」

    最原「そして一番大事なのは、その滑り台のような本の並びが”通気口”から”隠しカメラの設置された本棚”まで繋がっていることなんだ。」


  19. 33 : : 2017/03/21(火) 22:17:45

    最原「……(君がどうしてこんなことをしたのか…今の僕には分かる。だからこそ!)」

    最原「この写真の本の並びは夢野さんの言う通り、滑り台の役割を果たしていると思う。」

    最原「天海君を殺害する為のトリックに利用する為にね。」

    真宮寺「凶器は”砲丸”、そして砲丸を転がらせる為の”滑り台”、被害者をおびきだす為の”フラッシュ”」

    真宮寺「なるほど、全てが繋がったね。クク」

    王馬「はいはーい!最原ちゃんに質問なんだけどさー、その3つのトリックを仕掛けることが出来た人って誰なんだろうねー?にしし」

    最原「それは…」

    最原「…赤松さん、君しか…いない!!」

    一同「「「「!!!!」」」」

    赤松「あはは、最原くん、冗談だよね?

    最原くんとずっと一緒に居た私がそんなトリックを仕掛けられる訳ないじゃん!」

    赤松「やだなー、もう…、ほんとに…」

    赤松「ほら、凶器のほ…

    最原「砲丸は…2人で倉庫に行った時に手に入れたんだよね。いつも背負っている鞄になら隠せるはずだから」

    最原「他に砲丸を隠せるような格好をしている人はいないし」

    星「確かに砲丸が倉庫から”いくつか”なくなってたな。」

    白銀「……」

    最原「本棚の上の本の並びは…僕の目の前で行なってたんだね。妙に時間を掛けていたのも納得出来たよ」

    最原「そしてあのカメラを設置したのは君だ」

    最原「反論があるなら言ってくれ、赤松さん」

    赤松「…ふぅ、(ありがとう最原君」

    最原「えっ?(声が小さくて聞き取れなかった…)」

    赤松「やっぱりすごいね!超高校級の探偵って」

    百田「赤松、お前…まじなのかよ!?」

    赤松「そうだよ、天海君を殺したのは、私」


  20. 34 : : 2017/03/21(火) 22:33:20

    獄原「そんな、あの赤松さんがそんなことをするなんて…信じられないよ!」

    夜長「でもでも〜、カエデ以外に実行できる人はいないよ〜」グイングイン

    赤松「ごめんね…みんな、こんなことになって」

    真宮寺「クク…人というのは奥が深いね。みんなと協力して外に出たいと言っていた赤松さんが真っ先にコロシアイをするなんて…ネ」

    王馬「そうだよ、ひどいよ赤松ちゃん!
    赤松ちゃんの嘘つきー!人殺しー!」

    キーボ「王馬君が言えたことではありませんが
    これはあまりにも…」

    星「それだけ生きて外に出たかったのさ、
    俺には分からないが、それだけの理由があったんだろ、赤松。」

    入間「ちょっと待て、お前ら!」

    入間「それはおかしくねーか?」

    王馬「そうだよ、赤松ちゃんがそんなことの為にコロシアイをするはずないだろ!」

    夢野「お主はコロコロ意見が変わるのぅ」

  21. 35 : : 2017/03/21(火) 22:43:38

    入間「最原、おめぇは気付いてんだろ?
    赤松が本当にヤリたかっことによ!」

    白銀「変な所にカタカナ使うのやめよーよ…」

    最原「…(赤松さんが本当に成し遂げたかったこと。それは…

    1.外に出ること
    2.みんなと外に出ること←○
    3.単純に天海君を殺したかった

    最原「みんなと外に出ることだよ!」

    百田「???」

    百田「最原、それは一体どういうことなんだ?」

    赤松「………」

    最原「赤松さんは初めから天海君を殺そうとしてた訳じゃないんだ。」

    最原「赤松さんが殺そうとしたのは、このコロシアイ生活を仕組んだ首謀者だったんだよ!」
  22. 36 : : 2017/03/21(火) 23:31:36
    真宮寺「なるほどネ、ずっと引っかかってた謎がようやく解けたよ。」

    真宮寺「僕が最初にこの学級裁判で議題に挙げたこと覚えているかい?最原くん。」

    最原「初回特典のことだね。」

    春川「そっか!赤松が外に出たいなら、わざわざ学級裁判をしなくてもよかったよね。」

    百田「思えば、赤松は最初から犯人って言葉を使わずに”首謀者”って言葉を使ってたよな。」

    夜長「なるほどねー。じゃあ、カエデはあのトリックで首謀者を殺してこのコロシアイを終わらせるつもりだったんだねー!」

    最原「そうだよ、みんな。赤松さんは自分さえ助かればいいって思っているような最低な人じゃない!」

    赤松「みんな…」

    赤松「でも、私は天海くんを…」

    王馬「そう、殺したんだよ、”赤松ちゃんが”」

    王馬「殺人は殺人だよ、赤松ちゃん」

    赤松「…うん。(ごめんね天海くん、本当に、本当にごめんね…)」

    王馬「殺人を犯したクロはオシオキを受けないとね。ねぇ、モノクマ」

    モノクマ「もちろんだよ!というかひっさびさの出番だよ!モノクマーズなんて、喋らな過ぎて化石になっちゃってるよ、まったく!」

    モノクマ「犯人も分かったし、尺もいい感じだからさー、投票タイムいっちゃうよー」

    最原「…(遂にこの時が来た。ここは賭けだ!)

    モノクマ「さぁ、お手元のスイッチでクロだと思う人を投票して下さ〜い」

    ____投票タイム____

    赤松「…(結局、首謀者を見つけられなかったなー。でも、最原くんならきっと大丈夫。私が死んでも最原くんならきっと…)

    赤松「最原くん!」

    最原「赤松さん、どうしたの?」

    赤松「みんなで生きてここを出てね。みんなと仲良くなってね。私の分まで長生きしてね。」

    赤松「楽しかったよ、最原くんと過ごした時間は本当に…」

    最原「赤松さん…」

    ____投票タイム 終了______

    モノクマ「それでは結果発表です!」

    モノクマ「大正解!クロは赤松楓さんでした」

    モノクマ「それともう一人オシオキを受けて貰うよ!」

    百田「もう一人だと?」

    キーボ「どういうことです?」

    モノクマ「それは、投票しなかった最原君でーす。押し忘れかなー?うぷぷ、でも残念!
    貴重な30秒で押さないのはバカだよねー。」

    モノキッド「いいや限界だ、押すね!!」

    モノファニー「それ言いたかっただけでしょ!」

    赤松「最原くん、どうして!?」

    春川「最原、なんとか言いなよ!」

    百田「バカヤロー、なんてことしてんだ最原!」

    モノクマ「せっかく”クロを暴いた”のにもったいないなー、あーあ」

    最原「……うよ」

    モノクマ「へ?」

    王馬「…」ニヤァ


    最原「それは違うよ!!!」

  23. 37 : : 2017/03/21(火) 23:51:17
    最原「犯人は赤松さんじゃない!だから僕は投票なんてしないぞ!」

    最原「そしてモノクマ、僕はさっきのお前の発言で完全に確信した。この事件の犯人こそこのコロシアイ生活の首謀者だと!」

    モノクマ「あわわわ、発言?なんのことかなー?」

    最原「学級裁判で中立の立場であるはずのモノクマがどうして”犯人が分かった”なんて言うんだ?」

    モノクマ「いや、流れ的にそうだったじゃん!
    別におかしくないよ!ホントに!」

    最原「僕はこう考えている。この事件の黒幕は赤松さんに罪を被せようとしてるんじゃないかと!」

    モノクマ「」ギクッ!

    春川「確かに変だね。でも最原じゃん。赤松しかこのトリックを使えないって言ったの!」

    星「そうだ、他の方法はもうないと散々議論したはずだぜ」

  24. 38 : : 2017/03/22(水) 00:19:44

    モノクマ「とにかく投票の結果が赤松さんなので赤松さんにはオシオキを受けて貰います。」

    モノクマ「うぷぷ、話ならその後に聞くよ!」

    モノクマ「行けー、エグイサル。クロを捕まえろー」

    赤松「きゃぁぁああ」

    最原「赤松さん、危ない!!」

    ガッ!!!!

    ______
    ____
    __
    _

    モノクマ「もう!邪魔しないでよ!オシオキタイムは大きなお友達に大人気なんだよ!」

    赤松「最原くんっ!大丈夫?」

    百田「”終一”大丈夫か!?」

    最原「…大丈夫、帽子にかすっただけだよ。」

    最原「帽子は粉々になっちゃったけど…」

    百田「おめーは帽子がない方が似合ってるぜ!」

    赤松「…うん!」

    キーボ「紙一重でしたね」

    夢野「うちの魔法が効いたようじゃの!」

    最原「…うん?ありがとう。」

    モノクマ「ムキー、もう一回いっちゃうよー」

    獄原「それ以上は…」

    茶柱「私達が許しません!」

    赤松「二人とも!」

    モノクマ「ちぇっ!分かったよ、とりあえず話だけは聞いてやるよ。学級裁判は延長ってことでさ」
  25. 39 : : 2017/03/22(水) 23:27:10
    王馬「いやー、びっくりしたよ。最原ちゃんには。投票を拒否したと思ったら今度は”赤松ちゃんは犯人じゃない”だなんて」

    王馬「よっぽどの根拠があるんだよね?それに首謀者のモノクマが正解って言っているんだよ?」

    キーボ「そうですね。この学園は至る所を方法は分かりませんが監視されています。」

    キーボ「その監視しているモノクマが正解と言っている以上、僕達は…」

    最原「…(そうか、しまった。監視カメラの問題があった。他の証拠を提示している隙に推理しなきゃ…)」

    赤松「もうやめて、最原くん…。私が犯人なんだよ。だって”凶器の砲丸は私が用意した物なんだよ。”」

    最原「それは違うよ!」break!

    最原「みんな、この砲丸を見てくれ!」

    モノクマ「」
    モノクマーズ「」

    真宮寺「ふむ、見たところ凶器の砲丸ではないようだネ。おや?…」

    茶柱「そうなんです!この砲丸にはピンクの糸くずが付いているんですよ!」

    赤松「それって、もしかして…」

    最原「実は、赤松さんは替えのベストをいつも鞄に入れているんだ。多分だけどこれは、砲丸を鞄に入れた時に付いた物だと思うんだ。」

    最原「つまり犯人は赤松さんが使った砲丸と自分が用意した砲丸をすり替えたってことなんだ。」

    星「なるほどな。砲丸がいくつかなくなってたのはそういうことか。だが、赤松が砲丸を2つ鞄に入れてた可能性はないのか?」

    赤松「私は1つしか入れてないよ!」

    赤松「さすがに2つも入らないし…」

    東条「そのようね、実はもう1つ気になることがあるのだけど」

    キーボ「なんでしょうか?東条さん」

    東条「最原君はどうして赤松さんの鞄の中身を知っていたのかしら?」

    最原「」

    王馬「それは最原ちゃんが変態だからに決まってるじゃん、にしし」

    赤松「最原くん…、最低だよ…」

    最原「いや、これはその…」

    真宮寺「彼の性癖は置いといて、肝心のその砲丸はどこで見つけたんだい?」
  26. 40 : : 2017/03/23(木) 00:01:41
    茶柱「この砲丸はあの隠し部屋から最原さんが見つけたんですよ!ちなみに隠し部屋を見つけたのは私です!」エッヘン

    モノクマ「げげー、あの隠し部屋に入っただってー!!」

    モノクマ「ルール違反だよ、盛大なネタバレだよ、なんてことしてくれたんだまったくー!」ショボーン

    最原(…?、モノクマは僕たちが隠し部屋に入ったことを知らないのか?なぜだ?)

    春川「え、あんた達、あの隠し部屋に入ったの?どうやって?」

    百田「そうだぜ、終一。そんな大事なことは学級裁判が始まった瞬間言ってくれよ!」

    王馬「それだと真犯人がボロを出さないと踏んだから、入間ちゃんや夢野ちゃんにも口どめしてたんだよ。最原ちゃんはさ」

    最原「なっ!(なぜ、王馬君がそれを)」

    王馬「俺がそのことをどうして知ってるのかは今はおいといてよ、最原ちゃん。」

    王馬「とりあえず、モノクマすら知らない事実があるってのはとてもいい状況だよね。”このゲーム”なら勝てちゃうかも…」ニヤッ

    最原「…(モノクマは知らないのに、王馬君は知ってる。これは一体どういうことなんだ?)」

    赤松「えっと、茶柱さんはあの隠し部屋にはどうやって入ったの?」

    キーボ「そうです!今はそれが重要ですよ」

    茶柱「えっと…女子トイレの用具室からです。」

    茶柱「最原さんを投げ飛ばしたらたまたま壁が破れてしまって発見したんですよ!」

    夜長「そんな偶然で見つかるなんて、シュウイチは神ってるねー」
  27. 43 : : 2017/03/26(日) 00:42:32
    赤松「女子トイレ…!?」

    赤松「女子トイレから秘密部屋までの隠し通路があったってことなの?」

    最原「う、うん…黙っててごめん。みんな」

    王馬「ほんとだよ!隠し事ばっかりして、みんなと協力する気はあるの?最原ちゃん!」

    東条「あなたがそれを言うのね…」

    入間「その隠し部屋側から図書室に入ったなら、カードキーの埃の件だって解決だぜ。
    ひゃーひゃっひゃっひゃっ!」

    赤松「!」

    赤松「…てことは、あの人のアリバイが覆るんじゃないかな?」

    星「白銀、お前は確か犯行時刻に女子トイレに行ってなかったか?」

    白銀「う、うん…て、えっ?私、もしかして地味に疑われてる?」

    白銀「ちょっと待ってよ!私はほんとにすぐ戻ってきたし、あの部屋のことなんて知らなかったんだよ」

    王馬「はぁ…さっさと認めちゃいなよ。他の人にはアリバイがあるし、大本命の赤松ちゃんは凶器のすり替えのせいで犯人じゃないみたいだしさー」

    白銀「待って、凶器のすり替えが最原君の嘘の可能性はないの?それにインターバルの問題だってあるよ!」

    茶柱「いえ、それはないです。あの砲丸は転子と最原さんが見つけたものなので」

    赤松「白銀さんが首謀者なら、首謀者は監視カメラでインターバルのことも知ることができたじゃないかな?」

    白銀「!」

    白銀「なら、私が首謀者だっていう決定的な証拠はあるの?」

    百田「白銀にみんなが投票して、それが正解なら白銀が犯人で首謀者ってことになるんじゃねーか?」

    春川「あんたばかなの?そんな危ないことできるわけないじゃん!もし間違ってたらみんな死んじゃうんだよ!」

    百田「そっか、悪りぃ…ハルマキ!」

    春川「ハル…マキ?」

    星「まぁ、悪くない手だとは思うがな。どの道白銀が首謀者だと証明する方法はないだろ、最原?」

    最原「うん…、(くそ、なにか方法はないのか)」

    入間「(おい、最原。今こそ”アレ”を使う時じゃねーのか?)」

    最原「(アレってひょっとしてボイスレコーダーのこと?でも…)」

    入間「(そのボイスレコーダーに首謀者を暴く為の大事な方法が録音されてんだよ。中身聞いてなかったのかよ!セク原!)」

    最原「(ご、ごめん。)」

    最原「(でも、ありがとう入間さん。君が隣にいてくれて良かったよ!(席的な意味で)」

    入間「(しゅういちぃ…///そんなに私のこと…)」

    最原「?(ボイスレコーダーか。すっかり忘れてたな…よし!」

    赤松「最原くん!入間さんとコソコソなに話してるの?」

    夜長「そうだよ、シュウイチ!今は裁判中なんだよ。その変態女よりも裁判に集中しないと駄目だって神様も言ってるよー」

    入間「誰が変態美少女天才発明家だ、この宗教ガングロ女!」

    白銀「アンジーさんはそこまでは言ってないよ。入間さん…」

    王馬「わー、女同士の戦いだね!変態マゾ女が一歩リードってことかな!」キラキラ

    真宮寺「キミ達、状況分かってるかイ?」

    最原「えっーと…」

    最原「…みんな、実は黙ってたんだけど首謀者を暴く為の大事な証拠を僕は持ってるんだ。」

    最原「これを聞いてほしい」カチッ


    _____録音ボイス____

    入間「あ、んっ//だめだよぅ終一ぃ。そんな…と
    こ…

    最原「」

    赤松「」

    夜長「」

    カチッ

    ____強制終了_____

    最原「な、なんだよコレ!入間さん!」

    入間「げげっ、後でお前にあげる発明用のエロボイスと間違えちまったぜ」

    春川「さいってい…」

    東条「こういう所でふざけるのはあまり、感心しないわね…最原君」

    最原「ごめん、本当にごめん」

    赤松「別に怒ってないよ、最低原くん!」ニコニコ

    最原(めちゃくちゃ怒ってるよね、赤松さん)

    王馬「にしし、いやー笑わせてくれるよねー
    これが首謀者を暴く大事な証拠だなんて」

    真宮寺「とりあえず、彼女は絶対に姉さんとは友達になれなそうだヨ」

    モノクマ「オマエラ、さっきからふざけすぎだよ。こんな最低な学級裁判は初めて…ってあれ?割といつもこんな感じかも…」

    百田「いつもこんな感じなのかよ…」

    夢野「んあー、入間よ!あれほど大事な証拠を渡し間違えるとは何ごとじゃ!」

    入間「うぅ…だってぇ、どっちも同じ型のボイスレコーダーだったんだもん…」

    入間「という訳で本物はこれだぜ!」カチッ


















  28. 46 : : 2017/03/30(木) 11:36:35
    ____録音ボイス____

    「ボクは”あの人”に”産め”って言われたらモノクマを産むことができるマザーなモノクマ。マザーモノクマなんだよ。うぷぷ」

    「でも、どうして他の人がこの部屋にいるの?」

    「展開が色々と早すぎるよね。これじゃあダンガ…」プチュン

    「お、おい!勝手に電源が落ちやがったぞ」

    「んあー、再起動じゃ!」

    カチッ

    「急に電源落とさないでよ!全くー!」

    「お主が勝手に落ちたんじゃろ!」

    「まぁ、とにかくこのゲームの首謀者を見つけたかったら首謀者に産めって言わせるのが手っ取り早いんじゃないかな」ショボーン

    ___録音ボイス 終了___

    入間「という訳だ!」

    入間「隠し部屋にはモノクマを産むことができるマザーモノクマってのがいんだよ」

    モノクマ「お母さん?お母さんじゃないか!
    あー、この声を聞いたら会いたくなってきちゃうなー。うぷぷ」

    モノタロウ「え?お母やん?本当なの父ちゃん?」

    モノファニー「違うわよ、お父ちゃんのお母さんなら私達のおばあちゃんじゃないの?」

    春川「どっちでもいいよ…」

    最原「首謀者が”産め”と言ったらモノクマが産まれるのか…。ねえ、白銀さん!」

    白銀「な、なにかな、最原くん」

    最原「君が首謀者じゃないならマザーモノクマの前で”産め”って言うことができるよね。」

    白銀「うん、私は首謀者じゃないから”産め”って言うことができるよ!でも、マザーモノクマに会うにはここからでなきゃいけないよね。そうだよね!モノクマ!」

    最原「くっ!」

    モノクマ「残念だけど正しいクロを指摘するまでは”君たちは出せないルール”なんだよねぇ。いやぁ、ルールってのは人を守るけど、時に人を縛るよねー。うぷぷぷ」

    最原「…(ここまでなのか…、他に方法はないのか?なにか、なにかあるはずなんだ。みんなのお陰でやっとここまで辿り着いたのに…)

    赤松「ねぇモノクマ、そのルールならまだ出れる人がいるはずだよね。まぁ、人ではないけど…」

    モノクマ「え?だれだれ?」

    赤松「モノクマーズだよ!」

    モノクマ「まぁ、ルール的にはありだけどそれってボク達が不利になるじゃん!だめだよ、そんなの!」

    ガチャン!!

    エグイサル「ふぅ、おばあちゃん重かったなぁ」

    エグイサル「ヘルイェー、さすがおばあちゃん!頭だけになっても生きてるなんてスゲーぜ!」

    モノクマ「」

    モノクマ「オマエラ、なんてことしてるんだー!!!」

    エグイサル「お父やんが会いたいいうから連れてきたったでー」

    エグイサル「タマニハオヤコウコウシナキャネ」

    モノクマ「スーパーウルトラありがた迷惑だよ!まったくー!」ショボーン

    真宮寺「まさか、モノクマーズに救われるとはね」

    茶柱「形勢逆転ですね!さぁ白銀さん。マザーモノクマに産めと言ってみて下さい!」

    王馬「にしし、長かった裁判もこれで終わりだね」

    白銀「………言わない。言わないよ…」

    最原「…え?」

    百田「言わないってことはかえって認めているのと同じだぜ、白銀」

    星「そうだ。悪いがこれ以上の証拠はねぇ」

    星「もし仮にお前が首謀者じゃなかったとしても、ここにいる他の連中がマザーモノクマに産めと言えば済む話だからな」

    白銀「…ここにいる全員が首謀者じゃなかったらどうなの?」

    一同「「「!!!」」」

    王馬「だから、それを確かめる為にやってるんじゃないかー、往生際悪いなー!」

    王馬「赤松ちゃんなんて、すぐ犯行を認めたんだよ!少しは見習ってよねー!」

    赤松「…あはは、はぁ…」

    最原「…(赤松さんめちゃくちゃ凹んでる…)」

    キーボ「あまり、この手段は使いたくなかったですが仕方ありませんね。僕の録音再生機能を使いましょう!」

    王馬「最近の家電は喋るんだね!知らなかったなぁ!」

    キーボ「僕は家電じゃありません!そして、そのくだりはもう結構ですぅ!」





  29. 47 : : 2017/03/30(木) 14:24:02
    ヘルイェー
  30. 48 : : 2017/04/01(土) 22:52:40
    面白い!
  31. 49 : : 2017/04/02(日) 02:24:26
    最原「録音再生機能か!それがあればいけるかもしれない!」

    入間「ひゃっーひゃっひゃっひゃ、気まぐれで付けた機能がこんな所で役に立つとはな。俺様つえー!」

    星「白銀は確かさっき、”産め”という言葉を言ったはずだ。キーボがその部分を再生した時にモノクマが産まれたら首謀者は白銀で間違いないぜ。」

    獄原「まさか、ホントに白銀さんが首謀者なの?」

    白銀「…………」

    百田「潔く認めたらどうだ。もうこれ以上逃げ場はないぜ。白銀!」

    白銀「………」

    キーボ「白銀さん…」

    白銀?「…今回の*******のメンツは失敗だったわー。あーあ…絶望的ー!」

    _______
    ______
    _____
    ____

    一同「「「!?」」」

    最原「君は!?まさか…」

    江ノ島?「じゃんじゃじゃーん!どーもどーも
    みんなの黒幕、みんなのアイドル、シリーズお馴染みの江ノ島盾子ちゃんでーす!」

    ___

    苗木?「まさか、こんなに早く首謀者を暴くなんて君たちは本当にすごいよ。超高校級のみんなが力を合わせた結果だね。」

    ___

    狛枝?「あぁ、素晴らしいよ。こんなにも希望に満ち溢れた裁判は初めてだ。」

    ___

    日向?「お前らが未来を諦めなかった結果がでたんだ!喜べよ!」


    夢野「な、なんじゃ?超高校級のギャルや幸運に白銀が変身しおったぞ!魔法じゃ!これはきっと魔法なのじゃ!」

    キーボ「…いえ、これはコスプレですよ…」

    最原「…(最後の人、超高校級の絶望のリーダー、カムクライズルの前身だよな?)」

    最原「…(なにか違和感が…これは一体?)」

    王馬「追い詰められたからって、そうやってふざけるのは感心しないなー」

    キーボ「…(いつもふざけているのはあなたですとツッコミたいところですよ!)」

    春川「江ノ島盾子って超高校級達を”2回”も殺し合わせた悪趣味な女だよね。そんなのにコスプレするなんて何考えてんの?」

    星「大方、奴は江ノ島盾子に憧れて今回の事件を引き起こしたってところじゃねーのか?」




  32. 52 : : 2017/04/04(火) 01:57:53

    最原「白銀さん、まさか君は絶望側の人間だったのか!?」

    江ノ島?「まぁ、簡単に言うと私は江ノ島盾子本人だよ。後継者って言った方がいいかな?」

    江ノ島?「ただしくは53世ってとこかな!」

    最原「…(53?…)」

    真宮寺「話にならないネ」

    赤松「………」

    百田「おい、赤松!どうした?」

    赤松「変だよね…」

    入間「確かにありゃ変態だな!ひゃっーひゃっひゃっひゃっ!」

    赤松「そうじゃなくて、白銀さんって実在の人物にはコスプレできないはずだよね…」

    赤松「なのに、どうして江ノ島盾子や苗木誠にコスプレできるの?」

    ____

    十神?「さぁ?どうしてだろうな?」

    最原「まさか、、いや、そんなばかな!?」

    最原「…実在していない…のか?」

    モノクマ「だいせいかーい!」

    モノクマ「うぷぷ、混乱してるみたいだね!」

    最原「だって僕たちは超高校級で…隕石から逃れる為に宇宙船で…僕たちは最後の希望のはずなんだ…」

    王馬「ふーん、どっちかが嘘なのかもね。
    白銀ちゃんはそもそも実在の人物にコスプレできないのが嘘なのか、俺たちの記憶が嘘なのか
    、にしし。まぁ前者は俺と最原ちゃんが確認してるからないか!」

    王馬「キモいブツブツはできてないみたいだしね。」


    赤松「じゃあ、私たちのこの記憶ってなんなの?あの絶望的事件もジャバウォック島でのコロシアイも全てなかったってことなの?」

    真宮寺「混乱してきたよ。訳が分からなイ」

    最原「…(みんなパニックに陥っている。ここは王馬君が言った通り、僕たちの記憶が嘘だった場合の推理をしよう)」

    最原「みんな!まずは落ち着いて!」

    百田「終一…!」

    最原「僕たちの記憶と今ある証拠の矛盾があるかないか探してみようよ!そしたら僕たちの記憶が本物なのか偽物なのか分かるはずだよ!」

    獄原「えっと…まずは、思い出しライトのおかげで僕達は記憶を取り戻したよね?」

    茶柱「転子達がここに連れてこられた理由はなんでしたっけ?」

    星「俺たちがこの得体の知れない場所に連れてこられた理由は隕石が地球に降ってくるのを逃れる為だったはずだ。」

    王馬「まさかそこで”3度目のコロシアイ”が起きるなんてね!いやー参ったよ!」

    最原「それは違うよ」break!

    最原「僕はあの隠し部屋で血がついた天海君のモノパッドを発見したんだ!」

    百田「まてよ、終一!モノパッドってのは一人につき一つまでだったはずだぜ!」

    百田「天海のモノパッドは死体の横に転がってたはずだ!」

    最原「それが、どうやら天海君だけは特別に二つのモノパッドを持つことを許されているんだ。」

    最原「そのモノパッドにはメッセージが書かれていたんだ。前回のコロシアイを生き残った天海君の為の初回特典として図書室の隠し部屋のことがね。」

    春川「そっか、だから天海はあの隠し部屋の存在を知っていたんだね。」

    赤松「前回のコロシアイはジャバウォック島のことだよね?あれ?天海くんなんていなかったはずだよね」

    最原「そうなんだ。つまり天海君が前回の生き残りなのが本当だとしたらコロシアイは二回以上行われていたことになるんだよ」

    最原「…(当たって欲しくはないけどさっきの江ノ島…もとい白銀さんの発言からすると今回のコロシアイは53回目なのかもしれない…)」

  33. 53 : : 2017/04/04(火) 02:12:18

    最原「このコロシアイってもしかして53回目…なのか?江ノ島盾子?」

    江ノ島?「おぉ、やるじゃん!モブ顔のくせに!やっぱり探偵だけはあるね!」

    江ノ島?「まぁ、ちなみに言っとくけど思い出しライトの記憶は嘘だしあんた達が超高校級てのもうっそでーす!」

    赤松「……えっ?どういうことなの?」

    星「俺達が議論していたことをそんなにあっさり認めるとはな。そして俺達が超高校級
    なのが嘘だって?冗談じゃないぜ、やれやれ」

    赤松「そうだよ!私達が超高校級じゃないなら私はピアノを弾くことなんてできないはずだよ!」

    赤松「夜長さんだって絵を描けないはずだし、キーボ君に至っては本物のロボなんだよ?」

    赤松「そんなことありえないって!」


  34. 54 : : 2018/01/03(水) 22:38:14

    最原(ありえない…、本当にそうなのか…?)

    最原「…待ってよ、赤松さん。人に才能を植え付ける方法ならあるはずだ!」

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