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江ノ島「あなた達は重大な罪を犯してしまいました」

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  1. 1 : : 2016/12/08(木) 23:28:41
    すごく久しぶりの投稿になります!

    今回はあげぴよさん主催の冬のコトダ祭りに参加させていただきました!
    この投稿はその企画のssとなっております!

    参加者様方

    ・あげぴよさん
    ・風邪は不治の病さん
    ・縁縄さん
    ・たけのこまんじゅうさん
    ・パムーンにも花は咲くさん
    ・シャガルマガラさん
    ・ベータさん
    ・祭壇の地縛霊さん
    ・きゃんでろろさん
    ・Deさん

    テーマ:『罪と罰』

    登場人物
    苗木、大和田、山田、セレス、江ノ島、
    狛枝、九頭龍、小泉、罪木、七海

    その中から私は江ノ島、狛枝、罪木の3人を選択しました!
    何卒よろしくお願いします
  2. 2 : : 2016/12/08(木) 23:30:27
    暗闇の中、ふわりと輝く電球の下……3つの影が揺らめいていた。


    電球の光を独占するように、足組しながら玉座に座っているツインテールの女子高生は声をあげたのだ。


    江ノ島「お集まりいただきありがとうございます。お二人にはこれからあるゲームをしていただこうと思うのです。あ、ちなみに拒否権はありませーん!!」


    江ノ島は手にしていた拳銃を電球に向ける。バチリ、と大きな音を立て、あたりに破片をばら撒きながら電球は壊れてしまった。
    その途端に、部屋を一周して囲うように設置されていた松明が一斉に燃え始める。



    同時に、2つの影の正体が江ノ島の瞳に映った。



    電球の破片を振り払う白髪の細い少年と、恐怖に震える泣きぼくろが特徴的な少女だ。二人とも拘束などはされておらず、ただそこに立ち尽くしていた。


    姿を確認した江ノ島は、またにんまりと笑ってこう言うのだ。



    江ノ島「なんでゲームやるのかって思うじゃん?あんたらにはとーってもやばーい罪がかかってるのよね〜!」
  3. 3 : : 2016/12/08(木) 23:31:25
    なんだろうか、と少年達はたじろぐ。
    自分達が犯罪を犯した覚えはない。ましてやこんな密室に閉じ込められるほどの重罪とはなんなのか、と不思議に思った。



    江ノ島「狛枝先輩には『アタシを馬鹿にした罪』。罪木先輩には『付きまとってきてうざい罪』。アタシを不快にさせてるからすごーい重罪なの!本当は死刑モノよ〜?……けどね、心優しいアタシは!先輩たちに情けをかけることにしたの。それがゲーム!」



    耳を塞ぎたくなるくらいに気持ち悪い笑い声が部屋に響く。


    観客なのだろうか、まさか自分達を見世物にしているのか……と少年は顔をしかめた。
    一方少女は訳がわからない、とばかりにどこからともなく響く笑い声の正体を探るように、あたりを見渡すことしかできない。



    江ノ島「んでね、どんなゲームかって言うと……的当てゲーム!アンタ達の足元にボールがあるでしょ?それをね、相手に当てたが勝ち!勝った方は無罪にしてここから解放してあげる!負けた方は……独房に突っ込みまーす!」



    少年少女が見下げると、違いに拳大のボールが1つ転がっていた。軽いスポンジ素材の、ただのボールだ。


    仕掛けでもしてあるんじゃないか……と握ったり床に投げつけ跳ね返したりしてみるが、特に異常は見つからない。
  4. 4 : : 2016/12/08(木) 23:32:14
    江ノ島「さ、とっととやっちゃおっか!ゲームスタート!!」



    困惑しつつも掛け声と共に投げる少女。少年はしっかりそのボールを避け、炎に向けてボールを投げた。



    江ノ島「……は?ちょ、ちょっと!何してるのよ!?それじゃゲームの決着がつかないじゃない!」



    炎は高く柱を作り、ボールは煙を上げて煙を出していく。少年はもう一つも拾い上げ、炎に投げ込んだ。



    狛枝「……いきなり変な罪を擦りつけて、ゲームしろだなんて……ね。まともにする方がおかしいでしょ」

    呆れたように顔に手を当てる。小さく溜息をついてから、しっかりと江ノ島の目を見つめた。


    罪木「え、えっと……その……」

    罪木のほうは、状況が飲み込めず、目を泳がせている。



    江ノ島「……あー、うん。確かにそうね。拳銃にビビってやってくれると思ったけど……そうよね、狛枝先輩だもんね。アタシが計算違いだなんて……絶望的ね!」



    自身を抱くように両腕を組む。息を荒げて興奮するが、すぐに真顔に戻り二人に笑みを向ける。



    江ノ島「ま、いーわ。これなら遠慮せず二人独房にブチ込めるしね!独房はこちらになりまーす!」
  5. 5 : : 2016/12/08(木) 23:32:55
    突如として現れた……!!!




    美味しいおやつにッ!




    ほかほかご飯ッ!


    狛枝・罪木「美味しい」

    江ノ島「アタシが作りました!」


    幸せにご飯を食べて3人は幸せに暮らしたそうだ。

    完!!!!!!!
  6. 6 : : 2016/12/08(木) 23:35:15
    申し訳無さしかないです。
    本当ごめんなさい……!!!
    五回くらい読み返したんです!!!!!!!
    オチが!!!!!どうしても思いつかなかったんです!!!!!!!!!
    すみませんでした!!!!!!!!
  7. 7 : : 2016/12/11(日) 16:34:26
    重いテーマでも数々の書き方がありますね。中でもこのようにハッピーエンド(?)になるのは面白いです。
    参加ありがとうございました!

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3579

ノエルの葉っぱ

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