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アルミン「結婚しよ」

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  1. 1 : : 2013/09/16(月) 10:48:55
    多少ネタバレあり

    アルアニ

  2. 2 : : 2013/09/16(月) 11:00:33
    キース「貴様は何者だ!」


    アルミン「ハッ!ウォールマリア南端シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!」


    キース「バカみてえな名前だな!親がつけたのか!」


    アルミン「親は両親ともに他界しているので、祖父が付けてくれました!」


    キース「それは残念な事だ!だがなアルレルト!まだそのことを嘆いている様ではお前も両親の二の舞だぞ!」


    アルミン「ハッ!精進いたします!」


    アニ(アイツ・・・)

  3. 3 : : 2013/09/16(月) 11:12:32
    通過儀礼が終わって


    エレン「俺は、巨人を一匹残らず駆逐して、ミカサとアルミンと一緒に外の世界を冒険するんだ!」


    ジャン「外の世界ねえ・・・そんなの、調査兵団みたいな死に急ぎの集団が何十年もかけても行けなかったんだ。ただのバカの集まりだな」


    エレン「お前・・・今調査兵団のこと馬鹿にしたのか!?」


    ジャン「そうだ。あんなバカ共はさっさとくたばる運命を辿るんだぜ・・・俺の親父みたいにな」


    エレン「そうか・・・お前の親父は・・・調査兵だったのか・・・」


    ジャン「俺は親父のようなバカはしねえって決めたんだ・・・」


    アニ(とんだクズだと思っていたけど、そうでもないようだね)
  4. 4 : : 2013/09/16(月) 11:18:01
    すいません>>1訂正


    オリジナル

    アルアニ

    アニの巨人という設定はなし
  5. 5 : : 2013/09/16(月) 11:38:51
    ライナー「俺は、そうだな、巨人共に奪われた俺達の故郷を取り戻す」


    アルミン「"俺達"の?」


    ライナー「ああ、俺とベルトルトと・・・あそこにいるアニって奴もだ」


    アニ(みんながこっち見てる・・・苦手なんだよね)


    ライナー「あいつは恥ずかしがりやでな。あんまり見ると逃げちまうだ」


    エレン「へぇ~、面白い奴だな」


    アニ(面白い、ねえ・・・私は面白いというか・・・)


    アルミン「アニは人見知りなんじゃないの?」


    アニ(!?)


    アルミン「多分、恥ずかしくて逃げてるんじゃなくて、人と触れ合うのが恐いんじゃないかな」


    ライナー「そうなのか・・・知らなかったぜ」


    アニ(全く・・・何年間一緒にいたと思ってんだい)


  6. 6 : : 2013/09/16(月) 11:53:23
    期待
  7. 7 : : 2013/09/16(月) 11:56:12
    アニ(私は人が恐い)


    アニ(人は・・・簡単にいなくなってしまうから・・・)


    アニ(故郷の仲間・・・ベリック)


    アニ(父さん・・・何処へ行ってしまったの?)


    アニ(私は・・・どうやって生きたらいいの?)


    ライナー「・・・ニ・・・アニ・・・!」


    ライナー「アニ!」


    アニ「・・・!」


    ライナー「ようやく目が覚めたみたいだな」


    アニ「どうして私はここに・・・?」


    ライナー「まだ寝ぼけてんのか?ここはトロスト区だ」


    アニ「トロスト区・・・そうか、私達は巨人に襲われて・・・」


    ライナー「今ベルトルトが食料を貰ってきてくれてる」


    アニ「父さん・・・」


    ライナー「父さんがどうしたんだ?」


    アニ「父さんは・・・どこ?」


    ライナー「お前の父さんは・・・もう・・・」


    アニ「!」

  8. 8 : : 2013/09/16(月) 12:03:44
    アニ父『どうした!まだ2kmも歩いてないぞ!』


    アニ『手足が凍っちゃうよぉ・・・助けて』


    アニ父『そんなことじゃライナー兄ちゃんには到底及ばないぞ!お前は将来憲兵になって俺を養ってくれるんだろ?』


    アニ『!そうだった・・・私、頑張る』


    アニ父『流石は俺の娘だ!』




    アニ「・・・父・・・さん・・・」ポロポロ


    あれからアニは人と話さなくなった。


    俺やベルトルトにも、自分からは全く話さなくなった。


    ライナー「俺達が、アニを支えてやらないとな」


    ベルトルト「そうだね・・・」

  9. 9 : : 2013/09/16(月) 12:29:27
    対人格闘


    アルミン「うわっ」ドサ


    アニ「・・・もういい?」


    アルミン「まだまだっ!」


    アニ(適当に流そうと思ってたんだけどね)


    アニ(まさかこいつに捕まるとは)


    アルミン「っうわっ!」スパァン


    アニ「・・・あんたは私に勝てないよ」


    アルミン「そうだね・・・でも、それだけ僕も燃えてくるんだ」


    アニ「あんた・・・弱いくせに根性あるんだね」


    アルミン「確かにこんな訓練巨人相手に通用するとは思えない」


    アニ「そうだね。普通はユミルみたいに適当に流してる奴もいるが、ジャンやマルコ、憲兵団志望は真面目にやってる」


    アルミン「ただ遊んでるようにも見えるんだけど・・・」


    コニー「《゚Д゚》コ三つ三三つつオラオラオラオラオラ!!!!!!!!!」


    サシャ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!!!!」


    アニ「あれはただのバカだ」


    アルミン「そういえば、アニは所属兵科どこにするの?」


    アニ「私は・・・迷っている」

  10. 10 : : 2013/09/16(月) 12:45:21
    アニ「父さんが言ってたんだ」


    アニ「憲兵になって養ってくれって」


    アルミン「じゃあ憲兵になればいいじゃない。門は狭いけど」


    アニ「父さんは・・・死んだ」


    アルミン「!」


    アニ「巨人に殺された」


    アルミン「それで、憲兵団か調査兵団かで迷ってるんだ」


    アニ「察しがいいね」


    アニ「あんたは・・・どう思う?」


    アルミン「え?」


    アニ「もしあんたが・・・私と同じ立場だったら」


    アルミン「僕もアニもほとんど立場は変わらないよ」


    アルミン「両親は戦死、じいちゃんも奪還作戦で死んじゃった」


    アルミン「でも、僕には夢があるんだ」


    アルミン「入団式の夜、エレンが語っていたこと」


    アルミン「あれは僕の夢でもあるんだ」


    アニ「いいね・・・夢って」


    アニ「私は・・・父さんのような人を、出したくない」


    アニ「だから私は、巨人を倒して」


    アニ「自由を手に入れる!」

  11. 11 : : 2013/09/16(月) 13:16:13
    解散式の夜


    ライナー「俺ら三人とも、10位以内に入れてよかったな」


    アニ「・・・うん」


    ベルトルト「アニ、言いたいことがあるんじゃないの?」


    アニ「え!?」


    ベルトルト「今日、変だよ」


    アニ「・・・ベル兄には敵わないね」


    アニ「私、調査兵団に入ろうと思う」


    ライベル「!」


    ライナー「そりゃ本気か?」


    ベルトルト「あれだけ憲兵になるって言ってたのに・・・いいのかい?」


    アニ「ああ。私には夢がある」


    アニ「父さんの敵を討つこと」


    ライナー「そうか・・・なら俺らもだな」


    ベルトルト「そうだね」


    アニ「え、何言ってるのさ。あんたたちは憲兵団って・・・」


    ライナー「そうだな」


    ベルトルト「でも、僕たちも目の前で親友が殺されたんだ」


    アニ「ベリックか・・・」


    ライナー「だから俺達は仲間の敵を取る」


    アニ「そう・・・死なないでね」
  12. 12 : : 2013/09/16(月) 13:20:56
    現在公開可能な情報

    ・5年前、シガンシナ区は壁の老朽化により巨人に突破された
    ・アニ・ライナー・ベルトルトの三人の故郷はウォールマリア南東、山奥の村出身
    ・アルミンの両親は調査兵で、キース元団長が指揮した壁外調査で巨人に喰われ戦死した。


    数時間後に再開
  13. 13 : : 2013/09/16(月) 18:17:35
    トロスト区攻防戦


    駐屯兵「隊長!突破されます!」


    キッツ「ええい!固定砲撃ち方やめ!立体起動の使用を許可する!」


    キッツ「私は後衛にまわり指揮をする」


    キッツ「前衛はお前達駐屯兵の初撃隊と遊撃隊」


    キッツ「頼んだぞ!」バシュ


    駐屯兵A「きっと訓練兵達は中衛部だ」


    駐屯兵「俺達は訓練兵に戦わせろと教えられたか!」


    駐屯兵「街の民を守り、街の民に心臓を捧げるんだろ!」


    駐屯兵B「お前達、そんなとこで何もしねえでただ巨人の餌になっちまうのか!」


    モブ兵「壁、突破されます!」


    駐屯兵C「やってやろうじゃねえか」


    駐屯兵C「普段税金泥棒だのほざいてる街の野郎共に一泡吹かせてやる!」


    駐屯兵D「これで生き残ったらハンネス部隊長みたいに一気に幹部昇進も夢じゃねえ」


    駐屯兵「・・・・・・」


    駐屯兵「やってやろうじゃねえかよおおおおおおおお!」


    モブ兵「巨人、ウォール・ローゼ突破!」


    駐屯兵「巨人の進撃は、俺達が止める!」
  14. 14 : : 2013/09/16(月) 18:37:45
    エレン「前衛の先輩方は何やってんだ!」


    アルミン「普段慣れない巨人との戦闘だ」


    アルミン「多分・・・壊滅状態にあると思う」


    トーマス「ここで巨人をぶっ殺して調査兵団に入るんだ・・・!」


    エレン「トーマスお前!」


    ミーナ「トーマスだけじゃないよ」


    アルミン「ミーナ!君も調査兵団に!?」



    アニ「こんなところで死ぬわけにはいかないね・・・」


    ライナー「そうだな。こんなところで死んじまったらベリックに何て言えばいいのか・・・」


    ベルトルト「行こう。今度は僕たちが・・・」


    「「「食い尽くしてやる!!」」」


    ジャン「よりによってこんな日に!」


    ジャン「畜生!壁の修復はできねえのか!」


    マルコ「ジャン。今日生きて内地に行くんだろ?」


    コニー「そうだぜジャン!今までの努力を思い出すんだ!」


    サシャ「そうですよ。エレンに負けないように頑張ってきたんですから!」


    ジャン「お前ら・・・」


    ジャン「・・・訓練兵団○○(ジャンの)班!よく聴け!」


    ジャン「俺らは何の為にあの辛い日々を過ごしてきたんだ!」


    ジャン「巨人に食われる為か!」


    ジャン「人類に心臓を捧げる一兵士になるためだろ!」


    ジャン「今日人類は後退するのか!違うだろ!」


    ジャン「進撃するんだ!」


    ジャン「あそこらに散らばってる巨人共を駆逐して、生きて帰るんだ!」


    ジャン班「・・・・・・」


    「「「駆逐してやる!!!」」」
  15. 15 : : 2013/09/16(月) 18:41:09
    トロスト区急襲2日後


    ジャン「お前・・・>>16・・・か?」

    ※ここでジャンが憲兵か調査兵になることを決心します。


    上位10名(アルミン,アニは除く)のみ
  16. 16 : : 2013/09/16(月) 20:40:15
    再安価>>17
    22:00までにレスが無かった場合は安価無しで
  17. 17 : : 2013/09/16(月) 20:55:02
    ミカサ
  18. 18 : : 2013/09/16(月) 20:55:33
    ミカサ
  19. 19 : : 2013/09/16(月) 21:10:24
    >>17>>18ありがとうございます。


    ジャン「お前・・・ミカサ・・・か?」


    女「お前、この女の名が分かるのか?」


    ジャン「そんな・・・いや、きっと空似だ。こんなところでミカサが・・・そうだエレンだ。あいつの傍にはいっつもいたよな」


    女「おい、訓練兵」


    女「今はまだ仲間の死を嘆いている暇は無い」


    ジャン「・・・訓練兵団第104期主席、ミカサ・アッカーマンです・・・」


    女「主席か・・・名前が分かってよかった」


    ジャン「・・・クソッなんでだ!なんでミカサが・・・」

  20. 20 : : 2013/09/16(月) 21:13:10
    支援
  21. 21 : : 2013/09/16(月) 21:32:23
    >>20アザッス

    エレン「・・・なん・・・だって・・・」


    アルミン「いくらなんでもその冗談は笑えないよ・・・」


    ジャン(だめだ・・・考えることを放棄している・・・認めるのが恐いんだ・・・)


    ジャン「でもな、エレン」


    エレン「あ?なんだよ」


    ジャン「これが現実ってもんじゃねえのか?」


    ジャン「どっかの物語みたく盛大な死を遂げることはできねえんだ」


    エレン「冗談はやめろっつってんだr「いい加減にしろ!」


    ジャン「てめぇはそんなに弱えやつだったのか!見損なったぜ!」


    ジャン「それにアルミン!なんだそのガラスメンタルは!」


    ジャン「前に言ってたよな!『強い人は、大事なものを捨てられる人』ってよ!」


    ジャン「てめぇらそんなに弱え人間だったのかよ!」


    ジャン「エレン!お前の夢を!もう一度言ってみやがれ!」


    エレン「外に出ることだ・・・アルミンと・・・ミカサと・・・」


    ジャン「俺がその夢を引き継ぐ」


    エレン「は?お前何言って・・・」


    ジャン「俺じゃ到底ミカサには及ばねえ、兵士としても、お前らの家族としても」


    アルミン「つまりジャンは・・・」


    マルコ「ジャン!お前あれだけ憲兵団に入りたいって・・・!」


    ジャン「マルコ、お前、言ってたよな?俺には今何をすべきかわかるって」


    ジャン「俺には分かるんだ・・・ミカサの意思を、継いでやるんだ・・・!」


    ジャン「俺は・・・俺はぁっ!」




    ジャン「調査兵団に入る!!」
  22. 22 : : 2013/09/16(月) 21:45:47
    Oh…
  23. 23 : : 2013/09/16(月) 22:31:53
    勧誘式後

    エレン「畜生・・・ミカサも一緒にいるはずなのに!」

    アルミン「ミカサ・・・もうすぐ君のところへいくかもしれないよ」

    ジャン「これで、いいんだ・・・見てやがれミカサ!俺はお前の夢を
    叶えて見せるんだ・・・!」

    アニ「・・・父さん。ここまで来たよ。あとは巨人をぶっ殺すだけだ」

    ライナー「クソ…団長の話でブルっちまったぜ・・・」

    ベルトルト「・・・ベリック。必ず・・・」

    コニー「もういいや・・・どうだって・・・」

    サシャ「怖い・・・お家に帰りたい・・・」

    マルコ「悔いは無い・・・僕はジャン、君を信じることにすると決めたんだ」

    クリスタ「うぅ・・・」ポロポロ

    ユミル「泣く位なら入るなよ・・・」

    エルヴィン「心臓を捧げよ!」

    「「「ハッ!」」」
  24. 24 : : 2013/09/16(月) 22:46:14
    調査兵団に入って一日が経った

    みんなミカサのことが忘れられずに悲しんでいる

    でも私は決めたんだ。もう後ろを振り返らないって

    あと一ヵ月後には壁外調査もある

    私だけでもしっかりしないと・・・


    アルミン「アニ」

    アニ「なんだい」

    アルミン「アニは、悲しい?」

    アニ「・・・うん」

    アニ「でもねアルミン」

    アルミン「?」

    アニ「どんなに辛いときでも、前を見るんだ」

    アニ「その先にはきっと明るい世界が待ってるって思うんだ」

    アルミン「そうだよね・・・もう、ミカサはいないんだ」

    アルミン「キース教官もあんなにもう嘆くなと言っていたけれど、泣いてた」
    アルミン「エレンはもう、大丈夫みたい」

    アルミン「『いつまでもくよくよしてたらミカサに悪いもんな!』って」

    アニ「・・・ライナーも、ベルトルトも」

    アニ「やっぱり、みんな強いんだね」

    アルミン「アニだって強いじゃないか」

    アニ「え?」

    アルミン「あのときのジャンの言葉を真っ直ぐ聴いてたのはアニだけだったと思うから・・・」
    アニ「そう・・・なのかな・・・」

    アルミン「うん!訓練始まるよ!」

    アニ「ああ、行こう」

    僕とアニは同じ班だ

    あれから僕とアニは訓練を通して話をするようになった

    でも、いつもはシリアスな方へといってしまう

    そんなとき、アニが言った

    『明日、特別休暇だよね?』

    『ああ。壁外調査の前の最後の、ね』

    『ならさ、街に繰り出してみないかい?』

    『え?』

    『たまにはいいだろ』

    『うんまぁ・・・いいけど』

    『じゃあ、決まりだね』

    あれはデートなのかな?

    そんなことを考えてる内に、特別休暇の日がやってきた。
  25. 25 : : 2013/09/16(月) 22:56:35
    アニ「悪いね、待ったかい?」

    アルミン「いや、僕も今来たとこさ」

    アニ(服選びでこんなに時間がかかってしまうなんて・・・)

    アルミン「ア、アニ」

    アニ「なんだい」

    アルミン「その・・・綺麗だ」

    アニ「・・・そう。ありがと」

    アルミン「じゃ、じゃあ行こうか」

    アルミン(う~ん)

    アルミン(僕は今とても困っている)

    アルミン(目のやり場に)

    アルミン(上は肩が露出していて下はとっても短いスカート)

    アルミン(理性を保て、保つんだ)

    アニ「随分とやらしい目つきだね。着替えようか?」

    アルミン「いえ、結構です」

    アルミン(これは目に焼き付けておこう)キリッ

    ・・・・・・・・・・・・

    アルミン「今日は楽しかったよ」

    アニ「ああ」

    アルミン「誘ってくれてありがとう」

    アニ「どうも」

    アルミン「・・・生きて帰れるといいね」

    アニ「帰るんだ」

    アルミン「うん!一緒に生きて帰ろう!」

    そして僕らは壁外へと向かった
  26. 26 : : 2013/09/16(月) 23:39:06
    そういや明日学校だったね
    寝る
    再開は明日の22:00位かな?悪くて明後日になるかも
  27. 27 : : 2013/09/17(火) 12:03:17
    期待して待ってます!
  28. 28 : : 2013/09/17(火) 22:06:14
    再開

    ついにこの日がやって来た。

    僕とアニは策敵の情報を中央に伝達することだ。

    怖いくらい静かな大地。高鳴る鼓動。

    バン!

    誰かが赤い煙弾を撃った。巨人がを見つけた合図だ。

    今度は緑の煙弾が上がった。団長が進行方向を変える合図だ。

    大丈夫だ。落ち着け。こっちには巨人遭遇の煙弾は上がっていない。

    アニ「アルミン、大丈夫かい」

    アルミン「うん、大丈夫」

    バン!

    かなり近い。黒の煙弾!奇行種だ!

    アルミン「僕が撃つ」バン!

    アニ「かなり近いね」

    アルミン「うん。もし遭遇したら・・・」

    アニ「ああ。私が動きを止める」

    アルミン「ごめん。こんな事をアニに任せるなんて・・・」

    アニ「どっちがやってもリスクは同じ」

    アルミン「そうだね・・・」

    ドンドンドン・・・

    アニ「!?」

    ドンドンドンドン・・・!

    アルミン「来た!奇行種だ!」

    アニ(平地での戦闘はかなり立体起動の技術を必要とされる)

    アニ(一発勝負だね)

    アニ「フッ!」バシュ

    アニ「そぉぉ!」ザシュ

    アルミン「よし!うぉぉぉ!」シュバッ

    ドシン・・・

    アルミン「やった!討伐数1!」

    アニ「私は討伐補佐1だね」

    アルミン「でもアニは2体もやってるじゃないか」ハハ

    アニ「そうだね」フフ

    アルミン(アニが笑うところって、久々に見たなぁ)
  29. 29 : : 2013/09/17(火) 22:36:09
    ウォール・マリアまであと半分といったところだ。

    俺はジャンと一緒の班だ。

    ジャンは張り切ってる。だが、内心ビビッてるだろう。

    ジャン「エレン!なんか聞こえねえか?」

    エレン「なんだよ。お前ビビってんの・・・か!?」

    ジャン「やっぱりか!ありゃ奇行種か!」バン!

    エレン「どうする!殺るか!?」

    ジャン「当たり前よ!」

    エレン「どっちが動きを止める!」

    ジャン「俺がいく!」バシュ

    ジャン「やべっ」スカッ

    エレン「おいジャン!何やってんだ!」

    ジャン「テテ・・・畜生!外した!」

    エレン「お前張り切り過ぎだ!後ろは・・・アニ達だったな」

    ジャン「クソ・・・任せるしかねえ・・・!」

    エレン「アルミン・・・無茶はするなよ・・・!」
  30. 30 : : 2013/09/17(火) 23:01:34
    エルヴィン「そうだな・・・今日はここまでだな」バン!

    リヴァイ「白の煙弾か・・・お前ら!今日はここでストップだ」

    リヴァイ「俺はエルヴィンに会ってくる。馬を頼んだ。エルド!お前が指揮をとれ」

    エルド「了解!」

    エレン「終わった・・・永い永い一日が」

    アルミン「今日はここまでか・・・ふぅ~、一気に疲れが出たよ」

    マルコ「巨人に出くわさなくてよかった・・・」ホッ

    クリスタ「他の皆大丈夫かな・・・」

    エルヴィン「点呼はとれたようだな」

    エルヴィン「今日はこの巨大樹の森で過ごす!」

    エルヴィン「だが油断はするな!いつおかしな巨人が現れてもおかしくは無い!常に余裕ある行動を心がけろ!」

    「「「ハッ!」」」

  31. 31 : : 2013/09/17(火) 23:08:24
    コニー「疲れた・・・早く帰りてえな」

    サシャ「怖かったです・・・煙弾見たときびっくりしましたよ・・・」

    ユミル「じゃあ憲兵になれっての」

    ライナー「長距離策敵陣形ってのはすげえな」

    ベルトルト「うん。全然巨人に出くわさなかったよ」

    アニ「ハァ・・・疲れた」

    エレン「アニのやつ、すげえな。いきなり討伐補佐かよ」

    ジャン「あれは俺が殺るつもりだったのに・・・!」

    アルミン「みんなが生きてることが一番さ」

    マルコ「あと60kmか・・・先は長いな・・・」

    エレン「もう寝よう。明日はもっと長旅になる」

    ジャン「そうだな。お前ら落っこちんじゃねえぞ。トクニベルトルト、お前マジで寝相悪いからな」

    ベルトルト「寝るのが怖いよ」

  32. 32 : : 2013/09/17(火) 23:09:51
    今日はもう寝ます。明日は早くから出かけるので。。
    再開は16:00かな?長引いてすいません。。
  33. 33 : : 2013/09/18(水) 16:50:56
    夜が明けた。昨日は初の壁外調査だったからか、疲労が困憊していたが、もう大丈夫なようだ。

    団長とリヴァイ兵士長とハンジ分隊長とミケ分隊長と・・・古参のメンバーだろうか。作戦会議のようだ。

    ジャン「よう、アルミン」

    アルミン「ジャン、起きたの」

    ジャン「あぁ、ありゃ・・・打ち合わせか」

    アルミン「多分ね。団長はすごいよ」

    ジャン「長距離策敵陣形・・・考えたもんだよな」

    アルミン「あの陣形になってから死亡者数が激減したらしいね」

    アルミン「帰れるといいn「帰るんだ」

    ジャン「だれも死なせたくない。生きてミカサに見せてやるんだ」

    ジャン「さ、みんな起こすぞ」

    アルミン「うん」


    ジャンは変わった。

    今までただ自分に正直で回りをはねてたジャンが

    今では皆を率いる、というよりはみんなを指揮している。

    でも、死は避けられない。誰にでもやってくる。

    ジャンはその時どう思うんだろうか。


    エルヴィン「これより二日目の行動計画を発表する!」

    ネス「新兵共も策敵に加わる。今回の陣形は横広に展開する為だ。荷馬車を優先して護衛するんだ」

    エレン「よし!これで昨日の返しが出来るってもんだぜ」

    エルヴィン「目的地はシガンシナ区!着いたらすぐに開いた内門の応急処置を行う。外門もだ。」

    エルヴィン「そしてシガンシナにいる巨人を殲滅!そして一晩を明かす!」

    エルヴィン「以上だ。何か質問は」

    ジャン「(今日は)初列第三策敵のキルシュタインです。巨人を殲滅とは、その時の陣形はどのようなものになるのでしょうか」

    エルヴィン「新兵には話していなかったな。ここにシガンシナ区の地図がある」ピラ

    エルヴィン「そしてこの地図を均等に区分する。そこがその兵の殲滅範囲となる。もちろん君たちには精鋭を寄越す。ミケ、ナナバ、頼めるか」

    ミケ「スンスン。任せろ」

    ナナバ「任せな」

    エレン「調査兵団No.2のミケ分隊長!」

    ライナー「古参のメンバーがいるとなりゃ心強いな」

    エルヴィン「では、二日目・・・」

    エルヴィン「壁外調査を開始する!!」
  34. 34 : : 2013/09/18(水) 16:57:27
    シガンシナ区壁上

    エレン「結局出くわさなかったな」

    ジャン「会わねえのが一番だ。なにより生きてることだ」

    アニ「私らはどこを担当するんだっけ」

    アルミン「ここは・・・エレンとミカサの家があるところじゃないか!」

    ライナー「!そうか・・・エレンとミカサは両親を・・・」

    マルコ「行こう。そろそろ時間だ」

  35. 35 : : 2013/09/18(水) 17:06:35
    ユミル「そっち行ったぞ!」

    コニー「俺が囮になる!サシャ、クリスタ!頼んだぞ!」


    エレン「俺が行く・・・うわっ!!」ガシ

    15m級巨人「ニタァ」

    エレン「この・・・こんの・・・!畜生!こんなところで・・・!」

    ザシュ

    エレン「え・・・?俺は確か巨人に捕まれてたはず・・・」

    ベルトルト「無茶はいけないよ、エレン」

    エレン「ベルトルト!」

    エレン(そうだ・・・ライナーに隠れてて目立ってなかったが、こいつも成績三位!相当な実力者だ!)


    ジャン「おいアニ!そっちは二体いるんだぞ!」

    アルミン「僕もいく!」

    マルコ「僕もだ!」


    アルミン「あ・・・捕まっちゃった」

    アルミン「ダメだ・・・もう」

    シュバ

    ミケ「まだ実践慣れしてないとこうなるぞ。覚えておけ」

    ナナバ「ミケ、あんたあっちね。生憎ちっちゃいのは苦手なんだ」

    ミケ「分かった」バシュ

    ジャン「流石は先輩だ・・・もう倒した」
  36. 36 : : 2013/09/18(水) 22:57:25
    シガンシナ区奪還もとい巨人殲滅作戦は多少の犠牲は出たものの、死傷者0という快挙を成し遂げた。

    アルミン「壁を直すのにも一苦労だね・・・よっと」

    コニー「ああ、これ全部塗っていくのかよ」

    サシャ「駐屯兵団って大変ですねー」

    ベルトルト「僕らだって大変さ」ハハ

    ライナー「ベルトルトお前・・・笑うようになったな」

    ベルトルト「もう、吹っ切れたよ。でも、今はこっちの方が楽しいよ」

    アニ「こっち終わったよ、口じゃなくて手動かして」

    ジャン「これでやっと帰れるぜ・・・」

    クリスタ「長かったなぁ・・・」

    これをもって僕らはウォール・マリアを奪還した。
  37. 37 : : 2013/09/18(水) 23:06:15
    あれから10年経った。

    エルヴィン団長は引退、リヴァイ兵士長もそろそろ後継者のことを考えている。

    ジャンが団長だ。ライナー、アニ、ベルトルト、エレンの四人は分隊長に就任した。

    マルコはハンジ研究員と巨人の研究をしている。

    コニー、サシャ、ユミルは班長に。

    クリスタは馬術の成績もあって荷馬車護衛班の班長に。

    そして僕はというと・・・

    ジャン「おいアルミン、こっちの資料頼んだ」

    アルミン「ちょっと位は目通しなよ・・・」

    ジャン「次の壁外調査も近い。お前の頭が必要なんだ」

    僕はジャン、もとい団長補佐に就任した。

    リヴァイ兵士長は『お前ら二人でエルヴィンの代わりだ』と言っていた。

  38. 38 : : 2013/09/18(水) 23:12:30
    想い人だっている。

    アルミン「おーいアニ!次の壁外調査のことなんだけど・・・」

    アニ「表向きは、でしょ」

    アルミン「アニは全部お見通しか」ハハ

    アニ「で、何?昨日のアンタのせいで腰痛いんだけど」

    アルミン「僕も痛いよ。いつまでこんなこと続けるの?」

    アニ「でも、私がいなくなったら結構痛手だねって言ってたじゃないか」

    アルミン「確かに有望な兵を失うのは頂けない話だ」

    アルミン「でもねアニ、君は兵士である前に」

    アルミン「一人の女の子なんだよ?」

    アニ「!」

    アルミン「アニには幸せになってもらいたいんだ」

    アルミン「だからさ、アニ」




    アルミン「結婚しよ」
  39. 39 : : 2013/09/18(水) 23:13:35
    終われ

    中間考査近いんでささっと仕上げちゃいました。スアセン

    アルアニ至高。異論は認めん。

    アルアニ好き増えろー
  40. 40 : : 2013/09/18(水) 23:34:25
  41. 41 : : 2013/09/19(木) 10:45:22
    (結婚しよ)
  42. 42 : : 2013/09/19(木) 22:25:57
    来月結婚する
  43. 43 : : 2013/09/25(水) 22:59:16
    腰が痛いってことは、ヤったてこと?
  44. 44 : : 2013/09/25(水) 23:47:45
    ヤったんだろ
  45. 45 : : 2013/09/26(木) 00:12:45
    やはりアルアニは至高!
    乙良かったよ
  46. 46 : : 2013/09/26(木) 06:41:21
    エレアニはいらんアルアニを増やせ
  47. 47 : : 2013/09/26(木) 20:01:48
    アルアニー!!アルアニー!!
  48. 48 : : 2013/09/26(木) 21:05:47
    >>10のところ間違ってますよ。アルミンの両親は戦死じゃなくて外の世界にいったきり帰ってないんですよ。
  49. 49 : : 2013/09/26(木) 21:51:39
    >>48
    ヒント:>>4
  50. 50 : : 2013/09/29(日) 17:15:22
    >>48の者です オリジナルでしたか。読まずに勝手な文を書いてすいませんでした。m(_ _)m >>49のかたありがとうございました。
  51. 51 : : 2014/07/30(水) 23:24:06
    アルアニ最高~!
  52. 52 : : 2015/07/18(土) 13:16:41

    エレアニは駆逐されるべき

    アルアニは神だ
  53. 53 : : 2015/10/05(月) 17:20:18
    アルアニー!アルアニー!
  54. 54 : : 2023/07/05(水) 12:47:49
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
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    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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gameonry0321

凛推しラブライバー@古参探索勢

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