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クリスタ「ライナーお願い!」(ライサシャ)

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  1. 1 : : 2016/10/31(月) 22:36:39
    どうも、サシャスキーです!今回も掛け持ちしてすみません!(>人<;)なるだけ早く書いてベルサシャに戻りますので、何卒お付き合いくださいm(_ _)m
    さて、今回のssでのサシャcpはライサシャです!
    それでは今回の注意点↓
    学生故の亀更新、誤字脱字、キャラの崩壊や捏造、cp要素…以上が大丈夫な神様はどうぞ!
  2. 2 : : 2016/10/31(月) 22:41:19
    ライナー「(女神…じゃなくて)」

    ライナー「ど、どうしたんだクリスタ?」

    クリスタ「ライナーにしか頼めないの!」

    ライナー「?いや、だから」

    ユミル「おいクリスタ、どんなお願いなのかも言ってないんだから、まずは説明してやれ」

    クリスタ「あ!ご、ごめんなさいライナー…」

    ライナー「い、いや気にすることはないさ。それで?頼みってなんだ?」

    クリスタ「…実は、サシャが」

    ライナー「サシャ?」
  3. 3 : : 2016/10/31(月) 22:48:29
    ライナー「なんだ?サシャがクリスタのパンでも盗るってのか?」

    ユミル「そうじゃねぇよ」

    クリスタ「気付いたのは最近なんだけどね?サシャ、時々夜になると女子寮を抜け出してどこか行ってるみたいなの」

    ライナー「夜に?」

    ユミル「ああ、消灯時間が過ぎて皆寝たと思ったら動き出して、小一時間ほどしたら帰ってきてる」

    ライナー「そんな事して、教官に見つかりでもしたら…」

    クリスタ「そうなの、だから心配で…」

    ライナー「…だがなぁ、サシャの事だし、食糧庫に盗みに入っている可能性が大だろ?」

    ユミル「まぁ、そうだが、それはそれで止めなきゃだろ?」
  4. 4 : : 2016/10/31(月) 22:51:51
    期待。俺もサシャ好きよ
  5. 5 : : 2016/10/31(月) 22:55:40
    ライナー「確かに…で、なんで俺なんだ?」

    クリスタ「ライナー以外の人に言ってもそれこそサシャが食糧庫に盗みに入っているとしか思わないし…」

    ユミル「そうなると、何があってもサシャの自業自得だろって思って動いてくれねぇわけよ」

    ライナー「…なるほど、な」

    ユミル「ただまぁ、サシャの奴…盗みに入っているわけじゃない事は分かってんだけどな」

    ライナー「?」

    ユミル「食事当番や食糧庫の掃除当番して、食糧が減ってない事は確認済みだ」

    ライナー「マジか、確かに…気にはなるな」

    ライナー「よし分かった。俺が夜、サシャを尾行してみよう、なんか悪い事しているようだったら止めておく」
  6. 6 : : 2016/10/31(月) 22:56:17
    文学少女さんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!
    サシャ良いですよね‼︎
  7. 7 : : 2016/10/31(月) 23:02:45
    クリスタ「ありがとうライナー!」ニコッ

    ライナー「(女神)」

    ユミル「(天使)」

    ライナー「気にするな、仲間が困ってたら助けるのは当たり前だ」

    ユミル「助かる」

    ライナー「しかし、意外だな」

    ユミル「?何がだよ?」

    ライナー「クリスタはともかく、お前までサシャを気にかけるとは思わなくてな」

    ユミル「あー…まぁ、あれだよ」

    ユミル「あいつも、私の可愛い妹分みたいなもんだってことさ」

    ライナー「…そうか」

    クリスタ「ふふっユミルって本当優しいのよ?この前もね〜」

    ユミル「こらクリスタ!そんなおしゃべりなお口は塞いじまうぞ」

    クリスタ「きゃーこわーい!それじゃライナー、よろしくね〜!」

    ユミル「待ちやがれー!」

    ライナー「…あいつら本当、仲良いな」
  8. 8 : : 2016/11/01(火) 07:13:24
    夜-女子寮近く
    ライナー「(消灯時間後、俺はこっそりと抜け出して女子寮近くでサシャを待ち伏せし、尾行することにした)」

    ライナー「(そろそろ来るか?…にしても、今夜は月がよく見えるな)」

    ライナー「(月は今日、とても明るい満月で、周囲に明かりが無いのに月明かりで十分周りを見ることが出来た)」

    ライナー「(…来た、ん?)」

    サシャ「…」

    ライナー「(サシャ、だよな?髪をおろしてるからか雰囲気が違うな)」

    ライナー「(サシャは今、珍しく髪をおろしていて、シャツにベストを羽織りスカートを履いている)」

    ライナー「(私服自体、見た事あったが今のサシャは普段の騒がしさが嘘のように静かに、月を見上げていた)」

    ライナー「(‼︎まずい、教官が…)」
  9. 9 : : 2016/11/01(火) 08:00:28
    ライナー「(サシャの近くに教官が近寄ってきた。消灯時間を過ぎた時間に訓練兵が外に出ていたら罰則は避けられない)」

    ライナー「(くそっクリスタとユミルに頼まれたってのに!)」

    キース「…ブラウスか」

    サシャ「あ!キース教官!」敬礼

    キース「別にいい、そうか今夜もか」

    サシャ「はっ!」

    キース「精々、明日の訓練に支障が出ないようにな」

    サシャ「お心遣いありがとうございます!」

    ライナー「(あ、あれ?)」

    ライナー「(サシャがどんな罰則を喰らうかと思っていた俺の予想とは正反対に、サシャと少し話したかと思ったら教官はまた歩き始めた)」
  10. 10 : : 2016/11/01(火) 08:06:54
    ライナー「(教官から、許可は得てるってことか?)」

    サシャ「…さて、行きますか」

    ライナー「(サシャが動き出したので、俺も気付かれないよう、気配を消してついて行く)」

    ライナー「(一体どこに向かってんだ?森の中に入って行くみたいだが…)」

    ライナー「(森特有の暗さを気にしてないように、サシャは進んで行き、俺は見失わないように、音を立てないように進んだ)」

    ライナー「(五分くらいだろうか?ひらけた場所に出た)」

    ライナー「(…湖?)」

    ライナー「(訓練場の近くにこんな場所があったとは…)」
  11. 11 : : 2016/11/01(火) 08:20:48
    ライナー「(月明かりを反射して、幻想的な景色の場所、サシャは湖に近づいて行く)」

    ライナー「(そして、サシャが湖のふちに片膝をついて、両手を胸の前で組んだ)」

    ライナー「(祈って、る…のか?)」

    ライナー「(湖と、目を閉じ、静かに祈りを捧げているサシャ)」

    ライナー「(その光景は、まるで、一つの絵画みたいに綺麗な光景だった)」

    サシャ「…」

    ライナー「(ふと、サシャは目を開けた、お祈りは終了らしい)」

    ライナー「(首から何か下げていたらしく、それを外すサシャ、今度はそれで、湖の水面をまるで何か描くように滑らせる)」

    ライナー「(マジで何してるかわからん…)」

    サシャ「…〜♪」

    ライナー「(少しすると、サシャが歌い出した)」

    ライナー「(聞いたことない言語だったから歌詞は一切分からない)」
  12. 12 : : 2016/11/01(火) 08:33:43
    ライナー「(しかし、普段のサシャのイメージとは違って静かで、どこか寂しいそうな歌な気がした)」

    ライナー「(…いや、今の、今のサシャにはすごくぴったりな気もする)」

    ライナー「(歌が止んだサシャはまた首に何かかけるとあとは特に何かするわけでもなく、ただ座って湖や月を見ていた)」

    サシャ「…さて、」

    ライナー「(ん?もう帰るのか?)」

    サシャ「そこにいる人、出てきていいですよ?」

    ライナー「!バレてたのか」

    サシャ「あ、ライナーだったんですね」
  13. 13 : : 2016/11/01(火) 08:40:02
    ライナー「ああ、これでも気配を消していたんだが」

    サシャ「ふふ、狩猟民族にかかれば人の気配を察知するのは獣の気配を察知するよりずっと簡単ですから」

    ライナー「そういや、そうだったか」

    サシャ「それで、ライナーはどうしてここに?私は許可を得てるからいいですけど、教官に怒られちゃいますよ?」

    ライナー「クリスタとユミルがお前のことを心配していてな、尾行を頼まれた」

    サシャ「あらら、二人にバレてたんですか」

    ライナー「最近になって気付いたらしいけどな…で」

    サシャ「?」

    ライナー「お前こそ、何してたんだ?いくら教官から許可を得ているとはいえ…危ないだろ?」
  14. 14 : : 2016/11/01(火) 12:28:59
    サシャ「!」

    ライナー「な、なんだ?」

    サシャ「ラ、ライナー…もしかして今…私を女の子扱いして、くれたんですか?」

    ライナー「あ?ああ、そうだが」

    サシャ「わぁ!私訓練場に来て初めて男の子に女の子扱いされましたー!」

    ライナー「そうなのか?」

    サシャ「そうなんですよ!皆口々に私のこと芋女だとか放屁女言うんです」

    ライナー「あー…」

    サシャ「そりゃ芋女は百歩譲っていいですよ?でも放屁女って…私してないですし」

    ライナー「そういや、エレンとジャンの喧嘩だったのにミカサがそう言ったんだよな」

    サシャ「そうです!なのに、ジャンが一番私に対して芋女とか放屁女って言うんですよ!酷くないですか?」

    ライナー「まぁ、女の子にそう言うのは失礼ではあるな…」

    サシャ「あ!また女の子って言ってくれました!」
  15. 15 : : 2016/11/01(火) 12:32:59
    ライナー「(女の子扱いされて無邪気に喜んでいるサシャ、なんていうか…可愛い、な)」

    ライナー「はいはい、よかったな」

    サシャ「はい!」

    ライナー「…って話が逸れたな」

    サシャ「あ、そうですねごめんなさい」

    ライナー「いや、気にしなくていい」

    サシャ「えっと私は…まぁ村の風習で」

    ライナー「サシャの?」
  16. 16 : : 2016/11/01(火) 14:49:56
    期待
  17. 17 : : 2016/11/01(火) 16:23:03
    櫻さんありがとうございます!
  18. 18 : : 2016/11/01(火) 16:34:24
    サシャ「はい、私の村は狩猟民族なのはご存知ですよね?」

    サシャ「私の村では、今日のような月が綺麗な日には夜こういう、湖とか川まで行って『命をありがとう』と感謝を込めて祈りを捧げるんです」

    ライナー「ほう…だが、なぜ湖や川なんだ?」

    サシャ「詳しくは知りませんが、水は生命の起源だと言われてるからとか」

    ライナー「なるほどな。そういえば、さっき首に下げてたのなんだ?」

    サシャ「ああ、これですか?」

    ライナー「(そう言ってサシャは首から下げていたのを服に手を突っ込んで取り出した)」

    ライナー「これは…牙、か」

    サシャ「はい、狼のです」

    サシャ「これでですね、水に色々描くんです」
  19. 19 : : 2016/11/01(火) 16:46:13
    サシャ「月とか、木とか、人でもいいんです。好きなのを描いて…」

    サシャ「あなた達の命のおかげでこんなにも素敵なものに出会えましたって伝えるんですよ」

    ライナー「なんていうか、素敵な風習だな」

    サシャ「えへへ、ありがとうございます」

    ライナー「じゃあ、あの歌もか?」

    サシャ「え!」

    ライナー「?」

    サシャ「き、聞いてたんですか?」

    ライナー「そりゃずっといたからな」

    サシャ「うう…恥ずかしい」

    ライナー「上手かったぞ?」

    サシャ「本当ですか?」

    ライナー「ああ、恥ずかしがることないさ」

    サシャ「そうですか…えへへ//」

    ライナー「(何この子可愛い)」

    サシャ「あの歌、私もちゃんとした歌詞は分からないですけど…故郷の懐かしさとか、命の尊さを歌った歌なんだそうです」

    ライナー「…故郷、か」

    サシャ「はい…ライナー達はいつか故郷に帰ることが目標なんでしたっけ」

    ライナー「ああ、必ず、帰ってみせる」

    サシャ「そうですか、頑張ってくださいね」

    ライナー「…ああ」

    ライナー「(言える訳が、なかった故郷に帰るということはいつか、お前等を…)」

    サシャ「どうしました?顔色、悪いですよ?」
  20. 20 : : 2016/11/01(火) 16:55:15
    ライナー「!い、いやなんでもない」

    サシャ「…ライナー、辛い時は頼ってくださいね」

    ライナー「!」

    サシャ「何がどう辛いとか無理に言わなくていいんです、ただ辛いと言えば」

    サシャ「私は、いや皆いつだって、助けてくれると思いますよライナーの事」

    ライナー「…すまない、ありがとう」

    サシャ「いえ」

    ライナー「(心が、軽くなったように感じる。最近は兵士の自分と戦士の自分に潰されそうになっていたのが、嘘のようだ)」

    ライナー「…なぁサシャ」

    サシャ「はい?」

    ライナー「このお祈りの時間はいつなんだ?」

    サシャ「?そうですね、大体月が見える日は今日と同じ時間に、です」

    ライナー「…俺も、たまには一緒に来ていいか?」

    サシャ「え?」

    ライナー「嫌ならいい」

    サシャ「いえ!そうじゃないですよ!むしろ嬉しいです!」

    ライナー「本当か」

    サシャ「はい!」
  21. 21 : : 2016/11/01(火) 16:59:02
    サシャ「この風習、村にいた時は父と一緒にしていたんですけど、ここに来てからずっと一人でしてて…」

    サシャ「少し寂しかったので、ライナーのその申し出はすごく嬉しいです」

    ライナー「そうか」

    サシャ「ええ…そろそろ帰りましょう」

    ライナー「そうだな」

    サシャ「それじゃライナー!訓練頑張っていきましょうね〜!おやすみなさい」

    ライナー「ああ、おやすみ」
  22. 22 : : 2016/11/01(火) 17:59:04
    サシャ「…あ!ライナー!」

    ライナー「?どうした?」

    サシャ「クリスタ達には内緒ですよー!」

    ライナー「なんでだ?」

    サシャ「…秘密です!」

    ライナー「なんだそりゃ、じゃあテキトーに教官から頼まれごとしてたって言っとくからな?」

    サシャ「はい!それでは今度こそおやすみなさい」

    ライナー「ああ」

    ライナー「(サシャが女子寮に向かうのをちゃんと見届けた後、俺も男子寮に戻る)」

    ライナー「(あんな風に、一度にいろんなサシャの表情を見る事になるとはな…凄く綺麗だった)」

    ライナー「(クリスタは天使とか、女神って感じだがサシャは…聖母って感じだな包み込んでくれるっていうか)」

    ライナー「(髪を下ろして、月明かりに照らされて、あんな風に歌を歌うとこを見て…)」

    ライナー「(…やばいな)」












    ライナー「(惚れそう)」
  23. 23 : : 2016/11/01(火) 18:28:01
    ライナー「(それから、朝になり俺はクリスタ達に昨日サシャと示し合わせた通りのことを言った)」

    ライナー「(ユミルはだいぶ怪しんでいたが…とりあえず、なんとかなった)」

    ライナー「(そして、あれから月がよく見える日になると、俺はサシャと一緒に湖に行く)」

    ライナー「(別に、俺も祈りを捧げるわけじゃない)」

    ライナー「(ただ、サシャが祈っている時の、横顔を眺めて、その後、サシャが牙で水面に描く絵を見て何描いたのか予想してみたりする)」

    ライナー「(それが終われば、俺とサシャはその日の事を話す。くだらない話もサシャと話せばずっと楽しい話に変わる)」

    ライナー「(分かってるさ、いつかはこの時間にも終わりが来ることくらい)」

    ライナー「(サシャが水面に描く絵だってすぐに消える、それと同じように…この平穏もいつかは消え失せてしまうだろう)」

    ライナー「(…それでも)」

    サシャ「ライナー?」

    ライナー「ん?なんだ?」

    サシャ「ぼーっとしてるようだったので」
  24. 24 : : 2016/11/01(火) 18:41:16
    ライナー「ああ、すまん考え事してた」

    サシャ「悩み事ですか?」

    ライナー「そうじゃないさ」

    サシャ「ならいいですけど…無理しちゃダメですよ?」

    ライナー「ああ」

    ライナー「サシャは、訓練では何が好きだ?」

    サシャ「私ですか?そうですねぇ馬術とか、対人格闘とか、立体起動…身体動かすなら結構なんでも好きですね」

    ライナー「そうか」

    サシャ「はい、でも座学と技巧は嫌いですじっとしてたりチマチマした作業は性にあいません」

    ライナー「ハハッサシャらしいな」

    サシャ「む、でもそれでも成績悪くないですよ?」

    ライナー「そうなのか?」

    サシャ「こう見えて、エレンやクリスタより、座学成績は上です」

    ライナー「意外、だな」

    サシャ「すごいでしょう?これでも、テスト近くなれば勉強するんですから」

    ライナー「ああ偉いな」ナデナデ

    サシャ「わっ」

    ライナー「あ、悪い驚いたよな?」

    ライナー「(そう言って手を頭の上からどかそうとすると、サシャは俺の腕を掴んだ)」

    ライナー「サ、サシャ?」

    サシャ「えっと、その…しだけ」

    ライナー「?」

    サシャ「もう少しだけ、このまま…撫でて欲しいです//」

    ライナー「…ああ、構わん」ナデナデ

    ライナー「(結婚したい)」ナデナデ

    サシャ「撫でてもらう事あまりないので恥ずかしいですけど、嬉しいです」
  25. 25 : : 2016/11/01(火) 18:48:08
    ライナー「そうなのか?」

    サシャ「あはは、ライナー以外ですと…父とユミルくらいですかね?」

    サシャ「私一応年上なので、あまり人に甘えたりした事ないんですよ」

    ライナー「そういえばエレン達より上だったか」

    サシャ「はい、私が話す人で年が同じか上の人は…マルコ、アニ、ユミル、ベルトルト…ライナーですかね」

    ライナー「同い年が三人しかいねぇな」

    サシャ「そうですねぇ、しかもマルコはジャンと、アニはミーナとで付け入る隙がないです」
  26. 26 : : 2016/11/01(火) 18:54:23
    ライナー「そうなると俺たち年上組か」

    サシャ「はい、でも…」

    サシャ「ユミルは私の事、可愛がってくれていると思いますよ?けど…」

    サシャ「それでも、クリスタがいるので」

    ライナー「そうなると俺とベルトルトか」

    サシャ「…ベルトルトは」

    ライナー「?」

    サシャ「私が、いえ多分誰でもなんでしょうけど…人が近寄りすぎるの嫌だと思うんです」

    ライナー「!」

    サシャ「なんでかは分からないですけど、一歩退いて、人に近寄らないようにして、関係をつくらないようにしている、みたいな」

    ライナー「…そうか、あいつなりに色々あるんだ。あまり怒らないでやって欲しい」

    サシャ「怒るなんてとんでもない!…ただ、私も人に対して臆病なところあるので」
  27. 27 : : 2016/11/01(火) 18:56:18
    ライナー「サシャがか?」

    サシャ「田舎から出ないで、ずっと自分の世界で生きていたので」

    サシャ「自分の領域に入って来られるのは…少し怖いです」

    ライナー「…」

    サシャ「…でも」
  28. 28 : : 2016/11/01(火) 18:59:52
    サシャ「訓練場に来て、いろんな人が私を助けてくれたりして…」

    サシャ「もちろん、まだまだ怖い時がありますけど…怖い人もいればいい人もいること、学べました」

    ライナー「そうか」

    サシャ「だから、もし…きちんと自分の臆病なところ克服できたら、そうですね…敬語なおしたいな、と」

    ライナー「敬語?そういえば…」
  29. 29 : : 2016/11/01(火) 19:03:42
    サシャ「私の村、ダウパー村は少し言葉が…変わってまして、恥ずかしいので敬語にしてるんです」

    ライナー「そうだったのか」

    サシャ「ユミルにお前はお前でいいだろって言ってもらったんですけど、まだ少し」

    ライナー「…サシャも、苦労してるんだな」

    サシャ「あはは、苦労ってほどじゃないですよ」
  30. 30 : : 2016/11/01(火) 21:54:31
    ライナー「…俺は、笑わないから」ボソッ

    サシャ「?」

    ライナー「俺は笑わないから、サシャの故郷の言葉…聞きてぇな」

    サシャ「うぇ⁉︎」

    ライナー「もちろん強要はしないさ」

    ライナー「ただ、こうしてお前と話してるだけでも俺はだいぶ救われてるからな。少しでも、お前に礼がしたいだけだ」

    サシャ「あぅぅ//」

    サシャ「…その、いつか、必ず」

    ライナー「おう」

    サシャ「あ、でもその…お願いが」

    ライナー「なんだ?」

    サシャ「たまにでいいので、頭撫でて欲しいです」

    ライナー「えっ」

    サシャ「ライナーの手、凄く大きくて、安心します」
  31. 31 : : 2016/11/01(火) 21:57:57
    サシャ「ダメ、ですか?」

    ライナー「ダメなわけないだろう、お安い御用だ」ナデナデ

    サシャ「えへへ///」

    ライナー「(…いつか、この平穏な時間に終わりが来るとしても)」













    ライナー「(それでも俺は、こいつの笑った顔をもう少しだけ、見ていたいんだ)」
  32. 32 : : 2016/11/01(火) 22:07:30
    初めてライナーとサシャが湖で話した時から二ヶ月後

    ライナー「(あれからもう、だいぶサシャと打ち解けて来たと思う)」

    サシャ「ライナー!一緒に食べましょう!」

    ライナー「おう」

    ライナー「(時にはこうして一緒に食事をとり、訓練でも組む事が増えた)」

    サシャ「今日の対人格闘、一緒に組みません?」

    ライナー「構わん」

    ライナー「(朝のサシャとこうした会話がその日を頑張ろうという活力になって)」

    ライナー「(夜の湖での会話がその日の疲れを癒してくれる)」

    ライナー「(あんなにクリスタ、クリスタ言ってた奴がな)」

    ライナー「(今じゃ小さくて可憐な金髪を探すことより無邪気に揺れるポニーテールを探すことが増えた)」













    ベルトルト「…ライナー」
  33. 33 : : 2016/11/01(火) 22:12:35
    ライナー「ベルトルト、どうした?」

    ベルトルト「どうしたじゃないよ、最近君はサシャと仲良くし過ぎだ」

    ベルトルト「君は戦士だろ?」

    ライナー「…」

    ベルトルト「いつか、自分の手で壊すのに…大事にしてたら…壊した時辛くなるだけだよ」

    ライナー「…分かってるさ」

    ベルトルト「なら…!」

    ライナー「だが、兵士の俺も、戦士の俺も…どっちもあいつといたがっているんだ」

    ベルトルト「っ!」

    ライナー「…すまない、大丈夫だ。俺は戦士だ…責任は果たす」

    ベルトルト「…」
  34. 34 : : 2016/11/01(火) 22:15:50
    ライナー「(ベルトルトには、いやアニにもか…迷惑かけちまうな)」

    ライナー「(いつか…か)」

    ライナー「(その時が来たら、俺はサシャを…この手で…)」

    ライナー「っ‼︎」

    ライナー「(…くそっ…サシャ)」

    サシャ「ライナー?」

    ライナー「うお⁉︎」

    サシャ「あ、驚かせてすみません」
  35. 35 : : 2016/11/01(火) 22:20:19
    ライナー「い、いや大丈夫だ」

    サシャ「…顔色悪いですね」

    ライナー「平気さ」

    サシャ「…嘘ですね」

    ライナー「!」

    サシャ「ライナーって周りに気を配り過ぎて自分の事疎かにしがちですよ」

    サシャ「今日の訓練、あとはそんなに成績に関係するものではありませんし、医務室で休んでてください」

    ライナー「い、いやしかし」

    サシャ「…すぅっ」












    サシャ「いいからとっとと休まんかい‼︎」

    ライナー「…はい」
  36. 36 : : 2016/11/01(火) 22:25:25
    医務室
    ライナー「…暇だ」

    ライナー「(何もする事がないときつい。だがベッドで休んでろと言われたわけだし…うーむ)」

    ライナー「(しかし、まさかサシャの奴が方言使ってまで休ませようとするとはな)」

    ライナー「(言い終わった後、顔を手で覆い隠しながら忘れてくださいてうわ言みたいにずっと言ってたな)」

    ライナー「(耳まで赤くしていたし、本当に恥ずかしかったんだろう)」

    ライナー「(それでも、俺を休ませようとあいつなりに…頑張ったんだな)」

    ライナー「(…可愛い奴め)」
  37. 37 : : 2016/11/01(火) 22:54:13
    サシャかわいいマジ天使!! 芋でもなんでもいいからマジ天使芋サシャ!!(((((((((www

    かわゆいサシャ!!すっごい期待してるから!!裏切らないで!!ください!!ね!!!(((((プレッシャー
  38. 38 : : 2016/11/01(火) 23:17:36
    名無しさんありがとうございます( ^∀^)
    プレッシャーヤバイですが(笑)期待にそえられるよう頑張ろうと思います
  39. 39 : : 2016/11/02(水) 12:54:22
    しばらくして

    ライナー「(そろそろ、夕食の時間だな)」ゴロゴロ

    ライナー「(飯、どうするかサシャが食っちまってるかもな)」

    ライナー「(そんなことを考えていると、医務室の戸が開いた)」

    サシャ「ライナー、具合どうです?」

    ライナー「サシャか、おかげさまでだいぶ良くなったぞ」

    サシャ「ならよかったです!食欲はどうですか?」

    ライナー「あるぞ」

    サシャ「ふふ、そう言うと思いましてライナーのごはん持って来ましたよ!」

    ライナー「(サシャが?)」

    ライナー「そうか、助かる」

    サシャ「いえいえ」

    ライナー「(さて、どれだけサシャに食われて…あれ?)」

    サシャ「どうしました?」

    ライナー「な、なんか…多くないか?」
  40. 40 : : 2016/11/02(水) 12:58:16
    ライナー「(サシャに手渡されたトレーの上にはいつも食べてるパンがひとつ多く乗せられていて、スープもいつもより多く盛られている気がする)」

    サシャ「…気のせいでは?」

    ライナー「いや、明らかにパンがひとつ多いだろ?」

    ライナー「…まさか」
  41. 41 : : 2016/11/02(水) 13:03:18
    ライナー「サシャ、お前自分の分を?」

    サシャ「さて、なんのことですか?」

    ライナー「とぼけても無駄だぞ、お前嘘つくと瞬きしないからな」

    サシャ「⁉︎」

    ライナー「(慌てて凄い勢いで瞬きをするサシャ、それを見て俺は耐えきれなくて笑う)」

    ライナー「ふはっ、クククッ…嘘だ」

    サシャ「なっ⁉︎」

    サシャ「カマかけたんですかー⁉︎」

    ライナー「でもそうするってことはやっぱり…」

    サシャ「あぅ…」
  42. 42 : : 2016/11/02(水) 13:16:26
    ライサシャ大好きです!!!嬉しいです!
  43. 43 : : 2016/11/02(水) 13:19:27
    名無しさんありがとうございます!作者もライサシャ大好きです
  44. 44 : : 2016/11/02(水) 17:11:54
    ライナー「お前が自分のを分けるとはな、腹でも痛いのか?」

    サシャ「ち、違います!」

    サシャ「えっと、その…ライナーに」

    ライナー「?」

    サシャ「元気になって欲しくて…」

    ライナー「(何この子健気で可愛い)」

    サシャ「父の言葉ですが『食えると時に食っておけ』というものでして…」

    サシャ「だから、ライナーには食べれるのならたくさん食べて、元気になって欲しくて」
  45. 45 : : 2016/11/02(水) 17:14:45
    ライナー「…ありがとな」

    サシャ「…」首を横にふる

    ライナー「…あー…しかしまいったな」

    サシャ「?」

    ライナー「食欲はあるにはあるが、流石にこんなには食えそうにない」

    ライナー「誰かが食べてくれると助かるなぁ」チラッ

    サシャ「!」
  46. 46 : : 2016/11/02(水) 17:17:08
    ライナー「残したらせっかくの食材が勿体無い…うーん、どうしようか」チラッ

    サシャ「あ、ぅ」












    グゥ〜…
  47. 47 : : 2016/11/02(水) 17:20:39
    サシャ「〜ッ‼︎///」

    ライナー「ははっ、でどうする?食うか?」

    サシャ「…はい」

    サシャ「(うぅ、情け無い…)」

    ライナー「ま、気持ちだけでも十分嬉しかったぞ?…ありがとな」ナデナデ

    サシャ「///」もぐもぐ

    ライナー「(…本当、こいつが誰かに食べ物をあげることがあるなんてこと、親しくならなきゃ分からなかったよな)」ナデナデ
  48. 48 : : 2016/11/02(水) 17:44:48
    ライナー「(サシャと親しくなれてよかった…そういえば)」ナデナデ

    ライナー「(サシャと親しくなれたきっかけってクリスタの頼み事からだったよな)」ナデナデ

    ライナー「(クリスタが恋のキューピッド、か)」ナデナデ

    ライナー「(流石天使だな)」ナデナデ

    サシャ「あ、あのう〜…ラ、ライナ〜?//」

    ライナー「ん〜」ナデナデ

    サシャ「いつまで撫でるんですかぁ?//」

    ライナー「…はっ!」
  49. 49 : : 2016/11/02(水) 17:49:45
    ライナー「す、すまんサシャ!」

    ライナー「(俺がずっとワシャワシャ撫でてたせいでサシャの髪はボサボサだ)」

    サシャ「いえ、お、お気にぃ、なさらず〜//」

    ライナー「(撫で過ぎで目でも回したのかサシャの呂律が少し変だ)」

    ライナー「目ぇ回っちまったか?」

    サシャ「い、いえそういうわけでは…」
  50. 50 : : 2016/11/02(水) 18:27:10
    ライナー「…髪、ボサボサだな」

    サシャ「あー…これは結びなおした方がいいですね」

    ライナー「(そう言ってサシャは髪を解く)」
  51. 51 : : 2016/11/02(水) 19:16:11
    ライナー「…初めてだ」

    サシャ「?何がです?」

    ライナー「サシャが湖で会う時以外で髪を下ろしてるのを見るの」

    サシャ「あ、そう言われるとそうですね」

    ライナー「…そういやなんで夜、湖で会うときいつも髪を下ろしてんだ?」

    サシャ「お祈り終わったらあとは寝るだけですし、それに…」

    ライナー「それに?」

    サシャ「実は私、村の、家にいる時はいつも髪を下ろしていたんです」

    ライナー「そうなのか?」

    サシャ「狩りをしてる時は邪魔なので結ってるんですが…」

    サシャ「…母は、髪を結ってなかったので」

    ライナー「サシャの?」

    サシャ「物心つく前に亡くなっているので、父から聞いただけですが」

    サシャ「すごく、綺麗で美しい人だったそうです」

    ライナー「…すまん」

    サシャ「いえ、私が勝手に喋ってるだけですから」ふふっ

    サシャ「だからですかね?私も髪を下ろしていれば母と、お母さんと繋がっている気がして落ち着くんです」

    サシャ「訓練兵になって、流石に下ろしてる訳にはいかないので、今はよほど余裕がない時は結うことにしてるんです」
  52. 52 : : 2016/11/02(水) 19:23:29
    サシャ「でも、湖にいる時は…少しだけ、故郷に帰ってきたような気分になれるので、それでです」

    ライナー「…そうか」

    サシャ「ただ、父はあまり多くを語る人ではなかったので、狩りや狩った獲物の血抜きのやり方なんかは教えてもらえたんですが…」

    サシャ「料理とか、家事は私どうしたらいいのか分からず最初は大変でしたねぇ」

    ライナー「そうだったのか」

    ライナー「(前にサシャは苦労してないなんて言ったが…)」

    ライナー「(母がいなくてずっと父と暮らしてきた、それがどんな生活だったかはともかく)」

    ライナー「(母がいなくて…寂しくない訳がないだろうに)」
  53. 53 : : 2016/11/02(水) 21:56:12
    ライナー「寂しかったら、甘えていいんだからな?」

    サシャ「え?あ、甘える、ですか?」

    ライナー「おう」

    サシャ「うーん、例えば、どんな感じでしょうか?」

    ライナー「⁇そりゃあ…困ったことがあったら相談に乗ってもらうとか、手伝ってもらうとか」

    サシャ「ああ、なるほど」

    ライナー「変わった質問だな」

    サシャ「あはは、私村の子供達の中では最年長でして、一人っ子ですから」

    サシャ「父にも、自分でそれくらい出来ないとダメだぞと色々言われてたので…頼るということ自体、親しみがなくてですねぇ」
  54. 54 : : 2016/11/02(水) 22:02:35
    期待
  55. 55 : : 2016/11/02(水) 22:04:05
    ライナー「なんか前にもそんなこと言ってたな」

    サシャ「そうですね」

    ライナー「あの時は特に何も言えなかったが…」

    サシャ「?」

    ライナー「なら…俺を頼れ」

    サシャ「ふぇ?」

    ライナー「甘えられそうな年上、俺しかいないんだったら、俺に甘えればいいって言ったんだよ」

    サシャ「ええ、そんなライナーに悪いですよ?」

    ライナー「なに、頼られること自体俺は慣れてるし、頼れて悪い気はしないんだ」

    ライナー「きっと、年なんて関係なく、サシャを助けてくれる奴は他にもいると思うけどな」

    ライナー「…なんか前にサシャに言われたこととほとんど同じこと言ってたな」

    サシャ「ということは、私も人のこと言えないってことですね」ふふっ

    ライナー「だな」ははっ
  56. 56 : : 2016/11/02(水) 22:05:54
    サシャ「…ライナー」

    ライナー「ん?」

    サシャ「えっと、その…」

    ライナー「なんだ?」

    サシャ「あ、ぅ…あの」












    サシャ「お、おおきに」
  57. 57 : : 2016/11/02(水) 22:10:48
    ライナー「おおきに?…サシャの故郷の言葉か?」

    サシャ「…ありがとうって意味ですよ」

    ライナー「そうなのか?」

    ライナー「(故郷の言葉でお礼を言ってくれるようになったってことは…かなり距離が縮まったってことでいいんだよな?)」

    ライナー「せっかくだから、もう一回聞きたいな」

    サシャ「な⁉︎ダ、ダメです!絶対ダメですからね!」

    ライナー「いいじゃないか、減るもんじゃあるまいし」

    サシャ「ダーメーでーすー‼︎」

    ライナー「…どうしてもか?」

    サシャ「!」
  58. 58 : : 2016/11/02(水) 22:17:23
    げんけーさんコメントありがとうございます!

    華虞螺 団長@病みの団長さんお気に入り登録ありがとうございます!
  59. 59 : : 2016/11/02(水) 22:24:47
    ライナー「(どうだ?もし、俺の予想通りの距離まで縮まっているのなら…)」

    サシャ「…あーもう!一回だけですよ!」

    ライナー「(YES!)」

    サシャ「えっと、ラ、ライナー」

    ライナー「おう」

    サシャ「…!」

    ライナー「?」

    サシャ「えへヘ、ライナー…」

    ライナー「(なんだ?急に閃いたみたいな顔したと思ったらニヤニヤしだしt…)」















    サシャ「しんけんすきやに」
  60. 60 : : 2016/11/02(水) 22:26:00
    しんけんすきやに?
  61. 61 : : 2016/11/02(水) 22:28:11
    ライナー「⁇」

    サシャ「ふふ〜意味わかります?」

    ライナー「し、真剣、隙?やに?」

    ライナー「ていうか、さっきの言葉と違うぞ」

    サシャ「だって同じ言葉でとは言われてません。故郷の言葉をもう一度聞きたいと言われただけですから」

    ライナー「意味はなんだよ?」

    サシャ「それも教えませ〜ん」
  62. 62 : : 2016/11/02(水) 22:36:06
    ライナー「なんだよ、気になるから教えてくれないか?」

    サシャ「ダメですー」

    サシャ「…いつか翻訳して言ってあげますから、ね?」

    ライナー「う、む…まぁいつか答えがわかるのならいいか」

    サシャ「…さて!ライナーも私もそれぞれごはんが途中です、早く食べちゃいましょう?」

    ライナー「おっと、そうだったな」

    ライナー「(そのあと、慌てて口の中にパンとスープをかき込む)」

    ライナー「(時間が経って、冷めていたはずのそれは、なぜだろう)」

    サシャ「美味しいですね〜」

    ライナー「そうだな」

    ライナー「(サシャと食べれば、どんな食事も華やかに感じる)」

    ライナー「(互いが食べ終われば、俺は男子寮、サシャは女子寮ヘ帰らなければならない)」

    ライナー「(だから、いつもより、遅く食べる)」

    ライナー「(女々しいかもしれないが、サシャと、もう少しだけ時間を共にしたいから)」
  63. 63 : : 2016/11/02(水) 22:37:38
    文学少女さんコメントありがとうございます!
    「しんけんすきやに」、ふふふ(^ω^)大分弁ですので、調べればわかりますよ?
  64. 64 : : 2016/11/03(木) 01:22:08
    やばい!かわいい!!!ライサシャ可愛すぎますね!萌えながら一気読みしました♡続き期待してます。
  65. 65 : : 2016/11/03(木) 10:53:06
    名無しさんありがとうございます!
    頑張って続き書きます
  66. 66 : : 2016/11/03(木) 11:02:20
    サシャ「ごちそうさまでした!」

    ライナー「ごちそうさま」

    サシャ「さて、帰りましょうか?」

    ライナー「そうだな」

    ライナー「(寮までの帰り道、今日は生憎曇っているから湖に行くこともない)」

    ライナー「(もう少しで別れなくてはいけないのかと思うと残念だ)」

    ライナー「(…そういえば、明日は休みだったな)」

    ライナー「なぁサシャ」

    サシャ「なんです?」

    ライナー「明日の休日、お前何してるんだ?」

    サシャ「え?明日、ですか?」

    サシャ「明日はー…遊ぶ約束がありますので、街に出かけないとですね」

    ライナー「…そうか」シュン…

    サシャ「どうしました?」

    ライナー「いや、なんでもない。楽しんで来いよ」

    サシャ「はい!」
  67. 67 : : 2016/11/03(木) 11:07:25
    ライナー「(その後、ギリギリまでサシャを女子寮まで送り、俺は男子寮へと向かった)」

    ライナー「(サシャ、予定あったのか…)」

    ライナー「(いつまでも、ズルズル引きずってはいけないことくらい分かるが…ん?)」

    ライナー「(そういや、明日サシャが遊ぶ相手って…誰だ?)」

    ライナー「(サシャが遊ぶ相手となると、コニーか?それともクリスタとユミル?ミカサもあり得るな)」

    ライナー「(…サシャは結構、コニーと仲いいよな?)」
  68. 68 : : 2016/11/03(木) 11:13:18
    ライナー「(いやまぁ、友達としてなのぐらいは分かるが…だが、いやしかし…)」

    エレン「うおわ⁉︎」

    ライナー「!な、なんだエレンか…」

    エレン「そりゃこっちの台詞だ!ドアの前で仁王立ちしてんじゃねぇよ!びっくりしちゃうだろうが⁉︎」

    ライナー「あ、ああ、すまん」

    ライナー「(考え過ぎて立ち止まっていたのか)」

    ライナー「(部屋に入ると皆まだ起きてた)」

    アルミン「おかえりライナー、体調はどう?」

    ライナー「休んだおかげで絶好調だ」

    ライナー「だが明日も休日だし、身体が鈍ってしまわないか心配だ」
  69. 69 : : 2016/11/03(木) 11:18:10
    コニー「ああ、分かる分かる」

    コニー「俺んとこでも一日中狩りとかしないでいるとすげぇ勘が鈍っちまうんだ」

    ライナー「そうなのか…そういやコニー」

    コニー「ん?」

    ライナー「お前、明日何してんだ?」

    コニー「明日ぁ?明日は…補習だよ」ガックシ

    ライナー「…そうか」

    コニー「だぁぁあ‼︎座学なんてやってらんねぇ‼︎」

    ジャン「自業自得だろうが」

    マルコ「あはは…ドンマイ」
  70. 70 : : 2016/11/03(木) 11:23:10
    ライナー「(コニーが相手じゃなかったようだな…)」ホッ

    ライナー「(…となると、女子だよな?)」

    ライナー「(女子なら、まぁ、いいんだ)」

    ライナー「さて、俺は先に休む」

    アルミン「おやすみ」

    ライナー「おう、おやすみ」

    ライナー「(休日、どう過ごすか…いつも通り自主練でいいか)」

    ライナー「(少しでも、明日の休日がいいものになればいいんだが)」

    ライナー「(せめて、月が出てくれれば)」

    ライナー「(夜にサシャと話が出来るのにな)」

    ベルトルト「…」
  71. 71 : : 2016/11/03(木) 13:44:10
    翌日-食堂

    ライナー「(サシャはもう出かけたのか、クリスタとユミルもいないな)」

    ライナー「(やっぱり、三人で出かけたんだな)」

    ライナー「(さて、昨日動かなかった分、今日は目一杯身体を動かそう)」
  72. 72 : : 2016/11/03(木) 13:48:19
    ライナー「(サシャが帰ってきて、月が出ていたら、湖で今日の話をしよう)」

    ライナー「(…と思っていたが、朝から曇りとはついてないな)」

    ライナー「(夕食の時に聞くのは…周りに勘繰られそうで嫌だし…今日はサシャと会話も難しいかもな)」ハァ…

    ライナー「(お気楽なこと考えながら、早速俺は部屋に戻って腹筋を始めた)」
  73. 73 : : 2016/11/03(木) 13:53:36
    ベルトルト「…アニ」

    アニ「なに?」

    ベルトルト「ちょっと、話がある」

    アニ「…分かった」

    人気のない場所

    アニ「で、どうしたのさ?」

    ベルトルト「…最近のライナーはサシャと仲良くしてるの、知ってる?」

    アニ「サシャと?…まさか」

    ベルトルト「そのまさかだよ、今のライナーは完全にサシャに惚れてる」

    アニ「(ライナーが、サシャにねぇ…)」

    ベルトルト「しかも」

    アニ「まだあるの?」

    ベルトルト「最初は兵士のライナーがサシャのこと好きなんだと思ってたけど…」

    ベルトルト「どうやら兵士としても戦士としても好きらしくて」
  74. 74 : : 2016/11/03(木) 13:56:01
    アニ「な⁉︎」

    ベルトルト「このままじゃ…」

    アニ「…」

    アニ「(サシャねぇ…)」

    アニ「…一応、私も考えておくよ」

    アニ「ただ、ベルトルト」

    ベルトルト「なんだい?」

    アニ「もしかしたら…いや、やっぱりなんでもないよ」

    ベルトルト「⁇」
  75. 75 : : 2016/11/03(木) 14:01:29
    アニ「私はもう戻る。あんたもちょっとしたら、戻ってきな」

    ベルトルト「うん…またね」

    アニ「うん」

    アニ「(ライナーがサシャのこと好きらしいと聞いた時、私の中で二つ、思い出したことがある)」

    アニ「(一つは…珍しく、私とサシャが対人格闘で組んだ後のことだった)」

    〜〜〜〜〜〜

    サシャ「あう、足が痛いです…」

    アニ「まだまだだね、荒削りなんだよあんたの動き」

    サシャ「いやぁ、どうしても考えより先に身体が動いちゃうので」あはは

    アニ「全く」
  76. 76 : : 2016/11/03(木) 14:06:32
    サシャ「アニは本当に強いですねぇ」

    アニ「…あんたも」

    サシャ「?」

    アニ「荒削りとはいえ、結構素早くて一撃、一撃にちゃんと重さがある」

    サシャ「えへへ、ありがとうございます」

    アニ「まぁ、対人格闘なんて…巨人相手になんの役にもたたないけどね」

    サシャ「まぁそうですね…ああ」

    アニ「なに?」

    サシャ「いえ、もしアニが巨人だったら」

    アニ「⁉︎」

    サシャ「素早いし格闘技術も高いしで勝てっこないだろうなと…どうしました?」

    アニ「い、いやなんでも」
  77. 77 : : 2016/11/03(木) 14:07:52
    アニ「(この時、ただなんとなくだったと思う)」

    アニ「ねぇサシャ」

    サシャ「はい、なんでしょう?」

    アニ「もし、私が…」














    アニ「本当に巨人だったら、どうする?」
  78. 78 : : 2016/11/03(木) 14:10:20
    サシャ「はい?」

    アニ「どうする?」

    サシャ「ええ?う、うーん、アニがですか?」

    アニ「そう、それこそ今ここで巨人に変身したら?」

    サシャ「ん〜そう、ですね」

    アニ「(軽くあしらわれると思っていたのでこんなに真剣になって悩むのを見て少し笑ってしまいそうになった)」
  79. 79 : : 2016/11/03(木) 14:13:33
    アニ「(そして、サシャは結論を出したようでこちらを見てニヤッと笑う)」

    アニ「で?どうするか決めた?」

    サシャ「はい!」

    アニ「…それで?」

    サシャ「簡単です」














    サシャ「アニであることに変わりないので、普通に接します」
  80. 80 : : 2016/11/03(木) 14:18:36
    巨人になっても普通に接するって、サシャ可愛い…
    期待!
  81. 81 : : 2016/11/03(木) 14:18:57
    アニ「!」

    サシャ「というより、例えばミカサとか、エレンとかアルミン、ジャン、マルコ…」

    アニ「(次から次に同期の名前を言っていくサシャをただ私は見つめることしか出来なかった)」

    サシャ「…にクリスタやユミル!皆、今まさに巨人に変身したとしても私は変わらないでしょうね」

    アニ「なんで?食べられるかもよ」

    サシャ「?アニはもし自分が巨人だったら、知った顔食べられます?」

    アニ「…それは」

    サシャ「まぁ、食べられる可能性はこの際置いておきます」

    サシャ「逆に、皆が巨人だったら…私、何も出来ません」

    サシャ「殺せ、ないと思います」

    アニ「…そう」
  82. 82 : : 2016/11/03(木) 14:20:50
    animika好きの小5さんありがとうございます!
  83. 83 : : 2016/11/03(木) 14:26:24
    サシャ「あ、あともし意思の疎通が出来る巨人さんなら肩に乗せてもらいたいですね」

    アニ「…ふっ、あんた、らしいね」

    サシャ「?」

    アニ「ホント、あんたらしい」

    サシャ「褒められてるんですかね?」

    アニ「褒めてる褒めてる、もし私が巨人だったらご褒美に肩に乗せてあげるよ」

    サシャ「それは素敵ですね!」

    〜〜〜〜〜〜

    アニ「(…もしかしたら、サシャなら本当に受け止めてくれそうな気がして、少しだけ心が軽くなった)」

    アニ「(ライナーが巨人だと知っても…サシャなら…)」

    アニ「(もう一つは、女子寮でのとある会話だったけど…)」

    アニ「これはもしかすると、もしかするかも、ね」
  84. 84 : : 2016/11/03(木) 14:32:01
    その日の夕食時-食堂

    ライナー「(サシャ、まだ帰ってきてないのか?)」

    ライナー「(クリスタ達もいない、きっとまだ三人ではしゃいでるのかもしれんが…)」

    ユミル「おい、本当になんでもないのか?」

    サシャ「しつこいですよ〜、本当に違います!」

    ライナー「(帰ってきた!…が、なんの話してんだ?)」
  85. 85 : : 2016/11/03(木) 14:55:39
    ミーナ「なになに?なんの話〜?」

    ライナー「(ミーナナイス)」

    クリスタ「実はね今日ユミルと街に出て遊んでたらサシャを見かけたの」

    ライナー「(⁉︎一緒にいたんじゃない、のか?)」

    クリスタ「そしたらね〜」

    ユミル「こいつ、男といやがったんだよ!」

    ミーナ「ええぇぇええ⁉︎」

    ライナー「(…は?)」

    サシャ「で、ですからそれは誤解で…」

    クリスタ「しかもね…」















    クリスタ「抱き合って、サシャの鼻にその人キスしてたんだよ!」
  86. 86 : : 2016/11/03(木) 15:02:08
    ハンナ「ちょっとサシャやるじゃない!」

    サシャ「だから違っ」

    ジャン「芋女に、男だと…俺にすら、春が来ねぇっていうのに…!」

    マルコ「ま、まあまあ」

    ライナー「(食堂がサシャの話でどんどん盛り上がっていく)」

    ライナー「(俺は…食堂を後にすることにした)」


    ライナー「(他の奴のそういう話だったら、皆みたいに、話を聞きたがり、祝ったりしたかもしれないが…)」

    ライナー「(サシャの…その話は、聞きたくなかった)」

    サシャ「!」
  87. 87 : : 2016/11/03(木) 15:05:35
    ライナー「(そろそろ手洗い場だ…少し、顔でも洗うか)」

    ライナー「(水、冷てえな)」

    サシャ「ラ、ライナー」

    ライナー「!」

    ライナー「(顔を拭いて振り返ると、サシャがいた)」

    ライナー「(いつもは、今日の朝だって、会いたくて、話したくてたまらないのに…今だけは、会いたくなかった、話しかけられたく…なかった)」

    ライナー「…なんだ」
  88. 88 : : 2016/11/03(木) 15:10:21
    サシャ「えっと、そ、の…」

    ライナー「(口籠るサシャ、なんて言いたいのかはわからないけど…その続きを聞くのを俺は恐れた)」

    サシャ「し、食堂での話…」

    ライナー「(だから…気づけば俺は)」

    ライナー「気にしてないぞ、どうせ…」














    ライナー「俺とお前はなんの関係もないからな」

    ライナー「(自分でもぶん殴ってやりたくなることをサシャに言ってしまった)」
  89. 89 : : 2016/11/03(木) 15:14:06
    女子寮

    クリスタ「サシャ、どこ行ったんだろうね?」

    ユミル「さあな」

    ミーナ「いじり過ぎちゃったかな?」

    アニ「…」

    サシャ「ただいま、戻りました」

    アニ「‼︎」

    クリスタ「あ、サシャおかえ…」

    ユミル「お、おい…そんなにいじられるのイヤだったか…!」

    サシャ「?なんのことです?」

    ミカサ「サシャ、気付いて、ないの?」















    ミカサ「泣いてる」
  90. 90 : : 2016/11/03(木) 15:18:24
    サシャ「え?…あ」

    ミーナ「ご、ごめんねサシャ!そんなにイヤだったなんて」

    サシャ「…いえ、別にそれで泣いてたわけじゃないですよ、気にしないでください」ニコ

    アニ「(…無理して笑ってるの、バレバレだよ)」

    ユミル「…じゃあ、なんで泣いてんだよ」

    サシャ「…なんででしょうね?」

    クリスタ「サシャ…」

    サシャ「…すみません、疲れてるみたいです」

    サシャ「先に寝てます…おやすみなさい」

    クリスタ「…おやすみ」

    ミカサ「おやすみなさいサシャ」
  91. 91 : : 2016/11/03(木) 15:21:08
    アニ「(その後の部屋の空気はまるで人一人死んでしまったように重くて暗くて、静かだった)」

    アニ「(…あの馬鹿)」

    アニ「(か弱い乙女、泣かしてんじゃないよ)」

    アニ「(空気に耐えきれず、私も一足先に眠る事にした)」
  92. 92 : : 2016/11/03(木) 15:26:52
    それから…

    座学後

    サシャ「あ、ライナー…」

    ライナー「…あ、アルミン少し聞きたい事があるんだ」

    サシャ「…」

    対人格闘

    サシャ「ライナー、一緒に…」

    エレン「行くぞライナー!」

    ライナー「よし来い!」

    サシャ「…」

    馬術

    サシャ「よしよし…」

    馬「…ブルルッ」スリスリ

    サシャ「わっ…どうしたんです?」

    馬「…」スリスリ

    サシャ「…あはは、慰めてくれるんですか?」

    馬「…」

    サシャ「…ええ子やな、私は大丈夫やから、な?」ナデナデ

    アニ「…」
  93. 93 : : 2016/11/03(木) 15:31:32
    人気のない場所

    ベルトルト「最近のライナーはサシャとあまり一緒にいないね」

    アニ「らしいね」

    アニ「(あのゴリラ…!)」

    アニ「(明らかにサシャを避けてる、サシャが気付かないわけないの知ってるでしょうに!)」

    ベルトルト「これでいいんだ」

    アニ「…」

    ベルトルト「ライナーは戦士でないと…これ以上ここの皆と仲良くなったら…」

    アニ「…そうだね」
  94. 94 : : 2016/11/03(木) 15:36:24
    アニ「(ベルトルトの言いたい事が、分からない訳じゃない…でも)」

    アニ「(ベルトルトは男子寮だから知らないんだろうね、今…女子寮は毎晩お通夜だよ)」

    アニ「(皆、今まで気付いてなかったけど、サシャが笑顔だと自然と周りも笑顔なんだ)」

    アニ「(だから、サシャが笑ってない、笑ってもどこか嘘くさい笑顔でいると…皆辛いんだよ)」

    アニ「(サシャに気遣ってるのか、皆出来るだけそっとしてあげてるけど…サシャが寝た後のあの空気は本当に…悲しい)」
  95. 95 : : 2016/11/03(木) 15:37:32
    アニ「(…ベルトルト、ごめん)」

    アニ「(私も、私も兵士としても戦士としても…サシャを嫌いになんて、なれない)」
  96. 96 : : 2016/11/03(木) 15:43:11
    男子寮

    ライナー「(サシャと距離を置くようになって…今日で二週間か)」

    ライナー「(今日、月が綺麗に見えるな)」

    ライナー「(…サシャは今日、湖に行くのだろうか?…関係ないか)」

    ライナー「(…ひどい事、言っちまった)」

    ライナー「(謝りたいが…それで前の関係に戻れる保障もないし、そもそも)」

    ライナー「(俺とサシャが結ばれていいわけ、なかったんだ)」

    ライナー「(だから、これでいい、これでいいんだ)」

    ライナー「(寒いな、部屋に戻ろう…こんなとこにずっといたら風邪を引いしまう)」
  97. 97 : : 2016/11/03(木) 15:57:01
    翌朝-女子寮

    クリスタ「皆おはよう」

    ユミル「おう、おはよう可愛いクリスタ」

    クリスタ「もう!ふざけないの」

    ミーナ「おはよー朝から仲良いね」

    ミカサ「仲がいいことはいい事」

    サシャ「…おはようございます」

    クリスタ「おはようサシャ」

    ミーナ「おはよー」

    サシャ「…」

    ミカサ「?サシャ、今日はとても静か」

    ユミル「だな、いつもなら朝ごはん朝ごはんとか言ってるってのに」

    サシャ「あはは…」

    アニ「…待ちな、サシャ」

    サシャ「?」

    ミーナ「アニ?どうしたの?」

    アニ「あんた、顔色悪くないか?」

    サシャ「!」

    ミカサ「そう言われると…」

    クリスタ「サシャ、具合悪いの?」

    サシャ「い、いえ平気で…あっ」フラッ

    ユミル「うお⁉︎危ねえ!」

    アニ「(サシャの身体をユミルが支える、私はサシャに近づいた)」

    アニ「ちょっと失礼するよ?」

    アニ「(私はサシャの額を触った)」

    アニ「熱っ!」バッ

    アニ「(あまりに熱くて手を離す)」

    ユミル「そんなにか?…本当だ」

    ミカサ「サシャ、今日は休むべき」

    サシャ「で、ですが…」

    クリスタ「いいから!こんな状態で訓練なんて無理だよ!」
  98. 98 : : 2016/11/03(木) 16:01:34
    アニ「(そのまま、サシャは医務室にユミルに背負われながら運ばれた)」

    アニ「(途中でサシャが迷惑かけてすみませんと謝る、あんたが謝る必要なんてどこにもないのに…)」

    アニ「(…そろそろ、限界だと私は思って、今日の訓練でサボれそうな科目を考え始めた)」

    アニ「(ベルトルトには悪いけど、か弱い乙女の味方するのに…兵士も戦士も関係ないだろ?)」
  99. 99 : : 2016/11/03(木) 16:05:33
    医務室

    サシャ「(頭、痛い)」

    サシャ「(朝はあまり気せんかったけど…キツイ)」

    サシャ「(…昨日、私は湖でライナーを待っていた)」

    サシャ「(来ないと分かっていても…すごく淡い期待を捨てきれずに)」

    サシャ「(結果、明け方近くまで待って…彼は来なかった)」
  100. 100 : : 2016/11/03(木) 16:08:49
    サシャ「(そして、私は見事に風邪を引き、皆に迷惑をかけ、医務室に寝転がってる)」

    サシャ「(…本当、私馬鹿やな)」

    サシャ「(あ、でも馬鹿は風邪引かんか?なら…アホやな)」

    サシャ「(あまりに暇で、どうでもいい事を考えてると医務室のドアが開いた)」

    アニ「やあ、具合はどうだい?」

    サシャ「ア、アニ?」
  101. 101 : : 2016/11/03(木) 16:12:37
    サシャ「えっ?今の時間って確か」

    アニ「対人格闘」

    サシャ「サボっちゃダメですよ」

    アニ「いいの、どうせ大した点にならないから」

    サシャ「さいですか」

    アニ「あんたの具合も気になったしね」

    サシャ「(そっちが本命ですか…)」

    サシャ「すみません」

    アニ「なにが?私はサボりついでにあんたを見に来ただけだよ」
  102. 102 : : 2016/11/03(木) 16:14:37
    サシャ「ふふっそういう事にしておきます」

    アニ「…で?」

    サシャ「?」

    アニ「なんで風邪引いたの?」

    サシャ「…」

    アニ「…これは、その私の勝手な推測だよ?」














    アニ「ライナー?」
  103. 103 : : 2016/11/03(木) 16:17:21
    サシャ「!」

    アニ「はい図星」

    サシャ「な、なななんで」

    アニ「まあ、私も乙女だからね」

    サシャ「は、はあ…」

    アニ「なんだったら、聞いてもいいかい?」

    サシャ「…」

    アニ「無理に話して欲しいわけじゃないから嫌ならいいんだ…ただ」

    アニ「最近、あんたのちゃんとした笑顔見てないからさ」
  104. 104 : : 2016/11/03(木) 16:22:36
    サシャ「私の、笑顔?」

    アニ「そうさ女子寮の皆、最近あんたの元気がない事くらいは知ってた」

    サシャ「…そうでしたか」

    アニ「あんたは隠し事出来るタイプじゃないからね」

    サシャ「まあ、そうですが」

    アニ「だから、ね」

    アニ「同い年の私が聞いたげるから…話してくれないかな」

    サシャ「アニ…グスッ」

    アニ「あー泣かない泣かない」

    サシャ「…実は」
  105. 105 : : 2016/11/03(木) 16:28:49
    そして夜

    ライナー「なんだ?こんなところに呼び出して」

    アニ「…今日サシャが熱出したの知ってる?」

    ライナー「…ああ」

    アニ「なんでかは?」

    ライナー「は?」

    アニ「なんでサシャが熱出したか知ってるって聞いてるの」

    ライナー「い、いや」

    アニ「あの子は!」

    ライナー「!」

    アニ「あんたをずっと待ってたんだよ!」

    ライナー「…え?」
  106. 106 : : 2016/11/03(木) 16:30:53
    アニ「今日、医務室に行っていろいろ聞いて来た」

    アニ「あんたとサシャが夜に湖でたまに会ってたのも」

    ライナー「…」

    アニ「…それで」

    〜〜〜〜〜〜
    アニ「…なるほどね、つまりライナーに距離を置かれて辛かったと」

    サシャ「はい」

    アニ「(湖で密会とかしてたんだ、気付かなかった)」

    アニ「…で、街で会った男の人ってのは?」

    サシャ「あ、あれは同じ村の人で…私より年下の友達です!昨日偶然会ったので」

    アニ「そうなの?」
  107. 107 : : 2016/11/03(木) 16:34:29
    アニ「じゃあ、抱き合ったりキスしたりっていうのは?」

    サシャ「私の村でのちょっとした挨拶です」

    サシャ「すごく親しい相手とするんですけど、久しぶりに同郷の人に会ったものですから、つい」

    アニ「へえ、そりゃ誤解を招きそうな文化で」

    サシャ「村出て知った時はびっくりしました」

    アニ「ところで、どんな話したのさ?」
  108. 108 : : 2016/11/03(木) 16:41:57
    サシャ「それが、今年の舞子がいないって」

    アニ「マイコ?」

    サシャ「踊り子、とも言いますね」

    サシャ「私の村は命にありがとうと伝えるため祈りを捧げたりするというのは先程言いましたよね?」

    アニ「うん」

    サシャ「それの他にも、一年に一度、舞子が踊って感謝を伝える日もあるんです」

    サシャ「村の女の人がやるのが恒例なんですが…今年は踊ってくれそうな人が村にいないらしくて…」

    アニ「それで?」

    サシャ「わ、私に白羽の矢が…立ちまして」

    アニ「そうなんだ」

    サシャ「昔にも一度やったのでもうないと思っていたんですけどねえ」
  109. 109 : : 2016/11/03(木) 16:49:44
    アニ「ってことは村に一度帰るの?」

    サシャ「え?いえ、なんか踊ってくれらならどこでもいいらしいので道具や衣装だけもらって…湖の、近くでやろうかなと」

    アニ「そう、なんか手伝えることあるかい?」

    サシャ「そうですね、楽器をしてくれると」

    アニ「え!で、出来ないよ?」

    サシャ「あははっ何も演奏しろってわけではありませんよ?」

    サシャ「好きなように、吹いて、叩いて、引けばいいんです」

    サシャ「命へ感謝を込めた演奏であればどんな拙いメロディーでも、なんなら手拍子でも」

    アニ「へえ…まぁそれなら」

    〜〜〜〜〜〜

    アニ「…ってことだよ」
  110. 110 : : 2016/11/03(木) 16:52:34
    ライナー「…マジかよ、だ、だが…」

    ライナー「サシャは最初、誰かと遊ぶ約束があると…」

    アニ「それは、街の子供達だよ」

    ライナー「は?」

    アニ「なんでも、懐かれたらしくてたまに遊んであげてるんだってさ」

    ライナー「な、なら俺は…」

    アニ「とんでもない間違いをした大馬鹿ゴリラ、だね」
  111. 111 : : 2016/11/03(木) 16:56:56
    ライナー「サシャに、ヒデェ事言っちまった」

    アニ「…はあ、全く世話のやける奴だね」

    アニ「次の休日、サシャはフリーだ」

    ライナー「!」

    アニ「その日、目一杯今までの事詫びてきな」

    ライナー「…アニ、何故?」

    アニ「あんたは自分で思ってるより、弱いから…少しでも心の在りどころがあった方がいいよ」

    ライナー「…」

    アニ「でも後始末はちゃんとしな?あの子が可哀想だから」

    ライナー「…ありがとう」

    アニ「…どういたしまして」
  112. 112 : : 2016/11/03(木) 17:00:27
    アニ「ライナー」

    ライナー「なんだ?」

    アニ「別に謝るのは今日でもいいかもね」

    ライナー「?」

    アニ「今夜は、月が出てる」

    ライナー「!」

    アニ「私は一応、やんわりと止めはしたけど…ね?」

    ライナー「アニ、本当にありがとう、助かる」

    アニ「はいはい、早く行きな」

    ライナー「おう!」
  113. 113 : : 2016/11/03(木) 17:08:48
    アニ「(…前に思い出した女子寮での会話)」

    〜〜〜〜〜〜

    ミーナ「皆好きな人とかいないの〜?」

    アニ「いるわけないだろ」

    ユミル「まっ、クリスタとは結婚したいがな」

    クリスタ「はいはい、私もいつかそういう人できるのかなぁ」

    ユミル「(あしらわれた)」

    ミカサ「そもそも、訓練の合間にそう言ったことができる気がしない」

    ミーナ「まぁそうだけどさぁ…あ!そういえばサシャってコニーと仲良いよね?」
  114. 114 : : 2016/11/03(木) 17:11:50
    サシャ「え?そりゃ仲良いですけど…友達ですよ?」

    ミーナ「ええ〜、でもサシャは他の子と比べると男女関係なく話すよね」

    サシャ「まぁ…」

    ミーナ「ジャンとか、マルコとかさ」

    サシャ「いやいや!私の事芋女呼ばわりしてくるジャンは願い下げです!」

    サシャ「マルコも、いい人だとは思ってますが…」
  115. 115 : : 2016/11/03(木) 17:14:12
    毎日何回も更新するなんて、偉いなー
    期待!
  116. 116 : : 2016/11/03(木) 17:19:42
    ミーナ「エレンやアルミンは?」

    サシャ「エレンもアルミンも自分に正直ですし魅力的だと思いますが…」

    ミカサ「サシャはよく分かってる」ウンウン

    ミーナ「ベルトルトは?」

    サシャ「ベルトルトとは、そもそもあまり話しませんよ」

    ミーナ「えーじゃあ、ライナーは?」

    サシャ「…」ピクリ

    サシャ「ライナー、ですか?」

    アニ「?」

    サシャ「ライナーは、そうですねぇ頼り甲斐ありますし、今のままの成績なら次席くらいの優秀な人ですし…」

    ミーナ「ウンウン」

    サシャ「頭が良くて運動神経がいいを絵に描いたような人とも言えます」

    ミーナ「ほ、ほうほう」

    サシャ「…ですが、私とは釣り合わないでしょうねぇ」

    ミーナ「えー、そう言う?」
  117. 117 : : 2016/11/03(木) 17:25:06
    アニ「(…他の奴は恋愛対象に入らないみたいな言い方なのに、ライナーだけは、釣り合わないときたか)」

    アニ「(…釣り合うならどうなんだろう?)」

    〜〜〜〜〜〜

    アニ「(きっと、あの頃からあの子はライナーの事…意識してたんだろうな)」



    サシャ「(お祈りも終わったし、後は特にする事ないですね)」

    サシャ「…やっぱり、来ない、ですよね?」

    ライナー「誰がだ?」

    サシャ「!ライ、ナー?」
  118. 118 : : 2016/11/03(木) 17:26:25
    animika好きの小5さんありがとうございます〜‼︎(=´∀`)偉くなんてないですよ?書きたいから書くだけですからw
  119. 119 : : 2016/11/03(木) 17:30:59
    ライナー「よう、隣、いいか?」

    ライナー「(無言でサシャは少し横にずれた…座っていいってことだよな?)」

    ライナー「風邪、平気か?」

    サシャ「もう熱も下がりましたし、じっとしてるのは好きじゃないので」

    ライナー「…そうか」

    サシャ「はい…」

    ライナー「…」

    サシャ「…」

    ライナー「…すまなかった、酷いこと言って…最近、冷たくして」

    サシャ「…いえ」

    ライナー「…なにか詫びがしたい」
  120. 120 : : 2016/11/03(木) 17:36:18
    サシャ「そんな、気にしないでください」

    サシャ「…こうして、またライナーとお話し出来ただけで嬉しいです」

    ライナー「…お前はまたそう言うこと」ボソッ

    サシャ「何か?」

    ライナー「いや、なんでもないさ」

    ライナー「ただやはり詫びだけはしたいんだ」

    サシャ「そう言われましても…」

    ライナー「そこでだが、次の休日は暇か?」

    ライナー「(分かってるのに聞くなんて変かもしれないけど…一応、な)」

    サシャ「ええ、今のところ」

    ライナー「ならその日、飯奢る」

    サシャ「本当ですか!」

    ライナー「おう、男に二言はない」
  121. 121 : : 2016/11/03(木) 17:45:24
    サシャ「わぁい!ライナーありがとうございます〜!」

    ライナー「…やっぱり」

    サシャ「?」

    ライナー「お前は笑ってた方がいい」ナデナデ

    サシャ「!///」

    サシャ「あ、ありがとう、ございます」

    ライナー「ああ」

    ライナー「(その後、久しぶりにサシャといろいろ話せた)」

    ライナー「(今までの分を取り戻すかのようにまくし立てるサシャ、それを聞いてるのがすごく楽しい)」

    ライナー「(サシャの事を褒めたり、頭を撫でたりすると)」

    サシャ「…///」

    ライナー「(赤くなりながらも、嬉しそうな顔をするサシャ、それを見るのが、すごく嬉しい)」

    ライナー「(サシャの全てが…俺は好きだ)」

    ライナー「…次の休日、何が食いたい?」

    サシャ「オススメのお店がいくつかありますが…」

    ライナー「なに、全部付き合うさ」

    ライナー「皆お前ばかりと思っているが、俺だって滅茶苦茶食うぞ?」

    サシャ「ふふふ、そうですか」
  122. 122 : : 2016/11/03(木) 17:55:28
    ライナー「(…そういや)」

    ライナー「なぁサシャ」

    サシャ「はい?」

    ライナー「アニから聞いたんだが…今度お前の村の風習のイベントみたいなのがあるらしいな」

    サシャ「ええまぁ」

    ライナー「俺も手伝っていいか?」

    サシャ「いいんですか?」

    ライナー「当たり前だ」

    サシャ「えへへ、ならお願いします」

    ライナー「せっかくだし、皆誘うか?」

    サシャ「え!」

    ライナー「なんだ?」

    サシャ「手伝うって事前準備だけじゃなくて…儀式の時もですか?」

    ライナー「儀式?」

    サシャ「あ、舞ってる時の事です」

    ライナー「まぁ、そうだが…何か不味いのか?」

    サシャ「ああいえ不味いと言うか…恥ずかしいと言うか」

    ライナー「恥ずかしい?」

    サシャ「アニにはもう楽器をお願いしちゃったのでアニにはいてもらうつもりですけど…」

    サシャ「なんだか、皆に見られると思うと…」

    ライナー「恥ずかしがる必要ないだろ?堂々と踊ってやればいいさ」
  123. 123 : : 2016/11/03(木) 18:01:40
    サシャ「むぅ…そう言うものですかね?」

    ライナー「そう言うもんだむしろサシャの舞で皆魅了しちまえばジャンも少しは芋女扱いなくすかもな」ハハッ

    サシャ「おお!その手がありましたか!」

    サシャ「そうですね、頑張ります」

    ライナー「おう頑張r…はっ!」

    ライナー「(しまった!もし、本当に男子達がサシャに魅了されたら…)」

    ライナー「あ、あのサシャ…やっぱり」

    サシャ「なら、明日早速教官に許可をもらって…皆でワイワイ楽しみましょう!」

    サシャ「きっと、楽しいですよね?」ニコッ

    ライナー「…ああそうだな」
  124. 124 : : 2016/11/03(木) 18:06:26
    ライナー「(その後は誘うメンバー決めた後、互いに寮に帰る事にした)」

    ライナー「(…また、サシャと話せるようになって本当によかった)」

    ライナー「(サシャと出かける時、アニに礼の菓子でも買うか)」

    ライナー「(…もし、街でサシャの同郷の奴とやらに会ったらどうしよう)」

    ライナー「(サシャは友達と言ってたとはいえ、目の前で抱き合って、キスでもされたら…殴らない自信がない)」

    ライナー「(その時になってから考えればいいか…寝よう)」
  125. 125 : : 2016/11/03(木) 18:36:33
    よくこんなバンバンかけるな


    俺の場合ある程度書くと飽きちゃうから羨ましい限りですw


    期待
  126. 126 : : 2016/11/03(木) 18:47:30
    期待
  127. 127 : : 2016/11/03(木) 19:03:32
    文学少女さん、拓海さんありがとうございます‼︎
    いえいえ、学生なんでもっぱら休日にしかかけませんσ(^_^;)
    けれどサシャの妄想を一度始めると最後まで形にしたくなっちゃうのでssを書き始めましたから飽きることはなさそうですw
  128. 128 : : 2016/11/03(木) 19:07:49
    そしてやって来た休日-訓練場前

    ライナー「(ついに来たぞ、この日が)」

    ライナー「(とりあえず15分前に来たからかサシャはまだ来てないな)」

    ライナー「(私服、変じゃないよな?)」

    ライナー「(私服と言えばサシャはどんな格好だろうか)」

    ライナー「(よく見るのは、シャツにベスト羽織ってスカートだが…)」

    ライナー「(あいつならセーターとか、カーディガンも似合いそうだ)」

    ライナー「(髪型もだな、あいつ結っていてもいなくても似合うからな)」

    ライナー「(よくよく考えれば、サシャはスタイルいいからな…なんでも似合うか)」

    ライナー「(今日でなんか買ってやるのもいいな)」ワクワク
  129. 129 : : 2016/11/03(木) 19:16:18
    サシャ「あ、ライナー!」

    ライナー「(来たか、そう思って振り返る)」

    サシャ「お待たせしました〜」

    ライナー「⁉︎」

    サシャ「?どうしました」

    ライナー「い、いや、なんでもない…それほど待ってないし、な」

    ライナー「(迂闊だった、まさか…ディアンドルとは)」

    ライナー「(髪型も…ハーフアップで来たか)」
  130. 130 : : 2016/11/03(木) 19:22:02
    ライナー「な、なんかいつもと髪型違うな」

    サシャ「ああ、これですか?」

    サシャ「アニがたまにはイメチェンしてみたらと、服もそれに合わせて」

    ライナー「(アニ、俺はお前を誇りに思う)」

    サシャ「変ですか?」

    ライナー「いや全然」キリッ

    ライナー「たまにはそういうのも良いな…似合ってるぞ?」

    サシャ「そうですか!」パァッ

    サシャ「嬉しいです!オシャレした甲斐ありました」

    ライナー「(可愛い)」

    ライナー「そうか、よしっ!出発するか」

    サシャ「はい!」
  131. 131 : : 2016/11/03(木) 19:25:14


    ライナー「だいぶ賑わってるな」

    サシャ「まぁ、休日ですから」

    ライナー「どうする?先に飯にするか?」

    サシャ「うーん、今の時間だと混んでいるでしょうから、少しずらしましょう」

    ライナー「なら、何か行きたいところとかあるか?」

    サシャ「あ、それなら少しすぐそこの公園なんですけれど」

    ライナー「かまわん、行こう」

    サシャ「はい!」
  132. 132 : : 2016/11/03(木) 19:38:38
    ライナー「(公園は子供や、その親で賑わっていた)」

    ライナー「(サシャが公園に入ってすぐ、一人の子供が大きな声で言った)」

    子供「あー!サシャお姉ちゃんだー!」

    ライナー「(すると他の子供達もサシャを見て、嬉しそうな顔をしてこっちに来た)」

    サシャ「お久しぶりですね!皆元気にしてましたか?」

    子供1「うん!」

    子供2「サシャお姉ちゃん!聞いて聞いて!最近ニンジンさん食べれるようになったの!」

    サシャ「おー!偉いじゃないですか」ナデナデ

    子供2「えへへ〜」

    子供3「あー!ずるーい!僕もサシャお姉ちゃんに撫でて欲しい!」

    子供1「ぼ、僕も!」

    子供4「私もされたい〜」

    サシャ「あはは、そんなに慌てずとも皆いい子なら皆撫でてあげますよ!」

    ライナー「随分、好かれてるな」

    サシャ「前に木にオモチャが引っかかってるのを取って以来、こんな感じです」

    子供1「サシャお姉ちゃん、今日きれー!」

    ライナー「⁉︎」

    サシャ「あら」

    子供3「本当だー髪型が違うね!」

    子供2「美人さんだー」

    サシャ「ふふ、ありがとうございます」

    ライナー「(さ、最近の子供は口説くの上手いな…)」

    子供4「…」ジーッ

    ライナー「ん?どうした?」

    子供4「お兄ちゃん、サシャお姉ちゃんの恋人さん?」
  133. 133 : : 2016/11/03(木) 19:44:50
    ライナー「⁉︎」

    子供4「ねーねー、恋人さんなの?」

    ライナー「あ、いや」

    サシャ「違いますよーライナーお兄ちゃんは私の恋人さんじゃあありません」

    子供4「えー?お似合いなのに?」

    ライナー「⁉︎⁈」

    サシャ「あはは、嬉しいこと言いますね〜」

    子供1「ライナーお兄ちゃんデケー!」

    子供2「本当だー!大きい!」

    子供3「乗せて乗せて!」

    サシャ「…だそうですよ?ライナーお兄ちゃん?」

    ライナー「…フッ」

    ライナー「よっしゃ!今の俺は機嫌がいい‼︎全員相手してやる‼︎」

    子供1、2、3「わぁぁい‼︎」
  134. 134 : : 2016/11/03(木) 19:46:05
    サシャ「いいんですか?行かなくて?」

    子供4「うん、今の内にお姉ちゃん独り占め〜」

    サシャ「あらら、賢い子ですね〜」
  135. 135 : : 2016/11/03(木) 20:10:02
    最っ高ですね。もうずっと2人が話してるのを見ていたいです。。可愛すぎます///
  136. 136 : : 2016/11/03(木) 20:31:03
    名無しさんありがとうございます!ライサシャ可愛いですよね(`・ω・´)
  137. 137 : : 2016/11/03(木) 20:36:18
    しばらくして

    ライナー「ぜーっ!ぜーっ!」

    サシャ「お疲れ様でした」

    サシャ「皆楽しかったですか?」

    子供達「楽しかったー!」

    サシャ「それはよかったですねぇ」

    ライナー「(子供って、こんな元気なんだな)」

    サシャ「それでは、お姉ちゃんとお兄ちゃんはもう行きますね」

    子供1「また来てね〜」

    子供3「ライナーお兄ちゃん!楽しかったよ〜」

    子供2「今度からお兄ちゃんも来てくれたら嬉しい!」

    ライナー「ははっ暇だったらな」

    子供4「お姉ちゃん、内緒話!屈んでー」

    サシャ「はいなんですか?」

    子供4「ライナーお兄ちゃんは…サシャお姉ちゃん大好きだと思うよ!だってお姉ちゃんを見る目がとても優しいもん」ヒソヒソ

    サシャ「⁉︎///」

    ライナー「おーいサシャ?どうした?」

    サシャ「い、いいいえ!な、なんでもありません‼︎」

    サシャ「もう、大人をからかっちゃダメですよ?」

    子供4「はーい」

    子供4「(本当なんだけどなぁ)」

    サシャ「それではまた遊びましょうねー!」

    子供達「バイバーイ!」
  138. 138 : : 2016/11/03(木) 20:39:30
    ライナー「さっき、どんな話してたんだ?」

    サシャ「え!ひ、秘密です」

    ライナー「そうか、まぁ深くは聞かないが…」

    ライナー「そろそろ飯にしよう、どこかオススメあるか?」

    サシャ「いっぱいありますよー!えっと、そこの角の食堂とか、安いのにたくさんたべれます!」

    ライナー「ならそこでいいか」
  139. 139 : : 2016/11/03(木) 21:12:12
    食堂

    主人「いらっしゃい!お、お嬢ちゃんまた来てくれたんかい?」

    サシャ「はい!ここのお店美味しいので!」

    主人「はははっ嬉しいね!今日は彼氏も一緒かい?」

    ライナー「な!お、俺は…」

    奥さん「こら!またお客さんにちょっかい出して!…あらサシャちゃんじゃあないの!」

    サシャ「おばさんお久しぶりですー!」

    奥さん「いらっしゃい!今日は友達と来てくれたの?」

    サシャ「はい!」

    ライナー「どうも」ペコリ

    奥さん「あらいい男!うちの旦那とは大違い」

    サシャ「おばさん今日のオススメなんですか?」

    奥さん「今日はそうねぇ、このセットとかがオススメね」

    サシャ「ならそれを二つ!」

    奥さん「はいはい、あんた!Aセット二つ」

    主人「おう」
  140. 140 : : 2016/11/03(木) 21:18:58
    ライナー「(席で料理が来るのを待ちながら、サシャと少し話す)」

    ライナー「常連なのか?」

    サシャ「えへ、まぁ一人で休日を過ごす時は大体」

    ライナー「お前がそんなに通い詰めるってことは、こりゃ期待できそうだ」

    サシャ「本当に美味しいんですよ!ご主人さんもおばさんも気前の良い人で!」

    サシャ「休日は狩りに行くことが多いですけど獲物が多く獲れたらおすそ分けしてるんです」

    ライナー「サシャが自分でとった食料を、なぁ」

    サシャ「一人でも食べきれない時くらいありますよ!それに、ここの人に美味しく調理された方が食材も嬉しいでしょうから」
  141. 141 : : 2016/11/03(木) 21:21:43
    ライナー「?サシャは料理出来るだろ?」

    サシャ「そりゃあ、出来ますよ?でもどうしても家庭料理の味とお店の味には違いがあるので」

    ライナー「そういうもんか」

    サシャ「なんでしたら、今度、何か作りましょうか?」

    ライナー「いいのか?」

    サシャ「はい!」

    ライナー「なら、期待してる」

    サシャ「ふふ、期待に応えられるよう頑張ります」
  142. 142 : : 2016/11/03(木) 21:29:56
    ライナー「(話をしてるうちに料理が来た)」

    ライナー「(サシャがオススメしてただけあって味もボリュームも良い)」

    ライナー「…美味いな」

    サシャ「でしょう?」

    ライナー「(俺が店の料理を褒めると、まるでサシャは自分のことのように喜んだ)」

    ライナー「(にしても)」

    サシャ「ふふ〜美味しいですね〜♪」

    ライナー「(こいつは本当に美味そうに食べるな)」

    ライナー「(きっと、サシャは食材とか命に対する感謝が普通の人よりあるから、こういう顔が出来るんだろうな)」

    ライナー「(訓練場で出る食事、よくサシャが他の人のを食おうとする時があるが…)」

    ライナー「(俺たちは時に、もっと食いたいとか、訓練に疲れれば、こんなもん食えたもんじゃないとすら思う)」

    ライナー「(そんな奴が不味そうに買うよりは、サシャに美味しそうに食われた方が食材も、嬉しいのかもな)」
  143. 143 : : 2016/11/03(木) 21:34:29
    ライナー「(そう思うと、サシャが他の人から飯を取る行為が、なんだろう…悪いことしてるように思えねえな)」

    サシャ「ライナー?」

    ライナー「あ、悪いぼーっとしてた」

    サシャ「大丈夫ですか?」

    ライナー「…まぁ、なんつーか」ナデナデ

    サシャ「わっ」

    ライナー「お前が、美味そうに飯を食べてるのを見るのは…悪くないな」

    サシャ「そ、そうですか///」

    ライナー「さて、食い終わったことだし会計済ませるか」
  144. 144 : : 2016/11/03(木) 21:36:36
    サシャ「でもいいんですか?本当に奢ってもらっちゃって」

    ライナー「ああ、それに女に払わせるのは男がすたるってやつだ」

    サシャ「なら、ごちそうさまでした」

    ライナー「おう」

    サシャ「あ、会計の間、私お手洗い行って来ますね」

    ライナー「分かった」
  145. 145 : : 2016/11/03(木) 21:42:43
    奥さん「ねぇお兄さん」

    ライナー「はい」

    奥さん「…あの子、サシャちゃんは本当にいい子なの」

    ライナー「…そうですね」

    主人「お嬢ちゃん泣かせんなよ?」

    ライナー「な⁉︎で、ですから…」

    奥さん「うふふ、バレバレよ?」

    ライナー「…」

    主人「まぁ、頑張りな!男は度胸だ!」

    奥さん「なぁに言ってんのよ!プロポーズ失敗して、結局私から結婚しよって話になったクセに」

    主人「あー!それ言うなって言ってんだろ!」

    ライナー「あ、あの」

    奥さん「あら、ごめんなさい」クスッ

    奥さん「まぁ、さっきあの人も言ってたけど、頑張りなさい、少し安くしとくからあの子になんかプレゼントでも買ってあげて、ね?」


    ライナー「あ、ありがとうございます」
  146. 146 : : 2016/11/03(木) 21:50:14
    サシャ「お待たせしましたー」

    ライナー「いや、そんな待ってない」

    サシャ「そうですか、それで…どうします?」

    ライナー「もう腹は膨れたし、適当にそこら辺歩くか」

    サシャ「そうですねぇ」

    ライナー「…人多いな」

    サシャ「…そう、ですね」

    ライナー「(食堂に入る前より人が賑わってる…休日だからって多すぎだろ)」

    サシャ「あー…どうしましょう?」

    ライナー「何がだ?」

    サシャ「私は人混みすり抜けるの得意ですけど…ライナーは身体大きいですからね〜」

    ライナー「そうだな」

    サシャ「二人で入ってはぐれない可能性は低いでしょうね」

    ライナー「…な、なら」
















    ライナー「手でも、繋ぐか?」
  147. 147 : : 2016/11/03(木) 21:52:06
    手繋ぎイベきたー(゚∀゚)
  148. 148 : : 2016/11/03(木) 21:53:04
    文学少女さんありがとうございます!
    手繋ぎイベ来ましたw
  149. 149 : : 2016/11/03(木) 21:53:49
    サシャ「え?」

    ライナー「あ、い、嫌ならいいんだ!全然!」

    ライナー「(何言ってんだ俺⁉︎)」

    ライナー「す、すまん変なこと言って!」

    ライナー「(恥ずかしくなり顔を背ける…すると)」















    ギュ…
  150. 150 : : 2016/11/03(木) 21:56:34
    ライナー「…え?」

    サシャ「///」

    ライナー「(待て、状況を整理しよう)」

    ライナー「(俺が顔を背けたらサシャが俺の手を握って来た)」

    ライナー「…⁉︎」

    サシャ「は、はぐれてしまっては元も子もないので…」

    サシャ「今繋ぐべきだと…判断しました///」
  151. 151 : : 2016/11/03(木) 21:56:53
    もうホントね、初々しい男女が手繋ぐシチュエーションつくるのって難しいよね←交際経験無し
  152. 152 : : 2016/11/03(木) 21:57:54
    文学少女さんありがとうございます
    真面目にこのイベント発生させるの大変ですw
  153. 153 : : 2016/11/03(木) 22:02:12
    ライナー「(いつか聞いたことあるような言い回しで俺の左手を握るサシャ)」

    ライナー「(手、小さいな指、細え)」

    ライナー「(というより、ナニコレ?)」

    ライナー「(サシャ耳まで真っ赤にしながら握って来るんですけど)」

    ライナー「(なにこの可愛い生き物)」

    ライナー「そ、そうか、なら…仕方ないな」

    サシャ「そうです、仕方ないです」

    ライナー「は、ははは///」

    サシャ「あはは…///」

    ライナー「い、行くか」

    サシャ「そ、そうですね、行きましょう」
  154. 154 : : 2016/11/03(木) 22:07:30
    ライナー「(それから、恥ずかしさからか、互いに言葉少ないのが続いたが)」

    ライナー「(しばらくすると慣れて来て普通に会話をしていた)」

    ライナー「(今の俺らは、他の人が見たら…恋人に見えるだろうか?)」

    ライナー「(…他の、人)」

    ライナー「クリスタとユミルは今日、街に行くとか言ってたか?」

    サシャ「?いえ、今日は買うものもないから寮で休むと」

    サシャ「エレンとミカサも今日は自主練、アルミンはそれに付き合うそうで」

    サシャ「ミーナ、はコニーと一緒で補習らしいですよ」
  155. 155 : : 2016/11/03(木) 22:10:58
    ライナー「そうか」ホッ

    サシャ「⁇」

    ライナー「気にしなくていいさただ、ユミルとかに見つかると…前みたいになるからな」

    サシャ「…ああ、納得です」

    サシャ「あの時は大変でしたよ」

    サシャ「ミーナとかクリスタ、ユミルもなんで女の子ってああいった話が好きなんでしょう?」

    ライナー「さあな?男の俺にはさっぱりだ」
  156. 156 : : 2016/11/03(木) 22:22:19
    サシャ「男の子はこういう話しないんですか?」

    ライナー「…好きな女の話より、誰々って綺麗だよなーみたいな、女子の誰が一番かみたいなのはあるな」

    サシャ「そうなんですか!クリスタとか人気高そうですね」

    ライナー「お目が高い、クリスタはぶっちぎりだ」

    ライナー「ジャンに気を使ってかミカサは控えめだが根強い人気がある」

    サシャ「ほうほう」

    ライナー「あとユミルは美人なのにクリスタの番犬なのがすげえもったいない、とかな」

    サシャ「優しいですよ?」

    ライナー「俺は知ってるさ、ただ、知らない奴が多いのさ」

    サシャ「それはもったいないですね〜」
  157. 157 : : 2016/11/03(木) 22:25:08
    サシャ「アニは?」

    ライナー「あいつもおっかないが美人と言う奴は多い」

    サシャ「アニも優しいですよ」

    ライナー「だな、皆結構顔だけのミーハーなんだよ」

    ライナー「俺は違うけどな、お・れ・は違うけどな」

    サシャ「なんで二回言ってるんです?」クスッ

    ライナー「大事なことだからだ」
  158. 158 : : 2016/11/03(木) 22:29:46
    サシャ「なるほど、大事なことなら繰り返し言わないとですね」

    ライナー「ああ」

    ライナー「サシャも人気だ」

    サシャ「え?私ですか?」

    ライナー「顔、スタイル、男女分け隔てなく接する性格」

    ライナー「クリスタ並みの条件が揃ってる」

    サシャ「は、はぁそうなんですか?」

    ライナー「案外照れないんだな」

    サシャ「…好きな人に好かれれば、それが一番ですよ」
  159. 159 : : 2016/11/03(木) 22:33:07
    ライナー「…そうだな」

    ライナー「(サシャが一途な子で安心した…好きな人いるのか?…やめとこう、考えただけでヘコむ)」

    サシャ「…あ」

    ライナー「?なんだ?」

    サシャ「あ、いえ!なんでもないです」

    ライナー「(確か、あっちの方見てたよな?…ショーウィンドウ?)」

    ライナー「(…ああ、なるほど)」

    ライナー「…少し休憩するか」
  160. 160 : : 2016/11/03(木) 22:36:25
    ライナー「(そう提案して、さっき来た公園とは別の公園に来た)」

    ライナー「ほら、歩き疲れたろ?ベンチ座ってろ」

    サシャ「ありがとうございます」

    ライナー「…そういやさっき、屋台あったな」

    サシャ「え!そうなんですか?」

    ライナー「ああ…せっかくだし、俺今からちょっくら買ってくる」

    サシャ「あ、なら私も…」

    ライナー「無理すんな、休んでろ」

    サシャ「は、はぁ」

    ライナー「じゃ、行ってくる」
  161. 161 : : 2016/11/03(木) 22:38:03
    ライナーが男前すぎる///ライサシャお似合いなんだなぁ
  162. 162 : : 2016/11/03(木) 22:38:58
    名無しさんありがとうございます!ライナーは皆の兄貴ですから(=´∀`)
  163. 163 : : 2016/11/03(木) 22:39:06
    ライサシャは味シリーズしか読んだことなかったから本当に嬉しい
  164. 164 : : 2016/11/03(木) 22:41:25
    文学少女さんありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいですヽ(´▽`)/
    味シリーズいいですよね!
  165. 165 : : 2016/11/03(木) 22:43:34
    15分後

    ライナー「すまん!思ったより人が多くて遅れた」

    サシャ「いえ、お気になさらず」

    ライナー「ほらこれ、さっき言った屋台で買って来た」

    サシャ「わぁ…!すごく甘い匂いです!」

    ライナー「なんか、シュー、クリーム?とか言うらしい」

    サシャ「た、高かったんじゃ?」

    ライナー「平気だ、こう見えて懐は暖めてるからな」

    サシャ「…ってこれ、一個だけでライナーの分ないじゃないですか!」
  166. 166 : : 2016/11/03(木) 22:49:08
    ライナー「ああ、気にするな」

    サシャ「いや、流石に…そうだ!」

    サシャ「こうやって…クリームをこぼさないように…はい!」

    ライナー「(そう言ってサシャは半分にしたことで少し不恰好になったシュークリームを俺に手渡す)」

    サシャ「半分、どうぞ…」

    ライナー「…半、分?」

    ライナー「…ノッてみたが本当に半分だな」

    サシャ「はい」

    ライナー「いいのか?」

    サシャ「ライナーのお金で買ったんですから」

    ライナー「お前のだぞ?」

    サシャ「私のなら、なおさら私の好きなように食べていいでしょう?」

    サシャ「私はライナーと半分こしたいです」

    ライナー「なら、ありがたくいただこう」
  167. 167 : : 2016/11/03(木) 22:52:45
    ライナー「(俺もベンチに、サシャの横に座りシュークリームを口に運ぶ)」

    サシャ「美味しいです‼︎」

    ライナー「確かに、これは美味いな」

    サシャ「ん〜!幸せです〜!」

    サシャ「半分こして良かったでしょう?」

    ライナー「ああ」

    ライナー「…そういや、もう一つあるんだ」

    サシャ「?なんです?」

    ライナー「生憎、食べ物じゃないが…ほらよ」
  168. 168 : : 2016/11/03(木) 22:55:51
    ライナー「(そう言ってサシャにさっき買った店の袋ごと渡す)」

    ライナー「ラッピングする時間が惜しくてそのままで悪いが…貰ってくれるか?」

    サシャ「えっと、見てもいいですか?」

    ライナー「もちろんだ」

    ライナー「(サシャが袋から買った物を取り出した)」

    サシャ「え…これ」
  169. 169 : : 2016/11/03(木) 23:07:04
    ライナー「さっき、ショーウィンドウ見て、もしかしてと…思ってな」

    ライナー「(小さなプレートに花が彫られたペンダント、そのプレートの隅にはさらに小さな青い石が埋まってた)」

    サシャ「な、なんで?」

    ライナー「ん?欲しかったんじゃないのか?」

    サシャ「いや、そうではなく…」

    サシャ「というより!これは本当に高かったでしょう⁉︎」

    ライナー「まぁ、な」

    サシャ「もらえませんよ!流石に悪いですって‼︎」

    ライナー「悪い訳ないだろう?」
  170. 170 : : 2016/11/03(木) 23:15:45
    ライナー「いいかサシャ」

    サシャ「え?あ、はい」

    ライナー「これは、俺がお前にあげたかったんだ」

    ライナー「お前に似合うと思って、つけて欲しくて、俺が買ったんだ」

    サシャ「…」

    ライナー「貰って、くれないか?」

    サシャ「…ズルいですよ」

    ライナー「ズルくて結構」

    サシャ「その、ありがとうございますライナー」

    サシャ「…大切にします」

    ライナー「(もう夕焼けの時間だ、その夕焼けにサシャが照らされる)」

    ライナー「(俺があげたペンダントを嬉しそうに笑って握りしめるサシャ)」

    ライナー「(月明かりの時もそうだが…)」

    ライナー「(自然の明かりでここまで綺麗に見える女、お前だけだよサシャ)」

    ライナー「(自然に愛されてるからなのかもな)」
  171. 171 : : 2016/11/03(木) 23:19:06
    ライナー「せっかくだし、今つけてくれないか?」

    サシャ「えっと、じゃあ」

    ライナー「(そう言ってサシャがペンダントをつける)」

    ライナー「うん、やっぱ似合ってるな」

    サシャ「えへ、そうですか?」

    ライナー「ああ」

    サシャ「…ただその、ライナー」

    ライナー「ん?」

    サシャ「このペンダントに彫ってある花と石、何か分かって買ったんですか?」

    ライナー「?なんか特別な奴なのか?」
  172. 172 : : 2016/11/03(木) 23:24:00
    幸せすぎてしねる…
  173. 173 : : 2016/11/03(木) 23:25:24
    名無しさんありがとうございます
    そう言ってもらえると作者が喜びますヽ(´▽`)/
  174. 174 : : 2016/11/03(木) 23:26:16
    サシャ「…でしょうね」はぁ

    ライナー「な、なんだよ?」

    サシャ「この石はラピスラズリ、このお花は…マーガレットです」

    ライナー「へぇ、詳しいんだな」

    ライナー「それで?」

    サシャ「え?」

    ライナー「なんか意味があるんだろ?どういう意味なんだよ?」

    サシャ「あ、あぅ…それは、その///」

    ライナー「?」

    サシャ「じ、自分で調べてください!」

    ライナー「えー…」

    サシャ「ほ、ほらもう帰りましょう?」

    ライナー「…しょうがねえな、帰るか」
  175. 175 : : 2016/11/03(木) 23:28:47
    サシャ「はい、そうしましょう…あのライナー」

    ライナー「?」

    サシャ「その、自分のポケットに手を突っ込んでくれませんか?」

    ライナー「?こうか?」

    ライナー「(サシャに言われた通りに手を上着のポケットに突っ込む)」

    ライナー「それで?どうするんだ?」

    サシャ「…」













    ふわっ
  176. 176 : : 2016/11/03(木) 23:31:42
    ライナー「(…)」

    サシャ「///」

    ライナー「(待て、状況を整理しよう)」二回目

    ライナー「(俺がポケットに手を突っ込んだことにより腕が自然と曲がり)」

    ライナー「(そうして出来た隙間にサシャが腕を通した)」

    ライナー「(えっとだから…いま現在俺とサシャは腕を組んでいるみたいな状況?なのか⁇)」

    ライナー「…⁉︎⁈」
  177. 177 : : 2016/11/03(木) 23:34:13
    ライナー「あ、あの…サシャさん?」

    サシャ「…人は少なくなりましたが、今度は寒くなってしまったので…」

    サシャ「また風邪をひいては元も子もないので」

    サシャ「今腕を組むべきだと判断…しました///」

    ライナー「…」













    ライナー「(結婚しよ///)」
  178. 178 : : 2016/11/03(木) 23:41:29
    ライナー「(その後、俺とサシャはそのままの状態で訓練場まで歩いた)」

    ライナー「(…サシャ、あったけえな)」

    ライナー「(サシャの心臓の音が腕越しに伝わる…)」

    ライナー「(…俺もだけど、サシャもドキドキしてくれてるのか、動悸が早い気がした)」

    ライナー「…そろそろ、訓練場に着くな」

    サシャ「…そうですね」

    ライナー「(腕をそろそろ離した方がいいことを伝えようとするが、サシャは言わなくても分かってくれたようだ)」

    サシャ「…」

    ギュウ…

    ライナー「⁉︎サ、サシャ?」

    サシャ「…」

    ライナー「(サシャは、一度強く強く、俺の腕に抱きつくと、スッと離れた)」

    サシャ「えっと///」

    ライナー「お、おう」

    サシャ「今日は楽しかったです」

    ライナー「そうか」

    サシャ「ありがとうございました」

    ライナー「なに、俺も楽しかった」

    ライナー「ただ、お礼なら」

    サシャ「?」

    ライナー「前みたいに故郷の言葉がいいな」

    サシャ「…お、おおきに」

    ライナー「…ああ」
  179. 179 : : 2016/11/03(木) 23:47:29
    ライナー「(その後、夕食を済ませ、風呂に入る)」

    ライナー「(…今日、月は…出てるな)」

    ライナー「(今夜もサシャと話せると思うと…顔がニヤつく)」

    ライナー「(そういや、シュークリーム買った時にアニの土産も買ったが…いつ渡すか)」

    ライナー「(やっぱり直接がいいよな?サシャに見つかったら大変だからこっそりと…うん、それがいい)」

    ライナー「(…今思えば、今回、サシャと一度は疎遠になっちまったとはいえ、俺の嫉妬の原因て、クリスタ達の会話だよな)」

    ライナー「(その後、アニが手伝ってくれたとはいえ…やっぱりキューピッドがクリスタとは)」

    ライナー「(クリスタ恐るべし)」
  180. 180 : : 2016/11/03(木) 23:58:43
    ライナー「(アニもキューピッドっちゃキューピッドなんだけどな…どうしよう弓矢がマジで凶器になりそう)」

    ライナー「(そもそも、わざわざ矢なんか飛ばさず男を蹴り飛ばして物理的な距離を縮めようとしそうだな)」

    ライナー「(…そろそろ行くか)」



    ライナー「(湖に行くとやっぱりサシャがいた)」

    ライナー「よう」

    サシャ「あ、ライナー、こんばんは」

    ライナー「まだお祈りしてないのか?」

    サシャ「はい、来たばかりです」

    ライナー「なら、いつも通り、俺は見てるとしよう」

    ライナー「(そして、サシャは祈りを捧げ始める今日、自分の血となり、肉となってくれた命達に)」

    ライナー「(お祈りが済んだらしくサシャは目を開ける)」

    サシャ「今日は何を描きましようかねぇ?」

    ライナー「いつもなに描いてるんだ?」

    サシャ「木とか、月、食べ物、あと104期の皆です!」

    ライナー「そうか」

    サシャ「うーん、よし」

    ライナー「(そう言ってサシャはまた牙の首飾りで何か描き始める)」

    ライナー「(水に描いてるからすぐ消えちまうが、これは…)」

    ライナー「花、か?」

    サシャ「分かりました?」

    ライナー「まあ、な」

    サシャ「今日ライナーから貰ったペンダントのお花です」

    ライナー「あー…マーガレット、だっけ?」
  181. 181 : : 2016/11/04(金) 00:08:42
    サシャ「はい!」

    ライナー「結局、意味教えて貰ってないけどな」

    サシャ「で、ですからそれは自分で調べてください…」

    ライナー「まあそうなんだけどよ…でもよ」

    サシャ「?」

    ライナー「自分で言えない程恥ずかしい事なのに…調べていいのか?」

    サシャ「あ⁉︎」

    サシャ「や、やっぱり調べちゃダメです‼︎絶対ダメです‼︎」

    ライナー「…人はダメと言われるもの程したくなる」

    サシャ「ライナァァァア‼︎///」

    ライナー「ははっ冗談だ、からかって悪かった」ナデナデ

    サシャ「な!//」

    サシャ「…な、撫でられた程度で、機嫌を直す程、私は子供じゃ…」

    ライナー「じゃあ、やめるか?」ナデナデ

    サシャ「…やです」
  182. 182 : : 2016/11/04(金) 00:15:54
    サシャ「もう少しだけ、お願いします」

    ライナー「…お安い御用だ」ナデナデ

    ライナー「…そういや、サシャの村の風習で踊る日っていつだ?」

    サシャ「?言ってなかったですか?」

    ライナー「ああ」

    サシャ「十日後です」

    ライナー「そうか、メンバー決めたか?」

    サシャ「教官から許可は得たのですが…まだ」

    ライナー「俺とアニだけか」

    サシャ「一応、アニもいるならミーナ、ライナーもいるならベルトルトを呼ぼうかと」

    ライナー「ふむふむ」

    サシャ「ミカサを誘うとエレン、アルミンも来ますね、クリスタならユミルも」

    サシャ「ジャンとマルコも一緒でしょうねぇコニーは皆誘うなら誘っておかないといじけちゃいますかね」

    ライナー「だな」
  183. 183 : : 2016/11/04(金) 00:20:08
    サシャ「結局、皆勢揃いですね」

    ライナー「みたいだな」

    サシャ「…明日から、声をかけて見ましょうか」

    ライナー「俺もかけておこう」

    サシャ「あ、の…ライナー」

    ライナー「なんだ?」

    サシャ「…衣装見ても、笑わないでくださいね?」

    ライナー「衣装?舞のか?」

    サシャ「はい」

    ライナー「笑うわけないだろう?サシャの故郷の大切な行事の衣装なんだから」
  184. 184 : : 2016/11/04(金) 00:25:10
    サシャ「なら、いいんですけど…」

    ライナー「前にも言ったろ?堂々としてればいいのさ」

    サシャ「そういうものですか」

    ライナー「そういうもんだ」

    サシャ「分かりました、頑張ります」

    ライナー「頑張れ」

    サシャ「…ライナー」

    ライナー「ん?」

    サシャ「舞が終わったら、もう一つの風習に…付き合ってもらえませんか?」

    ライナー「別に構わないが…」

    サシャ「これはライナーにしか頼めないので、他の人は呼んじゃダメです」

    ライナー「そ、そうか、分かった」
  185. 185 : : 2016/11/04(金) 00:28:12
    サシャ「…そろそろ帰りましょうか」

    ライナー「そうだな」

    ライナー「(女子寮までサシャを送り、俺は自分の寮に帰る)」

    ライナー「(…舞の衣装、か)」

    ライナー「(楽しみだ)」
  186. 186 : : 2016/11/04(金) 00:28:35
    あああもう!結婚しろ///
    サシャスキーさん、萌えをありがとうございます 涙
  187. 187 : : 2016/11/04(金) 00:30:53
    サシャ「は、はぐれてしまっては元も子もないので…」

    サシャ「今繋ぐべきだと…判断しました///」


    このssの中で最も萌えたwこのセリフ回しヤバい


    作者お前天才だよ(涙)
  188. 188 : : 2016/11/04(金) 00:37:14
    無名@カバネリZetuさんお気に入り登録ありがとうございます

    名無しさんありがとうございます!
    サシャは萌え要素たっぷりですw

    文学少女さんありがとうございます‼︎
    天才⁉︎いえいえσ(^_^;)私はただのサシャ好きです
  189. 189 : : 2016/11/04(金) 07:04:50
    ライナー「(楽しみにしていた十日後は思ってたよりすぐに来た)」

    ライナー「(今日のお昼にサシャの村からいくつかの道具が届けられ、夜に皆で湖に行って…サシャが舞う)」

    ライナー「(俺は昼の道具運びを手伝う事にした)」

    ライナー「(もしかしたら、またサシャの同郷の人が来るかもしれないからな)」

    サシャ「そろそろ来るはずです」

    ジャン「ったく、なんで俺らも手伝わなきゃ…」

    マルコ「いいじゃないか、サシャの村の風習に付き合うくらい」
  190. 190 : : 2016/11/04(金) 07:11:13
    クリスタ「サシャの舞子衣装かぁ…!楽しみだなぁ」

    ユミル「馬子にも衣装だったりするかもしれんがな」

    クリスタ「もうっ、またそういう事言う!」

    ミーナ「あ、あれじゃない?」

    ライナー「(そう言ってミーナが指差した方向にはこちらに向かって来る馬車が一台)」

    サシャ「おー!アレですアレ!」

    サシャ「では私はちょっと話して来るので皆さんここで待ってて下さい」

    ジャン「あ?なんでだよ?ここでも話せるだろ?」

    サシャ「こ・こ・で!待ってて下さい」

    ジャン「お、おう」
  191. 191 : : 2016/11/04(金) 07:36:33
    ライナー「(ここで待つように言うサシャは馬車の方に走り出した)」

    ライナー「(おそらく、同郷の人と話す時に故郷の言葉が出ちまうからだろうな)」

    ライナー「(サシャが馬車の前に立つと馬車が止まり、中から男の人が出て来る)」

    クリスタ「あー!」

    ミーナ「え?な、なに?」

    クリスタ「あの人、あの時サシャと一緒にいた人だ」

    ライナー「(なに⁈)」
  192. 192 : : 2016/11/04(金) 07:39:47
    ライナー「(サシャも男の人も互いに会えたのを喜んでいるようだ)」

    ライナー「(頼むから…俺の目の前で抱き合ってくれるなよ)」

    ライナー「(すると、さっそく男の人はサシャに抱きつこうとした…が)」

    ライナー「(サシャはそれをやんわりと断ったらしい、男の人が腕を下ろした)」

    ライナー「(セ、セーフ!)」
  193. 193 : : 2016/11/04(金) 07:46:40
    ライナー「ん?なんか会話盛り上がってるな」

    ユミル「みたいだな」

    クリスタ「なんの話してるのかな?」

    ジャン「なんかこっちをサシャが指差してんな」

    マルコ「男の人がなんか驚いてるね」

    ミーナ「あ、こっち来た」

    ライナー「(サシャがなんか止めてるようだが、男の人はこちらにズカズカと歩いて来る)」

    ライナー「(そして、俺の前で足を止めた)」

    サシャの同郷(以下同郷さん)「はじめまして、サシャの同郷のもんや」

    ライナー「は、はぁ、はじめまして、サシャの同期です」

    同郷さん「ふーん」ジロジロ

    ライナー「(その人は俺たちを、というより主に俺を値踏みするようにジロジロと見る)」

    ユミル「なにか?」

    同郷さん「ああいや、なるほどなぁと」

    ライナー「はい?」
  194. 194 : : 2016/11/04(金) 07:56:32
    同郷さん「あはは!こっちの話や気にせんとき!」

    ジャン「気にすんなと言われても…」

    同郷さん「まぁ、なんや…サシャが随分と楽しそうにあんたらの話するからなぁ」

    同郷さん「気になったんよ、でも安心したわ」

    クリスタ「?」

    同郷さん「あんたらなら大丈夫そうやな」

    ライナー「(あんたら、という割には俺しか見てない気が…)」

    サシャ「ちょっとー!」

    ライナー「(話をしてる間にサシャが走ってこっちに来ると男の人の肩を掴む)」

    サシャ「な、何を勝手な事しちょr…してるんですか⁉︎」

    同郷さん「あはは、すまんすまん」

    サシャ「ええかr…いいから!馬車をこっちまで引いて来て下さい!ね!」

    同郷さん「はいはい、相変わらず、サシャは子供やなぁ」

    サシャ「…あんたの、あんたの方が年下やろがぁぁああ‼︎」

    ユミル「あ、サシャの素が出た」

    サシャ「はっ!」

    同郷さん「…」ニヤニヤ

    サシャ「っ!」フルフル

    サシャ「早よ行かんかー‼︎」

    同郷さん「おお、怖い怖い」
  195. 195 : : 2016/11/04(金) 07:58:59
    サシャ「はぁっ、はぁっ」

    ユミル「…あんたの方が年下やろが」ボソッ

    サシャ「⁉︎」

    ユミル「早よ行かんか」ボソッ

    サシャ「〜っ!///」

    サシャ「うわーんクリスター!ユミルがいじめます〜!」

    クリスタ「あはは、よしよし」
  196. 196 : : 2016/11/04(金) 08:04:55
    ライナー「(…クリスタ、そこ変わってくれ)」

    ライナー「(…前ならサシャ変わってくれ、だったかもなぁ)」

    ライナー「(とりあえず、その後、馬車から荷物を下ろし、倉庫に運び出した)」

    ライナー「(その間、やたらとサシャの同郷が俺を見て来たんだが…一体なんなんだ?)」

    ミーナ「終わったぁ」

    同郷さん「はは、お疲れさん!」

    サシャ「後は、なんとかなります」

    同郷さん「そか、なら俺はもう帰るわ、元気でな」

    サシャ「…ん、おおきに」

    同郷さん「ククッ、ツンデレってやつか?」

    サシャ「うっさいわ、早よ帰れ…あんたも元気でな」

    同郷さん「おう」
  197. 197 : : 2016/11/04(金) 08:08:22
    同郷さん「ああ、だけど最後に…おーいあんた!」

    ライナー「お、俺?」

    同郷さん「ちょいと内緒話しよーや」

    ライナー「はぁ」

    同郷さん「…言っとくけど」ヒソヒソ

    ライナー「?」

    同郷さん「サシャは…サシャの親父さんは手強いから、頑張りや」ヒソヒソ

    ライナー「⁉︎」

    同郷さん「ははっそいじゃ帰るわ!またな〜」

    サシャ「…全く」手を振る
  198. 198 : : 2016/11/04(金) 12:22:23
    サシャ「ライナー、何か余計なこと言われたりしませんでしたか?」

    ライナー「あ、ああ」

    サシャ「ならいいですけど…」

    ジャン「ほら、無駄話しないでとっとと休もうぜ?」

    サシャ「あ、そうですね」

    サシャ「皆さん、手伝ってくれてありがとうございました」ペコリ

    クリスタ「ふふ、どういたしまして」

    ユミル「借りはいつか返せよ〜」

    サシャ「はいはい、今度なんか手料理でも振舞いましょう」
  199. 199 : : 2016/11/04(金) 12:24:22
    サシャのお父さん、イケメンよねw この話終わってほしくない〜!
  200. 200 : : 2016/11/04(金) 12:27:13
    名無しさんありがとうございます!サシャのお父さんはカッコいいですよね(*´ω`*)
    終わって欲しくないなんて…!。゚(゚´ω`゚)゚。とても嬉しいです!しかし、出来る限りハッピーエンド目指して完結させたいと思います
  201. 201 : : 2016/11/04(金) 12:30:31
    ライナー「(その後、少し遅めの昼食をとり、夜まで各自、好きなように過ごすこととなった)」

    サシャ「はー、今更ながら緊張して来ました」

    ライナー「ははっまぁ、そんな気を張り詰めなくていいだろう…気楽に行け、気楽に」

    サシャ「そうですねぇ、ここまで来たら引き返せませんし…」

    サシャ「覚悟を決めるしかなさそうですね」
  202. 202 : : 2016/11/04(金) 12:34:50
    ライナー「おう」

    サシャ「…ライナー」

    ライナー「?なんだ?」

    サシャ「…知りたい、ですか?」

    サシャ「ラピスラズリとマーガレットの意味」

    ライナー「?聞いていいのか?」

    サシャ「なんかもう、あとから知った方が恥ずかしいという事に気付きました」

    ライナー「教えてくれるのなら、教えて欲しいな」

    サシャ「そうですか…ならまずラピスラズリから」

    サシャ「ラピスラズリは…」














    サシャ「愛、永遠の誓いという意味があります」
  203. 203 : : 2016/11/04(金) 12:35:56
    ライナー「は⁉︎」

    サシャ「それで、マーガレットは…」

















    サシャ「心に秘めた恋」
  204. 204 : : 2016/11/04(金) 12:42:57
    ライナー「〜っ⁉︎⁈」

    サシャ「///」

    サシャ「ほ、ほら!恥ずかしいでしょう⁉︎だから言いたくなかったんです///」

    サシャ「あ、あまり誤解されたくないなら…ああいうのは考えて渡した方が…」

    ライナー「…」

    サシャ「?ライナー?」

    ライナー「…サシャ」

    サシャ「え?ど、どうしたんです?」

    ライナー「(俺の雰囲気の違いを感じたのか後ろに下がっていくサシャ)」

    サシャ「ちょ、ちょっと?ライナー?」

    サシャ「…あ」

    ライナー「(もうサシャの後ろは壁、俺はサシャの両側に腕をついて退路を断つ)」
  205. 205 : : 2016/11/04(金) 13:18:31
    ひいぃ!ニヤニヤする!
  206. 206 : : 2016/11/04(金) 16:07:22
    名無しさんありがとうございます!
    2828してくださって嬉しいですw
  207. 207 : : 2016/11/04(金) 16:16:34
    サシャ「ラ、ライナー⁉︎ち、近…!」

    ライナー「…おい、サシャ」

    サシャ「は、はい」

    ライナー「…俺は、」

    サシャ「…」

    ライナー「俺は、お前になら誤解さr…」

    コニー「おーい!ライナー‼︎」

    サシャライナー「⁉︎」ばっと離れる

    コニー「こんなとこいたのかよ…何してんだ?」

    ライナー「ち、ちょっと運動を、だな」腕立て中

    サシャ「ラ、ライナーに誘われまして」腹筋中

    コニー「身体鍛えることはいいことだな!」

    ライナー「そ、そうだな…はは」
  208. 208 : : 2016/11/04(金) 16:20:51
    ライナー「(今俺…何を言おうとしてた?)」

    ライナー「(いくらサシャが俺の思いに気付いてないからといって…壁ドンして告白とか急ぎ過ぎだろ⁉︎)」

    ライナー「(サ、サシャは…)」チラッ

    サシャ「///」

    ライナー「(ああもう!真っ赤になってるじゃないか!)」

    ライナー「(可愛い!じゃなくて!申し訳ない‼︎)」

    ライナー「(後で、詫びとこう)」
  209. 209 : : 2016/11/04(金) 16:23:46
    ライナー「それでコニー、なんの用だ?」

    コニー「ああ、いや…教官が呼んでるから伝えに来た!」

    ライナー「そうか、ありがとな」

    コニー「おう!」

    ライナー「っつーわけでサシャ、俺はもう行くな」

    サシャ「…コニー先に行ってて下さい」

    コニー「分かった!」
  210. 210 : : 2016/11/04(金) 16:41:34
    サシャかわええええええ
  211. 211 : : 2016/11/04(金) 16:41:57
    サシャかわいすぎw
    作者文章力ありすぎww
    今後の展開に期待・・・!
  212. 212 : : 2016/11/04(金) 16:45:36
    ⬆だよね(oゝД・)b!期待してます!
  213. 213 : : 2016/11/04(金) 16:54:27
    ライサシャに飢えてたので本気で生き返った…。ありがとうありがとう。
  214. 214 : : 2016/11/04(金) 17:41:23
    wow…( ゚д゚)見てない間に嬉し過ぎるコメントが…。゚(゚´ω`゚)゚。一つづつ返信します!
    210名無しさんありがとうございます!
    サシャは可愛いですよね(*´ω`*)

    211名無しさんありがとうございます!
    文章力なんて…!作者が母のお腹に置いてきた物ですw

    心の充電器さんいつもありがとうございます!
    期待に応えられるよう頑張ります‼︎(つД`)ノ

    213名無しさんありがとうございます!
    生き返ってもらえてよかったです!
  215. 215 : : 2016/11/04(金) 17:44:52
    ライナー「え?サシャ?」

    サシャ「すぐにすみます…屈んでもらっても?」

    ライナー「あ、ああ」

    ライナー「(俺が屈むとサシャは俺の肩に手を置き、顔を俺の耳に近づけると…)」

    サシャ「…ライナー」ボソッ

















    サシャ「…さっきの続き、夜の舞が終わった後、聞いてもいいですか?」

    ライナー「(真っ白になった思考で、俺は頭を縦に振った)」
  216. 216 : : 2016/11/04(金) 17:50:44
    そして夜-湖

    クリスタ「すごい!こんなところあったんだ!」

    ユミル「へぇ、いい場所だな」

    ミーナ「ほらアニ見て見て!すごくキレーだよ?」

    アニ「そうだね」

    エレン「お前行かなくていいのか?」

    ミカサ「エレンと見れれば十分」

    ジャン「くそぉ…」

    アルミン「まぁまぁ…」

    マルコ「どおどお…」

    ミカサ「…でも、皆とも見てくる」

    エレン「おう、仲良くしてろよ?」

    ミカサ「うん」

    コニー「魚とかいんのかな?」

    ライナー「(夜になり、俺は皆を先に湖に案内した)」

    ライナー「(サシャは衣装をきてからこっちに来るらしい)」
  217. 217 : : 2016/11/04(金) 17:57:14
    ライナー「(最初は俺やクリスタが付いて行こうと思ったが、俺は男だしそもそもサシャが…)」

    〜〜〜〜〜〜

    サシャ「こ、心の準備もありますので」

    〜〜〜〜〜〜

    ライナー「(そう言って、他の奴にも見せるのを嫌がったので、皆に同時にお披露目という形になった)」

    ライナー「(どんな衣装なんだろうか?)」

    ライナー「(不思議な模様の布を繋ぎ合せたいかにも民族衣装って感じの奴か?)」

    ライナー「(それとも、サシャの村に伝わる装飾をたくさんつけた感じの奴か?)」

    ライナー「(まぁ、あいつならどれでも似合うだろうな)」

    ベルトルト「…ライナー」ボソッ

    アニ「(…全く、どうしてこうもでかい男二人して世話がやけるのか)」
  218. 218 : : 2016/11/04(金) 17:59:39
    ライナー「…そろそろ来るだろうか?」

    クリスタ「サシャの衣装どんなのかな?」

    ジャン「期待するだけ無駄じゃねぇか?どんなに着飾っても芋女だぞ?」

    ミカサ「ジャン、サシャはれっきとした女の子」

    ミーナ「そうだよ!サシャの私服だって可愛いんだからね!」
  219. 219 : : 2016/11/04(金) 19:39:07
    ジャン「うっ…悪かったよ」

    コニー「でも、期待し過ぎてもサシャに悪いんじゃねぇか?」

    アルミン「それもそうだね」

    ユミル「でも気にはなるよな?」

    ライナー「まぁ、そんな急かさなくてもすぐに来r…」

    サシャ「お、お待たせしました」

    ライナー「ほら、噂をすれば…」

    ライナー「…サ、シャか?」

    サシャ「あ、うぅ///」
  220. 220 : : 2016/11/04(金) 20:40:59
    ライナー「(一瞬、本当に女神が来たと思った)」

    ライナー「(サシャの衣装は純白の、ノースリーブのロングのワンピースみたいな感じで)」

    ライナー「(肩口から赤い紐で繋げた付け袖がサシャが歩く度にフワリと揺れる)」

    ライナー「(サシャの髪型はいつも通りだったが、いつもの髪紐じゃなくて鈴のついたリボンみてえな赤い髪紐)」

    ライナー「(サシャのポニーテールが揺れるとりぃん、りぃんと鈴の音が湖に響く)」

    ライナー「(皆が、言葉を失う…それほどまでに今のサシャはこの世のものと思えないような美しさで)」

    サシャ「や、やっぱり…似合いませんよねぇ///」

    ライナー「(それでも、似合わないと照れたサシャの顔はこれ以上ないくらいに人間臭い、思わず緊張が解けるほど)」
  221. 221 : : 2016/11/04(金) 20:44:36
    分かり辛い人の為に衣装解説です(・・;)
    サシャの衣装は白いワンピースに巫女服みたいな袖を赤い紐で繋げたデザインです
    髪には袖の紐とお揃いの色の紙紐に鈴をつけています
    あと裸足です
  222. 222 : : 2016/11/04(金) 20:50:08
    ライナー「…綺麗だ」

    サシャ「え?」

    ライナー「(するりとそんな言葉が出る)」

    クリスタ「うん…うん!すごく綺麗だよサシャ!」

    ミーナ「一瞬、どこのお姫様かと思ったわよ?」

    サシャ「そ、そんな…///」

    アルミン「素敵な衣装だよサシャ!」

    コニー「おう!俺もそう思った!」

    ジャン「(…芋女の癖に///)」

    ライナー「(俺の言葉を皮切りに皆、思い思いの言葉でサシャを褒める)」

    ライナー「(皆から綺麗だと、素敵だと言われ、サシャはもう、それはそれは真っ赤な顔だ)」
  223. 223 : : 2016/11/04(金) 20:54:53
    サシャ「あ、ありがとうございます///」

    ミカサ「とても、よく似合ってる、綺麗」

    サシャ「えへへ」

    ライナー「(…本当、綺麗だ)」

    ライナー「(だが、皆は知らないんだ)」

    ライナー「(サシャは、そんな衣装も、普段の私服も、訓練服だって似合う)」

    ライナー「(どんな服着せたって美人なんて、サシャくらいなもんだ)」

    ライナー「(…まあ、それに気づいてるのは俺だけでいいんだけどな?)」
  224. 224 : : 2016/11/04(金) 20:59:24
    ライナー「(サシャが皆に褒められて嬉しさからかクルクルとその場を回った)」

    ライナー「(…ん?)」

    男子一同(エレン以外)「⁉︎///」

    ライナー「お、おい…サシャ」

    サシャ「はい?」

    ライナー「その衣装で、踊るんだよな?」

    サシャ「ええ、そうですよ?何を今更…」

    ライナー「な、なら…」


















    ライナー「そのスカート部分のスリットはなんだぁぁぁああ⁉︎」
  225. 225 : : 2016/11/04(金) 21:01:33
    けしからんなぁ
  226. 226 : : 2016/11/04(金) 21:03:32
    文学少女さんありがとうございます!
    サシャはけしからん服が女子の中で1、2を争うほど似合う気がしますw
    そしてそれを気にしない
  227. 227 : : 2016/11/04(金) 21:05:00
    ライナー「(さっきまでサシャはゆっくり歩いてたから気付かなかったが、右足側にスリットが入っていて)」

    ライナー「(さっきクルクル回ってた時なんて、太ももがチラチラ見えた)」

    サシャ「だってスリットあった方が動きやすいでしょう?」

    ミカサ「機動性は大事」ウンウン

    アルミン「いやいや⁉︎//」

    マルコ「だ、だからってこれは…」
  228. 228 : : 2016/11/04(金) 21:10:19
    クリスタ「でも、似合うよ?」

    ユミル「それとも、こんなん気にするほどむっつりスケベがいるのか?」ニヤニヤ

    ライナー「(ユミルー!てめぇ分かってやってるだろ⁉︎)」

    ライナー「(思春期男子なめんじゃねぇぇぇぇええ‼︎)」

    ライナー「(それ以前に!俺が!サシャの太もも見せたくないんだよ‼︎)」

    サシャ「…私、一応この下にスパッツ履いてるんですが?何か駄目なんですかね?」

    アニ「…言わないでいいよ」
  229. 229 : : 2016/11/04(金) 21:14:11
    サシャ「はあ…ほらほら!そろそろ楽器隊は楽器持って準備して下さい」

    ジャン「もうそんなか?」

    サシャ「早くやって損はないですよ」

    コニー「ハイハイ!俺、小太鼓やりたい!」

    サシャ「はいどうぞ」

    クリスタ「私何しよう?」

    サシャ「クリスタは…これなんかどうです?」

    クリスタ「これ、ハープ?」

    サシャ「クリスタにぴったりな気がしまして」

    クリスタ「ならこれにしようかな」

    ユミル「私もそれでいい」
  230. 230 : : 2016/11/04(金) 21:26:21
    サシャ「ミーナは縦笛でいいですか?一応新品です」

    ミーナ「それでいいよー」

    サシャ「ミカサとアニは…私が作ってまだ使ってない横笛があるのでこれあげます」

    ミカサ「ありがとう」

    アニ「…ん」

    サシャ「ジャンとマルコは弦楽器とかどうです?クリスタのと違ってクラシックギターみたいなものですが」

    マルコ「それでいいよ」

    ジャン「…因みになんでこれにしようと思った?」

    サシャ「…音色がジャーンって聞こえるので」

    ジャン「馬鹿にしてんのか⁉︎」

    マルコ「まあまあ、いいじゃないか」

    サシャ「エレンやアルミン、ベルトルトは…」

    エレン「俺たちは手拍子とか、見学でいいよ」

    アルミン「うん」

    ベルトルト「僕も、見てるだけでいいや」

    サシャ「そうですか…ライナーは?」

    ライナー「俺に出来そうなのあるのか?」

    サシャ「そうですねぇ…あ!」

    ライナー「あったか?」

    サシャ「これなら、手拍子とほとんど同じです」

    ライナー「(そう言ってサシャに渡されたものはぱっと見二つの棒っきれにしか見えないものだった)」

    ライナー「なんだこれ?」

    サシャ「これを互いに打ち付けるととてもいい音がするんですよ」

    ライナー「どれ」

    カァーン!

    ライナー「おお…!」
  231. 231 : : 2016/11/04(金) 21:29:48
    ライナー「(サシャの言った通り、とても小気味のいい音だ)」

    サシャ「どうです?」

    ライナー「うむ、俺はこれでいい」

    サシャ「ならこれで全員に楽器が渡りましたね…私も道具出さないと」

    ライナー「サシャもなんか楽器使うのか?」

    サシャ「楽器ではありませんが…あ、これです」
  232. 232 : : 2016/11/04(金) 21:36:53
    ライナー「(そう言ってサシャが手に取ったのは…鞘に収まった剣だった)」

    ライナー「な、なんだこれ?随分物騒だな」

    サシャ「あはは、切れないのでご安心を」

    サシャ「これは、片刃の剣ですが、一応加工しまして」

    サシャ「本気で振っても紙一枚切れるかどうか」

    ライナー「なら、平気か」

    サシャ「はい!それでは…」

    サシャ「始めましょう?」
  233. 233 : : 2016/11/04(金) 21:43:24
    ライナー「(皆で大きな円を作るように座るその中央には鞘から抜いた剣を構えるサシャ)」

    ライナー「(目を閉じ、集中してるのが分かる)」

    ライナー「(ドコドコとコニーが小太鼓を叩き始める)」

    ライナー「(それに合わせ、サシャがゆっくり目を開く)」

    ライナー「(!)」

    ライナー「(その時のサシャの目は、初めて見る狩猟民族としての、狩人の目だったと確信した)」

    ライナー「(コニーが叩き始めて次に音を出したのはジャン達の弦楽器だ)」

    ライナー「(ジャカジャカ、ジャカジャカ、まるでせっかちなジャンらしい弾き方だと思ったが)」

    ライナー「(サシャはそんな音にさえも合わせて踊る)」
  234. 234 : : 2016/11/04(金) 21:54:18
    ライナー「(クリスタとユミル、ミカサとアニ、ミーナ)」

    ライナー「(エレンとアルミン、ベルトルトそして俺)」

    ライナー「(どんどん、皆が、皆の音が混じっていく)」

    ライナー「(皆楽器なんてしたことない、したことないはずなのに…)」

    ライナー「(俺たちの演奏も、サシャの舞も…まるで元からそんな曲があるみたいだ)」

    ライナー「(ああ、なるほどな)」

    ライナー「(サシャが剣を振る、足を上げる、腕を引く)」

    ライナー「(その動きは、皆に合わせてるんじゃない)」

    ライナー「(いつの間にか、お前のその動きに合わせて皆音を出しているんだ)」
  235. 235 : : 2016/11/04(金) 22:01:18
    ライナー「(サシャが舞う、その時の表情は…まるでこの世に自分を縛るものなんて何もないみたいに…自由で、生き生きとしてる)」

    ライナー「(そんなお前の動きに合わせることで出す音達は一つの曲になる)」

    ライナー「(サシャの言ってた通り、この世の命に感謝することがこの舞の意味なのだとしたら…)」

    ライナー「(何よりも命に敏感なお前の動きに合わせて出す音が…いい曲にならないわけがない)」

    ライナー「(皆の顔も最初は恐る恐る楽器を弾いてたのに、今はサシャにつられてか、すごく生き生きしてる)」
  236. 236 : : 2016/11/04(金) 22:03:33
    ライナー「(なぁサシャ?)」

    ライナー「(やっぱりお前はすごい奴だよ)」

    ライナー「(お前の顔一つで、動き一つで、こんなにも人の感情を動かせる)」

    ライナー「(そんなお前だからこそ…俺は)」
  237. 237 : : 2016/11/04(金) 22:04:25
    惚れたーァァァ!
  238. 238 : : 2016/11/04(金) 22:05:54
    名無しさんコメントありがとうございます!
  239. 239 : : 2016/11/04(金) 22:11:49
    ライナー「(少しずつ楽器の音が少なくなりサシャの髪紐についた鈴の音が目立つくらいになって)」

    ライナー「(最後にサシャは大きく剣を払って最初の構えの時のように目を閉じた)」

    サシャ「…」

    サシャ「…っふぅ、終わりです〜」

    ライナー「(力を抜いてサシャが大きく息をつく)」

    ライナー「(…俺たちは自然とサシャに拍手を送っていた)」

    サシャ「え?…え?」

    ライナー「お疲れ様」

    クリスタ「すごいよサシャ!カッコよかった!」

    ミカサ「とても、とてもいい舞だったと思う」

    ジャン「…っち、悪くなかったよ」

    マルコ「素直じゃないなぁ」クスクス
  240. 240 : : 2016/11/04(金) 22:20:10
    サシャ「え、えへへ///」

    ユミル「やるじゃねぇか」

    サシャ「ふふん、見直しましたか?」

    ユミル「ああ見直した見直した」

    アニ「…楽しかったよ」

    サシャ「…アニ、色々ありがとうございました」

    アニ「…どういたしまして」

    ライナー「(本当、サシャは自分のこと臆病だとか言ってたけどよ)」

    ライナー「(臆病者の周りにこんなに人だかりが出来るものだろうか?)」

    ライナー「(いや違う、サシャは確かに怖いと思うものがある)」

    ライナー「(だが、怖いものがない人間なんていない)」

    ライナー「(サシャは怖いと分かっていても、逃げれないと分かればすぐ覚悟を決めて立ち向かう勇気がある)」

    ライナー「(それが出来るだけ、お前は勇敢だよサシャ)」

    ライナー「(いつかの俺みたいに、逃げて、逃げて、兵士と戦士の隙間に潰されそうな奴より…ずっと)」
  241. 241 : : 2016/11/04(金) 22:24:00
    ライナー「(その後、ぼちぼち解散となり、皆帰っていった)」

    ライナー「(湖には、俺とサシャだけ)」

    ライナー「…お疲れ様」

    サシャ「ありがとうございます」

    ライナー「寒くないか?」

    サシャ「大丈夫です」

    ライナー「そうか…」

    サシャ「…ライナー」

    ライナー「(ま、まさかだとは思うが…)」

    サシャ「お昼の…続き、聞いてもいいですか?」

    ライナー「(オーマイゴッド)」
  242. 242 : : 2016/11/04(金) 22:27:39
    ライナー「い、いや…その、だな」

    サシャ「…」

    ライナー「…えっと」

    ライナー「…あ!」

    サシャ「?」

    ライナー「サシャ、ならその…交換条件を出していいか?」

    サシャ「?なんですか?」

    ライナー「ほら、前にお前が故郷の言葉言ってくれたけど意味教えてくれなかったろ?」

    ライナー「あれを教えてくれたら、いいぞ?」

    サシャ「え⁉︎///」
  243. 243 : : 2016/11/04(金) 22:32:06
    ライナー「なんだよ、前に翻訳して教えてくれるって言ってたじゃないか」

    サシャ「そ、それはそうですけど…!」

    サシャ「あ、う…///」

    サシャ「な、なら!ライナーから先に言って下さいよ!」

    ライナー「だ、駄目だ!お前から言ってくれ!」

    サシャ「嫌です!」

    ライナー「お、俺だって!」

    サシャ「…このままでは決着つきそうにないですね」

    ライナー「みたいだな」
  244. 244 : : 2016/11/04(金) 23:05:52
    あーもう〜かわいい///
  245. 245 : : 2016/11/05(土) 06:59:47
    名無しさんコメントありがとうございます!
    早ければ今日か明日には完結します!
  246. 246 : : 2016/11/05(土) 07:07:29
    サシャ「…なら、ジャンケンといきましょう」

    ライナー「負けた方か?勝った方か?」

    サシャ「ここは男気ジャンケンで」

    サシャ「つまり、ここでライナーは勝ったら言わなくてはなりませんし、負けても私より男気がないことに…」

    ライナー「あ!ち、ちょい待て!」

    サシャ「待ちません‼︎」

    サシャ「さーいしょはグー‼︎」

    ライナー「ずりぃ⁉︎」

    ライナーサシャ「ジ、/ジャーンケーン…」

    ライナーサシャ「ポン‼︎」
  247. 247 : : 2016/11/05(土) 07:10:00
    ライナーサシャ「…」

    サシャ「…ライナー」

    ライナー「…」グー

    サシャ「貴方がその拳で自分の意思を貫くと言うのなら…」

















    サシャ「私はこの手で未来を切り開いて見せましょう(ドヤァ)」チョキ

    ライナー「うわぁぁあああ‼︎」
  248. 248 : : 2016/11/05(土) 07:12:12
    サシャ「さぁさぁ、言って下さい!男気見せて下さい!」

    ライナー「く、くそぅ…」

    ライナー「(ていうかこれから俺が言うこと言う俺も恥ずかしいが…サシャも恥ずかしいことわかるだろ⁉︎)」
  249. 249 : : 2016/11/05(土) 07:41:00
    ライナー「ほ、本当に…言うのか?」

    サシャ「言って下さいよ」

    ライナー「こ、後悔…するぞ?」

    サシャ「…よくミカサは私の悪い時の勘はよく当たるといいますが…いい勘も当たります」












    サシャ「私は多分、ライナーからその言葉を聞いても…後悔しないと思います」

    ライナー「っ!」
  250. 250 : : 2016/11/05(土) 07:43:39
    ライナー「…って…だよ」

    サシャ「?」

    ライナー「〜ッ‼︎俺は‼︎」

    サシャ「!」ビクッ

    ライナー「俺は‼︎」












    ライナー「お前になら誤解されてもいいって言おうとしたんだよ‼︎」
  251. 251 : : 2016/11/05(土) 08:02:10
    サシャ「⁉︎///」

    ライナー「あ〜ちくしょう!言ったぞ!言ってやったからな⁉︎」

    サシャ「…///」

    ライナー「せ、せめて何か言ってくれ…」

    サシャ「えっと、つまり…」

    サシャ「ライナーは少なからず私のことを意識してくれていたという解釈でいいんですか?///」

    ライナー「(す、少なからず⁉︎まだ、気付かねえって言うのか⁉︎)」

    サシャ「えへへ、嬉しいですね…」

    ライナー「(に、鈍すぎるだろ…)」

    ライナー「(!いや違う)」

    サシャ「えっと、次は私です、ね…」

    ライナー「…待てサシャ」

    ライナー「(兵士には…いや男には退けない時がある!それは今だ!)」
  252. 252 : : 2016/11/05(土) 08:08:27
    ライナー「(俺がすべき事は自分のした行いや選択した結果に対し!男として!最後まで責任を果たすことだ!)」

  253. 253 : : 2016/11/05(土) 12:55:16
    ライサシャ可愛いなぁ。期待…!
  254. 254 : : 2016/11/05(土) 16:49:26
    名無しさんありがとうございます!
    ライサシャは可愛いですよね(*´ω`*)
  255. 255 : : 2016/11/05(土) 16:51:13
    ライナー「まだ、言いたい事がある」

    サシャ「?な、なんでしょう⁇」

    ライナー「俺は…」


















    ライナー「俺はお前がs…」

    サシャ「ハックション‼︎」
  256. 256 : : 2016/11/05(土) 16:54:06
    ライナー「…」

    ライナー「(俺は自分が来ていた上着を脱ぎ、サシャに羽織らせた)」

    サシャ「すみません、ところでなんと言おうとしてたんです?」

    ライナー「いや…いい」

    ライナー「(…どうしてこう、上手く事が進まねえんだよ⁉︎)」

    ライナー「(俺の男気返せ!)」
  257. 257 : : 2016/11/05(土) 17:16:24
    サシャ「ライナーの服大きいですね〜ぶかぶかです」

    ライナー「まあ、それで我慢してくれ」

    ライナー「また風邪引いたらた大変だしな」

    サシャ「その気遣いだけで充分嬉しいです」

    サシャ「でも確かに、あまり長居してしまうと私は裸足でもあるので」

    サシャ「風邪を引くのは避けられなそうですね」
  258. 258 : : 2016/11/05(土) 17:21:29
    サシャ「ライナーもそのままだと寒いでしょうし、帰りましょうか」

    ライナー「あー…そうだn…」

    ライナー「(待て、何か…忘れてないか?)」

    ライナー「…あ!サシャお前、自分だけ逃げる気でいたな⁉︎」

    サシャ「…バレましたか」

    ライナー「俺は言ったんだぞ!お前も言わないと不公平だろ!」

    サシャ「えぇ…細かい男は嫌われますよ?」

    ライナー「ぐ…」
  259. 259 : : 2016/11/05(土) 17:45:32
    ライナー「や、約束守らない女も嫌われるぞ?」

    サシャ「はぅっ!」

    サシャ「そ、それは…そうですけど」

    サシャ「それこそ、さっきのライナーと同じこと言いますけど…後悔しますよ?」

    ライナー「(?後悔するような言葉なのか?)」

    サシャ「どちらかといえば、後悔より…迷惑かも」

    ライナー「⁇」
  260. 260 : : 2016/11/05(土) 17:52:35
    サシャ「…いいんですね?後悔しないんですね?」

    ライナー「まあ、何言われるかわかる前から後悔も迷惑もない」

    ライナー「聞かずに後悔するよりは聞いて後悔したいしな」

    ライナー「だから、受け止めるさ」

    サシャ「っ!///…ほんに、こん男は」ボソッ

    ライナー「なんか言ったか?」

    サシャ「い、いえ別に!…では、言いますからね?」

    ライナー「おう」

    ライナー「(…受け止めると、言ったものの)」

    ライナー「(もし、大嫌いとかだったらどうしよう)」

    ライナー「(い、いやでも、言われた時の好感度的なものは悪くなかったはずだ…もしそうじゃなかったとしても)」

    ライナー「(その時は、その時か)」
  261. 261 : : 2016/11/05(土) 19:16:35
    サシャ「えっと、『しんけんすきやに』…は、あ、う///」

    サシャ「す、すみません!せ、せめて…深呼吸を…!」

    ライナー「?構わんぞ?」

    サシャ「すぅ〜…はぁ〜…」

    サシャ「…よし」
  262. 262 : : 2016/11/05(土) 19:17:51
    サシャ「ライナー」

    ライナー「おう」

    サシャ「『しんけんすきやに』は…」
















    サシャ「『大好き』って…ことですよ///」

    ライナー「…え?」
  263. 263 : : 2016/11/05(土) 19:20:16
    サシャ「聞こえませんでした?」

    ライナー「い、いや!そうでは、なくて…!」

    ライナー「す、好き?」

    サシャ「…大好き、です///」ニコ

    ライナー「サシャが?俺を?」

    サシャ「あの時私はライナーにしか言わなかったでしょう?///」

    ライナー「(これは、夢か?)」
  264. 264 : : 2016/11/05(土) 19:23:55
    ライナー「(俺は自分を殴ってみる)」

    サシャ「ちょっ⁉︎ライナー⁉︎」

    ライナー「…いてぇ」

    サシャ「当たり前です!」

    ライナー「本当に…夢じゃ、ないのか?」

    サシャ「はい、気付いてなかったんでしょうけど」














    サシャ「私は、湖で貴方にあう前から…」

    サシャ「ライナー・ブラウンが大好きです///」ニコ
  265. 265 : : 2016/11/05(土) 19:27:48
    ライナー「俺が湖で…サシャに、あう前から?」

    サシャ「はい、なので湖でのことをきっかけに仲良くなれて、本当に嬉しくて」

    サシャ「なのにライナー鈍感なんですもん」クスッ

    サシャ「普通、他の子に密会してるの秘密にして欲しい言われたら気付くものでしょう?」

    ライナー「(思考が追いつかない俺を置いていき、サシャはどんどん話していく)」
  266. 266 : : 2016/11/05(土) 19:31:11
    サシャ「他にも、普通は気付くようなアプローチたくさんしたんですからね?」

    ライナー「(サシャが、俺が惚れる前から俺に惚れてた?)」

    ライナー「(本当に…こんな都合いいことあっていいのだろうか?)」

    サシャ「…ライナー」

    ライナー「あ、ああ」

    サシャ「…やっぱり、迷惑でしたでしょう?」

    ライナー「は⁉︎」
  267. 267 : : 2016/11/05(土) 19:34:48
    サシャ「いいんです、私とライナーが釣り合わないこと…知ってますから」

    サシャ「それに、ライナーはクリスタが好きでしょう?」

    ライナー「はぁ⁉︎」

    ライナー「待て待て⁉︎俺がいつクリスタを好きだと言った⁉︎」

    サシャ「え?だっていつも天使とか、女神とか…け、結婚したいとか…」

    ライナー「(うわぁぁああ‼︎サシャに惚れる前の俺の馬鹿野朗ぉぉお‼︎)」
  268. 268 : : 2016/11/05(土) 19:37:40
    ライナー「…はぁ、いいかサシャ、一旦落ち着け」

    サシャ「は、はい?」

    ライナー「…とりあえず、その」

    ライナー「俺は、お前に…告白をされてたってことだよな?そして今も」

    サシャ「///」コクリ

    ライナー「ならちゃんと返事を聞いてくれ」

    サシャ「…フラれると分かっているのに聞かなきゃなんですか?」
  269. 269 : : 2016/11/05(土) 19:41:56
    ライナー「〜〜ッ‼︎ああもう‼︎」

    ライナー「(俺は、とうとう耐えきれず…サシャを抱き締めた)」

    サシャ「…え?///」

    ライナー「サシャ…」ギュゥ…

    サシャ「ラ、ライナー⁉︎///なななにして…」

    ライナー「言っておくが」

    サシャ「?///」

    ライナー「鈍感なのはお前もだからな?」

    サシャ「え?…え⁇」

    ライナー「…サシャ」
  270. 270 : : 2016/11/05(土) 19:43:06





















    ライナー「俺も、湖でお前を見た時から…好きだ」







  271. 271 : : 2016/11/05(土) 19:47:18
    サシャ「‼︎…う、そ///」

    ライナー「嘘なものか、訓練兵になってしばらくたってから言うのもなんだが」

    ライナー「一目惚れってやつかもな」

    サシャ「⁉︎///」

    サシャ「だ、だって…!」

    ライナー「クリスタと結婚したいとか言ってたやつ…最近ないだろう?」

    サシャ「…あ」

    ライナー「今は、サシャ」

    ライナー「お前以外の女は…視界に入りそうもない」
  272. 272 : : 2016/11/05(土) 19:50:39
    さ、さ、最高すぎて/// ここに墓を建てよう…
  273. 273 : : 2016/11/05(土) 20:10:57
    名無しさんありがとうございます!
    墓⁉︎∑(゚Д゚)
  274. 274 : : 2016/11/05(土) 20:23:38
    サシャが女扱いされている、この事実がグッときますね///ライナーアニキとお似合い! あー終わってほしくない!w
  275. 275 : : 2016/11/05(土) 20:31:38
    名無しさんありがとうございます!
    グッときてくれたようでなによりです( ^∀^)
    終わって欲しくないと言うのはとても嬉しいです‼︎…がやはり作者が持てる限りの全てをもってハッピーエンドにさせていただきます
  276. 276 : : 2016/11/05(土) 20:36:45
    サシャ「あ、あう///」

    ライナー「ははっ耳まで真っ赤だな?」

    サシャ「うぅ…!///なんでライナーはそんなに平然としてるんですかぁ…///」

    ライナー「平然なんかじゃないさ、正直今でも信じられん」

    ライナー「好きなやつと両想いだったなんて、な」

    サシャ「…///」

    ライナー「ただ、人を好きになることは恥ずかしいことじゃねえからな…それだけだ」

    サシャ「そ、そうですか///」
  277. 277 : : 2016/11/05(土) 20:40:02
    ライナー「おう」

    サシャ「…なら、私も少し、恥じらいを捨ててみましょうか」

    ライナー「?なに言っt…」















    サシャ「…ん」
  278. 278 : : 2016/11/05(土) 20:42:43
    ライナー「(それは、一瞬だったはずだが…やけにゆっくりに感じた)」

    ライナー「(俺がサシャの言葉に反応し、顔を下に向けた時、サシャは背伸びをして…)」
















    ライナー「(俺の口に自分の口を押し付けた)」
  279. 279 : : 2016/11/05(土) 20:45:54
    ライナー「…」

    ライナー「⁉︎⁈///」

    サシャ「…あ、ようやく照れてくれました」ふふっ

    ライナー「お、おおお前っいいい今、今…!///」

    サシャ「嫌でしたか?」

    ライナー「そうじゃない!断じて!」

    ライナー「き、急にされたら、び、びっくりするだろうが‼︎」
  280. 280 : : 2016/11/05(土) 20:50:32
    サシャ「ふぅ…分かってませんねぇライナー」

    ライナー「あ?」

    サシャ「いつも私が言ってるでしょう?」

    サシャ「獲物を奪うのに作法は必要ありません」

    サシャ「ライナーの唇を奪うのには…作法が必要なんですか?」

    ライナー「(…この子急にどうしたの?)」
  281. 281 : : 2016/11/05(土) 20:53:58
    ライナー「(サシャの目はさっきの舞の時と似た狩人の目をしているが…)」

    ライナー「(今のサシャの顔はさっきと違ってどこか妖艶に微笑んでいる)」

    ライナー「(…こんな表情もするのか)」

    ライナー「(ヤバイな、かなりくるものあるぞ)」

    ライナー「…!」
  282. 282 : : 2016/11/05(土) 20:57:31
    ライナー「なら…」ギュゥ…

    サシャ「ラ、ライナー?」

    ライナー「サシャの言い分が正しいのなら…」














    ライナー「俺がサシャの唇を奪うのにも作法は必要ないってわけだ」
  283. 283 : : 2016/11/05(土) 20:59:47
    ライナー「んっ」

    ライナー「(俺はそのままサシャにキスをした)」

    サシャ「⁈///」

    サシャ「んぅ!///ん〜〜!///」

    ライナー「(俺はサシャを抱きしめる腕を減らし、空いた手でサシャが逃げないよう、サシャの頭に固定した)」
  284. 284 : : 2016/11/05(土) 21:06:31
    ライナー「(流石に…舌は不味いよな?少し、長めにキスするだけにしておこう)」

    ライナー「(サシャが思い切り逃げようとするが、そこは力の差だ)」

    ライナー「(少しずつ、少しずつ、サシャの抵抗がなくなってくる)」

    サシャ「んっ…ふ、ぅ///」

    ライナー「(長いだけのキス、それだけでも…すごく満たされる)」

    ライナー「(少しして…息が続かなくなり、俺はサシャから顔を離した)」
  285. 285 : : 2016/11/05(土) 21:12:26
    サシャ「はぁっ///…はぁっ///」

    サシャ「も、もう!なにするんですかぁ⁉︎///」

    ライナー「(少し涙目で上目遣いでそう言うサシャ)」

    ライナー「(可愛い…)」

    ライナー「仕返しだ、仕返し、思い知ったか」

    サシャ「〜っ///」

    ライナー「(照れ隠しのつもりか俺の胸をポカポカ殴ってくる)」

    ライナー「全く痛くないんだが?」

    サシャ「そ、それは…!」

    ライナー「それは?」

    サシャ「…ライナーの、キ、キスで、力入らないんですよ…!///」

    ライナー「(…)」

    ライナー「(結婚しよ)」
  286. 286 : : 2016/11/05(土) 21:24:14
    ライナー「あー…えっと、明日も早いし、帰るか?」

    サシャ「あ、それなら…コレ」

    ライナー「(そう言ってサシャは俺にいつもお祈りで使っていた牙の首飾りを手渡す)」

    ライナー「コレ、お前の…」

    サシャ「舞が終わったら、もう一つの風習に付き合って欲しいって言ってたでしょう?」

    サシャ「この風習では、舞が終わった舞子は…想い人にコレを送るんです」

    ライナー「えっ」

    サシャ「前に舞子した時は、私9歳で想い人なんているはずもなくてですね」

    サシャ「私はきっと、この首飾り一生するんだろうなとすら思ってたんですけど…」

    サシャ「今回、舞子を頼まれて…」

    サシャ「これはもう、ライナーに想いを伝えるいい機会と思っていたんです」

    サシャ「結果…まさかの両想いでしたけど、ね」ふふ

    サシャ「コレを…受け取ってくれませんか?」
  287. 287 : : 2016/11/05(土) 21:27:15
    ライナー「いいのか?」

    サシャ「私があげたいんですよ」

    サシャ「それに、私はもうライナーからもらいましたから」

    ライナー「ペンダントのことか?」

    サシャ「はい!」

    サシャ「これからはお祈りの時、あれをつけていこうと思います」

    サシャ「だから、コレをもらってください」

    ライナー「…ありがとう、大切にする」

    サシャ「こちらこそ、ペンダント大切にします」
  288. 288 : : 2016/11/05(土) 21:31:19
    サシャ「さ!これで本当に何もありません!」

    サシャ「帰りましょう、ライナー」

    ライナー「ああ…がその前に」

    ライナー「よっと」

    ライナー「(俺はサシャの肩と膝裏を支え抱き上げる)」

    サシャ「ええ⁉︎なにしてんですかライナー⁉︎」

    ライナー「いや、お前…裸足だし」

    ライナー「帰る途中で石でも踏んだら大変だろ?」

    サシャ「大丈夫ですよ〜!下ろしてください!///」

    ライナー「ダメだ、大人しくしてろ」
  289. 289 : : 2016/11/05(土) 21:34:52
    サシャ「…はぁ、分かりましたよ」

    ライナー「随分素直だな」

    サシャ「まぁ…これはこれで嬉しいので///」

    ライナー「お、おうそうか」

    ライナー「そういえばサシャ」

    サシャ「はい、なんでしょう?」

    ライナー「お前が俺に、その…惚れた理由ってなんだ?」

    サシャ「ああ、きっかけ…ですか」
  290. 290 : : 2016/11/05(土) 21:42:37
    サシャ「昔、山岳訓練でライナーとミリウスと組んだの覚えてますか?」

    ライナー「ああ、あの時か」

    サシャ「あの時、ミリウスが運悪く毒蛇の巣を刺激してしまって…」

    ライナー「蛇が飛び出して、それをサシャが庇って噛まれたんだよな」

    サシャ「はい、今思い出してもよく私生きてましたよねぇ」

    ライナー「ああ、ゴールにもうそれ程離れてなかったことと、血清があったこともあって奇跡的にって感じで…」

    サシャ「あの時、蛇の毒でもう意識も曖昧な私をライナーが背負ってくれましたよね?」

    ライナー「そうだな」
  291. 291 : : 2016/11/05(土) 21:48:39
    サシャ「ライナーが必死に私に声をかけてくれて」

    サシャ「それでギリギリ意識を保ってたんですけど」

    サシャ「その時のライナーの背中が大きくて、なんだか温かくて」

    サシャ「その時のこと、蛇の毒で死にそうな状況だったはずなのに…すごく嬉しい思い出になってて…」

    サシャ「なんでか、一生懸命考えて、『ああ、きっと私ライナーが好きなんだな』って」
  292. 292 : : 2016/11/05(土) 21:52:16
    ライナー「…」

    サシャ「ライナーは、多分ですけど…」






























    サシャ「他の人には言えない秘密があるんですよね?」
  293. 293 : : 2016/11/05(土) 21:55:26
    ライナー「⁉︎」

    サシャ「勘ですよ、当たってると思いますけど」

    ライナー「そう、か」

    サシャ「深く聞く気はないです、でも」

    サシャ「…私は」
  294. 294 : : 2016/11/05(土) 21:55:40







    サシャ「大好きなライナーのその大きな背中に背負わされた重いものを、少しでも軽くしてあげたい」







  295. 295 : : 2016/11/05(土) 22:02:38
    サシャ「ただ、それだけです」

    サシャ「それだけ出来るなら私はライナーに嫌われていても構わないと思ってます」

    ライナー「!嫌いになるわけ、ないだろ…!」

    サシャ「えへへ…」

    サシャ「本当に、夢じゃないんですよね?」

    サシャ「私とライナー…両想いなんですよね?」

    ライナー「ああ」

    サシャ「恋人、ですか?」

    ライナー「…そういや付き合ってくれと言ってない」

    サシャ「え!そ、それはいけません!」

    サシャ「ラ、ライナー…私と…つk…」

    ライナー「まぁ、待て」
  296. 296 : : 2016/11/05(土) 22:04:17
    ライナー「告白はお前からだったんだ、それくらい俺に言わせてくれ」

    ライナー「サシャ」

    サシャ「は、はい///」












    ライナー「付き合ってくれ」

    サシャ「〜っ!喜んで!」
  297. 297 : : 2016/11/05(土) 22:06:55
    ライナー「(その後、俺はサシャを抱えたまま女子寮の、人に見つからないギリギリまで送った)」

    サシャ「ライナー、ありがとうございました!あ、上着…洗って返します」

    ライナー「気にしなくてもいいぞ?」

    サシャ「ダメです!ちゃんと洗って返します」

    ライナー「…なら頼む」

    サシャ「はい!お任せを!」敬礼
  298. 298 : : 2016/11/05(土) 22:07:50

    サシャ「それじゃあ、おやすみなさいライナー」

    ライナー「ああ、おやすみサシャ」

  299. 299 : : 2016/11/05(土) 22:10:10
    ライナー「(サシャと別れ、男子寮に向かう)」

    ライナー「(ふと、人の気配がした)」

    ライナー「…誰だ?」














    ベルトルト「…」

    アニ「…」

    ライナー「!お前ら…」
  300. 300 : : 2016/11/05(土) 22:12:32
    アニ「ごめん、見てた」

    ベルトルト「…」

    ライナー「…そうか」

    アニ「…ほら、ベルトルト?」

    ベルトルト「…うん」

    ライナー「ベルトルト…すまない」

    ベルトルト「…ライナー、僕等は戦士だ」

    ライナー「っ!知ってる、だが…!」

    ベルトルト「でも!」

    ライナー「!」
  301. 301 : : 2016/11/05(土) 22:13:40
    ベルトルト「僕は…」
















    ベルトルト「戦士である以前に…君の、友達だから」
  302. 302 : : 2016/11/05(土) 22:21:52
    ライナー「‼︎」

    アニ「私も同意見さ」

    ライナー「…いいのか?」

    ベルトルト「友達の幸せを願うのに戦士は関係ない」

    ベルトルト「でも、僕等にも限界がある」

    ベルトルト「君のことは何も言わない、けれど…あまり助ける事は出来ないと思う」

    ライナー「…それでも十分」

    ライナー「俺、お前らがいてくれて嬉しい」

    ベルトルト「ふふ、僕も」

    アニ「…私も」

    ライナー「…ありがとうな、っ!お前ら…」

    ベルトルト「な、泣かないっでよ…っライナー!」

    アニ「あんたもね、本当…男二人して泣いてんじゃないよ…っ」

    ベルトルト「ア、アニだって、泣いてる、っ…じゃないか?」
  303. 303 : : 2016/11/05(土) 22:23:52
    アニ「女のっ…乙女に涙は…っいいんだよっ!…グスッ」

    ライナー「あはは、んだよ、それ?」

    ライナー「(ベルトルト、アニ…本当にありがとう)」

    ライナー「(俺はお前らを本当に、誇りに思う)」
  304. 304 : : 2016/11/05(土) 22:28:08
    ライナー「(俺の手は既に血に染まってしまっている)」

    ライナー「(普通の人生歩んでいれば絶対浴びることない程の量の血で…)」

    ライナー「(それでも、こんな手でも…何か一つ手にしていいのなら…)」

    ライナー「(この手で撫でられるのが好きと言ってくれた彼女の)」

    ライナー「(サシャの手を…ずっと握っていたい)」
  305. 305 : : 2016/11/05(土) 22:35:20
    ーーーそしてーーー
    「ほ、本当に大丈夫か?」

    「大丈夫ですって!留守番くらい」

    「だが…無理しちゃいけないだろ?」

    「無理なんてしませんよ」

    「し、しかし…」

    「あーもう!早よ仕事行かんか!」

    「うぐっ」

    「私が狩りとか出来ない分、貴方が仕事を頑張ってくれないと…」

    「…分かったよ」

    「もう、すぐ拗ねるんですから…ほら屈んでください」

    「…おう」















    サシャ「…行ってらっしゃいライナー」

    ライナー「(行ってらっしゃいのキスをする彼女とそのお腹に宿る命両方に伝えるつもりで言った)」

    ライナー「ああ、行ってきます」

    サシャ「(貴方の帰る場所に私はなりましょう)」

    ライナー「(俺はお前らを守る鎧となろう)」

    サシャライナー「愛してますよ/る」
  306. 306 : : 2016/11/05(土) 22:41:17
    …はい!完結です!
    いや〜長かった‼︎今まで完結させた中で最長です
    でもライサシャが作者の中で一、二を争うレベルで好きなので!
  307. 307 : : 2016/11/05(土) 22:50:09
    乙!ここ数日楽しませてもらいました。ゆっくり休んで下さいな
  308. 308 : : 2016/11/05(土) 22:50:14
    作者がライサシャの好きなところをあげるとすれば、ライナーがサシャより年上故、サシャが目一杯ライナーに甘えて、ライナーはそんなサシャの世話焼くのが好きだったりするところですね!
    ベルサシャですと、二人ともどっちも大好きなのにどっちもオロオロして周りをやきもきさせるのが好きです!
    あと、この二人とサシャのcpを妄想するときによく聞く曲は東方vocalの「Ten Desires」、「With to the moon」ですね(*´ω`*)
    もう歌詞がヤバイです!
  309. 309 : : 2016/11/05(土) 22:53:05
    ちなみに最後のライナーとサシャの描写はどういう事?深く考えてないとい言われたらそれまでだが
  310. 310 : : 2016/11/05(土) 22:53:14
    文学少女さんありがとうございます!
    少し休んだらまたベルサシャの続き書きます

    他にもお気に入り登録、コメントしてくれた皆様、本当にありがとうございました!( ´ ▽ ` )ノ
  311. 311 : : 2016/11/05(土) 22:54:10
    文学少女さんコメントありがとうございます
    えっと、サシャがライナーと結婚して子供授かりましたw
  312. 312 : : 2016/11/05(土) 22:54:40
    壁はどうなったの?故郷に帰れたの?ズイッ!!
  313. 313 : : 2016/11/05(土) 22:57:30
    もう平和な世の中になったあとで、ジーク戦士長相手にみんなで挑み、勝ち、壁はそのままですがエレン達は海を見て、アニやベルトルト、ライナーは故郷に帰ることができますが
    ライナーの帰る場所はサシャさんがいるところというオチです
  314. 314 : : 2016/11/05(土) 22:58:20
    分かりづらくて申し訳ありません(つД`)ノ
  315. 315 : : 2016/11/05(土) 23:02:28
    ps.
    作者はコミックス派なのですが…
    鎧の巨人vs104期のときに、ライナーがサシャに怪我を負わせたとき、ベルトルト並みの大声で
    「ライナァァァァアアアア⁉︎」
    と、叫んだのは作者だけでしょうか?
  316. 316 : : 2016/11/05(土) 23:02:50
    んんwなるほど。多少ご都合主義な気もするけどハッピーエンドにするためにはしょうがないね


    ライナーには、やっぱりもっと悩んで苦しんで苦渋の決断をしてもらいたかったなw


    個人的にはライナーと壁内の女子とのカップリングは、そこが一番の醍醐味だとおもってるからな


    ライナーはどう足掻いても悲哀な結末であって欲しい
  317. 317 : : 2016/11/05(土) 23:05:20
    >>315


    辛いよな!巨人組がエレン達と戦う度に苦しい気持ちになる
  318. 318 : : 2016/11/05(土) 23:08:40
    文学少女さんコメントありがとうございます
    ライナーが悲哀な結末になるのはとても辛いですが、それ以上にサシャに幸せになってもらいたいのです

    317
    よかった!共感者がいた!。゚(゚´ω`゚)゚。
  319. 319 : : 2016/11/05(土) 23:15:46
    EREN POTTERさんお気に入り登録ありがとうございます!気付かなくてすみません!
  320. 320 : : 2016/11/05(土) 23:17:32
    ライサシャ、お疲れでした〜!素晴らしい作品でした。ここ数日、とても楽しく萌えさせていただきました。ありがとう!!!
    ライサシャ、もしまた書く機会がありましたら待ってます/// 鎧の飛ばした木片がサシャに当たったシーンは、私もショックでした。。とにかく今は2人が生きていることだけが救いです
  321. 321 : : 2016/11/05(土) 23:18:41
    乙です内容よりもコメント全部にレスしてることに感動した!義務化してきてるな(笑)
  322. 322 : : 2016/11/05(土) 23:21:31
    ライサシャ不足で検索したらたどり着きました。このサイトの勝手がよくわからないのですが、このSSは最高でした!!味シリーズも止まってる?みたいだし、飢えすぎて死ぬとこでしたからw ライサシャいいよ〜。
  323. 323 : : 2016/11/05(土) 23:25:29
    >>322


    ピクシブで続けてるみたいだよ
  324. 324 : : 2016/11/05(土) 23:27:34
    ライサシャ、最後が難しいですよね。私も二次創作もどきしてましたがラストだけが本当に難しい。本編もまだライナー関係は謎が多いですし、少しでも明らかになれば、とも思いますが悲しい結末が予想されるのでみたくないような気もするし…。
    二次創作だけはこれくらいハッピーだと救われます。創作だから良いんですよ。うん。
    ありがとう、サシャスキーさん。
  325. 325 : : 2016/11/05(土) 23:28:39
    pixivも完結してないんじゃ…?チェックしまくってるんだけどw
  326. 326 : : 2016/11/05(土) 23:29:43
    >>325

    完結はしてないみたいだね
  327. 327 : : 2016/11/05(土) 23:31:28
    わあ…!たくさんコメントが!。゚(゚´ω`゚)゚。

    320名無しさんありがとうございます!
    またネタが思いつきましたら書かせていただきます!

    321名無しさんありがとうございます!
    大切な読者様ですので(´∀`=)

    322名無しさん
    最高なんて言って(書いて?)くださりありがとうございます!

    文学少女さん代わりに返信ありがとうございます‼︎

    324名無しさんコメントありがとうございます!
    そうですよね!創作くらい幸せになっていいですよね!
  328. 328 : : 2016/11/05(土) 23:34:01
    味シリーズはまだ完結してないですね
    でも続きを想像する楽しみがあっていいです!
  329. 329 : : 2016/11/05(土) 23:42:23
    このss読んで早くサシャの方便をcv:小林ゆうで聞きたくなったな
  330. 330 : : 2016/11/05(土) 23:53:09
    そうだねw
    2期でサシャの声聞けるの楽しみだなぁ。
  331. 331 : : 2016/11/05(土) 23:54:03
    ライサシャ、ギャグでもいいんで待ってるよ〜!
  332. 332 : : 2016/11/06(日) 00:25:11
    文学少女さん、名無しさんありがとうございます!
    方言っていいですよね(`・∀・´)
    二期が楽しみで仕方ありません(´∀`=)

    331名無しさんありがとうございます!
    ギャグのライサシャですか…_φ(・_・
    はてさて、ギャグセンスゼロの作者がどこまで書けるかw

  333. 333 : : 2016/11/06(日) 17:24:08
    とても面白かったです( ´ ▽ ` )ノやっぱりサシャスキーさんが書くサシャはかわいいです(^^)ベルサシャの方も頑張ってください(*´ω`*)期待です!(*`・ω・)ゞ
  334. 334 : : 2016/11/06(日) 17:50:35
    心の充電器さんありがとうございます!
    サシャの可愛さが少しでも伝わったのでしたら幸いです!ベルサシャ頑張ります‼︎(*´ω`*)
  335. 335 : : 2016/11/06(日) 18:01:50
    タイトルがぱっと見ライクリなのかな?と思いきやライサシャっていうのがまた良いね。
    ベルサシャもいいけど私は断然ライサシャ派だな〜。次回作も楽しみにしています。
  336. 336 : : 2016/11/06(日) 19:10:39
    名無しさんありがとうございます‼︎
    作者も最初(これライクリと思われる?)と思って急遽、ライサシャとタイトルに追加しましたw次回作はまだ決めてませんが頑張ります
  337. 337 : : 2016/11/07(月) 16:11:20
    はあと@(⋈◍>◡<◍)さんお気に入り登録ありがとうございます!
  338. 338 : : 2016/11/08(火) 21:54:59
    何度でも読みに来てしまう…w
  339. 339 : : 2016/11/08(火) 22:40:35
    名無しさん
    何度も読んでくださりありがとうございます!
  340. 340 : : 2016/11/12(土) 03:32:53
    えびわらーさんお気に入り登録ありがとうございます!
  341. 341 : : 2016/11/14(月) 22:24:52
    *か弱い乙女*wさんお気に入り登録ありがとうございます‼︎
  342. 342 : : 2016/11/23(水) 06:34:01
    石比等さんお気に入り登録ありがとうございます!(・∀・)
  343. 343 : : 2016/12/09(金) 12:11:12
    イパンさんお気に入り登録ありがとうございます!(・∀・)
  344. 344 : : 2017/03/30(木) 21:36:50
    姉御の作品に出会ってから本当にサシャ好きになったよ。すっげえニヤニヤしてたわ。気持ち悪いな俺。
  345. 345 : : 2017/03/30(木) 21:39:45
    えんぴつさんお気に入り登録とコメントありがとうございます!!(・∀・)
    そういってもらえて嬉しいです!!
    気持ち悪くなんかありません!私も好きなものを考えてればニヤつきますから〈苦笑〉
  346. 346 : : 2017/04/16(日) 15:44:15
    いやーすごい続編が楽しみで眠れない



  347. 347 : : 2017/04/16(日) 15:45:14
    楽しみだなー
  348. 348 : : 2017/04/16(日) 16:39:53
    >>346>>347
    Zさんコメントありがとうございます!!
    …え?!続編!?
  349. 349 : : 2017/04/16(日) 20:28:16

    まちがえた次作楽しみだ
  350. 350 : : 2017/04/16(日) 20:29:35
    (Z)上の文
  351. 351 : : 2017/04/16(日) 20:57:00
    >>349>>350
    あ、なるほど(^^)
    ありがとうございます!
    これからも頑張ります!
  352. 352 : : 2017/04/16(日) 23:32:47
    1人1人メッセージを返すところが偉い
    夜毎回親にナイショで読んでます
    これから頑張って下さい(^∨^)
  353. 353 : : 2017/04/16(日) 23:37:00
    >>352
    いえいえ、読者は神様ですから(・∀・)ノ
    …て毎回!?
    本当にありがとうございます!!
    あまり夜更かしして次の日眠くならない位に楽しんでくださいね(苦笑)
  354. 354 : : 2017/08/17(木) 11:03:20
    ライサシャイィィィィィィィネ
  355. 355 : : 2017/08/23(水) 14:38:42
    >>354
    銀時計さんコメントありがとうございます!
    ライサシャいいですよ(^^)
  356. 356 : : 2017/11/23(木) 18:43:09
    なんですか!?コレ!?
    もう神作品ですよ!!!!
    見ててハラハラドキドキでニヤニヤしてながら見てました!!とてもいい作品で!今まで見てきたやつでこれが一番よかったです!!
  357. 357 : : 2018/08/25(土) 15:00:13
    ライサシャサイッコウーーーーーーーーーーーイイネイイネサイッコウダネーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  358. 358 : : 2020/10/06(火) 13:13:48
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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