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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

【安価】狛枝「安価を捻じ曲げる能力……?」

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  1. 1 : : 2016/10/11(火) 20:27:14
    初めましての方は初めまして。
    お久しぶりの方はお久しぶり。

    私だよ♡


    というわけで、安価SSです。
    再安価等の基準については
    http://www.ssnote.net/archives/17435
    こちらをご覧くださいませ。

    今回は、過度になりすぎなければエロありです。
    グロについては……まあ、安価でコロシアイ展開を起こしちゃっても問題ない程度。
    また、時間軸はコロシアイ修学旅行でモノクマが登場した直後くらいからスタートするため、人物安価(人物安価でなくとも、安価内で別のキャラクターに触れている場合含む)などは基本的に、2に登場したメインキャラクターのみ可能となります。
    1や3、書籍関連のキャラクター等は再安価となる旨、ご了承ください。

    それと、本SSでは安価が“捻じ曲げられて”反映される可能性がある事も事前に記載しておきます。
    詳しくは……また後ほど。
  2. 2 : : 2016/10/11(火) 20:27:47
    ― 狛枝のコテージ ―


    モノクマ「そう。オマエにはそんな特殊能力が芽生えちゃったのだ!」

    狛枝「ちょっとどういう事かよく分からないなあ」

    モノクマ「にょっほっほ……それはその内分かるよきっと。分からなくっても勝手に発動するけどね!」

    狛枝(なんて迷惑な)

    モノクマ「それじゃ、伝える事は伝えたし! ボクはかーえろっと! カエルもカラスも鳴かないけどかーえろっと!」

    狛枝(説明不足のままどっか行っちゃったね)

    狛枝「あははっ、よく分からないけど……」

    狛枝(まあ、分からないものを考えても仕方ないね。それより、今はモノクマの言った“コロシアイ”について考えよう)

    狛枝「んー……でも現状、何が出来るってわけでもないし」

    狛枝「ひとまず、コテージから出てどこか行ってみようか」

    狛枝(そう考えて、ボクは砂浜へ向かう事にした)

    狛枝(砂浜に行った理由? 特に無いよ。単なる思い付きさ)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こること:>>4
  3. 3 : : 2016/10/11(火) 20:27:57
    さて、先ほどの「また後ほど」が今です。
    本SSでは、【幸運発動】【不運発動】という安価がたびたび入ります。
    この安価を取る際、「一見して幸運に思えない安価」、同じく「一見して不運に思えない安価」でも構いません。
    が、>>1で述べたようにこのSSでは安価が“捻じ曲げられる”可能性があります。
    勿論そのまま反映される可能性もありますが、超解釈が入る可能性もあるのです。
    例を挙げましょう。

    自販機で出てきた飲み物を安価

    安価:水

    【幸運発動】の場合:鍾乳洞の奥で採れた十万年前の湧水が出てくる
    【不運発動】の場合:海水が出てくる

    といった感じです。
    説明はこのくらいにして……それではどうぞ!
  4. 4 : : 2016/10/11(火) 20:36:03
    男のマロンのなる木を見つける
  5. 5 : : 2016/10/11(火) 20:54:17
    ― 砂浜 ―


    狛枝「ここには……ま、やっぱり何もないよね」

    狛枝(前までは無かったはずの、ヤシの木をかたどったような妙な機械はあるけど……うん、きっと気のせいだね。前からあったただのヤシの木でしょ)

    狛枝「さて、と……清々しい青空も広がってるし。なんだか気持ちがいいね。少し横になろうかな……」

    狛枝(そう呟いて、その場に腰を下ろす。すると……)

    狛枝「いてっ」

    狛枝(なにかを踏んじゃったみたいだ。もし超高校級の誰かの私物をボクみたいなゴミクズが踏んで壊したなんてことになったら、どう謝罪していいかわからない。慌てて腰を上げると、そこにあったのは……)

    狛枝「……栗?」

    狛枝(海だし、ウニかとも思ったけど、どうもこれは栗みたいだね。それも、なかなかにサイズがある)

    狛枝「なんでこんなところに栗なんか……」

    狛枝(不思議に思って周囲を見渡してみると)

    狛枝「……あった」

    狛枝(まさか本当に栗の木を見つけちゃうなんて)

    狛枝「こんな南国の島の、それも砂浜で……うん、ボクは本当にツイてるよ!」

    狛枝(けど当然、ボクみたいな単なる幸運として選ばれただけの、大した才能も持たない劣等な人間が独り占めしていい物でもない。みんなに教えてあげないと)

    狛枝「……あ、ちょうどいい所に。おーい、花村クーン!」

    花村「あれ? 狛枝くん! どうかしたかい?」

    狛枝「実はさ、ほら、あそこ見てよ」

    花村「んー? 何かあるの?」

    狛枝「うん。ホラ、栗の木を見つけちゃったんだ」

    花村「栗の木? こんな南国で……あべばべばっ!?」

    狛枝「ど……どうかしたの?」

    狛枝(もしかして、有毒な栗だったりするのかな。そんな栗があるのか知らないけどさ)

    花村「ま……まさか、生きてる内にこれを拝めるなんて……それも、成ってる木まで!」

    狛枝「えっと、貴重なものなの?」

    花村「貴重なんてもんじゃないさあ! “自然界には生成されない”とまで言われた伝説の栗……」

    狛枝「そ、そんなに?」

    花村「その名も、“男のマロン”!」

    狛枝「……男のマロン?」

    花村「そう……こいつを一口食べればそりゃあもう、ロマンを追い求める力がグングン湧き上がってくるってシロモノだよ」

    花村「ああ……何か別のモノもグングン湧き上がってきそうでたまりませんなあ!」

    狛枝(教える相手を間違えたかもしれない)

    花村「さて……狛枝くん、ありがとうね……んふ、んふふふふ……」

    狛枝「は、花村クン……?」

    狛枝(栗を幾つか拾って、そのままどこかへ行ってしまった)

    狛枝「……まあ、別にいいか」

    狛枝「……」

    狛枝(気になるし、ボクも一個持って帰ろうかな)


    GET!
    男のマロンを入手しました!
  6. 6 : : 2016/10/11(火) 21:12:35
    ― 狛枝のコテージ ―


    狛枝(さて、男のマロンは片付けたし)

    狛枝「さて、次は何をしよ……」

    ピンポーン

    狛枝「あれ、誰か来たね」

    狛枝(こんなどうしようもない哀れで愚かなゴミにわざわざ会いに来てくれるなんて……優しいなあ。誰だろう?)

    日向「よ、狛枝」

    狛枝「ああ、日向クン。どうかした?」

    日向「花村の奴に満面の笑みで男子を集めて来てくれって言われたんだよ……あいつ、何企んでんだ、こんな時に」

    狛枝(……嫌な予感しかしないや)


    ― 花村のコテージ ―


    九頭龍「チッ……一体何の用だよ……」

    田中「俺様の破壊神暗黒四天王に魔力を供給する隙すら与えんとはな……」

    弐大「噴ッ……! どうせロクでもない事じゃわい」

    十神「そう断ずるのはまだ早い。あいつが何か、脱出のための情報を掴んだ可能性もあるんだからな」

    左右田「それならいいんだけどよ……」

    狛枝(みんな揃ってるな……)

    日向「全員集めて来たぞ。それで花村、いったい何の用だよ?」

    花村「ンッフフ……みんなはさ、“ロマン”についてどう思うかい?」

    弐大「無ッ? 浪漫……じゃと?」

    日向「一体何が言いた……」

    左右田「ロマンといや、やっぱ宇宙だろ!」

    田中「魔獣共の住まう魔窟……ククク、並の者は無事では済まんだろうな」

    弐大「ワシはやはり、太陽に向かってランニングと言ったところかのう!」

    十神「あえて言うとするならば……そうだな。やはり究極の美食といったところか」

    狛枝(スゴいや、みんなそれぞれ思い描く物がちゃんとあってさ!)

    日向「おいおい、お前ら……」

    九頭龍「くだらねえ……」

    日向「だ、だよな。九頭龍、何か言ってや」

    九頭龍「ロマンっつったら任侠モンのドンパチに決まってんだろが!」

    日向「駄目だ、九頭龍まで壊れてる」

    花村「ンッフフ、結構結構……だけど」

    花村「“男のロマン”を追い求める気はないかい?」

    弐大「応ッ! ランニングじゃな!」

    花村「いや……そういう体育会系なノリじゃなくて」

    花村「みんなにはこの“栗ごはん”を食べてもらいたくってね」

    十神「栗ごはん……だと?」

    花村「うん」

    十神「おい花村。お前」

    花村「あれ、十神くんは栗ご飯はお嫌い?」

    十神「何故それを早く言わん! 大盛りで寄越せ」

    花村「あ、うん……たくさんあるからいいよ!」

    狛枝(そう言って花村クンはボク達に栗ご飯をよそい……って、これ絶対さっきの栗だよね……?)

    狛枝(まあ、味についてはさすが“超高校級の料理人”花村輝々の栗ごはん、絶品だったけど)

    狛枝(んー、あんなにいろいろ力説してた割に、特に何も変わった様子は無いな……)

    狛枝(とにかく、何が何だかよく分からないままに栗ご飯だけ食べて、ボク達は解散する事になった)

    狛枝(……さて。これからどうしようかな)


    【不運発動】
    狛枝の身に起こる“ロマン”:>>7
  7. 7 : : 2016/10/11(火) 21:23:49
    七海からアッパーを受ける
  8. 8 : : 2016/10/11(火) 21:36:36
    ― ジャバウォック公園 ―


    狛枝(ヒマすぎてこんなところまで来ちゃった)

    狛枝「んー……何しようかな……」

    狛枝(辺りを見渡すと……あれっ)

    七海「……Zzz」

    狛枝(七海さん……こんなところで寝てる)

    狛枝(コロシアイなんて言われて危ないのに、度胸があるなあ。さすがは超高校級の才能を持った人間だよね!)

    狛枝(けど、ずっとここで放置しておくのも危険だろうし……起こした方がいいかな?)

    狛枝「おーい、七海さーん」

    七海「……男は体を……女は心を……それ以外は技を……Zzz……」

    狛枝(……これホントに寝言?)

    狛枝「七海さーん?」

    七海「私は女なので……でも……Zzz」

    狛枝(参ったな。体をゆすって起こしてみようかな?)

    狛枝「七海さ」

    七海「しょーりゅーけん……」

    ズゴシ

    狛枝「…………」

    狛枝(モロにアッパーが入ったんだけど)

    七海「……あれ、狛枝君?」

    狛枝「……やあ、七海さん。おはよう」

    七海「あー……寝てた……かもしれない」

    狛枝「うん、寝てたね……」

    七海「……鼻の頭抑えて、どうかした?」

    狛枝「いや……なんでもないよ」

    七海「そっか。……さて」

    狛枝「何か用事でもあったのかな」

    七海「ううん、用事ってわけじゃないよ。ただ」

    狛枝「ただ?」

    七海「次は波動拳の練習を……」

    狛枝「……ゲームの話だよね?」

    七海「ううん、実際に撃てないかなーって。撃てたらロマンじゃん」

    狛枝「……そっか」

    狛枝(とりあえず目が覚めたみたいだし……うん、まあボクなんか幾らでも殴ってくれていいんだけど。ひとまず七海さんは大丈夫そうだし、他の所に行こうかな)


    狛枝(……さ、次は何しようかな)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こること:>>9

    ※言い忘れてましたが、安価で狛枝の行く場所も指定する場合、現状中央の島と一の島のみ行動可能です。
    二の島以降の施設などは場所のみ再安価させていただくことになるかと……。
  9. 9 : : 2016/10/11(火) 21:43:42
    たまたま通りかかったソニアの
    スカートがいたずらな風でめくれたぁ!

    いやーん
  10. 10 : : 2016/10/11(火) 21:54:14
    ― 中央の島 ―


    狛枝(ジャバウォック公園を出てすぐ)

    左右田「おっ、狛枝じゃねーか」

    狛枝「やあ、左右田クン」

    左右田「……あ? 鼻押さえてどうした?」

    狛枝「いや、別になんでもないよ。ちょっとぶつけちゃってね」

    左右田「へえ……気を付けろよ?」

    狛枝「うん、ありがとう」

    左右田「にしても、さっきの花村のヤローはなんだったんだろうな? いや、たしかに栗ごはんはうまかったけどよォ」

    狛枝「ロマンについて何か思うところがあったみたいだったね」

    左右田「オレとしちゃ、宇宙以外のロマンなんて……」

    狛枝(その時、一陣の風がボクらを通り抜け……)

    ソニア「きゃあっ?」

    狛枝(前方に居たソニアさんのスカートが大きくめくれ上がった)

    狛枝(幸いにして、ボク達はジャバウォック公園の入り口、つまりソニアさんからは障害物があって見えない位置にいたためか、気が付かれはしなかったみたいだけど)

    左右田「…………」

    左右田「あったわ、あそこに。オレのロマン、桃源郷が……!」

    狛枝(というか、ちらっと見えただけだけど)

    狛枝(今、ソニアさんパンツ履いてた……?)



    狛枝(すぐに風は収まり、ソニアさんもその場を離れた……けど)

    狛枝(よく見ると、日向クンがソニアさんの向こうにいたみたいで)

    狛枝(その手には、なにか布のようなものを持っていた……気がする)

    狛枝(……うん、希望的でいいんじゃないかな。左右田クンには一応黙っておくけどさ)



    狛枝(さて、と。左右田クンは別の所に行っちゃったし。改めて、何をしようかな……?)


    【不運発動】
    狛枝の身に起こる事:>>11
  11. 11 : : 2016/10/11(火) 22:41:30
    巨大な動物に襲われる。
  12. 12 : : 2016/10/11(火) 22:46:43
    田中呼んでこい
  13. 13 : : 2016/10/11(火) 22:51:46
    狛枝(そういえばさっき……)


    ― 回想 ―

    田中「魔獣共の住まう魔窟……ククク、並の者は無事では済まんだろうな」

    ― 回想終了 ―


    狛枝「田中クン、動物のたくさんいる場所を望んでたみたいだけど。この島って野生の動物はいないんじゃなかったっけ」

    狛枝(んー……よし、ちょっと牧場でも行ってみようかな)



    ― 牧場 ―


    狛枝「さて……」

    狛枝(田中クンでも探そうかな。そんな風に考える間もなく……)

    弐大「ぬううおおおおおおおおおッ!」

    狛枝「えっ?」

    花村「えええええええええ!?」

    弐大「無ッ? な、何じゃとおおおおおおおおッ!?」

    狛枝(強烈な弐大クンの拳がボクの顔面にクリーンヒットし……意識は闇の中へと溶けて行った)


    ≪動物=人間も動物=巨体の弐大に襲われました≫
    ※安価が捻じ曲がった際はこのように解釈を付けて行こうと思います。
  14. 14 : : 2016/10/11(火) 22:53:05
    弍大wwww
  15. 15 : : 2016/10/11(火) 23:01:02
    狛枝(ん……ここは……)

    狛枝(う……頭がズキズキする……)

    狛枝(なんとか瞼を持ち上げる。すると……)


    ― 狛枝のコテージ ―


    花村「あ、目が覚めたみたいだね」

    弐大「無ッ? 狛枝……済まんかった……ッ!」

    狛枝「えっと……何があったの……?」

    花村「いや、弐大くんに牧場の牛を仕留めてもらおうと思って話を持ちかけたんだけどさ……」

    弐大「どういうわけか、牛が移動してしまってのう……ちょうど、その直線状におったお前さんを誤って殴ってしまったという訳じゃあ……本当に済まんかったのう」

    狛枝「ああ……そういう事」

    狛枝「それなら別に、大したことじゃないよ」

    弐大「そうは言うが……」

    狛枝「乗ってた飛行機がハイジャックに遭って、そこに隕石が衝突して墜落するよりははるかにマシだって」

    花村「そんなのと比較されても……」

    弐大「ひとまず、無事じゃったようで何よりじゃあ……」

    モノクマ「ホントホント。こんな何の面白味もない事で最初の事件を起こされちゃ、ボクとしても困っちゃうよ。目撃者までいたんだし」

    花村「うわあああああああッ!?」

    弐大「モノクマじゃと!?」

    狛枝「……何の用?」

    モノクマ「何の用、じゃないよ! こっちはオマエが目を覚ますまで待っててやったんだからな! 感謝しろよ!」

    花村「待ってた……って?」

    モノクマ「はい。この後放送でも流しますが……」

    モノクマ「今からジャバウォック公園に集合ね!」

    モノクマ「それでは……かの地にて再びあいまみえよう……!」

    狛枝(それだけ言って、モノクマはどこかへ行ってしまった)

    弐大「このような時間に集合じゃと?」

    狛枝(外を見ると、たしかにもうだいぶ暗くなっている)

    狛枝(少しして、モノクマの言った通り、ジャバウォック公園に集合という放送が鳴り……)
  16. 16 : : 2016/10/11(火) 23:06:06
    ― ジャバウォック公園 ―


    辺古山「ふむ。どうやら全員集まったようだな」

    左右田「ったくよォ……今度はなんだってんだよ……」

    西園寺「どーせロクでも無い事に決まってんでしょ」

    日向「だろうな……」

    狛枝(各々、口々にモノクマへの悪口を並べ立てる)

    狛枝(そうしていると)

    モノクマ「しょぼーん……ボクってば、自分では人気者だと思ってたんだけど……オマエラがそんな風に思ってたなんて……」

    澪田「いやー……コロシアイなんて言い出すクマを好きになる人なんているわけないと思うっすけどー……」

    モノクマ「それもそっか!」

    小泉「立ち直り早いね……!?」

    十神「それで、わざわざ俺達を集めて今度は一体何のつもりだ? さっさと要件を言え」

    モノクマ「いやね、このままだらだらと続けてもオマエラが殺し合わないって事くらい、ボクもさすがに分かっているので……」

    モノクマ「オマエラに素敵でパーフェクトな、殺人の動機をプレゼントしちゃおうかと思いまして……!」

    九頭龍「……動機だと?」

    モノクマ「そうなのです! さてさて、その気になる動機とは……」

    ソニア「動機とは……?」


    モノクマの用意した動機とは!:>>17
  17. 17 : : 2016/10/11(火) 23:14:22
    全員の物凄く個性的な性癖が書かれた紙
  18. 18 : : 2016/10/11(火) 23:28:00
    モノクマ「ここにオマエラの名前がそれぞれ書かれた封筒があります」

    罪木「な……中には何が入ってるんですかぁ……?」

    モノクマ「この中にはね……」

    モノクマ「オマエラの性癖がバッチリ書かれた紙が入ってるんだよ! それもとびっきり個性的なヤツ!」

    日向「はあ!?」

    花村「個性的って……言われても。ぼくは至って普通だし」

    左右田「どこがだよ! ……いやでも、オレも別に変な性癖なんて持ってねーけどよ」

    モノクマ「さてさて、どうでしょうね? 自分ではそう思ってるだけで他の人から見たらドンビキー……なんてことも、あるかもしれませんよ?」

    左右田「……マジで?」

    モノクマ「さて、それでですね」

    モノクマ「この封筒……ただオマエラに渡すんじゃあ面白くありませんよね」

    辺古山「な……何を言っている?」

    モノクマ「はい、まずはこの封筒を……ざらっと! この二つの箱にそれぞれ入れまして」

    モノクマ「これでくじ引きのかーんせー!」

    モノクマ「オマエラにはこのクジを一人一つ、引いてもらいます」

    モノクマ「そして引いた封筒は、誰のものであっても、この場で開けて中身を確認してもらいます!」

    左右田「何だその公開処刑!?」

    モノクマ「あ、ちなみに……」

    モノクマ「男子は女子の、女子は男子のしか引けませんので……!」

    狛枝「つまり、自分のものは絶対に引けない……って事?」

    モノクマ「にょっほっほ、そういう意味もありますなあ!」

    日向「ふ、ふざけてるのか……!?」

    モノクマ「あれあれ? 日向クンは見られて困る性癖に心当たりでもあるのかな?」

    日向「いや、それは……無い、と思うけど」

    モノクマ「自信無さげー……ま、いいや!」

    モノクマ「それじゃ、みんな引きに来るように!」

    九頭龍「待てや……」

    モノクマ「はにゃ? 何かな?」

    九頭龍「それが一体何の動機になるってんだ? ンなもん見られたからってよ……」

    モノクマ「うぷぷ……だってさ。よく考えてもみてよ」

    九頭龍「何をだ」

    モノクマ「異性が自分のとーっても恥ずかしい秘密を握ってるんだよ? しかも、自分にはその詳細が分からない……」

    モノクマ「なーんて! とってもオソロシイ話だと思わない?」

    狛枝(……まあ、恐ろしいか恐ろしくないかで言えば、恐ろしいのかもしれないけど)

    狛枝「……はあ」

    狛枝(別にボクみたいなゴミクズの性癖なんか知ったところで、持てあまさせちゃうだけじゃないか……そういう意味では心苦しいけど)

    モノクマ「これ以上もう何もないね? それじゃあ一人ずつ引きに来てくださーい」

    狛枝(まあいいや。こんなくだらない茶番はさっさと終わらせよう)


    【狛枝が引いたのは誰の性癖?】
    女子の中から一人だけ選択:>>19
  19. 19 : : 2016/10/11(火) 23:29:37
    小泉真昼
  20. 20 : : 2016/10/11(火) 23:30:03
    小泉
  21. 21 : : 2016/10/11(火) 23:40:11
    狛枝「よいしょっと……」

    狛枝(引くと、そこに書いてあった名前は……)

    モノクマ「おやおや、狛枝クンは小泉さんのを引いたようですな」

    小泉「わ、私……?」

    狛枝「で、これをここで見ろって?」

    モノクマ「はい」

    狛枝「小泉さんに悪いし、見ないって選択を取ったらどうなるのかな」

    モノクマ「モノケモノが……」

    小泉「そこまでするの!?」

    狛枝「……はあ、分かったよ」

    狛枝「ごめんね、小泉さん」

    小泉「こうなった以上……仕方ないけど……」

    狛枝(中を確認する。するとそこには……)


    【小泉真昼の性癖】
    盗撮フェチ。
    ただし撮る方ではなく、撮られる方。


    狛枝(……うん、知りたくは無かったなあ……)

    小泉「な、何が書かれてたの……?」

    狛枝「……モノクマ、これって内容伝えるのはOKなの?」

    モノクマ「んー……。ま、いっか。知られたくない事が知られてる事に変わりはないわけですし……!」

    狛枝「じゃああとで伝えるよ。この場で言うのはさすがにね」

    小泉「う、うん……ありがと……」
  22. 22 : : 2016/10/11(火) 23:55:01
    狛枝(そして全員が引き終わり……)

    モノクマ「うぷぷぷ……これでコロシアイ、起こるっかなーっと!」

    狛枝(とだけ言って、モノクマは去って行った)

    狛枝(そうすると、公園内には全員がビミョーな空気の中残される事になったわけで)

    十神「……さて」

    狛枝(こんな状況でもいの一番に口を開いてボク達を引っ張ろうとしてくれる十神クンはまさにボクらの頼れるリーダーだよね!)

    十神「お前らに一つ提案がある」

    ソニア「提案? いったいなんでしょう?」

    十神「さっき狛枝と小泉が話していたが……これからそれぞれ、自分のものを引いた奴に、自分についてなんと書かれていたか尋ねるだろう」

    罪木「そうですね……やっぱり、気になっちゃいますし……」

    十神「それでだ。これはあくまでお前らに反対意見が無ければであって、強制する事ではないが……」

    狛枝(十神クンにしては随分歯切れが悪いね?)

    十神「その後、男女それぞれ誰かのコテージにでも集まって、全員分の情報を共有するというのはどうだ?」

    西園寺「はあ!? 何言ってんの!?」

    十神「騒ぐな、理由ならちゃんとある」

    辺古山「……聞かせろ。だがその理由によっては……」

    十神「安心しろ。別に下心などではない。いいか、先ほどのモノクマの言葉を思い出せ」

    日向「えっと、どの言葉の事だ……?」

    十神「あいつは俺達に、自分の秘密を知られているという事による羞恥心からの強迫観念を武器に俺達にコロシアイを迫ってきた。その事について、たしかにたった一人にしか知られていないのであれば可能性は……まあごくわずかかもしれんが存在すると言える。だがもし、全員が知っているのだとすればどうだ?」

    西園寺「余計恥ずかしいだけじゃん!」

    十神「果たしてそうかな?」

    左右田「いや……何を言いてーんだかサッパリなんだが」

    十神「つまりだな。恥ずかしい秘密を知られる事が動機になると仮定すれば、全員が知ってしまったなら、全員を殺す必要が出てくるだろう。一人ならばともかく、お前らにこれだけの人数を殺す度胸のある奴が果たしてどれだけいる?」

    九頭龍「オレなら何人だろーがカンケーねえけどな……」

    十神「だろうな。だが、そう考える人間の方が圧倒的少数だ。その事実に変わりはあるまい」

    日向「つまり……そうした方が、この動機で殺人が起こる可能性を低く出来るってわけか」

    十神「そういう事だ。だが、西園寺も言う通りこの提案は嫌な者にとっては嫌だろうからな。強制はせん、と言ったんだ」

    七海「なるほど……」

    十神「さあ、どうする?」

    狛枝(さて、どうしようか……)


    まあ……結果はだいたい分かりますけどね!
    賛成or反対で↓五レス分から三票を超えた方の結果を反映します!
  23. 23 : : 2016/10/11(火) 23:58:40
    酸性
  24. 24 : : 2016/10/11(火) 23:58:57
    すみません漢字間違えました
  25. 25 : : 2016/10/12(水) 00:00:15
    反対
  26. 26 : : 2016/10/12(水) 00:07:39
    それに賛成だ!
  27. 27 : : 2016/10/12(水) 00:08:23
    賛成
  28. 28 : : 2016/10/12(水) 00:45:57
    五レス分と言いましたが、賛成三票集まってるので〆ます!
  29. 29 : : 2016/10/12(水) 01:08:13
    狛枝(結局、十神クンの提案に対し……“コロシアイの抑止力のためなら仕方ない”という消極的な意見の方が目立ちはしたものの、理由が理由なだけに反対意見を唱える人間はいなかった)

    狛枝(その後、ボクは小泉さんに内容を伝え、ボクもボクの情報を聞き……そして)


    ― 十神のコテージ ―


    十神「全員集まったようだな」

    左右田「あァ……」

    日向「そうみたいだな……」

    九頭龍「あんだよ……テンション低いなオメーら……」

    花村「そりゃあ……ね……」

    田中「……クッ」

    弐大「そうじゃのう……」

    狛枝「まあ、仕方ないんじゃないかな」

    十神「そういう狛枝はダメージが少ないように見えるが……まあいいだろう。それよりさっさと共有するぞ。まずは……」

    左右田「なあ、一個思った事があんだけどよ」

    十神「……なんだ?」

    左右田「共有ってな……自分が引いたヤツだけじゃなくってよ。オレらが聞いた自分のヤツについても話さなきゃいけねーんだよな?」

    十神「そうだな。そうでなければ公平じゃないだろう」

    左右田「だったらよォ……まず女子の分をばばっと話しちまってから、オレら自身のを話さねえか……?」

    十神「……一応理由を訊いておいてやる。何故だ?」

    左右田「だってよ、自分の口から言うとか……キツいだろ……」

    日向「ああ……」

    九頭龍「……だな」

    左右田「だったらよ! せめてこう、マジの修学旅行の夜の下ネタトークみたいなノリにしちまった方がダメージはゼッテー少ねえって!」

    狛枝「なるほどね。ボクとしてはその意見に賛成かな。左右田クンの言うように自分のを話すっていうのは結構勇気がいる事だと思うし……それだけじゃなくって、あとに自分のが控えてるんだって考えたら、女子の分の話を引き延ばす気にはならないでしょ? 女子の性癖の話で引きのばす事になっちゃうのは彼女たちに申し訳ないしさ」

    十神「……なるほどな。まあいいだろう。では女子の分から聞いて行くとしよう」

    狛枝(ボクの言った通り……あとに自分の話を自分でする、という緊張感からか、年頃の男子にしては凄く淡々とした女子の性癖の報告が続いた。さっきボクが見た小泉さん以外の分を纏めると……)


    ※というわけで、この場では女子の分はサラッと流すよ!
     女子の性癖安価を期待した人はゴメンね!

    【終里赤音】
    敗北フェチ。
    負けた相手にイロイロされる……的な。

    【西園寺日寄子】
    露出フェチ。
    実は誰もいない夜中にこっそり裸で日本舞踊を踊ってた事も。

    【ソニア・ネヴァーマインド】
    恐怖フェチ。
    脅されて、などを含む恐ろしい目に遭いながらというシチュエーションに興奮。

    【罪木蜜柑】
    フェチは無い。
    逆に言えば、何されても興奮するある種一番スゴいタイプ。

    【七海千秋】
    催眠フェチ。
    催眠にかけられて……って展開が好き。

    【辺古山ペコ】
    道具フェチ。
    道具で、ではなく道具のように扱われる、というのが好き。

    【澪田唯吹】
    野外フェチ。
    お外でしちゃうシチュエーションに憧れ大。


    狛枝(……といった具合。さて、次はいよいよボクら自身の番か……)

    十神「ではそうだな……まずは九頭龍。お前からだ」

    九頭龍「あァ!? なんでだ!?」

    十神「わめくな。所謂五十音順というヤツだ。男子の中では九頭龍、お前が一番最初だろう」

    九頭龍「チッ……仕方ねえ。オレのは……」


    【性癖安価】
    九頭龍の性癖は?:>>30
  30. 30 : : 2016/10/12(水) 01:10:50
    小指フェチ
    落とされるのではなく弄られるのが好き
  31. 31 : : 2016/10/12(水) 12:58:58
    うわあ…
  32. 32 : : 2016/10/12(水) 12:59:20
    謎フェチだな…
  33. 33 : : 2016/10/12(水) 16:59:54
    小指て・・・
  34. 34 : : 2016/10/12(水) 18:48:54
    九頭龍「小指……だよ」

    日向「小指……って、九頭龍ってたしか極道……」

    九頭龍「勘違いすんじゃねえよボケが! ……落とすだの落とされるだのじゃなくてよ……その、弄られんのがよ……」

    左右田「……うわあ」

    花村「ぼくでも引くよ?」

    九頭龍「あんだとコラァ!」

    狛枝「けど、ちょっと待って」

    九頭龍「あ? 何だよ……」

    狛枝「それって、たとえば“ゆびきり”する時とか……どうしてたの?」

    九頭龍「あ? だから落とすだの落とされるだのとは関係ねえっつってんだろ……」

    狛枝「いや、そうじゃなくてさ」

    日向「ゆびきりって言ったら、あれだろ。何か約束する時に“ゆびきりげんまん うそついたら はりせんぼんのます”ってやつ」

    九頭龍「ハリセンボン……? カタギの連中はンな物騒な事やってんのか……?」

    花村「いやいや、そんなわけないじゃん……言葉のあやだよ、言葉の」

    弐大「ちなみにゆびきりげんまんの“げんまん”とは“ゲンコツ一万回”の略らしいのう」

    九頭龍「やっぱ物騒じゃねえか!」

    狛枝「あはは、ゆびきりを知らなかったんだね。だったらこれまで問題なかったって事か」

    十神「それにしても小指とはな。いきなりトバして来た気がするが……まあいいだろう。じゃあ次は狛枝だな」

    狛枝(あ、ボクか……まあボクみたいなどうしようもないクズの話なんか聞いたって面白くもなんともないだろうけど、そこはしょうがない、か)

    十神「さあ、さっさと話せ」

    狛枝「うん。ボクはね……」


    【性癖安価】
    狛枝の性癖は?:>>35
  35. 35 : : 2016/10/12(水) 18:52:37
    まさかのでこフェチ
  36. 36 : : 2016/10/12(水) 18:52:59
    でこっておでこね
  37. 37 : : 2016/10/12(水) 19:13:56
    狛枝「ボクはね。額が好きなんだ」

    左右田「し……死体ィィィィィ!?」

    花村「うんうん。いいものだよね……肢体」

    十神「シタイではなくヒタイだ馬鹿者」

    狛枝「あははっ、混乱させちゃったかな。つまりでこって事だよ」

    九頭龍「ペコだと!?」

    十神「話が進まん!」

    日向「それにしても……意外なような、そうでもないような話だな」

    狛枝「……人が生きていく上で、大切な事ってなんだと思う?」

    左右田「は? 唐突だな……」

    弐大「やはり、快眠・快食・快便では無いかのう?」

    十神「馬鹿は放っておくぞ。……狛枝は額が必要だというのか?」

    狛枝「あはは、さすがにそんな極論は言わないよ」

    日向「じゃあ、狛枝は何が必要だって考えてるんだ?」

    狛枝「ボクはね。人は“輝き”が無ければ生きていけないと思うんだ」

    狛枝「だからこそ自分自身の中にある“輝かしい才能”というものを持ったキミ達超高校級のみんなは、この世で何よりも尊いものだとボクは思うんだよね」

    狛枝「そして、そんな“輝き”を持ったキミ達だからこそ、人々の希望の象徴として平凡な人々に輝きを与えられる、伝播させていくことができる。それってとても素晴らしい事じゃないか」

    狛枝「だけど、勿論“輝き”の全ては才能や希望に直結するわけじゃない。それは当然だよね。他にも輝きを持ったものは沢山存在する。そう、それが“光り”や“明かり”と呼ばれるものだ。これは精神的なものでもそうだけど、物理的なものにだって言えることだよ。太陽の光が無ければ生物はそれこそ物理的に生きて行くことが出来なくなるんだからさ。そしてそんな光や明かりをヒトの身で最も体現できる、反映できる部分といえば当然、広い額だよね? うん、そうなんだ。つまり光を反射し、人々を照らす事の出来る額というのは人間の部位の中で最も尊い存在である事は言うまでも無く、証明するまでも無く必然なんだよ。もちろん、ボクは他のものを否定するわけでも忌避するわけでもないし、ボクにそんな選択をする権利があるとも思わないけど、でも個人的な嗜好というのであればやはり額に反射される光を浴びる事を想像するだけでボクは幸福な気持ちになれる。ちなみに英語でおでこの事をforeheadって言うんだけど、これは単語をforeとheadに分けて考えて直訳すると頭の前方部分という意味になるよね。この事から見ても分かる通り、前を見つめる目のついた頭部の、さらにその前方……と考えるだけでもすごく希望に満ちた印象を抱かない? 英語圏の人々のセンスは凄くいいよ!」

    弐大「ぬおおおおおお! ワシには狛枝が何を言っとるのかサッパリわからんぞおおおおおお!」

    九頭龍「なんかヤバいスイッチ入ってんぞ、おい!」

    日向「誰か止めろよ、アレ……」

    田中「クッ……我が破壊神暗黒四天王をも震え上がらせるとは……奴め、いったい如何なる術式を用いた……ッ!?」

    花村「まあ、嗜好について語りたい気持ちは分からなくもないけどね」

    狛枝「あ……ゴメンゴメン、ちょっと語りすぎちゃったね。これ以上は他の人の時間が無くなるか……うん。次の人の番に行っても大丈夫だよ」

    十神「そ、そうか。ああ。じゃあ次は……左右田だな。頼む」

    左右田「なんつーか……狛枝がアレ過ぎたんでちっと気は楽になったけどな。オレは……」


    【性癖安価】
    左右田の性癖は?:>>38
  38. 38 : : 2016/10/12(水) 19:22:36
    原作基準で骨格?
  39. 39 : : 2016/10/12(水) 19:39:29
    安価は原作準拠じゃなくっても大丈夫ですよー。
    まあ今回の場合骨格以外が来たら「何故かオレだけ二つ!?」みたいなノリで骨格も付けてましたが。


    左右田「オメーら程妙な性癖じゃねー、平凡なモンだけどよ……」

    弐大「ふむ。具体的にはなんじゃあ?」

    左右田「オレはほら、アレだよ……骨格だよ、骨格」

    花村「こ……骨格?」

    左右田「ああ。いやほら、綺麗な人を見ると“スゲーなー、いい骨格してんだろーなー、バラして見てみてえなー”って思うだろ?」

    十神「思う訳がないだろう……!」

    九頭龍「つーかただの危険思想じゃねえか……」

    左右田「……え? いや……普通だよな?」

    花村「いやいや……なんというか。なかなかの上級者だよね……さすがのぼくも、その境地には至れないかなって……」

    日向「諦めろ、左右田。花村にこうまで言わしめる立派な特殊性癖だ」

    左右田「マジか!? ……ずっと普通だと思ってたぜ。まさかそんな……」

    狛枝「あはは、なんなら語ってくれてもいいんだよ? ボクとしてはみんなの思想も聞いてみたいし」

    左右田「ヤだよオメーみたいにドン引きされんだろォが!」

    花村「安心してよ……現時点でもだいぶ、さ」

    左右田「……え!? そんなにか……!?」

    十神「……まあ、実行に移さんならば俺からは何も言わん。さて、次は……田中。お前だな」

    田中「フン……俺様の、闘争という本質から離れ、休息という名の未来への遺伝子を繋ぐ本能の是非を問うか……良かろう、教えてやるッ! 震えるがいい……俺様はッ!」


    【性癖安価】
    田中の性癖は?:>>40
  40. 40 : : 2016/10/12(水) 20:00:34
    猫耳とか犬耳とか
  41. 41 : : 2016/10/12(水) 20:03:27
    >>40
    田中なら普通じゃね?

    やっぱ肘でしょw
  42. 42 : : 2016/10/12(水) 20:12:39
    田中「ヒトとは……!」

    左右田「おい、また話長くなりそうだぞ」

    田中「幾千幾億、数値化するには余りに巨大にして膨大な英知の塊。なればこそ、魔獣を従えし視覚を有する……!」

    日向「なるほどな」

    花村「分かるの!?」

    日向「え、要するに知性があるから動物を飼えるって話じゃないのか?」

    十神「田中のこの、我が意を得たりとばかりの表情を見るに正解なんだろうな」

    田中「そして俺様は“制圧せし氷の覇王”であり、数多の魔獣共の頂点に君臨せし破壊神暗黒四天王をも従える究極の魔獣使いだ……であるからなのだろうな」

    九頭龍「サッパリわかんねえが、一応訊いてやる。何がだ」

    田中「……進化論を知っているな?」

    日向「進化論って、ダーウィンの、あれか?」

    田中「ああ。かの偉大なる術師によれば、我らとて例外なく、かつては一匹の魔獣の姿にてこの世界に顕現していたという」

    田中「即ちッ! ヒトの身に魔獣を宿すという、退化とも呼べるその行為によるその背徳の調べはまさに、俺様の心を打ち振わせるに等しいッ!」

    弐大「何を言っとるのか、狛枝とは別の意味でサッパリ分からんわい……」

    狛枝「つまり、所謂ネコミミみたいな獣耳……みたいなのが好きって事なんじゃないかな?」

    十神「……この、我が意を得たりとばかりの表情を見るに正解なんだろうな。くだらんが」

    田中「下らんだと!?」

    花村「くだらなくなんかないよ! 今やケモミミは一種のオーソドックスとも言えるレベルの市民権を得ているとぼくは主張するね!」

    左右田「なんで田中じゃなくてオメーが力説してんだ!?」

    十神「……全く。お前らは本当にどうしようもないな」

    九頭龍「あ? どういう意味だ、そりゃ」

    十神「次は俺の番だろう? ならば俺が、究極の性癖という物を教えてやる。聞くがいい」

    狛枝(究極……ね。聞かせて貰おうか、十神クンの話を……)


    【性癖安価】
    十神の性癖は?:>>42
  43. 43 : : 2016/10/12(水) 20:14:12


    究極もへったくれもねぇな
  44. 44 : : 2016/10/12(水) 20:30:18
    十神「お前らも一度は聞いた事があるはずだ」

    日向「この語り出し……また長くなるんじゃないのか?」

    狛枝「それで、何をかな?」

    十神「“腹が減っては戦は出来ぬ”……日本に古来より伝わる有り難い忠言だ」

    花村「まあ、有り難い忠言だよね」

    左右田「いやいや、普通に諺って言えよ!」

    九頭龍「諺だろうが忠言だろうがなんだっていいが、そりゃ聞いた事くれーあるがよ……それがどうした?」

    十神「つまりだ。それだけ“腹”とは人間にとって必要不可欠な物であると言える」

    狛枝「額より?」

    十神「愚問だ」

    花村「まあ、食欲は生物の三大欲求に数えられる重要な物だからね」

    十神「そうだな。さて、花村も今言ったが、人には三大欲求というものが存在する。一つは今の話にもあった通り食欲だが……あとの二つは一体なんだ? 簡単な問題だろう、答えてみろ」

    弐大「無ッ、“睡眠欲”と“性欲”……じゃな」

    十神「その通りだ。つまり食と睡眠、そして性は切っても切れない関係にあると言えよう」

    左右田「ま……まさか、カニバリズムとか言い出すんじゃねーだろォな……」

    十神「安心しろ、そんな事は言わん。……さて、お前ら。少し話は変わるが“美”の基準という物について考えたことはあるか?」

    狛枝「額かな」

    十神「お前には聞いていない」

    日向「……あれじゃないのか?」

    十神「ほう、なんだ。言ってみろ」

    日向「1:1.618……所謂“黄金比”って奴だ」

    十神「フン……模範解答だな。それもある種、正解と言えるのかもしれん。だがそれは自然界に感じる美しさであって、人の理性、知性に訴えかけるものではない」

    田中「では……貴様は一体何を以ってして美を語る?」

    十神「今ほど人が裕福でなかった時代、脂肪を蓄えている人間というのは“高い経済力”の象徴だった。そしてそういった者ほど美しいとされてきたんだ。つまり、裕福さという基準で人は美をはかる事も出来るというわけだな」

    十神「無論、ここで並べ立てた理由が全てという訳ではないが……」

    十神「俺は脂肪を蓄えた“腹”こそが究極であると主張するぞ」

    花村「なるほど……いや、一人のシェフとしては、食事をおいしく摂ってくれる人っていうのは凄く嬉しいけどね」

    狛枝「なるほどね」

    十神「とまあ、こういうわけだ。俺からは以上だが……次は弐大だな。俺の話を聞いてなお、話す度胸があるかとなると、これ以上ない人選だろう」

    弐大「噴ッ……よかろう。話してやるわい。ワシは……」


    【性癖安価】
    弐大の性癖は?:>>45
  45. 45 : : 2016/10/12(水) 20:38:52
    お尻
  46. 46 : : 2016/10/12(水) 20:56:07
    弐大「尻じゃな」

    左右田「おお、普通だ」

    日向「ようやくマトモなのが……」

    十神「待て」

    弐大「なんじゃあ?」

    十神「それはおかしい話だ。お前、包み隠さず全てを話せ」

    九頭龍「おいおい……弐大の肩持つワケじゃねえけどよ……何がおかしいってんだ? 別に普通だろ」

    十神「忘れたのか? モノクマは“個性的な”性癖だと言ったんだ。単に尻などと……」

    弐大「単に……尻じゃと?」

    左右田「あ? おいおい……なんか弐大の様子が変だぞ?」

    田中「これは……殺気ッ!?」

    日向「殺気だって!?」

    狛枝「あはっ、ここからが弐大クンの本領発揮みたいだね」

    弐大「“単に”尻、などという事はあり得んッ! 如何に十神といえど、こればかりは無視するわけにはいかんぞッ!」

    十神「ほう……ならば、語ってみるがいい」

    弐大「噴……ッ! よいか! まず初めにことわっておくが……ワシは尻のデカいだの小さいだのには興味が無い!」

    十神「ほう?」

    日向「じゃあ……尻のどこに惹かれるんだ?」

    弐大「決まっておろう。“引き締まっておるか、おらんか”……そして」

    左右田「そして……?」

    弐大「座られ心地じゃああああああああッ!」

    十神「…………」

    左右田「…………」

    九頭龍「…………」

    田中「…………」

    日向「…………」

    狛枝「…………」

    花村「…………えっと、なんて?」

    弐大「じゃから、“座られ心地”と言ったんじゃあ」

    九頭龍「座り心地……じゃなく、か?」

    左右田「いや、それでもおかしい事言ってるってのに変わりねえけどよ……」

    弐大「噴ッ! おなごに座るなど、日本男児のする事じゃないわい」

    日向「いや……女の人に座られるのは日本男児のする事なのか?」

    弐大「ガッハッハッハ! こりゃ一本取られたのう!」

    日向「取りたくなかったぞ、別に!」

    十神「まあ、壮絶なカミングアウトだったが……いいだろう。これで弐大も俺達と同じ土俵に立ったと認めてやろう」

    弐大「無ッ、そうか……」

    十神「さて、次だな。次は花村。お前だ」

    左右田「いよいよかよ……」

    九頭龍「何が出ても驚かねえ自信があるぜ、コイツについちゃあよ……」

    花村「ンッフフ……ではご期待に添えて……ぼくはね」


    【性癖安価】
    花村の性癖は?:>>47
  47. 47 : : 2016/10/12(水) 21:00:16
    罪木と同じでどんなのでも興奮できる
    若干男の方が興奮度合いは高い
  48. 48 : : 2016/10/12(水) 21:05:28
    ゲイ寄りのバイときたか・・・
  49. 49 : : 2016/10/12(水) 21:12:28
    花村「ぼくはね……ある種、罪木さんと同じタイプかな」

    日向「つまり全方位か……」

    左右田「まァ、知ってたぜ」

    花村「ただ罪木さんと違うところが一つあってね」

    十神「ほう?」

    花村「罪木さんと違って、ぼくは……同性でもイケるよ! っていうか、同性の方がぶっちゃけイケるかな!」

    弐大「な……なんじゃあ!? 弩えれぇ殺気を感じるぞ……!?」

    田中「破壊神暗黒四天王よ……逃げよ。逃走は恥ではない……。そして後世に伝えよ、我が生き様、我が魂……」

    左右田「なんでオメーは辞世の句みたいになってんだよ!」

    花村「いやいや……一応、ぼくにも最低限の分別はあるからね? 無理矢理襲ったりはしないから……」

    十神「まあそうでなくては困るがな……」

    日向「つ、つまりまあ、なんだ……花村はバイ……って事か?」

    花村「まあそうとも言えるよね。……いまどき普通すぎたかな?」

    九頭龍「いや……身近な奴にカミングアウトされんのは、いつの時代でもそこそこショッキングだろ……」

    十神「だからと言って友人で無くなるなどということはあるまい」

    左右田「ま、まァ……十神の言う通りだな」

    日向「花村、“友達として”、あくまで“友達として”だぞ。これからもよろしくな」

    花村「……! うん!」

    狛枝「あははっ、美しい友情談義になったね。だけど……」

    十神「ああ。これで終わりではない。日向、最後にお前が残っている。話してもらおうか」

    日向「お、俺か……。俺はだな……」


    【性癖安価】
    日向の性癖は?:>>50
  50. 50 : : 2016/10/12(水) 21:15:07
    パンツの匂い
  51. 51 : : 2016/10/12(水) 21:33:24
    日向「……なあ、逆になんだが」

    九頭龍「逆だァ?」

    左右田「おいおい日向、オメーまさかこの期に及んで話逸らそうってんじゃねーだろうな?」

    弐大「お前さん、それはちぃとばかし男らしくないんじゃないかのう?」

    日向「いや、そうじゃなくてさ。……逆に、なんで今まで出なかったんだ? って疑問があってな」

    狛枝「つまり……一般的な嗜好として考えても問題ない、と……日向クンは自分の性癖についてそう考えてるって事かな」

    日向「ああ」

    左右田「けどよ、オレん時みてーな例だって……あんだろが……チクショォ……」

    十神「ならば改めて問う。お前の性癖は何だ。言ってみろ」

    日向「パンツだ」

    左右田「!」

    九頭龍「!」

    十神「!」

    花村「!」

    田中「!」

    弐大「!」

    狛枝「……なるほどね」

    左右田「パンツ……パンツか。なるほどな」

    十神「一考の価値はある……いや、違うな。究極の性癖、その有力候補に入れてやってもいい」

    田中「よもや……俺様がこの地にてこれほどの魔力を秘めた男と出会おうとはな……」

    狛枝「ちなみに日向クン、それはただパンツが好きってわけじゃないんだよね? それならさっきの弐大クンの時の話の通り、ちょっと個性的とは言い難い気がするしさ」

    日向「そうだな……俺は、パンツの中でも特に」

    九頭龍「特に……?」

    日向「匂いが好きだ」

    花村「……イイね! 分かってるね、日向くん!」

    弐大「匂いか……やはり、運動の後の汗の匂いかのう?」

    日向「いや、それも勿論悪くない。健康的で、だからこその背徳感ってのもあるしな。だけど……」

    日向「俺は、“汗”じゃなく、汗“も”なんだ」

    十神「……も? も、とはいったい、なんだ。どんな匂いでも構わんというのか?」

    日向「それも少し違う。……まず大前提としてさ。パンツを履くタイミングっていつだ?」

    左右田「あ? そりゃ……風呂上りとかじゃねーの?」

    日向「そうだな。そしてそのパンツを履いて、寝るよな?」

    十神「まあ、パンツを履かずに寝るという主義主張の持ち主でない限りはそうだな」

    日向「それから目が覚めて、その日一日……トイレなんかで肌から離れる事はあっても、基本的には一日中パンツは履いたままのはずだ」

    九頭龍「まあ、脱ぐ事なんざねえからな……」

    日向「そして、パンツを“脱ぐ”……つまり脱衣するタイミングっていうのはたぶん基本的に、その日に風呂に入るタイミングだと思う」

    十神「清潔な人間であれば、という但し書きは付くだろうがな」

    日向「その場合の不潔さなら俺としてはむしろ望むところだけど……話を戻すと」

    日向「さて。その場で脱がれたパンツ。そこに染みついた匂いは果たして、“汗だけの匂い”だと思うか?」

    左右田「!」

    花村「!」

    日向「その日一日の、そのパンツを履いていた人間の……いろんな匂いがまじりあった、まさにその人間を体現した匂いになっているはずなんだ……!」

    狛枝「さすがは日向クンだよ! そこに気が付くなんて……!」

    十神「く、一分の隙も無い見事な理論だ……!」

    日向「さっきも言った、“そういう意味での不潔さなら”っていうのはそういう事なんだ。二日、三日、四日と……その人そのもののより濃くなった匂いを、パンツという媒体を通して嗅ぐこと……人間なら、誰しもが持っている欲求だと俺は思ってた」

    左右田「言われてみりゃ納得するな。思いつかなかった自分が恥ずかしいぜ」
  52. 52 : : 2016/10/12(水) 21:40:33
    狛枝(日向クンの話から始まったパンツ談義は、翌朝日が昇るまで続いた――)

    狛枝(そして)


    ― レストラン ―


    小泉「うわ……何これ!?」

    七海「はよーっす……なんか男子が大変な事になってる?」

    辺古山「一体この……なんだ、晴れやかに撃沈している連中は……」

    狛枝「あははっ、日向クンのパンツ談義でさっきまで盛り上がってたところだから」

    日向「お、おい狛枝!?」

    西園寺「いや……今更取り繕ったって……日向おにぃがパンツ好きなのはもう知ってるし……」

    日向「うぐっ」

    終里「あんなモンただの腰布じゃねーか……何がいいんだ?」

    左右田「言われてんぜ? 反論しねーのか、日向……いや、ソウルフレンドよォ!」

    日向「ああ。構わないさ。そう思っている奴のパンツほど、仕上がりはいいってのが俺の持論だ。改めさせる必要なんかないだろ?」

    九頭龍「なるほどな……パンツ道ってのは奥が深いぜ……」

    西園寺「キモいよー! 男子全員キモさに磨きがかかってるよー!」

    狛枝「あはっ、まあそれは仕方ないよ。モノクマがあんなのを仕掛けて来たんだからさ……」


    狛枝(さて。モノクマの望んだような疑心暗鬼はカケラも無いね。まさにみんなは希望の象徴と呼ぶにふさわしいメンタルを持ってるよ……!)

    狛枝(ボクはボクで、なにか役に立てればいいけど……このあと、どうしようかな)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こること:>>53
  53. 53 : : 2016/10/12(水) 21:41:56
    突然のハーレム(花村含む)
  54. 54 : : 2016/10/12(水) 21:47:24
    >>53
    花村は逆に不運じゃね(狛枝の)
  55. 55 : : 2016/10/12(水) 22:09:18
    狛枝(そうだ、ロケットパンチマーケットに何かあるかもしれない。ちょっと見に行ってみよう)


    ― ロケットパンチマーケット ―


    狛枝(さて、なにかあるかな……)

    ソニア「あら、狛枝さん」

    狛枝「やあ、ソニアさん」

    ソニア「何か探し物ですか?」

    狛枝「何か面白いものが無いか見に来ただけだから、探し物ってわけでもないかな。それより、ソニアさんは何か探し物で来たの? それなら手伝おうか?」

    ソニア「いえ……その、大したものではありませんので……」

    狛枝(……?)

    狛枝「そっか。けど、なにか力になれる事があったらいつでも言ってよ」

    ソニア「はい……あら?」

    七海「……ねみー」

    ソニア「七海さん!」

    七海「あ、ソニアさん……に狛枝君。どもー……」

    狛枝「うん、どうも。……七海さんも何か探しに来たの?」

    七海「んー……新作のゲーム無いかなって」

    狛枝「さすがに、スーパーマーケットには無いんじゃないかな……残念だけど」

    七海「それもそっか……あれ」

    ソニア「どうかなさいました?」

    七海「奥に終里さんに花村君もいるね」

    ソニア「まあ! 本当です!」

    狛枝「おーい! 終里さーん! 花村クーン!」

    花村「あれ? やあ、みんな! 揃ってどうしたの?」

    終里「まさかオレのメシ横取りに来たんじゃねーだろうな!?」

    狛枝「いや、そんな事しないよ……」

    七海「って事は、終里さんが花村君に料理をお願いして、その食材を見繕いに来たって感じ……なのかな?」

    花村「まあ、そういう事だよね」

    終里「ま、オレの飯取りに来たんじゃねーならモンクはねーぜ!」

    七海「そっか」

    澪田「あれあれー!? なんか、みーんな集まってるっすねー!」

    小泉「ホントに、珍しいくらい集まってない?」

    西園寺「わたし達に黙って示し合わせてみんなで集合、とかしてたりして……」

    罪木「さすがに……そんな事はしないと思いますけど……」

    狛枝「おっと、澪田さんに小泉さん、西園寺さんに罪木さん……あはっ、なんだかよく分からないけど、どんどん集まって来るね」

    辺古山「全くだ」

    罪木「ひゃああああああ!?」

    辺古山「? どうかしたか?」

    罪木「ぺ……辺古山さん……いつからそこに……」

    狛枝(うん、そりゃ誰だって、いきなり後ろから誰かが顔を見せたらびっくりするよね)

    辺古山「つい今しがただが。防犯グッズを見に来たのだが……よもや、これほどに人が集まっていようとはな」

    狛枝「ロケットパンチマーケットはいろいろあるからね……ある意味、人が意図せず一番集まりやすい場所、って言えるのかもしれないよ」

    澪田「なるほどっすー」

    花村「それにしても……」

    ソニア「? なんでしょう?」

    花村「狛枝くんってばハーレム状態じゃないか」

    狛枝「え?」

    狛枝(気が付いてみれば、ボクと花村クン以外は全員女子だね)

    狛枝(まあ、ボクなんかを囲ったところでなんの旨みもないだろうけどさ)

    狛枝「参ったな……そんなつもりは無かったんだけど。ボクはお暇して女性陣だけにした方がいいかな?」

    西園寺「それじゃ花村だけ残るじゃん! 一緒に連れてくか残るかどっちかにしてよー!」

    花村「ぼくは別に、ぼくだけ残されても構わないけどね!」

    終里「つーか花村にはメシ作らせねえといけねえからな。どっか行かせてたまっかよ」

    小泉「はいはい。……じゃあ狛枝も暫く付き合いなよ」

    狛枝「んー……みんながいいなら、ボクに異論はないよ」

    ソニア「……」

    小泉「……ソニアちゃん? どうかした?」

    ソニア「いえ、その……狛枝さんや花村さんがいると……」

    澪田「んー? なんか問題でもあるっすか?」

    七海「理由はちょっと思いつかない……かな」

    ソニア「実は……その、ですね」

    狛枝(言って、ソニアさんは小泉さんに何事か耳打ちをした)

    小泉「……え!? それは……」

    ソニア「そういうわけですので……」

    狛枝「……?」

    西園寺「パンツ探しに来たんだってさ!」

    ソニア「ちょ、西園寺さん!? 聞こえてたんですか!?」

    狛枝「ああ……なら、ボクはやっぱり出てた方がいいね」

    ソニア「は、はい……その、申し訳ありません……」


    狛枝(……ってなわけで、ロケットパンチマーケットは出てきたわけだけど)

    狛枝(次は何しようかな……)


    【不運発動】
    狛枝の身に起こること:>>56
  56. 56 : : 2016/10/12(水) 22:14:18
    親方!空から全裸の花村が!
  57. 57 : : 2016/10/12(水) 22:25:01
    狛枝(……どうしよう。本格的にすることが思いつかないや)

    狛枝(ちょっとそこらを散歩してみようかな)


    ― 数時間後・空港 ―


    狛枝「……空港、来てはみたけどここほど無駄な施設は無いよね」

    狛枝(本編でも使われた記憶が無いよ……隠れモノクマがいたくらいでさ。それと自己紹介以外で何かに使われたっけ?)

    狛枝(……って、ボクは何の話をしてるんだろう)

    狛枝「それにしても、ここから見える飛行機は立派に見えるんだけどね」

    狛枝(左右田クンが言うには全部ハリボテ……なんだっけ。“超高校級のメカニック”の左右田クンが言うんだから間違いないだろうね)

    狛枝(……ハリボテじゃなかったとしても、操縦できる人がいない気がするけどさ)

    狛枝(と、外の飛行機を眺めながらそんな事を考えていた時だった)



    ドシャッ



    狛枝(……い、今のって……)

    狛枝(このガラス窓の向こう。滑走路に落ちて行ったもの……)

    狛枝(嫌な予感がする。慌てて見に行ってみると)



    狛枝(そこには、全裸で墜落死している花村輝々の姿があったんだ――)
  58. 58 : : 2016/10/12(水) 22:31:01
    墜落死!?
  59. 59 : : 2016/10/12(水) 22:37:23
    モノクマ『死体が発見されました! 一定の自由時間のあと、学級裁判を開きます――』


    狛枝(慌てて、近くにいたメンバー数人を集め、この場に呼んだところで、モノクマによる死体発見アナウンスが流れた)

    狛枝(つまり……これは間違いなく花村クンの死体で、本当に死んでしまっているという事で……)

    狛枝(しばらくみんなで呆然としていると、徐々に人が集まってきた)


    日向「クソッ! 花村……! どうしてこんな……!」

    西園寺「どういう事? あの動機で殺人は起きないって言ったじゃん!」

    十神「起きないとは言っていない……それに勿論起こすつもりなど無かった! だが……あれは可能性を著しく低くするための措置でしかなかったし、そもそも別の所に動機がある可能性もある」

    辺古山「くっ……」


    モノクマ「えーと……悲壮感漂ってるとこ申し訳ないんスけど……」

    澪田「うぎゃああああ! クマが出たああああああ!」

    小泉「いや、そんなクマ出没注意みたいな事言ってる場合でもないでしょ……」

    日向「おい、モノクマ! いったいどいういうつもりだ!」

    モノクマ「はにゃ?」

    日向「どうせ……花村を殺したのだって、お前なんだろ!」

    モノクマ「いやいや……」

    モノクマ「いやいやいやいや……ボクはそんな事しませんって」

    モノクマ「犯人は……オマエラの中にいるッ!」

    モノクマ「ってわけでー。オマエラにはこれを配っちゃおうかな!」

    モノクマ「ザ・モノクマファイル!」

    狛枝「これは……?」

    モノクマ「どうせオマエラ、殺人事件の捜査なんかした事ないでしょ? だから親切なボクがオマエラの代わりに、基礎的な情報をちゃんと纏めてやったんだ」

    左右田「待てよ……基礎的な状況って、なんでお前にそんな事が分かんだよ……」

    モノクマ「そりゃだって、ボクはぜーんぶバッチリ見てるからね。でないと、公平なジャッジが出来ないでしょ?」

    澪田「それって……殺人が起こるのを見てて、何もしなかったって事っすか……!?」

    モノクマ「何言ってんのさ。ちゃんとモノクマファイルを纏めてやっただろ!」

    日向「そうじゃない! お前は殺人を止めなかったのかって言ってるんだ!」

    モノクマ「止める? 止める理由なんて……あるの?」

    西園寺「……はあ!?」

    モノクマ「うぷぷ……まあ、なんだっていいけどね。オマエラにはどの道、事件を捜査してクロを突きとめるしか道は無いんだ!」

    モノクマ「じゃ、頑張ってねー!」

    狛枝(言いたい事だけ言ってどこかへ行っちゃうのは相変わらず……か)

    十神「……奴に言いたい事は山ほどあるが。仕方あるまい。まずは俺達自身が生き延びるために……やらねばならんのだろうな」

    日向「クソッ……!」
  60. 60 : : 2016/10/12(水) 22:41:07
    ― 捜査開始 ―


    狛枝(さて、まずはモノクマファイルとやらを確認しないと……)

    狛枝(えっと……)


    【モノクマファイル1】
    被害者は“超高校級の料理人”花村輝々。
    全裸で落下してきたところを空港の滑走路にて発見された。
    死亡推定時刻は正午~午後一時の間。
    死因は>>61とみられる。


    狛枝(ふむ……本当に基礎的な事だけみたいだね)



    花村の死因は?:>>61
  61. 61 : : 2016/10/12(水) 22:42:38
    全身複雑骨折と打撲及び窒息死及び無数の刺し傷
  62. 62 : : 2016/10/12(水) 22:55:35
    ああ・・・俺のせいで・・・
    (原因)
  63. 63 : : 2016/10/12(水) 22:58:58
    何てむごいことを
  64. 64 : : 2016/10/12(水) 23:01:55
    死ぬとは思わなかった
    ただ狛枝が花村に掘られるのを
    予想していたのに・・・
  65. 65 : : 2016/10/12(水) 23:03:05
    コロシアイ中に空から降って来るとか、そりゃこうなりますよ……。


    ◆◆◆


    【モノクマファイル1】
    被害者は“超高校級の料理人”花村輝々。
    全裸で落下してきたところを空港の滑走路にて発見された。
    死亡推定時刻は正午~午後一時の間。
    直接的な死因は窒息によるものとみられる。
    また、全身の骨が折れており、同様に打撲痕も散見される。
    更に無数の刺し傷も至る所に見受けられる。


    狛枝(これはまた……)

    ソニア「なんと惨い……。よほどの恨みがなければ……このような殺害方法には至らないのではないでしょうか……」

    日向「そうだな……」

    左右田「クソ、アイツ……悪い奴じゃなかったのによ……」

    辺古山「……故人を忍ぶことは後でも出来る。冷たいようだが、今は花村をこのような目に遭わせたものを突きとめる事が先決だろう」

    九頭龍「それが……せめてもの、奴への手向けって奴だろ……」

    日向「辺古山……九頭龍……」

    狛枝「ならまずは……出来る事から少しずつ、調べて行かないとね」

    七海「まずさ……なんで花村君は全裸だったのかな?」

    弐大「……全裸である理由など、見当も付かんわ」

    十神「つまりそれは、今考えるべき事ではないということだ。少しずつ真相を解き明かしていった先に、必ず答えは見つかる。そう信じて出来る事からやっていくしかあるまい」

    七海「……うん。そうだよね。ゴメン」

    十神「謝る必要はない。どの道いずれ考えるべき事ではあったからな。問題提起を早い段階でしておく事自体は悪い事ではない」

    七海「そっか。ありがとう」

    罪木「ですけど……じゃあ今考えるべき事って……」

    狛枝「まずさ……女子のみんなに訊きたいんだけど」

    澪田「何っすか?」

    狛枝「たしか、午前中にロケットパンチマーケットでみんな集まってたよね」

    左右田「へ!? 初耳だぜ!?」

    狛枝「まあ、言ってなかったからね。……それで、その時花村クンもいたはずだけど、ボクはすぐにあの場を離れちゃったからさ……あの後、みんなの足取りってどうなったのかな? 特に花村クンの足取りを知りたいんだけど」

    ソニア「えっと、まずわたくしはその……“例の物”を取って、すぐに戻ったので……」

    狛枝「そっか」

    左右田「例の物ってなんですか、ソニアさん?」

    ソニア「それは……その」

    西園寺「日向おにぃが喜ぶアレだよねー」

    日向「なるほど、把握した」

    ソニア「だから西園寺さん!?」

    終里「その後すぐ出てったのが花村だぜ。オレも一緒に行こうとしたんだけど……」

    狛枝「けど?」

    小泉「料理が出来たら持っていくから、って事で赤音ちゃんとは別れたのよ」

    狛枝「なるほどね」

    終里「で、しょーがねーから……オレは>>66してからコテージに戻ったんだ。たしかオレが花村の次にマーケットを出たはずだよな?」

    辺古山「ああ。そうだったな」


    終里がマーケットを出る前にした事とは?:>>66
  66. 66 : : 2016/10/12(水) 23:05:05
    食い物を全て食い吐いてしまった
  67. 67 : : 2016/10/12(水) 23:10:16
    やべぇ、全裸のせいで捜査が
    なんとなくめんどくさくなってるw
  68. 68 : : 2016/10/12(水) 23:12:11
    終里「オレは残ってた食いモンがもったいねーと思ってよ。全部食ったんだけど……具合が悪くなって吐いちまって。その掃除してからコテージに戻ったんだ。たしかオレが花村の次にマーケットを出たはずだよな?」

    辺古山「ああ。そうだったな」

    左右田「いやいや……食ったのか!? 全部!?」

    終里「おう! 自然の味ってのもいいもんだぜ」

    十神「自然の味……だと? あの場には生肉の類も揃っていたが、まさか……」

    小泉「うん、加熱せずに食べたからね……むしろ吐いただけで済んだのが奇跡だよ」

    日向「その場面はソニア以外の女子は全員見てたって事でいいんだな?」

    西園寺「ベツに見たくなかったけどさ……」

    狛枝(そりゃあ、誰だって人が嘔吐してる場面なんて見たくないだろうけど)

    十神「つまり、そのことについて疑う余地は無いという事か」

    七海「どうしても疑うなら、ロケットパンチマーケットを調べてみるといいよ。まだ掃除したあとが残ってるはずだからさ」

    弐大「ならば、あとで確認しておく必要があるのう」

    左右田「終里のゲロをか……? オメー、そんな趣味まで!?」

    弐大「違うわいッ!」
  69. 69 : : 2016/10/12(水) 23:15:20
    狛枝「……で、終里さんがマーケットを出たあとは?」

    西園寺「わたし達だったね」

    澪田「っすねー」

    狛枝「そういえば、西園寺さん達って、あの時何しにロケットパンチマーケットに来てたの?」

    西園寺「んー? お菓子を取りに来てたんだー」

    小泉「唯吹ちゃんのコテージに集まっておしゃべりしてたんだけど、お菓子が欲しいって事になってね」

    罪木「それで、ロケットパンチマーケットに……」

    狛枝「そっか。お菓子は何かいいのが見つかったの?」

    西園寺「うん。グミと、それと……」

    小泉「>>70を持って帰ったのよね」


    西園寺たちが持ち帰ったものは?:>>70
    ※お菓子じゃなくてもいいですが、複数は無しで。
  70. 70 : : 2016/10/12(水) 23:15:53
    多分花村は空港の天井でシコって
    テクノ起こして死んだべ!
    切り傷は落ちた時に着いたべ!
    俺の占いは二割当たる!
  71. 71 : : 2016/10/12(水) 23:16:30
    >>59
    動くこけし
  72. 72 : : 2016/10/12(水) 23:16:44
    小泉おねえのパンツ
  73. 73 : : 2016/10/12(水) 23:18:54
    男のアリバイも聞かないとな
  74. 74 : : 2016/10/12(水) 23:22:04
    えーと、安価下で>>71でいきます。


    小泉「動くこけしを持って帰ったのよね」

    左右田「はあ!? なんでんなもん……」

    小泉「アタシだって、やめときなって言ったのよ? けど」

    唯吹「こけしとかインテリアに超クールじゃないっすか!」

    狛枝(……クールかな?)

    西園寺「だからアレはまだ澪田おねぇの部屋にあると思うよ……」

    罪木「マッサージなんかにも使えそうで、便利そうですよねぇ」

    弐大「人の手で行うマッサージには敵わんじゃろうがな」
  75. 75 : : 2016/10/12(水) 23:24:21
    七海「それで、最後が私と辺古山さんだね」

    辺古山「ああ。私は特にいいものが見つからなかったのでな。何も持ち帰りはしなかったが」

    七海「私も辺古山さんと一緒に防犯グッズを見てたんだ。それで、辺古山さんにオススメを訊いて……」

    辺古山「>>76を勧めたのだったな」


    辺古山さんが七海さんに勧めた防犯グッズ:>>76
  76. 76 : : 2016/10/12(水) 23:26:43
    肉体切断レーザー
  77. 77 : : 2016/10/12(水) 23:33:23
    辺古山「肉体切断レーザーを勧めたのだったな」

    左右田「なんだその物騒な響きのシロモンは!?」

    七海「別に、本当に肉体を切断できるレーザーってわけじゃないよ?」

    日向「じゃあ一体なんなんだ、それは……?」

    辺古山「うむ、正式名称は“肉体切断耐久型レザージャケット”といってな。肉体を切断するようなダメージにも耐えうるレザージャケットだ」

    左右田「いやいや! 今レーザーっつったじゃねえか! レーザーとレザーは別モンだろ!」

    辺古山「そうでもないぞ」

    左右田「いや別モンだからな!」

    辺古山「そうは言うが、あのレザージャケットはレーザーも出せるからな……」

    左右田「出せんのか!?」

    辺古山「ああ。と言っても。所謂レーザーポインタ程度の機能が付いている、という程度だが」

    狛枝「それはそれで、便利そうだね」

    辺古山「そう思って勧めたのだ」

    七海「私も、使うかは分からないけど便利そうだったから部屋には持って帰ったんだ」

    日向「そうなのか……」
  78. 78 : : 2016/10/12(水) 23:39:34
    十神「ふむ。これまでの話を纏めると……」


    狛枝、マーケットを出る

    ソニア、日向の喜ぶ例のアレを持ってマーケットを出る

    花村、食材を持ってマーケットを出る

    終里、食材を食い漁って吐き、みんなで掃除をする

    終里、マーケットを出る

    西園寺&澪田&小泉&罪木、グミとこけしを持ってマーケットを出る

    七海、肉体切断レーザーを持って辺古山と共にマーケットを出る


    十神「ここまで、間違いはないな?」

    七海「うん。合ってる……と、思うよ?」


    コトダマ
    【ロケットパンチマーケットで起こった事】を入手しました。


    【ロケットパンチマーケットで起こった事】
    狛枝、マーケットを出る

    ソニア、日向の喜ぶ例のアレを持ってマーケットを出る

    花村、食材を持ってマーケットを出る

    終里、食材を食い漁って吐き、みんなで掃除をする

    終里、マーケットを出る

    西園寺&澪田&小泉&罪木、グミとこけしを持ってマーケットを出る

    七海、肉体切断レーザーを持って辺古山と共にマーケットを出る
  79. 79 : : 2016/10/12(水) 23:41:40
    次は男連中だな
  80. 80 : : 2016/10/12(水) 23:45:44
    十神「それでだ。狛枝を含めたこのロケットパンチマーケットのメンバー全員に尋ねるが……これはあくまで、マーケットを出るまでの行動に過ぎない。マーケットを出た後はどうなんだ? 何をしていた」

    十神「無論、他のメンバーにも後でアリバイは聞かせて貰うが、お前らから聞いた方が整理しやすいだろうしな」

    狛枝「そうだね。まずボクは……実はただ散歩してただけだから、大して話せる事も無いんだよね。一応、第一発見者ではあるけど、それも散歩の途中で寄っただけだし」

    十神「そうか。その散歩の最中、誰かに会ったりはしなかったのか?」

    狛枝「うん。誰とも会わなかったね」

    十神「ならソニアはどうだ? マーケットを出た後の事だ」

    ソニア「そうですね……その、アレを持って出た以降はずっとコテージにおりましたので……」

    十神「アリバイは無し、か」

    ソニア「はい」

    十神「終里は?」

    終里「オレか? んー……オレもその辺ぶらついてただけだけど……」

    終里「そういや、>>81と会ったな!」


    終里が会った人物:>>81
    ※狛枝、花村以外の男子からお願いします。
     複数人でもOK。
  81. 81 : : 2016/10/12(水) 23:46:55
    猫丸
  82. 82 : : 2016/10/12(水) 23:50:04
    終里「そういや、弐大のオッサンと会ったな!」

    弐大「応ッ!」

    十神「ふむ、弐大か。それは何時頃の事だったか、分かるか?」

    弐大「あれはたしか……まだ昼にはなっておらんかったはずじゃな」

    終里「時間とかはよくわかんねーけど、弐大のオッサンが言うならそうなんじゃねーか?」

    十神「それで、ずっと一緒にいたのか?」

    弐大「>>83


    弐大の返答をYES or NOでお願いします:>>83
  83. 83 : : 2016/10/12(水) 23:52:09
    NOで
  84. 84 : : 2016/10/12(水) 23:58:18
    弐大「答えるとするならば……否じゃな」

    十神「ふむ。何時頃まで一緒にいた?」

    弐大「幾らか共にトレーニングしておったが……たしか、別れたのは正午ごろだったはずじゃあ」

    十神「……何? 正午だと?」

    弐大「そうじゃったはずじゃのう? 終里よ」

    終里「だから時間とかはよくわかんねーって言ってんだろ? けど、オッサンと別れたのは確かだぜ。腹が減っちまってよ……」

    小泉「あんなに食べてたのに!?」

    終里「そんなもんカンケーねえよ。で、花村にメシ頼んでたの思い出してな。ホテルに戻っても見つからねえし……それからアナウンスが鳴るまでずっと探してたぜ」

    十神「そうか。結局見つからなかった、というわけだな……」
  85. 85 : : 2016/10/13(木) 00:06:45
    十神「西園寺たちはどうだ?」

    澪田「唯吹の部屋に戻って、ずーっとお喋りしてただけっすよね?」

    小泉「そうね。アナウンスが鳴るまでずっとみんな一緒にいたし……誰かがコテージから出るって事も無かったよ」

    十神「つまり、お前ら四人には完璧なアリバイがある。そう考えていいんだな?」

    西園寺「そうなるねー!」

    九頭龍「ま、オメーらが四人で共犯じゃなけりゃ、って前提条件があるがな」

    十神「それは今考えたところで仕方がないだろう。頭から外さない事は重要かもしれんが、その選択肢について吟味するのは他の可能性を潰し終わった後でも構わん」

    九頭龍「ケッ」

    十神「辺古山と七海はどうだ?」

    辺古山「私もソニアと同じようなものだ。出たあとは自室にて瞑想していた」

    七海「私も部屋で、ジャケットを片付けてからずっとゲームしてたよ」

    十神「そうか。……ならば次は男子だな」

    十神「まず先ほど話に出た弐大から訊くぞ。お前は何をしていた?」

    弐大「それは終里と別れた後の事じゃな? 前の事も話した方がいいんかのう?」

    十神「モノクマファイルによると、死亡推定時刻は正午から午後一時の間だ。終里と別れたのが正午であるならば、その後一時間の話を聞かせてもらう方が効率的だろう……」

    十神「以後の男子連中も、これからアリバイを聞いて行くが、基本的にはこの時間の中で何をしていたか答えてもらう。いいな」

    左右田「ああ……分かったぜ」

    日向「俺も異論はない」

    田中「それが世界の選択か……」

    左右田「そんな規模の話じゃねーよ!」

    弐大「それで、ワシのその時間の話じゃな? と言ってものう……ワシは砂浜で走り込みをしておったくらいじゃからな」

    十神「その時何か変わった事などは無かったのか?」

    弐大「変わった事か……」

    弐大「……そういえば」

    十神「何かあったのか?」

    弐大「>>86を見たぞ!」


    弐大が見たもの:>>86
  86. 86 : : 2016/10/13(木) 00:07:21
    いちゃいちゃしてる左右田と西園寺と小泉
  87. 87 : : 2016/10/13(木) 00:15:56
    ≪西園寺と小泉≫は澪田の部屋にいたとして澪田と罪木の証言もあるため、安価が捻じ曲がり(久々にタイトルを回収)、≪別の人物≫が割り当てられます。
  88. 88 : : 2016/10/13(木) 00:33:42
    弐大「左右田を見たぞッ!」

    十神「左右田だと? それは砂浜での事だな?」

    弐大「ワシは砂浜におったが……砂浜から見える外、が正確じゃのう」

    十神「つまり道を歩いていたというわけか」

    弐大「そうじゃな」

    十神「左右田。間違いはないか?」

    左右田「あー……そりゃ道くらい歩くけどよ。何時くらいの事か言ってくれなきゃ返答しようがねーぜ」

    弐大「無ッ、すまなんだ。あれはたしか、終里と別れてから……十分ほどじゃったかのう」

    左右田「……はッ!?」

    十神「……? なんだ、思い当たることでもあるのか?」

    左右田「あ、いや……それは、その……」

    十神「なんだ、ハッキリしろ」

    左右田「えー……あー……」

    弐大「……そういえば」

    十神「なんだ、まだ何かあるのか!?」

    弐大「左右田よぉ……お前さん、あの時……」

    左右田「わー! わー!」

    十神「何だ? 一体なんだというんだ!」

    弐大「ソニアと一緒じゃあ無かったか?」

    左右田「あ……ああ……」

    十神「何……? おいソニア、さっきと言っていることが違うぞ。お前はロケットパンチマーケットを出た後、ずっと自分のコテージにいたんじゃなかったのか!?」

    ソニア「……こうなってしまっては、致し方ありません」

    左右田「ソニアさん……いいんですか?」

    ソニア「それに、事件の捜査の中で……きっと、遅かれ早かれ分かってしまっていた事かもしれません」

    左右田「それは……そうかもしれませんが……」

    十神「お前ら、この非常時に隠し事か? ……一体何をしていた。言え!」

    ソニア「それは……」

    左右田「……いえ、ソニアさん」

    ソニア「……左右田さん?」

    左右田「オレも男です! ここはオレが話しますよ」

    ソニア「そ、左右田さん……」

    左右田「あー……えっとだな。オメーら、昨日の話……覚えてんよな?」

    十神「それは……例の動機の話か?」

    左右田「ああ。それだ。……で、だな。オレの分は……ほら、骨格だったろ?」

    十神「そんな話だったな」

    狛枝「解体してみてみたい、なんて言ってたっけ」

    左右田「あァ……でな。その……ソニアさんの分、覚えてるか?」

    十神「たしか恐怖……まさかお前ら」

    ソニア「はい……お話を伺って、その……本当に解体されるのは勘弁でござるが……」

    狛枝(……ござる?)

    左右田「まァ、その、なんだ。ある種、嗜好が合致したっつーかで……」

    日向「それでイチャついてたのか」

    左右田「イチャつい……!?」

    ソニア「……そうですね。そう言って差し支えないかと!」

    左右田「ソニアさん!?」

    十神「……実に下らんが……まあ、お前ら二人のアリバイとして認めてやらんでもない。と言いたいが、お前らはずっと一緒にいたのか?」

    ソニア「はい、ずっと一緒でしたよ」

    狛枝「その間、どこに居たの?」

    左右田「……実はソニアさんは、自分のコテージにいたってトコで嘘はついてねーんだ」

    十神「何? つまりコテージにいたのか?」

    ソニア「ええ。わたくしがロケットパンチマーケットを出た後、実はジャバウォック公園で左右田さんとの待ち合わせに向かったのです」

    左右田「で、ソニアさんと合流して、一の島に戻って来たのが……丁度弐大の言ったくらいの時間だったはずだ。オレらを見たのって、橋を渡って来たあたりだろ?」

    弐大「言われてみれば、橋の近くじゃった気もするのう」

    左右田「で、その後ホテルに戻って以降はずっと、ソニアさんのコテージにいたってわけだ」

    十神「なるほどな……ならまあいいだろう。お前らのアリバイは認めてやる。ついでに、その事を知っていた弐大についても、その時間についてはアリバイを認めてやる。尤も弐大については、まだまだ容疑者から外すわけにはいかんがな」

    弐大「無ッ……そうか」

    ソニア「良かったですね、左右田さん」

    左右田「ええ……そうですね……」

    狛枝(みんなの前でバレたからか、左右田クンが気恥ずかしそうにしてるね。こんな時でもその調子を失わずに居られるなんて……やっぱり超高校級の才能の持ち主は違うよ!)


    十神「なら次は……そうだな。俺自身について先に話しておくか。俺はレストランで>>89を食っていた。以上だ」


    十神が食べていたもの:>>89
  89. 89 : : 2016/10/13(木) 00:34:37
    花村の舌
  90. 90 : : 2016/10/13(木) 00:36:04
    間違えました、花村の手料理
  91. 91 : : 2016/10/13(木) 16:10:51
    >>90
    花村の遺品・・・?
  92. 92 : : 2016/10/13(木) 18:12:22
    十神「なら次は……そうだな。俺自身について先に話しておくか。俺はレストランで肉を食っていた。以上だ」

    日向「いや肉って……具体的には何の肉だったんだ?」

    十神「牛タンだ。なかなかに美味だったぞ」

    狛枝「牛タンね……」

    終里「……待ちやがれ十神」

    十神「なんだ? 自分の分も残しておいて欲しかった、なんて今更言われたところで……」

    終里「それは! オレん肉だったはずだ!」

    左右田「あ? どういう意味だよそりゃ……」

    七海「たしか、あの時花村君がロケットパンチマーケットから持って出て行った食材が、牛タンだったはずだから」

    狛枝「なるほどね。つまり、花村君が終里さんに用意した料理だった可能性が高い、って事か……」

    十神「……そうか、道理で旨かったと思ったが。つまりあれは花村の最後の料理だったわけか」

    終里「チクショー……十神……!」

    九頭龍「新たな火種を産んだだけじゃねーか……」

    狛枝「ちなみに、ボクから十神クンに訊きたいんだけどさ。それは死亡推定時刻の一時間の間、ずっと食べてたって事でいいのかな」

    十神「ああ。なかなかの量があったからな」

    狛枝「その間に終里さんはレストランには行かなかったの?」

    終里「真っ先に行って、誰もいなかったからすぐに出ちまったんだ。たぶんその後に十神が来たんじゃねーのか?」

    辺古山「その時はレストランに牛タンの料理は無かった、ということか?」

    終里「ンなもん、分かんねーよ。あそこにゃいつ行っても何かしらあんだろ?」

    日向「つまり、花村がいればそうと分かったかもしれない、って事か」

    終里「そういう事だな」

    狛枝「終里さんの事情は分かったけど……十神クン、じゃあ食べてる間、他に誰も来なかったって事でいいのかな?」

    十神「ああ。俺から言えることは以上だと言っただろう。誰かが来ていれば最初からそう言っている」

    狛枝「なるほどね」

    十神「他に訊きたい事は無いな? ……なら、次は九頭龍。お前だ」

    九頭龍「オレか? オレは狛枝と似たようなもんだ……そこらを散歩してたぜ」

    十神「それを証明する人物はいるか?」

    九頭龍「知るかよ……左右田ん時みてーに誰かに見られてたってんならいるかもしれねえが、少なくとも誰かと一緒に居たって事は無いぜ」

    十神「そうか」

    辺古山「……ちなみに散歩と言っていたが、具体的にはどのあたりを散歩していたんだ?」

    九頭龍「そりゃ、その辺だよ。少なくとも、一の島から出ちゃいねーぜ」

    辺古山「そうか」

    狛枝「少なくとも、ボクが花村クンの死体を発見して、慌てて空港から出たその出入り口のところで、すぐに九頭龍クンと合流して最初に事情を話したから……そのくらいの時間には一の島にいた、って証明になるね」

    十神「なるほどな。では九頭龍、その散歩中なにか変わった事、気が付いた事などは無かったか?」

    九頭龍「つってもな……ああ、そういや」

    十神「何かあったのか?」

    九頭龍「関係あるかは知らねえが、>>93を拾ったぜ」


    九頭龍が拾った物とは?:>>93
    ※普通に拾えるサイズのものでお願いします。
  93. 93 : : 2016/10/13(木) 18:18:13
    性液のついた花村のパンツ
  94. 94 : : 2016/10/13(木) 18:56:20
    九頭龍「関係あるかは知らねえが、パンツを拾ったぜ」

    日向「パンツだって!?」

    十神「落ち着け日向。……で、それは誰のものだ?」

    九頭龍「知るかよ……なんで落ちてんのか疑問に思って拾っただけだからな」

    十神「そうか。今も持っているのか?」

    九頭龍「ああ。つーか、立ち止まって拾い上げたところで、狛枝に声かけられたんだ。だから今の今まで忘れてたがよ」

    狛枝「つまり空港付近で発見された物……って事か。事件に関係あるかもしれないね」

    十神「可能性はあるな。九頭龍、見せてくれ」

    九頭龍「ほらよ」

    狛枝(そう言って九頭龍クンは拾ったというパンツをボクらに見せた)

    日向「なんだ、男物じゃないか。じゃあ俺はいらない」

    九頭龍「証拠かもっつってんだろボケが! つーかいるいらねえの話ならオレだっていらねえよ!」

    十神「落ち着け。……しかし男物か。お前らの中で、このパンツが自分のものだと主張する人間はいるか?」

    狛枝(しばらく待っても、誰もそんな声はあげないね)

    十神「……という事は、可能性として一番高いのは……全裸になっていた花村のもの、という事になるか」

    日向「たしかに、その可能性は高いな」

    西園寺「ってか、拾った男物のパンツの所有者の話とか変態チックで続けたくないよー! もう花村のものって事でいいじゃん!」

    十神「そういう訳にはいかん。可能性として、“何らかの理由で捨てざるを得なかった犯人の物”という線も追わねばならんからな」

    西園寺「パンツが犯人を見つける決め手になる事件とか関わりたくない!」

    狛枝(西園寺さんの眼尻に涙が……たぶんアレ、ガチ泣き入ってる気がする)

    七海「……とりあえずさ、そのパンツが花村君のものかどうか確かめる手段ならある……と、思うよ?」

    澪田「そうなんすか!?」

    十神「それはどんな手段だ?」

    七海「簡単だよ。この場で実際に花村君に履かせてみて、サイズがピッタリ合うなら花村君の物……でしょ?」

    日向「ああ、たしかにそう言えるかもしれないな」

    十神「なるほど、一理ある。……おい九頭龍」

    九頭龍「あ?」

    十神「履かせて来い」

    九頭龍「なんでオレが!?」

    十神「拾った物の宿命だ。諦めて行って来い」

    九頭龍「嫌に決まってんだろ!」

    狛枝「だったらボクがやるよ。みんなの手を煩わせるのも悪いし……これ以上こんな事で時間を取っても仕方ないしね」

    九頭龍「お、おう……悪いな、狛枝……」

    狛枝「はは、汚れ仕事くらいでしか、役に立てそうもないしね」

    狛枝(そう言ってボクは九頭龍クンからパンツを受け取り、花村クンに履かせる。すると……)

    狛枝「うん。ピッタリだね」

    十神「という事は、そのパンツは花村の物だったという事で間違いは無さそうだな。お手柄だぞ、七海」

    七海「……こんな手柄は立てたくなかったかなーって」

    辺古山「……すまないな、七海」

    狛枝「ところで、さっき九頭龍クンから花村クンのパンツを受け取った時に気になった事があるんだけど」

    十神「なんだ?」

    狛枝「このパンツ……何かで“濡れてた”みたいなんだ」

    九頭龍「うげ、マジかよ……」

    狛枝「まあ、一部だけだったみたいだし、気が付かなかったとしても無理はないけど」

    狛枝「単なる水って訳でもなさそうだったし、何かなって思って」

    西園寺「パンツに付いてた液体でしょー? ……そういうのに詳しそうって言ったら罪木だよねー」

    罪木「ふえええぇぇえぇぇええ!?」

    十神「或いは日向だな」

    日向「さっきも言ったが、男のパンツに興味はない。だから専門外なんだ……俺に判断できる事は無い」

    左右田「そうか……」

    西園寺「じゃあやっぱり罪木だよね」

    罪木「うう……」

    狛枝「まあ、男物なんだし……パンツその物を渡すのもなんだから、ボクの手から判断できないかな、罪木さん?」

    罪木「し、仕方ありません……少し見せて頂きます……」

    狛枝(そう言って罪木さんはボクの手を確認する)

    罪木「……あれ? これって」

    狛枝「何か分かったの?」

    罪木「男『性』に対して効力を期待できる“フェロモン『液』”ですね……ロケットパンチマーケットにあった物のはずです……」

    十神「それは間違いないのか?」

    罪木「はい、あそこにあった医薬品に関係する類のものは全部確認済みですので……まず間違いないと思います!」

    狛枝(フェロモン液……ね)
  95. 95 : : 2016/10/13(木) 18:56:26
    十神「さて、思わぬ収穫……になったかどうか微妙なところだが。ひとまず九頭龍に関しては分かった。アリバイ成立とは言えないだろうがな」

    九頭龍「チッ……だろーな」

    十神「では次は田中、お前はどこで何をしていた?」

    田中「俺様はいつだって、この広い宇宙(コスモ)にて漂う一人の戦士……」

    左右田「んなこた今は訊いてねーんだよ!」

    田中「だがあえて言うとするならば……花村が殺されたその時間、俺様はただ一つ許されし魔獣共の闘技場……即ちッ! “牧場”に居たッ!」

    十神「素直に牧場にいた、だけ言えばいいだろう! ……それで、牧場で何をしていた?」

    田中「ハッ! 愚問だな、十神よ。俺様の漆黒の波動を以ってして、かの魔獣共に戦いを挑んでいた以外に可能性などあるまい……ッ!」

    日向「た……戦い?」

    狛枝「要するに、動物たちと遊んでたって事かな」

    田中「フン……そう思いたくば思っているがいい……いずれ来たる地獄を恐れぬならばな……」

    十神「ではアリバイは無しでいいんだな?」

    田中「アリバイだと? ハッ、そのような極小の物差しで俺様を測れるなどと愚の骨頂も極まっていると言えよう。だがあえてその物差しを使ってやるとするならば……俺様のアリバイは、牧場の魔獣共と、我が破壊神暗黒四天王が証明するッ!」

    左右田「証明する能力ねー奴ばっかりじゃねーか、アリバイ主張するなら人間と行動しろよ!」

    十神「……まあ、いい。それで、なにか変わった事、気が付いた事は無いのか?」

    田中「それは大宇宙の崩壊の予兆以外でか?」

    左右田「だから、ンな規模の話は訊いてねーんだよ! ……つーかマジじゃねえだろうなその話!」

    十神「なんだって構わん。何が事件に繋がっているか分からんのだからな……」

    田中「そうだな……一つあるとするならば……」

    十神「なんだ、なにかあったのか?」

    田中「正午を三十分ほど過ぎた頃だ。牧場の前を通り過ぎようとしていた花村と一言二言、会話をしたな」

    小泉「は!?」

    西園寺「ちょっと!」

    十神「何故そんな重要な事を最初に言わん!?」

    日向「ちなみに、何を話したんだ?」

    田中「花村が>>95と質問をしてきたのだ」


    花村が田中にした質問とは?:>>95
  96. 96 : : 2016/10/13(木) 19:04:23
    ハムスターって美味しいの?
  97. 97 : : 2016/10/13(木) 19:19:25
    田中「花村がハムスターの味について尋ねて来たのだ」

    十神「何をやってるんだ、あいつは……」

    田中「そこで俺様は冷静沈着、かつクールにコイツを渡してやったのだ」

    日向「これは……」

    狛枝(ロケットパンチマーケットに大量に置いてあるハム……商品名『ハム☆スター』……)

    田中「俺様と共鳴する名を冠せられし聖遺物……常備せぬ理由はあるまい」

    十神「そ、そうか。それで、花村はこれを受け取ったのか?」

    田中「いや、受け取る事無く去って行った」

    日向「……興味本位だが、花村の反応はどうだったんだ?」

    田中「『やだなあ田中くんってば、ジョークのセンスもあるんだね!』……と言っていたな」

    狛枝(……妙に似てるモノマネを)

    十神「だが……田中の話が事実だとするならば、モノクマファイルに書かれているよりも死亡時刻は絞り込めるな」

    左右田「ああ……午後十二時半ごろ、田中が花村と会ってるんだろ? だったら死亡推定時刻はそれ以降の三十分って事になるよな」

    ソニア「さすが左右田さんです!」

    左右田「いやァ……それほどでも……」

    狛枝「尤も、田中クンがクロの可能性は依然として消えてないわけだから、鵜呑みにするわけにはいかないけどね」

    田中「フン……貴様ら“邪眼”を持たぬ者の視点では致し方あるまい」

    十神「そうだな。モノクマファイルに記載された一時間の間、という確定情報以外は大なり小なり疑う余地のある物と考えた方がいいだろう」


    十神「さて、残るは日向、お前だけだな。お前はどこで何をしていた?」

    日向「自室に居たくらいだからな……何も話せる事は……いや、違うな」

    十神「違う? 何が違うんだ?」

    日向「いや、自室に居たっていうのは間違いない……けど実は話を聞いてここに向かって来る途中、俺もある物を拾ってるんだ」

    十神「ほう。物的証拠の候補となり得る物が増える事は有り難いな。それで、いったい何を拾ったんだ?」

    日向「ああ。これだ」


    日向の拾った物とは?:>>98
  98. 98 : : 2016/10/13(木) 19:26:06
    左右田宛てのラブレター、差出人不明
  99. 99 : : 2016/10/13(木) 19:27:30
    訂正で
    左右田宛てのラブレター、差出人不明、血のようなものが付着している
  100. 100 : : 2016/10/13(木) 19:33:06
    申し訳ないです。
    >>1に貼ったURLのルールにも記載してますが、訂正は同一人物によるものと証明出来ないので無しにしてるんです……。
    >>89>>90については花村の(用意した)舌(を使った料理)と普通に解釈可能だったので言いませんでした。

    ので、>>98のまま行かせてもらいます。申し訳ありません。
  101. 101 : : 2016/10/13(木) 19:40:25
    日向「この封筒だ」

    十神「左右田の名前が書かれているな……?」

    左右田「は? オレ? 覚えなんざねーけど」

    日向「ああ。左右田の名前が記載されてるとは言っても、『左右田和一様』……つまり、左右田に宛てられたものみたいだ」

    日向「左右田に渡そうと思ってたのを今思い出したんだ」

    左右田「そうか」

    狛枝「中は見たの?」

    日向「いや、見てない……っていうか、人の手紙を盗み見るような趣味は無いぞ」

    狛枝「でも封筒じゃない。中に入ってるのが手紙じゃなくて女の子のパンツだったら?」

    日向「狛枝、お前は俺を馬鹿にしてるのか?」

    狛枝「いや、そんなつもりは……」

    日向「封筒の厚み、持った感触でパンツじゃない事くらい分かるだろう!」

    小泉「……うわあ」

    日向「それに! もし仮にパンツだったとして……」

    日向「脱ぎたての新鮮な匂いのないパンツに意味なんかある訳ないだろう!」

    西園寺「今朝から日向おにぃのキモさが加速してるよ……」

    狛枝「なるほど、日向クンの主張には十分な説得力があるよ」

    十神「ああ、日向は封筒の中がたとえパンツだったとしても開けてはいない。認めていい」

    西園寺「そうだった、キモいのは日向おにぃだけじゃなくて男子全員だった」
  102. 102 : : 2016/10/13(木) 19:48:19
    辺古山「……ぱ、パンツの話からは一度離れよう。それで左右田。封筒の中は何だったんだ?」

    左右田「いや、それが……」

    九頭龍「あ? 妙に歯切れわりぃな……」

    左右田「そりゃこうもなるぜ……だって読めねえんだ。封筒に差出人も書いてねえし、何が何だか」

    澪田「読めないって、どういう事っすか?」

    ソニア「……ああっ!」

    左右田「ど、どうしたんですかソニアさん!?」

    ソニア「すみません、うっかりしてました! それ、私のです!」

    日向「なんだって?」

    ソニア「その、お恥ずかしながら……左右田さんを呼び出す際、お手紙を差し上げましたよね?」

    左右田「はい、頂きましたが」

    ソニア「実はあれは“二通目”でして……それは間違えてノヴォセリック王国語で書いてしまった“一通目”です」

    左右田「えーと、つまり?」

    ソニア「間違いに気付いて捨てようとしたところで風にさらわれてしまって……それから忘れていました。無駄に時間を取らせて申し訳ありませんです!」

    十神「……じゃあ事件とは完全に無関係じゃないか」

    ソニア「たぶん、そうですね」

    日向「な、パンツじゃなかっただろ」

    辺古山「だからパンツの話はもういい……!」
  103. 103 : : 2016/10/13(木) 20:21:33
    十神「さて、現状の情報を纏めるぞ」


    【マーケットを除いた全員の足取り】
    12:00以前~12:00
    弐大と終里、共に砂浜でトレーニング
    終里、これ以降花村を探して歩き回る
    弐大、これ以降砂浜で走り込み
    狛枝、以降散歩であちこち歩き回る
    九頭龍、以降散歩であちこち歩き回る
    西園寺と小泉と澪田と罪木、以降澪田のコテージで共に過ごす
    田中、以降牧場にて動物と遊ぶ
    十神、以降レストランにて牛タンを食う
    辺古山、以降自室にて瞑想
    七海、以降自室にてゲーム
    日向、以降自室にて過ごす

    12:00~12:10
    左右田、ソニアとジャバウォック公園にて合流
    12:10ごろ、左右田とソニアが橋を渡って来たところを弐大が目撃
    移行、左右田とソニア、ソニアのコテージにて共に過ごす

    12:30ごろ
    田中、花村と牧場で会い、会話する

    13:00ごろ
    狛枝、花村の死体を発見する
    九頭龍、花村のパンツを拾う
    日向、左右田宛ての手紙(ノヴォセリック王国語)を拾う



    十神「……こんなところか」

    日向「こうして見ると、アリバイがあるのは澪田の部屋で過ごしていた西園寺、小泉、澪田、罪木の四人と、ソニアの部屋で過ごしていたソニア、左右田の二人、合計して六人って事でいいのか?」

    十神「ああ。この六名に関しては一度容疑から外していいかもしれないな」

    七海「それで……ひとまず一通り、必要そうな話は聞けたよね? これからどうしようか」

    十神「そうだな……まず、最初に決める事は」

    十神「これから俺達は事件の本格的な捜査を始めるわけだが、その際に犯人によって現場の証拠を隠滅される可能性がある」

    十神「この場の見張り役を決めた方がいいだろうな」

    終里「んじゃ、オレがやんぜ。妙な動き見せた奴をボッコボコにすりゃいいって事だろ?」

    十神「ああ、その認識で構わん。……が、一人では終里が犯人の場合隠滅し放題だからな。もう一人立ってもらうぞ」

    弐大「ならばワシが……」

    十神「いや、俺がやる」

    澪田「白夜ちゃんがっすか?」

    十神「ああ。体育会系だけに任せてたまるか。見落としがあるかもしれんだろう」

    日向「なるほどな。その点、十神なら冷静な目で怪しいヤツ、怪しい動きを見極められるって事か」

    十神「そういう事だ。それに足を使っての捜査など、それは痩せているものの使命だろう? 俺がやるべき事ではない」

    日向「はは……」

    七海「……じゃあ、見張りは終里さんと十神君に任せるとして。私達はこれからどうしようか」

    西園寺「捜査って言われても何したらいいのか分かんないよ」

    狛枝「そうだね……ボク達は別にプロってわけじゃないんだから、捜査のやり方に正解なんて無いと思うな」

    左右田「おいおい、それじゃダメなんじゃねーのか?」

    狛枝「いや、ボクが言いたいのはさ。プロみたいな捜査をやろうとしたって出来るわけないんだから、だったら自分が気になる事を突き詰めて行けばいいんじゃないかなって」

    十神「なるほどな。つまり“花村を誰が殺したのか?”“どうやって殺したのか?”“凶器は何を使った?”……といった、直接的な事件の答えではなく、ほんの些細な事であったとしても事件に対する疑問の答えを探すべき、そう言いたいんだな」

    狛枝「うん。ほら、よく言うでしょ。“塵も積もれば山となる”……って」

    終里「山のようなエビチリかあ……夢があんな!」

    小泉「エビチリの話はしてないんだけどね」
  104. 104 : : 2016/10/13(木) 20:21:39
    日向「けど、具体的には何を調べればいいんだ?」

    狛枝「そうだね……やっぱりボクが気になるのは、“いったい花村クンはどこから落ちて来たのか?”……そして、“落下しなければならなかった状況って?”……ってところかな」

    辺古山「それはたしかに、言われてみれば不自然な状況だ」

    弐大「花村が全裸じゃった事でそこまで考えが回っておらんかったのう……」

    十神「そうだな。“何故花村は全裸だったのか?”も調べるべき項目に入れておいていいかもしれん」

    田中「他に調査すべき事はあるか?」

    罪木「花村さんの……その、パンツに付着していたホルモン液についてはどう考えましょう……?」

    十神「花村の事だからな……嗜好であった可能性も否定できんが、気になるならば調べておいてもいいだろう。単に嗜好だった事が判明するだけだったとしても、それはそれで一つの可能性を潰すという意味で貢献になる」

    罪木「わ、分かりましたぁ……!」

    日向「……俺からも一ついいか?」

    十神「なんだ?」

    日向「モノクマファイルによると……死因は墜落による打撲でも骨折でも、あちこちに付いてる刺し傷でも無くて、“窒息”になってるんだ。これも調べるべきじゃないか?」

    狛枝「確かに……窒息する状況、ってちょっと思いつかないもんね」

    十神「なら、それもだな。……調べるべきはこの程度か」

    十神「では俺と終里以外のメンバーは各々、捜査に散れ。これはリーダー命令だ」

    狛枝「うん、分かったよ」
  105. 105 : : 2016/10/13(木) 20:24:03
    狛枝(さて……)

    狛枝(この場に残って捜査するのは十神クン、終里さんを除いては日向クンと罪木さん……それと小泉さんか)

    狛枝(ここはこの三人に任せるとして、ボクは別の所に行こうかな)


    狛枝の行先は?:>>106
    ※空港以外の一の島の施設、もしくはジャバウォック公園から選択してください
  106. 106 : : 2016/10/13(木) 20:27:02
    みんなの個室
  107. 107 : : 2016/10/13(木) 20:39:25
    狛枝(もしボクがクロだったとしたら……)

    狛枝(一番証拠を隠すのに適した場所は“ボク自身のコテージ”だって考えるだろうね)

    狛枝(なら、みんなのコテージを調べておくのは悪い事じゃ無い気がする)

    狛枝(そう思ってやって来たんだけど……)

    狛枝「うーん、入る事は出来ないみたいだね……鍵がかかってる」

    狛枝(これは全員の個室に入るのは無理かな。……いや、方法が無いわけじゃない、か)

    狛枝「おーい、モノクマー!」

    モノクマ「はいな、お呼びですかな?」

    狛枝「この後の裁判に必要になると思って個室を調べに来たんだけど、開ける事って出来ないのかな?」

    モノクマ「裁判に……必要ねえ」

    モノクマ「そうは言っても、ボクってばみんなのプライバシーは守らないといけない立場だから」

    狛枝「そっか」

    モノクマ「だけど……もうプライバシーを守る必要のないヤツもいたっけね!」

    狛枝「……つまり?」

    モノクマ「花村クンのコテージの鍵だけでいいなら、開けてやってもいいよ。どうする?」

    狛枝「花村クンのコテージだけか……」

    狛枝(……どうしよう?)


    開けてもらう?:>>108
  108. 108 : : 2016/10/13(木) 20:41:37
    マジかよ個室に証拠隠されたら終わりやんけ… 安価なら下
  109. 109 : : 2016/10/13(木) 20:41:41
    開ける
  110. 110 : : 2016/10/13(木) 20:45:21
    狛枝「お願いするよ」

    モノクマ「よし来た! ば……ばるすぅ!」

    狛枝(……なにそれ?)

    モノクマ「ボクの開錠の呪文で……鍵は開かれたのだーッ!」

    狛枝(そう言って、モノクマはどこかへ行ってしまった)

    狛枝(……ホントに開いてるのかな? 試しに花村クンのコテージの扉に手をかけてみると……)

    狛枝「うん、どうやら本当に開いてるみたいだね」

    狛枝(じゃあ花村クンには悪いけど、入らせてもらうとしようか)
  111. 111 : : 2016/10/13(木) 20:46:31
    ― 花村のコテージ ―


    狛枝「うーん……」

    狛枝(入ったはいいけど、前に来た時と特に変わった様子は無いかな)

    狛枝「……ん?」

    狛枝(これは……>>112?)


    狛枝が見つけたもの:>>112
  112. 112 : : 2016/10/13(木) 20:49:07
    マカンゴ
  113. 113 : : 2016/10/13(木) 20:59:08
    狛枝(これは……料理のレシピ?)

    狛枝(手記も付いてる。なになに……)

    狛枝(“ソニアさんの国の話にちょくちょく出てくるマカンゴって名前を聞いてピーンと来ちゃったんだよね。いや、下ネタじゃなくて。で、何にピンと来たかっていうと、新しい料理のレシピを思いついたんだ。それをここに記しておくよ”……か)

    狛枝(えっと……料理名は)

    狛枝(『マカ』ロニグラタ『ンゴ』ージャス仕様……略して“マカンゴ”? んー、何がゴージャスなんだろう)

    狛枝(原材料はマカロニと……)

    狛枝(…………)

    狛枝(……なるほどね)

    狛枝(これはここに置いておいた方がいいかな。後で見に来る人もいるかもしれないし)


    狛枝(さて、次だ。どこを調べようかな?)


    狛枝が捜査に向かう場所:>>114
    ※移動は今回含めてあと二回とさせてもらいます。
  114. 114 : : 2016/10/13(木) 21:01:44
    ジャバウォック公園
  115. 115 : : 2016/10/13(木) 21:08:01
    ― ジャバウォック公園 ―


    狛枝(ここで、左右田クンとソニアさんが待ち合わせをしてたって話だよね)

    狛枝(だけど、弐大クンの目撃情報から二人が一緒に橋の周辺にいたのは確かだろうけど……その前に本当にジャバウォック公園にいたって証明にはならない)

    狛枝(疑いすぎかもしれないけど、可能性は潰しておいた方がいいかな……)

    狛枝(……というか、誰もここには捜査に来てないみたいだ。やっぱりボクの考えすぎって考えていいかな)

    狛枝「……あれ」

    狛枝(何か木に引っ掛かってる。あれは……)


    木に引っ掛かっているものとは?:>>116
  116. 116 : : 2016/10/13(木) 21:09:18
    花村のコック帽
  117. 117 : : 2016/10/13(木) 21:18:41
    狛枝(あれは……花村クンの帽子!?)

    狛枝(なんとか回収して確認してみるけど……うん、やっぱりこれは花村クンの帽子みたいだ)

    狛枝「けど何だってこんなところで木になんか引っかかってたんだろう……」

    狛枝(うーん……考えれば考えるほど、分からない)

    狛枝(けど、これまでパンツしか発見されていなかった花村クンの衣類の一つが見つかったっていうのはちょっとした発見だ)

    狛枝(念のために周囲を確認してみるけど……うーん、他に花村クンの物と思われる服は無い、か)

    狛枝(もしここに他のものが全部あったら、ジャバウォック公園が一気に怪しくなったけど……帽子だけじゃ、事件全体については何とも言えないか)

    狛枝「ここは、こんなものかな」

    狛枝(……さて、次はどこを調べようか)


    狛枝が調査に向かう場所:>>118
    ※コテージ以外の一の島の施設からお願いします。
  118. 118 : : 2016/10/13(木) 21:23:34
    牧場
  119. 119 : : 2016/10/13(木) 21:37:12
    ― 牧場 ―


    狛枝「牧場……ここには田中クンがいたんだったね」

    狛枝(ここに確かに田中クンがいた、って証明が出来れば事件の真相に限りなく近づくんじゃないかな)

    狛枝(何といっても、ここに田中クンがいた事が証明されれば、花村クンと十二時半ごろに会って会話したって信憑性も高くなるわけだし)

    狛枝(事件を、起こった時間から考えるなら田中クンの証言は無視できないよ)

    狛枝「さて、そうはいっても……と」

    狛枝(どう調べたものかな)

    狛枝「あれ、あれは……左右田クンとソニアさんだね」

    狛枝「おーい、二人ともー!」

    左右田「あ? ああ、狛枝か」

    ソニア「何か分かりましたか?」

    狛枝「うーん……分かったような、分からないような感じだね」

    左右田「そうか……」

    狛枝「そっちはどう? 何か分かった?」

    ソニア「実は、つい今しがた、ここで>>120を見つけたのです」


    ソニアが見つけたもの:>>120
  120. 120 : : 2016/10/13(木) 21:38:36
    花村宛ての果たし状(字は汚い)
  121. 121 : : 2016/10/13(木) 21:53:29
    ソニア「実は、つい今しがた、ここで封筒を見つけたのです」

    狛枝「また封筒?」

    左右田「まあ、またって思うかもしんねーけどよ……でもコイツはさっきのとはわけが違うぜ」

    狛枝「って言うと?」

    左右田「ほら、これだよ」

    狛枝「……これって」

    狛枝(果たし状……?)

    左右田「これの意味について、二人で考えてたんだ。ですよね、ソニアさん!」

    ソニア「はい。わたくし達の中で果たし状などを書きそうなのは……」

    左右田「田中、弐大、終里に辺古山……」

    ソニア「それとわたくしですね!」

    左右田「ソニアさんも書くんですか!?」

    狛枝「まあ、とにかく……その辺りの人の可能性が高いって事かな」

    左右田「けど、お世辞にも綺麗な字とは言い難いしな……辺古山辺りは外していいんじゃねーか? 印象でしかねえが、字は綺麗に書きそうだぜ」

    狛枝「んー……いや待って」

    左右田「あ?」

    狛枝「今ふと思ったんだけど……アリバイを聞いていた時に牧場にいた、って明確に発言したのは田中クンだったよね」

    左右田「そうか! そういや確かに田中の奴はそんな事言ってたな!」

    ソニア「つまり田中さんの物……でしょうか?」

    狛枝「……ゴメン、自分で言いだしておいてなんだけど、そうだとすると腑に落ちない事が二つあるんだ」

    左右田「二つもか!?」

    ソニア「それは一体?」

    狛枝「まず一つは……それが田中クンのものだとして、田中クン自身の証言も全面的に信用するとした場合……どうして田中クンは、十二時半に会った時、花村クンにそれを渡さなかったんだろう?」

    ソニア「言われてみれば、そうですね……」

    左右田「いや、それなら説明できるぜ!」

    狛枝「ホントに?」

    左右田「ああ。田中がそれを書いたのが花村に会った十二時半以降だとしたらどうだ?」

    ソニア「なるほど! それなら確かに会った時に渡さなかった……いえ、渡せなかった理由として納得できます!」

    左右田「それに花村はハムスターを食おうとする発言があったんだよな? それが実は田中の逆鱗に触れてた……って事なら、動機だって十分にあるって考えられるだろ」

    狛枝「なるほど……筋は通ってるね」

    左右田「だろ!」

    狛枝「けどだとすると、新しい疑問が出てくる」

    左右田「へ?」

    狛枝「もしそれが事実なら、どうして田中クンは花村クンと会って話した、って事を、それも会話内容までボク達に包み隠さず打ち明けたんだろう?」

    左右田「……あー」

    ソニア「たしかに、もしこれが事件に関係のある、田中さんの手によって書かれた物であるなら……言わない方が田中さんにとっては有利だったはずです」

    狛枝「それと、さっき言ったもう一つの腑に落ちない点なんだけど」

    左右田「そういや言ってたな。なんだ?」

    田中「もしこれが田中クンのものなら、どうしてこれまたどうして田中クンは正直に牧場にいた、なんて言ったのかな。誰かが調べに来る可能性だってあったのに」

    左右田「それもそうか……」

    ソニア「では、田中さんの物である可能性は低い、と?」

    狛枝「んー……いや、もしかすると、こういう主張を通すためにあえて田中クンが残した物とも考えられない事は無いし……」

    左右田「結局どっちだよ!?」

    狛枝「ゴメン、結論は出せないや。この後の学級裁判で、これについても追及していくことになるだろうね」

    ソニア「そうですね……裁判で結論を出せれば、それで遅くはありませんから」

    左右田「それもそうっすね……」
  122. 122 : : 2016/10/13(木) 22:01:57
    ― 学級裁判場 ―


    狛枝(集合のアナウンスとか、モノクマロックに集合した一幕とか、なんか諸々いろいろは飛ばすよ?)

    狛枝(ともかくボクらは地下の学級裁判場へとやって来た……)

    狛枝(これから、花村クンを殺した犯人、クロは誰なのかを突き止める議論を繰り広げる事になる)

    狛枝(ああ、みんなの希望と希望がぶつかり合う場に生で触れる事が出来るなんて……!)

    狛枝(ゾクゾクするよね!)




    さて、ここから学級裁判が開廷致します。
    ですのでまずはここで、学級裁判の進行について解説を。
    まず、本SSの主人公はあくまで狛枝凪斗であって、日向創ではありません。
    よって、議論の中で狛枝自身が≪論破≫する事は出来ません。
    ですがご安心ください、ちゃんと安価はあります。

    議論の中での狛枝の発言を選択肢にて提示致します。
    正解の発言を選択すれば、日向がちゃんと論破や賛同を使い議論を正しい方向に進めてくれます。
    裁判中の安価は狛枝の発言の選択肢についてのみとなります旨、ご了承ください。
    あと本裁判中、日向のパンツ発言が減るかもしれない(あくまでかもしれない)可能性についてもご了承ください。
  123. 123 : : 2016/10/13(木) 22:03:38
    誰なんだろう
  124. 124 : : 2016/10/13(木) 22:11:51
    学級裁判 開廷!


    狛枝「さて……まずは何について議論すべきかな」

    小泉「やっぱり、凶器とか?」

    十神「ならば訊くが……捜査中に、議論に挙げられるレベルで、明確な根拠を持った凶器と思しきものを発見した奴は誰かいるのか?」

    狛枝(……誰も、何も言わないね)

    狛枝「だったらさ、まず一つ可能性を潰したいんだけど」

    十神「なんだ? 発言を許可してやる」

    狛枝「モノクマファイルにあった骨折と打撲痕……刺し傷と死因の窒息の原因についてはともかく、この二つについては落下の衝撃によって出来た物と考えていいのかな」

    十神「なるほど、たしかにそうも考えられる。だがそれはどちらとも――」

    罪木「えと、あの……捜査中、検死……みたいな事をやってみたんですが」

    十神「……そういえばそうだったな」

    十神「では罪木。まずは検視結果の報告から始めろ」

    罪木「は、はい……!」
  125. 125 : : 2016/10/13(木) 22:16:47
    ≪議論 開始≫


    罪木「まず……打撲痕と骨折はほぼ同時に出来たものと考えていいと思います」

    罪木「それと、どちらも出来てからそう時間は経っていないように思いました……」

    十神「およそどのくらいの時間が経過していたと見る?」

    罪木「そうですね……」

    罪木「十三時前後に出来たものかと……」

    弐大「ならば、落下と同時に出来た物……と考えて差し支えないわけじゃな?」

    罪木「はい、その可能性が現状最も高いかと」

    狛枝「>>126


    【選択肢】
    1.そっか。
    2.じゃあ、刺し傷はどうだったの?
    3.じゃあ、窒息の原因はなんだったの?
  126. 126 : : 2016/10/13(木) 22:29:06
    2だ
  127. 127 : : 2016/10/13(木) 22:35:41
    ≪議論 開始≫


    罪木「まず……打撲痕と骨折はほぼ同時に出来たものと考えていいと思います」

    罪木「それと、どちらも出来てからそう時間は経っていないように思いました……」

    十神「およそどのくらいの時間が経過していたと見る?」

    罪木「そうですね……」

    罪木「十三時前後に出来たものかと……」

    弐大「ならば、落下と同時に出来た物……と考えて差し支えないわけじゃな?」

    罪木「はい、その可能性が現状最も高いかと」

    狛枝「じゃあ、刺し傷はどうだったの?」

    罪木「えとえと……その、ですね……実は……」

    罪木「たぶん……≪事件とは関係ない≫と思います……」


    日向「それは違うぞ!」
  128. 128 : : 2016/10/13(木) 22:40:40
    日向「罪木、詳しい事を話してくれ」

    罪木「ふええっ!? でも……」

    日向「モノクマファイルを見てくれ。ここにはしっかり刺し傷についての記載があるだろ?」

    日向「事件に関係ない傷だったら、わざわざ書くか? だって、書いてなかったとしても、あれは見れば分かる傷だったはずだ」

    九頭龍「つまり……事件に関係あったからこそ、ファイルに情報が載った……ってわけか」

    日向「ああ。俺はそう思う。なあ罪木、刺し傷は一体なんだったんだ? ちゃんと説明してくれ」

    罪木「うゆぅ……ですけど……」

    罪木「あの傷は明らかに古いもので……そうですね……」

    罪木「たぶん、出来てから少なくとも“二十四時間以上”経過しているはずです……」

    十神「二十四時間以上……だと?」

    罪木「ですので、さすがに事件には関係ないかと……」

    狛枝(二十四時間……か。つまり昨日か、それより前に出来た傷、って事になるんだね)
  129. 129 : : 2016/10/13(木) 22:44:55
    田中「フン……人とは、いつ如何なる時であろうと魂に傷を受けながら前へと進む罪深き生き物……奴もその定めからは逃れられんかったという事か」

    左右田「だから、オメーは何の話をしてんだ!?」

    十神「戯言はいい。だが日向の言う通り、必要だから記載があったというのは主張としてしっくり来る。あの傷が二十四時間以上経過していて出来た物だとするなら、その意味は一体なんなんだ?」

    十神「俺達はまずそれを考えるべきだろう」

    狛枝(あの傷が出来た理由……か。何か考えられる可能性……あったかな)
  130. 130 : : 2016/10/13(木) 22:51:11
    ≪議論 開始≫


    澪田「そもそもー、あれって何で刺された傷だったんすかね?」

    辺古山「少なくとも、日本刀による傷ではない。それは私が保証しよう」

    九頭龍「ああ……刃物で出来たとは思えねえ傷だったな」

    十神「その点どうなんだ、罪木」

    罪木「えっと……」

    罪木「鋭い針みたいなものなのは間違いないと思います……」

    罪木「長さもちょうど針くらいで……」

    西園寺「じゃあ素直に針って言いなよ! これだからゲロブタはさー」

    十神「では針によるものだと仮定して……」

    十神「そのような物を花村に刺す理由とは何だ?」

    狛枝「>>131


    【選択肢】
    1.正直あったとは思えないよね。
    2.どうせモノクマがやったんでしょ。
    3.知ってる人がいるんじゃないかな?
  131. 131 : : 2016/10/13(木) 22:56:36
  132. 132 : : 2016/10/13(木) 22:59:12
    ≪議論 開始≫


    澪田「そもそもー、あれって何で刺された傷だったんすかね?」

    辺古山「少なくとも、日本刀による傷ではない。それは私が保証しよう」

    九頭龍「ああ……刃物で出来たとは思えねえ傷だったな」

    十神「その点どうなんだ、罪木」

    罪木「えっと……」

    罪木「鋭い針みたいなものなのは間違いないと思います……」

    罪木「長さもちょうど針くらいで……」

    西園寺「じゃあ素直に針って言いなよ! これだからゲロブタはさー」

    十神「では針によるものだと仮定して……」

    十神「そのような物を花村に刺す理由とは何だ?」

    狛枝「知ってる人がいるんじゃないかな?」

    狛枝「そうでしょ、ソニアさん、左右田クン」

    左右田「は? オレ!?」

    ソニア「なるほど! ≪例の物≫の事を言っているのですね?」


    日向「それに賛成だ!」
  133. 133 : : 2016/10/13(木) 23:04:31
    日向「狛枝も知ってたんだな」

    狛枝「うん、日向クンにも伝わってたんだね」

    弐大「待たんかい! お前さんらの中で完結しとるんじゃあねーぞ!」

    九頭龍「何だよ、礼の物ってよ?」

    ソニア「はい。実は左右田さんと捜査している最中、このようなものを見つけたのです」

    辺古山「これは……果たし状だと!?」

    小泉「ちょっと! しかもこれ……花村に宛てられてるよ!?」

    十神「こんなもの、どこで見つけた?」

    左右田「牧場に落ちてたんだ。だから最初は田中が書いたのかと思ったんだけどよ……」

    田中「俺様はそのような物、知らんぞ」

    十神「その証言を信じるとして……田中、お前は牧場にずっといたんだろう? その時これと同じものは牧場にあったのか?」

    田中「分からん奴だ……俺様は知らぬと言っている。見覚えがあれば如何に俺様といえど、初めから貴様らにかの英知を授けるにやぶさかではない……!」

    十神「つまり無かった……或いは気が付かなかった。そういう事だな」

    田中「クッ、我が邪眼を以ってしても見通せぬものがあろうとは……」
  134. 134 : : 2016/10/13(木) 23:08:20
    終里「……んー?」

    澪田「おろ? 赤音ちゃん、どうかしたっすか?」

    終里「なあソニア、それちょっと見せてくんねーか?」

    ソニア「? はい、構いませんが……」

    狛枝(そう言って、ソニアさんは終里さんに果たし状を渡した……って表現するとソニアさんが終里さんに戦いを挑んだみたいだけど勿論そんな訳はないからね?)

    終里「……ああ、これ、オレんだ」

    左右田「はあ!?」

    十神「決闘したのか!? 花村と!」

    終里「してねーよ……ってか、誰かとバトりたかったんで全員分の果たし状書いたんだけどな」

    左右田「オレはやんねーからな、んな痛そうな事!」

    終里「けど出すのがメンドくなって捨てたんだ」

    九頭龍「なんだそりゃ……」

    十神「全く……では事件には関係ないという事でいいんだな? 無駄に時間を取らせおって」

    終里「いやー、わりいわりい!」
  135. 135 : : 2016/10/13(木) 23:15:23
    左右田「ったくよォ……人騒がせな……」

    十神「だがそうなると話はさっきに戻ってしまうな。花村に針状の物を刺す理由のある奴など、いるのか?」

    狛枝(結果、得られるのは沈黙だけで……)

    十神「ちっ……この方向から議論を進める事は出来んようだな。ならば別の方向から話を進めるぞ」

    日向「別の方向って、なんだ?」

    十神「捜査の前に挙げていた、調べるべき事……その答えについて、なにか分かった事があれば報告しろ」

    狛枝(挙げていた事……っていうと)

    狛枝(“花村クンはどこから落ちて来たのか”
       “落下する必然性のある状況”
       “花村クンが全裸だった理由”
       “ホルモン液は何だったのか”
       “窒息の原因”)

    狛枝(この五つだったね。何か掴んだ人はいるのかな?)
  136. 136 : : 2016/10/13(木) 23:22:56
    ≪議論 開始≫


    十神「まずは終里、報告しろ」

    終里「ああ。ただ突っ立ってんのもヒマだったんで空港の上に登って調べてみたんだけどな」

    小泉「そんな事したの!?」

    終里「空港の上には花村の靴が置いてあったぜ。だからたぶん、花村は空港の上から落ちて来たんじゃねーか?」

    九頭龍「あの野郎、なんでンなとこに……」

    西園寺「何とかと煙はー、ってヤツでしょ。どうせ」

    十神「ひとまずこれで疑問は一つ解消出来たと考えていいだろう」

    弐大「では……何故落下したのかについてはどうなんじゃあ?」

    終里「少なくとも、オレらにゃ分かんなかったぜ」

    罪木「えっと……ホルモン液についてなんですけど……」

    罪木「捜査の最中、花村さんのコテージでホルモン液の入っていた瓶を見つけました」

    罪木「なので、単に花村さんの嗜好だったのかと……」

    西園寺「そんな知りたくもない嗜好喋んなくていいって!」

    罪木「ご、ゴメンなさぁい!」

    狛枝「>>137


    【選択肢】
    1.ボクの方では窒息の原因はまで分からなかったよ。
    2.ボクの方では全裸だった理由までは分からなかったよ。
    3.もういっそボクらも全員脱いじゃおうか。
  137. 137 : : 2016/10/13(木) 23:25:59
    1かな
  138. 138 : : 2016/10/13(木) 23:26:27
  139. 139 : : 2016/10/13(木) 23:29:04
    ≪議論 開始≫


    十神「まずは終里、報告しろ」

    終里「ああ。ただ突っ立ってんのもヒマだったんで空港の上に登って調べてみたんだけどな」

    小泉「そんな事したの!?」

    終里「空港の上には花村の靴が置いてあったぜ。だからたぶん、花村は空港の上から落ちて来たんじゃねーか?」

    九頭龍「あの野郎、なんでンなとこに……」

    西園寺「何とかと煙はー、ってヤツでしょ。どうせ」

    十神「ひとまずこれで疑問は一つ解消出来たと考えていいだろう」

    弐大「では……何故落下したのかについてはどうなんじゃあ?」

    終里「少なくとも、オレらにゃ分かんなかったぜ」

    罪木「えっと……ホルモン液についてなんですけど……」

    罪木「捜査の最中、花村さんのコテージでホルモン液の入っていた瓶を見つけました」

    罪木「なので、単に花村さんの嗜好だったのかと……」

    西園寺「そんな知りたくもない嗜好喋んなくていいって!」

    罪木「ご、ゴメンなさぁい!」

    狛枝「ボクの方では窒息の原因はまで分からなかったよ」

    十神「そうか。窒息について何か分かった奴はいるのか?」

    澪田「なんもわかんなかったっす!」

    弐大「分からんもんは考えてもどうしようもないわい!」

    七海「窒息について考えるにはまだ情報が揃ってない……と、思うよ?」


    狛枝(うーん……これじゃあ議論が進まないね。別の話題を出してみようか)


    【選択肢】>>140
    1.ボクの方では全裸だった理由までは分からなかったよ。
    2.もういっそボクらも全員脱いじゃおうか。
  140. 140 : : 2016/10/13(木) 23:30:19

    何か起こるかも
  141. 141 : : 2016/10/13(木) 23:33:10
    ≪議論 開始≫


    十神「まずは終里、報告しろ」

    終里「ああ。ただ突っ立ってんのもヒマだったんで空港の上に登って調べてみたんだけどな」

    小泉「そんな事したの!?」

    終里「空港の上には花村の靴が置いてあったぜ。だからたぶん、花村は空港の上から落ちて来たんじゃねーか?」

    九頭龍「あの野郎、なんでンなとこに……」

    西園寺「何とかと煙はー、ってヤツでしょ。どうせ」

    十神「ひとまずこれで疑問は一つ解消出来たと考えていいだろう」

    弐大「では……何故落下したのかについてはどうなんじゃあ?」

    終里「少なくとも、オレらにゃ分かんなかったぜ」

    罪木「えっと……ホルモン液についてなんですけど……」

    罪木「捜査の最中、花村さんのコテージでホルモン液の入っていた瓶を見つけました」

    罪木「なので、単に花村さんの嗜好だったのかと……」

    西園寺「そんな知りたくもない嗜好喋んなくていいって!」

    罪木「ご、ゴメンなさぁい!」

    狛枝「もういっそボクらも全員脱いじゃおうか」


    日向「それに賛せ」

    西園寺「賛成すんなクソ日向おにぃ!」

    日向「それでもまだおにぃと呼んでくれる西園寺の優しさ」

    狛枝(……議論も進まないし、誰も脱がないみたいだ)
  142. 142 : : 2016/10/13(木) 23:35:53
    罪木は脱ぎそう
  143. 143 : : 2016/10/13(木) 23:37:35
    というわけで正解いっちゃいます。


    ≪議論 開始≫


    十神「まずは終里、報告しろ」

    終里「ああ。ただ突っ立ってんのもヒマだったんで空港の上に登って調べてみたんだけどな」

    小泉「そんな事したの!?」

    終里「空港の上には花村の靴が置いてあったぜ。だからたぶん、花村は空港の上から落ちて来たんじゃねーか?」

    九頭龍「あの野郎、なんでンなとこに……」

    西園寺「何とかと煙はー、ってヤツでしょ。どうせ」

    十神「ひとまずこれで疑問は一つ解消出来たと考えていいだろう」

    弐大「では……何故落下したのかについてはどうなんじゃあ?」

    終里「少なくとも、オレらにゃ分かんなかったぜ」

    罪木「えっと……ホルモン液についてなんですけど……」

    罪木「捜査の最中、花村さんのコテージでホルモン液の入っていた瓶を見つけました」

    罪木「なので、単に花村さんの嗜好だったのかと……」

    西園寺「そんな知りたくもない嗜好喋んなくていいって!」

    罪木「ご、ゴメンなさぁい!」

    狛枝「ボクの方では全裸だった理由までは分からなかったよ」

    狛枝「ただ……花村クンの帽子ならジャバウォック公園で拾ったんだよね」

    弐大「そういえばワシも捜査中、砂浜で奴の服を拾ったぞッ!」

    七海「私も花村君のズボンがホテルのプールに浮かんでるのを見つけたよ」

    澪田「あちこちで発見って……どうなってんすか!?」

    小泉「何かの理由で≪犯人がバラ撒いた≫のかな……?」


    日向「それは違うぞ!」
  144. 144 : : 2016/10/13(木) 23:43:19
    日向「実は昨日の事なんだけど、中央の島でソニアと雑談してた時に結構強い風が吹いたんだ」

    ソニア「そ……そういえば、そんな事も……でしたね」

    狛枝(そういえばたしかにパンツ……は見えなかったけど、そんな事もあったね)

    日向「もし今日も昨日と同じように風が吹いたんだとしたら……」

    日向「そして、その時花村が既に全裸になっていて、脱いだ服が外にあったんだとしたらどうだ?」

    十神「なるほどな……風に飛ばされてあちこちに服が移動したと主張したいわけか」

    日向「ああ。空港の上には靴があったんだろ? だったら元はそこに花村の服も一緒に置いてあって、軽い服だけが風で飛ばされ、靴だけが残ったとは考えられないか?」

    七海「たしかに、靴だけを花村君の元いた場所にあえて犯人が残した……と考えるよりは、その方がすっきりするね」

    十神「という事は……これも犯人の決め手にはなり得ないという事か」
  145. 145 : : 2016/10/13(木) 23:50:24
    十神「では残るは……窒息について、だな。分かった者はいるのか?」

    小泉「そもそも、窒息ってどういう状況で起こるの?」

    罪木「そうですね……すごく簡単に言ってしまえば、“息が出来ない状況”がずっと続けば、って感じですかね……」

    西園寺「そんなん分かるんだって! どうやったらその息が出来ない状況になるのかって話でしょ!」

    罪木「ひぅ、ゴメンなさい……」

    九頭龍「そうだな……たとえば顔全体を真空パックでもしてやりゃ窒息はするだろうぜ」

    左右田「こえーよ! つかオメーが言うとシャレになんねーんだよ!」

    十神「その点、そういえば罪木、お前の検死ではどうだったんだ? 報告を聞き忘れていたが」

    罪木「あ、はい……そうですね。では報告させてもらいます……」
  146. 146 : : 2016/10/13(木) 23:52:35
    まさか大気圏を超えたのか
  147. 147 : : 2016/10/13(木) 23:54:17
    ≪議論 開始≫


    罪木「まずですね……九頭龍さんの言ったような、真空パックの痕跡なんかは見つかりませんでした」

    西園寺「そんなの分かってるって」

    罪木「それで……その。他の痕跡も特に見つからず……」

    左右田「って事は、窒息については何も分からなかったって事かよ」

    罪木「すみません……」

    狛枝「>>148


    【選択肢】
    1.じゃあ他に何か気になった事はあった?
    2.本当に何も見つからなかったの?
    3.もう分かんないしさ! 脱ごうよ!
  148. 148 : : 2016/10/13(木) 23:54:48
  149. 149 : : 2016/10/13(木) 23:58:37
    ≪議論 開始≫


    罪木「まずですね……九頭龍さんの言ったような、真空パックの痕跡なんかは見つかりませんでした」

    西園寺「そんなの分かってるって」

    罪木「それで……その。他の痕跡も特に見つからず……」

    左右田「って事は、窒息については何も分からなかったって事かよ」

    罪木「すみません……」

    狛枝「もう分かんないしさ! 脱ごうよ!」


    日向「それに賛せ」

    西園寺「だから≪嫌だ≫って言ってんでしょ頭イカれてんのド畜生の日向おにぃ!」


    日向「その矛盾、撃ち抜く!」

    西園寺「はあ!?」

    日向「西園寺……お前の性癖、露出だったろ」

    西園寺「今それ関係ないじゃん! 議論中断させてまで再暴露する必要一切ないじゃん!」

    狛枝(このまま放置してても面白そうだけど、議論は完全にストップしそうだね……)


    【選択肢】>>150
    1.じゃあ他に何か気になった事はあった?
    2.本当に何も見つからなかったの?
  150. 150 : : 2016/10/14(金) 00:04:29
    1かな
  151. 151 : : 2016/10/14(金) 00:04:42
  152. 152 : : 2016/10/14(金) 00:10:17
    ≪議論 開始≫


    罪木「まずですね……九頭龍さんの言ったような、真空パックの痕跡なんかは見つかりませんでした」

    西園寺「そんなの分かってるって」

    罪木「それで……その。他の痕跡も特に見つからず……」

    左右田「って事は、窒息については何も分からなかったって事かよ」

    罪木「すみません……」

    狛枝「じゃあ他に何か気になった事はあった?」

    罪木「えと……そうですね。口内……それも歯の間ですね。そこに何かが大量に挟まってはいたんですが……うゆぅ、器具も無く、検出は出来ませんでした……」

    左右田「なんだその重要そうな情報!?」

    十神「重要そう……だと?」

    十神「歯の間に挟まっていたという事は何かを食ったという事だろう」

    十神「毒殺ならまだしも、何かを食っただけで≪死ぬわけがない≫」


    日向「それは違うぞ!」
  153. 153 : : 2016/10/14(金) 00:12:47
    日向「その可能性……あるんじゃないのか?」

    十神「どういう事だ?」

    日向「だから、食べていたものを喉に詰まらせて窒息した可能性だよ!」

    十神「……そうか! その可能性があったか……!」

    七海「という事は……花村君は何かを無理矢理口の中に詰め込まれて、それを喉に詰まらせて死んだ……って事かな」

    日向「ああ、俺はその可能性が高いんじゃないかと……」


    狛枝「それは違うよ……」
  154. 154 : : 2016/10/14(金) 00:15:56
    日向「は!? 違うって……何がだ!?」

    狛枝「……今の話の流れで、ボクにはクロが誰だか、見当が付いちゃったんだ」

    田中「なんだとッ!?」

    十神「一体誰が犯人だと言うんだ!?」

    狛枝「ボクの推理が正しいなら、花村クンが全裸だった理由も、全身に刺し傷があった理由も、窒息してしまった理由も……加えて、空港の上という妙な所から落下してきた理由も、ホルモン液を使用した理由も、全て説明が付くんだ」

    澪田「パーフェクトじゃないっすか!」

    十神「ならばさっさと説明しろ!」



    って訳で今日はここまで。
    誰がクロだか予想してみてね!
  155. 155 : : 2016/10/14(金) 06:09:27
    まさかの自殺だべ!
    またはテクノだべ!
    俺の占いは三割当たるべ!!!
  156. 156 : : 2016/10/14(金) 12:09:18
    自分を苦しめるどMプレイを楽しんでたら誤って死んでしまった説
  157. 157 : : 2016/10/14(金) 17:33:32
    さてさて、更新していきますが、しばらく安価は無しです。
    申し訳ありません。


    ◆◆◆


    狛枝「そうだね。順を追って話をしていくよ」

    狛枝「まず最初に、みんなに見て欲しい物があるんだ」

    終里「まどろっこしいなー」

    小泉「まあまあ……それで、見て欲しいものって?」

    狛枝「うん。これだよ」

    狛枝(そう言ってボクは裁判開始の放送を聞いてから回収したあるものをみんなの前に出す)

    日向「一体なんなんだ、その紙……」

    日向「……紙? 待てよ、そういう事か!」

    弐大「何か分かったんかあ!?」

    日向「可能性はパンツだけじゃない。紙オムツという形で、俺の話を狛枝は昇華したのか……!」

    七海「とりあえず日向君は黙っててくれるかな?」

    日向「嫌だ」

    七海「…………」
  158. 158 : : 2016/10/14(金) 17:43:41
    狛枝「それで、話を戻すとね」

    狛枝「これは花村クンのコテージで見つけた、彼の料理のレシピのメモなんだ」

    十神「花村の……料理のレシピだと!?」

    十神「一体何の料理だ! 名称、食材、製法……余すところなく全て報告しろ!」

    狛枝「あはは……それは裁判が終わってからでもいいかな?」

    十神「ちっ、致し方あるまい。……いいだろう、続けろ」

    狛枝「それでこの料理なんだけど……」

    田中「花村は己が心の産み出しし闇に呑まれたと……そう主張するのか?」

    狛枝「いや、この料理そのものが窒息の原因ってわけじゃないと思うよ」

    西園寺「なんで会話が成立すんのかがわたしには分からない」

    澪田「唯吹も分かんないっす……」

    狛枝「この料理は……メインはマカロニなんだけど、他にも具沢山でね。この食材の一覧を見て……ピンと来たものがあるんだ」

    辺古山「一体、何にピンと来たんだ?」

    狛枝「男子のみんな……が対象になっちゃう確認だけどさ。昨日の事、覚えてるかな?」

    十神「俺の部屋で集まった報告会の事か?」

    狛枝「いや、そっちじゃなくてさ……その“前”だよ」

    小泉「前? ……前って、何?」

    左右田「そういやァたしか……花村にコテージに呼ばれて、男子全員集まったな」

    澪田「今更新事実浮上っすか!?」

    西園寺「何それ、すっごい事件に関係ありそうじゃん!」

    日向「いや……あの時はたしか、花村がロマンがどうとか言って……」

    十神「それで花村手製の“栗ごはん”を食っただけだったな」

    終里「栗ごはんだと!? 何だよそれ、オレも呼べよ!」

    狛枝「んー……残念だけど終里さん。たぶん花村クンは、呼びたくても“呼べなかった”んだ」

    終里「は!? どーいう意味だよ!」

    狛枝「それはね……」

    狛枝(そう言ってボクは、もう一つ回収してきた“ある物”をみんなに提示する)
  159. 159 : : 2016/10/14(金) 17:49:20
    狛枝「これはボクの部屋から取って来たものなんだけど……」

    十神「それは……栗か?」

    狛枝「うん、栗だよ」

    日向「そうか……! それは“男のマロン”!」

    狛枝「あれ、日向クンはこれを知ってるんだ?」

    日向「ああ。モノモノヤシーンで出て来たぞ」

    弐大「ものものやしーん……じゃと? なんじゃ、それは?」

    日向「あれ、知らないのか?」

    狛枝「ボクも知らないな……ボクはこれを、砂浜にあるこれの成ってる木から取って来ただけだからさ。……あ、もちろんもいだりはしてないよ? 落ちて来たヤツを拾っただけ」

    日向「成ってる木があったのか……」

    狛枝「それでね。これを見つけた時に丁度花村クンが来たからさ。教えたんだ。たぶんその結果があの“栗ごはん”だったんじゃないかな」

    九頭龍「なるほどな……」

    日向「それであいつ、あの時ロマンについて語ってたのか……」

    七海「……どういう事? この栗とロマンが何か関係するの?」

    日向「ああ。男のマロンは、口にすると男のロマンを追い求める気力が沸き上がってくる効果を持ってるんだ」

    西園寺「ねえ、なんかわたし、間違った世界観に入って来てない? 大丈夫?」

    小泉「アタシもそんな気がしてるから大丈夫よ」

    狛枝「……ともあれだよ。つまりその時、花村クンはこの栗を“大量に”持ち帰ったんだ」
  160. 160 : : 2016/10/14(金) 17:52:29
    狛枝「罪木さん」

    罪木「は、はい!?」

    狛枝「ちょっとこの栗を確認してもらえるかな」

    罪木「へ? なんで私が……」

    狛枝「その栗のトゲ……花村クンに付いていた刺し傷の正体はまさにこれが答えなんじゃないかって思うんだけど」

    罪木「あ! わ、分かりました、見せてください!」

    狛枝(罪木さんに男のマロンを渡し、しばしの沈黙が流れ――)

    罪木「そうですね……棘の直径や深さから考えても……はい、まず間違いなくこれなんじゃないかと……!」

    狛枝「やっぱりね」

    終里「つー事はよ……」

    弐大「なんじゃあ?」

    終里「ソイツを持ってた狛枝がクロって事か!?」

    小泉「え!?」

    狛枝「いや……違う違う。まだ話は続くんだ。もうちょっと聞いてよ」
  161. 161 : : 2016/10/14(金) 17:56:10
    男のマロンがここで・・・っ!?
  162. 162 : : 2016/10/14(金) 18:02:02
    狛枝「さて、これでまずは刺し傷についての疑問は解消された。それでいいよね?」

    十神「ああ。俺からは異論は無い。……だが栗とはな。昨日出来た物と聞いて即座に栗ごはんを連想できなかったのは俺の注意力不足だった。すまん」

    狛枝「いや……十神クンが謝る事じゃないよ。じゃあ次の話に移るね」

    狛枝「ここで話は飛んで……例の“動機”が出てくる」

    辺古山「ようやくか……」

    狛枝「あの時の花村クンの話はみんな覚えてるよね?」

    日向「たしか……バイだったな」

    九頭龍「それも……同性の方がイケるとか言ってやがったな」

    狛枝「うん。だけど……同性もいける、って人は、残念ながらボクらの中には一人もいなかった」

    狛枝「それは昨晩の話の中でもそうだったけど、男のマロンによる栗ごはんを食べても誰も同性に目を向けなかった事からも、花村クンは薄々察してしまっていたんだろうね」

    狛枝「日向クンは友達としてよろしく……って言ってたけど、それでも花村クンはきっと諦めきれなかったんじゃないかな」

    狛枝「それで、なんとかみんなの気を引こうとした結果が……」

    日向「ホルモン液か……」

    狛枝「うん、きっとそういう事だ」

    十神「単なる嗜好というわけではなく……ある種、俺達があいつを追い詰めてしまったが故に取らざるを得なかった選択肢、というわけか……」

    田中「これで“ホルモン液の謎”も紐解かれた……二つ目になるな」

    狛枝「だけど……」

    狛枝「ロケットパンチマーケットでの事だ」
  163. 163 : : 2016/10/14(金) 18:03:34
    さぁ、花村は殺された?自殺?
    それともだべ?
  164. 164 : : 2016/10/14(金) 18:08:58
    狛枝「あの時、ボクと花村クンを除けば女子が全員揃っているって状況だったんだけど……その時、花村クンはこんな事を口走っていたんだ」


    ― 回想 ―


    花村「それにしても……」

    ソニア「? なんでしょう?」

    花村「狛枝くんってばハーレム状態じゃないか」


    ― 回想終了 ―


    狛枝「その時は気が付かなかったけど……このセリフっておかしいんだよね」

    ソニア「えっと、おかしいとは、どうおかしいんでしょう?」

    狛枝「“ボクと花村クンが”ハーレム状態っていうなら違和感はないよ。だけどこの口ぶりじゃまるで、“ボクだけが”ハーレム状態であるかのように思えない?」

    狛枝「つまりあの時、花村クンはきっと、ホルモン液の効果を信じて……自分も女性陣達と同じ立場に立っているつもりで発言した……って事だったのかも」

    西園寺「うわあ……嫌だ……」

    辺古山「……西園寺の気持ちは分からなくもないが」

    狛枝「だけどボクは……いや、あの場の誰もそれに気付く事が出来なかった」

    狛枝「そこに至って……花村クンはボク達男子は決して花村クンを見る事は無い、って考えに至ってしまったんだと思う」

    西園寺「いや……もっと早く気付きなよ……」
  165. 165 : : 2016/10/14(金) 18:19:57
    狛枝「そこからの花村クンの足取りを、ボクはこう推理する」

    狛枝「まず、花村クンは終里さんとの約束を果たすためにホテルに向かい、料理を作った」

    狛枝「これについては……残念ながら終里さんの口に入ることは無かったけど、実際に十神クンが食べたんだ。問題ないと考えていいよね」

    十神「ああ。そこについて異論を差し挟む余地は無いと俺が断言してやる」

    終里「チクショー、十神ィ……!」

    澪田「火種を蒸し返すのやめないっすか……?」

    狛枝「その後……花村クンは個室に戻って、確保していたありったけの男のマロンをかき集めた。新しい刺し傷が無かったのはきっと、個室に戻ってから殻を取っていたからなんだろうね」

    日向「でも砂浜に木があったんだよな? なんで砂浜から調達しなかったって言えるんだ?」

    狛枝「その根拠は二つあるよ」

    狛枝「一つは弐大クンの存在だ。弐大クンはずっと砂浜にいたんだよね?」

    弐大「……たしかにそうじゃな。たしかに、砂浜に花村が来ておれば、ワシも報告しておったぞ」

    日向「そうか、弐大の証言に無かったからか……」

    狛枝「それともう一つの根拠は田中クンの証言だ」

    田中「俺様だと?」

    狛枝「うん。田中クンは十二時半ごろ、牧場で花村クンを話をしたんだよね?」

    田中「なるほどな……貴様の言わんとしている事、理解したぞ」

    田中「狛枝は毒素を孕みし禁断の果実より、毒素を処理していた分だけの時間経過……それがおよそ三十分だというんだな?」

    日向「そうか、トゲの付いた殻をその時になって部屋で処理した、って言ってた根拠はそれか」

    狛枝「勿論それもあるんだけど……もう一つある」

    田中「何だと?」

    狛枝「田中クンはたしか、花村クンにハムを渡そうとしたって言ったよね」

    田中「ああ。たしかにこの口から授けてやった英知に違いは無い」

    狛枝「だけど受け取らなかった。……これって、受け取らなかったんじゃなくて“受け取れなかった”んじゃない? 栗で手持ちがいっぱいで……さ」

    田中「なん……だと?」
  166. 166 : : 2016/10/14(金) 18:25:42
    狛枝「砂浜じゃなく花村クンのコテージから男のマロンを調達したって言った根拠はこんなところだよ。納得してもらえたかな」

    日向「ああ。バッチリだ」

    狛枝「じゃあ続けるよ」

    狛枝「さて……その後花村クンは空港の上に登った」

    西園寺「なんで!? そこが一番なんでなのかわかんないんだけど!」

    狛枝「うーん……そうだね。あえて言うとするなら……」

    狛枝「理由が無ければ誰も登らないでしょ、あんなとこ」

    小泉「いやそうだけど……じゃあ花村には登る理由があったって言うの?」

    狛枝「花村クンの場合、“理由が無ければ誰も登らない”って事そのものが理由になったんだ」

    左右田「そんなもんが……理由になんのか?」

    狛枝「花村クンがあの時に考えていた事。それはきっと、“誰も居ない場所”“誰にも見られない場所”に行く事だったんじゃないかって、ボクは思うんだ」

    十神「ふむ。……そう思った根拠についても当然あるんだろうな」

    狛枝「もちろんだよ。……だって、全裸になって男のマロンを貪り喰うところなんて、普通誰にも見せたくないでしょ」

    左右田「いやいや! 意味わかんねえよなんだその発想!?」

    西園寺「丸っきり変態じゃん!」

    西園寺「…………」

    西園寺「ごめん、合ってた。変態だった」
  167. 167 : : 2016/10/14(金) 18:29:10
    狛枝「きっと、ボク達男子の事を諦める……っていう、決別みたいな感情だったんじゃないかな」

    狛枝「それもあって全裸になって男のマロンを……感極まりすぎたのか、一気に食べ過ぎた」

    狛枝「結果、喉に詰まらせてしまって窒息し……」

    狛枝「たぶん、空港の上……そのヘリにでも座って食べていたんだと思う。うつ伏せの方向に倒れてしまった先に床は無く……」

    十神「……落下してきた、というわけか」

    日向「……クッ」

    九頭龍「……なんつーこったよ」

    狛枝「これがボクの推理……その全貌だよ」
  168. 168 : : 2016/10/14(金) 18:35:24
    七海「じゃあ、狛枝君が“違う”って言ったのは喉に詰まらせた事に対してじゃなくて、無理矢理口に詰め込まれた、って部分に対してだったんだね」

    狛枝「そういう事なんだ」

    田中「だが待て」

    狛枝「何か疑問でもあった?」

    十神「ならば話せ……俺達には俺達自身の命がかかっている。少しでも疑問を解消すべく議論をせねばならん」

    田中「貴様の今の話が正しいとするならば……」

    田中「事故死ではないかッ! その場合でもこの終焉の黒ミサ(学級裁判)は開催されるのかッ!?」

    狛枝「尤もだね……だけどその疑問に答えられるのはモノクマだけだ。どうなの、モノクマ。たとえ被害者が事故死や……そうだね、自殺なんかだったとして。それでもこの学級裁判は開かれるの?」

    モノクマ「そうですね……基本的には、死体が発見されれば必ず開催されます」

    九頭龍「その場合、クロを指名するときゃどうすりゃいいんだ? 誰を指名すりゃいいんだ」

    モノクマ「そうですね。被害者自身……という事になります」

    十神「では……今回のケースの場合、“花村自身がクロ”……というわけか」

    日向「悲しい……事件だったな……」
  169. 169 : : 2016/10/14(金) 18:42:00
    VOTE

    花村 花村 花村



    モノクマ「はい、正解です……」

    日向「テンション低いな……」

    辺古山「考えてみれば」


    ― 回想 ―


    モノクマ「えーと……悲壮感漂ってるとこ申し訳ないんスけど……」


    ― 回想終了 ―


    辺古山「花村の死体が発見された直後のモノクマの様子も、沈んでいたな」

    澪田「今から思えば……モノクマちゃんの事っすから、“えくすとりーむー!”とか言いながらテンション上げつつ出てきてもおかしくなかったっすね」

    モノクマ「そりゃそうだよ! なんだよこのダーウィン賞も真っ青なくだらない真相! それにおしおきだってできないじゃないか! ぷんぷん!」

    日向「ダーウィン賞……まさか……田中の性癖語りも伏線だったのか!?」

    モノクマ「知るかそんな事!」
  170. 170 : : 2016/10/14(金) 18:49:46
    狛枝(結局……何とも言えない空気の中、ボク達は地上へと戻る事が出来た)

    狛枝(戻ってきた地上では既に夜になっていて……)

    狛枝(誰からともなく、みんなそれぞれのコテージに戻って行き、そして眠りについたんだ……)


    狛枝(その翌日)


    ― レストラン ―


    モノミ「うるうる……まさか花村くんがこんな事になってるなんて……」

    澪田「ぎゃあああああああああ!?」

    日向「モノミ!? お前、モノケモノに撃ち抜かれて死んだんじゃなかったのか!?」

    モノミ「あ、あちしは生きてまちゅよー! ちょっと復活に手間取りまちたけど」

    田中「まさか貴様、フェニックスの血統……」

    十神「大方、スペアの調整が間に合わなかったといったところだろう」

    澪田「なるほどっすー」

    モノミ「あ、それとでちゅね」

    西園寺「何? 大したことじゃなかったらぷちぷちするからね?」

    モノミ「あちしに対しての態度酷くないでちゅかね!?」

    モノミ「あ、えっと……二の島に通じる橋の前に居たモノケモノなんでちゅけど……あちしがやっつけておきまちたので!」

    モノミ「二の島に渡れるようになっているはずでちゅ!」

    十神「探索範囲が広がったという事か……お前にしては上出来だ。褒めてやる」

    日向「さすが俺達のリーダーだな」

    十神「ふん……日向、お前も俺達のパンツリーダーだろう。謙遜するな」

    日向「照れるぜ」

    西園寺「このキモさに慣れてきたわたし自身が嫌だ」



    狛枝(さて……この後はみんな二の島の探索に行くみたいだね)

    狛枝(じゃあ出発しようかな)


    【探索】
    狛枝が向かう二の島の施設を一つ指定してください:>>171
  171. 171 : : 2016/10/14(金) 18:54:55
    適当な広場的なとこ
  172. 172 : : 2016/10/14(金) 19:01:46
    すみません、≪原作の二の島に施設として存在する場所≫からお願いします。

    再安価:>>173
  173. 173 : : 2016/10/14(金) 19:26:38
    遺跡いこーぜーw
    遺跡
  174. 174 : : 2016/10/14(金) 19:33:07
    ― 遺跡 ―


    狛枝「こんな所があるなんてね……」

    狛枝(けど、この遺跡、妙に希望ヶ峰学園の外観とそっくりだ。何かあるのか……)

    狛枝「いや、単純に……希望ヶ峰学園を設計した建築家がジャバウォック島に来たことがあって、それでこの遺跡をモデルにした……って事もじゅうぶん考えられる、か」

    狛枝(ボク自身、この説は何となく納得は出来ないけど)

    狛枝「さて、一応調べてみるかな……」

    狛枝(っと、誰か来た?)


    遺跡にやって来たのは?:>>175
    ※モノクマ、モノミ、狛枝を除いた生存メンバーの中から一名をお願いします。
  175. 175 : : 2016/10/14(金) 19:39:54
    七海
  176. 176 : : 2016/10/14(金) 19:48:37
    狛枝「やあ、七海さん」

    七海「……狛枝君。狛枝君もここを調べに来てたんだ?」

    狛枝「うん。やっぱり気になっちゃうよね……この遺跡の、形状がさ」

    七海「……そっか」

    狛枝「と言っても、ボクもまだ来たばかりだから、調べるのはこれからだよ」

    七海「うん。じゃあ手分けして調べよっか」

    狛枝「そうだね」


    狛枝「さて、と……」

    狛枝(調べて分かった事……)

    狛枝(まず、入り口と思われる場所に、どうも漢字で“未来”と読める模様が刻まれている事……)

    狛枝(そして、ロックを解除するためのものと思しき数字を入力するパネルが付いている事、間違った数字を入力した者を撃つため以外に用法が考えられない、取り付けられた銃……)

    狛枝「……それと」

    狛枝「>>177か……」

    七海「私はそれとは別に、>>178を見つけたよ」


    【見つけた物】
    狛枝が遺跡にて発見した上記以外の物:>>177
    七海が遺跡にて発見した上記(狛枝の発見含む)以外の物:>>178
  177. 177 : : 2016/10/14(金) 19:58:27
    苗木誠と書かれたプレート
  178. 178 : : 2016/10/14(金) 20:05:45
    左右田と小泉がいちゃいちゃしてる写真(二人には見覚えがない)
  179. 179 : : 2016/10/14(金) 20:23:53
    狛枝「この、プレートか……」

    狛枝(……けどこれ、何のプレートなんだろう?)

    狛枝(改めて見てみるけど……左上に、『艹』って刻まれていて……他の部分は損傷が激しいのか全く読み取れない)

    狛枝(これ……も、“未来”と同じく草冠に見えるんだよね……)


    ◆◆◆

    安価が捻じ曲がり、≪艹だけが残ったプレート≫を発見しました。

    ◆◆◆


    七海「私はそれとは別に、写真を見つけたよ」

    狛枝「写真?」

    七海「ほら」

    狛枝「これは……左右田クンと小泉さん? 二人が映ってるみたいだね」

    狛枝「場所は、これって一の島のホテルの……プールのそばに見えるけど」

    狛枝(たぶん、なにかやらかした左右田クンを小泉さんが叱りつけてる……って感じかな)

    狛枝(なんでこんなところにこんな写真が?)

    狛枝(……と、疑問に思ったところで)

    左右田「お、狛枝に七海じゃねーか」

    狛枝「あ、左右田クン! 丁度いい所に……ツイてるね!」

    左右田「あ? 何かオレに用か?」

    七海「ちょっとこの写真を見て欲しいんだ」

    左右田「写真?」

    狛枝「うん、今ここで七海さんが見つけたものなんだけど……」

    左右田「あー、こりゃあれだな……初日にプールで水バシャバシャやって遊んでたら偶然通りかかった小泉にかかって……そんで大目玉食らった時の……」

    狛枝(何やってるの左右田クン……)

    左右田「けどこんな写真見覚えねーぞ? あん時誰かが写真撮ってたなんてのも気付かなかったし……」

    モノミ「うるうる……」

    左右田「うおォー!? も、もも、モノミか!? 急に出てきて脅かすんじゃねえよ!」

    モノミ「す、すみまちぇん……」

    狛枝「それで、このタイミングで出て来たって事は……」

    モノミ「はい、その写真を撮ったの、あちしでちゅ!」

    七海「……なんだ、モノミちゃんか」

    モノミ「七海サンまでなんだ扱い!?」

    左右田「つーかどこで撮ったんだよ……」

    モノミ「そりゃ、監視カメラを使ってパシャリとでちゅかね」

    狛枝「なるほど、そりゃあ気が付かないわけだ」

    モノミ「ミナサンが仲良く過ごしている……そんな思い出の一枚になると思っていまちたのに……」

    モノミ「モノクマが出てきたおかげでそれどころじゃなくなってしまいまちた……」

    七海「モノミちゃん……」

    モノミ「だけど! ミナサンは先生が護ってみせまちゅから! もう絶対、誰も死なせたりなんかしまちぇんよ!」

    狛枝(それだけ勇ましく言って……モノミはどこかへ行ってしまった)


    ◆◆◆

    いちゃいちゃの基準がよく分かんなかったのでこんな感じで……。
  180. 180 : : 2016/10/14(金) 20:32:42
    さて、ここらで少し進行について明文化しておきます。

    今後、基本的には安価は狛枝の【幸運発動】【不運発動】の二つになります。
    この二つのローテーションが三回……つまり、六回の幸運、不運安価が無事に続けばChapterクリアとなり、コロシアイが起こる事無くモノミが次の島へと至る橋のモノケモノを退治してくれます。

    誰かの死体が発見される展開になった場合、その場で幸運、不運安価を打ち切り、捜査安価の後学級裁判が開廷致します。
    死体の発見につきましては、明確に「○○の死体を発見する」といった安価内容でなくとも、死体発見に繋がる場合があります。
    また、「狛枝が殺される」「狛枝がクロになる」「日向の死体を発見する」「日向がクロの事件が起こる」といった内容の安価の場合は確実に捻じ曲がり、別の人物が選択されます。
    ご了承ください。


    ◆◆◆


    狛枝(その後、ボク達はそれぞれ探索結果を報告し合い、各々がどこに何があるのかを把握し終え……)

    狛枝(……自由時間か)

    狛枝(さて、何をしようかな)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こる幸運:>>181
  181. 181 : : 2016/10/14(金) 20:35:54
    BBQが始まります
  182. 182 : : 2016/10/14(金) 21:00:29
    ― チャンドラービーチ ―


    狛枝(ん……? 何か煙が……? まさか火事ってわけじゃないだろうし)

    狛枝(何事かと思って様子を見に行ってみると……)

    左右田「おっ、狛枝じゃねーか」

    ソニア「狛枝さん、おばんです!」

    狛枝(北海道……?)

    狛枝「二人一緒だったんだね。昨日から仲が良くなってるみたいで何よりだよ」

    左右田「あ、あァ……まーな!」

    ソニア「今も、頼りにさせてもらっているんですよ!」

    狛枝「今も……って?」

    ソニア「ええ、実は……」

    左右田「おっと、少しお待ちを。……なあ狛枝、一つ頼みがある」

    狛枝「頼み? そりゃ、ボクに出来る事ならなんだってするよ。何かな?」

    左右田「そう言ってくれるか。……だったらよ、ちとこのチャンドラービーチに誰も来ないよう、見張っててくんねーか?」

    狛枝「誰も来ないよう……って、どういう意図かな」

    左右田「実はよォ……ほら、なんだかんだで、昨日の事でみんな沈んじまってるだろ?」

    狛枝「……そう、だね」

    左右田「だから、なんとかみんなの気分盛り上げられねーかと思って……」

    ソニア「左右田さん発案の、サプライズバーベキューパーティーです!」

    左右田「そのために今、ロケットパンチマーケットから持ってきたバーベキューセットがちゃんと使えるかテストしてるってわけだ」

    狛枝「へえ、バーベキューか。普段のボクなら勿論賛成するところだけど……でも、花村クンの事を思い出して余計に気分が滅入るって事もあるんじゃないかな」

    左右田「だからこそのバーベキューだ」

    狛枝「どういう事?」

    左右田「“超高校級の料理人”の花村だからよ……食に関する事で追悼してやんのが、一番アイツのためになるんじゃねーか、って思ってな……」

    ソニア「今日は思いっきり食べて、沈んで……それで、明日からの活力になれば。そう思ったんです。ね、左右田さん!」

    左右田「さすがいい事言うっす、ソニアさん!」

    狛枝(なるほど。……うん、想像以上にいい考えかもしれないね)

    狛枝「じゃあ、ボクはダイナーのあたりで見張ってればいいのかな? そうすれば、誰かが来たところでチャンドラービーチじゃなくダイナーに誘って、準備が整うまで待ってればいいわけだし」

    左右田「ああ、頼めるか?」

    狛枝「うん、お安い御用だよ! あ、でも……」

    左右田「でも、なんだ?」

    狛枝「食材とかはどうするの? ここにはないみたいだけど」

    左右田「ああ、それか。……実はな、先に十神に発案してよ」

    狛枝「まあ、彼なら断らないだろうね」

    左右田「ああ。で、同時に食材について、十神に一任する事になったんだ」

    狛枝「へえ、十神クンが自分で調達に動くなんて……珍しいね」

    左右田「ま、誰かに任せて妙な食材持って来られちゃたまんねーとでも思ったんだろ」

    狛枝「なるほどね。だいたいの事情は了解したよ。じゃあボクはダイナーに居る事にするね」

    左右田「おう。夜時間に集まってやれたらって思ってっからよ。準備が整ったら呼びに行くから待っててくれ」

    狛枝「うん、分かったよ」



    ― ダイナー ―


    狛枝「さて……」

    狛枝(見張りって言っても、特にする事も無いんだよね……)

    狛枝(あれ? あれは……)

    狛枝「おーい!」

    九頭龍「あ?」

    辺古山「む?」

    日向「狛枝じゃないか」

    澪田「こんな所で何してるっすか?」

    狛枝「まあ、何してるって訳でもないんだけどね。……みんなは四人で行動してたの?」

    九頭龍「別にそういうわけじゃねーが……」

    澪田「なんとなーくお散歩してたら、なんかいつの間にか合流してたんすよね」

    狛枝「そっか。ならどうせだしさ、こっちでみんなで雑談でもしない?」

    日向「まあ、どうせヒマだしな。俺はいいぞ」

    澪田「唯吹もモーマンタイっす!」

    九頭龍「まあ断る理由も別にねえか……」

    辺古山「ならば私も付き合おう」

    狛枝(さて、特に怪しまれはしなかったみたいだけど)

    日向「……ところで狛枝」

    狛枝「何?」


    【不運発動】
    狛枝に振られた不運な話題とは?:>>183
  183. 183 : : 2016/10/14(金) 21:02:41
    お前のパンツ無くしてしまった
  184. 184 : : 2016/10/14(金) 21:14:40
    日向「その……狛枝」

    狛枝「何か言い難そうだね……どうしたの?」

    日向「すまんっ!」

    狛枝「え?」

    九頭龍「おいおい日向……何やったんだ?」

    澪田「ってか、謝られてる凪斗ちゃんまで戸惑ってるっすよ?」

    辺古山「心当たりはないように見えるが」

    日向「実は、今朝の事なんだけどな……」



    ― 回想 ―

    日向「朝、か」

    日向(同じ一日を……花村と迎える事が出来ていれば、もっと足取りも軽いんだろうけどな……)

    ― 回想中断 ―



    辺古山「その気持ちは……みんな同じだろう」

    九頭龍「ああ……」

    日向「そう、だよな」



    ― 回想再開 ―

    日向「……ん?」

    日向(あそこに落ちているのは……パンツ! 俊足で回収しないと!)

    ― 回想中断 ―



    辺古山「待て」

    澪田「さっきまでしんみりしてたのにィー!」

    九頭龍「てか、足取り重かったんじゃねえのかよ」



    ― 回想再開 ―

    日向「あれ、このパンツ……」

    日向(男物……ってか、狛枝って名前書いてる……)

    日向「男物ならいらないな」

    ― 回想終了 ―



    日向「そのまま……いつもの癖で、捨ててしまって……慌てて、狛枝に返すべきだって気付いてもう一度探したんだけど、見つからなくてな」

    日向「すまん狛枝、本当にすまん!」

    狛枝(そういえば洗濯してから干してたパンツが一枚無くなってたっけ)

    澪田「うわあ」

    辺古山「うわあ」

    九頭龍「まあしょうがないだろうぜ……男物じゃな」

    辺古山「……うわあ」

    狛枝「あはは……そんなに気にしなくていいよ、うん。別にボクのパンツくらい、ロケットパンチマーケットで補充できるし」

    日向「そう言ってくれるか……すまなかったな、狛枝」

    狛枝「いや、はは……」
  185. 185 : : 2016/10/14(金) 21:15:04
    狛枝のパンツなら普通に
    帰ってきそうだけどな
    そして、

    花村よ、
    本当にすみませんでした!!orz

    マジでコロシアイ中だと気づかなかった
  186. 186 : : 2016/10/14(金) 21:22:24
    説明よく読めばよかったorz
  187. 187 : : 2016/10/14(金) 21:27:02
    >>185
    >>186
    大丈夫ですよー。
    >>1でもコロシアイ展開上等な旨書いてるので。


    ◆◆◆


    狛枝(そうこうしているうちに日が暮れだして……)

    狛枝「っと、そろそろかな」

    九頭龍「何がそろそろなんだ?」

    左右田「よ、狛枝……おっと、他に四人もいたんだな」

    狛枝「うん。そっちの準備はどう?」

    ソニア「はい、バッチリでごぜえます!」

    辺古山「準備? いったい何の話だ?」

    左右田「へへ、まあ来れば分かるぜ」

    狛枝(というわけでボクらはチャンドラービーチへ向かい……)

    十神「よく来たな、お前ら」

    日向「おお……!」

    狛枝(左右田クンとソニアさんはそのまま他のみんなを呼びに行き……全員揃ったところで左右田クン、ソニアさん、十神クンの三人から企画の趣旨が説明される)

    小泉「なるほど……花村のために、ね。いいんじゃない?」

    西園寺「モブにしてはいい発案するじゃん……」

    終里「つーか、食っていいのか? 肉食っていいんだな!?」

    十神「焼きあがったらな」

    終里「おっしゃああああああ食うぜええええええええ!」

    弐大「応ッ! 喰らうとするぞッ!」

    狛枝(なんだかんだで、テンションの高い人達に引っ張られてみんな楽しそうだ。うん、これは左右田クンのファインプレーだね!)

    狛枝(……さて、じゃあボクも食べるとしようかな)


    【幸運発動】
    バーベキュー中に狛枝に起こる幸運とは?:>>188
  188. 188 : : 2016/10/14(金) 21:28:50
    小泉が左右田に告白し成功する現場に立ち会う
  189. 189 : : 2016/10/14(金) 21:34:29
    謎の小泉左右田推しなんなんやw
  190. 190 : : 2016/10/14(金) 21:35:06
    俺は西園寺左右田推し
  191. 191 : : 2016/10/14(金) 21:37:10
    左右田がモテる世界線かな?
  192. 192 : : 2016/10/14(金) 21:37:29
    花村の幽霊
    「やらないかー♂やらないかー♂
    死んだ奴らは掘ってやるー♂」
  193. 193 : : 2016/10/14(金) 21:37:33
    小泉「あ、左右田」

    左右田「あ? 小泉か。食ってるか?」

    小泉「まあそこそこね」

    左右田「そうか。で、どうしたよ?」

    小泉「その……」

    小泉「ゴメン!」

    左右田「へ? 何がだ?」

    小泉「もう開き直って言っちゃうけどさ……」

    小泉「アンタに前にカメラ……それもビデオカメラ。作ってもらったじゃん?」

    左右田「ああ……作ったっけな」

    小泉「アレ使って……その、アレ的なアレを……」

    左右田「……ああ、開き直ってって……例のモノクマのアレか……」

    小泉「そういう利用法……してて。なんか騙したみたいで後ろめたかったからさ!」

    左右田「ま、別にいいぜ? 誰に迷惑かけてるわけでもねーしな」

    小泉「そ、そっか。うん、ありがとね」

    左右田「ああ。……じゃ、オレはソニアさんとこ行ってくるかな!」

    小泉「ま……アンタも人の事言えない立場って事か」


    狛枝(どうやら小泉さんの≪罪の告白≫(?)は上手くいったみたいだね。うん、不和の原因にならなくて良かったよ!)
  194. 194 : : 2016/10/14(金) 21:39:12
    希望と希望が結ばれることで二人の希望のハイブリッドの希望が生まれるはずだよ、とか言いそう
  195. 195 : : 2016/10/14(金) 21:40:19
    >>194
    それな
  196. 196 : : 2016/10/14(金) 21:46:08
    狛枝(さて……昨日はバーベキューでちょっと食べすぎたかな。でもまあ、楽しめたのは事実だし)

    狛枝(ひとまず、レストランに行こう)



    ― レストラン ―


    狛枝(……どうやらほとんどみんな、昨日のバーベキューがまだ後に残ってるみたいで、朝ご飯が進んでないね)

    狛枝(十神クンと終里さんは朝食も貪り喰ってるけど……)

    モノクマ「おー、感心感心……みんな集まってるみたいだね!」

    左右田「うお!? だから急に出てくんな! ビビんだろ!」

    モノクマ「ホントに……そんな事言っていいのかな?」

    十神「どういう意味だ」

    モノクマ「今回も……例のアレ、用意して来たんですよ……!」

    七海「例のアレって……」

    日向「まさかパンツか!?」

    七海「だから日向クンは黙っててくれるかな?」

    日向「だから嫌だ」

    モノクマ「えーと……はい、その……まあ、動機です、はい」

    十神「……チッ、食事が不味くなる話題を」

    モノクマ「というわけで、今回の動機は……これだーッ!」


    【不運発動】
    モノクマのもたらした新たな殺人の動機とは?:>>197
  197. 197 : : 2016/10/14(金) 21:49:04
    バラされたくない秘密をバラす(1-2動機のパクり)
  198. 198 : : 2016/10/14(金) 21:49:24
    だれか殺さないと
    花村の幽霊を降霊される
    (悪霊なので男は掘られる♂)
  199. 199 : : 2016/10/14(金) 21:51:46
    一応言っておきます。
    もし、おしゃべりマルチをしていて
    イズルの名を見たら僕だと思って
    いいです。
    まぁ、軽い宣伝です。
  200. 200 : : 2016/10/14(金) 22:05:16
    狛枝「また秘密か……」

    日向「それはパンツ以外でか!?」

    モノクマ「パンツ以外だよ!」

    日向「クソ……パンツじゃないのか……」

    モノクマ「いやパンツならバラされてもいいの? ねえ普通その嗜好バラされるのは嫌だよね? ちょっと開き直りすぎじゃない?」

    モノクマ「あと……狛枝クンは“また秘密か”って言ったけどさ。それはちょっと考えが甘いんじゃないかなあ」

    狛枝「……どういう意味?」

    モノクマ「たしかに、前の動機……あれも“恥ずかしい秘密”ではあったけどさ……」

    モノクマ「今回はそういう縛りは無いよ……」

    七海「つまりノンジャンルか……難易度高いなあ……」

    モノクマ「それと、前回はクジでオマエラに一つずつ引かせたわけだけど……毎回同じじゃあ芸が無いよね?」

    左右田「じゃあ……どうするってんだよ……」

    モノクマ「うぷぷぷ。今回は……なんとッ!」

    澪田「なんとなんとー?」

    モノクマ「この場で! オマエラには! 発表しませんッ!」

    日向「……は?」

    モノクマ「前回はさ、ボクも反省点が目立ったからさ」

    モノクマ「発表しちゃったせいで、オマエラの結束を固めちゃって……」

    日向「パンツでな」

    十神「ああ、パンツでな」

    九頭龍「偉大だな、パンツ」

    西園寺「もうやだ」

    モノクマ「……ってわけで! オマエラに発表しなければいいんだ! って事にボクは気が付いたわけ」

    辺古山「ではいったい、どうするつもりだ?」

    モノクマ「どうやらオマエラは“二の島”という新しい世界が広がって、ワイワイしてたみたいだけどさ……」

    モノクマ「オマエラ一人一人の秘密が書かれた紙……あ、今度は封筒に入ってないよ? 単に秘密の書かれた紙なんだけど……」

    モノクマ「これを二の島のいたるところに隠しました」

    七海「つまり……宝探しみたいな感覚で探せって事?」

    モノクマ「ぬるいッ!」

    罪木「違うんですかぁ!?」

    モノクマ「言うなればそう……これは“逆”宝探しゲーム!」

    小泉「……逆? 逆って……?」

    モノクマ「はい。その秘密が書かれた紙ですが……」

    モノクマ「なんと! 誰が発見しようが、書かれている事を確認しようがしまいが……島全体に! 一斉に内容を放送でお届け致します!」

    狛枝「なるほど……つまり、“見つけないように行動しろ”……って事か」

    モノクマ「うんうん、呑み込みが早くて嬉しいよ」

    七海「逆宝探し……なるほど、ノーヒントマインスイーパーみたいな感じかあ」

    モノクマ「まあ、納得の方法はなんでもいいけどね」

    モノクマ「それじゃ、まったねー」

    狛枝(そう言っていつものようにモノクマは去って行った)
  201. 201 : : 2016/10/14(金) 22:07:46
    花村無視かよ!?
  202. 202 : : 2016/10/14(金) 22:18:05
    >>201
    安価先は>>197だったので……。
    それと、>>1にもある通り下ネタはあくまで「過度になりすぎなければ」なので、直接的な行為を含むものはどの道再安価させて頂きます。


    十神「これは思った以上に面倒かもしれんな」

    日向「というと……どういう事だ?」

    西園寺「別に、結局前回と同じじゃん。全員に秘密がバレるだけでしょ?」

    十神「いいや、明らかに前回とは事情が違う」

    ソニア「どう違うんでしょう?」

    十神「いいか、前回は全員が一斉に、全員の秘密を知った。だからこそ大した仲違いも起こらずに済んだんだ」

    九頭龍「なるほどな……今回は違うってわけか」

    十神「ああ。誰かの秘密はバラされるかもしれないが、別の誰かの秘密はこの先ずっとバラされずに済むかもしれない……全員が同じ土俵に立てない可能性を示唆されている」

    澪田「むむ……だとすると、唯吹たちはどうするのがいいんすかね?」

    十神「……選択肢は二つだ」

    十神「モノクマは言った。秘密を隠したのは“二の島”だと。つまり一の島、中央の島については安全に過ごすことが出来るというわけだ」

    十神「よって、俺達の中で“今後二の島には立ち入らない”という協定を結んでおけば今回の動機は無視して過ごすことができる」

    小泉「なるほど、入らなければいいんだね!」

    十神「もう一つの選択肢は……言うまでもないか。自分の秘密がバラされて、他の誰かの秘密はバラされない。そんな状況を恐れずに二の島の探索も続けるという事……」

    十神「どちらを選んでもメリットデメリットそれぞれあるからな。俺からどちらか一方を推す事はせん」

    十神「俺達全員で話し合って決めるぞ。さあ、どうする?」

    狛枝(ふむ……)


    今後二の島の探索を進めるか、打ち切るか?:>>203
    ※打ち切る場合今後、二の島及び二の島の各施設に行くことは出来なくなります。
  203. 203 : : 2016/10/14(金) 22:19:00
    進める
  204. 204 : : 2016/10/14(金) 22:27:57
    狛枝「……十神クンはさ、“打ち切る”選択肢を取った場合、そこまでみんなの考えが及ばないようにしたくてあえて言及しなかったのかもしれないけど」

    辺古山「何の話だ?」

    狛枝「もし打ち切る……つまり二の島に以後行かないように、って取り決めをしたとして……でも、そんな人がいるとは信じたくないけど、その取り決めを破ってしまう人が出てくるかもしれないよね」

    西園寺「そんな事になったらもう取り決めなんて意味無くなるじゃん!」

    狛枝「うん。だからさ、そんな事になったら余計にボク達に疑心暗鬼が植えつけられるだけだし……それなら最初から、探索を進めるって選択を取るべきだとボクは思うな」

    十神「……そうか。自力でその解答に辿り着く者が現れた以上、そうするのがベストか」

    弐大「では……今後も二の島の探索は続けるという事でいいんじゃな?」

    七海「うん。私もそれがいい……と、思うよ?」

    終里「んー?」

    日向「終里? どうした?」

    終里「何の話してんだ?」

    日向「えっ」

    狛枝「えっ」

    澪田「赤音ちゃん……妙に何も喋らないと思ったら……」

    西園寺「ずっと食べてたの!?」

    終里「んで、何がどうなんだ?」

    狛枝「あはは……」



    狛枝「さて、いろいろあったけど……これからどうしようか……」


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こる幸運とは?:>>205
  205. 205 : : 2016/10/14(金) 22:33:23
    西園寺のパンツが見えた
  206. 206 : : 2016/10/14(金) 22:48:12
    ― ホテル ―


    狛枝(出掛ける準備が終わり、コテージを出たところで……)

    狛枝「…………」

    西園寺「…………」

    西園寺「なんでいんの!?」

    狛枝「えっと……西園寺さんも開き直った?」

    西園寺「んなわけないじゃん!」

    狛枝(何故か着物を抱えたパンツ一丁の西園寺さんとばったり出くわした)

    狛枝(まあ、抱えた着物のおかげで体は……少なくとも前は隠れてるから、問題は無いか)

    狛枝「じゃあ一体……」

    西園寺「うう……その、実は……さ」

    西園寺「わたし、着物の着付けが出来なくて……」

    狛枝「じゃあ他の服は……?」

    西園寺「……もってない」

    狛枝「そっか……ボクので良ければ貸そうか?」

    西園寺「サイズ合わないじゃん……それより、小泉おねぇ知らない?」

    狛枝「いや、見てないな……けど、なんで?」

    西園寺「小泉おねぇは着物の着付け、出来るって。でも部屋に今いなくて……」

    狛枝「そういう事か……うーん、弱ったな。ボクも着付けなんて出来ないし」

    西園寺「たとえ出来ても頼まないから!」

    狛枝「それもそっか」

    西園寺「うー……どうしよう……」

    狛枝「んー……じゃあ一緒に探しに行こうか」

    西園寺「はあ!?」

    狛枝「どうかした?」

    西園寺「いや……このまま……?」

    狛枝「>>207


    【選択肢】>>207
    1.うん、そうだよ?
    2.まさか……
  207. 207 : : 2016/10/14(金) 22:54:10
  208. 208 : : 2016/10/14(金) 23:02:56
    狛枝「まさか……」

    狛枝「嫌なの!?」

    西園寺「嫌に決まってんでしょ!?」

    狛枝「だって西園寺さんってろしゅ」

    西園寺「言うなバカ!」

    狛枝「そう?」

    西園寺「……いやまあ、うん。ちょーっとくらい……ホントに、ちょーっとくらいだけど……魅力的かなーとは、思わなくもない事もないけどさ……」

    狛枝「……」

    西園寺「……行く」

    狛枝「そっか。じゃあよろしくね」

    西園寺「どうしよう、はやまったかもしれない」


    狛枝(さて、西園寺さんと一緒に行動する事になったけど……これからどうしようか)


    【不運発動】
    狛枝の身に起こる不運とは?:>>209
  209. 209 : : 2016/10/14(金) 23:05:08
    終里にバトルを申し込まれ西園寺とのフラグが無くなる
  210. 210 : : 2016/10/14(金) 23:24:56
    ― 中央の島 ―


    狛枝(きっと探索を続行する事に決まった二の島に小泉さんもいるんじゃないかな?)

    狛枝(相談の結果そう決まり、ボクらも二の島へ向かう事になったんだけど……)

    西園寺「アレ、何してんの?」

    狛枝「さあ……」

    狛枝(二の島へ向かう橋の前で、終里さんが仁王立ちしていた)

    終里「お、狛枝じゃねーか!」

    狛枝「何してるの?」

    終里「ほら、アレだ……べ……べ?」

    狛枝「べ?」

    終里「名前は忘れちまったけどよ。橋の上でなんかバトってるおっさんが昔いたんだろ!?」

    狛枝「ああ、弁慶……」

    終里「それだ、それ! ……ってわけで狛枝、オレとバトりやがれ!」

    狛枝「いや、なんで……?」

    西園寺「そういう暑苦しいのは勘弁なんだけど」

    終里「おっしゃ! いくぜえええええええ!」

    狛枝「了承してないよね、ボク!?」

    終里「しゃらあああああああああッ!」

    狛枝(その時……)

    狛枝(終里さんの拳は人間の限界を、常識を超え……)

    狛枝(衝撃波となり、ボクらに襲い掛かった)

    狛枝(肉体へのダメージは多大で……だけど)

    狛枝(もっと多大なダメージを受けた物は、ボクの衣服と……西園寺さんの抱えた着物だった)

    狛枝(終里さんの攻撃によって、これらは跡形もなく、塵と化してしまった)

    狛枝(意識までは失わずに済んだけど、ね)

    終里「なんだよ……よえーなー……つまんねー、オレは別のもっとツエー奴んトコ行くぜ」

    狛枝(全裸)「そうしてもらえるかな……」

    西園寺(パンツのみ)「…………」


    別に西園寺さんとの間にフラグとかは立ってなかったので……。

    無くなるものは≪フラグ→フラッグ→旗→布→服≫って感じで捻じ曲がりました。
  211. 211 : : 2016/10/14(金) 23:37:04
    狛枝(その後、誰と合流する事も無く……だけど、ボクらの間に会話は一言も無く。重々しい探索が続き……)


    ― レストラン ―


    狛枝(全裸)「やあ」

    西園寺(パンツ一丁)「……」

    罪木「ふえええぇぇぇ!?」

    小泉「なんで!?」

    左右田「何があったらそういう状態になるんだ!?」

    狛枝「いや、参ったよ……終里さんに服を吹き飛ばされてさ」

    十神「なら一度着替えに帰れ!」

    狛枝「その発想は無かったよ! さすが十神クン!」

    左右田「その発想こそ持てよ!」

    日向「西園寺」

    西園寺「……何」

    日向「パンツをください」

    西園寺「い・や・だ!」

    狛枝(なんてことがありつつ、ボクと西園寺さんは部屋に戻り――西園寺さんは小泉さんを連れて行ったけど――着替えて戻ってくると)

    モノミ「……というわけで、三の島も解放いたちました!」

    狛枝「あれ、モノミ?」

    モノミ「ほわわ! すみまちぇん……まだ全員揃ってなかったんでちゅね……」

    狛枝「今の話からすると、またモノケモノをやっつけてくれたのかな」

    モノミ「はい! そうでちゅ!」

    モノミ「ただ……一つ気がかりなのはやっぱり、モノクマの用意した二の島の動機でちゅよね……今日は何もありまちぇんでちたが……」

    十神「それについては今気にしたところで仕方がないだろう」

    狛枝「もしモノクマが何かを仕掛けて来ても、相手にしなければいいだけだからね」

    九頭龍「ああ……あんな奴、ムシしてりゃいいんだよ」

    弐大「応ッ! 強い精神力を以ってすれば、動機なんぞと言われたところで殺しなど起こらんわいッ!」

    左右田「そうそう! オレらにゃ十神だっているしな!」

    田中「フン……あの程度の魔力しか持たぬ者……俺様の力を開放するまでも無い……」

    日向「ああ。パンツがあれば十分だ」

    モノミ「途中までいい感じでちたのに!」

    モノミ「と、とにかく……明日からは三の島でも、ミナサンらーぶらーぶしてくだちゃいね!」

    狛枝(それだけ言ってモノミはどこかへ行ってしまった)

    狛枝(その後ボクらは解散し、コテージに戻り……)



    ― 翌日 ―


    狛枝(さて、これからみんなで三の島の探索だね)

    狛枝(じゃあ、行ってみようか)


    【探索場所】
    狛枝が探索する三の島の施設(原作に存在する場所)を一ヶ所指定してください:>>212
  212. 212 : : 2016/10/14(金) 23:38:28
    モーテル
  213. 213 : : 2016/10/15(土) 14:34:47
    ― モーテル ―


    狛枝(どうやらここはモーテルみたいだね)

    狛枝(別にボクは元グリーンベレーって訳でもないけど……とりあえず、調べてみようか)

    狛枝(……おっと、ここには先客がいたか。あれはソニアさんと……>>214みたいだね)


    【人物指定】
    モノクマ、モノミ、狛枝、花村、ソニア以外のメンバーから一人お願いします:>>214
  214. 214 : : 2016/10/15(土) 14:45:14
    首にナイフが刺さった田中
  215. 215 : : 2016/10/15(土) 15:05:25
    ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!
  216. 216 : : 2016/10/15(土) 15:09:09
    ソニア「大変です狛枝さん!」

    狛枝「どうしたの?」

    ソニア「田中さんが……」

    狛枝「……こ、これはッ!」

    田中「…………」

    田中「………………フハッ」

    田中「フハハハハハハッ! でかしたぞ、破壊神暗黒四天王ッ!」

    狛枝(呆然としていたかと思えば、急にいつもの調子になった)

    狛枝「えっと……何があったの?」

    ソニア「実は先ほど、何処からともなくナイフが飛んできまして……」

    狛枝「えっ、何それ!?」

    田中「俺様の喉元目がけて飛来したかの妖刀は……すわッ! 破壊神暗黒四天王が寸前でキャッチしたッ!」

    狛枝(四天王すごすぎない?)

    ソニア「……あら?」

    狛枝「どうしたの?」

    ソニア「よく見るとこのナイフ、おもちゃです! 刃が引っ込むタイプの!」

    狛枝「えっ?」

    田中「……」

    田中「人には、知らずとも良い真実がある……人の身で知るには、あまりに重い真実がな……これもその氷山の一角という事か……」

    狛枝「はは……」

    狛枝(その後モーテルを調べて分かった事なんだけど……)

    狛枝(足元、よく目を凝らすかしゃがんで調べないと分からないくらいの低い場所に糸が張り巡らされていた)

    狛枝「きっと足でこれを引っかけると、そのナイフが飛んでくる仕組みになっていたんだろうね……」

    田中「フン……随分と人騒がせな」

    狛枝(それをキミが言うんだ)

    ソニア「ですが、いったい誰がこのような事……」

    モノクマ「ボクなのでしたー!」

    ソニア「きゃあああああああッ!?」

    狛枝「……どういう事?」

    モノクマ「ちょっとしたトラップでも仕掛けておけば、緊張感が生まれるかなーって……コロシアイに繋がるかなーって……」

    ソニア「繋がりませんよ!」

    モノクマ「しょぼーん……」

    狛枝(とぼとぼと帰って行った……なんだったんだろう)


    ◆◆◆


    まだ三の島が解放されたばかり&探索も終わってないので
    ≪ナイフが刺さ(りそうにな)った(気がした)田中≫と捻じ曲がりました。
  217. 217 : : 2016/10/15(土) 15:12:51
    ― レストラン ―


    狛枝(一の島のホテルのレストランに集まって探索の結果を報告し合う)

    狛枝(どうやらモノクマのトラップが仕掛けられていたのはモーテルだけじゃなく、三の島のいたるところだったらしい)

    狛枝(何人かが引っかかってしまったそうだけど……まあ、しょうもないものばっかりだったみたいだ)

    狛枝(一応、どんな危険があるか分からないって事で三の島を調べる時はよく注意しておく事、という方向で話はまとまった)


    狛枝(さて、これからどうしようかな。中央の島、一の島、二の島、三の島……調べる場所は結構増えてるし、どこに行ってもいいんだけど)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こった幸運とは?:>>218
  218. 218 : : 2016/10/15(土) 15:43:39
    日向が変態から真人間に戻る
  219. 219 : : 2016/10/15(土) 16:04:49
    狛枝(レストランから出ようとしたところで……)

    日向「狛枝……」

    狛枝「日向クン?」

    日向「俺、どうかしてたよ……」

    狛枝「えっと、何の事?」

    日向「昨日の事だよ……パンツ一丁の西園寺に“パンツをください”は、冷静に考えると無かったよな……」

    日向「あそこで貰っちまったら西園寺は真っ裸になっていた……!」

    日向「それはさすがに、ダメだろう……」

    狛枝「ああ……」

    日向「それに俺、気付いたんだ」

    狛枝「何に?」

    日向「パンツっていうのは……履かれていてこそ本来の用途を果たした、機能美を持ってるんだって」

    狛枝「!」

    日向「貰っちまったらその機能美は失われてしまう……」

    日向「だから、貰うんじゃなくて、借りるのがいいんじゃないか、そう思い直したんだ」

    狛枝(日向クンが……この短期間で、成長している……ッ!?)

    狛枝(この目でこんなに輝かしい成長を目の当たりにできるなんて、ボクはなんてツイてるんだ!)

    日向「なんだか真人間になった気分だよ」

    狛枝「何を言ってるんだ、日向クン」

    日向「え?」

    狛枝「日向クンは元から真人間だよ……ボクらのパンツリーダーなんだからさ」

    日向「狛枝……!」


    狛枝(さて、日向クンと今日は行動する事になりそうかな?)

    狛枝(どこに行こうか……)


    【不運発動】
    狛枝の身に起こった不運とは?:>>220
  220. 220 : : 2016/10/15(土) 16:07:44
    少し薄毛になる
  221. 221 : : 2016/10/15(土) 17:04:13
    変態治ってねぇw
  222. 222 : : 2016/10/15(土) 18:02:18
    日向「あれ? 狛枝……」

    狛枝「どうかした?」

    日向「何か落ちたぞ……これ……毛か?」

    狛枝「え?」

    狛枝(たしかに地面を見ると、毛が落ちている……みたいだけど)

    狛枝「ボクの髪はこんなに短くないよ?」

    日向「どうも、ズボンから落ちたみたいだったが」

    狛枝「ズボン?」

    狛枝(言われて足を確認してみると……)

    狛枝「…………」

    日向「……どうした?」

    狛枝「……はあ」

    狛枝(すね毛が抜け落ちて足がツルツルになってる……)

    狛枝(元から見るに堪えない人間だってのは分かってるけどさ……せっかく南国の島にいるのに、こんな気持ち悪い足じゃあみんなの前でさらすのは忍びないよ)

    狛枝(海水浴するのが憂鬱になっちゃう……)

    狛枝「ホントに、ツイてないよ」

    日向「何だったんだ?」

    狛枝「すね毛が抜けてた」

    日向「……マジか。いや反応に困るが」
  223. 223 : : 2016/10/15(土) 18:05:35
    狛枝(その後、適当に探索を続けていると……)

    モノクマ『オマエラ! ようやくだよ!』

    狛枝(唐突に、モニター越しにモノクマの声が響いた)

    日向「な、なんだ……?」

    モノクマ『二の島の秘密がようやく一つ発見されました。えーと……見つかったのは……』

    モノクマ『>>224! オマエのだー!』


    秘密が発見された人物をモノクマ、モノミ(ウサミ)、花村以外のメンバーの中から一人選択してください:>>224
  224. 224 : : 2016/10/15(土) 18:16:25
    ペコ
  225. 225 : : 2016/10/15(土) 18:23:45
    モノクマ『辺古山ペコさん! オマエのだー!』

    日向「辺古山か……」

    狛枝「心苦しいけど……ボクだけ耳を塞いで聴かなかったところで、意味は無い……か」

    モノクマ『さてさて、その気になる内容はー……』


    辺古山さんの秘密とは?:>>226

    ※前回とは逆に、男子の秘密をこちらで設定、女子の秘密を安価で設定という形に致します。
    また、安価の際、原作にて言及のあったものでなくとも問題ないです。
  226. 226 : : 2016/10/15(土) 18:27:31
    実は九頭竜のパンツを盗んで大切に保管している
  227. 227 : : 2016/10/15(土) 18:32:13
    モノクマ『おやおや。どうやら辺古山さんは、盗み出した九頭龍クンのパンツをまるで宝物のように保管しているようですね』

    日向「パンツじゃ仕方ないな」

    狛枝「うん」

    日向「俺達は辺古山の味方だ。そうだろ、狛枝?」

    狛枝「勿論だよ」

    モノクマ『そんなわけですので……オマエラ仲良くコロシアイしろよッ!』

    狛枝(あ、放送終わった)

    狛枝(どうも大した秘密じゃなさそうだね)
  228. 228 : : 2016/10/15(土) 18:35:53
    ― レストラン ―


    狛枝(探索が終わり集合し……)

    辺古山「……」

    狛枝(辺古山さんが気まずそうだ……)

    日向「元気出せって辺古山。俺達は味方だ」

    西園寺「生き生きしてる……」

    日向「でももうキモいとは言わないんだな」

    西園寺「なれたくなかった」

    九頭龍「ペコよぉ……」

    辺古山「ぼ……九頭龍」

    九頭龍「パンツじゃ、しょうがねえぜ……」

    辺古山「…………そうか」

    狛枝「丸く収まったみたいで何よりだよ」

    澪田「ホントにそう見えてるっすか!?」


    ― 翌日 ―

    狛枝(さて、今日はどうしようかな……)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こった幸運とは?:>>229
  229. 229 : : 2016/10/15(土) 18:40:26
    西園寺とのフラグが建つ
  230. 230 : : 2016/10/15(土) 18:41:09
    海に行ったら女子が遊んでて
    波で誰か(安価オナシャス)の水着が
    取れる
    (上か下かはお任せします)
  231. 231 : : 2016/10/15(土) 19:01:03
    西園寺「…………」

    狛枝「…………」

    狛枝「なんでまたパンツだけになってるの?」

    西園寺「いや、また小泉おねぇいないし……着物、着れないし……もういいかなって……」

    狛枝「そっか」

    西園寺「でもコレ(パンツ)は最後の砦だからね! 絶対脱がないから、これだけは絶対だから! 絶対みんなの前で脱いだりしないって!」

    狛枝「分かってる、分かってるよ。もしもみんなの前で西園寺さんが脱ぐことがあったらボクも脱ぐって」

    西園寺「だから脱がないって言ってんじゃん!」

    狛枝「露出狂、みんなで脱げば怖くないだよ」

    西園寺「そのりくつはおかしい」


    ◆◆◆

    ≪西園寺との(脱衣)フラグ≫建設完了


    ここらでそろそろいい機会なので、≪捻じ曲がる≫基準について説明をば。


    1.狛枝、日向の死(裁判になった際、円滑に進めるため)

    2.話の流れと著しく整合性が取れないもの(上手く扱えないと思います、すみません)

    3.原作の設定から考えて難しいもの(原作基準でなくとも問題ない、と明記してあるものはこの限りではありません)

    4.極端な有利不利が生じるもの(捜査中の安価等で思いっきり犯人の名前を指定してしまっているようなものなど。推理の要素を残すための措置です)

    5.カップリング要素(その後の選択肢を狭めないための措置)


    現状はこのくらいです。
    あえてこの辺の安価を試して、わざと捻じ曲がらせてみるのも選択肢の一つとしてどうぞ。
    また、あくまで現状なので今後増えるかもしれません。

    なお、ソニアさんの左右田への態度については原作でマイナスだったのがゼロになった程度です。
    まあ左右田の方がソニアにべた惚れ設定は原作のままですが……。
  232. 232 : : 2016/10/15(土) 19:09:08
    狛枝(結局西園寺さんはあの格好のまま探索に向かうみたいだ)

    狛枝(……まあ、何も問題はないか)

    狛枝「さて、それじゃあ探索に向かうとしようか」

    狛枝(一の島や中央の島はそこそこ見て回ったし……二の島、三の島がいいか)

    狛枝(んー……ここまでまだ一人分しか見つかってないっていうのは逆に考えると、二の島の探索はそんなに進んでないって事なのかな?)

    狛枝(探索を続行するって事に決めはしたけど……秘密の事が気になって進めにくく思ってる人が多いって事かも)

    狛枝(でも三の島の方も、モノクマのトラップがあるんだよね)

    狛枝(明確な危険があるって事で避けてる人もいるかも……)

    狛枝(さて、どうしようか)


    【不運指定】
    狛枝の身に起こった不運とは?:>>233
    ※二の島もしくは三の島の≪原作に存在する≫施設の中から向かう場所も一ヶ所指定してくださると幸いです。
  233. 233 : : 2016/10/15(土) 19:26:33
    遺跡で
    日向が
    パンツ一丁で
    踊ってる姿を目撃する
  234. 234 : : 2016/10/15(土) 19:38:13
    真人間に戻ったとはなんだったのか
  235. 235 : : 2016/10/15(土) 21:05:12
    狛枝「あれ、日向クン」

    日向「よ、狛枝」

    狛枝「何してるの?」

    日向「見て分からないか?」

    狛枝「うーん……パンツ一丁な以外に変わったところが見つからないしな……ちょっと判断が難しいかも」

    日向「葉っぱ隊を踊ってたんだ」

    狛枝「ああ、なるほどね。葉っぱを履けるようにするのはさすがに用意が難しいし、それならパンツ一丁でも仕方ないか」

    日向「だろ」

    狛枝「でもそこそこ大きな葉っぱ、ってだけならこの島にいる以上調達は難しくないんじゃないかな。パンツに貼り付けてみるのはどう?」

    日向「そうか! その手があったか!」

    狛枝「じゃあ早速探しに行こうか」

    日向「待ってくれ、先に服だけ着るよ。無くしちまうのもなんだしな」

    狛枝「そっか、分かったよ」

    狛枝(と、地面に置いていた服を日向クンが取り上げたところで……)

    日向「……これは! しまった!」

    狛枝「どうしたの?」

    モノクマ『はい、二つ目の秘密が発見されたようですね』

    狛枝「えっ……」

    日向「すまん、俺だ。紙の上に服を置いてしまっていたらしい」

    狛枝「それは不可抗力だね」

    日向「そうかもしれないが……」

    モノクマ『見つかったのは>>236の秘密だー!』


    見つかったのは誰の秘密?:>>236
    モノクマ、モノミ(ウサミ)、花村、辺古山以外のメンバーから一人指定をお願いします。
    女性が選択された場合は≪一度更新してから別途内容安価≫を出します。
  236. 236 : : 2016/10/15(土) 21:08:25
    左右田
  237. 237 : : 2016/10/15(土) 21:15:39
    可哀左右田・・:
  238. 238 : : 2016/10/15(土) 21:19:02
    モノクマ『左右田クンの秘密だー!』

    狛枝「左右田クン……ね」

    狛枝(やっぱり聞くのは心苦しいけど……)

    日向「一体何を抱えてるんだ? あいつは……」

    狛枝(そうか。そう考えれば相談に乗る、って事も出来るかもしれないな)

    モノクマ『左右田クンは実は……』

    モノクマ『左右田(そうだ)なのにソーダよりコーラが好きなんです!』

    狛枝「知ってる」

    日向「生徒手帳にも書いてる」

    モノクマ『じゃ、まったねー』

    狛枝「……えー」
  239. 239 : : 2016/10/15(土) 21:25:21
    なんと言うか・・・地味
  240. 240 : : 2016/10/15(土) 21:25:22
    ― レストラン ―


    左右田「微妙すぎて逆にヘコむ……」

    澪田「なんか絶対他にあるっすのにねー……」

    弐大「まあ、大したことじゃあねーと素直に喜んどくのがいいじゃろ」

    十神「弐大の言う通りだ。……だが、全員がショボいというわけでもないだろうからな。まだ出ていない物は覚悟だけはしておけ」

    日向「分かった」

    モノクマ「いやコロシアイしろよ」

    左右田「ひんぎゃあああああああ!? モノクマァァァァァ!?」

    モノクマ「オマエはいい加減慣れろ!」

    九頭龍「ケッ、オメーが出てきて良かったことなんざ一度もねえんだ。そういう態度も当然ってモンだろーぜ」

    モノクマ「あらら……ボクってば相変わらず不評……」

    モノクマ「けど! めげずに今回も持ってきました、ど・う・き!」

    日向「またか……!」

    モノクマ「今度は! これだーッ!」


    モノクマが持ってきた動機とは?:>>240
  241. 241 : : 2016/10/15(土) 21:26:24
    3000兆円
  242. 242 : : 2016/10/15(土) 21:27:37
    いや、動機にならなくね?
  243. 243 : : 2016/10/15(土) 21:30:39
    誰かを殺したら好きな相手と結婚させてやる
  244. 244 : : 2016/10/15(土) 21:32:06
    >>243
    それはやばい
  245. 245 : : 2016/10/15(土) 21:37:40
    モノクマ「こちらに三千兆円! 用意致しましたッ!」

    モノクマ「コロシアイが起きてクロが卒業を果たした暁にはなんと、ドドンとプレゼント!」

    左右田「さ、さんぜ……!?」

    十神「ハッ、馬鹿馬鹿しい」

    モノクマ「はにゃ?」

    十神「偽金などのために殺人など起こるはずがない」

    モノクマ「偽金って、何を根拠に――」

    十神「根拠? 根拠ならあるぞ」

    モノクマ「……へ?」

    十神「現在、日本銀行が発行している紙幣、硬貨全てをかき集めたところでその総額には満たん。おそらく百兆にもならんだろう。……多く見積もって千兆前後か」

    モノクマ「えっ」

    十神「もし仮に千兆円が正式に日本銀行の発行し存在する“円”であるとして、お前がその全てを集めたと主張したところで残りの二千兆は確実に偽物のはずだな」

    モノクマ「……マジかよぉ」

    左右田「なんだよ……安っぽいな、コイツ……」

    モノクマ「安っぽい言うな!」

    十神「ちなみにだ。お前がその三千兆円が本物だと主張するならば……黒幕は日本銀行、或いは日本の政府だと主張するのと同義だ」

    十神「これを踏まえた上でまだ“本物だと主張”するか?」

    モノクマ「……おー、おー、してやろうじゃんか!」

    十神「なるほどな。ならば黒幕は日本銀行や日本国政府ではない。本物ならば主張を続けずに諦める場面だ」

    モノクマ「しょぼーん……」

    狛枝(帰って行った……今回は本格的に何がしたかったんだろう、あれ)
  246. 246 : : 2016/10/15(土) 21:42:10
    澪田「白夜ちゃん知的でシビれるっすー!」

    小泉「てか、さっきの……百兆も無いとか多くても千兆とか、ホントなの?」

    十神「ハッタリだが?」

    左右田「ハッタリかよ!」

    十神「ふん……円の総額など知るか」

    日向「そ、そうか。十神なら知っててもおかしくないと思ってしまったぞ」

    狛枝「ま、どっちにしろモノクマが諦めたって事は偽物だったって事……でしょ」

    辺古山「ではこれで殺人が起こる事は無いな」


    ― 翌日 ―

    狛枝(さて、今日はどうしようかな……)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こる幸運な事とは?:>>247
  247. 247 : : 2016/10/15(土) 21:45:35
    空から草餅の山が!
  248. 248 : : 2016/10/15(土) 22:02:29
    ― 中央の島 ―


    狛枝「さて、今日はどの島に行こうか……ん?」

    狛枝(なんか変な音が……って、アレってヘリコプター!?)

    狛枝(まさか救助が来たとか……いや、それにしては……何かぶら下げて……)


    ドスン!


    狛枝(落とした……)

    狛枝(……行ってみよう。丁度中央の島に落ちたみたいだし)



    狛枝「……これは」

    狛枝(落下地点に来てみたけど……)

    狛枝「……山?」

    狛枝(うん、山だ。まさかモノクマだかモノミだかが新しい探索場所を提供して来たとか……? だとすると、昨日の三千兆円ってのも規模としては……)

    狛枝(と思って山の地面を調べてみると)

    狛枝「あれ、この感触……土じゃない……」

    狛枝(ねばっとして、ぷにぷにして……これって)

    狛枝「……草餅?」

    狛枝(草餅で出来た山……? 何の目的でこんなもの……)

    狛枝「ま、いいか。そういえば日向クンは草餅が好物だっけ。後で教えておこう」


    狛枝(さ、気を取り直してと。どこへ行こうかな)

    【不運発動】
    狛枝の身に起こる不運な事とは?:>>249
  249. 249 : : 2016/10/15(土) 22:03:28
    草餅を無くす
  250. 250 : : 2016/10/15(土) 22:48:27
    狛枝(その後、探索を続けたものの特に何か新しい情報を得られる事も無く……)


    ― 中央の島 ―


    狛枝「あれっ」

    狛枝(さっきの山が無くなってる)

    狛枝(どういう事だろう……?)



    ― レストラン ―


    狛枝「……って事があったんだけど」

    左右田「消えた草餅の山か……」

    日向「悪い、それ俺だ」

    狛枝「えっ」

    日向「俺と終里と十神で全部食った」

    終里「なかなかうまかったぜ」

    十神「まあ、質は悪く無かったな」

    狛枝「そうなんだ……」

    狛枝(教えるまでも無かったか……残念といえば、残念だな)
  251. 251 : : 2016/10/15(土) 22:51:24
    モノミ「はーい!」

    十神「そうか」

    モノミ「まだ何も言ってまちぇんよ!?」

    西園寺「どーせ四の島が解放されたとかでしょ」

    モノミ「そうでちゅけど……」

    左右田「んじゃ、明日からはそっちも探索だな」

    十神「ああ。何か発見があればいいが」

    モノミ「……」

    七海「……よしよし」


    ― 翌日 ―


    狛枝「さて、と……」

    狛枝「今日は四の島の探索だったね……行こうか」



    狛枝が探索する四の島の≪原作に存在する≫施設を一ヶ所指定してください:>>252
  252. 252 : : 2016/10/15(土) 23:01:47
    ネズミーランド
  253. 253 : : 2016/10/16(日) 11:07:48
    ネズミー城の事ですかね……?
    とりあえずネズミー城で進めます。

    ◆◆◆


    ― ネズミー城 ―


    狛枝「立派な城だね……」

    狛枝(四の島自体が一つのテーマパークみたいになってるから、コレも何かのアトラクションなのかもしれないけど)

    狛枝「んー……」

    狛枝(ま、入る前から悩んでてもしょうがないか)

    狛枝「とりあえず入ってみようかな」

    狛枝(そう呟き、入り口に手をかけてみると……)

    狛枝「……あれ」

    狛枝(開かないな……。鍵がかかってるって訳でも無さそうだ)

    狛枝「入れない、って事なのかな。……仕方ないか。じゃあ今は周囲の探索程度にとどめておこう」

    狛枝(……ん? あれは……)


    狛枝がネズミー城周辺で発見した物:>>254
  254. 254 : : 2016/10/16(日) 11:20:13
    なぜかあった雪染先生のパンツ
  255. 255 : : 2016/10/16(日) 11:49:11
    狛枝「あれは……」

    狛枝「間違いない、ボクのパンツだ!」

    狛枝(以前日向クンが無くしたって言ってたっけ……こんなところで見つけるとは……)

    狛枝(……他には何もなさげかな)


    ◆◆◆

    ≪雪染先生≫は>>231の三番の項目で“ここ”にはいないため捻じ曲がり、≪以前日向が無くした狛枝のパンツ≫が発見されました。

    ◆◆◆


    狛枝(さて、レストランに一度集まってみんなで報告といういつもの流れだったわけだけど……)

    狛枝(四の島はどこを探索しても基本的にはテーマパークだったみたいだ)

    狛枝(あまり探索する旨みは無さそうだね……息抜きに行ってみるのは悪くないかもだけど)

    狛枝(さ、今日はどうしようかな?)


    【幸運発動】
    狛枝の身に起こった幸運な事とは?:>>256
  256. 256 : : 2016/10/16(日) 13:33:05
    埋蔵金を見つける。
  257. 257 : : 2016/10/16(日) 18:50:30
    ― 三の島 ―


    狛枝(ここには一度来たっきりだったからね……)

    狛枝(トラップはあるけど、だからといって放置しておくわけにもいかない)

    狛枝(いろいろ調べてみようか)

    狛枝(……あれ?)

    狛枝「十神クン、どうしたの? こんなところで立ち止まって」

    狛枝(立ち止まって、何やら考え事をしているらしい大荷物を抱えた十神クンを発見した)

    十神「狛枝か。……そうだな。おい狛枝」

    狛枝「何?」

    十神「こんなところをぶらついているという事はお前、暇なんだな?」

    狛枝「暇も何も、探索に来たばっかりだからね。まだこれからどの施設を調べよう、とかは決めてないけど」

    十神「なら別に構わんだろう。俺に付き合え」

    狛枝「うん、いいよ。それで、どこか調べたい所でもあるの?」

    十神「ああ。……まずはお前、これを持て」

    狛枝(言って、十神クンは抱えていた荷物をボクに渡す)

    狛枝「構わないけど……あれ、それはいいの?」

    十神「ん? ああ、これか。これはいい。俺が持つ」

    狛枝(そう言う十神クンの手には、なにか古びた紙らしきものが握られていた)

    狛枝「そっか」

    十神「では以降、俺の指示するように動け。まずは……こっちだな」

    狛枝(十神クンは何かが書かれているのか、その紙を確認しながら歩き出し、ボクもそれに付いて行く)


    十神「……ここか」

    狛枝「ここって……ただの道端に見えるんだけど……」

    十神「だが、ここのようだ。……おい狛枝」

    狛枝「えっと、何?」

    十神「渡した荷物の中にツルハシがあるはずだ」

    狛枝「シャベル? うん、あるね」

    狛枝(他にもヘッドライトやらシャベルやら……鉱夫にでもなれそうな装備だ)

    十神「ここを掘ってくれ」

    狛枝「ここって、地面以外何もないけど……地面、って事?」

    十神「いいや、違う。崖の方だ」

    狛枝「……分かったよ」

    狛枝(十神クンの事だから、意図が無いって事は無いだろうしね)


    狛枝(しばらく掘り進むと……)

    狛枝「……ん?」

    十神「どうした? 何かあったか?」

    狛枝(十神クンが外から声だけボクに届けてくる)

    狛枝「……ちょっとボクでは判断しにくいよ」

    十神「何?」

    狛枝「もしよかったら、十神クンに確認して欲しいんだけど」

    十神「ちっ……仕方ない。行ってやる」

    狛枝(そんな声が届き、間もなく十神クンがやってくる)

    十神「これは……」

    狛枝「やっぱり……だよね?」

    狛枝(どうやら十神クンもボクと同じ結論に至ったみたいだ)

    十神「まさか、金鉱脈か!?」

    狛枝「だと思うよ」

    十神「まさかこんなものが埋蔵していようとはな……」

    狛枝「あれ、十神クンはこれを知ってて掘らせたんじゃなかったの?」

    十神「フン……俺は二の島の図書館で見つけた古い地図に印のある場所を掘らせたにすぎん。脱出の手がかりでもあればと思っていたが……まさか金鉱脈とはな」

    狛枝「なるほど、さっきの紙はそういう事か……」

    十神「だが、まあ金鉱脈ならば別にこのまま放置して問題あるまい」

    狛枝「えっ……放置するの?」

    十神「ああ。報告くらいはするがな」

    狛枝(さすがは十神クン、ボクなんかと違って余裕があるな)

    十神「さあ、何があるか分かった以上、もうここに用はない。出るぞ」

    狛枝「あ、うん。分かったよ」


    狛枝(その後、十神クンと別れ……たおかげで、十神クンに渡されたままになっていた荷物をボクがロケットパンチマーケットに戻しに行くことになったわけだけど)

    狛枝(次はどうしようかな……)


    【不運発動】
    狛枝の身に起きた不運な事とは?:>>258
  258. 258 : : 2016/10/16(日) 20:00:12
    モノクマ登場
    しかし狛枝の股間部分だったためモノクマの頭で急所を強打される
  259. 259 : : 2016/10/16(日) 20:58:30
    狛枝の玉がぁ!!!
  260. 260 : : 2016/10/16(日) 21:28:43
    狛枝(その後も探索を続行した物の、特に得られる事も無く……)


    ― レストラン ―


    罪木「皆さん……何も無かったみたいで良かったです……」

    西園寺「はあ? 何もなかったから今も脱出できてないんじゃん。何が良かったっていうの?」

    罪木「ひぅ……! すみませぇん! そういう事じゃなくて……皆さんご無事でって意味で……!」

    十神「その辺にしておけ」

    左右田「つーかよ……」

    左右田「オレは知ってんだからな! そう言う西園寺、オメー今日は四の島で遊び倒してただろ!」

    西園寺「はあ? 根拠は何?」

    日向「俺と左右田も遊んでたからな」

    西園寺「それって人の事言えないじゃん!」

    十神「だからその辺にしておけと……!」

    狛枝「がふっ」

    九頭龍「……あ?」

    狛枝(何か……急に激痛が……これは……)

    小泉「ちょ、ちょっと! 狛枝……!?」

    狛枝(ダメだ……いし、き……が……)
  261. 261 : : 2016/10/16(日) 21:45:12
    「……! …………!」

    狛枝(……なんだろう? 誰かが何かを叫んでる声が聞こえる)

    「…………? ………………」

    「…………!」

    狛枝(叫んでる……違う。言い合って……?)

    狛枝(ゆっくりと目を開く。すると……)


    ― レストラン ―


    モノクマ「ありゃ? 目が覚めたようですね」

    日向「こ……狛枝!」

    狛枝「みんな……それにモノクマまで? いったい何があったの?」

    九頭龍「何が……っつーか、その。オメー……大丈夫なのか?」

    狛枝「大丈夫……って?」

    狛枝(そういえば……何か激痛がして倒れたんだっけ)

    狛枝「うん、急な激痛で倒れはしたみたいだけど……今は問題ないよ。心配かけちゃったのかな? ゴメンゴメン」

    日向「いや……そうじゃなくてな……」

    十神「……順を追って説明するぞ。気を確かに持って聞け。話は狛枝、お前が倒れた……そうだな。およそ二時間ほど前か。そこまで遡る」



    ― 約二時間前 ―


    モノクマ「はりゃ? 出る場所をちょっとミスっちゃったかな?」

    左右田「モノクマ!? オメーなんで狛枝の股間から出てくんだ!?」

    罪木「というか……狛枝さん、泡吹いて倒れちゃいましたよぉ!」

    澪田「な、凪斗ちゃん大丈夫なんすか!?」

    罪木「だ、駄目です……なんだかだんだん脈も弱くなってきてるみたいで……」

    モノクマ「あらら……脆いんだなあ」

    十神「そうじゃないだろう! モノクマ、お前は自ら自身が定めたルールを違反するのか!?」

    モノクマ「……どういう意味?」

    十神「狛枝はコロシアイを起こしたわけではない……ならば今ここで狛枝が死ねば、お前は関係ない者を殺した事になるんだぞ!」

    小泉「ちょっと、死ぬって……そんな大げさな」

    罪木「大袈裟じゃありません! このままじゃホントに危険な状態ですぅ!」

    左右田「ま……マジかよ……」

    九頭龍「ちッ……テメェ、間抜けた言動ばっかしやがると思ったら、油断させといてこうやって一人一人始末していこうってハラかよ!」

    モノクマ「……全くもう! そこまで言われたら治療するしかないじゃないか!」

    弐大「治療じゃと? 出来るんか!?」

    モノクマ「うぷぷ……殺人ドクターの異名を持つ、このボクにお任せ!」

    西園寺「なんかマッドなにおいがするよー!」

    モノクマ「まあまあ任せたまえ……すぐに終わるからさー!」


    ― 時は進み、現在から数刻前 ―


    田中「バカな……!」

    十神「な……何だこれは……!?」

    終里「へえ、なかなか強そうじゃねーか……!」

    メカ狛枝「」


    日向「おいモノクマ! お前、俺達はこんな事になるなんて聞いてないぞ!」

    モノクマ「聞いてないって? そりゃそうだよ、だって言ってないもん」

    弐大「普通に治さんかい!」

    モノクマ「……ありゃ? 目が覚めたようですね」


    ― 現在 ―


    十神「……というわけだ」

    メカ狛枝「ホントだ……体が機械になってる……」

    左右田「けど……カッケーな……」
  262. 262 : : 2016/10/16(日) 21:48:40
    メカ狛枝「まあそれはそれでいいとして」

    小泉「いいの!?」

    メカ狛枝「モノクマは結局、何しに出て来たの? まだ誰も要件は聞いてないんだよね?」

    モノクマ「あ、そうそう……」

    モノクマ「実は……」

    辺古山「実は……何だ?」

    モノクマ「狛枝クンで遊んでたら飽きちゃったから言ーわないっと!」

    左右田「はあ!?」

    モノクマ「ボクって絶望的に飽きっぽいからさ……!」

    モノクマ「そんじゃねー!」

    九頭龍「なんだったんだよ、アイツ……」
  263. 263 : : 2016/10/16(日) 21:51:42
    メカ狛枝(その後、なんだかみんなの心配の種をますます増やしちゃったみたいだけど……ボクとしては何も問題は無いように感じてるし)

    メカ狛枝(結局、一度解散してコテージに戻ることになった)

    メカ狛枝(唯一、この体で睡眠をとる必要があるのか、って事が気になりはしたけど……どうやらスリープモード機能が付いてるらしい)

    メカ狛枝(……人間のままだった時より寝つきが良くなって、便利かも)


    ― 翌日 ―


    メカ狛枝「さてと」

    メカ狛枝(今日はどうしようかな?)


    【幸運発動】
    メカ狛枝の身に起きた幸運なこととは?:>>264
  264. 264 : : 2016/10/16(日) 21:56:13
    アンサートーカーになる
  265. 265 : : 2016/10/16(日) 22:01:51
    すみません、何の事かサッパリ分かんなかったのでググったんですが、>>1に貼ってるURLの通り他作品ネタは再安価対象なんです……。


    再安価>>266
  266. 266 : : 2016/10/16(日) 22:04:58
    他人の下着がわかるようになる
  267. 267 : : 2016/10/16(日) 22:26:02
    メカ狛枝「んー……」

    メカ狛枝(そういえば、スリープモードみたいな感じでいろいろ機能とか付いてたりするのかな?)

    メカ狛枝(今日はその辺も試してみながら探索するかな……)


    ― ライブハウス TITTY TYPHOON ―


    メカ狛枝「…………」

    澪田「あれー? メカ凪斗ちゃんじゃないっすかー!」

    七海「珍しいね? メカ狛枝君がここに来るの」

    メカ狛枝「あ、ああ。うん。そういえば入ったのは初めてかもしれないね……」

    日向「そうか」

    田中「フン……俺様の波動に導かれたか」

    メカ狛枝「それはそうと……えっと。何してるの?」

    澪田「何って、ちょっとここにあった楽器の様子チェックしてるだけっすよ?」

    メカ狛枝「楽器のチェック……?」

    メカ狛枝(全員下着姿で……?)

    メカ狛枝(いや、田中クンは全裸だけど)

    澪田「そっす。結構状態いいみたいだったんで、音の調整とかしてみよっかなーって」

    メカ狛枝「そうなんだ……」

    メカ狛枝(……うーん。日向クンや田中クンはともかく、澪田さんや七海さんはちょっと違和感があるな……)

    メカ狛枝(もしかして、機能をいろいろ探りすぎて変な事になってるのかな?)

    メカ狛枝「……しょ、っと」

    メカ狛枝「あ」

    メカ狛枝(みんなの服が見えるようになった)

    日向「? どうかしたか?」

    メカ狛枝「いや……まだちょっと慣れなくてね。妙な機能が作動してたみたいだったけど……うん、治ったよ」

    田中「必要ならば、我らの中には魔技師も存在する事を忘れるな? 彼奴ならば貴様の調整を行えるであろう」

    メカ狛枝「そうだね……どうしても不調だったりすると素直に左右田クンを頼るよ」

    日向「ああ。それがいいだろうな」

    メカ狛枝(……とりあえず、この機能は自由に使えるようにはなったみたいだけど、別に使う必要もないか)


    メカ狛枝「さて、次は何しようかな……」


    【不運発動】
    メカ狛枝の身に起こる不運な事とは?:>>268
  268. 268 : : 2016/10/16(日) 22:32:23
    猫丸の全裸を見てしまい、その後抱き着かれてしまう
  269. 269 : : 2016/10/17(月) 00:20:26
    アッー♂
  270. 270 : : 2016/10/17(月) 10:06:15
    まさかメカになるとは……
    痛がって悶絶している狛枝が見たかっただけなのに……
  271. 271 : : 2016/10/17(月) 19:00:14
    >>270
    メカは原作での前例がありますからねえ……。

    ◆◆◆


    メカ狛枝(……そういえば)

    メカ狛枝(下着“だけが”見える、って機能がある事は分かったけど、じゃあ下着“すら”見えなくなるって機能もあるのかな?)

    メカ狛枝(まあ、全身機械だし別にあったからってどうにもならないけど。ちょっと試してみよう)


    ― チャンドラービーチ ―


    メカ狛枝(なんとなくここに来てみた。すると……)

    弐大「無ッ? メカ狛枝、お前さんか」

    終里「よ、メカ狛枝!」

    メカ狛枝「やあ」

    メカ狛枝(褌一丁の弐大クンと水着の終里さんがいた)

    メカ狛枝「何やってるの?」

    終里「弐大のおっさんとバトってたんだ」

    弐大「噴……トレーニングじゃと言うとろーが」

    メカ狛枝(ま、誰だって良かったし……ちょうどいいか)

    メカ狛枝(え、っと……こうかな?)

    メカ狛枝「…………」

    終里「あ? どーしたよ、急に黙りこくってよ」

    弐大「ふむ……」

    メカ狛枝「ああ、ううん。別になんでもないよ。まだ今の自分の体に慣れてないだけだからさ」

    メカ狛枝(どうやら上手く行ったみたいだ。弐大クンの褌も、終里さんの水着も視界から消えた)

    終里「そっか……慣れてねえんじゃしょーがねーな。メカ狛枝ともバトりたかったんだけど」

    メカ狛枝「あはは……」

    弐大「…………」

    メカ狛枝「……えっと、弐大クン? どうかした?」

    弐大「よおおおおおおおおしッ!」

    メカ狛枝「え、ええ? 何?」

    弐大「果たしてメカ狛枝には“効くのか”気になってはおったんじゃあ……」

    弐大「調子が悪いというなら、ワシに任せんかいッ!」

    メカ狛枝「え、ええ!? いや、不調があるようなら左右田クンに……」

    弐大「否ッ! この場に左右田はおらん……安心して任せろッ!」

    メカ狛枝「いや……うん、大丈夫だよ。必要なら探すくらいはするからさ」

    メカ狛枝(そう言ってその場を離れようとするものの……)

    弐大「逃がさんッ! 大人しくワシの“アレ”を受けて行くがいいッ!」

    メカ狛枝(がっしりホールドされた!?)

    終里「おー、“アレ”すんのか。けどメカ狛枝に効くのか?」

    弐大「それをこれから確かめるんじゃあ。……終里よ。ちとメカ狛枝を抑えておいてくれんかのう?」

    終里「おっしゃ、お安い御用!」

    メカ狛枝「な、何? アレって何……?」

    弐大「応ッ! 終里、そのまま頼むぞ……噴ッ!」

    メカ狛枝「え? えええ!?」


    メカ狛枝(こうして……)

    メカ狛枝(ボクはその日、レストランに集まる時間が来るまで、弐大クンの指圧マッサージがボクに効くのか試験される事になった)

    メカ狛枝(……結果?)

    メカ狛枝(効くわけないじゃない、メカなんだから)

    メカ狛枝(別に実験に付き合うのは構わなかったんだけど……役に立てなかったのが残念だよ)
  272. 272 : : 2016/10/17(月) 19:03:01
    ― レストラン ―


    モノクマ「はい!」

    十神「そうか、分かった。帰れ」

    モノクマ「まさかのモノミ以下の反応!?」

    九頭龍「モノミ以上にロクな事しねえからな、オメーは」

    モノクマ「しょぼーん……」

    日向「ま、お前が何しようが俺達の結束は破れないけどな」

    澪田「そうっす! 唯吹たちにはかたーい絆があるんすよ!」

    七海「……うん、そうだね」

    モノクマ「……なら今度はこんな動機でどうだッ!」


    モノクマが持ってきた動機とは?:>>273
  273. 273 : : 2016/10/17(月) 19:13:11
    誰かを生贄に触手を生やす
    被験体
  274. 274 : : 2016/10/17(月) 19:26:40
    モノクマ「えーと、こちらのフリップをご覧ください」

    左右田「唐突だな! いやいいけどよ……」

    メカ狛枝(モノクマが取り出したフリップにはボクら全員のデフォルメされたイラストが描かれていた)

    モノクマ「オマエラがこうやって、コロシアイを起こさないまま十日が経過しますとですね……」

    メカ狛枝(そこまで言って、モノクマは次のフリップを取り出した)

    モノクマ「かろうじて、ウサギ型だったモノミが……」

    モノミ「えッ!? そこであちしが出て来るんでちゅか!? というかかろうじてってなんでちゅか、あちしはウサギでちゅよー!」

    モノクマ「こうなります!」

    メカ狛枝(言って、三枚目のフリップを取り出す。そこには……)

    左右田「……タコ?」

    澪田「蛸っすね」

    メカ狛枝(デフォルメされたモノミ顔のタコのイラストが描かれていた)

    七海「ウサミちゃんだったモノミちゃんがタコミちゃんになるって事……?」

    モノクマ「はい」

    モノミ「嫌でちゅよ!?」

    九頭龍「くだらねー……」

    十神「モノミがタコになろうがイカになろうが、食えんのならば興味はない」

    モノクマ「……マジかあ。余計キモくなったモノミを見たくないあまりにコロシアイが起こるかと思ったのに」

    日向「いや、見たくないのは同意するが、それでコロシアイは起こらないぞ」

    モノクマ「……はあ。仕方ないので来たる十日後にモノミを改造する事を楽しみにしておきます……」

    モノミ「だから嫌でちゅからね!?」

    メカ狛枝(……ホントに何がしたかったのか分からないまま帰って行くなあ、モノクマは)


    ― 翌日 ―


    メカ狛枝「さてと」

    メカ狛枝(今日はどうしようかな……)


    【幸運発動】
    メカ狛枝の身に起こった幸運な事とは?:>>275
  275. 275 : : 2016/10/17(月) 20:06:42
    女子にセクハラしても怒られなくなる
  276. 276 : : 2016/10/17(月) 22:25:45
    ― チャンドラービーチ ―


    メカ狛枝「……えーと」

    メカ狛枝(なんとなく、またここに来てしまった)

    メカ狛枝(……んだけど、何この状況)

    七海「……」

    澪田「……」

    辺古山「……」

    小泉「……」

    ソニア「……」

    罪木「……」

    終里「あ?」

    西園寺「……いやもう慣れたけど」

    メカ狛枝(女性陣全員集まったヌーディストビーチ状態なんだけど、なんでこうなってるの……?)

    七海「……まあ、別にメカ狛枝君ならいっか」

    澪田「そっすね、メカっすし」

    罪木「いいんですかぁ!?」

    終里「別にメカじゃなくても困ることなんかねーだろ?」

    ソニア「ですが……メカですし録画機能とかあるかもしれません……」

    七海「それもそっか……」

    メカ狛枝「録画か……それが無いんだよね」

    小泉「そうなの?」

    メカ狛枝「うん。たぶん、そんな物があったらコロシアイが起きた時に推理が容易になっちゃうってモノクマの判断なのかも」

    メカ狛枝「まあ、コロシアイなんて起きないだろうけど」

    七海「そっか。なら別にメカ狛枝君ならいいよね?」

    澪田「いいっすよ?」

    辺古山「西園寺は嫌がらないのか?」

    西園寺「なんかもう今更かなって」

    辺古山「……そうか」

    メカ狛枝(結局、なんでこんな状況になってるのか……なんて訊けるはずもなく)

    メカ狛枝(少しだけ会話して、別の所へ向かう事にした)


    【不運発動】
    メカ狛枝の身に起こった不運な事とは?:>>277
  277. 277 : : 2016/10/17(月) 22:28:57
    男連中にホモ扱いされる
  278. 278 : : 2016/10/17(月) 22:49:26
    ― レストラン ―


    メカ狛枝(みんなで集まって報告したあと、何となく男子数人が残って雑談していた)

    十神「そういえば、メカ狛枝」

    メカ狛枝「何?」

    十神「お前、食事は摂れるのか?」

    メカ狛枝「いや、必要ないよ。専用の充電器があるから、これを使ってエネルギーは補給してるね」

    左右田「充電器?」

    日向「充電器……が、そんなにおかしいか? 物を食べてエネルギーに変換するよりはよっぽど現実的だと思うが」

    左右田「いや、メカ狛枝はこの規模だろ? これを賄えるほどの充電器って……そこそこデケーんじゃねーかと思ってな」

    十神「たしかにな……どうなんだ?」

    メカ狛枝「そんなに大きいものじゃないよ。ほら、これ」

    メカ狛枝(丁度、手元にあった手のひらサイズの充電器をみんなに見せる)

    左右田「……マジか!? こんなちっせーの!?」

    日向「これって一回充電するとどの程度もつんだ?」

    狛枝「んー……稼働が止まるまで試した事は無いからわからないけど、体感的には……丸一日はもつんじゃないかな」

    十神「このサイズで一日か。左右田ではないが、俄かには信じられんな……」

    左右田「……見たとこ、この充電器自体は至って普通だしな。とすると、メカ狛枝のコスパが恐ろしくいいって事になるが……」

    左右田「こんな技術、聞いた事ねーんだよな」

    十神「左右田も知らない技術、か。途方もないテクノロジーが駆使されているようだな」

    左右田「正直、あのモノクマのヤローがやったとは信じられねえぜ……」

    日向「……だけど、そのおかげでメカ狛枝は狛枝としての意識や思考を持ってるんだ。メカ狛枝も生きてる……俺達と同じ、人間(ホモ・サピエンス)なんだ!」

    左右田「……だな。オレだって興味はあっけどよー。無理にバラしたりはしねーから安心しろよ、メカ狛枝!」

    十神「ああ。お前が仲間である事に変わりはない。……胸を張れ、メカ狛枝」

    メカ狛枝「みんな……」

    メカ狛枝(そんなこんなで、その後も暫く会話は続き……解散する頃にはだいぶ夜も更けていた)

    メカ狛枝(……みんなの気持ちは嬉しいけど)

    メカ狛枝(ボクとしては、やっぱりメカとして受け入れて欲しいって気持ちもある、かな)
  279. 279 : : 2016/10/17(月) 22:54:23
    ― 翌朝・レストラン ―


    モノミ「ぜー……ぜー……」

    モノミ「こ、今回は……さすがに最後だけあって強敵でちた……!」

    モノミ「昨晩からついさっきまで闘い続け……ようやく! 第五の島が解放されまちたよ!」

    十神「第五の島……最後の島、か……」

    日向「そこに脱出の手がかりがあるといいが……」

    七海「……」

    モノミ「……」

    弐大「気合じゃあッ! 気合で探せばきっと見つかるッ!」

    辺古山「そうだな。探す前から諦めていては、見つかるものも見つかるまい」

    澪田「そうっす! みんなで調べればきっと何か見つかるっすよ!」

    メカ狛枝「そうだね。……じゃあ、今日は一度みんなで第五の島の探索かな?」

    小泉「うん、異論無し!」

    左右田「おっしゃ、じゃあ行くぜ!」

    九頭龍「ああ……だな」


    メカ狛枝(さて、と……)


    メカ狛枝が探索する≪原作に施設として存在する≫第五の島の施設を一ヶ所指定してください:>>280
  280. 280 : : 2016/10/17(月) 23:13:35
    電気街
    バージョンアップを!
  281. 281 : : 2016/10/17(月) 23:16:08
    すみません、五の島の施設です……。
    電気街は三の島ですよー。

    再安価:>>282
  282. 282 : : 2016/10/18(火) 00:10:01
    ヌイグルミ工場
  283. 283 : : 2016/10/18(火) 17:11:00
    >>281
    すまん。
    ダンガンロンパやってないものでね・・
    花村降霊の儀式ー
  284. 284 : : 2016/10/18(火) 18:10:46
    ― ヌイグルミ工場 ―


    メカ狛枝「ここは……」

    メカ狛枝(何かの工場みたいだ)

    メカ狛枝(脇には倉庫もある。……けど、ひとまずは工場の方に入ってみようかな)


    ― ヌイグルミ工場・内部 ―


    メカ狛枝「これは……!?」

    メカ狛枝(モノクマが大量に生産されてる……!)

    メカ狛枝「ここで補充してるみたいだけど……こんなに大量に必要なのかな……?」

    メカ狛枝(それに、この量を常に生産し続けてたなら、島のいたるところで複数のモノクマを目撃しててもおかしくないハズ……もしかして、島の外に輸送してる……?)

    メカ狛枝(だとすると、脱出の手段が見つかる可能性も高そうだけど……)

    メカ狛枝(…………まだ、判断するには早すぎるか)

    メカ狛枝「さて、少し調べてみようかな」


    メカ狛枝がヌイグルミ工場内部で発見した物:>>285
    ※外、給湯室、倉庫ではなく、モノクマを生産している場所でメカ狛枝が発見した物を一つ指定してください。
  285. 285 : : 2016/10/18(火) 18:22:07
    ブーブークッション
  286. 286 : : 2016/10/18(火) 18:43:04
    メカ狛枝「ん、クッション……?」

    メカ狛枝(いや、これは……パーティーグッズのアレだね)

    メカ狛枝(なんでこんなところに……)

    ソニア「あら? 狛枝さんではありませんか」

    メカ狛枝「あれ、ソニアさん。そっちの部屋にいたんだね」

    ソニア「はい。奥は給湯室になっているようでした」

    メカ狛枝「給湯室か……」

    ソニア「あら?」

    メカ狛枝「どうかした?」

    ソニア「それは……“ウーピークッション”ですね」

    メカ狛枝「ウーピークッション?」

    ソニア「あら、違いましたか?」

    メカ狛枝「いや、ブーブークッションだと思うけど」

    ソニア「ああ、日本ではそちらの名称が一般的なのですね」

    メカ狛枝「海外ではウーピークッションって名前なんだ」

    ソニア「そうですね……ウーピー・ゴールドバーグの芸名の由来がウーピークッションだったはずです」

    メカ狛枝(何その妙な豆知識)

    ソニア「ここにあったんですか?」

    メカ狛枝「うん。……まあだから何って訳でもないけどね」

    メカ狛枝「ところで、ソニアさんの方は何か見つけた?」

    ソニア「そうですね……」


    ソニアが給湯室で発見した物とは?:>>287
  287. 287 : : 2016/10/18(火) 21:09:14
    狛枝のノート
    授業を受けてた痕跡がある
  288. 288 : : 2016/10/18(火) 23:11:00
    ソニア「こちらのノートです」

    メカ狛枝「ノート……?」

    ソニア「はい」

    メカ狛枝「わざわざそれを回収したって事は、中に何か書かれていたって事……でいいのかな」

    ソニア「ええ、どうやらこのノートは日誌のようで……筆跡がページごとに違ったところから見ても、複数の人物が記帳していったと思われるのですが」

    メカ狛枝「日誌ね……何か気になる内容でもあったの?」

    ソニア「いえ。内容はこの際問題ではないのです」

    メカ狛枝「というと?」

    ソニア「問題なのは全ての記述が“日本語”で記されていた点です」

    メカ狛枝「日本語……?」

    ソニア「はい。ここ、ジャバウォック島は日本ではないはずですよね……? ですから、遺跡の“未来”と読める模様も話題に挙がったわけですし」

    メカ狛枝「ふむ……なるほどね。たしかに、数人なら日本人もここにいた、って納得が出来るけど、全部が日本語っていうのは逆に違和感がある、って事か」

    ソニア「はい。これをどう考えるべきか、皆さんで相談したく思いまして」

    メカ狛枝「たしかに、気になるね。日本人のボクらなら逆に見逃していたかもしれない。お手柄だよ!」

    ソニア「そうでしょうか? ありがとうございます!」


    ◆◆◆

    >>231の三番目の項目より、“このジャバウォック島”に存在するのは苦しいと判断致しまして……。
    よって、≪日本語のノート≫と捻じ曲がりました。

    ◆◆◆


    メカ狛枝「さて、そういえばソニアさん、外に倉庫もあったよね? そっちは見たの?」

    ソニア「いえ。まだ見ていません」

    メカ狛枝「じゃ、そっちも確認に行こうか」

    ソニア「了解です!」


    ― ヌイグルミ工場・倉庫 ―


    ソニア「あら?」

    メカ狛枝「>>289もここに居たんだね」


    モノクマ、モノミ(ウサミ)、狛枝、メカ狛枝、ソニア、花村以外のメンバーの中から一人を指名してください:>>289
    ※あくまで人物指定のため、ここでは死体を含む≪どういう状態の≫といった安価は反映できません。悪しからずご了承ください。
  289. 289 : : 2016/10/18(火) 23:15:30
    左右田
  290. 290 : : 2016/10/18(火) 23:18:51
    メカ狛枝「左右田クンもここに居たんだね」

    左右田「お? メカ狛枝に……ソニアさん!」

    ソニア「左右田さんはここを調べていたんですか?」

    左右田「ええ、他にも気になる所はいろいろあったんですけど。なんとなくこう、ビビーっと来たんですよ! ここには何かあるって!」

    メカ狛枝「それで……その勘は当たった?」

    左右田「>>291なら見つけたぜ」


    左右田が倉庫で見つけたものとは?:>>291
  291. 291 : : 2016/10/18(火) 23:32:38
    ミニスカ
  292. 292 : : 2016/10/19(水) 19:11:32
    左右田「スカートなら見つけたぜ」

    メカ狛枝「す、スカート……?」

    左右田「ああ、ほら。これだ」

    メカ狛枝(そう言って左右田クンはボクらに、やけに丈の短いスカートを一着見せてきた)

    メカ狛枝「確かにスカートみたいだけど、どうしてこんなものが気になったの?」

    左右田「なんつーか……他に置いてあるものと比べて、スカートだけやけに異質だったんだよ。それもわざわざ隠すように、奥に大量に積んであったしよ」

    ソニア「もしかして……」

    左右田「何か分かるんですか、ソニアさん?」

    ソニア「ここではモノクマさんを製造しているようでしたので、着せ替え用なのかもしれません!」

    左右田「いや……モノクマがスカート履いても、誰も見たくないっすよ……」

    メカ狛枝「うーん……だけど、ソニアさんの話は一理あるかも」

    左右田「へ?」

    メカ狛枝「ボクの分析機能によると……うん。たしかに、そのスカート、サイズがモノクマにピッタリだね」

    左右田「うわあ……履くつもりなのかよ」

    メカ狛枝「いや、履くつもり“だった”……って事は無いかな?」

    左右田「だった?」

    ソニア「つまり今はもうそのつもりはない、と?」

    メカ狛枝「うん。だって奥に積まれてたんでしょ? それって、最初はそのつもりだったけど予定を取りやめる事になって、それで用が無くなった物を仕舞っただけとも考えられるよね」

    左右田「なるほどな……あり得るか」

    ソニア「それか単純に、元々はモノミさん……いえ、ウサミさんが着用する予定だったものという可能性はありませんか?」

    メカ狛枝「ああ、それもあり得そうだね」

    左右田「んじゃ、これは単に処分に困った在庫ってだけか……」

    メカ狛枝「うん、そうだと思うよ」


    メカ狛枝(その後、ボクらはひとしきり五の島を探索し終え……レストランで結果を報告し)

    メカ狛枝(結局、直接的に脱出できるような手掛かりを得る事は出来なかった)

    メカ狛枝(……さて、と。これからどうしようかな?)


    【幸運発動】
    メカ狛枝の身に起こった幸運な事とは?:>>293
  293. 293 : : 2016/10/19(水) 19:50:47
    小泉の紐パンを拾う
  294. 294 : : 2016/10/19(水) 20:33:32
    ― 一の島 ―


    メカ狛枝(ホテルから出てすぐ)

    メカ狛枝「……? 何か落ちてる……」

    メカ狛枝「なんだろ、これ?」

    メカ狛枝(……紐に見えるけど、こんな所に落とすような紐なんてあるとは思えないし)

    メカ狛枝(あれ? んー……分析機能によると、これ……布? うーん、何だろう)

    日向「メカ狛枝? どうかしたのか?」

    メカ狛枝「ああ、日向クン。なんか妙なものを拾ってね。これ、何だと思う?」

    日向「……! それは……パンツだな」

    メカ狛枝「え!?」

    日向「紐パンって奴だ。女物……か。ちょっと見せてくれるか?」

    メカ狛枝「うん」

    日向「…………なるほど」

    メカ狛枝(渡すと、しばらくしげしげと眺めていた日向クンだったけど、しばらくして一つ頷いてそう呟いた)

    メカ狛枝「何か分かったの?」

    日向「小泉のだな」

    メカ狛枝「そこまで分かるんだ! さすが日向クン、ボクらのパンツリーダー!」

    日向「まあな。あとで俺から返しておくよ」

    メカ狛枝「うん、よろしくね」

    メカ狛枝(……さて。ボクはボクで探索に向かおう)

    メカ狛枝(ホテルに戻って行く日向クンとここで別れ……さてと、どこに行こうかな?)


    【不運発動】
    メカ狛枝の身に起こった不運な事とは?:>>295
  295. 295 : : 2016/10/19(水) 21:03:02
    澪田の死体を発見する
  296. 296 : : 2016/10/19(水) 21:18:49
    おっと……。

    中央の島を含む一の島~五の島の、空港・個人のコテージ・ストロベリーやらマスカットやらの全域を除く≪原作に存在する施設≫の中から一ヶ所、発見した場所を指定してください

    >>297
  297. 297 : : 2016/10/19(水) 21:20:16
    あ、っと。
    ネズミー城内部、遺跡内部も除きます。

    再安価:>>298
  298. 298 : : 2016/10/19(水) 21:45:30
    病院の奥の給湯室
  299. 299 : : 2016/10/20(木) 06:22:21
    嗚呼 またコロシアイが・・・
  300. 300 : : 2016/10/20(木) 22:06:26
    すみません、「病院に給湯室ってあったっけ?」と思って確認に手間取ってました。

    給湯室は無かったので、≪病院内の部屋の中≫からもう一度安価させてください。
    病室の場合は手前(ロビー側)から数えて何部屋目かもお願いします。


    再安価:>>301
  301. 301 : : 2016/10/20(木) 22:12:58
    ロビー側から2番目の個室のベッド
  302. 302 : : 2016/10/20(木) 22:57:09
    メカ狛枝(さてと……んー、三の島はたしかモノクマのトラップがたくさんあって探索が進んでないはずだったね)

    メカ狛枝(ちょっと調べに行ってみようかな)

    罪木「あ、メカ狛枝さん……」

    メカ狛枝「やあ、罪木さん。罪木さんも今日はこの三の島の探索?」

    罪木「いえ、私は探索というか、医療品の類を探しに来てまして……」

    メカ狛枝「そっか、たしかここには病院があったからね……」

    メカ狛枝(うーん……けど、弐大クンのマッサージも意味を成さなかったこの体じゃ、いくら“超高校級の保健委員”の罪木さんでもどうにもならないだろうな……)

    メカ狛枝(ま、不調があったら左右田クンがいるから平気だろうけど)

    メカ狛枝(……あ、そうだ)

    メカ狛枝「罪木さん」

    罪木「はい、なんでしょう……?」

    メカ狛枝「なんなら、ボクで良ければ運ぶの手伝おうか? この体になってそこそこパワーもあるし重い物も運べると思うけど」

    罪木「ええっ!? いえ、悪いですよ……!」

    メカ狛枝「そんな事無いって、ボクとしても病院を探索するついでって事にもなるし」

    罪木「ほ、ホントにいいんでしょうか……?」

    メカ狛枝「うん」

    罪木「じゃ、じゃあお願いします……」

    メカ狛枝(というわけで、ボクは罪木さんと一緒に病室に足を踏み入れる事となった)
  303. 303 : : 2016/10/20(木) 23:00:22
    ― 病院 ―


    メカ狛枝「一応、探索もしちゃいたいから病室も一部屋ずつ見て行っていいかな?」

    罪木「そうですね、病室にも何かあるかもしれませんし……」

    メカ狛枝(というわけで、手前から一つ目の病室を調べ終え、特に何もなかったなあ、なんて考えつつ二つ目の病室の扉を開く)

    メカ狛枝(すると――)

    メカ狛枝「……なッ!?」

    罪木「……ええっ!?」



    メカ狛枝(その病室、ベッドの上に)

    メカ狛枝(変わり果てた澪田さんの姿があったんだ)
  304. 304 : : 2016/10/20(木) 23:16:38
    ぴんぽんぱんぽーん

    モノクマ『死体が発見されました!』

    モノクマ『一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!』


    罪木「い、今のアナウンス……という事は、本当に澪田さんは……!」

    メカ狛枝「……待って、罪木さん。今のアナウンス、おかしくない?」

    罪木「へ……?」

    メカ狛枝「だって、死体発見アナウンスは“三人以上”の人間が死体を発見した時に流れるはずだよね? ボクらは今二人しかいないよ?」

    罪木「そ、そういえば……」

    メカ狛枝(ボクらがひとしきり首をひねっていると……)

    左右田「な!?」

    日向「クソ……ホントに起こっちまったのかよ……!」

    終里「ちっ……胸糞悪ィぜ……!」

    メカ狛枝(みんなが続々とこの部屋に入って来た)

    メカ狛枝「みんな! どうしてここが現場だって……?」

    小泉「私達が第一発見者だったの……」

    西園寺「……」

    十神「澪田の死体を発見した小泉と西園寺が俺達に事態を知らせに来ていたんだ」

    七海「それで慌てて手分けしてみんなを集めてる最中にさっきのアナウンスが鳴ったから……」

    弐大「他の小泉と西園寺以外の誰かも死体を発見したのが伝わったというわけじゃ」

    小泉「その時には伝えられてなかったのはメカ狛枝と蜜柑ちゃんの二人だけだったけど……」

    日向「少なくともどっちかがここに来たからアナウンスが流れたんじゃないかって事で……一度集まる事にしたんだ」

    メカ狛枝「なるほどね……」

    十神「しかし……よもや二人ともいるとはな。これは少々面倒かもしれんぞ」

    ソニア「面倒……とは、どういう事でしょう?」

    十神「それは……」

    モノクマ「やーっはー! ついに起きましたね! 起きちゃいましたね!」

    十神「ちっ、このタイミングで出てくるか……」

    左右田「チクショォ……何だってんだよォ……」

    モノクマ「何だじゃないでしょ! せっかく例のアレ、持ってきてあげたのに!」

    十神「モノクマファイルか、ならさっさと寄越せ」

    モノクマ「うぷぷ……焦らない焦らない……ちゃんと配布するからさ!」

    メカ狛枝(そう言って、モノクマはボクらにモノクマファイルを手渡し、どこかへ行ってしまった)

    十神「……行ったか。では先ほどの話の続きに戻るが」

    田中「厄介、などと言っていたな。それはこの俺様の放つ覇気以上に厄介だとのたまうつもりか?」

    十神「それを厄介だと思った事は一度もないが……」

    田中「何だと!?」

    十神「以前、モノクマから聞き出した情報がある。悪用されては敵わんと思って、今まで黙っていたんだがな」

    九頭龍「情報ねえ……そいつは一体どんな情報だ?」

    十神「死体発見アナウンスについての詳細な情報だ」

    辺古山「三人以上の人間が死体を発見すれば流れる……だったな」

    十神「ああ。だがその三人以上というのがクセモノだ」

    七海「……そっか。その三人の中にクロが入っていてもいいのか、それともクロ以外の三人が発見しないといけないのか。それによって状況は変わるもんね」

    十神「そういう事だ。結果、“クロはカウントしない”とモノクマははっきりと答えたんだが……」

    十神「今回は最初に発見した小泉、西園寺の二名。そして次に発見したメカ狛枝、罪木の二名。合計四人でアナウンスの条件を満たしてしまっている。ひとまず発見者だから、で容疑者から除外する事が出来ない分、より多くの可能性を俺達は追わねばならないわけだ」

    日向「なるほどな……」
  305. 305 : : 2016/10/20(木) 23:25:36
    メカ狛枝「んー……まあいきなりクロは誰か、なんて所から考えたって行き詰っちゃうだろうし、やれることからやって行こうよ」

    日向「そうだな。まずはモノクマファイルの確認か……」

    メカ狛枝(日向君のその呟きに、みんなしてファイルを確認しだす)


    【モノクマファイル2】

    被害者は澪田唯吹。
    病院内の病室、そのベッドの上で>>306で発見された。


    【選択肢指定】:>>306
    1.首を吊った状態
    2.横たわった状態
    3.座り込むような姿勢
  306. 306 : : 2016/10/20(木) 23:30:32
  307. 307 : : 2016/10/20(木) 23:33:27
    【モノクマファイル2】

    被害者は澪田唯吹。
    病院内の病室、そのベッドの上で座り込むような姿勢で発見された。
    死亡時刻は>>308~午後六時。


    時間指定:>>308
    午前八時~午後五時の間から時刻の指定をお願いします。
  308. 308 : : 2016/10/20(木) 23:35:10
    午後4時半
  309. 309 : : 2016/10/20(木) 23:39:10
    【モノクマファイル2】

    被害者は澪田唯吹。
    病院内の病室、そのベッドの上で座り込むような姿勢で発見された。
    死亡時刻は午後四時半~午後六時。
    死因は>>310


    死因指定:>>310
    直接的な死因以外の外傷等も指定OKです。
    ただ、死因にせよそれ以外にせよ現実的でない場合、ジャバウォック島内にある物で出来る事を超えている場合は再安価するかもです。
  310. 310 : : 2016/10/20(木) 23:42:22
    目立った外傷なし、毒殺の可能性あり
  311. 311 : : 2016/10/21(金) 00:07:24
    んっと、モノクマファイルは死因について「可能性」とかは書かないはず……。
    なので、死因については記載なしとさせていただきます。

    ◆◆◆


    【モノクマファイル2】

    被害者は澪田唯吹。
    病院内の病室、そのベッドの上で座り込むような姿勢で発見された。
    死亡時刻は午後四時半~午後六時。
    目立った外傷の類は見られない。



    メカ狛枝「うーん……」

    日向「外傷は無し……って、これだけか!?」

    田中「此度の裁判……どうやら俺様たちは澪田を死に至らしめたその方法から探らねばならんようだな……」

    辺古山「外傷がない、という事は刺殺、殴殺、絞殺など……そういったものでは無いという事でいいのだろうか」

    七海「いや……モノクマファイルによると、“目立った”外傷がないって事が確定してるだけだよ」

    日向「そうか、目立たない外傷ならあって……それが死因に直結してる。その可能性は捨てられないってわけだな」

    七海「うん」

    十神「それならば……罪木に調べてもらうしかないか」

    罪木「は、はい……任せてください!」

    十神「が、その前に……そうだな。まずは第一発見者の小泉と西園寺。お前らが死体を発見した際の状況を教えろ」

    小泉「うん……実はライブハウスで唯吹ちゃん待ち合わせをしてて……」

    十神「なんだと?」

    西園寺「澪田おねぇの演奏に合わせて、わたしが踊って……そこを小泉おねぇが写真に撮る……そういう約束で」

    小泉「それで、待ち合わせの時間が午後五時だったんだけど」

    西園寺「その時間になっても来なかったから、二人で探すことにしたんだ」

    小泉「日寄子ちゃんと話し合った結果、とりあえず三の島から調べようって事になって、それで病院を探してる時に……発見したの」

    メカ狛枝「それって何時頃の事だったかわかる?」

    西園寺「死体見つけてすぐに時間確認できるほど冷静なわけないじゃん!」

    メカ狛枝「それもそっか……」

    小泉「あ、でも待って」

    メカ狛枝「どうかした?」

    小泉「冷静になってからだから死体を発見してすぐってわけじゃないんだけど……」

    小泉「みんなに知らせに行かなきゃ、って思って日寄子ちゃんとみんなを探しに行く前に、もしその前に誰かが来て荒らされたら困ると思って、状況を写真に撮ってあったの」

    日向「そうか、その写真に時刻のデータも入ってるのか?」

    小泉「うん、残ってるはず。えっと……これね」

    メカ狛枝(そう言って小泉さんが差し出してきたデジカメの写真データには、午後六時二分と刻まれていた)

    十神「六時二分……つまり、発見したのはおよそ六時頃、モノクマファイルに記載のある時間は死体の発見時刻だった可能性が高いということになるな」

    メカ狛枝「なるほど……」

    十神「それでだ。小泉、西園寺。お前らは五時に待ち合わせしていたんだったな? 二人が合流したのもその時間か?」

    小泉「うん」

    西園寺「それは間違いないかな」

    十神「ならその前の四時半からの三十分間、何をしていた?」

    小泉「その時間なら……>>312にいたわ」


    小泉のいた場所を指定してください。
    ただし、病院以外の小泉の入れる場所の中からお願いします。
  312. 312 : : 2016/10/21(金) 00:14:12
    レストラン
  313. 313 : : 2016/10/21(金) 21:47:09
    小泉「レストランにいたわ」

    左右田「昼メシ……には遅い時間だよな。晩メシにゃ早すぎるしよ。何してたんだ?」

    小泉「そりゃ、四時半から三十分間だけっていうなら遅かっただろうけどさ。お昼からずっといたのよ」

    十神「昼食後からずっと、だと? 何をしていたんだ?」

    小泉「ほら、あのレストランって、建物の外と直接つながってるでしょ? しかもホテルの敷地内を一望できるし。誰かが出入りしたらすぐに分かるのよ」

    小泉「だからあそこで外を眺めながら、誰か戻って来たら写真でも撮ろうかなって」

    日向「そうか! 小泉の性へ」

    西園寺「する方じゃなくてされる方だっつってたろ」

    日向「すまん」

    小泉「……えっと、まあ隠し撮りみたいになっちゃってたのは悪いと思ってるけどさ」

    十神「……そうだ、小泉」

    小泉「何?」

    十神「お前はその場で今日は写真を撮り続けていたんだな?」

    小泉「そうだけど」

    十神「その中に、澪田の写真はあるか? もしあるならば、なにかヒントになる物が写っているかもしれん」

    小泉「唯吹ちゃんの写真……」


    あるorない:>>314

    ある場合は澪田の様子(誰かと一緒にいる、は無し)も一緒にお願いします。
  314. 314 : : 2016/10/21(金) 22:30:44
    ある

    田中&ソニアと一緒にいる
  315. 315 : : 2016/10/21(金) 22:33:58
    えーと、≪誰かと一緒にいる、は無し≫です。


    様子再安価:>>316
  316. 316 : : 2016/10/21(金) 22:41:12
    複数枚あり

    何か怯えてて、周りの様子を探ろうとしている様な感じ
  317. 317 : : 2016/10/22(土) 17:47:59
    小泉「探してみたら、何枚かあったわ」

    十神「そうか。なら見せてくれるか?」

    メカ狛枝(そう言って全員で小泉のデジカメのデータを覗く)

    メカ狛枝(するとたしかに、澪田さんが映っている写真が何枚かあったけど……)

    日向「なんか……どれも様子が変じゃないか?」

    左右田「たしかに……何かに怯えてるような感じだな」

    ソニア「という事は……この時には既に、犯人と接触があったという事でしょうか……」

    小泉「私が気付いてれば、こんな事にならなかったかもしれないのに……」

    十神「……あまり自分を責めるな。起こってしまった以上、今はお前のその写真が手掛かりの一つになる、澪田の無念を晴らす鍵になると信じろ」

    小泉「え、鍵って……でも怯えてるって以外には特に何もないと思うけど」

    十神「よく見ろ。この写真、時刻が>>318になっているぞ」


    午後十二時~午後四時までの間で時間を指定してください。
  318. 318 : : 2016/10/22(土) 18:21:25
    午後3時
  319. 319 : : 2016/10/23(日) 20:20:22
    十神「よく見ろ。この写真、時刻が午後三時になっているぞ」

    左右田「あ? それがどうしたってんだ?」

    辺古山「つまり、その時間には既に澪田の身に何かが起こっていた……と考えるべきだという事だな」

    弐大「なるほどのう……。…………すると、どうなるんじゃあ?」

    日向「みんなのアリバイを聞くべき時間の幅を広げた方がいいのか?」

    十神「そうだな。事前に澪田を捕えておいて何らかの時限式の仕掛けを施しておき……死亡時刻には犯人はアリバイを作っており、自動で澪田を殺害するトリックを用いていた、といったような可能性もあるということだ」

    小泉「……そっか」

    十神「というわけだ。この三時以降についてのアリバイもこれから尋ねて行くぞ」

    小泉「私は今言ったようにずっとレストランで写真を撮ってたよ」

    十神「ああ。分かっている。……それで、西園寺はどうなんだ? 午後三時から小泉と合流するまでの間、何処で何をしていたか、聞かせて貰おう」

    西園寺「わたしはねー、四の島にいたんだー」

    十神「一人でか?」

    西園寺「うん。その後約束があったから、誰か誘うってのもなんだかなーって思ったし」

    十神「そうか……つまりアリバイは無しという事でいいんだな」

    西園寺「小泉おねぇには訊かなかったのに、わたしには訊くんだ?」

    十神「小泉の場合、写真の時刻が一応のアリバイとして成立しているからな」

    左右田「……まあ、それだけなら時間弄るくらい出来るだろーけどよ」

    十神「それならばそれで、一つの“アリバイトリック”だろう。アリバイ自体はあると考えていい」

    左右田「なるほどな」

    十神「で、西園寺。どうなんだ?」

    西園寺「んっとねー……あ、そうそう。>>320を見かけたよ。声はかけなかったけど」


    メカ狛枝、狛枝、西園寺、小泉、澪田、モノクマ、モノミ(ウサミ)、花村以外のメンバーから一人選択をお願いします。
  320. 320 : : 2016/10/23(日) 20:29:43
    七海
  321. 321 : : 2016/10/25(火) 20:22:42
    西園寺「七海おねぇを見かけたよ。声はかけなかったけど」

    十神「七海か。どうなんだ、その時間に四の島にいたというのは事実か?」

    七海「んっと、居た……と、思うよ?」

    十神「思う?」

    七海「ん、居た。間違いないよ」

    十神「そうか。……ならまあ、いいだろう。西園寺が四の島にいたというのも認めてやるが……西園寺は何をしていたんだ?」

    西園寺「遊んでただけだけど?」

    左右田「まあ……あそこじゃそれ以外する事ねーしな」

    十神「全く……まあいいだろう。では次はメカ狛枝と罪木、大に発見者のお前らだ」

    十神「メカ狛枝、お前は午後三時からこの午後六時までの間、何をしていた?」

    メカ狛枝「普通にあちこち探索かな。けど、昼にレストランで報告会を開いたあと、ホテルを出た時に日向クンと会った以外は、死体発見前に罪木さんと三の島で合流した以外には誰にも会ってないよ」

    十神「つまりアリバイ無しと考えていいんだな?」

    メカ狛枝「うん、そうなるかな。ボクが気が付かなかっただけで他の誰かに見られてた、って事はあるかもしれないけど」

    十神「そうか。分かった。……では罪木はどうだ? 午後三時から午後六時の間だ、何をしていた?」

    罪木「私は……>>322に居ました」


    罪木の居た場所を、罪木が現状入ることの出来る施設の中から選択してください。
  322. 322 : : 2016/10/26(水) 19:53:55
    ホテル
  323. 323 : : 2016/10/26(水) 22:40:01
    罪木「私は……ホテルに居ました」

    十神「ホテルか。という事は……小泉、写真に撮っていたりはしないか?」

    小泉「うーん……ううん、写真には残ってないわね」

    十神「何? おい、罪木。お前、ホテルのどこに居たんだ?」

    罪木「えと……ロビーにいたんですが……」

    九頭龍「それだとロビーから出た所の写真がねーとおかしくねえか?」

    田中「そうとは限らんぞ。此度使用された時と空間を切り取る術式には術者による直接の行使が必須……」

    メカ狛枝「そうか。たしかに田中クンの言う通りだ。たまたま出て来た人を写真に収めてたんなら、小泉さんがレストランを離れた後に罪木さんがロビーを出たと考えればつじつまは合うんだね」

    日向「事実、小泉と西園寺の方が先に死体を発見してる以上小泉が罪木より先に移動したってのは信憑性の高い話だしな」

    西園寺「自然に会話してるけど、成り立ってんのこれ?」

    左右田「諦めろ」

    十神「ち……まあいいか。では罪木はロビーで何をしていたんだ?」

    罪木「いえ、その……誰かが怪我をしたらホテルに戻って来るんじゃないかなって思いまして……」

    七海「それで待機してたんだ」

    罪木「はい……」

    メカ狛枝「あれ。でもそれじゃああのタイミングで三の島を訪れた理由ってなんなの?」

    罪木「えと、えと……どういう意味でしょう……?」

    メカ狛枝「いや、だって罪木さん言ってたじゃない。医療品の類を探しに、って」

    罪木「ああ、それはですね。えっと……ちょっとドジしちゃいまして、壊しちゃったので……その補充に」

    弐大「壊したじゃと? では今、ロビーにはその跡が残っとるんか?」

    罪木「いえ! さすがに片付けはしました! でも慌てていたので、完全に掃除できたかは分かりませんけど……」

    メカ狛枝「なるほどね。それならロビーも一応、罪木さんの証言が正しいかどうか調べてみる価値はあるかな?」

    十神「そうだな……手が空いているならそれもいいだろう」
  324. 324 : : 2016/10/26(水) 22:45:25
    十神「さて、では次は先ほど西園寺の話に出てきた七海に話を聞こうか」

    七海「私?」

    十神「ああ。先ほどは四の島にいた、としか聞いていないからな。お前はずっと四の島にいたのか?」

    七海「うん。そうだよ」

    十神「一人でか?」

    七海「んっと……」


    >>325
    七海が誰かと一緒にいたか、いなかったか選択をお願いします。
    もし誰かと一緒にいた場合、
    終里、九頭龍、左右田、ソニア、田中、弐大、日向、辺古山
    の中から最大三人まで選択し、併記お願いします。
  325. 325 : : 2016/10/26(水) 23:41:39
    一緒にいなかった
  326. 326 : : 2016/10/28(金) 20:30:27
    七海「んっと、誰かと一緒にいたってわけじゃないんだよね」

    十神「そうか……西園寺には気が付いていたか?」

    七海「私からは気が付かなかったかな」

    十神「そうか。それで、お前も四の島で遊んでいたのか?」

    七海「私はそうじゃなくて、なんとかしてネズミー城に入る方法が無いかなって思って調べてたんだ」

    十神「そうか、そういえばあそこはまだ入る手段が無くて未探索だったな……それで、何か見つけたのか?」

    七海「ううん、入る手段は何も……」

    七海「あ、でも>>327なら拾ったよ」


    七海が拾った物とは?:>>327
  327. 327 : : 2016/10/28(金) 23:23:52
    空っぽな薬のビン
  328. 328 : : 2016/10/29(土) 00:00:36
    七海「空のビンなら拾ったよ」

    十神「ビン?」

    七海「うん……なんでこんなものが落ちてるのか不思議でさ」

    九頭龍「ンなもん、誰かが捨てたんだろ……」

    七海「それは無い……と、思うよ?」

    九頭龍「あ? なんでだよ」

    メカ狛枝「たしか修学旅行のしおりに、ごみのポイ捨ては厳禁、みたいなルールが載ってたはずだね」

    九頭龍「そういやそうだったな……けど、そのルール破ったからってどうなるってんだ?」

    モノミ「はい、島中にサイレンが鳴り響きまちゅ!」

    左右田「うおおおおおッ!? ……ってモノミかよ! 急に出てきて脅かすんじゃねーって!」

    モノミ「すみまちぇん……」

    モノミ「それにしても……また生徒が死んでしまうなんて……憎きモノクマめ……! こうなったらあちしも最終手段でちゅ!」

    メカ狛枝(……言うだけ言って、どこか行っちゃった)

    十神「ともかく、だ。モノミの言葉が事実ならば、そのビンは捨てられていたものというわけではないようだ」

    辺古山「だが、それならばいったいどういう事になるのだ?」

    日向「捨てたんじゃなくて……誰かが“置いた”だけなら、サイレンは鳴らないんじゃないか?」

    ソニア「なるほど……可能性はありますね」

    七海「……それか、単なる落とし物とも考えられるし。一応誰のものかあとで訊こうと思って回収しておいたんだ」

    十神「ということは、この場に現物があるのか?」

    七海「うん。……これだよ」

    メカ狛枝(ふむ……どこにでもありそうなビンだね)

    七海「心当たりのある人……いるかな?」

    メカ狛枝(だけど、自分のものだと申告する人は居なくて……)

    罪木「あの……」

    小泉「蜜柑ちゃんの?」

    罪木「あ、いえ……そういうわけじゃなくてですね……」

    西園寺「じゃあ黙っててよね……」

    弐大「そう言うな。……罪木よぉ、心当たり自体はあるっちゅう事じゃな?」

    罪木「あ、はい……えっと、私の物というわけではないんですが、それと同じビンを二の島のドラッグストアで見たことがありまして」

    田中「なるほどな……瘴気渦巻く闇の雫……それが収められていた瓶だというのだな?」

    罪木「……? えっと……?」

    メカ狛枝「……本当に田中クンの言うような、毒薬のビンだったの?」

    罪木「はわぁ! そ、そういう……!」

    終里「田中の事はいいとしてよ、毒ってのはマジなのか、罪木?」

    罪木「あ、いえ……私も見たことがあっただけで……何のビンだったかまでは……」

    西園寺「なんだ、分かんないんじゃん。使えないなー」

    十神「そう言うな。……だがそうなると、ドラッグストアで同じビンを探しておくのも必要かもしれんな。もし本当に毒薬が入っていたものならば、澪田の殺害に使用されたものの可能性が高い」

    日向「そうか、モノクマファイルには死因が記載されていないんだったな」

    小泉「目立った外傷がないって事は毒殺の可能性も結構高いんだ……」

    十神「そういう事だ」

    十神「さて……七海の話はこんな所か。次は俺から話そう」

    十神「俺は>>329にいたぞ」


    十神の居た場所を、レストラン、ホテルを除いた十神が現状入ることのできる施設の中から一ヶ所選択してください(自分のコテージはアリ)。
  329. 329 : : 2016/10/29(土) 01:47:06
    ビーチハウス
  330. 330 : : 2016/10/29(土) 22:22:39
    十神「俺は二の島のチャンドラービーチに設えられているビーチハウスにいたぞ」

    西園寺「ビーチハウス? なんでまたそんなトコに……」

    十神「フン、別に俺が行きたくて行ったわけではない」

    七海「って事は、誰かの用事に付き合ってたって事?」

    十神「ああ。>>331の要望だ」


    十神自身、モノクマ、モノミ(ウサミ)、小泉、西園寺、七海、罪木、狛枝、メカ狛枝、花村、澪田を除いた参加メンバーの中から一名を選択お願いします。
  331. 331 : : 2016/10/29(土) 22:44:15
    ソニア
  332. 332 : : 2016/10/31(月) 21:32:59
    十神「ソニアの要望だ」

    ソニア「はい、そうなのです」

    日向「なんでまたビーチハウスなんかに行ったんだ?」

    ソニア「実は今更なのですが……以前、あのビーチでバーベキューをしましたよね?」

    左右田「ええ、しましたね……」

    ソニア「あの時、ハンケチーフを落としてしまったようなのです。それに今朝気がつきまして……たまたまその時、近くにいらした十神さんにお手伝いをお願いしたのです」

    九頭龍「じゃあ、ずっとそのハンカチを探してたってワケか」

    ソニア「はい。ビーチ自体はさっと目を通せばだいたい分かりますから、ビーチハウスの方を探していました」

    日向「なるほどな」

    メカ狛枝「ちなみにそのハンカチは見つかったの?」


    見つかったか見つからなかったか?:>>333
    ※どちらにせよハンカチ以外に何か発見した場合、それも併記お願いします。
  333. 333 : : 2016/10/31(月) 22:05:02
    見つかった + 携帯ゲーム機の電池フタ も一緒にあった
  334. 334 : : 2016/11/03(木) 22:27:28
    ソニア「はい、見つけられましたよ」

    メカ狛枝「うん、そっか」

    十神「ハンカチの有無の確認など、事件には関係ないと思うがな」

    メカ狛枝「いや、見つかったって事はさ、事件のあった時間確かにハンカチを探していた、って事の証明になると思ってね。ソニアさんと十神クンの共犯って線を追うなら必要な情報だと思ったんだ」

    十神「なるほどな。……だがまあ、それでは証明にはならんだろう。最初からハンカチを無くした、という状況そのものが嘘の可能性も追わねばならんだろう?」

    メカ狛枝「うーん、それもそっか」

    ソニア「ああ、そういえば」

    左右田「どうかしたんですか、ソニアさん?」

    ソニア「ハンカチと一緒に、このような物も発見したのですが、これって左右田さんのものだったりしませんか? 何かの部品みたいに見えたので……」

    メカ狛枝(そう言ってソニアさんは何か小さくて平たい板のようなものを取り出した)

    左右田「ん? いや……オレのじゃないっすね。ってか、何なのかもよくわかんないっすよ……」

    七海「それは……!」

    日向「七海? 心当たりあるのか?」

    七海「電池のフタだよ!」

    左右田「は? 電池? ……フタ?」

    七海「うん、少し古い型の携帯ゲーム機は電池で動いてたでしょ? DSとかPSPになると充電式になったからめっきり見なくなったけど」

    弐大「噴ッ……。そりゃあワシには見覚えが無いはずじゃわい」

    九頭龍「オレはガキの頃ちっとだけ触った事あっけどよ……そんなんじゃなかったと思うぜ? ゲームボーイとかゲームボーイアドバンスの事だよな?」

    七海「そうだけど、これは違うよ」

    九頭龍「あ?」

    七海「これ、ゲームギアのだよ!」

    左右田「げーむぎあ……」

    日向「よく分かるな、そんなの……」

    ソニア「それでは、これは七海さんのものなのでしょうか?」

    七海「うーん、私もさすがにゲームギアは今持ってないからなあ」

    小泉「たしか三の島に電気街があったよね? そこにあったのかな」

    七海「んー、そうかも……一通り見たつもりだったんだけどな」

    ソニア「では、結局これはどうしてビーチハウスに落ちていたんでしょう……?」

    辺古山「謎だな……」

    十神「まあ、分からんものを幾ら考えたところで仕方あるまい。……念のため、最終確認だが他にこれに見覚えのある者、心当たりのある者はいないな?」

    メカ狛枝(うーん……誰も名乗りを上げないね)

    十神「そうか、分かった。ではこの話は一度ここで区切ろう。事件に関係するかも不明だしな」

    終里「つーかそもそも病院で起きた事件だろ? ビーチハウスは関係ねーだろ」

    十神「そうだと確定できるわけではないが……ひとまずはアリバイ確認に戻ろう。次は……そうだな、終里。お前はどこで何をしていた?」

    終里「オレか? オレは……」


    >>335
    終里の居た場所を、病院、レストラン、ホテル、チャンドラービーチ、ビーチハウスを除いた十神が現状入ることのできる施設の中から一ヶ所選択してください(自分のコテージはアリ)。

    また、誰かと一緒にいたかいなかったか、いた場合はその人物を九頭龍、左右田、田中、弐大、日向、辺古山の中から最大二名まで併記お願いします。
  335. 335 : : 2016/11/04(金) 20:00:26
    コテージで弐大
  336. 336 : : 2016/11/05(土) 00:34:59
    終里「コテージにいたぜ」

    日向「それはお前のコテージか?」

    終里「おう」

    十神「一人で過ごしていたのか?」

    終里「いや、弐大のオッサンもいたぜ」

    弐大「応ッ! トレーニングの後にも調整は必要じゃからな」

    メカ狛枝(調整……って、もしかして前にボクも受けた“アレ”の事かな?)

    十神「ふむ、それはこの時間ずっとコテージにいたという事でいいのか?」

    弐大「そうじゃな、トレーニングを終えたのがだいたい、午後二時を回った頃じゃったから……移動の時間を考えても、十分もかからんじゃろ。それから小泉が呼びに来るまでずっとコテージにおったな」

    小泉「うん、私が二人に声かけたのもたしかに赤音ちゃんのコテージでのことだったから、そこは間違いないよ」

    十神「そうか、なるほどな……ではコテージに居る際、何か気が付いた事、変わった事などはなかったか?」

    終里「そう言われてもな」

    弐大「そういえば……」

    ソニア「何かあったのですか?」

    弐大「事件に関係あるかは分からんのじゃが」


    弐大が終里のコテージで気が付いた事、もしくは変わった事とは?:>>337
  337. 337 : : 2016/11/05(土) 00:47:51
    終里が前の日に着てた下着とかをコテージ内に脱ぎ散らかしたままにしていた
    コテージに男(弐大)を招き入れてるのに色々と無防備すぎる
  338. 338 : : 2016/11/07(月) 20:14:41
    弐大「終里よ、ワシと今日トレーニングをする前なんじゃが……何しとったんじゃあ?」

    終里「あ? 別に、メシ食ってたくらいだぜ?」

    弐大「それはコテージでじゃな?」

    終里「おう、昼メシをロケットパンチマーケットで適当に見繕って持って帰ったんだ」

    弐大「ふむ。その点に関しては道理でじゃが……」

    十神「何がそんなに引っかかっている?」

    弐大「いや、終里よ。お前さん、ちとコテージの中が散らかりすぎじゃぞ」

    終里「はあ?」

    弐大「食うのはいいが、食った後のゴミはちゃんとゴミ箱に捨てるべきじゃ。それに……」

    メカ弐大「それに?」

    弐大「衣類も脱ぎ散らかしたままじゃったな」

    日向「パンツは?」

    弐大「パンツもじゃ」

    ソニア「えっ!?」

    終里「別に、見られて困るモンでもねーだろ?」

    小泉「いや、困るでしょ……」

    弐大「もうちっと、その辺りの倫理観は覚えておくべきじゃあ!」

    終里「なんだよ、メンドクセーなあ」

    十神「……それで、弐大」

    弐大「なんじゃあ?」

    十神「それがどう事件と関係すると思ったのか、言え」

    弐大「いや、ああも散らかっていては終里の私物が何か無くなっていたとしても気付けんじゃろうと思ってな。何かを盗み出され、犯行に使われている可能性もあるかと思ってな」

    十神「ふむ……だが仮にそうだとしても、なにかが無くなっているか、いないかは終里にしか分からん事だ」

    弐大「それもそうじゃな……」

    十神「どうなんだ。終里、なにか心当たりはあるか?」

    終里「んや、ねーぜ」

    十神「そうか。なら一度この話は区切るぞ」

    十神「では次だな。次は九頭龍、お前だ。どこで何をしていた?」

    九頭龍「オレか」


    >>339
    九頭龍の居た場所を、病院、レストラン、ホテル、チャンドラービーチ、ビーチハウスを除いた九頭龍が現状入ることのできる施設の中から一ヶ所選択してください(自分のコテージはアリ)。

    また、誰かと一緒にいたかいなかったか、いた場合はその人物を九頭龍、左右田、田中、日向、辺古山の中から最大二名まで併記お願いします。
  339. 339 : : 2016/11/07(月) 20:52:47
    牧場に辺古山と田中と一緒にいた
  340. 340 : : 2016/11/11(金) 22:56:12
    九頭龍「オレは牧場に居たぜ」

    十神「という事は、一の島だな?」

    九頭龍「ああ。あの場には辺古山と……それに田中のヤローもいやがったな。証人ってヤツになるんじゃねえか?」

    十神「ふむ。事実か?」

    辺古山「ああ、間違いない」

    田中「フ、九頭龍と辺古山両名が彼の地に赴いていた事は事実だ……全てを見通す我が邪眼の力を以ってすればこの程度の真実、わけなく知る事が出来よう」

    メカ狛枝「つまり三人は一緒にいたんだね」

    左右田「けどなんか、珍しい取り合わせだな……何してたんだ? いや、田中が牧場に居んのは分かるけどよ」

    九頭龍「散歩の途中で立ち寄っただけだ」

    辺古山「私もそのようなものだな……」

    十神「ふむ、まあ理由などはどうでもいいだろう。それで、事件の起こった時間、三人はずっとそこにいたと考えていいんだな?」

    九頭龍「ああ……まあ、そうだな。だいたいそんくれーになるはずだ」

    十神「では……牧場で何か気になる事や気が付いた事など、何か無かったか?」

    九頭龍「って言われてもな……」

    辺古山「私は特に気が付かなかったな」

    田中「フン、我が魔獣の力により空間が歪曲していたのだ。致し方あるまい?」

    左右田「どんな状況だよそりゃあ!」

    九頭龍「……ああ、待て」

    十神「どうした?」

    九頭龍「そういや>>341を拾ったんだったか」


    九頭龍が牧場で拾った物とは?:>>341
  341. 341 : : 2016/11/12(土) 00:33:36
    乾電池
  342. 342 : : 2016/11/13(日) 21:50:03
    えーと、関係するかどうかは今後の展開次第なのでどうなるか分かりませんが一応。


    九頭龍が拾った電池は単一か単二か単三か単四か?
    >>343
  343. 343 : : 2016/11/13(日) 22:24:30
    単4
  344. 344 : : 2016/11/13(日) 22:46:12
    九頭龍「そういや乾電池を拾ったんだったか」

    日向「乾電池?」

    七海「もしかして、単三電池六本だったりした?」

    九頭龍「あ? なんでだ?」

    七海「いや、ゲームギアは単三電池六本で動くから」

    九頭龍「ああ、ソニアの見つけたってアレか。いや、見つけたのはそもそも単四だぜ」

    七海「単四かあ……。それじゃあゲームボーイポケットだね」

    日向「やっぱり七海はゲーム基準なんだな」

    九頭龍「そういや……単四の電池って具体的に何に使われてんのか知らねえな」

    メカ狛枝「そういうのは左右田クンが詳しそうじゃない?」

    左右田「オレか? そうだな……まず電池ってのは数字が小さくなるほどデカいだろ?」

    西園寺「そのくらい、言われなくても知ってるし」

    左右田「ま、だよな。でまあ、要するに単四電池ってのは単三電池よりも小さいわけだが……つまりそれが用途に直結するんだよな」

    辺古山「つまりどういう事だ?」

    左右田「要するにだな、どの電池にしろ“電池をはめるスペースが必要”なわけだ。電池が小さいって事はその分電池のスペースを狭くできるから、小型製品に向いてるわけだ」

    七海「たしかに、ゲームボーイポケットはゲームボーイより小さかったもんね」

    左右田「いや、それはよく知らねーけどよ……」

    九頭龍「要するに、小さめの電化製品に利用されてるって事か」

    左右田「ああ、そういうこった」

    メカ狛枝(小さめの電化製品、ね)

    十神「だが……落ちていたのは牧場なのだろう? 牧場にそのようなものはあったか?」

    田中「少なくとも、森羅万象を識る俺様の英知の中には存在せんな」

    メカ狛枝「田中クンが知らないって事は、やっぱり牧場に落ちてたのは妙な話だよね」

    九頭龍「ああ……ま、事件に関係するかは分からんが、とりあえず話すだけは話したぜ」

    十神「分かった。さて、田中に辺古山は特に気が付いた事は無かったとの事だったな。それでは次は左右田だ。どこで何をしていた?」

    左右田「オレは……」


    >>345
    左右田の居た場所を、病院、レストラン、ホテル、チャンドラービーチ、ビーチハウス、牧場を除いた左右田が現状入ることのできる施設の中から一ヶ所選択してください(自分のコテージはアリ)。

    また、日向と一緒にいたかどうかも併記お願いします。
  345. 345 : : 2016/11/13(日) 23:41:00
    自分のコテージ 日向と一緒にいた
  346. 346 : : 2016/11/14(月) 23:56:36
    左右田「オレのコテージにいたぜ」

    日向「俺も一緒にいたからな、間違いないぞ」

    十神「ふむ、二人ずっと、事件のあった時間は左右田のコテージにいたという事だな?」

    日向「ああ」

    左右田「つっても、適当にくっちゃべってただけだけどよ」

    日向「そうなんだよな。だから特に何か話せるような事は……」

    十神「ちなみに小泉、お前はたしか終里のコテージに終里たちを呼びに行ったんだったな。という事は左右田と日向を呼んだのもお前だな?」

    小泉「…………う、うん、まあ」

    十神「なんだ? 歯切れが悪いな」

    左右田「あー……そりゃァ、なあ」

    日向「……? なんかあったっけか?」

    左右田「いやあったも何も、ありゃねーだろ!」

    十神「何かあったのか?」

    左右田「いや……なんつーかよォ」

    小泉「…………」

    日向「うーん、小泉が俺達を呼びに来た時の事だろ? あの時はたしか、小泉から話を聞いて……あ、そうそう。その前に小泉にパンツ返したんだっけ」

    西園寺「はあ!? 返したって何!?」

    日向「いや、落とし物としてメカ狛枝が拾ったのを預かってたんだ。だよな、メカ狛枝?」

    メカ狛枝「うん、間違いないよ」

    辺古山「そこで一度日向に預ける意味もよく分からないが、まあいいだろう……小泉の態度については理解できた」

    日向「ま、そのくらいだな」

    十神「ちっ、くだらん……で、他に何かなかったのか?」

    左右田「……そういやあ」

    十神「何かあったか?」

    左右田「んー、事件に関係あるかっつーとよく分かんねえけどな」


    左右田のコテージ内で左右田が気が付いた事とは?:>>347
  347. 347 : : 2016/11/15(火) 12:16:16
    自分の部屋の特殊ネジ用ドライバーが一本少なかった
  348. 348 : : 2016/11/15(火) 12:17:37
    ゲームギアは分解する際特殊ネジがあるためそれ用のドライバーが必要
    念のため補足
    知ってたらごめんなさい
  349. 349 : : 2016/11/15(火) 23:24:38
    >>348
    そこまで詳しくは知りませんでした。
    のでググってみたところ、特殊ネジっていろいろあるんですねえ……。

    ◆◆◆


    左右田「ドライバーが一本無くなってたんだよ」

    十神「ドライバーだと?」

    左右田「あァ。電気街で見つけたのを持って帰ったモンの中の一本なんだけどよ……」

    十神「管理を怠っていただけではないのか?」

    左右田「いやいや、怠るも何も、一度も使ってないヤツだったんだ」

    メカ狛枝「一度も使ってない……? つまり、予備として確保していたものの一つ、って事かな?」

    左右田「いや、そうじゃなくてな。あー……分かりやすく言うとだ。ドライバーって聞いてオメーらが思い浮かべんのってよ、プラスドライバーかマイナスドライバーか、まあそんなトコだろ?」

    弐大「そうじゃな……他にもあるんか?」

    左右田「ああ。特殊ネジってのがあってよ、それ用のドライバーもあるんだ」

    七海「特殊ネジ用……」

    九頭龍「なるほどな……」

    七海「ねえ、左右田くん」

    左右田「何だ?」

    七海「その無くなってたドライバーが対応してる特殊ネジって、どんな種類のものだったのかな? 数種類あるんだよね?」

    左右田「お、よく分かったな。けど、種類か? 型とか言っても伝わんねえだろうしな……」

    七海「もしかしてさ……」

    メカ狛枝(そう言って七海さんは取り出したメモ帳に何やら記し始め……)

    七海「こういう形状のネジを外すヤツだったりしない?」

    メカ狛枝(描き上がった図形をボクら全員に見せてくる)

    左右田「よくこんなの知ってんな、オメー。いや、合ってるけどよ」

    七海「合ってるんだね……うーん、これって偶然なのかなあ?」

    左右田「あ? どういう意味だよそりゃ……」

    七海「うん、このネジってね。さっきも話題に上がったゲームギアに使われてるんだ。修理とかで分解する時には必要になるんだけど……」

    十神「ここでもゲームギアが出てくるのか。だがそれは一体どういう事になるんだ?」

    七海「ちょっとそこまでは分からないかな……たまたま、偶然同じ特殊ネジ用のドライバーが無くなったってだけで無関係かもしれないし」

    日向「けど、そんな偶然ってあるのか?」

    辺古山「無い……とは、言い切れないだろうな」
  350. 350 : : 2016/11/16(水) 00:34:41
    十神「それも含めて今後の捜査次第だ」

    日向「さて、一応ここまでの情報を纏めておくぞ」


    【モノクマファイル2】

    被害者は澪田唯吹。
    病院内の病室、そのベッドの上で座り込むような姿勢で発見された。
    死亡時刻は午後四時半~午後六時。
    目立った外傷の類は見られない。

    ※ただし時刻については小泉の証言により、午後三時ごろには既に澪田の身に何かが起こっていた可能性あり。

    ※目立った外傷はないが、七海の拾った正体不明のビンにより毒殺説が浮上している。


    【各人物について】
    ・小泉  :午後五時前までホテルのレストランにいた。
          ホテルに出入りする人物の写真を撮っていたらしい。
          澪田の写真も数枚アリ。何かに怯えている様子。
          午後五時には約束のためライブハウスへ移動。
          西園寺と共に待つも現れない澪田を探すことに。
          捜索中、病院内の病室にて澪田の死体を発見。

    ・西園寺 :午後五時前まで四の島の遊園地で遊んでいた。
          その際、七海の姿を見かけたらしい。
          午後五時以降の流れは小泉と同じ。

    ・メカ狛枝:あちこちの探索をしていた。
          罪木と三の島で合流後病院へ向かい、澪田の死体を発見。
          その際、死体発見アナウンスが流れる。

    ・罪木  :ホテルのロビーにいた。
          怪我人がホテルに戻ってくるかもしれないと考え、待機していたとのこと。
          待機中、医療品を誤って壊してしまったため、その補充のために病院へ向かう。
          小泉の写真にも残っていない事から、罪木の移動は小泉がライブハウスへ向かって以降と考えられる。
          三の島到着以降の流れはメカ狛枝と同じ。

    ・七海  :四の島のネズミー城にいた。
          入る手段がないか調べていたらしい。
          その手段こそ発見できなかったものの、空のビンを拾う。
          ゴミのポイ捨ては修学旅行のルールに抵触し、島中にサイレンが鳴り響く。
          よって何かの理由で置かれた、もしくは落とし物という事になるが、心当たりは誰にもない。
          しかし罪木の証言により、ビン自体は二の島のドラッグストアにあるものだと判明。

    ・十神  :二の島のビーチハウスにソニアと共にいた。
          ソニアの探し物を手伝っていたらしい。

    ・ソニア :二の島のビーチハウスに十神と共にいた。
          十神と共に探し物をしていたらしい。
          探し物はハンカチ。バーベキューの際に落としたとの事。
          ハンカチは発見したがその際、ゲームギアの電池のフタも発見した。
          そこにあった理由、所有者共に不明。

    ・終里  :ホテルの終里のコテージに弐大と共にいた。
          トレーニング後の調整をしていたらしい。

    ・弐大  :ホテルの終里のコテージに終里と共にいた。
          トレーニング後の調整をしていたらしい。
          その際、終里の部屋の散らかりぶりが気になったとの事。
          何かが持ち出されていても終里は気付いていない可能性を指摘。

    ・九頭龍 :一の島の牧場に辺古山、田中と共にいた。
          散歩の途中で立ち寄ったらしい。
          その際、単四の乾電池を拾った。
          単四の電池は小型の電化製品が主な用途らしい。
          だが田中の証言によると、牧場には思い当たるものは無いとの事。

    ・辺古山 :一の島の牧場に九頭龍、田中と共にいた。
          散歩の途中で立ち寄ったらしい。
          特におかしな事には気が付かなかったとの事。

    ・田中  :一の島の牧場に九頭龍、辺古山と共にいた。
          普段からよくいる。
          特におかしな事には気が付かなかったとの事。

    ・左右田 :ホテルの左右田のコテージに日向と共にいた。
          適当に雑談をしていたらしい。
          その際、自身の特殊ネジ用のドライバーを一本紛失していることに気が付く。
          特殊ネジはゲームギアに使用されている物と同じとの事。
          ドライバー自体は三の島の電気街で入手した物。

    ・日向  :ホテルの左右田のコテージに左右田と共にいた。
          適当に雑談をしていたらしい。
          呼びに来た小泉にパンツを返したらしい。
          パンツ自体はメカ狛枝が拾った物だが、預かっていた。


    【現状手元にある物証】
    ・小泉の撮った写真
    ・空のビン
    ・ソニアのハンカチ
    ・ゲームギアの電池のフタ
    ・単四の乾電池
    ・小泉のパンツ


    日向「こんなところだな」

    小泉「ねえ、アタシのパンツを物証に含める意味ある?」
  351. 351 : : 2016/11/16(水) 22:28:43
    十神「ではこれから調べるべき事についてだが……」

    日向「やっぱりまずは小泉のパンツだよな……何故落ちていたのか……」

    十神「たしかにな」

    小泉「だから関係ないよね?」

    メカ狛枝「うーん……ボクとしては、“澪田さんの死因”と“澪田さんが怯えていた理由”、あたりが今回の事件のキモじゃないかと思うんだ」

    七海「私は“ゲームギアの電池のフタは事件に関係するか?”と、“左右田くんのコテージから消えたドライバーは関係するのか?”も気になるかな」

    辺古山「九頭龍が見つけたという“乾電池の用途”についても調べてみるべきか? 牧場での用途が無いならば事件に関係していないとも言い切れないだろう」

    罪木「あとは七海さんの拾った“空のビン”ですけど……これはドラッグストアで参照すれば確定できる情報かと思われます……」

    十神「ふむ。こんなところだろうか……?」

    左右田「強いて挙げんなら……“ホテルのロビーで罪木が医療品を壊した痕跡があるかどうか”程度じゃねーか?」

    ソニア「そうですね、現状調べるべきはこれらになるかと思います。……それでも十分多い気がしますが」

    十神「分かった。では各自解散の前に、ここの見張りを決めるぞ」

    罪木「あ、見張りではないんですけど……私はここで澪田さんの死因を特定していた方がいいですよね……?」

    十神「そうだな、頼むぞ。それで見張りだが……」

    終里「オレがやるぜ、どーせ調べてもオレに何か分かるとも思えねーしよ」

    十神「そうか、ではもう一人だが……」

    弐大「噴ッ、ワシでいいじゃろ、終里と似たようなもんじゃしな」

    十神「……分かった。では二人に任せる。では各自、裁判の時間までしっかりと調べておけ、いいな?」

    メカ狛枝(そう言って、十神クンはどこかの調査に向かって行った)

    メカ狛枝(……さて、ボクも動かないと。どこの捜査に行こうかな?)


    メカ狛枝がまず捜査に向かう場所は?:>>352
    ※これまで調べるべきと言われていなかった場所であったとしても、メカ狛枝が現状入ることのできる、原作に存在する施設ならどこでもOKです。
  352. 352 : : 2016/11/19(土) 04:49:03
    澪田の死体がある部屋
    できれば罪木に検死をお願いしたい・・
    せめて自殺になってくれ・・・
  353. 353 : : 2016/11/19(土) 07:44:31
    >>352
    どうなるかは今後次第ですが、まあどうなるにせよ何とか事件自体の形は綺麗に整えたい所存。

    ◆◆◆


    メカ狛枝(やっぱりまずは現場を調べてみるべきかな……)

    メカ狛枝(えっと、この場に残ってるのは見張りの弐大クン、終里さんに検死をしている罪木さん、それと……)

    メカ狛枝「あ、小泉さん」

    小泉「どうかした?」

    メカ狛枝「いやさ、さっきも一度話題に上がったけど、小泉さんが澪田さんを発見してしばらくしてから現場の写真を撮ったって話だったよね」

    小泉「ええ、撮ったけど……」

    メカ狛枝「もう一度見せてもらえないかな?」

    小泉「いいけど、なんでまた?」

    メカ狛枝(カメラを受け取り、確認しながらボクは答える)

    メカ狛枝「この写真に写ってるのは小泉さんが発見した直後の様子が映し出されてる。もしこの写真と現状に一致しないところ……つまり、なにかが無くなっていたり増えていたり、そこまで行かなくても位置が変わっていたり」

    メカ狛枝「そういう事もあるかもしれないと思ってね」

    小泉「ああ、なるほど……それで、どう?」


    小泉の撮った発見後の写真と現状で部屋の中に変化はある?:>>354
    ※ある場合、その変化内容も一緒にお願いします。
  354. 354 : : 2016/11/19(土) 09:07:33
    なし
  355. 355 : : 2016/11/19(土) 22:42:25
    メカ狛枝「うーん、ボクの思い過ごしだったみたいだ。特に写真と変化のあるところは見受けられないね」

    小泉「そっか……」

    メカ狛枝「じゃ、ひとまず捜査を……」

    弐大「のう、メカ狛枝よ」

    メカ狛枝「弐大クン? どうかした?」

    弐大「いや、ふと気になった事があるんじゃが……」

    メカ狛枝「何か見つけたの?」

    弐大「いや、見つけたっちゅうわけじゃあねーんだがな。今回の事件、“何故澪田は殺されなければならなかった”んじゃあ?」

    メカ狛枝「そうか……そういえば動機も明らかになっていないね」

    メカ狛枝(これまでモノクマが提示してきた動機は性癖の暴露、秘密の暴露、巨額の偽金、モノミの改造……秘密の方は現状、辺古山さんと左右田クンしか発表されていなかったはずだね)

    メカ狛枝(そのどちらも澪田さんとは関係ないし……)

    メカ狛枝「それもこの捜査の中で明らかにするしかないね……。少なくとも、モノクマの提示してきた動機が関連するとは思えないけどさ」

    弐大「そうじゃのう……あれで殺人が起きるとは思えんわい」

    メカ狛枝「だよね……」

    メカ狛枝(さて、それじゃあ改めて現場を調べてみようか)

    メカ狛枝(……? これは……)


    メカ狛枝が現場で見つけたもの:>>356
  356. 356 : : 2016/11/20(日) 07:55:04
    遺書
  357. 357 : : 2016/11/20(日) 21:45:40
    Oh……。
    >>231の四番目の項目のため、≪クロを直接名指しするような物≫は捻じ曲がるのです。
    よって……。

    ◆◆◆


    メカ狛枝(これは……いや、一度読んでみよう)

    メカ狛枝(えっと……)


    全てを知ってしまった。
    もはや死ぬしかない。


    メカ狛枝「えっ、これだけ……?」

    終里「あん? どうしたよ?」

    メカ狛枝「いや、こんなものを見つけたんだけどさ」

    罪木「これは……はわぁ!? 遺書ですか!?」

    メカ狛枝「だと、思ったんだけど……これはどうやら、捏造されたものだね」

    小泉「捏造って……なんでそんな事分かるの?」

    メカ狛枝「理由が一つじゃないからだよ」

    弐大「幾つかある、っちゅう事か」

    メカ狛枝「まず一つ目、これが手書きじゃない、って点だ」

    小泉「たしかに、ワープロみたいだけど……あれ、でもそんなのってこの島で用意できたっけ?」

    メカ狛枝「三の島の電気街ででも用意したんじゃないかな。あそこには使えるものも多いしさ」

    罪木「たしかにそれなら……」

    メカ狛枝「それで二つ目、あまりにも書いてる事が曖昧すぎて、本人じゃなくたって書ける事しか書いてないって点」

    終里「たしかに……こんくれーならオレにだって書けそうだぜ」

    メカ狛枝「うん。書くだけならこの場にいる……いや、この島にいる誰にだって出来るシロモノだよ」

    メカ狛枝「そして最後。どこにも澪田さんの名前が書かれていない点」

    弐大「言われてみれば……そうじゃのう」

    メカ狛枝「もしこれが本当に澪田さんが遺したものなら、名前くらい書くでしょ」

    終里「って事は……どういう事になんだよ?」

    メカ狛枝「クロは澪田さんの自殺に見せかけたかった、って事……逆に言えば、他殺確定って事だよ」

    弐大「苦ッ……皆を疑わねばならんのか……」
  358. 358 : : 2016/11/20(日) 21:48:39
    メカ狛枝(さて、現場の捜査はこのくらいかな……?)

    メカ狛枝(検死結果はそんなにすぐに出るものでもないだろうから、別の場所を調べに向かった方がいいかな)

    メカ狛枝(さて、どこへ向かおうか……)


    次に捜査に向かう場所:>>359
    ※メカ狛枝が現状入ることのできる、原作に存在する事件現場(病院の、ロビーから見て二つ目の病室)施設から一ヶ所選択をお願いします。
  359. 359 : : 2016/11/20(日) 23:40:18
    電気街
  360. 360 : : 2016/11/21(月) 23:57:44
    ― 電気街 ―


    メカ狛枝「さて、と」

    メカ狛枝(ここで調べるべきは、左右田クンの言っていた特殊ネジ用のドライバーを探す事、ゲームギアがあるかどうかを探す事……それから、さっきの捏造された遺書を用意できそうな、問題なく使用できるPCや印刷機も探すべきだね)

    メカ狛枝(そんな事を念頭に置き、歩き出すと……)

    左右田「お? 狛枝じゃねーか」

    メカ狛枝「あ、左右田クン。左右田クンもここの捜査に?」

    メカ狛枝(背後から、左右田クンに声をかけられた)

    左右田「あァ……ここで調べる事も多そうだしな」

    メカ狛枝「そうなんだよね……あ、そうそう。左右田クン、一つ訊いてもいいかな?」

    左右田「ん、何だ?」

    メカ狛枝「左右田クンがさっき言ってた、特殊ネジ用のドライバーってここから持ち出した物なんだよね? どこにあったの?」

    左右田「ああ、アレか。んじゃ、ちっと案内するぜ」

    メカ狛枝「ありがとう」

    メカ狛枝(左右田クンの案内に付き従い、特殊ネジ用のドライバーを入手したらしい店へと入る)

    メカ狛枝(一応、調べてみよう……)


    特殊ネジ用のドライバーは店内にある?:>>361
  361. 361 : : 2016/11/22(火) 00:05:26
    あった
  362. 362 : : 2016/11/22(火) 00:27:36
    メカ狛枝「あ、左右田クン、特殊ネジ用のドライバーってもしかして、これ?」

    左右田「お? あ、それに間違いねーぜ」

    メカ狛枝「そう、か……」

    左右田「あ? 見つけたってのに難しい顔してんな。どうしたんだ?」

    メカ狛枝「だってさ、つまり電気街に来ると見つけられる物って事がこれで証明されたんだよ? わざわざ左右田クンのコテージに侵入して盗み出すようなリスクを犯す必要性が無いんだ」

    左右田「そうか……たしかに言われてみりゃそうなるよな」

    メカ狛枝「電気街からドライバーを持ち出す事の出来ない、何か理由があるって事になるんだろうけど……」

    左右田「わっかんねえな……」

    メカ狛枝「……だよね」

    メカ狛枝(ひとまず、これは覚えておくとして次の事を調べよう)

    メカ狛枝「ま、結論を出すのは学級裁判でも遅くは無いでしょ。次は……あ、そうそう。左右田クン、起動が可能な状態になっててすぐにでも使えるようなPCってどこにあるか分かる?」

    左右田「へ? なんでまた?」

    メカ狛枝「あ、そっか。左右田クンは知らないんだったね……」

    メカ狛枝(ってわけで、左右田クンにさっきの捏造遺書の件を伝えた)

    左右田「そんなモンがあったのか……」

    メカ狛枝「うん、だから電気街にある物で作れそうなら、調べておかないと、と思って」

    左右田「そういう事なら、そっちも案内するぜ」

    メカ狛枝(というわけで、今度はPCを見に向かう事にした)

    メカ狛枝(結論としては……起動可能なPCを扱っている場所は数店舗存在し、何処から持ち出された物かは特定が難しそうだという事になったけどね)

    メカ狛枝(そんな数店舗目の店の中で)

    左右田「……んー」

    メカ狛枝「どうかした?」

    左右田「いや……」

    左右田「>>363


    セリフ指定:>>363
    以下の選択肢から一つ選択してください。

    1.こりゃ、おかしくねえか?
    2.やっぱ違うな……
    3.なんか忘れてる気がすんだよな……
  363. 363 : : 2016/11/22(火) 05:41:11
  364. 364 : : 2016/11/23(水) 00:50:41
    左右田「こりゃ、おかしくねえか?」

    メカ狛枝「えっと、何が?」

    左右田「いや、ここまであちこち見て来たけどよォ……たしかにPC自体はあったぜ。あったけどよ」

    左右田「肝心の“印刷機”がどこにもねえ。どうやって印刷したんだ……?」

    メカ狛枝「そうか……たしかに、左右田クンの言う通りだ。印刷機が無いと、いくら文章を用意できても意味がないね」

    左右田「だろ? けど存在したって事は、印刷する方法が何かしらあったってわけで……一体犯人はどうやって印刷したんだ?」

    メカ狛枝「うーん、たとえばだけどさ」

    左右田「何だ?」

    メカ狛枝「印刷機はこの電気街に最初から、一つしか存在しなかったと考えると、クロが持ち帰った影響で電気街に存在しなくなった、って事はあり得るんじゃないかな?」

    左右田「あァ……なるほどな。けど、そうすると……クロの部屋には印刷機があるって事か?」

    メカ狛枝「どうだろ……処分されてる可能性は高いんじゃないかな?」

    左右田「そうか、そうなるか……誰かの部屋に残ってんなら一発だったってのによ」

    メカ狛枝(ま、もしそうだとしたらモノクマが他の人のコテージの捜査を許すはずは無いと思うけどね)
  365. 365 : : 2016/11/23(水) 00:58:17
    メカ狛枝「さて、電気街であと調べる事は一つかな」

    左右田「あ? 何調べるんだ?」

    メカ狛枝「決まってるよ、ゲームギアの存在の有無を確かめないと」

    左右田「あァ、それもあったんだったか。分かったぜ、ちょっと探してみるか」

    メカ狛枝(そんなわけで左右田クンとあちこちを探し回っていると……)

    メカ狛枝「あれ、七海さん?」

    七海「あ、メカ狛枝くんに左右田くん」

    左右田「七海もここ調べてたのか?」

    七海「うん。……ここって調べる事はそれなりにあるのに、事件に関係するかしないかイマイチ確証がないものばっかりだから後回しにされるんじゃないかって思って」

    メカ狛枝「なるほどね。……ところでボクらは今、ゲームギアを探す方面で調べてるんだけど。七海さんは詳しかったりするんじゃない?」

    七海「うん、ゲーム類のある場所はだいたい把握してるよ」

    左右田「そっか、じゃあ一緒に行こうぜ」

    七海「いいよ」

    メカ狛枝(七海さんと合流し、ボクらはゲームギアの捜索を再開した)


    ゲームギアは見つかる?:>>366
    ※また、以下の中のいずれかも一緒に選択お願いします。

    1.たくさん見つかる
    2.たくさん見つかるが、いくつかは壊れていて動かない
    3.たくさん見つかるが、ほとんどが壊れていて動かない
    4.わずかに発見できる
    5.一つも見つからない
    6.ジャンク類として一部のパーツのみなら発見できる
  366. 366 : : 2016/11/24(木) 02:15:50
  367. 367 : : 2016/11/29(火) 00:21:35
    メカ狛枝「うーん……こっちも動きそうにないな」

    七海「こっちは幾つかだけ、動きそうなのを見つけたけど……」

    左右田「修理すりゃあ何とかなりそうなのも多いけどよ、少なくとも今すぐ動くってのは少ねーみてーだな」

    七海「そっか……うーん……」

    メカ狛枝「何か引っかかる事でもあるの、七海さん?」

    七海「引っかかるというか、ちょっと考えごと、かな」

    左右田「考え事?」

    七海「うん。十神くんとソニアさんで見つけたあの電池のフタ……あれは最初から、何らかの目的で誰かが持っていたフタだけだったって事は無いかなって……」

    メカ狛枝「つまり、誰かがここからフタだけを持ち去ったんじゃないかって事?」

    七海「うん」

    左右田「何の意味があんだよ、フタだけ持ってってよ……」

    七海「そこまでは分からないけど、でも……可能性はやっぱり薄いかなって」

    左右田「まァ、フタだけあったってなあ」

    七海「それもなんだけど……左右田くんのドライバーの件も併せて考えると、やっぱりゲームギア本体があったって考えないとつじつまは合わないんだよね」

    メカ狛枝「尤も、その両者が事件に関係するか、どころか関わりがあるっていう確証は無いわけだけど」

    七海「そうなんだよね。うーん……難易度高いなあ……」

    メカ狛枝「けど、もし七海さんの考え……フタだけを持ち去った人物がいる可能性、っていうのが正しいとすると、ほとんどが壊れてるわけだから気兼ねせず持っていけそうなのも確かだよね」

    左右田「ま、そうかもな」

    七海「……うん、一応覚えておくだけ覚えておく事にして、今は別の事を調べよっか」

    メカ狛枝「うん、そうだね。他にも調べるべき事はいろいろあるんだし」

    左右田「だな。じゃあ一回解散しようぜ」

    メカ狛枝「了解だよ」


    メカ狛枝「さて、次に調査に向かう場所は……と」

    >>368
    ※メカ狛枝が現状入ることのできる、原作に存在する事件現場(病院の、ロビーから見て二つ目の病室)、電気街以外の施設から一ヶ所選択をお願いします。
  368. 368 : : 2016/11/29(火) 02:57:17
    レストラン
  369. 370 : : 2016/12/01(木) 00:13:07
    ― レストラン ―


    メカ狛枝(ここから小泉さんが外の写真を撮ってたんだったね)

    メカ狛枝(だからと言って改めて捜査するような事はあったかな……?)

    メカ狛枝(写真を撮っていたってだけなら、それを証明するような物がこの場所に残っているような事も無いだろうし……)

    メカ狛枝(そんな事を考えながら外を眺めてみる)

    メカ狛枝(……この景色の中、澪田さんは何かに怯えていた)

    メカ狛枝(一体何に?)

    メカ狛枝(…………)

    メカ狛枝(ん? あれは……>>371? ホテルの捜査に来たのかな)


    ホテルを訪れた人物とは?:>>371
    ※メカ狛枝、狛枝、モノクマ、モノミ、ウサミ、花村、澪田、弐大、終里、小泉、罪木、左右田、七海以外の修学旅行参加メンバーから一人選択をお願いします。
  370. 371 : : 2016/12/01(木) 10:07:58
    モノミ
  371. 372 : : 2016/12/01(木) 10:10:55
    すみません「以外」を見落としていました
    西園寺で
  372. 373 : : 2016/12/11(日) 01:33:10
    メカ狛枝「おーい、西園寺さーん!」

    メカ狛枝(レストランから西園寺さんの居るプールサイドへ向かって呼びかける。するとしばらくして……)

    西園寺「メカ狛枝おにぃもここにいたんだー」

    メカ狛枝「うん。小泉さんの撮った写真の中で怯えた様子だった澪田さん……その理由をここから考えてみたら何か分かるかと思ってね」

    西園寺「ふーん……で、分かったの?」

    メカ狛枝「いや、それがやっぱり分からないんだよね」

    西園寺「ま、そりゃそうだよねー」

    メカ狛枝「西園寺さんはどうしてここに?」

    西園寺「どうしても何も、ちょっと休憩するくらいいいじゃん」

    メカ狛枝「休憩ね……まあ、その余裕がある事はいい事だと思うよ」

    メカ狛枝「っと……そういえば西園寺さんはここまでの捜査で何か分かった?」

    西園寺「んー? えっとねえ……」


    西園寺が捜査した場所は?:>>374
    ※西園寺の個室を除いた西園寺が現状入る事の出来る原作に存在する施設の中から、メカ狛枝がここまで捜査した事件現場、電気街及びレストラン、以外の施設から一ヶ所選択をお願いします。
  373. 375 : : 2016/12/13(火) 22:56:20
    旧館
  374. 376 : : 2016/12/19(月) 17:55:44
    別作品で申し訳ありませんが、
    更新していないのがすごいことになってますよ。
  375. 377 : : 2016/12/21(水) 18:06:43
    漢方専門店:http://zzleshirts.com/
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    バイアグラUSA純正品(VIAGRA):http://zzleshirts.com/p657.html
    King Wolf狼王戦宝(新二代)販売:http://zzleshirts.com/p655.html
  376. 378 : : 2020/10/27(火) 14:21:51
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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