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小町「お兄ちゃんそのカラコンいつ外すの?」

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  1. 1 : : 2016/10/07(金) 20:15:50
    月曜日

    八幡「さぁな、一生続けるかもな」ピト

    小町「意味不明だよ。せっかくイケメンなのに」

    八幡「うっかり、ギアス発動させたらまずいしな」ピト
    (勿論俺にそんな能力はない。命拾いしたなリア充共)

    小町「うげー腐りぃちゃんになっちゃた。でも小町はそんなお兄ちゃんも好きだよ」アッイマノコマチテキニ…

    八幡「遅刻するから行くぞ」

    ……………

    八幡(校門をくぐると憂鬱になり、階段を登ってると鬱になる)スタスタ

    沙希「キャッ」ズル

    八幡「うわっとっ」ダキ

    沙希「いててて、ごめん大丈夫?」

    八幡「おう…えっとかわ、かわ」

    沙希「ひ、比企谷!?///」

    八幡「あーと川崎?」

    沙希「いい加減覚えてよね。あと、そろそろ…」

    結衣「あー!ヒッキーがサキサキにセクハラしてる」

    八幡「え?わ、悪い」バッ
    (今の感触…)

    結衣「ヒッキーマヂキモい!エッチ、あとキモい」

    八幡「ばっか、誤解だつーの。これは…」

    沙希「別に変なことされてないよ。早く行かないと遅刻するから」スタスタ

    結衣「…」ムー

    ……………
  2. 2 : : 2016/10/07(金) 20:18:41
    彩加「はちまーん!」タッタッタッ

    八幡(綺麗な顔してるだろ?天使なんだせ。あー天使が駆け寄って来る。オートスキル魅了を発動しながら、何という癒し何という安らぎ。え?違うよ僕決してそっち系じゃないよ。耐性持ってないだけだよ。本当だよ?)

    ??「」ジーーー

    彩加「八幡今日もここで食べてるんだね」

    八幡「おう//、戸塚は昼練か?」

    彩加「うん、その前に八幡と少し話したくて来ちゃった。教室ではあまり出来なかったもんね」ニコ

    八幡「お、おうそうだな」ドキ
    (魅了されて、行動不能だょ。…もぅマヂ無理。俺そっち系でいいよ、いや駄目だけど、戸塚は天使だから頼んだらワンチャンあるんちゃう?プレイヤーさん取り敢えずセーブしよ)

    彩加「八幡どうしたの?そ、そんなに見つめないでょ」

    八幡「わ、悪いっ視線を伝って戸塚の目を汚しちゃいけないもんな」

    彩加「そんなことないよ。八幡あまり人と目を合わせないから皆分からないけど、目の奥がほんのり輝いて安心するし僕好きだな」ニコ

    八幡「………そうか、そう言ってくれると助かる」ドキドキ

    彩加「うん!じゃあ僕そろそろ行くね」タッタッタッ

    八幡(今日の戸塚マヂぱないわ。家帰ったら久しぶりに日記付けよ。いや待てよ、戸塚は産まれた時から天使度マックスのはずなのに、何で今日はこんなにも胸がざわつくんだ?)ドキドキ

    ??「」ジーーー

    八幡(なぜだ、どういうことなんだ?)ブツブツ

    ……………
  3. 3 : : 2016/10/07(金) 20:45:21


    ガラガラ
    八幡「うっす」

    雪乃「こんにちは、何か御用かしら?」

    八幡「………実は一つ依頼があry」

    雪乃「お断りします。目付きがいやらしいのと、声色がいやらしいのと前科がありそうなところがとてつもなく気持ち悪くて無理です。どうぞお帰りください」

    八幡「俺は部員でもなければ、依頼人にもなれないのかよ」
    (てか、このやり取り素で言ってる分あいつよりもムカつくな)

    雪乃「…もしかして、どん引き谷君?」

    八幡「へっ周りがどん引きしてくれた方がむしろ俺が生活しやすくなる。てか、お前人の顔覚えるの苦手なの?そんなんで苦労しないの?」

    雪乃「ごめんなさい。あなたのことを思い出すことはとても難しいわ。その唯一の特徴である腐った目を見るということは私にとってはとても苦痛なことなの」

    八幡「俺の特徴はそこだけですか」
    (マヂか?じゃあサングラス掛けたら俺完全にステルスヒッキーじゃん。やったじゃん)

    ガラガラ
    結衣「あー!ヒッキーいるし探してたしっ」

    八幡「いや、普通に直で来たんだけど」
    (ステルスヒッキー既に炸裂してんじゃん。おバカの子に対して)

    結衣「てか、朝のこと説明してよ。何でサキサキのこと抱いてたの?」バッ

    雪乃「いつかやると思っていたけれど、今日とはねサキハラ谷君。由比ヶ浜さんは川崎さんのメンタルケアを私は平塚先生に報告しに行くわ」

    八幡「待て!冤罪だ。俺はやってない」

    結衣「ヒッキーそのセリフ」
    雪乃「痴漢がばれたときの第一声ね」

    八幡「違う、違うんだ。それでも俺はやってない」

    雪乃「そこまで言うなら弁解して…できるものならしてみなさい」

    八幡「いや、普通に階段登っていたら前にいた川崎が踏み外して、転びそうになったから俺が支えただけだ」

    結衣「ダウト!支えたというより抱き締めてたじゃん」
    (裏山しい、私だってヒッキーに…)モジモジ

    雪乃「想像するに恋人同士がやるあれのことかしら」
    (今度比企谷君の登校時間に合わせて…)フフ

    八幡「だから俺は悪くない。お前らだって転ぶよりはましだと思うだろ」

    雪乃「難しいわね。大怪我せずに済むのいいのだけれど、あなたの腐った魚の目を間近に見たら一生心に消えない傷を負わされるものね」

    結衣「そう、そうだよ!ヒッキーの目間近に見たら一生病気通いになっちゃうし!キモいしっ」

    八幡「ヘイヘイ分かった。お前らが転びそうになっても手は出さねぇよ」

    雪乃「比企谷君、失望したわ。女性を見捨てるなんてあなたそれでも人間?」フンッ
    結衣「ヒッキーマヂ最低!普通に目を閉じればいいじゃん」ムスッ

    ……………
  4. 4 : : 2016/10/07(金) 22:16:52
    八幡(あの後も二人に何かとディスられ、瀕死状態で何とか我が家にたどり着いた)
    ガチャ

    八幡「たでーま」

    小町「お兄ちゃんお帰りー。まずは妹にする?jcにする?それともこ・ま ・ち?」キャピ

    八幡「飯、風呂、寝る。よろしくな」

    小町「その前に、そのカラコンなんとかする」ガシッ

    八幡「分かってるよ」
    (最近カラコン付けっぱなしにするのに慣れてきたな)

    ……………

    小町「お兄ちゃんお風呂空いたよ」

    八幡「なぁ、小町。お前俺がカラコンしてること、そのどう思ってる?」

    小町「なにいきなり、まぁぶっちゃけもう慣れてきたから気にしてないや」

    八幡「そっか」

    小町「まぁ、理由は何となくわかるけど。お兄ちゃんはやっぱ捻てるなと思うかな」

    八幡「お前は俺のことに関しちゃ何でも知ってるんだな」

    小町「そうだよーじゃおやすみ」

    八幡(風呂入って寝るか)

  5. 5 : : 2016/10/07(金) 22:19:24
    火曜日

    アイツかっこよくない?
    でもうち話しかけたら、超きょどってたよ
    何それうけるー
    てか、全体的に暗いよねー
    こっちまで暗くなるつーの
    私やたらと声掛けられんだけど、怖いわ
    あんた前に話し掛けたからでしょ、勘違いマヂキモい
    友達つくるのに必死じゃん、今頃になって
    友達一人いないボッチに誰が相手するかつーの
    名前も変だし、ひき、ひきが、ひきがえる?
    プハハハハー何それ超うける
    決まりねアイツのあだ名ヒキガエル
    キャハハハハ
    ハハハハ
    ―――
    ――

    ……………

    八幡(夢の中で過去のトラウマを見ることはよくある。なんてことはない。むしろ調子にのるな、勘違いするな、お前はイケてる奴じゃないと戒めてくれるから感謝してるまである。ありがとう、俺の脳これからいっぱいブドウ糖やるからな)ピッガコン

    八幡(さて、食べますか)

    沙希「ひ、比企谷」

    八幡(えーと、確か川谷×川上×川原×川崎◎)
    「よぉ、川崎」

    沙希「すごい時差あったけど、まぁいいや。これ、よかったら」

    八幡「弁当?なんで俺に」

    沙希「昨日助けてくれたじゃん。お礼言うの忘れたから………だからお礼の代わりに」

    八幡「あんなの咄嗟のことだったし、礼を言われる程のことじゃないだろ。パンも買ったし」

    沙希「助けられたことには変わりないじゃん。パンは夜食にでもすれば?」

    八幡「………じゃあ、ありがたく」

    沙希「私もここで食べるから」

    八幡「そうですか」

    ……………
  6. 6 : : 2016/10/08(土) 00:10:39
    八幡「ごちそうさま」

    沙希「ん、どうだった」

    八幡「肉じゃがの味が滲みてて旨かった。あと、卵焼きが絶妙だったね。やっは家庭によって違うんだな」

    沙希「そっか♪」

    八幡「うん、全部旨かったよ。料理上手なんだな」

    沙希「ま、まぁうち家族多いからね。料理は日常的にしてるし」

    八幡「へー」
    (さすがは長女。長男という生き物にはないスキルだ)

    沙希「………比企谷はいつもここで食べてるの?」

    八幡「見れば分かるだろ?てか、昨日覗いてし」

    沙希「うっ…気付いてたなら早く言ってよ///」

    八幡(本当に覗いてたのかよ、あれお前だったのか。犯人失格だぞ)
    「いや、普通に声掛ければって言ってもボッチには難しいことか。うん、分かるよ」

    沙希「あんた、戸塚と話してたし何か声掛けるタイミングが見つからなくて」

    八幡「悪い、変な気使わせたな。でも、ボッチ同士なら話してても変に思われないだろ」

    沙希「そうかな、まぁ噂される程注目されてないか」

    八幡「いや、お前の場合は美人だから目立つだろ……」ボソ
    (やっべー声に出してたわ。人と会話しないでいるとこうなるの?)

    沙希「び、美人って///アンタ馬鹿じゃないの?」

    八幡「…………なぁ、川崎……………そろそろ戻るわ!」スタッ
    (無かったことにしよう。僕は悪くない。勢いよく立つ、そのまま早足で教室に戻ろうとしたが、ここでパニックフェイス)

    ポロリ

    沙希「待って比企谷、あのさ…」

    八幡(やばいやばいやばい。まずいまずい。右の方取れちまった!取り敢えず見られる訳にはいかない!手で隠そう、あーくそっどこに落ちた?)

    沙希「って比企谷急にしゃがんでどうした!?」

    八幡「あーちょっとな」
    (見つけた!あれか)

    沙希「ねぇ、アンタ具合悪いんじゃないの?」ザッ

    八幡(……………何してくれてんのさ川崎さん。がっつり踏んじゃてくれてんじゃってんじゃん。僕のカラコンが靴底にこびりついてるのを確かに見た!)
    「川崎悪いけど、俺の鞄取ってきてくれないか?」

    川崎「は?なんで?」

    八幡「頼む!」
    (予備のが入ってるはず)

    ……………
  7. 7 : : 2016/10/08(土) 20:35:30
    川崎「ほら、持ってきたよ」

    八幡「ありがとう」ガサゴソ
    (確かここに、確かここら辺に、ってない!なんたる失態なんたる怠惰!普段小町に対して偉そうに忘れ物はないか?と言ってたくせに。これじゃあ、小町以下じゃねぇかって小町以下だった!お兄ちゃんなのに)

    沙希「アンタ、先からなに探してんのさ」スー

    八幡「いや、まぁ、ちょっとな」チラ
    (って川崎さん顔近い…………ッ!!)


    沙希「!?………アンタそれ」


    八幡「なんでもない!調子悪いから早退するわ」タッタッタッ

    沙希「ってちょっと待って!比企谷」

    ……………

    小町「え!?お兄ちゃん早退したの?」

    八幡「うん、罵倒していいぞなんなりと」

    小町「カラコン落としたからって、情けなさ過ぎでしょ」

    八幡「うぐっ、確かに。ごめんねこんな兄で」

    小町「まったくだよ。もうやめなよあんな面倒くさいの」

    八幡「いやすっかり慣れちまってるから、周りの反応がこえーよ」

    小町「お兄ちゃんは周りの目を気にする人だったの?周りの皆は露ほど気にしてないのに。てか、見てないし」

    八幡「いや、少なくとも奉仕部の二人にはな。いじり倒されるぞ」
    (待てよ、雪ノ下は俺の目だけを頼りにして俺を認識してると言ってたよな。じゃあ、裸眼だと本当にお前誰?状態じゃん)

    小町「いーや、結衣さんと雪乃さんにはむしろ見せるべきだよ!ポイント上がるってものですよ」キャー

    八幡「あいつらのポイントを上げてもな…………はぁ」





    八幡(川崎…やっぱ見られたよな)

  8. 8 : : 2016/10/15(土) 21:12:01
    水曜日

    八幡(戸塚には悪いことをしたな、ずる休みなのにあんなに心配してくれて。くっ心が痛い)ゴクゴク
    「甘い。で今日も来たのか?」

    沙希「別にアンタの場所でもないでしょ。迷惑?」

    八幡「いや、俺もちょうど弁当箱を二つ提げてる女子と話したいと思ってたところだ」

    沙希「何それ?…今日はたまたま作り過ぎたから、アンタにと思って」

    八幡「そ、そっか、まぁくれるなら。ありがたく」パカ
    「今日も旨そうだな。肉じゃがまた食べたいと思ってたわ」

    沙希「よかった、大志の好物なんだ」

    八幡「さすがブラコンは伊達しゃない」パクパク

    沙希「あ?アンタだって生粋のシスコンじゃん」モグモグ

    八幡「小町は可愛いすぎるから、しょうがないんだよ。大志とトレードしてみろお前3日でべた惚れになるから」モグモグ
    (まぁ、絶対やらないし。やったとしても大志はその日の内に追い出すけどな)

    沙希「確かに小町は可愛いけど、大志も将来逞しい男になってるから」パクパク

    八幡「ふーん、ごちそうさま。旨かった」
    (食事処 かわさき待ったなしだな。これ)

    沙希「お粗末様」

    八幡(さてさて、聞いてみるか?でも態度はいつも通り変わりないんだよな。どうしたものか)

    沙希「………」
    (聞いてみようかな?昨日言いそびれたし、でもうーんどうやって切り出せば)

    八幡「なぁ、川崎。言わなくていいのか?」

    沙希「え?な、なにを?」

    八幡「あーその…ほら、昨日俺に何か話そうとしてたみたいだったけど」

    沙希「あーうん。その……比企谷古文得意でしょ?私苦手だから教えて欲しいんだけど…」

    八幡「なんだそんなことか俺でよかったらいいぞ。弁当くれたし、ただより高いものは無いって言うしな」

    沙希「弁当はそういうつもりであげたわけじゃないって。でも、ありがとう」

    八幡「で、いつどこでやるの?俺これでも部活あるぞ」

    沙希「私的に予備校の自習室とか、あと迷惑じゃなかったら…休みの空いた日にとかどうかな」

    八幡(休日を潰してまで勉強会とか、いつもの俺だったら一蹴するところだが、口を衝いて出たのは)
    「分かった。いいぞ」
    (川崎の頼みごとはなるべく断りたくない。その理由は至極くだらないものではあるが)

    川崎「そっか、よかった。てっきりアンタは休日休みたい派かと思ってたから」

    八幡「まぁ、流石に受験意識してるからな。予鈴鳴ったぞ行くか」

    川崎「うん………」

    ……………
  9. 9 : : 2016/10/15(土) 21:14:45
    八幡(やっと終わった。水曜が一番憂鬱だな、休みを意識し出すのにしかしまだ遠い。はあーマッ缶飲んだら部室行くか)ゴクゴク

    沙希「ひ、比企谷」

    八幡「どうかした?」
    (なんでこいつは、俺を呼ぶとき一回躓くんだろう。まぁ、川崎ってすぐに出てこない俺も俺だけど)

    沙希「その連絡しやすいように、だから、番号教えて///」

    八幡「お、おうそうだな。悪い入力してくれ」ホイ
    (連絡先聞くなんて頑張ったな。うん、同じボッチとして尊敬するわ。耳まで赤くなっててって可愛いなサキサキ)

    沙希「え?私が打つんだ」スッスッ

    「…………比企谷、登録件数私と同じくらいだね…………」

    八幡「やめよう、お互い悲しくなるからやめよう」
    (俺レベルって相当だぞ!他人だけど自分のように心配してきた)

    結衣「やっはろー、ヒッキー、サキサキも」

    沙希「サキサキ言うな」

    八幡「ヒッキー言うな」

    結衣「ヒッキー嫌だったんだ!?ってなんかお話し中?」

    沙希「いや、もう終わったから。それじゃ」

    結衣「またねー。………んじゃ部室行こうか比企谷君」ニコ

    八幡(あーこれはあのパターンだ。いやだなー)

    ……………
  10. 10 : : 2016/11/30(水) 14:23:26
    期待です。誤字がありましたので、お互いに頑張りましょう
  11. 11 : : 2017/02/08(水) 18:38:43
    面白いです。続き期待です。(俺のssとちょっとだけ被っててすいません)
  12. 12 : : 2017/02/09(木) 03:53:28
    期待♪期待♪
  13. 13 : : 2019/10/07(月) 01:30:50
    このスレッドはえたりました。
    以上をもちまして終了です。
  14. 14 : : 2020/01/25(土) 04:38:34
    ↑なんだお前
  15. 15 : : 2020/04/18(土) 00:07:56
    期待してたの〜
    なのに終わったの〜
    悲しいの〜

    はぁ…みたかったな~、続き
  16. 16 : : 2020/06/14(日) 07:49:10
    続は?
  17. 17 : : 2020/06/14(日) 07:49:53
    俺結構好きな部類だから

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著者情報
kitutukikikiki

イエスマン

@kitutukikikiki

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