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苗木(♀)「超高校級の文化人」 江ノ島(♂)「ストーリー総集編!」 

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  1. 1 : : 2016/09/09(金) 16:21:18
    お待たせしました!

    苗木(♀)「超高校級の文化人」の続きで、

    苗木(♀)「超高校級の文化人」江ノ島「安価で学園生活だ!」の『ストーリーだけ』を書いた作品です。
    (続きはACT4からです)

    詳しくは上記のをご覧ください。


    ※苗木と江ノ島の性別が変わって、
    苗木が『超高校級の文化人』で
    江ノ島が『超高校級のモデル』をやってます。
  2. 2 : : 2016/09/09(金) 16:22:31
    A.M 7:00  ナエギの個室 

    苗木「う~~ん。」ノビー

    起きたらすぐにベッドを抜け出し、寝癖を直したら食道で朝ごはんを頂き、すぐさま校舎へと向かう。 これが毎朝のお決まりになってきた。

    私の名前は苗木静。 
    「超高校級の文化人」としてこの希望ヶ峰学園に入ってからすでに2日が過ぎた。

    苗木「おはよう」

    皆「おはよー」

    最初は緊張で中々話が続かなかった皆だけど、今では普通の友達として接してくれている。
  3. 3 : : 2016/09/09(金) 16:23:32
          ワイワイガヤガカ

    苗木「? 皆妙に騒がしいね。何かあったの?」 

     
    葉隠「何って今日は身体測定の日だべ。皆それで着替えてんべ」


    苗木「! 身体測定…忘れてた」ズーン


    葉隠「うおっ!?苗木っちがいきなりテンション下がったべ! 何か嫌な記憶でもあったんか?」


    苗木「イヤ、『あった』って言うか今もというか」


    身体測定、それは普段見て見ぬふりをして通じている事でも逃げられない運命を辿る最悪の時間。


    苗木(体重また増えてたらどうしよう)
  4. 4 : : 2016/09/09(金) 16:24:55

          そして計測タイム
      
    苗木「」ズーン


    朝日奈「うわっ!苗木ちゃんどうしたの!?」


    苗木「…去年と同じく体重が増え続けてるんだ。」アハハ


    朝日奈「そ、そんなの私だっておんなじだよ!ドーナツが止められなくって去年よりも4キロも増えちゃったよ!」


    大神「朝日奈よ、それは自慢できることでは無いぞ。」

    苗木「・・・朝日奈さんの身長と体重ってどれくらいだった?」


    朝日奈「え、えぇ!? 教えないとダメ!!?」


    苗木「お願い」


    大神「朝日奈よ。」


    朝日奈「うぅ分かったよ。」


    朝日奈「身長が160㎝で体重が50㎏だったよ?」


    苗木「アアアァァ~~~↓」ゼツボウ


    朝日奈「え、大丈夫! 苗木ちゃん!?」


    苗木「私の身長は153㎝で体重が朝日奈さんと同じ50㎏だよ」ションボリ


    朝日奈・大神「「…」」


    苗木「うぅ、何で7㎝も違うのに体重が一緒なんだろう」ガックリ


    大神(それは胸にそびえる2つの山が原因とは言えない)


    朝日奈(私よりも大きい。一体どれくらいなんだろう)


    苗木「あぅぅ」ポヨーン 

    苗木静 身長153㎝、体重50㎏
        B95 W70 H88




    男性陣(ヤベェ、希望が広がる)ジーーー

    (朝日奈・大神除く)女性陣「」イラッ
  5. 5 : : 2016/09/09(金) 16:26:06

    江ノ島「聞いたか残姉、Fカップだってよ。
    うぷぷ、お前が生きてる間にその半分でも成長すんのか?」


    戦刃「い、良いもん。 軍人は軽くて平らな方が向いてるし」ストーン


    江ノ島「ま、俺様には女どもの悩みなんか知ったこっちゃねーからな。」
     

    戦刃「盾くんは女になってもきっとモテるよ」


    江ノ島「ったりめーよ! 俺様は超絶完璧設定だからな!」


    江ノ島盾の測定結果
    身長183㎝ 体重70㎏ B 92
  6. 6 : : 2016/09/09(金) 16:27:38

    江ノ島盾(♂) 超高校級のモデル
    身長183㎏ 体重70㎏ B92

    双子の戦刃骸とは顔も性格も全く似てない。
    超高校級の名に恥じず、幅広い年齢層にファンを持つが、絶望的な飽き性であるため交際が長く続いたことがない。



    苗木静(♀) 超高校級の文化人 
    身長153㎝ 体重50㎏ B95 W70 H88 (Fカップ)

    音楽や芸術、料理に裁縫に果ては華道にまで才能を発揮する世界の希望。
    彼女の歌で意識不明の患者が目を覚ましたり、楽器を演奏しただけで自然がリズムに合わせてくるなど、常識では考えられない現象を引き起こす。
    そのため世間では『超自然級』なんて呼ばれてたりもする。
  7. 7 : : 2016/09/09(金) 16:29:25
          ACT2 希望の邂逅

    ここは希望ヶ峰学園の一年生教室…ではなくその1個上の二年生教室。


    左右田「なぁなぁ、オメーは気になんねーのかよ?」


    九頭龍「あ?何がだよ」

    左右田「決まってんだろ!最近入学してきた一年生のことだよ!」


    入学から二週間とちょっと。

    新しさに希望を抱くのは何も新入生だけではない。


    左右田「入学からもう何日も経ってんのに下の奴らときたら、まだ一回も顔を会わせに来ね~んだぜ?」


    九頭龍「別に顔を会わせなくちゃいけない決まりなんてねーんだから来る必要も無いだろ」


    左右田「そりゃそうだけど気になるじゃんかよ! 先輩がこんだけ待ち望んでんのに待たせる奴らには後できつく言ってやんなきゃな」


    九頭龍「そんな理不尽なこと言ってっと、先輩として敬われねーぞ?」


    そんな他愛のない会話をしていると、横から豚神が話って入ってきた。
  8. 8 : : 2016/09/09(金) 16:32:08
    豚神「フン、左右田にしては良いことを言うな。」


    左右田「だろ!?って俺にしては、ってどういう意味だ豚神!」


    九頭龍「あん?どういう意味だ」


    豚神「早いうちから行動を起こすのは良いということだ。俺達本学科の人間は他のどの学校と比べても数が少ない」


    豚神「そんな限られたコミュニケーションの中で、新しく来た後輩を利用しない手はないということだ」

    豚神(一年生ってどういった人達何だろう。みんな優しい人だったらいいな)ワクワク


    九頭龍「言い方が乱暴なのはいつもの事だから良いとして、まぁ言ってること自体はもっともだな。」


    狛枝「僕もその意見には賛成だな」ハハッ

    左右田「げ、出た!」


    狛枝「希望。 この世で絶対的な価値を持つそれは、自分以外の才能と触れ合う事によって更に磨きがかかる!
    君達の才能がどれ程の価値を持つのか、僕がそれを知らない訳じゃないよ?ただ君達みたいな超高校級の人間は、僕みたいなゴミクズと違ってその希望を更に素晴らしい希望に磨くための義務があるわけで」ドンッ!
     

    狛枝の止まない独論にストップをかけたのは、彼の上から降ってきた終里だった。


    終里「くっそ~、また負けた!」


    弐大「ガッハッハッ、まだまだ甘いぞぉぉーーー!!!」


    終里「ん?オイ狛枝、俺の下で何やってんだ?」


    豚神「気にするな。お前は良いことをしただけだ」
     

    九頭龍「ああ、見ろよ狛枝のヤツ。気絶しながら物理的な希望の踏み台とやらになれて嬉しそうだ」


    狛枝「」(*´∀`)ニパー


    左右田「スゲー羨まし、ゲフンゲフン、スゲーウザかったからナイスプレーだ」グッ


    終里「ふーんそっか。ところでオメーら何の話してんだ?」


    豚神「左右田が一年生と交流を持ちたいという話だ」 


    弐大「ホォ、中々に良い心掛けじゃのう。ワシもそこの大神と云うのと一戦交えてみたいと思っとったところじゃ」


    左右田「イヤ、そういう物騒な事のために行きたいんじゃねーから!」ガビーン


    九頭龍「じゃあテメーは何のために会いに往くんだよ?」


    左右田「そりゃあ勿論」

    花村「可愛い女の子達に会いに行くためでしょ!?」

    左右田「そうそう、ってちがu」


    九頭龍「やっぱりそういう魂胆か」
    豚神「愚民め」
    終里「しょーもな」
    弐大「お主は分かりやすいのぅ」
    小泉「左右田最低」
    澪田「和一ちゃんキメーっす!」タハー!
    西園寺「左右田おにぃは一生童貞のままなんだね~」プークスクス


    左右田「ってオイ!何で知らぬ間に3人も入ってきてんだよ!?」 


    澪田「あんだけ騒がしかったら唯吹じゃなくとも聞こえるっすよ!」


    小泉「それよりアンタ、遂には後輩にまで手を出すつもり!?」


    西園寺「止めときなって~。どうせ逃げられるか捕まるか殺されるかのどれかで終わっちゃうよ~?」


    左右田「だー!だからそういうのじゃねーって言ってんだろ!」
  9. 9 : : 2016/09/09(金) 16:34:02
    モノクマ「ハイ、じゃあ今日の授業はここまでね。」


    石丸「起立! 礼! ありがとうございました!」 
     

    アリガトウゴザイマシター


    苗木「フー、終わった~」ノビー


    今日も授業が滞りなく終了し、待ちに待った放課後がやって来た。  


    苗木「さてと、今日は何しようかな~♪」


    これからの事を考え、嬉しさに浸っていると


    葉隠「暇なのか、苗木っち!」
     

    苗木「キャアァ!?」


    すぐ後ろにいた葉隠くんに声をかけられた。
  10. 10 : : 2016/09/09(金) 16:35:25
    苗木「な、何?」


    こんな距離で女子に話しかけてくる彼のデリカシーの無さに、内心恐怖があったがそれが彼なので治すことは不可能だと感じた。 


    葉隠「苗木っちはこの後暇か?だったら俺っちとこの後一緒にどうだべ?」


    苗木「え、え~と」


    実はこの後、結構やりたい事が有ったりもする。


    苗木(最近ヴァイオリンに触れてないし、ピアノの点検もしようと思ってたし)


    葉隠「どうしたんだべ? もしかして嫌か?」


    苗木「ソ、そういう訳じゃないんだけど…」


    今までは仕事のせいで学校にも行かない時があったから、友達に予定を合わせるなんて滅多にしてこなかった。


    それが今、こんな形で私を悩ませるなんて。


    江ノ島「悪いな、苗木はこの後俺様と約束があるんだ!」

    苗葉「「え?」」


    そんな時、横から江ノ島くんが会話に割って入ってきた。
  11. 11 : : 2016/09/09(金) 16:39:13
          カツカツ コツコツ

    長い長い廊下を進む足跡は2つ。
    苗木と江ノ島のモノだった。


    苗木「さっきはありがとね」


    江ノ島「何が~?」


    苗木「さっきの件。私が困っていたからあんな嘘ついたんでしょ?」


    江ノ島「まぁな~。葉隠のバカには分からなかったみたいだけど」


    そこでクルッとこちらを向き


    江ノ島「お前、嘘を見抜くのは上手いけど、嘘をつくのは病的にヘタクソだな」ニヤニヤ
     

    苗木「そうかな?」


    江ノ島「そうだよ。現に葉隠のアホにまで気付かれるレベルの嘘だったけど、俺様の嘘は瞬時に見抜いて合わせてくるし」


    苗木「う~ん、どうだろうね。あの時は別に嘘をつく気なんて無かったから」


    江ノ島「知られたくないことを悟られた時点で、それは嘘を見抜かれたと同じ扱いになるんだよ」


    苗木「ふーん。でもさっきの言い分だとさ、『嘘を見抜いた後についた嘘は上手だった』ってことでしょ?」


    苗木「そこはどうなのかな?」ニコニコ


    江ノ島「あぁ!? いやそこは・・・」


    言い返そうにも上手い言葉が見つからない。


    江ノ島(おかしいな。いつもの感じならあんな失言しねーのに。)


    そう思い苗木を横目でチラリと覗いた。


    苗木「?」


    江ノ島(コイツと一緒にいると何でか分かんねーけど調子が狂うな)///


    苗木「? 江ノ島くん、顔が何だかあかく・・・」


    桑田「あ!いたいた。 苗木ちゃーん!」


    2人しかいなかった廊下に、苗木の声を遮るようにして桑田が現れた。


    桑田「・・・と、江ノ島も居んのかよ…」


    江ノ島「俺様が居たら何かまずい事でも?」 


    桑田「いんや~、別に。」


    桑田と江ノ島。
    二人の目からはバチバチと音となって聞こえるかのような熱い視線が飛び交う。


    しかしその事を当の本人である苗木は知る由もない。


    苗木「それで?私に何か用でも?」


    桑田「おっと、そうだ。こんな事してる場合じゃ無かった!」
       

    桑田「二人とも、今から教室に集合な!」


    江ノ島「は?今から?」


    桑田「そうだ! じゃあ俺は他の奴らも呼んでくるから先に行っててくれ」


    そう言うと桑田はまた走ってどこかに行ってしまった。


    苗木「何だったんだろう」


    江ノ島「さあな。とりあえず面白そうだし行ってみるか!」


    苗木「う~ん、せめてピアノの点検ぐらいはしておきたかったけど、仕方ないか」 


    江ノ島「さ、早く行こーぜ」


    苗木「あっ、待って!」


    江ノ島「ん?どうした?」


    苗木「・・・イヤ、何でもない…かな?」


    江ノ島「変なヤツ。 ほら、さっさと行くぞ!」
     

    苗木「うん!」 


    苗木(さっき江ノ島くんの顔が赤かったように見えたけど…気のせいか!)


    江ノ島(俺、何で桑田相手にあんなムキになったんだ?)


    『嘘を見抜いた後の嘘が上手』と云えるなら、『嘘を見抜かれた後の嘘も又、上手』と云えるのではないか。

     

          希望の邂逅 end
  12. 12 : : 2016/09/09(金) 16:42:16
         ACT3 交流会part1

    78期生『交流会!?』


    苗木と教室に着いたとき、すでにほとんどの奴らが集まっていた。


    残り数人も10分を待たずして桑田が連れてきたところで、ようやく俺達を集めた目的を明かした。


    石丸「そうだとも! 僕としたことが、入学から15日も経っているというのに一つ上で同じく勉学に励む先輩方への挨拶も無く過ごしていた事が…!」ナミダボロボロ


    桑田「あ~。まぁ簡単に言うとだな、俺が入学してから先輩方に対して挨拶も何もしてなかった事に気付いた訳で、そんな時にその先輩の一人にこの交流会を提案されたんだよ」


    桑田「特に断る理由もねーし、俺も先輩にどんなのが居んのか把握しておきたかったしな」



    山田「そこで! 桑田怜恩殿は己の私欲を満たすために同じ思想を持った我らを呼び集め、こうして皆の前でそれらしい理由を付けて公言しているわけです!」イケボ

    葉隠「実際は、『上級生にどんな子が居んのか見てみてー!!』だってさ」アッハッハッ

    大和田「あぁ。交流会の提案受けた時もメチャクチャ嬉しそうだったしな」



    桑田「バ,バカ!その事は言うなって!」


    朝日奈「桑田サイテー」
    大神「やはり男子(おのこ)だな」
    腐川「フ,フン。男子なんて白夜様以外全員ケダモノじゃない!」
    舞園「自分に正直なんですね」
    セレス「呆れて何も言えませんわ」
    霧切「まぁそうじゃないかと思ってたけど」
    苗木「アハハ、桑田くんらしいね」


    女子からは主に罵倒の声を浴びせられた。
    うぷぷ。ザマァwww


    交流会を提案してきたのはこの5人。

    石丸と大和田は正規の理由だとして、
    山田と葉隠も桑田と同じ理由だ。


    江ノ島「ていうか大和田がこの手のイベント企画する側なのは意外だな」


    アイツなら例え誘っても面倒だっつって反対すると思ってたんだけど。


    大和田「まぁ、俺も暴走族だからよ、上下関係は昔っから兄貴にキツく言われてたし」


    江ノ島「へー、案外礼儀正しいんだな」


    大和田「ま、まあな」///

    あーあ、照れてるよ。アイツ以外と常識人だな。


    石丸「それで、皆に参加の有無を聞きにきたんだが、どうするのかね!」ビシッ!


    朝日奈「はーい、私行く行く!」


    山田「え?今なんて?もういっかい…」ゴスッ!


    大神「我も行くとしよう。先輩との交流も大切なモノだからな」ヤマダブラーン


    不二咲「僕も行くよ!」


    霧切「断る理由が無いわ」


    舞園「折角の機会ですから私も行かせてもらいますね」ニコ


    セレス「丁度良いですわ。上に私の求める程の逸材が居るか、見ておきたかったんですの」


    戦刃「私も行く。コミュニケーションは戦場においても大事…だから」  


    十神「下らん。俺はえん」ジェノサイダー「ハイハーイ!アタシと白夜様も行くからー!!」

    十神「」(´・ω・`)


    江ノ島(おいおい、全員参加かよ。こりゃあここで俺が行かないって言ったら超絶望的…)


    苗木「私も参加して良いかな?」 

    江ノ島「俺様も参加するー」


    江ノ島(まっ、たまにはこういうめんどくさい事も良いかなー)


    こうして78期生は無事全員が参加することとなった。
  13. 13 : : 2016/09/09(金) 16:44:02
        一方、77期生サイドでは


    左右田「と、いう訳で!78期生は全員参加賛成だから交流会の開催が決定しましたー!」


    狛枝「アハハ、まさか全員が賛成してくれるなんて。僕は本当に幸運だよ」


    豚神「フン、中々に立場が分かっているじゃないか」
    (どうしよう、全員賛成すると思ってなかったから緊張してきたよ! *ノ▽ノ)


    九頭龍(この学校で全員集合って・・・これも狛枝の幸運の影響か?)


    小泉「全員賛成してるんだったら断るワケにもいかないか」ハァ


    花村「(ノ゚∀゚)ノ WOOOOOOーーー!!」


    田中「フン、俺様の預かり知らぬところでその様な策略を企てていようとは」ソワソワ


    辺古山「成程、一年生との顔合わせという事だな? 承知した」


    罪木「ふゆぅ。私なんかも参加できるなんて・・・うれじいでずぅー!」ビェー!


    御手洗「な、泣くほど嬉しかったんだ…」


    ソニア「交流会。私、祖国にいた時からその様なイベントをしたいと思っておりましたの!」


    左右田「企画したのは俺なんですよ! ソニアさん!」


    ソニア「褒めて遣わします!」


    左右田「ありがとうございます!」バッ


    七海「」Zzz


    左右田「って寝てるし!?」ガビーン


    雪染「それで? 私を呼んだ要件は何かな?」


    豚神「明日、夜時間に食堂を借りたいんだが」


    雪染「うん、良いよー」


    九頭龍「軽っ!」


    雪染「食堂って云っても使ってるのは本学科の人間だけだし、ちゃんと後片付け出来るなら良いわよ?」


    左右田「よっしゃー! 先生太っ腹ー!」


    ソニア「先生も参加しないのですか?」


    雪染「ありがとうねソニアさん、誘ってくれて。」

    雪染「でも明日は生憎予定が入ってるから貴方達だけで楽しみなさい」
     

    狛枝「あぁ、楽しみだなぁ。
    苗木静さん、世界の希望に一番近い人に僕なんかがお会いできるなんて!」


    左右田「お!それ思った! あの苗木って子、ちっちゃくて可愛いよな!」


    花村「僕の見立てだと彼女のスリーサイズは上から95、70、88のFカップだよ!」


    小泉「左右田やっぱサイテーだね」
    西園寺「だからキモイって」
    澪田「和一ちゃん、流石の唯吹もドン引キっす!」 
    ソニア「あら?この企画を立てたのはどなたでしたっけ?」


    左右田「ちょ!何で俺だけ!?
    そしてソニアさん、企画したのは俺です!」

    アラ,ドコカラトモナクコエガ   ソニアサーン!



    こうして先輩と後輩の初めての交流会が幕を上げる。



         交流会part1 end
  14. 14 : : 2016/09/09(金) 16:53:21
    ここまでが過去作のストーリーのまとめです。


    これから順次新しいのを更新していきます。


    最初が気になる人は是非
    苗木「超高校級の文化人」も読んでみてください。

    過去作で安価も募集しているのでそちらもご覧ください。


    以上。ダイレクト宣伝でした。
  15. 15 : : 2016/09/09(金) 18:52:48
    待ってました!期待
  16. 16 : : 2016/09/09(金) 20:39:46
    ACT4 交流会part2

    左桑「「それじゃあ、カンパーイ!!」」

    皆『カンパーイ!!!』


    始まりの挨拶を両学年の提案者に任せ、交流会という名の顔合わせが開かれた。


    弐大「おう、大神。久し振りじゃのう!しばらく見ん内にまた腕を上げたようじゃな!」


    大神「ふっ、そなたが言えた事では無いぞ?弐大」


    朝日奈「こんちはーっす!朝日奈葵っす!桜ちゃんの親友やってます!」


    終里「ん?何だおっさん。コイツと知り合いだったのか?」


    弐大「…おう。儂が以前鍛えていた格闘家の奴が全国の決勝でこ奴に負けてしまったんじゃ」


    大神「その時誰よりも早くに号泣したのが、選手ではなくこの弐大であったからよく覚えている」


    弐大「なっ!?その事は他言無用と伝えた筈だぞ!!」///
     

    朝日奈「へー!確かにいかにも涙脆そうな人だね!」


    終里「そうか?俺の前じゃ1回も泣いたこと無いぜ?」




    大和田「お久し振りです!九頭龍先輩、辺古山先輩!!」バッ


    九頭龍「ばかッ、声が大きい!
    それとテメーとは一昨日会ったばっかだろーが」


    辺古山「相変わらずだな、大和田」


    石丸「なっ!?兄弟が易々と頭を下げた!
    それなら僕も・・・こんにちわ!」バッ

    不二咲「こ、こんにちわ!」


    九頭龍「おう、大和田のダチか。いい挨拶だ『超高校級の極道』やってる九頭龍冬彦ってんだ。よろしくな」


    辺古山「坊っちゃんの懐刀兼『超高校級の剣道家』、辺古山ペコだ。よろしく頼む」


    石丸「『超高校級の風紀委員』、石丸清多夏です!こちらこそよろしくお願いします!」バッ


    不二咲「不二咲千尋です。『超高校級のプログラマー』です!お願いします!!」



    こちらは既に面識がある組。
    一人が顔見知りだと仲の良い連中も便乗してくる絶望的に仲間意識にこだわる連中だ。



    だけどこんな顔合わせイベントを開くからには当然初対面なのが殆どだろう。

    そんな時、クラスで馴染めない奴らはここでもボッチとなり絶望する!


    うぷぷ。仲よし子吉の場で絶望的に絶望するのはどこの誰かな~?



    山田「うほほほほ!まさかブー子でこの僕と張り合える強者とお会いできるとは思いませんでしたぞ!」


    花村「三次元に興味がないと聞いた時はビックリし過ぎて身体中からあらゆるモノが出ちゃいそうだったけど、キチンと男の欲を持っているようで安心したよ!」

    花村「僕ぐらいになると二次元でポッチャリのキャラでも守備範囲の内だからね!」( ・`д・´)


    花山「「うひょひょひょ!」」



    小泉「ねぇ響子ちゃん、さやかちゃん。折角だから写真撮っとこうよ!」


    舞園「わぁ、良いですね。ほら、霧切さんも早く!」


    霧切「え?えぇそうね。よろしく頼むわ」


    小泉「ハイ、チーズってね!」パシャッ



    十神「おい貴様。何だそのかっ腐川「ななな何なのよアンタ!何で白夜様の姿してんのよ!」


    十神「おい!今は俺g豚神「ふん。俺は詐欺師だからな。誰かの格好をして生きていかなければならないんだよ」


    十神「おiジェノサイダー「あらん!白夜様が二人!?こりゃあこっちの豚君痩せさせたらアタシ得じゃね?」


    澪田「ダメッすよー!白夜ちゃんのチャームポイントはこのリアルな四次元ポケットの温もりなんすから~!」


    ジェノサイダー「あん?そのポケットで皆の夢叶えちゃうの?そりゃスゲーわ!ゲラゲラゲラ!」


    豚神「ふ、ふん」///
    十神「」(´・ω・)


    モノクマ「ん?誰か呼んだ?」



    江ノ島(そんな事も無いな)キノコ
  17. 17 : : 2016/09/09(金) 21:07:43
    そんな失望にも似た絶望を抱いていた江ノ島の眼が、ふと彼女の姿を捉えた。


    苗木(ど、どうしよう。こんなにも大勢だとは思わなかったから緊張するよ)オロオロ


    江ノ島(アイツ世界的スターなのに何でコミュ障なの?)


    空の皿を片手に辺りをウロウロ徘徊する苗木だった。



    江ノ島(でもまぁ、ボッチで焦る苗木も面白れーからほっとくんだけどね)ウププ


    だが彼のお楽しみもそう長くは続かなかった。



    狛左御「「「ねぇ(あの)、苗木さん」」」

    江ノ島「…」
  18. 18 : : 2016/09/09(金) 22:12:40
    苗木「ぇ…え?私?」


    狛枝「うんそうだよ。あぁ、世界の希望である君が僕みたいなゴミ屑に声をかけられて気分が悪くなったとかなら、僕は喜んで身を退かせてもらうよ!」


    苗木「ぇ、え~と…別に気分が悪いとかではないよ、少なくても」

    苗木「それに…先輩は人間であってゴミ屑では無いですよ?」
      

    狛枝「ああっ!!そんな言葉を君の口から頂けるなんて、僕はなんて幸運なんだ!」ゾクゾク


    苗木「っ!」ビクッ


    御手洗「ちょっと狛枝君。苗木さんが怖がってるからもう少し抑えて」

     
    左右田「それより狛枝が居ると俺らが喋れねーからどっか行っとけ!」


    狛枝「ごめんね左右田君。彼女とマトモに話をせずに諦める訳にはいかないんだ。勿論僕みたいな奴が希望の象徴である君のお願いを拒否するなんて、おこがましいにも程があるけど、それでも僕は彼女との会話を望んで…」

     
    左右田「だーーー!うっせうっせ!分かったから大人しくしとけ!」


    狛枝「」(*´∀`)ニパー


    左右田「つーか御手洗、お前も来るとは意外だな。クラスの女子ともあんま喋ってねーから、てっきりそーゆーの興味無いと思ってたけど」ヒソヒソ


    御手洗「ぅ、うん。何となく・・・かなぁ」///

    御手洗(苗木さんってテレビで観るよりも可愛くて優しくて素敵な方だなぁ)ポー


    苗木「?」首かしげ
  19. 19 : : 2016/09/10(土) 12:20:39
    この様子を見ていた江ノ島は、何となく不快な気分になった。


    江ノ島(は?何アイツら空気読めよ。ここは困っている苗木を俺が笑いに行くところだろ)イライラ


    そんな江ノ島とは対照的に、苗木はやっと交流を持てて嬉しいのか、安心した顔を見せた。



    苗木「苗木静です。『超高校級の文化人』として招待されました。不束者ですが宜しくお願いします!」
     
     
    御手洗「な、苗木さん!?それは初対面の相手に言う言葉では無いですよ!?」///


    左右田「うぉぉぉぉ‼ こんな可愛い子にプロポーズされた! こちらこそよろしくお願いします!」バッ!


    狛枝「ちょっと左右田君。間違えただけなんだから真に受けちゃダメだって」アハハ


    左右田「うるせー!!どんな形であれ告白は告白なんだから甘んじて受け入れるべきだろー!」
     

    苗木「え?告白って何の事ですか?」


         ワイワイ ガヤガヤ




    江ノ島「」イライライライラ…
  20. 20 : : 2016/09/10(土) 15:17:20

    小泉「あ!いたいた。左右田、アンタ早くこっちに来なさいって!」


    左右田「え、ちょ。今良いところなんだから後にしてくれって!」


    小泉「何言ってんのよ!提案者が居ないと始められる物も始めれないわよ!」


    左右田「ちょっ、まっ!?俺今告白されたところなんだよ!」


    西園寺「ハァ!?会って早々、というより生涯左右田アホおにぃなんかに交際申し込む奴なんか、世界を探したって見つかる訳ないじゃん!」


    小泉「はぁ。アンタの現実逃避問題もいづれかに解決しないとね。」
     

    左右田「別に現実逃避なんかしてねーし!あっ、止めて引っ張んないでー!」ズルズル

    ワー,スゴクブザマダヨオニィ
    オモイ,アンタフトリスギヨ! 
    マッテトメテー!




    苗木「…?」
    御手洗「」ポカーン


    おじゃま虫も居なくなりやっと静かになる…

    狛枝「ねえ苗木さん。こうして直接会えたことだし、君の希望についてお話が聞きたいなぁ」アハハ

    ワケもなくおじゃま虫その2が、ここぞとばかりに詰め寄ってくる。


    御手洗「待ってよ狛枝君!僕だって彼女と色々お話がしたいんだよ!」


    それに対抗しておじゃま虫その3もしゃしゃり出る。


    狛枝「あれ、御手洗君。なんだか何時もより積極的だね。 もしかして…」ニコッ


    御手洗「そ…そんなんじゃないよ、からかわないで!」///



    苗木「ぁ、えっと…」オロオロ


    場のノリが掴めず再び困り出したところで、七海から声をかけられた。



    七海「苗木さん、良かったら私とペア組まない?」


    苗木「え、ペア?それって何の…」


    七海「私とペアになってくれないかな?」


    苗木「! はい、お願いします、七海先輩!」


    場のノリには会わせられなくても、長年?の経験で人が何を求めているのかを察知するのに長けた苗木は、七海が自分に助け船を寄越した事をすぐに気づいた。


    狛枝「え!待ってよ七海さん、僕まだ何も…」
    御手洗「僕もまだ…!ていうかペアって今決めるものなの!?」


    七海「じゃあね二人とも。
    それと、あまりガツガツしてくる男の子は女の子から良い印象を受けない…と思うよ?」



    苗木「えっと…それじゃあまた後で」ニコッ


    二人の抗議も水泡に帰し、苗木と七海はその場から逃げるように離れていった。


    狛枝「アハハ、まさか七海さんに先を越されるとは。流石は超高校級のゲーマーさんだよね!」

    御手洗「ハァ、僕って迷惑だったかな?」ガックリ


    跡にはテンションが真逆の二人が取り残された。

  21. 21 : : 2016/09/10(土) 18:58:17
    苗木が七海と一緒に消え、二人が残されるまでの一部始終を見ていた江ノ島は先程とは卯って変わって上機嫌だった。


    江ノ島「うぷぷ。あれだけ熱烈にアピールして、気付いてもらえないどころか避けられるとは」

    江ノ島「苗木も中々やりおる(笑)」


    しかしその感情に飽きたのか、途端に笑顔が抜け落ち、疑問が残る。


    江ノ島(…何で苗木がまた困ってたのにあんなイライラしたんだろ?)



    苗木が一人でウロウロしてた時は、あの3人から声をかけられた事に不快感が込み上げた。

    なのに七海が声をかけ、連れていった事に対しては言い表せない達成感が湧いてきた。


    江ノ島(苗木よりもあのロリコントリオの方がムカついたからか?)

    江ノ島(イヤ違う。あんな雑魚どもごときに怒りが込み上げるなんて今までの俺様じゃ有り得ない)

    江ノ島(だとしたら他に何か原因が…)


        ガシャァーーーン!!



    そこまで頭が働いていたところで、すぐ隣で響く大きな不快音に思考を奪われた。



    罪木「す、すみませーん!また転んでしまいましたーーー!」ビエーン!


    音の正体は罪木が近くのテーブルの足に躓いて倒れる際に共に落下した皿やコップが割れるものだった。

    しかも転んだ拍子に股が大きく開かれているが、そこに容器やら大皿などが覆い被さって、ギリギリ見えないように設置されている。


    罪木「ふえぇぇーん!ごめんなさーい!何でもしますから許してくださーい!!」


    推理の邪魔をされ若干イラッときたが、目の前の光景を目撃して何故だか溜め息がこぼれた。


    江ノ島「…ほらよ、立てるか?」グイッ


    罪木「ふぇ!?ぁ、ありがとうございますぅ」


    しかも自分が一番近かったからという事もあるが、普段なら絶対に行わない道徳行為を自分からやったことに内心驚く。


    江ノ島(なんかもう考えんのもメンドイ)

    そして脱力感というとくに何も感じない絶望を抱きながらその場から離れていった。



    罪木「」ポー


    ソニア「つ、罪木さん!お怪我はありませんか!?」


    田中「フン。メフィストの如く甲高い音が聞こえてきたのでもしやと思ったが、やはり貴様だったか」


    花村「あれー?今回はおいろけ無し?残念だよ、僕のテルテルも見たがってたのに」


    山田「ふむふむ。あれが師匠が申してた罪木蜜柑殿ですか。グフフ、確かにボインでありますな」


    桑田「あっちゃー!話に聞いた時は楽しみにしてたのになー」


    セレス「まったく、最早隠す気も無しですか。つくづく欲望に忠実な方々ですわね」


    罪木「」ポー

    各人が様々な反応を見せるなかで、罪木蜜柑はただボーッと江ノ島が歩いた道を見ていた。

     

    ソニア「あの…罪木さん?お皿が頭に当たったり刺さったりでもしたのですか?」


    山田「そんなショッキングな展開誰も望んでませんぞ!!」ガビーン!


    田中「む?もしやスキルを発動した際にダメージを負ったのではないか?」


    花村「そ、それは大変だー!さぁ罪木さん、僕の背中に乗って!そしてなるべくその禁断の果実を僕に押し当てて!」


    桑田「ちょ、花村先輩ずるいっすよー!」

    舞園「桑田君、少し黙っててくれますか?」

    桑田「アポ?」


    霧切「とりあえず怪我は無いみたいだけど…大丈夫ですか?罪木先輩」


    とそこで、ようやく罪木の口が開いた。




    罪木「えへへへへ。江ノ島さんカッコイイですぅ~~~!」恍惚



    全員『…え?』









    戦刃「あ、盾君!」

    江ノ島「あ? んだよ残姉」

    戦刃「一緒にペア組もう!」

    江ノ島「は? ペア?」


        ACT4 交流会part2 end

  22. 22 : : 2016/09/10(土) 20:47:05
        ACT5 希望のカケラ

    左右田「よぅっし!全員集まったな?じゃあ説明を始めてくぞ!」


    交流会も終わりを迎えようとした時、左右田先輩がステージに立って皆に切り出した。


    石丸「左右田先輩、これから何をするんですか?僕ら実行委員会ですら何も聞いてませんが」


    左右田「ワリーな。学園長直々のお願いだからお前らにもこの瞬間まで伝えられなくてな」

    左右田「と言っても、もう何人かは耳に挟んだ見てーだけどな」


    苗木(あぁ、成程ね)

    霧切「…ふーん、そういう事ね。それで?
    貴方達は一体あの人に何て命令されたのかしら?」


    「学園長」という言葉が聞こえた瞬間、霧切さんの顔付きが少し険しくなった。


    彼女と学園長の関係は78期生の殆んどが知っているが、学園長を「あの人」、お願いを「命令」と置き換えるあたり、やはり霧切さんは学園長を毛嫌いしているみたいだ。


    左右田「んー、まぁ命令っつーよりも交換条件って感じだな」


    桑田「交換条件?」


    左右田「そうそう。この食堂を使うために俺達の何人かで申請に行ったワケよ。」


    九頭龍「まぁ使ってんのが俺達だけって言っても、ここは学園のモンだからな。勝手に借りる訳にもいかねーから一応許可は取らねーとな」


    霧切「成程。その許可を頂くための交換条件ってワケね」


    左右田「まぁそういうこった。だから今から言う事は全員強制参加になるから逃げらんねーぞ?」 



    朝日奈「う~ん、まぁ内容にもよるかな?」
     
    腐川「そ、それって…変なモンじゃないんでしょうね」ギギギ

    桑田「王様ゲームとかか!?」

    山田「王~様ゲーム強制参加ッ♪
    拒~否権なんて聞いちゃくれな~い♪」イケボ

    舞園「それじゃあ桑田君には千本ノックで六時間耐久を命令します♪」

    桑田「舞園ちゃんの命令なら喜んで♪」

    不二咲「え~と、死んじゃうよ?」

    十神「チッ、下らん。俺は巻き込まれただけだ」

    苗木「あ!」

    十神「…何だ?」

    苗木「十神くんがセリフ最後まで言い切ったのって今のが初めてじゃない!?」

    十神「…」(´;ω;`)ブワッ!

    十神「俺は…遂に、成し遂げたんだな?」グスッ

    苗木「おめでとう十神くん!」

    葉隠「おめでとうだべー!」

     オメデトー オオ,ヤットコカ キョウハセキハンダナ! ウププ



    左右田「ちょっとストーップ!話が脱線してるから元に戻すぞ!」


    大神「あぁ、プロテインの話だったな」


    左右田「ちげーよ!誰も一切1㎜もそんな話題上げてねーよ!」ガビーン


    大神「ふ、冗談だ」///

    朝日奈(慣れない事して顔赤くする桜ちゃんカワエェー)



    小泉「ちょっと左右田!話が進まないから早く言いなさいよ!」


    左右田「俺のせいかよ!もう良いや、話進めよう」

    狛枝(左右田君も大変そうだな~)ホンワカ



    左右田「で!肝心の内容についてなんだが、2人一組のペアを作ってもらう!」


    山田「ひいぃ~!出たー!!」デブデブデブ

    腐川「ホ,ほら見なさい!やっぱりこういう事になるんだわ!」

    セレス「2人一組…ですか…」

    十神「フ,ふん!」汗ダラダラ

    霧切「」困惑

    戦刃(盾君と一緒だから大丈夫だ♪)

    苗木(有難う、七海先輩)ホッ



    辺古山(うちのクラスよりも人見知りが多いな)



    左右田「あ、言い忘れてたけど組む相手は他学年、つまりうちのクラスだけだからな!」


    コミュ障組『!!?』


    戦刃(! そんな…盾君と一緒になれないの!?)

    江ノ島(うぷぷ。残姉ドンマイ♪)

    苗木(本当にありがとうございます七海先輩!)


    左右田「はいじゃあペア決めるぞー。そんで決まった奴はソイツと一緒になって抜けてけよー」


           ゾロゾロ ゴソゴソ
  23. 23 : : 2016/09/10(土) 20:57:11
    ここで安価取ります!

    前作でも言いましたが、ストーリーにも少しですが挟んでいくので楽しんで見てください。

    それじゃあ安価!
    江ノ島盾のパートナーを77期生の中から選んでください!(七海は選択不可)
    >>24
  24. 24 : : 2016/09/11(日) 04:20:42
    豚神ちゃんで!
  25. 25 : : 2016/09/11(日) 12:41:03
       P.M 10:00  江ノ島の個室

    あの後、ペア決めが終わると交流会もお開きとなって、各自解散という事になった…のは良いが


    江ノ島「なーんで俺の部屋にお前が居んのかな~?豚吉センパーイ!」


    豚神「口が悪いぞ。それから俺の名は豚神白夜だ、よく覚えておけ」


    江ノ島「ハァ。絶望的…」


    例のペア決めの件だが、何故か知らんがこの高脂肪100%越えのドスコイ先輩と組むことになった。

    というのも…


            ~回想~


    左右田「はい、ちゃっちゃとペア決めろよー」

    左右田「先に言っとくけど! ソニアさんとペアを組むのは女子だけだと決まってっからな!」

    左右田「本当なら俺が(ry」

    ソニアセンパイワタクシトクミマセンカ?
    ニダイ,ヨロシクタノムゾ
    クズリュウセンパイヨロシクタノムゼ
    フ,フウキガミダレル!

            ガヤガヤ

    江ノ島「さてと…(鬱陶しい)残姉から離れたは良いが、どの先輩と組むかね~♪」


    先程の交流の時間も、アホ虫3匹のせいでろくに話が出来ず(する気も無いが)、ただ今コミュ障ズと全く同じ立場にある。


    江ノ島(ま。といっても俺様は『超高校級の絶望』で、絶望的なまでに美形だから面識のない他人の一人や二人…)グイッ


    腕を誰かに掴まれ、またもや邪魔をされた苛立ちから顔を上げると、


    豚神「俺と組め」

    江ノ島「は?」


    豚神「来い。ペアの申請に行くぞ」ガシッ

    江ノ島「ちょ、ちょっと待て…って、力つえーなお前ー!?」ズルズル


    そこからの抵抗も虚しく、気付いた時には既に申し込みが済んでいた。


    江ノ島「ゼ,絶望的ー!!」ビクンビクン




    一方その頃

    罪木(あぁ、江ノ島さんと組みたかったなー)ガックリ


           ~回想終了~ 


    江ノ島(あれってほぼ拉致られたんだけど学園的にOKなのか?)


    豚神「それと、『なぜ俺がお前の部屋に居るのか』については先程左右田がお前達に言っていた通りだ」


    江ノ島「あ?なにそれ。ツマンなかったから聞いてないけど」


    豚神「フン、愚民め。まぁ良いさ。元より奴の二流司会には期待など微塵もしていないからな」


    江ノ島「それで?さっきの質問と、この2人で何をするのかを分子レベルに細かく説明出来んだろうな?」


    豚神「…良いだろう。原子レベルまで事細かく教えてやろう。 十神の名にかけてだ!」ビシッ



    江ノ島(偽物の方が本物っぽい)
  26. 26 : : 2016/09/11(日) 16:31:09
       P.M 10:30 苗木の個室

    七海「ふぅ~。良いお湯だった…と思うよ?」ポカポカ

    苗木「アハハ。せめて断言してくださいよ」ポカポカ


    交流会を終えてまず最初に行ったのは風呂。

    昔から裸の付き合いが相手との距離を近くする1番の方法と云われるくらいだ。

    と言っても大浴場はこの時間だと空いてないので、部屋のシャワーで済ますしかなかったが。


    七海「う~ん、でも流石に2人で入るには狭かったかもね」


    苗木「確かに。私達は女子の中でもとりわけ小柄ですけど、それでもギリギリでしたしね」


    七海「なら今度は皆を誘って大浴場で入らない?」


    苗木「わぁ!良いですね。ぜひそうしましょう!」


    そんな話をしていると、個室に設けられた呼び鈴が鳴った。


    苗木「あれ?誰ですかね、もうとっくに夜時間に入ってるのに」


    髪を乾かしてないため濡れたまま出迎えるのは気が引けだが、待たせるのも悪いのですぐに戸を開けた。


    モノクマ「やぁやぁ、お出迎えありがとね!」
      

    そこに立っていたのは、普通の学校ではまずお目にかかれない二足歩行式のクマ型ロボット(のぶ○→タラ○)であり、78期生の副担モノクマだった。


    モノクマ「あ。一緒にお風呂に入ってたの?イイねぇ~。こーゆーオーソドックスなのはベタだからこそカケラが集まりやすかったりするからね!」


    七海「あ、そうだカケラはどうなったのかな?」
     

    本来の目的を思い出し、ポケットに入れてあった電子生徒手帳を起動した


    苗木「あ!見てください七海さん!カケラが1つ集まりましたよ!」


    七海「おぉ~。成程、こういう時はお互いに協力し合うのがゲームクリアするための法則なんだね!」


    幸先良くカケラを手にし、七海さんと共に喜びを分かつ。


    モノクマ「ふむふむ。カケラを1つ揃えた事により、苗木さんは先輩呼びが砕けたのか」

    モノクマ「うぷぷ。実に分かりやすい変化じゃないか」


    苗木「うん! 誰かと一緒に目標を達成するって事が今まであんまり無かったから自分でも驚いたよ!」

    苗木「まさか私がこんなにも早く初対面の人と仲良くなれるなんてね」


    モノクマ「七海さんは呼び方こそ変わってないけど、入学したての頃よりもずっと積極性が増してきたね」
     

    七海「うん。ゲームは大人数でやる方が楽しいって教えてくれた先生やクラスの皆のおかげだよ」


    モノクマ「うぷぷ。早速称賛の嵐だね。そこまで言われると計画した僕らとしても嬉しいよ!」


    七海「? モノクマは手伝ってくれているだけで提案した訳じゃないよね?」


    モノクマ「ショボーン。確かにそうなんだけど傷付くな~」


    苗木「アハハ。でもモノクマにも感謝だよね」


    モノクマ「ところでさ、お風呂には2人で入ったんだよね?」


    苗木「え?うん、そうだけど」


    モノクマ「なんと!?狭い個室の中でこんなキュートボイン'sが裸の付き合いですと!」ハアハア


    七海「ついでに洗いっこもした…と思うよ?」


    苗木「それがどうしたの?」


    モノクマ「ん?イヤイヤ。ただその事が花村くんや山田くんなんかにバレたら何を仕出かすか分からないから気を付けてね」


    苗木「大丈夫だよ。女子の部屋には鍵が付いてるし」


    七海「しかも新たに天殺龍神拳を覚えたから撃退出来るしね!」フンス!


    モノクマ「へ~。それなら安心だよね!」

    モノクマ(うぷぷ。良いこと思い付いちゃった。たまにはお色気イベントも必要だよね♪)


    苗木(何か企んだろうけど機械相手じゃ表情が読み取れないなぁ)



    その日からは1つのベッドで七海さんと共に眠るようになった。
  27. 27 : : 2016/09/11(日) 19:02:38
    ヤバい。この二人天使や…
  28. 28 : : 2016/09/11(日) 20:43:02
    それに賛成だ
  29. 29 : : 2016/09/11(日) 21:31:18
    豚神から一通りの説明を聞かされ、ようやく納得がいった。


    江ノ島「成程。要はペアになった人間と一週間行動を共にし、この電子生徒手帳にある希望のカケラを全て揃えれば良いんじゃな?」カンムリ


    豚神「そうだ。全部揃えても何も無いが、1個も手に出来なかった者にはペナルティーがあるそうだ」


    江ノ島「そしてその間はお互い寝食すら共にしなければならないのですよね?」メガネ


    豚神「あぁ」


    江ノ島「そのルールを知りつつ、俺とペアになったという事?」キノコ


    豚神「あぁ。そういう事だ」
    (何だこの無駄に凝ったキャラ設定は)


    江ノ島「承知した。ではそんな俺様から一言だけ…」

    豚神「…何だ?」



    江ノ島「断る!!」
    豚神「駄目だ」


    江ノ島「速答。…こんだけ言ってんのに速答されたゃったよ」ショボーン


    豚神「まだ1回しか言ってないが」



    江ノ島「だ~って、こんな見てるだけで暑苦しい奴と俺様が一週間も一緒になるなんて、ストレスで髪白くなって長髪になってそれからハゲになって死んじゃう~!」


    豚神「随分と忙しい頭皮してるんだなお前。
    安心しろ、別にお前にちょっかいを出したくて組んだワケじゃない」


    江ノ島「ふーん。それじゃあ何の為にこの俺様と組もうと思ったのか申してみぃ!」カンムリ




    豚神「そうだな。強いて言うなら…俺とお前が似ているからだ」













    その言葉は、

    豚神から発せられたその発言は…江ノ島の気を損ねるのに充分すぎるものだった。




    江ノ島「はぁ!?何を言い出すかと思えば、自意識過剰の妄想かよ」

    江ノ島「お前みたいなデブで馬鹿で他人の顔してないと生きられないような奴が、
    超高校級のモデルで天才で世間から羨望の眼差しを向けられるこの俺様と似ているだと?」


    江ノ島「うぷぷ。片腹痛いわ!」ドン!




    豚神「…そうだ。俺は『超高校級の詐欺師』。価値ある人間の皮を被って生き長らえる、言わば寄生虫のような人間だ」


    豚神「今まで何十、何百という皮を被ってきた」

    豚神「名前も、住む家も、家族すらいない俺とお前では、それこそ那由多ほどの差が有るだろうな」


    江ノ島「へ~、良く分かってんじゃん。だったら…」

    豚神「 だからこそ!
    存在すら曖昧で、数々の性格を演じてきた俺だからこそ、お前の気持ちが良く分かるんだ!」



    江ノ島「…どういう事だよ」



    豚神「俺は俺と関わった者全てを騙してきた。
    そしてお前は他人を騙し、時には自分の気持ちすら偽ってきた」


    豚神「そうだろ江ノ島?」



    豚神「イヤ、」




























    豚神「『超高校級の絶望』、江ノ島盾」
  30. 30 : : 2016/09/11(日) 22:17:09
    オオーバレるのが早いぜ
  31. 31 : : 2016/09/12(月) 00:44:02
    ナニコレ
    面白いwww 最高
    続きがワクワク ドキドキもんだよ
    楽しみなのです
  32. 32 : : 2016/09/12(月) 22:44:53

    江ノ島「・・・」


    その口元はピクリとも動かず、その眼は何も写しておらず、俺を見つめるその顔には、一切の感情が込もっていなかった。




    豚神「お前の事を知ったのはだいぶ前だ」


    江ノ島「・・・」

    返事が無いので勝手に話を進めていく。



    豚神「俺が誰かの姿を偽る際、必ず行う事が1つだけある。それは何だと思う?」


    江ノ島「・・・」



    豚神「答えは『本人との接触』だ。
    相手を知り、理解し、深める為には本物を近くで観察する必要がある」

    豚神「丁度、お前らのところのお坊っちゃんを真似る時みたいにな」



    江ノ島「・・・」


    豚神「これが出来ないようでは、どんなに優れたメイク技術を持ち、どれだけ広大なスケールで挑んでも特定の個人を騙すのなんて不可能だ」



    江ノ島「・・・」









    豚神「俺は前に1度だけ、お前が絶望に叩き落とした人物と接触したことがある」
  33. 33 : : 2016/09/12(月) 22:46:26
    大会が近く、更新が少なくなる事をご了承くださいm(_ _)m
  34. 34 : : 2016/09/13(火) 07:46:58
    大会頑張って下さい
    応援してます
    江ノ島と豚神のお話楽しみ
  35. 35 : : 2016/09/14(水) 21:10:31
    ねあさん応援有難うございます。

    大会が終わるまで、短いですが一日1投稿を目標にしますね♪
  36. 36 : : 2016/09/14(水) 21:34:45
    その後も、反応が無い江ノ島を相手にしながら

    そいつと会って不信感を抱いた事。
    そいつがよく江ノ島を話の場に出していた事。
    そいつから江ノ島の正体を聞いた事。

    俺が希望ヶ峰学園に入れば、その内江ノ島と会えるだろうと予想していた事などをありのままに話した。



    豚神「以上の事から、お前が『超高校級の絶望』であることは疑い用のない事実だ!」ビシッ!



    江ノ島「…」

    江ノ島「・・・」

    江ノ島「・・・・・・・・・」




    江ノ島「…うぷぷ」

    江ノ島「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷふぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!」


    江ノ島「アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」






    まるで壊れたオモチャ、決壊したダムのように、迷惑な笑い声が完全防音の部屋で反響し合う。
  37. 37 : : 2016/09/14(水) 23:11:22

    江ノ島「まっさか!まだ何にもしてないのに正体バレるとか!?」


    江ノ島「アッハハハハハハハハハハハ!」


    江ノ島「あーやる気でね~↘」キノコ



    豚神「やっと口を開いたと思ったら耳障りな奴だ」

    豚神「もういい。そのまま終わるまで一切喋るな」


    江ノ島「嫌じゃ!今の俺様は絶望的にお喋り体質じゃぞ!?」ドン!



    豚神「…狙いは何だ? 希望の学園で『超高校級の絶望』がただ黙っているだけだなんて考えられない」

    豚神「何か他に目的がある。 そうだろ?」


    江ノ島「ハァー(・´д`・) 無視な上に勝手に妄想膨らませて俺様を悪役に仕立てあげるとか(笑)」

    江ノ島「そんなんじゃ後輩の絶望君から嫌われるよ?(笑)」









    豚神「…苗木静か?」


    江ノ島「」ピクッ




    その言葉が江ノ島に届いた瞬間、十面相だったヤツの表情がとても複雑で、だけど今までの中で1番人間味が溢れた表情をした。



    豚神(やはりな…)



    江ノ島「ほーう。人間のくせに俺様の正体どころか目的まで言い当てるとは、中々やるのう!」カンムリ



    豚神「彼女の世界への影響力は異状だ」

    豚神「もし仮に彼女が絶望に堕ちたりでもすれば、最悪の場合世界が絶望に染まる事も有り得るだろう」


    豚神「貴様の狙いはそれだろう?」


    江ノ島「なんだよ全部お見通しってか!?それなら俺様が答える意味も…」

    豚神「言え」


    江ノ島「ハイハイ正解だよ。俺が彼女を『超高校級の絶望』に育て上げ、世界中を絶望させる。
    それがこの学園に来た本当の目的」


    江ノ島「でもこんな茶番やってる内に計画の最終段階までネタバレされるとは…」

    江ノ島「絶望的ー!」ビクンビクン



    豚神「…ちなみにお前はまだその計画を諦めてはいないのか?」


    江ノ島「んー? そうだな~、強いて言うなら止める気は無い」

    江ノ島「いつもなら計画バレた時点でそれなりの絶望を堪能できるんだけど、今回は早すぎてそれすら得られなかったからね~(笑)」



    豚神「そうか、それなら…」


    江ノ島「俺様を止めるってか?言っておくが、ただの超絶イケメンモデルだと思ってると痛い目見るはめに…」







    豚神「好きにすれば良いさ」


    江ノ島「・・・え?」
  38. 38 : : 2016/09/15(木) 05:36:55
    江ノ島の計画バレバレだ(珍しい)
    豚神は、いったいどうなるのかな?気になる
  39. 39 : : 2016/09/15(木) 07:47:30
    こいつは今何て言った?
    好きにしろ?


    こんな危ない計画聞かされといて、その実行犯を野放しにしとくの?

    意味ワカンネー


    豚神「ふん。俺が何を言っているのか分からない、といった顔だな」

    豚神「いや、気付かないというのが正しいか」


    気付かない? この俺様が? 何に?


    豚神「俺はこう思っただけだ。
    このまま何もせずとも、お前はその計画を自分から放棄する、とな」


    この俺様が自分から絶望を捨てにいくって?

    そんなの…


    江ノ島「うぷぷ。絶望的だよ。
    それって、すっごく絶望的だよね!」


    絶対楽しいじゃん!?


    江ノ島「うぷぷぷぷぷぷぷぷ!!」


    豚神「…そうやって自分の気持ちすら『偽る』うちは、俺とお前は同じなんだよ」


    江ノ島「偽る?何を?」

    江ノ島「この気持ちこそが! この胸の高まりこそが! 江ノ島盾という人間の正体なんだよ!」


    豚神「…まぁいい。どちらにせよ、俺の役目はここまでだ。後はどうにでもなるさ」


    江ノ島「うぷぷ。それはどうかな~?」


    多くの疑問を残した豚神の言葉は、その時の俺には理解できなかった。  

    いや、したくなかったんだと思う。

    だって、そうでもしないと「俺」という存在が維持できないと、心の奥底で思っていたから。


         ACT5 希望のカケラ end
  40. 40 : : 2016/09/15(木) 22:31:00
            オマケ

    それからなんやかんや有って、結局一緒の布団で寝ることになった。


    豚神「とにかく、今日はもう遅い。何かするにしても先ずは寝て鋭気を養わなければないから、いい加減寝るぞ」


    江ノ島「えー、やっぱお前と一緒に寝んのかよ~?」


    豚神「ならば床で寝るのか?」ドサッ


    江ノ島「んな訳ねーだろ!ってか、それならお前の方が床で寝るべきだろ!?」


    豚神「だったら文句を言うな。俺も疲れたから早く休みたいしな」ゴロン


    江ノ島「全く、さっきから全然話が噛み合ってねーッつーの」


    江ノ島「まぁいいや。取り合えず俺様も早く寝て…って・・・」



    豚神「Zzz」←ベッド全てを覆うようにして爆睡


    江ノ島「…」

    江ノ島「ふぅ」トコトコ

    江ノ島「」グワッ ←脚を高く振り上げる


    江ノ島「起きろブタァーーー!!!」ドスッ!


    豚神「ぐ!? 何だもう朝か?」ポヨ~ン


    江ノ島「テメー、自分のサイズ考えてねーだろ!? やっぱお前床で寝ろ!」ズガガガガガ! ←108マシンガンを繰り出す音。


    豚神「それは違うぞ! 俺の腹の上で寝れば万事解決ではないか!」ズポポポポポ~ン! ←脂肪に吸収される音。


    江ノ島「俺はメ○ちゃんじゃねーんだよ!」ドン!



    その晩、希望ヶ峰学園では頻繁に地震が発生したという。







    苗木(ショートケーキ…!)ムニャムニャ

    七海(フルコンボ…!)スピー

    一方、少しの不備もなく眠る者達もいた。
  41. 41 : : 2016/09/15(木) 22:53:09
    あぁ、この二人が癒しだな
  42. 42 : : 2016/09/16(金) 06:40:39
    豚神と江ノ島のやり取りオモロイ
  43. 43 : : 2016/09/16(金) 13:58:29
    メー○ちゃーーーーーーん!!

    江ノ島「誰だお前」

    アギゴギッチ「私だ」

    江ノ島「お前かよ!」ドスッ!

    アギゴギッチ「ドギャス!?」


  44. 44 : : 2016/09/16(金) 21:38:48
    豚神と江ノ島の絡みが面白過ぎるwww

    こんな話をアドリブで切り抜ける如月さんが凄過ぎる!
    これからも期待
  45. 45 : : 2016/09/16(金) 22:08:34
    豚神がトト○とか言うなよ
    もうそうとしか見えなくなっちゃうから(笑)
  46. 46 : : 2016/09/17(土) 06:35:25
    もうやりとりおもろい
    爆笑が止まらないwW
  47. 47 : : 2016/09/17(土) 21:46:11
    苗木と江ノ島の絡みに期待ですね
  48. 48 : : 2016/09/17(土) 22:08:07
    すごく面白いです
    更新楽しみにしてますね!
  49. 49 : : 2016/09/18(日) 19:58:17
    ちなみに全ペアをまとめるとこんな感じです。



        苗木 ー 七海
       江ノ島 ー 豚神
       大和田 ー 九頭龍
       セレス ー ソニア 
        山田 ー 西園寺
       朝日奈 ー 終里 
        大神 ー 弐大
        石丸 ー 左右田
        舞園 ー 澪田 
        腐川 ー 罪木 
        霧切 ー 小泉
       不二咲 ー 御手洗
        戦刃 ー 田中
        十神 ー 花村
     葉隠・桑田 ー 狛枝



    となります。

    日向が何をしているのかは、これから書いていくつもりなのでまだまだお楽しみくださいm(_ _)m



  50. 50 : : 2016/09/18(日) 21:17:37
    これ色々ヤバいwww
    十神&花村とか、葉隠と桑田&狛枝とかwww
  51. 51 : : 2016/09/18(日) 22:17:14
    ↑50どうかん
    いやー日向の行動が楽しみですなぁーwww
  52. 52 : : 2016/09/20(火) 07:27:43
    更新が来るまで楽しみに待ってま~す!
  53. 53 : : 2016/09/20(火) 19:18:32
    日向押しの私には嬉しい展開♥
    ガンバってね~
  54. 54 : : 2016/09/20(火) 21:51:42
       ACT6 予備の普通は俺の憂鬱


    男子生徒1「そんでさー、結局その子は別の男が好きとか言ってきたんだぜ~?」


    男子生徒2「ギャハハ!だと思った!」


    女子生徒1「アンタこれで4回目だよ~?いい加減諦めろって!」


    女子生徒2「あれッ?もしかしてそれってアタシと付き合えってこと!?」


    男子生徒3「なんだ良かったじゃ~ん!?念願の彼女手に入れて!」


    女子生徒1「ハァッ!?それってどーいう意味!?」


    男子生徒1「無い無い。どう間違ってもこいつだけは無い!」


    女子生徒1「んだとー!黙ってろ童貞ー!」


    男子生徒1「アッ!テメッ、それは言うなって!」


       「「「ギャハハハハハ!!」」」



    ここは希望ヶ峰学園の中央広場にある図書館。

    希望ヶ峰学園には本校舎と予備校舎があり、2つの校舎はこの中央広場を通して繋がっている。
    (とはいっても予備学科が本校舎に行く事は出来ないが)


    その中央広場に建てられたこの図書館はいつも予備学科生で賑わっている。


    それでもここは図書館。
    先程からマナーに反した行いをする彼らには、周りの生徒や職員達も迷惑していた。



    日向「おい、静かにしろよ」



    そんなモラルの欠片も無い行いをする輩に、予備学科生こと日向創が注意を入れた。


    男子生徒2「ア?んだテメー、良いところなんだから邪魔すんじゃねーよ」


    日向「ここは公共の施設だ。マナーを守れない連中はさっさと帰ってくれ、皆の迷惑だ」


    男子生徒3「俺らのどこが迷惑だってんだよ!」ガッ


    胸ぐらを掴まれ、威嚇を受けながらも、日向の眼は怯えた様子を見せなかった。


    この状況を流石にマズイと思ったのか、仲間の生徒が止めにかかった。
    が…それがいけなかった。


    女子生徒2「もう止めときなって!これ以上騒いだら停学くらうよ?  それに・・・」チラッ


    女子生徒2「将来本科(志望)の人の命令には絶対に従わなくちゃね~?」クスクス


    日向「ッ…!」


    ニヤニヤと軽蔑しながら放たれたその言葉は、俺の心を乱すには十分だった。


    男子生徒3「あー、そうだったそうだった。本科(笑)の言うことを聞いておかないと停学をくらっちゃうかもしれないんだった~(笑)」


    男子生徒1「この様子だと将来は超高校級の図書委員とかかな?」



       「「「ギャハハハハハ!!」」」


    最初と同じく下品な笑いを振り撒きながら、ようやくこの場から去っていった。


    その事に安心し、迷惑されていた生徒は自分の時間に浸っていった。


    だけど、それと引き換えに俺の気持ちはさっきよりも落ち着かなくなってしまった。



    日向(本科か…)


    小さい頃から才能に憧れ、それを手にするために色々な事をしてきた。


    勉強とサッカーに野球にテニス、水泳体操バドミントンに弓道柔道合気道など、
    試せる事は全て試した。


    だが、その中のどれにも超高校級と云われる程の実力は備わらなかった。


    日向(クソッ!憧れの希望ヶ峰学園に来たってのに、こんなんじゃ普通の高校と変わらねーよ!)


    金さえ払えば誰でも入れる予備学科と本学科では、例え同じ学園だとしても価値が全く違ってくる。


    周りもその事に気が付いてはいるが、自分のように才能を欲しがる奴は少ない。


    さっきの奴らだけじゃ無い。

    机に伏して寝ている男子も、仲良く本を読んでいる女子達も、果ては一生懸命勉強に好じている男子も、上に上がってやるという向上心が感じられない。


    皆そうだ。

    最初は自分が選ばれなかった事に不満を抱き、必死に努力する。

    だけどその内超高校級と自分達とでは、努力では届かない『才能』という壁が有ると知る。


    そうなったら大抵の人間はもがくことを諦めて、劣っている日常で満足しようと『努力』する。



    日向(だけど俺は違うぞ!何がなんでもこんな腐抜けた所から這い上がってやる!)


    そんな固い意思を心の中に秘めていると、本棚を曲がった所で誰かとぶつかった。


    日向「ウオっと…」トトト

    ???「きゃっ!?」ドサッ


    相手が軽かったため俺は大丈夫だったが、彼女は尻餅をついた。


    日向「ワ,ワリィ!ちょっと考え事してて…って・・・」


    ???「あ、ハイ大丈夫です。私の方こそ急にごめんなさい」


    その時。ぶつかった相手が彼女だと認識した瞬間、俺の思考回路は一瞬だけ働きを失った。



    日向「ナ,苗木…静?」

    苗木「はい?」

  55. 55 : : 2016/09/20(火) 22:22:51
    更新待ってました!
  56. 56 : : 2016/09/21(水) 01:33:40
    おぉ 更新されてる
    日向と苗木どうなるのかなぁー
  57. 57 : : 2016/09/22(木) 06:34:23
    面白くって一気に読んでしまった orz
    でも楽しみが増えたからこれからにも期待!
  58. 58 : : 2016/09/22(木) 11:47:38

    最初はただの憧れだった。


    中学二年の冬休み。

    講師が風邪をひいてしまい、その日は久しぶりの完全オフとなった。


    才能を開花させるため、毎日必死に鍛練に励んでいた俺は体を休める暇もなかったので、その一日はテレビを観ながら大人しく過ごした。


    適当にチャンネルを回していたその時、ある女の子がそこに映し出された。


    幼い顔立ちながらも将来が期待できる程の容姿に、初めは新人アイドルなのかとも思った。

    が、そうではなかった。



    『ということで!
    史上最年少・及び最多でノーベル物理学、化学、生理学、医学、文学賞を受賞した苗木静さんにお話を伺ってみましょう!』



    日向「・・・は?」


    俺はそこで、チャンネルを回す手を止めた。
  59. 59 : : 2016/09/22(木) 22:23:13
    こんなに偉業成し遂げたのにそれを知らなかったアポとウニはある意味凄いなwww
  60. 60 : : 2016/09/23(金) 00:24:22
    おぉこれは、凄いと思ったてかそんなに受賞するのか?ww
  61. 61 : : 2016/09/23(金) 20:09:17
    かなり興奮した様子のリポーターが彼女に対し質問を投げかけるが、当の本人はそれとは対象的に落ち着いた雰囲気で答える。

    それこそまるでクラスの女子と話す時の様にごく自然に、だ。



    日向「母さん見ろよコレ!俺より年下なのにノーベル賞を5個も受け取ってるぞ!」


    驚きを隠すことができず、台所で食器を洗っていた母親に観るよう促した。
    すると、


    日向母「へぇ~、今回はノーベル賞を受賞ね。またエライ事してくれるわね」


    母親の反応が予想外に落ち着いていたのは意外だったが、それ以上にその言葉が気に掛かった。


    日向「ん?母さんこの子を知ってんのか?」


    そう言うと最初は驚いた顔をしたが、そのうち何かを納得した様子でふっ、と笑った。


    日向母「ふふっ、今時彼女を知らないなんて熱心な子ね」

    日向母「でも、ニュースくらいは見ておきなさい。 笑われたくなかったら、ね?」


    日向「? 分かった」コクッ


    その後母さんから彼女について色々教えてもらった。




    やる事なす事全てが完璧なこと。
    活動を始めたのはつい半年ほど前のこと。

    そして、


    彼女が行っているこの活動は、所詮は趣味が転じただけの好奇心でしかないということも。
  62. 62 : : 2016/09/24(土) 00:53:21
    日向くん知らなかったのね
    びっくり(笑)
  63. 63 : : 2016/09/24(土) 20:47:32
    マダー
  64. 64 : : 2016/09/25(日) 17:40:15
    期待してるよー
  65. 65 : : 2016/09/25(日) 21:49:36
    この感情が変わってきたのはちょうど1年前。

    俺が希望ヶ峰学園からの推薦が『来なかった』時だ。

    自分によ胸が張れる才能が見付からず、とうとう目標としていた期限が過ぎてしまった時。


    仕方なく受けた予備学科の試験には合格したものの、本科との待遇の差に苛立ちを隠せなかった。


    日向「クソッ!こんな生活やってられッか!」ガンッ


    (学園付近の)寮に帰っても苛立ちは納まらず、モノに当たらなければどうにかしてしまいそうなくらいにその時の俺は追い込まれていた。


    しかしそんな事で気持ちが和らぐ筈もなく、気持ちを落ち着かせるためTVをつけた。


    すると画面に映ったリポーターが興奮した様子でこちらに語りかけてくる。


    『あの苗木静さんがまたまたやってくれました!
    今度は内戦が続いていた○○○両軍の指揮官に唄を披露し、見事和解に持ちかけたのです!』


    日向(あ、これって…)


    以前と全く同じ光景を見た時、何故かしら前には感じなかった怒りが沸き上がってきた。


    画面には髪が伸び、前よりも大人びた感じの苗木静が入り込む。


    そこからはメディアと、それに囲まれる苗木静とのインタビューが開始されたが、俺の頭の中には何も入ってこなかった。


    ―あの質問を除けば―

    『苗木さん、最後に宜しいですか?』


    苗木「はい。何ですか?」


    中年の男性リポーターが手を挙げて、最後となったときだ。


    『世間では貴女の事を【超高校級の希望】と呼ぶ方も少なからず居ますが、希望ヶ峰学園への進学はどうするおつもりですか?』


    日向「!?」


    その瞬間、眼が釘付けになった。

    聞きたくは無い、だけど聞かなければならない気もして結局聞いてしまった。

    ―あの言葉を―


    苗木「えっと、今のところ行く気は無いです」

         『『『え!?!』』』

    日向「は?」


    卒業すれば人生を約束されるとまで云われた学園への入学を断る回答。

    それは質問していたリポーターも、俺も、全く予想してなかったモノだ。


    『そ、それは一体何故?』


    苗木「申し訳ないんです。学園に」


    『申し訳無いとは、どういう…』


    苗木「説明してきた通りです。私の今までの活動は全て、『趣味』が転じただけのモノなんです」

    苗木「だから、軽い気持ちで希望ヶ峰学園に入学したくないんです」

    日向「ふざけるな!!!」ガンッ!


    咄嗟に体が反応してしまい、折角買ったTVを壊してしまった。

    だが今はそんな事どうでも良い。

    この荒れ狂った心を鎮めるにはそんなのは些細な事だ。


    日向「俺の憧れを馬鹿にするな!!!」ガンッ


    自分がこれまで行ってきた血の滲むような努力の全てが、『趣味程度の軽い気持ち』なんかに一蹴された。


    しかもそれだけでなく、その軽い気持ちが憧れを振った事に怒りはピークに達した。


    日向「何で!何で!!
    何で俺じゃなくてアイツなんだよー!!?」
  66. 66 : : 2016/09/25(日) 22:00:53
    そして先日、俺は(予備学科の)2年生となり、後輩も出来た。


    その中に(後輩と言って良いのか知らないが)苗木静の姿もあった。


    あの放送が流れた直後の学園は見るも慌ただしかった。

    評議委員会が連日のように緊急会議を行い、教師たちもその会議に出席していた。



    日向(俺が退学するって言っても、誰も止めに入らないんだろうな)


    最早怒りも冷めてしまい、友達も少ないまま無駄な毎日を過ごしてきた。



    そして現在。
    希望ヶ峰学園中央広場の第1図書館。


    苗木「?」

    日向「…」
  67. 67 : : 2016/09/25(日) 22:07:39
    更新遅くなりました。スイマセン!

    新しいスレも建てたので分けて書かないといけなくなって。
    まぁ自業自得か(苦笑)

    暇があればそちらもご覧ください。
  68. 68 : : 2016/09/25(日) 22:24:20
    才能を欲しても得られなかった日向。
    期せずして才能に恵まれ過ぎた苗木。

    これは日向も怒るわなwww
  69. 69 : : 2016/09/26(月) 08:45:43
    日向は、努力しても手に入んなかったんだよね
    それにしても苗木は、どうしてあぁ言ったんだろう?
  70. 70 : : 2016/09/27(火) 21:19:47
    ペア行動3日目

    この日は七海さんと一緒に中央広場にある図書館へとやって来た。


    最近注目されている本が私達の利用している図書室だと貸し出し中となっていたからだ。


    しかし流石は希望ヶ峰学園。
    夢中になって探している内に、七海さんとはぐれてしまった。


    苗木「はぁ。目当ての本も見つからなかったし、早く七海さんを見つけて帰らなくちゃ」


    ちなみにここは予備学科の人達と共有して使っている。
    と言っても、彼等にとっては唯一の図書館であるが。



    「なぁ、あれって苗木静だよな?『超高校級の文化人』の…」ヒソヒソ

    「こんな所に何の用だ?俺らを見下しに来たのか?」ヒソヒソ

    「だとしたら感じ悪いよね。ちょ~っと人よりできるからってチヤホヤされていい気になってさ~」ヒソヒソ


    私に聞こえないように静かなトーンで話してはいる。

    が、音を聞いただけで弦の種類まで聞き分けられる私の聴覚の前では、陰口などは内容までバレバレである。


    苗木「…」

    苗木「…帰ろ」タッ


    そこの雰囲気に耐えられず、思わず駆け出した。


    七海さんを探すため館内を回るが、その間にも陰口は耳に入り込む。



    分かっていた。
    自分が予備学科にとって、邪魔な存在でしかないことを。

    分かっててここに来た。
    何故だか許された気になったから。

    でもやっばり違った。
    自分は認められてない。


    苗木(ううん。この人達だけなんて、そんな虫の良いことあるわけないか)


    人々は私をもてはやすけど、世間が欲しているのは私では無く私が持っている『才能』。


    苗木(やっぱり、ここは私なんかが来る場所じゃなかったんだ)クルッ

    ドン!


    ???「ウオっと…」トトト
    苗木「きゃっ!?」ドサッ
  71. 71 : : 2016/09/27(火) 22:14:22
    これは!
    日向と苗木がぶつかった時のか
    苗木的にどうなってくのか楽しみ
  72. 72 : : 2016/09/28(水) 21:38:03
    日向「・・・」

    苗木「?」


    日向(これは…ちょっと気まずいな)


    まさかこんな所で会うとは思ってなかったから今自分がどんな顔をしているのかも分からない。

    なるべく平静を装おうと努力してるは良いが、果たしてどう見られているのやら。



    苗木「あ、えっと…すみません。周りが見えてなくって」


    日向「え?あぁイヤ、全然大丈夫ですよ!」

    日向「俺の方こそ注意力が足りなくてすみませんでした」


    苗木「あの…何で敬語?私の方が年下ですよね?」


    日向「えっ?そうですけど」


    苗木「でしたら普通に接してくれませんか?私も一人の女子高生としてこの学園に居るんですから」


    日向「…でも、俺は予備学科で、貴女は『超高校級の文化人』だから…」


    苗木「…才能は関係無いよ」
     

    日向「えっ?」


    苗木「どうして人の価値が才能にあると思うの?どうして自分を信じないの?」


    日向「だって…」


    苗木「君は、そんな差別化された社会に支配されて満足?」


    日向「ッ! そんな訳・・・無いだろ…!」ギリッ

    日向「こんな自分に胸を張れない環境に居て、納得なんか出来るわけ無いだろ!!」

  73. 73 : : 2016/09/29(木) 09:38:17
    苗木と日向のやりとり楽しみ
  74. 74 : : 2016/10/02(日) 07:33:52
    苗木「それで良いんだよ」ニコ
     

    日向「え?」

     
    日向「不満があるならさ、ぶつければ良いんだよ。誰とか関係なくさ」


    苗木「そうやって不満を言い合って、傷ついて、仲直りして…そうする内に相手や自分を認めあう」


    苗木「世の中ってのはそういう風に出来ているんだよ!」
      

    日向「でも、才能が無い俺に胸なんか…」


    苗木「…世界には幸せに暮らしている人がたくさんいるよね」


    日向「は?」


    苗木「そういった人達皆に特別な才能が備わっているかというとそうじゃない」

    苗木「むしろ才能が有ることで今を苦労している人だっている…」


    日向「…」


    苗木「こうして考えるとさ、才能っていうのは幸せになるための1つの手段なのであって、決してそれが最終目的じゃないっていうのが分かるよね?」


    苗木「だったら今自分に出来ることを探して、精一杯の幸せを創るのが一番の幸せ…なんじゃないかな?」



    日向「・・・」

    日向「…ぷっ、」

    日向「あはははは!」


    俺は笑った。
    笑うのなんていつ以来だろう。


    心の底から笑ったのは多分、ここ数年の話ではない気がする。


    それぐらい盛大に、心から笑った。


    苗木「うっ、あんまり笑わないでよ。恥ずかしかったんだから」///カアァ


    日向「ははッ!ワリィ、話が支離滅裂過ぎてさ」


    苗木「なッ!それは言わないでよ、初対面の人に何かを教えるなんて初めてだったんだからさ」///


    日向「あぁ、そういえばまだ名乗ってなかったな」

    日向「俺の名前は日向創だ。よろしくな苗木」


    苗木「うん、よろしくね日向君!」


    苗木「じゃあハイ!」スッ


    日向「え?」


    苗木「仲直りの握手! まだだったでしょ?」


    日向「あ、あぁそうだったな。悪かった苗木、怒鳴ったりなんかして」

     
    苗木「うん、それは良いんだけどさ」チラッ


    日向「ん?」クルッ


         わいわい ガヤガヤ

    日向「」


    苗木「あはは。ギャラリーがいっぱいだよ」


    じゃ、じゃあさっきの怒なり声も聞かれてたって事なのか!?


    そう思うと羞恥心が込み上がってきた。


    日向「ありがとう苗木!お陰でだいぶ楽になったわ!」

    日向「じゃ!俺はこれからアイツ等の誤解を解いてくる!」


    苗木「うん、じゃあね!」フリフリ


    日向「よし!」タッ



    最初はただの憧れだった。

    でもソイツは自分に持ってないのを持ち過ぎてて、時々コイツさえ居なければ…なんて的外れな怒りが込み上がってきた。


    でもソイツは、俺に幸せになれと言ってきた。

    こんなどうしようもない奴でも、今持っているモノだけで幸せになれる。


    そう思うと、力が溢れて仕方なかった。


    日向「俺は…無力なんかじゃない!」


    今の自分なら、何でもできる気がした。
  75. 75 : : 2016/10/02(日) 07:59:49
    日向が去った後、苗木はその場に立ち続けたままだった。



    苗木「幸せになれる…か」




    苗木「ごめんね日向くん。私嘘ついちゃった」
     

    苗木「世の中には、幸せになっちゃいけない人間もいるんだよ」




    苗木「私みたいな、人から幸せを奪う奴…とかね」



    その顔は、悲しみと怒りが混じったかのような表情をしていた。



    日向を救い、世界を救う英雄は、まだ誰からも救われない…

     

    七海「あ、いたいた。おーい苗木さーん」フリフリ


    苗木「…」


    苗木「あ!七海さん!どこ行ってたんですか?心配したんですよ!?」パッ


    七海「あ…うん、ごめんね。少し迷ってて」


    苗木「そうなんだ。じゃあもう遅いし帰ろっか」


    七海「そうだね。ところで苗木さん」


    苗木「何ですか?」クルッ


    七海「」ジー


    苗木「え~と、ホントに何ですか?」


    七海「うんごめんね。何でも無かった…と、思うよ?」


    苗木「ふふ。変な七海さん」



    寄宿舎に向かって二人で並んで歩いた。
    途中で話が盛り上がりすぎて、帰宅の時間から少し遅れてしまった。


    だけど、七海には腑に落ちない点が有った。



    七海(苗木さん、影が落ちたような顔してた気がしたけど…私の見間違いかな?)


    後で確認してみたが、いつも通りの明るく可愛い顔だったので特に問題無いと判断した。


    七海(人の気持ちって、まだよく分かんないからあんまり深く踏み込まない方が良いのかな?)



    親友である七海でさえ、この時は勘違いだったと捉えた。


       ACT6 予備の普通は俺の憂鬱 end
  76. 76 : : 2016/10/02(日) 16:51:31
    苗木はすでに絶望に染まってるのか?
  77. 77 : : 2016/10/02(日) 19:50:20
    えっ どうゆう事だ?
    分からないが苗木が気になる他のメンバーもだけど……
  78. 78 : : 2016/10/02(日) 20:21:53
    >>77
    その内分かりますよ( ^ω^ )
  79. 79 : : 2016/10/02(日) 20:45:52
    ACT7 超高校級の絶望は煙の向こうに希望を見出だすのか。


    モノクマ「はいオマエラこんにちは。皆のマスコット、モノクマです」ボソボソ

    モノクマ「今日は重大な発表があるので君らに集まってもらいました」


    左右田「何で小声で話すんだよ。聞こえ辛いだろ」

    桑田「てか何で俺の部屋に集まってんの?
    暑苦しいから出てってもらいたいんだけど」


    ここは寄宿舎1階の桑田の個室。


    モノクマが「話があるから。」と言って、一部の男子をここに集めた。



    モノクマ「も~う、皆テンション低いな~。
    これじゃあ企画者として張り合いが無いよ」


    江ノ島「うぷぷ。俺様は期待してるぜ!」

    江ノ島「何てったってモノクマから集合がかかったんだからな」

    江ノ島「ツマラネー事には成らないと思うぜ?」


    モノクマ「さっすが江ノ島君!君らも彼を見習ってドーンと期待しなさい!」

    モノクマ「でも、肝心の桑田君や左右田君が盛り上がらないんじゃどっちにしても悲しいな」ショボーン


    左右田「は? 俺ら?」




    豚神「それで?そろそろ要件を聞いておきたいんだが…」


    モノクマ「あぁうん。そうだったね」



    モノクマ「まぁぶっちゃけ言うと覗きだね、
    のぞき」



    ・・・・・・フリーズ



    全員『『ノゾキ!!?』』
  80. 80 : : 2016/10/04(火) 11:23:23
    モノクマいきなり何を言い出すと思えば!
    展開的にも面白いけど男性陣が後々可哀想に思えて来るのは、気のせいだと思いたい……
  81. 81 : : 2016/10/04(火) 19:36:11
    ( ^ω^ )ニコニコ
  82. 82 : : 2016/11/23(水) 12:30:48
    モノクマ「そうそう!気になるあの子のあーんな姿やこーんな格好を覗いちゃうのだ!」ガオー


    江ノ島「あんなやこんな?」ピクッ


    左右田「それって・・・最っ高じゃねーか!」


    桑田「Hoooo!(ノ゚∀゚)ノ
    こんな所でそんな事出来るとは思っても見なかったZE☆」


    豚神「下らん、俺はこのゲームから降りるぞ」


    江ノ島「あー、俺様もパス」


    ・・・・・・・・・・・・・・・


    江ノ島除く全員「「「 へっ!!? 」」」


    江ノ島「なっ!っんだよビックリすんなー」


    桑田「い、イヤー。お前ならてっきり真っ先に乗ってくると思ったからつい」(^-^;


    江ノ島「何が悲しくてお前らなんかと女子風呂覗くんだよ」ケッ

    江ノ島「やるんなら自分達だけでやってろ」シッシッ


    左右田「なんかヒデー言われよう」


    モノクマ「んー、でも江ノ島くん不参加は予想してなかったよ」ショボーン


    江ノ島「ワリーな、気分じゃねーんだ」


    モノクマ「ま!良いでしょう!」ピン

    モノクマ「こんな時のために、強力な助っ人を呼んできたからね!」


    桑田「は? 助っ人?」


    花村「僕だよ!」ニョキ

    山田「拙者もですな!」ニョキ


    左右田「どわぁっ! っとと!
    テメーらどっから入ってきた!?」

     
    花村「ずっとシャワールームで待機してました」(*^^*ゞ


    山田「先輩と二人きりで密室に待機とか言われて死ぬかと思いました」(・ω・`=)ゞ


    モノクマ「僕が呼んどきました」(・x・)ノ


    左右田「おい待て。ちょっと山田が可哀左右なことになってんぞ」


    江ノ島「つーかさ、ちょっと聞いてもいいか?」


    モノクマ「うん? 何を?」


    左右田「あっ、無視ですか」




    江ノ島「お前らペアどーした?」



    「「「「・・・・・・・・・」」」」



    左右田「逃げてきた(石丸から)」

    山田「逃げられた(西園寺に)」(´・ω・`)

    花村「部屋から追い出された(十神に)」

    桑田「葉隠犠牲にして逃げてきた(狛枝から)」


    豚神「Oh…」


    江ノ島「なるほどー、だからこの場にクズ(葉隠)が居ねーのか!」納得


    サァ,キミノキボウヲモットミセテヨ! チョッ,マッ,アーーッ!


    モノクマ「せっかくのペア決めを放棄されて先生は悲しいです」シクシク


    花村「全くだよ!あれだけ愛を確かめあった仲だと言うのに!」


    桑田(ん? そういや前に十神見たとき腐川以上にゲッソリしてたような…)


    花村「~♪」( ´∀`)ツルツルテカテカ


    桑田(!)ゾクッ



    モノクマ「けどまぁ! そのお陰でこうしてチームを結成出来たんだから良しとしよう!」


    江ノ島「あー、その事について質問なんだけど~」


    モノクマ「なんだい?」


    江ノ島「覗きっって事はお風呂なわけだろ?
    じゃあその風呂には誰が入ってんのさ」


    左右田「おぉう、そうだった!さっさと教えろ、モノクマ!」


    桑田「これで大神とかだったらマジ幻滅だな」


    江ノ島「それで満足しとけば?」


    桑田「イヤだよ!」


    花村「僕にとってはご褒美ですなー!」鼻血


    豚神「桑田よ、花村を見習え」


    桑田「誰が!」



    モノクマ「えー、それでは発表します。
    今回のターゲットは…」 


    モノクマ「苗木さん 七海さん >>84 ~ >>90 さんです!」


    江ノ島(やっぱり…)



    モノクマ「上の二人を元に思い付いた計画だからその二人は固定だね」
  83. 83 : : 2016/11/23(水) 12:30:55
    はい! お久しぶりです!

    大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした!


    久々の投稿だからすぐには集まんないとは思いますが、まぁ気長に待ちます。

    というかこのスレで安価求めるのは初めてでしたね。



    ※下の>>84 ~ >>90 は77期生、78期生の(女性陣)中からお選びください。


    それでは、Let's 安価!
  84. 84 : : 2016/11/23(水) 14:44:20
    待ってました!
    安価はソニアで
  85. 85 : : 2016/11/23(水) 15:05:01
    お待ちしておりました~
    安価は舞園さん
  86. 86 : : 2016/11/23(水) 16:12:55
    罪木ちゃん
  87. 87 : : 2016/11/23(水) 17:54:55
    更新待ってました(∩´∀`)∩ワーイ
    安価は戦刃さんと霧切さん
    誰になるのか楽しみに♪
  88. 88 : : 2016/11/23(水) 18:00:55
    >>87
    戦刃さんと霧切さん?
    1レスにつき一人なのでは?

    安価は朝日奈っち
  89. 89 : : 2016/11/23(水) 18:49:37
    >>88

    「セブン」さん、大丈夫ですよ。1つのレスの中に何人までOKなのかは指定してなかったですし。

    ただ今回はこっちのミスなので、次また同じことがあっても同じ様にするかはわかりませんが


    それと>>91追加で
  90. 90 : : 2016/11/23(水) 21:42:43
    再開ありがとうございます!
    ここはやっぱり伊吹っしょ!
  91. 91 : : 2016/11/23(水) 23:47:46
    ここまで小泉なしとか・・・
    なら最後はいただきます!
  92. 92 : : 2016/11/24(木) 00:08:25
    ご回答ありがとうございます!

    まさか半日足らずで全て集まるとは…
    僕もまだまだ捨てたモンじゃないっすね(笑)

    それでは本編再会します。






    モノクマ「苗木さん 七海さん ソニアさん 舞園さん 罪木さん 戦刃さん 霧切さん 朝日奈さん 澪田さん 小泉さん です!」


    モノクマ「事前に調べてきたから間違いはないよ!」


    桑田「おっしゃあーーーーー!!!」


    左右田「ソニアさーーーーーん!!!」


    花村「オラの色欲の波動が抑えられんばい!」クワッ


    山田「ハア,ハア 創作意欲が……沸き上がるーーー!」ムッヒョー↑


    江ノ島「巨乳多くね?」


    豚神「まぁ無難な選択だろうな」


    モノクマ「あらあら? 君らも興味が出てきちゃった?」ワクワク


    豚神「ふん。 確認しただけだ」


    江ノ島「あってもお前らなんかとは行かねーよ」


    モノクマ「あっ、そっすか」ショボーン


    左右田「おいモノクマ!そんで決行はいつなんだよ!」


    モノクマ「あぁ、え~と確か明日の夕方だっt」

    桑田「おっしゃあ! 野郎共! 準備にかかれー!」

    左花山「オ"オ"オーーー!!!」


    ドドドドド!


    モノクマ「気がする…って、もう居ないし」


    豚神「ふん。卑しい奴らめ」


    モノクマ「提案しといてなんだけど、彼らの貪欲さは僕としても恐ろしいよ」



    江ノ島「さーてと! じゃあ俺様も準備しますか!」


    モノクマ「ん? 準備って・・・何の?」



    江ノ島「は? 何って言ったら勿論…




        女子風呂に向けてのだけど」



    モ豚「「!!?」」


    江ノ島「うぷぷ! 俺、アイツ等とは行かないとは言ったけど『女子風呂に行かない』とは言ってないぞ?」

    江ノ島「こんなオモシロそうなこと黙って見てるわけないだろ~って!」



    江ノ島「まぁそれはあくまでついでであって、本当はアイツ等の邪魔が目的なんだけどね~」ウププ


    モ豚「」ポカーン


    江ノ島「さ~てと、でもどうすっかな~?」



    江ノ島「あっ!」ピコーン




    江ノ島「良いこと思いついちゃった~!」ニヤリ


    モ豚「!」ビクッ



    江ノ島「そうと決まったら~~~♪ っと…」ガサゴソ



    江ノ島「あっ、もしもし残姉~? ちょっとおつかい行ってきて~!」ピッ
  93. 93 : : 2016/11/24(木) 08:22:22
    江ノ島は何を企んでいるのだろうか?
    続きが待ち遠しいなぁー
  94. 94 : : 2016/11/24(木) 15:29:53
    そして翌日の夕方―

    クワタの個室

    桑田「おっし!オメー等準備は良いかーー!」

    オー!


    あの後事情を話し、新たに葉隠を加えた俺たち5人は来るべき時に備え士気をあげていた。



    桑田「先程大浴場にて女子多数が入って行く映像を、(コードネーム)【ソニアLove】が捉えた!」


    左右田「ハッ!」(*`・ω・)ゞ
    (ソニアLove)


    桑田「作戦は以下↓の通りである!」


    桑田「六〇三〇(6時30分)時丁度に現場へ急行」

    桑田「その後(コードネーム)【プリンス☆ブ~太】創作のもと編み出されたジャスティス・ロボに着替える!」


    山田「ぬっふっふ。これで万が一見つかったとしても脱衣場にはロボが5体置かれているだけ…」

    山田「何も違和感はありませぬぞ?」クイ
    (プリンス☆ブ~太)


    桑田「その後、七〇〇〇(7時)時まで(コードネーム)【性的観音菩薩】解説のもと鑑
    賞に勤しむ!」


    花村「んふふ。手取り足取り教えてあげるよ」
    (性的観音菩薩)


    桑田「鑑賞後は速やかに撤退、」


    桑田「トラッシュルームで【ドレットホームレス】のガラス玉を使い、俺こと【MMF】が格子の隙間から焼却炉のスイッチを押して稼働させる!」

    ※MMN → Midnight Million Fungo
       (夜の百万本ノック)


    葉隠「ちょっ!待っ! えぇ!」 

    葉隠「何か色々おかしいべ!」
    【ドレットホームレス】


    桑田「跡は焼却炉まで徒歩で行き、各自のロボを証拠隠滅すること!」


    葉隠「わざわざ俺の水晶玉で押すことねーべ!?」Σ( ゚Д゚)


    桑田「異論がある奴はいるか!?」


    葉隠「ハイハーイ! スイッチは自分で押した方が良いと思いまーす!」


    桑田「うむ! では作戦を開始する!」


    葉隠「確認とった意味って…」(´・ω・`)



    Mission Start






    ???「うぷぷ。 来たきた!」
  95. 95 : : 2016/11/24(木) 20:59:46
    『脱衣所にロボが(5体)あってもきにならない』←んなわけねーだろwww
  96. 96 : : 2016/11/25(金) 07:42:09
    これは、モノクマ事前に女子に言ったのか?
  97. 97 : : 2016/11/26(土) 09:35:21

    脱衣所に着いた俺達はロボに着替え、ドアに手をかけていた。

    作戦通りならここですぐさま鑑賞に移るのだが…


    花村(皆ー! お宝があったよー!)(^o^)/~


    手に持った薄い布切れを誇らしげに掲げる 性的観音菩薩(花村先輩)が誘わ…ゲフンゲフン, 邪魔をする。


    山田「ぬおぉーーー、それは!?」

    左右田(バ,バカ!声がデケーって!)


    花村(キッチリ10人分、あるよ?)クイッ


    桑田(目的一時中断、各々楽しみたまえ)

    (((( ラジャ! ))))



    その後数分間、俺達は至福の時を身に刻んだ。




    ―数分後―

    桑田(では、いざ!)ササッ


    路線復帰。本来の目的を遂行に移る。


    左右田(いよいよ、いよいよだな!)ヒソヒソ

    花村(んふふ。準備はバッチリだよ!)ヒソヒソ

    山田(これを開けた先にはハーレムが!?)ムッハー

    葉隠(誰にも苗木っちのを盗んだのはバレてねーよな?)ススッ

    葉隠(これを売れば大儲け間違いなしだべ!)


    葉隠はやはりクズだった。




    桑田(じゃあ、いくぞ…)


    ゴクッ


    皆の期待を込めた眼差しは、桑田が引いたドアの先のモノへと向けられる。


    そこには漢たちのロマン、

    女子のあられもない姿が…




    なかった。




    ((((( アレ…? )))))





    霧切「随分と…お楽しみだったみたいね」


    『!!?』ビックゥッッッ!

    背後から、声が聞こえた……気がする…。


    小泉「しかもまさか、あんな小道具にまで眼を向けるとは…」


    澪田「流石の唯吹も何も言えねーっす」ヒキ


    朝日奈「ちょっとどころかかなりキモいよ」


    七海「おぉ~! これがゲームでよくある『修羅場』ってやつだね!?」フンス


    罪木「ぇ、え~っと、それは違うと思いますけど…」



    舞園「桑田君」  ソニア「左右田さん」


    桑田「ま、舞園ちゃん!?」

    左右田「ソニアさん!?」


    桑田「こ、これは違うんだ!何かの間違えで…」アセアセ

    左右田「そ、そうそう!俺等も5人で入ろうとしたら偶然被っちゃっただけで…!」アセアセ



    戦刃「山田の部屋からロボの設計図」

    戦刃「左右田の部屋からは盗撮と思わしきモニターの数々が発見」

    戦刃「桑田の部屋には今回の行動を裏付ける作戦の紙を発見した」

    苗木「…?」


    山田「いつの間に!?」!Σ(×_×;)!


    霧切「それに加えて先程の愚行、それと葉隠君のポケットに入っている囮の苗木さんのパンツが証拠よ」


    葉隠「な! 囮って事は…
    じゃあ、これは本物じゃねーってことか!?」


    霧切「えぇ、そうよ」ニコ


    桑左「「葉隠ーー!!」」


    小泉「ちなみに、その囮用の下着は全部買ったばかりの新品…」

    七海「のやつを警備部の逆蔵さんに何回か履いてもらったモノだから」


      『『『『『 Σ(゜Д゜)ボフッ 』』』』』



    ~その頃の警備部~

    男「逆蔵さん、今日は機嫌が良いですねー!」


    逆蔵「そ、そうか?」ソワソワ

    逆蔵(ちょっと愉しかったなんて言えない)///





    朝日奈「これでもう言い訳はできないからね!」


    桑田「み、待った!!!」

    左右田「まだ反論の余地が…!」アセアセ


    舞園「桑田君キモいです。死んでください」

    桑田「アポ?」


    ソニア「貴方のような人間とあと2年も同じ教室に居なければならないなんて…」

    ソニア「ストレスでおっ死ンじまいそうです」

    左右田「…アポ?」


     
       桑田 左右田 花村 山田 葉隠
            死刑確定
  98. 98 : : 2016/11/26(土) 17:26:12
    逆蔵wwwwwwwww
  99. 99 : : 2016/11/26(土) 20:57:18

    小泉「さぁ~てと、オシオキするにしたって花村がいるんじゃ迷うよね」


    あの後、駆けつけた大神さん達の手によって、変態5人組を縛り上げた。


    朝日奈「え?それってどういう…」


    花村「んふふ!肉体的暴暴力も精神的屈辱もプレイの一環だよ!」キリリ


    朝日奈「・・・」


    霧切「だったらうちのも大概ね。山田君がいるし…」


    山田「僕は慣れていますからね!むしろ僕を満足させられるだけの行為が備わっているのか…」

    山田「逆に見極めたいものですなぁ!」イケボ


    この時、澪田は珍しく

    澪田(キモチワルッ!)

    と、心の底から相手に恐怖したのである。



    苗木「あ!なら私がやっておいて良いですか?」


    そこで名乗り出たのは苗木だった。


    罪木「ふえぇ!な、苗木さんが…ですか?」


    苗木「はい!」


    罪木「で、ても…」チラッ


    小泉「静ちゃんがやったんじゃそこの二人じゃなくても喜んじゃうよ?」


    ソ,ソンナコトナイケドー?


    苗木「お願いします!やらせてください!」

    苗木「必ず今回の事を思い出すたびに心臓発作おこすくらいのトラウマを植え付けますからぁ!!!」


    小泉「うん …ん?」


    ソニア「わかりました。そこまで仰るならとことん虐め抜いてやってください!」

    舞園「夜露死苦☆」


    七海「文字が色々とおかしい…と思うよ?」



    そんな訳で、オシオキを受ける5人以外は(苗木の指示で)脱衣所から出ていく。


    …バタン 

    跡に残ったのは苗木

    と、それに期待の眼を向ける卑しい5人組。


    苗木「…」


    桑田「なあなあ苗木ちゃ~ん、オシオキって具体的には何するの~?」ソワソワ

    左右田「その…できるだけキツイやつでお願いします」///

    山田「さぁ…!」ハァ,ハァ

    花村「バッチ恋!」ハァ,ハァ


    端から見れば美女と野獣(変態)×5だ。

    この光景を裁判で提出したら一気に有罪モノである。



    苗木「じゃあ、始めますね」


    それでも苗木は怯むことなく、逆にこちらも何かを期待する眼で対象の方を向いた。


    対象共は待ってたと言わんばかりの顔だが…


    苗木「最初にオシオキを受けるのは…

    ダ・レ・か・な?」


    花村「ハイ!」ビシッ


    葉隠「あ!ズリーぞ、花村っち!」

    山田「拙者が受けます!」


    苗木「ふふ。順番ですから慌てないで下さい」ニコッ


    左右田「あっ、ハイ…」トゥンク


    苗木「そう。順番だから慌てないで…」ボソッ

    苗木「…ふふっ」


    葉隠「!!?」ゾクッ!


    山田「おや?どうしましたかな?」


    苗木「…いえ、何にも?」


    花村「ねぇ~、は~や~く~~!」


    苗木「すいません。それでは始めますね」


    花村「よろしくお願いいたします」キリッ


    そう言うと、苗木は花村に近づき、胸に手を当てる。


    桑田「わっ、ワッ!」///


    それから身を乗り出して耳の近くに顔を寄せた。


    花村「ハッ,アァァ~~~~♪」トローン


    まだ風呂に入ってないのに、良い香りがする。


    苗木「今日の出来事を、一生忘れる事の出来ない思い出にしてあげますね」


    花村「はいぃ」ポヤ―ン



    一曲何十万という額を叩き出す(歌)声を近くに、甘い文句が優しく吐き出される。


    そこからさらに近づけ、耳に息がかかるくらいまで持ってくると、



    口を開き、

    軽く息を吸うと






    危ないオシオキに取りかかった。




  100. 100 : : 2016/11/26(土) 20:57:22

    霧切「遅いわね…」


    苗木さんが一人で中に残ってから数分が過ぎた。


    小泉「やっぱり、一人であの5人を相手にするのはキツかったのかな?」


    罪木「ナ,苗木さん、可愛くて素敵な方ですもんね」


    朝日奈「まぁ、世界中にファンが居るわけだしねぇ?」


    罪木「逆に脅されてたり、とかはしてないでしょうか…?」


    澪田「ぉぉ脅し!? 怖いこと言っちゃダメッすよ~、蜜柑ちゃん!」


    戦刃「…」


    七海「流石にそれは無い…と思うよ?」

    七海「大神さんがギチギチに固めてたのを私達自身が見てるわけだし…」


    ソニア「そういえばそうでしたね」


    舞園「…」

    舞園「なら、私達から逃がすため…なんて考えられないですか?」


    小泉「え? 逃がす?」


    霧切「私もそう思うわ」

    霧切「このままじゃ、あの5人は私達の手によって蹂躙されてしまう」


    澪田「じゅ、蹂躙って…」


    霧切「そこで自分が注意するからと言っておいて、実際は彼らを助けるため自分だけ居残る」


    霧切「実に彼女らしい発想だと思わない?」


    小泉「それは、まぁ…」
     
    七海「確かに」

    戦刃「…」



    その時、入口を塞いでいた扉が開かれた。

    ギイィィィ…



    『『『 !? 』』』


    苗木「あ、皆! 待たせてごめんね?」


    そこに立ってたのは、苗木だった。


    七海「苗木さん、怪我とか…無い?」


    苗木「え? ハイ、『私は』大丈夫ですけど…」チラッ


    気まずそうに見えた苗木の眼は、脱衣所の中へと向けられる―



    桑田「」
    左右田「」
    花村「」
    山田「」
    葉隠「」



    そこには、倒れるようにして寝ている5人の姿が―


    舞園「え?」
    戦刃「は?」
    ソニア「ん?」


    否、倒れるようにして、してではなく
    『本当に倒れているのだ』

    しかも白目をむいて、
    泡まで吹いて。

    とても苦しそうに―



    七海「…」
    ソニア「…」
    舞園「…」
    朝日奈「…」
    罪木「…」
    霧切「…」 
    戦刃「…」
    澪田「…」
    小泉「…」




    苗木「ぇ、え~と…」

    苗木「やり過ぎちゃった☆ …かな?」テヘペロ!

  101. 101 : : 2016/11/26(土) 21:35:53
    苗木なにしたしwwwwww
  102. 102 : : 2016/11/26(土) 23:17:17
    苗木おっかないね
    それにボソッと言ってたから……
    どうなるんだろうね
    ワクワクドキドキもんだな
  103. 103 : : 2016/11/27(日) 08:59:33
    やりすぎちゃった☆ ←想像したらカワイイwww
  104. 104 : : 2016/11/27(日) 12:32:21

    小泉「え~とつまり、オシオキとして耳元で歌を唄ったら羽目を外し過ぎて皆気絶してしまった…と?」


    こういう時に場を任されるのは委員長タイプの小泉だ。

    今は中で何があったかの整理をしている。


    苗木「はい。でも歌と言っても普段テレビの前で唄うようなモノではなくてですね…」

    苗木「その…」モジモジ


    舞園「なくて?」(やっぱり可愛いいですね)///


    苗木「自衛の時とかに使う超音波の類いって言った方が正しいかもしれません」


    朝日奈「ちょ、超音波!?」

    朝日奈「って何?」キョトン


    霧切「人間の耳には聞こえない高い振動数をもつ音波の事よ」


    朝日奈「??」


    澪田「ま!難しく聞こえるかもしれないっすけど、案外身近な所で役にたってたりとかしてるっすよ!」


    罪木「お腹の中にいる胎児の様子を見たりだとか、臓器に異常がないかとか…」

    罪木「凄く医療と密接なんですぅ~」エヘヘ


    ソニア「しかし、ソナーをとばして獲物を捕まえる動物も数多くいるのです!」ビシッ


    朝日奈「例えば?」


    ソニア「マカンゴやスコンクです!」


    朝日奈「何それ!?」


    七海(ソニアさんが前から言ってた奴って陸上動物とかじゃないのかな?)


    澪田「でも!そんなイカした技を身に付けてるなんて、静ちゃん痺れるっすーー!」タハー!


    苗木「そ、そんな!ただの護身術みたいなモノです!」ブンブン


    霧切「超音波を『ただの』で片付けたのは良いとして、」チラッ


    遺体×5『・・・』


    霧切「コレは一体どうしてこうなったの?」


    罪木「こ、コレって…」


    苗木「死んでしまわない(脳が潰れない)程度には殺しましたよ?」


    苗木「その時出した音は耳から伝わって脳を刺激するようにしましたので…」

    苗木「刺激が強すぎて気絶したんだと思います」ニコ



        ((( 怖 っ !! )))


    小泉「医療との密接さは何処へいった」


    罪木「医療機器はそんなことなりませんよ!?」


    苗木「まぁ、殺しはしてませんけど…」


    舞園「そうですか(残念です)」


    苗木「調子乗って言語障害、味覚の麻痺、運動能力の麻痺なんかも起こしてしまいました」


    罪木「ふえぇぇぇ!!」

    小泉「マジ?」

    七海「軽くチートだね」

    ソニア(うっし!)ガッツポ

    舞園(シャァおら!)ガッツポ


    苗木「なので、目覚めるのは半日後だとしても、その後1週間は生活に支障が出ると思います」


    霧切(今更だけどこの子ってある意味危険よね)


    普通の子達であれば、ここは彼女を恐れるか、彼等を労るかをするのだが…


    朝日奈「まっ、いっか!」

    ソニア「そうですよね!苗木さんは罪人に刑を与えただけですし!」

    舞園「有言を実行しただけ、勝手に勘違いしたのはアチラの人達ですし」

    七海「それよりお風呂入ろう!それから洗いっこもしよう!」フンス

    澪田「タハー! それ良いっすね!?」 

    霧切「ふふ。七海さんは何を期待しているんですか?」

    戦刃「さっさと…行こ?」


    彼女達は普通にあらず。

    だから欲にまみれた男共の心配をする人間は…


    罪木「わわ私が部屋まで運んでいきます~!」

    小泉「わ、私も手伝うよ!」

    苗木「元々私のせいでもあるから手を貸すよ!」


    彼女達は普通でない。ゆえに彼等を労るのはたったの3人である。



    ACT7 超高校級の絶望は煙の向こうに希望を見出だすのか。  end
  105. 105 : : 2016/11/27(日) 12:32:26

    オマケ

    苗木「あ!そうだ!今彼等は脳が衝撃に対してストップをかけれない状況なので面白いことが出来ますよ!」


    罪木「ふえぇぇぇ!!」


    苗木「試しに彼らが寝ている近くで、澪田さんの歌が入ったCDをかけてみましょう!」


    小泉「ま、待って静ちゃん!それは流石に…」


    苗木「あっ、大丈夫ですよ?ちゃんと防音対策がとられた個室で行いますから」ニコ


    小泉「そ、そうじゃなくて…」


    苗木「そうと決まればレッツゴーです!」ズルズル


    小泉・罪木「「 ま、待ってーー! 」」



    苗木静。
    普段は大人しく可憐だが、抑圧された思いを解き放つと行動がぶっ飛ぶ時がある。


    苗木(フフ。 久しぶりにあんな声出したから気分良いな♪)ズルズル



    それから一週間、桑田 左右田 花村 山田 葉隠 の5名は車椅子生活を過ごしたと云う。


    本当にend




    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    モノクマ「え? 何々?」

    モノクマ「『入浴シーンはないのか』って?」


    モノクマ「うぷぷ。勿論ございますとも!」


    モノクマ「しかーし!ここでボクからの問題だ! よーく聞いとけよ?」ガオー



    Q.江ノ島君は、どうやって女子の裸を拝むのか



    モノクマ「うわー!恥ずかしい!」

    モノクマ「聞いた?『女子の裸を拝む』、だって~!」クスクス

    モノクマ「イヤラしいよね~?
    何で普通に『覗く』って言わないんだろう?」


    モノクマ「…」

    モノクマ「今のはボクからのヒントだよ」ウププ


    モノクマ「それともうひとつヒントをあげるよ」


    モノクマ「>>97の『あの人』の『あの発言』、何かいつもと違う感じじゃなかった~?」


    モノクマ「実は江ノ島君、超大胆な行動に出てるんだ~」


    モノクマ「流石の彼でもここまでやったらバレると思うんだけど…」


    モノクマ「そういえば前日に戦刃さんに何かお使い頼んでたけど…」

    モノクマ「あれって、買ってくるモノに意味があるんじゃなくて、」

    モノクマ「『買ってくること自体に意味があった』りして~」ウププ


    モノクマ「ハッ!ちょっと余計な事まで話しちゃったよ」


    モノクマ「えぇーい、さっさと問題に取りかかるぞー!」



    モノクマ「解答は安価!」

    モノクマ「>>120までに答えが出たらオマエらの勝ちー!」

    モノクマ「答えが出た時点で応募は締め切るよ!」


    モノクマ「判定はボク! ボクが正解だと思ったら正解だよ!?」


    モノクマ「え? 反則しないかって?」

    モノクマ「ばっかもーん!そんな事するはずないだろー!」バキッ

    如月「ふぐっ!?」←思いっきり殴られた。


    モノクマ「正解すれば何と…」


    モノクマ「次の章のお題を選ぶことが出来ます!」ヤッホー!


    モノクマ「え? それじゃあ足りないって?」

    モノクマ「仕方ないな~。なら、特別に…」


    モノクマ「江ノ島君を指示して、女子にあ~んな事や、こ~んな事をやってもらいます!」


    モノクマ「ん?それじゃあバレないかって?」

    モノクマ「大丈夫。今の彼はそれができる状態にあるんだから」ウププ
        ↑
      ヒントです


    モノクマ「あ!こら、余計な事を!」

    如月「う、あぁ!?」ボカスカ←思いっきり暴力された。



    ※ここまでのおさらい

    解答形式は安価。 
    >>120までに正解を導き出すこと(判定はモノクマ)

    賞品は次の章のお題を選べる権利。
    また、入浴中の女子達に安価で(江ノ島が)イタズラを起こさせる権利。(大体3回くらい)


    ヒント
    ①「女子の裸を拝む」のであって「覗く」のではない。

    >>97の「あの人」の「あの発言」の違和感

    ③江ノ島は今超大胆な行動に出ている。

    ④戦刃へのお使いは「買ってきたモノ」よりも「買ってくること」の方に意味がある。

    ⑤江ノ島は女子にイタズラできる状態にある。


    モノクマ「数に制限があるから、よ~~く考えてから投稿してきてね♪」


    モノクマ「それじゃあ、よ~い…安価!」バサッ

    >>106 ~ >>120
  106. 106 : : 2016/11/27(日) 21:30:28
    江ノ島が戦刃に変装している?
    ためいろいろできるカナ?
  107. 107 : : 2016/11/28(月) 00:26:21
    >>106

    モノクマ「は~い、正解です! ちょっと難しく言ったつもりだったんだけど…」ウププ

    モノクマ「と言うわけで、江ノ島君と戦刃さんは入れ替わってます!」

    モノクマ「本物の戦刃が何をしているのかも追々説明していくからね!」
  108. 108 : : 2016/11/28(月) 14:55:51
    面白いです!期待してるよー
  109. 109 : : 2016/11/28(月) 20:50:34
    正解だったウソー!!Σ(;゚ω゚ノ)
    他の人……なんかゴメン
  110. 110 : : 2016/11/28(月) 21:13:54
    ACT8 超高校級の絶望はその目に希望をやき付けて


    澪田「ここが大浴場っすか、広いっすー!」


    霧切「何を言ってるの。いつも使っているじゃない」


    澪田「何言ってんすか響子ちゃん!こーいうのは気分が大事なんすよー!」


    ソニア「確かに!損して徳取れって云いますもんね!」


    小泉「ハハ。色々間違ってるよ」


    朝日奈「その通り!苦労してまで欲しいと思うのは世界でただ一つ、ドーナツだよ!」


    罪木「そ、それは朝日奈さんだけでは…?」


    チャプン

    七海「は~。気持ちいい」///

    苗木「だね~」///


    男子の一件を終えた後、当初予定していた通り皆でお風呂に入った。


    戦刃?「」///


    舞園「あれ?戦刃さんどうしました?」


    戦刃?「な…何でもない」


    舞園「…? そうですか」

    舞園(今顔が赤かったような…)




    江ノ島(あっぶねぇーー! ここでバレたらアイツ等よりもヒデー事になるぞ絶対!)


    ()の名前は江ノ島盾。

    『超高校級のモデル』として希望ヶ峰学園に選ばれた自称『超高校級の絶望』だ。


    そんな彼は今、女子が入浴している場に姉の戦刃むくろに扮している。


    そう、自分の希望を叶えるたm江ノ島(んな訳あるかい!)ズブシ!


    舞園「?」


    戦刃(江ノ島)「?」サッ
    以下「江ノ島」



    江ノ島(という訳で、俺と残姉は見事に入れ替わっちまったのさーー!)


    江ノ島(アイツは元々残念ボディでしかも軍人。身体はどっちかっつーと男よりだ(笑))

    江ノ島(髪さえ整えちまえば見分けはつかねぇ!)




    江ノ島(え、入れ替わった理由?)

    江ノ島(そんなの他の男共の夢である混浴をして、ソイツ等の希望を絶望に変えるためだろーが!)



    朝日奈「アハハ!皆も早くおいでよ~!」タユンタユン

    小泉「葵ちゃん!前隠して~!」バッ


    江ノ島「」ブバッ


    舞園「?」

    江ノ島「?」サッ


    他意なんてない。


    ソニア「素晴らしいです朝日奈さん!やはりここは日本の作法に面食らって…」

    ソニア「私も脱ぎます!」バッ

    ボイーン!


    江ノ島「」ガン! ←頭を壁に打ち付けた。


    舞園「ぃ、戦刃さん!何やってんですか!?」


    戦刃(江ノ島)「ほ、捕虜になった時の…訓練?」


    舞園「……(残念だ)」
  111. 111 : : 2016/11/28(月) 23:29:41
    胸小さいとはいえ髪を整えるだけで弟と見分けつかなくなる残姉ちゃんマジ残念
  112. 112 : : 2016/11/30(水) 13:42:28
    あれじゃいつかバレちゃうよ
  113. 113 : : 2016/12/20(火) 15:25:14
    江ノ島と苗木のやり取りとかが気になると思った
  114. 114 : : 2016/12/20(火) 23:42:04
    その後も江ノ島は正体がバレないよう必死に隠す。


    が、とうとう理性が抑えられなくなり手当たり次第に女子のタオルを脱がし始める―













    江ノ島(な~んてなるワケねーじゃん☆)ウププ


    そう、残念ながらならないのである。残念ながら…


    江ノ島(この俺様が女子風呂に混ざったくらいで理性崩壊?)

    江ノ島(ナイナイ(ヾノ・∀・`)
    だったらワザワザ危険侵してまで来るかって、普通)

    江ノ島(ま!それはそれで絶望的だけど?)ウププ



    江ノ島(ん?じゃあ何でその気になったかのような演技したかって?)


    江ノ島(そんなのオマエら読者に希望を与えて落とすためじゃ~ん! バッカじゃねぇのwww )



    如月「今の発言を彼に代わってお詫び申し上げます」

    如月「すみませんでした!(土下座)」



    江ノ島(大体、俺様が求めている刺激はこんな程度じゃ手に入んねぇ)



    江ノ島(例えばホラ。朝日奈のバカが今素っ裸で前を横切ろうが、)

    朝日奈「ヤッホーー! 1番乗りーー!」ダダダ


    江ノ島(澪田とソニアが二人で謎のチューチュートレインをやっていようが、)

    澪田「…」クルクル
    ソニア「…」クルクル


    江ノ島(罪木がまた転んで俺に大事なトコ丸見えになろうが、)

    ドガシャァーーン!
    罪木「マ,また転んでしまいました~!」M字開脚


    戦刃「…」スルー

    江ノ島(俺様はこれひとつとして動じない)


    江ノ島(それも当然か。何たって俺様は生まれつき絶望にしか興奮できねぇんだから)


    江ノ島(だからここで胸を押し付けられようともボクには効かないのさ!)ウププ



    「んぁっ…!」


    江ノ島「ん?」チラッ




    苗木「うぅ…、 シャンプーが目に…」ゴシゴシ

    江ノ島「ブバラッ!」Σ(゚◇゚;)



    舞園「?」サッ

    戦刃「…」サッ



    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




    江ノ島(………は? )ダラ―

  115. 115 : : 2016/12/21(水) 01:02:36
    面白いです期待してます
  116. 116 : : 2016/12/22(木) 07:18:38

    耳を優しく刺激する甘い音が微かに聞こえてきた。


    俺はその声に反射に近い反応をとって音のした方に眼を向けた…

    むけ……た………


    ・ ・ ・ ・ ・ ・



    その双眼が捉えたのは一人の少女の後ろ姿だった。

    勿論、ただの少女ではない。


    肩にかかる程度に伸びた絹のような髪を後ろで束ね、それにより露になる細く白いうなじ。
    髪と共に濡れたその姿は、同性であったとしても嫉妬するくらいに妖艶だ。
    後ろを向いていても隠しきれていないプロポーションと豊胸。

    頭から滑り落ちた泡が、彼女の背中や胸に付着し、何と言うか…その………


    かなりエロい。




    ひとつ1つの動作に脳死するくらいの衝撃が込められている―


    江ノ島「………」ポー

    江ノ島「…ぁ!」鼻血ツー

    江ノ島「ッ!」ダッ


    【STRAT】


    江ノ島盾は走った。

    水とシャンプーでぬかる足場を物ともせず、ただひたすらに、湯船を目指した。


    江ノ島(血が、止まらん!)


    手で押さえていてもすぐに紅く染まってしまうため、多少不自然だがそこから避難する。

    ご自慢の超高校級の才能の数々を惜し気もなく活用し、目立たず、音を立てず、そして最短経路を導きだした。


    江ノ島が走り出した時に跳ねた水が地面に帰還を果たした時には、彼はすでに湯に片足を浸していた。


    そして勢い殺して何事もないかの様に振る舞い入浴する。


    【FINISH】

    ―ここまで、1/100秒―




    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    江ノ島は今の自分の状態を把握しきれずにいた。


    苗木はタオルを厳重に巻き付け、おまけに後ろを向いていた。


    普通の男子ならいざ知らず、相手は朝日奈や罪木の全裸を見ても1mmも反応しなかった江ノ島だ。

    当然、普段であれば小道に生える雑草のように見向きもしない光景なのだ。



    それなのに何故―
    自分はこんなにも焦っているのだろうか。



    江ノ島「ご…がぁぁ………」ブクブクブク


    こんな、俺らしくもない事を。





  117. 117 : : 2016/12/23(金) 16:27:58

    七海「皆でお風呂に入るってのも良いもんだね~」ハフ―///


    私の隣で体を洗っていた七海さんが、シャワー熱で火照った顔をこちらに向けて言ってきた。


    苗木「だね。ここだと伸び伸びやれて窮屈じゃないし」


    先日は個室のバスルームを二人で使っていたが、あの時は体が密着した状態だったし。


    (この時、タオルの上からでも分かる七海の発育の良さに眼を引かれたのは秘密だが)


    モノクマが今回の企画を提案してきた時は何かあると思っていたが…

    まさかあんな事になるなんて!
          ↑
    「あんな事」を起こした張本人


    結局、脅威が過ぎ去った訳だが…



    苗木「」チラ


    苗木(気掛かりな事は、まだあるんだけどね~?)


    苗木がここにいる「ある人物」にちょっとした疑いの眼を向けていると…



    背後に見覚えのある特徴的な二本の角が現れる。



    が、苗木はそれに気が付かない。




    ???(ぐふふふふふ!)







    江ノ島はあの後暫くは己の異変と戦っていたが、時間が経つとまたいつも通りに戻る事が出来た。


    が…


    霧切「お隣良いかしら?」

    舞園「はい、どーぞどーぞ!」

    小泉「大勢の方が楽しいしね!」

    霧切「ふふっ。ありがとうございます」チャプ



    傷の舐め合い、もとい文字通りむ、胸?の探り合いを行う「アンダーC」(江ノ島命名)の連中に囲まれた。


    理由は言わずがな。

    彼女達の周りには、自分達が持つちっぽけな「丘」を嘲笑うかのように高くそびえる「山」を携える強者がゴロゴロいるからだ。


    江ノ島(だから、この女子の中で1番育っていない残姉(男である俺様)を比較の対象に選んで優越に浸っているのだ)


    実際、顔は何気ないようなガールズトークを楽しんでいるように見えるが、刺すような視線だけは隠しきれていない。



    ちなみに、この「アンダーC」は全員がタオルで胸から下を隠しているので(理由は言わずがな)、別に俺様だけが怪しまれる事はなかった。





    しかし…


    江ノ島(哀しいね~。恵まれない体なんて)ウププ


    バレないようにポーカーフェイスをするも、ここに立ち昇る負の絶望を感じずにはいられない。


    無愛想な顔を貫き通すのも中々大変である。


    江ノ島(それと幾らなんでも俺様()と比べるのはねーわwww)


    江ノ島(こいつら3人とも俺が残姉と入れ替わってるって知ったらどういう反応するかな~♪)


     ・ ・ ・


    江ノ島(…ん? 3人?)



    ふとそこでここに居る筈の人物を思い出す。


    アイツは(俺様の超分析力を使った結果)小泉と並ぶほどの垂直落下だった。

    なのに今この場にいない。


    一体どこ…へ……



    「ひゃあぁッ!」



    俺はその甘い声に反射に近い反応をとって音のした方に眼を向けた…

    むけ……た………



    江ノ島(あれっ? これって何かデジャヴ?)


    気が付いた時にはすでに遅く、そう遠くない所で起こった出来事に、目を奪われた。


     
    苗木「み…澪田さん……か、返してくださぁい!」///


    澪田「むひょひょひょ!これはたまんねぇッす!」




    苗木の身体を巻いていたタオルが澪田の手に握られている。

    大事な部分は苗木の手で隠されているが、当然そこ以外は無防備もいいところだろう。



    とにかく、ここで江ノ島が思ったことはたった1つだけ。



    江ノ島(あぁ、俺今日死ぬのかなぁ)
  118. 118 : : 2016/12/23(金) 23:24:08
    江ノ島……苗木に対しての鼻血が多い気がする
  119. 119 : : 2016/12/27(火) 20:54:29

    澪田「ムムム!これはけしからん!せいやー!」ムニュ


    苗木「ァッ⁉ ダ,ダメです澪田さ…んんッ!」ビクッ///


    江ノ島「!」ザブッ


    咄嗟にお湯に顔を沈めて、見えないようにした。
    幸いにも「アンダーC」全員がその光景を(嫉妬の眼で)ガン見していて、疑われる事は無かった

    …のだが



    澪田「ホホッ!これは堪んねっす!」


    苗木「ンッ…やァッ…‼…///」


    有能過ぎる耳が入ってきて欲しくない声まで拾ってしまい、それを元に万能過ぎる脳が勝手に状況を頭でシュミレートしてしまう。


    澪田「んじゃもういっちょ、それーー!!」

    苗木「ンッ‼ イ,イヤーーーー!!!」///


    江ノ島「もががもがぉがごぉ(もうヤメロお前は)ーーーーー!!?」




    ~10分後~


    澪田「」ピクピク ←苗木から「破滅の唄(江ノ島命名)」を喰らった。


    苗木「まったくもぅ~~!(怒)」///


    江ノ島「」チーン








    如月「さぁ、こんな状態の彼ですが仕事をして貰いましょ~!」ワー

    如月「以前行ったクイズの景品の中に、江ノ島を3回くらい安価で自由に出来る、というモノがありました」


    如月「なので宣言通りやります!ヤッちゃいます!」


    >>120>>122
    「江ノ島」が「誰」に「何」をするのか送って来てね~!


    (あくまで戦刃として行動するので正体がバレるようなモノはお控えください)
  120. 120 : : 2016/12/28(水) 01:17:23
    江ノ島が七海に戦闘物のゲームをすすめるとか?
  121. 121 : : 2016/12/28(水) 06:27:16
    江ノ島が苗木に告白(フリ)をする
  122. 122 : : 2016/12/28(水) 10:47:21
    江ノ島がアンダーCトリオの体つきを馬鹿にする(つっこまれたら自分は軍人だからこれで十分だと返す)
  123. 123 : : 2017/01/24(火) 23:47:36
    江ノ島が女子に対して好きな人を聞いてみる
  124. 124 : : 2017/05/06(土) 23:55:07
    続きが気になります!!

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1999621

如月 誠

@1999621

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