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布都「ほう、新聞とな?」

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  1. 1 : : 2016/08/12(金) 02:56:05
    このスレは東方projectの二次創作です。
    文章力皆無、亀更新です。
    キャラ崩壊、並びに公式の設定と異なる箇所があります。
    一生懸命書きますので楽しんで見て頂けたら幸いです。
  2. 2 : : 2016/08/12(金) 02:57:54
     我が名は物部布都、尸解仙である。
     尸解仙とは何か、じゃと?まぁ仙人と同じようなものだ、気にするでない。
     一体誰に自己紹介しているのかは知らぬが、自己紹介するべきだと思ったのでしておいた。
     今、我は日課の修行を終え人里に妖怪が入り込んでいないか目を光らせておる。

    「おどろけー!」

     元気な声と同時に我の眼前にある八百屋の主人の目の前に、茄子みたいな色をした傘を持った妖怪が降ってきた。
     妖怪の髪は空色で右目も同じ色じゃが、なんと左目は赤い……つまり2色の瞳をしておる。
     あれは完全に里に馴染んでおる九十九神の、小傘とかいう奴だ。
     だが八百屋の主人は全く驚いた様子を見せず、歯を光らせ眩しい笑顔を小傘に返した。

    「なんだ小傘ちゃんか、いらっしゃい!今日もいい野菜が入ってるぜ!見ていくか?」

     光り輝く八百屋のお誘いに対し、空と赤の二色が無言で上下に揺れ肯定の意を示した。
     我が見た限りでは、驚いてくれなくてしょんぼりしておると言ったところじゃな。
  3. 3 : : 2016/08/12(金) 03:00:10
    「そうしょぼくれるなって、今日入った野菜はすごいぞ!なんと世界で一番辛いって噂の……」

     八百屋の主人の話をしょんぼりしながらも真剣に聞く小傘。
     我はそのやり取りに興味を無くしたので、巡回を続けることにした。

     今までの我であれば先ほど視界に映った小傘に襲い掛かっていたことであろう、今までの我であれば。
     我はここ最近になって我の周りで騒ぎが絶えないことに気がついた。
     原因としては我が妖怪に勝負を挑むからであった。
     何故ならば妖怪は倒すべき悪だからである。
     だが我は気づいてしまった、騒ぎの発端はいつも我であったことに。
     妖怪は悪ではあるが、我から仕掛けている故に争いは起こっておる。
     では、我が妖怪に勝負を挑まなければ我の周りの争いは減るのであろうか?
     そう思い、妖怪を見つけてもすぐに戦わずしばらく様子を見ることにし、害がないようであれば放置するようにした。
     流石に妖気を滾らせておる者や、明らかに怪しい者は即座に叩くつもりだが。
     成果はまだ出ておらんと言って良いが、試してから数日の間は争いが激減しておる。
     我が要らぬ戦いを引き起こしていたとすれば、周りの人間に迷惑をかけてしまっていたことになる。
  4. 4 : : 2016/08/12(金) 03:03:00
    「とはいえ、戦いがないのも退屈じゃな」

     とっさに自らの口を両手で塞ごうとしたが、袖がぶかぶかじゃから手ではなく袖で塞いでしもうた。
     それはともかく、我が今口に出したことは戦闘狂が口にするような言葉であった。
     仕方がないことだ、退屈は毒であり人を狂わせる。
     今のは我の本意ではなく、退屈で頭がおかしくなっていただけに違いない。
     そう自分に言い聞かせ納得させる、何故なら我は断じて戦闘狂ではないからだ。

     気持ちが沈むと視線も下がるもので、我はいつの間にやら下を向いて歩いていた。
     だが、我が見ていた足元に何かが落ちていることに気づいた。
     何かとは、くしゃくしゃになった白黒の紙だった。
     紙には大きな文字で『山の神社で餅つき大会開催!?』と書かれておった。

    「なんなのだ、これは……?」

     興味が湧いた我はその紙を拾い、紙を広げてみた。
     どうやら大文字が記している通り、妖怪の山にある神社『守矢神社』で餅つき大会が開かれるようだった。
     その紙は大きい文字で概要を簡潔に記し、小さい文字で概要の詳細が書かれておった。
     我はその紙に驚かされた、このような珍事を書きとめた読み物など知らなかったからだ。
     裏返してみたところ、そこにも大文字で何やら書かれておった。

    「ふむふむ……『美しい謎の妖怪の正体に迫る!』じゃと?」

    「あやややや、アレな方の道士さんじゃないですか」
  5. 5 : : 2016/08/16(火) 20:12:52
    期待です!
  6. 6 : : 2016/08/17(水) 20:35:47
    >>5
    期待ありがとうございます!励みになります!

    レス返だけというのも失礼なので、少しだけ書き溜めていたものを投稿します
    これから9月上旬までは超亀更新になります、期待して頂いてるのに本当に申し訳ないです
    では短くて申し訳ないですが続きになります


    ~~~~~~~~~~~ここから本編~~~~~~~~~~~~~

     正面より突如聞こえてきた声に我は思わず顔を上げる。
     そこには下駄のように長い1つの歯がついた靴を履き、肩にカラスを乗せた少女……否、妖怪が立っておった。
     どうやら目の前の妖怪は、噂に聞く天狗とやらであるようだ。
     ところでアレとは何だろう、形容するのも憚られるほど我が強大だったのだろうか?

    「アレとは何だ、強力な道士だと言いたいのか?ならば勘違いであるぞ、我はまだまだ未熟だからな」

    「やっぱりアレな方の道士さんで正解でしたか」

     何やら勝手に納得してしまったようで、天狗は何度か頷く。
     気の済むまで頷いた天狗はところで、と我に話題を切り出してきおった。

    「何用か?」

    「いえ、その新聞についてのご意見でも伺ってみようかと思いまして」

     えへへ、と照れたように頭を掻く天狗。
     何を照れているかは知らぬが、何の意見が聞きたいのか意味が解らぬ。

    「何を申しておる?そもそも『シンブン』とは何じゃ?」

     我のその言葉を聞いた天狗は目を見開き固まってしもうた。
     何を驚いておるのだろうか、我の発した言葉に何か不思議な箇所でもあったのだろうか。

    「し、ししししし……新聞を知らないんですかぁーー!?」

     天狗の雄叫びに周囲の視線が我々に集まる。
     周りから見られる……つまり注目を集めることには慣れておったが、原因が原因では恥ずかしくもなる。
     原因は我の無知であるからな、そのせいか少々顔が熱くなってきおった。

    「や、喧しいな。知らん物は知らんのだから仕方がないであろう」

    「ではいいですか?新聞というものはですね……」

     天狗が人差し指を立て、我に『シンブン』というものの概要を語り始めた。
     省略するとだな、新しく聞いた話を広く知らせる為の読み物であるらしい。

    「……というわけです」

     天狗は額の汗を手の甲で拭うと、我をしたり顔で見下ろしてきおった。
     つまり天狗は我が読んでいた新聞の感想を聞いてきたということになるのじゃろう。
     新聞のことは解ったが1つ疑問がある。

    「御教授感謝するぞ。だが何故お主は新聞の感想なぞ聞きたがっているのだ?お主には関係ないであろう?」

     人間の書いた物であろう、と付け加え新聞を突きつけながら我は疑問をそのまま天狗にぶつけてみた。
     すると天狗は間髪入れずにこう答えた。

    「いえ、それは私の書いた新聞ですけど。ほら、記事の最後に名前が……」

     そして天狗は記事の文末を指差す。
     天狗が指差した部分を見てみると、そこには『(射命丸 文)』と書かれておった。
     どうやらこの天狗の名前らしい。

    「そしてこれが私の新聞の名前です、覚えて帰って下さいね」

     そう言い次は写真の右横に書いてある『文々。新聞』という文字を指差す。
     新聞の名前を一瞥した後、ふと天狗の顔を見上げると鬱陶しいくらいのしたり顔であった。

    「なるほど、ブンブン新聞の射命丸ブンじゃな、覚えたぞ」

    「違います違います!色々違います!!」



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



     どうやらこの天狗の名前は『射命丸 文(しゃめいまる あや)』らしい。
     そして新聞の名前じゃが『ブンブン新聞』ではなく『ブンブンマル新聞』と読むそうだ。
     我ながら恥ずかしい間違えであった、とはいえ長きに渡って眠っておったのだ、仕方がないと思いたい。

    「……本題ですけど布都さん、新聞どうでしたか?」

     我にそう聞く天狗の機嫌はやや荒れておる、といったところじゃな。
     とはいえ我は気の利いた世辞は言えん、思ったことをそのまま言う他あるまい。
  7. 7 : : 2016/08/23(火) 00:22:19
    「ふむ、あのような読み物は初めて見た故、どう形容すれば良いか解らぬ」

     天狗の表情は険しいままであった。
     だが我は怯まず感想の続きを述べるだけだ。

    「だが、衝撃的であったぞ!前に起こった珍事をああいう形で知れるとはな!」

    「どう作っているかも気になるが、出来ることなら再び見てみたい……我の意見としてはこんなところじゃな」

     我は意見を言い終え、再び天狗の様子を見ることにした。
     すると、天狗は俯いたまま我に向かって歩み寄ってきおった。
     俯いているから表情に陰りがあり非常に恐ろしい、退治したいくらいだ。

    「ど、どうした?顔が恐ろしいぞ?」

     我がこう言う間にも詰め寄ってくる天狗。
     いつの間にやら天狗と我の距離は目と鼻の先であった。
     陰りのある表情で我を見下ろす天狗に、我は恐怖を感じていた。
     だが次の瞬間、天狗は我の肩を両手で掴んでおった。

    「な、なんだ?」

    「今のは購読するってことですよね!?」

     天狗は先程の死んだ鴉のような顔から一転して歓喜ここに極まれり、と言いたげな表情をしておった。
     そしてまた新たに未知の単語が現れおったぞ、正に未知の大安売りだな。

    「む、『コウドク』とは何だ?とはいえ粗方予想はつくが……」

     恐らくだが『コウドク』とは『購読』と書き、新聞を購入し読むことではないかと予想した。
     答えは天狗が口を開きかけておる、すぐわかるだろう。

    「恐らく予想通りです、雑誌や新聞を買って読むことですね」

     やはりか、と我は呟くと次のことに思考を割くことにした。
     購入するのであれば、我の懐と相談せねばなるまい。
     だがその前に確認せねばならぬことがある。

    「では、おいくら万円だ?」
  8. 8 : : 2016/08/26(金) 01:40:29
    「んーと、1年間の購読はこれほど万円ですかね」

     天狗がそろばんを取り出し値段を算出すると、我にそろばんを突きつけてきおった。
     値段としては……

    「……よいのか?1年間読めるにしては安価だと思うが」

    「ぶっちゃけ不定期なのでまぁこれくらいですよ」

     天狗はどうでもよさそうにそろばんを仕舞うと、視線を我に戻してきた。
     その目は何かを期待するかのような目であった。

    「で、購読して下さるんですか?この幻想郷一確かで速い真実の宝庫である『文々。新聞』を!」

     大層な謳い文句と共に肩を離さず更に詰め寄る天狗。
     その迫力に思わず気圧されそうではあるが我はその程度では屈せぬ。
     ただ自らの意見を言うまでである。

    「うむ、読ませて貰うぞ。我は新聞に興味があるしな、よろしく頼む」

     我はあくまで新聞に興味津々であるという意見をな。

    「ぃやったぁーーー!発行部数が増えるわーー!!」

     我が購読をする意思を伝えた途端、天狗に両手……というより両袖を掴まれ振り回された。

    「ちょ…何をするのだ!離せ!」

    「イヤッホォォォオオオオオゥァアアイ!」

     我の話を聞かず、ついには宙に浮かび回転し始める天狗。
     普段は温厚である我であっても、振り回され怒りを感じぬわけがない。
     我の怒りは仙界をも超え、有頂天へと登りつめ、やがてはちきれた。
  9. 9 : : 2016/08/26(金) 01:44:23
    「は、は……離せとゆうておろうがぁー!」

     炎符「太乙真火」

     我はこの天狗に弾幕を叩き込んでやることにした。
     そう意識した瞬間、我の視界……否、全身が赤く揺らめき周囲の温度が跳ね上がる。
     原因は我が練り上げ高まった火気が今まさに解き放たれたからだ。

    「え?あ、あちちちち!」

     我が纏う高熱に流石の天狗も手を離し熱がっているようだった。
     我はその隙に後方に飛び、高めた火気を頭上へ掲げた掌に集中し、燃え盛る大玉へ変える。

    「この不届き者めが!」

     そして腕を振り下ろし灼熱の炎塊を天狗目掛けて叩きつけた。

    「あちち……いきなり何するんですか布都さ……」

     大玉は天狗に被弾すると一瞬収縮し、その後眩い閃光と共に膨張し爆発した。
     駄目押しと言わんばかりに着弾点を中心に炎の柱が何本も上がる。
     辺りを飲み込む火炎を見て我はふと思った。

    「新聞、焼けてなければ良いのだが……」



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    「ずびばぜんでじだ」

     我の目の前には哀れにも焼き鳥になり損ねた毛玉のような髪形の天狗がおった
     毛玉は我の正面にて地に額を擦り付け謝罪の意を表しておる。
     謝罪する気があるのなら我は無碍にはせん、2度まではな。

    「今のが本気でなくて良かったな?本気であったらお主はもう焼き鳥であるぞ?」

     我は決めの姿勢を取り、渾身のしたり顔をしてやった。
     何故したり顔をしたかと言うと、それは我がしたり顔をしたかっただけであって、別に天狗のしたり顔を見て対抗意識が湧いたわけではない。

    「おお、どや顔どや顔」

     天狗も負けじとしたり顔を披露する。
     どや顔と言っておったが、したり顔とどや顔とやらに違いはあるのだろうか。
     それは次の機会に聞くことにして、我はしたり顔を中止し天狗を見下ろす。

    「……して、『ハッコウブスウ』とやらが増えて喜んでおったが、何ゆえ?」

    「そりゃ新聞を多く作れますからね。今度の新聞大会も発行部数で競うので」

     天狗は人差し指を立て説明するように喋っておる。
     いやまぁ説明しておるのだがな。
     どうやら発行部数というのは新聞の製作数のようだ。
     というか大会があるのか、我が思ってた以上に新聞は深いのかもしれぬ。

    「……では新聞が出来次第配達致しますので、私はこれで」
  10. 10 : : 2016/09/03(土) 19:04:25
     我が情報を整理していると天狗は立ち上がり背を向け飛び立とうとした。
     だが我はそんな天狗の肩に手を伸ばし引き止める。

    「待つがよい」

    「へ?」

     肩を掴まれ静止した天狗が間抜けな声を上げる。

    「ついでに、その新聞がどう出来上がるのか見物させてくれぬか?」

     我は渾身のどや顔?とやらでそう言い放ってみた。



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



     そんなこんなで我は日の光が届かぬ地の底に来ている。
     何故我がこんなところへ来ているかと言うとだな、先程の頼みはすんなり通ったのだ。

    「まさか記者が密着取材されることになるなんて……いえ、貴重な体験なので構わないんですけどね?」

     天狗はどこか恥ずかしそうにもじもじしておる。
     だが嬉しそうでもある、どっちかにせい。

    「して、ここが目的地だな?」

     我の質問に頷くことで答える天狗。
     どうやら新聞を作る為にはまず『ネタ』なるものが必要らしい。
  11. 11 : : 2016/09/04(日) 00:01:47
     なのでそれを探しに我と天狗の射命丸文……

    「では早速突撃取材しましょう」

    「おー!こいし特派員突撃します!」

     ……と、いつの間にやら混ざっておった妖怪の3人はこの『地霊殿』とやらにやってきた。
     この妖怪、黒い帽子を被り緑の眼を妖しく光らせた不気味な奴だが邪気を感じぬから悪さをするつもりはなさそうだ。
     天狗が何も言わん辺り、現地で落ち合う予定だった妖怪なのだろう。

    「……あやや?3人もいましたっけ?」

     どうやら我の予想は外れたようで、部外者だったようだ。
     だがその部外者は微笑みながらこう語った。

    「うん、里で2人を見つけて追いかけてきたの」

     面白そうだったし、と付け加え無邪気に笑う妖怪。
     ただ面白そうなだけでついてくるとは暇な奴じゃな、我も人の事は言えんが。

    「というかお主は何者だ?どこかで会った気がしないこともないが……」

    「私は古明地こいし、名前を聞く時はまず名乗りを挙げるのが武士の鉄則じゃないかな?」

     む、我は武士ではないが妖怪相手とはいえ礼儀を欠くとは不覚であった。
     我はこいしと名乗る妖怪に頭を下げる。

    「これは失礼したこいし殿、我は物部布都。太子様……豊聡耳神子様に仕える道士であるぞ」

    「私は射命丸文です、知ってると思いますがここの主人に取材をしにきました」

     我が自己紹介をするとついでに天狗も名乗りだした。
     妖怪はふーん、とだけ言うと背を向け突撃していった。

    「我らに興味なし、か」

    「にしても小さいですねこいしさん」

     遠ざかっていく勇ましい背中を見送ると、我はこほんと咳払いをした。
     話題を切り出す為だ、何故ならばこれから天狗に聞くことがある。
  12. 12 : : 2016/09/07(水) 12:19:38
    「ところで天狗よ、ここの主人から何を聞き出すつもりだ?」

    「実はですね、未だに正体が掴めていない『美しい謎の妖怪』のことなんですけど……」

     天狗は『美しい謎の妖怪』なる者の説明を始めた。
     美しい謎の妖怪とやらは我が読み損ねた新聞に書いてあった気がするぞ。
     読んでないから詳細はさっぱりだが、天狗が説明するには出現パターンが読めず、目撃情報も極端に少ないらしいのだ。
     わかっている情報は外見の僅かな特徴だけとのことだ。

    「……で、必死の調査の末、ここの主人が何か知っているという情報を手に入れまして」

    「ふむ、唯一の手がかりというわけじゃな」

     天狗は頷くと地霊殿の入り口目掛けて飛んでいった。

    「なので一刻も早く取材をしてしまいたいのです!」

     まるで風のような速度で飛ぶ天狗の姿はあっという間に小さくなってゆく。
     

    「なっ!待て!我も続くぞ!」

     我はそう叫び天狗を追いかけた。



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    「はぁ……はぁ……天狗も妖怪も見つからぬ……」

     今、我は息を切らしながら椅子に座って休憩しておる。
     全力で飛んで天狗に追いつこうとしたのだが、高笑いをしながら更に高速で飛んでいった。
     見失った天狗を探しているうちに疲れが溜まってきたのだ。

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