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雪月花

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  1. 1 : : 2016/07/31(日) 23:49:08
    エレアニの現パロです!

    この話は湘南乃風の'雪月花'のMVを基にした話です

    ゆっくりな更新になりますが、どうぞ最後まで見ていってください
  2. 2 : : 2016/07/31(日) 23:49:20
    校舎前


    エレン「…」ピッピ ピッ

    LINE

    エレン: まだか?


    電車の中

    ガタゴト


    ブーッ


    アニ「ん?…」


    アニ(心配しすぎでしょ…)クスッ


    アニ:あと一駅でつくよ


    エレン「一駅…か」ピッピ


    エレン:ん、りょーかい


    10分後


    アニ「おーい、エレン!」


    エレン「やっと来たか…」


    アニ「ごめんごめん、さっ教室行こ?」


    エレン「おう」


    アニ「〜〜〜」スタスタ


    エレン「〜〜〜」スタスタ


    ソレデナ…ウンウン


    アルミン「あの二人本当に仲良いよね〜」


    クリスタ「ねっ!私達も教室行こ?」


    アルミン「うん!」


    アルミン「〜〜〜」スタスタ


    クリスタ「〜〜」スタスタ


    ライナー「…お前らも大概だろ」


    ベルトルト「本当にね」


    教室 3年B組


    教師「これで終わります。礼」


    生徒達「ありがとうございました」


    エレン「帰るか…」


    教師「イェーガー!お前は進路のことで話がある」


    エレン「…わかりました」


    教師「あとで、相談室来い」


    エレン(あっ、アニに先に帰っといてってLINEしなくちゃな)


    相談室


    教師「イェーガー、お前は高校を出た後どうするつもりだ?」


    エレン「…自分でも、よくわかりません」


    教師「そうか…ただなお前の成績じゃあ大学には行けないぞ」


    エレン「それは、自分自身でもわかっています」


    教師「そうか…二週間に一回相談室に来い
    進路について話す」


    エレン「はい、わかりました」


    エレン「さようなら」ガラガラ


    教師「はあ、どうするか…」
  3. 3 : : 2016/08/03(水) 18:57:40
    エレン(進路か…適当に大工でもやるかな…)テクテク


    アニ「!やっと来た!」


    エレン「ん?アニか…帰っていいって言ったのに」


    アニ「待っててあげたのにその言い方はないでしょ」フン


    エレン「ハハッ、ありがとうな…」


    帰宅中


    アニ「今日ね〜…」


    エレン「その後どうなった?」


    アニ「それがね〜…」


    エレン(延々と学生が続くと思ってたけどな…楽しいことだけは本当に時間が経つのが速い)





    エレン「ただいま〜」


    カルラ「おかえり!」


    グリシャ「おかえり」


    エレン「今日は父さん速いんだ」ガタッ


    グリシャ「あぁ、副院長が残業でな」


    エレン「へ〜…よかったじゃん」


    カルラ「二人ともご飯よ」


    エレン「へーい」


    グリシャ「わかった」


    その後は何事も無く二週間が過ぎた


    放課後 相談室


    先生「で、なんか思いついたか?」


    エレン「ええ、一つ」


    先生「おっ、なんだ?」


    エレン「大工です」


    先生「大工か〜…お前はそれでいいのか?」


    エレン「別に嫌なわけでも無いので…」


    先生「そうか〜…」


    エレン「はい…」


    先生「ま、サラリーマン以上の給料貰ってる人もいるしな」


    エレン「そうなんですか」


    先生「知らないで言ったのか…あのな、頭が悪くても行けることは行けるが資格とかが必要になってくるから苦労はするぞ」


    エレン「はあ…」


    先生「まぁ、頑張れよ。まだ時間もあるわけだし色々考えろ他にいい職業があるかも知れないからな」


    エレン「そうですね…二週間後までに考えておきます」


    先生「おう、じゃあな」


    エレン「失礼しました」ガラガラ
  4. 4 : : 2016/08/10(水) 00:20:32
    下校中


    エレン(アニ、今日塾って言ってたな…)


    エレン(久々に一人で帰るかー) ンー






    エレン「ただいまー」


    カルラ「おかえり」


    エレン「ん、父さんいつ帰ってくるの?」


    カルラ「あと30分くらいよ」


    エレン「じゃあ先風呂入っとく」


    カルラ「わかったわ」


    風呂


    シャー


    エレン「つめてっ!」


    カルラ「ごめん!ガスつけてなかった」


    エレン「まったく…」カチッ


    30分くらい後


    グリシャ「ただいま」ガチャッ


    エレン「おかえり」


    カルラ「おかえりなさい」


    グリシャ「今日の夕食は野菜炒めか…うまそうだな」


    エレン「はやく食べようぜ」


    カルラ「ちょっと待ってね」


    ガタッ


    エレン「いただきまーす」


    カルラ「どうぞ」


    グリシャ「いただきます」


    モグモグ


    グリシャ「エレン」


    エレン「ん?何?」


    グリシャ「進路は決まったか?」


    エレン「…大体はね」


    カルラ「大学に進むの?」


    エレン「いや、就職しようと思う」



    カルラ「!就職って言ったって大学を出ていなきゃ良いところへは行けないわよ」


    エレン「知ってる…だから俺は大工をやろうと思ってる」


    カルラ「大工って…」


    グリシャ「…」


    エレン「駄目…なのか?」


    カルラ「駄目ってわけじゃないけも…大変よ?」


    エレン「知ってる…」


    カルラ「朝も5時に家を出るときもあるし…工事現場は怪我もしやすい…最悪死んでしまうのよ?」


    エレン「それでも、他にやれることがないんだ」


    エレン「俺の成績知ってるだろ?」


    カルラ「まあね…」


    グリシャ「…いいんじゃないか」


    エレン「いいの?」


    グリシャ「お前が辞めなきゃな」


    カルラ「でも、大怪我したりするのよ?」


    グリシャ「エレンはそんなことにならないよ」


    グリシャ「万が一なったとしても俺が見てやる」


    カルラ「わかったわ…」


    エレン「母さん…」


    カルラ「ただし」


    カルラ「無理しないでね?」


    エレン「ああ、わかってる…」





  5. 6 : : 2016/08/10(水) 00:25:26
    次の日の学校


    アニ「ごめん!エレン!」


    エレン「いきなりどうした…アニ」


    アニ「昨日は塾があって…」


    エレン「いや?知ってたけど?」


    アニ「そうだっけ?」


    エレン「ははっ、バカだな〜アニは」


    アニ「うっ…バカって言う方がバカなんだよ」


    エレン「はいはい、そうですね〜」ククッ


    アニ「笑うな!」


    エレン「はーい」


    アニ「次笑ったら一緒に帰ってあげない」プイッ


    エレン「ごめんごめん」


    アニ「へへっ、いいよー」


    エレン「ありがとなー(単純っていうかなんていうか…)」


  6. 10 : : 2016/08/11(木) 00:54:29


    翌日の登校 電車の中



    ガタンッ ガタンッ ガタンゴトンッ



    エレン(あっ、あれアニか?)


    アニ「…」ジーッ


    エレン(なんか読んでんな…参考…書?)


    アニ「…」ジーッ


    エレン(取り敢えず声はかけないでおくか…)


    次は〜ジカンシナ駅


    エレン(降りなきゃ…)


    エレン「すいませーん」スッ


    エレン「よっと…アニは…」


    アニ「…」ジーッ


    エレン「どうすっか…」


    アニ「…あっ、エレン!」パンッ


    エレン「よ、よお」


    アニ「…なんで動揺してるの?」


    エレン「いや…別にしてないけど…」


    アニ「…嘘ついていいの?」


    エレン「すいません…アニが本見てたから話しかけるタイミング考えてたらアニが話しかけてきて動揺しました…」


    アニ「はぁ、そんなのいちいち遠慮しなくていいよ…」


    エレン「それもそうか」


    エレン「で?何を読んでたんだ?」


    アニ「参考書」


    エレン(やっぱり)


    エレン「なんのだ?」


    アニ「シーナ大学のだよ」


    エレン「!シーナ大学って、都会のか?」


    アニ「そうだよ」


    エレン「受験…受けるのか?」


    アニ「うん.進学しようと思ってる」


    エレン「ん…そうか」


    ……もしアニが受験に受かったら…


    会えなくなるのか?


    エレン「なあ…アニ…」


    アニ「なに?」


    聞かないと…


    エレン「あのさ…」


    アニ「?」


    聞くんだ…


    エレン「受験…がんばれよ…」


    アニ「うん?」


    なに言ってんだよ…俺


    しかも、「うん」って…


  7. 11 : : 2016/08/12(金) 00:45:30



    アニ「着いたよ?」


    エレン「…」ボ〜ッ


    アニ「…無視?」


    エレン「あ、いや!そういうわけじゃ」


    アニ「いい度胸だね…」


    エレン「そんな度胸、俺にはない!」


    アニ「…」


    エレン「…」


    アニ「それもそうだね」


    エレン「自分で言っときながらなさけない…」


    アニ「ふふっ、頑張るんだね」


    エレン「ははっ…」


    アニのせい?なんだけどな…


    キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン


    エレン(俺が勉強したところで入れる大学じゃねえしな…)


    エレン(この学校入れたのもスポーツ推薦だったし)


    アニ「…」


    エレン(しかも怪我で駄目になったから大学からも推薦くるわけねえよな…)


    先生「次は54ページを…イェーガー…さっきからぼーっとしているが体調悪いが保健室行くか?」


    エレン「いえ、だいjアニ「私、保健委員なんで保健室に連れて行きます」


    先生「頼んだ」


    オー サスガラブラブフウフ オニアイフウフダナンテ///ハンナトフランツジャネーヨw


    アニ「…行こ」


    エレン「…悪い」
  8. 12 : : 2016/08/14(日) 23:37:05


    廊下


    アニ「…なんでぼーっとしてたの?」


    エレン「…眠かっただけだよ」


    アニ「嘘、耳が赤い」


    エレン「…ほんとこの癖不便だな」


    アニ「答えて」


    エレン「…大学」


    アニ「?」


    エレン「アニが大学行ったら会えなくなるから…」


    アニ「は?」


    エレン「だから!アニが大学行ったらもう会えなくなるだろ?」


    アニ「…そんなの永遠に会えなくなるわけじゃ…」


    エレン「…俺は働くんだよ」


    アニ「それでも会えないことは…」


    エレン「会えたとしても良くて月に一回…最悪、一回も会えないんだぞ…?」


    アニ「…」


    エレン「ごめん…別に大学行くのやめてほしい、とかそういう意味じゃないんだ…」


    アニ「…」


    エレン「ムキになっちまったけど、アニ…お前が大学受かるのを願ってるよ…」


    アニ「…うん」


    エレン「…」


    アニ「大学、絶対受かるよ…」


    エレン「…」
    アニ「…」


    エレン「…保健室ついてたな」


    アニ「うん…」


    エレン「…絶対今の話聞かれてたな」


    アニ「うん…」


    エレン「教室…戻るか」


    アニ「うん…」


    保健室


    ペトラ(うんうん、青春してるねぇー)


    保健室に来てた人(リア充め…)
  9. 13 : : 2016/08/15(月) 00:08:26
    すいません!
    今までに貰ったコメントは一回消させてもらいコメントも制限します。



    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    何ヶ月かが過ぎ卒業式の日…


    エレン(長ったるい式も案外終わんの速かったな…)



    アルミン「!おーい、エレン!」タッタッタッ



    エレン「おっ、アルミン」スタスタ



    アルミン「一緒に写真撮らない?」



    エレン「おう、そうだな」



    アルミンのおじいちゃん「エレン君じゃないか…久しぶりだね〜…」



    エレン「そうですね…」



    アルミンのおじいちゃん「エレン君もアルミンも…彼女ができてからずっと彼女と遊んでいて昔みたいに遊ばなくってしまったしのぉー…」



    エレン「そうですね…」



    アルミンのおじいちゃん「おっ、そうだ昨日エレン君のとこの病院に行ったんだがのグリシャ先生がいなかったんだが…グリシャ先生は元気かの?」



    エレン「はい…」



    アルミンのおじいちゃん「そうかそうか…そりゃよかった…ところで
    アルミン「おじいちゃん!それより写真撮ってよ!」



    エレン「はは…」



    アルミンのおじいちゃん「そうじゃったそうじゃった…」



    アルミンのおじいちゃん「撮るぞ〜」



    アルミン「ほら、エレンポーズとって」



    エレン「えっ、いきなり言われても…」



    アルミン「なんでもいいから!」



    エレン「お、おう…こうか…?」←変なポーズ



    アルミン「ははっ!エレン!なにそのポーズ!」



    エレン「えっ?何かオカシイか?!このポーズ?!」




    アルミン「う、うん!すごく変だよ!」ハハッハッ



    エッ…ジャアドンナポーズヲトレバ… ソウダナー…ナニカノマネトカ…?
    コレトカドウダ…? フフッナニソノポーズ! ハハッオレモワラエテキタ
    ツギハコレネ? オウ!



    アルミンのおじいちゃん「…」パシャ



    アルミンのおじいちゃん「もういい写真を撮らせてもらったよ…」



    アルミンのおじいちゃん「…」ジーッ



    フフッエレン!ソレカブキダヨ! ソ、ソウナノカ? コウダヨ!コウ!




    アルミンのおじいちゃん「いい思い出ができたな二人とも…」



    アルミンのおじいちゃん「これでワシが思い残すことも…」




    エレン「アルミン!アルミンのじいちゃんが死亡フラグ立ててるぞ!」



    アルミン「えっ?!おじいちゃん!まだ死なないでよ!」



    アルミンのおじいちゃん「まだまだ死にはしないよ」



    アルミン「もう!冗談にならないよ…」



    エレン「だな…」ハハッ


















  10. 14 : : 2016/08/25(木) 20:51:24



    ジャン「!おっ、エレンじゃねえか」



    エレン「よっ、ジャン」



    ジャン「写真撮ろーぜ」



    エレン「いいぞー」



    ジャン「勿論アルミンもな」



    アルミン「うん」



    ベルトルト「あっ、エレンとアルミンが来たよ」



    コニー「ほんとだ、おーい!エレン、アルミン!」



    アルミン「あれっ?一杯いるけど…」



    ジャン「最後だからみんなでな」



    エレン「そーだな」



    ライナー「よし、そこに並べ」



    マルコ「ライナーってカメラマンっぽいね」



    ジャン「あー、確かにこんなやついたな」



    ライナー「こんなやって…」



    コニー「早くしてくれよ!カメラマンさん」



    ライナー「あー、はいはい!」



    パシャ



    エレン「…」



    コニー「エーレン!」ガシッ



    エレン「うおっ!なんだよコニー」



    コニー「なんだとはなんだ、せっかくこの天才が慰めてやろうとしてんのに」



    エレン「え?」



    コニー「最近、なんだかは知らんがお前元気ないだろ?」



    ライナー「まあ、進路とか色々あるからしょうがないけどな」



    エレン「…」



    マルコ「エレン、大工やるんでしょ?」



    エレン「なんで知って…」



    マルコ「知ってるよ…昔からなんでも話してたじゃないか」



    ジャン「懐かしいな〜…高校入ってすぐにアニの事が好きになって俺らに話してたな」



    ライナー「そういうお前もミカサの事が好きとか暴露してただろ」



    アルミン「懐かしいね、その後みんなの好きな人暴露大会みたいになって」



    ベルトルト「ライナーとアルミンの好きな人がかぶったり…まあアルミンが勝ったけどね」



    ライナー「あぁ、いい思い出だ…」



    エレン「…その後、警察に補導されそうになったよな」



    ジャン「なんだ、覚えてんじゃねえか」



    エレン「当たり前だろ…」



    アルミン「2年生になった頃からエレンがアニと付き合って一緒にあんまり遊ばなくなって忘れてたかと思ったよ」



    コニー「それアルミンもだろ!」



    ベルトルト「コニーもサシャと遊びまくってたじゃないか」



    ジャン「ベルトルトもユミルと遊んでただろ」



    マルコ「ジャンはミカサとだろ」



    ライナー「マルコはミーナとだろ」



    みんな「…」



    ライナー「気まずい空気を作らんでくれ」



    ジャン「悪い悪い」



    ライナー「ただな、俺にいつまでも彼女がいないなんて思ってるんじゃないぞ?」



    アルミン「えっ、まさか…」



    ベルトルト「ライナーに彼女が…?」



    ライナー「できましたー!」



    コニー「おめでとう!ライナー!」



    ジャン「よかったじゃねえか!」



    ベルトルト「やったね!ライナー!」



    マルコ「おめでとう!」



    エレン「良かったな!」



    …懐かしいな、この感じ



    アルミン「でも、いつから?」



    ライナー「さっき、な…」



    コニー「よし!ライナーを胴上げだ!」



    アルミン「潰れそう…」



    マルコ「だね…」


    ワーッショイワーッショイ!







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